JP5500806B2 - 太陽光発電装置 - Google Patents

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Description

本発明は、太陽光発電装置に関する。特に、歯車伝動装置によって、パネルが水平軸の周りに回転する太陽光発電装置に関する。
特許文献1に、水平方向に延びる主軸にパネルが取り付けられている太陽光発電装置が開示されている。特許文献1の図9に示されているように、主軸は、軸受を介して、支柱に回転可能に支持されている。主軸よりも鉛直上方に、モータと歯車伝動装置が取り付けられている。
米国特許第4,574,659号
軸受や歯車には潤滑剤を供給する必要がある。特許文献1の太陽光発電装置では、主軸よりも鉛直上方にモータと歯車伝動装置が配置されている。主軸の軸受と歯車伝動装置内の歯車群は、同じケース内に配置されている。そのため、潤滑剤の量は、軸受が配置されている空間を満たすとともに、歯車伝動装置内の歯車群のうち最も上方に位置する歯車が浸るだけ必要となる。その場合、主軸の周囲の空間が潤滑剤で満たされる。主軸の周囲の空間には潤滑剤は必要ない。そのため、特許文献1の太陽光発電装置は、軸受や歯車に供給するのに必要な量以上の無駄な潤滑剤を使用している。
本明細書が開示する技術は、上記の問題を解決する。本明細書は、潤滑剤の使用量が少ない太陽光発電装置を開示する。
本明細書が開示する太陽光発電装置は、歯車伝動装置を備えている。歯車伝動装置は、水平方向に延びている出力軸を有している。出力軸には、太陽光発電装置のパネルが取り付けられている。そのパネルには、例えば太陽電池が取付けられる。この太陽光発電装置では、歯車伝動装置の出力軸が「パネルを取り付けた主軸」に相当する。歯車伝動装置のケース内に、出力軸を支持する軸受と、モータの回転軸に固定される駆動歯車が収納されている。駆動歯車は、出力軸の軸線よりも下方に配置されている。駆動歯車は、出力軸の軸線を含む水平面よりも下方に配置されていればよく、必ずしも出力軸の軸線の鉛直下方に位置している必要はない。
出力軸を支持する軸受と駆動歯車には、潤滑剤が供給される。潤滑剤は、歯車伝動装置のケース内に封入される。この太陽光発電装置では、潤滑剤の量は、出力軸を支持する軸受の下方部分が浸る程度でよい。駆動歯車が出力軸の軸線よりも下方に配置されているので、駆動歯車から出力軸へトルクを伝達するための歯車群は、必然的に出力軸の軸線よりも下方に位置する。そのような太陽光発電装置では、歯車伝動装置が、出力軸の軸線の周りを移動する遊星歯車を有するタイプであってもよい。遊星歯車は、出力軸の回転に伴って、出力軸の軸線よりも鉛直下方を通過する。そのときに、遊星歯車は潤滑剤に浸かる。あるいは、歯車伝動装置は、内歯歯車と外歯歯車が相対的に回転する偏心揺動型であってもよい。この太陽光発電装置は、歯車伝動装置のケース内において、出力軸の全体が浸るほどの量の潤滑剤を必要としない。この太陽光発電装置は、従来の太陽光発電装置が必要とする量よりも潤滑剤の使用量を少なくすることができる。
本明細書が開示する技術は、大型の太陽光発電装置に適している。本明細書では、「大型の太陽光発電装置」とは、歯車伝動装置の出力軸(パネルを取り付けた主軸)の直径が駆動歯車の直径よりも大きいことを意味する。そのような太陽光発電装置では、出力軸の軸線を含む水平面よりも下方に位置する駆動歯車が潤滑剤に覆われる。その一方で、大径の出力軸を支持する軸受の僅かな部分だけが潤滑剤に浸っていればよい。そのような太陽光発電装置は、大径の軸受(出力軸を支持する軸受)を有しているにも関わらず、少量の潤滑剤しか必要としない。
上記したように、この太陽光発電装置に採用する歯車伝動装置は、偏心揺動型であってよい。歯車伝動装置は、内歯歯車と外歯歯車のいずれか一方が他方に対して偏心回転する偏心揺動型であり、内歯歯車と外歯歯車のいずれか一方を支持するキャリアが出力軸の一部を構成していてもよい。そのような歯車伝動装置は、キャリアの周方向に複数のクランクシャフトが配置されている。それぞれのクランクシャフトは、キャリアの回転とともに、キャリアの軸線(すなわち、出力軸の軸線)の下方を通過するときに潤滑剤に浸る。
