JP5511200B2 - 回路基板検査装置におけるプローブピンのオフセット量取得方法 - Google Patents

回路基板検査装置におけるプローブピンのオフセット量取得方法 Download PDF

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Description

本発明は、回路基板検査装置に装着されているプローブピンの原点位置に対するオフセット量(偏差量)を正確に取得する技術に関するものである。
回路基板検査装置は、プローブピンの駆動方法別で言えば、複数本のプローブピンをピンボードに植設して各プローブピンを一度に被検査回路基板の測定ポイントに接触させるピンボード方式(フィクスチュア方式)と、例えば2本もしくは3本等のプローブピンをX−YおよびZ軸方向に個別的に移動させて被検査回路基板の測定ポイントに接触させるX−Y方式(フライング方式)とに大別される。
このうち、X−Y方式では、制御部より各プローブピンの駆動手段にx,yの座標データを与えて、各プローブピンを被検査回路基板の測定ポイント上にまで移動させるようにしているが、この場合に指定する座標データ(x,y)は、回路基板検査装置の原点の位置(0,0)を基準として設定される。
プローブピンは消耗品であるため交換されるが、プローブピンを可動ヘッドに取り付ける際の取付誤差や、プローブピン自体の個体差等により、プローブピンの先端が一定の位置におかれるとは限らない。むしろ、往々にして位置的にばらつきが生ずる。
そこで、交換のつど、プローブピンの先端位置を確かめる必要がある。これが、プローブピンのオフセット量取得と呼ばれるものであり、その典型的な従来例を図6,図7を参照して説明する。
まず、図6に示すように、オフセット用基板1に感圧紙等の紙2を張り、オフセット用基板1を回路基板検査装置の原点Oの位置付近にセットする。
そして、制御部よりプローブピン駆動手段(ともに図示しない)に原点Oの座標データ(0,0)を与えてプローブピン10を原点Oに向けて移動させたのち、Z軸方向に下降させて紙2に打痕10aを付ける。
次に、X−Y方向に移動可能な例えばCCDカメラ20を原点Oの位置(0,0)に移動させ、図7に示すように、そのファインダ内にある例えば十文字マーク20aの中心に打痕10aがあるかどうかを見る。
十文字マーク20aの中心に打痕10aがあればオフセット量は「0」であり、制御部からプローブピン駆動手段に与える座標データを補正する必要はない。
これに対して、図7(a)に示すように、打痕10aが十文字マーク20aの中心から外れている場合には、CCDカメラ20を手動操作で移動させて、図7(b)に示すように、十文字マーク20aの中心を打痕10aに合わせ込む。
このとき、CCDカメラ20のX軸方向の移動量がxa,Y軸方向の移動量がyaであるとすれば、原点Oの位置(0,0)に対する打痕10aのX,Y座標上での位置は(xa,ya)となる。
すなわち、交換されたプローブピン10は、原点Oの位置(0,0)に対して(xa,ya)のオフセット量をもつことになるため、実際の回路基板検査時には、制御部からプローブピン駆動手段に与える座標データが上記オフセット量分だけ加算もしくは減算されることになる。
しかしながら、CCDカメラ20を手動操作で移動させ、目で見て十文字マーク20aの中心を打痕10aに合わせる場合、どうしても作業者の操作誤差や目視誤差が入り込むため、正確とは言えない。
そこで、特許文献1に記載された発明では、CCDカメラ20で撮像された打痕10aの画像を画像処理手段にて処理して、その重心を求めるようにしている。
特開平6−331653号公報
上記特許文献1に記載された発明によれば、打痕10aの重心が自動的に求められることから、原点位置に対するオフセット量を正確に取得することができる。
しかしながら、CCDカメラおよび画像処理手段と言った高価な設備を必要とすることから、これらの設備を導入するうえでコスト負担が大きい。
