JP5566055B2 - 画像解析方法および画像解析装置 - Google Patents

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本発明は、画像解析方法および画像解析装置に関する。
従来、ラスターイメージ相関分光法(RICS:Raster Image Correlation Spectroscopy)として非特許文献1,2に示すような方法が提案されている。この画像解析方法において、1フレーム以上のラスター走査画像からなる蛍光画像を取得する。つまり、画像解析したい試料において、興味を持っている領域を決め、その領域をラスター走査方式で繰り返し走査し、複数フレームの蛍光強度からなる画像を取得する。フレーム中の蛍光強度はピクセル単位でデータとして表わされている。
これらのピクセル単位のデータ(ピクセルのデータ)は、それぞれ取得された時間および取得された位置が異なるため、各データに対応する取得時間および取得位置はずれている。
したがって、これらのピクセルのデータを用いて、空間相関解析することで、分子の揺らぎによる相関特性を得ることができる。ここで、分子の相関特性からは、拡散定数や分子数を求めることができる。
このように、空間相関解析することで、分子拡散時間や、分子数等を評価することができるため、分子間の相互作用を観察することが可能である。
「Measuring Fast Dynamics in Solutions and Cells with a Laser Scanning Microscope」, Michelle A. Digman, Claire M. Brown, Parijat Sengupta, Paul W. Wiseman, Alan R. Horwitz, and Enrico Gratton, Biophysical Journal, Vol.89, P1317-1327, August 2005. 「Fluctuation Correlation Spectroscopy with a Laser-Scanning Microscope: Exploiting the Hidden Time Structure」, Michelle A. Digman, Parijat Sengupta, Paul W. Wiseman, Claire M. Brown, Alan R. Horwitz, and Enrico Gratton, Biophysical Journal: Biophysical Letters, L33-36, 2005.
従来、RICSの空間相関解析において、一つのRICSの解析結果を得るためには、1フレームの画像を構成するピクセルのデータだけを用いる。これは、1フレーム以上の画像を取得した場合であっても同様で、一つのRICSの解析結果を得るためには、1フレームの画像を構成するピクセルのデータだけを用いる。すなわち、一つの画像を構成するピクセルのデータと、他の画像を構成するピクセルのデータを用いて、一つのRICSの解析結果を得ていない。
しかし、細胞観察のような細胞の核、膜、質などの異なる局所的な解析領域に限定してRICSの解析を行なう場合、当該解析領域に含まれるピクセル数が少ない(ピクセル数は例えば8×8である)。このような領域について、空間相関解析を行う場合、RICSの空間相関解析に用いるデータ数が少なすぎるため、解析結果の精度が低下するという問題が生じる。何故なら、RICSの空間相関演算は統計計算の一種で、データ数が多いほど精度が高く、データ数が少ないほど誤差が大きくなるためである。つまり、空間相関解析をする領域に含まれるデータ数が少なすぎると、統計計算の結果としてのRICSの解析精度が低下してしまう。
本発明の目的は、ピクセル数の少ない解析領域に対しても高い精度で空間相関解析を行なえるRICSの画像解析方法を提供することである。
本発明による画像解析方法は、各画像のピクセルのデータが時系列的に取得された複数のピクセルからなる複数フレームの画像を時系列的に取得する画像取得ステップと、前記画像に対して解析領域を設定する解析領域設定ステップと、前記画像の中から解析に利用する2フレーム以上の画像を選定する画像選定ステップと、前記選定画像の各々の前記解析領域内の取得時間間隔が同じ二つのピクセルからその各々がなる複数のデータペアを抽出し、前記データペアの各々の積和計算を前記選定画像の全てについて行なって相関値を算出する演算ステップとを有している。前記演算ステップは、次式(1)または次式(2)を用いて、2次元または3次元の観察領域の自己相関または相互相関演算を行う。
