JP5498199B2 - 情報処理システム、情報処理装置、および、通信方法 - Google Patents

情報処理システム、情報処理装置、および、通信方法 Download PDF

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Description

本発明は、複数の通信方式に従ってネットワークに接続可能な情報処理システム、情報処理装置、および、通信方法に関する。特に、本発明は、情報処理装置で実行されるアプリケーションが特定の通信方式だけに対応するように制作されている場合であっても、それ以外の通信方式を利用することを可能化する技術に関する。
近年の情報通信技術(Information and Communication Technology)の急速な発展に伴って、ネットワーク通信機能を利用した各種の情報処理装置が実用化されている。たとえば、特開2007−194788号公報(特許文献1)には、無線LAN機能を搭載して、アクセスポイントなどの接続制御装置を経由して、インターネットなどに接続可能なゲーム装置が開示されている。
ところで、ネットワークへ接続する構成としては、無線LANの他、携帯電話やPHS(Personal Handy phone System)といったいわゆるセルラー方式の無線通信技術を利用する形態や、赤外線通信を利用する形態が知られている。これらの通信手段は、それぞれサービス提供範囲、通信速度、消費電力などにおいて異なった特徴を有している。
そのため、どのような場所でもネットワークへ接続できるように、複数の通信方式を利用可能な情報処理装置が提案されている。たとえば、特開2005−86451号公報(特許文献2)には、無線LANシステムとセルラー無線システムとを統合した無線通信システムが開示されている。
特開2007−194788号公報 特開2005−86451号公報
たとえば、上述の特許文献1に開示されるような、ある第1通信方式(たとえば、無線LAN)を用いた通信機能を有する情報処理装置に、他の第2通信方式(たとえば、上述のようなセルラー無線システム)を利用可能とするための機能(ハードウェア)を追加することを考える。
たとえば、ゲーム装置のような情報処理装置では、外部から種々のプログラム(アプリケーション)が装着可能になっている。上述の特許文献1に開示されるようなゲーム装置では、処理に用いられるプログラムはメモリカード内のROM(Read Only Memory)に記憶されて流通する。そのため、第1通信方式を用いた通信機能のみを有する情報処理装置を想定して制作されたプログラムを、上述したような、第1通信方式に加えて新たな別の第2通信方式を利用可能とした情報処理装置で実行した際に、当該第2通信方式を利用するためには、そのプログラムに含まれる通信プログラム(ドライバソフトウェア)を更新する必要がある。
しかしながら、このような通信プログラムを更新した場合、第1通信方式と第2通信方式とを切替えて通信を行うときには、それぞれの通信方式に対応した制御を行わなければならないため、第1通信方式と第2通信方式との切替え制御が複雑になるといった問題があった。
本発明は、このような新規な課題を解決するためになされたものであって、その目的は、複数の通信方式に従ってネットワークに接続可能な構成であっても、複数の通信方式間の切替えが容易な情報処理システム、情報処理装置、および、通信方法を提供することである。
本発明の第1の局面に従えば、ネットワークに接続されている第1接続制御装置および第2接続制御装置と、当該第1接続制御装置と第1通信方式に従った通信および当該第2接続制御装置と当該第1通信方式とは異なる第2通信方式に従った通信のいずれかを行い、当該第1接続制御装置および当該第2接続制御装置のいずれかを介して当該ネットワークに接続可能な情報処理装置とを備える情報処理システムを提供する。第1接続制御装置は、第1通信方式で定義される識別子を情報処理装置に提供する第1提供手段を含む。情報処理装置は、第1提供手段により提供される識別子に基づいて、第1接続制御装置をネットワークに接続する際の中継先として決定可能な中継先決定手段と、第2接続制御装置を中継先として示すための、第1通信方式で定義される予め定める識別子を中継先決定手段に提供する第2提供手段とを含む。中継先決定手段は、第1提供手段により提供される識別子および第2提供手段により提供される識別子のいずれかに基づいて、第1接続制御装置および第2接続制御装置のいずれかを中継先として決定する。
本発明の第1の局面によれば、ネットワークへの接続に際して、第1通信方式および第2通信方式のいずれをも利用可能な情報処理装置において、第2通信方式を利用する際に、第1通信方式で定義される識別子が提供される。これにより、中継先決定手段は、第1通信方式を利用する場合に加えて、第2通信方式を利用する場合であっても、第1通信方式で定義される予め定める識別子に基づいて中継先を決定することができる。そのため、中継先決定手段が第1通信方式に従う通信のみに対応した場合であっても、第1通信方式と第2通信方式との間の切替えを容易にできる。
本発明の第2の局面に従えば、ネットワークに接続されている第1接続制御装置と第1通信方式に従った通信、および、当該ネットワークに接続されている第2接続制御装置と当該第1通信方式とは異なる第2通信方式に従った通信、のいずれかを行い、当該第1接続制御装置および当該第2接続制御装置のいずれかを介して当該ネットワークに接続可能な情報処理装置を提供する。情報処理装置は、第1通信方式で定義される識別子を第1接続制御装置から取得する取得手段と、取得手段により取得される識別子に基づいて、第1接続制御装置をネットワークに接続する際の中継先として決定可能な中継先決定手段と、第2接続制御装置を中継先として示すための、第1通信方式で定義される予め定める識別子を中継先決定手段に提供する提供手段とを含む。中継先決定手段は、取得手段により取得される識別子および提供手段により提供される識別子に基づいて、第1接続制御装置および第2接続制御装置のいずれかを中継先として決定する。
本発明の第2の局面によれば、ネットワークへの接続に使用する通信手段として、第1通信方式に従った通信に加えて、第2通信方式に従った通信が追加された場合であっても、第1通信方式で定義される識別子を用いて、第2通信方式に従った通信を行うことができる。これにより、中継先決定手段は、第1通信方式を利用する場合に加えて、第2通信方式を利用する場合であっても、第1通信方式で定義される予め定める識別子に基づいて中継先を決定することができる。そのため、中継先決定手段が第1通信方式に従う通信のみに対応した場合であっても、第1通信方式と第2通信方式との間の切替えを容易にできる。
本発明の第3の局面に従えば、上述の第2の局面において、提供手段は、第1通信方式で定義される識別子を予め保持する保持手段を含み、保持手段により保持される識別子を中継先決定手段に提供する。
本発明の第3の局面によれば、第2接続制御装置と通信を行うための識別子を予め割当てておく(典型的には、情報処理装置の初期設定として)ことができるので、ユーザは、通信方式の違いを意識することなく、第1通信方式および第2通信方式を切替えて利用することができる。
本発明の第4の局面に従えば、上述の第2または第3の局面において、情報処理装置は、第1通信方式で定義される識別子を用いて、第1接続制御装置および第2接続制御装置のいずれかを介してネットワークに接続する接続手段をさらに含む。
本発明の第4の局面によれば、情報処理装置の有する接続手段は、第1通信方式で定義される識別子に基づいて接続処理が可能であればよく、第2通信方式を利用するために特別な機能を搭載する必要がない。そのため、第1通信方式と第2通信方式との切替えに要する機構を簡素化できる。
本発明の第5の局面に従えば、上述の第4の局面において、情報処理装置は、第1通信方式で定義される識別子を用いてネットワークに接続するための接続プログラムを記憶する記憶手段をさらに含む。接続手段は、記憶手段に記憶された接続プログラムが情報処理装置のコンピュータで実行されることにより、ネットワークに接続する。
本発明の第5の局面によれば、第1通信方式のみをサポートしている接続プログラムであっても、第2通信方式を利用することができる。そのため、第2通信方式の利用が考慮されていないプログラムであっても、第1通信方式と第2通信方式との切替えに要する機能を提供することができる。
本発明の第6の局面に従えば、上述の第2〜第5のいずれかの局面において、中継先決定手段は、取得手段によって識別子が取得されなかった場合に、提供手段により識別子が提供されているときには、当該提供手段により提供される識別子に基づいて、第2接続制御装置を中継先として決定する。
本発明の第6の局面によれば、情報処理装置が第1通信方式を利用できない環境であっても、第2通信方式が利用できる場合には、第2接続制御装置を中継先としてネットワークに接続できる。
本発明の第7の局面に従えば、上述の第2〜第6のいずれかの局面において、情報処理装置は、中継先決定手段は、取得手段によって取得される識別子および提供手段により提供される識別子のうち、予め定められた識別子と一致する識別子が存在するか否かを判断する手段をさらに備え、当該予め定められた識別子と一致する識別子に対応する第1接続制御装置または第2接続制御装置を中継先として決定する。
本発明の第7の局面によれば、情報処理装置が通信可能な第1接続制御装置が予め定められており、その上で、通信可能な第1接続制御装置と第2接続制御装置との間で、中継先が決定される。そのため、通信不能な第1接続制御装置が中継先として決定されてしまう自体を回避できる。また、通信可能な第1接続制御装置と第2接続制御装置とを同等に扱うことができるので、中継先の決定処理を簡素化できる。
本発明の第8の局面に従えば、上述の第2〜第6のいずれかの局面において、中継先決定手段は、第1通信方式で定義される識別子毎に設定されている優先順位に基づいて、第1接続制御装置および第2接続制御装置のいずれかを中継先として決定する。
本発明の第8の局面によれば、予め中継先の優先順位を設定しておき、状況に応じて、最も優先順位の高い中継先を決定することができる。そのため、ユーザは、中継先の決定処理を意識することなく、ネットワークに接続することができる。
本発明の第9の局面に従えば、上述の第8の局面において、中継先決定手段は、優先順位を変更する手段をさらに含む。
本発明の第9の局面によれば、実行されるアプリケーションなどに応じて、いずれの通信方法、あるいは、利用する接続制御装置を選択するための優先順位を自由に変更することができる。
本発明の第10の局面に従えば、上述の第9の局面において、提供手段は、対応する優先順位が異なる複数の識別子を保持する手段と、当該複数の識別子のうち1つを選択して中継先決定手段に対して提供する手段とを含む。
本発明の第10の局面によれば、予め優先順位が固定されたような場合であっても、第2接続制御装置を中継先として示すための、第1通信方式で定義される識別子を動的に変更することで、第2通信方法に対する優先順位を間接的に変更することができる。そのため、第1通信方式の間で設定されている優先順位に影響を与えることなく、第2通信方式についての優先順位を自在に変更できる。
本発明の第11の局面に従えば、上述の第2〜第10のいずれかの局面において、情報処理装置は、取得手段による第1通信方式で定義される識別子の取得が開始された後に、第2通信方式に従って第2接続制御装置との接続確立処理を開始する接続確立開始手段をさらに含む。
本発明の第11の局面によれば、第2通信手段を介してネットワークに接続する場合には、中継先決定手段が第1通信方式で定義される識別子の取得を完了するとともに、第2通信手段と第2接続制御装置との間の接続手続きを完了させる必要がある。すなわち、2つの手続きを完了させる必要があるが、この手続きを並列的に実行することで、より迅速にネットワークへの接続を行うことができる。
本発明の第12の局面に従えば、上述の第2〜第11のいずれかの局面において、情報処理装置は、第1通信方式におけるアクセス制御コントローラと、第2通信方式におけるアクセス制御コントローラと、第2通信方式におけるアクセス制御コントローラと第1通信方式におけるアクセス制御コントローラとの間を接続し、第1通信方式による通信と第2通信方式による通信とを仲介するブリッジとをさらに含む。
本発明の第12の局面によれば、第1通信方式におけるアクセス制御コントローラと、第2通信方式におけるアクセス制御コントローラとを設けるとともに、両者の間をブリッジで接続する。そのため、それぞれのアクセス制御コントローラとしては、汎用的なものを採用することができる。その結果、本情報処理装置に特化したものとしてブリッジのみを作成すれば十分であり、コストを抑制できる。同時に、第1通信方式のみをサポートした情報処理装置に対する上位互換性を確保できる。
本発明の第13の局面に従えば、上述の第2〜第12のいずれかの局面において、提供手段は、疑似的な第1接続制御装置の第1通信方式で定義される識別子を中継先決定手段に提供する。
本発明の第13の局面によれば、実際には第2通信方式に従う通信手段であるが、中継先決定手段から見れば、第1通信方式に従う通信手段とみなすことができる。そのため、第2通信方式を利用するための構成を、第1通信方式に従う中継先である第1接続制御装置と等価な存在として取扱うことができる。そのため、中継先決定手段が第1通信方式に従う通信のみに対応した場合であっても、第1通信方式または第2通信方式を自在に選択できる。
本発明の第14の局面に従えば、上述の第2〜第13のいずれかの局面において、第1通信方式では、第1接続制御装置との間で狭域無線通信を行い、第2通信方式では、第2接続制御装置との間で広域無線通信を行う。
本発明の第14の局面によれば、ユーザやアプリケーションの要求に応じて、その特性の異なる2種類の無線通信方式を選択的に利用できる。
本発明の第15の局面に従えば、上述の第2の局面において、第1通信方式で定義される識別子は、第1接続制御装置を含むネットワークの識別子である。
本発明の第15の局面によれば、汎用的な識別子を用いて、中継先を管理することができる。
