JP5505186B2 - 照明器具 - Google Patents
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Description
しかしながら、上記特許文献1に記載の照明器具では、取り付けや保守の作業のたびに本体の上半部全てが開放されるため、光源部への異物の混入防止や防水部品の復元などが必要で、作業が煩雑となるので、使い勝手が良好ではないという問題があった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、取り付けおよび保守作業を簡略化できる使い勝手の良い照明器具を提供することを目的とする。
また、取付部には、支柱の内側を延出して配線される電源ケーブルを結線する端子台を備えるため、本照明器具の施工時には、支柱への高所取り付け作業に際し、まず支柱とクランプ部との連結作業を行い、ついで電源ケーブルの結線作業を行えばよく、取り付け作業が簡素化される。電源ケーブルは、支柱内において、まず一端を電源に接続し、他端を支柱の内側を延出させて、取付部内に導出し、取付部内の端子台に結線すればよい。この構成では、電源ケーブルの結線作業が容易になる。
また、前記取付部の底部に雨水等を排出する排水口を備えてもよい。
前記光源がLEDであり、当該LEDとともに前記LEDの点灯を制御するLEDドライバユニットが前記光源収容部に収められ、前記光源収容部のLEDドライバユニットから延びた配線が前記取付部及び前記光源収容部を仕切る隔壁を水密に貫通して前記端子台に結線され、前記光源収容部が前記隔壁、及び上側の前記カバーで封じられて水密にされていてもよい。
前記蓋体が幅方向に湾曲し、基端部がヒンジされて先端部が開かれ、前記先端部の湾曲した端縁が、前記光源収容部の湾曲した端縁と重なり合い、前記光源収容部の湾曲した端縁に、前記蓋体側に突出して湾曲し、前記蓋体の先端部の湾曲した端縁と嵌合することで雨水の浸入を阻止する止水部を備えていてもよい。
図1は、本実施形態に係る照明器具1の外観構成を示す斜視図である。
照明器具1は、図1に示すように、道路脇に設けられた支柱3の上端に取り付けられている。支柱3の下部には、照明器具1に電力を供給するLED電源(AC/DC電源)7が収容されている。照明器具1は、アルミダイカスト等で形成され支柱3の上端部に固定される下部本体9と、この下部本体9の上側に設けられたカバー11および蓋体13とを備える。下部本体9基端側の下面には支柱3を挿入するための支柱用開口15Aが設けられており、本実施形態では、下部本体9の下面の支柱用開口15Aに支柱3が挿し込まれている。下部本体9基端側の背面には、ノックアウトホールの支柱用開口15Bが設けられており、後述する別実施形態(図10参照。)では、支柱用開口15Aを閉じた状態で、支柱用開口15Bを開口させて、該支柱用開口15Bに支柱3が挿し込まれる。
照明器具1は、下部本体9の基端側が支柱3に固定されることで、図2に示すように、下部本体9の先端側が道路Rの路面に張り出すように設置される。
すなわち、照明器具1は、図1、図2Aに示すように、道路Rでの照射位置が異なる光源であるLEDモジュール17として、LEDモジュール17A、17B、17Cを備えている。
LEDモジュール17Aは、図2Bに示すように、隣の照明器具1との約中間地点の路面範囲A17Aを照射するものであって、照明器具1の斜め前方から車線軸方向に沿った所定長(例えば10M弱〜30M弱)の路面範囲A17Aを照射する。このLEDモジュール17Aは、車線に沿った左右対称配光のために照明器具1の左右両側に1つずつ設けられている。また、LEDモジュール17Bは、照明器具1の器具直下を含む近傍の範囲であって、照明器具1側の第1車線、及び歩道側を含み車線に沿った幅が約10Mの路面範囲A17Bを照射する。このLEDモジュール17Bは、下部本体9の先端側に配置される。LEDモジュール17Cは、照明器具1の正面側遠方(すなわち道路Rの幅員方向の遠方)である第2車線を含み車線に沿った幅が約10M強の路面範囲A17Cを照射する。このLEDモジュール17Cは、下部本体9の基端側に配置される。
これらLEDモジュール17A〜17Cは、複数のLEDユニット19からなり、それぞれのLEDユニット19はLED素子21およびLED素子21の放射光を反射する反射鏡23を有している。照明器具1の下側を構成する下部本体9の下面には、例えば強化ガラス等で形成された透光板25が嵌め込まれる投光開口27が形成されており、LED素子21から放射された光、及び、反射鏡23によって反射された光が投光開口27から透光板25を透過して路面に照射され、道路照明が行われる。
