JP5509205B2 - 顎骨へ埋め込むインプラント、補綴歯根、およびインプラントシステム - Google Patents

顎骨へ埋め込むインプラント、補綴歯根、およびインプラントシステム Download PDF

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Description

本発明は、顎骨へ埋め込むインプラント、補綴歯根、およびインプラントシステムに関する。
完全に歯が揃った健康な歯形のみが咀嚼組織の完全な働きを保証する。抜歯することにより、顎骨に小穴あるいはギャップが生じ、これは治癒の際に崩れて顎骨の欠陥となる。このようにしてできたギャップはインプラントによってできるだけ速やかに封じ込まれるべきである。歯科補綴学界において今日までに知られているインプラントでは、しかしながら、抜歯域はだいたいにおいて半年おいてからでないとこれを受け付けることができないという不具合を有している。これまでは、インプラント埋め込みにはそのための十分な装着床を確保するために骨沈着技術あるいは骨造成に頼ることが必要であった。顎骨に人工補綴歯根を外科嵌着した後、そのときにできる傷は、のちに周りの顎骨と歯茎がインプラントに密着できるようになるためには、さらに数週間の絶対安静が必要である。
本発明が解決しようとしている課題は、抜歯直後に歯床を処置することができ、また義歯で容易でかつ信頼できる歯交換を可能にすることである。さらに、抜歯による歯の置き換えにかかる時間を短縮しようとすることである。
本発明が拠り所とする一つの知見は、このような課題は、埋め込みの後に顎骨によって囲い込まれるインプラントシステムの部位が二つの分離可能な部分よりなるインプラントシステムを用いることにより解決されるということである。
図1は、本発明の一実施例としてのインプラントシステムを取り付けた顎の概略断面図である。 図2は、本発明の一実施例としての補綴歯根の概略図である。 図3は、本発明の一実施例としてのインプラントの概略側面図である。 図4は、本発明の一実施例としてのインプラントの概略平面図である。 図5は、マーキングピンの一例の概略側面図である。
第一に、本課題は請求項1によるインプラントにより解決される。顎骨へ埋め込まれる本インプラントは、それが補綴歯根の少なくとも一部と係合することのできるらせん部を有していることを特徴とする。
インプラントがらせん形状あるいはきりもみ形状であることにより、いくつかの利点が得られる。具体的には、インプラントのらせん部は装着に際してインプラントをガイドすることができる。すなわち、インプラントは、そのらせん形状あるいはきりもみ形状のおかげで骨に回転進入することが可能である。さらには、インプラントのらせん形状はそのらせん翼の巻間に空隙を有するものであることが好ましい。インプラントのこの空隙構造は骨がインプラントの該空隙に亘って成長侵入することが可能であってより密着性が高まるので有利である。
最後に、インプラントのらせん形状は、インプラント内を中空にしており、そこに補綴歯根の少なくとも一部が係合し保持される。これによって、インプラントと補綴歯根よりなるインプラントシステムの構成要素は顎骨内で互いによく結合されることとなる。顎骨の外、より正確には歯茎の外に結合節を設けることは不要となり、従って、感染が確実に防止できる。インプラントと補綴歯根との結合がインプラントシステムの端部に接近した位置において成されるので、この結合節にかかる諸々の力が低くなる。このような力の例としては、義歯をインプラントシステムに取り付けるときや、その装着の後に義歯を使用する際に生じる力がある。インプラントはらせん形状の故に、補綴歯根が義歯と結合するときのソケットとして作用することができる。
ある好ましい態様においては、インプラントのらせん翼の各巻間に所定長さの空隙を設ける。受ける力により巻間距離が変化するばねの場合とは異なり、インプラントは一定の間隔を巻間で保っていることが好ましい。これにより、例えば、骨がインプラントに侵入するのを妨げない、といった巻間に空隙があることの利点を確実に利用することが可能になる。
