JP5510893B2 - ミキシングコンソール - Google Patents

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本発明は、音響信号を処理するミキサシステムにおいて、操作パネル上にあるノブなどの操作子の機能を適宜切り替えながらパラメータの表示や設定を便利に行うことを可能にする技術に関する。
従来より、マイクロフォンなどの各種の音響信号源からの音響信号を入力し、ミキシング処理、効果付与処理、および音量レベル制御処理などを行い、処理後の音響信号をアンプやスピーカやレコーダなどの各種の機器に出力するミキサ装置が知られている。近年では、内部的な信号処理をディジタル処理で行うディジタルミキサが開発されている。ディジタルミキサには、ユーザが操作するコンソールと入力した信号のミキシング処理を行うミキサエンジンとを別体の装置で構成し、ケーブルで接続する形態のものと、これらを一体化した形態のものがある。
このようなディジタルミキサでは、操作パネル上に複数のノブ操作子(ロータリーエンコーダ)が設けられ、それらのノブ操作子に種々の機能を割り当てて各種のパラメータを変更できる。通常、チャンネル(ch)数やパラメータの種類数が多いのに対し、操作パネル上のノブ操作子の数は限られているので、ノブ操作子に割り当てるchやパラメータを切り替えながら操作できるようにしている(例えば、下記非特許文献1参照)。
図10(a)は、従来のミキシングコンソールにおけるバスの割り当て例を示す。1021に示すMix1,Mix2,…は、それぞれ、ミキサ内部で音響信号のミキシングを行うミキシングバスを示す。1022は各ミキシングバスに設定された出力信号のタイプを示し、1023は各ミキシングバスに付けた名称を示す。例えば、Mix1(ミキシングバス1)には、該バスの出力をモノラル信号として使用する旨を示すタイプである「モノラル」が設定され、名称として「VoFB」が付けられている。Mix5とMix6には、互いにペアでステレオ信号として使用する旨を示すタイプが設定され、名称として「FOH」が付けられている。Mix11〜Mix16には、5.1chサラウンドのL,R,C,Ls,Rs,LFEの各信号として使用する旨を示すタイプが設定され、名称として「Rec Out」が付けられている。なお、L,R,C,Ls,Rs,LFEは、5.1chサラウンドの前側左(L)、前側右(R)、センタ(C)、後側左(Ls)、後側右(Rs)、および重低音出力のウーハ(LFE)の各信号を表す。
図10(b)は、従来のミキシングコンソールにおいて、図10(a)のように各ミキシングバスにタイプと名称が設定されている状況におけるノブ表示の例を示す。前提として、操作パネル上には16個の物理的なノブ操作子が8行×2列で配置され、その近傍にはタッチパネルの表示部が設けられているものとする。操作パネル上の16個のノブ操作子は、所定の操作により機能を切り替えて、種々のchの種々のパラメータ設定に利用可能である。その際、16個のノブ操作子に割り当てられているchやパラメータを明示するために、表示部に図1(b)のような表示を行う。1001〜1005は、Mix1に関するノブ表示である。1001はMix1に付けた名称の表示、1002はMix1の出力信号(ミキシング結果)の現在のレベル値の数値表示、1004はノブの表示、1005はこのノブ表示がレベル値を表示していることを示すための見出し表示である。1003は現在の設定値を示す指標であり、これにより本ノブ表示はメータの役割も果たしている。Mix2以降についても同様のノブ表示が為されている。
ペアでステレオ信号として使用するMix5,6については、ノブ表示1006で該ステレオ信号のトータルレベルを表示し、ノブ表示1007でバランスを表示する。ノブ表示1006に対応する操作パネル上のノブ操作子を操作することで、Mix5およびMix6のステレオ信号の左右の各レベルがその時点のバランスを保ったまま連動して変更される。ノブ表示1007に対応する操作パネル上のノブ操作子を操作することで、このステレオ信号のバランスが変更される。1008は、ノブ表示1006と1007がペアのステレオ信号に割り当てられていることを示す表示である。1009は、5.1chサラウンド信号が割り当てられたMix11〜Mix16のノブ表示である。
DIGITAL MIXING CONSOLE M7CL、取扱説明書、第7章SELECTED CHANNELセクションの操作、2005年、ヤマハ株式会社
図10で説明したような従来のノブ表示および該ノブ表示に応じたノブ操作子への機能の割り当て方では、16個のノブ操作子および対応するノブ表示で16本のミックスバスに関するレベル等の設定を行うようになっている。しかし、例えばサラウンド信号ではL,R,C,Ls,Rsは(その時点で設定されている相対的なバランスは保持したまま)連動してレベルの調整を行う場合が多く、その場合、1個のノブ操作子を利用すれば済み、図10(b)のようにL,R,C,Ls,Rsの各信号に対応する5個のノブ操作子を用いる必要はない。操作パネル上のノブ操作子の数は限られているので、それらのノブ操作子を用いて、できる限り多くのバス(あるいはチャンネル)に関する制御ができるようにすることが望ましい。
この発明は、ミキサシステムにおいて、操作パネル上のノブ操作子へのバス(あるいはチャンネル)の割り当て方および対応するノブ表示を工夫して、限られた数のノブ操作子で多くのバス(あるいはチャンネル)に関する制御ができ、その場合のユーザの使い勝手を改善することを目的とする。
この目的を達成するため、請求項に係る発明は、複数のオーディオ信号に対してミキシング処理を行うディジタルミキサのミキシングコンソールであって、操作パネル上に表示部およびP個の操作子を設け、複数のチャンネルにタイプを定義できるようにし、該タイプはモノラルタイプと、グループタイプを含むものとし、縮小表示または拡大表示の何れかを指示するための縮小/拡大指示手段を備えるようにする。P個の各操作子に対して1対1で割り当てるチャンネルとパラメータと表示要素との組み合わせであって、1つの組み合わせ内のチャンネルは、そのチャンネルがモノラルタイプであるときはその1つのチャンネルとし、そのチャンネルがグループタイプであるときは、そのチャンネルとともにそのチャンネルが属するグループの他のチャンネルを含む複数のチャンネルとするような組み合わせを規定するデータを組データと呼ぶものとする。縮小表示が指示されていた場合、前記操作子毎に組データを割り当てて、合計でP組の組データを決定し、該P組の組データに属するP個の表示要素を前記表示部に表示する。拡大表示が指示されていた場合、前記操作子毎にQ組(Qは2以上の整数)の組データを割り当てて、合計でP×Q組の組データを決定し、該P×Q組の組データに属するP×Q個の表示要素をP個を1セットにまとめてQセットとして前記表示部に表示する。また、該Qセットの中から有効な1つのセットを選択させる有効セット選択手段を設ける。操作子が操作されたとき、該操作子に割り当てられたチャンネルのパラメータを該操作に応じて制御するが、前記縮小表示が指示されていた場合は、操作された操作子に対応する組データが示すチャンネルのパラメータを該操作に応じて制御し、前記拡大表示が指示されていた場合は、その時点で有効なセットの中の操作された操作子に対応する組データが示すチャンネルのパラメータを該操作に応じて制御する。また、縮小表示または拡大表示の何れであっても制御の対象である組データが示すチャンネルが複数チャンネルであったときには、それら複数チャンネルのパラメータを該操作に応じて連動して制御する。
