JP5499971B2 - 蓄熱ボード及び温調パネル - Google Patents

蓄熱ボード及び温調パネル Download PDF

Info

Publication number
JP5499971B2
JP5499971B2 JP2010163025A JP2010163025A JP5499971B2 JP 5499971 B2 JP5499971 B2 JP 5499971B2 JP 2010163025 A JP2010163025 A JP 2010163025A JP 2010163025 A JP2010163025 A JP 2010163025A JP 5499971 B2 JP5499971 B2 JP 5499971B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
heat storage
shell
storage board
groove
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010163025A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012026597A (ja
Inventor
毅 久家
礼宗 松原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyoraku Co Ltd
Mitsubishi Plastics Inc
Original Assignee
Kyoraku Co Ltd
Mitsubishi Plastics Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyoraku Co Ltd, Mitsubishi Plastics Inc filed Critical Kyoraku Co Ltd
Priority to JP2010163025A priority Critical patent/JP5499971B2/ja
Publication of JP2012026597A publication Critical patent/JP2012026597A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5499971B2 publication Critical patent/JP5499971B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Steam Or Hot-Water Central Heating Systems (AREA)

Description

本発明は、シェル内に蓄熱材を充填してなる蓄熱ボードに係り、特にシェルの板面に、熱媒体流通用配管を収容するための配管収容溝が設けられた蓄熱ボードに関する。また、本発明は、この蓄熱ボードの配管収容溝に熱媒体流通用配管を収容してなる温調パネルに関する。
シェル内に蓄熱材を充填した蓄熱ボードの従来例として特開2010−31635号公報(特許文献1)に記載の蓄熱パネル体及び特開2009−281690号公報(特許文献2)に記載の床暖房パネルがある。特許文献1の蓄熱パネル体は、多数の凹部を有する板状のパネル材を2枚、各々のパネル材の凹部の底面同士を突き合わせて融着し、パネル材同士の間に蓄熱材を充填したものである。なお、同号公報では、パネル材の外面にシート材を融着させ、このシート材の端縁をパネル体の側端面に回り込ませ、これによってパネル体の側端面を封じている。
特許文献2の床暖房パネルでは、パネル状の中空構造体の内部に蓄熱材料が充填されている。この中空構造体の上面に凹溝が設けられており、この凹溝に熱媒体流通管が嵌め込まれる(0029,0034,0063段落等)。また、この特許文献2では、パネル厚み方向に凹嵌する嵌入部を設け、パネルの強度を高めている(0050段落)。
特開2010−31635号公報 特開2009−281690号公報
上記特許文献1の蓄熱ボードは、2枚のパネル体と2枚のシート材とを融着させる工程を経て製造されるものであり、製造に手間がかかる。
特許文献2の床暖房パネルでは、嵌入部が溝部と溝部との間に配置されており、溝部付近におけるパネル厚み方向の剛性が不足する。
本発明は、製造が容易で製造コストを低減することができると共に、溝部付近における厚み方向の剛性が高い蓄熱ボードと、この蓄熱ボードを用いた温調パネルとを提供することを目的とする。
本発明(請求項1)の蓄熱ボードは、ボードの外殻を構成するシェルと、該シェル内に充填された蓄熱材とを有する蓄熱ボードであって、該シェルの一方の第1の主板面に、熱媒体流通用の配管を収容するための配管収容溝が設けられた蓄熱ボードにおいて、該配管収容溝の底面から該シェルの他方の第2の主板面にまで達する凹穴が設けられていることを特徴とするものである。