図3、図4に示すように、照明器具1は、光源たるLEDモジュール17を収容する防水構造の光源収容部29と、下部本体9を支柱3に取り付けるためのクランプ部31を有する取付部33と、を一体に備えている。具体的には、下部本体9は内部を仕切る隔壁35により先端側の部屋と基端側の部屋とに分かれており、先端側の部屋にカバー11が封着されて水密な光源収容部29が形成され、基端側の部屋が開閉自在な蓋体13で覆われて取付部33が形成されている。
図3に示すように、LEDモジュール17から延びる電線41は、LEDドライバユニット39を介し、隔壁35を貫通して取付部33内へと延出している。図4を参照し、光源収容部29のカバー11の縁部11Aには図示しないパッキンが設けられており、カバー11と下部本体9との接触部分がこのパッキンにより水密され、風雨や異物の浸入防止が図られている。
図5、図6に示すように、取付部33において、上記の蓋体13を開けると、クランプ部31及び端子台53が露出する。クランプ部31は、アルミダイカスト等で一体に形成された部材であり、図6に示すように、略鉛直方向に延びる筒形状を有する支柱受け部56と、支柱受け部56の下部に略水平方向に延設されるフランジ部60とを備えている。このフランジ部60は、複数のクランプ部取付ボルト46により、クランプ部取付ボス45に取り付けられ、クランプ部取付ボス45は、下部本体9の底面に一体的に形成されている。クランプ部31は、図4に示すように、下部本体9背面の支柱用開口15Bを塞ぐ背面嵌合部58を備え、該背面嵌合部58には、略水平方向に穿孔されて、支柱受け部56の内周まで貫通するねじ孔47が設けられている。該ねじ孔47には、支柱締付ボルト49がねじ込まれている。この支柱締付ボルト49を締めこんで、支柱3の上端部をクランプ部31に押し付けることで、支柱3に下部本体9が固定され、下部本体9のがたつきが防止される。
また、図5、図6に示すように、支柱受け部56には、外周面から内周面まで貫通するねじ穴(不図示)に抜止めボルト48がねじ込まれている。この抜け止めボルト48を締めこんで支柱受け部56の内側に突出させ、図4に示すように支柱3の上端部に設けられた抜止めボルト孔59に嵌合させることで、支柱3を軸としての下部本体9の回転止めおよび抜止めが行われる。
この電線41は、図6に示すように、隔壁35の開口36に水密に嵌め込まれた隔壁パッキン37を貫通して、光源収容部29から取付部33へと延出している。隔壁パッキン37は、例えばゴムで形成されたシール部材であり、中央部に通気性を有する防水フィルター38が水密にはめ込まれている。また、隔壁パッキン37の上部には横1列に並ぶ4つの電線貫通開口44と、隔壁パッキン37の上端から電線貫通開口44へとつながる4つの切れ込み40が形成されており、電線41を隔壁パッキン37に貫通させる際には、切れ込み40を拡げて電線41を電線貫通開口44まで移動させる。電線貫通開口44は電線41より若干小径に形成されており、隔壁パッキン37の外形は隔壁35の開口36より若干大きく形成されているので、電線41を隔壁パッキン37に貫通させ、隔壁パッキン37を開口36に嵌め込むことで、光源収容部29の水密が保たれる。取付部33において、4本の電線41は、保護チューブで束ねられているが、端子台53付近では保護チューブが除去されて4本に分かれている。また、取付部33の底部の四隅には排水口34が設けられている。排水口34は、取付部33内に浸入する雨水を外部へ排出するためのものであり、仮に取付部33内に雨水が浸入したとしても、雨水は取付部33内に滞留することなく外部へ排出される。
また、図7に示すように、蓋体13の先端部には、ねじ59が嵌合する連結片61が設けられており、連結片61に設けたねじ59を、カバー11上面の支持部63のねじ穴64に締めこむことにより、蓋体13の閉状態が確実に保持されている。道路脇の比較的高所に照明器具1を設置し、風雨や震動によって蓋体13を開こうとする比較的強い力が加わったとしても、蓋体13の開蓋が防止される。
この構成によれば、従来必要であった余分なパッキン等のシール部材が必要無く、簡単な構成で、防雨構造を構成できる。
また、カバー11上面の止水部65の幅方向中央部には、支持部63が設けられ、支持部63にはねじ穴64が設けられ、ねじ穴64に、蓋体13固定用のねじ59が締め込まれている。この支持部63の上面は、排水溝69の溝底と比較して蓋体13側に突出しており、排水溝69を流れる雨水がねじ穴64に浸入することが無い。蓋体13の連結片61は、カバー11の支持部63よりも排水溝69内に突出しており、カバー11上面の支持部周辺の排水溝69は幅広に形成されている。
この構成によれば、支持部63の周辺の排水溝69に手指を挿入して蓋体13の連結片61を容易に押し上げ可能である。
