JP5501056B2 - シートバックテーブル - Google Patents

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Description

本発明は、自動車への乗降を補助する子供用乗降グリップ付きシートバックテーブルに関する。
従来から自動車、特に乗用車への乗降を補助するグリップが知られている。図4を参照して、特許文献1のアシストグリップについて説明する。特許文献1のシート102は乗車位置の高いトラックのシートとして用いられる。シート102は、大きくはシートクッション102A、シートバック102B、アシストグリップ103、およびサイドフニッシャ104で構成されている。アシストグリップ103は、硬質樹脂材またはアルミダイキャスト等から形成されていて所定の剛性を持ち、手で握り易いように棒状でサイドフニッシャ104の形状に沿って多少湾曲形成されている。乗員は乗車の際にアシストグリップ103を把持することで、座席への搭乗を楽に行える。
本体部103aの両端103b,103cは、それぞれ同方向に本体部103aより突出され、本体部103aの中間部分には、ピン状をしたスペーサ部103dが両端103b,103cと同方向に向かって一体に突出形成されている。本体部103aの両端103b,103cは、ボルトでサイドフニッシャ104に取り付けられている。アシストグリップ103は、スペーサ部103dの突出量と両端103b,103cの突出量で規制された分だけサイドフィニッシャ104の外側面より離されて、間に所定の隙間を形成し、シートクッション102Aの側面にあって、サイドフィニッシャ104の外側面に沿った状態で配置される。
図5を参照して、特許文献2の乗車用アシストグリップについて説明する。特許文献2のシートは、普通乗用車の前部の座席に利用され、主として高齢者が車両から降車する際に、体を支える支持部を有する。助手席121のシートバック121bの側方へ位置する領域のロッカパネル122の上面122aには、開口により内部空間を利用した凹部123が形成され、ほぼL字形に形成されたグリップ本体125を収納する収納ケース127が嵌め込まれている。グリップ本体125は、未使用時には、そのグリップ本体125が上面122aと同一面状に格納され、垂直方向よりも僅かに後方よりの使用位置間で起倒可能なように収納ケース127の側面に枢着されている。
グリップ本体125の先端部背面には、使用位置へ起立させる際に指を引掛ける凹状の指掛け部126が形成されている。グリップ本体125は、使用位置でシートクッション121aのほぼ上面に達する長さに設定されている。未使用状態では、グリップ本体125がコイルばねで下方へ向けて付勢され、先端が収納ケース127に拘束されて、サイドドアに干渉しないように上面122aと同一面状に格納される。
使用状態では、助手席121に着座した状態で指を指掛け部126に掛けてばね力に抗して起立させ、グリップ本体125を握って後方へ回動させ、使用位置に拘束される。この状態で、乗員は、グリップ本体125で体を支えた状態で降車する。
また、図6を参照して、他の従来例のシートバックのグリップについて説明する。シートバック141の背面の上部にグリップ142が設けられている。グリップ142は、乗員がこれを掴むことで、乗車および乗降を補助することができる。
また、図7を参照して、別の従来例のグリップについて説明する。図7のグリップ162は、車両のBピラー161に設けられている。乗員は、グリップ162を掴んで、乗車および乗降を楽に行うことができる。
特開平8−127275 特開2000−52834
近年車両の一方側面のBピラーを省略し、一方側面を完全に開放できるタイプの車両が開発されている。そのような車両では、乗り込む際に、体を支持する部分があまりない。特に身長が100cm以下の子供が乗降車する場合には、適当な支持部がなかった。
例えば、特許文献1のグリップは、座席位置の高いトラックに乗り込む際に大人が利用するグリップである。また特許文献2のグリップは、主として高齢者が普通乗用車から降車する際に体の向きを変えるために利用するグリップである。従って、これらのグリップは、上記のような一方側面が開放できるタイプの車両に子供が乗降車するために利用できるグリップではない。
図6で示したシート背面に配設されたグリップは、子供が利用するには、位置が高い。また、グリップを構成するための専用の部品が必要になり、さらに場合によっては複数の部品が必要になり、コストおよび製造工程数が増加する。図7で示したBピラー上のグリップは、上記のBピラーのない車両では利用することすらできない。
