JP5499650B2 - 耐剥離性と耐摩耗性にすぐれたダイヤモンド被覆工具 - Google Patents

耐剥離性と耐摩耗性にすぐれたダイヤモンド被覆工具 Download PDF

Info

Publication number
JP5499650B2
JP5499650B2 JP2009260728A JP2009260728A JP5499650B2 JP 5499650 B2 JP5499650 B2 JP 5499650B2 JP 2009260728 A JP2009260728 A JP 2009260728A JP 2009260728 A JP2009260728 A JP 2009260728A JP 5499650 B2 JP5499650 B2 JP 5499650B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
diamond
total
layer thickness
inclination angle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009260728A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011104687A (ja
Inventor
秀夫 大島
竜一 松木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Materials Corp filed Critical Mitsubishi Materials Corp
Priority to JP2009260728A priority Critical patent/JP5499650B2/ja
Priority to CN201010529479XA priority patent/CN102059361A/zh
Publication of JP2011104687A publication Critical patent/JP2011104687A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5499650B2 publication Critical patent/JP5499650B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)
  • Chemical Vapour Deposition (AREA)
  • Drilling Tools (AREA)

Description

この発明は、炭化タングステン基超硬合金からなる基体表面にダイヤモンド皮膜を被覆したダイヤモンド被覆工具に関し、特に、金属材料よりも比強度、比剛性の高いCFRP(Carbon Fiber Reinforced Plastics。炭素繊維強化プラスチック)あるいは溶着性の高いAl合金等の難削材の高速切削に際し、長期の使用に亘って、すぐれた耐剥離性とすぐれた耐摩耗性を発揮するダイヤモンド被覆工具に関するものである。
従来、炭化タングステン基(WC基)超硬合金からなる基体に、ダイヤモンド皮膜を被覆したダイヤモンド被覆工具が知られており、例えば、基体表面に、ダイヤモンドの結晶成長の起点となる核付着工程およびダイヤモンドを結晶成長させる結晶成長工程とを繰り返し行うことにより、結晶粒径が微細なダイヤモンド皮膜を被覆したダイヤモンド被覆工具が知られており、この被覆工具を用いたAl合金の切削加工で、すぐれた面精度を得られることが知られている。
また、ダイヤモンド皮膜を、ラマン分光分析によるダイヤモンドのピーク強度Iに対する非ダイヤモンド炭素のピーク強度Iの強度比I/Iが0.7以下の層と、I/Iが0.9以上の層とを交互に積層したダイヤモンド被覆工具も知られており、この被覆工具をAl合金の切削加工に用いた場合、靭性、耐欠損性、耐摩耗性にすぐれることも知られている。
特開2002−79406号公報 特開平6−297207号公報
近年の切削加工装置のFA化はめざましく、一方で切削加工に対する省力化および省エネ化、さらに低コスト化の要求は強く、これに伴って、切削条件はますます高速化している。上記の従来被覆工具は、これを通常条件での切削加工に用いた場合には特段の問題は生じないが、これを、一般の金属材料に比して、比強度、比剛性にすぐれるCFRP、溶着性の高いAl合金等の難削材の高速切削に用いた場合には、CFRPは炭素繊維とエポキシ系樹脂の複合材であるため工具摩耗が激しい。さらに、ダイヤモンドは熱膨張係数が小さく、WC基超硬合金からなる基体との熱膨張差が大きいために、切削加工時の高熱によって、基体−ダイヤモンド膜の界面に熱応力が発生し、特に、長時間使用後、ダイヤモンド被覆の膜厚が薄くなるにつれ、上記応力によるダイヤモンド膜の剥離が生じやすくなり、工具寿命が短命となるという問題点があった。