また、オフセット量を取得するにあたって、前もってオフセット用基板に貼られた打痕紙に打痕を付ける作業を必要とするため、その分、作業時間もかかる、という問題がある。
したがって、本発明の課題は、より低コストの設備で、プローブピンのオフセット量を自動的かつ正確に取得できるようにすることにある。
上記課題を解決するため、第1の発明は、請求項1に記載されているように、回路基板検査装置が備えるプローブピン駆動手段によりX,Y方向に任意に移動するプローブピンを、上記回路基板検査装置の原点位置に移動させた際の、上記原点位置に対する上記プローブピンのオフセット量を取得するにあたって、上記回路基板検査装置に上記原点位置を通るX軸とY軸とによる4象限を含むX−Y座標を仮想的に設定し、上記プローブピンと静電的に結合可能で、上記プローブピンの直径とほぼ等しい幅を有するセンサ電極を4つ用意して、上記原点位置からそれぞれ等距離として、そのうちの2つのセンサ電極を上記X軸上に配置するとともに、残された2つのセンサ電極を上記Y軸上に配置し、上記プローブピン駆動手段に上記原点位置の座標データを与えて上記プローブピンを上記原点位置に向けて移動させたのち、静電容量測定手段により、上記プローブピンと上記各センサ電極との間に生ずる静電容量値をそれぞれ測定し、上記測定された4つの静電容量値内で静電容量値が第1番目に大きい第1静電容量値と第2番目に大きい第2静電容量値とから上記プローブピンが存在する特定の象限を絞り込み、上記特定の象限のX軸とY軸とに配置されている2つのセンサ電極を第1センサ電極,第2センサ電極とし、上記第1センサ電極と上記プローブピンとの間の静電容量値から、その間の距離r1を求めて上記第1センサ電極を中心とし上記距離r1を半径とする第1の円の方程式(1)を立てるとともに、上記第2センサ電極と上記プローブピンとの間の静電容量値から、その間の距離r2を求めて上記第2センサ電極を中心とし上記距離r2を半径とする第2の円の方程式(2)を立てて、上記各方程式(1),(2)から上記第1の円と上記第2の円の交点座標を求め、上記交点座標が1つの場合には、その交点座標を上記原点位置に対する上記プローブピンのオフセット量とし、上記特定の象限内に交点座標が2つ存在する場合には、上記測定された4つの静電容量値内で静電容量値が第3番目に大きい第3静電容量値を示すセンサ電極を第3センサ電極とし、上記交点座標の各々に上記プローブピンが存在すると仮定して、その一方の交点座標と上記第3センサ電極との間の静電容量値と、他方の交点座標と上記第3センサ電極との間の静電容量値とをそれぞれ算出し、上記第3静電容量値に近い方の静電容量値が算出される側の交点座標を、上記原点位置に対する上記プローブピンのオフセット量とすることを特徴としている。
また、第2の発明は、請求項2に記載されているように、回路基板検査装置が備えるプローブピン駆動手段によりX,Y方向に任意に移動するプローブピンを、上記回路基板検査装置の原点位置に移動させた際の、上記原点位置に対する上記プローブピンのオフセット量を取得するにあたって、上記回路基板検査装置に上記原点位置を通るX軸とY軸とによる4象限を含むX−Y座標を仮想的に設定し、上記プローブピンと静電的に結合可能で、上記プローブピンの直径とほぼ等しい幅を有するセンサ電極を4つ用意して、上記原点位置からそれぞれ等距離として、そのうちの2つのセンサ電極を上記X軸上に配置するとともに、残された2つのセンサ電極を上記Y軸上に配置し、上記プローブピン駆動手段に上記原点の座標データを与えて上記プローブピンを上記原点位置に向けて移動させたのち、静電容量測定手段により、上記プローブピンと上記各センサ電極との間に生ずる静電容量値をそれぞれ測定し、上記測定された4つの静電容量値内で静電容量値が第1番目に大きい第1静電容量値と第2番目に大きい第2静電容量値とから上記プローブピンが存在する特定の象限を絞り込み、上記特定の象限のX軸とY軸とに配置されている2つのセンサ電極を第1センサ電極,第2センサ電極とし、上記第1センサ電極と上記プローブピンとの間の静電容量値から、その間の距離r1を求めて上記第1センサ電極