JP5510518B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技機に関し、特に、いわゆるセブン機、羽根物、権利物といったパチンコ
遊技機や組合せ式遊技機(アレンジボール遊技機)等の遊技機(弾球遊技機)に関する。
従来より、遊技機の電子回路に電波を照射し、電子回路を誤作動させて不正に利益を得
る行為(いわゆる電波ゴト)が問題となっている。このような不正行為を検出するために
、発振回路と共振回路を備える電波検出回路を遊技機に設けることが提案されている(特
許文献1参照)。
特開2008−3003号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の遊技機では、共振回路を備える電波検出回路を
用いているので、検出可能な周波数帯が限定される。このため、検出可能な周波数帯以外
の周波数の電波を用いる不正行為は、検出できないという問題がある。一方、共振回路を
用いる電波検出回路で、広範囲の周波数帯の電波を検出可能な性能を得るためには、高コ
ストとなるという問題がある。
そこで、本発明は上記点に鑑み、使用する周波数帯に影響されることなく、電波を用い
る不正行為を検出可能とすることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、外部から電磁波が照射された場合に、前記電磁波を検出する電波検出回路を備える遊技機であって、
前記電波検出回路は、
前記電磁波を受信して誘導電圧を発生させるアンテナと、
所定の基準電圧を出力し、前記アンテナで誘導電圧が発生した場合に、電圧が変動しない基準電圧出力ラインと、
前記基準電圧より低い電圧を出力し、前記アンテナで誘導電圧が発生した場合に、前記基準電圧より高い電圧を出力する誘導電圧出力ラインと、
前記基準電圧ラインが出力する電圧と前記誘導電圧出力ラインが出力する電圧との大小関係を示す電圧を出力する比較手段とを備えて構成され、
遊技者が遊技していることを示す信号を出力する遊技信号出力手段を備え、
前記電波検出回路が前記電磁波を検出しており、且つ、前記遊技信号出力手段によって遊技が実行されていることを示す信号が出力されている場合には、エラー信号を出力し、
前記電波検出回路が前記電磁波を検出しており、且つ、前記遊技信号出力手段によって遊技が実行されていることを示す信号が出力されてない場合には、エラー信号を出力しないことを特徴としている。
本発明の電波検出回路は、電磁波によりアンテナで発生した誘導電圧を検知する非共振
型の回路構成である。このため、共振回路を用いて電波を感知する構成に比較して、検出
可能な電磁波の周波数帯が限定されず、いかなる周波数帯の電磁波であっても検出するこ
とができる。これにより、使用する周波数帯に影響されることなく、外部から電磁波を照
射して電磁波誘導により電子回路の配線に誘導電圧を発生させて電子回路を誤作動させる
不正行為を検出することが可能となる。
また、本発明の遊技機は、前記基準電圧出力ラインでは、第1ダイオードと、前記第1
ダイオードと並列接続されたコンデンサが設けられており、前記アンテナで誘導電圧が発
生した場合に、前記第1ダイオードにより前記誘導電圧を検波せず、電圧が変動しないよ
うに構成され、前記誘導電圧出力ラインには、前記第1ダイオードと同一構成を有する第
2ダイオードが設けられており、前記アンテナで誘導電圧が発生した場合に、前記第2ダ
イオードにより前記誘導電圧を検波して直流電圧を生成し、前記基準電圧より高い電圧を
出力するように構成されていることを特徴としている。
これにより、基準電圧出力ラインに流れる誘導電流は、第1ダイオードと並列接続され
たコンデンサを経由するため、第1ダイオードで検波されることがなく直流電流とならな
い。この結果、アンテナで誘導電圧が発生した場合であっても、基準電圧出力ラインの電
圧は変動しない構成とすることができる。一方、誘導電圧出力ラインでは、第2ダイオー
ドによりアンテナにて発生した誘導電圧が検波される。この結果、アンテナで発生した誘
導電圧は直流電圧となって、誘導電圧出力ラインの電圧を上昇させることができる。
また、本発明の遊技機は、前記電波検出回路は、遊技全体の進行を司る主制御部に設け
られていることを特徴としている。
これにより、主制御部は、電波検出回路の出力状態に基づいて外部からの電磁波を検出
した場合に、表示や音に関する制御を司るサブ制御部にエラー出力をするように構成する
ことができる。この結果、エラー出力を受信したサブ制御部が、表示や音声を用いて、異
常が発生した旨のエラー報知を行うことができる。さらに、主制御部は、電波検出回路に
て電磁波を検出した場合に、外部にエラー出力を行うことができる。さらに、主制御部は
、電波検出回路にて電磁波を検出した場合に、遊技機の各種制御の停止や電源の遮断を行
い、遊技の進行を停止させることができる。
以上の本発明の構成により、使用する周波数帯に影響されることなく、電波を用いる不
正行為を検出可能とすることが可能となる。
本発明を適用した実施例に係る遊技機の正面図である。 遊技盤の正面図である。 遊技機の裏機構盤の正面図である。 電子制御装置の概略構成を示すブロック図である。 電波検出回路の構成を示す回路図である。 電波検出回路の変形例を示す回路図である。 回胴式遊技機の正面図である。 回胴式遊技機の電子制御装置の概略構成を示すブロック図である。
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。なお、以下では、特別図柄の変
動表示の終了に伴い大当り図柄が停止表示され、これを契機に大当り遊技が開始されるタ
イプ(いわゆるセブン機タイプ)のパチンコ遊技機(以下、単に遊技機という)に本発明
を適用した実施例について説明する。
図1は、本実施例の遊技機1の正面図である。図1に示すように、遊技機1の前面部は
、外枠2、中枠3、前面枠4、上皿部5、下皿部6、施錠装置9、遊技盤20等を備えて
いる。なお、図1では遊技盤20の詳細な図示を省略している。また、中枠3は前面枠4
等が前面側に配置されているため、図1においては明示されていない。
外枠2は木製の板状体を略長方形の枠状に組立てたものである。中枠3はプラスチック
製で遊技機1の本体枠を構成するもので、外枠2の内側にはめ込まれて設置されており、
外枠2に対して開閉可能に左端で軸支されている。この中枠3は、上側2/3程度を占め
る枠体部と下側1/3程度を占める下板部とから構成されている。枠体部の前面側には遊
技盤20と前面枠4とが重なるように設けられており、下板部の前面側には上皿部5と下