本発明は、コストおよび製造工程数を削減し、特にピラーレス車に適用できる子供用乗降グリップを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明は、シートバックに配設されたシートバックテーブルに子供が乗降するためのグリップを形成する。より具体的には、本発明のシートバックテーブルは、センターピラーレス車両の前席シートバック背面に着接された、凹状で縁部が底面より高く形成されたシートバックテーブルであって、
ピラーレス側の縁部の一部が他の縁部よりも高く形成されたグリップを有することを特徴とするシートバックテーブルを提供するものである。
本発明によれば、シートバック背面に着接される部品であるシートバックテーブルに子供用乗降グリップを一体的に形成したので、グリップの為に新たな部品が必要とならず、コストおよび製造工程数を削減することができる。また、車両室内に子供用乗降グリップが突出しないので、乗降時に邪魔にならず乗降性を向上することができる。
また、子供の使用する最適な高さと乗降車位置に、簡易な構成で、子供用乗降グリップを実現することができる。また、シートバックテーブルを本来の目的であるテーブルとして使用する際に、子供用乗降グリップによりシートバックテーブル上から物が落下するのを防止することができる。
本発明のシートバックテーブルの斜視図である。 本発明のシートバックテーブルの使用状態の斜視図である。 図2のA−A線断面の拡大図である。 従来のアシストグリップの斜視図である。 従来の降車用アシストグリップの斜視図である。 従来のシートバックに設置されたグリップの斜視図である。 従来のBピラーに設置されたグリップの斜視図である。
以下、図面を参照して本発明のシートバックテーブルの構成を説明する。図1は、本発明のシートバックテーブル1の斜視図である。シートバックテーブル1は、縁部2、底面3、およびグリップ4を備える。なお、ショッピングフック5を有していてもよい。
シートバックテーブル1を着接したシートバック6を起立した状態(図2)、すなわちグリップ4の使用状態において、縁部2を構成する部分を以下のように定義する。まず、ピラーレス側かつシートバック6の長手方向に対応する縁部2をピラーレス側縦縁部2aと呼ぶ。次に、車両室内側かつシートバック6の長手方向に対応する縁部2を車両室内側縦縁部2cと呼ぶ。また、シートバック6の長手方向に略垂直方向に対応する上側の縁部2を上側横縁部2bと呼ぶ。また、シートバック6の長手方向に略垂直方向に対応する下側の縁部2を下側横縁部2dと呼ぶ。つまり、縁部2は、ピラーレス側縦縁部2a、車両室内側縦縁部2c、上側横縁部2b、および下側横縁部2dにより形成される。
縁部2は、底面3の周囲に沿って底面3より高くなるように形成されている。縁部2と底面3とで、凹状の面のシートバックテーブル1を形成している。さらに、凹状の面のシートバックテーブル1におけるピラーレス側縦縁部2aの一部をさらに高く形成して、グリップ4が構成されている。言い換えると、縁部の一部は、他の縁部より高く形成されている。
シートバックテーブル1は樹脂を材料として形成される。例えば、樹脂材料には、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、ABS樹脂(アクリロニトリルブタジエンスチレン樹脂)、アクリル樹脂等を使用することができる。金属等の硬質の材料を用いないので、怪我のおそれがなくなるからである。
図2は、本発明のシートバックテーブル1をシートバック6に取り付けたときの斜視図である。シート10は、シートバック6、シートベルト収納部7、およびシートクッション8を備える。シートバック6は、下方端でシートクッション8にシートクッション8の前後方向に所定角度だけ回転可能に枢支されている。シート10は、一方がピラーレスの車両に配設されるタイプであるので、シートベルト収納部7はシートバック6の上端部に設置されている。本発明のシートバックテーブル1は、シートバック6の背面側に着接される。
シートバック6は、シートバックテーブル1がほぼ水平になるまで、シートクッション8の前端方向に前倒させることができる。従って、シートバック6を前倒させることで、シートバックテーブル1は、飲食物やその他の物品を配置できるテーブルとなる。
グリップ4が形成される範囲は、シートバックテーブル1の縁部2上の、シートバック6がシートクッション8に枢支されている側からシートバックテーブル1を着接するシートバック6の高さ方向の略半分の位置までであり、かつピラーレスになっているドア側であるのが好ましい。すなわち、グリップ4は、ピラーレス側縦縁部2aに設けられる。この領域にグリップを設けておけば、子供が乗降する際に容易に利用することができるからである。なお、ピラーが設けられている側のシートのドア側に設けてもよい。
