JP5500209B2 - 表示装置及び電子機器 - Google Patents
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Description
表示装置、その液晶表示装置の製造方法及び電子機器に関する。
ト等の光学シート類を有するバックライトユニットを固定することで液晶モジュールを構
成している(例えば、特許文献1参照)。
液晶パネルとバックライトユニットとは粘着テープで固定されるのが一般的であり、従
来の構造では、液晶パネルと上記光学シートを支持する樹脂フレームとを粘着テープで固
定している。
従来の液晶表示装置にあっては、液晶パネル及びバックライトユニットのそれぞれの被
着面は、液晶パネル側はガラス又は偏光板、バックライトユニット側は樹脂材料であるた
め、落下衝撃やフレキシブル配線基板(FPC)の反発力などが粘着力を上回ってしまい
、液晶パネルの剥れや浮きが発生しやすい。
できる液晶表示装置、液晶表示装置の製造方法、及び電子機器を提供することを課題とし
ている。
また、前記金属板は、前記樹脂フレームよりも剛性が高く且つ表面エネルギーの高い材料で構成される。
また、前記樹脂フレームは、前記基板の表示領域の外側に配置されており、前記被着部が設けられる前記底部は、前記樹脂フレームの前記表示領域の側に向けて突出して設けられている。
また、前記金属板と前記樹脂フレームとはインサート成型により一体化されている。
また、前記樹脂フレームは、前記基板の表示領域の外側に配置されており、前記樹脂フレームの前記表示領域の側には、前記底部が設けられていない部位が備えられている。
また、本件の参考発明に係る液晶表示装置は、液晶パネルと、液晶パネルの背面に固定されるバックライトユニットと、を備える液晶表示装置において、前記バックライトユニットは、光学シートを支持する樹脂フレームを有しており、前記樹脂フレームに、該樹脂フレームを構成する樹脂材料より表面エネルギーの高い材料からなる被着部が、当該樹脂フレームの内周側に突出するように一体的に形成されており、前記液晶パネルの背面と前記被着部とを接着層を介して接着することで、前記液晶パネルと前記バックライトユニットとを固定するように構成されていることを特徴としている。
側でガラス(又は偏光板)、バックライトユニット側で樹脂材料よりも表面エネルギーの
高い材料からなる被着部とすることができるので、バックライトユニット側の被着面を、
フレームを構成する樹脂材料とする場合と比較して、液晶パネルとバックライトユニット
との接着力を大幅に向上させることができる。その結果、液晶パネルとバックライトユニ
ットとの一体感を増し、液晶パネルの剥れや浮きを防止することができると共に、液晶モ
ジュールとしての強度を上げることができる。
これにより、樹脂フレームと被着部とを一体化して、液晶パネルとバックライトユニットとの一体感を増すことができる。また、被着部を金属板で構成することで、バックライトユニットのフレームを樹脂材料のみで構成する場合と比較して、確実にフレーム強度を上げることができる。
これにより、樹脂フレームに光学シートを内嵌する際、光学シートの突起部と被着部の切り欠き部とを嵌合させることで、光学シートの位置決めを容易に行うことができる。
これにより、被着部に両面テープの一方の粘着面を貼着した後、当該一方の粘着面と対向するセパレータを剥離して他方の粘着面を露出し、そこに液晶パネルを貼り付けることができ、液晶モジュールの組立て性を向上させることができる。
これにより、樹脂フレームの底部と接着層との間に光学シートが積層された構成とすることができる。
さらに、本発明に係る電子機器は、上記の表示装置を備えることを特徴としている。
携帯電話とすることができる。
図1は本実施形態の液晶表示装置を構成する液晶モジュールを示す分解斜視図である。
この液晶モジュール1は、図1に示すように、液晶パネル10と、バックライトユニッ
ト20と、粘着テープ30から構成され、液晶表示装置は、当該液晶モジュールと、前記
液晶パネル10を駆動するドライバIC及びその信号制御回路(図示せず)とを備えてい
る。
この液晶パネル10は、2枚の基板を所定の間隔で対向させ、表示領域外周をシール材で
接着すると共に液晶を封入し、その上下面に偏光板を貼り付けた構成となっている。
また、バックライトユニット20は、図示しない周知の光源、反射シート11、導光板
12、拡散シート13、レンズシート14,15等の光学シートと、当該光学シートを支
持するフレーム16と、を備えている。
。反射シート11は、導光板入射面から入射した光が導光板上面以外の面から出射しない
ように、導光板12の下面に配置される。
拡散シート13は、導光板12の拡散パターンで均一にできなかった光をさらに散乱し
て均一にすると共に、光源の直接光を見え難くする役割も果たす。
ネル10に導かれる。
また、導光板12、拡散シート13、レンズシート14及び15には、それぞれ後述す