皿部6が設けられている。なお、遊技盤20は枠体部(中枠3)に対して着脱自在に設け
られている。下板部には、遊技球を遊技盤20に発射する発射手段を構成する発射装置ユ
ニット(図示略)、遊技球を発射装置ユニットに供給する球送り装置(図示略)が設けら
れている。
前面枠4は、中枠3の前面側に配置され、中枠3の左端で開閉可能に支持されている。
前面枠4はプラスチック製であり、その奥側に配置される遊技盤20の盤面を視認可能に
するために、円形状の開口部4aが形成されている。前面枠4の裏面には、開口部4aに
対応したガラス板等の透明板を備える略長方形状の透明板枠(図示略)が装着されている
。前面枠4における遊技盤20の周囲には、LED等のランプ類(図示略)が設けられて
いる。これらのランプ類は、遊技効果を高めるためにゲーム進行に応じて点灯・消灯ある
いは点滅する。
上皿部5は、前面枠4の下側に設けられ、中枠3の左端に開閉可能に支持されている。
上皿部5は、皿外縁部5aと、遊技機1の内部から遊技球を排出するための排出口5bと
、上皿部5の遊技球を下皿部6に排出する球抜きボタン5cとを備えている。皿外縁部5
aの上面には、演出ボタン5d(操作手段の一態様)や球貸ボタン5e等が設けられてい
る。演出ボタン5dは、皿外縁部5aの上面に突出して設けられており、遊技者が押圧操
作することで下方に移動するとともに、押圧を解くことで図示しない弾性手段(例えばバ
ネ部材)により上方に移動する出没式の押しボタンとして構成されている。
下皿部6は、上皿部5の下方に設けられている。下皿部6の略中央には、遊技機1の内
部から下皿部6に遊技球を排出するための排出口6aが設けられている。下皿部6の左端
には灰皿7が設けられている。下皿部6の右端には、遊技者が発射装置ユニット(図示略
)を操作するための発射ハンドル8が設けられている。発射ハンドル8には、遊技者が触
れていることを検出する接触検知手段(接触検知センサ)としてのタッチスイッチ8aが
設けられている。発射ハンドル8の左側面には、遊技者が操作して遊技球の発射を一時的
に停止する発射停止スイッチ8bが配置されている。
施錠装置9は、中枠3の右端中央に設けられており、前面枠4を閉じた場合にこれを施
錠するためのものである。
また、遊技機1には、遊技状態に応じた効果音等を発生させるためのスピーカ10a〜
10dが設けられている。スピーカ10a〜10dは、遊技機1の上部に設けられた上部
スピーカ10a、10bと遊技機1の下部に設けられた下部スピーカ10c、10dとか
らなる。さらに、遊技機1の左側には、プリペイドカードユニット13(CRユニット)
が装着されている。
次に、本実施例の遊技盤20の表面構造について説明する。図2は遊技盤20の正面図
である。遊技盤20は、略長方形の木製の板状体であって中枠3に着脱可能に取り付けら
れているとともに、裏機構盤(図示略)によりその背面側が覆われている。
図2に示すように、遊技盤20には、遊技盤20の表面(盤面)に設けられた外レール
22と内レール23とにより、略円形状の遊技領域21が形成されている。遊技領域21
内には、中央装置24、普通図柄作動ゲート27、大入賞装置(特別電動役物)33、始
動口28、左入賞口34,35、右入賞口36,37、第1装飾部材50、第2装飾部材
60等の遊技装置が配設されている。また、遊技領域21には各遊技装置との位置バラン
スを考慮して多数の障害釘が配設されている。
中央装置(センター役物)24は遊技領域21の略中央部に配置され、演出表示装置2
5を備えている。本実施例では、演出表示装置25として大型の液晶表示装置を用いてお
り、演出表示装置25の表示領域では各種演出表示が行われる。
大入賞装置33は遊技領域21における中央装置24の下方に配置されている。第1装
飾装置50は遊技領域21における大入賞装置33の左側に配置され、第2装飾装置60
は遊技領域21における大入賞装置33の右側に配置されており、装飾装置50,60は
いわゆるサイド飾りを構成している。また、第1装飾装置50には左入賞口34,35が
一体化されており、第2装飾装置60には右入賞口36,37が一体化されている。
普通図柄作動ゲート27は、中央装置24の左側に設けられている。普通図柄作動ゲー
ト27の内部には、遊技球の通過を検知する普通図柄作動ゲート検知スイッチ27s(図
4参照)が設けられている。遊技球が普通図柄作動ゲート27を通過することで、普通図
柄が変動開始する。
始動口28は、中央装置24の中央位置の下方に設けられている。始動口28は、遊技
盤20の盤面上を流下する遊技球を受け入れる遊技球受入口が形成された2つの入球口を
上下方向に並べて配置したもので、上側に設けられた第1始動口28aと下側に設けられ
た第2始動口28bとから構成されている。
第1始動口28aは、遊技球受入口の大きさが変化せず遊技球の入球可能性が一定とさ
れる固定式の始動口として構成されており、遊技球の入球が常時可能となっている。一方
、第2始動口28bはいわゆるチューリップ式で左右に一対の翼片部を備えており、この
一対の翼片部の上端間隙が遊技球受入口となっている。この一対の翼片部は、各々左右方
向に傾動することで開閉動作を行うものとされており、この開閉動作により、第2始動口
28bは一対の翼片部の遊技球受入口の大きさが変化する可変式の始動口として構成され
ている。
始動口28の内部には、遊技球の入球を検知する始動口入球検知スイッチ28s(図4
参照)と、一対の翼片部を作動させるための始動口ソレノイド28c(図4参照)とが備
えられている。始動口入球検知スイッチ28sは、第1始動口28aに入球した遊技球を
検知するスイッチと、第2始動口28bに入球した遊技球を検知するスイッチの2種類の
スイッチから構成されている。第2始動口28bの一対の翼片部が左右に開動作した場合
には、第2始動口28bの遊技球受入口の大きさが通常時より拡大され、第2始動口28
bは遊技球の入球可能性が大きくなる開放状態となる。一方、一対の翼片部が立設された
場合には、第2始動口28bの遊技球受入口の大きさが遊技球の直径より僅かに大きい(
遊技球1個が通過可能な)通常の大きさとされ、第2始動口28bは遊技球の入球可能性
が小さくなる(または入球不能となる)通常状態(閉鎖状態)となる。遊技球が始動口2
8a、28bに入球することで、後述の特別図柄が変動開始する。
大入賞装置33は、始動口28の下方に配設されている。ここで、大入賞装置33は、
帯状に開口された大入賞口33aと、この大入賞口33aを開放・閉鎖する開閉板33b
と、この開閉板33bを作動させるための大入賞口ソレノイド33c(図4参照)と、遊