を中心とし上記距離r1を半径とする第1の円の方程式(1)を立てるとともに、上記第2センサ電極と上記プローブピンとの間の静電容量値から、その間の距離r2を求めて上記第2センサ電極を中心とし上記距離r2を半径とする第2の円の方程式(2)を立てて、上記各方程式(1),(2)から上記第1の円と上記第2の円の交点座標を求め、上記交点座標が1つの場合には、その交点座標を上記原点位置に対する上記プローブピンのオフセット量とし、上記特定の象限内に交点座標が2つ存在する場合には、上記測定された4つの静電容量値内で静電容量値が第3番目に大きい第3静電容量値を示すセンサ電極を第3センサ電極とし、上記第3センサ電極と上記プローブピンとの間の第3静電容量値から、その間の距離r3を求めて上記第3センサ電極を中心とし上記距離r3を半径とする第3の円の方程式(3)さらにを立てて、上記方程式(1),(2)のいずれか一方の方程式と上記方程式(3)とから、上記第1の円もしくは上記第2の円と上記第3の円との交点座標を別に求め、この別に求められた交点座標と上記第1の円と上記第2の円の上記交点座標とを対比し、重なる交点座標をもって上記原点位置に対する上記プローブピンのオフセット量とすることを特徴としている。
上記第1および第2の発明において、請求項3に記載されているように、上記第3センサ電極として、上記測定された4つの静電容量値内で静電容量値が第3番目に大きい第3静電容量値を示すセンサ電極に代えて、静電容量値が第4番目に大きい第4静電容量値を示すセンサ電極を用いてもよい。
本発明によれば、設備的には、プローブピンと静電的に結合可能な4つのセンサ電極と、プローブピンと各センサ電極との間の静電容量値を測定するCメータもしくはLCRメータ等の静電容量測定手段があればよく、静電容量の測定後は、プローブピンの座標値(オフセット量)がもっぱら演算によって求められるため、CCDカメラおよび画像処理手段と言った高価な設備を必要とすることなく、より低コストの設備で、プローブピンのオフセット量を自動的かつ正確に取得することができる。
本発明によるプローブピンのオフセット量取得方法を説明するための模式図。 本発明に適用される装置例を示す模式図。 本発明においてプローブピンの位置座標を特定する第1の例を示す模式図。 本発明においてプローブピンの位置座標を特定する第2の例を示す模式図。 本発明においてプローブピンの位置座標を特定する第3の例を示す模式図。 従来例を説明するための模式的な斜視図。 上記従来例でカメラの十文字マークを打痕に合わせ込む状態を示す模式図。
次に、図1ないし図5により、本発明の実施形態について説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
本発明の回路基板検査装置は、その全体の構成は図示を省略しているが、例えば2本もしくは3本等のプローブピンをX−YおよびZ軸方向に個別的に移動させて被検査回路基板の測定ポイントに接触させるX−Y方式(フライング方式)の回路基板検査装置である。
本発明によると、図1に示すように、回路基板検査装置の原点O(0,0)を通るX軸とY軸とにより4象限を含むX−Y座標が仮想的に設定され、X軸上に2つのセンサ電極SX1,SX2が配置され、Y軸上に2つのセンサ電極SY1,SY2が配置される。
回路基板検査装置の原点Oは、例えば被検査回路基板が載置される装置基台の所定の位置に設定されてよい。センサ電極SX1,SX2,SY1,SY2は、原点Oから等距離に配置される。
すなわち、xa=yaとして、センサ電極SX1の座標は(xa,0),センサ電極SX2の座標は(−xa,0),センサ電極SY1の座標は(0,ya),センサ電極SY1の座標は(0,−ya)である。
各センサ電極SX1,SX2,SY1,SY2は、プローブピン10と静電的に結合可能であり、図2に示すように、例えばCメータ(静電容量測定手段)30にて、プローブピン10と各センサ電極SX1,SX2,SY1,SY2との間の静電容量値がそれぞれ測定される。
