JP5489492B2 - 透明固形石けん - Google Patents

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Description

本発明は、鮮やかなオレンジから赤色に着色された透明石けんに関し、さらに詳しくは、にごり、くすみや色むらがなく、透明性や色の経時安定性に優れ、使用時の泡にも色が着いている透明石けんに関する。
透明石けんは従来から主として洗顔用に用いられている。透明石けんは主に脂肪酸塩と多価アルコールで構成されており、豊かな泡立ちを有し、さっぱりとした洗い上がりを有すること、透明性が高級感を与えることから好まれている。この高級感を更に高めることが検討されており、そのひとつとして色素を用いた着色が試みられている。着色に用いられる色素は赤色1号などといった合成色素や天然系の色素であり、天然系の色素が好まれる傾向にある。従来より天然系の色素としてカロチンやパプリカ色素、クチナシ色素等が用いられている。
しかし、これらの色素は、石けんに使ったときに、にごり、くすみや色むらが生じて透明性が悪くなるという問題を有すると共に、熱や光に対する安定性が低いため、経時的に変色や退色が生じるという大きな問題を有していた。このような問題を解決するため、種々の色素に対して退色抑制剤等を用いる技術が提案されている。例えば、カロチン等の色素の退色を防止する技術として、炭素数1〜5のα−ヒドロキシ酸及び/又はその塩の少なくとも1種を配合することを特徴とする化粧料(特許文献1)、ロスマリン酸を有効成分とする退色抑制剤(特許文献2)、マルトオリゴ糖を有効成分として含有する退色防止剤(特許文献3)、セリ科の植物の抽出液を有効成分とする退色抑制剤(特許文献4)が開示されている。しかしこれらの技術でも、透明石けんに用いた際に、にごり、くすみや色むらによる透明性の低下、経時的な変色や退色の問題を解決するには至らなかった。
特開2001−233726号公報 特開2001−275611号公報 特開2001−294768号公報 特開2004−000180号公報
本発明は、鮮やかなオレンジから赤色に着色された透明石けんであって、にごり、くすみや色むらがなく、透明性や色の経時安定性に優れ、使用時の泡にも色が着いている透明石けんを提供することを目的とする。なお、本発明において「にごり、くすみや色むらがない」とは、パネラーが目視によっては、にごり、くすみや色むらを認識できないことを意味し、「泡が着色されている」とは、泡が白色以外の色(例えば淡赤色)を有することを意味する。
上記課題を解決するため、本発明者らは鋭意検討した結果、(a)特定の脂肪酸塩と、(b)特定の多価アルコールと、(c)特定の植物の花弁より抽出したエキスとを用い、(a)(b)(c)の各成分の量的関係を規定することによって、オレンジから赤の色鮮やかな透明石けんであって、にごり、くすみや色むらがなく、透明性や色の経時安定性に優れ、かつ使用時の泡にも色が着いている透明石けんが得られることを見出し、本発明を完成するに到った。
すなわち、本発明は(a)炭素数12〜20の飽和又は不飽和脂肪酸の塩と、(b)2〜8価の多価アルコールと、(c)キンポウゲ科(Ranunculaceae)フクジュソウ属のアドニス・パラエスティナ(Adonis palaestina)、アドニス・ミクロカルパ(Adonis microcarpa)、アドニス・アンヌア(Adonis annua)、ナツザキフクジュソウ(Adonis aestivalis)から選ばれる1種以上の花弁よりヘキサンとエタノールとの混合溶媒で抽出した植物エキスとからなり、(a)と(b)の質量比が40/60〜95/5であり、(a)+(b)100質量部に対して(c)が0.001〜5質量部の透明固形石けんである。
本発明の透明石けんによれば、鮮やかなオレンジから赤色に着色されて高級感が高められ、にごり、くすみや色むらがなく、透明性や色の経時安定性に優れると共に、使用時の泡にも色が着いているため、他の透明石けんとの差別化により高級感が更に高められる。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明の透明石けんは、(a)炭素数12〜20の脂肪酸塩と、(b)2〜8価の多価アルコールと、(c)特定の植物の花弁より抽出したエキスとからなる。まず、(a)成分について説明する。
(a)成分で用いられる炭素数12〜20の脂肪酸塩の脂肪酸は、天然油脂由来の脂肪酸であり、またその脂肪酸を精製して得られる単体脂肪酸を用いることができる。好ましくは植物油脂由来の脂肪酸塩であり、植物油脂としては特に限定されないが、ヤシ油、パーム油、パーム核油、大豆油、ナタネ油、オリーブ油等が一般に用いられる。脂肪酸塩を構成する脂肪酸は、不飽和脂肪酸を多く含有する油脂由来では、色相や臭気の経時安定性が劣ることがある。このため、色相や臭気の変化の主原因である不飽和脂肪酸含量を低減させた方が好ましい。不飽和脂肪酸含量の低減は脂肪酸の分離精製で知られる一般的な方法で行うことができる。不飽和脂肪酸含量はヨウ素価(IV)を指標とすることができ、好ましくはヨウ素価(IV)が30以下であり、より好ましくは15以下であり、さらに好ましくは不飽和脂肪酸を実質的に含まない1以下である。