技球の入球を検知する入球検知スイッチ33s(図4参照)とから主に構成されている。
大入賞装置33の左斜め上方と右斜め上方には、左入賞口34,35と右入賞口36,
37が設けられている。これら入賞口の内部には、それぞれ入賞口入球検知スイッチ(図
示せず)が設けられている。
第1装飾部材50には、複数のLEDが設けられており、これらのLEDの組合せによ
り、普通図柄表示部51、普図保留表示部52、特別図柄保留表示部53が構成されてい
る。同様に第2装飾部材60には、複数のLEDが設けられており、これらのLEDの組
合せにより、特別図柄表示部61が構成されている。
普通図柄表示部51は、1個のLEDから構成されており、このLEDにより普通図柄
の表示が行われる。普通図柄表示部51では、普通図柄の変動表示及び停止表示が行われ
る。普通図柄表示部51では、普通図柄作動ゲート27を遊技球が通過することにより普
通図柄が変動開始し、所定時間経過後に普通図柄が当り普通図柄の表示態様あるいは外れ
普通図柄の表示態様で停止表示される。そして、普通図柄が予め設定された当り普通図柄
の表示態様で停止表示すると、第2始動口28bが所定時間(例えば0.1秒)だけ開放
される。
本実施例では、普通図柄当否判定用乱数が用意されており、この普通図柄当否判定用乱
数は、遊技球が普通図柄作動ゲート27を通過した際に、第2始動口28bを作動させる
か否かの普通図柄当否判定に用いられる。普通図柄当否判定用乱数には、予め当り値が設
定されており、遊技球が普通図柄作動ゲート27を通過したタイミングで取得された普通
図柄当否判定用乱数が当り値と一致する場合に当りと判定される。そして、当りと判定さ
れた場合には、普通図柄表示部51で停止表示される普通図柄は、当り普通図柄の表示態
様に決定される。一方、外れと判定された場合(取得された普通図柄当否判定用乱数が当
り値と一致しない場合)には、普通図柄表示部51で停止表示される普通図柄は外れ普通
図柄の表示態様に決定される。なお、普通図柄当否判定および普通図柄の停止図柄の決定
は、後述の主制御部200によって行われる。
ここで、普通図柄の保留について説明する。普図保留表示部52には普通図柄保留数が
表示され、普通図柄作動ゲート27を通過した遊技球の数を最大保留数(本実施例では4
個)まで保留可能となっている。そして、次回の普通図柄当否判定が行われ普通図柄の変
動表示が開始する毎に、未始動回数(保留数)が消化され、普通図柄保留数が1個ずつ減
少する。普図保留表示部52は2つのLEDからなり、2個のLEDの消灯、点灯、およ
び点滅を組み合わせることで、4個を上限として保留数を表示することができる。普通図
柄の保留および保留消化は、後述の主制御部200によって行われる。普通図柄の保留に
伴って、普通図柄当否判定用乱数が主制御部200のRAMの所定領域に記憶される。
次に、特別図柄について説明する。特別図柄表示部61は、7個のLEDから構成され
ており、これらのLEDにより特別図柄が表示される。特別図柄表示部61を構成する各
LEDは、点灯および消灯が可能となっており、これら各LEDの点灯および消灯の組合
せにより特別図柄の複数の表示態様を表示できる。そして、7個のLEDで表示される特
別図柄の組合わせのうち、特定の組合せが当り特別図柄(大当り図柄)として設定されて
おり、当り特別図柄以外が外れ特別図柄(外れ図柄)と設定されている。本実施例では、
特別図柄の変動表示を各LEDが点灯と消灯を繰り返す点滅表示で行うものとしている。
特別図柄表示部61では、始動口28に遊技球が入球することにより特別図柄が変動開
始し、所定時間経過後に特別図柄が大当り図柄あるいは外れ図柄で停止表示される。本実
施例では、遊技球が始動口28に入球した際に取得され、大当り遊技(特別遊技)を実行
するか否かの特別図柄当否判定に用いられる第1特別図柄当否判定用乱数が設けられてい
る。さらに、特別図柄の停止図柄を決定するための特別図柄決定用乱数が設けられている
始動口28の遊技球入球に伴って、特別図柄当否判定用乱数と特別図柄決定用乱数が取
得され、この取得された特別図柄当否判定用乱数と特別図柄決定用乱数は、主制御部20
0のRAMの所定領域(保留記憶領域)に記憶される。
ここで、特別図柄の保留について説明する。特別図柄保留表示部53は2つのLEDか
らなり、2個のLEDの消灯、点灯、および点滅を組み合わせることで、それぞれ4個を
上限として保留数を表示することができる。
始動口28に入球した遊技球数は、特別図柄保留数として最大保留数(本実施例では4
個)に達するまで保留可能となっている。そして、第1特別図柄保留数は、特別図柄当否
判定が行われ第1特別図柄の変動表示が開始される毎に消化され、1個ずつ減少する。な
お、特別図柄の保留(特別図柄用乱数の取得・記憶)、保留消化(特別図柄当否判定)は
、後述の主制御部200によって行われる。
特別図柄当否判定は、特別図柄が変動表示を開始する際に行われる。特別図柄当否判定
用乱数には、当否判定用の当り値が設定されており、遊技球が始動口28に入球したタイ
ミングで取得された特別図柄当否判定用乱数が当り値と一致する場合に大当りと判定され
る。
そして、特別図柄当否判定の結果が大当りの場合には、特別図柄表示部61で停止表示
される特別図柄は大当り図柄(確変大当り図柄または通常大当り図柄)に決定される。な
お、特別図柄の大当り図柄の種類は特別図柄決定用乱数に基づき決定される。一方、特別
図柄当否判定が外れの場合には、特別図柄表示部61で停止表示される特別図柄が外れ図
柄に決定される。
特別図柄は、所定の変動パターンにしたがって変動表示するように構成されている。こ
の変動パターンは、特別図柄の変動時間や、その変動におけるリーチ演出の有無(演出内
容)を規定するものである。特別図柄の変動パターンは、特別図柄当否判定が実行される
際に、複数の変動パターンが格納された変動パターンテーブル(変動パターン記憶手段)
から抽選により選択される。
特別図柄の変動パターンテーブルは、それぞれ複数用意されており、遊技状態に応じて
選択されて用いられる。これらの複数の変動パターンテーブルには、当否判定結果が大当
りの場合に選択される当り変動パターンテーブルと、当否判定結果が外れの場合に選択さ
れる外れ変動パターンテーブルとが含まれている。
また、特別図柄当否判定、特別図柄の変動態様の決定、特別図柄の停止図柄の決定、特
別図柄の変動表示および停止表示は、後述の主制御部200によって行われるように構成
されている。
次に、大当り遊技(特別遊技)について説明する。特別図柄表示部61で停止表示され
た第1特別図柄が当り特別図柄であった場合(特別図柄当否判定の結果が大当りだった場
