JP5511929B2 - 交流発電機 - Google Patents

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Description

この発明は、出力電圧の大きさを調整する機能を有する装置本体が交流発電機に設けられる場合、及び交流発電機の外部に設けられる場合の両方に対応できる交流発電機に関する。
エンジンルームに搭載される車両用交流発電機は、エンジンにより回転駆動され、バッテリを充電したり、車載の電気負荷に電力を供給するものである。その出力電圧をバッテリの充電状態や電気負荷の要求電力などに応じて制御するのが電圧調整装置である。
車両用交流発電機内の部品として構成される電圧調整装置として、出力電圧を制御する電圧調整機能を有する装置本体とコンデンサ素子とをホルダ内の一体空間内に搭載し、絶縁樹脂を一箇所から注入することで双方を同時に固定化するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
このものの場合、樹脂注入の際には、装置本体の発熱部に熱導電材を介して接合されたヒートシンクが、底蓋としての機能を兼用しており、固定部品の点数削減や製造時間短縮等の効果を有している。
一方、車両用交流発電機には、装置本体を車両側の制御装置(ECU)で備え、発電機側では有しない、所謂レギュレータ無しタイプのものもある。
装置本体を発電機側に備えた主流の車両用交流発電機では、組み込まれる部品である電圧調整装置は、多種多様の発電機機種の大半においてコネクタ構造が同じものについては可能な範囲で共用化されている。
しかしながら、前記レギュレータ無しタイプのものに対しては、そのメインとなる装置本体が発電機側には無いために、基本的に共用部品で対応ができず、個別仕様部品で対応せざるを得ない。
特開2011-130639号公報(図4)
上記特許文献1の車両用交流発電機は、装置本体とコンデンサ素子とをホルダ内の一体空間内に搭載し、絶縁樹脂を一箇所から注入するが、このホルダをレギュレータ無しタイプのものとの共用化を目的として使用し、ホルダから装置本体を除去すると、装置本体の放熱用に装置本体に当接していたヒートシンクも取り除かれる、即ち樹脂受け蓋としていたヒートシンクも取り除かれるので、そのままでは樹脂をホルダ内に封止できず、コンデンサ素子や端子接続部が露出した状態になってしまう。
また、樹脂受けだけのためにヒートシンクを取り付けることはコスト削減、部品削減の面から採用できず、部品共用化、製造コスト低減が進まないという問題点があった。
この発明は、かかる問題点を解決することを課題とするものであって、出力電圧の大きさを調整する機能を有する装置本体が交流発電機に設けられる場合、及び交流発電機の外部に設けられる場合の両方において、電圧調整装置の部品を共用部品として対応でき、またモールド体の成形金型の大半の部分も同一で対応することができ、製造コストを大幅に低減することができる交流発電機を得ることを目的とする。
この発明に係る交流発電機は、
ケーシングと、
このケーシングの内側に固定され固定子巻線が巻装された固定子と、
回転子巻線が巻装され、回転駆動されることにより前記固定子巻線に交流起電力を誘起する回転子と、
前記交流起電力を直流の出力電圧に変換する整流装置と、を備えた交流発電機において、
前記出力電圧の大きさを調整する機能を有する装置本体が前記交流発電機に設けられた場合と交流発電機の外部に設けられた場合とにおいてほぼ同一外形で、前記ケーシングに固定された、インサート導体を有するモールド体であって、
このモールド体は、一面側にはコンデンサ素子を内蔵したコンデンサ体が前記インサート導体と電気的に接続されており、
他面側には、前記装置本体が前記交流発電機の外部に設けられるときのみ抵抗が前記インサート導体と電気的に接続されるとともに、前記装置本体は前記交流発電機に設けられるときのみ前記インサート導体と電気的に接続されるように構成されている。