Figure 0005566055
ここで、G sa はRICSの空間自己相関値、nは計算に使用するフレーム数、ηはフレームを特定するパラメータ(η=1,2,…,n)、I η はηフレーム目のピクセルのデータ、x,yは測定点の空間的座標、ξ,ψは測定点からの空間的座標の変化量、M 11 はデータ積和計算の回数、M η はηフレーム目のデータ総数であり、
Figure 0005566055
ここで、G sc はRICSの空間相互相関値、nは計算に使用するフレーム数、ηはフレームを特定するパラメータ(η=1,2,…,n)、I 1η はチャンネル1のηフレーム目の蛍光強度データ、I 2η はチャンネル2のηフレーム目の蛍光強度データ、x,yは測定点の空間的座標、ξ,ψは測定点からの空間的座標の変化量、M 12 はデータ積和計算の回数、M 1η はチャンネル1のηフレーム目のデータ総数、M 2η はチャンネル2のηフレーム目のデータ総数である。
本発明によれば、ピクセル数の少ない解析領域に対しても高い精度で空間相関解析を行なえるRICSの画像解析方法が提供される。
本発明の実施形態による画像解析装置を概略的に示している。 図1に示される制御部の機能ブロックを示している。 本発明の実施形態による画像解析のフローチャートである。 図3のフローチャート中のステップ4における計算手順を示している。 時系列的に取得された複数フレームの蛍光画像を示している。 観察領域と解析領域を示している。 複数グループに分類された複数フレームの蛍光画像による空間相関演算の積和計算部分を模式的に示している。 小さい分子に対するRICSによる空間相関値の算出結果を輝度で示した画像である。 小さい分子に対するRICSによる空間相関値のフィッティング結果を示している。 大きい分子に対するRICSによる空間相関値の算出結果を輝度で示した画像である。 大きい分子に対するRICSによる空間相関値のフィッティング結果を示している。 EGFP溶液の拡散定数(D)を解析領域のROIサイズを変えながら比較した結果を示している。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態による画像解析装置を概略的に示している。この画像解析装置は、試料の蛍光観察のための走査型共焦点光学顕微鏡をベースに構成されている。
図1に示すように、画像解析装置100は、試料Sに励起光を照射する光照射部110と、試料S内の測定点から発せられる光を検出する光検出部130と、画像解析に必要な制御を行なう制御部160と、試料Sを支持する試料ステージ190とを有している。
試料Sはマイクロプレートやスライドガラスなどの試料容器に収容され、試料ステージ190に載置される。試料ステージ190は、例えば、試料Sを光照射部110および光検出部130に対して横方向(xy方向)および高さ方向(z方向)に移動可能に支持する。例えば、試料ステージ190は、出力軸が互いに直交する三つのステッピング・モーターを含んでおり、これらのステッピング・モーターによって試料Sをxyz方向に移動し得る。
画像解析装置100は、多重光照射・多重光検出型である。このため、光照射部110はnチャンネルの光源系111を含み、これに対応して光検出部130はnチャンネルの検出系131を含んでいる。nチャンネルの検出系131は、それぞれ、nチャンネルの光源系111から射出された励起光によって生成された蛍光を検出する。ここで、nチャンネルは、チャンネル1、チャンネル2、・・・チャンネルnによって構成される。チャンネルは、励起光の種類によってそれぞれ異なる。
光照射部110のnチャンネルの光源系111は、光源112a,…,112nとコリメートレンズ114a,…,114nとダイクロイックミラー116a,…,116nとを含んでいる。光源112a,…,112nは、試料Sに含まれる蛍光色素を励起して試料Sから光(蛍光)を発せさせるための励起光を発する。光源112a,…,112nから発せられる励起光の波長は、試料Sに含まれる蛍光色素の種類に対応して、互いに相違している。光源112a,…,112nは、例えば、試料S中の蛍光色素に合った発振波長のレーザー光源で構成される。コリメートレンズ114a,…,114nは、それぞれ、光源112a,…,112nから発せられた励起光をコリメートする。ダイクロイックミラー116a,…,116nは、それぞれ、コリメートレンズ114a,…,114nを通過した励起光を同じ方向に反射する。ダイクロイックミラー116a,…,116nは、それぞれ、図1の上方から入射する励起光を透過し、図1の右方から入射する励起光を反射する。その結果、光源112a,…,112nからそれぞれ射出された異なる波長の励起光は、ダイクロイックミラー116aの通過後に一本のビームに合成される。ダイクロイックミラー116nは、励起光を透過する必要がないので、単なるミラーに変更されてもよい。