合)に、主制御部200は遊技者に相対的に有利な大当り遊技(特別遊技)を開始させる
。大当り遊技は、大入賞装置33を作動させる、換言すると大入賞口33aを複数回開閉
させることで、大入賞口33aへの遊技球の入球に関して遊技者に利益(賞球)を付与す
るものであり、主制御部200が本発明の大当り遊技実行手段に相当している。大当り遊
技は、後述の特別電動役物遊技処理が繰り返し実行されることによって実現される。
大当り遊技中(特別遊技中)は、大入賞装置33が作動し、大入賞口33aへの遊技球
の入球に応じて、所定数の賞球(例えば、1個の入球に対して15個の賞球)が払い出さ
れる。具体的には、大当り遊技の開始により、大入賞装置(特別電動役物)33を連続し
て作動させ、大入賞口33aを開放状態と閉鎖状態とに切り替える大入賞口開閉動作が複
数回連続して行われる。大入賞装置33の作動開始により、大入賞口33aが開放状態と
なる。この開放状態は、所定の終了条件成立により終了し、開放していた大入賞口33a
が閉鎖状態となる。所定の終了条件として、大入賞口33aの開放時間が所定時間(本実
施例では30秒)に達したとき、もしくは開放状態の大入賞口33aに入球した遊技球数
が所定数(本実施例では10個)に達したときとすることができる。
この大入賞口33aの開放状態の開始から終了までを1ラウンドとした場合、大当り遊
技は、所定数のラウンドが行われることで終了する。大入賞装置33では、大入賞口33
aの開放が終了、すなわち大入賞口33aが閉鎖状態となってから所定時間(例えば30
秒)が経過した後に、大入賞口33aは再び開放状態となり、次のラウンドが開始する。
このような大入賞口33aの開放開始から終了までを1ラウンドとする大入賞口33aの
開閉動作は、所定の最高継続ラウンド数(本実施例では15ラウンド)が終了するまで繰
り返し継続される。
本実施例の遊技機では、大当り遊技の終了後、変動時間短縮機能や開放時間延長機能、
確率変動機能が作動する特定遊技(いわゆる時短遊技および確変遊技)が開始される。特
別図柄当否判定には、複数種類の大当りが設定されており、特別図柄当否判定の結果が通
常大当り(特別図柄の停止図柄が通常大当り図柄)の場合には、大当り遊技終了後、時短
遊技が開始され、特別図柄当否判定の結果が確変大当り(特別図柄の停止図柄が確変大当
り図柄)の場合には、大当り遊技終了後、確変遊技が開始される。
特別図柄当否判定の結果が通常大当り(特別図柄の停止図柄が通常大当り図柄)の場合
には、大当り遊技の終了後、変動時間短縮機能および第2始動口28bの開放時間を延長
させる開放時間延長機能が作動開始し、時短遊技が開始される。変動時間短縮機能(変動
時間短縮手段)には、普通図柄変動時間を短縮させる普通図柄変動時間短縮機能と、特別
図柄変動時間を短縮させる特別図柄変動時間短縮機能とが含まれている。変動時間短縮機
能および開放時間延長機能は、大当り遊技終了後、次回の大当り遊技が開始されるまでの
間、または特別図柄の変動回数が所定回数(本例では100回)に到達するまで作動する
。開放時間延長機能の作動により、第2始動口28bの開放時間が、例えば、通常時「0
.1秒」であったのが「4.5秒(1.5秒×3回開放あるいは4.5秒×1回開放など
)」に延長される。これにより、第2始動口28bへの遊技球入球頻度が、通常時(開放
延長機能未作動時)に比べて高くなる。なお、変動時間短縮機能および開放時間延長機能
は、主制御部200の制御により作動または停止されるものである。
特別図柄当否判定の結果が確変大当り(特別図柄の停止図柄が確変大当り図柄)の場合
には、大当り遊技の終了後、確率変動機能が作動開始し、確変遊技が開始される。確変遊
技では、上記変動時間短縮機能および開放時間延長機能に加え、特別図柄当否判定の確率
、すなわち特別図柄が大当り図柄で停止表示する確率を変更(向上)させる確率変動機能
(確率変動手段)が作動する。確率変動機能作動中は、当否判定用の当り値が増加するこ
とで、特別図柄当否判定の確率が向上する。確率変動機能は、大当り遊技終了後、次回の
大当り遊技が開始されるまで作動する。なお、確変遊技は、主制御部200の制御により
実現されるものである。
次に、演出表示装置25で表示される演出図柄について説明する。演出表示装置25の
表示領域には、演出図柄を表示する演出図柄表示部が設けられている。演出図柄表示部の
演出図柄は特別図柄表示部61の特別図柄の変動表示および停止表示に連動して表示され
る。
演出図柄表示部は、左図柄が表示される左図柄表示領域、中図柄が表示される中図柄表
示領域、右図柄が表示される右図柄表示領域からなる3つの図柄表示領域から構成されて
いる。各図柄表示領域は、これらの表示領域の配置方向と略直交する向き、この場合、上
下方向(縦方向)に図柄変動方向が設定されている。各図柄表示領域は、「1」〜「9」
からなる図柄をそれぞれ表示可能となっている。
演出図柄は、特別図柄の変動表示開始により変動表示を開始し、特別図柄が何れかの図
柄で停止表示されると、演出図柄は特別図柄の停止図柄に応じた図柄で停止表示される。
つまり、演出図柄は特別図柄と同期して変動表示を開始し、かつ、特別図柄と同期して変
動表示を終了して停止表示するものである。演出図柄では、3桁同一の偶数図柄の組合せ
が特別図柄の通常大当り図柄に対応し、3桁同一の奇数図柄の組合せが特別図柄の確変大
当り図柄に対応している。そして、それら以外の図柄の組合せが特別図柄の外れ図柄に対
応している。
演出図柄の変動態様(変動パターン)および停止図柄の決定は、主制御部200から送
信される変動パターン指定コマンドに基づいてサブ制御部260によって行われるように
構成されている。ここで、主制御部200から送信される変動パターン指定コマンドは、
特別図柄の変動パターンを示すもので、具体的には、特別図柄の変動時間や、3桁の演出
図柄のうち2桁が同一図柄で停止表示されるリーチ演出(大当りに至る可能性のある状態
が継続していることをを示す演出)の有無等の演出内容を示している。主制御部200は
、特別図柄の当否判定結果に応じて特別図柄の変動パターンをランダムに(乱数抽選によ
り)決定する。そして、主制御部200により決定された特別図柄の変動パターンに基づ
き、サブ制御部260が、演出図柄表示部25aで表示される演出図柄の演出パターンを
決定する。
次に、本実施例の遊技機1の裏面構造について図3に基づいて説明する。図3は遊技機
1の裏機構盤100の正面図である。
図3に示すように、裏機構盤100は中枠3における遊技盤20の反対面に設けられて
おり、一対のヒンジ101により中枠3に開閉可能に取り付けられている。裏機構盤10
