JP5514456B2 - 固形石けん - Google Patents

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Description

本発明は、鮮やかなオレンジから赤色に着色された固形石けんに関し、さらに詳しくは、くすみや色むらがなく、色の経時安定性に優れ、使用時の泡にも色が着いている固形石けんに関する。
固形石けんは従来から主として洗顔用、手洗い用、身体洗い用等に広く用いられている。固形石けんは主に脂肪酸塩、グリセリン、キレート剤および抗酸化剤で構成されており、豊かな泡立ちを有し、さっぱりとした洗い上がりを有することから好まれている。また、外観に特徴を与え、他製品との差別化を図ることが検討されており、そのひとつとして色素を用いた着色が試みられている。着色に用いられる色素は赤色1号などといった合成色素や天然系の色素であり、天然系の色素が好まれる傾向にある。従来より天然系の色素としてカロチンやパプリカ色素、クチナシ色素等が用いられている。
しかし、これらの色素は、石けんに使ったときに、にごり、くすみや色むらが生じて着色性が悪くなるという問題を有すると共に、熱や光に対する安定性が低いため、経時的に変色や退色が生じるという大きな問題を有していた。このような問題を解決するため、種々の色素に対して退色抑制剤等を用いる技術が提案されている。例えば、カロチン等の色素の退色を防止する技術として、炭素数1〜5のα−ヒドロキシ酸及び/又はその塩の少なくとも1種を配合することを特徴とする化粧料(特許文献1)、ロスマリン酸を有効成分とする退色抑制剤(特許文献2)、マルトオリゴ糖を有効成分として含有する退色防止剤(特許文献3)、セリ科の植物の抽出液を有効成分とする退色抑制剤(特許文献4)が開示されている。しかしこれらの技術でも、固形石けんに用いた際に、くすみや色むらによる着色性の低下、経時的な変色や退色の問題を解決するには至らなかった。
特開2001−233726号公報 特開2001−275611号公報 特開2001−294768号公報 特開2004−000180号公報
本発明は、鮮やかなオレンジから赤色に着色された固形石けんであって、くすみや色むらがなく、色の経時安定性に優れ、使用時の泡にも色が着いている固形石けんを提供することを目的とする。なお、本発明において「にごり、くすみや色むらがない」とは、パネラーが目視によっては、にごり、くすみや色むらを認識できないことを意味し、「泡が着色されている」とは、泡が白色以外の色(例えば淡赤色)を有することを意味する。
上記課題を解決するため、本発明者らは鋭意検討した結果、(a)特定の脂肪酸塩と、(b)グリセリンと、(c)キレート剤と、(d)抗酸化剤と、(e)特定の植物の花弁より抽出したエキスとをそれぞれ特定量用いることによって、オレンジから赤の色鮮やかな固形石けんであって、くすみや色むらがなく、色の経時安定性に優れ、かつ使用時の泡にも色が着いている固形石けんが得られることを見出し、本発明を完成するに到った。
すなわち、本発明は(a)炭素数12〜20でヨウ素価(IV)が15以下である飽和又は不飽和脂肪酸の塩の100質量部に対して、(b)グリセリン0.01〜5質量部と、(c)キレート剤0.01〜2質量部と、(d)抗酸化剤0.001〜2質量部と、(e)キンポウゲ科フクジュソウ属のアドニス・パラエスティナ(Adonis palaestina)、アドニス・ミクロカルパ(Adonis microcarpa)、アドニス・アンヌア(Adonis annua)、ナツザキフクジュソウ(Adonis aestivalis)から選ばれる1種以上の花弁よりヘキサンとエタノールとの混合溶媒で抽出した植物エキス0.001〜10質量部とからなる固形石けんである。