光照射部110はさらに、ダイクロイックミラー122とガルバノミラー124と対物レンズ126と対物レンズ駆動機構128を含んでいる。ダイクロイックミラー122は、光源系111からの励起光をガルバノミラー124に向けて反射し、試料Sから発せられる蛍光を透過する。ガルバノミラー124は、励起光を対物レンズ126に向けて反射するとともに、その反射方向を変更する。対物レンズ126は、励起光を収束して試料S内の測定点に照射するとともに、試料S内の測定点からの光を取り込む。対物レンズ126には、微小な共焦点領域(測定点)の形成のために、NA(開口数)の大きいものが使用される。これにより得られる共焦点領域の大きさは、直径0.6μm程度、長さ2μm程度の略円筒状となる。ガルバノミラー124は、測定点をxy方向に走査するxy走査手段を構成している。xy走査手段は、ガルバノミラーを使用して構成するほかに、音響光学変調素子(AOM)やポリゴンミラー、ホログラムスキャナーなどを使用して構成してもよい。対物レンズ駆動機構128は、対物レンズ126を光軸に沿って移動させる。これにより、測定点がz方向に移動される。つまり、対物レンズ駆動機構128は、測定点をz方向に走査するz走査手段を構成している。
光検出部130は、対物レンズ126とガルバノミラー124とダイクロイックミラー122を光照射部110と共有している。光検出部130はさらに、収束レンズ132とピンホール134とコリメートレンズ136とを含んでいる。収束レンズ132は、ダイクロイックミラー122を透過した光を収束する。ピンホール134は、収束レンズ132の焦点に配置されている。つまり、ピンホール134は、試料S内の測定点に対して共役な位置にあり、測定点からの光だけを選択的に通す。コリメートレンズ136は、ピンホール134を通過した光を平行にする。コリメートレンズ136を通過した光は、nチャンネルの検出系131に入射する。
nチャンネルの検出系131は、ダイクロイックミラー138a,…,138nと蛍光フィルター140a,…,140nと光検出器142a,…,142nとを含んでいる。
ダイクロイックミラー138a,…,138nは、それぞれ、光源112a,…,112nからの励起光によって試料Sから生成された蛍光の波長域付近の波長の光を選択的に反射する。ダイクロイックミラー138nは、光を透過する必要がないので、単なるミラーに変更されてもよい。蛍光フィルター140a,…,140nは、それぞれ、ダイクロイックミラー138a,…,138nによって反射された光から、不所望な波長成分の光を遮断し、光源112a,…,112nからの励起光によって生成された蛍光だけを選択的に透過する。蛍光フィルター140a,…,140nを透過した蛍光はそれぞれ光検出器142a,…,142nに入射する。光検出器142a,…,142nは、入射した光の強度に対応した信号を出力する。すなわち、光検出器142a,…,142nは、試料S内の測定点からの蛍光強度信号を出力する。
制御部160は例えばパーソナルコンピューターで構成される。制御部160は、試料Sの観察領域の蛍光画像の取得と記憶と表示、取得する蛍光画像のフレーム数(枚数)や解析領域の設定の入力待ち、画像解析(相関値の算出)、拡散時間の推定などを行なう。また制御部160は、xy走査手段であるガルバノミラー124、z走査手段である対物レンズ駆動機構128、試料ステージ190などの制御を行なう。
図1に示される制御部の機能ブロックを図2に示す。制御部160は、図2に示すように、走査制御部162と画像形成部164と記憶部166と表示部168と入力部170と解析領域設定部172と画像選定部174とデータ抽出部176と解析部178とステージ制御部180とを含んでいる。ここで、走査制御部162と画像形成部164と記憶部166とステージ制御部180と上述したガルバノミラー124と対物レンズ駆動機構128と試料ステージ190と光検出器142とが画像取得部を構成し、データ抽出部176と解析部178とが演算部を構成する。