0の中央付近には、前面側に演出表示装置25が取り付けられ、背面側に演出図柄制御基
板ケース102、サブ制御基板ケース103がそれぞれ取り付けられた裏ケース104が
設けられている。裏ケース104の下方には主制御基板ケース105が設けられている。
主制御基板ケース105の前面側には、遊技盤20において演出表示装置25の下方に設
けられた始動口28(図2参照)が配置されている。裏機構盤102の右下方部であって
、主制御基板ケース105より下方には、払出制御基板ケース106が設けられている。
これらの基板ケースには、後述の各種制御基板が格納されている。
次に、本実施例の遊技機1の電子制御装置について、図4に基づいて説明する。図4は
、電子制御装置の概略構成を示すブロック図である。
図4に示すように、電子制御装置は、主制御部200と、その主制御部200に接続さ
れた副制御部230、260、280とを含んで構成されている。副制御部は、払出制御
部(賞球制御部)230、サブ制御部260及び演出表示制御部280から構成される。
主制御部200は主制御基板200aを備え、副制御部230、260及び280は周辺
制御基板として払出制御基板230a、サブ制御基板260a及び演出表示制御基板28
0aをそれぞれ備えている。これらの各制御基板や、その他の基板(電源基板、中継基板
、駆動基板、装飾基板、アンプ基板、演出ボタン基板など)は、遊技機1の裏面側に配置
される。
各制御部200、230、260、280には、図示しない主電源から電源が供給され
ている。また、電源立上げ時には、システムリセット信号が各制御部200、230、2
60、280に送信される。なお、本実施例の遊技機1は、電源断時に主制御部200及
び払出制御部230に作動電圧を供給する図示しないバックアップ電源部(図示略)を備
えており、電源断時にも主制御部200及び払出制御部230のRAMデータが保持され
る。
主制御部200は、遊技全体の進行を司る主制御手段を構成するものであり、各副制御
部230、260に処理内容を指示する指令信号(コマンドデータ)を送信し、各副制御
部230、260、280は指令信号に基づいて各種制御を行うように構成されている。
主制御部200を構成する主制御基板200aのCPU200bは、CPUコア、内蔵
RAM(以下、単にRAMともいう)、内蔵ROM(以下、単にROMともいう)等を備
えており、ROMに格納された制御プログラムにより、RAMをワークエリアとして遊技
機1全体の作動制御(遊技の基本進行制御)を司る。また、主制御部200は、CPU2
00bが主体となって、ROMに格納された当否判定プログラムにより特別図柄の当否判
定(大当り抽選)を行う当否判定手段を構成している。また、主制御部200のCPU2
00bは、特別図柄当否判定を実行する際に、ROMに格納された特別図柄の変動パター
ンテーブルから特定の変動パターンを決定する。なお、本実施例の主制御部200のCP
U200bの制御周期は2msに設定されている。
主制御部200には、盤面入力中継基板201と盤面出力中継基板202とが接続され
ている。盤面入力中継基板201には、普通図柄作動ゲート検知スイッチ27s、始動口
入球検知スイッチ28s、大入賞口入球検知スイッチ33sが接続されており、これらの
信号が主制御部200に入力するように構成されている。盤面出力中継基板202には、
図柄表示装置51、61、始動口ソレノイド28c、大入賞口ソレノイド33cが接続さ
れており、主制御部200からの制御信号が出力される。さらに、図示を省略しているが
、主制御部200には、外部装置と接続するための外部接続端子を備えた枠用外部端子基
板が接続されており、主制御部200から外部装置への信号出力が可能となっている。
また、主制御部200の主制御基板200aには、電波検出回路300が設けられてい
る。電波検出回路300については後述する。
払出制御部230を構成する払出制御基板230aは、主制御部200のCPU200
bと同様の構成を有するCPU230bを備えている。払出制御部230には、発射制御
部250、CRユニット13等が接続されている。主制御部200から払出制御部230
には、賞球払出を指示する賞球指示コマンド、遊技開始許可を指示する遊技開始許可信号
、各種発射制御コマンド等のコマンドが送信される。各種発射制御コマンドには、球送り
許可・禁止、発射許可・禁止、遊技開始許可等が含まれている。
払出制御基板230aのCPU230bは、主制御部200からの賞球指示コマンドを
受信すると、そのコマンドが示す賞球数に基づいて、遊技機1の裏面側に設けられた図示
しない遊技球払出装置の払出モータを回転駆動することにより、指定された賞球数分の遊
技球の払い出し(賞球払出)を行う。この遊技球の払い出し(賞球払出)は、遊技機1の
裏面側上部に設けられた図示しない遊技球タンクに貯留された遊技球を、図示しない遊技
球レールを介して遊技球払出装置に供給し、その供給された遊技球を遊技球払出装置の払
出モータの回転駆動により排出することで行われる。
発射制御部250には、タッチスイッチ8a、発射停止スイッチ8b等が接続されてお
り、これらのスイッチ8a、8bから操作信号が入力する。また、CRユニット13には
、球貸ボタン5eが接続されており、球貸信号が入力する。
サブ制御部260は、遊技の進行に伴って実行される各種演出を制御するサブ制御手段
を構成しており、サブ制御基板260aにはCPU260bや図示しないROM、RAM
、入出力ポート等を有する演算回路構成要素とサウンドジェネレータが設けられており、
入出力ポートにおいて主制御部200に接続されている。サブ制御部260は、各種ラン
プ類による装飾表示、スピーカ10a〜10dから出力される効果音、演出表示装置25
による図柄表示等を用いた演出制御を司るように構成されている。
主制御部200からサブ制御部260には、各種ランプ制御コマンド及び各種音声制御
コマンドが送信される。主制御部200から演出表示制御部280には、サブ制御部26
0を介して、演出図柄の表示制御を指示する各種図柄制御制御コマンドが送信される。サ
ブ制御部260から演出表示制御部280には、演出表示制御を指示する各種演出表示制
御コマンドが同時に送信される。
サブ制御部260には、演出表示制御部280が接続されている。演出表示制御基板2
80aには、CPU280b、RAM、ROM、入出力ポート、VDP(ビデオディスプ
レイプロセッサ)等を有する演算回路構成要素(図示略)が設けられ、入出力ポートにお
いてサブ制御基板260に接続されている。演出表示制御部280には演出表示装置25
が接続されている。演出表示制御部280は、CPU280bがROMに格納された制御
