JP5508808B2 - 画像解析方法および画像解析装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像解析方法および画像解析装置に関する。
従来、蛍光相関分光分析法(FCS)と呼ばれる画像解析の手法が知られている。FCSは、たとえば非特許文献1に示されている。FCSでは、試料中の一つまたは複数の測定点に対して、ある程度の時間のあいだ(たとえば10秒間)励起光を継続的に照射し、測定点から発する蛍光の強度の揺らぎを検出して相関解析を行なうことにより、分子数や拡散定数の推定を行なう。
また、ラスターイメージ相関分光法(RICS:Raster Image Correlation Spectroscopy)と呼ばれる画像解析の手法も知られている。RICSはたとえば非特許文献2に示されている。RICSでは、試料に対して励起光をラスター走査しながら発生する蛍光を検出することによって蛍光画像を取得する。蛍光画像の各ピクセルのデータは、対応する試料中の点から発生した蛍光の強度の情報を表す。つまり、ピクセルのデータは、それぞれ、取得時間および取得位置が異なる。ピクセルのデータを用いて空間相関解析することによる、拡散定数や分子数を求める。
「New Concept in Correlator Design」, Klaus Sch-tzel, Inst. Phys. Conf. Ser. No.77, P175, 1985. 「Measuring Fast Dynamics in Solutions and Cells with a Laser Scanning Microscope」, Michelle A. Digman, Claire M. Brown, Parijat Sengupta, Paul W. Wiseman, Alan R. Horwitz, and Enrico Gratton, Biophysical Journal, Vol.89, P1317-1327, August 2005.
試料の多数の測定点から得られた情報は、試料内の位置と関連づけて考察するためにも、マッピングして画像化すると好ましい。
FCSを用いて、試料に対して多数の測定点を設定して測定を行なって測定結果をマッピングした場合、最初の測定点と最後の測定点間の時間の差は大きく、マッピング結果は、経時変化の影響による大きな誤差を含んだものとなり、信頼性に欠けるものとなる。たとえば、256×256の測定点について分子数または拡散定数をマッピングする場合、一つ測定点における分子数または拡散定数を得るために必要な時間を10秒とすると、256×256×10秒という長い測定時間を要する。このように長い時間的隔たりがある測定結果をマッピングしても、マッピング結果は実際には意味をもたないものとなってしまう。
RICSでは、試料中の多数の点から情報を得ているものの、一般的に一枚の画像について一つの情報(たとえば分子数または拡散定数)を算出しているに過ぎない。つまり、走査領域から複数の情報を取得することはしていない。このため、当然ながら、取得した情報をマッピングすることは考慮されない。
本発明の目的は、走査領域から複数の情報を算出してマッピングする新しいRICSの画像解析方法を提供することである。
本発明による画像解析方法は、時系列的に取得された複数のデータをそれぞれ有する複数のピクセルから構成される観察領域の画像を取得する画像取得ステップと、前記観察領域の画像に対して解析領域を設定する解析領域設定ステップと、前記解析領域よりも小さいサブ解析領域を設定するサブ解析領域設定ステップと、前記解析領域の全体にわたりピクセル間隔をおいて前記サブ解析領域を断続的に移動させる移動ステップと、前記移動のたびに前記サブ解析領域内のピクセルのデータを使用して相関解析を行なって前記サブ解析領域の少なくとも分子数または拡散定数のいずれかを推定する相関解析ステップと、前記分子数または拡散定数をマッピングして前記分子数または拡散定数の画像を形成する画像形成ステップとを有している。
本発明によれば、分子数または拡散定数をマッピングして表示するRICSの画像解析方法が提供される。
本発明の実施形態による画像解析装置を概略的に示している。 図1に示される制御部の機能ブロックを示している。 二次元画像の蛍光画像の例を示す。 三次元画像の蛍光画像の例を示す。 本発明の実施形態による画像解析のフローチャートである。 二次元の解析領域に対して設定されたサブ解析領域を模式的に示している。 三次元の解析領域に対して設定されたサブ解析領域を模式的に示している。 分子数または拡散定数の画像を示している。 拡張分子数または拡張拡散定数の画像を示している。 変換前画像と変換後画像との間の座標データの変換を示している。 変換前画像と変換後画像を示している。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
[装置構成]
図1は、本発明の実施形態による画像解析装置を概略的に示している。この画像解析装置は、試料の蛍光観察のための走査型共焦点光学顕微鏡をベースに構成されている。
図1に示すように、画像解析装置100は、試料Sに励起光を照射する光照射部110と、試料S内の測定点から発せられる光を検出する光検出部130と、画像解析に必要な制御を行なう制御部160と、試料Sを支持する試料ステージ190とを有している。
