JP5508988B2 - 車両のフレーム構造 - Google Patents

車両のフレーム構造 Download PDF

Info

Publication number
JP5508988B2
JP5508988B2 JP2010182965A JP2010182965A JP5508988B2 JP 5508988 B2 JP5508988 B2 JP 5508988B2 JP 2010182965 A JP2010182965 A JP 2010182965A JP 2010182965 A JP2010182965 A JP 2010182965A JP 5508988 B2 JP5508988 B2 JP 5508988B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
cab
vehicle
vehicle type
bracket
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010182965A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012040923A (ja
Inventor
道雄 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hino Motors Ltd
Original Assignee
Hino Motors Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hino Motors Ltd filed Critical Hino Motors Ltd
Priority to JP2010182965A priority Critical patent/JP5508988B2/ja
Publication of JP2012040923A publication Critical patent/JP2012040923A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5508988B2 publication Critical patent/JP5508988B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

本発明は車両のフレーム構造に関するものである。
自動車には、基本車型とこれをベースとした派生車型がある。例えば、後輪駆動車の前軸を駆動車軸に変更した全輪駆動車は、代表的派生車型である。そして、その変更範囲は車軸のみではなく、車軸変更に付随して影響を受ける全ての部品に影響を及ぼす。
キャブオーバトラックにおいては、基本車型である後輪駆動車から派生車型である全輪駆動車を生産する場合、フレームに対するキャブ搭載位置を移動させる必要があり、これに伴って、フレーム前端部分に支持される全てのキャブ周辺部品も変更されることになる。
図2は、基本車型としての後輪駆動車のキャブ搭載位置の一例を示すもので、1はフレーム、9は、フレーム1に搭載したキャブ、10は、フレーム1に懸架した前輪、F/Aはフロントアクスル中心線である。
図3は、基本車型としての後輪駆動車のフレーム前端部分の一例を示すもので、2は、フレーム1の前端部分上面にボルト締結したキャブマウントブラケット、3は、フレーム1の前端面にボルト締結したバンパーブラケット、4は、フレーム1の前端部分外側面にボルト締結した牽引用のフックであり、前記バンパーブラケット3には、フック4の鉤部4aが入り込む開口3aが形成されている。
そして、キャブマウントブラケット2に、キャブ9を装着し、また、バンパーブラケット3に、バンパー5を装着している。このバンパー5には、フック4に係合させるワイヤロープを挿通するための開口5aが形成されている。
図3において、L1は、フロントアクスル中心線F/Aからキャブマウントブラケット2のトルクチューブ2a中心までの水平距離、L2は、前記フロントアクスル中心線F/Aからバンパー5の前面までの水平距離、H1は、フレーム1の上面からキャブマウントブラケット2のトルクチューブ2a中心までの高さ、H2は、フレーム1の上面からバンパー5の上縁までの高さを表している。
図4は、派生車型としての全輪駆動車のキャブ搭載位置の一例を示すもので、図中、図2と同一の符号を付した部分は同一物を表している。この全輪駆動車は、基本車型の後輪駆動車と同型のキャブをフレーム1に搭載している。全輪駆動車は、フロントアクスルにもディファレンシャルギヤが装備されるので、二点鎖線で示す後輪駆動車のキャブ9の搭載と比べて、フレーム1に対するキャブ9の搭載位置を、水平距離α前方へ移動させるとともに、フレーム1上面を基準に高さβ上昇させて、前記ディファレンシャルギヤとキャブ9との間にあるエンジン(図示せず)が、キャブ9と干渉することを防いでいる。