るフレーム16の内周に設けられた切り欠き部に嵌合するための突起部12a,13a,
14a,15aが形成されている。つまり、突起部12a〜15aは、導光板12、拡散
シート13、レンズシート14及び15の外周の端部において外側に向けて選択的に突出
している。
あれば、シートの枚数や重ねる順番もこれに限られるものではない。
次に、フレーム16の構造について説明する。
図2は、フレーム16の詳細な構造を示す斜視図である。フレーム16は、この図2に
示すように、少なくとも液晶パネル10の表示面に光源からの光を入射させるために中央
に透孔が形成された枠形状のメインフレーム17と、メインフレーム17にインサート成
型されたコの字形状のサブフレーム18とからなる。本実施形態では、メインフレーム1
7を、例えば液晶ポリマーからなる樹脂フレームとし、サブフレーム18を、樹脂より剛
性が高く且つ表面エネルギーの高い、例えばステンレス鋼(SUS)からなる金属フレー
ム(金属板)とする。
辺にインサート成型されており、メインフレーム17の内周側にその一部が突出している
。つまり、SUS板18は、メインフレーム17から突出された突出部18aと、メイン
フレーム17に埋め込まれた埋め込み部18bとから構成される。また、突出部18aに
は、部分的に切り欠き部18cが設けられており、これにより、部分的にSUS板18が
メインフレーム17から内周側に突出されていない領域が存在する。
ト14及び15に形成された突起部12a〜15aが嵌合するようになっている。なお、
導光板12、拡散シート13、レンズシート14及び15に形成された突起部12a〜1
5aは、複数設けられていてもよく、その場合は対向する一対の外周辺にそれぞれ設けた
り、外周の各辺にそれぞれ設けたりすることで位置ズレの少ない固定を行うことができる
。
断面形状は略コの字形状となっており、互いに対向する板部のうち下部(図2における下
方の板部)が上部(図2における上方の板部)より長く形成されて、SUS板18の下方
に延在している。言い換えると、メインフレーム17は、内周側に突出した底部を有し、
SUS板18が当該底部の上面の一部分に設けられていることになる。
し、粘着テープ30が接着層に対応している。
次に、本実施形態における液晶モジュール1の組立て方法について説明する。
先ず、フレーム16の底面(図2における下方向)を上面として配置し、反射シート1
1を当該フレーム16の底面に接着させる。次いでフレーム16を反転し、導光板12、
拡散シート13、レンズシート14及び15を、この順番でフレーム16の上方(図2に
おける上方向)から当該フレーム16内に順次挿入する。このとき、各シートに形成され
た突起部12a〜15aを切り欠き部18cに嵌合させることで、各シートを位置決めす
る。
れた突起部12a)がメインフレーム17に形成された底部に接した状態で積層される。
このようにしてバックライトユニット20が完成する。
次に、コの字形状に成形された粘着テープ(両面テープ)30の一方の粘着面を、SU
S板18の上面に貼着し、その後、粘着テープ30の上記一方の粘着面と対向するセパレ
ータを剥離して他方の粘着面を露出し、そこに液晶パネル10を貼り付ける。これにより
、液晶パネル10の背面における外周部と粘着テープ30とが接着し、液晶パネル10と
バックライトユニット20とが固定されて液晶モジュールが完成する。
れ、それぞれの被着面は、液晶パネル10側でガラス(又は偏光板)、バックライトユニ
ット20側で金属板(SUS板)となる。
図3は、従来の液晶モジュールの構造を示す分解斜視図である。
図3に示すように、この液晶モジュールは、図1に示す本実施形態における液晶モジュ
ールと同様、液晶パネル210とバックライトユニット220とが粘着テープ230を介
して固定される構造となっている。
を支持する樹脂フレーム216に粘着テープ230が装着され、その上から液晶パネル2
10が固定されている。したがって、液晶パネル10及びバックライトユニット20のそ
れぞれの被着面は、液晶パネル10側でガラス(又は偏光板)、バックライトユニット2
0側でフレーム216の材料である樹脂材料となる。
の表面エネルギーが粘着材の表面エネルギーよりも大きい場合に高い粘着力を発揮する。
図3に示す構造では、被着面が樹脂材料であるため、落下衝撃やフレキシブル配線基板(
FPC)の反発力などが粘着テープ230の粘着力を上回ってしまい、液晶パネル210
の剥れや浮きが発生しやすい。
ーム内部に埋め込む形とし、バックライトユニット20側の被着面をSUS板となるよう
な構造としている。SUS板の表面エネルギーは、樹脂材料の表面エネルギーより大きい
ため、被着体を樹脂材料からSUS板へ変更することで、液晶パネル10とバックライト
ユニット20との接着力を大幅に上げることができる。その結果、上述したような液晶パ
