JP5515930B2 - 車両用ブレーキ制御用アクチュエータ - Google Patents

車両用ブレーキ制御用アクチュエータ Download PDF

Info

Publication number
JP5515930B2
JP5515930B2 JP2010070205A JP2010070205A JP5515930B2 JP 5515930 B2 JP5515930 B2 JP 5515930B2 JP 2010070205 A JP2010070205 A JP 2010070205A JP 2010070205 A JP2010070205 A JP 2010070205A JP 5515930 B2 JP5515930 B2 JP 5515930B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vent hole
brake control
control actuator
cover
venturi
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010070205A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011201405A (ja
Inventor
隆 村山
浩二 矢内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Advics Co Ltd
Original Assignee
Advics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Advics Co Ltd filed Critical Advics Co Ltd
Priority to JP2010070205A priority Critical patent/JP5515930B2/ja
Publication of JP2011201405A publication Critical patent/JP2011201405A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5515930B2 publication Critical patent/JP5515930B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T8/00Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force
    • B60T8/32Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration
    • B60T8/34Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration having a fluid pressure regulator responsive to a speed condition
    • B60T8/36Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration having a fluid pressure regulator responsive to a speed condition including a pilot valve responding to an electromagnetic force
    • B60T8/3615Electromagnetic valves specially adapted for anti-lock brake and traction control systems
    • B60T8/3675Electromagnetic valves specially adapted for anti-lock brake and traction control systems integrated in modulator units
    • B60T8/368Electromagnetic valves specially adapted for anti-lock brake and traction control systems integrated in modulator units combined with other mechanical components, e.g. pump units, master cylinders

Landscapes

  • Regulating Braking Force (AREA)