本発明の固形石けんによれば、鮮やかなオレンジから赤色に着色されて高級感が高められ、くすみや色むらが少なく、色の経時安定性に優れると共に、使用時の泡にも石けんと略同じ色が着いているため、他の固形石けんとの差別化により高級感が更に高められる。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明の固形石けんは、(a)炭素数12〜20の脂肪酸塩と、(b)グリセリンと、(c)キレート剤と、(d)抗酸化剤と、(e)特定の植物の花弁より抽出したエキスとからなる。まず、(a)成分について説明する。
(a)成分で用いられる炭素数12〜20の脂肪酸塩の脂肪酸は、天然油脂由来の脂肪酸であり、またその脂肪酸を精製して得られる単体脂肪酸を用いることができる。好ましくは植物油脂由来の脂肪酸塩であり、植物油脂としては特に限定されないが、ヤシ油、パーム油、パーム核油、大豆油、ナタネ油、オリーブ油等が一般に用いられる。脂肪酸塩を構成する脂肪酸は、不飽和脂肪酸を多く含有する油脂由来では、色相や臭気の経時安定性が劣ることがある。このため、色相や臭気の変化の主原因である不飽和脂肪酸含量を低減させた方が好ましい。不飽和脂肪酸含量の低減は脂肪酸の分離精製で知られる一般的な方法で行うことができる。不飽和脂肪酸含量はヨウ素価(IV)を指標とすることができ、本発明にいてはヨウ素価(IV)が15以下であり、さらに好ましくは不飽和脂肪酸を実質的に含まない1以下である。
炭素数12未満の脂肪酸塩では、泡立ちの低下、臭気の悪化および色相安定性の悪化があり好ましくない。一方、炭素数20を越える脂肪酸塩では、水に対する溶解度が低下することにより、泡立ちが低下するだけでなく、くすみや割れの問題があり好ましくない。
天然油脂由来の脂肪酸を脂肪酸塩にするに際しては塩基性化合物が用いられ、塩基性化合物としてはアルカリ金属塩や塩基性アミノ酸などが好ましく用いられる。塩基性化合物による中和に際しては、脂肪酸に対して当量の塩基性化合物を用いるが、当量未満の塩基性化合物または脂肪酸を後添加することにより得られる過脂肪石けんを用いると、使用時の泡質がクリーミーになると共に使用後のつっぱり感が低減し、しっとり感が良くなる。
(b)成分で用いられるグリセリンは、天然油脂由来のグリセリンである。天然油脂の中でも植物油脂由来のグリセリンが好ましい。植物油脂としては特に限定されないが、ヤシ油、パーム油、パーム核油、大豆油、ナタネ油、オリーブ油等が一般に用いられる。グリセリンは、脂肪酸中和法では脂肪酸塩の調製時に添加するが、油脂けん化法の際に生成されるものを用いてもよい。
(c)成分で用いられるキレート剤は、水中の重金属イオンやアルカリ土類金属イオンを捕捉する金属イオン封鎖剤であり、一般に化粧品に用いられるキレート剤が用いられる。そのようなキレート剤として代表的なものはアミノカルボン酸系キレート剤であり、例えば、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、ニトリロトリ酢酸(NTA)、ヒドロキシエチルエチレンジアミントリ酢酸(EHDTA)およびそれらの塩類が挙げられる。また、その他のキレート剤として、例えば、ヒドロキシエタンジスルホン酸(HEDP)、クエン酸、アスコルビン酸およびそれらの塩類が挙げられる。これらの塩としては、ナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩等が好ましい例として挙げられる。その中で安定性、安全性、使用感等の点で好ましいものはEDTA、HEDP、クエン酸、アスコルビン酸およびその塩類であり、より好ましくはEDTA、HEDP、クエン酸のナトリウム塩または酸であり、これらは一種又は二種以上が用いられる。
(d)成分で用いられる抗酸化剤は、脂溶性ビタミンの一種であるビタミンE類のα−トコフェロール、β−トコフェロール、γ−トコフェロール、δ−トコフェロール、α−トコトリエノール、β−トコトリエノール、γ−トコトリエノール、δ−トコトリエノールやフラボノイド、フェノール酸、エラグ酸、リグナン、クルクミン、クマリン等のポリフェノール類、ブチルヒドロキシアニソールやジブチルヒドロキシトルエン等のフェノール類が挙げられる。中でも効果および安定性の問題から、ビタミンE類またはピーカンナッツ、クルミ、ペカンナッツ等の薄皮から得られるナッツポリフェノールが好ましく、これらは一種又は二種以上が用いられる。