すなわち、Cメータ30の一端側にプローブピン10が接続され、その他端側に各センサ電極SX1,SX2,SY1,SY2がスイッチSW1〜SW4を含むスキャナを介して並列的に接続され、スイッチSW1〜SW4を択一的にオンにすることにより、プローブピン10と各センサ電極SX1,SX2,SY1,SY2との間の静電容量値が測定される。
各センサ電極SX1,SX2,SY1,SY2は寸法,形状を含めて同一構成で、センサ電極の幅は、プローブピン10の直径とほぼ等しいことが好ましい。なお、測定に際しては、プローブピン10がLow電位に保持され、各センサ電極SX1,SX2,SY1,SY2がHi電位に保たれる。Cメータに代えて、LCRメータが用いられてもよい。
プローブピン10は、プローブピン駆動手段により被検査回路基板がセットされる装置基台と平行なX−Y平面内で移動自在であり、かつ、被検査回路基板の被測定ポイントに移動した後にはZ軸(垂直方向)に昇降するように駆動される。
上記プローブピン駆動手段は、例えばX軸アームと、X軸アームと直交しX軸アームの送りねじ軸によってX軸方向に往復動するY軸アームと、Y軸アームに保持されY軸アームの送りねじ軸によってY軸方向に往復動する可動ヘッドとを含む公知の駆動手段あってよく、プローブピン10は、可動ヘッドに設けられている昇降手段に交換可能に取り付けられる。なお、X軸アームおよびX軸アームの各送りねじ軸は、好ましくはステッピングモータにより駆動される。
プローブピン10を上記可動ヘッドに取り付けたのち、そのオフセット量を取得するため、図示しない制御部より、プローブピン駆動手段に原点Oの座標データ(0,0)を与えて、プローブピン10を原点Oが存在するX−Y座標内に移動させる。
そして、上記スイッチSW1〜SW4を順次切り替えて、プローブピン10とセンサ電極SX1との間の静電容量値C1,プローブピン10とセンサ電極SY1との間の静電容量値C2,プローブピン10とセンサ電極SX2との間の静電容量値C4,プローブピン10とセンサ電極SY2との間の静電容量値C3を測定する。
その結果、各静電容量値C1〜C4がすべて同じ値であれば、プローブピン10が原点O上に位置していることを意味するから、オフセット量は「0」であり、制御部からプローブピン駆動手段に与える座標データを補正する必要はない。
各静電容量値C1〜C4が同じ値でない場合には、静電容量値C1〜C4の大小関係を判定し、静電容量値が第1番目に大きい第1静電容量値と第2番目に大きい第2静電容量値とから、X−Y座標内でプローブピン10が存在する象限を絞り込む。
例えば、C1>C2>C3>C4であるとすると、静電容量値が第1番目に大きい第1静電容量値C1にはセンサ電極SX1が関与し、静電容量値が第2番目に大きい第2静電容量値C2にはセンサ電極SY1が関与しているから、プローブピン10が第I象限に存在していると判定できる。
次に、第1静電容量値C1と第2静電容量値C2とから、逆算により、プローブピン10とセンサ電極SX1との間の距離r1と、プローブピン10とセンサ電極SY1との間の距離r2をそれぞれ算出する。
次に、図3を参照して、センサ電極SX1を中心とし半径r1とする第1の円A1の方程式(次式(1))と、センサ電極SY1を中心とし半径r2とする第2の円A2の方程式(次式(2))を立てて、第1の円A1と第2の円A2との交点座標を求める。
(x−xa)+(ya)=r1…(1)
(x)+(y−ya)=r2…(2)
解が1つ、すなわち交点座標Pが1つであれば、図3に示すように、プローブピン10がセンサ電極SX1とセンサ電極SY1とを結ぶ直線上に位置していると判定できるため、その交点座標Pを原点Oに対するプローブピン10のオフセット量とすることができる。
これに対して、解が2つで、図4に示すように、第I象限内に2つの交点座標Pa,Pbが2つ存在する場合には、プローブピン10の位置が特定できない。
この場合には、上記した大小関係で、静電容量値が第3番目に大きい第3静電容量値C3を示すセンサ電極SY2を判定項目に加える。