そこで、長期の使用に亘って、ダイヤモンド膜の剥離が生じることがなく、同時に、優れた耐摩耗性を発揮するダイヤモンド被覆工具が望まれる。
本発明者等は、上述のような観点から、特に難削材であるCFRPあるいは溶着性の高いAl合金等の高速切削加工で、ダイヤモンド膜が優れた耐剥離性を有するとともに耐摩耗性を有し、長期の使用に亘って、すぐれた切削性能を発揮するダイヤモンド被覆工具を開発すべく鋭意研究を行った結果、以下の知見を得た。
本発明のダイヤモンド被覆工具は、WC基超硬合金からなる基体(基材)の表面に、例えば、熱フィラメント法等のダイヤモンド気相合成法によって、結晶性がそれぞれ異なるダイヤモンド膜であるA層およびB層(A層に比して、B層は相対的に結晶性が高い)が交互に積層されることによって構成されるが、A層、B層の交互積層に際し、WC基超硬合金基体(基材)側においては、A層の合計層厚LaとB層の合計層厚Lbが、0.6≦La/(La+Lb)の関係を満足するように、また、ダイヤモンド被覆表面側においては、A層の合計層厚LaとB層の合計層厚Lbが、0.6≦Lb/(La+Lb)の関係を満足するように交互積層を形成すると、このような交互積層構造からなるダイヤモンド被覆工具は、長期間使用してもダイヤモンド皮膜の剥離はみられず、その結果、長期の使用に亘って、すぐれた耐摩耗性を発揮することを見出したのである。
図1に、本発明のダイヤモンド被覆工具の側断面の概略図を示すが、図1に示されるダイヤモンド被覆の側断面でみた場合に、基体側においては、層厚方向に形成されたA層の占める層厚の割合はB層のそれより多く、一方、ダイヤモンド被覆表面側においては、層厚方向に形成されたB層の占める層厚の割合がA層のそれより多くなるように、交互積層を形成するA層、B層の層厚をそれぞれ調節すると、切削加工時の高熱によって、WC基超硬合金基体(基材)とダイヤモンド膜の熱膨張差に基づき発生する界面の熱応力を緩和することができ、その結果、長期間使用後であってもダイヤモンド皮膜の剥離発生を抑制でき、工具の長寿命化を図ることができるとともに、ダイヤモンド被覆表面側には、A層に比して相対的に硬度の高いB層が高割合で存在していることから、長時間の切削加工において十分な耐摩耗性を発揮することができるのである。
また、本発明者等は、ダイヤモンド被覆表面側に形成されたB層を構成するダイヤモンド膜について、電界放出型走査電子顕微鏡を用いて測定・作成した結晶面の傾斜角度数分布グラフにおいて、(110)面または(111)面が該傾斜角度数分布グラフの0〜10度の傾斜角区分で50%以上の度数を占める配向ダイヤモンド膜で構成した場合には、B層の硬さがより向上し、その結果、より一段と耐摩耗性が向上することを見出したのである。
この発明は、上記知見に基づいてなされたものであって、
「(1) 炭化タングステン基超硬合金で構成された基体表面に、結晶性が相異なる一層平均層厚0.03〜5μmのA層と一層平均層厚0.1〜5μmのB層の2種のダイヤモンド膜が交互に積層被覆され、ダイヤモンド膜の合計被覆層厚が10〜30μmであるダイヤモンド被覆工具において、
上記A層とB層を構成するダイヤモンド膜について、測定波長514.5nmのラマン分光分析を行った場合、測定により得られる1333±5cm−1のピーク最大値Iと、1400〜1600cm−1のピーク最大値Iの比の値I/Iは、上記A層では0.7<I/I<0.9であり、また、上記B層ではI/I<0.6であり、
さらに、基体表面から合計被覆層厚の1/3の高さ位置までの基体側に形成されたダイヤモンド膜におけるA層の合計層厚LaとB層の合計層厚Lbは、0.6≦La/(La+Lb)の関係を満足し、また、ダイヤモンド膜表面から合計被覆層厚の1/3の深さ位置までのダイヤモンド被覆表面側に形成されたダイヤモンド膜におけるA層の合計層厚LaとB層の合計層厚Lbは、0.6≦Lb/(La+Lb)の関係を満足することを特徴とするダイヤモンド被覆工具。
(2) 上記B層のうち、少なくともダイヤモンド被覆表面側に形成されたB層について、電界放出型走査電子顕微鏡を用い、基体表面に対し垂直な皮膜断面研磨面の測定範囲内に存在する結晶粒個々に電子線を照射して、前記基体表面の法線に対して、前記結晶粒の結晶面である(110)面および(111)面の法線がなす傾斜角を測定し、前記測定傾斜角のうち、0〜45度の範囲内にある測定傾斜角を0.25度のピッチ毎に区分すると共に、各区分内に存在する度数を集計してなる傾斜角度数分布グラフで表した場合、(110)面または(111)面の少なくともいずれかの面について、0〜10度の範囲内の傾斜角区分に最高ピークが存在すると共に、前記0〜10度の範囲内に存在する度数の合計が、傾斜角度数分布グラフにおける度数全体の50%以上の割合を占める傾斜角度数分布グラフを示すことを特徴とする前記(1)に記載のダイヤモンド被覆工具。」