請求項に係る発明は、請求項に記載のミキシングコンソールにおいて、縮小表示では、操作子の操作パネル上の配置に合わせた配置で前記操作子に対応する表示要素を表示し、拡大表示では、前記各セットの表示において、操作子の操作パネル上の配置に合わせた配置で前記操作子に対応する表示要素を表示する。
請求項に係る発明は、請求項1または2の何れか1つに記載のミキシングコンソールにおいて、モノラルタイプのチャンネルが割り当てられた操作子に対応して表示される表示要素は、モノラルタイプであることを示す表示態様で表示し、グループタイプのチャンネルが割り当てられた操作子に対応して表示される表示要素は、グループタイプであることを示す表示態様で表示することを特徴とする。
請求項に係る発明は、請求項1から3の何れか1つに記載のミキシングコンソールにおいて、前記グループタイプは、ステレオまたはサラウンドのタイプを含むことを特徴とする。
請求項に係る発明は、複数のオーディオ信号に対してミキシング処理を行うディジタルミキサのミキシングコンソールであって、操作パネル上に設けられた表示部および複数の操作子と、オーディオ信号処理のための複数のチャンネルと、前記複数のチャンネルにタイプを定義するタイプ定義手段であって、該タイプは、そのチャンネルの信号をモノラルとして利用することを指定する「モノラル」と、そのチャンネルの信号を他の1つのチャンネルとペアとしステレオ信号として利用することを指定する「ステレオ」と、そのチャンネルの信号を他の所定のチャンネルと合わせてサラウンド信号として利用することを指定する「サラウンド」を、含むものと、縮小表示または拡大表示の何れかを指示するための縮小/拡大指示手段と、前記縮小表示が指示されたとき、前記複数の操作子に1対1で対応する表示要素を前記表示部に前記操作子の配置と同じ配置で表示するとともに、各表示要素にチャンネルを割り当てる縮小表示手段であって、前記各表示要素毎に、(1)その表示要素に割り当てるチャンネルが「モノラル」であるときは、その1つのチャンネルをその表示要素に割り当て、(2)その表示要素に割り当てるチャンネルが「ステレオ」であるときは、そのチャンネルとともにそのチャンネルとペアになる他のチャンネルを含む2チャンネルをその表示要素に割り当て、(3)その表示要素に割り当てるチャンネルが「サラウンド」であるときは、そのチャンネルとともにそのチャンネルとサラウンドのグループを組む他のチャンネルを含む複数チャンネルをその表示要素に割り当てるものと、前記拡大表示が指示されたとき、前記複数の操作子に1対1で対応する表示要素を前記表示部に前記操作子の配置と同じ配置で表示する単位を1セットと呼ぶとき、第1セットと第2セットの2セット分の表示要素を表示するとともに、各表示要素にチャンネルを割り当てる拡大表示割り当て手段であって、(1)縮小表示の際に表示された第1番目、第2番目、第3番目、…の各表示要素を、第1番目の表示要素は2つに拡張して第1セットに配置し、第2番目の表示要素は2つに拡張して第2セットに配置し、第3番目の表示要素は2つに拡張して第1セットに配置し、第4番目の表示要素は2つに拡張して第2セットに配置し、…というように、それぞれ2つに拡張して第1セットと第2セットに順に配置していき、(2)その際、それぞれ2つに拡張した表示要素には元の縮小表示における表示要素に割り当てられたチャンネルを割り当てるものと、前記第1セットと第2セットの何れかを有効セットに指定する有効セット指定手段と、前記縮小表示が指示されている状態で前記操作子が操作されたとき、該操作子に対応する表示要素に割り当てられているチャンネルの所定のパラメータを該操作に応じて制御する縮小表示制御手段であって、(1)該割り当てられているチャンネルが「モノラル」であるときは、該チャンネルの所定のパラメータを制御し、(2)該割り当てられているチャンネルが「ステレオ」の2チャンネルであるときは、それら2チャンネルに係る所定のパラメータを連動して制御し、(3)該割り当てられているチャンネルが「サラウンド」の複数のチャンネルであるときは、それらの複数チャンネルに係る所定のパラメータを制御するものと、前記拡大表示が指示されている状態で前記操作子が操作されたとき、有効セットに指定されているセット中の該操作子に対応する表示要素に割り当てられているチャンネルの所定のパラメータを該操作に応じて制御する拡大表示制御手段であって、(1)該割り当てられているチャンネルが「モノラル」であり、操作されたのが2つに拡張されたうちの第1の表示要素に対応する操作子であるときは、該チャンネルの第1のパラメータを制御し、(2)該割り当てられているチャンネルが「ステレオ」の2チャンネルであり、(2−1)操作されたのが2つに拡張されたうちの第1の表示要素に対応する操作子であるときは、それら2チャンネルに係る第1のパラメータを制御し、(2−2)操作されたのが2つに拡張されたうちの第2の表示要素に対応する操作子であるときは、それら2チャンネルに係る第2のパラメータを制御し、(3)該割り当てられているチャンネルが「サラウンド」のチャンネルであり、(3−1)操作されたのが2つに拡張されたうちの第1の表示要素に対応する操作子であるときは、該サラウンドに係るチャンネルの第1のパラメータを制御し、(3−2)操作されたのが2つに拡張されたうちの第2の表示要素に対応する操作子であるときは、該サラウンドに係るチャンネルの第2のパラメータを制御するものとを備えることを特徴とする。
請求項に係る発明は、請求項1からの何れか1つに記載のミキシングコンソールにおいて、前記各表示要素毎に切り替えボタンを設け、該切り替えボタンが操作されたときには、当該表示要素に対応する操作子で制御するパラメータを切り替えることを特徴とする。
この発明によれば、ミキサシステムにおいて、グループ化して利用することを指定するタイプが定義されたチャンネルについてはまとめて1つの操作子に割り当て、該操作子の操作に応じて連動制御するようにしているので、パネル上の操作子の数よりも多いチャンネル数の制御が可能になる。また、操作子の操作パネル上の配置に合わせた配置で、各操作子に対応する表示要素を表示するので、ユーザは各操作子の制御対象を容易に把握でき操作上の使い勝手が改善される。また、縮小表示と拡大表示とを切り替えながら操作できるようにすれば、縮小表示では必要最低限のパラメータ(グループ化された複数のチャンネルについては連動制御するパラメータ)を操作でき、必要なときのみ拡大表示して各チャンネルにおいて縮小表示のときより多くのパラメータを操作することができる。縮小表示と拡大表示とで、対応するチャンネル配置とすることができ、見易く操作もし易い。
実施形態のミキシングコンソールを適用したミキサシステムのハードウェア構成を示すブロック図 ミキシング処理のブロック構成図 ミキサシステムの操作パネルの一部外観図 表示部に表示されるミックスchのタイプ設定画面を示す図 ノブ表示の例を示す図 ミックスchに対するタイプと名称の割り当て例および縮小表示の例を示す図 縮小表示と拡大表示の切り替えおよび拡大表示の例を示す図 ノブ描画ルーチンのフローチャート ノブ描画メモリイメージの構成図 従来のタイプと名称の割り当て例およびノブ表示の例を示す図
以下、図面を用いてこの発明の実施の形態を説明する。