請求項2の蓄熱ボードは、請求項1において、前記配管収容溝の長手方向に間隔をおいて複数個の前記凹穴が設けられていることを特徴とするものである。
請求項3の蓄熱ボードは、請求項1又は2において、前記シェルは方形板状のものであり、前記第1の主板面に複数条の前記配管収容溝が設けられており、各配管収容溝は、該シェルの一辺と平行方向に延在しており、各配管収容溝の長手方向の両端は、該シェルの対向する1対の側端面に臨んでいることを特徴とするものである。
請求項4の蓄熱ボードは、請求項1ないし3のいずれか1項において、前記配管収容溝内の溝側面に、配管係止用凸部が設けられていることを特徴とするものである。
請求項5の蓄熱ボードは、請求項4において、前記配管係止用凸部は、前記配管収容溝の長手方向に間隔をおいて複数個設けられていることを特徴とするものである。
請求項6の蓄熱ボードは、請求項4又は5において、前記配管係止用凸部は、前記配管収容溝の深さ方向に延在していることを特徴とするものである。
請求項7の蓄熱ボードは、請求項1ないし6のいずれか1項において、前記シェルから前記第2の主板面と面一状に張り出す取付部が設けられており、該取付部に固定具挿通孔が設けられていることを特徴とするものである。
請求項8の蓄熱ボードは、請求項1ないし7のいずれか1項において、前記シェルの側端面から面一状に張り出す張出片が設けられており、該張出片に固定具挿通孔が設けられていることを特徴とするものである。
請求項9の蓄熱ボードは、請求項1ないし8のいずれか1項において、前記シェルは、該シェル内に前記蓄熱材を充填するための充填口を備えており、該充填口にパッキンを有したキャップが装着されており、該キャップが接着剤によって該充填口に固着されていることを特徴とするものである。
本発明(請求項10)の温調パネルは、請求項1ないし9のいずれか1項に記載の蓄熱ボードと、該蓄熱ボードの前記配管収容溝内に収容された熱媒体流通用配管とを備えてなるものである。
請求項11の温調パネルは、請求項10において、該温調パネルの前記第1の主板面側に均熱シートが設けられていることを特徴とするものである。
請求項12の温調パネルは、請求項10又は11において、前記配管収容溝に均熱材が設置されていることを特徴とするものである。
本発明(請求項1)の蓄熱ボードは、1対の主板面を有した、ボードの外殻を構成するシェル内に蓄熱材を充填したものである。このシェルは、例えば真空成形やブロー成形等によって容易に成形することができるので、蓄熱ボードの製造工程が簡略化される。このシェルの凹穴は、シェルの強度を高めると共に、蓄熱材の熱膨張収縮を吸収する効果も有する。
本発明の蓄熱ボードにあっては、この凹穴は、シェルの第1の主板面に設けられた配管収容溝の底面から該シェルの第2の主板面に達するように設けられているので、蓄熱ボードの配管収容溝付近の剛性が高い。
請求項2の通り、この凹穴を配管収容溝の長手方向に間隔をおいて複数個設けることにより、該配管収容溝の長手方向において略均等にシェルの剛性を高めることができる。
請求項3の蓄熱ボードにあっては、複数個のボードを配管収容溝が連続するように突き合せて配置することにより、大面積の温調パネルを構成することができる。
請求項4の蓄熱ボードにあっては、配管収容溝内の溝側面に配管係止用凸部が設けられているので、この配管収容溝に収容した熱媒体流通用配管の該配管収容溝外への抜け出しを防止することが可能である。
請求項5の蓄熱ボードにあっては、この配管係止用凸部が配管収容溝の長手方向に間隔をおいて複数個設けられているので、熱媒体流通用配管を該配管収容溝の長手方向において均等に係止することができる。
請求項6の蓄熱ボードにあっては、この配管係止用凸部は、配管収容溝の深さ方向に延在しているので、配管収容溝内においてもこの配管係止用凸部が熱媒体流通用配管に係合するため、該熱媒体流通用配管の配管収容溝内での移動を防止することができる。
請求項7の蓄熱ボードによると、取付部の固定具挿通孔を通してビス等を床面や壁面に打つことにより、蓄熱ボードを固定することができる。
請求項8の蓄熱ボードによると、張出片の固定具挿通孔を通してビス等を柱に打つことにより蓄熱ボードを固定することができる。
請求項9の蓄熱ボードによると、充填口をキャップによって液密状にかつ耐久性よく封塞することができる。
本発明(請求項10)の温調パネルは、かかる本発明の蓄熱ボードを用いて構成されているので、この温調パネルにより剛性の高い温調面を構築することができる。
請求項11の温調パネルによると、熱を均等に伝達することができる。
請求項12の温調パネルによると、熱媒体流通用配管の熱を効率よく伝達することができる。