(e)成分で用いられる植物エキスは、キンポウゲ科(Ranunculaceae)フクジュソウ属の植物の中でも赤い花を有するアドニス・パラエスティナ(Adonis palaestina)、アドニス・ミクロカルパ(Adonis microcarpa)、アドニス・アンヌア(Adonis annua)、ナツザキフクジュソウ(Adonis aestivalis)の花弁より得られる濃色の植物エキスであり、希釈することによりオレンジから赤色を呈する。中でも効果・安定性・入手のし易さなどから、アドニス・パラエスティナ(Adonis palaestina)の花弁のエキスが好ましい。この植物エキスには7〜10質量%のアスタキサンチン類が含まれている。アスタキサンチン類とは、アスタキサンチンおよびその誘導体であり、その誘導体としては、アミノ酸エステル類、カルボン酸エステル、無機塩エステル、グルコシド等の配糖体類、脂肪酸エステル類等が挙げられる。なお、このアスタキサンチン類は化粧品では美白、アンチエイジング効果があるといわれている。
(e)成分の植物エキスは、有機溶媒や超臨界性流体を用いて、乾燥した花弁の粉砕物を常法により抽出することで得られる。抽出効率や取り扱い性の容易さの面から、沸点110℃以下の有機溶媒が好ましく、具体的にはヘキサン、アセトン、エタノール、酢酸エチル等が好適に用いられ、極性溶媒と非極性溶媒を組み合わせて用いることが特に好ましい。抽出についで、必要に応じてカラム精製を行なった後、溶媒を留去して当該植物エキスが得られる。これらの操作は酸化劣化を防止するため、不活性ガス下で行うことが好ましい。
本植物エキスは、取り扱い性や配合を容易にする目的で、化粧品で用いられる常温で液体の油性剤で希釈して使用することができる。このような油性剤としては、流動パラフィン、常温で液体の合成エステル油、常温で液体の天然油脂を挙げることができ、配合された石けんの使用感や泡質の面から天然油脂が好ましい。このような天然油脂としては、上昇融点が20℃以下でヨウ素価が70〜150の植物油がさらに好ましく、例えば、ナタネ油、オリーブ油、ダイズ油、ヒマワリ油などが挙げられる。
(e)成分の植物エキスは、市販品を使用しても良く、例えば、アドニス・パラエスティナ花エキスとしては、Axime 05(Swiss Pharmaceutical Industries S.A.社製)のものが挙げられる。
本発明の固形石けんは、(a)(b)(c)(d)(e)の各成分が下記の量的関係を満足する。すなわち、(b)グリセリンは、(a)脂肪酸塩の100質量部に対して、0.01〜5質量部であり、好ましくは0.05〜3質量部、より好ましくは0.1〜2質量部である。(b)グリセリンはが0.01質量部未満では、しっとりとした感触が得られない上、製造時にソープバーが割れやすくなり、5質量部を越えると、べとつきや発汗の問題がある。
(c)キレート剤は、(a)脂肪酸塩の100質量部に対して、0.01〜2質量部であり、好ましくは0.01〜1質量部である。0.01質量部未満では着色や変色が生じやすくなると共に使用時のつっぱり感がつよくなり、2質量部を超えて用いても着色や変色防止効果のさらなる向上はほとんど望めない。
(d)抗酸化剤は、(a)脂肪酸塩の100質量部に対して、0.001〜2質量部であり、好ましくは0.005〜1.5質量部である。0.01質量部未満では着色や変色が生じやすくなると共に使用時のつっぱり感が強くなり、2質量部を超えて用いても着色や変色防止効果のさらなる向上はほとんど望めず、むしろ悪化する場合がある。
(e)植物エキスは、(a)脂肪酸塩の100質量部に対して、0.001〜10質量部であり、好ましくは0.003〜5質量部、更に好ましくは0.005〜3質量部である。0.001質量部未満では泡立てた時の色が不十分であり、10質量部を越えると固形石けんの色の鮮やかさが損なわれる。