図1は、この発明の実施の形態であるミキシングコンソールを適用したミキサシステムのハードウェア構成を示すブロック図である。中央処理装置(CPU)101は、このミキサシステム全体の動作を制御する処理装置である。ランダムアクセスメモリ(RAM)102は、CPU101が実行するプログラムのロード領域やワーク領域に使用する揮発性メモリである。リードオンリメモリ(ROM)103は、CPU101が実行する各種のプログラムや各種のデータなどを格納した不揮発性メモリである。操作子105は、操作パネル上に設けられたユーザが操作するための各種の操作子である。検出回路104は、操作子105を通信バス113に接続するためのインターフェースであり、操作子105の操作情報を検出してCPU101に送信する。表示部107は、このミキサシステムのコンソールの操作パネル上に設けられた各種の情報を表示するためのディスプレイ(LCD)である。表示部107は、タッチパネルになっており、該画面上に表示したボタンを指などで触れてオン/オフするなどの操作入力を行うことができる。表示回路106は、表示部107を通信バス113に接続するためのインターフェースである。
通信I/O(入出力インターフェース)109は、各種の外部装置120と接続するためのインターフェースである。通信回路108は、通信I/O109を通信バス121に接続するためのインターフェースである。音声信号I/O111は、外部機器120と接続して音声(音響)信号を送受信するためのインターフェースである。音声入出力回路110は、信号処理回路112に対してディジタル音響信号の入出力を行う為のインターフェースである。信号処理回路(DSP)112は、CPU101の指示に基づいて各種のマイクロプログラムを実行することにより、入力したディジタル音響信号のミキシング処理、効果付与処理、および音量レベル制御処理などを行い、処理後の音響信号を出力する。なお、外部機器120は1つのブロックで図示しているが、複数台の装置でもよい。
図2は、図1のミキサシステムの主として信号処理回路112により実行するミキシング処理のブロック構成図である。外部機器120から音声信号I/O111および音声入出力回路110経由で入力した複数系統の音響信号In1〜InNは、入力ch201−1〜201−Nに割り当てられ(任意にパッチングすることができる)、各入力chで周波数特性の調整処理やレベル制御処理が施される。各入力chの出力信号は、各ミックスバス毎に指定されたセンドレベルで各ミックスバスに出力することができる。各ミックスバスは、各入力chから入力した信号をミキシングする。ミキシング結果は、各ミックスバスに対応する出力ch202−1〜202−Mに入力する。出力ch202−1〜202−Mは、出力信号に対する周波数特性の調整処理やレベル制御処理などを施す。Mix1〜MixMは、各出力ch(すなわち各ミックスバス)からの出力信号を示す。以下では、各ミックスバスから出力chを介して出力されるまでの処理部分をミックスチャンネル(ch)と呼ぶ。Mix1〜MixMの記号は、各ミックスchを示すとともに、各ミックスchの出力信号を示す場合がある。後述するミックスchにおけるレベルやバランスの制御は、信号処理回路112にそれらのパラメータ値を設定することにより実現される。
図3は、図1のミキサシステムの操作パネルの一部外観図を示す。操作パネル上には、タッチパネルの表示部301(図1の107)、およびノブ操作子群302が設けられている。ノブ操作子群302は、16個の8行×2列に配置されたプッシュ操作可能なノブ302−1〜302−16からなる。
図4は、所定の操作により表示部301に表示されるミックスchのタイプ設定画面400を示す。401は各ミックスchを特定する見出しであり、402は各ミックスchにタイプを設定するためのリストボックスの並びである。402に示す各リストボックスにおいて、ユーザが選択操作を行うことができるのは奇数番目のミックスch(以下、奇数chと呼ぶ)のみとし、偶数番目のミックスch(以下、偶数chと呼ぶ)では選択操作を行うことができない。偶数chは、その1つ前の奇数chにおける選択操作に応じて自動的に設定される。
奇数chに対応する402に示す各リストボックスでは、「Mono」「Stereo」または「Surround」の中から1つを選択することができる。奇数chで「Mono」が選択されると、その奇数chとその次の偶数chに「Mono」が設定される。「Mono」は、そのミックスchの出力をモノラル信号として取り扱うことを指定するものである。奇数chで「Stereo」が選択されると、その奇数chに「ST.L」が、その次の偶数chに「ST.R」が、設定される。「ST.L」はそのミックスchの出力をステレオのL側の信号として取り扱うことを指定するものであり、「ST.R」はそのミックスchの出力をステレオのR側の信号(上記L側とペア)として取り扱うことを指定するものである。奇数chで「Surround」が選択されると、その奇数chから始まる6chに、順に、「Surround.L」「Surround.C」「Surround.R」「Surround.Ls」「Surround.Rs」「Surround.LFE」が設定される。これらは、対応するミックスchの出力を、サラウンド信号のL,C,R,Ls,Rs,LFEとして取り扱うことを指定するものである。なお、「Mono」をモノラルタイプと呼び、「Stereo」および「Surround」のような複数chをグループ化するタイプをグループタイプと呼ぶものとする。
403に示すテキストボックスの並びは、各ミックスchに任意に名称を付けるためのものである。ここではミックスch1〜16までを図示したが、さらに多くのミックスchがあるときは画面をスクロールして設定できるようになっている。ユーザは、この設定画面400により、各ミックスchのタイプおよび名称(ネーム)を設定し、OKボタン404をオンすることでそれらの設定を確定する。キャンセルボタン405によりキャンセルすることもできる。
図5は、本実施形態のミキサシステムで表示部301に表示する個々のノブ表示の例を示す。図5(a)は、ステレオ信号のトータルレベルを表示するノブ表示(以下、「ステレオレベル表示」と呼ぶ)である。このノブ表示に対応するノブ操作子を操作することで、割り当てられたchのステレオ信号のトータルレベルが調整できる。すなわち、当該ステレオ信号の左右2chの各信号レベルが、そのバランスを保持したまま、ノブ操作子の操作に応じて連動して変更される。ステレオレベル表示501は、このノブに割り当てられたchの名称511、トータルレベル値の数値表示512、ノブの表示513、このノブで制御する対象がレベルであることを示す「Level」の表示514、および切り替えボタン515からなる。ノブの表示513は、内側の枠線513−1、外側の枠線513−2、および指標513−3からなる。枠線を513−1と513−2のように2重とし、「Level」の表示514とすることにより、本ノブ表示がステレオレベル表示であることを示している。指標513−3は、現在設定されているレベル値に応じた位置に表示される。
なお、モノラル信号のレベルと表示するノブ表示(以下、「モノラルレベル表示」と呼ぶ)については図示しないが、基本的には図5(a)と同様の表示で、ノブの表示の枠線を1重にしてモノラルレベル表示であることを示すようにする。