巻間の一定間隔量はインプラントの素材によって決められよう。またある態様においては、しかしながら、インプラントはらせん部のねじ翼を支持する少なくとも一つの支柱を有する。この少なくとも一つの支柱は、インプラントのらせん部の軸線に平行に延びていることが好ましい。特に、支柱はらせん部の巻翼の内側に取り付けることが好ましい。らせん部の内周に数本の支柱を取り付ける場合には、それぞれの支柱が他の支柱と接触しないように取り付けること。支柱間に間隙を設けることにより、インプラントへの骨の侵入がより容易になる。支柱はらせん部と一体となって笊状物を形成する。好ましくは、支柱とらせん部は一体成形とする。すなわち、らせん部と支柱とはモノリス体であり、従ってインプラントのこれらの部分には強い結合が保証される。らせん部の巻翼を支持することに加えて、支柱には他の機能もある。例えば補綴歯根のインプラントに受け入れられる部位は支柱によっても追加的に支持を受けることになる。
インプラントのある態様において、インプラントの長さは取り除かれる歯の歯根の長さより短いか等しいかである。こうしたインプラントのサイズ規定には利点がある、なぜならインプラントは埋め込みあるいは挿入した後に顎骨により囲い込まれるのであるが、そのとき顎骨あるいは歯茎の頂部を越えて突出しないからである。これにより、挿入後のインプラントの癒合が向上する。
またインプラントがめねじを有することが好ましい。めねじ、すなわち内部ねじは、インプラントが補綴歯根と結合することを助ける。このめねじはインプラント自身のらせん部の巻翼によって形成されてもいい。この場合、らせん部の巻翼の傾きすなわちスロープは、補綴歯根に形成されたねじ目のそれと一致する。好ましくは、めねじはらせん部の全長に亘って延びているものとする。そうすることにより、インプラントと補綴歯根との接触面積が最大になる。
ある好ましい態様によると、めねじは、しかしながら、インプラントの少なくとも一つの支持柱の内側に向いた部分に形成される。この場合、支持柱はらせん部の内周面に配される。インプラントの一部に、らせん部とは別に、めねじを設けるに際して、このめねじの巻翼の傾斜度すなわちスロープをらせん部の巻翼のそれとは異ならしめることが可能である。このことの有利な点は、らせん部の巻翼を、補綴歯根をインプラントに結合するために用いられるめねじのスロープよりも急にすることが好ましいのであり、それが可能となることである。
又ある好ましい態様によると、インプラントのらせん部が円錐状となっている。このようにインプラントの直径を一端から他端にかけて減少するようにすることによって、インプラントの顎骨の穴への挿入がより潤滑化する。
又、好ましくは、らせん部の巻翼の少なくとも一部を刃歯状にしたい。刃歯状の一例としては、らせん部の巻翼の外縁を鋭利にすることである。他の刃歯状の例としては、らせん部の巻翼にくぼみや切欠きを設け、以って巻翼の表面を粗くして、骨に食い込むようにするのである。
又別の態様によると、インプラントが、その一端においてねじ回し道具を受け留めるための少なくとも一つのくぼみを有している。このくぼみは、インプラントの一端で、その巻翼に一つあるいは複数の溝を設けるといい。別の選択肢としては、このくぼみは、らせん部の内面に設けられた支持柱間に形成される間隙であってもいい。いずれの場合においても、このようなくぼみを設けることによって、インプラントを骨に挿入することが、特に回転挿入することが容易になる。他の器具やアダプターは不要である。
他の切り口によると、本発明は、本発明のインプラントに装着されるための義歯のキャリアとしての補綴歯根に関するものである。この補綴歯根は、おねじを有したねじ部を含んで構成されていることを特徴とする。ねじ又はねじ部は補綴歯根の一方の端部に設けられていて、これは義歯を受け留める部位とは反対側の端部である。このおねじはインプラントと補綴歯根とのねじ係合を可能にし、以ってこれらの二つの部品の確固とした結合を保証する。このおねじの巻翼傾斜度は従って、好ましくはインプラントのめねじの傾斜度に一致させたい。
補綴歯根は、ねじ部に隣接したシャフト部を有していることが好ましい。 シャフト部があることにより、補綴歯根は、単にねじ部と義歯を受け留める部位だけにより構成される場合より、長くすることができる。特に、このシャフト部は骨に埋め込まれたインプラントの上端と顎骨の上端との間隔をカバーする。シャフト部の外側表面に少なくとも一つの縦溝が設けられていることが好ましい。この溝は、インプラントシステムが完全に装着された後において、これが回転することを防止する働きがある。すなわち、溝は、骨が成長してそこに入り込み、以ってインプラントシステムが骨に確固として固定されることを保証するのである。
更に別の好ましい態様によるなら、補綴歯根のねじ部の長さがインプラントの長さと等しい。よって、インプラントはその全長で以って補綴歯根の支持体として機能するので、補綴歯根が傾くことが妨げられる。
