JP5505038B2 - コネクタ - Google Patents
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Description
防食用液剤は、電線付き端子金具をキャビティに挿入した後、注入孔から芯線と電線接続部との接触領域に塗布することができる。注入孔は、キャビティにおける電線付き端子金具の挿入口とは別に、電線付き端子金具の挿入方向と交差する方向に貫通させているので、電線付き端子金具とキャビティとの間のクリアランスが狭くても注入孔の開口面積を大きく確保することができる。したがって、防食用液剤を塗布する作業を容易に行うことができる。
リテーナの収容空間を防食用液剤の注入経路の一部として兼用させているので、防食用液剤の注入経路の全体を収容空間とは別個に形成する場合に比べると、コネクタハウジング内の形状の簡素化を図ることができる。
注入孔をコネクタハウジングのうちリテーナ以外の部分に形成し、キャビティの内壁に注入孔を開口させた場合、キャビティの電線付き端子金具を挿入するときに注入孔の開口縁に端子金具が干渉することが懸念される。そこで、本発明では、電線付き端子金具をキャビティに挿入する際にはリテーナがキャビティ外へ退避することに着目し、注入孔をリテーナの内面に開口するように形成した。これにより、注入孔の開口縁に端子金具が干渉することを防止できる。
注入孔によってヒンジの一部が切欠されているので、ヒンジの剛性が低く抑えられる。これにより、係止位置へ変位させたヒンジが解離位置へ戻るのを防止することができる。
芯線と電線接続部との接触領域に塗布した防食用液剤が端子接続部に向かって流れても、防食用液剤の端子接続部への侵入は規制部によって阻止される。
以下、本発明を具体化した実施形態1を図1乃至図5を参照して説明する。本実施形態のコネクタは、コネクタハウジング10と、コネクタハウジング10内に挿入される電線付き端子金具30とを備えて構成されている。電線付き端子金具30には、電線40と端子金具31との接触部分における電食の発生を防止するための防食用液剤45が塗布されているが、コネクタハウジング10内に挿入済みの電線付き端子金具30に防食用液剤45を塗布する作業は、容易に行えるようになっている。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、コネクタハウジングがリテーナを有する場合について説明したが、本発明は、コネクタハウジングがリテーナを有しない場合にも適用できる。
(2)上記実施形態では、注入孔がリテーナの内面に開口する形態としたが、注入孔はリテーナの内面に開口せず、キャビティの内壁に開口する形態であってもよい。
(3)上記実施形態では、リテーナがハウジング本体に対してヒンジを介して連結されている場合について説明したが、本発明は、リテーナがハウジング本体とは別体の部品である場合にも適用できる。
(4)上記実施形態では、注入孔が、ヒンジの一部を切欠する形態となつているが、注入孔は、リテーナのうちヒンジを含まない部分(ヒンジから外れた部分)を切欠する形態であってもよい。
(5)上記実施形態では、注入孔が、防食用液剤を斜め後方から注入するように形成したが、注入孔は、防食用液剤を斜め前方から注入するように形成してもよい。
(6)上記実施形態では、注入孔が、防食用液剤を電線付き端子金具の挿入方向に対して斜め方向に注入するように形成したが、注入孔は、防食用液剤を電線付き端子金具の挿入方向と直角な方向に注入するように形成してもよい。
(7)上記実施形態では、防食用液剤が端子接続部に侵入するのを規制するための規制部をリテーナに形成したが、リテーナに規制部を形成しない形態としてもよい。
(8)上記実施形態では、リテーナを端子接続部の後端縁に係止させるようにしたが、端子金具におけるリテーナの係止対象は、端子接続部以外の部分(例えば、端子金具の不正な姿勢での挿入を規制するためのスタビライザ)であってもよい。
(9)上記実施形態では、電線の芯線と端子金具とを異種金属としたが、本発明は、芯線と端子金具が同種の金属である場合にも適用できる。
11…ハウジング本体
12…キャビティ
15…収容空間
16…リテーナ
19…規制部
20…ヒンジ
21…注入孔
32…端子接続部
30…電線付き端子金具
31…端子金具
34…電線接続部
40…電線
41…芯線
42…絶縁被覆
45…防食用液剤
Claims (5)
- 内部にキャビティを有するコネクタハウジングと、
電線の芯線に端子金具の電線接続部を導通可能に接続して構成され、前記キャビティ内に挿入された電線付き端子金具と、
前記コネクタハウジングの外面から前記キャビティ内まで前記電線付き端子金具の挿入方向と交差する方向に貫通し、前記電線付き端子金具が前記キャビティに挿入された状態において前記芯線と前記電線接続部との接触領域と対応するように開口する注入孔と、
前記ハウジングの外部から前記注入孔を通して前記キャビティ内に注入されることにより、前記電線付き端子金具に対し、少なくとも前記芯線と前記電線接続部との接触領域を含むように塗布された防食用液剤とを備えていることを特徴とするコネクタ。 - 前記コネクタハウジングは、
前記キャビティ内の前記電線付き端子金具に係止して前記電線付き端子金具を抜止めする係止位置と、前記電線付き端子金具への係止を解除する解離位置との間で変位可能なリテーナと、
前記リテーナを収容可能であって、前記芯線と前記電線接続部との接触領域に臨む収容空間とを有しており、
前記注入孔が前記収容空間内に連通して形成されていることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。 - 前記リテーナが解離位置に変位した状態では、前記リテーナが前記キャビティ外へ退避することで前記キャビティに対する前記電線付き端子金具の挿入動作が許容されるようになっており、
前記注入孔が、前記リテーナの内面に開口するように形成されていることを特徴とする請求項2記載のコネクタ。 - 前記リテーナは、前記キャビティが形成されたハウジング本体に対して可撓性を有するヒンジを介して繋がっており、
前記注入孔は、前記ヒンジの一部を切欠した形態であることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のコネクタ。 - 前記端子金具は、前記電線接続部よりも前方に相手側端子に接続される端子接続部を有しており、
前記リテーナには、前記防食用液剤が前記端子接続部側へ流動するのを規制可能な規制部が形成されていることを特徴とする請求項2ないし請求項4のいずれか1項に記載のコネクタ。
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