図5(b)は、ステレオ信号のバランスを表示するノブ表示(以下、「ステレオバランス表示」と呼ぶ)である。このノブ表示に対応するノブ操作子を操作することで、当該ステレオ信号の左右のバランスを調整できる。ステレオバランス表示502は、このノブに割り当てられたchの名称521、バランスの数値表示522、ノブの表示523、このノブで制御する対象がステレオバランスであることを示す「Balance」の表示524、および切り替えボタン525からなる。ノブの表示523は、内側の枠線523−1、外側の枠線523−2、および指標523−3からなる。内側の枠線523−1の内側を所定のchカラーで塗りつぶし、「Balance」の表示524とすることにより、本ノブ表示がステレオバランス表示であることを示している。指標513−3は、現在設定されているステレオバランスに応じた位置に表示される。
図5(c)は、サラウンド信号のうちLFE以外の5chの信号のトータルレベルを表示するノブ表示(以下、「サラウンドレベル(LFE以外)表示」と呼ぶ)である。このノブ表示に対応するノブ操作子を操作することで、当該サラウンド信号(LFE以外)のトータルレベルが調整できる。すなわち、当該サラウンド信号のうちL,C,R,Ls,Rsの5chの各信号レベルが、その相対的なバランスを保持したまま、ノブ操作子の操作に応じて連動して変更される。サラウンドレベル(LFE以外)表示503は、このノブに割り当てられたchの名称531、トータルレベル値の数値表示532、ノブの表示533、このノブで制御する対象がサラウンドレベルであることを示す「Surround」の表示534、および切り替えボタン535からなる。ノブの表示533は、内側の枠線533−1、外側の枠線533−2、および指標533−3からなる。枠線533−1と533−2の間を所定のchカラーで塗りつぶし、「Surround」の表示534とすることにより、本ノブ表示がサラウンドレベル(LFE以外)表示であることを示している。指標533−3は、現在設定されているレベル値に応じた位置に表示される。
図5(d)は、サラウンド信号のうちLFE信号のレベルを表示するノブ表示(以下、「サラウンドレベル(LFE)表示」と呼ぶ)である。このノブ表示に対応するノブ操作子を操作することで、当該サラウンド信号のLFEのレベルが調整できる。サラウンドレベル(LFE)表示504は、このノブに割り当てられたchの名称541、レベル値の数値表示542、ノブの表示543、このノブで制御する対象がLFEのレベルであることを示す「LFE」の表示544、および切り替えボタン545からなる。ノブの表示543は、内側の枠線543−1、外側の枠線543−2、および指標543−3からなる。枠線543−1と543−2の間を所定のchカラーで塗りつぶし、「LFE」の表示544とすることにより、本ノブ表示がサラウンドレベル(LFE)表示であることを示している。指標543−3は、現在設定されているレベル値に応じた位置に表示される。
図6および図7を参照して、本実施形態のミキサシステムにおけるノブの縮小表示と拡大表示について詳しく説明する。
図6(a)は、ミックスch(ミックスバス)に対するタイプと名称の割り当て例を示す。この割り当て例は、従来技術の欄で図10(a)に示したものと同じであり、図4の設定画面400の設定例に応じたものである。この割り当て例で、従来のミキサシステムでは、16個のノブ操作子および対応するノブ表示で16本のミックスバスに関するレベル等の設定を行うようになっていた。これに対し、本実施形態のミキサシステムでは、以下で説明する縮小表示と拡大表示を行うことにより、図3に示した16個のノブ操作子302で16chより多いch数の操作が行える。
図7(a)は、縮小表示と拡大表示の切り替えを示す概要図である。所定の操作により、図3の16個のノブ操作子302に例えばMix1以降のミックスchを割り当てる設定指示を行ったとき(あるいは、同じ意味ではあるが、図3の表示部301に縮小表示あるいは拡大表示でMix1からのノブ表示を呼び出したとき)、図7(a)に示す縮小表示画面701または拡大表示画面702が表示される。ここでは初期状態として縮小表示画面701が呼び出されたとする。縮小表示画面701では、図3の16個のノブ操作子302に対応するノブ表示704が表示される。16個の各ノブ操作子302と表示部301に表示された縮小表示画面701内の16個のノブ表示とは、両者とも同じ8行×2列に配置されており、対応関係が一目で把握できるようになっている。すなわち、8行×2列の配置の中で同じ位置にあるノブ操作子とノブ表示とが対応するものである。また、拡張指示ボタン703が表示され、該ボタン703をタッチすることで、拡大表示画面702に移行することができる。
拡大表示画面702では、8行×2列を1セットとして、2セットのノブ表示708と709が表示されるとともに、有効スイッチ706と707が表示される。初期状態では有効スイッチ706がオン状態で、有効スイッチ707がオフ状態とする。また、一方の有効スイッチをタッチすると、その有効スイッチがオン状態となり、他方の有効スイッチはオフ状態となる。有効スイッチ706がオン状態のときは、16個のノブ操作子302と拡大表示画面702内の左側の1セット16個のノブ表示708とが対応する。有効スイッチ707がオン状態のときは、16個のノブ操作子302と拡大表示画面702内の右側の1セット16個のノブ表示709とが対応する。また、縮小指示ボタン705が表示され、該ボタン705をタッチすることで、縮小表示画面701に移行することができる。
縮小表示画面701について詳しく説明する。図6(b)は、縮小表示画面701内のノブ表示704の表示例を示す。この例は、図6(a)の割り当てが前提である。611〜614は、Mix1〜4に順に対応するモノラルレベル表示である。これらのchはタイプがモノラルに設定されているので、1個のノブ操作子に1個のノブ表示が対応する。従って、これらのノブ表示611〜614にそれぞれ対応する位置のノブ操作子によってMix1〜4のモノラル信号のレベル調整を行うことができる。
次のMix5,6はタイプが互いにペアのステレオに設定されているので、縮小表示では、1個のステレオレベル表示(図5(a))615で代表させ、バランスの表示は行わない。同様に、次のMix7,8もステレオであるので、縮小表示では、1個のステレオレベル表示616で代表させる。タイプがステレオのchについては、ペアである2chを1個のステレオレベル表示に割り当てる(すなわち、1個のノブ操作子でステレオ信号のトータルレベルを調整できるようにし、バランスを調整するノブ操作子は割り当てない)ものとし、バランスのノブ表示は行わずに次のchを前詰めで割り当てていくものとする。これにより、タイプがステレオである1ペアが出現する毎に、従来と比較して1つ分のノブ表示(すなわち1つ分のノブ操作子の割り当て)を省略できる。
ここで615や616のステレオレベル表示におけるノブ切り替えについて説明する。図6(c)の615は、図6(b)のステレオレベル表示615と同じものである。このノブ表示615で切り替えボタン606をタッチすると、このノブ表示615がノブ表示630に切り替わる。ノブ表示630は、図5(b)で説明したステレオバランス表示である。ステレオバランス表示630に切り替えることにより、対応するノブ操作子で当該ステレオ信号のバランスの調整ができるようになる。ステレオバランス表示630の状態から切り替えボタン636をタッチすると、ノブ表示はステレオレベル表示615に戻り、再び、対応するノブ操作子で当該ステレオ信号のトータルレベルの調整ができるようになる。切り替えボタンをタッチする代わりに、当該ノブ操作子をプッシュ操作する毎に、ステレオレベル表示とステレオバランス表示とを切り替えることができるようにしてもよい(後述する切り替えボタンの操作も同様である)。なお、モノラルレベル表示の場合、切り替えボタンは表示されるが、これをタッチしても何も起こらない。