この発明に係る交流発電機によれば、モールド体は、一面側にはコンデンサ素子を内蔵したコンデンサ体がインサート導体と電気的に接続されており、他面側には、前記装置本体が交流発電機の外部に設けられるときのみ抵抗がインサート導体と電気的に接続されるとともに、装置本体は交流発電機に設けられるときのみインサート導体と電気的に接続されるようになっているので、部品の共有化が可能となり、またモールド体の成形金型の大半の部分も同一で対応することができ、製造コストを大幅に低減することができる。
この発明の実施の形態1の車両用交流発電機(レギュレータ無しタイプ)を示す側断面図である。 図1の車両用交流発電機において保護カバーを除いた状態の背面図である。 図1の車両用交流発電機の電気回路図である。 図1の調整装置半体を示す分解斜視図である。 図4のV-V線に沿った矢視断面図である。 図4のVI-VI線に沿った矢視断面図である。 ダイレクト溶接を説明する概略図である。 調整装置半体を示す電気回路図である。 モールド体のインサート導体を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1の車両用交流発電機(レギュレータ有りタイプ)を示す側断面図である。 図10の車両用交流発電機において保護カバーを除いた状態の背面図である。 図10の車両用交流発電機の電気回路図である。 図10の電圧調整装置の分解斜視図である。 図13のXIV-XIV線に沿った矢視断面図である。 この発明の実施の形態2の車両用交流発電機(レギュレータ無しタイプ)の調整装置半体を示す断面図(図5に対応)である。 この発明の実施の形態2の車両用交流発電機(レギュレータ無しタイプ)の電圧調整装置を示す断面図(図6に対応)である。 インダイレクト溶接を説明する概略図である。
以下、この発明の各実施の形態の車両用交流発電機について図に基づいて説明するが、各図において同一、または相当部材、部位については同一符号を付して説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1の車両用交流発電機(レギュレータ無しタイプ)を示す側断面図、図2は図1の車両用交流発電機において保護カバー25を除いた状態の背面図、図3は図1の車両用交流発電機の電気回路図である。
車両用交流発電機1は、それぞれ略椀形状のアルミニウム製フロントブラケット2、リヤブラケット3とからなるケーシング4と、このケーシング4に一対の軸受5を介して回転自在に支持されたシャフト6と、ケーシング4のフロント側に延出するシャフト6の端部に固着されたプーリ7と、シャフト6に固定されてケーシング4内に配設された回転子8と、この回転子8の軸方向の両端面に固定されたファン11と、回転子8を囲むようケーシング4に固定された固定子12と、ケーシング4のリヤ側に延出するシャフト6の延出部に固定され、回転子8に電流を供給する一対のスリップリング15と、各スリップリング15の表面に摺動する一対のブラシ16とを備えている。
また、車両用交流発電機1は、これらのブラシ16を収容するブラシホルダ17と、ブラシホルダ17の外径側に配されて回路内で生じるノイズを吸収するコンデンサ素子を内蔵したコンデンサ体43、抵抗44及びモールド体45を有する調整装置半体50と、バッテリなどの外部装置(図示せず)との信号の入出力を行うコネクタ20と、リヤブラケット3のリヤ側に配置されて、固定子12で生じる交流起電力を直流の出力電圧に変換する整流装置21と、ブラシホルダ17、整流装置21を覆うようにリヤブラケット3に装着された保護カバー25と、を備えている。
回転子8は、ランデル型回転子で、励磁電流が流されて磁束を発生する界磁巻線9と、界磁巻線9を覆うよう設けられ、その磁束によって磁極が形成されるポールコア10とを備えている。また、固定子12は、円筒状の固定子鉄心13と、固定子鉄心13に巻装され、回転子8の回転に伴い、界磁巻線9からの磁束の変化で交流起電力が誘起される固定子巻線14と、を備えている。固定子12は、固定子鉄心13をフロントブラケット2およびリヤブラケット3の開口端に軸方向両端から挟持されて回転子8を取り囲むよう配設されている。
