JP5507282B2 - 眼内レンズ挿入器具 - Google Patents

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Description

本発明は、白内障手術後の無水晶体眼に対して、又は屈折矯正手術における有水晶体眼に対して、眼内レンズを挿入するために使用される眼内レンズ挿入器具に関するものである。
近年、超音波乳化吸引術などの普及にともない、術後乱視と手術侵襲の軽減を目的として、小切開創から挿入可能な眼内レンズ、すなわち、折り畳み可能なシリコン、アクリル樹脂や、ハイドロゲルなどの軟性材料からなる眼内レンズが開発され、臨床に広く使用されている。
一方、これら折り畳み可能な眼内レンズを眼球のより小さい切開創口から挿入するための器具として種々のインジェクターと呼ばれる眼内レンズ挿入器具が開発されている。これらのインジェクターによれば、折り畳まれた眼内レンズをカートリッジと呼ばれる筒状の挿入筒を通して眼内へ押し出すことができるので、従来の鑷子を用いて挿入する場合に比べて格段に小さい切開創口から眼内へ眼内レンズを挿入することが可能となった。
現在主流となっているインジェクターは、一般にプラスチック樹脂からなる使い捨てのカートリッジと再利用可能な金属製の本体部とから構成される。種々の眼内レンズの形状(モデル)、切開創口の大きさの変化への対応はカートリッジを変更することにより対応可能であるが、カートリッジへの眼内レンズの装填やその後のカートリッジの本体への接続等、器具の取り扱いが若干煩雑になるため、取り扱い中の眼内レンズの落下、眼内レンズのカートリッジへの不適切な装填、時には装填中にレンズを破損させてしまうこともある。また、こうした操作に起因した細菌感染のリスクも否定できないことから、眼内レンズが予め使い捨ての挿入器具に装填された、いわゆるプリロードタイプのインジェクターも提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2008-012016号公報
上述のとおり、術後乱視と手術侵襲の軽減にはより小さな切開創口から眼内レンズを挿入できることが好ましい。近年、より小さな切開創口からの挿入を可能とする眼内レンズ及びインジェクターが開発され、現在では2.0mm以下の極小切開創から挿入可能な眼内レンズ・インジェクターが販売されてきている。
しかしながら、手術室の設備は病院施設により異なり、超音波乳化吸引装置が極小切開に対応できない場合がある。この場合、極小切開対応の眼内レンズ・インジェクターでありながらも、切開創口は、前記超音波乳化吸引装置が必要とする大きさに広げられる。このようにして、大きな切開創口に対して極小切開対応のインジェクターを用いると、切開創口とインジェクター挿入筒先端の隙間から、術野を保つため(眼圧を保つため)の環流液や粘弾性物質の漏れが大きくなり、術野を確保することが困難になったり、隙間が大きいことによりインジェクター先端挿入筒を切開創口に固定しにくくなり、眼内レンズの挿入操作が不安定になることがあった。
インジェクターがカートリッジと本体から構成されるタイプであれば、ある眼内レンズに対して適応可能な先端外径の異なるカートリッジを数種類準備すれば、異なる創口径のバリエーションに対応可能となる。
ところが、プリロードタイプの場合、通常インジェクターは予め装填される眼内レンズに対して1種類の専用設計となっている。このプリロードタイプの場合、異なる創口径に対応するには先端挿入筒外径の異なるインジェクターと共に高価な眼内レンズを同数準備する必要があるので、現実的に創口径のバリエーションに対応することは困難である。
そこで、本発明は上記した問題点に鑑み、異なる大きさの切開創口に対応することができる眼内レンズ挿入器具を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に係る発明は、折り畳み可能な眼内レンズを眼内に挿入する挿入筒部を備え、前記眼内レンズが予め装填されたプリロードタイプである眼内レンズ挿入器具において、少なくとも前記挿入筒部の先端部を被覆する先端被覆管を有する被覆部を前記挿入筒部に着脱可能に設け、前記挿入筒部の先端部より外径が大きい前記先端被覆管を切開創口に挿入できるように構成したことを特徴とする。