本発明の第16の局面に従えば、ネットワークに接続されている第1接続制御装置および第2接続制御装置のいずれかを介して当該ネットワークに接続可能な少なくとも1つの情報処理装置を含むシステムで実行される通信方法を提供する。システムは、第1通信方式に従って第1接続制御装置との間で通信を行う第1通信手段と、第1通信方式とは異なる第2通信方式に従って第2接続制御装置との間で通信を行う第2通信手段とを含む。通信方法は、第1通信方式で定義される識別子を第1接続制御装置から取得する取得ステップと、取得ステップで取得される識別子にて特定される接続制御装置をネットワークに接続する際の中継先として決定する中継先決定ステップと、第2接続制御装置を中継先として示すための、第1通信方式で定義される予め定める識別子を提供する提供ステップとを含む。中継先決定ステップでは、取得ステップで取得される識別子および提供ステップで提供される識別子に基づいて、第1接続制御装置および第2接続制御装置のいずれかを中継先として決定する。
本発明の第17の局面に従えば、ネットワークに接続されている第1接続制御装置と第1通信方式に従った通信および第2接続制御装置と当該第1通信方式とは異なる第2通信方式に従った通信のいずれかを行い、当該第1接続制御装置および当該第2接続制御装置のいずれかを介して当該ネットワークに接続可能な情報処理装置を含む情報処理システムを提供する。情報処理システムは、第1通信方式で定義される識別子を第1接続制御装置から取得する取得手段と、取得手段により取得される識別子に基づいて、第1接続制御装置をネットワークに接続する際の中継先として決定可能な中継先決定手段と、第2接続制御装置を中継先として示すための、第1通信方式で定義される識別子を中継先決定手段に提供する提供手段とを含む。中継先決定手段は、取得手段により取得される識別子および提供手段により提供される識別子に基づいて、第1接続制御装置および第2接続制御装置のいずれかを中継先として決定する。
本発明の第16および第17の局面によれば、上述の本発明の第2の局面と同様の効果を得ることができる。
本発明の第18の局面に従えば、ネットワークに接続されている第1接続制御装置と第1通信方式に従った通信を行い、当該第1接続制御装置を介してネットワークに接続可能な第1情報処理装置と、第1接続制御装置と第1通信方式に従った通信および第2接続制御装置と当該第1通信方式とは異なる第2通信方式に従った通信のいずれかを行い、当該第1接続制御装置および当該第2接続制御装置のいずれかを介して当該ネットワークに接続可能な第2情報処理装置を含む情報処理システムを提供する。第1情報処理装置は、第1通信方式で定義される識別子を第1接続制御装置から取得する取得手段を含む。第2情報処理装置は、取得手段と、ネットワークに接続されている第2接続制御装置を中継先として示すための、第1通信方式で定義される予め定める識別子を提供する提供手段とを含む。情報処理プログラムが第1情報処理装置のコンピュータで実行されると、当該第1情報処理装置が、第1通信方式で定義される識別子に基づいて、第1接続制御装置を介してネットワークに接続する手段として機能する。情報処理プログラムが第2情報処理装置のコンピュータで実行されると、当該第2情報処理装置が、第1通信方式で定義される識別子に基づいて、第1接続制御装置および第2接続制御装置のいずれかを介してネットワークに接続する手段として機能する。
本発明の第18の局面によれば、第1通信方式に従ってネットワーク接続可能な第1情報処理装置と、第1通信方式に加えて、第2通信方式に従ってネットワーク接続可能な第2情報処理装置とのいずれにおいて実行されても、その実行先の情報処理装置(コンピュータ)に搭載されている通信機能を最大限に利用できる。
本発明の第19の局面に従えば、上述の第18の局面において、情報処理プログラム内では、第2接続制御装置を中継先として示すための第1通信方式で定義される識別子が規定されており、当該規定されている識別子は、情報処理プログラムが第2情報処理装置で実行される場合に有効化される。
本発明の第19の局面によれば、第2接続制御装置を中継先として示すための第1通信方式で定義される識別子を、情報処理プログラムが実行されるハードウェア(情報処理装置)に応じて、有効化する。これにより、第1通信方式および第2通信方式のいずれにも対応している場合には、不必要な処理を発生させることがない。
本発明の第20の局面に従えば、第1通信方式に従って、ネットワークに接続されている第1接続制御装置との間で通信を行う第1通信手段と、第1通信方式で定義される識別子を第1接続制御装置から取得する取得手段と、取得手段により取得される識別子に基づいて、第1接続制御装置をネットワークに接続する際の中継先として決定可能な中継先決定手段とを備えた情報処理装置に対して、上位互換性を有する情報処理装置を提供する。上位互換性を有する情報処理装置は、第1通信手段と、第1通信方式とは異なる第2通信方式に従って、ネットワークに接続されている第2接続制御装置との間で通信を行う第2通信手段と、中継先決定手段と、第2接続制御装置を中継先として示すための、第1通信方式で定義される予め定める識別子を中継先決定手段に提供する提供手段とを含む。中継先決定手段は、取得手段により取得される識別子および提供手段により提供される識別子に基づいて、第1接続制御装置および第2接続制御装置のいずれかを中継先として決定する。
本発明の第20の局面によれば、上述の本発明の第18の局面と同様の効果を得ることができる。
本発明のある局面によれば、複数の通信方式に従ってネットワークに接続可能な構成であっても、複数の通信方式間の切替えを容易にできる。
本発明の実施の形態に従うネットワークシステムの概略構成図である。 本発明の実施の形態に従うゲーム装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に従うゲーム装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に従うアクセスポイントの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に従うWAN基地局の構成を示すブロック図である。 無線LANにのみ対応のプログラムがゲーム装置(新型装置)において実行される際に、利用可能なプログラムやデータを構造的に示す模式図である。 無線LANおよびWANに対応のプログラムがゲーム装置(新型装置)において実行される際に、利用可能なプログラムやデータを構造的に示す模式図である。 本実施の形態に従うゲーム装置において提供される中継先を登録するためのユーザインターフェイス画面の一例を示す図である。 本実施の形態に従う無線LAN対応のプログラムがゲーム装置において実行される際に登録済の中継先を一覧表示するユーザインターフェイス画面の一例を示す図である。 本実施の形態に従う無線LANおよびWAN対応のプログラムがゲーム装置において実行される際に登録済の中継先を一覧表示するユーザインターフェイス画面の一例を示す図である。 本実施の形態に従う無線LANおよびWAN対応のプログラムがゲーム装置において実行される接続処理の実行中において表示されるユーザインターフェイス画面の変形例を示す図である。 本発明の実施の形態に従うゲーム装置において無線LAN接続を利用する場合の通信シーケンスを示す図である。 本発明の実施の形態に従うゲーム装置においてWAN接続を利用する場合の通信シーケンスを示す図である。 本発明の実施の形態に従うゲーム装置において無線LAN接続を利用する場合の通信シーケンスを示す図である。 本発明の実施の形態に従うゲーム装置において提供される中継先についての優先順位を変更することができるユーザインターフェイス画面の一例を示す図である。 本発明の実施の形態に従うゲーム装置において提供される優先順位管理の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に従うゲーム装置において提供される接続管理の処理手順を示すフローチャートである。
本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中の同一または相当部分については、同一符号を付してその説明は繰返さない。
<A.概要>
本発明のある局面によれば、第1通信方式に従う通信機能を搭載したゲーム装置が製造・販売された後、第1通信方式に従う通信機能に加えて、第1通信方式とは異なる第2通信方式に従う通信機能をも搭載したゲーム装置が製造・販売されたような状況を想定する。なお、区別のために便宜上、前者のゲーム装置を「旧型装置」と称し、後者のゲーム装置を「新型装置」とも称す。なお、現実の実施時には、「旧型装置」および「新型装置」が並存しているとは限らず、あるゲーム装置が「旧型装置」および「新型装置」のいずれに該当するかの区別をする必要はない。
すなわち、旧型装置では、第1通信方式に従う通信機能を利用して、ネットワークなどへ接続(「アクセス」とも称される)することができ、新型装置では、第1通信方式に従う通信機能または第1通信方式とは異なる第2通信方式に従う通信機能を利用して、ネットワークなどへ接続することができる。このとき、新型装置を使用するユーザは、使用状況などに応じて、より適切な通信方式を選択的に利用することができる。
たとえば、データの通信速度が相対的に高いが消費電力が相対的に大きな通信方式と、データの通信速度が相対的に低いが消費電力が相対的に小さな通信方式とを利用可能であるとすると、画像や動画などの情報量の大きなデータを受信したい場合や、消費電力を抑制してゲーム装置を長時間使用し続けたい場合といった具合に、状況に応じて、より適切な通信方式に切替えることができる。なお、2つより多くの通信方式をサポートするようにしてもよい。
一般的に、上述のような新型装置で利用するための1つのアプローチとしては、ゲームプログラムに含まれる通信プログラム(ドライバソフトウェア)を更新する方法がある。しかしながら、このような通信プログラムを更新した場合、第1通信方式と第2通信方式とを切替えて通信を行うときには、それぞれの通信方式に対応した制御を行わなければならないため、第1通信方式と第2通信方式との切替え制御が複雑になる。そこで、複数の通信方式に従ってネットワークに接続可能な構成であっても、複数の通信方式間の切替えが容易なプラットフォームを提供する。
<B.システム構成>
以下、図1を参照して、典型的な実現例について説明する。図1は、本発明の実施の形態に従うネットワークシステム100の概略構成図である。
図1に示すネットワークシステム100においては、第1通信方式および第2通信方式がいずれも無線接続を行うための通信方式であるとする。より具体的には、第1通信方式は、IEEE(the Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc.)802.11シリーズの規格に基づく通信方式(以下、「無線LAN」とも称す。)であるとする。また、第2通信方式は、IMT(International Mobile Telecommunication)200の規格に基づく、いわゆる第三世代移動通信システムに係る通信方式(以下、「WAN(Wide Area Network)」とも称す。)であるとする。
なお、第1通信方式および第2通信方式は、無線通信方式に限定されるものではなく、一方または両方が有線通信方式であってもよい。さらに、無線通信方式について言えば、上述した規格の他に、PHS(Personal Handy phone System)やWiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)などを採用することもできる。
また、本実施の形態に従うゲーム装置としては、上述のような通信機能を搭載しているものであればどのような種類のものであってもよい。なお、ゲーム装置のコンピュータに代えて、汎用的な情報処理装置(典型的には、携帯型パーソナルコンピュータ、携帯型ワークステーション、携帯端末、PDA(Personal Digital Assistance)、携帯電話など)にも適用できる。この場合には、情報処理装置では、ゲームプログラムに相当するプログラムとして、アプリケーションプログラムが実行される。
また、本実施の形態においては、第1通信方式と第2通信方式とは互いに異なる方式であることが好ましい。
図1には、無線LANユニット10aのみを搭載した旧型装置であるゲーム装置10と、無線LANユニット10aおよびWANユニット20aを搭載した新型装置であるゲーム装置20とを図示している。これらのゲーム装置10および20は、いずれもプログラムを格納する記憶媒体16または18が装着可能となっている。そして、これらの記憶媒体16または18に格納されたプログラムを実行することで、通信機能を利用したアプリケーションが提供される。
新型装置であるゲーム装置20は、旧型装置であるゲーム装置10に対して上位互換性を有しているため、記憶媒体16に格納されたプログラムは、ゲーム装置10および20のいずれにおいても実行可能である。
さらに、本実施の形態によれば、後述するような構成上の工夫により、記憶媒体16に格納された無線LANにのみ対応するプログラムであっても、ゲーム装置20が搭載する無線LANユニット10aおよびWANユニット20aのいずれをも利用して通信を行うことができる。
一方、記憶媒体18に格納されたプログラムは、旧型装置であるゲーム装置10および新型装置であるゲーム装置20のいずれにも対応可能に制作されている。そのため、記憶媒体16に格納されたプログラムは、ゲーム装置10および20のいずれにおいても実行可能である。この際、記憶媒体16に格納されたプログラムは実行されるゲーム装置のハードウェア構成などを判断して、そのハードウェア構成に応じた処理を実行する。
ネットワークシステム100は、インターネットなどのネットワーク2を含む。ネットワーク2には、典型的には、サーバ4が接続されている。後述するように、各種のゲーム装置からネットワーク2を介してサーバ4へ接続が可能となっている。サーバ4は、典型的には、Webサーバ、ダウンロードサーバ、各種コンテンツ配信サーバ、メールサーバ、および、検索サーバといった、各種のネットワークサービスを提供するゲーム装置である。代替的に、ネットワーク2を介して、ゲーム装置同士が直接的に通信を行うようにしてもよい(いわゆる、ピア・トゥ・ピア接続など)。