整流装置21は、複数個の正極側整流素子22aが実装された正極側ヒートシンク22と、複数個の負極側整流素子23aが実装された負極側ヒートシンク23と、サーキットボード24、とを備え、正極側ヒートシンク22と負極側ヒートシンク23との間にサーキットボード24を挟んで積層し軸方向視略C字状に構成されている。そして、正極側整流素子22aと負極側整流素子23aとがサーキットボード24を介して所定のブリッジ回路を構成するように接続される。
このように構成された整流装置21は、スリップリング15の外周側に、シャフト6の軸心と直交する平面上にシャフト6を中心とする扇状に配置されて、ネジ40によりリヤブラケット3の外側端面に締着固定されている。そして、固定子巻線14のリード線14aがリヤブラケット3から引き出されてサーキットボード24の端子に結線され、整流装置21と固定子巻線14とが電気的に接続される。
また、ブラシホルダ17は、整流装置21の略C字状の先端間に配置されて、ネジ41によりリヤブラケット3の外側端面に締着固定されている。同様に、調整装置半体50は、整流装置21の略C字状の先端位置であって、前記ブラシホルダ17の外径側に配置されている。
図4は図1の調整装置半体50を示す斜視図、図5は図4のV-V線に沿った矢視断面図、図6は図4のVI-VI線に沿った矢視断面図である。
調整装置半体50は、インサート導体である複数の端子45aをモールディングしたモールド体45と、端子45aに端子43aが電気的に接続されたコンデンサ体43と、端子45aにリード44aが電気的に接続された抵抗44とを備えている。
モールド体45にインサートされた端子45aは、一体に設けられるコネクタ20内で露出するコネクタ端子20aやアース部(図8、9のE1)以外で、溶接に無関係な箇所は基本的にモールディングされ、溶接箇所において両面が露出している。
コンデンサ体43及び抵抗44は、モールド体45の両面に分れており、一面にはコンデンサ体43が、他面には抵抗44が設けられている。
モールド体45の他面には、凹部45bが形成されており、抵抗44の側面には隣接する仕切部56が形成されている。
モールド体45は、ネジ42によりリヤブラケット3の外側端面に締着固定されている。
コンデンサ体43の端子43aの上述の露出する箇所及び抵抗44のリード44aは、モールド体45の端子45aとそれぞれ重ね合わせ、図7に示すダイレクト溶接で電気的に接続される。
ダイレクト溶接は、二つの金属板51を重ね合わせ、金属板51の接続部位の上下から一対の電極52を加圧制御装置53により制御された圧力で加圧しつつ、電流制御装置54により制御された電流を流し、金属板51の抵抗発熱を利用して、接触点に溶接部55を形成する方法である。
コンデンサ体43の端子43aの上述の露出する箇所及び抵抗44のリード44aと、モールド体45の端子45aとは、上記ダイレクト溶接で接続されているが、端子45aの接続部位には突起が形成されており、信頼性が高い溶接構造になっている。
また、平面視で抵抗44の溶接部の外側にコンデンサ体43の溶接部が配されているので、溶接作業時に互いに緩衝することなく、作業性が良く、コンパクトな構成の部品が得られる。
溶接後には、抵抗44の側面に設けた仕切部56の内側には充填材57が施されており、抵抗44のモールド体45に対する固定とリード44aと端子45aとの接続部の信頼性を確保している。
図8は調整装置半体50を示す電気回路図、図9はモールド体45のインサート導体(点線)を示す斜視図であり、点線はインサート導体である端子45aを示している。 図8の電気回路図で示された調整装置半体50の各接点B1-B5,E1,E2は、図9に示された端子45aの各部位B1-B5,E1,E2と対応している。
この実施の形態では、仕切部56により抵抗44の周りのみに充填材57が充填されており、コンデンサ体43及びコンデンサ端子43aの周りには充填材が施されてなく、コスト的にも優れている。
コンデンサ体43及びコンデンサ端子43aの周りに充填材が施されていない例が、例えば特許登録414186838号公報の図5に示されている。