に特徴を有するものである。
つぎに、この発明のダイヤモンド被覆工具の被覆層について、詳細に説明する。
交互に積層されるダイヤモンド膜の内のA層は、測定波長514.5nmのラマン分光分析を行った場合、測定により得られる1333±5cm−1のピーク最大値Iと、1400〜1600cm−1のピーク最大値Iの比の値I/Iは0.7<I/I<0.9であり、後記するB層に比して、相対的に結晶性が低く、微粒ダイヤモンドで構成される。
このような結晶性が低く、微粒ダイヤモンドで構成されるA層は、例えば、
フィラメント温度 2000〜2300℃、
フィラメント−基板間隔 10〜30mm、
基板温度 750〜950℃、
反応圧力 0.9〜1.6kPa、
反応ガス(CH/H比) 0.025〜0.08、
という条件で成膜することができる。
そして、このA層は、WC超硬合金からなる基体との熱膨張係数差がB層に比して小さく、その界面に大きな熱応力が発生しにくいために、また、A層は、基体との界面に発生した熱応力を緩和する作用がB層に比して大であるため、難削材の高速切削加工時の高熱が発生する条件下であっても、ダイヤモンド膜の剥離が抑制されることになるが、A層の一層平均膜厚が0.03μm未満では、基体との界面の熱応力緩和作用を十分に発揮することができず、一方、A層の一層平均膜厚が5μmを超えると、ダイヤモンド被覆全体としての硬さが低下し、耐摩耗性が低下傾向を示すようになることから、A層の一層平均膜厚は0.03〜5μmと定めた。
さらに、この発明では、A層とB層の交互積層による効果をより一段と発揮させるために、図1に示すように、基体側に形成されたダイヤモンド膜におけるA層の合計層厚LaとB層の合計層厚Lbは、0.6≦La/(La+Lb)の関係を満足するよう定め(即ち、層厚方向に形成されたA層の占める層厚の割合はB層のそれより多くし)、基体に対するダイヤモンド膜の耐剥離性をより高めるようにした。
La/(La+Lb)の値が0.6未満では、ダイヤモンド被覆は優れた硬さを有するものの、難削材の高速切削においては十分な耐剥離性を発揮し得ないことから、La/(La+Lb)の値を0.6以上と定めた。
また、A層と交互に積層されるダイヤモンド膜のB層は、測定波長514.5nmのラマン分光分析を行った場合、測定により得られる1333±5cm−1のピーク最大値Iと、1400〜1600cm−1のピーク最大値Iの比の値I/Iは0.6>I/Iであり、A層に比して結晶性が高くかつ粗粒ダイヤモンドで構成する。
このような結晶性が高くかつ粗粒ダイヤモンドで構成されるB層は、例えば、
フィラメント温度 2000〜2400℃、
フィラメント−基板間隔 10〜30mm、
基板温度 700〜900℃、
反応圧力 2.0〜6.67kPa、
反応ガス(CH/H比) 0.005〜0.05、
という条件で成膜することができる。
そして、このB層は、A層に比して耐摩耗性に優れるが、B層の一層平均膜厚が0.1μm未満では、長期の使用に亘っての優れた耐摩耗性を継続的に維持することができず、一方、B層の一層平均膜厚が5μmを超えると、結晶粒が粗大化するため表面の平滑性が低下し、欠損を発生しやすくなるとともに仕上げ面精度の低下を招くことになるので、B層の一層平均膜厚は0.1〜5μmと定めた。
さらに、この発明では、B層は、A層を挟んで交互に積層されていることにより、B層の結晶粒粗大化が抑制されるばかりか、B層に発生したクラック等の進展がA層によって阻止され、耐欠損性も向上する。
さらに、この発明では、A層とB層の交互積層による効果をより一段と発揮させるために、図1に示すように、ダイヤモンド被覆表面側に形成されたダイヤモンド膜におけるA層の合計層厚LaとB層の合計層厚Lbが、0.6≦Lb/(La+Lb)の関係を満足するように成膜し(即ち、層厚方向に形成されたB層の占める層厚の割合はA層のそれより多い)、耐欠損性、仕上げ面精度の低下を招くことなく、ダイヤモンド膜の耐摩耗性をより高めるようにした。
ダイヤモンド被覆表面側のダイヤモンド膜におけるLb/(La+Lb)の値が0.6未満では、難削材の高速切削において、長期の使用に亘って優れた耐摩耗性を発揮し得ないことから、Lb/(La+Lb)の値を0.6以上と定めた。
また、上記B層のうち、少なくともダイヤモンド被覆表面側に形成されたB層について、電界放出型走査電子顕微鏡を用い、基体表面に対し垂直な皮膜断面研磨面の測定範囲内に存在する結晶粒個々に電子線を照射して、前記基体表面の法線に対して、前記結晶粒の結晶面である(110)面および(111)面の法線がなす傾斜角を測定し、前記測定傾斜角のうち、0〜45度の範囲内にある測定傾斜角を0.25度のピッチ毎に区分すると共に、各区分内に存在する度数を集計してなる傾斜角度数分布グラフで表した場合、(110)面または(111)面の少なくともいずれかの面について、0〜10度の範囲内の傾斜角区分に最高ピークが存在すると共に、前記0〜10度の範囲内に存在する度数の合計が、傾斜角度数分布グラフにおける度数全体の50%以上の割合を占める傾斜角度数分布グラフを示し、このような配向を有する粗粒ダイヤモンドからなるB層は、すぐれた高硬度ととともに耐熱性を相兼ね備えている。
