JP5498731B2 - 胴巻き包装機 - Google Patents
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Description
前記容器の略全周をフィルムで巻き付けた状態で該容器の後方近傍位置において、前記一対のシール部材で挟んで加熱シールし、切断して前記容器をフィルムで覆うように巻き締めて胴巻きした後に、前記支持ローラが前記一対のシール部材とともに前記初期位置に復帰するように構成した。
また、容器検知センサによる容器の検知に基づき、容器がフィルムに当接するタイミング等を得ることができるため、シール部材等の動作を適切に制御することができる。例えば、容器に滑りが生じても、容器の位置情報をより正確に得ることが可能であるため、シール部材や支持ローラ等を作動させるタイミングを変更して、シール部材や支持ローラ等が容器を噛み込まないようにすることもできる。
図1に示すように、コンべヤ1は、供給コンべヤ1Aと排出コンべヤ1Bとによって容器搬送路2aが構成されており、その容器搬送路2a上に載置された容器3が容器搬送方向(前後方向)に沿う矢印の向きに搬送される。
容器搬送路2aより下方位置で容器搬送方向に対し交差する横方向に延出するように移動台12が、図示しない本体枠に支持されている。移動台12上の横方向両側に立設された支持板13間に一対の案内棒14が上下平行に横方向へ架設されている。また、両支持板13間には両案内捧14と平行に雄螺旋棒15が回転可能に横方向へ支持されており、その雄螺旋棒15は図1に示すサーボモータ16の回転を受けて回転する。雄螺旋棒15には、コンべヤ1の容器搬送路2aを挟む横方向における一側に左螺旋15aが形成され、他方に右螺旋15bが形成されている。左螺旋15aと右螺旋15bとは夫々雌螺旋筒17と螺合している。雌螺旋筒17は、案内棒14に嵌挿された案内筒18と共に、可動板19に各々取着されている。このため、可動板19は容器搬送路2aの左右両側で雄螺旋棒15及び案内棒14に支持され、雄螺旋棒15が回転することで、可動板19及び後述する支持ローラ21は容器搬送路2aの容器搬送中心に対し互いに接近すると共にサーボモータ16の回転に応じて離間し、動作開始位置としての元の位置に復帰する。
コンベヤ1の容器搬送路2aを挟む両側の可動台24上には、フィルム供給源25として巻取軸27にフィルム巻取ロール体28が夫々回転可能に取り付けられている。フィルム巻取ロール体28から引き出されたフィルム7は、一対の案内ローラ29を介して繰出しローラ30とゴムローラ31とによって挟持された後に、案内ローラ29とテンションローラ32とに交互に掛け渡されてジグザグ状に案内されたフィルム供給経路を経て、前記フィルム支持機構4の案内ローラ23,22及び支持ローラ21に掛け渡されている。ロッド35aとその両側に平行に配設された案内棒33とにはテンション台34が容器搬送方向に対し交差する横方向へスライド可能に挿嵌されている。各テンションローラ32はテンション台34上に支持されている。テンション台34はロッド35aに沿って移動可能な押圧片36を介して圧縮コイルばね35により通常はコンベヤ1の容器搬送路2a側へ付勢されている。不図示の駆動制御手段により可動台24上のエアシリンダ37が作動すると、押圧片36がエアシリンダ37で押されることにより押圧片36が圧縮コイルばね35を押圧しながら移動し、その押圧により圧縮コイルばね35が収縮してテンション台34から離れ、圧縮コイルばね35によるテンション台34の付勢が解除されて(解除手段)フィルム7に対するテンションを緩めることができる。従って、エアシリンダ37の作動で圧縮コイルばね35の付勢力を除去することにより、テンションローラ32が支持されたテンション台34がフィルム7のテンションを低くする側にスライドする際に案内棒33に対し生じる摩擦で、フィルム7のテンションを前記低いテンションに調節し得る。また、エアシリンダ37が通常の状態に復帰すると、押圧片36に対する押圧解除により圧縮コイルばね35が伸長してテンション台34を押圧片36で付勢し、フィルム7にテンションを付与することができる。巻取軸27に巻き付けられたフィルム7は、繰出しローラ30が可動台24の下側に取着されたサーボモータ(不図示)の駆動を受けて回転することによって、巻取軸27から引き出される。各巻取軸27の外周にはブレーキバンド26が巻かれていて、その一端側がばね(不図示)を介して支持されていることにより、サーボモータ(不図示)の回転が停止すると、ブレーキバンド26によって巻取軸27にブレーキが掛けられる。
移動台12上の横方向両側には、支持板38と支柱39とが上下方向に立設するように配設されており、両支持板38間に一対の案内棒40が平行に横方向へ架設され、両支柱39の間に案内棒41が各案内棒40に対し平行に架設されている。案内棒40,41には、一対の可動体42が案内捧40,41に沿って横方向にスライド可能に支持されている。可動体42には、夫々、シール部材43が対向するように配設されており、その反対側にはリンク44が揺動可能に支持されている。両可動体42及び両シール部材43が容器搬送路2aの中央を中心に対称に接近離間動作するように、サーボモータ45の回転が、支柱39に回動可能に支持されたレバー46,47,48と、連動リンク49と、リンク50と、リンク44とを介して、各可動体42に伝達されるように構成されている。なお、図示されていないが、一方のシール部材43内には他方のシール部材43内に対し進退するナイフが内蔵されている。