即ち、図5は車両用発電機のレギュレータの断面図であるが、この図5から分かるように、コンデンサ素子の高電位側及び低電位側の2箇所の端子自体は離間しており、加えて低電位側がアースされており、コンデンサ素子の高、低電位側端子は、充填材で覆われることなく露出している。
なお、コンデンサ体43とコンデンサ端子43aの周りにも個別で充填材を設けてもよい。
以上、調整装置半体50が組み込まれた車両用交流発電機1(レギュレータ無しタイプ)について説明したが、次に電圧調整装置58が組み込まれた車両用交流発電機1A(レギュレータ有りタイプ)について説明する。
図10はこの車両用交流発電機1Aを示す側断面図、図11は図10の車両用交流発電機1Aにおいて保護カバー25を除いた状態の背面図、図12は図10の車両用交流発電機1Aの電気回路図である。
この電圧調整装置58は、図13、図14に示すように、インサート導体である端子45aをモールディングしたモールド体45Aと、モールド体45Aの一面側に配置され端子45aに端子43aが電気的に接続されたコンデンサ体43と、モールド体45Aの他面側に配置され端子45aに端子19aが電気的に接続された装置本体19と、電圧出力の大きさを調整する機能を有するこの装置本体19の底面と当接配置されたヒートシンク18と、を備えている。
モールド体45にインサートされた端子45aについては、前述の車両用交流発電機1のものと類似しており、溶接箇所については両面露出している。
モールド体45Aの他面には、凹部45bが形成されている。
モールド体45Aは、ネジ42によりリヤブラケット3の外側端面に締着固定されている。
上記構成の電圧調整装置58は、モールド体45Aの凹部45bに装置本体19を挿入し、モールド体45Aの端子45aの上述の露出する箇所と装置本体19の端子19aとを重ね合わせダイレクト溶接により電気的に接続する。
次に、モールド体45Aを反転させ、コンデンサ体43の端子43aを、モールド体45Aの端子45aの上述の露出する箇所と重ね合わせ、ダイレクト溶接で電気的に接続する。
また、平面視で装置本体19の溶接部の外側にコンデンサ体43の溶接部が配されているので、溶接作業時に互いに緩衝することなく、作業性が良く、コンパクトな構成の部品が得られる。
この後、ヒートシンク18を装置本体19に熱伝導材を介して当接配置し、かつモールド体45Aに固着し、凹部45bを覆う。
最後に、凹部45b内に充填材57を充填する。
端子19aは、端子巾自体が細く、また相互の距離も狭い。それに対応する端子45aも他の箇所より細く、互いの間隔が狭い。
このため、この充填は、端子19aの電気的接続部周辺を絶縁樹脂でほぼ覆って、車載時の被水、異物付着などから保護するためのものである。
なお、コンデンサ体43及びコンデンサ端子43aのそれぞれの周りに充填材57を施す必要があれば、図14に示す、装置本体19の端子19aの上位であるコンデンサ端子43aに達するまで、充填材57の充填量を増やすことで簡単に対応できる。
図5に示す、調整装置半体50用のモールド体45と、図14に示す、電圧調整装置58用のモールド体45Aとは、仕切部56の有無があるもののほぼ同一外形である。
また、各モールド体45,45Aのインサート導体の端子45aの構成が異なるだけであり、所謂レギュレータ有り、無しの両タイプでも大半の部分を同じ成型金型で対応することができる。
以上説明したように、この実施の形態による車両用交流発電機1,1Aによれば、ほぼ同一外形のモールド体45,45Aは、一面側にはコンデンサ素子を内蔵したコンデンサ体43がインサート導体と電気的に接続されており、他面側には、装置本体19が車両用交流発電機1の外部に設けられるときのみ抵抗44がインサート導体と電気的に接続されているとともに、装置本体19は車両用交流発電機1Aに設けられるときのみインサート導体と電気的に接続されるようになっている。
従って、レギュレータ無しタイプの車両用交流発電機1、レギュレータ有りタイプの車両用交流発電機1Aともに、ほぼ共通のモールド体45,45Aを用いて、両タイプの車両用交流発電機1,1Aに簡単に対応することができる。