この発明において、A層とB層の交互積層構造からなるダイヤモンド膜の合計被覆層厚が10μm未満では、難削材の高速切削において、長期の使用に亘って優れた耐摩耗性を発揮することができず、一方、ダイヤモンド膜の合計被覆層厚が30μmを超えると、欠損、剥離発生の危険性が高まり、また、仕上げ面精度も低下傾向を示すようになることから、ダイヤモンド膜の合計被覆層厚は10〜30μmと定めた。
この発明のダイヤモンド被覆工具は、微粒ダイヤモンドからなるA層と粗粒ダイヤモンドからなるB層が交互積層構造をなし、さらに、基体側ではA層の合計層厚Laの比率が高く、一方、ダイヤモンド被覆表面側ではB層の合計層厚Lbの比率が高くなっていることから、工具基体−ダイヤモンド膜界面での応力緩和が図られ、耐剥離性に優れ、結晶粒の粗大化が防止され、被削材仕上げ面精度の低下がなく、耐クラック伝播性にすぐれるという特性を備える。
さらに、B層は、(110)または(111)配向性を有することから、この発明のダイヤモンド被覆工具はすぐれた高硬度と耐熱性とを相兼ね備えている
したがって、この発明のダイヤモンド被覆工具を、CFRP、Al合金等の難削材の高速切削加工に用いた場合でも、すぐれた耐剥離性、耐欠損性を備えるとともに長期の使用に亘ってすぐれた耐摩耗性を発揮するものである。
本発明のダイヤモンド被覆工具の側断面の概略図を示す。 本発明エンドミル1のダイヤモンド被覆表面側に形成されたB層の(110)面についての傾斜角度数分布グラフを示す。 本発明エンドミル5のダイヤモンド被覆表面側に形成されたB層の(111)面についての傾斜角度数分布グラフを示す。
つぎに、この発明のダイヤモンド被覆工具を実施例により具体的に説明する。
原料粉末として、平均粒径:5.5μmを有する中粗粒WC粉末、同0.8μmの微粒WC粉末、同1.3μmのTaC粉末、同1.2μmのNbC粉末、同1.2μmのZrC粉末、同2.3μmのCr粉末、同1.5μmのVC粉末、同1.0μmの(Ti,W)C[質量比で、TiC/WC=50/50]粉末、および同1.8μmのCo粉末を用意し、これら原料粉末をそれぞれ表1に示される配合組成に配合し、さらにワックスを加えてアセトン中で24時間ボールミル混合し、減圧乾燥した後、100MPaの圧力で所定形状の各種の圧粉体にプレス成形し、これらの圧粉体を、6Paの真空雰囲気中、7℃/分の昇温速度で1370〜1470℃の範囲内の所定の温度に昇温し、この温度に1時間保持後、炉冷の条件で焼結して、直径が13mmの工具基体形成用丸棒焼結体を形成し、さらに前記の丸棒焼結体から、研削加工にて、切刃部の直径×長さが10mm×22mmの寸法、並びにねじれ角30度の2枚刃スクエア形状をもったWC基超硬合金製の工具基体(エンドミル)C−1〜C−8をそれぞれ製造した。
ついで、これらの工具基体(エンドミル)C−1〜C−8の表面をアセトン中で超音波洗浄し、乾燥した後、酸溶液によるエッチングおよび/またはアルカリ溶液によるエッチング処理を行い、さらに、ダイヤモンド粉末スラリー液を用いて超音波洗浄器で超音波処理を行なった後、
(a1)まず、
フィラメント温度 2200 ℃、
フィラメント−基板間隔 15 mm、
基板温度 850 ℃、
反応圧力 0.9 kPa、
反応ガス CH/H=0.05(但し、体積比)、
という条件で、工具基体の表面に、微粒ダイヤモンドからなるA層(ラマン分光分析によるピーク強度比:0.7<I/I<0.9)を成膜し、
(b1)次いで、上記A層の上に、
フィラメント温度 2200 ℃、
フィラメント−基板間隔 15 mm、
基板温度 800 ℃、
反応圧力 4 kPa、
反応ガス CH/H=0.035(但し、体積比)、
という条件で、粗粒ダイヤモンドからなるB層(ラマン分光分析によるピーク強度比:I/I<0.6)を成膜し、
(c1)基体側では0.6≦La/(La+Lb)を満足し、かつ、ダイヤモンド被覆表面側では0.6≦Lb/(La+Lb)を満足するように、A層、B層それぞれの一層膜厚を調整しつつ、上記(a1)、(b1)を、所要回数繰り返し、表2に示される、所望積層数、所望合計被覆層厚のダイヤモンド皮膜を成膜して本発明ダイヤモンド被覆工具としての本発明ダイヤモンド被覆エンドミル(以下、本発明エンドミルという)1〜8をそれぞれ製造した。