又別の観点によるなら、本発明はインプラントと補綴歯根とからなるインプラントシステムに関するものである。このインプラントシステムは、そのインプラントは本発明のインプラントであり、その補綴歯根は本発明の補綴歯根であることを要件とする。
又別個の態様によると、インプラントシステムは、さらに該インプラントシステムのインプラントに一時的に挿入されるようにしたおねじを切ったねじ部を持ったマーキングピンを含んでいる。このインプラントシステムのインプラントは顎骨に挿入されたのちに囲い込まれてしまうので、マーキングピンによって、歯科医はインプラントの位置をマーキングしてこれを知ることが可能になる。マーキングピンは、例えば、マスク上に位置をマーキングするのに用いていい。インプラントが一旦顎骨に確固として保持されたなら、歯科医は、マーキングピンによってマーキングされたマスクを用いて、顎骨におけるインプラントの位置を特定し、補綴歯根をインプラントに導入する。
本発明のインプラントに関連して記載した特徴及び優位点は、本発明の補綴歯根および本発明のインプラントシステムにも当てはまるものであり、又逆に本発明の補綴歯根および本発明のインプラントシステムに関連して記載した特徴及び優位点は、本発明のインプラントにも当てはまる。
本発明は、公知の解決手段に比べていくつかの優位点がある。すなわち、抜歯後の骨小穴に即座に処置を加えることができ、よって骨小穴の崩閉鎖を防ぐことが可能となる。また本発明によるインプラントは連続した遮蔽面あるいは表面を持たないので、成長し続ける骨、特に海綿骨、によって容易に且つ完全に侵入を受けることができる。従って、新しいインプラントシステムによると、確実で目論見どおりの骨成長が為され、短時間でのシステムの固定が達成される。
骨交換材料は不要である。加えて、必要とされる道具の数量も減少できる。しいては治療時間が短縮される。
本発明の更なる優位な態様は、従属請求項及び以下の記載により自明である。
患者及び歯科医にとっての本発明の主な優位点は、インプラントの埋め込みを非外傷的に行うことができることであり、特に従来の技術では必要である顎骨へのドリル穴開けが不要となることである。インプラントを埋め込むための手数が減ることにより、治療所要時間が短縮され、従来の技術の場合の所要時間の50%まで短縮できよう。インプラントの顎骨における安定性、すなわち、顎骨とインプラントとの結合は大幅に向上する。加えて、インプラントのねじ係合を歯茎の外、すなわち口腔内において行う必要がなくなる。更に、本発明によるならば、インプラントシステムと究極的には義歯とが、抜かれた自然歯と同じ方向になるように位置決めされる。骨組織がインプラント内に侵入するため、その後の場面、例えば 補綴歯根の挿入時や、義歯の装着の後において、インプラントの回転が避けられる。
以下に、本発明を下記の添付図を参照しつつ改めて説明する。
図1は、本発明の一実施例としてのインプラントシステムを取り付けた顎の概略断面図である。
図2は、本発明の一実施例としての補綴歯根の概略図である。
図3は、本発明の一実施例としてのインプラントの概略側面図である。
図4は、本発明の一実施例としてのインプラントの概略平面図である。
図5は、マーキングピンの一例の概略側面図である。
図1には、歯茎Gによって覆われた顎骨Jの頂部が示されている。(不図示の)歯が抜き取られたところの顎骨Jにインプラントシステム1が挿入されている。顎骨Jにおいて、インプラント1が顎骨Jによって囲まれている。インプラント1には補綴歯根11が保持されている。補綴歯根11の頂部には義歯Tが固着されている。
インプラントシステム1の構成部品のレイアウトを図2−4を用いて説明する。図3に見られるようにインプラント10は円錐状のらせん部101を有している。図3に示された位置において、らせん部101の直径はインプラント1の底部より頂部にゆくほど大となる。らせん部101の外縁1011は鋭く尖っており、以ってらせん部101の巻翼は刃歯状を成している。図示された例において、らせん部101の内周面に4本の支柱が設けられている。それらはらせん部101の巻翼群に結合あるいは接合されている。図4から見てとれるように、支柱102は楔状を成しており、らせん部101の内周に亘って互いに間隔を置いて配置されている。以って、らせん部101と支柱102により笊状物が形成される。この笊状物においてらせん部101の巻翼や支柱102の間を開口群103が形成される。支柱102の内側に溝が設けられてめねじ1021が形成される。図示された態様において、めねじ1021の傾斜度はらせん部101の巻翼の傾斜度と異なる。楔状の4つの支柱102が設けられており、それぞれが互いに間隔を置いて配されているので、スクリュードライヴァを支柱102の間隙群に差し込むことができ、以ってインプラント10を回転させることもできる。