また、モールド体45,45Aは、ほぼ同一の外形であり、モールド体の成形金型の大半の部分を同一の金型で対応することができ、製造コストを大幅に低減することができる。
また、抵抗44あるいは装置本体19は、コンデンサ体43の投影面積内に配置されており、また凹部45b内に収まっており、電圧調整装置58は小型である。
また、インサート導体である複数の端子45aは、コンデンサ体43、抵抗44及び装置本体19と電気的に接続する接続部位では、両面が露出しているので、所謂ダイレクト溶接により溶接部55を挟み込み高い加圧力を与えることで、強固に接続される。
また、インサート導体の接続部位では、コンデンサ体43、抵抗44及び装置本体19の側に突出した突起が形成されているので、ダイレクト溶接による信頼性が向上する。
なお、突起は、コンデンサ体43、抵抗44及び装置本体19に形成しても同様の効果を得ることができる。
また、モールド体45Aは、コンデンサ体43と反対側の面には、装置本体19を収納する凹部45bが形成されているので、装置本体19は、組立工程において凹部45bに収納すると同時にモールド体45Aの所定の位置に設置され、インサート導体と装置本体19の端子19aとの溶接作業性も向上する。
また、モールド体45Aの凹部45bを覆うとともに装置本体19と当接配置したヒートシンク18を備えているので、装置本体19の放熱性が向上するとともに、ヒートシンク18は凹部45b内に絶縁樹脂を注入する際の底蓋としての機能をも有する。
実施の形態2.
図15、図16はこの発明の実施の形態2の車両用交流発電機1の調整装置半体50Aを示す断面図である。
実施の形態1の調整装置半体50では、モールド体45の溶接箇所において端子45aの両面が露出した露出部59(図6 溶接部)を有していたが、この実施の形態の調整装置半体50Aのモールド体45Bは、溶接箇所において端子45aの何れか一方の面のみ露出する構成である。他の構成は、実施の形態1の車両用交流発電機1と同じである。
この調整装置半体50Aの場合は、コンデンサ体43の端子43a及び抵抗44のリード44aは、モールド体45Bの端子45aの上述の露出する片側箇所とそれぞれ重ね合わせ、載置し、図17に示すインダイレクト溶接で電気的に接続される。
このインダイレクト溶接は、二つの金属板51を重ね合わせ、金属板51の接続部位の一方電極52を加圧しつつ、電極52と給電端子60との間で電流を流し、金属板51の抵抗発熱を利用して、接触点に溶接部55を形成する方法である。
このインダイレクト溶接の場合の給電端子60取付箇所としては、端子45aの他の露出箇所、例えば図9の部位B5、E1等を用いることができる。
この実施の形態の車両用交流発電機1によれば、インサート導体は、コンデンサ体43、抵抗44と電気的に接続する片面のみ露出しているので、水、泥などが大量に付着する悪条件にさらされた場合であっても、端子45aの露出がより少ないので、信頼性がより高くなる。
また、実施の形態1のもののように、溶接部を挟み込むダイレクト溶接のように高い加圧力を与えることはできないが、端子45aの溶接部の片側を露出させないで済むので、モールド体45Bの構成の自由度も高く、また例えば図内上下方向から水等をかぶり易い車載機種においては特に有用である。
なお、上記実施の形態2では、所謂レギュレータ無しタイプの車両用交流発電機1について説明したが、レギュレータ有りタイプの車両用交流発電機1Aについても適用することができるのは勿論である。
また、溶接方法について、実施の形態1ではコンデンサ端子43a、リード44a、共にダイレクト溶接で、実施の形態2では共にインダイレクト溶接で行っているが、それぞれの箇所に適する方法を適宜採用すればよく、上記に限定するものではない。
また、上記各実施の形態では、車両用交流発電機1,1Aについて説明したが、勿論車両用以外の発電機にもこの発明が適用できるのは勿論である。