再び図6(b)に戻って、ノブ表示616の次のMix9,10はモノラルであるので、それぞれ1つのモノラルレベル表示が為される。次のMix11〜16はタイプがサラウンドに設定されているので、縮小表示では、サラウンドレベル(LFE以外)表示(図5(c))617とサラウンドレベル(LFE)表示(図5(d))618で代表させる。これにより、サラウンドレベル(LFE以外)表示617に対応するノブ操作子で当該サラウンド信号のLFE以外の信号のトータルレベルを調整することができ(すなわち、LFE以外の5chの信号についてその時点での相対的なレベル差を保持したまま連動してレベル調整する)、サラウンドレベル(LFE)表示618に対応するノブ操作子で当該サラウンド信号のLFE信号のレベルを調整することができる。サラウンド信号(6ch)に対して2個のノブ表示で代表させているので、結果として従来より4つ分のノブ表示およびノブ操作子の割り当てを省略できる。
なお、サラウンドレベル(LFE以外)表示617には切り替えボタン607が、サラウンドレベル(LFE)表示618には切り替えボタン608が、それぞれ表示されるが、これらをタッチしても何も起こらない。ただし、サラウンドレベル(LFE以外)表示617では、切り替えボタン607をタッチする毎に、トータルレベル→L→C→R→Ls→Rs→トータルレベル→…というように割り当てを切り替えて、トータルレベルに加えて各信号の個々のレベル調整を行えるようにしてもよい。
ノブ表示618の次のMix17以降は(図6(a)では図示していないが)モノラルであるので、それぞれ1つのモノラルレベル表示で表示される。結果として、16個のノブ操作子で22ch分(Mix1〜22)の表示と制御を行うことができることになる。
次に、拡大表示画面702について詳しく説明する。図7(b)は、拡大表示画面702内のノブ表示708,709の表示例を示す。この例は、図6(b)の縮小表示画面701のノブ表示704から、拡張指示ボタン703をタッチすることで表示される例である。ノブ表示704との対応関係を述べると、図6(b)のノブ表示611は図7(b)のノブ表示711,712に拡張され、ノブ表示612はノブ表示721,722に拡張され、ノブ表示613はノブ表示713,714に拡張され、ノブ表示614はノブ表示723,724に拡張される。これらのノブ表示は、モノラルが設定されているMix1〜4に対応するものであるから、拡張したノブ表示712,722,714,724は使用することはなくグレーアウト表示されるだけである。
ノブ表示711,721,713,723は、それぞれノブ表示611〜614と同じものであり、対応するノブ操作子によりMix1〜4のレベルを調整することができる。ただし、有効スイッチ706がオン状態のときは、708に示す8行×2列のノブ表示が有効となるので、Mix1と3がノブ操作子302−1と302−3でレベル調整可能だが、Mix2と4はノブ操作子302−2と302−4でレベル調整することはできない。この場合、ノブ操作子302−2と302−4は操作しても何も起こらない。逆に、有効スイッチ707がオン状態のときは、709に示す8行×2列のノブ表示が有効となるので、Mix2と4がノブ操作子302−2と302−4でレベル調整可能だが、Mix1と3はノブ操作子302−1と302−3でレベル調整することはできない。この場合、ノブ操作子302−1と302−3は操作しても何も起こらない。以下で説明するステレオやサラウンドに関わるノブ表示についても同様であり、有効スイッチ706と707で、708側と709側を切り替えるものである。
図6(b)のステレオレベル表示615は、図7(b)のステレオレベル表示715とステレオバランス表示716に拡張される。同様に、ステレオレベル表示616は、ステレオレベル表示725とステレオバランス表示726に拡張される。これにより、拡張表示画面では、隣り合うノブ操作子でステレオ信号のトータルレベルとバランスが同時に調整できる。なお、ステレオレベル表示715やステレオバランス表示716には切り替えボタン732,733が表示されるが、これらはタッチしても何も起こらない。
図6(b)のサラウンドレベル(LFE以外)表示617とサラウンドレベル(LFE)表示618は、図7(b)のサラウンドレベル(LFE以外)表示717とサラウンドレベル(LFE)表示718、および、サラウンド定位表示727とサラウンドバランス表示728に拡張される。サラウンドレベル(LFE以外)表示717とサラウンドレベル(LFE)表示718は、それぞれサラウンドレベル(LFE以外)表示617とサラウンドレベル(LFE)表示618と同じものであるので、対応するノブ操作子により、当該サラウンド信号のLFE以外のchのトータルレベルとLFEのレベルを調整することができ、この点は縮小表示の場合と同じである。切り替えボタン734,735はタッチしても何も起こらない。サラウンド定位表示727は、当該サラウンド信号のLFE以外の5chのレベルに応じた定位位置(パンポジション)の表示である。白丸736の位置が現在の定位位置(パンポジション)を示す。サラウンド定位表示727の矩形表示の上辺にある上向きの三角印は左から順にL,C,Rのスピーカを、下辺の下向きの三角印は左から順にLs,Rsのスピーカを、それぞれ示している。サラウンドバランス表示728は、拡大表示画面でのみ使用するサラウンド信号のバランス調整のためのノブ表示であり、その表示態様はサラウンドレベルのノブ表示と同様である。サラウンドバランス表示728では、切り替えボタン737をタッチする毎にFR(Front−Rear)とLR(Left−Right)とを切り替えることができる。FRが選択されているときに、対応するノブ操作子を操作することで、当該サラウンド信号の前後方向(フロント−リア)のバランスの調整を行うことができる。LRが選択されているときに、対応するノブ操作子を操作することで、当該サラウンド信号の左右方向(レフト−ライト)のバランスの調整を行うことができる。例えば、LR(左右)方向の設定範囲はL63(最も左)←→C(センター)←→R63(最も右)と調整することができ、FR(前後)方向の設定範囲はF63(最も前)←→C(センター)←→R63(最も後ろ)と調整することができる。ノブの操作に従い、パンポジションも移動する。
Mix17以降は、タイプがモノラルであるのでMix1〜4と同様の拡張表示が為されている。
図8は、ノブ描画ルーチンのフローを示す。この処理は、ユーザによる画面呼び出し操作または設定変更の操作により、上記縮小表示画面または拡大表示画面を表示(または再表示)する必要があるときCPU101により実行される。ステップ801で、ノブ表示をすべき全chを処理したか(言い替えると、全ノブ操作子にchを割り当てたか)判定し、処理済み(全ノブ操作子に割り当て済み)であれば処理を終了する。ノブ表示すべき未処理chがあるとき(言い替えると、未だchを割り当てていないノブ操作子があるとき)は、ch番号が若いchから順に処理対象chとし、以下のループ処理を行う。ステップ802で、処理対象chのタイプおよび名称(名称が付けられていない場合はch名)を、図4で説明した設定画面400による設定情報を参照して、取得する。ステップ803では、処理対象ch(ステレオならペアとなるchを含み、サラウンドならそれを構成するグループの他のchを含む)に関して、後述するノブ描画メモリイメージにレコードを設定し、描画ルールに従って該処理対象chに対応するノブ表示を描画する。ステップ804で処理対象chの名称を描画し、ステップ805で次のchに移動する。