Description

本発明は、車両に制動力を発生させるブレーキ液圧の制御を行うための車両用ブレーキ制御用アクチュエータに関するものである。
従来より、ホイールシリンダ(以下、W/Cという)の調整のために、マスタシリンダ(以下、M/Cという)とW/Cの間に車両用ブレーキ制御用アクチュエータが備えられている。この車両用ブレーキ制御用アクチュエータは、複数の電磁弁、ポンプ、モータ、リザーバおよび電磁弁やモータ駆動用の電子制御装置(以下、ECUという)等を備えており、複数の電磁弁を駆動すると共にモータ駆動に基づいてポンプを駆動することでW/C圧を増減制御し、例えば車輪のロック傾向を回避するアンチスキッド制御や車両の横滑りを防止する横滑り防止制御等を行う。
このような車両用ブレーキ制御用アクチュエータでは、複数の電磁弁やECUなどが収容されたケースの内部温度が変化するため、温度変化に伴う内部圧力の変動がECUなどの電子部品に影響を与えないように、ケースに通気孔を設けている。この通気孔は、水の浸入を防止するために、車両用ブレーキ制御用アクチュエータの下部に備えられている(例えば、特許文献1参照)。また、通気孔に水の侵入を防止するためのフィルタを設けることもある。
特許第3520822号公報
しかしながら、近年、新たな制御機能の追加による作動頻度の増加に伴って、ECUなどの電子部品での発熱も多くなり、従来の通気孔よりも、更に十分な排熱を行える構造が望まれる。例えば、従来では車両用ブレーキ制御用アクチュエータはアンチスキッド制御等のような緊急制御時にしか作動されないが、ハイブリッド車両における回生協調の実行に伴って車両用ブレーキ制御用アクチュエータを駆動することが想定され、ECUによる演算頻度が従来と比較にならないほど増加することもあり得る。そのような場合、ECUでの発熱が多くなり、その熱が電子部品に影響を与え兼ねないため、より十分な排熱を行う構造が必要となる。
本発明は上記点に鑑みて、従来より排熱が十分に行え、温度上昇による電子部品の影響を抑制することが可能な車両用ブレーキ制御用アクチュエータを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、内部空間の内外を連通すると共に、車両搭載状態における上下方向において互いにずらされて配置された上側通気孔(9)と下側通気孔(8)とを有し、上側通気孔(9)の開口の気圧を下側通気孔(8)の開口の気圧よりも低下させる気圧調整手段(7、10)を備えていることを特徴としている。
このような構成によれば、上側通気孔(9)の気圧が下側通気孔(8)の気圧と比べて低くなり、強制的に上側通気孔(9)から空気が外に流れ出すようにでき、下側通気孔(8)を通じてカバー(6)の内部空間に空気が入り込んだのち、その空気が上側通気孔(9)を通じて排出されるようにできる。これにより、カバー(6)内において下方から上方に向かう空気の流れができ、十分な排熱を行うことが可能となって、カバー(6)の内部空間の温度上昇を抑制できる。したがって、上記温度上昇による電子部品の影響を抑制することが可能となる。
具体的には、請求項に記載の発明では、上側通気孔(9)の開口の周辺を流れる空気の流速を下側通気孔(8)の開口の周辺を流れる空気の流速よりも早くする手段により、気圧調整手段(7、10)を構成している
より詳しくは、請求項に記載の発明では、入口側の通路面積が出口側よりも大きくされたベンチュリ管部(10a)を有する流速増速機構(10)によって気圧調整手段を構成している。このように、ベンチュリ管部(10a)を有する流速増速機構(10)を備えれば、通路面積が縮小するのに従って空気の流速を増加させることができる。これにより、上側通気孔(9)の開口の周辺を流れる空気の流速を下側通気孔(8)の開口の周辺を流れる空気の流速よりも早くすることができる。
また、請求項に記載の発明では、流速増速機構(10)は、上側通気孔(9)の上部を覆い、ベンチュリ管部(10a)と上側通気孔(9)との間に配置される隔壁(10b)と、隔壁(10b)の下に配置される接続通路(10c)を有し、接続通路(10c)を通じて上側通気孔(9)がベンチュリ管部(10a)に接続されており、ベンチュリ管部(10a)の出口側の通路が接続通路(10c)よりも下方に位置していることを特徴としている。
このように、隔壁(10b)によって上側通気孔(9)が覆われるようにすることで、ベンチュリ管部(10a)内に入り込んだ水やダストなどの異物が上側通気孔(9)内に入り込んだり蓄積したりすることを防止することができる。
請求項に記載の発明では、ベンチュリ管部(10a)の出口側は、ハウジング(1)の外表面側に向けて曲げられていることを特徴としている。このように、ベンチュリ管部(10a)の出口側がハウジング(1)の外表面側に向けられている。このため、ハウジング(1)の外表面等に対してベンチュリ管部(10a)を通った空気を当てることができ、車両用ブレーキ制御用アクチュエータの冷却をより効率的に行うことが可能となる。
請求項に記載の発明では、流速増速機構(10)は、ハウジング(1)の上面(1d)と同一平面もしくはそれよりも下方に配置されており、カバー(6)の前面(6a)にベンチュリ管部(10a)の入口が設けられていると共に、カバー(6)内においてベンチュリ管部(10a)が上方に曲げられ、カバー(6)の上面(6bb)にベンチュリ管部(10a)の出口が設けられていることを特徴としている。