試料Sはマイクロプレートやスライドガラスなどの試料容器に収容され、試料ステージ190に載置される。試料ステージ190は、たとえば、試料Sを光照射部110および光検出部130に対して横方向(xy方向)および高さ方向(z方向)に移動可能に支持する。たとえば、試料ステージ190は、出力軸が互いに直交する三つのステッピング・モーターを含んでおり、これらのステッピング・モーターによって試料Sをxyz方向に移動し得る。
画像解析装置100は、多重光照射・多重光検出型である。このため、光照射部110はnチャンネルの光源系111を含み、これに対応して光検出部130はnチャンネルの検出系131を含んでいる。nチャンネルの検出系131は、それぞれ、nチャンネルの光源系111から射出された励起光によって生成された蛍光を検出する。ここで、nチャンネルは、チャンネル1、チャンネル2、・・・チャンネルnによって構成される。チャンネルは、励起光の種類によってそれぞれ異なる。
光照射部110のnチャンネルの光源系111は、光源112a,…,112nとコリメートレンズ114a,…,114nとダイクロイックミラー116a,…,116nとを含んでいる。光源112a,…,112nは、試料Sに含まれる蛍光色素を励起して試料Sから光(蛍光)を発せさせるための励起光を発する。光源112a,…,112nから発せられる励起光の波長は、試料Sに含まれる蛍光色素の種類に対応して、互いに相違している。光源112a,…,112nは、たとえば、試料S中の蛍光色素に合った発振波長のレーザー光源で構成される。コリメートレンズ114a,…,114nは、それぞれ、光源112a,…,112nから発せられた励起光をコリメートする。ダイクロイックミラー116a,…,116nは、それぞれ、コリメートレンズ114a,…,114nを通過した励起光を同じ方向に反射する。ダイクロイックミラー116a,…,116nは、それぞれ、図1の上方から入射する励起光を透過し、図1の右方から入射する励起光を反射する。その結果、光源112a,…,112nからそれぞれ射出された異なる波長の励起光は、ダイクロイックミラー116aの通過後に一本のビームに合成される。ダイクロイックミラー116nは、励起光を透過する必要がないので、単なるミラーに変更されてもよい。
光照射部110はさらに、ダイクロイックミラー122とガルバノミラー124と対物レンズ126と対物レンズ駆動機構128を含んでいる。ダイクロイックミラー122は、光源系111からの励起光をガルバノミラー124に向けて反射し、試料Sから発せられる蛍光を透過する。ガルバノミラー124は、励起光を対物レンズ126に向けて反射するとともに、その反射方向を変更する。対物レンズ126は、励起光を収束して試料S内の測定点に照射するとともに、試料S内の測定点からの光を取り込む。対物レンズ126には、微小な共焦点領域(測定点)の形成のために、NA(開口数)の大きいものが使用される。これにより得られる共焦点領域の大きさは、直径0.6μm程度、長さ2μm程度の略円筒状となる。ガルバノミラー124は、測定点をxy方向に走査するxy走査機構を構成している。xy走査機構は、ガルバノミラーを使用して構成するほかに、音響光学変調素子(AOM)やポリゴンミラー、ホログラムスキャナーなどを使用して構成してもよい。対物レンズ駆動機構128は、対物レンズ126を光軸に沿って移動させる。これにより、測定点がz方向に移動される。つまり、対物レンズ駆動機構128は、測定点をz方向に走査するz走査機構を構成している。
光検出部130は、対物レンズ126とガルバノミラー124とダイクロイックミラー122を光照射部110と共有している。光検出部130はさらに、収束レンズ132とピンホール134とコリメートレンズ136とを含んでいる。収束レンズ132は、ダイクロイックミラー122を透過した光を収束する。ピンホール134は、収束レンズ132の焦点に配置されている。つまり、ピンホール134は、試料S内の測定点に対して共役な位置にあり、測定点からの光だけを選択的に通す。コリメートレンズ136は、ピンホール134を通過した光を平行にする。コリメートレンズ136を通過した光は、nチャンネルの検出系131に入射する。
nチャンネルの検出系131は、ダイクロイックミラー138a,…,138nと蛍光フィルター140a,…,140nと光検出器142a,…,142nとを含んでいる。
ダイクロイックミラー138a,…,138nは、それぞれ、光源112a,…,112nからの励起光によって試料Sから生成された蛍光の波長域付近の波長の光を選択的に反射する。ダイクロイックミラー138nは、光を透過する必要がないので、単なるミラーに変更されてもよい。蛍光フィルター140a,…,140nは、それぞれ、ダイクロイックミラー138a,…,138nによって反射された光から、不所望な波長成分の光を遮断し、光源112a,…,112nからの励起光によって生成された蛍光だけを選択的に透過する。蛍光フィルター140a,…,140nを透過した蛍光はそれぞれ光検出器142a,…,142nに入射する。光検出器142a,…,142nは、入射した光の強度に対応した信号を出力する。すなわち、光検出器142a,…,142nは、試料S内の測定点からの蛍光強度信号を出力する。