実施の形態に係る蓄熱ボードのシェルの構成図であり、(a)図はシェルの平面図、(b)図は(a)図のB−B線矢視図、(c)図は(a)図のC−C線矢視図である。 (a)図は図1(a)のIIA−IIA線断面図、(b)図は(a)図のIIB−IIB線断面図である。 図2(a)のIII部分の拡大断面斜視図である。 図1のIV部分の拡大図である。 図4のV−V線断面図である。 実施の形態に係る温調パネルを用いた温調床の断面図であり、(a)図は施工途中時を示し、(b)図は施工完了後を示している。 充填口へのキャップへの装着状況を示す側面図である。 キャップの断面図である。 別の実施の形態に係る蓄熱ボードの平面図である。 図9のX部分の斜視図である。 均熱材の斜視図である。
以下、第1図〜第8図を参照して蓄熱ボード及び温調パネルの実施の形態について説明する。
第1図(a)は、実施の形態に係る蓄熱ボードのシェルの平面図であり、第1図(b)は第1図(a)のB−B線矢視図であり、第1図(c)は第1図(a)のC−C線矢視図である。第2図(a)は第1図(a)のIIA−IIA線に沿う断面図であり、第2図(b)は第1図(a)のIIB−IIB線に沿う断面図である。第3図は、第2図(a)のIII部分の拡大断面斜視図である。第4図は第1図のIV部分の拡大図である。第5図は、第4図のV−V線に沿う断面図である。第6図は実施の形態に係る温調パネルを用いた温調床の断面図であり、(a)図は施工途中時を示し、(b)図は施工完了後を示している。第7,8図はキャップ及びその取り付けを示す側面図と断面図である。
蓄熱ボード1は、ボード外殻を構成するシェル2内に蓄熱材3(第5図)を充填したものである。第2図(a),(b)の通り、シェル2は、第1及び第2の主板面4,5と、該主板面4,5の周縁部同士を繋ぐ側端面6とを有した中空ボードである。シェル2には蓄熱材3の充填口2a(第1図(a),第7図)が設けられている。この実施の形態では、第1図(a)の通り、該主板面4,5は、略長方形の平面視形状となっている。
第1の主板面4には、熱媒体流通用配管11(第6図)を収容するための配管収容溝7が設けられている。この実施の形態では、該主板面4に8条の配管収容溝7が設けられている。各配管収容溝7は、シェル2の短辺方向に所定の間隔をおいて配置され、それぞれ、該シェル2の長辺と略平行方向に延在している。第1図(a),(c)の通り、各配管収容溝7の長手方向の両端は、それぞれ、該シェル2の長辺方向の両端側の側端面6に臨んでいる。なお、第1の主板面4に設けられる配管収容溝7の本数、形状及び配置はこれに限定されない。
各配管収容溝7の幅及び深さは、この蓄熱ボード1を用いて構成される温調パネルの熱媒体流通用配管11の外径と略等しいものとなっている。この熱媒体流通用配管11の外径は4〜20mm特に5.5〜13mm程度であることが好ましく、各配管収容溝7の幅及び深さは、この熱媒体流通用配管の外径+0〜1mm特に0〜0.2mm程度であることが好ましい。配管収容溝7の配設ピッチ(各配管収容溝7の幅方向の中間同士の間隔)は、20〜160mm特に25〜80mm程度が好適である。
この実施の形態では、第2図(a),(b)の通り、各配管収容溝7は、底部が熱媒体流通用配管11の外面に沿うように略半円弧状に湾曲した略U字形断面形状となっている。なお、各配管収容溝7の断面形状はこれに限定されるものではなく、例えば、各配管収容溝7は、主板面4から各々の底面まで幅が略一定の略方形断面形状等となっていてもよい。第2図(a),(b)の通り、この配管収容溝7を形成したU字形断面形状部のシェル内側面は、第2の主板面5のシェル内側面から離隔している。
各配管収容溝7の底面から第2の主板面5に向って凹穴8が凹設されている。この実施の形態では、各凹穴8は、主板面4,5と平行な断面が略円形となっている。なお、凹穴8の断面形状はこれに限定されない。凹穴8は、第1の主板面4から第2の主板面5に向うほど主板面4,5と平行な断面積が小さくなる切頭円錐形状となっている。これは、凹穴8をプレス成形により形成する際の抜き勾配のためである。凹穴8の壁面と主板面4,5との交差角度は75〜90゜特に約80゜程度が好適である。主板面4を平面視した状態における凹穴8の直径(最大内径)は、配管収容溝7の幅の70〜100%特に90〜100%程度であることが好ましい。
各配管収容溝7の底面には、各々の長手方向に所定の間隔をおいて複数個の凹穴8が設けられている。各配管収容溝7における凹穴8の配設ピッチ(各配管収容溝7の長手方向に隣り合う凹穴8同士の中心間距離)は40〜300mm特に50〜200mm程度であることが好ましい。なお、凹穴8が多いほど蓄熱ボード1の剛性が高くなるが、蓄熱材量が少なくなる。