図3は、図2に示したシートバックテーブル1のグリップ4のA−A線断面の拡大図である。乗降の際、図3に示したように子供はグリップ4に指を引っ掛けて、グリップ4を使用する。グリップ4は、乗降時に指を引っ掛けたとき、ピラーレス側の車側方向(図3においてOUT方向)へ加わる荷重を支えやすい形状をしている。
具体的には、グリップ4は、シートバックテーブル1の底面3に対して垂直に形成されるか、または縁部2と底面3とで形成されるシートバックテーブル1の凹状の面の内側を向くように形成される。
最も好ましくは、グリップ4の形状を縁部2と底面3とで形成されるシートバックテーブル1の底面3の側へオーバーハングさせる構成とすると、指がグリップ4に強固に引っ掛かり、乗降時にさらに安全に乗降することができる。
なお、ここで言うオーバーハングとは、グリップ4の側面11が角部12から底面3へ下ろした垂線よりも車両外側へ部分的に食い込む(例えば図3に示した斜線部の形状)ことにより、グリップ4が底部3との付け根から角部12に向かうにつれ肉厚に形成されること意味する。
すなわち、乗車する際には、車両外側からグリップ4に指をかけて、車両フロアにかけた足を踏ん張ることができるだけでなく、グリップ4にオーバーハングがあると、降車する際に、車両内側からグリップ4を握ることができるので、地面に片足を安定して下ろすことができる。
従って、グリップ4の底面3からの高さは、子供の指の第2および第1関節がかかる程度の高さが好適である。また、グリップ4の幅は、子供の指の第2関節から親指までの長さ以下であるのがよい。グリップ4の幅が広すぎると逆に把持しにくく、体重を支持できないからである。
また、グリップ4にはリブを設けた構成としてもよい。リブは、少なくともグリップ4の底面3側の側面11に、底面3と平行に併設されるのがよい。グリップ4にひっかけた指が滑りにくくなり、使用感も高まるからである。また、同じ理由でグリップ4にシボを設けた構成としてもよい。シボはシートバックテーブル3の全面に設けることで、シートバックテーブルを使用する際にも滑り止めとして有効に利用することができる。
次に、本発明のシートバックテーブルの使用方法を説明する。ピラーレス車の、ピラーレス側から車両室内へ乗車、または車両室内からピラーレス側に降車するとき、シートバック6を起立させて、図3に示すようにシートバックテーブル1に形成されたグリップ4に指の先端を引っ掛け乗降時に使用する。
乗車時には、乗り込む動作を補助し、足をかけた車両のフロアを安定して踏ん張れる。つまり、グリップ4を使用しない場合と比べて、乗車するのに下半身だけでなく腕の力も使えるので、乗車が容易になる。
降車時には、上体を支えて、車両のフロアから地面に片方の足を安定して下ろせる。つまり、グリップ4を使用しない場合と比べて、乗車するのに下半身だけでなく腕の力も使えるので、安全な降車が可能になる。
また、シートバックテーブル1がほぼ水平になるまでシートバック6を前倒し、シートバックテーブル1をテーブル本来の目的で使用するとき、シートバックテーブル1の縁部2より高く形成されたグリップ4により該グリップ4を有しない構成と比べて、シートバックテーブル1から物が落下しにくくなる。
以上のように本発明のシートバックテーブルは、テーブルとして設けられた縁の一部にオーバーハングを有するグリップを設けたので、特に身長が100cm程度の子供が車両に乗降車する際、体を支える支持部として利用することができる。
本発明は、シートバックテーブルを有するシートが搭載されている車両に利用することができる。特に、センターピラーを省略したタイプの乗用車に好適に利用することができる。
1 シートバックテーブル
2 縁部
2a ピラーレス側縦縁部
2b 車両室内側縦縁部
2c 上側横縁部
2d 下側横縁部
3 底部
4 グリップ
5 ショッピングフック
6 シートバック
7 シートベルト収納部
8 シートクッション
9 使用者の指
10 シート
11 側面
12 角部
102 シート
102A シートクッション
102B シートバック
103 アシストグリップ
103a 本体部
103b 両端
103c 両端
103d スペーサ部
104 サイドフィニッシャ
110 キャップ
121 助手席
121a シートクッション
121b シートバック
122 ロッカパネル
122a 上面
123 凹部
125 グリップ本体
126 指掛け部
127 収納ケース
141 シートバック
142 グリップ
161 Bピラー
162 グリップ

Claims (1)

  1. センターピラーレス車両の前席シートバック背面に着接された、凹状で縁部が底面より高く形成されたシートバックテーブルであって、
    ピラーレス側の縁部の一部が他の縁部よりも高く形成されたグリップを有することを特徴とするシートバックテーブル。
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