制御部160はたとえばパーソナルコンピューターで構成される。制御部160は、試料Sの観察領域の蛍光画像の取得・記憶・表示、解析領域の設定・サブ解析領域の設定・サブ解析領域の移動量の設定などの入力待ち、画像の解析処理(相関値の計算や分子数・拡散時間の推定など)を行なう。また制御部160は、xy走査機構であるガルバノミラー124、z走査機構である対物レンズ駆動機構128、試料ステージ190などの制御を行なう。
図1に示される制御部の機能ブロックを図2に示す。制御部160は、図2に示すように、走査制御部162と画像形成部164と記憶部166と表示部168と入力部170と解析領域設定部172とサブ解析領域調整部174と解析処理部176とステージ制御部180とを含んでいる。ここで、走査制御部162と画像形成部164と記憶部166とステージ制御部180と上述したガルバノミラー124と対物レンズ駆動機構128と試料ステージ190と光検出器142とが画像取得部を構成する。
走査制御部162は、試料Sの蛍光画像を取得する際、励起光の照射位置を試料Sに対してラスター走査するようにガルバノミラー124を制御する。走査制御部162はまた、必要であれば、励起光の照射位置を試料Sに対してz走査するように対物レンズ駆動機構128を制御する。画像形成部164は、走査制御部162から入力される励起光の照射位置の情報と光検出器142a,…,142nの出力信号とから試料Sの蛍光画像を形成する。これにより、蛍光画像が取得される。記憶部166は、画像形成部164で形成された蛍光画像を記憶する。表示部168は、試料Sの蛍光画像や解析処理結果を表示する。入力部170は、たとえばマウスやキーボードを含み、表示部168と共同してGUIを構成する。このGUIは、観察領域や解析領域やサブ解析領域の設定などに利用される。ステージ制御部180は、たとえば観察領域を設定するために、入力部170からの入力情報にしたがって試料ステージ190を制御する。解析領域設定部172は、入力部170からの入力情報にしたがって解析領域を設定する。サブ解析領域調整部174は、入力部170からの入力情報にしたがって解析領域よりも小さいサブ解析領域を設定する。サブ解析領域調整部174はまた、解析領域の全体にわたりピクセル間隔をおいてサブ解析領域を断続的に移動させる。解析処理部176は、移動のたびにサブ解析領域内のピクセルのデータを使用して相関解析を行なってサブ解析領域の少なくとも分子数または拡散定数のいずれかを推定する。解析処理部176はまた、推定した分子数または拡散定数をマッピングして分子数または拡散定数の画像を形成する。解析処理部176はさらに、推定した分子数または拡散定数を二次元または三次元分布を有する拡張関数を用いて拡張計算して拡張分子数または拡張拡散定数を得て、拡張分子数または拡張拡散定数をマッピングして拡張分子数または拡張拡散定数の画像を形成する。さらに解析処理部176は、拡張分子数または拡張拡散定数の位置情報を重み係数として拡張分子数または拡張拡散定数の画像を解析領域と同じ画像サイズに変換する。解析処理部176の処理の詳細は後述する。
図1において、光源112a,…,112nから発せられた励起光は、コリメートレンズ114a,…,114nとダイクロイックミラー116a,…,116nとダイクロイックミラー122とガルバノミラー124と対物レンズ126を経て試料S内の測定点に照射される。励起光が照射される測定点は、ガルバノミラー124によってxy方向にラスター走査され、また必要であれば、ラスター走査されながら、対物レンズ駆動機構128によってz走査される。測定点は観察領域の全体にわたって走査される。励起光を受けた試料Sは測定点から蛍光を発する。試料Sからの光(蛍光のほかに不所望な反射光などを含む)は、対物レンズ126とガルバノミラー124とダイクロイックミラー122と収束レンズ132を経てピンホール134に至る。ピンホール134は測定点と共役な位置にあるため、試料S内の測定点からの光だけがピンホール134を通過する。ピンホール134を通過した光すなわち試料S内の測定点からの光はコリメートレンズ136を経てnチャンネルの検出系131に入射する。nチャンネルの検出系131に入射した光は、ダイクロイックミラー138a,…,138nによって波長にしたがって分離される(つまり分光される)とともに、蛍光フィルター140a,…,140nによって不所望な成分が除去される。その結果、光源112a,…,112nからの励起光によって生成された蛍光だけが光検出器142a,…,142nにそれぞれ入射する。光検出器142a,…,142nは、それぞれ、入射光すなわち試料S内の測定点から発せられた蛍光の強度を示す蛍光強度信号を出力する。この蛍光強度信号は画像形成部164に入力される。画像形成部164は、入力される蛍光強度信号をxy方向(およびz方向)の位置情報に同期させて処理して、試料S内の観察領域の蛍光画像を形成する。形成された蛍光画像は、記憶部166に保存される。記憶部166に保存された蛍光画像は、そのまま表示部168に表示されるか、解析処理部176によって処理され、解析処理結果が表示部168に表示される。
[空間相関計算式]