上記した太陽光発電装置は、使用する潤滑剤の量が少ないので、多量の潤滑剤を使用する場合に比べて冷却性能が劣る可能性がある。他方、太陽光発電装置は、直射日光に長時間曝されるので、ケース内に封入されている潤滑剤が太陽光によって昇温する可能性がある。駆動歯車が出力軸の軸線よりも下方に位置しているという技術的特徴をさらに有効に利用すると、太陽光の熱による潤滑剤の温度上昇を抑制することのできる太陽光発電装置を実現することができる。すなわち、駆動歯車は、出力軸に対して、南中時の太陽位置の反対側に配置されていることが好ましい。さらには、モータも、出力軸に対して、南中時の太陽位置の反対側に配置されていることが好ましい。あるいは、駆動歯車は、出力軸の鉛直下方に配置されていることが好ましい。さらには、モータも、出力軸の鉛直下方に配置されていることが好ましい。いずれの場合も、潤滑剤が封入されるケース部分、あるいは、モータは、出力軸の陰に位置し、直射日光を受ける時間が短くなる。そのため、太陽光による潤滑剤の温度上昇やモータの温度上昇が抑制される。また、出力軸が受ける直射日光の熱量の一部が出力軸や出力軸に取り付けられている太陽電池パネルから放熱されることも、潤滑剤の温度上昇やモータの温度上昇を抑制することに寄与する。
本明細書に開示する技術によると、従来よりも潤滑剤の使用量が少ない太陽光発電装置を実現することができる。
実施例で説明する太陽光発電装置の特徴を列記する。
(特徴1)歯車伝動装置は、内歯歯車と、内歯歯車の軸線の周りを偏心回転するとともに内歯歯車に対して回転する外歯歯車と、外歯歯車を支持するキャリアを備えている。キャリアは、外歯歯車の偏心回転を許容しながら外歯歯車を支持している。キャリアは、外歯歯車の回転に伴って、内歯歯車に対して回転する。キャリアが、歯車伝動装置の出力軸の一部を構成する。
(特徴2)支柱の軸線と歯車伝動装置の出力軸の軸線はねじれの位置にある。そして、モータが支柱の径方向の外側に配置されている。
(特徴3)モータの回転軸に固定される駆動歯車と、歯車伝動装置のクランクシャフトに固定される入力歯車の間に、中継歯車が配置されている。
図1と図2に、歯車伝動装置110を備えた太陽光発電装置100を示す。図1は太陽光発電装置100の側面図を示し、図2は太陽光発電装置100の背面図を示す。図3に、図1のIII−III線に沿った断面図を示す。図4に、図2のIV−IV線に沿った断面図を示す。なお、図2では、パネル102の中間部分の図示を省略している。
太陽光発電装置100は、支柱120の両側に一対のパネル102を備えている。パネル102の表面104には、複数の太陽電池(図示省略)が取り付けられている。パネル102は、支持部材106によって、主軸112に取り付けられている。主軸112は、歯車伝動装置110の出力軸の両側から水平に延びている。すなわち、主軸112は、歯車伝動装置110の出力軸と等価である。歯車伝動装置110は、パネル102を軸線108の周りに回転させる。なお、歯車伝動装置110の詳細は後述する。歯車伝動装置110と支柱120の間に、旋回用歯車伝動装置118が配置されている。歯車伝動装置110は、連結部材114を介して、旋回用歯車伝動装置118の出力部に取り付けられている。旋回用歯車伝動装置118は、歯車伝動装置110とパネル102を軸線122の周りに回転させる。パネル102は、水平方向に延びている軸線108と鉛直方向に延びている軸線122の2軸周りに回転する。
符号116は、歯車伝動装置110を駆動するモータを示している。図1と図4に示すように、モータ116は、主軸112の軸線108の鉛直下方に配置されており、支柱120の径方向(軸線122に直交する方向)の外側に位置している。