図5は、派生車型としての全輪駆動車のフレーム前端部分の従来例を示すもので、6は、フレーム1の前端部分上面にボルト締結したキャブマウントブラケット、7は、フレーム1の前端面にボルト締結したバンパーブラケットである。そして、キャブマウントブラケット6に、キャブ9を装着し、また、バンパーブラケット7に、バンパー5を装着している。これら派生車型用のキャブマウントブラケット6、及びバンパーブラケット7は、図2における基本車型用のキャブマウントブラケット2、及びバンパーブラケット3とは形状が相違する。
すなわち、図3におけるフロントアクスル中心線F/Aからキャブマウントブラケット6のトルクチューブ6a中心までの水平距離は、L1+αとなり、フレーム1の上面からキャブマウントブラケット6のトルクチューブ6a中心までの高さは、H1+βとなる。
また、フレーム1に対するキャブ9の搭載位置が上記のように変わるため、後輪駆動車と比べて、フレーム1に対するバンパー5の取付位置を、フロントアクスル中心線F/Aを基準に水平距離α前方へ移動させるとともに、フレーム1上面を基準に高さβ上昇させて、バンパー5とキャブ9との相対位置の整合性を保っている。
すなわち、図3におけるフロントアクスル基準線F/Aからバンパー5の前面までの距離は、L2+αとなり、フレーム1の上面からバンパー5の上縁までの高さは、H2+βとなる。
これにより、図3における全輪駆動車のキャブ9とバンパー5との相対位置は、図2における後輪駆動車のキャブ9とバンパー5の相対位置と同様になる。
なお、自動車のフレームの前端部分への支持部材、及び部品の取り付けに関連する先行技術文献情報としては、下記の特許文献1等がある。
特許第3919626号公報
上述した基本車型の後輪駆動車と派生車型の全輪駆動車は、キャブは同型であるものの、派生車型用の支持部材であるキャブマウントブラケット6やバンパーブラケット7は、基本車型用の支持部材であるキャブマウントブラケット2やバンパーブラケット3と形状が相違し、部材の共通化が図られていない。これは、ステアリングギヤボックス用のブラケット、エアコンユニット用のブラケットも同様である。
また、図2においてフレーム1の側面にボルト締結していたフック4は、派生車型の車両では、フレーム1に上方へ突出し且つ前方へ延びるブラケットを新設し、このブラケットにフック4を取り付けるようにしないと、フレーム1に対するフック4の取付位置を、フロントアクスル中心線F/Aを基準に水平距離α前方へ寄せることや、フレーム1上面を基準に高さβ上昇させることができない。
このため、生産台数が多い基本車型用の支持部材とは別途に、生産台数が少ない全輪駆動車用の支持部材を用意しなければならず、部品種類が増え、生産コストが高くなってしまう。
本発明は上述した実情に鑑みてしたもので、基本車型用の支持部材を、派生車型の車両に用いることが可能な車両のフレーム構造を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、
フレームに対するキャブ搭載位置を、基本車型に比べて前方へ移動させ且つ上昇させる派生車型用のフレームの前端部分に、フレーム前方へ向けて延び且つ上方へ突出する構造体を設け、
該構造体に基本車型用のキャブ周辺部材を締結している。
請求項2に記載の発明は、
キャブ周辺部材をキャブマウントブラケットとしている。
請求項3に記載の発明は、
キャブ周辺部材をバンパーブラケットとしている。
本発明の車両のフレーム構造によれば、下記のような優れた作用効果を奏し得る。
(1)請求項1に記載の発明では、基本車型用のキャブ周辺部材を、派生車型用のフレームに設けた構造体に締結するので、基本車型用のキャブ周辺部材を、派生車型の車両にも用いることができる。よって、生産台数が少ない派生車型の車両のために形状が異なるキャブ周辺部材を用意する必要がなくなる。このため、部品種類が減り、組立時に作業者がキャブ周辺部材を車型ごとに確認せずともよくなり、生産コストが低くなる。
(2)請求項2に記載の発明では、基本車型用のキャブマウントブラケットを、派生車型用のフレームに設けた構造体に締結するので、基本車型用のキャブマウントブラケットを、派生車型の車両にも用いることができる。よって、生産台数が少ない派生車型の車両のために形状が異なるキャブマウントブラケットを用意する必要がなくなる。このため、部品種類が減り、組立時に作業者がキャブマウントブラケットを車型ごとに確認せずともよくなり、生産コストが低くなる。
(3)請求項3に記載の発明では、基本車型用のバンパーブラケットを、派生車型用のフレームに設けた構造体に締結するので、基本車型用のバンパーブラケットを、派生車型の車両にも用いることができる。よって、生産台数が少ない派生車型の車両のために形状が異なるバンパーブラケットを用意する必要がなくなる。このため、部品種類が減り、組立時に作業者がバンパーブラケットを車型ごとに確認せずともよくなり、生産コストが低くなる。