走査制御部162は、試料Sの蛍光画像を取得する際、励起光の照射位置を試料Sに対してラスター走査するようにガルバノミラー124を制御する。走査制御部162はまた、必要であれば、励起光の照射位置を試料Sに対してz走査するように対物レンズ駆動機構128を制御する。画像形成部164は、走査制御部162から入力される励起光の照射位置の情報と光検出器142a,…,142nの出力信号とから試料Sの蛍光画像を形成する。これにより、蛍光画像が取得される。記憶部166は、画像形成部164で形成された蛍光画像を順次記憶する。表示部168は、試料Sの蛍光画像や解析結果を表示する。入力部170は、例えばマウスやキーボードを含み、表示部168と共同してGUIを構成する。このGUIは、取得フレーム数や観察領域や解析領域の設定などに利用される。ステージ制御部180は、例えば観察領域を設定するために、入力部170からの入力情報に従って試料ステージ190を制御する。解析領域設定部172は、入力部170からの入力情報に従って解析領域を設定する。画像選定部174は、入力部170からの入力情報に従って、解析に利用する2フレーム以上の蛍光画像を選定する。データ抽出部176は、解析領域設定部172と画像選定部174からの入力情報に基づいて、記憶部166に記憶されている蛍光画像から必要なデータを抽出する。必要なデータは、画像選定部174によって選定された蛍光画像の各々の解析領域内の取得時間間隔が同じ二つのピクセルからその各々がなる複数のデータペアである。これら複数のデータペアに含まれるデータは、例えば、記憶部166に記憶されているすべての蛍光画像のすべてのピクセルのデータまたは一部のピクセルのデータであってよく、あるいは、記憶部166に記憶されている一部の蛍光画像のすべてのピクセルのデータまたは一部のピクセルのデータであってもよい。解析部178は、データ抽出部176によって抽出されたデータに対して後述する相関値の演算を行なう。
図1において、光源112a,…,112nから発せられた励起光は、コリメートレンズ114a,…,114nとダイクロイックミラー116a,…,116nとダイクロイックミラー122とガルバノミラー124と対物レンズ126を経て試料S内の測定点に照射される。励起光が照射される測定点は、ガルバノミラー124によってxy方向にラスター走査される。さらに必要であれば、対物レンズ駆動機構128によってz走査される。励起光を受けた試料Sは測定点から蛍光を発する。試料Sからの光(蛍光のほかに不所望な反射光などを含む)は、対物レンズ126とガルバノミラー124とダイクロイックミラー122と収束レンズ132を経てピンホール134に至る。ピンホール134は測定点と共役な位置にあるため、試料S内の測定点からの光だけがピンホール134を通過する。ピンホール134を通過した光すなわち試料S内の測定点からの光はコリメートレンズ136を経てnチャンネルの検出系131に入射する。nチャンネルの検出系131に入射した光は、ダイクロイックミラー138a,…,138nによって波長に従って分離される(つまり分光される)とともに、蛍光フィルター140a,…,140nによって不所望な成分が除去される。その結果、光源112a,…,112nからの励起光によって生成された蛍光だけが光検出器142a,…,142nにそれぞれ入射する。光検出器142a,…,142nは、それぞれ、入射光すなわち試料S内の測定点から発せられた蛍光の強度を示す蛍光強度信号を出力する。この蛍光強度信号は画像形成部164に入力される。画像形成部164は、1回のラスター走査(およびz走査)ごとに、入力される蛍光強度信号をxy方向(およびz方向)の位置情報に同期させて処理して、試料S内の焦点面(測定点が移動した平面または曲面)の1フレームの蛍光画像を形成する。形成された蛍光画像は、記憶部166に保存される。ここに述べた一連の動作は、設定された取得するフレーム数だけ繰り返され、設定されたフレーム数の蛍光画像が取得される。各蛍光画像は、ピクセルのデータが時系列的に取得された複数のピクセルからなる。
記憶部166に保存された蛍光画像は、必要に応じて処理され、表示部168に表示される。例えば、測定点のz位置を変えて複数フレームの蛍光画像を取得し、それらを合成して三次元画像を形成し、これを表示部168に表示することも可能である。
以下、図3と図4を参照しながら画像解析の手順について説明する。また、各ステップについて、適宜、図5〜図7を参照しながら説明する。
<ステップS1>:
試料Sの観察領域と取得する蛍光画像のフレーム数を設定する。設定した観察領域の設定したフレーム数の蛍光画像を時系列的に取得する。蛍光画像の取得は、同一の観察領域に対して同一の走査方法によって行なう。すなわち、所定の方向に向けて光を照射した後、再び当該所定の方向に向けて光を照射するまでを1セットの走査とした場合、少なくとも2セット以上、解析領域が走査される。