観察領域の蛍光画像は、時系列的に取得された複数のデータを有する複数のピクセルから構成される。測定点は、実際には、xyz方向に空間的広がりを有しており、ピクセルは、この測定点の空間的広がりに対応した大きさを有する。観察領域が二次元的領域である場合、蛍光画像は、xy方向に大きさを持つピクセルが二次元的に配列された二次元画像である。また観察領域が三次元的領域である場合、蛍光画像は、xyz方向に大きさを持つピクセルが三次元的に配列された三次元画像である。三次元画像はまた、別の見方をすれば、z位置の異なる複数フレームの二次元画像から構成される。
二次元画像の例を図3に示す。図3において、τは、あるピクセルとこれに隣接する次のピクセルとの間の取得時間のずれ(ピクセル時間)である。すなわち、ピクセル時間τは、1ピクセルのデータを取得するのに要する時間である。またτは、あるラインの最初のピクセルとその次のラインの最初のピクセルとの間の取得時間のずれ(ライン時間)である。すなわち、ライン時間τは、1ラインを走査するのに要する時間を意味する。
次式(1)は、二次元画像に対するRICSの解析に使用する空間自己相関計算式を表している。式(1)は、チャンネル1の自己相関計算式の例である。
Figure 0005508808
ここで、GsaはRICSの空間自己相関値、Iはチャンネル1の蛍光強度データ(ピクセルのデータ)、x,yは測定点の空間的座標、ξ,ψは測定点からの空間的座標の変化量、M11はチャンネル1のデータの積和計算の回数、Mはチャンネル1のデータ総数である。
また次式(2)は、二次元画像に対する使用するRICSの解析に使用する空間相互相関計算式を表している。式(2)は、チャンネル1とチャンネル2の相互相関計算式の例である。
Figure 0005508808
ここで、GscはRICSの空間相互相関値、Iはチャンネル1の蛍光強度データ(ピクセルのデータ)、Iはチャンネル2の蛍光強度データ(ピクセルのデータ)、x,yは測定点の空間的座標、ξ,ψは測定点からの空間的座標の変化量、M12はチャンネル1とチャンネル2のデータの積和計算の回数、Mはチャンネル1のデータ総数、Mはチャンネル2のデータ総数である。
次式(3)は、二次元画像に対するRICSの解析に使用するフィッティング式を表している。
Figure 0005508808
ここで、GはRICSの空間相関値(空間自己相関値Gsaまたは空間相互相関値Gsc)、SはRICSの解析におけるスキャンの影響、GはRICSの解析における時間遅延の影響、Dは拡散定数、δはピクセルサイズ、Nは分子数、ξ,ψは測定点からの空間的座標の変化量、Wは励起レーザビームの横方向の半径、Wは励起レーザビームの縦方向の半径、τはピクセル時間、τはライン時間である。
三次元画像の例を図4に示す。図4において、τはピクセル時間、τはライン時間、τは、あるフレームの最初のピクセルとその次のフレームの最初のピクセルとの間の取得時間のずれ(フレーム時間)である。すなわち、フレーム時間τは、1フレームを走査するのに要する時間を意味する。
次式(4)は、三次元画像に対するRICSの解析に使用する空間自己相関計算式を表している。式(4)は、チャンネル1の自己相関計算式の例である。
Figure 0005508808
ここで、GsaはRICSの空間自己相関値、Iはチャンネル1の蛍光強度データ(ピクセルのデータ)、x,y,zは測定点の空間的座標、ξ,ψ,ηは測定点からの空間的座標の変化量、M11はチャンネル1のデータの積和計算の回数、Mはチャンネル1のデータ総数である。
また次式(5)は、三次元画像に対するRICSの解析に使用する空間相互相関計算式を表している。式(5)は、チャンネル1とチャンネル2の相互相関計算式の例である。
Figure 0005508808
ここで、GscはRICSの空間相互相関値、Iはチャンネル1の蛍光強度データ(ピクセルのデータ)、Iはチャンネル2の蛍光強度データ(ピクセルのデータ)、x,y,zは測定点の空間的座標、ξ,ψ,ηは測定点からの空間的座標の変化量、M12はチャンネル1とチャンネル2中のデータの積和計算の回数、Mはチャンネル1のデータ総数、Mはチャンネル2のデータ総数である。
次式(6)は、三次元画像に対するRICSの解析に使用するフィッティング式を表している。
Figure 0005508808
ここで、GはRICSの空間相関値(空間自己相関値Gsaまたは空間相互相関値Gsc)、SはRICSの解析におけるスキャンの影響、GはRICSの解析における時間遅延の影響、Dは拡散定数、δはピクセルサイズ、Nは分子数、ξ,ψ,ηは空間的座標の変化量、Wは励起レーザビームの横方向の半径、Wは励起レーザビームの縦方向の半径、τはピクセル時間、τはライン時間、τはフレーム時間である。
[測定手順]
以下、図5を参照しながら画像解析の手順について説明する。また、各ステップについて、適宜、図6〜図11を参照しながら説明する。
(ステップS1)
試料Sの観察領域の蛍光画像を取得する。観察領域は二次元の領域または三次元の領域あり、それに対応して蛍光画像は二次元画像または三次元画像である。蛍光画像の各ピクセルのデータは、たとえば、対応する測定点から発せられる蛍光の強度である。
(ステップS2)
観察領域の蛍光画像に対して解析領域を設定する。解析領域は、二次元の観察領域に対しては二次元の領域であり、三次元の観察領域に対しては、通常、三次元の領域であるが、二次元の領域であってもよい。解析領域は、観察領域の一部であってもよく、また観察領域に一致してもよい。たとえば、解析領域は、アプリケーション的にはデフォルトで観察領域に設定されている。