歯車伝動装置110について説明する。図3に示すように、歯車伝動装置110は、内歯歯車2と外歯歯車18とキャリア6とクランクシャフト14を備えている。内歯歯車2は、歯車伝動装置110のケースの内周面の一部に形成されている。以下の説明では、内歯歯車2と同じ符号を用いて、ケース2と称することがある。ケース2は、連結部材114に固定されている。
外歯歯車18は、内歯歯車2と噛合っており、クランクシャフト14の回転に伴って偏心回転する。外歯歯車18の歯数と内歯歯車2の歯数は異なっている。そのため、外歯歯車18が偏心回転すると、外歯歯車18と内歯歯車2の歯数差に応じて、外歯歯車18が内歯歯車2に対して回転する。外歯歯車18は、キャリア6に支持されている。キャリア6は、外歯歯車18の偏心回転を許容する。キャリア6は、一対のアンギュラ玉軸受8によって、ケース2に回転可能に支持されている。外歯歯車18が偏心回転すると、キャリア6はケース2に対して回転する。すなわち、キャリア6が、歯車伝動装置110の出力軸を構成する。キャリア6の両側に、主軸112が固定されている。そのため、キャリア6と主軸112が歯車伝動装置110の出力軸と表現することもできる。以下の説明では、「主軸112」という表現は、歯車伝動装置110の出力軸を意味する。また、キャリア6を、主軸112の一部と表現することもできる。また、一対のアンギュラ玉軸受8を、主軸112を支持する主軸受8と表現することもできる。
図4に示すように、歯車伝動装置110は、連結部材114を介して、旋回用歯車伝動装置118の出力部52に固定されている。出力部52は、ケース50に対して回転する。ケース50が支柱120に固定されているので、歯車伝動装置110は、支柱120の軸線122の周りを回転することができる。なお、旋回用歯車伝動装置118は、ケース50に対して出力部52を回転させることができるものであれば、どのような構造であってもよい。本実施例の旋回用歯車伝動装置118の基本的な構造は、歯車伝動装置110と同じである。そのため、旋回用歯車伝動装置118の詳細な説明は省略する。
図3に示すように、クランクシャフト14は、一対の円錐ころ軸受12よって、キャリア6に支持されている。クランクシャフト14には偏心体16が固定されており、偏心体16が外歯歯車18に係合している。そのため、クランクシャフト14が回転すると、偏心体16が偏心回転し、外歯歯車18が偏心回転する。クランクシャフト14の一端に、入力歯車38が固定されている。詳細は後述するが、歯車伝動装置110は複数のクランクシャフト14を備えており、夫々のクランクシャフト14に入力歯車38が固定されている。複数の入力歯車38を囲むように、リング歯車36が配置されている。
リング歯車36は、その内周に内歯が形成されており、その外周に外歯が形成されている。入力歯車38は、リング歯車36の内歯に噛合っている。リング歯車36の外歯は、中継歯車26に噛合っている。中継歯車26は、モータ116の回転軸22に固定されている駆動歯車24に噛合っている。歯車38、36、26及び24は、同じ閉鎖空間内に収容されている。ここでいう「閉鎖空間」とは、主軸112と連結部材114とケース2とキャリア6とモータ116と後述するシャフト台28で囲まれている空間を意味する。ケース2とモータ116とシャフト台28が連結部材114に固定されており、キャリア6が主軸112に固定されている。ケース2とキャリア6の間にオイルシール4が配置されており、連結部材114と主軸112の間にオイルシール42が配置されている。オイルシール4、42によって閉鎖空間が形成される。この閉鎖空間は、歯車伝動装置110のケース内空間とみなすこともできる。この閉鎖空間内に、潤滑剤が封入されている。図3の符号Lが、潤滑剤の液面の高さを示している。この閉鎖空間内には、アンギュラ玉軸受8も収容されている。歯車38、36、26及び24の詳細は後述する。