取得した複数フレームの蛍光画像を模式的に図5に示す。図5において、Fは、一つのチャンネルにおけるkフレーム目の蛍光画像を表している。各蛍光画像は、ピクセルのデータが時系列的に取得された複数のピクセルからなる。ピクセルのデータは、たとえば、2次元または3次元の観察領域から得られた蛍光強度である。
<ステップS2>:
図6に示すように、取得した蛍光画像の領域(観察領域)R1に対して解析する領域(解析領域)R2を設定する。解析領域R2は、観察領域R1の一部に限定されるものではなく、観察領域R1に一致していてもよい。解析領域R2は、アプリケーション的にはデフォルトで観察領域R1すなわちステップS1における走査領域に設定されている。観察領域R1の全体を解析する場合には、このステップは不要である。
<ステップS3>:
解析に利用する2フレーム以上の蛍光画像を選定する。選定する蛍光画像は、ステップS1において取得した蛍光画像の全てであってもよいし、ステップS1において取得した蛍光画像の一部であってもよい。また、ステップS1において取得した蛍光画像の一部は、時系列的に連続していてもよいし、時系列的に連続していていなくてもよい。
<ステップS4>:
ステップS3において選定した蛍光画像の各々の解析領域R2内のピクセルのデータの中から、取得された時間の間隔が同じであるデータペアを複数抽出する。そして、データペアの各々の積和計算を、選定した蛍光画像の全てについて行なって相関値を算出する。抽出するデータペアの各々は、それに対応するピクセルのデータそのものであってもよいし、それに対応するピクセルを含む複数のピクセルのデータの統計値であってもよい。複数のピクセルは、たとえば、注目のピクセルおよびこれに隣接するピクセルであってよい。統計値は、たとえば、ピクセルのデータの平均値、最大値、最小値、相対差、絶対差、相対比のいずれかであってよい。どのような統計値を使用するかは、RICSの解析によってどのような情報を得たいかによって決める。
また相関値の演算は、ピクセルのデータに基づいて画像をそれぞれ構成し直し、構成し直した画像について相関値を演算してもよい。例えば、隣のピクセルのデータ同士を足して、ピクセルのデータの数を半分にする。または、一つのピクセルのデータを複数に分割する。本来ならば、一度画像を取得するとピクセルのデータの数は増えないが、取得したピクセルのデータの強度がそのピクセルのデータの周囲にガウシアン分布で広がっていると仮定して、本来取得できていないピクセルのデータを補う。本質的にピクセルのデータの数が増えている訳ではないが、見た目が良くなる。
相関値の演算は、例えば、次式(1)を用いて空間自己相関値を算出する。
Figure 0005566055
ここで、GsaはRICSの空間自己相関値、nは計算に使用するフレーム数であり、ηはフレームを特定するパラメータ(η=1,2,…,n)、Iηはηフレーム目のピクセルのデータ、x,yは測定点の空間的座標、ξ,ψは測定点からの空間的座標の変化量、M11はデータ積和計算の回数、Mηはηフレーム目のデータ総数である。計算に使用するフレーム数nは、2以上かつ取得した蛍光画像のフレーム数以下の整数で表される。
または、相関値の演算は、例えば、次式(2)を用いて空間相互相関値を算出する。
Figure 0005566055
ここで、GscはRICSの空間相互相関値、nは計算に使用するフレーム数、ηはフレームを特定するパラメータ(η=1,2,…,n)、I1ηはチャンネル1のηフレーム目の蛍光強度データ、I2ηはチャンネル2のηフレーム目の蛍光強度データ、x,yは測定点の空間的座標、ξ,ψは測定点からの空間的座標の変化量、M12はデータ積和計算の回数、M1ηはチャンネル1のηフレーム目のデータ総数、M2ηはチャンネル2のηフレーム目のデータ総数である。式(2)は、チャンネル1とチャンネル2との間の空間相互相関値の算出式であるが、チャンネルは適宜変更されてよい。計算に使用するフレーム数nは、2以上かつ取得した蛍光画像のフレーム数以下の整数で表される。
ここで、式(1)または式(2)による計算の手順について図4と図7を参照して説明する。図7は、G(2,4)中の積和計算を模式的に示している。
まず、η=1とし、1フレーム目の蛍光画像の解析領域に対して、空間ずれ(2,4)を有する二つのピクセルのデータのペアについて積和計算を行なう。なお、RICSの解析では、ラスター走査方式で繰り返し解析領域を走査しているため、空間ずれ(2,4)を有する二つのピクセルのデータのペアとは、データが取得された時間の間隔が所定時間であるデータのペアを意味する。