この実施の形態では、第1図(a)の通り、隣り合う配管収容溝7,7同士の間では、各凹穴8は、該配管収容溝7の長手方向に半ピッチずつずらして配置されている。このように配置することにより、第2図(a),(b)の通り、シェル2の長辺方向と直交方向の断面内において、該シェル2内に凹穴8が一溝おきに配置され、凹穴8が密集して配置されることが防止されるため、該シェル2内における蓄熱材3の流通経路を十分に確保することができると共に剛性が全面で確保される。なお、凹穴8の配置はこれに限定されない。
この実施の形態では、各配管収容溝7内の溝側面に、該配管収容溝7内に収容された熱媒体流通用配管11を係止するための配管係止用凸部9が設けられている。配管収容溝7内に熱媒体流通用配管11を入り込ませると、該配管係止用凸部9が熱媒体流通用配管11の外面に接触するか又は食い込んで、該配管係止用凸部9の配管収容溝7からの抜け出しが防止する。この配管係止用凸部9の溝側面からの突出高さは0.05〜0.7mm特に0.1〜0.3mm程度であることが好ましい。
この実施の形態では、各配管収容溝7内の双方の溝側面に配管係止用凸部9が設けられている。また、各溝側面には、それぞれ、該配管収容溝7の長手方向に所定の間隔をおいて複数個の配管係止用凸部9が設けられている。この実施の形態では、各配管収容溝7内において、一方の溝側面に設けられた配管係止用凸部9と、他方の溝側面に設けられた配管係止用凸部9とは、該配管収容溝7を挟んで正対するように(即ち、該配管収容溝7の幅方向に対向するように)配置されている。この実施の形態では、各配管収容溝7において、各配管係止用凸部9は、凹穴8と略同ピッチにて配設されており、各配管係止用凸部9は、各配管収容溝7の長手方向に隣り合う凹穴8,8同士の中間付近に位置するように配置されている。なお、各配管収容溝7内における配管係止用凸部9の配置はこれに限定されない。
この実施の形態では、第3図等の通り、配管係止用凸部9は、各配管収容溝7の深さ方向に延在したものとなっている。この配管係止用凸部9の該深さ方向の長さは、各配管収容溝7の最大深さの30〜80%特に50〜70%程度であることが好ましい。このように構成することにより、各配管収容溝7内に熱媒体流通用配管11を深く(各配管収容溝7の底面に熱媒体流通用配管11の外面が接触するまで)入り込ませた状態においても、該配管収容溝7内で配管係止用凸部9が熱媒体流通用配管11の外面に接触するか又は食い込んだ状態となるため、該配管収容溝7内における熱媒体流通用配管11の移動を防止することができる。
この実施の形態では、各配管係止用凸部9の第1の主板面4側の端部9eは、熱媒体流通用配管11を配管収容溝7内に入り込ませ易くし、かつ配管の傷つきを防止するために、丸まった形状(第1の主板面4に接近するほど溝側面からの突出高さが小さくなり、且つ溝外方へ向って凸に湾曲した形状)となっている。第5図に示す縦断面図における端部9eの曲率半径は0.1〜2.0mm特に0.1〜0.5mm程度であることが好ましい。
この実施の形態では、シェル2の長辺と短辺とが交わるコーナー部に、該シェル2を建物の床等の設置面に取り付けるための取付部2bが設けられている。この実施の形態では、シェル2の4箇所のコーナー部のうち3箇所にそれぞれ取付部2bが設けられている。第1図(b),(c)の通り、各取付部2bは、第2の主板面5が面一状に張り出した張出片状となっている。各取付部2bには、該取付部2bを厚み方向に貫通した、ビス等の固定具(図示略)を挿通するための固定具挿通孔2cが設けられている。この挿通孔2cを通してビス、釘等の固定具を床面や壁面に打つことにより蓄熱ボード1が固定される。なお、取付部2bはシェル2のすべてのコーナー部に設けられてもよい。また、シェル2が長大であるときには、長辺の途中にも取付部を設けてもよい。
この実施の形態では、取付部2bが設けられていない、シェル2の残りの1箇所のコーナー部に前記充填口2aが設けられている。この実施の形態では、第1図(a)〜(c)の通り、該充填口2aは略円筒形状であり、その筒軸心線方向をシェル2の長辺方向と平行方向として、該シェル2の側端面6から該シェル2の外方へ突出している。この実施の形態では、シェル2のコーナー部に略方形切欠状の充填口配置部2dが形成され、この充填口配置部2d内に充填口2aが配置されている。なお、充填口2aの配置はこれに限定されない。
第7図の通り、充填口2aの先端側の外周面には、この充填口2aを封塞するためのキャップ20が螺着される雄ねじ(符号略)が設けられている。
第8図の通り、キャップ20の内周面には螺旋状の凸条21を突設することにより、該雄ねじに螺合する雌ねじが形成されている。このキャップ20の奥底面にパッキン23が設けられている。キャップ20の材料はシェル2の構成材料と同じであることが好ましい。パッキン23の材料は蓄熱材に応じて選定するのが好ましい。