上記したように、太陽光発電装置100では、モータ116が、主軸112の軸線108の鉛直下方に配置されている。別言すると、駆動歯車24が、主軸112の軸線108の鉛直下方に配置されている。そして、駆動歯車24と中継歯車26は、潤滑剤に浸っている。他方、潤滑剤は、符号Lで示される高さまでしか満たされておらず、内歯歯車2と外歯歯車18とリング歯車36と入力歯車38とアンギュラ玉軸受8と円錐ころ軸受12は、周方向の一部分だけが潤滑剤に浸っている。歯車伝動装置110は、ケース内空間を全て満たすだけの潤滑剤の量を必要としないので、潤滑剤の使用量が少ない。太陽光発電装置100は、駆動歯車24を主軸112の軸線108の下方に配置することにより、潤滑剤の使用量を少なくすることができる。なお、潤滑剤は、液面Lよりも上方まで満たされていてもよいが、軸線108より下方であることが好ましい。
駆動歯車24を主軸112の上側に配置すると、駆動歯車24に潤滑剤を供給するために、歯車伝動装置110内を潤滑剤で満たす必要がある。すなわち、歯車伝動装置110内を潤滑剤で満たし、さらに、駆動歯車24が配置されている位置まで潤滑剤を封入することが必要である。図3から明らかなように、駆動歯車24の外径は、主軸112の径(すなわち、歯車伝動装置110の出力軸の径)よりも小さい。そのため、歯車伝動装置110内の空間の体積は、駆動歯車24の周囲の空間の体積よりも大きい。駆動歯車24を主軸112の上側に配置すると、多量の潤滑剤が必要となる。
ここで、歯車伝動装置110内に封入する潤滑剤の量について説明する。
潤滑剤は、歯車伝動装置110を構成する歯車や軸受のうち、最も鉛直上側に位置する部品(歯車や軸受)の一部分にまで供給されればよい。例えば、外歯歯車18と内歯歯車2の噛み合わせについて説明すると、外歯歯車18の各外歯は、外歯歯車18の回転に伴って潤滑剤に浸かる。すなわち、外歯歯車18が内歯歯車2に対して1回回転すると、外歯歯車18の全ての外歯に、潤滑剤が供給される。そのため、外歯歯車18の全ての外歯が常に潤滑剤に接していなくても、外歯歯車18と内歯歯車2の間に潤滑剤切れが生じることはない。太陽光発電装置100では、クランクシャフト14を支持する円錐ころ軸受12が、最も鉛直上側に位置している。そのため、円錐ころ軸受12の周方向の一部分が潤滑剤に浸っていればよい。
図5は、図3のV−V線に沿った断面図を示している。符号Lは、潤滑剤の液面の高さを示している。図5に示すように、歯車伝動装置110は3つのクランクシャフト14を備えており、夫々のクランクシャフト14に入力歯車38が固定されている。図5では、1つの円錐ころ軸受12の周方向の一部分は潤滑剤に浸っているが、他の2つの円錐ころ軸受12は潤滑剤に浸っていない。しかしながら、クランクシャフト14は、キャリア6に支持されているので、キャリア6の回転に伴って、軸線108の周りを移動する。そのため、潤滑剤の液面の高さLが、最も低い位置の1つの円錐ころ軸受12の一部に接する高さであれば、キャリア6の回転に伴って他の円錐ころ軸受12も潤滑剤に接する。より正確にいうと、潤滑剤は、鉛直方向の最も下側に位置するクランクシャフト14を支持している円錐ころ軸受12の周方向の一部分が接するだけの高さまで閉鎖空間を満たしていればよい。
ここで、モータ116の好ましい配置位置について説明する。なお、以下に説明するモータ116の好ましい配置位置は、駆動歯車24の配置位置にも当てはまる。図1の符号101は、南中時の太陽の位置を示している。太陽101が南中している時は、モータ116や潤滑剤が最も温められる。そのため、モータ116が主軸112の陰に位置することが好ましい。すなわち、モータ116は、主軸112に対して、太陽101の反対側に配置されることが好ましい。図1の破線103は、軸線108を含み、太陽101に直交する面を示している。太陽101の反対側とは、矢印A1の範囲を意味する。他方、上記したように、モータ116を主軸112の軸線108よりも下方に配置すれば、潤滑剤の使用量を少なくすることができる。そのため、モータ116は、矢印A2の範囲に配置することが好ましい。駆動歯車24を軸線108の下方に配置するほど、潤滑剤の使用量を少なくすることができる。本実施例の太陽光発電装置100では、駆動歯車24を軸線108の鉛直下方に配置している。なお、破線105は、軸線108を含む水平線を示している。