次に、ηに1を加算し、η=2とし、2フレーム目の蛍光画像の解析領域に対して、空間ずれ(2,4)を有する二つのピクセルのデータのペアについて積和計算を継続して行なう。
その後、ηに1を加算した値がn以下である限り、ηフレーム目の蛍光画像の解析領域に対して、空間ずれ(2,4)を有する二つのピクセルのデータのペアについて積和計算を継続して行なう。
最終的に、このようにnフレームの蛍光画像の全ての解析領域に対して積和計算を継続的に行なうことにより相関値を算出する。
このように、本実施形態では、η=1のときの、データペアについて積和計算を行った後、その積和計算の結果のみに基づいて一つの相関解析結果を得るのではなく、ηが1からnのときの、データペアについて積和計算を行った後、それらの積和計算の結果に基づいて一つの相関解析結果を得る。
また、別の言い方をすれば、nセットの走査により得られたそれぞれのピクセルのデータから、任意の2つのピクセルのデータの組み合わせであって、光が照射された時間の間隔が、所定時間である組み合わせを全て抽出し、抽出されたデータの全ての組み合わせについて一つの相関解析結果を得る。
<ステップS5>:
上記ステップS4の空間相関値の算出結果を式(3)によってフィッティングする。
Figure 0005566055
ここで、GはRICSの空間相関値、SはRICSの解析における走査の影響、GはRICSの解析における時間遅延の影響、Dは拡散定数、ξ,ψは測定点からの空間的座標の変化量、δはピクセルサイズ、Nは分子数、Wは励起レーザビームの横方向の半径、Wは励起レーザビームの縦方向の半径、τはピクセル時間、τはライン時間、γは任意の定数である。
なお、γについては、システムに応じて適宜設定することができる。例えば、γ=1としてフィッティングしてよい。
また、ピクセル時間とは、ピクセル間の取得時間のずれを意味する。また、ライン時間とは、任意のラインの最初のピクセルと、その次のラインの最初のピクセルと、の間の取得時間のずれを意味する。すなわち、ライン時間は、一ライン走査するのに要する時間を意味する。
このように式(3)を用いてフィッティングすることで、拡散時間の推定をする。具体的には、式(1)または式(2)を用いて、異なる遅延時間に対する相関値Gsaまたは相関値Gscをそれぞれ求める。ここで、遅延時間とは、一の画素の取得時間と、別の画素の取得時間と、の差を意味している。例えば、(ξ,ψ)=(1,1)と、(ξ,ψ)=(4,2)と、の遅延時間は、(4−1)τ+(2−1)τで表される。
ここで、式(3)において、遅延時間がゼロのときは(ξ=0、ψ=0)、Sは1であり、Gは1/Nで表せる。従って、分子数を求めることができる。これを新たに、式(3)に代入する。
そして、未知数である拡散定数Dと分子数Nを変動させながら、測定値として得られる相関値Gsaまたは相関値Gscと、理論値として得られるGと、の差が最小となるように、適切な拡散定数Dと分子数Nを求める。このように、式(3)によるフィッティングとは、拡散定数Dと分子数Nを変動させながら、2次元または3次元の観察領域における、最適な、分子数または拡散定数を推定することである。
そして、拡散定数からは、拡散時間を求めることができる。
すなわち、拡散定数と、拡散時間との関係は、次式(4)で表される。
Figure 0005566055
ここで、Dは拡散定数、τは拡散時間、Wは励起レーザビームの横方向の半径を意味する。
<ステップS6>:
解析結果を表示するとともに適宜保存する。具体的には、ステップS4で得た空間相関値の算出結果と、ステップS5で得た空間相関値のフィッティング結果を表示する。解析結果の一例を図8〜図11に示す。図8は、小さい分子に対する空間相関値の算出結果を輝度で示した画像であり、図9は、そのフィッティング結果を示している。また図10は、大きい分子に対する空間相関値の算出結果を輝度で示した画像であり、図11は、そのフィッティング結果を示している。
従来、RICSのような画像データを計算の元とする空間的相関解析では、1フレームの画像の解析領域中のピクセルのデータを用いて一つの相関値を算出する。解析領域が小さくなると、積和計算に利用できるデータペアの数が減少する。このため、解析領域が非常に小さくなると、相関値が適切に算出できなくなる。図12は、EGFP溶液(色素液を蒸留水で希釈したもの)の拡散定数(D)を解析領域のROIサイズを変えながら比較した結果を示している。図12において、ROIサイズ=256は、解析領域内に256×256のピクセル数が含まれていることを意味する。図12から分かるように、解析領域のROIサイズが大きいほど、EGFP溶液の拡散定数90(理論値)に近い値を示し、解析領域のROIサイズが小さいほど、EGFP溶液の拡散定数90(理論値)から遠い値を示している。すなわち、ピクセルのデータが多いほど、正しい結果(理論値)に近い値(測定値)が得られることが分かる。