(ステップS3)
解析領域よりも小さいサブ解析領域を解析領域内に設定する。たとえば図6に示すように、二次元の解析領域Raに対しては、サブ解析領域Rsは二次元の領域である。また図7に示すように、三次元の解析領域Raに対しては、領域のサブ解析領域Rsは三次元の解析領域である。
(ステップS4)
サブ解析領域の移動量を設定する。サブ解析領域は、解析領域の全体にわたりピクセル間隔をおいてサブ解析領域を断続的に移動される。サブ解析領域は、移動の初期位置として、解析領域の端に設定される。サブ解析領域は解析領域の範囲内で移動される。またサブ解析領域は1ピクセル以上の移動量で移動される。
サブ解析領域の移動は、たとえば図6の例では、左上の位置を初期位置として次のように行なう。まず、サブ解析領域Rsを初期位置からx方向にdxの移動量で断続的に移動させる。このx方向の移動はサブ解析領域Rsの右端が解析領域Raの端に到達するまで続ける。x方向に1ラインの移動が終了したら、そのラインの最初の位置に対してy方向にdyずれた位置にサブ解析領域Rsを移動させる。その後、再び同様にしてサブ解析領域Rsをx方向に1ライン分移動させる。以降、サブ解析領域Rsのx方向の1ラインの移動が終了するたびに、サブ解析領域Rsをy方向に移動させる。y方向の移動はサブ解析領域Rsの下端が解析領域Raの端に到達するまで続ける。最後にサブ解析領域Rsをx方向に1ライン分移動させて終了する。
また図7の例では、サブ解析領域Rsの移動は、上述したxy方向の移動が終了するたびに、サブ解析領域Rsをz方向にdz移動させて、上述したxy方向の移動を繰り返し行なう。z方向の移動はサブ解析領域Rsの端が解析領域Raの端に到達するまで続ける。最後にサブ解析領域Rsをxy方向に1フレーム分移動させて終了する。
(ステップS5〜S7)
解析領域の全体にわたりピクセル間隔をおいてサブ解析領域を断続的に移動させる。また、移動のたびにサブ解析領域について相関解析を行なう。すなわち、初期位置および各移動後のサブ解析領域について相関解析を行なう。
(ステップS5)
サブ解析領域内のピクセルのデータを使用して相関計算を行なう。二次元画像に対しては、空間自己相関値を計算する場合は式(1)の空間自己相関計算式を使用し、空間相互相関値を計算する場合は式(2)の空間相互相関計算式を使用する。また三次元画像に対しては、空間自己相関値を計算する場合は式(4)の空間自己相関計算式を使用し、空間相互相関値を計算する場合は式(5)の空間相互相関計算式を使用する。
相関計算に使用する各ピクセルのデータは、そのピクセルのデータそのものであってもよいし、そのピクセルを含む複数のピクセルのデータの統計値であってもよい。複数のピクセルは、たとえば、注目のピクセルおよびこれに隣接するピクセルであってよい。統計値は、たとえば、ピクセルのデータの平均値、最大値、最小値、相対差、絶対差、相対比のいずれかであってよい。どのような統計値を使用するかは、RICSの解析によってどのような情報を得たいかによって決める。
また相関計算に使用するデータは、ピクセル時間、ライン時間、フレーム時間、ピクセル位置関係、ピクセルサイズまたはそれについての統計値であってもよい。
また相関計算は、ピクセルのデータに基づいて画像をそれぞれ再構成し、再構成した画像について相関計算してもよい。たとえば、隣のピクセルのデータ同士を足して、ピクセルのデータの数を半分にする。または、一つのピクセルのデータを複数に分割する。本来ならば、一度画像を取得するとピクセルのデータの数は増えないが、取得したピクセルのデータの強度がそのピクセルのデータの周囲にガウシアン分布で広がっていると仮定して、本来取得できていないピクセルのデータを補う。本質的にピクセルのデータの数が増えている訳ではないが、見た目が良くなる。
(ステップS6)
ステップS5の相関計算の結果に対してフィッティングを行なって、サブ解析領域の少なくとも分子数または拡散時間のいずれかを推定をする。二次元画像に対しては式(3)のフィッティング式を使用し、三次元画像に対しては式(6)のフィッティング式を使用する。
具体的には、式(1)と式(2)または式(3)と式(4)を使用して異なる遅延時間に対する自己相関値Gsaまたは相互相関値Gscをそれぞれ求める。そして、自己相関値Gsaまたは相互相関値Gscと遅延時間との関係から、式(3)または式(6)を使用して、拡散定数と分子数を求める。
式(3)および式(6)において、遅延時間がゼロのときはそれぞれ(ξ=0,ψ=0)および(ξ=0,ψ=0,η=0)、Sは1であり、自己相関値Gsaまたは相互相関値Gscは1/Nで表せる。したがって、分子数を求めることができる。これを新たに、式(3)および式(6)に代入することにより、各遅延時間に対応した拡散定数を求めることができる。
未知数である拡散定数Dと分子数Nを変動させながら、測定値として得られる相関値Gsaまたは相関値Gscと理論値として得られるGとの差が最小となるように、適切な拡散定数Dと分子数Nを求める。このように、式(3)または式(6)によるフィッティングとは、拡散定数Dと分子数Nを変動させながら、二次元または三次元の観察領域における、最適な、分子数または拡散定数を推定することである。
拡散定数と拡散時間との間には、次式(7)で表される関係がある。したがって、求めた拡散定数から拡散時間を求めることができる。