ネットワーク2には、アクセスポイント6も接続されている。このアクセスポイント6は、第1通信方式の一例である無線LANに従う無線アクセスを提供するための接続制御装置であり、ゲーム装置10または20からネットワーク2への接続を中継する。このアクセスポイント6は、アンテナ8を介して、ゲーム装置10および20から送信される無線LANに従う無線信号(たとえば、2.4GHz帯および5GHz帯)を受信する。
さらに、ネットワーク2には、WAN基地局12も接続されている。このWAN基地局12は、第2通信方式の一例であるWANに従う無線アクセスを提供するための接続制御装置であり、ゲーム装置10または20からネットワーク2への接続を中継する。このWAN基地局12は、アンテナ14を介して、ゲーム装置10および20から送信されるWANに従う無線信号(たとえば、800MHz帯および2GHz帯)を受信する。
なお、第1通信方式の一例である無線LANは、第2通信方式の一例であるWANに比較して、サービス提供範囲が相対的に狭い。すなわち、ゲーム装置10および20は、無線LANを用いてアクセスポイント6との間で狭域無線通信を行い、WANを用いてWAN基地局12との間で広域無線通信を行う。そのため、同一のサービス提供範囲を実現しようとすると、WAN基地局12の数に比較して、アクセスポイント6の数を多くする必要がある。したがって、アクセスポイント6の設置状況によっては、ゲーム装置10および20が無線LANを利用してネットワーク2へ接続できないような場合がある。
一方で、WANでは、相対的に多くのチャンネル数を確保する必要があるので、無線LANに比較して、その通信速度が相対的に低い。また、送信する無線信号の強度も相対的に大きくする必要があるので、消費電力も相対的に多くなる。
そのため、たとえば、大都市などの多くのアクセスポイント6が設置されている場所では、無線LANを主として利用して通信を行い、それ以外の場所では、サービス提供範囲の広いWANを利用して通信を行うような使用形態が想定されている。
このように、ネットワークシステム100においては、ゲーム装置20は、アクセスポイント6と無線LANに従った通信、および、WAN基地局12に従った通信のいずれかを行い、アクセスポイント6およびWAN基地局12のいずれかを介してネットワーク2へ接続可能となっている。
なお、図1に示す構成においては、ゲーム装置10および20のいずれかが、アクセスポイント6を経由する場合であっても、WAN基地局12を経由する場合であっても、同一のネットワーク2に接続されるサーバ4へ接続するように構成されている。しかしながら、このような形態に限られず、アクセスポイント6を経由する場合にはあるネットワークに接続するサーバへ接続し、WAN基地局12を経由する場合には別のネットワークに接続するサーバへ接続するように構成してもよい。この場合、それぞれのサーバの実体として独立したものを用意した上で、サーバ間で同じ情報を共有するように構成することが好ましい。
<C.プログラムの種類>
図1に示す記憶媒体16に格納されたプログラムは、旧型装置のみを考慮して制作されたものであり、第1通信方法である無線LANにのみ対応しているものとする。一方、記憶媒体18に格納されたプログラムは、旧型装置および新型装置のいずれをも考慮して制作されたものであり、第1通信方法である無線LANおよび第2通信方法であるWANのいずれにも対応しているものとする。
旧型装置であるゲーム装置10に記憶媒体16が装着されて、その中に格納されているプログラムが実行された場合には、ゲーム装置10に搭載されている無線LANユニット10aを利用した通信が可能となる。
記憶媒体16および18に格納されているプログラムが固定されており、その内容を容易には更新できないような場合には、WANユニット20aに対応するためのドライバソフトウェアの追加等は難しい。
そこで、本実施の形態に従う新型装置であるゲーム装置20は、WANユニット20aに関して、無線LANユニット10aと同様のインターフェイスを提供することで、無線LANユニット10aを利用するためのドライバソフトウェアのみを有しているプログラムであっても、WANユニット20aを利用できるようにする。これにより、ゲーム装置20は、記憶媒体16および18のいずれが装着された場合であっても、アクセスポイント6およびWAN基地局12のいずれかを介して、ネットワーク2に接続可能となる。
なお、本実施の形態に従う記憶媒体16および18としては、一例として、メモリカード、カートリッジ、DVD−ROMなどの磁気的、光学的、電子的に情報を格納可能な公知の記録媒体を採用することができる。なお、以下の説明では、記憶媒体として、メモリカードを用いる場合を例示する。
<D.装置構成>
以下、図1に示すネットワークシステム100に示される各装置の構成について説明する。
[d1.ゲーム装置20(新型装置)の構成]
図2は、本発明の実施の形態に従うゲーム装置20の構成を示すブロック図である。
図2を参照して、ゲーム装置20は、回路コンポーネントが実装された電子回路基板30と、表示部40と、通信部50と、操作スイッチ部52と、音声出力部54とを含む。また、ゲーム装置20には、記憶媒体の一例として、メモリカード90が装着可能となっている。
電子回路基板30は、ゲーム装置20における各種処理を実行するための部位であり、CPU(Central Processing Unit)22と、RAM(Random Access Memory)23と、ROM(Read Only Memory)24と、コネクタ28と、グラフィック処理ユニット(GPU:Graphic Processing Unit;以下、単に「GPU」とも称す。)32と、ビデオメモリ(VRAM:Video Random Access Memory;以下、単に「VRAM」とも称す。)34と、表示コントローラ38と、インターフェイス回路(以下、単に「I/F回路」とも称す)42とを含む。これらの各部は、バス26を介して互いにデータ伝送可能に構成される。
コネクタ28には、メモリカード90が装着自在に装着される。メモリカード90には、コネクタ28と電気的に接触するための図示しないインターフェイス回路に加えて、CPU22を動作させるための命令セット(プログラム)が固定されたROM92と、後述するような、各種処理に従って生成またはユーザなどが設定した情報を不揮発的に保持するためのEEPROM(Erasable Programmable ROM)94とを含む。なお、メモリカード90のROM92に格納されたプログラムは、処理の実行に伴って、その全部または一部が電子回路基板30のRAM23に展開される場合もある。また、メモリカード90のEEPROM94に保持されるデータについては、CPU22の処理に応じて、その全部または一部がRAM23で一時的に保持される場合もある。
CPU22は、コネクタ28を介して接続されるメモリカード90のROM92またはEEPROM94、ROM24、あるいは、I/F回路42などから、必要なプログラム、設定データ、および、画像/音声データなどを読出して、RAM23にロードする。すなわち、RAM23は、バッファメモリおよび/またはワーキングメモリとして使用される。そして、CPU22は、RAM23にロードしたプログラムのコードを実行することで、後述するような通信処理を含む各種の情報処理を実行する。
ROM24には、ゲーム装置20の基本的な処理を行うためのプログラムが固定される。具体的には、ROM24は、ゲーム装置20の起動プログラムや常駐プログラムなどを格納している。
GPU32、VRAM34および表示コントローラ38は、表示部40上で画像を表示するための描画部として機能する。これらの部位は、シングルチップASIC(Application Specific Integrated Circuit)を用いて構成されてもよい。より具体的には、GPU32は、CPU22から与えられるグラフィックスコマンド(作画命令)に従って、表示部40に表示すべき内容に応じた画像データを生成する。この画像データは、VRAM34に順次書込まれる。表示コントローラ38は、VRAM34に書込まれる画像データに基づく映像信号を表示部40へ出力する。なお、CPU22が、画像データを動的に生成するための画像生成プログラムをGPU32に提供し、GPU32が必要な画像データを生成するようにしてもよい。
表示部40は、ユーザに視覚的な情報を与えるインターフェイスであり、典型的には、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)、EL(Electronic Luminescence)ディスプレイ、および、プラズマディスプレイなどが用いられる。
I/F回路42は、CPU22と、通信部50、操作スイッチ部52、および音声出力部54との間で、それぞれデータを遣り取りする。
操作スイッチ部52は、ユーザ操作を受付けるための入力部であり、ボタン、マウス、タッチパネルなどが必要に応じて適切な位置に設置される。ユーザが操作スイッチ部52を操作すると、I/F回路42を介して、その操作に応じた操作信号がCPU22などへ伝達される。
音声出力部54は、典型的にはスピーカであり、CPU22が生成した音声データに基づいて、ユーザに音声的な情報を与える。なお、音声出力部54として、ヘッドホンを装着するためのコネクタを用意してもよい。
通信部50は、ネットワーク2(図1)に接続するための通信機能を提供する。すなわち、通信部50は、第1通信方式である無線LANによる通信機能、および、第2通信方式であるWANによる通信機能を提供する。
より具体的には、通信部50は、無線LANの通信方式に従ってアクセスポイント6(図1)との間で無線通信を行う無線LAN通信部60と、WANの通信方式に従ってWAN基地局12との間で無線通信を行うWAN通信部70とを含む。
無線LAN通信部60は、媒体アクセス制御(MAC:Medium Access Controller)モジュール(以下、単に「MACモジュール」とも称す。)62と、マルチプレクサ63と、ベースバンド(BB:Base Band)モジュール(以下、単に「BBモジュール」とも称す。)64と、無線周波数(RF:Radio Frequency)モジュール(以下、単に「RFモジュール」とも称す。)66とを含む。
MACモジュール62は、無線LANにおいて伝送制御を行うためのアクセス制御コントローラである。MACモジュール62は、アクセスポイント6との間でのデータパケット(フレーム)の伝送を制御する。より具体的には、MACモジュール62は、CPU22から出力されるデータを予め定められたデータパケットに分割して送信するとともに、アクセスポイント6を介して接続先から受信したデータパケットを結合して1つのデータブロックに復号したりする。さらに、MACモジュール62は、受信したデータに含まれる誤り検出や誤り訂正を行ったり、送信に失敗したデータを再送したりする。
また、MACモジュール62は、アクセスポイント6との接続を管理する接続管理機能をも有する。たとえば、MACモジュール62は、無線LANにおいて定義される識別子に基づいて、中継先のアクセスポイント6などを特定する。より具体的には、無線LANにおいては、SSID(Service Set Identifier)および/またはESSID(Extended Service Set Identifier)と称される識別子を用いて接続が制御される。このSSIDは、本来的には、各アクセスポイント6に割当てられる識別子であり、ESSIDは、複数のアクセスポイントからなるグループに対して割当てられる識別子である。ただし、SSIDをESSIDの意味で使用される場合もある。以下の説明では、狭義のSSIDおよびESSIDを意味する識別子を意味する用語として「SSID」を用いる。
後述するように、ユーザがネットワークへの接続を利用する際には、目的のアクセスポイント6(または、そのグループ)を示すSSIDを指定(あるいは、予め登録)する。すると、MACモジュール62は、利用可能なアクセスポイント6を探索するとともに、指定されたSSIDを有するアクセスポイント6との間で無線接続を確立する。
すなわち、基本的には、MACモジュール62は、アクセスポイント6により提供される識別子(SSID)に基づいて、いずれかのアクセスポイント6をネットワーク2に接続する際の中継先(以下、「接続先」または「通信先」と記す場合もある)として決定する機能を有している。
データ送信時において、BBモジュール64は、MACモジュール62から送信される信号(デジタルデータ)を所定の処理規則に従って符号化するととも、当該符号化されたデータを示すベースバンド信号(変調信号)を生成する。RFモジュール66は、BBモジュール64から受けた変調信号をキャリア周波数までアップコンバートして無線信号を生成する。このRFモジュール66によって生成された無線信号は、アンテナ68から放射される。
一方、データ受信時において、RFモジュール66は、アクセスポイント6から受信した無線信号をダウンコンバートしてベースバンド信号を生成する、BBモジュール64は、RFモジュール66から受信したベースバンド信号を復号化し、自身宛のデータパケットのみを抽出する。さらに、BBモジュール64は、抽出したデータパケットをMACモジュール62へ出力する。
WAN通信部70は、WAN通信用の媒体アクセス制御(MAC:Medium Access Controller)モジュール(以下、単に「WAN_MACモジュール」とも称す。)72と、WAN通信用のベースバンド(BB:Base Band)モジュール(以下、単に「WAN_BBモジュール」とも称す。)74と、WAN通信用の無線周波数(RF:Radio Frequency)モジュール(以下、単に「WAN_RFモジュール」とも称す。)76とを含む。
WAN_MACモジュール72は、WANにおいて伝送制御を行うためのアクセス制御コントローラである。WAN_MACモジュール72は、WAN基地局12との間でのデータパケット(フレーム)の伝送を制御する。より具体的には、WAN_MACモジュール72は、入力されるデータを予め定められたデータパケットに分割して送信するとともに、WAN基地局12を介して接続先から受信したデータパケットを結合して1つのデータブロックに復号したりする。さらに、WAN_MACモジュール72は、受信したデータに含まれる誤り検出や誤り訂正を行ったり、送信に失敗したデータを再送したりする。