ネル210の剥れや浮きが発生することを防止することができる。
着面を、液晶パネル側でガラス(又は偏光板)、バックライトユニット側で樹脂材料より
も表面エネルギーの高い材料からなる被着部とすることができるので、バックライトユニ
ット側の被着面を、フレームを構成する樹脂材料とする場合と比較して、液晶パネルとバ
ックライトユニットとの接着力を大幅に向上させることができる。その結果、液晶パネル
とバックライトユニットとの一体感を増し、液晶パネルの剥れや浮きを防止することがで
きると共に、液晶モジュールとしての強度を上げることができる。
S板)で構成し、SUS板と樹脂フレームとをインサート成型により一体化するので、液
晶パネルとバックライトユニットとの一体感を増すことができると共に、バックライトユ
ニットのフレームを樹脂材料のみで構成する場合と比較して、確実にフレーム強度を上げ
ることができる。
ので、樹脂フレームに光学シートを内嵌する際、光学シートの突起部と被着部の切り欠き
部とを嵌合させることで、光学シートの位置決めを容易に行うことができる。
また、液晶パネルとバックライトユニットとを両面テープで固定するので、被着部に両
面テープの一方の粘着面を貼着した後、当該一方の粘着面と対向するセパレータを剥離し
て他方の粘着面を露出し、そこに液晶パネルを貼り付けることができ、液晶モジュールの
組立て性を向上させることができる。
一部分に設けるので、樹脂フレームの底部と接着層との間に光学シートが積層された構成
とすることができる。
なお、上記実施形態においては、サブフレーム18としてステンレス鋼(SUS)を適
用する場合について説明したが、メインフレーム17を構成する材料(樹脂材料)より剛
性が高く、且つ表面エネルギーが高い材料であればよく、例えば、マグネシウム合金等の
金属材料を適用することも可能である。
いて説明したが、メインフレーム17を構成する樹脂より剛性が高く、且つ表面エネルギ
ーが高い樹脂を適用することも可能である。この場合、例えば、メインフレーム17とサ
ブフレーム18との2種類の樹脂材料を用いてフレーム16を一体成形することもできる
。
図4は、液晶表示装置1を適用した携帯電話1200の構成を示す斜視図である。
この図4に示すように、携帯電話1200は、複数の操作ボタン1201のほか、受話
口1202、送話口1203とともに、上述した表示領域100を備えるものである。な
お、液晶表示装置1のうち、液晶パネル10の表示領域100以外の構成要素については
電話器に内蔵されるので、外観としては現れない。
話の他にも、デジタルスチルカメラや、ノートパソコン、液晶テレビ、ビューファインダ
型(またはモニタ直視型)のビデオレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子
手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、タッチ
パネルを備えた機器等などが挙げられる。
シート、14,15…レンズシート、16…フレーム、17…メインフレーム(樹脂フレ
ーム)、18…サブフレーム(金属板)、20…バックライトユニット、30…粘着テー
プ、1200…携帯電話。
Claims (6)
- 絶縁性を有する基板と、
前記基板の端部を接着層を介して固定するフレームとを備え、
前記フレームは、樹脂フレームと、該樹脂フレームに埋め込まれた金属板とを有し、
前記樹脂フレームは、内側の側面の一部が突出するように形成された底部を有し、
前記金属板は、一部が前記樹脂フレームの底部上に露出され、前記接着層を介して前記基板の端部と接着される被着部を有することを特徴とする表示装置。 - 前記金属板は、前記樹脂フレームよりも剛性が高く且つ表面エネルギーの高い材料で構成されることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
- 前記樹脂フレームは、前記基板の表示領域の外側に配置されており、
前記被着部が設けられる前記底部は、前記樹脂フレームの前記表示領域の側に向けて突出して設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の表示装置。 - 前記金属板と前記樹脂フレームとはインサート成型により一体化されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の表示装置。
- 前記樹脂フレームは、前記基板の表示領域の外側に配置されており、前記樹脂フレームの前記表示領域の側には、前記底部が設けられていない部位が備えられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の表示装置。
- 請求項1乃至5の何れか一項に記載の表示装置を備える電子機器。
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