図5、図6に示すように、端子台ユニット71は、端子台53を覆う端子台カバー77を備えて構成されている。端子台カバー77は、端子台53の上方を覆う板状のカバー部材であり、例えば透明な樹脂材料で形成されている。端子台カバー77は、端子台53の上方を覆い、誤接触を防ぐ閉位置と、複数の端子取付部79を露出させて結線或いは配線の取り外しを可能にする開位置との間で変位可能である。端子台カバー77の一端部には、短手方向に延びてクランプ部31側に向かって開口する切欠部81が設けられ、この切欠部81は、端子台カバー77が閉状態では、端子台取付金具73の一端部の端子台カバー取付ねじ75Aと嵌合する。また、端子台カバー77の他端部には短手方向に延びる長孔83が設けられ、この長孔83には、端子台カバー取付ねじ75Bが挿通されて端子台取付金具73にねじ込まれている。
端子台カバー77は、両端部の端子台カバー取付ねじ75A、75Bを緩めた際には、端子台カバー77を、切欠部81および長孔83の延びる方向である端子台ユニット71の短手方向のうち下部本体9の側壁部9Aに向かう方向にスライド可能に構成されている。
また、スライドにより切欠部81が端子台カバー取付ねじ75Aから離脱した際には、端子台カバー77は、端子台取付金具73にねじ込まれた端子台カバー取付ねじ75Bに回転自在に軸支される。
長孔83の長さLは、端子台カバー77を側壁部9A側(外側)に向かって限界までスライドさせたときに、端子台53の上面のうち、クランプ部31側の略半分が露出する長さに設定される。これにより、端子台カバー77をスライドさせるだけで電源ケーブル51の先端の端子54の取付または取り外しが可能となる。
端子台カバー77は透明体であるが、不透明体であっても良い。不透明体の場合には、複数の端子取付部79を外観で目視できない。この場合には、端子台カバー77をスライドさせるだけで、内側一列の端子取付部79が露出するため、該端子取付部79との接続状況を目視でき、端子台カバー77を回動させることで、外側一列の端子取付部79との接続状況を目視できる。
端子台カバー77両端の端子台カバー取付ねじ75A、75Bを緩めると、端子台カバー77を、図9Bに示すように、端子台ユニット71の短手方向のうち下部本体9の側壁部9Aに向かう方向(外側)にスライド可能な状態となる。端子台カバー77を外側にスライドさせると、端子台53の上面のうち、内側一列の端子取付部79が露出し、電源ケーブル51の結線や配線の取り外しが可能となる。
また、一端部の切欠部81が、端子台カバー取付ねじ75Aから離脱するので、他端部の長孔83を貫通する端子台カバー取付ねじ75Bを中心として、図9Cに示すように、端子台カバー77を回動可能な状態となる。このとき、一端部の切欠部81の形状は、他端部に向けて円弧状に湾曲するため、端子台カバー77をスライドさせると同時に、端子台カバー77の回動も可能となっている。
つぎに、電源ケーブル51の支持構造を説明する。
支柱受け部56の上部には、上面視で支柱3の上端の開口4のうち支持軸85よりも端子台53側に寄せた位置に、支柱3の内側を延出する電源ケーブル51を保持するホルダ94が配置されている。このホルダ94は、平行に配置される二つの板状部材95と、この二つの板状部材95の両端同士を連結する二本のボルト97とを備え、板状部材95の間に電源ケーブル51を挟み込み、ボルト97を締めこむことにより、電源ケーブル51を湾曲すること無く簡単かつ確実に保持する。前記板状部材95は、例えば一方の面に断面円弧状の溝99Aを有し、他方の面に断面台形状の溝99Bを有していてもよい。断面円弧状の溝99A同士、あるいは断面台形状の溝99B同士を向かい合わせて電源ケーブル51を挟み込むことにより、断面形状が異なる電源ケーブル51を確実に保持することができる。本実施形態では、ワイヤ固定ボルト93が、支持軸85よりも端子台53が配置されていない側の側壁部9Aに寄せた位置に配置されており、電源ケーブル51の結線作業あるいは取り外し作業のときに、電源ケーブル51と落下防止ワイヤ92が交差せず、作業性の低下が防止できる。なお、ホルダ94は、クランプ部31の開口91のうち、支持軸85よりも端子台53側に寄せた位置で固定されていてもよい。この場合も電源ケーブル51がほとんど湾曲すること無く簡単かつ確実に保持される。
このホルダ94の水平側方には、略筒状のサブホルダ96が一体に設けられ、サブホルダ96は、下方へ湾曲された細線52の束を保持する。ホルダ94およびサブホルダ96のサイズは、前述のようにホルダ94とサブホルダ96との間で湾曲される電源ケーブル51の曲率半径が所定長さ以上となるように、例えば被覆除去後の電源ケーブルである細線52の外径の6倍以上となるように構成されており、電線の過度の湾曲による不具合、例えば電気抵抗の増加などが防止される。