本発明の固形石けんは常法により製造することができる。例えば、パーム油、パーム核油、ヤシ油、大豆油、オリーブ油等に代表される植物油脂の単独ないし混合物を苛性ソーダ、苛性カリウム等でけん化するか、あるいはこれらの油脂を分解して得られる脂肪酸の単独ないし混合物を水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の塩基性化合物で完全に中和することによって石けん素地を製造する。あるいは、完全に中和を行わずに、高級脂肪酸を含む石けん素地を製造してもよい。乾燥前のニートソープに(b)〜(d)成分を加えた後、乾燥して石けん素地として、この石けん素地に(e)成分を添加、混合し、混練、押出し、型打ちを行って、本発明の固形石けんを得ることができる。なお、本発明の固形石けんには、本発明の特徴を損なわない範囲において、石けんに通常用いられる成分を適宜使用することができる。
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明する。なお、例中、%はいずれも質量%を意味する。
参考例1の試料は以下の方法により調製した。
5L双腕式混練機(入江商会(株)製PNV−5型)を用いてパーム油微水添脂肪酸とヤシ系脂肪酸を質量比3:2で混合溶解し、28%塩基性化合物水溶液(水酸化ナトリウム水溶液)を等モル用いて中和した。中和点はフェノールフタレイン指示液を用いて微紅色であることを確認した。次いで、グリセリン、EDTA−4Na、HEDPおよびビタミンEを加えた。さらに、水分量が10%になるまで加熱しながら混練し、石けん素地を得た。アドニス・パラエスティナの乾燥した花弁の粉砕物を、ヘキサン:エタノール=1:1(体積比)混合溶媒で抽出し、水を加えて分層させた後、上層のヘキサン層を分離し、溶媒を減圧留去してアドニス・パラエスティナ花エキスを得、さらにヒマワリ油で希釈した。このようにして得られたヒマワリ油希釈エキスをこの石けん素地に加えて、ロールミルを用いて十分に均一にした後、プロッダーでソープバーとして、型打ち機により型打ちし、固形石けんを得た。この固形石けんを用いて、色の鮮やかさ、泡の色、光安定性試験、熱安定性試験および使用感について評価を行った。
同様にして、参考例2、実施例1〜6および比較例1〜8による固形石けんを得た。なお、原料脂肪酸としては、微水添脂肪酸、ヤシ系脂肪酸および各種単体脂肪酸を適宜配合して、表1の脂肪酸組成を有する混合脂肪酸を得た。塩基性化合物の配合量を表2にまとめた。ヨウ素価(IV)については基準油脂分析試験法((社)日本油化学会)3.3.3-1996に準じて測定した。また、アドニス・パラエスティナ以外のアドニス花エキスについても、適宜比率を調整したヘキサンとエタノールとの混合溶媒を用いて抽出して調製した。参考例1〜2、実施例1〜および比較例1〜8のそれぞれの各成分の含有量と評価結果を表3および表4にまとめた。
さらに、参考例、実施例及び比較例には、植物エキスとして以下の市販品を用いた。
アドニス・パラエスティナ花エキス(Axime05) :Swiss Pharmaceutical Industries S.A.社製;アドニス・パラエスティナ花エキス:ヒマワリ油=質量比60:40)、ナッツポリフェノール(ピーカンナッツエキスBG):日油(株)、ビタミンE(イーミックスD):エーザイ(株)、パプリカ色素(パプリカベース250):三栄源エスエフアイ(株)、カロットオイル(カロットオイル):(株)壽ケミカル、銅クロロフィル(精製銅クロロフィル):タマ生化学(株)、シコンエキス(シコニックスリキッドAB(N) ):一丸ファルコス(株)、カラメル色素(タイヨウカラメルS):仙波糖化工業(株)、黒砂糖(黒砂糖):小城製薬(株)、クチナシ青(クチナシ青):香栄興業(株)
Figure 0005514456
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評価方法
1.色の鮮やかさ
20名の女性パネラー(21才〜36才)により、固形石けんの色の鮮やかさを目視により下記のように判定し、20名の合計値を求めて評価した。
2点・・・色むらがなく鮮やかに発色し、くすんだ感じがないと感じた場合