プログラムに従ってRAMをワークエリアとして演出表示装置25の表示制御を行うよう
に構成されている。演出表示制御部280のROMには、演出表示装置25で表示される
演出用図柄の画像データ(前述した変動演出に関する画像データなど)が複数格納されて
いる。
サブ制御部260には、装飾駆動基板261を介して各種LED・ランプ262が接続
されている。各種LED・ランプ262は、遊技効果を高めるためのものであり、これら
のランプ類はゲームの進行に対応して点灯・消灯又は点滅し、遊技効果を高めている。ま
た、サブ制御部260にはアンプ基板263が接続されている。アンプ基板263にはス
ピーカ10a〜10dが接続されている。スピーカ10a〜10dからは、遊技の進行に
対応して各種サウンド、音声等が出力される。さらに、サブ制御部260には、演出ボタ
ン基板264を介して演出ボタン5dが接続されている。
サブ制御部260は、主制御部200や演出ボタン5dからの各種指令(演出パターン
指定コマンドの受信、演出ボタン操作信号の入力など)に基づいて、各種LED・ランプ
の点灯・点滅パターンの選択・実行処理や、スピーカ10a〜10dから出力される効果
音データの選択・出力処理や、演出表示装置25での演出表示のパターンの選択・実行処
理等を行う。
次に、主制御部200に設けられた電波検出回路300について説明する。電波検出回
路300は、遊技機1の各種電子回路に影響を及ぼすおそれのある誘導電圧を検出するよ
うに構成されている。
図3に基づいて上述したように、主制御基板200aを収納した主制御基板ケース10
5は、遊技盤20の始動口28の裏側に設けられているため、主制御基板200aは始動
口入球検知スイッチ28sの近傍に位置している。そして、本実施例の電波検出回路30
0は、主制御基板200aの内部に設けられている。
これは、始動口入球検知スイッチ28sが、電波を照射される不正行為の対象となる場
合が多く、電波検出回路300を始動口入球検知スイッチ28sの近くに配置することに
より、不正な電波を感知し易くするためである。もちろん、電波検出回路300の感度を
上げることにより、始動口入球検知スイッチ28sから離れた場所でも不正な電波を検出
することは可能である。しかしながら、遊技機1の場合は、遊技場に複数の遊技台が隣接
して並べられるのが通例であり、電波検出回路300の感度を上げることで、隣接する遊
技機1に対する不正電波を検出することは好ましくないため、本実施例では不正な電波が
照射されると予想される場所(始動口入球検知スイッチ28s)に近い場所(主制御基板
200a)に電波検出回路300を設置している。
図5は、電波検出回路300の回路図である。電波検出回路300には、外部と接続す
るためのコネクタ301が設けられている。コネクタ301には、電源端子Vcc、出力
端子OUT、グランド端子GNDが設けられている。本実施例では、電源端子Vccから
供給される電源電圧は12ボルトに設定されている。コネクタ301の出力端子OUTは
、主制御部200のCPU200bに接続されている。
電源端子Vccとグランド端子GNDとの間には、第1抵抗302、第2抵抗303、
第3抵抗304が直列接続されており、これらの抵抗302〜304は分圧抵抗として構
成されている。本実施例の第2抵抗303は、可変抵抗として構成されている。第1抵抗
302と第2抵抗303の間には、基準電圧出力ラインL1が接続され、第2抵抗303
と第3抵抗304の間には、誘導電圧出力ラインL2が接続されている。基準電圧出力ラ
インL1は、所定の基準電圧を出力し、誘導電圧出力ラインL2は、基準電圧より低い電
圧を出力する。基準電圧出力ラインL1には、第1ダイオード305が設けられており、
誘導電圧出力ラインL2には、第1ダイオード305と同一構成の第2ダイオード306
が設けられている。基準電圧出力ラインL1には、第1コンデンサ307が第1ダイオー
ド305に対して並列接続されている。基準電圧出力ラインL1と誘導電圧出力ラインL
2の電圧は、コンパレータ308に入力する。コンパレータ308は、基準電圧ラインL
1が出力する電圧V1と誘導電圧出力ラインL2が出力する電圧V2との大小関係を示す
電圧を出力する比較手段を構成している。コンパレータ308の出力ラインは、コネクタ
301の出力端子OUTに接続され、コンパレータ308の出力電圧は、主制御部200
のCPU200bに入力するようになっている。
基準電圧出力ラインL1とグランド端子GNDとの間には、基準電圧出力ラインL1の
電圧V1を安定させるために、第4抵抗309と第2コンデンサ310が設けられている
。誘導電圧出力ラインL2とグランド端子GNDとの間には、誘導電圧出力ラインL2の
電圧V2を安定させるために、第5抵抗311と第3コンデンサ312が設けられている
電波検出回路300には、外部から照射される電磁波を受信して誘導電圧を発生させる
アンテナ313が設けられている。アンテナ313は、第1抵抗302と第2抵抗303
に対して並列接続された配線として構成されている。図5では、アンテナ313をコイル
として記載しているが、実際には電源端子Vccから第2抵抗303と第3抵抗304の
間に至るループ状の配線全体がアンテナとして機能する。また、アンテナ313には、直
流成分をカットするための第4コンデンサ314が直列接続されている。
本実施例では、第1抵抗302の抵抗値R1を470kΩ、第2抵抗303の抵抗値R
2を20kΩ、第3抵抗304の抵抗値R3を470kΩ、第4抵抗309の抵抗値R4
と第5抵抗311の抵抗値R5を1MΩとし、第1コンデンサ307乃至第4コンデンサ
314の容量を220pFとしている。
基準電圧出力ラインL1の電圧V1は、電源電圧12ボルトを第1抵抗302と第2、
第3抵抗303、304で分圧したものであり、V1=Vcc×((R2+R3)/(R
1+R2+R3))−VFにより得られる。同様に、誘導電圧出力ラインL2の電圧V2
は、電源電圧12ボルトを第1、第2抵抗302、304と第3抵抗304で分圧したも
のであり、V2=Vcc×(R3/(R1+R2+R3))−VFにより得られる。VF
ダイオード305、306のドロップ電圧であり、これらのダイオード305、306は
同一の構成であるのでドロップ電圧も同一であり、本実施例では0.6ボルトとなってい
る。このため、基準電圧出力ラインL1の電圧V1は5.5ボルトであり、誘導電圧出力
ラインL2の電圧V2は5.2ボルトとなる。このため、外部から電磁波を照射されてい
ない通常状態では、基準電圧出力ラインL1の電圧V1>誘導電圧出力ラインL2の電圧