請求項3に記載の発明では、フレーム上面から構造体上面までの高さを、基本車型に比べた派生車型のフレームに対するキャブ搭載位置の上昇量に等しく設定したので、上下方向への位置調整をせずに、キャブマウントブラケットを構造体上面に締結することができる。
本発明のフレーム構造を適用した派生車型としての全輪駆動車のフレーム前端部分の一例を示す概念図である。 基本車型としての後輪駆動車のキャブ搭載位置を示す概念図である。 基本車型としての後輪駆動車のフレーム前端部分の一例を示す概念図である。 派生車型としての全輪駆動車のキャブ搭載位置を示す概念図である。 派生車型としての全輪駆動車のフレーム前端部分の従来例を示す概念図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1は本発明の車両のフレーム構造を適用した派生車型としての全輪駆動車のフレーム前端部分の一例を示すもので、図中、図2〜図4と同一符号を付した部分は同一物を表している。この全輪駆動車は、基本車型の後輪駆動車と同型のキャブ9をフレーム1に搭載し、該フレーム1の前端部分に、構造体8を設けている。キャブマウントブラケット2、及びバンパーブラケット3は、図3に示す基本車型で用いたものと同型である。
構造体8は、フレーム1を上方から覆う上板8aと、フレーム1を前方から覆う前端板8bと、フレーム1を外側方から覆う外側板8cとを備え、該外側板8cは、フレーム1の前端部分外側面にボルト締結されている。
フレーム1上面から構造体8の上板8a上面までの高さβは、基本車型と比べた派生車型のフレーム1に対するキャブ9の搭載位置の上昇量に等しく設定してあり、また、フレーム1前端面から構造体8の前端板8bの前面までの水平距離αは、基本車型と比べた派生車型のフレーム1に対するキャブ9の搭載位置の移動量に等しく設定してある。
そして、構造体8の上板8aにキャブマウントブラケット2を、フロントアクスル基準線F/Aからキャブマウントブラケット2のトルクチューブ2a中心までの水平距離が、L1+αとなるようにボルト締結し、構造体8の前端板8bにバンパーブラケット3を、フレーム1の上面からバンパー5の上縁までの高さが、H2+βとなるようにボルト締結し、構造体8の外側板8cにフック4をボルト締結する。
フレーム1の上面から構造体8の上板8a上面までの高さβを、基本車型と比べた派生車型のフレーム1に対するキャブ9の搭載位置の上昇量に等しくしたので、フレーム1の上面からキャブマウントブラケット2のトルクチューブ2a中心まで高さは、自ずとH1+βになり、ワッシャ等の機械要素を用いてキャブマウントブラケット2の上下位置を調整する必要はない。
フレーム1の前端面から構造体8の前端板8b前面までの水平距離αを、基本車型と比べた派生車型のフレーム1に対するキャブ9の搭載位置の移動量に等しく設定したので、フロントアクスル基準線F/Aからバンパー5の前面までの水平距離は、自ずとL2+αになり、ワッシャ等どの機械要素を用いてバンパーブラケット3の前後位置を調整する必要はない。
また、構造体8の外側板8cにフック4をボルト締結するので、フック4を取り付けるためのブラケットを新設する必要がなく、基本車型と比べてフック4の取付位置を、フロントアクスル中心線F/Aを基準に水平距離α前方へ移動させるとともに、フレーム1上面を基準に高さβ上昇させることができる。
このように、図1に示すフレーム構造では、派生車型の車両に用いるフレーム1の前端部分に設けた構造体8に、基本車型用のキャブマウントブラケット2、及びバンパーブラケット3を、前記フレームに搭載されるキャブの位置に合わせて締結する、という構成を採ったので、基本車型用のキャブマウントブラケット2、及びバンパーブラケット3を、派生車型の車両にも用いることができる。
よって、生産台数が少ない派生車型の車両のために形状が異なるキャブマウントブラケット6や、バンパーブラケット7(図5参照)を用意する必要がなく、部品種類が減り、生産コストが低くなる。
なお、本発明の車両のフレーム構造は、上述した実施の形態のみに限定されるものではなく、構造体に締結されるキャブ周辺部材のブラケットは、バンパーブラケット以外のステアリングギヤボックス用のブラケットやエアコンユニット用のブラケット等でもよく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において変更を加え得ることは勿論である。
1 フレーム
2 キャブマウントブラケット(キャブ周辺部材)
3 バンパーブラケット(キャブ周辺部材)
8 構造体
9 キャブ
α 距離
β 高さ