張設されたフィルム7に対し、搬送途中の容器3が容器搬送方向の上流側に位置する時に、容器検知センサ6によって容器3の前方が検知されると、不図示の駆動制御手段が、コンベヤ1の搬送速度に基づき、フィルム7に容器3が当接するタイミングとの関係から、繰出しローラ30を駆動するフィルム繰出し用サーボモータ(不図示)とテンション調節用のエアシリンダ37の各動作タイミングを求める。
本実施形態は下記の効果を有する。
・ 本実施形態では、エアシリンダ37の作動で圧縮コイルばね35の付勢力を解除したが、エアシリンダ37に代えて電動モータ等の別の駆動手段で解除するようにしてもよい。また、圧縮コイルばね35を用いてテンションローラ32を付勢したが、例えば、板ばねやゴム等の弾性体(ばね)等に変更してテンションローラ32が案内ローラ29に接近し難い状態に設定してもよい。
Claims (5)
- コンベアに水平に載置して搬送する蓋付きの容器の搬送路を左右に横断するように展張された熱収縮性のフィルムを前記容器の容器本体と蓋の合わせ目を封止するために側方から全周に巻き付けて胴巻き包装する胴巻き包装機であって、
前記搬送路の左右両側に配設され、前記フィルムを当該搬送路を左右に横断するように展張させるとともに互いに接近離間動作し、前記搬送路の搬送方向に沿って移動可能に構成された一対のローラからなる支持ローラと、
当該支持ローラより搬送方向の下流側で、前記搬送路の左右両側に配設されて前記支持ローラの動作とは別に互いに接近離間動作し、前記支持ローラとともに前記搬送路の搬送方向に沿って移動可能に構成された一対のシール部材と、
前記支持ローラより搬送方向の上流側で、搬送路を搬送される容器を検知する容器検知センサとを備え、
前記容器検知センサが搬送される容器を検知したことに基づき前記支持ローラが所定の初期位置から前記シール部材とともに前記搬送中の容器とは逆向きに移動して前記フィルムが展張された展張位置を前記容器の前方が越えて前進する際に前記支持ローラが前記搬送路上の前記容器に前記フィルムを巻き付け、
相対的に前進する前記容器の後方が前記支持ローラを越えた位置に至ると、前記容器の後方近傍位置で両支持ローラが互いに近接する位置まで接近し、
前記容器の略全周をフィルムで巻き付けた状態で該容器の後方近傍位置において、前記一対のシール部材で挟んで加熱シールし、切断して前記容器をフィルムで覆うように巻き締めて胴巻きした後に、
前記支持ローラが前記一対のシール部材とともに前記初期位置に復帰するように構成したことを特徴とする胴巻き包装機。 - 前記支持ローラによって容器にフィルムを巻き付け案内する際に、展張されたフィルムに容器を当接させる前のフィルムのテンションより低いテンションに調節し得るテンション調節手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の胴巻き包装機。
- 前記テンション調節手段は、前記搬送路に展張されたフィルムの両側のフィルム供給経路で、該フィルムが巻き掛けられた案内ローラと、該案内ローラに対し接近離間し得るテンションローラと、案内ローラから離間させる向きにテンションローラを付勢するばねと、該ばねの付勢力を解除する解除手段を備え、
該解除手段でばねの付勢力を解除して、フィルムのテンションを該付勢力で得るテンションより低い前記低いテンションに調節し得る
ことを特徴とする請求項2に記載の胴巻き包装機。 - 前記一対のシール部材はフィルムを挟持して搬送方向に向けて容器の移動速度と同じ速度で移動する
ことを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか一つに記載の胴巻き包装機。 - 前記シール部材によるシール位置を挟んで搬送方向の上流側と下流側とにそれぞれ設けられた搬送路を備え、
前記シール部材が互いに接近する際に上流側と下流側の搬送路が離間するとともに、
該シール部材が互いに離れる際に上流側と下流側の搬送路が接近する
ことを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか一つに記載の胴巻き包装機。
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Applications Claiming Priority (1)
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JP2009154136A JP5498731B2 (ja) | 2009-06-29 | 2009-06-29 | 胴巻き包装機 |
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Family Applications (1)
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