Figure 0005508808
(ステップS7)
サブ解析領域の位置が終了位置であるか判断する。サブ解析領域の位置が終了位置でない場合には、サブ解析領域を次の位置に移動させてステップS5に戻る。またサブ解析領域の位置が終了位置である場合には、次のステップS8に進む。
ステップS7が終了した時点で、サブ解析領域のそれぞれの位置における複数の分子数または拡散定数が得られる。
(ステップS8)
分子数または拡散定数をマッピングして分子数または拡散定数の画像を形成する。分子数または拡散定数の画像を図8に示す。
(ステップS9)
分子数または拡散定数を二次元または三次元分布を有する拡張関数を用いて拡張計算して拡張分子数または拡張拡散定数を得る。拡張関数は、これに限らないが、たとえば、ガウシアン関数であってよい。拡張分子数または拡張拡散定数は分子数または拡散定数の分布であり、その分布範囲はサブ解析領域よりも広い範囲となるように選ばれる。また、拡張分子数または拡張拡散定数をマッピングして拡張分子数または拡張拡散定数の画像を形成する。拡張分子数または拡張拡散定数の画像を図9に示す。このように分子数または拡散定数に対して拡張計算を行なうことによって、図8の画像に比べて輝度変化の滑らかな画像が得られる。
たとえば、図6の例において、解析領域Raの画像サイズを256ピクセル×256ピクセル、サブ解析領域Rsの画像サイズを64ピクセル×64ピクセル、サブ解析領域Rsの移動量dx,dyをそれぞれdx=1ピクセル,dy=1ピクセルとした場合、192×192の分子数または拡散定数が得られる。その結果、拡張分子数または拡張拡散定数の画像Iaの画像サイズは192ピクセル×192ピクセルであり、解析領域Raの画像サイズである256ピクセル×256ピクセルよりも小さい。
拡張分子数または拡張拡散定数の画像Iaは、元の解析領域Raの画像と比較検討することを考慮すると、両者の空間位置情報が一致していることが望ましい。すなわち、拡張分子数または拡張拡散定数の画像Iaは、画像サイズが元の解析領域Raの画像と一致していることが望ましい。
(ステップS10)
拡張分子数または拡張拡散定数の位置情報を重み係数として拡張分子数または拡張拡散定数の画像を解析領域と同じ画像サイズに変換する。
たとえば、図9の例では、拡張分子数または拡張拡散定数の画像Iaを、192×192の画像サイズから256×256の画像サイズに変更する。続く説明では、192×192の画像サイズの画像を変換前画像と呼び、256×256の画像サイズの画像を変換後画像と呼ぶ。変換前画像と変換後画像との間の座標データの変換を図10に示す。
まず、図10に示すように、変換前画像の座標の単位升目の四隅に位置するピクセルデータa,b,c,dの座標をそれぞれa(Xa,Ya),b(Xb,Yb),c(Xc,Yc),d(Xd,Yd)とする。また、変換前画像の縦軸と変換後画像の横軸とが交差する点であって、a(Xa,Ya)とb(Xb,Yb)の間に位置する点の座標をe(Xe,Ye)、c(Xc,Yc)とd(Xd,Yd)の間に位置する点の座標をf(Xf,Yf)とする。さらにa(Xa,Ya),b(Xb,Yb),c(Xc,Yc),d(Xd,Yd)によって囲まれる変換後画像の座標をg(Xg,Yg)とする。
aとbからe(Xe,Ye)のピクセルデータeを算出する。ピクセルデータeは、e=(b(Yb−Ye)+a(Ye−Ya))/(Yb−Ya)で求められる。また、cとdからf(Xf,Yf)のピクセルデータfを算出する。ピクセルデータfは、f=(d(Yd−Yf)+c(Yf−Yc))/(Yd−Yc)で求められる。
eとfからg(Xg,Yg)のピクセルデータgを算出する。ピクセルデータgは、g=(e(Xe−Xg)+f(Xg−Xf))/(Xe−Xf)で求められる。
この変換を変換前画像のすべてのピクセルデータに適用することにより、256×256の画像サイズの変換後画像が得られる。変換前画像と変換後画像を図11に示す。
(ステップS11)
分子数または拡散定数の画像または拡張分子数または拡張拡散定数の画像を表示し保存する。
100…画像解析装置、110…光照射部、112a,…,112n…光源、114a,…,114n…コリメートレンズ、116a,…,116n…ダイクロイックミラー、122…ダイクロイックミラー、124…ガルバノミラー、126…対物レンズ、128…対物レンズ駆動機構、130…光検出部、132…収束レンズ、134…ピンホール、136…コリメートレンズ、138a,…,138n…ダイクロイックミラー、140a,…,140n…蛍光フィルター、142a,…,142n…光検出器、160…制御部、162…走査制御部、164…画像形成部、166…記憶部、168…表示部、170…入力部、172…解析領域設定部、174…サブ解析領域調整部、176…解析処理部、180…ステージ制御部、190…試料ステージ。

Claims (24)

  1. 時系列的に取得された複数のデータをそれぞれ有する複数のピクセルから構成される観察領域の画像を取得する画像取得ステップと、
    前記観察領域の画像に対して解析領域を設定する解析領域設定ステップと、
    前記解析領域よりも小さいサブ解析領域を設定するサブ解析領域設定ステップと、
    前記解析領域の全体にわたりピクセル間隔をおいて前記サブ解析領域を断続的に移動させる移動ステップと、
