JP5505969B2 - ロングノズル - Google Patents
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Description
溶鋼をタンディッシュに排出するロングノズルにおいて、前記ロングノズルの下端から、少なくとも浸漬部(前記ロングノズルをタンディッシュ内溶融物中へ浸漬する際の、溶融物層の上面までの領域をいう。)上端位置よりも上方の領域に亘って、ロングノズルの内孔側表面及び外周側表面のいずれか又は両方に、その表面から突出して上下方向に伸びる、少なくとも6mm以上の高さの突条が、周方向に間隔をおいて複数設けられ、かつ前記突条間の周方向の間隔が、ロングノズルの下方向に漸次又は段階的に広くなっていることを特徴とするロングノズル。
前記複数の突条の一部又は全部が、ロングノズルの下端を起点にして、上方向に100mm以上の長さで設けられている請求項1に記載のロングノズル。
前記突条が、その突出方向に漸次又は段階的に細くなる形状である請求項1又は請求項2に記載のロングノズル。
ロングノズルの下端部分が、内孔側は下方向に拡大し、外周側は下方向に縮小している請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のロングノズル。
下端面と内孔面とのエッジ部及び下端面と外周面とのエッジ部が、ロングノズルの縦方向断面においてカット形状又は曲面形状である請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のロングノズル。
下端面が、ロングノズルの縦方向断面において曲面形状である請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のロングノズル。
溶鋼をタンディッシュに排出するロングノズルにおいて、前記ロングノズルの下端から、少なくとも浸漬部(前記ロングノズルをタンディッシュ内溶融物中へ浸漬する際の、溶融物層の上面までの領域をいう。)上端位置よりも上方の領域に亘って、ロングノズルの内孔側表面及び外周側表面のいずれか又は両方に、その表面から突出して上下方向に伸びる、少なくとも6mm以上の高さの突条が、周方向に間隔をおいて複数設けられ、さらにロングノズルの下端面に、その表面から突出する、少なくとも6mm以上の高さの突条が、周方向に間隔をおいて複数設けられていることを特徴とするロングノズル。
ロングノズルの下端面に設けられた突条が、内孔側表面に設けられた突条及び外周側表
面に設けられた突条のいずれか又は両方と連続している請求項7に記載のロングノズル。
第一に、突条の設置箇所が2箇所以上になると周方向での付着物の一体構造が破壊されて、分断後の付着物が、ロングノズル横方向断面上においてロングノズル表面から離脱できる程度に可動な状態になることによる(1箇所では可動な状態にはならない。離脱方向は図6及び図7の矢印方向)。
(1)周方向に2つの突条に囲まれた同一の空間に接する両側の突条の底部の幅の合計を、上方よりも下方の方が、常に相対的に小さくなるようにする。
(2)ロングノズル本体の形状を、内孔側では下方向に拡大し、外周側では下方向に縮小する。この内孔側の下方向に拡大した部分及び外周側の下方向に縮小した部分は、ロングノズルの下端から少なくとも前記の浸漬部の上端位置までの領域又は突条の存在領域全域に形成することが好ましい。
(1)周方向に2つの突条に囲まれた同一の空間に接する両側の突条の周方向の幅の合計を、上方よりも下方の方が、常に相対的に小さくなるようにする。
(2)周方向に2つの突条に囲まれた同一の空間に接するロングノズル下端面を、下方に向かって傾斜のある構造とする。
(1)ロングノズル内孔内の溶鋼流及び詰砂を含むスラグ等の流動性を阻害する付着物が減少し、又は無くなることで、ロングノズル上端の取鍋側ノズルとの接合部からの溶鋼の漏れ事故を防止することが可能となり、また溶鋼飛散の危険性も減少させることができる。
(2)ロングノズル下端付近の付着物の除去が容易になることで、無理な作業によるロングノズルの破壊や損傷を減少させ又は防止することが可能となる。
(3)ロングノズルのメンテナンス作業量及び負荷が減少することで、生産性の向上及び労働環境の改善が可能になる。
(4)ロングノズル内孔内で溶鋼流を阻害する付着物が無い又は少なくなることで、スムーズな溶鋼流を得ることができ、タンディッシュ内の溶鋼流動ないし介在物減少等の管理がしやすくなり、鋼の品質の向上が可能になる。