シェル2の厚みは、例えば一般的な住居等に用いられる床暖房パネル用蓄熱ボードの場合であれば、3〜48mm特に6〜24mm程度が好適である。また、この場合、シェル2の長辺方向の幅は、実質的に、303mm(1寸)の整数倍であることが好ましい。また、シェル2の短辺方向の幅は、実質的に、303mmの整数倍から、温調パネル設置面に設けられた小根太10(第6図)の1本分の幅を引いた寸法であることが好ましい。これは、一般的な住居等の建物においては、温調パネル設置面に、複数本の小根太10が303mmの配設ピッチ(各小根太10の幅方向の中間同士の間隔)にて配設されており、この小根太10,10同士の間に蓄熱ボード1が設置されるからである。
シェル2を構成する材料としては、ABS、ポリカーボネート、ナイロン6、ナイロン66、ポリアセタール、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリフェニレンオキサイド、ポリフェニレンサルファイド、液晶ポリマー、ポリエーテルエーテルケトン、ポリテトラフルオロエチレン、ポリペルフロロアルコキシフッ化プラスチック、ポリクロロトリフルオロエチレン、フェノール樹脂等の合成樹脂、特にABSなどの非晶性樹脂が好適である。
熱媒体流通用配管11としては、可撓性のポリエチレン等の合成樹脂チューブや銅パイプが例示される。
このシェル2を製造するには、分割金型間に溶融状態の熱可塑性樹脂を配置し、真空又は圧空により金型のキャビティ形状に賦形するのが好適である。例えば、一対の金型のうち、一方のキャビティが配管収容溝7及び凹穴8を有しない主板面5を形成する平坦面を有し、他方のキャビティが配管収容溝7及び凹穴8を有する主板面4を形成する溝形成用凸条及び凹穴形成用突起を有した金型を用いる。シェル2の成形工程において、凹穴8の底面を主板面5に融着させるとともに、分割金型の合わせ面によって側端面6を蓄熱材を充填する充填口2aを除いて溶着により封塞し、長方形袋状のシェル2を形成する。ただし、シェル2の製造方法はこれに限定されない。
シェル2内に充填する蓄熱材3としては、パラフィン系潜熱蓄熱材のほか、硫酸ナトリウム水和物、酢酸ナトリウム水和物、チオ硫酸ナトリウム水和物、塩化カルシウム水和物などの無機水和塩系潜熱蓄熱材等を用いることができる。このパラフィン系潜熱蓄熱材の場合、加熱融解させて充填口2aからシェル2内に流し込み、放冷して固化させた後、充填口2aをキャップ20により封塞する。
蓄熱材3としてパラフィン系潜熱蓄熱材を用いた場合、キャップ20のパッキン23としてはニトリルゴムが好適である。キャップ20を充填口2aに装着する場合、キャップ20の内面及び充填口2aの外周面の少なくとも一方に接着剤を塗布しておき、キャップ20を接着剤で充填口2aに固着させ、キャップ20が外れないようにするのが好ましい。この接着剤としては、湿気硬化型接着剤が好適である。なお、キャップ20の封着手段として熱融着も考えられるが、融着すべき面にパラフィンが付着していると融着不良を起すおそれがあるので、上記のように接着剤によるのが好適である。
このように構成された蓄熱ボード1は、各配管収容溝7の底面と第2の主板面5との間に多数の凹穴8がリブ部ないしボス部のように立設されているものであり、各配管収容溝7付近におけるボード厚み方向の耐圧強度が大きい。また、各配管収容溝7に沿って凹穴8が点在しているので、暖房パネルに用いた場合、蓄熱材3の熱膨張収縮が吸収され、蓄熱ボード1の破損が防止される。
この実施の形態では、各配管収容溝7に、凹穴8が該配管収容溝7の長手方向に間隔をおいて複数個設けられているので、各配管収容溝7の長手方向において略均等にシェル2の剛性を高めることができる。
次に、この蓄熱ボード1を用いた温調パネルの実施の形態について第6図(a),(b)を参照して説明する。この実施の形態では、この温調パネルよる温調床の構築例を示す。ただし、本発明の温調パネルは、床設置用に限定されるものではなく、建物の壁や天井など、床以外の設置面に設置されてもよい。また、本発明の温調パネルは暖房用に限定されるものではなく、冷房用や、冷暖房両用として用いられてもよい。
第6図(a),(b)の通り、この温調パネルは、蓄熱ボード1の各配管収容溝7内に熱媒体流通用配管11を収容してなる。建物の床下地F上には、所定の配設ピッチ(一般的には303mm)にて複数本の小根太10が平行に配設されている。蓄熱ボード1と小根太10とは同一の厚みを有する。