このような構造とすることで、流速増速機構(10)がハウジング(1)の上面(1d)から外にはみ出さないようにできる。このようにすれば、流速増速機構(10)がハウジング(1)の上面(1d)から外にはみ出した場合のように、車両用ブレーキ制御用アクチュエータを車両に組み付けるときに流速増速機構(10)が邪魔になることを抑制できる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本発明の第1実施形態にかかる車両用ブレーキ制御用アクチュエータ100の正面図である。 図1を右側面から見たときの車両用ブレーキ制御用アクチュエータ100の側面図である。 図2と同方向における車両用ブレーキ制御用アクチュエータ100の部分断面図である。 本発明の第2実施形態にかかる車両用ブレーキ制御用アクチュエータ100の部分断面図である。 本発明の第3実施形態にかかる車両用ブレーキ制御用アクチュエータ100の流速増速機構10の断面図である。 本発明の第4実施形態にかかる車両用ブレーキ制御用アクチュエータ100の部分断面図である。 本発明の第5実施形態にかかる車両用ブレーキ制御用アクチュエータ100の部分断面図である。 下側通気孔8と上側通気孔9の配置場所の例を示した車両用ブレーキ制御用アクチュエータ100の正面図である。 下側通気孔8と上側通気孔9の配置場所の例を示した車両用ブレーキ制御用アクチュエータ100の正面図である。 下側通気孔8と上側通気孔9の配置場所の例を示した車両用ブレーキ制御用アクチュエータ100の正面図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
図1は、車両用ブレーキ制御用アクチュエータ100の正面図であり、図2は、図1を右側面から見たときの車両用ブレーキ制御用アクチュエータ100の側面図である。また、図3は、図2と同方向における車両用ブレーキ制御用アクチュエータ100の部分断面図である。以下、これらの図を参照して、車両用ブレーキ制御用アクチュエータ100について説明する。
図1〜図3に示される車両用ブレーキ制御用アクチュエータ100は、図の紙面上下方向が車両搭載状態における上下方向、すなわち天地方向に向けられると共に、図2および図3の紙面左側が車両前方を向くようにして車両に取り付けられる。そして、車両走行中の空気流れもしくはエンジンブロアなどの空気流れにより、図中矢印Aで示したように空気が通過するようになっている。
図1〜図3に示すように、車両用ブレーキ制御用アクチュエータ100は略長方体で構成されている。図2および図3に示される略長方体で構成されたアルミ製のハウジング(ブロック)1に対して、複数の電磁弁2(図3参照)やモータ3を組み付けると共に、ECUを含む各種電子部品4が実装された基板(以下、ECU基板と言う)5をハウジング1の一面側に配置し、その一面を樹脂製のカバー6によって覆っている。ハウジング1のうち複数の電磁弁2が組み組みつけられた一面1aが車両前方側に向けられる面であり、その反対側の一面1bがモータ3が固定される車両後方側に向けられる面である。
カバー6は、略四角形状の前面6aと前面6aの各辺を囲む側壁6bとを有するカップ形状とされ、側壁6bの開口側の端部、つまり前面6aと反対側がハウジング1の一面1a側に向けられ、図示しないネジなどによってハウジング1に固定されている。そして、カバー6とハウジング1の一面1aとの間に形成される内部空間内に、ECU基板5が固定されると共に、複数の電磁弁2の先端部が収容される。
また、本実施形態では、ハウジング1に対してマウント7aを介してブラケット7が取り付けられており、ブラケット7によってハウジング1の下面1cおよびハウジング1のうち車両前方側に向けられる一面1aの少なくとも一部が覆われている。具体的には、車両前方側から見たときに、ブラケット7によって少なくともハウジング1の下面1cを隠せるようにしてある。
なお、図示しないが、ハウジング1には、ブレーキ液圧の制御を行うための複数の配管が形成されており、各種電磁弁2やモータ3がハウジング1内に形成された配管に接続されることで、M/CとW/Cとの間の油圧回路が構成されている。そして、ECU基板5に備えられたECU等の電子部品4によって各種電磁弁2を駆動したり、モータ3を駆動して図示しないポンプを作動させることで、油圧回路内のブレーキ液圧を制御し、W/C圧の調整を行う。
そして、このように構成された本実施形態の車両用ブレーキ制御用アクチュエータ100では、カバー6に対して当該カバー6の内外を連通させる2つの通気孔8、9が備えてある。2つの通気孔8、9は、各開口が上下方向にずらした位置に配置されている。以下、開口が下側に位置している方の通気孔8を下側通気孔と呼び、開口が上側に位置している方の通気孔9を上側通気孔と呼ぶ。
図1〜図3に示されるように、下側通気孔8は、カバー6の側壁6bのうち下方に位置する下面6baに形成され、上側通気孔9は、カバー6の側壁6bのうち上方に位置する上面6bbに形成されている。下側通気孔8および上側通気孔9は、共に、車両用ブレーキ制御用アクチュエータ100を正面から見たときのカバー6の中心線上に配置されている。また、下側通気孔8は、車両前方側から見たときに、風防として機能するブラケット7によって隠されており、上側通気孔9は、ブラケット7によって隠されずに露出させられた状態となっている。
以上のような構造により、本実施形態の車両用ブレーキ制御用アクチュエータ100が構成されている。このように構成された車両用ブレーキ制御用アクチュエータ100では、車両走行中の空気流れもしくはエンジンブロアなどの空気流れにより、図2および図3に示した矢印Aの向きで空気が流れる。このとき、通気孔8をブラケット7によって覆っているため、下側通気孔8の開口の下方を流れる空気の流速が遅くなる。つまり、車両走行中の空気流れもしくはエンジンブロアなどの空気流れの速度が下側通気孔8と比較して上側通気孔9の方が早くなる。このため、ベンチュリ効果により、上側通気孔9の気圧が下側通気孔8の気圧と比べて低くなり、強制的に上側通気孔9から空気が外に流れ出すようにでき、下側通気孔8を通じてカバー6の内部空間に空気が入り込んだのち、その空気が上側通気孔9を通じて排出されるようにできる。これにより、図1〜図3に示したように、カバー6内において下方から上方に向かう空気の流れができ、十分な排熱を行うことが可能となって、カバー6の内部空間の温度上昇を抑制できる。したがって、上記温度上昇による電子部品の影響を抑制することが可能となる。