図9は、ノブ描画メモリイメージの内容例を示す。ノブ描画メモリイメージは、RAM102上に設けられるテーブルであり、各ノブ表示(すなわち各ノブ操作子)毎に、割り当てられたchなどの情報を保持するテーブルである。Knobは、縮小表示の場合のノブ表示について左上から順に付けた番号である。図6(b)で言えば、Knobの値は、ノブ表示611が「1」、ノブ表示612が「2」、ノブ表示613が「3」、…というように順番に付けられる。最後のMix22に対応するノブ表示が「16」となる。ノブ表示とノブ操作子とは1対1に対応するので、Knobはノブ操作子302−1〜302−16を特定する番号でもある。chとTypeには、当該ノブ表示(すなわち、そのノブ表示に対応するノブ操作子)に割り当てられたchと当該chに設定されているタイプを格納する。なお、サラウンドのchについては、LFE以外の5chに対応するノブ表示のType欄には「Surround」と記載し、その次のLFEのノブ表示のType欄には「LFE」と記載するものとする。Levelには、当該chの信号の現時点でのレベル値(ステレオとサラウンドはトータルレベル値)を格納する。Balanceは、ステレオとサラウンドのLEF以外のchについてはバランス値(サラウンドについては前後方向と左右方向の2方向でのバランス値)を設定する(モノラルおよびサラウンドのLFEのchについては無効)。
WideViewには、縮小表示での1個のノブ表示が、拡大表示したときにどのような2個に拡張されるのかを記載する。Typeが「Mono」の場合、WideViewには「Level」と「−」が設定される。これは、モノラルの場合の拡張例、例えば図6(b)のノブ表示611を図7(b)のノブ表示711,712の2個に拡張することを示すデータである。Typeが「Stereo」の場合、WideViewには「Level」と「Balance」が設定される。これは、ステレオの場合の拡張例、例えば図6(b)のノブ表示615を図7(b)のノブ表示715,716の2個に拡張することを示すデータである。Typeが「Surround」の場合、WideViewには「Surround」と「LFE」が設定される。これは、サラウンドの場合の拡張例、例えば図6(b)のノブ表示617を図7(b)のノブ表示717,718の2個に拡張することを示すデータである。Typeが「LFE」の場合、WideViewには「Pan Position」と「Balance」が設定される。これは、サラウンドのLFE信号の場合の拡張例、例えば図6(b)のノブ表示618を図7(b)の表示727,728の2個に拡張することを示すデータである。
図6(a)の設定を前提として図6(b)の縮小表示704を行う場合の図8の処理を具体的に説明する。前処理として、ノブ描画メモリイメージは、Knobに「1」から「「16」が設定されている以外はすべて空欄に初期化されている。まず処理対象chをMix1としてステップ802を実行し、タイプがモノラル、名称としてVoFBが設定されていることを取得する。ステップ803で、ノブ描画メモリイメージのKnobの「1」のレコードにMix1のデータをセットし、描画ルールに従ってノブ表示を行う。この場合の描画ルールとは、縮小表示でタイプがモノラルの場合のルールであり、図6(b)で説明したモノラルレベル表示611のノブ表示を行うものである。ノブ描画メモリイメージのKnobが「2」から「4」のノブ表示も同様に行われる。以上により、ノブ描画メモリイメージに、Knobが「1」〜「4」のレコードが設定されるとともに、図6(b)のノブ表示611〜614が表示され、図3のノブ操作子302−1〜302−4にそれぞれMix1〜4が割り当てられる。
次に、処理対象chがMix5の場合、ステップ802で、タイプがステレオ、名称がFOHであることを取得する。タイプがグループタイプのステレオであるので、次のMix6もMix5に加えて処理対象chとする。ステップ803で、ノブ描画メモリイメージのKnobの「5」のレコードにMix5,6のデータをセットし(これは図3のノブ操作子302−5にMix5,6が割り当てられたことを意味する)、描画ルールに従ってノブ表示を行う。この場合の描画ルールとは、縮小表示でタイプがステレオの場合のルールであり、要するに、ステレオ2chをノブ1つに割り当て、デフォルトとしてレベル表示とする(切り替えボタンによりバランス表示と交互に切り替え可能だが、初期状態はレベル表示とするということ)、というルールである。これにより、図6(b)で説明したステレオレベル表示615とステレオバランス表示616のノブ表示が行われる。Mix5,6を処理したので、ステップ805では、次の処理対象chをMix7としてステップ801に戻る。Mix7,8のタイプがステレオであるので、上記と同様に、ノブ描画メモリイメージにKnobが「6」のレコードが設定される(これは図3のノブ操作子302−6にMix7,8が割り当てられたことを意味する)とともに、図6(b)のノブ表示616が表示される。次の処理対象chはMix9となる。
処理対象chがMix9の場合、モノラルであるので上記Mix1と同様に処理される。Mix10も同様である。これにより、ノブ描画メモリイメージに、Knobが「7」「8」のレコードが設定される(これは図3のノブ操作子302−7,302−8にMix9,10が割り当てられたことを意味する)とともに、図6(b)のMix9,10のノブ表示が表示される。
次の処理対象chはMix11となる。この場合、ステップ802で、タイプがサラウンド、名称がRecOutであることを取得する。タイプがグループタイプのサラウンドであるので、Mix11からの6chを合わせて処理対象chとする。ステップ803で、ノブ描画メモリイメージのKnobが「9」のレコードにMix11〜15(すなわちサラウンドのLFE以外の5ch)のデータをセットし(これは図3のノブ操作子302−9にMix11〜15が割り当てられたことを意味する)、Knobが「10」のレコードにMix16(すなわちサラウンドのLFE)のデータをセットし(これは図3のノブ操作子302−10にMix16が割り当てられたことを意味する)、描画ルールに従ってノブ表示を行う。この場合の描画ルールとは、縮小表示でタイプがサラウンドの場合のルールであり、要するに、L,R,C,Ls,Rsをノブ1つに割り当て、LFEをノブ1つに割り当て、切り替えボタンは無効にする、というルールである。これにより、図6(b)で説明したサラウンドレベル(LFE以外)表示617とサラウンドレベル(LFE)表示618のノブ表示が行われる。サラウンドの6ch分を処理したので、ステップ805では、次の処理対象chをMix17として、ステップ801に戻る。
Mix17以降はモノラルであるので、上記のMix1と同様に処理される。16個のノブ表示が完了したら、ステップ801から処理終了となる。