データ送信時において、WAN_BBモジュール74は、WAN_MACモジュール72から送信される信号(デジタルデータ)を所定の処理規則に従って符号化するととも、当該符号化されたデータを示すベースバンド信号(変調信号)を生成する。WAN_RFモジュール76は、WAN_BBモジュール74から受けた変調信号をキャリア周波数までアップコンバートして無線信号を生成する。このWAN_RFモジュール76によって生成された無線信号は、アンテナ78から放射される。
一方、データ受信時において、WAN_RFモジュール76は、WAN基地局12から受信した無線信号をダウンコンバートしてベースバンド信号を生成する、WAN_BBモジュール74は、WAN_RFモジュール76から受信したベースバンド信号を復号化し、自身宛のデータパケットのみを抽出する。さらに、WAN_BBモジュール74は、抽出したデータパケットをWAN_MACモジュール72へ出力する。
通信部50は、さらに、内部アプリケーション媒体アクセス制御モジュール(以下、「内部AP_MACモジュール」とも称す。)80と、ブリッジ82とを含む。
内部AP_MACモジュール80は、無線LANで定義される識別子(SSID)に基づいて接続を管理するMACモジュール62が、WAN接続を利用できるようにするための機能を提供する。内部AP_MACモジュール80は、基本的には、無線LANにおいて伝送制御を行うためのアクセス制御コントローラとしての機能を有する。そして、内部AP_MACモジュール80は、疑似的なアクセスポイント6の無線LANで定義される識別子(SSID)をMACモジュール62に提供する。すなわち、MACモジュール62から見れば、内部AP_MACモジュール80が、図1に示すアクセスポイント6と並列の関係にある仮想的(内部的)なアクセスポイントと認識される。
より具体的には、内部AP_MACモジュール80は、MACモジュール62に対して、無線LANで定義される予め定める識別子(SSID)を提供する。これは、アクセスポイント6が自身のSSIDを含むビーコン(Beacon)を送信する処理(後述する)と等価な内部処理である。すなわち、MACモジュール62は、要求に応答して、いずれかのアクセスポイント6との間で無線接続を確立する前には、接続可能なアクセスポイント6を探索して、利用可能な識別子(SSID)を収集する。内部AP_MACモジュール80は、この収集される識別子の一つとして、WAN基地局12を中継先として示すための、無線LANにおいて定義される識別子を、MACモジュール62へ提供する。
その後、内部AP_MACモジュール80は、MACモジュール62から接続要求(後述する、アソシエーション要求)を内部的に受信すると、無線LANに従う所定の手続きを経て、MACモジュール62との間で内部的な接続を確立する。内部的な接続が確立されると、内部AP_MACモジュール80は、MACモジュール62から与えられる送信すべきデータをWAN通信部70へ伝達し、WAN通信部70から与えられる受信データをMACモジュール62へ伝達する。
なお、MACモジュール62と内部AP_MACモジュール80とのデータ通信は、無線接続ではなく、有線接続を介して行われる。
無線LAN通信部60のマルチプレクサ63は、BBモジュール64および内部AP_MACモジュール80のうち、各タイミングにおいてMACモジュール62とデータを遣り取りするモジュールを選択する。より具体的には、マルチプレクサ63は、CPU22などから発せられる選択指令に従って、MACモジュール62とBモジュール64との間のデータ通信経路、および、MACモジュール62と内部AP_MACモジュール80との間のデータ通信経路のいずれか一方をアクティブにする。このマルチプレクサ63に与えられる選択指令は、MACモジュール62による接続が確立されるまでは、周期的に切替えられてもよい。そして、MACモジュール62がいずれかのモジュールとの間で接続を確立すると、マルチプレクサ63には、当該中継先を示す情報が継続的に与えられるようにすることが好ましい。
また、マルチプレクサ63が選択的にデータ通信を仲介するので、MACモジュール62は、アクセスポイント6からSSIDの取得する処理と、内部AP_MACモジュール80からSSIDを取得する処理とを、同時に(並行的に)実行することができる。このように同時実行を行うことで、通信接続を確立するまでの時間を短縮できる。
このように、MACモジュール62およびマルチプレクサ63は、無線LANで定義される識別子(SSID)を用いて、アクセスポイント6およびWAN基地局のいずれかを介してネットワーク2に接続するための機能を提供する。
このような処理によって、MACモジュール62から見れば、WAN通信部70を利用する場合であっても、無線LAN通信部60と同じ手続きで接続を確立できるので、WAN通信部70についてトランスペアレントなインターフェイスを提供できる。すなわち、MACモジュール62は、アクセスポイント6(図2)により提供されるSSIDと、内部AP_MACモジュール80により提供されるWAN基地局12を中継先として示すSSIDとのうちから中継先のSSIDのいずれかに基づいて、アクセスポイント6およびWAN基地局12のいずれかを中継先として決定する。
典型的には、MACモジュール62は、無線LAN通信部60のRFモジュール66およびBBモジュール64を介して取得した接続可能なアクセスポイント6の識別子(SSID)、および、内部AP_MACモジュール80により提供される識別子(SSID)のうち、予め定められた識別子(図6に示す登録リスト214)と一致する識別子が存在するか否かを判断し、当該予め定められた識別子と一致する識別子に対応する中継先を介してネットワーク2に接続する(この処理については、後述する)。
なお、ゲーム装置20とアクセスポイント6との間では、暗号化通信が可能である。そのため、アクセスポイント6と実質的に等価な仮想アクセスポイントとして機能するためには、内部AP_MACモジュール80においても、WEP方式、WPA方式、T−KIP方式などの暗号化通信をサポートすることが好ましい。すなわち、MACモジュール62と内部AP_MACモジュール80との間で、内部的に暗号化通信できるように構成することが好ましい。
内部AP_MACモジュール80は、無線LANで定義される識別子(SSIDの値)を予め保持するためのレジスタ80aを有しており、このレジスタ80aに保持されるSSIDの値がMACモジュール62へ出力される。なお、レジスタ80aには、予め固定的なSSIDが設定されていてもよく、あるいは、装着されるメモリカード90のプログラム内に記述された値が動的に設定されてもよい。レジスタ80aに予めSSIDが格納される場合には、製品の工場出荷時に設定されることが好ましい。いずれの場合であっても、内部AP_MACモジュール80から提供されるSSIDは、ゲーム装置20に存在することになる。
図2に示す例では、内部AP_MACモジュール80のレジスタ80aに、複数のSSIDが格納されている例を示す。これらのSSIDは、MACモジュール62において中継先を選択する際の優先順位が異なるように選択されている。すなわち、図2に示す例では、レジスタ80aは、中継先としての優先順位が相対的に低い場合(優先順位が「L」)のSSIDとして「WAN」と、中継先としての優先順位が相対的に高い場合(優先順位が「H」)のSSIDとして「WAN2」とを保持する。後述するように、内部AP_MACモジュール80は、プログラムあるいはユーザ操作(切替指令)に応答して、このレジスタ80aが保持しているSSIDのうち1つを選択して、MACモジュール62へ提供する。
ブリッジ82は、内部AP_MACモジュール80とWAN通信部70(正確には、WAN_MACモジュール72)との間を接続し、無線LANによる通信とWANによる通信とを仲介する。すなわち、ブリッジ82は、内部AP_MACモジュール80との間では、無線LANの処理手順(プロトコル)に従ってデータを送受信するとともに、WAN_MACモジュール72との間では、WANの処理手順(プロトコル)に従ってデータを送受信する。
なお、MACモジュール62、内部AP_MACモジュール80、および、ブリッジ82、WAN_MACモジュール72については、その全部または一部を、プログラムされたコードに従って処理を実行するプロセッサ(典型的には、DSP(Digital Signal Processor))を用いて実装してもよい。この場合、そのプロセッサで実行されるプログラムをメモリカード90内またはROM24内に格納しておき、ゲーム装置20の起動処理時に、当該プロセッサへ転送するようにしてもよい。
すなわち、メモリカード90またはROM24が、無線LANで定義される識別子(SSID)を用いてネットワーク2に接続するための接続プログラムを記憶し、この記憶された接続プログラムがコンピュータであるゲーム装置20で実行されることにより、ネットワークへの接続機能が提供される。
[d2.ゲーム装置10(旧型装置)の構成]
図3は、本発明の実施の形態に従うゲーム装置10の構成を示すブロック図である。
図3を参照して、旧型装置であるゲーム装置10は、図2に示す新型装置であるゲーム装置20に比較して、通信部50に代えて無線LAN通信のみが可能な通信部51を備えている点、および、通信部51に対応するプログラムが固定されたROM25が装着されている点が異なっている。その他の点については、図2に示すゲーム装置20の対応する部分と同様であるので、詳細な説明は繰返さない。
通信部51は、図2に示す通信部50を構成するコンポーネントのうち、無線LAN通信部60のみを含む。特に、通信部51を構成するMACモジュール62は、図2に示す通信部50を構成するMACモジュール62と全く同じモジュールで構成してもよい。
また、ROM25は、ゲーム装置10の起動プログラムや常駐プログラムなどを格納している。この常駐プログラムは、ゲーム装置10においてのみ実行されるので、基本的には、WANを利用するための機能などは含んでいない。
[d3.アクセスポイント6の構成]
図4は、本発明の実施の形態に従うアクセスポイント6の構成を示すブロック図である。
図4を参照して、アクセスポイント6は、ゲーム装置10または20から送信される無線信号(無線LAN)を受信して、それに含まれるデータをネットワーク2に接続された接続先へ伝送するとともに、ネットワーク2の接続先から受信したデータに基づいて無線信号(無線LAN)をゲーム装置10または20へ送信する。より具体的には、アクセスポイント6は、RFモジュール110と、BBモジュール112と、MACモジュール114と、IP(Internet Protocol)モジュール116とを含む。
RFモジュール110は、図2および図3に示す無線LAN通信部60内のRFモジュール66と同様に、BBモジュール112から受信するベースバンド信号を無線信号にアップコンバートするとともに、ゲーム装置10または20から受信する無線信号をベースバンド信号にダウンコンバートする。
BBモジュール112は、図2および図3に示す無線LAN通信部60内のBBモジュール64と同様に、MACモジュール62から入力される信号(デジタルデータ)を符号化してベースバンド信号(変調信号)を生成するとともに、RFモジュール110から入力されるベースバンド信号を復号化してデータ信号を生成する。
MACモジュール114は、図2および図3に示す無線LAN通信部60内のMACモジュール62と同様に、ゲーム装置10または20との間の無線LANにおける伝送制御を行うためのアクセス制御コントローラである。より具体的には、MACモジュール114は、IPモジュール116を介して接続先からデータを受信すると、予め定められたデータパケットに分割してBBモジュール112へ出力するとともに、BBモジュール112から受信したデータパケットを結合して1つのデータブロックに復号して、IPモジュール116へ出力する。
MACモジュール114は、自アクセスポイントのSSIDの値を保持するためのレジスタ114aを有している。MACモジュール114は、レジスタ114aに保持されているSSIDの値を読み出して、その読み出したSSIDを付加したビーコンを送信(ブロードキャスト)する。すなわち、MACモジュール114は、無線LANで定義される識別子(SSID)をゲーム装置10および20に提供する。
IPモジュール116は、ネットワーク2を介した接続先との間のデータ伝送を制御する。具体的には、IPモジュール116は、TCP/IPに従って、データパケットのヘッダに記述されている宛先情報に基づいて、接続先までデータを配送する。また、IPモジュール116は、接続先から配送されたデータパケットを整えた上で、MACモジュール114へ出力する。
[d4.WAN基地局12の構成]
図5は、本発明の実施の形態に従うWAN基地局12の構成を示すブロック図である。
図5を参照して、WAN基地局12は、ゲーム装置10または20から送信される無線信号(WAN)を受信して、それに含まれるデータをネットワーク2に接続された接続先へ伝送するとともに、ネットワーク2の接続先から受信したデータに基づいて無線信号(WAN)をゲーム装置10または20へ送信する。より具体的には、アクセスポイント6は、WAN_RFモジュール120と、WAN_BBモジュール122と、WAN_MACモジュール124と、IPモジュール126とを含む。
WAN_RFモジュール120は、図2に示すWAN通信部70内のWAN_RFモジュール76と同様に、WAN_BBモジュール122から受信するベースバンド信号を無線信号にアップコンバートするとともに、ゲーム装置10または20から受信する無線信号をベースバンド信号にダウンコンバートする。
WAN_BBモジュール122は、図2に示すWAN通信部70内のWAN_BBモジュール74と同様に、WAN_MACモジュール124から入力される信号(デジタルデータ)を符号化してベースバンド信号(変調信号)を生成するとともに、WAN_RFモジュール120から入力されるベースバンド信号を復号化してデータ信号を生成する。