炭素数12未満の脂肪酸塩では、泡立ちの低下、臭気の悪化および色相安定性の悪化があり好ましくない。一方、炭素数20を越える脂肪酸塩では、水に対する溶解度が低下することにより、泡立ちが低下するだけでなく、にごり、くすみや割れの問題があり好ましくない。
天然油脂由来の脂肪酸を脂肪酸塩にするに際しては塩基性化合物が用いられ、塩基性化合物としてはアルカリ金属塩や塩基性アミノ酸などが好ましく用いられる。塩基性化合物による中和に際しては、脂肪酸に対して当量の塩基性化合物を用いるが、当量未満の塩基性化合物または脂肪酸を後添加することにより得られる過脂肪石けんを用いると、使用時の泡質がクリーミーになると共に使用後のつっぱり感が低減し、しっとり感が良くなる。
(b)成分で用いられる2〜8価の多価アルコールとしては、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン、1,3−ブチレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ジプロピレングリコール、グルコース、メチルグルコシド、ポリプロピレングリコール、ソルビトール、ソルビタン、キシリトール、トレハロース、グリコシルトレハロース、マンニトール等が挙げられ、これらは一種又は二種以上が用いられる。好ましくは、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン、ポリエチレングリコール、グルコース、ソルビトール、ソルビタン、グリコシルトレハロースであり、特に好ましくはグリセリン、スクロース、グルコース、ソルビトールである。
また、透明性をより良くするためには、(b)成分で用いられる2〜8価の多価アルコールを二種以上混合して用いることが好ましい。好ましくはグリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン、ポリエチレングリコール、グルコース、ソルビトール、ソルビタン、グリコシルトレハロースの多価アルコールから選ばれる二種以上の併用であり、より好ましくはグリセリン、スクロース、ソルビトールから選ばれる二種または三種の併用である。
(c)成分で用いられる植物エキスは、キンポウゲ科(Ranunculaceae)フクジュソウ属の植物の中でも赤い花を有するアドニス・パラエスティナ(Adonis palaestina)、アドニス・ミクロカルパ(Adonis microcarpa)、アドニス・アンヌア(Adonis annua)、ナツザキフクジュソウ(Adonis aestivalis)の花弁より得られる濃色の植物エキスであり、希釈することによりオレンジから赤色を呈する。中でも効果・安定性・入手のし易さなどから、アドニス・パラエスティナ(Adonis palaestina)の花弁のエキスが好ましい。この植物エキスには7〜10質量%のアスタキサンチン類が含まれている。アスタキサンチン類とは、アスタキサンチンおよびその誘導体であり、その誘導体としては、アミノ酸エステル類、カルボン酸エステル、無機塩エステル、グルコシド等の配糖体類、脂肪酸エステル類等が挙げられる。なお、このアスタキサンチン類は化粧品では美白、アンチエイジング効果があるといわれている。
(c)成分の植物エキスは、有機溶媒や超臨界性流体を用いて、乾燥した花弁の粉砕物を常法により抽出することで得られる。抽出効率や取り扱い性の容易さの面から、沸点110℃以下の有機溶媒が好ましく、具体的にはヘキサン、アセトン、エタノール、酢酸エチル等が好適に用いられ、極性溶媒と非極性溶媒を組み合わせて用いることが特に好ましい。抽出についで、必要に応じてカラム精製を行なった後、溶媒を留去して当該植物エキスが得られる。これらの操作は酸化劣化を防止するため、不活性ガス下で行うことが好ましい。
本植物エキスは、取り扱い性や配合を容易にする目的で、化粧品で用いられる常温で液体の油性剤で希釈して使用することができる。このような油性剤としては、流動パラフィン、常温で液体の合成エステル油、常温で液体の天然油脂を挙げることができ、配合された石けんの使用感や泡質の面から天然油脂が好ましい。このような天然油脂としては、上昇融点が20℃以下でヨウ素価が70〜150の植物油がさらに好ましく、例えば、ナタネ油、オリーブ油、ダイズ油、ヒマワリ油などが挙げられる。