また、本実施形態のように、カバー6の側壁6bのうちの下面6baに下側通気孔8を形成してあり、発熱する部材である電子部品4よりも下側に位置するようにしている。また、カバー6の側壁6bのうちの上面6bbに上側通気孔9を形成してあり、発熱する部材である電子部品4よりも上側に位置するようにしている。このため、下側通気孔8から上側通気孔9に流れる空気の経路上に発熱する電子部品4が配置された状態となり、電子部品4が発熱したときにカバー6の内部空間に生じる空気流れによって効果的に放熱することが可能となる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態は、第1実施形態に対して上側通気孔9からカバー6の外に強制的に空気を流れ出させる構造を変更したものであり、その他に関しては第1実施形態と同様であるため、異なる部分についてのみ説明する。
図4は、本実施形態にかかる車両用ブレーキ制御用アクチュエータ100の部分断面図である。この図は、第1実施形態で説明した図1を右側面から見たときの図に相当している。
図4に示されるように、カバー6の上面6bbに流速増速機構10が備えられている。流速増速機構10は、上側通気孔9の上方を流れる空気の流速を増加させるためのもので、カバー6を構成する樹脂によってカバー6と一体的に構成されている。この流速増速機構10は、上側通気孔9と連通させられるベンチュリ管部10aを備え、このベンチュリ管部10aの構造に基づいて、上側通気孔9の上方を流れる空気の流速を増加させ、上側通気孔9の気圧が下側通気孔8の気圧と比べて低くなるようにしている。具体的には、ベンチュリ管部10aは、車両走行中の空気流れもしくはエンジンブロアなどの空気流れの上流側において通路面積が大きく、下流側に行くに連れて通路面積が小さくされることで、通路面積が縮小するのに従って空気の流速が増加させられるようになっている。例えば、ベンチュリ管部10aを断面円形とする場合、ベンチュリ管部10aの入口側の通路径を大径とし、出口側の通路径がそれより小径となるようにしている。そして、ベンチュリ管部10aのうち通路面積が小さくされた部分に、上側通気孔9が接続された構造としてある。
なお、本実施形態の車両用ブレーキ制御用アクチュエータ100では、流速増速機構10によって上側通気孔9の気圧が下側通気孔8の気圧よりも低くなるようにできるため、風防としての機能を有するブラケット7をなくしているが、こうしたブラケット7を備えた構造としても良い。
以上説明したように、通路面積が広い入り口側で空気を集めたのち、通路面積が狭い出口側において空気の流速を増加させられるベンチュリ管部10aを有する流速増速機構10を備えた構造としている。そして、上側通気孔9をベンチュリ管部10aのうち入口側よりも流速が速くされた位置に接続することで、上側通気孔9の気圧が下側通気孔8の気圧よりも低くなるようにし、上側通気孔9からカバー6の外に強制的に空気を流れ出させるようにしている。このように、上側通気孔9を流速増速機構10におけるベンチュリ管部10aに接続しても、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態は、第2実施形態に対して流速増速機構10の構造を変更したものであり、その他に関しては第2実施形態と同様であるため、異なる部分についてのみ説明する。
図5は、本実施形態にかかる車両用ブレーキ制御用アクチュエータ100のうち、流速増速機構10についてのみ示した断面図である。この図は、第2実施形態で説明した図5の流速増速機構10を変更したものである。
この図に示されるように、上側通気孔9をベンチュリ管部10aに対して直接接続するのではなく、ベンチュリ管部10aと上側通気孔9との間に、上側通気孔9の上方を覆う隔壁10bが備えられるようにしつつ、隔壁10bの下に配置される接続通路10cを通じてベンチュリ管部10aに接続される構造としてある。
このように、隔壁10bによって上側通気孔9が覆われるようにすることで、ベンチュリ管部10a内に入り込んだ水やダストなどの異物が上側通気孔9内に入り込むことを防止することができる。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態について説明する。本実施形態は、第2実施形態に対して流速増速機構10におけるベンチュリ管部10aの形状や下側通気孔8の構成等を変更したものであり、その他に関しては第2実施形態と同様であるため、異なる部分についてのみ説明する。
図6は、本実施形態にかかる車両用ブレーキ制御用アクチュエータ100の断面図である。この図に示されるように、本実施形態の流速増速機構10に備えられたベンチュリ管部10aは、出口側がハウジング1の外表面側、具体的にはモータ3側に曲げられた形状とされている。また、下側通気孔8は、開口がハウジング1の下面1cに形成され、2つに分岐して、一方がカバー6が配置された一面1a側に向けられ、他方がモータ3が配置された一面1b側に向けられている。また、ハウジング1を前後方向(紙面左右方向)に貫通することで、モータ3内(モータケース内)とカバー6によって構成される内部空間とを連通する連通通路11が備えられている。