WAN_MACモジュール124は、図2に示すWAN通信部70内のWAN_MACモジュール72と同様に、ゲーム装置10または20との間の無線LANにおける伝送制御を行うためのアクセス制御コントローラである。より具体的には、WAN_MACモジュール124は、IPモジュール126を介して接続先からデータを受信すると、予め定められたデータパケットに分割してWAN_BBモジュール122へ出力するとともに、WAN_BBモジュール122から受信したデータパケットを結合して1つのデータブロックに復号して、IPモジュール126へ出力する。
IPモジュール126は、図4に示すアクセスポイント6のIPモジュール116と同様に、ネットワーク2を介した接続先との間のデータ伝送を制御する。
<E.データ構造>
次に、本実施の形態に従うゲーム装置10および20において、当該ゲーム装置が利用可能なプログラムやデータについて説明する。
図6は、無線LANにのみ対応のプログラムがゲーム装置20(新型装置)において実行される際に、利用可能なプログラムやデータを構造的に示す模式図である。図7は、無線LANおよびWANに対応のプログラムがゲーム装置20(新型装置)において実行される際に、利用可能なプログラムやデータを構造的に示す模式図である。
図6を参照して、メモリカード90(記憶媒体16)のROM92には、プログラム本体200が格納されている。このプログラム本体200は、各種の情報処理を提供するためのゲームプログラム202と、無線LAN通信部60(図2)を利用するための通信プログラム204とを含む。なお、プログラム本体200は、旧型装置のみを考慮して制作されたものであり、WAN通信部70(図2)を利用するための通信プログラムは含んでいないものとする。
また、メモリカード90(記憶媒体16)のROM92には、ゲームプログラム202の実行に必要なデータ210が格納されている。このデータ210は、過去の通信ログやパスワードなどを含む接続情報212と、中継先の情報を含む登録リスト214とを含む。登録リスト214は、ユーザが予め中継先あるいは中継先の候補として設定した無線LANにおいて定義される識別子(SSID)を含む。後述するように、この登録リスト214に登録されたSSIDの値に従って、無線LANによる中継先が決定される。
データ210には、中継先としてWAN基地局12を直接的に登録するための情報は含まれない。それに代えて、登録リスト214には、WAN基地局12を中継先として示すためのSSIDの値を登録することができる。
また、ゲーム装置20のROM24には、メモリカード90が装着されていない状態でも基本的な処理を行うためのプログラムが格納されている。これらのプログラムは、一種のOS(Operating System)に相当する。具体的には、ゲーム装置20のROM24には、ゲーム装置20の電源投入後の初期動作を行うための起動プログラム220と、起動後に各種イベントに応じて必要な処理を実行するための常駐プログラム230とが格納されている。すなわち、ゲーム装置20の電源が投入されると、CPU22は、起動プログラム220に従って必要な初期化処理を行った後、常駐プログラム230に従って、ユーザ操作などのイベントの発生有無を随時判断するとともに、イベント発生時に要求された処理を実行する。
図7を参照して、メモリカード90(記憶媒体18)のROM92には、プログラム本体200Aが格納されている。このプログラム本体200Aは、図6に示すプログラム本体200に比較して、WAN通信部70(図2)を利用するための通信プログラム206をさらに含む。すなわち、プログラム本体200Aは、旧型装置および新型装置のいずれをも考慮して制作されたものであり、無線LAN通信部60(図2)およびWAN通信部70(図2)のいずれをも利用可能とするために、両方の通信プログラムを含んでいる。
また、メモリカード90(記憶媒体18)のROM92には、データ210Aが格納されている。このデータ210Aは、図6に示すデータ210に比較して、登録リスト216をさらに含む。この登録リスト216は、ユーザが予め中継先あるいは中継先の候補として設定したWAN基地局12を特定するための情報を含む。すなわち、登録リスト216には、無線LAN接続において定義される識別子(SSID)ではなく、WAN接続において定義される情報(電話番号など)が登録される。このようなWAN接続において利用される接続情報は、典型的には、SIMカード(Subscriber Identity Module Card)に格納される。このような接続情報を格納したSIMカードがゲーム装置20に装着され、WAN_MACモジュール72がこのSIMカードにアクセスすることで、WANの接続処理を実行する。
また、ゲーム装置20のROM24に格納されるプログラムは、図6に示す起動プログラム220および常駐プログラム230と同じである。
<F.中継先の登録>
ゲーム装置20では、無線LANを用いて無線接続するアクセスポイント6を予め登録することが可能である。この中継先のアクセスポイント6の登録は、対応するSSIDの値を指定することで行われる。この登録されたSSIDの値は、図6および図7に示す登録リスト214として、メモリカード90のEEPROM94内に記憶される。
このようなユーザが中継先とするアクセスポイント6を登録する場合には、図8に示すようなユーザインターフェイス画面が提供される。図8は、本実施の形態に従うゲーム装置20において提供される中継先を登録するためのユーザインターフェイス画面の一例を示す図である。
このユーザインターフェイス画面において、ユーザは、操作スイッチ部52(図2)を操作するなどして、中継先(通信先)のアクセスポイント6に割当てられているSSIDの値を入力する。無線LANでは、WEP方式、WPA方式、T−KIP方式などの暗号化通信が可能であり、図8に示すユーザインターフェイス画面においては、このような暗号化通信を有効化するか否かを設定するためのチェックボックスも表示される。
ゲーム装置20において、無線LANにのみ対応するプログラムが実行される場合には、WANを利用する場合の設定を行うことができないので、ユーザまたは実行されるゲームは、図8に示すユーザインターフェイス画面において、WAN接続を示すSSIDの値を登録することになる。
図9は、本実施の形態に従う無線LAN対応のプログラムがゲーム装置20において実行される際に登録済の中継先(通信先)を一覧表示するユーザインターフェイス画面の一例を示す図である。図9に示すように、ゲーム装置20においては、中継先として登録済のSSIDの一覧を確認することができる。図9に示す例では、中継先の優先順位に対応付けて、1番目から5番目までの中継先を示すSSIDの値が一覧表示されている。
図9に示すユーザインターフェイス画面に表示される「Wireless LAN1」および「Wireless LAN2」は、それぞれ無線LANを用いて接続されるアクセスポイント(#1)およびアクセスポイント(#2)を示すものとする。また、「WAN」は、WAN接続を示すものとする。なお、図8において「暗号化通信」が有効化された中継先には、その旨がSSIDの値とともに表示される。
図9に示す例では、第1番目の優先順位として、無線LANで接続するアクセスポイント(#1)が登録されており、第2番目の優先順位として、無線LANで接続するアクセスポイント(#2)が登録されており、第3番目の優先順位として、WAN接続が登録されている。すなわち、ユーザは、通信方式の違いを意識することなく、いずれの中継先についても同等に扱うことができる。
次に、比較のために、ゲーム装置20において、無線LANおよびWANに対応するプログラムが実行される場合のユーザインターフェイス画面について例示する。
図10は、本実施の形態に従う無線LANおよびWAN対応のプログラムがゲーム装置20において実行される際に登録済の中継先(通信先)を一覧表示するユーザインターフェイス画面の一例を示す図である。図10に示すように、無線LANおよびWAN対応のプログラムが実行される場合には、無線LAN接続とWAN接続とを区別して表示することが可能である。
すなわち、図7に示すデータ210Aに含まれる、登録リスト214に基づいて、無線LANでの中継先候補が一覧表示され、登録リスト216に基づいて、WANでの中継先候補が一覧表示される。なお、図10に示すユーザインターフェイス画面においては、ユーザが中継先を任意に選択できるようになっている。代替的に、図10に示すユーザインターフェイス画面において、中継先についての優先順位を設定できるようにしてもよい。この場合には、接続要求に応答して、設定された優先順位に従って、中継先が自動的に選択される。
代替の形態として、上述したようにユーザが任意のSSIDを登録するのではなく、無線LANに従う中継先およびWANに従う中継先を特定するためのSSIDがいずれも予め登録されていてもよい。このようなSSIDは、製品の工場出荷時に設定することもできる。このような場合には、ゲーム装置20としては、無線LANおよびWANのいずれをも利用可能であるので、ユーザがネットワークへの接続を要求すると、予め定められた順序に従って、接続可能な中継先を順次探索することが可能である。
典型的には、無線LANを主たる通信手段として使用し、WAN接続を予備的な通信手段として使用するような形態が考えられる。この場合には、まず、無線LANに従う中継先として予め登録されているSSIDを有するアクセスポイントが存在するか否かを探索し、いずれのアクセスポイントも発見することができなかった場合に、WAN接続を有効化する。
図11は、本実施の形態に従う無線LANおよびWAN対応のプログラムがゲーム装置20において実行される接続処理の実行中において表示されるユーザインターフェイス画面の変形例を示す図である。上述のように、無線LANおよびWANについてのSSIDが予め登録されている場合には、ユーザがネットワークへの接続を要求すると、図11(a)に示すようなユーザインターフェイス画面が表示されるとともに、ゲーム装置20においては、中継先(通信先)の探索処理が実行される。そして、無線LANまたはWANに係るいずれかの中継先との間で接続が確立すると、図11(b)に示すようなユーザインターフェイス画面が表示される。この図11(b)に示すユーザインターフェイス画面には、接続を確立した中継先のSSIDを表示してもよい。
<G.通信処理>
次に、図12〜図14を参照して、ゲーム装置が無線通信を用いてネットワーク2へ接続する場合の通信処理について説明する。
(g1.無線LANのみが利用可能な場合の通信シーケンス)
図12は、本発明の実施の形態に従うゲーム装置10において無線LAN接続を利用する場合の通信シーケンスを示す図である。この図12に示す通信シーケンスは、無線LANのみを利用可能なゲーム装置10において実行される。すなわち、WAN接続を想定していないアプリケーションなどにおいて実行される通信処理に相当する。なお、図12に示す通信シーケンスは、WAN通信部70を利用するための通信プログラム206(図7)を含むプログラム本体200Aを格納する記憶媒体18がゲーム装置10で実行された場合においても、同様に実行される。
図12に示すシーケンス図には、ゲーム装置10(主として、CPU22およびMACモジュール62)が2つのアクセスポイント6(#1および#2)のサービス提供範囲に存在している場合を例示する。
図12を参照して、ゲーム装置10において、何らかの接続開始イベントが発生する(シーケンスSQ200)と、ゲーム装置10は、接続可能なアクセスポイント6を探索するためにSCAN処理を実行する(シーケンスSQ202)。より具体的には、ゲーム装置10は、所定の期間にわたって、いずれかのアクセスポイント6からのビーコンの受信を待つ。各ビーコンには、当該ビーコンの送信元のアクセスポイント6に割当てられているSSIDが含まれている。アクセスポイント6の各々は、定期的または何らかの要求を受けたときに、ビーコンを送信(ブロードキャスト)する。
このとき、「WirelessLAN1」のSSIDを有するアクセスポイント6(#1)がビーコンを送信し(シーケンスSQ204−1)、「WirelessLAN2」のSSIDを有するアクセスポイント6(#2)がビーコンを送信したとする(シーケンスSQ204−2)。ゲーム装置10は、これらのビーコンを受信すると、各々が「WirelessLAN1」および「WirelessLAN2」のSSIDを有する2つのアクセスポイント6(ネットワーク)が利用可能であると判断する。すなわち、ゲーム装置10は、無線LANにより接続可能なアクセスポイント6が有する識別子(SSID)を取得する。
続いて、ゲーム装置10は、取得したSSIDのうち、ネットワーク2へ接続するための中継先を決定する(シーケンスSQ206)。すなわち、ゲーム装置10は、取得された識別子(SSID)のいずれかに対応する中継先を介してネットワーク2へ接続する。典型的には、ゲーム装置10は、図9に示すような登録リスト214の内容を参照して、登録リスト214に登録されているSSIDと一致するSSIDを有するアクセスポイント6が存在するか否かを判断する。そして、登録リスト214に登録されているSSIDを有するアクセスポイント6を中継先として決定する。
なお、シーケンスSQ206の中継先を決定する処理は、接続先または通信先を決定する処理とも言い換えることができる。
続いて、中継先のアクセスポイント6が決定されると、ゲーム装置10は、当該決定されたアクセスポイント6が有するSSIDを指定して、アソシエーション要求(接続要求)を送信する(シーケンスSQ208)。図12には、アクセスポイント6(#1)を中継先として決定した例を示す。当該アソシエーション要求を受けたアクセスポイント6(#1)は、ゲーム装置10と接続可能な(利用可能なチャンネルが存在している)状況であれば、ゲーム装置10に対して、アソシエーション応答(接続可能応答)を送信する(シーケンスSQ210)。すると、ゲーム装置10とアクセスポイント6(#1)との間で、無線LANの規約に従ったネゴシエーションが実行され、両者の間で無線LANによる接続が確立される(シーケンスSQ212)。
この無線LANによる接続確立後、ゲーム装置10とアクセスポイント6(#1)との間では、各種データが交換(送受信)される(シーケンスSQ214)。