図2に示されている補綴歯根11は、頭部111を含んでおり、頭部111の頂部はねじ頭1111を成している。頭部111の底部には円錐部112が設けられている。円錐部112の直径は、頭部111から、円錐部112に隣接して設けられたシャフト部113へ向かうつれ減少する。シャフト部113にはその表面に縦溝群1131が形成されている。補綴歯根11の底部はねじ部114によって構成されている。シャフト部113に隣接するこの部分114には、おねじ1141が設けられている。ねじ部114の端部においてはおねじ1141に二つの切欠き1142が形成されている。これらの切欠き1142は、補綴歯根11のインプラント10への挿入を助ける働きをする。
図5には、マーキングピン12が示されている。マーキングピン12は円柱状である。マーキングピン12の底部にはおねじ121が形成されている。図5に見られるように、ブッシング13がマーキングピン12の表面を滑走自在に取り付けられている。
では、顎骨へのインプラントシステムの挿入を説明する。(不図示の)各々の歯を抜き取った直後に、インプラント10を、顎骨Jに生じた骨小穴にねじ込む。インプラント10が顎骨に挿入されたなら、マーキングピン12をそのおねじ121を介してインプラントに回転挿入する。ここでマスクを、例えば両隣の歯と歯の間において、歯茎Gの頂部にかぶせる、そしてブッシング13をマーキングピン12にスライド装着する。これにより、あるいは他の手段により、インプラント10の両隣の歯との相対的位置がマスク上にマーキングされる。傷口は一時的に閉じられる。装着されたインプラント10は、連続した分離(遮蔽)面を持たないので、成長し続ける骨によって、即座に且つスムーズに侵入をうける。従って、短時間で顎骨Jにおけるインプラント10の所望される安定固定が成される。一旦、この状態が達成されると、顎骨Jにおけるインプラント10の位置がマスクあるいは他の手段により特定可能となる。インプラントの位置が特定されたなら、インプラント10内に補綴歯根11をそのねじ部114すなわちねじドームを介して挿入する。該ねじ部114が完全にインプラント10の中に入ったとき、補綴歯根11の円錐部112の頂部は顎骨Jを囲っている歯茎Gの頂部に接近する。補綴歯根11の頭部111は歯茎Gを越えて突出しており、それで補綴歯根11は義歯Tの作成に寄与できる。
本発明は図示された実施例に制限されない。
本発明の一態様は次のように要約できる。インプラントは本質的につるまきばねのような形をしている。インプラントの巻翼は互いに規定の距離により隔てられる。この態様においてはらせん状インプラントの巻翼は一定の傾斜角すなわちスロープを有している。縦方向に延びたインプラントは円錐形状をしている。従って、インプラントは一端が細い円錐形状であるので、他端を持って骨小穴にひねりながら導入することが可能である。インプラントの外縁は第一巻から最終巻まで巻翼が刃歯状になっている。よって、インプラントは骨小穴に木ねじのようにねじ込むことが可能である。インプラントの太いほうの端部に位置する第一巻の巻翼には、スクリュードライヴァとのフォームロッキング(form-locking)係合を可能とすべく、一つあるいは複数の溝が形成されている。
本発明によるインプラントは好ましくは、患者の身体に受容されやすい材料であるチタニウムにより作られる。又別の態様においては、インプラントは剛性物質により作られる。更に別の態様においては、インプラントは弾性物質により作られる。
本発明による補綴歯根はあるいは上部構造と命名することもできよう。この上部構造は、好ましくは、おねじを有したねじドームと頭部を有している。この頭部は、外観上の理由および、細菌の存在する口腔に延出するので、衛生上の理由で磁器あるいは磁器焼成体により作られる。ねじドームのおねじの巻翼の傾斜度を、らせんインプラントの巻翼の傾斜度に一致させてもよい。補綴歯根の頭部の幅は、補綴歯根をインプラント内にねじ込むための道具のためのフラッツを越えるものであってもいい。
1 インプラントシステム
10 インプラント
101 らせん部
1011 (らせん部の)外縁
102 支柱
1021 めねじ
103 開口

