JP5512353B2 - エンジン用変速機構のオイル供給構造 - Google Patents
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Description
請求項2に記載した発明は、前記各オイル供給孔(H1〜H4)が、前記変速機(4)の変速段に応じたギヤに対向するように開口することを特徴とする。
請求項3に記載した発明は、前記変速機(4)が、エンジン(1)のクランク軸(9)から動力が入力されるメイン軸(5)と、このメイン軸(5)から動力が入力されるカウンタ軸(6)とを備え、前記メイン軸(5)に支持されたメイン変速ギヤ列(38)と前記カウンタ軸(6)に支持されたカウンタ変速ギヤ列(39)とが互いに噛合することで、前記メイン軸(5)及びカウンタ軸(6)間で動力伝達が可能とされ、前記メイン変速ギヤ列(38)が、前記メイン軸(5)の軸方向で並ぶ複数のギヤ(MG1〜MG4)を有し、前記シフトドラム(30)が、前記メイン変速ギヤ列(38)の上方で前記メイン軸(5)と平行に配置されることを特徴とする。
請求項4に記載した発明は、前記シフトドラム(30)が、シフトフォーク(35)のシフトピン(35b)を摺動可能に係合させるリード溝(32)を有し、前記シフトドラム(30)の回転により、前記リード溝(32)に沿って前記シフトフォーク(35)と前記メイン軸(5)上及びカウンタ軸(6)上の各シフター(MS,CS)とが軸方向移動することで、前記変速機(4)の変速動作が行われ、かつ前記変速動作の完了後には、前記シフトドラム(30)がドラムストッパ(55)により所定の回転位置に保持され、前記シフトピン(35b)が、前記シフトドラム(30)の下端を避けた位置で前記リード溝(32)に係合すると共に、前記シフトドラム(30)の前記各オイル供給孔(H1〜H4)の内の前記変速機(4)の変速段に対応するものが、前記シフトドラム(30)の下端位置で開口することを特徴とする。
請求項5に記載した発明は、前記シフトドラム(30)が、前記中空部(37)と前記収容孔(67a)とを連通する連通孔(69)を有することを特徴とする。
請求項6に記載した発明は、前記各オイル供給孔(H1〜H4)の少なくとも一つが、前記リード溝(32)内に設けられることを特徴とする。
請求項7に記載した発明は、前記メイン軸(5)上のシフター(MS)がギヤ(MG4)を有し、このシフター(MS)が軸方向で他のギヤ(MG2,MG3)に挟まれて配置されると共に、前記メイン軸(5)に対してスプライン嵌合により軸方向移動可能であることを特徴とする。
また、シフトドラムの端面に中空部に至る給油孔が開口することで、シフトドラムの回転位置に拠らず必要なオイル量をオイル溜まりに確保することができる。
また、シフトドラムの端面と検出面との間をオイルで満たすこととなり、検出面及び被検出部の磨耗や腐食を防止できる。
請求項2に記載した発明によれば、変速機の変速段に応じて特にオイル供給が必要なギヤに集中的にオイルを供給することができる。
請求項3に記載した発明によれば、メイン変速ギヤ列の各ギヤの軸方向配置に対応して、これら各ギヤのそれぞれに対してシフトドラムの各オイル供給孔からオイルを供給可能となる。
請求項4に記載した発明によれば、リード溝内にオイル供給孔を設けた場合にも、このオイル供給孔とシフトピンとが重ならないので、変速機の変速段に応じて、特にオイル供給が必要な動力伝達に用いるギヤのみに集中的にオイルを供給することができる。
請求項5に記載した発明によれば、収容孔をオイルで満たして被検出部の作動を良好にしつつ、前記給油孔と協働してシフトドラムの端面と検出面との間の空間内のオイルを循環させることができる。
請求項6に記載した発明によれば、リード溝内にもオイルを供給可能とし、変速動作をより滑らかにできる。
請求項7に記載した発明によれば、シフター両側の他のギヤに供給されたオイルがシフター両側のスプラインにも供給されるので、変速操作をより滑らかにできる。
図2を参照し、遠心クラッチ21は、右方に開放する有底円筒状をなしてクランクシャフト9の右端部に相対回転可能に支持されるクラッチアウタ21aと、このクラッチアウタ21aの内周側にてクランクシャフト9の右端部に一体回転可能に支持されるクラッチインナ21bと、クラッチアウタ21aの内周側にてクラッチインナ21bに揺動可能に支持される例えば一対の遠心ウェイト21cとを有する。
そして、シフトドラム30の外周壁31には、これを径方向で貫通してその外周側と中空部37とを連通する(外周側に向けて開口する)複数(四つ)のオイル供給孔H1〜H4が形成される。
そして、上記実施形態における構成は本発明の一例であり、当該発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であることはいうまでもない。
4 トランスミッション(変速機)
5 メインシャフト(メイン軸)
6 カウンタシャフト(カウンタ軸)
9 クランクシャフト(クランク軸)
30 シフトドラム
32 リード溝