なお、図10及び図11において、上記の実施形態で説明した部分については同一の符号を付してその説明を省略する。
この照明器具100においては、取付部33内において、クランプ部131が略水平に配置されている。クランプ部131は略水平方向に延出する支柱受け部156を備え、アーム型支柱103の水平に延出した先端部が、下部本体9の背面の支柱用開口15Bを貫通して挿し込まれ、支柱受け部156に固定されている。
図10及び図11に示すように、支柱受け部156には、抜止めボルト148がねじ込まれている。この抜け止めボルト148を締めこんで支柱受け部156の内側に突出させ、アーム型支柱103の先端部に設けられた抜止めボルト孔(不図示)に嵌合させることで、アーム型支柱103を軸としての下部本体9の回転止めおよび抜止めが行われる。
また、支柱受け部156の上側には、支柱締付ボルト149がねじ込まれている。この支柱締付ボルト149を締めこんで、アーム型支柱103の先端部をクランプ部131の支柱受け部156に押し付けることで、下部本体9のがたつきが防止される。
クランプ部131の支柱受け部156に嵌合するアーム型支柱103の先端部には、落下防止ワイヤ92を止着するための支持軸185が備えられている。そして、取付部33内において、アーム型支柱103の先端の開口104のうち支持軸185よりも端子台53側に寄せた位置に臨ませて、ホルダ194が配置されている。ホルダ194は、下部本体9の底面に一体に形成されたホルダ取付ボス195にねじ止めされている。このホルダ194は、アーム型支柱103の内側を水平に延出する電源ケーブル151を保持しており、このホルダ194で保持された電源ケーブル151は被覆を除去されて4本の細線152とされ、側方に湾曲して端子台53に結線されている。なお、ホルダ194は、クランプ部131の開口191のうち、支持軸185よりも端子台53側に寄せた位置で固定されていてもよい。この場合も電源ケーブル151がほとんど湾曲すること無く簡単かつ確実に保持される。
なお、図12において、上記の実施形態で説明した部分については同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施形態では、防水構造の光源収容部29にLEDモジュール17と、ドライバ/LED電源兼用装置207とが収容されている。ドライバ/LED電源兼用装置207は、図3に示すLEDドライバユニット39(点灯ユニット)と、図1に示すLED電源7とを一体化した装置であり、ドライバ/LED電源兼用装置207を防水構造の光源収容部29に収容する構成の照明器具200に対しても、本発明を適用することが可能である。この照明器具200においては、支柱3下部におけるLED電源7の結線作業が不要となるため、作業の簡略化を図ることができる。
図13は照明器具1の電源供給回路86の構成を示す。
電源供給回路86は、LEDモジュール17に電力を供給する回路であり、上述のLED電源(図示ではAC/DC電源)7と、LEDドライバユニット39とを備えている。LED電源7は、上述の通り電源ケーブル51を通じて端子台53に接続され、この端子台53に電線41を通じてLEDドライバユニット39が接続され、端子台53を介してLED電源7とLEDドライバユニット39とが電気的に接続される。
LED電源7は、上述の通り支柱3の下部であって地面に立つ作業者の手が届く高さに内蔵されて、商用電源300に接続されている。この商用電源300は、道路の地中等に敷設された電源供給ラインを通じて接続されLED電源7に接続され、このLED電源7に交流電力を供給する。LED電源7は、商用電源300から供給される交流電力を直流電力に変換するAC−DCコンバータ回路を内蔵し、一定電圧の直流電圧をLEDドライバユニット39に端子台53を通じて出力する。
PWM制御部88は、例えばマイコンを備え、時間軸によるPWM(Pulse Width Modulation)制御によりLEDモジュール17の明るさを制御するものであり、当該明るさに対応する駆動電流の電流値をパルス出力によりLED駆動回路部87に指示する。
LED駆動回路部87は、PWM制御部88により指示された電流値の駆動電流をLEDモジュール17に供給して点灯するものであり、定電流制御のための制御回路を内蔵する。
ソフトスタート機能は、周囲が暗くなり、或いは所定時刻になったときにLEDモジュール17を点灯して道路を照明する際に、LEDモジュール17を最大の明るさまで瞬時に点灯するのではなく、運転者の目の順応に応じた所定時間(例えば10秒)をかけて徐々に明るさを増加させて点灯する機能である。このソフトスタート機能により、LEDモジュール17の点灯に伴い路面輝度が急激に明るくなることがないため、運転者が驚く等の心理的悪影響を防止できる。