以上の処理により、縮小表示の場合、各ノブ操作子とchとパラメータの対応関係はノブ描画メモリイメージを参照すれば分かることになる。従って、何れかのノブ操作子が操作されたときには、ノブ描画メモリイメージを参照して、該操作に応じて制御すべきチャンネルのパラメータを制御することができる。
上記では縮小表示のノブ表示について説明したが、拡大表示の場合も同様である。拡大表示の場合、ステップ803でノブ描画メモリイメージのWideView欄に従ってノブ表示を行えばよい。具体的には、ノブ描画メモリイメージのKnobが「1」のレコードのWideView欄のデータに基づいて図7(b)のノブ表示711と712を表示し、次にKnobが「2」のレコードのWideView欄のデータに基づいてノブ表示721と722を表示し、次にKnobが「3」のレコードのWideView欄のデータに基づいてノブ表示713と714を表示し、…というようにして、ノブ描画メモリイメージの1レコードに対して2個のノブ表示を行う。描画ルールとしては、(1)モノラルの場合、レベル表示とし、2つ目のノブは使用しない、(2)ステレオの場合、レベルとバランスを表示する、(3)サラウンドの場合、2エリア(2個のノブ表示を行う領域を1エリアとする)使用し、サラウンドのトータルレベル、LFEのレベル、サラウンドの定位、および、バランスを表示し、バランスノブの切り替えボタンはFR(前後)/LR(左右)を切り替えるボタンとする、というルールである。なお、縮小表示と拡大表示の選択状態は、図7(a)の縮小指示ボタン705と拡張指示ボタン703の操作に応じて所定のメモリエリアに書き込まれている。
拡大表示の場合の有効スイッチ706と707のどちらがオンされているかについても所定のメモリエリアに書き込まれているものとする。有効スイッチ706がオンされているときは、ノブ描画メモリイメージのKnobが「1」「3」「5」…「15」のレコードに対応するノブ表示(すなわち図7(b)の708側)が有効であり、有効スイッチ707がオンされているときは、ノブ描画メモリイメージのKnobが「2」「4」「6」…「16」のレコードに対応するノブ表示(すなわち図7(b)の709側)が有効である。従って、有効な側の何れかのノブ操作子が操作されたときには、ノブ描画メモリイメージを参照して、該操作に応じて制御すべきチャンネルのパラメータを制御することができる。
不図示であるが、本実施形態では、16個のノブ操作子302に1対1対応でミックスch1〜16を割り当ててレベル調整できるモード(以下「モード1」と呼ぶ)を備えている。モード1の場合のノブ表示は、上述のモノラルレベル表示を16個並べるものとする。上記縮小表示を「モード2」とし、上記拡大表示を「モード3」としたとき、モード1〜3を任意に切り替えることができるようにしてもよい。モード1と2のみを実装して切り替えられるようにしたり、モード1と3のみを実装して切り替えられるようにしてもよい。モード2の縮小表示だけでも、16個のノブ操作子で16より多い数のchの制御を行うことができるという効果がある。また、モード3の拡大表示だけでも、16個のノブ操作子で16より多い数のchの制御を行うことができ、さらにステレオやサラウンドのchのバランスをレベルと同時に調整できるという効果がある。
上記実施形態では、タイプとして「モノラル」「ステレオ」「サラウンド」の何れかを設定できるようにしたが、別のタイプを設定できるようにしてもよい。グループタイプは、複数の所定chをグループ化して利用するようなタイプであればよい。また、上記実施形態では、ノブ操作子にchを割り当てる例で説明したが、ノブ操作子以外の操作子であってもよい。拡張指示ボタン703、縮小指示ボタン705、および有効スイッチ706,707は、画面上に表示したボタンとしたが、操作パネル上の物理的なスイッチを利用してもよい。
上記実施形態では、図7(b)に示したように拡大表示画面では左側の1セット16個のノブ表示708と右側の1セット16個のノブ表示709とを表示し、有効スイッチ706,707でどちらのセットを有効にするかを指定したが、2セットより多くのセットを表示し、その中の1つを有効に指定するようにしてもよい。
上記実施形態では、図8のステップ803の処理の説明で縮小表示と拡大表示を説明したが、要するに、縮小表示では、16個あるノブ操作子毎に1組の組データを割り当てて、合計で16組の組データを決定し、該16組の組データに属する16個の表示要素を表示していると言える。組データとは、16個の各操作子に対して1対1で割り当てるchとパラメータと表示要素との組み合わせである。具体的には、図9のノブ描画メモリイメージの1レコードで、1個のノブに対応するchとパラメータ(ここではレベル)と表示要素(タイプに応じて表示要素を決めることができる)が規定されるのでそれらを1組の組データと見ればよい。この組データでは、対応するチャンネルがモノラルタイプであるときはその1つのチャンネルとし、グループタイプであるときは、対応するチャンネルとともにそのチャンネルが属するグループの他のchを含む複数のチャンネルとしている。
拡大表示では、16個あるノブ操作子毎に2組の組データを割り当てて、合計で16×2=32組の組データを決定し、該32組の組データに属する32個の表示要素を16個を1セットにまとめて2セットとして表示している。具体的には、図9のノブ描画メモリイメージの1レコードで、1個のノブに対応するchとパラメータ(ここではレベル)とWideView欄で決定される2つの表示要素(タイプに応じて表示要素を決めることができる)が規定されるので、それらを2組の組データと見ればよい。一般的には、ノブ操作子毎にQ組(Qは2以上の整数)の組データを割り当てて、合計でP×Q組の組データを決定し、該P×Q組の組データに属するP×Q個の表示要素をP個を1セットにまとめてQセットとして表示部に表示すればよい。
101…中央処理装置(CPU)、102…ランダムアクセスメモリ(RAM)、103…リードオンリメモリ(ROM)、104…検出回路、105…操作子、106…表示回路、107…表示部、108…通信回路、109…通信I/O(入出力インターフェース)、110…音声入出力回路、111…音声信号I/O、112…信号処理回路(DSP)、113…バスライン、120…外部機器。

Claims (6)

  1. 複数のオーディオ信号に対してミキシング処理を行うディジタルミキサのミキシングコンソールであって、
    操作パネル上に設けられた表示部およびP個の操作子と、
    オーディオ信号処理のための複数のチャンネルと、
    前記複数のチャンネルにタイプを定義するタイプ定義手段であって、該タイプは、そのチャンネルの信号をモノラルとして利用することを指定するモノラルタイプと、そのチャンネルの信号を他の所定のチャンネルと合わせてグループ化して利用することを指定するグループタイプを、含むものと、
    縮小表示または拡大表示の何れかを指示するための縮小/拡大指示手段と
    を備え、
    前記P個の各操作子に対して1対1で割り当てるチャンネルとパラメータと表示要素との組み合わせであって、1つの組み合わせ内のチャンネルは、そのチャンネルがモノラルタイプであるときはその1つのチャンネルとし、そのチャンネルがグループタイプであるときは、そのチャンネルとともにそのチャンネルが属するグループの他のチャンネルを含む複数のチャンネルとするような組み合わせを規定するデータを組データと呼ぶものとし、
    さらに、