1点・・・色むらはないが、わずかにくすんだ感じがあると感じた場合
0点・・・色むらがあるか、または明らかにくすんでおり鮮やかではないと感じた場合
○・・・20名の判定の合計値が28〜40で、且つ0点の評価がないとき
△・・・20名の判定の合計値が14〜27で、且つ0点の評価がないとき
×・・・20名の判定の合計値が0〜13のとき、または0点評価があったとき
2.泡の色
20名の女性パネラー(21才〜36才)により、石けんの使用時の泡の色を判定し、20名の合計値を求めて評価した。
2点・・・泡立てた泡に明らかに色がついている
1点・・・泡立てた泡にわずかに色がついている
0点・・・泡立てた泡に色がついていない
◎・・・20名の判定の合計値が35〜40で、且つ0点の評価がないとき
○・・・20名の判定の合計値が25〜34で、且つ0点の評価がないとき
×・・・20名の判定の合計値が24点以下のとき、または0点評価があったとき
3.光安定性試験
20名の女性パネラー(21才〜36才)により、日光の当たる窓際で1週間放置した際の退色の程度を暗所に保管した標準品と比較して判定し、20名の合計値を求めて評価した。
2点・・・標準品と比較してほとんど同じ色合いである
1点・・・標準品と比較するとわずかに退色が認められる
0点・・・標準品と比較して明らかな退色が認められる
○・・・20名の判定の合計値が28〜40で、且つ0点の評価がないとき
△・・・20名の判定の合計値が14〜27で、且つ0点の評価がないとき
×・・・20名の判定の合計値が0〜13のとき、または0点評価があったとき
4.熱安定性試験
20名の女性パネラー(21才〜36才)により、40℃恒温槽内で1ヶ月保管した後の退色の程度を暗所に保管した標準品と比較して判定し、20名の合計値を求めて評価した。
2点・・・標準品と比較してほとんど同じ色合いである
1点・・・標準品と比較するとわずかに退色が認められる
0点・・・標準品と比較して明らかな退色が認められる
○・・・20名の判定の合計値が28〜40で、且つ0点の評価がないとき
△・・・20名の判定の合計値が14〜27で、且つ0点の評価がないとき
×・・・20名の判定の合計値が0〜13のとき、または0点評価があったとき
5.使用感
20名の女性パネラー(21才〜36才)により、石けんの使用感した時の感触を下記のように判定し、20名の合計値を求めて評価した。
2点・・・使用時の泡立ち、泡質、しっとり感が優れていると感じた場合
1点・・・使用時の泡立ち、泡質、しっとり感がやや悪いと感じた場合
0点・・・使用時の泡立ち、泡質、しっとり感が悪いと感じた場合
○・・・20名の判定の合計値が28〜40で、且つ0点の評価がないとき
△・・・20名の判定の合計値が14〜27で、且つ0点の評価がないとき
×・・・20名の判定の合計値が0〜13のとき、または0点評価があったとき
表3および表4により明らかなように、実施例の固形石けんは、比較例の固形石けんと比較して、いずれも色が鮮やかで色の経時安定性に優れ、使用感が良好であると共に、泡が着色されて高級感が高められている。特に、参考例との対比において、ヨウ素価(IV)が15以下である実施例のものは、泡の色や経時安定性が更に優れている。

Claims (1)

  1. (a)炭素数12〜20でヨウ素価(IV)が15以下である飽和又は不飽和脂肪酸の塩の100質量部に対して、(b)グリセリン0.01〜5質量部と、(c)キレート剤0.01〜2質量部と、(d)抗酸化剤0.001〜2質量部と、(e)キンポウゲ科フクジュソウ属のアドニス・パラエスティナ(Adonis palaestina)、アドニス・ミクロカルパ(Adonis microcarpa)、アドニス・アンヌア(Adonis annua)、ナツザキフクジュソウ(Adonis aestivalis)から選ばれる1種以上の花弁よりヘキサンとエタノールとの混合溶媒で抽出した植物エキス0.001〜10質量部とからなる固形石けん。
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