1 車両用交流発電機、2 フロントブラケット、3 リヤブラケット、4 ケーシング、5 軸受、6 シャフト、7 プーリ、8 回転子、9 界磁巻線、10 ポールコア、11 ファン、12 固定子、13 固定子鉄心、14a リード線、14 固定子巻線、15 スリップリング、16 ブラシ、17 ブラシホルダ、18 ヒートシンク、19 装置本体、19a 端子、20 コネクタ、20a コネクタ端子、21 整流装置、22 正極側ヒートシンク、22a 正極側整流素子、23 負極側ヒートシンク、23a 負極側整流素子、24 サーキットボード、25 保護カバー、40,41,42 ネジ、43 コンデンサ体、43a コンデンサ端子、44a リード、44 抵抗、44a リード、45,45A,45B モールド体、45a 端子、45b 凹部、50,50A 調整装置半体、51 金属板、52 電極、53 加圧制御装置、54 電流制御装置、55 溶接部、56 仕切部、57 充填材、58 電圧調整装置、59 露出部(溶接部)、60 給電端子。

Claims (9)

  1. ケーシングと、
    このケーシングの内側に固定され固定子巻線が巻装された固定子と、
    回転子巻線が巻装され、回転駆動されることにより前記固定子巻線に交流起電力を誘起する回転子と、
    前記交流起電力を直流の出力電圧に変換する整流装置と、を備えた交流発電機において、
    前記出力電圧の大きさを調整する機能を有する装置本体が前記交流発電機に設けられた場合と交流発電機の外部に設けられた場合とにおいてほぼ同一外形で、前記ケーシングに固定された、インサート導体を有するモールド体であって、
    このモールド体は、一面側には、コンデンサ素子を内蔵したコンデンサ体が前記インサート導体と電気的に接続されており、
    他面側には、前記装置本体が前記交流発電機の外部に設けられるときのみ抵抗が前記インサート導体と電気的に接続されるとともに、前記装置本体は前記交流発電機に設けられるときのみ前記インサート導体と電気的に接続されることを特徴とする交流発電機。
  2. 前記コンデンサ体と前記抵抗とは、互いに対向して配置され、かつ平面視で、前記抵抗と前記インサート導体とを電気的に接続する接続部位の外側に、前記コンデンサ体と前記インサート導体とを電気的に接続する接続部位が配されていることを特徴とする請求項1に記載の交流発電機。
  3. 前記コンデンサ体と前記装置本体とは、互いに対向して配置され、かつ平面視で、前記装置本体と前記インサート導体とを電気的に接続する接続部位の外側に、前記コンデンサ体と前記インサート導体とを電気的に接続する接続部位が配されていることを特徴とする請求項1に記載の交流発電機。
  4. 前記インサート導体は、前記コンデンサ体、前記抵抗及び前記装置本体と電気的に接続する接続部位では、両面が露出していることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の交流発電機。
  5. 前記インサート導体は、前記コンデンサ体、前記抵抗及び前記装置本体と電気的に接続する接続部位では、接合する片面のみ露出していることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の交流発電機。
  6. 前記接続部位では、前記インサート導体、または前記コンデンサ体、前記抵抗及び前記装置本体の一方において他方の側に突出した突起が形成されていることを特徴とする請求項2〜5の何れか1項に記載の交流発電機。
  7. 前記モールド体は、前記他面側には、前記装置本体を収納する凹部が形成されていることを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の交流発電機。
  8. 前記凹部を覆うとともに前記装置本体と面接触したヒートシンクを備えたことを特徴とする請求項7に記載の交流発電機。
  9. 前記交流発電機は、車両用交流発電機であることを特徴とする請求項1〜8の何れか1項に記載の交流発電機。
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