Claims (3)

  1. フレームに対するキャブ搭載位置を、基本車型に比べて前方へ移動させ且つ上昇させる派生車型用のフレームの前端部分に、フレーム前方へ向けて延び且つ上方へ突出する構造体を設け、
    該構造体に基本車型用のキャブ周辺部材を締結したことを特徴とする車両のフレーム構造。
  2. キャブ周辺部材がキャブマウントブラケットである請求項1に記載の車両のフレーム構造。
  3. キャブ周辺部材がバンパーブラケットである請求項1に記載の車両のフレーム構造。
JP2010182965A 2010-08-18 2010-08-18 車両のフレーム構造 Active JP5508988B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010182965A JP5508988B2 (ja) 2010-08-18 2010-08-18 車両のフレーム構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010182965A JP5508988B2 (ja) 2010-08-18 2010-08-18 車両のフレーム構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012040923A JP2012040923A (ja) 2012-03-01
JP5508988B2 true JP5508988B2 (ja) 2014-06-04

Family

ID=45897724

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010182965A Active JP5508988B2 (ja) 2010-08-18 2010-08-18 車両のフレーム構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5508988B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012040923A (ja) 2012-03-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4292171B2 (ja) 自動車の前部車体構造
US11235713B2 (en) Tractor
JP2012140055A (ja) 電動車両のモータマウント構造
TW201636295A (zh) 產業車輛
CN101774401A (zh) 装配载货车的具有驾驶室的前车的方法以及载货车的前车
JP2557897B2 (ja) 自動車のサスペンションタワ−補強構造
JP5508988B2 (ja) 車両のフレーム構造
JP2005225360A (ja) 車両用マウント構造
GB2538166A (en) External component mounting assembly for at least one axle of a comercial vehicle
JP5785104B2 (ja) トラクタ
CN203651899U (zh) 一种车架前端安装支架
JP2012051431A (ja) パワートレインの支持装置
JP2018095026A (ja) ステアリングギアボックスの取り付け構造
CN211223628U (zh) 固定支架及包含其的车辆
KR101890617B1 (ko) 칵핏모듈
KR20150057446A (ko) 가상 엔진음 시스템의 스피커 장착용 브라켓
JP4608523B2 (ja) エンジンマウントの取付構造
WO2012073682A1 (ja) 車体前部の構造
CN202400054U (zh) 一种汽车乘员安全气囊与仪表板的连接结构
CN205836976U (zh) 作业车
JP2017044636A (ja) レーダの搭載構造
JP6499012B2 (ja) トラクタ
JP7083035B2 (ja) サブフレーム構造
WO2021172386A1 (ja) 車両の検出器取付構造
JP6560027B2 (ja) トラクタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130606

TRDD Decision of grant or rejection written
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140313

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140318

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140324

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Ref document number: 5508988

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150