このような構造の車両用ブレーキ制御用アクチュエータ100では、ベンチュリ管部10aの出口側がハウジング1の外表面側に向けられている。このため、ハウジング1の外表面やモータ3に対してベンチュリ管部10aを通った空気を当てることができ、車両用ブレーキ制御用アクチュエータ100の冷却をより効率的に行うことが可能となる。特に、モータ3のように、発熱する部位に空気を導くことにより、効果的に発熱部位を冷却することができる。
また、下側通気孔8をモータ3内に導くと共に、連通通路11を介してモータ3内とカバー6によって構成される内部空間とを連通させるようにしている。これにより、下側通気孔8から導入された空気をカバー6によって構成される内部空間に加えてモータ3内にも導き、それを上側通気孔9から排出することが可能となる。これにより、カバー6によって構成される内部空間の冷却に加えて、ハウジング1やモータ3の内部の冷却も行うことが可能となる。
なお、本実施形態では、ベンチュリ管部10aの出口がモータ3に向けられているが、ベンチュリ管部10aを曲げる方向および曲げる角度は任意であり、より冷却が必要となる発熱部位に向けられるようにすることができる。
(第5実施形態)
本発明の第5実施形態について説明する。本実施形態は、第2実施形態に対して流速増速機構10をハウジング1の上面よりも内側に収まるようにしたものであり、その他に関しては第2実施形態と同様であるため、異なる部分についてのみ説明する。
図7は、本実施形態にかかる車両用ブレーキ制御用アクチュエータ100の断面図である。この図に示すように、カバー6の上面6bbとハウジング1の上面1dとは同一平面とされている。そして、このカバー6内に流速増速機構10が備えられ、カバー6の前面6aにベンチュリ管部10aの入口が設けられていると共に、カバー6内においてベンチュリ管部10aが上方に曲げられ、カバー6の上面6bbにベンチュリ管部10aの出口が設けられた構造とされている。
このような構造とすることで、流速増速機構10がハウジング1の上面1dから外にはみ出さないようにできる。このようにすれば、流速増速機構10がハウジング1の上面1dから外にはみ出した場合のように、車両用ブレーキ制御用アクチュエータ100を車両に組み付けるときに流速増速機構10が邪魔になることを抑制できる。例えば、ハウジング1の上面にはM/CもしくはW/Cに接続される配管が接続される場合があるが、流速増速機構10がそれらの配管の接続の邪魔になることを防止することができる。
(他の実施形態)
上記実施形態では、下側通気孔8をカバー6の側壁6bのうち下方に位置する下面6baに形成し、上側通気孔9をカバー6の側壁6bのうち上方に位置する上面6bbに形成している。しかしながら、これらは単なる一例であり、下側通気孔8と上側通気孔9とが、互いの開口が上下方向にずらした位置に配置されていれば良い。また、上記実施形態では、下側通気孔8と上側通気孔9とが、1つずつ備えられている場合について説明したが、いずれか一方もしくは双方が複数個備えられていても良い。
図8〜図10は、下側通気孔8と上側通気孔9の配置場所の例を示した車両用ブレーキ制御用アクチュエータ100の正面図である。図8に示すように、上側通気孔9を2つ配置することができる。例えば、図8に示すように、上側通気孔9を2つ備える場合には、車両用ブレーキ制御用アクチュエータ100を正面から見たときのカバー6の中心線に対して各上側通気孔9を対称的に配置することができる。また、図9に示すように、下側通気孔8と上側通気孔9とを上下方向に伸びる同軸上に配置せずに、異なる位置に配置することもできる。例えば、図9に示すように、車両用ブレーキ制御用アクチュエータ100を正面から見たときのカバー6の中心線を挟んで反対側、つまり下側通気孔8と上側通気孔9が対角の関係で配置されるようにしても良い。さらに、図10に示すように、下側通気孔8を2つ配置することもできる。例えば、図10に示すように、下側通気孔8を2つ備える場合には、車両用ブレーキ制御用アクチュエータ100を正面から見たときのカバー6の中心線に対して各下側通気孔8を対称的に配置することができる。このように、様々なレイアウトで下側通気孔や上側通気孔9を配置することができる。ただし、上側通気孔9を複数備える場合において、流速増速機構10を備える場合には、上側通気孔9の数に応じた数の流速増速機構10が必要となり、装置の複雑化および大型化が懸念されるため、装置の簡素化を考慮すると、上側通気孔9を1つのみとするのが好ましい。
また、車両走行中の空気流れもしくはエンジンブロアなどの空気流れの速度が下側通気孔8と比較して上側通気孔9の方が早くなるようにする気圧調整手段として、上記第1実施形態ではブラケット7を備え、第2〜第5実施形態では、流速増速機構10を備えるようにした。しかしながら、これも一例を示したに過ぎず、例えば、ブラケット7の形を変えたり、他の構造によって、下側通気孔8への空気流れが抑制されるようにしても良い。例えば、カバー6のうち下側通気孔8の前方に下側通気孔8への空気流れが抑制されるような突起が備えられた構造や、車両側に備えられている他の部品によって下側通気孔8への空気流れが抑制されるような組み付け構造としても、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
1…ハウジング、1a…一面、1b…一面、1c…下面、1d…上面、2…電磁弁、3…モータ、4…電子部品、5…ECU基板、6…カバー、6a…前面、6b…側壁、6ba…下面、6bb…下面、7…ブラケット、7a…マウント、8…下側通気孔、9…上側通気孔、10…流速増速機構、10a…ベンチュリ管部、10b…隔壁、10c…接続通路、11…連通通路、100…車両用ブレーキ制御用アクチュエータ