すなわち、上記交点座標Pa,Pbの各々にプローブピン10が存在すると仮定して、その一方の交点座標Paとセンサ電極SY2との間の距離r3aを算出したえで、その間の静電容量値Caを求める。
同様に、他方の交点座標Pbとセンサ電極SY2との間の距離r3bを算出したえで、その間の静電容量値Cbを求め、これら静電容量値Ca,Cbのうち、第3静電容量値C3に近い方の静電容量値が算出される側の交点座標(図4の例では、交点座標Pa側)を原点Oに対するプローブピン10のオフセット量とする。
次に、図5により、2つの交点座標Pa,Pbが2つ存在する場合において、プローブピン10の位置を特定する別の方法について説明する。
この別の方法においても、静電容量値が第3番目に大きい第3静電容量値C3を示すセンサ電極SY2を判定項目に加えるが、この場合には、まず、センサ電極SY2とプローブピン10との間の第3静電容量値C3から、逆算により、その間の距離r3を求める。
そして、その距離r3を半径とする第3の円A3の方程式(次式(3))さらにを立てる。
(x)+(y−(−ya))=r3…(3)
しかるのち、上記方程式(1),(2)のいずれか一方の方程式と第3の円A3の方程式(3)、この例では、第1の円A1の方程式(1)と第3の円A3の方程式(3)とから、第1の円A1と第3の円A3との交点座標Pa,Pcを別に求める。
この交点座標Pa,Pcのうち、交点座標Paは、上記方程式(1),(2)により求められた解(交点座標)と重複しているため、交点座標Paをもって原点Oに対するプローブピン10のオフセット量とする。
第1の円A1の方程式(1)に代えて、第2の円A2の方程式(2)と第3の円A3の方程式(3)とから、交点座標を求めても同様に、交点座標Paをもって原点Oに対するプローブピン10のオフセット量とすることができる。
なお、同一象限に2つの交点座標Pa,Pbが2つ存在する場合、上記実施形態では、静電容量値が第3番目に大きい第3静電容量値C3を示すセンサ電極SY2を判定項目に加えるようにしているが、これに代えて、静電容量値が第4番目に大きい第4静電容量値C4を示すセンサ電極SX2を用いてもよい。
10 プローブピン
30 Cメータ(静電容量測定手段)
SX1,SX2 X軸上に配置されるセンサ電極
SY1,SY2 Y軸上に配置されるセンサ電極
O 原点
A1 第1の円
A2 第2の円
A3 第3の円
P,Pa,Pb,Pc 交点座標

Claims (3)

  1. 回路基板検査装置が備えるプローブピン駆動手段によりX,Y方向に任意に移動するプローブピンを、上記回路基板検査装置の原点位置に移動させた際の、上記原点位置に対する上記プローブピンのオフセット量を取得するにあたって、
    上記回路基板検査装置に上記原点位置を通るX軸とY軸とによる4象限を含むX−Y座標を仮想的に設定し、上記プローブピンと静電的に結合可能で、上記プローブピンの直径とほぼ等しい幅を有するセンサ電極を4つ用意して、上記原点位置からそれぞれ等距離として、そのうちの2つのセンサ電極を上記X軸上に配置するとともに、残された2つのセンサ電極を上記Y軸上に配置し、
    上記プローブピン駆動手段に上記原点位置の座標データを与えて上記プローブピンを上記原点位置に向けて移動させたのち、静電容量測定手段により、上記プローブピンと上記各センサ電極との間に生ずる静電容量値をそれぞれ測定し、
    上記測定された4つの静電容量値内で静電容量値が第1番目に大きい第1静電容量値と第2番目に大きい第2静電容量値とから上記プローブピンが存在する特定の象限を絞り込み、上記特定の象限のX軸とY軸とに配置されている2つのセンサ電極を第1センサ電極,第2センサ電極とし、
    上記第1センサ電極と上記プローブピンとの間の静電容量値から、その間の距離r1を求めて上記第1センサ電極を中心とし上記距離r1を半径とする第1の円の方程式(1)を立てるとともに、上記第2センサ電極と上記プローブピンとの間の静電容量値から、その間の距離r2を求めて上記第2センサ電極を中心とし上記距離r2を半径とする第2の円の方程式(2)を立てて、上記各方程式(1),(2)から上記第1の円と上記第2の円の交点座標を求め、