V2となり、コンパレータ308の出力状態はハイ出力となっている。
電源端子Vccとコンパレータ308の出力側との間には、第6抵抗315が設けられ
ている。第6抵抗315はプルアップ抵抗であり、コンパレータ308のハイ出力を保障
するものである。第6抵抗315には、コンパレータ308の出力状態によって点灯・消
灯が切り替わるLED316が直列接続されている。また、コンパレータ308の出力側
とグランド端子GNDとの間には、コンパレータ308の出力のチャタリング防止用に第
5コンデンサ317が設けられている。さらに、電源端子Vccとグランド端子GNDと
の間には、バイパスコンデンサとして第6コンデンサ318が設けられている。
次に、外部から電磁波を照射された場合における電波検出回路300の作動について説
明する。
遊技機1に対して外部から電磁波が照射された場合には、アンテナ313にて誘導電圧
が発生する。そして、第4コンデンサ314にて直流成分がカットされた誘導電圧が誘導
電圧出力ラインL2の第2ダイオード306で検波され、さらに第3コンデンサ312に
て平滑化される。この結果、アンテナ313で発生した誘導電圧は直流電圧となって、誘
導電圧出力ラインL2の電圧V2を上昇させる。一方、第2抵抗303は、基準電圧出力
ラインL1と誘導電圧出力ラインL2に電位差を持たせるための小さな抵抗値であるため
、アンテナ313で発生した誘導電圧は、基準電圧出力ラインL1にも印加される。しか
しながら、基準電圧出力ラインL1に流れる誘導電流は、第1ダイオード305と並列接
続された第1コンデンサ307を経由するため、第1ダイオード305で検波されること
がなく直流電流とならない。このため、アンテナ313で誘導電圧が発生しても、基準電
圧出力ラインL1の電圧V1は変動しない。
この結果、アンテナ313で誘導電圧が発生した場合には、その誘導電圧の大きさ、つ
まり外部から照射された電磁波の大きさに比例して、誘導電圧出力ラインL2の電圧V2
のみが上昇する。そして、誘導電圧出力ラインL2の電圧V2が基準電圧出力ラインL1
の電圧V1より大きくなった時点で、コンパレータ308の出力状態がハイ出力からロー
出力に切り替わる。このため、コンパレータ308の出力状態を監視することで、外部か
らの電磁波の照射を検出することができる。
本実施例の電波検出回路300では、外部からの電磁波照射を視覚的に確認するための
LED316を備えている。LED316は、コンパレータ308の出力状態がハイ出力
となっている通常状態には電流が流れず、消灯状態となっている。これに対し、コンパレ
ータ308の出力状態がロー出力となった場合には、LED316に電流が流れ、点灯状
態となる。このため、LED316の点灯状態によって、電波検出回路300が外部から
の電磁波を検出したか否かを視覚的に把握することができる。
以上説明した本実施例の電波検出回路300は、電磁波によりアンテナ313で発生し
た誘導電圧を検知する構成、つまり誘導ノイズを検知する非共振型の構成である。このた
め、共振回路を用いて電波を感知する構成に比較して、検出可能な電磁波の周波数帯が限
定されず、いかなる周波数帯の電磁波であっても検出することができる。これにより、外
部から電磁波を照射して電磁波誘導により電子回路の配線に誘導電圧(ノイズ)を発生さ
せて電子回路を誤作動させる不正行為を検出することが可能となる。さらに、本実施例の
電波検出回路300の構成によれば、共振回路を用いることなく、簡易な構成で電磁波を
検出することができるので、低コスト化が実現可能となる。
また、本実施例では、主制御部200に電波検出回路300を設けているので、主制御
部200は、電波検出回路300の出力端子OUTの出力状態に基づいて外部からの電磁
波を検出した場合に、サブ制御部260にエラー出力をするように構成することができる
。エラー出力を受信したサブ制御部260は、演出表示装置25の表示領域における表示
やスピーカ10a〜10dからの音声を用いて、異常が発生した旨のエラー報知を行うこ
とができる。さらに、主制御部200は、電波検出回路300にて電磁波を検出した場合
に、外部にエラー出力を行うことができる。さらに、主制御部200は、電波検出回路3
00にて電磁波を検出した場合に、遊技機1の各種制御の停止や電源の遮断を行い、遊技
の進行を停止させることで、不正行為による影響を可能な限り抑制することができる。
また、本実施例の電波検出回路300では、電子回路に影響を及ぼすおそれがある誘導
電圧が検出対象となるため、サージ電圧によるノイズや電磁誘導等も検出対象に含まれる
ことになる。ただし、電磁誘導は周波数が低いため誘導を受けにくいが、本実施例ではア
ンテナ313を電源端子Vccに接続したループ状に構成して、感度を向上させている。
このように、本実施例では、アンテナ313を電源端子Vccに接続して感度を向上させ
ているので、アンテナ313を小型化できる。
また、本実施例の電波検出回路300では、基準電圧出力ラインL1と誘導電圧出力ラ
インL2の電位差を調整することで、電波検出回路300の感度を調整することができる
。本実施例の電波検出回路300では、基準電圧出力ラインL1と誘導電圧出力ラインL
2の電位差は、第2抵抗303の抵抗値によって変更することができる。特に本実施例の
電波検出回路300では、第2抵抗303として可変抵抗を用いているので、容易に電波
検出回路300の感度を調整することができる。具体的には、第2抵抗303の抵抗値を
小さくすることで、基準電圧出力ラインL1と誘導電圧出力ラインL2の電位差が小さく
なり、電波検出回路300の感度を高くすることができ、第2抵抗303の抵抗値を大き
くすることで、基準電圧出力ラインL1と誘導電圧出力ラインL2の電位差が大きくなり
、電波検出回路300の感度を低くすることができる。
(他の実施形態)
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、
各請求項に記載した範囲を逸脱しない限り、各請求項の記載文言に限定されず、当業者が
それらから容易に置き換えられる範囲にも及び、かつ、当業者が通常有する知識に基づく
改良を適宜付加することができる。
例えば、上記実施例では、電波検出回路300を主制御部200に設けたが、これに限
らず、電波検出回路300を払出制御部230、サブ制御部260等の他の制御部に設け
てもよい。
例えば、電波検出回路300を払出制御部230を構成する払出制御基板230aに設
けた場合には、払出制御基板230aは主制御基板200aの下方に配置されており、電