Claims (3)

  1. 複数の電磁弁が備えられる一面を有するハウジングと
    前記ハウジングの前記一面に配置され、電子部品が実装された基板と
    前記一面側に配置され、前記基板および前記複数の電磁弁を収容する内部空間を構成するカバーとを有する車両用ブレーキ制御用アクチュエータであって、
    前記内部空間の内外を連通すると共に、車両搭載状態における上下方向において互いにずらされて配置された上側通気孔と下側通気孔とを有し、
    前記上側通気孔の開口の気圧を前記下側通気孔の開口の気圧よりも低下させる気圧調整手段を備えており、
    前記気圧調整手段は、前記上側通気孔の開口の周辺を流れる空気の流速を前記下側通気孔の開口の周辺を流れる空気の流速よりも早くする手段であって、入口側の通路面積が出口側よりも大きくされたベンチュリ管部を備えた流速増速機構であり、
    前記流速増速機構は、前記上側通気孔の上部を覆い、前記ベンチュリ管部と前記上側通気孔との間に配置される隔壁と、前記隔壁の下に配置される接続通路を有し、前記接続通路を通じて前記上側通気孔が前記ベンチュリ管部に接続されており、前記ベンチュリ管部の出口側の通路が前記接続通路よりも下方に位置していることを特徴とする車両用ブレーキ制御用アクチュエータ。
  2. 前記ベンチュリ管部の出口側は、前記ハウジングの外表面側に向けて曲げられていることを特徴とする請求項に記載の車両用ブレーキ制御用アクチュエータ。
  3. 前記流速増速機構は、前記ハウジングの面と同一平面もしくはそれよりも下方に配置されており、前記カバーの面に前記ベンチュリ管部の入口が設けられていると共に、前記カバー内において前記ベンチュリ管部が上方に曲げられ、前記カバーの面に前記ベンチュリ管部の出口が設けられていることを特徴とする請求項に記載の車両用ブレーキ制御用アクチュエータ。
JP2010070205A 2010-03-25 2010-03-25 車両用ブレーキ制御用アクチュエータ Active JP5515930B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010070205A JP5515930B2 (ja) 2010-03-25 2010-03-25 車両用ブレーキ制御用アクチュエータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010070205A JP5515930B2 (ja) 2010-03-25 2010-03-25 車両用ブレーキ制御用アクチュエータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011201405A JP2011201405A (ja) 2011-10-13
JP5515930B2 true JP5515930B2 (ja) 2014-06-11