さらに、モータ116は、矢印A3の範囲に配置することが好ましい。太陽101が南中する位置は、太陽光発電装置100を設置する地域や、季節によって変化する。そのため、矢印A1、A2の範囲は、地域や季節によって変化する。しかしながら、矢印A3の範囲であれば、太陽101が南中しているときに、モータ116が確実に主軸112の陰に位置する。本実施例の太陽光発電装置100は、モータ116が矢印A3の範囲に位置している。なお、破線107は、軸線108を含む垂線を示している。
歯車38、36、26及び24の詳細について後述する。
図5に示すように、クランクシャフト14に固定されている入力歯車38は、リング歯車36の内歯に噛合っている。リング歯車36の外歯に、中継歯車26が噛合っている。そのため、入力歯車38は、キャリア6の回転に伴って、軸線108の周りを移動する。中継歯車26に、駆動歯車24が噛合っている。なお、中継歯車26の軸線30と駆動歯車24の軸線20は、軸線108に平行に延びている。リング歯車36は、歯車伝動装置110の軸線108と同軸に配置されている。入力歯車38とリング歯車36と中継歯車26と駆動歯車24は夫々平歯車であり、図5では、歯の一部の図示を省略している。
太陽光発電装置100の他の特徴を説明する。図1と図4に示すように、水平方向に延びている軸線108は、鉛直方向に延びている軸線122に対して「ねじれの位置」である。別言すると、軸線108と軸線122は立体交差している。そのため、モータ116を主軸112の鉛直下方に配置しているにも係わらず、モータ116と旋回用歯車伝動装置118が干渉することがないので、主軸112と旋回用歯車伝動装置118の間の軸線122方向の距離を短くすることができる。
駆動歯車24とリング歯車36の間に、中継歯車26を配置している。中継歯車26は、駆動歯車24とリング歯車36の間の減速比に寄与しない。そのため、駆動歯車24、及び/又は、リング歯車36の外径を増大させ、両者を直接噛合わせることもできる。しかしながら、駆動歯車24、及び/又は、リング歯車36の外径を増大させると、歯車伝動装置110の径方向(軸線108に直交する方向)において、連結部材114のサイズが大きくなる。特に、駆動歯車24の外径を増大させると、駆動歯車24を収容する空間の体積が増加し、多量の潤滑剤を必要とする。
また、図3に示すように、モータ116とキャリア6は、中継歯車26に対して、軸線108方向の片側に配置されている。そして、中継歯車26は、深溝玉軸受34を介してシャフト32の一端に支持されている。シャフト32はシャフト台28に圧入されており、シャフト台28はモータ116の反対側で連結部材114に固定されている。すなわち、中継歯車26は、シャフト32によって片持ち支持されている。モータ116とキャリア6の間に、シャフト32や中継歯車26を支持する軸受を配置するスペースを確保する必要がない。モータ116とキャリア6の距離が近接するので、潤滑剤の使用量を少なくすることができる。なお、シャフト台28は、連結部材114に着脱可能である。中継歯車26をモータ116の反対側から駆動歯車24とリング歯車36に噛み合わせることができる。歯車伝動装置110は、中継歯車26やモータ116の組立作業が容易である。