これに対して、本実施形態では、RICSのような画像データを計算の元とする空間的相関解析において、1フレームの画像の解析領域内の二つのピクセルに対する積和計算によって一つの相関値を算出するのではなく、複数フレームの画像の解析領域内の二つのピクセルに対して積和計算を継続的に行なって一つの相関値を算出する。このため、一つの相関値の算出に用いるデータが1フレームの画像中のデータに制限されず、一つの相関値の算出に用いる画像のフレーム数が増加される。その結果として、相関値の算出に用いるデータの数が増大する。このため、高い精度でRICSの解析を行なえる。
これまで、図面を参照しながら本発明の実施形態を述べたが、本発明は、これらの実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において様々な変形や変更が施されてもよい。
また実施形態では、ラスター走査によって取得された画像について説明したが、画像は、ラスター走査によって取得されたものに限定されるものではなく、ピクセルのデータが時系列的に取得された複数のピクセルからなる画像であればよく、他の走査方法によって取得されたものであってもよい。
100…画像解析装置、110…光照射部、112a,…,112n…光源、114a,…,114n…コリメートレンズ、116a,…,116n…ダイクロイックミラー、122…ダイクロイックミラー、124…ガルバノミラー、126…対物レンズ、128…対物レンズ駆動機構、130…光検出部、132…収束レンズ、134…ピンホール、136…コリメートレンズ、138a,…,138n…ダイクロイックミラー、140a,…,140n…蛍光フィルター、142a,…,142n…光検出器、160…制御部、162…走査制御部、164…画像形成部、166…記憶部、168…表示部、170…入力部、172…解析領域設定部、174…画像選定部、176…データ抽出部、178…解析部、180…ステージ制御部、190…試料ステージ、R1…観察領域、R2…解析領域。

Claims (16)

  1. 各画像のピクセルのデータが時系列的に取得された複数のピクセルからなる複数フレームの画像を時系列的に取得する画像取得ステップと、
    前記画像に対して解析領域を設定する解析領域設定ステップと、
    前記画像の中から解析に利用する2フレーム以上の画像を選定する画像選定ステップと、
    前記選定画像の各々の前記解析領域内の取得時間間隔が同じ二つのピクセルからその各々がなる複数のデータペアを抽出し、前記データペアの各々の積和計算を前記選定画像の全てについて行なって相関値を算出する演算ステップとを有し
    前記演算ステップは、次式(1)または次式(2)を用いて、2次元または3次元の観察領域の自己相関または相互相関演算を行う、画像解析方法。
    Figure 0005566055
    ここで、G sa はRICSの空間自己相関値、nは計算に使用するフレーム数、ηはフレームを特定するパラメータ(η=1,2,…,n)、I η はηフレーム目のピクセルのデータ、x,yは測定点の空間的座標、ξ,ψは測定点からの空間的座標の変化量、M 11 はデータ積和計算の回数、M η はηフレーム目のデータ総数であり、
    Figure 0005566055
    ここで、G sc はRICSの空間相互相関値、nは計算に使用するフレーム数、ηはフレームを特定するパラメータ(η=1,2,…,n)、I 1η はチャンネル1のηフレーム目の蛍光強度データ、I 2η はチャンネル2のηフレーム目の蛍光強度データ、x,yは測定点の空間的座標、ξ,ψは測定点からの空間的座標の変化量、M 12 はデータ積和計算の回数、M 1η はチャンネル1のηフレーム目のデータ総数、M 2η はチャンネル2のηフレーム目のデータ総数である。
  2. 前記選定画像は、前記画像のすべてからなる、請求項1に記載の画像解析方法。
  3. 前記選定画像は、前記画像の一部からなる、請求項1に記載の画像解析方法。
  4. 前記データペアの各々は、前記ピクセルのデータの統計値であり、前記統計値は、前記ピクセルのデータの平均値、最大値、最小値、相対差、絶対差、相対比のいずれかである、請求項1ないし請求項3のいずれかひとつに記載の画像解析方法。