本発明の請求項2に係る発明は、2個以上の前記被覆部を重ねて着脱可能に設けたことを特徴とする。
本発明の請求項3に係る発明は、前記挿入筒部が、プラスチック製であることを特徴とする。
本発明の請求項4に係る発明は、前記先端部は、長さが3mm〜10mm、先端の外径が1mm〜2.5mm、基端の外径が1mm〜3mmであることを特徴とする。
本発明の請求項5に係る発明は、前記被覆部が前記挿入筒部に装着された状態で出荷されることを特徴とする。
本発明によれば、切開創口の大きさに対応させて、被覆部を着脱することにより、異なる大きさの切開創口に対応することができる。
本実施形態に係る眼内レンズ挿入器具の全体構成を示す斜視図である。 被覆部を分離した状態を示す斜視図である。 被覆部の構成を示す斜視図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。
図1に示す眼内レンズ挿入器具1は、本体2と、スライダー3と、プランジャー4と、ロック機構5とを備え、眼内レンズ8が予め装填されたいわゆるプリロードタイプである。また、本体2が筒状の基端部材6と、挿入筒部7とから構成されている。
スライダー3およびプランジャー4は、本体2内を前方および後方へ移動可能に設けられている。ロック機構5は、プランジャー4の前方への移動を規制し得るようになされている。このロック機構5は、スライダー3を前方へ移動させることにより、解除され、これによりプランジャー4が前方へ移動可能となる。
このように構成された眼内レンズ挿入器具1は、最初にスライダー3で眼内レンズ8を押し出して確実に所定形状に変形させ、次いで、眼内レンズ8をプランジャー4で押し出して小さく折り畳んで、眼内レンズ8を挿入筒部7から眼内へ挿入し得るように構成されている。
なお、これらの事項は、既に本出願人により開示されており、詳細については、例えば国際公開WO2008/149795号における発明を実施するための最良の形態の欄を参照されたい。
上記構成に加え、眼内レンズ挿入器具1は、被覆部11が挿入筒部7に着脱可能に設けられている。挿入筒部7は、図2に示すように、プラスチック製の部材で構成され、先端から基端にかけて略同一の外径を有するように形成された円筒形状の先端部12が設けられている。また、挿入筒部7の外周面には、長手方向の略中央の一面と他面に、係合凹部13がそれぞれ形成されている。
被覆部11は、少なくとも前記挿入筒部7の先端部12の外周を覆うように形成されている。本実施形態の場合、被覆部11は、図3に示すように、プラスチック製の部材で、前記挿入筒部7の長手方向の略中央から先端までを被覆し得るように構成されている。
この被覆部11は、先端被覆管10と、当該先端被覆管10と一体的に設けられたカバー本体15とを有している。
先端被覆管10は、円筒状であって、先端部12と同様に先端から基端にかけて略同一の外径を有するように形成されている。この先端被覆管10の内径は、挿入筒部7の先端部12を挿入し得る大きさに形成されている。また、先端被覆管10の外径は、より大きい切開創口にも対応し得る大きさに形成される。
カバー本体15は、基端側の一面と他面にそれぞれ設けられた係合部16と、把手部17とを有する。また、カバー本体15の基端には、開口部18が形成されている。係合部16は、挿入筒部7に設けられた係合凹部13に係合し得るように構成されている。また、把手部17は、カバー本体15の側面から外側へ突出して形成されている。
上記のように構成された眼内レンズ挿入器具1は、被覆部11の基端に形成された開口部18に挿入筒部7の先端を挿入して把手部17を基端側へ押し込む。これにより、係合部16が係合凹部13にそれぞれ係合し、被覆部11は挿入筒部7に一体化され、先端部12が先端被覆管10によって覆われる。また、被覆部11は、把手部17が先端側へ押し出されることにより、係合部16と係合凹部13との係合が解除され、挿入筒部7から分離される。