11 補綴歯根
111 (補綴歯根の)頭部
1111 ねじ頭
112 円錐部
113 シャフト部
1131 (縦)溝
114 ねじ部
1141 おねじ
1142 切欠き

12 マーキングピン
121 おねじ

13 ブッシング

G 歯茎
J 顎骨
T 義歯

Claims (11)

  1. 顎骨へ埋め込むインプラントであって、
    該インプラント(10)が、補綴歯根(11)の少なくとも一部を受け留めるためのらせん部(101)を有し、
    前記らせん部(101)の巻翼が一定の翼間距離を有し、
    該インプラント(10)が、前記らせん部(101)の巻翼を支持するための少なくとも一つの支持柱(102)を有し、
    該インプラント(10)が、めねじ(1021)を有し、
    前記めねじ(1021)が、前記インプラント(10)の少なくとも一つの支持柱の内向き壁に形成されていることを特徴とするインプラント。
  2. 前記インプラント(10)の長さが、抜き取られた歯の歯根の長さより小さいか同じであることを特徴とする請求項1に記載のインプラント。
  3. 前記らせん部(101)が円錐状であることを特徴とする請求項1または2に記載のインプラント。
  4. 前記らせん部(101)の巻翼の少なくとも一部が刃歯状であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のインプラント。
  5. 前記インプラントが、その一端においてねじ回し道具を受け留めるための少なくとも一つのくぼみを有していることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のインプラント。
  6. 義歯(T)のキャリアとしての補綴歯根であって、該補綴歯根(11)が、おねじ(1141)を有したねじ部(114)を含んで構成されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のインプラント(10)に挿入されるための補綴歯根。
  7. 前記おねじ(1141)の巻翼の傾斜度が前記インプラント(10)のめねじ(1021)の巻翼の傾斜度に一致していることを特徴とする請求項6に記載の補綴歯根。
  8. 前記補綴歯根が、前記ねじ部(114)に隣接するシャフト部(113)を有しており、該シャフト部(113)の外側表面に少なくとも一つの縦溝(1131)が設けられていることを特徴とする請求項6または7に記載の補綴歯根。
  9. 前記ねじ部(114)の長さが前記インプラント(10)の長さと等しいことを特徴とする請求項6乃至8のいずれか1項に記載の補綴歯根。
  10. インプラントと補綴歯根とを含んだインプラントシステムであって、該インプラント(10)は請求項1乃至5のいずれか1項に記載のインプラント(10)であり、該補綴歯根(11)は請求項6乃至9のいずれか1項に記載の補綴歯根(11)であることを特徴とするインプラントシステム。
  11. 前記インプラントシステム(1)のインプラント(10)に一時的に挿入されるようにしたおねじを切ったねじ部(121)を持ったマーキングピン(12)をさらに含んで構成されることを特徴とする請求項10に記載のインプラントシステム。
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