図3に示すように、リング歯車36は、キャリア6と連結部材114の間に配置されており、キャリア6と連結部材114の双方に接している。そのため、歯車伝動装置110は、軸受を用いることなく、リング歯車36が軸線108に沿って移動することを防止することができる。また、図5に示すように、歯車伝動装置110は3本のクランクシャフト14を備えており、夫々のクランクシャフト14に入力歯車38が固定されている。全ての入力歯車38がリング歯車36に噛合っているので、軸受を用いることなく、リング歯車36が径方向に移動することを防止することができる。歯車伝動装置110は、軸受を用いることなく、リング歯車36を所定位置に回転可能に支持することができる。
上記実施例では、クランクシャフト14の回転によって外歯歯車18が偏心回転する歯車伝動装置110について説明した。本明細書に開示する技術は、クランクシャフトの回転によって内歯歯車が偏心回転する歯車伝動装置に適用することもできる。その場合、内歯歯車の中心が歯車伝動装置の軸線から径方向にオフセットしており、外歯歯車の中心が歯車伝動装置の軸線に一致する。また、クランクシャフトに、クランクシャフトと同軸に回転する平歯車を固定する。そして、リング歯車の内歯をクランクシャフトに固定している平歯車に噛合わせる。クランクシャフトが回転すると、内歯歯車が偏心回転し、外歯歯車が歯車伝動装置の軸線と同軸に回転する。
また、本明細書に開示する技術は、偏心揺動型以外の歯車伝動装置にも適用することができる。すなわち、歯車伝動装置110に代えて、ウォームギヤ、遊星歯車機構などの歯車伝動装置を利用することができる。この場合も、モータの回転軸に固定される駆動歯車が、歯車伝動装置の出力軸の軸線よりも下方に配置されていればよい。
上記実施例では、パネル102の表面104に複数の太陽電池を備え、パネル102が、その表面104が太陽に面するように回転する太陽光発電装置100について説明した。本明細書に開示する技術は、他のタイプの太陽光発電装置にも好適に適用することができる。他のタイプの太陽光発電装置の一例として、パネルの表面に反射鏡を取り付け、その反射鏡で太陽光を一箇所に集めて発電するタイプの発電装置が挙げられる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組み合わせによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時の請求項に記載の組み合わせに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数の目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
太陽光発電装置の側面図を示す。 太陽光発電装置の背面図を示す。 図1のIII−III線に沿った断面図を示す。 図2のIV−IV線に沿った断面図を示す。 図3のV−V線に沿った断面図を示す。
符号の説明
2:内歯歯車(ケース)
6:キャリア
8:主軸受
18:外歯歯車
22:モータ回転軸
24:駆動歯車
100:太陽光発電装置
102:パネル
110:歯車伝動装置
112:主軸
116:モータ
118:旋回用歯車伝動装置

Claims (2)

  1. パネルと、
    パネルが取り付けられている主軸と、
    内歯歯車と外歯歯車のいずれか一方が他方に対して偏心回転する歯車伝動装置と、を備 えており、
    歯車伝動装置は、内歯歯車と外歯歯車のいずれか一方を支持するキャリアを備えており
    キャリアは、歯車伝動装置の出力軸の一部を構成しており、
    前記主軸は、前記出力軸の両側から水平方向に延びており、
    歯車伝動装置のケース内に、出力軸を支持する軸受と、モータの回転軸に固定される駆動歯車が収納されており、
    駆動歯車が出力軸の鉛直下方に配置されていることを特徴とする太陽光発電装置。
  2. 出力軸の直径が、駆動歯車の直径よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の太陽光発電装置。
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