33a 給油孔
33b 左端面(端面)
33c 左端油室(空間)
35 シフトフォーク
35b シフトピン
37 中空部
37a オイル溜まり
H1〜H4 オイル供給孔
38 メイン変速ギヤ列(変速ギヤ列)
39 カウンタ変速ギヤ列(変速ギヤ列)
50 チェンジ機構(シフト機構)
55 ストッパアーム(ドラムストッパ)
MG1 メインローギヤ(ギヤ)
MG2 メインセカンドギヤ(ギヤ)
MG3 メインサードギヤ(ギヤ)
MG4 メイントップギヤ(ギヤ)
MS メインシフター(シフター)
CS カウンタシフター(シフター)
66 ドラム回転位置検出器
66a 検出面
67 プランジャ(被検出部)
67a 収容孔
69 連通孔
Claims (7)
- 多段の変速ギヤ列(38,39)を具備する変速機(4)と、前記変速機(4)の動力伝達ギヤを変更するシフト機構(50)とを備え、前記シフト機構(50)が、前記変速機(4)の上方に配置されたシフトドラム(30)の回転に伴って変速機(4)の動力伝達ギヤを変更するエンジン用変速機構のオイル供給構造であって、
前記シフトドラム(30)内の中空部(37)がオイル溜まり(37a)とされ、前記シフトドラム(30)には前記中空部(37)から前記シフトドラム(30)の外周に開口する複数のオイル供給孔(H1〜H4)が形成され、これら各オイル供給孔(H1〜H4)が、前記変速機(4)の変速段に応じた前記シフトドラム(30)の回動位置にて、前記シフトドラム(30)の軸方向で異なる位置で下方に向けて開口するとともに、
前記シフトドラム(30)が、その端面(33b)から前記中空部(37)に至る給油孔(33a)を有し、
前記シフトドラム(30)の端面(33b)に検出面(66a)を対向させるドラム回転位置検出器(66)を備え、前記シフトドラム(30)の端面(33b)には、前記検出面(66a)に摺接する被検出部(67)が設けられ、前記被検出部(67)が、前記シフトドラム(30)の端面(33b)に形成された収容孔(67a)に収容されると共に、前記端面(33b)から突出するように軸方向で付勢され、前記給油孔(33a)が、前記シフトドラム(30)の端面(33b)と前記検出面(66a)との間の空間(33c)に連通することを特徴とするエンジン用変速機構のオイル供給構造。 - 前記各オイル供給孔(H1〜H4)が、前記変速機(4)の変速段に応じたギヤに対向するように開口することを特徴とする請求項1に記載のエンジン用変速機構のオイル供給構造。
- 前記変速機(4)が、エンジン(1)のクランク軸(9)から動力が入力されるメイン軸(5)と、このメイン軸(5)から動力が入力されるカウンタ軸(6)とを備え、前記メイン軸(5)に支持されたメイン変速ギヤ列(38)と前記カウンタ軸(6)に支持されたカウンタ変速ギヤ列(39)とが互いに噛合することで、前記メイン軸(5)及びカウンタ軸(6)間で動力伝達が可能とされ、前記メイン変速ギヤ列(38)が、前記メイン軸(5)の軸方向で並ぶ複数のギヤ(MG1〜MG4)を有し、前記シフトドラム(30)が、前記メイン変速ギヤ列(38)の上方で前記メイン軸(5)と平行に配置されることを特徴とする請求項1又は2に記載のエンジン用変速機構のオイル供給構造。
- 前記シフトドラム(30)が、シフトフォーク(35)のシフトピン(35b)を摺動可能に係合させるリード溝(32)を有し、前記シフトドラム(30)の回転により、前記リード溝(32)に沿って前記シフトフォーク(35)と前記メイン軸(5)上及びカウンタ軸(6)上の各シフター(MS,CS)とが軸方向移動することで、前記変速機(4)の変速動作が行われ、かつ前記変速動作の完了後には、前記シフトドラム(30)がドラムストッパ(55)により所定の回転位置に保持され、前記シフトピン(35b)が、前記シフトドラム(30)の下端を避けた位置で前記リード溝(32)に係合すると共に、前記シフトドラム(30)の前記各オイル供給孔(H1〜H4)の内の前記変速機(4)の変速段に対応するものが、前記シフトドラム(30)の下端位置で開口することを特徴とする請求項3に記載のエンジン用変速機構のオイル供給構造。
- 前記シフトドラム(30)が、前記中空部(37)と前記収容孔(67a)とを連通する連通孔(69)を有することを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載のエンジン用変速機構のオイル供給構造。
- 前記各オイル供給孔(H1〜H4)の少なくとも一つが、前記リード溝(32)内に設けられることを特徴とする請求項4に記載のエンジン用変速機構のオイル供給構造。
- 前記メイン軸(5)上のシフター(MS)がギヤ(MG4)を有し、このシフター(MS)が軸方向で他のギヤ(MG2,MG3)に挟まれて配置されると共に、前記メイン軸(5)に対してスプライン嵌合により軸方向移動可能であることを特徴とする請求項3又は4に記載のエンジン用変速機構のオイル供給構造。
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