温調床を構築するにあたっては、第6図(a)の通り、まず各小根太10,10間に蓄熱ボード1を配置する。この際、各小根太10,10間において、複数枚の蓄熱ボード1を、各々の短辺同士を突き合わせるようにして配列する。この実施の形態では、各配管収容溝7の両端がシェル2の両短辺に臨んでいるので、複数枚の蓄熱ボード1をこのように配列することにより、隣り合う蓄熱ボード1の各配管収容溝7の端部同士が向かい合い、これらの蓄熱ボード1の各配管収容溝7同士が連続するように配置された蓄熱ボード1の連続体が構成される。その後、これらの蓄熱ボード1に跨って各配管収容溝7内に連続して熱媒体流通用配管11を引き回す。これらの熱媒体流通用配管11の両端は、床下地Fに別途設置されたヘッダ(図示略)に接続される。このヘッダは、熱媒体循環用の往管及び戻り管を介してボイラ等の熱媒体供給源(図示略)に接続されている。その後、第6図(b)の通り、これらの蓄熱ボード1の連続体、各熱媒体流通用配管11及び各小根太10の上に床表面材12を設置する。これにより、温調パネルの施工が完了する。
熱媒体供給源からの熱媒体が往管及び戻り管並びにヘッダを介して各熱媒体流通用配管11に循環されることにより、床の温調が行われる。
この蓄熱ボード1を用いてなる温調パネルにより、剛性の高い温調床を構築することが可能である。
この蓄熱ボード1は、各配管収容溝7の両端がシェル2の両短辺に臨んでいるので、後述のように複数枚の蓄熱ボード1を、各々の短辺同士を突き合わせるようにして配設することにより、連続した配管収容溝7を有する大面積の蓄熱ボード1の連続体を構成することができる。この蓄熱ボード1の連続体の各配管収容溝7に連続して熱媒体流通用配管11を引き回すことにより、大面積の温調パネルを構成することができる。
この実施の形態では、各配管収容溝7内の溝側面に配管係止用凸部9が設けられているので、各配管収容溝7に収容した熱媒体流通用配管11の該配管収容溝7外への抜け出しが防止される。
また、この配管係止用凸部9が該配管収容溝7の長手方向に間隔をおいて複数個設けられているので、熱媒体流通用配管11が各配管収容溝7の長手方向において均等に係止される。これにより、長く延在した熱媒体流通用配管11が部分的に配管収容溝7外に抜け出すことも防止される。
この配管係止用凸部9は、各配管収容溝7の深さ方向に延在しているので、各配管収容溝7内に熱媒体流通用配管11が深く入り込んだ状態にあっても、各配管収容溝7内でこの配管係止用凸部9が熱媒体流通用配管11の外面に接触するか又は食い込んでいるため、各配管収容溝7内における熱媒体流通用配管11の移動が防止される。
なお、この実施の形態では、施工現場にて蓄熱ボード1を建物の設置面に配列し、これらの蓄熱ボード1の各配管収容溝7に熱媒体流通用配管11を引き回すようにしているが、予め工場にて蓄熱ボード1の配列体を作製し、これらの蓄熱ボード1の各配管収容溝7内に熱媒体流通用配管11を連続して引き回して温調パネルをユニット化しておいてもよい。
温調パネルの第1の主板面4側に、アルミ箔などよりなる均熱シートを貼ってもよい。この場合、均熱シートは、各小根太10の上にまで貼っておくのが好ましい。この場合、均熱材のうち小根太10の上面領域に、釘打ち可能であることを表示する表示を設けておくのが好ましい。また、配管収容溝7に、第11図に示す略U字形のアルミ箔などよりなる均熱材30を設置してもよい。なお、蓄熱ボード1のうち小根太10に沿う部分にあっては、幅10mmほど、蓄熱材3が充填されていない部分を設け、釘が打ち抜かれても蓄熱材3に達しないようにするのが好ましい。
上記実施の形態は本発明の一例であり、本発明は図示以外の形態とされてもよい。例えば凹穴8の水平方向の断面形状は、四角形や六角形などの多角形であってもよい。
上記実施の形態では、各配管収容溝7内の一方の溝側面に設けられた配管係止用凸部9と、他方の溝側面に設けられた配管係止用凸部9とが、該配管収容溝7を挟んで正対するように配置されているが、配管係止用凸部9の配置はこれに限定されない。例えば、配管収容溝7内の一方の溝側面に設けられた配管係止用凸部9と、他方の溝側面に設けられた配管係止用凸部9とは、配管収容溝7の長手方向に位置をずらして配置されてもよい。
上記実施の形態では、蓄熱ボードを床に施工するものとしているが、本発明の蓄熱ボードは壁などにも施工することができる。本発明の蓄熱ボードを壁に施工する場合、蓄熱ボードを壁下地に固定してもよいが、柱に固定できるようにしてもよい。
第10図のシェル2Aは、このように蓄熱ボードを柱に固定できるようにするために張出片2rを設け、この張出片2rに固定具挿通孔2hを設けたものである。この張出片2rは、側端面6から面一状に張り出し、かつ取付部2bから垂直に起立する小片状である。この張出片2rを備えたシェル2Aを建物の壁面の柱に沿って配置し、側端面6及び張出片2rを柱に当接させ、挿通孔2hを通してビス等の固定具を柱に打つことにより、シェル2Aが柱に固定される。
1 蓄熱ボード
2,2A シェル
2a 充填口
2b 取付部
2c,2h 固定具挿通孔
2r 張出片
3 蓄熱材
4,5 主板面
6 側端面
7 配管収容溝
8 凹穴
9 配管係止用凸部
10 小根太
11 熱媒体流通用配管
12 床表面材
20 キャップ
23 パッキン
30 均熱材