比較の目的で、上記の工具基体(エンドミル)C−1〜C−8の表面に上記と同様のコーティング前処理を施した状態で、上記実施例1の(a1)と同一の条件でダイヤモンド皮膜を成膜した比較エンドミル1、上記実施例1の(b1)と同一の条件でダイヤモンド皮膜を成膜した比較エンドミル2、上記実施例1の(a1)、(b1)を所要回数繰り返し(ただし、La/(La+Lb)あるいはLb/(La+Lb)の値は膜厚方向にほぼ一定の値)、所望積層数、所望合計被覆層厚のダイヤモンド皮膜を成膜した比較エンドミル3〜8をそれぞれ製造した。
表3に、それぞれの皮膜の一層膜厚、積層数、合計被覆層厚を示す。
つぎに、上記本発明エンドミル1〜8のダイヤモンド被覆表面側に形成されたB層および上記比較エンドミル2〜8の粗粒ダイヤモンド皮膜について、電界放出型走査電子顕微鏡を用い、基体表面に対し垂直な皮膜断面研磨面の測定範囲内に存在する結晶粒個々に電子線を照射して、基体表面の法線に対して、前記結晶粒の結晶面である(110)面および(111)面の法線がなす傾斜角を測定し、前記測定傾斜角のうち、0〜45度の範囲内にある測定傾斜角を0.25度のピッチ毎に区分すると共に、各区分内に存在する度数を集計してなる傾斜角度数分布グラフを作成した。
図2に、一例として、本発明エンドミル1のダイヤモンド被覆表面側に形成されたB層の(110)面についての傾斜角度数分布グラフを示すが、本発明エンドミル1〜8および比較エンドミル2〜8の粗粒ダイヤモンド皮膜の(110)面の傾斜角度数分布グラフは、いずれもほぼ同様な傾斜角度数分布グラフを示し、0〜10度の範囲内の傾斜角区分に最高ピークが存在すると共に、前記0〜10度の範囲内に存在する度数の合計が、傾斜角度数分布グラフにおける度数全体の50%以上の割合を占めていた。
図3には、一例として、本発明エンドミル5のダイヤモンド被覆表面側に形成されたB層の(111)面についての傾斜角度数分布グラフを示すが、本発明エンドミル1〜8および比較エンドミル2〜8の粗粒ダイヤモンド皮膜の(111)面の傾斜角度数分布グラフは、いずれもほぼ同様な傾斜角度数分布グラフを示し、0〜10度の範囲内の傾斜角区分に最高ピークが存在すると共に、前記0〜10度の範囲内に存在する度数の合計が、傾斜角度数分布グラフにおける度数全体の50%以上の割合を占めた。
表2、表3に、本発明エンドミル1〜8および上記比較エンドミル1〜8の粗粒ダイヤモンド皮膜について測定された最高ピークが存在する傾斜角区分、0〜10度の範囲内に存在する度数割合等を示す。
また、本発明エンドミル1〜8および比較エンドミル2〜4の粗粒ダイヤモンド皮膜について、平均ダイヤモンド粒径を測定したところ、比較エンドミル2〜8の粗粒ダイヤモンド皮膜では、平均ダイヤモンド粒径は2.9〜7.5μmであり、一方、本発明エンドミル1〜8の粗粒ダイヤモンド皮膜(B層)では、平均ダイヤモンド粒径は0.8〜1.8μmであることから、本発明の粗粒ダイヤモンド皮膜(B層)では、ダイヤモンド結晶粒の粗大化が充分抑制されていることがわかる。
つぎに、上記本発明エンドミル1〜8および上記比較エンドミル1〜8について、
被削材−平面寸法:100mm×250mm、厚さ:5mmの、炭素繊維と熱硬化型エポキシ系樹脂が直交積層構造を持つ炭素繊維強化樹脂複合材(CFRP)の板材、
切削速度: 240 m/min.、
溝深さ(切り込み):径方向(ae)2.5mm,軸方向(ap)8mm、
テーブル送り: 1500 mm/分、
エアーブロー、
の条件(切削条件A)での上記CFRPの乾式高速側面切削加工試験、
被削材−平面寸法:100mm×250mm、厚さ:50mmの、JIS・ADC12の板材、
切削速度: 420 m/min.、
溝深さ(切り込み):径方向(ae)2.5mm,軸方向(ap)8mm、
テーブル送り: 1200 mm/分、
エアーブロー、
の条件(切削条件B)での上記Al合金の乾式高速側面切削加工試験、
をそれぞれ行い、いずれの切削加工試験でも切刃部に欠損が発生するまでの切削溝長、あるいは、被削材にバリが発生するまでの切削溝長を測定した。
これらの測定結果を表4にそれぞれ示した。
Figure 0005499650
Figure 0005499650
Figure 0005499650
Figure 0005499650
上記の実施例1で製造した直径が13mmの丸棒焼結体を用い、この丸棒焼結体から、研削加工にて、溝形成部の直径×長さが10mm×22mmの寸法、並びにいずれもねじれ角30度の2枚刃形状をもったWC基超硬合金製の工具基体(ドリル)D−1〜D−8をそれぞれ製造した。
ついで、これらの工具基体(ドリル)D−1〜D−8の切刃に、ホーニングを施し、上記実施例1と同様のコーティング前処理を施した後、上記実施例1の(a1)〜(c1)と同一の条件で、工具基体(ドリル)D−1〜D−8の表面に、A層、B層それぞれの一層膜厚を調整しつつ、表5に示される、所望積層数、所望合計被覆層厚のダイヤモンド皮膜を成膜して本発明ダイヤモンド被覆工具としての本発明ダイヤモンド被覆ドリル(以下、本発明ドリルという)1〜8をそれぞれ製造した。