その後、ゲーム装置10において、切断イベントが発生したとする(シーケンスSQ216)。典型的には、ゲーム装置10で実行中のアプリケーションの終了などが指示された場合などである。すると、ゲーム装置10は、現在確立されている無線LANによる接続を遮断するために、中継先であるアクセスポイント6(#1)に対して、ディスアソシエーション要求(切断要求)を送信する(シーケンスSQ218)。すると、ゲーム装置10とアクセスポイント6(#1)との間の無線接続が切断される。なお、この無線接続の切断処理は、アプリケーションの終了に先立って実行されることが好ましい。
以上の通信処理により、ゲーム装置10が無線LANを利用してネットワーク2へ接続することができる。
(g2.無線LANおよびWANを利用可能である場合の通信シーケンス)
次に、無線LANおよびWANを利用可能なゲーム装置20における通信シーケンスについて説明する。
図13は、本発明の実施の形態に従うゲーム装置20においてWAN接続を利用する場合の通信シーケンスを示す図である。図14は、本発明の実施の形態に従うゲーム装置20において無線LAN接続を利用する場合の通信シーケンスを示す図である。なお、図13および図14においては、ゲーム装置20が無線LANおよびWANのいずれをも利用可能であるとする。その上で、図13に示すシーケンス図においては、ゲーム装置20がWAN接続を有効化する場合を示し、図14に示すシーケンス図においては、ゲーム装置20が無線LAN接続を有効化する場合を示す。
なお、図13および図14に示す通信シーケンスにおいては、無線LAN接続がWAN接続に優先するものとする。これは、ゲーム装置20においては、無線LAN接続が主たる通信手段として利用され、無線LAN接続が利用できない場合に限って、WAN接続が補完的に利用されるという形態を想定したものである。
すなわち、アクセスポイント6からのSSIDが取得されなかった場合に、内部AP_MACモジュール80によりSSIDが提供されていれば、WAN接続を有効化してネットワークへ接続する。
図13および図14に示すシーケンス図では、その処理手続きの理解を容易にするために、中継先決定手段として機能するCPU22およびMACモジュール62と、無線LANにより接続可能なアクセスポイント6と、疑似的なアクセスポイントのアクセス制御コントローラとして機能する内部AP_MACモジュール80およびブリッジ82と、WAN基地局12との間の遣り取りとして例示する。
なお、CPU22は、MACモジュール62との間で、SSIDを用いてデータの遣り取りを行う。すなわち、CPU22は、無線LAN接続で定義されるプロトコルに従ってMACモジュール62との間でデータ交換する。そのため、CPU22から見れば、WAN接続について特別な処理を行わず、あくまでも、無線LAN接続に従う通信手段として扱うことになる。
(i)WAN接続によりネットワーク2に接続する場合
一例として、図13には、アクセスポイント6のSSIDが取得できない場合のシーケンス例を示す。
まず、ゲーム装置20において、CPU22およびMACモジュール62が何らかの接続開始イベントを検知する(シーケンスSQ100)と、CPU22およびMACモジュール62は、内部AP_MACモジュール80に対して、接続開始イベントが発生したことを通知する(シーケンスSQ102)。
すると、CPU22およびMACモジュール62は、接続可能なアクセスポイント6を探索するためにSCAN処理を実行する(シーケンスSQ104)。より具体的には、ゲーム装置20は、所定の期間にわたって、いずれかのアクセスポイント6からのビーコンの受信を待つ。各ビーコンには、当該ビーコンの送信元のアクセスポイント6に割当てられているSSIDが含まれている。アクセスポイント6の各々は、定期的または何らかの要求を受けたときに、ビーコンを送信(ブロードキャスト)する。
すなわち、無線LAN接続に従うSSIDの取得処理は、アクティブスキャンであってもよいし、パッシブスキャンであってもよい。
このとき、「WirelessLAN」のSSIDを有するアクセスポイント6がビーコンを送信したとする(シーケンスSQ112)。並行して、疑似的なアクセスポイントのアクセス制御コントローラとして機能する内部AP_MACモジュール80は、レジスタ80aに保持されているSSIDを含むビーコンを内部的に送信する(シーケンスSQ113)。このレジスタ80aには、「WAN」のSSIDが格納されているものとする。
CPU22およびMACモジュール62は、これらのビーコンを受信すると、各々が「WirelessLAN」および「WAN」のSSIDを有するアクセスポイント(現実のアクセスポイント6および疑似的なアクセスポイント)が利用可能であると判断できる。すなわち、ゲーム装置20は、無線LANにより接続可能なアクセスポイント6が有する識別子(SSID)を取得するとともに、WANを中継先として示すための無線LANにおいて定義される識別子(SSID)の提供を受ける。
なお、図13に示す例においては、「WirelessLAN」のSSIDを有するアクセスポイント6から送信されたビーコンの受信に失敗したとする(シーケンスSQ112)。
続いて、ゲーム装置20は、探索されたSSIDのうち、ネットワーク2へ接続するための中継先を決定する(シーケンスSQ114)。すなわち、CPU22およびMACモジュール62は、接続可能なアクセスポイント6を示す取得されたSSID、および、内部AP_MACモジュール80から提供されたWANを中継先として示すためのSSIDのいずれかに対応する中継先を介してネットワーク2へ接続する。なお、ネットワーク2への接続に利用する中継先の決定方法については後述するが、図13に示す例においては、シーケンスSQ112においてアクセスポイント6からのSSIDの受信に失敗したので、ゲーム装置20は、接続可能なアクセスポイント6が存在しないと判断する。そして、ゲーム装置20は、WAN(SSID:WAN)を中継先として決定したとする。
この無線LANにより接続可能なアクセスポイント6からの識別子(SSID)の取得が開始された後に、WANに従ってWAN基地局12との接続確立処理を開始する。これは、ゲーム装置20がWAN接続を利用するためには、MACモジュール62と内部AP_MACモジュール80との間の内部的な接続、ならびに、WAN通信部70(WAN_MACモジュール72)とWAN基地局12(WAN_MACモジュール124)との間の無線接続、の両方を確立しておく必要があるためである。すなわち、2つの接続処理を並列的に実行することで、無線アクセスの開始までに要する時間を短縮することができる。
より具体的には、接続開始イベントが発生したことを検知すると、内部AP_MACモジュール80は、ブリッジ82を介して、WAN_MACモジュール72に対してWAN接続の開始を指示する。すなわち、内部AP_MACモジュール80、ブリッジ82およびWAN_MACモジュール72は、WANによる中継先であるWAN基地局12に対して、WAN接続要求を送信する(シーケンスSQ106)。当該WAN接続要求を受けたWAN基地局12は、ゲーム装置20と接続可能な状況であれば、ゲーム装置20に対して、WAN接続応答を送信する(シーケンスSQ108)。すると、WANの規約に従ったネゴシエーションが実行され、両者の間でWANによる接続が確立される(シーケンスSQ110)。なお、ゲーム装置20とWAN基地局12との間でWAN接続が確立されたとしても、中継先としてWANが選択されるまで、原則として、両者の間ではデータの交換(送受信)は行われない。
続いて、中継先を決定すると、CPU22およびMACモジュール62は、当該決定された中継先に対応するSSIDを指定して、アソシエーション要求(接続要求)を送信する(シーケンスSQ116)。
上述したように、図12には、WAN(SSID:WAN)を中継先として決定した例を示す。そのため、CPU22およびMACモジュール62は、アソシエーション要求を内部AP_MACモジュール80へ送信する。当該アソシエーション要求を受けた内部AP_MACモジュール80は、ゲーム装置20と接続可能な状況であれば、CPU22およびMACモジュール62に対して、アソシエーション応答(接続可能応答)を送信する(シーケンスSQ118)。すると、CPU22およびMACモジュール62と、内部AP_MACモジュール80との間で、無線LANの規約に従ったネゴシエーションが実行され、両者の間で疑似的(内部的)な無線LANによる接続が確立される(シーケンスSQ120)。
この疑似的な無線LANによる接続が確立することで、ゲーム装置20によるWANを用いてネットワーク2への接続が可能となる。たとえば、CPU22およびMACモジュール62がデータ1を送信する(シーケンスSQ122)と、内部AP_MACモジュール80がそのデータ1を受信し、ブリッジ82およびWAN_MACモジュール72が当該データ1をWAN基地局12へ送信する(シーケンスSQ124)。逆に、WAN基地局12がデータ2を送信する(シーケンスSQ126)と、WAN_MACモジュール72、ブリッジ82および内部AP_MACモジュール80は、受信したデータ2をMACモジュール62およびCPU22へ送信する(シーケンスSQ128)。
以下同様にして、シーケンスSQ122〜SQ128が繰返されることにより、ゲーム装置20とWAN基地局12との間で各種データが交換される。
その後、ゲーム装置20において、切断イベントが発生したとする(シーケンスSQ130)。典型的には、ゲーム装置20で実行中のアプリケーションの終了などが指示された場合などである。CPU22およびMACモジュール62は、内部AP_MACモジュール80に対して、切断イベントが発生したことを通知する(シーケンスSQ132)。
切断イベントが発生したことを検知すると、内部AP_MACモジュール80は、ブリッジ82を介して、WAN_MACモジュール72に対してWAN接続の切断を指示する。すなわち、内部AP_MACモジュール80、ブリッジ82およびWAN_MACモジュール72は、WANによる中継先であるWAN基地局12に対して、WAN切断要求を送信する(シーケンスSQ134)。そして、ゲーム装置20とWAN基地局12との間のWAN接続が切断される(シーケンスSQ136)。
このWAN接続の切断処理に並行して、CPU22およびMACモジュール62は、内部AP_MACモジュール80との間で確立されている疑似的(内部的)な無線LAN接続を切断するために、内部AP_MACモジュール80に対して、ディスアソシエーション要求(切断要求)を送信する(シーケンスSQ138)。そして、MACモジュール62と内部AP_MACモジュール80との間との間の疑似的な無線LANが切断される。
なお、上述のような一連の切断処理は、アプリケーションの終了に先立って実行されることが好ましい。
(ii)無線LAN接続によりネットワーク2に接続する場合
次に、図14を参照して、無線LAN接続によりネットワーク2に接続する場合の処理について説明する。
図14に示す処理手順のうち、シーケンスSQ100〜SQ114までの処理は、図13に示すシーケンスSQ100〜SQ114までの処理と同じである。シーケンスSQ114において、アクセスポイント6を中継先に決定すると、CPU22およびMACモジュール62は、当該決定されたアクセスポイント6に対応するSSIDを指定して、アソシエーション要求(接続要求)を送信する(シーケンスSQ117)。当該アソシエーション要求を受けたアクセスポイント6は、ゲーム装置20と接続可能な状況であれば、ゲーム装置20に対して、アソシエーション応答(接続可能応答)を送信する(シーケンスSQ119)。すると、ゲーム装置20とアクセスポイント6との間で、無線LANの規約に従ったネゴシエーションが実行され、両者の間で無線LANによる接続が確立される(シーケンスSQ121)。この無線LANによる接続確立後、ゲーム装置20とアクセスポイント6との間では、各種データが交換(送受信)される(シーケンスSQ123)。
一方、図14に示す通信処理の例においては、無線LANによる接続確立の処理と並行して、WANによる接続確立の処理が実行される。しかしながら、無線LANに従うアクセスポイント6を中継先として決定した場合には、このWANによる接続は不要となるので、WAN接続を維持する必要がないと判断された時点で、WANについての切断処理が実行される。
具体的には、内部AP_MACモジュール80は、WAN接続が確立された後(シーケンスSQ110の完了後)、MACモジュール62と内部AP_MACモジュール80との間の内部的な接続が確立されるまで、所定期間にわたって待機する。当該所定期間が経過しても、MACモジュール62と内部AP_MACモジュール80との間の内部的な接続が確立されなければ、WAN接続ではなく、無線LAN接続が選択されたと判断する。すなわち、内部AP_MACモジュール80は、MACモジュール62と内部AP_MACモジュール80との間の内部的な接続の確立までにTimeOutが生じると(シーケンスSQ150)、ブリッジ82を介して、WAN_MACモジュール72に対してWAN接続の切断を指示する。すなわち、内部AP_MACモジュール80、ブリッジ82およびWAN_MACモジュール72は、WANによる中継先であるWAN基地局12に対して、WAN切断要求を送信する(シーケンスSQ152)。そして、ゲーム装置20とWAN基地局12との間のWAN接続が切断される(シーケンスSQ154)。
その後、ゲーム装置20において、切断イベントが発生したとする(シーケンスSQ130)。典型的には、ゲーム装置20で実行中のアプリケーションの終了などが指示された場合などである。
切断イベントが発生したことを検知すると、CPU22およびMACモジュール62は、現在確立している無線LANによる接続を遮断するために、中継先であるアクセスポイント6に対して、ディスアソシエーション要求(切断要求)を送信する(シーケンスSQ139)。そして、ゲーム装置20とアクセスポイント6との間の無線接続が切断される(シーケンスSQ141)。
なお、上述のような一連の切断処理は、アプリケーションの終了に先立って実行されることが好ましい。
なお、上述の図13および図14に示す通信処理においては、接続要求を受けてからより迅速にWAN接続を利用できるように、WAN接続を利用するか否かにかかわらず、WAN接続を確立する例を示すが、これらの処理を、中継先が決定された後に必要に応じて実行するようにしてもよい。すなわち、図13に示すシーケンスSQ106〜SQ110の処理を、シーケンスSQ120の実行後に開始するようにしてもよい。