波検出回路300が始動口入球検知スイッチ28sから遠くなるため、電波検出回路30
0の感度を若干上げる必要があるかもしれない。また、図4に示すように主制御基板20
0aと払出制御基板230aは双方向通信可能に接続されている。そのため、払出制御基
板230aに設けられた電波検出回路300で電波を検出した場合は、払出制御部230
から主制御部200に対してエラー信号を送出することができる。そして、主制御部20
0は、サブ制御部260に対してエラー出力するように構成することができる。
また、例えば、電波制御検出回路300をサブ制御部260を構成するサブ制御基板2
60aに設けた場合には、サブ制御基板260aは、主制御基板200aの上方に設けら
れており、電波検出回路300が始動口入球検知スイッチ28sから遠くなるため、電波
検出回路300の感度を若干上げる必要があるかもしれない。この場合、図4に示すよう
に主制御基板200aとサブ制御基板260aとの間は、主制御基板200aからサブ制
御基板260aへの一方向通信である。このため、サブ制御基板260aに設けられた電
波検出回路300で電波を検出した場合は、主制御部200が関知することなく、サブ制
御部260単独でエラー出力をすればよい。サブ制御部260は、演出表示装置25の表
示領域における表示やスピーカ10a〜10dからの音声を用いて、異常が発生した旨の
エラー報知を行うことができる。
また、電波検出回路300を主制御基板200aや払出制御基板230aやサブ制御基
板260aのいずれでもない場所に、電波検出回路300専用の中継基板を設けて配置す
ることも可能である。不正電波の照射対象とされる場所が、始動口入球検知スイッチ28
sとは限らないため、不正電波を照射されると予測される位置に電波検出回路300専用
の中継基板を配置すればよい。この場合、不正電波を検知した場合のエラー処理のために
、電波検出回路300専用の中継基板から主制御基板200aに信号を送信できるように
構成することが望ましい。
また、上記実施例では、第2抵抗303を感度調整ができるように可変抵抗を用いてい
る。しかし、設計値または試作等で抵抗値が確定している場合は固定抵抗を用いてもよい
。これにより、可変抵抗を用いることが規制される機器にも本発明の電波検出回路300
は搭載可能である。
また、上記実施例では、電波検出回路300で電波を検出した場合、ただちに主制御部
200はサブ制御部260にエラー出力する構成とした。しかし、不正行為者のなかには
、周囲に怪しまれないように常に遊技をしながら、遊技機1に不正電波を照射する者もい
る。このため、遊技中であることと不正電波を照射したことを、AND条件でエラー出力
するようにしてもよい。つまり、遊技者が遊技をしていること、すなわち遊技球が発射さ
れていることを、主制御基板200aは、発射制御基板250a及び払出制御基板230
aを介して検出できる。そこで、主制御部200は、遊技球が発射されており、かつ、電
波検出回路300で電波が検出されたときのみ、サブ制御部260にエラー出力するよう
な構成としてもよい。
また、上記実施例では、アンテナ313を電源端子Vcc側に接続したが、これに限ら
ず、図6に示すように、アンテナ313をグランド端子GND側に接続するように構成し
てもよい。
また、上記実施例では、本発明をパチンコ遊技機(弾球遊技機)に適用した例について
説明したが、本発明は回胴式遊技機のような異なる種類の遊技機にも適用可能である。図
7は回胴式遊技機110の正面図、図8は回胴式遊技機110の電子制御装置の概略構成
を示すブロック図である。図7に示すように、回胴式遊技機110は、スタートレバー1
11により回転を開始した複数の回胴112を所定の図柄の組合せが揃うように停止ボタ
ン113を操作して停止させ、遊技役の入賞が成立しているか否かによって遊技メダルが
払い出されるという一連の遊技を行う遊技機である。図8に示すように、回胴式遊技機1
00には、遊技全体の進行や演出を司る主制御基板114や演出を司るサブ制御基板11
5が設けられており、これらの主制御基板114やサブ制御基板115に本発明の電波検
出回路を設けることができる。
1…遊技機、28…始動口、200…主制御部、230…払出制御部、260…サブ制
御部、300…電波検出回路、305…第1ダイオード、306…第2ダイオード、30
7…第1コンデンサ、308…コンパレータ(比較手段)、313…アンテナ、L1…基
準電圧出力ライン、L2…誘導電圧出力ライン。

Claims (3)

  1. 外部から電磁波が照射された場合に、前記電磁波を検出する電波検出回路を備える遊技機であって、
    前記電波検出回路は、
    前記電磁波を受信して誘導電圧を発生させるアンテナと、
    所定の基準電圧を出力し、前記アンテナで誘導電圧が発生した場合に、電圧が変動しない基準電圧出力ラインと、
    前記基準電圧より低い電圧を出力し、前記アンテナで誘導電圧が発生した場合に、前記基準電圧より高い電圧を出力する誘導電圧出力ラインと、
    前記基準電圧ラインが出力する電圧と前記誘導電圧出力ラインが出力する電圧との大小関係を示す電圧を出力する比較手段とを備えて構成され、
    遊技者が遊技していることを示す信号を出力する遊技信号出力手段を備え、
    前記電波検出回路が前記電磁波を検出しており、且つ、前記遊技信号出力手段によって遊技が実行されていることを示す信号が出力されている場合には、エラー信号を出力し、
    前記電波検出回路が前記電磁波を検出しており、且つ、前記遊技信号出力手段によって遊技が実行されていることを示す信号が出力されてない場合には、エラー信号を出力しないことを特徴とする遊技機。
  2. 前記基準電圧出力ラインでは、第1ダイオードと、前記第1ダイオードと並列接続されたコンデンサが設けられており、前記アンテナで誘導電圧が発生した場合に、前記第1ダイオードにより前記誘導電圧を検波せず、電圧が変動しないように構成され、
    前記誘導電圧出力ラインには、前記第1ダイオードと同一構成を有する第2ダイオードが設けられており、前記アンテナで誘導電圧が発生した場合に、前記第2ダイオードにより前記誘導電圧を検波して直流電圧を生成し、前記基準電圧より高い電圧を出力するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記電波検出回路は、遊技全体の進行を司る主制御部に設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の遊技機。
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