比較の目的で、上記の工具基体(ドリル)D−1〜D−8の表面に、ホーニングを施し、上記実施例1と同様のコーティング前処理を施した後、上記実施例1の(a1)と同一の条件でダイヤモンド皮膜を成膜した比較ドリル1、上記実施例1の(b1)と同一の条件でダイヤモンド皮膜を成膜した比較ドリル2、上記実施例1の(a1)、(b1)を所要回数繰り返し(ただし、La/(La+Lb)あるいはLb/(La+Lb)の値は膜厚方向にほぼ一定の値)、所望積層数、所望合計被覆層厚のダイヤモンド皮膜を成膜した比較ドリル3〜8をそれぞれ製造した。
表6に、それぞれの皮膜の一層膜厚、積層数、合計被覆層厚を示す。
つぎに、上記本発明ドリル1〜8のダイヤモンド被覆表面側に形成されたB層および上記比較ドリル2〜8の粗粒ダイヤモンド皮膜について、電界放出型走査電子顕微鏡を用い、基体表面に対し垂直な皮膜断面研磨面の測定範囲内に存在する結晶粒個々に電子線を照射して、基体表面の法線に対して、前記結晶粒の結晶面である(110)面および(111)面の法線がなす傾斜角を測定し、前記測定傾斜角のうち、0〜45度の範囲内にある測定傾斜角を0.25度のピッチ毎に区分すると共に、各区分内に存在する度数を集計してなる傾斜角度数分布グラフを作成した。
本発明ドリル1〜8および比較ドリル2〜8の粗粒ダイヤモンド皮膜の(110)面の傾斜角度数分布グラフは、いずれもほぼ同様な傾斜角度数分布グラフを示し、0〜10度の範囲内の傾斜角区分に最高ピークが存在すると共に、前記0〜10度の範囲内に存在する度数の合計が、傾斜角度数分布グラフにおける度数全体の50%以上の割合を占めていた。
また、本発明ドリル1〜8および比較ドリル2〜8の粗粒ダイヤモンド皮膜の(111)面の傾斜角度数分布グラフは、いずれもほぼ同様な傾斜角度数分布グラフを示し、0〜10度の範囲内の傾斜角区分に最高ピークが存在すると共に、前記0〜10度の範囲内に存在する度数の合計が、傾斜角度数分布グラフにおける度数全体の50%以上の割合を占めた。
表5、表6に、本発明ドリル1〜8および上記比較ドリル1〜8の粗粒ダイヤモンド皮膜について測定された最高ピークが存在する傾斜角区分、0〜10度の範囲内に存在する度数割合等を示す。
つぎに、上記本発明ドリル1〜8および比較ドリル1〜8について、
被削材−平面寸法:100mm×250mm、厚さ:8mmの、炭素繊維と熱硬化型エポキシ系樹脂が直交積層構造を持つ炭素繊維強化樹脂複合材(CFRP)の板材、
切削速度: 180 m/min.、
送り: 0.06 mm/rev、
貫通穴:(8 mm)、
エアーブロー、
の条件(切削条件C)での上記CFRPの乾式高速穴あけ切削加工試験、
被削材−平面寸法:100mm×250mm、厚さ:15mmの、JIS・ADC12の板材
切削速度: 220 m/min.、
送り: 0.09 mm/rev、
貫通穴:(15 mm)、
エアーブロー、
の条件(切削条件D)での上記Al合金の乾式高速穴あけ切削加工試験、
をそれぞれ行い、いずれの乾式高速穴あけ切削加工試験でも、切屑つまりにより切削不能になるまでの穴あけ加工数を測定した。
この測定結果を表7にそれぞれ示した。
Figure 0005499650
Figure 0005499650
Figure 0005499650
表2〜7に示される結果から、本発明ダイヤモンド被覆工具としての本発明エンドミル1〜8および本発明ドリル1〜8は、微粒ダイヤモンドからなるA層と粗粒ダイヤモンドからなるB層が交互積層構造をなし、さらに、基体側ではA層の合計層厚Laの比率が高く、一方、ダイヤモンド被覆表面側ではB層の合計層厚Lbの比率が高くなっていることから、工具基体−ダイヤモンド膜界面での耐剥離性に優れ、また、結晶粒の粗大化が防止されることから、被削材仕上げ面精度に優れるばかりか耐欠損性にも優れ、CFRP、Al合金等の難削材の高速切削加工に用いた場合でも、長期の使用に亘ってすぐれた耐摩耗性を発揮する。
これに対して、微粒ダイヤモンド皮膜のみ、粗粒ダイヤモンド皮膜のみからなる比較ダイヤモンド被覆工具、あるいは、微粒ダイヤモンドと粗粒ダイヤモンドの交互積層構造であっても、La/(La+Lb),Lb/(La+Lb)の値が膜厚方向にほぼ一定である比較ダイヤモンド被覆工具においては、ダイヤモンド皮膜の剥離、欠損が発生し、被削材仕上げ面精度も不十分であって、CFRP、Al合金等の難削材の高速切削加工に用いた場合、長期の使用に亘ってすぐれた耐摩耗性を発揮することはできず、工具寿命も短命であった。
上述のように、この発明のダイヤモンド被覆工具は、通常条件での切削加工は勿論のこと、金属材料よりも比強度、比剛性の高いCFRPあるいは溶着性の高いAl合金等の高速切削においても、耐剥離性、耐欠損性にすぐれ、長期の使用に亘って、すぐれた耐摩耗性を発揮するものであるから、切削加工装置のFA化、並びに切削加工の省力化および省エネ化、さらに低コスト化に十分満足に対応できるものである。