    前記縮小表示が指示されていた場合、前記操作子毎に組データを割り当てて、合計でP組の組データを決定し、該P組の組データに属するP個の表示要素を前記表示部に表示する縮小表示割り当て手段と、
    前記拡大表示が指示されていた場合、前記操作子毎にQ組(Qは2以上の整数)の組データを割り当てて、合計でP×Q組の組データを決定し、該P×Q組の組データに属するP×Q個の表示要素をP個を1セットにまとめてQセットとして前記表示部に表示するとともに、該Qセットの中から有効な1つのセットを選択させる有効セット選択手段を含む、拡大表示割り当て手段と、
    前記操作子が操作されたとき、該操作子に割り当てられたチャンネルのパラメータを該操作に応じて制御する制御手段であって、前記縮小表示が指示されていた場合は、操作された操作子に対応する組データが示すチャンネルのパラメータを該操作に応じて制御し、前記拡大表示が指示されていた場合は、その時点で有効なセットの中の操作された操作子に対応する組データが示すチャンネルのパラメータを該操作に応じて制御するとともに、縮小表示または拡大表示の何れであっても制御の対象である組データが示すチャンネルが複数チャンネルであったときには、それら複数チャンネルのパラメータを該操作に応じて連動して制御するものと
    を備えることを特徴とするミキシングコンソール。
  2. 請求項に記載のミキシングコンソールにおいて、
    前記縮小表示割り当て手段は、前記操作子の操作パネル上の配置に合わせた配置で、前記操作子に対応する表示要素を表示するものであり、
    前記拡大表示割り当て手段は、前記各セットの表示において、前記操作子の操作パネル上の配置に合わせた配置で、前記操作子に対応する表示要素を表示するものであることを特徴とするミキシングコンソール。
  3. 請求項1または2の何れか1つに記載のミキシングコンソールにおいて、
    前記モノラルタイプのチャンネルが割り当てられた操作子に対応して表示される表示要素は、モノラルタイプであることを示す表示態様で表示し、前記グループタイプのチャンネルが割り当てられた操作子に対応して表示される表示要素は、グループタイプであることを示す表示態様で表示することを特徴とするミキシングコンソール。
  4. 請求項1から3の何れか1つに記載のミキシングコンソールにおいて、
    前記グループタイプは、ステレオまたはサラウンドのタイプを含むことを特徴とするミキシングコンソール。
  5. 複数のオーディオ信号に対してミキシング処理を行うディジタルミキサのミキシングコンソールであって、
    操作パネル上に設けられた表示部および複数の操作子と、
    オーディオ信号処理のための複数のチャンネルと、
    前記複数のチャンネルにタイプを定義するタイプ定義手段であって、該タイプは、そのチャンネルの信号をモノラルとして利用することを指定する「モノラル」と、そのチャンネルの信号を他の1つのチャンネルとペアとしステレオ信号として利用することを指定する「ステレオ」と、そのチャンネルの信号を他の所定のチャンネルと合わせてサラウンド信号として利用することを指定する「サラウンド」を、含むものと、
    縮小表示または拡大表示の何れかを指示するための縮小/拡大指示手段と、
    前記縮小表示が指示されたとき、前記複数の操作子に1対1で対応する表示要素を前記表示部に前記操作子の配置と同じ配置で表示するとともに、各表示要素にチャンネルを割り当てる縮小表示手段であって、前記各表示要素毎に、(1)その表示要素に割り当てるチャンネルが「モノラル」であるときは、その1つのチャンネルをその表示要素に割り当て、(2)その表示要素に割り当てるチャンネルが「ステレオ」であるときは、そのチャンネルとともにそのチャンネルとペアになる他のチャンネルを含む2チャンネルをその表示要素に割り当て、(3)その表示要素に割り当てるチャンネルが「サラウンド」であるときは、そのチャンネルとともにそのチャンネルとサラウンドのグループを組む他のチャンネルを含む複数チャンネルをその表示要素に割り当てるものと、
    前記拡大表示が指示されたとき、前記複数の操作子に1対1で対応する表示要素を前記表示部に前記操作子の配置と同じ配置で表示する単位を1セットと呼ぶとき、第1セットと第2セットの2セット分の表示要素を表示するとともに、各表示要素にチャンネルを割り当てる拡大表示割り当て手段であって、(1)縮小表示の際に表示された第1番目、第2番目、第3番目、…の各表示要素を、第1番目の表示要素は2つに拡張して第1セットに配置し、第2番目の表示要素は2つに拡張して第2セットに配置し、第3番目の表示要素は2つに拡張して第1セットに配置し、第4番目の表示要素は2つに拡張して第2セットに配置し、…というように、それぞれ2つに拡張して第1セットと第2セットに順に配置していき、(2)その際、それぞれ2つに拡張した表示要素には元の縮小表示における表示要素に割り当てられたチャンネルを割り当てるものと、
    前記第1セットと第2セットの何れかを有効セットに指定する有効セット指定手段と、
    前記縮小表示が指示されている状態で前記操作子が操作されたとき、該操作子に対応する表示要素に割り当てられているチャンネルの所定のパラメータを該操作に応じて制御する縮小表示制御手段であって、(1)該割り当てられているチャンネルが「モノラル」であるときは、該チャンネルの所定のパラメータを制御し、(2)該割り当てられているチャンネルが「ステレオ」の2チャンネルであるときは、それら2チャンネルに係る所定のパラメータを連動して制御し、(3)該割り当てられているチャンネルが「サラウンド」の複数のチャンネルであるときは、それらの複数チャンネルに係る所定のパラメータを制御するものと、
    前記拡大表示が指示されている状態で前記操作子が操作されたとき、有効セットに指定されているセット中の該操作子に対応する表示要素に割り当てられているチャンネルの所定のパラメータを該操作に応じて制御する拡大表示制御手段であって、(1)該割り当てられているチャンネルが「モノラル」であり、操作されたのが2つに拡張されたうちの第1の表示要素に対応する操作子であるときは、該チャンネルの第1のパラメータを制御し、(2)該割り当てられているチャンネルが「ステレオ」の2チャンネルであり、(2−1)操作されたのが2つに拡張されたうちの第1の表示要素に対応する操作子であるときは、それら2チャンネルに係る第1のパラメータを制御し、(2−2)操作されたのが2つに拡張されたうちの第2の表示要素に対応する操作子であるときは、それら2チャンネルに係る第2のパラメータを制御し、(3)該割り当てられているチャンネルが「サラウンド」のチャンネルであり、(3−1)操作されたのが2つに拡張されたうちの第1の表示要素に対応する操作子であるときは、該サラウンドに係るチャンネルの第1のパラメータを制御し、(3−2)操作されたのが2つに拡張されたうちの第2の表示要素に対応する操作子であるときは、該サラウンドに係るチャンネルの第2のパラメータを制御するものと
    を備えることを特徴とするミキシングコンソール。
  6. 請求項1からの何れか1つに記載のミキシングコンソールにおいて、
    前記各表示要素毎に切り替えボタンを設け、該切り替えボタンが操作されたときには、当該表示要素に対応する操作子で制御するパラメータを切り替えることを特徴とするミキシングコンソール。
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