    前記移動のたびに前記サブ解析領域内のピクセルのデータを使用して相関解析を行なって前記サブ解析領域の少なくとも分子数または拡散定数のいずれかを推定する相関解析ステップと、
    前記分子数または拡散定数をマッピングして前記分子数または拡散定数の画像を形成する画像形成ステップとを有している画像解析方法。
  2. 前記観察領域の画像は二次元または三次元画像である請求項1に記載の画像解析方法。
  3. 前記移動ステップは、前記解析領域の範囲内で前記サブ解析領域を移動させる請求項1に記載の画像解析方法。
  4. 前記移動ステップは、1ピクセル以上の移動量で前記サブ解析領域を移動させる請求項1に記載の画像解析方法。
  5. 前記相関解析ステップは、蛍光強度、ピクセル時間、ライン時間、フレーム時間、ピクセル位置関係、ピクセルサイズまたはそれについての統計値を使用して前記相関解析を行なう請求項1に記載の画像解析方法。
  6. 前記相関解析ステップは、前記データの平均値、最大値、最小値、相対差または絶対差のいずれかを使用して前記相関解析を行なう請求項1に記載の画像解析方法。
  7. 前記相関解析ステップは、前記データを再構成して得た再構成データを使用して前記相関解析を行なう請求項1に記載の画像解析方法。
  8. 前記相関解析ステップは、下記の式(1)または式(2)を用いて相関計算を行ない、前記相関計算の結果に対して下記の式(3)を用いてフィッティングを行なって二次元解析領域の前記分子数または拡散定数を推定する請求項1に記載の画像解析方法
    Figure 0005508808
    ここで、GsaはRICSの空間自己相関値、Iはチャンネル1の蛍光強度データ(ピクセルのデータ)、x,yは測定点の空間的座標、ξ,ψは測定点からの空間的座標の変化量、M11はチャンネル1のデータの積和計算の回数、Mはチャンネル1のデータ総数である
    Figure 0005508808
    ここで、GscはRICSの空間相互相関値、Iはチャンネル1の蛍光強度データ(ピクセルのデータ)、Iはチャンネル2の蛍光強度データ(ピクセルのデータ)、x,yは測定点の空間的座標、ξ,ψは測定点からの空間的座標の変化量、M12はチャンネル1とチャンネル2のデータの積和計算の回数、Mはチャンネル1のデータ総数、Mはチャンネル2のデータ総数である
    Figure 0005508808
    ここで、GはRICSの空間相関値、SはRICSの解析におけるスキャンの影響、GはRICSの解析における時間遅延の影響、Dは拡散定数、δはピクセルサイズ、Nは分子数、ξ,ψは測定点からの空間的座標の変化量、Wは励起レーザビームの横方向の半径、Wは励起レーザビームの縦方向の半径、τはピクセル時間、τはライン時間である。
  9. 前記相関解析ステップは、下記の式(4)または式(5)を用いて相関計算を行ない、前記相関計算の結果に対して下記の式(6)を用いてフィッティングを行なって三次元解析領域の前記分子数または拡散定数を推定する請求項1に記載の画像解析方法
    Figure 0005508808
    ここで、GsaはRICSの空間自己相関値、Iはチャンネル1の蛍光強度データ(ピクセルのデータ)、x,y,zは測定点の空間的座標、ξ,ψ,ηは測定点からの空間的座標の変化量、M11はチャンネル1のデータの積和計算の回数、Mはチャンネル1のデータ総数である
    Figure 0005508808
    ここで、GscはRICSの空間相互相関値、Iはチャンネル1の蛍光強度データ(ピクセルのデータ)、Iはチャンネル2の蛍光強度データ(ピクセルのデータ)、x,y,zは測定点の空間的座標、ξ,ψ,ηは測定点からの空間的座標の変化量、M12はチャンネル1とチャンネル2中のデータの積和計算の回数、Mはチャンネル1のデータ総数、Mはチャンネル2のデータ総数である
    Figure 0005508808
    ここで、GはRICSの空間相関値SはRICSの解析におけるスキャンの影響、GはRICSの解析における時間遅延の影響、Dは拡散定数、δはピクセルサイズ、Nは分子数、ξ,ψ,ηは空間的座標の変化量、Wは励起レーザビームの横方向の半径、Wは励起レーザビームの縦方向の半径、τはピクセル時間、τはライン時間、τはフレーム時間である。
  10. 前記分子数または拡散定数を二次元または三次元分布を有する拡張関数を用いて拡張計算して拡張分子数または拡張拡散定数を得る拡張計算ステップと、
    前記拡張分子数または拡張拡散定数をマッピングして前記拡張分子数または拡張拡散定数の画像を形成する拡張画像形成ステップとをさらに有している請求項1に記載の画像解析方法。
  11. 前記拡張分子数または拡張拡散定数の位置情報を重み係数として前記拡張分子数または拡張拡散定数の画像を前記解析領域と同じ画像サイズに変換する画像変換ステップをさらに有している請求項10に記載の画像解析方法。
  12. 前記分子数または拡散定数の画像または前記拡張分子数または拡張拡散定数の画像を表示する表示ステップをさらに有している請求項11に記載の画像解析方法。
  13. 時系列的に取得された複数のデータをそれぞれ有する複数のピクセルから構成される観察領域の画像を取得する画像取得部と、
    前記観察領域の画像に対して解析領域を設定する解析領域設定部と、