また、上述の図14に示す通信処理においては、TimeOutの発生によって、WAN接続の切断処理を行う例を示すが、中継先がアクセスポイントであると決定されると、WAN接続の切断処理の実行あるいはWAN接続の確立処理を中断するようにしてもよい。
<H.優先順位管理処理>
本実施の形態に従うゲーム装置20は、無線LANおよびWANのいずれをも利用可能であるが、ユーザフレンドリの観点からは、予め、無線LANおよびWANのいずれを優先的に使用するかについて設定できるようにしてもよい。すなわち、ゲーム装置20は、予め定められた優先順位に基づいて、より高い優先順位をもつ識別子(SSID)に対応する中継先を介してネットワーク2に接続可能となっている。このとき、ゲーム装置20は、中継先についての優先順位を変更する機能をも提供する。以下、このような優先順位の管理処理について説明する。
(i)登録リストでの優先順位の変更
図6に示す登録リスト214において、無線LANを用いて接続するアクセスポイント6のSSID、および、WAN接続を示すSSIDを同等に扱って、優先順位が設定されている場合には、この登録リスト214の内容を更新することで、無線LANまたはWAN接続のいずれか一方を優先的に使用するように設定できる。すなわち、図9に示すように、無線LANで定義される識別子(SSID)毎に設定されている優先順位に基づいて、MACモジュール62は、アクセスポイント6およびWAN基地局12のいずれかを中継先として決定する。たとえば、図9において、「WAN」のエントリを最上位(優先順位が最も高い状態)に位置させることで、優先的にWAN接続を行うことになる。一方、「WAN」のエントリを最下位(優先順位が最も低い状態)に位置させることで、優先的に無線LAN接続を行うことになる。
なお、このような登録リスト214の内容を更新する処理としては、ユーザ操作に応じて、あるいは、アプリケーションでの設定値に連動して行うようにすればよい。
(ii)内部AP_MACモジュールに割当てられたSSIDの変更
図2に示す内部AP_MACモジュール80のレジスタ80aに、異なる優先順位を有する複数のSSIDを格納しておき、優先順位の変更要求に応じて、内部AP_MACモジュール80がMACモジュール62に提供するSSIDの値を切替えるようにしてもよい。
より具体的には、中継先として選択するための優先順位として、「WAN2」>「WAN2」および「WAN」以外のSSID>「WAN」という設定をしておく。一方、図2に示すように、内部AP_MACモジュール80は、優先順位「H」が与えられると、レジスタ80aに格納されている「WAN2」をMACモジュール62へ提供し、優先順位「L」が与えられると、レジスタ80aに格納されている「WAN」をMACモジュール62へ提供する。すなわち、優先順位「H」が設定されると、内部AP_MACモジュール80は、最も高い優先順位が設定されているSSIDである「WAN2」を提供するため、WAN接続が優先的に選択される。これに対して、優先順位「L」が設定されると、内部AP_MACモジュール80は、最も低い優先順位が設定されているSSIDである「WAN」を提供するため、無線LAN接続が優先的に選択される。
図15は、本発明の実施の形態に従うゲーム装置20において提供される中継先についての優先順位を変更することができるユーザインターフェイス画面の一例を示す図である。
図15に示すユーザインターフェイス画面は、図8に示す中継先のSSIDを登録するためのユーザインターフェイス画面において、「WANが利用できる場合には優先的に接続する」というチェックボックスが追加されたものである。ユーザは、無線接続を利用するために使用する中継先のSSIDを登録する際に、このチェックボックスを有効化することで、内部AP_MACモジュール80には、優先順位「H」が与えられる。その結果、内部AP_MACモジュール80は、レジスタ80aに格納されている「WAN2」をMACモジュール62へ提供するようになる。
なお、上述したようなユーザインターフェイス画面上でのユーザ設定に加えて、以下のような方法で、優先順位を設定できるようにしてもよい。
(a)ゲーム装置20において特定のアプリケーションが実行されると、内部AP_MACモジュール80に対して、優先順位を設定するための指令が自動的に発行される
(b)ゲーム装置20においてアプリケーションの実行中に、ユーザが特定の操作をすると、内部AP_MACモジュール80に対して、優先順位を設定するための指令が自動的に発行される
(c)図6または図7に示す起動プログラム220によって、電源投入時に、内部AP_MACモジュール80に対して、優先順位を設定するための指令が発行される
上述のような優先順位管理の処理をまとめると、図16に示すようなフローチャートとして表すことができる。
図16は、本発明の実施の形態に従うゲーム装置20において提供される優先順位管理の処理手順を示すフローチャートである。図16に示す各ステップは、典型的には、CPU22が常駐プログラム230(図6または図7)に従って命令を実行することで実現される。
まず、ゲーム装置20の電源などが投入されると、CPU22は、初期化処理を実行する(ステップS100)。この初期化処理としては、(a)内部AP_MACモジュール80のレジスタ80aに対する優先順位の異なる複数のSSIDのセット、(b)内部AP_MACモジュール80に対する優先順位の設定、(c)登録リスト214(図6)内に設定されているSSIDリストの読出し、などである。
この内部AP_MACモジュール80のレジスタ80aに設定されるSSIDは、WAN基地局12を中継先として示すための、無線LANにおいて定義される識別子(SSID)は、プログラム本体200に規定されていてもよい。この場合、プログラム本体200に規定されている識別子(SSID)は、プログラム本体200が、無線LANおよびWANに対応するゲーム装置20において実行されるときに有効化される。
続くステップS102において、CPU22は、優先順位変更要求を受けたか否かを判断する。この優先順位変更要求は、上述したように、ユーザが優先順位の変更を指示する場合や、CPU22において実行されるアプリケーションが自動的に発行する場合がある。優先順位変更要求を受けていなければ(ステップS102においてNO)、ステップS102の処理が繰返される。
これに対して、優先順位変更要求を受けた場合(ステップS102においてYESの場合)、CPU22は、当該優先順位変更要求に従って、優先順位を変更する(ステップS104)。一例として、上述したように、CPU22は、内部AP_MACモジュール80に対して新たな優先順位を設定する。すると、ステップS106において、内部AP_MACモジュール80は、レジスタ80aに格納されている複数のSSIDのうち、新たに設定された優先順位に対応するSSIDをMACモジュール62へ提供する。そして、ステップS102以下の処理が繰返される。
<J.全体処理>
図17は、本発明の実施の形態に従うゲーム装置20において提供される接続管理の処理手順を示すフローチャートである。図17に示す各ステップは、典型的には、通信プログラム204(図6または図7)または通信プログラム204と常駐プログラム230との協働(図6または図7)によって実現される。
図17を参照して、まず、ステップS2において、CPU22は、ネットワークへの接続要求を受けたか否かを判断する。すなわち、CPU22は、実行中のアプリケーションなどから、ネットワーク2へのアクセス要求が発行されたか否かを判断する。あるいは、CPU22は、ユーザがネットワーク2を利用することを要求したか否かを判断する。ネットワークへの接続要求を受けていない場合(ステップS2においてNOの場合)には、CPU22は、ステップS2の処理が繰返される。
ネットワークへの接続要求を受けた場合(ステップS2においてYESの場合)には、処理はステップS4へ進む。
ステップS4において、CPU22は、内部AP_MACモジュール80がSSIDとして「WAN2」をMACモジュール62へ提供しているか否かを判断する。すなわち、内部AP_MACモジュール80に対して優先順位「H」が設定されているか否かについて判断される。
内部AP_MACモジュール80がSSIDとして「WAN2」をMACモジュール62へ提供している場合(ステップS4においてYESの場合)には、処理はステップS6へ進む。これに対して、内部AP_MACモジュール80がSSIDとして「WAN2」をMACモジュール62へ提供されていない場合(ステップS4においてNOの場合)には、処理はステップS12へ進む。
すなわち、無線LAN接続に比較して、WAN接続を優先的に利用することが設定されている場合には、以下のステップS6〜S10に示すように、WANによる接続を優先的に試みる処理が実行される。これに対して、WAN接続を優先的に利用することが設定されていない場合には、登録リスト214の登録内容に従って、中継先を決定する。
ステップS6において、CPU22は、目的のSSIDを「WAN2」に設定する。すなわち、CPU22は、SSIDが「WAN2」と一致するアクセスポイント(実際には、疑似的なアクセスポイントである内部AP_MACモジュール80)を中継先として決定する。続くステップS8において、CPU22は、SSID=「WAN2」を有する中継先との間で接続処理を試みる。
さらに続くステップS10において、CPU22は、WAN接続の確立が成功したか否かを判断する。WAN接続の確立が成功した場合(ステップS10においてYESの場合)には、処理はステップS32へ進み、WAN接続の確立が成功しなかった場合(ステップS10においてNOの場合)には、処理はステップS12へ進む。このWAN接続が確立されたときには、CPU22がMACモジュール62と連係して、内部AP_MACモジュール80との間との間の疑似的な無線LAN接続を確立することを意味する。
一方、ステップS12において、CPU22は、登録リスト214を参照して、何らかのSSIDがリストに登録済であるか否かを判断する。すなわち、ユーザあるいはアプリケーションによって、予め中継先が設定されているか否かを判断する。何らかのSSIDがリストに登録済である場合(ステップS12においてYESの場合)には、処理はステップS14へ進み、何らかのSSIDもリストに登録されていない場合(ステップS12においてNOの場合)には、処理はステップS18へ進む。
ステップS14において、CPU22は、リストに登録済の値(SSID)を目的のSSIDとして設定する。登録リスト214に複数のSSIDが登録されている場合には、最も優先順位の高い(最も上位にリストされている)SSIDが中継先に決定される。続くステップS16において、CPU22は、設定された目的のSSIDを有する中継先との間で接続処理を実行する。そして、処理はステップS32へ進む。
すなわち、ステップS14およびS16においては、CPU22および/またはMACモジュール62は、アクセスポイントから取得される識別子(SSID)のうち、予め定められた識別子と一致する識別子が存在するか否かを判断する。そして、MACモジュール62は、当該予め定められた識別子と一致する識別子に対応する中継先を介してネットワーク2に接続する。
なお、登録リスト214に登録されているあるSSIDを有する中継先との間で接続を確立できない場合には、登録リスト214においてその次の優先順位に登録されている中継先との間で接続処理を実行する。すなわち、CPU22および/またはMACモジュール62は、予め定められた優先順位に基づいて、より高い優先順位をもつ識別子に対応する中継先を介してネットワーク2に接続する。
基本的には、ステップS14およびS16においては、いずれかのアクセスポイント6との間で無線LAN接続が確立されることになる。しかしながら、いずれのアクセスポイント6とも無線LAN接続が確立できない場合には、ステップS18〜S24に示すような、WAN接続の確立を試みるようにしてもよい。
ステップS18において、CPU22は、内部AP_MACモジュール80がSSIDとして「WAN」をMACモジュール62へ提供しているか否かを判断する。すなわち、ステップS18が実行される場合には、登録リスト214に中継先として何らのSSIDも登録されていない状態、または、いずれのアクセスポイント6とも無線LAN接続を確立できなかった状態を意味し、この場合には、WAN接続の確立が試みられる。
内部AP_MACモジュール80がSSIDとして「WAN」をMACモジュール62へ提供している場合(ステップS18においてYESの場合)には、処理はステップS20へ進む。これに対して、内部AP_MACモジュール80がSSIDとして「WAN」をMACモジュール62へ提供されていない場合(ステップS18においてNOの場合)には、処理は終了する。
ステップS20において、CPU22は、目的のSSIDを「WAN」に設定する。すなわち、CPU22は、SSIDが「WAN」と一致するアクセスポイント(実際には、疑似的なアクセスポイントである内部AP_MACモジュール80)を中継先として決定する。続くステップS22において、CPU22は、SSID=「WAN」を有する中継先との間で接続処理を試みる。
さらに続くステップS24において、CPU22は、WAN接続の確立が成功したか否かを判断する。WAN接続の確立が成功した場合(ステップS24においてYESの場合)には、処理はステップS32へ進み、WAN接続の確立が成功しなかった場合(ステップS24においてNOの場合)には、処理は終了する。
ステップS32において、CPU22は、ネットワーク接続の切断要求を受けたか否かを判断する。すなわち、CPU22は、実行中のアプリケーションあるいはユーザが、ネットワーク2への接続の切断を指示したか否かを判断する。ネットワーク接続の切断要求を受けていない場合(ステップS32においてNOの場合)には、CPU22は、ステップS32の処理が繰返される。ネットワーク接続への切断要求を受けた場合(ステップS32においてYESの場合)には、CPU22は、現在の中継先との接続を切断し(ステップS34)、処理は終了する。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