Claims (2)

  1. 炭化タングステン基超硬合金で構成された基体表面に、結晶性が相異なる一層平均層厚0.03〜5μmのA層と一層平均層厚0.1〜5μmのB層の2種のダイヤモンド膜が交互に積層被覆され、ダイヤモンド膜の合計被覆層厚が10〜30μmであるダイヤモンド被覆工具において、
    上記A層とB層を構成するダイヤモンド膜について、測定波長514.5nmのラマン分光分析を行った場合、測定により得られる1333±5cm−1のピーク最大値Iと、1400〜1600cm−1のピーク最大値Iの比の値I/Iは、上記A層では0.7<I/I<0.9であり、また、上記B層ではI/I<0.6であり、
    さらに、基体表面から合計被覆層厚の1/3の高さ位置までの基体側に形成されたダイヤモンド膜におけるA層の合計層厚LaとB層の合計層厚Lbは、0.6≦La/(La+Lb)の関係を満足し、また、ダイヤモンド膜表面から合計被覆層厚の1/3の深さ位置までのダイヤモンド被覆表面側に形成されたダイヤモンド膜におけるA層の合計層厚LaとB層の合計層厚Lbは、0.6≦Lb/(La+Lb)の関係を満足する、
    ことを特徴とするダイヤモンド被覆工具。
  2. 上記B層のうち、少なくともダイヤモンド被覆表面側に形成されたB層について、電界放出型走査電子顕微鏡を用い、基体表面に対し垂直な皮膜断面研磨面の測定範囲内に存在する結晶粒個々に電子線を照射して、前記基体表面の法線に対して、前記結晶粒の結晶面である(110)面および(111)面の法線がなす傾斜角を測定し、前記測定傾斜角のうち、0〜45度の範囲内にある測定傾斜角を0.25度のピッチ毎に区分すると共に、各区分内に存在する度数を集計してなる傾斜角度数分布グラフで表した場合、(110)面または(111)面の少なくともいずれかの面について、0〜10度の範囲内の傾斜角区分に最高ピークが存在すると共に、前記0〜10度の範囲内に存在する度数の合計が、傾斜角度数分布グラフにおける度数全体の50%以上の割合を占める傾斜角度数分布グラフを示すことを特徴とする請求項1に記載のダイヤモンド被覆工具。
JP2009260728A 2009-11-16 2009-11-16 耐剥離性と耐摩耗性にすぐれたダイヤモンド被覆工具 Active JP5499650B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009260728A JP5499650B2 (ja) 2009-11-16 2009-11-16 耐剥離性と耐摩耗性にすぐれたダイヤモンド被覆工具
CN201010529479XA CN102059361A (zh) 2009-11-16 2010-10-25 耐剥离性和耐磨性优异的金刚石包覆工具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009260728A JP5499650B2 (ja) 2009-11-16 2009-11-16 耐剥離性と耐摩耗性にすぐれたダイヤモンド被覆工具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011104687A JP2011104687A (ja) 2011-06-02
JP5499650B2 true JP5499650B2 (ja) 2014-05-21