LEDモジュール17には、上述の通り、路面の照射位置が異なるLEDモジュール17A、17B、及び17Cの3つが含まれており、それぞれのLEDモジュール17A、17B、及び17Cのそれぞれが、いずれも第1系統C1、及び第2系統C2に、光量及び配光が同一になるように設けられている。
このように電源供給回路86は第1及び第2系統C1、C2を備えて構成されているので、万一、第1系統C1または第2系統C2のいずれかが断線や回路故障等により電気的に遮断された場合でも、他方の系統でのLEDモジュール17の点灯により、路面の配光分布(照度分布)が維持されるため、照明器具1の照射範囲の路面に暗所が生じるのを防止できる。
この図に示すように、周囲環境の照度が所定値以下まで暗くなり、或いは所定時刻(夕方など)に達すると、PWM制御部88は、LEDモジュール17を点灯すべく、LEDモジュール17の駆動電流の電流値を、上記初期照度補正を考慮して決定する(ステップS1)。次いで、PWM制御部88は、この駆動電流の電流値をLED駆動回路部87に指示してLEDモジュール17の点灯を開始する(ステップS2)。このステップS2においては、PWM制御部88は、ソフトスタート機能により、所定時間(例えば10秒)をかけて駆動電流の電流値がステップS1で決定した電流値に達するようにLED駆動回路部87に指示する。
一方、PWM制御部88は、深夜減光機能が有効にされている場合(ステップS3:有効)、深夜になったときに深夜点灯モードで点灯する。すなわち、PWM制御部88は、点灯開始時から所定時間(例えば約6時間)が経過したときに駆動電流の電流値を徐々に減少させてLEDモジュール17を減光し(ステップS5)、その後、所定割合(例えば約50%)だけ減光した状態で点灯を継続する上記深夜点灯モードで点灯を継続する(ステップS6)。
また同様の効果を他の実施形態で説明した照明器具100、200も奏する。
また、照明器具1では、取付部33の底部に排水口34が設けられているので、雨水が取付部33内部に滞留して端子台53が冠水することが無く、短絡等のトラブルをより確実に避けることができる。
またこれらと同様の効果を他の実施形態で説明した照明器具100、200も奏する。
3、103 支柱
9 下部本体
11 カバー
13 蓋体
17 LEDモジュール
19 LEDユニット
21 LED素子(光源、LED)
29 光源収容部
31、131 クランプ部
33 取付部
34 排水口
35 隔壁
39 LEDドライバユニット
41 電線(配線)
51、151 電源ケーブル
53 端子台
55 ヒンジ
65 止水部
86 電源供給回路
Claims (5)
- 支柱に取り付けるためのクランプ部を有し、底部に前記支柱を通す開口を設けた取付部と、光源を収容する防水構造の光源収容部とを一体に備え、前記取付部の内側の前記クランプ部近傍に、前記支柱の中を通って先端から延出して配線される電源ケーブルを結線する端子台を備え、前記取付部には、前記クランプ部及び前記端子台の上側を覆い、前記光源収容部の上側のカバーに係合する蓋体が開閉自在に設けられていることを特徴とする照明器具。
- 前記蓋体が防雨構造を備えたことを特徴とする請求項1に記載の照明器具。
- 前記取付部の底部に雨水等を排出する排水口を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の照明器具。
- 前記光源がLEDであり、当該LEDとともに前記LEDの点灯を制御するLEDドライバユニットが前記光源収容部に収められ、前記光源収容部のLEDドライバユニットから延びた配線が前記取付部及び前記光源収容部を仕切る隔壁を水密に貫通して前記端子台に結線され、前記光源収容部が前記隔壁、及び上側の前記カバーで封じられて水密にされていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の照明器具。
- 前記蓋体が幅方向に湾曲し、基端部がヒンジされて先端部が開かれ、前記先端部の湾曲した端縁が、前記光源収容部の湾曲した端縁と重なり合い、前記光源収容部の湾曲した端縁に、前記蓋体側に突出して湾曲し、前記蓋体の先端部の湾曲した端縁と嵌合することで雨水の浸入を抑制する止水部を備えたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の照明器具。
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