2 ネットワーク、4 サーバ、6 アクセスポイント、8,14,68,78 アンテナ、10,20 ゲーム装置、10a 無線LANユニット、12 WAN基地局、16,18 記憶媒体、20a WANユニット、22 CPU、23 RAM、24,25,92 ROM、26 バス、28 コネクタ、30 電子回路基板、34 VRAM、38 表示コントローラ、40 表示部、42 インターフェイス回路(I/F回路)、50,51 通信部、52 操作スイッチ部、54 音声出力部、60 無線LAN通信部、62,114 MACモジュール、64,112 BBモジュール、66,110 RFモジュール、70 WAN通信部、72,124 WAN_MACモジュール、74,122 WAN_BBモジュール、76,120 WAN_RFモジュール、80 内部AP_MACモジュール、80a,114a レジスタ、82 ブリッジ、90 メモリカード、94 EEPROM、100 ネットワークシステム、116,126 IPモジュール、200,200A プログラム本体、202 ゲームプログラム、204,206 通信プログラム、210,210A データ、212 接続情報、214,216 登録リスト、220 起動プログラム、230 常駐プログラム。

Claims (19)

  1. ネットワークに接続されている第1接続制御装置および第2接続制御装置と、当該第1接続制御装置と第1通信方式に従った通信および当該第2接続制御装置と当該第1通信方式とは異なる第2通信方式に従った通信のいずれかを行い、当該第1接続制御装置および当該第2接続制御装置のいずれかを介して当該ネットワークに接続可能な情報処理装置とを備える情報処理システムであって、
    前記第1接続制御装置は、
    前記第1通信方式で定義される識別子を前記情報処理装置に提供する第1提供手段を含み、
    前記情報処理装置は、
    前記第1通信方式で定義される予め定める疑似的な識別子を提供する第2提供手段と、
    前記第1提供手段により提供される識別子および前記第2提供手段により提供される疑似的な識別子のいずれをも選択可能に構成されるとともに、選択された識別子に応じて、前記ネットワークに接続する際の中継先決定する中継先決定手段とを含み、前記中継先決定手段は、前記第1提供手段により提供される識別子が選択されると、前記第1接続制御装置を中継先として決定し、前記第2提供手段により提供される疑似的な識別子が選択されると、前記第2提供手段との間で内部的な接続を確立し、さらに
    前記中継先決定手段と前記第2提供手段との間で内部的な接続が確立されると、前記第2提供手段と前記第2接続制御装置との間の通信を仲介する仲介手段を含む、情報処理システム。
  2. ネットワークに接続されている第1接続制御装置と第1通信方式に従った通信、および、当該ネットワークに接続されている第2接続制御装置と当該第1通信方式とは異なる第2通信方式に従った通信、のいずれかを行い、当該第1接続制御装置および当該第2接続制御装置のいずれかを介して当該ネットワークに接続可能な情報処理装置であって、
    前記第1通信方式で定義される識別子を前記第1接続制御装置から取得する取得手段と、
    前記第1通信方式で定義される予め定める疑似的な識別子を提供する提供手段と、
    前記取得手段により取得される識別子および前記提供手段により提供される疑似的な識別子のいずれをも選択可能に構成されるとともに、選択された識別子に応じて、前記ネットワークに接続する際の中継先決定する中継先決定手段とを含み、前記中継先決定手段は、前記取得手段により提供される識別子が選択されると、前記第1接続制御装置を中継先として決定し、前記提供手段により提供される疑似的な識別子が選択されると、前記提供手段との間で内部的な接続を確立し、さらに
    前記中継先決定手段と前記提供手段との間で内部的な接続が確立されると、前記提供手段と前記第2接続制御装置との間の通信を仲介する仲介手段を含む、情報処理装置。
  3. 前記提供手段は、
    前記第1通信方式で定義される疑似的な識別子を予め保持する保持手段を含み、
    前記保持手段により保持される疑似的な識別子を前記中継先決定手段に提供する、請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記第1通信方式で定義される識別子を用いて、前記第1接続制御装置および前記第2接続制御装置のいずれかを介して前記ネットワークに接続する接続手段をさらに備える、請求項2または3に記載の情報処理装置。
  5. 前記第1通信方式で定義される識別子を用いてネットワークに接続するための接続プログラムを記憶する記憶手段をさらに備え、
    前記接続手段は、前記記憶手段に記憶された接続プログラムが前記情報処理装置のコンピュータで実行されることにより、前記ネットワークに接続する、請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 記取得手段によって識別子が取得されなかった場合に、前記提供手段により識別子が提供されているときには、当該提供手段により提供される疑似的な識別子に基づいて、前記第2接続制御装置を中継先とするための処理が実行される、請求項2〜5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記取得手段によって取得される識別子および前記提供手段により提供される疑似的な識別子のうち選択された識別子が、予め登録された識別子のいずれかと一致するか否かを判断する判断手段をさらに備え、
    当該予め登録された識別子と一致する識別子に対応する前記第1接続制御装置または前記第2接続制御装置を中継先として決定する、請求項2〜6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  8. 前記中継先決定手段は、
    前記第1通信方式で定義される識別子毎に設定されている優先順位に基づいて、中継先を決定する、請求項2〜6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  9. 前記中継先決定手段は、前記優先順位を変更する手段をさらに含む、請求項8に記載の情報処理装置。
  10. 前記提供手段は、
    対応する優先順位が異なる複数の識別子を保持する手段と、
    当該複数の識別子のうち1つを選択して前記中継先決定手段に対して提供する手段とを含む、請求項8または9に記載の情報処理装置。
  11. 前記取得手段による前記第1通信方式で定義される識別子の取得が開始された後に、前記第2通信方式に従って前記第2接続制御装置との接続確立処理を開始する接続確立開始手段をさらに備える、請求項2〜10のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  12. 前記第1通信方式におけるアクセス制御コントローラと、
    前記第2通信方式におけるアクセス制御コントローラとをさらに備え
    前記仲介手段は、前記第2通信方式におけるアクセス制御コントローラと前記第1通信方式におけるアクセス制御コントローラとの間を接続し、前記第1通信方式による通信と前記第2通信方式による通信とを仲介するブリッジとを含む、請求項2〜11のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  13. 前記第1通信方式では、前記第1接続制御装置との間で狭域無線通信を行い、
    前記第2通信方式では、前記第2接続制御装置との間で広域無線通信を行う、請求項2〜12のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  14. 前記第1通信方式で定義される識別子は、前記第1接続制御装置を含むネットワークの識別子である、請求項2〜13のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  15. ネットワークに接続されている第1接続制御装置および第2接続制御装置のいずれかを介して当該ネットワークに接続可能な少なくとも1つの情報処理装置を含むシステムで実行される通信方法であって、前記システムは、第1通信方式に従って前記第1接続制御装置との間で通信を行う第1通信手段と、前記第1通信方式とは異なる第2通信方式に従って前記第2接続制御装置との間で通信を行う第2通信手段とを含み、前記通信方法は、
    前記第1通信方式で定義される識別子を前記第1接続制御装置から取得する取得ステップと、
    記第1通信方式で定義される予め定める疑似的な識別子を提供する提供ステップと、
    前記提供ステップで提供される識別子および前記提供ステップで提供される疑似的な識別子のうちいずれかの選択に応じて、前記ネットワークに接続する際の中継先決定する決定ステップとを含み、前記決定ステップでは、前記取得ステップで提供される識別子が選択されると、前記第1接続制御装置を中継先として決定し、前記提供ステップで提供される疑似的な識別子が選択されると、当該疑似的な識別子の提供元との間で内部的な接続を確立し、さらに
    当該疑似的な識別子の提供元との間で内部的な接続が確立されると、当該提供元と前記第2接続制御装置との間の通信を仲介する処理を実行する仲介ステップとを含む、通信方法。
  16. ネットワークに接続されている第1接続制御装置と第1通信方式に従った通信および第2接続制御装置と当該第1通信方式とは異なる第2通信方式に従った通信のいずれかを行い、当該第1接続制御装置および当該第2接続制御装置のいずれかを介して当該ネットワークに接続可能な情報処理装置を含む情報処理システムであって、
    前記第1通信方式で定義される識別子を前記第1接続制御装置から取得する取得手段と、
    記第1通信方式で定義される予め定める疑似的な識別子を提供する提供手段と
    前記取得手段により取得される識別子および前記提供手段により提供される疑似的な識別子のいずれをも選択可能に構成されるとともに、選択された識別子に応じて、前記ネットワークに接続する際の中継先決定する中継先決定手段とを含み、前記中継先決定手段は、前記取得手段により提供される識別子が選択されると、前記第1接続制御装置を中継先として決定し、前記提供手段により提供される疑似的な識別子が選択されると、前記提供手段との間で内部的な接続を確立し、さらに
    前記中継先決定手段と前記提供手段との間で内部的な接続が確立されると、前記提供手段と前記第2接続制御装置との間の通信を仲介する仲介手段を含む、情報処理システム。
  17. ネットワークに接続されている第1接続制御装置と第1通信方式に従った通信を行い、当該第1接続制御装置を介してネットワークに接続可能な第1情報処理装置と、前記第1接続制御装置と第1通信方式に従った通信および第2接続制御装置と当該第1通信方式とは異なる第2通信方式に従った通信のいずれかを行い、当該第1接続制御装置および当該第2接続制御装置のいずれかを介して当該ネットワークに接続可能な第2情報処理装置を含む情報処理システムであって、
    前記第1情報処理装置は、
    前記第1通信方式で定義される識別子を前記第1接続制御装置から取得する第1取得手段を備え、
    前記第2情報処理装置は、
    前記第1通信方式で定義される識別子を前記第1接続制御装置から取得する第2取得手段と、
    記第1通信方式で定義される予め定める疑似的な識別子を提供する提供手段とを備え、
    情報処理プログラムが前記第1情報処理装置のコンピュータで実行されると、前第1取得手段により提供される識別子の選択に基づいて、前記第1接続制御装置を介して前記第1情報処理装置を前記ネットワークに接続する手段として機能し、
    前記情報処理プログラムが前記第2情報処理装置のコンピュータで実行されると、前記第2取得手段により取得される識別子および前記提供手段により提供される疑似的な識別子のいずれかの選択を受付けるとともに、(a)前記第2取得手段により提供される識別子が選択されると、前記第1接続制御装置を介して前記第2情報処理装置を前記ネットワークに接続し、(b)前記提供手段により提供される疑似的な識別子が選択されると、前記提供手段との間で内部的な接続を確立するとともに、前記提供手段と前記第2情報処理装置との間の通信を仲介することで、第2接続制御装置を介して前記第2情報処理装置を前記ネットワークに接続する手段として機能する、情報処理システム。
  18. 前記情報処理プログラム内では、前記第1通信方式で定義される疑似的な識別子が規定されており、
    当該規定されている疑似的な識別子は、前記情報処理プログラムが前記第2情報処理装置で実行される場合に有効化される、請求項17に記載の情報処理システム。
  19. 第1通信方式に従って、ネットワークに接続されている第1接続制御装置との間で通信を行う第1通信手段と、前記第1通信方式で定義される識別子を前記第1接続制御装置から取得する取得手段と、前記取得手段により取得される識別子に基づいて、前記第1接続制御装置を前記ネットワークに接続する際の中継先として決定可能な中継先決定手段とを備えた情報処理装置に対して、上位互換性を有する情報処理装置であって、
    前記第1通信手段と、
    前記第1通信方式とは異なる第2通信方式に従って、前記ネットワークに接続されている第2接続制御装置との間で通信を行う第2通信手段と、
    前記第1通信方式で定義される識別子を前記第1接続制御装置から取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得される識別子に基づいて、前記第1接続制御装置を前記ネットワークに接続する際の中継先として決定可能な中継先決定手段と、
    記第1通信方式で定義される予め定める疑似的な識別子を前記中継先決定手段に提供する提供手段とを備え、前記中継先決定手段は、前記提供手段により提供される疑似的な識別子が選択されると、前記提供手段との間で内部的な接続を確立し、さらに
    前記中継先決定手段と前記提供手段との間で内部的な接続が確立されると、前記中継先決定手段と前記第2接続制御装置との間の通信を仲介する仲介手段を備え、情報処理装置。
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