Family

ID=43994967

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009260728A Active JP5499650B2 (ja) 2009-11-16 2009-11-16 耐剥離性と耐摩耗性にすぐれたダイヤモンド被覆工具

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP5499650B2 (ja)
CN (1) CN102059361A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109641288A (zh) * 2017-06-13 2019-04-16 住友电工硬质合金株式会社 钻头

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5757232B2 (ja) * 2011-12-26 2015-07-29 三菱マテリアル株式会社 硬質被覆層がすぐれた耐チッピング性と耐摩耗性を発揮する表面被覆切削工具
JP5838806B2 (ja) * 2011-12-28 2016-01-06 三菱マテリアル株式会社 硬質被覆層がすぐれた耐チッピング性を発揮する表面被覆切削工具
JP5838805B2 (ja) * 2011-12-28 2016-01-06 三菱マテリアル株式会社 硬質被覆層がすぐれた耐チッピング性を発揮する表面被覆切削工具
JP5536143B2 (ja) 2012-06-07 2014-07-02 ユニオンツール株式会社 切削工具用ダイヤモンド皮膜
CN104002537B (zh) * 2013-02-25 2018-02-27 三菱综合材料株式会社 提高了刀尖强度的金刚石包覆硬质合金制切削工具
US9061849B2 (en) 2013-03-14 2015-06-23 United States Postal Service System and method of article feeder operation
EP2832899A1 (fr) * 2013-08-02 2015-02-04 The Swatch Group Research and Development Ltd. Revêtement de diamant et procédé de dépôt d'un tel revêtement
US10265775B2 (en) 2014-03-27 2019-04-23 Tungaloy Corporation Coated tool
JP6507377B2 (ja) * 2014-04-10 2019-05-08 株式会社タンガロイ 被覆工具
CN107614168B (zh) * 2015-05-28 2019-10-25 京瓷株式会社 切削工具
CN105150090A (zh) * 2015-08-19 2015-12-16 南京航空航天大学 基于可控织构cvd金刚石膜的蓝宝石球罩研磨工具
CN105170986B (zh) * 2015-10-29 2017-02-08 西迪技术股份有限公司 一种梯度硬质合金、制备方法及截齿头
JP6927954B2 (ja) * 2018-12-25 2021-09-01 ユニオンツール株式会社 切削工具用ダイヤモンド皮膜

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06297207A (ja) * 1993-04-13 1994-10-25 Kobe Steel Ltd 靭性に優れた気相合成ダイヤモンド切削工具
US5650059A (en) * 1995-08-11 1997-07-22 Credo Tool Company Method of making cemented carbide substrate
JP2003155565A (ja) * 2001-11-19 2003-05-30 Onward Giken:Kk 多層硬質炭素膜の形成方法と、その装置
JP3996809B2 (ja) * 2002-07-11 2007-10-24 住友電工ハードメタル株式会社 被覆切削工具
JP2004284003A (ja) * 2003-02-28 2004-10-14 Mitsubishi Materials Corp 硬質被覆層がすぐれた耐チッピング性を発揮する表面被覆サーメット製切削工具
JP5176621B2 (ja) * 2008-03-18 2013-04-03 株式会社タンガロイ 非晶質炭素被覆工具
JP5163879B2 (ja) * 2008-04-07 2013-03-13 三菱マテリアル株式会社 耐欠損性と耐摩耗性にすぐれたダイヤモンド被覆工具

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109641288A (zh) * 2017-06-13 2019-04-16 住友电工硬质合金株式会社 钻头

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011104687A (ja) 2011-06-02
CN102059361A (zh) 2011-05-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5499650B2 (ja) 耐剥離性と耐摩耗性にすぐれたダイヤモンド被覆工具
JP5866650B2 (ja) 表面被覆切削工具
JP5036338B2 (ja) 硬質被覆層がすぐれた耐欠損性を発揮する表面被覆切削工具
JP5035956B2 (ja) 硬質被覆層がすぐれた耐欠損性を発揮する表面被覆切削工具
JP5207109B2 (ja) 硬質被覆層がすぐれた耐欠損性を発揮する表面被覆切削工具
JP2018144224A (ja) 表面被覆切削工具
JP5488873B2 (ja) 耐欠損性と耐摩耗性にすぐれたダイヤモンド被覆工具
JP5163879B2 (ja) 耐欠損性と耐摩耗性にすぐれたダイヤモンド被覆工具
JP5292900B2 (ja) 耐欠損性と耐摩耗性にすぐれたダイヤモンド被覆工具
JP5499771B2 (ja) ダイヤモンド被覆切削工具
JP5397689B2 (ja) ダイヤモンド被覆切削工具
JP2011104721A (ja) すぐれた耐欠損性および耐摩耗性を発揮するダイヤモンド被覆工具
JP2011104722A (ja) 耐欠損性、耐溶着性にすぐれたダイヤモンド被覆工具
JP5287407B2 (ja) 重切削加工においてすぐれた耐摩耗性を発揮するダイヤモンド被覆工具
JP5187572B2 (ja) ダイヤモンド被覆超硬合金製切削工具
JP2011131347A (ja) ダイヤモンド被覆超硬合金製切削工具
JP5287408B2 (ja) すぐれた仕上げ面精度を示すダイヤモンド被覆工具
JP5246597B2 (ja) ダイヤモンド被覆工具
JP5569740B2 (ja) 耐チッピング性にすぐれた表面被覆切削工具
JP6040698B2 (ja) ダイヤモンド被覆超硬合金製ドリル
JP5397688B2 (ja) ダイヤモンド被覆切削工具
JP5682217B2 (ja) 耐摩耗性と切屑排出性に優れた表面被覆ドリル
JP5708075B2 (ja) 耐剥離性と耐摩耗性にすぐれたダイヤモンド被覆エンドミル
JP5163878B2 (ja) 耐欠損性と耐摩耗性にすぐれたダイヤモンド被覆工具
JP2019093521A (ja) ダイヤモンド被覆超硬合金製切削工具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120927

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20130927

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130930

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131111

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140212

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Effective date: 20140225

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Country of ref document: JP

Ref document number: 5499650

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150