    前記解析領域よりも小さいサブ解析領域を設定するとともに、前記解析領域の全体にわたりピクセル間隔をおいて前記サブ解析領域を断続的に移動させるサブ解析領域調整部と、
    前記移動のたびに前記サブ解析領域内のピクセルのデータを使用して相関解析を行なって前記サブ解析領域の少なくとも分子数または拡散定数のいずれかを推定するとともに、前記分子数または拡散定数をマッピングして前記分子数または拡散定数の画像を形成する解析処理部とを有している画像解析装置。
  14. 前記観察領域の画像は二次元または三次元画像である請求項13に記載の画像解析装置。
  15. 前記サブ解析領域調整部は、前記解析領域の範囲内で前記サブ解析領域を移動させる請求項13に記載の画像解析装置。
  16. 前記サブ解析領域調整部は、1ピクセル以上の移動量で前記サブ解析領域を移動させる請求項13に記載の画像解析装置。
  17. 前記解析処理部は、蛍光強度、ピクセル時間、ライン時間、フレーム時間、ピクセル位置関係、ピクセルサイズまたはそれについての統計値を使用して前記相関解析を行なう請求項13に記載の画像解析装置。
  18. 前記解析処理部は、前記データの平均値、最大値、最小値、相対差または絶対差のいずれかを使用して前記相関解析を行なう請求項13に記載の画像解析装置。
  19. 前記解析処理部は、前記データを再構成して得た再構成データを使用して前記相関解析を行なう請求項13に記載の画像解析装置。
  20. 前記解析処理部は、下記の式(1)または式(2)を用いて相関計算を行ない、前記相関計算の結果に対して下記の式(3)を用いてフィッティングを行なって二次元解析領域の前記分子数または拡散定数を推定する請求項13に記載の画像解析装置
    Figure 0005508808
    ここで、GsaはRICSの空間自己相関値、Iはチャンネル1の蛍光強度データ(ピクセルのデータ)、x,yは測定点の空間的座標、ξ,ψは測定点からの空間的座標の変化量、M11はチャンネル1のデータの積和計算の回数、Mはチャンネル1のデータ総数である
    Figure 0005508808
    ここで、GscはRICSの空間相互相関値、Iはチャンネル1の蛍光強度データ(ピクセルのデータ)、Iはチャンネル2の蛍光強度データ(ピクセルのデータ)、x,yは測定点の空間的座標、ξ,ψは測定点からの空間的座標の変化量、M12はチャンネル1とチャンネル2のデータの積和計算の回数、Mはチャンネル1のデータ総数、Mはチャンネル2のデータ総数である
    Figure 0005508808
    ここで、GはRICSの空間相関値、SはRICSの解析におけるスキャンの影響、GはRICSの解析における時間遅延の影響、Dは拡散定数、δはピクセルサイズ、Nは分子数、ξ,ψは測定点からの空間的座標の変化量、Wは励起レーザビームの横方向の半径、Wは励起レーザビームの縦方向の半径、τはピクセル時間、τはライン時間である。
  21. 前記解析処理部は、下記の式(4)または式(5)を用いて相関計算を行ない、前記相関計算の結果に対して下記の式(6)を用いてフィッティングを行なって三次元解析領域の前記分子数または拡散定数を推定する請求項13に記載の画像解析装置
    Figure 0005508808
    ここで、GsaはRICSの空間自己相関値、Iはチャンネル1の蛍光強度データ(ピクセルのデータ)、x,y,zは測定点の空間的座標、ξ,ψ,ηは測定点からの空間的座標の変化量、M11はチャンネル1のデータの積和計算の回数、Mはチャンネル1のデータ総数である
    Figure 0005508808
    ここで、GscはRICSの空間相互相関値、Iはチャンネル1の蛍光強度データ(ピクセルのデータ)、Iはチャンネル2の蛍光強度データ(ピクセルのデータ)、x,y,zは測定点の空間的座標、ξ,ψ,ηは測定点からの空間的座標の変化量、M12はチャンネル1とチャンネル2中のデータの積和計算の回数、Mはチャンネル1のデータ総数、Mはチャンネル2のデータ総数である
    Figure 0005508808
    ここで、GはRICSの空間相関値SはRICSの解析におけるスキャンの影響、GはRICSの解析における時間遅延の影響、Dは拡散定数、δはピクセルサイズ、Nは分子数、ξ,ψ,ηは空間的座標の変化量、Wは励起レーザビームの横方向の半径、Wは励起レーザビームの縦方向の半径、τはピクセル時間、τはライン時間、τはフレーム時間である。
  22. 前記解析処理部はさらに、前記分子数または拡散定数を二次元または三次元分布を有する拡張関数を用いて拡張計算して拡張分子数または拡張拡散定数を得るとともに、前記拡張分子数または拡張拡散定数をマッピングして前記拡張分子数または拡張拡散定数の画像を形成する請求項13に記載の画像解析装置。
  23. 前記解析処理部はさらに、前記拡張分子数または拡張拡散定数の位置情報を重み係数として前記拡張分子数または拡張拡散定数の画像を前記解析領域と同じ画像サイズに変換する請求項22に記載の画像解析装置。
  24. 前記分子数または拡散定数の画像または前記拡張分子数または拡張拡散定数の画像を表示する表示部をさらに有している請求項23に記載の画像解析装置。
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