  5. 前記ピクセルのデータは、2次元または3次元の観察領域から得られた蛍光強度である、請求項1ないし請求項4のいずれかひとつに記載の画像解析方法。
  6. 前記演算ステップは、前記ピクセルのデータに基づいて、前記複数の画像をそれぞれ構成し直し、構成し直した画像について相関値を演算する、請求項1ないし5のいずれかひとつに記載の画像解析方法。
  7. 前記画像は、走査型顕微鏡によって得られたものである、請求項1ないし6のいずれかひとつに記載の画像解析方法。
  8. 前記演算ステップは、次式(3)を用いて、前記空間相関値の算出結果をフィッティングし、分子数または拡散定数を推定する。
    Figure 0005566055
    ここで、GはRICSの空間相関値、SはRICSの解析における走査の影響、GはRICSの解析における時間遅延の影響、Dは拡散定数、ξ,ψは測定点からの空間的座標の変化量、δはピクセルサイズ、Nは分子数、Wは励起レーザビームの横方向の半径、Wは励起レーザビームの縦方向の半径、τはピクセル時間、τはライン時間、γは任意の定数である、請求項に記載の画像解析方法。
  9. 各画像のピクセルのデータが時系列的に取得された複数のピクセルからなる複数フレームの画像を時系列的に取得する画像取得手段と、
    前記画像に対して解析領域を設定する解析領域設定手段と、
    前記画像の中から解析に利用する2フレーム以上の画像を選定する画像選定手段と、
    前記選定画像の各々の前記解析領域内の取得時間間隔が同じ二つのピクセルからその各々がなる複数のデータペアを抽出し、前記データペアの各々の積和計算を前記選定画像の全てについて行なって相関値を算出する演算手段とを有し
    前記演算手段は、次式(1)または次式(2)を用いて、2次元または3次元の観察領域の自己相関または相互相関演算を行う、画像解析装置。
    Figure 0005566055
    ここで、G sa はRICSの空間自己相関値、nは計算に使用するフレーム数、ηはフレームを特定するパラメータ(η=1,2,…,n)、I η はηフレーム目のピクセルのデータ、x,yは測定点の空間的座標、ξ,ψは測定点からの空間的座標の変化量、M 11 はデータ積和計算の回数、M η はηフレーム目のデータ総数であり、
    Figure 0005566055
    ここで、G sc はRICSの空間相互相関値、nは計算に使用するフレーム数、ηはフレームを特定するパラメータ(η=1,2,…,n)、I 1η はチャンネル1のηフレーム目の蛍光強度データ、I 2η はチャンネル2のηフレーム目の蛍光強度データ、x,yは測定点の空間的座標、ξ,ψは測定点からの空間的座標の変化量、M 12 はデータ積和計算の回数、M 1η はチャンネル1のηフレーム目のデータ総数、M 2η はチャンネル2のηフレーム目のデータ総数である。
  10. 前記選定画像は、前記画像のすべてからなる、請求項に記載の画像解析装置。
  11. 前記選定画像は、前記画像の一部からなる、請求項に記載の画像解析装置。
  12. 前記データペアの各々は、前記ピクセルのデータの統計値であり、前記統計値は、前記ピクセルのデータの平均値、最大値、最小値、相対差、絶対差、相対比のいずれかである、請求項ないし11のいずれかひとつに記載の画像解析装置。
  13. 前記ピクセルのデータは、2次元または3次元の観察領域から得られた蛍光強度である、請求項ないし12のいずれかひとつに記載の画像解析装置。
  14. 前記演算ステップは、前記ピクセルのデータに基づいて、前記複数の画像をそれぞれ構成し直し、構成し直した画像について相関値を演算する、請求項ないし13のいずれかひとつに記載の画像解析装置。
  15. 前記画像は、走査型顕微鏡によって得られたものである、請求項ないし14のいずれかひとつに記載の画像解析装置。
  16. 前記演算手段は、次式(3)を用いて、前記空間相関値の算出結果をフィッティングし、分子数または拡散定数を推定する、
    Figure 0005566055
    ここで、GはRICSの空間相関値、SはRICSの解析における走査の影響、GはRICSの解析における時間遅延の影響、Dは拡散定数、ξ,ψは測定点からの空間的座標の変化量、δはピクセルサイズ、Nは分子数、Wは励起レーザビームの横方向の半径、Wは励起レーザビームの縦方向の半径、τはピクセル時間、τはライン時間、γは任意の定数である、請求項に記載の画像解析装置。
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