(c)成分の植物エキスは、市販品を使用しても良く、例えば、アドニス・パラエスティナ花エキスとしては、Axime 05(Swiss Pharmaceutical Industries S.A.社製)のものが挙げられる。
本発明の透明石けんは、(a)(b)(c)の各成分が下記の量的関係を満足する。すなわち、(a)と(b)の質量比が40/60〜95/5であり、好ましくは45/55〜80/20である。質量比(a)/(b)が40/60未満では十分な泡立ちが得られず、質量比(a)/(b)が95/5を越えると、にごり、くすみが生じるおそれがある。また、(c)成分の植物エキスは、(a)+(b)100質量部に対して0.001〜5質量部、好ましくは0.005〜2質量部、更に好ましくは0.005〜0.1質量部である。0.001質量部未満では泡立てた時の色が不十分であり、5質量部を越えると透明石けんの色の鮮やかさが損なわれる。
本発明の透明石けんは、(a)脂肪酸塩、(b)多価アルコール、(c)植物エキスを用いて、通常の製法、例えば枠練り法によって得ることができる。例えば、あらかじめ溶解した脂肪酸に2〜8価の多価アルコールとエタノールと水を加え塩基性化合物で中和した後、植物エキスを加える。次に型枠に流し込んで石けんを固化した後、適当な大きさに切り取って乾燥室で乾燥する。乾燥後、荒磨き、型打ち、仕上げ磨きを行うことにより、オレンジから赤色の透明石けんを得ることができる。なお、本発明の透明石けんには、本発明の特徴を損なわない範囲において、石けんに通常用いられる成分を適宜使用することができる。
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明する。なお、例中、%はいずれも質量%を意味する。
実施例1の試料は以下の方法により調製した。
還流装置と攪拌機を有する四ッ口フラスコを用いて、80℃でパーム油微水添脂肪酸とヤシ系脂肪酸を質量比1:1で混合溶解する。ついで、攪拌しながら規定量の水とエタノールを加える。あらかじめ調製した28%塩基性化合物水溶液(水酸化ナトリウム/水酸化カリウム=60%/40%)をゆっくりと加え均一になるまで攪拌混合する。次にソルビトール、スクロース、グリセリンおよびNaClを加え、均一に混合する。少量を取り出しフェノールフタレイン指示薬にて微紅色であることを確認する。微紅色でなければ、28%塩基性化合物水溶液又は脂肪酸により調整する。アドニス・パラエスティナの乾燥した花弁の粉砕物を、ヘキサン:エタノール=1:1(体積比)混合溶媒で抽出し、水を加えて分層させた後、上層のヘキサン層を分離し、溶媒を減圧留去してアドニス・パラエスティナ花エキスを得、さらにヒマワリ油で希釈した。このようにして得られたヒマワリ油希釈エキスを最後に加えて混合する。
次に、円筒形の型枠(φ65mm)に流し込み、室温で12時間放冷して固化する。完全に固化したことを確認し、型枠より取り出し、厚み3cmに切る。切断した透明石けんを1ヶ月間25℃にて乾燥する。ついで、型打ち、磨きを行い、さらに一夜乾燥させた後に仕上げ磨きを行って、厚み2.3cmの透明石けんを得た。この透明石けんを用いて、色の鮮やかさ、透明性、泡の色、光安定性試験、熱安定性試験および使用感について評価を行った。
同様にして、実施例2〜8および比較例1〜8による透明石けんを得た。なお、原料脂肪酸としては、微水添脂肪酸、ヤシ系脂肪酸および各種単体脂肪酸を適宜配合して、表1の脂肪酸組成を有する混合脂肪酸を得た。共通配合成分は表2に、塩基性化合物の配合量を表3にまとめた。ヨウ素価(IV)については基準油脂分析試験法((社)日本油化学会)3.3.3-1996に準じて測定し、水分についてはJIS K3304:2006 7.1.2加熱乾燥法に準じて測定した。また、アドニス・パラエスティナ以外のアドニス花エキスについても、適宜比率を調整したヘキサンとエタノールとの混合溶媒を用いて抽出して調製した。実施例1〜8および比較例1〜8のそれぞれの各成分の含有量と評価結果を表4および表5にまとめた。
さらに、実施例及び比較例には、植物エキスとして以下の市販品を用いた。
アドニス・パラエスティナ花エキス(Axime05) :Swiss Pharmaceutical Industries S.A.社製アドニス・パラエスティナ花エキス:ヒマワリ油=質量比60:40)、パプリカ色素(パプリカベース250):三栄源エスエフアイ(株)、カロットオイル(カロットオイル):(株)壽ケミカル、銅クロロフィル(精製銅クロロフィル):タマ生化学(株)、シコンエキス(シコニックスリキッドAB(N) ):一丸ファルコス(株)、カラメル色素(タイヨウカラメルS):仙波糖化工業(株)、黒砂糖(黒砂糖):小城製薬(株)、クチナシ青(クチナシ青):香栄興業(株)
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評価方法
1.色の鮮やかさ