Claims (12)

  1. ボードの外殻を構成するシェルと、該シェル内に充填された蓄熱材とを有する蓄熱ボードであって、
    該シェルの一方の第1の主板面に、熱媒体流通用の配管を収容するための配管収容溝が設けられた蓄熱ボードにおいて、
    該配管収容溝の底面から該シェルの他方の第2の主板面にまで達する凹穴が設けられていることを特徴とする蓄熱ボード。
  2. 請求項1において、前記配管収容溝の長手方向に間隔をおいて複数個の前記凹穴が設けられていることを特徴とする蓄熱ボード。
  3. 請求項1又は2において、前記シェルは方形板状のものであり、
    前記第1の主板面に複数条の前記配管収容溝が設けられており、
    各配管収容溝は、該シェルの一辺と平行方向に延在しており、各配管収容溝の長手方向の両端は、該シェルの対向する1対の側端面に臨んでいることを特徴とする蓄熱ボード。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項において、前記配管収容溝内の溝側面に、配管係止用凸部が設けられていることを特徴とする蓄熱ボード。
  5. 請求項4において、前記配管係止用凸部は、前記配管収容溝の長手方向に間隔をおいて複数個設けられていることを特徴とする蓄熱ボード。
  6. 請求項4又は5において、前記配管係止用凸部は、前記配管収容溝の深さ方向に延在していることを特徴とする蓄熱ボード。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1項において、前記シェルから前記第2の主板面と面一状に張り出す取付部が設けられており、該取付部に固定具挿通孔が設けられていることを特徴とする蓄熱ボード。
  8. 請求項1ないし7のいずれか1項において、前記シェルの側端面から面一状に張り出す張出片が設けられており、該張出片に固定具挿通孔が設けられていることを特徴とする蓄熱ボード。
  9. 請求項1ないし8のいずれか1項において、前記シェルは、該シェル内に前記蓄熱材を充填するための充填口を備えており、
    該充填口にパッキンを有したキャップが装着されており、
    該キャップが接着剤によって該充填口に固着されていることを特徴とする蓄熱ボード。
  10. 請求項1ないし9のいずれか1項に記載の蓄熱ボードと、
    該蓄熱ボードの前記配管収容溝内に収容された熱媒体流通用配管と
    を備えてなる温調パネル。
  11. 請求項10において、該温調パネルの前記第1の主板面側に均熱シートが設けられていることを特徴とする温調パネル。
  12. 請求項10又は11において、前記配管収容溝に均熱材が設置されていることを特徴とする温調パネル。
JP2010163025A 2010-07-20 2010-07-20 蓄熱ボード及び温調パネル Expired - Fee Related JP5499971B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010163025A JP5499971B2 (ja) 2010-07-20 2010-07-20 蓄熱ボード及び温調パネル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010163025A JP5499971B2 (ja) 2010-07-20 2010-07-20 蓄熱ボード及び温調パネル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012026597A JP2012026597A (ja) 2012-02-09
JP5499971B2 true JP5499971B2 (ja) 2014-05-21