次に、上記のように構成された眼内レンズ挿入器具1の作用及び効果について説明する。本発明に係る眼内レンズ挿入器具1では、先端部12を被覆する先端被覆管10を有する被覆部11を挿入筒部7に取り付けるように構成されている。これにより、挿入筒部7は、先端部12より外径が大きい先端被覆管10を切開創口に挿入することができる。
これにより、眼内レンズ挿入器具1は、より大きな切開創口から行う手術に対応することができる。すなわち、より大きな切開創口に対しても先端被覆管10との隙間を小さくし、切開創口と先端被覆管10との隙間から、還流液や粘弾性物質の漏れを抑制できると共に、挿入筒部7を切開創口に安定的に固定することができる。
本発明に係る眼内レンズ挿入器具1は、被覆部11を着脱することにより、先端部12の外径を選択的に変更することができるので、容易に取り扱うことができる。また、被覆部11には、把手部17が設けられていることにより、術者が被覆部11を容易に着脱することができる。
なお、被覆部11が挿入筒部7から分離された状態で眼内レンズ挿入器具1が出荷される場合、小切開からの挿入術を実施する場合には出荷時の状態のまま使用すればよい。また、より大きな切開創口から手術を行う場合には、使用時に被覆部11を挿入筒部7に取り付ければよい。
(変形例)
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨の範囲内で適宜変更することが可能である。例えば、上記実施形態では、先端部12および先端被覆管10は、先端から基端にかけて略同一の外径を有するように形成されている場合について説明したが、本発明はこれに限らず、先細形状に形成してもよい。
先端部12および先端被覆管10の外径は、例えば、先端が1mm〜2.5mm、基端が1mm〜3mmの範囲であることが好ましい。先端の外径が1mmより小さいとIOLの放出は物理的に不可能であり、2.5mmより大きいと先端部12の基端側ではさらに大きくなるので、低侵襲の観点から好ましくない。また、先端部12の長手方向長さは、3mm〜10mmであることが好ましい。
また、先端部12および先端被覆管10には、スリット状の溝を形成してもよい。
また、上記実施形態では、先端被覆管10は、1個である場合について説明したが、本発明はこれに限らず半径方向に2個以上積層することとしてもよい。
また、上記実施形態では、被覆部11はカバー本体15を備える場合について説明したが、本発明はこれに限らず、先端被覆管10のみを備える構成とし、先端部12に嵌合してもよい。例えば、この場合、被覆部11は、弾性変形可能な合成樹脂でチューブ状に形成した部材により先端部12表面との間に生じる摩擦力によって装着する構成とすることができる。また、被覆部11は、挿入筒部7と異なる色の材料で形成することにより、術者に先端部12の構成を容易に認識させることができる。
また、上記実施形態では、先端部12および先端被覆管10は円筒形状である場合について説明したが、本発明はこれに限らず、楕円の筒形状としてもよい。
1 眼内レンズ挿入器具
7 挿入筒部
8 眼内レンズ
11 被覆部
12 先端部

Claims (5)

  1. 折り畳み可能な眼内レンズを眼内に挿入する挿入筒部を備え、前記眼内レンズが予め装填されたプリロードタイプである眼内レンズ挿入器具において、
    少なくとも前記挿入筒部の先端部を被覆する先端被覆管を有する被覆部を前記挿入筒部に着脱可能に設け、前記挿入筒部の先端部より外径が大きい前記先端被覆管を切開創口に挿入できるように構成したことを特徴とする眼内レンズ挿入器具。
  2. 2個以上の前記被覆部を重ねて着脱可能に設けたことを特徴とする請求項1記載の眼内レンズ挿入器具。
  3. 前記挿入筒部が、プラスチック製であることを特徴とする請求項1または2記載の眼内レンズ挿入器具。
  4. 前記先端部は、
    長さが3mm〜10mm、
    先端の外径が1mm〜2.5mm、基端の外径が1mm〜3mm
    であることを特徴とする請求項3記載の眼内レンズ挿入器具。
  5. 前記被覆部が前記挿入筒部に装着された状態で出荷されることを特徴とする請求項4記載の眼内レンズ挿入器具。
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