(5)突条自体が溶鋼流等の方向制御にも寄与するので、よりスムーズな溶鋼流を得ることができ、鋼の品質の向上が可能になる。
(6)突条をロングノズルの上下方向(縦方向)に複数設けることで、ロングノズルの横方向応力に対する補強の機能をも果たすことができる。
(7)これらにより、ロングノズルの破壊事故を減少させることにも寄与することができる。また、ロングノズルの薄肉化(軽量化)の要請にも寄与できる。
(9)ひいては、操業上の安全性向上、操業能率の向上、労働負荷の軽減ないし労働環境改善、コスト低減(ロングノズル費用の削減、事故による損失の減少等)等にも寄与することができる。
11 ロングノズルの内孔
12 ロングノズルの外周
13 内孔側の下端方向に拡大した部分
14 外周側の下端方向に縮小した部分
15 取鍋の下部ノズルとの接合部
20 突条
20T 突条の先端
20B 突条の底部(ロングノズル本体表面との交差部)
20S 突条の側面
20L 分断された付着物がロングノズル横方向断面上、半径方向に離脱する場合の方向を示す線(突条先端部分を通過する線も付記)
20Δ 20Lと20S(線上の任意の位置)との間の、ロングノズルの横方向断面上の周方向の距離
30 付着物
40 ロングノズル内孔に滞留した詰砂
50,50L,50S 溶鋼
60 取鍋の溶鋼注湯制御用ノズル
61 取鍋の下部ノズル(ロングノズルと接合するノズル)
70 スラグ層
80 不規則な欠け
Claims (8)
- 溶鋼をタンディッシュに排出するロングノズルにおいて、前記ロングノズルの下端から、少なくとも浸漬部(前記ロングノズルをタンディッシュ内溶融物中へ浸漬する際の、溶融物層の上面までの領域をいう。)上端位置よりも上方の領域に亘って、ロングノズルの内孔側表面及び外周側表面のいずれか又は両方に、その表面から突出して上下方向に伸びる、少なくとも6mm以上の高さの突条が、周方向に間隔をおいて複数設けられ、かつ前記突条間の周方向の間隔が、ロングノズルの下方向に漸次又は段階的に広くなっていることを特徴とするロングノズル。
- 前記複数の突条の一部又は全部が、ロングノズルの下端を起点にして、上方向に100mm以上の長さで設けられている請求項1に記載のロングノズル。
- 前記突条が、その突出方向に漸次又は段階的に細くなる形状である請求項1又は請求項2に記載のロングノズル。
- ロングノズルの下端部分が、内孔側は下方向に拡大し、外周側は下方向に縮小している請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のロングノズル。
- 下端面と内孔面とのエッジ部及び下端面と外周面とのエッジ部が、ロングノズルの縦方向断面においてカット形状又は曲面形状である請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のロングノズル。
- 下端面が、ロングノズルの縦方向断面において曲面形状である請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のロングノズル。
- 溶鋼をタンディッシュに排出するロングノズルにおいて、前記ロングノズルの下端から、少なくとも浸漬部(前記ロングノズルをタンディッシュ内溶融物中へ浸漬する際の、溶融物層の上面までの領域をいう。)上端位置よりも上方の領域に亘って、ロングノズルの内孔側表面及び外周側表面のいずれか又は両方に、その表面から突出して上下方向に伸びる、少なくとも6mm以上の高さの突条が、周方向に間隔をおいて複数設けられ、さらにロングノズルの下端面に、その表面から突出する、少なくとも6mm以上の高さの突条が、周方向に間隔をおいて複数設けられていることを特徴とするロングノズル。
- ロングノズルの下端面に設けられた突条が、内孔側表面に設けられた突条及び外周側表面に設けられた突条のいずれか又は両方と連続している請求項7に記載のロングノズル。
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JP2010057768A Expired - Fee Related JP5505969B2 (ja) | 2010-03-15 | 2010-03-15 | ロングノズル |
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