    上記交点座標が1つの場合には、その交点座標を上記原点位置に対する上記プローブピンのオフセット量とし、
    上記特定の象限内に交点座標が2つ存在する場合には、上記測定された4つの静電容量値内で静電容量値が第3番目に大きい第3静電容量値を示すセンサ電極を第3センサ電極とし、
    上記交点座標の各々に上記プローブピンが存在すると仮定して、その一方の交点座標と上記第3センサ電極との間の静電容量値と、他方の交点座標と上記第3センサ電極との間の静電容量値とをそれぞれ算出し、
    上記第3静電容量値に近い方の静電容量値が算出される側の交点座標を、上記原点位置に対する上記プローブピンのオフセット量とすることを特徴とする回路基板検査装置におけるプローブピンのオフセット量取得方法。
  2. 回路基板検査装置が備えるプローブピン駆動手段によりX,Y方向に任意に移動するプローブピンを、上記回路基板検査装置の原点位置に移動させた際の、上記原点位置に対する上記プローブピンのオフセット量を取得するにあたって、
    上記回路基板検査装置に上記原点位置を通るX軸とY軸とによる4象限を含むX−Y座標を仮想的に設定し、上記プローブピンと静電的に結合可能で、上記プローブピンの直径とほぼ等しい幅を有するセンサ電極を4つ用意して、上記原点位置からそれぞれ等距離として、そのうちの2つのセンサ電極を上記X軸上に配置するとともに、残された2つのセンサ電極を上記Y軸上に配置し、
    上記プローブピン駆動手段に上記原点位置の座標データを与えて上記プローブピンを上記原点位置に向けて移動させたのち、静電容量測定手段により、上記プローブピンと上記各センサ電極との間に生ずる静電容量値をそれぞれ測定し、
    上記測定された4つの静電容量値内で静電容量値が第1番目に大きい第1静電容量値と第2番目に大きい第2静電容量値とから上記プローブピンが存在する特定の象限を絞り込み、上記特定の象限のX軸とY軸とに配置されている2つのセンサ電極を第1センサ電極,第2センサ電極とし、
    上記第1センサ電極と上記プローブピンとの間の静電容量値から、その間の距離r1を求めて上記第1センサ電極を中心とし上記距離r1を半径とする第1の円の方程式(1)を立てるとともに、上記第2センサ電極と上記プローブピンとの間の静電容量値から、その間の距離r2を求めて上記第2センサ電極を中心とし上記距離r2を半径とする第2の円の方程式(2)を立てて、上記各方程式(1),(2)から上記第1の円と上記第2の円の交点座標を求め、
    上記交点座標が1つの場合には、その交点座標を上記原点位置に対する上記プローブピンのオフセット量とし、
    上記特定の象限内に交点座標が2つ存在する場合には、上記測定された4つの静電容量値内で静電容量値が第3番目に大きい第3静電容量値を示すセンサ電極を第3センサ電極とし、
    上記第3センサ電極と上記プローブピンとの間の第3静電容量値から、その間の距離r3を求めて上記第3センサ電極を中心とし上記距離r3を半径とする第3の円の方程式(3)さらにを立てて、
    上記方程式(1),(2)のいずれか一方の方程式と上記方程式(3)とから、上記第1の円もしくは上記第2の円と上記第3の円との交点座標を別に求め、この別に求められた交点座標と上記第1の円と上記第2の円の上記交点座標とを対比し、重なる交点座標をもって上記原点位置に対する上記プローブピンのオフセット量とすることを特徴とする回路基板検査装置におけるプローブピンのオフセット量取得方法。
  3. 上記第3センサ電極として、上記測定された4つの静電容量値内で静電容量値が第3番目に大きい第3静電容量値を示すセンサ電極に代えて、静電容量値が第4番目に大きい第4静電容量値を示すセンサ電極を用いることを特徴とする請求項1または2に記載の回路基板検査装置におけるプローブピンのオフセット量取得方法。
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