20名の女性パネラー(21才〜36才)により、透明石けんの色の鮮やかさを目視により下記のように判定し、20名の合計値を求めて評価した。
2点・・・色むらがなく鮮やかに発色し、くすんだ感じがないと感じた場合
1点・・・色むらはないが、わずかにくすんだ感じがあると感じた場合
0点・・・色むらがあるか、または明らかにくすんでおり鮮やかではないと感じた場合
○・・・20名の判定の合計値が28〜40で、且つ0点の評価がないとき
△・・・20名の判定の合計値が14〜27で、且つ0点の評価がないとき
×・・・20名の判定の合計値が0〜13のとき、または0点評価があったとき
2.透明性
20名の女性パネラー(21才〜36才)により、透明石けんを目視および7ポイントのカタカナを書いた紙の上にのせて透明性を判定し、20名の合計値を求めて評価した。
2点・・・曇りがなく透明であり、7ポイントの文字が容易に判別できる
1点・・・わずかに曇りがあるが透明であり、7ポイントの文字が判別できる
0点・・・曇りや濁りがあり、7ポイントの文字を判別できないか、一部または全部が白濁している
○・・・20名の判定の合計値が28〜40であるとき
△・・・20名の判定の合計値が14〜27であるとき
×・・・20名の判定の合計値が0〜13であるとき
3.泡の色
20名の女性パネラー(21才〜36才)により、石けんの使用時の泡の色を判定し、20名の合計値を求めて評価した。
2点・・・泡立てた泡に明らかに色がついている
1点・・・泡立てた泡にわずかに色がついている
0点・・・泡立てた泡に色がついていない
◎・・・20名の判定の合計値が35〜40で、且つ0点の評価がないとき
○・・・20名の判定の合計値が25〜34で、且つ0点の評価がないとき
×・・・20名の判定の合計値が24点以下のとき、または0点評価があったとき
4.光安定性試験
20名の女性パネラー(21才〜36才)により、日光の当たる窓際で1週間放置した際の退色の程度を暗所に保管した標準品と比較して判定し、20名の合計値を求めて評価した。
2点・・・標準品と比較してほとんど同じ色合いである
1点・・・標準品と比較するとわずかに退色が認められる
0点・・・標準品と比較して明らかな退色が認められる
○・・・20名の判定の合計値が28〜40で、且つ0点の評価がないとき
△・・・20名の判定の合計値が14〜27で、且つ0点の評価がないとき
×・・・20名の判定の合計値が0〜13のとき、または0点評価があったとき
5.熱安定性試験
20名の女性パネラー(21才〜36才)により、40℃恒温槽内で1ヶ月保管した後の退色の程度を暗所に保管した標準品と比較して判定し、20名の合計値を求めて評価した。
2点・・・標準品と比較してほとんど同じ色合いである
1点・・・標準品と比較するとわずかに退色が認められる
0点・・・標準品と比較して明らかな退色が認められる
○・・・20名の判定の合計値が28〜40で、且つ0点の評価がないとき
△・・・20名の判定の合計値が14〜27で、且つ0点の評価がないとき
×・・・20名の判定の合計値が0〜13のとき、または0点評価があったとき
6.使用感
20名の女性パネラー(21才〜36才)により、石けんの使用感した時の感触を下記のように判定し、20名の合計値を求めて評価した。
2点・・・使用時の泡立ち、泡質、しっとり感が優れていると感じた場合
1点・・・使用時の泡立ち、泡質、しっとり感がやや悪いと感じた場合
0点・・・使用時の泡立ち、泡質、しっとり感が悪いと感じた場合
○・・・20名の判定の合計値が28〜40で、且つ0点の評価がないとき
△・・・20名の判定の合計値が14〜27で、且つ0点の評価がないとき
×・・・20名の判定の合計値が0〜13のとき、または0点評価があったとき
表4および表5により明らかなように、実施例の透明石けんは、比較例の透明石けんと比較して、いずれも色が鮮やかで透明性や色の経時安定性に優れ、使用感が良好であると共に、泡が着色されて高級感が高められている。実施例において、特にヨウ素価(IV)が15以下のものは、泡の色や経時安定性が更に優れている。

Claims (1)

  1. (a)炭素数12〜20の飽和又は不飽和脂肪酸の塩と、(b)2〜8価の多価アルコールと、(c)キンポウゲ科フクジュソウ属のアドニス・パラエスティナ(Adonis palaestina)、アドニス・ミクロカルパ(Adonis microcarpa)、アドニス・アンヌア(Adonis annua)、ナツザキフクジュソウ(Adonis aestivalis)から選ばれる1種以上の花弁よりヘキサンとエタノールとの混合溶媒で抽出した植物エキスとからなり、(a)と(b)の質量比が40/60〜95/5であり、(a)+(b)100質量部に対して(c)が0.001〜5質量部である透明固形石けん。
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