Family

ID=44878564

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010070205A Active JP5515930B2 (ja) 2010-03-25 2010-03-25 車両用ブレーキ制御用アクチュエータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5515930B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113619545B (zh) * 2021-09-23 2022-06-07 中国铁道科学研究院集团有限公司 轨道车辆用风源装置及提高其排气质量的方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6164567A (ja) * 1984-09-05 1986-04-02 Japanese National Railways<Jnr> 高速電気車両の発電ブレ−キ用抵抗器の冷却装置
JPH07269734A (ja) * 1994-03-30 1995-10-20 Nissin Kogyo Kk 電磁弁装置
JP4372414B2 (ja) * 2002-12-20 2009-11-25 株式会社サンセイアールアンドディ 弾球遊技機
JP2008168837A (ja) * 2007-01-15 2008-07-24 Bosch Corp ブレーキ液圧制御装置
JP5005516B2 (ja) * 2007-11-28 2012-08-22 日信工業株式会社 油路制御用モジュレータ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011201405A (ja) 2011-10-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20060270503A1 (en) Cooling system for continuous variable transmission of vehicle
US20160368364A1 (en) Vehicle structure
US6108193A (en) Firewall assembly for a motor vehicle
JP2006505439A (ja) 自動車のシャシ及び/又は支持構造
US20140179213A1 (en) Control door for air conditioner
JP6015496B2 (ja) 車両用電装部品の取付構造
JP5515930B2 (ja) 車両用ブレーキ制御用アクチュエータ
US20100072782A1 (en) Multi-purpose interior for cab applications
CN111516494B (zh) 用于车辆仪表板总成的结构仪表板构件
JP5519342B2 (ja) 車両用アンダーカバー
JP5145817B2 (ja) 電気自動車の冷却装置
CZ2003655A3 (cs) Palubní deska pro vozidla
JP4318524B2 (ja) 換気・空調装置を備える自動車の車室
JP2004255956A (ja) エンジンルームの熱気抜き構造
JP4217006B2 (ja) 車両用空調装置
JP2000351314A (ja) 分解可能な電動換気装置を含む自動車用暖房又は空調装置
JP4871045B2 (ja) 車両用空調装置及びインストルメントパネルモジュールの製造方法
JP6443271B2 (ja) 熱交換器の車載構造
JP2014104915A (ja) 車両用デフロスタ装置のダクト構造
JPH10159565A (ja) エンジンの冷却装置
JPH04349016A (ja) 自動車の空気調和装置
CN107914784B (zh) 整流装置
WO2016030931A1 (ja) バッテリ冷却装置
JP4840679B2 (ja) 車両用空調ユニット
JP2001080370A (ja) 車両の外気導入構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130228

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131028

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131105

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131226

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140304

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140317

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5515930

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150