Family

ID=45779748

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010163025A Expired - Fee Related JP5499971B2 (ja) 2010-07-20 2010-07-20 蓄熱ボード及び温調パネル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5499971B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111207511A (zh) * 2020-01-19 2020-05-29 河北建筑工程学院 一种无风机式固体蓄热电锅炉高效换热的方法

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5998693B2 (ja) * 2012-07-17 2016-09-28 三菱樹脂株式会社 蓄熱ボックス
JP6728646B2 (ja) * 2015-11-18 2020-07-22 三菱ケミカルインフラテック株式会社 パラフィン系組成物及び蓄熱材

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0320536A (ja) * 1989-06-15 1991-01-29 Hitachi Cable Ltd 床暖房装置用蓄熱ボード
JPH07332687A (ja) * 1994-06-13 1995-12-22 Nippon Hiiteingu Plan:Kk 床暖房用均熱パネル、床暖房用断熱パネル及び床暖房構造
JP2000088260A (ja) * 1998-09-17 2000-03-31 Mitsubishi Kagaku Sanshi Corp 床暖房用放熱板
JP2000161686A (ja) * 1998-11-24 2000-06-16 Matsushita Electric Works Ltd 床暖房用発熱体パネルおよび蓄熱床暖房構造
JP2001201067A (ja) * 2000-01-19 2001-07-27 Ecotech:Kk 床暖房用パネルヒータ
JP2009281690A (ja) * 2008-05-26 2009-12-03 Chubu Electric Power Co Inc 床暖房パネル、及び当該床暖房パネルを備えた床暖房設備

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111207511A (zh) * 2020-01-19 2020-05-29 河北建筑工程学院 一种无风机式固体蓄热电锅炉高效换热的方法
CN111207511B (zh) * 2020-01-19 2022-02-18 河北建筑工程学院 一种无风机式固体蓄热电锅炉高效换热的方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012026597A (ja) 2012-02-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN102297614B (zh) 热交换器
JP4929900B2 (ja) 床暖房パネル
JP5499971B2 (ja) 蓄熱ボード及び温調パネル
JP2009047375A (ja) 貯湯タンク
JP2011237160A (ja) 蓄熱ボード及び暖房パネル
ITTO20111182A1 (it) Connessione per pannelli roll-bond
CN113015418B (zh) 一种散热结构
JP4876205B2 (ja) 蓄熱カプセル
JP5998693B2 (ja) 蓄熱ボックス
JP5662725B2 (ja) 蓄熱ボードおよび蓄熱ボードを有する暖房パネル、並びに蓄熱ボードの製造方法
KR200397739Y1 (ko) 온돌마루용 방열부재
JP2008032284A (ja) 床暖房システムにおける放熱パイプ敷設用のパネル
JP5487231B2 (ja) 潜熱蓄熱建材及びその製造方法
JP2009281690A (ja) 床暖房パネル、及び当該床暖房パネルを備えた床暖房設備
JP2018053457A (ja) 床下断熱材
KR200465006Y1 (ko) 방열기
KR101181180B1 (ko) 강성이 향상된 합성수지 다중벽관의 제조방법 및 제조장치
KR20060064902A (ko) 건식 온돌패널 구조
KR200440337Y1 (ko) 개구부 둘레에 리브가 형성된 관연결구 고정 홀더
JP2007211887A (ja) 波形可撓管
JP2012242070A (ja) 輻射パネル装置
JP5845967B2 (ja) 蓄熱ボード、建築材料、温調構造及びコンテナ
CN211716654U (zh) 组装式地暖模块
KR100863621B1 (ko) 온수 온돌 판
KR20150104753A (ko) 온돌용 온수패널

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130514

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140115

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140212

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140225

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5499971

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees