JP6631017B2 - 端末装置、端末装置の接続方法、端末装置の接続プログラム - Google Patents

端末装置、端末装置の接続方法、端末装置の接続プログラム Download PDF

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Description

本発明は、端末装置、端末装置の接続方法、端末装置の接続プログラムに関する。
移動可能な端末装置(例えば、携帯電話機、スマートフォン(Smartphone))の高機能化に伴い、複数の無線通信機能を有する端末装置が提案されている。
例えば、第1の無線通信機能は、LTE(Long Term Evolution)や、3G(Third Generation)などの無線通信方式を利用して基地局に無線接続し、無線通信する機能である。第2の無線通信機能は、例えば無線LAN(Local Area Network)通信を利用してアクセスポイントに無線接続し、無線通信する機能である。
かかる端末装置は、例えば、第1、第2の無線通信機能の何れかを実行して、基地局またはアクセスポイントに無線接続し、インターネットなどのネットワークにアクセスする。
例えば、かかる端末装置は、アクセスポイントの無線通信圏外に位置する場合、第1の無線通信機能を利用し基地局に接続する。一方、かかる端末装置は、アクセスポイントの無線通信圏内に位置する場合、第2の無線通信機能を利用してアクセスポイントに接続する。
特開2008−187417号公報 特開2003−110751号公報
基地局は、通常、インターネットなどの広域ネットワーク(以下、インターネットと適宜記す)に対するアクセスを端末装置に提供する。一方、アクセスポイントは、インターネットに対するアクセスを端末装置に提供する場合もあれば、インターネットに対するアクセスを端末装置に提供しない場合もある。例えば、インターネットに接続していないローカルネットワークのみに接続するアクセスポイントがある。
かかる端末装置は、アクセスポイントの無線通信圏内に位置した場合に、第1の無線通信機能の利用を停止し、第2の無線通信機能を利用してアクセスポイントに接続する。接続したアクセスポイントが、インターネットに対するアクセスを端末装置に提供しないアクセスポイントの場合、端末装置は、インターネットにアクセスできなくなる。かかる端末装置は、インターネットにアクセスできなくなることにより、例えば、インターネットに接続しているメールサーバから電子メールを受信できなくなる。
各種ネットワークを介して提供されるサービス形態の利用において、複数の無線通信機能の中から最適な無線通信機能を選択することが好ましい。
本実施の形態の一つの側面は、複数の無線通信機能を有する端末装置において、最適な無線通信機能を選択することを目的とする。
本実施の形態の第1の側面は、ネットワークに接続する第1の装置と第1の無線通信を行う第1の通信部と、第2の装置と第2の無線通信を実行する第2の通信部と、前記第2の通信部により無線接続した前記第2の装置を用いて前記ネットワークに接続するか否かを判定する判定部とを有し、前記第2の通信部は、無線接続可能な前記第2の装置に無線接続し、前記第1の通信部は、前記判定部の判定結果に応じて、前記第1の無線通信を実行または停止することを特徴とする端末装置である。
第1の側面によれば、複数の無線通信機能を有する端末装置において、最適な無線通信機能を選択することができる。
図1は、本実施の形態の端末装置を説明する全体システム図である。 図2は、図1の端末装置1のハードウェア構成を示すブロック図である。 図3は、図1の端末装置1のソフトウェア構成を説明するブロック図である。 図4は、図1の端末装置1の動作を説明する第1の図である。 図5は、図1の端末装置1の動作を説明する第2の図である。 図6は、第1の実施の形態の端末装置1の処理の流れを説明するフロー図である。 図7は、図2の表示装置105に表示される設定画面の一例を示す図である。 図8は、SSIDテーブルの一例である。 図9は、第2の実施の形態の端末装置1の処理の流れを説明するフロー図である。 図10は、第3の実施の形態の端末装置1の処理の流れを説明するフロー図である。 図11は、アクセスポイントのハードウェア構成を示すブロック図である。 図12は、図11のアクセスポイントAPのソフトウェア構成の第1の例を説明するブロック図である。 図13は、第4の実施の形態の端末装置1の処理の流れを説明する第1のフロー図である。 図14は、第4の実施の形態の端末装置1の処理の流れを説明する第2のフロー図である。 図15は、第5の実施の形態の端末装置1の処理の流れを説明するフロー図である。 図16は、SSIDとBSSIDとを記憶するテーブルの一例である。 図17は、図11で説明したアクセスポイントのソフトウェア構成の第2の例を説明するブロック図である。 図18は、高機能アクセスポイントの処理の流れを説明するフロー図である。
[第1の実施の形態]
[全体システム図]
図1は、本実施の形態の端末装置を説明する全体システム図である。なお、以下の図の説明において、同じ要素については同一の符号を付して、一度した説明を省略する。
端末装置1は、移動可能な無線通信端末であり、例えば携帯電話機、スマートフォン、タブレット端末である。端末装置1は、前記した第1、第2の無線通信機能を有する。すなわち、端末装置1は、複数の無線通信機能と、各種情報処理を実行するコンピュータとを有する端末装置である。
基地局BSは、符号C1に示すように端末装置1と無線通信し、図示しないコアネットワークと例えば有線通信する。なお、基地局BSと端末装置1との無線通信は、モバイル通信とも呼ばれる。基地局BSと端末装置1との無線通信においては、例えば、LTEや、3Gなどの無線通信方式が利用される。
コアネットワークは、モバイルネットワーク、バックボーン回線、基幹回線網、キャリア網とも呼ばれ、基地局BSと、大規模ネットワークであるインターネットINTとを中継するネットワークである。インターネットサーバSVR1は、インターネットINTに接続するサーバである。
(アクセスポイント)
アクセスポイントは、例えばIEEE 802.11規格が適用される無線通信方式により、無線通信圏内に在圏する端末装置と無線接続し、無線接続した端末装置と無線通信する無線通信装置である。なお、アクセスポイントと端末装置1との無線通信は、無線LAN通信とも呼ばれる。アクセスポイントは、端末装置を相互に接続したり、端末装置を各種ネットワークに接続する機器である。図1におけるアクセスポイントの数は例示である。なお、図1において、無線通信圏として、第1のアクセスポイントAP1の無線通信圏を符号RN1で示す。
第1のアクセスポイントAp1〜第10のアクセスポイントAP10は、インターネットINTに接続する。そして、第1のアクセスポイントAp1〜第10のアクセスポイントAP10は、無線接続した端末装置にインターネットINTに対するアクセスを提供する。以下、無線接続した端末装置にインターネットINTに対するアクセスを提供するアクセスポイントを、インターネット用のアクセスポイントと適宜記す。
第11のアクセスポイントAP11〜第20のアクセスポイントAP20は、インターネットINTに接続しないアクセスポイントである。第21のアクセスポイントAP21は、無線接続した端末装置に応じて、端末装置にインターネットINTに対するアクセスを提供するか否かを切り替える機能を有するアクセスポイント(以下、切り替え可能アクセスポイントと適宜記す)である。
第22のアクセスポイントAP22、第23のアクセスポイントAP23は、インターネットINTに接続しないネットワークであるローカルネットワークLNTに接続するアクセスポイントである。ローカルサーバSVR2は、ローカルネットワークLNTに接続するサーバである。ローカルサーバSVR2は、第22のアクセスポイントAP22や、第23のアクセスポイントAP23に無線接続した端末装置1に各種情報処理を提供する。
第11のアクセスポイントAP11〜第20のアクセスポイントAP20、第22のアクセスポイントAP22、第23のアクセスポイントAP23は、無線接続した端末装置にインターネットINTに対するアクセスを提供しない。以下、無線接続した端末装置にインターネットINTに対するアクセスを提供しないアクセスポイントを、ローカル用のアクセスポイントと適宜記す。
ローカル用のアクセスポイントの中には、無線接続した端末装置1に各種情報処理を提供する機能を有するアクセスポイント(以下、高機能アクセスポイントと適宜記す)がある。高機能アクセスポイントは、例えば第20のアクセスポイントAP20である。
高機能アクセスポイントは、例えば、飲食店などの店舗に設置されている。高機能アクセスポイントは、情報処理として、例えば、かかる店舗に関する情報や、かかる店舗で使用できるクーポン券を表示出力するデータを、無線接続した端末装置に送信する。
なお、例えばIEEE 802.11規格が適用される無線通信方式により機器間で通信を可能にする機能を有するデジタルカメラ、プリンタなどの機器がある。かかる機器も、ローカル用のアクセスポイントとして機能する。
第1のアクセスポイントAP1〜第23のアクセスポイントAP23は、ビーコンと通常呼ばれるパケットを定期的にブロードキャストする。このビーコンは、例えば、SSID(Service Set Identifier)、BSSID(Basic Service Set Identifier)、サポートしている伝送速度、暗号化種別、チャネル周波数など無線通信に必要な各種情報を含む。端末装置1は、SSID、BSSIDによりアクセスポイントを識別する。SSIDは、SSIDを含むビーコンをブロードキャストするアクセスポイントにより形成されるネットワークを識別する識別子である。BSSIDは、BSSIDを含むビーコンをブロードキャストするアクセスポイントを一意に識別する識別子である。
(モバイル通信と無線LAN通信)
現況では、アクセスポイントが、様々な場所(例えば、一般家庭、街中、私的施設、公共施設)に設置されている。また、LTEや、3Gなどの無線通信方式が利用されるモバイル通信よりも無線LAN通信の方が、通信速度が高く、消費電力が低いなど、様々な面で有利である。また、多くの端末装置が基地局BSに接続し、モバイルネットワークにアクセスすると、通信が輻輳して、アクセスが困難になることがある。また、現況では、通信事業者は、増大する通信トラフィックを、モバイルネットワーク以外のネットワーク(例えば、無線LANネットワーク)に迂回するオフロードに積極的に取り組んでいる。なお、無線LANネットワークは、アクセスポイントを含むネットワークである。
かかる現況では、アクセスポイントを積極的に利用する端末装置のユーザが増えている。
なお、通信事業者は、ユーザが使用したモバイルネットワーク通信の通信量が、規定の通信量を超えた場合に、通信速度に制限をかけていることも、ユーザがアクセスポイントを積極的に利用することの理由となる。この通信量は、例えば1ヶ月や1日単位の通信量である。また、前記した通信事業者は、携帯電話の電気通信サービスを提供する事業者や、仮想移動体通信事業者(MVNO:Mobile Virtual Network Operator)のSIM(Subscriber Identity Module)を提供する事業者である。
端末装置は、アクセスポイントとの無線通信にあたり、例えば以下の処理を実行する。端末装置は、所定のタイミング毎(例えば、10秒間隔)で電波をスキャンして、アクセスポイントから送信されるビーコンを受信する。この端末装置は、ビーコンを受信すると、受信したビーコンに基づき、このビーコンをブロードキャストしたアクセスポイントと無線接続する。そして、この端末装置は、認証後、アクセスポイントと無線通信する。そして、この端末装置は、基地局BSとのモバイル通信を停止する。なお、この端末装置のユーザは、アクセスポイントの接続情報(例えば、SSIDと、事前共有鍵(PSK:Pre-Shared Key))を予めこの端末装置に設定する。
しかし、この端末装置が、ローカル用のアクセスポイントと無線通信し、基地局BSとのモバイル通信を停止すると、インターネットINTにアクセスできなくなる。インターネットINTにアクセスできなくなると、この端末装置のユーザは、例えば、ブラウザを利用してインターネットのWebサイトにアクセスできなくなり、また、インターネット上のサーバから電子メールを受信できなくなる。
そこで、本実施の形態の端末装置1は、無線通信しているアクセスポイントがインターネットに対するアクセスを提供している場合、基地局BSとのモバイル通信を停止する。一方、端末装置1は、無線通信しているアクセスポイントがインターネットに対するアクセスを提供していない場合、基地局BSとのモバイル通信を継続し、インターネットに対してアクセスする。すなわち、複数の無線通信機能を実行可能な端末装置1において、最適な無線通信機能を選択する。以下、最適な無線通信機能を選択する端末装置1について説明する。
[ハードウェア構成]
図2は、図1の端末装置1のハードウェア構成を示すブロック図である。端末装置1は、バスBに接続された、CPU101と、ストレージ装置(記憶部)102と、RAM103と、ROM104と、表示装置105とを有する。さらに、端末装置1は、入力装置106と、第1の通信装置(第1の通信部)107と、第2の通信装置(第2の通信部)108と、外部接続IF装置109とを有する。
以下、ストレージ装置(記憶部)102をストレージ102、第1の通信装置(第1の通信部)107を第1の通信装置107、第2の通信装置(第2の通信部)108を第2の通信装置108と適宜記す。第1、第2の通信装置は、それぞれ第1、第2の無線通信装置とも呼ばれる。なお、CPUは" Central Processing Unit"の略語、RAMは"Random Access Memory"の略語、ROMは、" Read Only Memory"の略語である。
CPU101は、端末装置1の全体を制御する中央演算処理装置である。ストレージ102は、例えばハードディスクドライブ(HDD:Hard disk drive)や、ソリッドステートドライブ(SSD:Solid State Drive)や、不揮発性の半導体メモリなどの大容量記憶装置である。
ストレージ102は、SSIDを記憶するSSID記憶領域Rを有する。RAM103は、CPU101が実行する処理や、接続制御ソフトSF1やユーザソフトSF2が実行する各ステップにおいて生成(算出)されたデータなどを一時的に記憶する。RAM103は、例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory)などの半導体メモリである。
接続制御ソフトSF1は、各種接続制御を実行するアプリケーションであり、詳細については、図3で説明する。ユーザソフトSF2は、各種サーバ(例えば、図1のインターネットサーバSVR1、ローカルサーバSVR2)が提供する各種サービスを受けるアプリケーションである。ユーザソフトSF2は、インターネットサーバSVR1や、ローカルサーバSVR2や、高機能アクセスポイントを送信先とする通信データ(単に、データとも呼ぶ)を生成し、制御ソフトSF1に出力する。
CPU101は、端末装置1の起動時に、ROM104から接続制御ソフトSF1、ユーザソフトSF2の実行ファイルを読み出し、RAM103に展開する。なお、これらの実行ファイルを外部記憶媒体MDに記憶してもよい。
ROM104は、各種データ、例えば、接続制御ソフトSF1、ユーザソフトSF2の実行ファイル(プログラム)を記憶する。表示装置105は、画像、文字などの各種情報を表示面(図示しない)に表示する。表示装置105は、例えば液晶パネルである。
入力装置106は、端末装置1に操作情報を入力する。入力装置106は、例えばタッチパネルであり、表示面に対する物体の接触位置を示す座標を検出する。
第1の通信装置107は、アンテナ107aにより無線電波を送受信し、例えば、LTEや、3Gなどの無線通信方式を利用して、ネットワークに接続する第1の装置と第1の無線通信(モバイル通信)を実行する。このネットワークは、広域ネットワークであり例えばインターネットINTである。第1の装置は、例えば基地局BSである。
第2の通信装置108は、アンテナ108aにより無線電波を送受信して、例えば、IEEE 802.11規格が適用される無線通信方式を利用して第2の装置と第2の無線通信(無線LAN通信)を実行する。第2の装置は、例えばアクセスポイントである。
外部接続IF装置109は、端末装置1と、外部記憶媒体MDとを接続するためのインターフェイスとして機能する装置である。なお、"IF"は、インターフェイス(interface)の略語である。外部接続IF装置109は、例えば、USBのポートである。
なお、外部接続IF装置109を介して、記憶媒体に記憶されたデータを読み取る記憶媒体読み取り装置(図示しない)と接続する構成としても良い。この記憶媒体(記録媒体とも呼ばれる)は、例えば、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)などの可搬型記憶媒体である。
[ソフトウェア構成]
図3は、図1の端末装置1のソフトウェア構成を説明するブロック図である。接続制御ソフトSF1は、判定部11と、設定部12と、ルーティング部13と、モバイルネットワークIF部14と、接続部15と、無線LANネットワークIF部16とを有する。なお、図3において、各部(11〜16)は、相互に各種信号の送受信が可能であるとする。図3において、ハードウェア要素である第1の通信装置107、第2の通信装置108については点線で示している。
判定部11は、アクセスポイントがインターネットINTへのアクセスを提供するか判定する判定部(接続判定部とも呼ぶ)の一例である。具体的には、判定部11は、第2の通信装置108により無線接続したアクセスポイントを用いてインターネットINTに接続するか否かを判定する。そして、第1の通信装置107は、判定部の判定結果に応じて、モバイル通信を実行または停止する。
設定部12は、通信のルーティングに関連する情報(ルーティング情報と適宜記す)をルーティング部13に設定する。
ルーティング部13は、設定されたルーティング情報に基づき、ユーザソフトSF2から出力された通信データを第1の通信装置107側にルーティングしたり、または、通信データを第2の通信装置108側にルーティングする。なお、ルーティング部13は、モバイルネットワークIF部14を介して、通信データを第1の通信装置107側(モバイル通信側)にルーティングする。また、ルーティング部13は、無線LANネットワークIF部16を介して、通信データを第2の通信装置108側(無線LAN通信側)にルーティングする。ルーティング部13は、データの転送を行う転送部の一例である。
モバイルネットワークIF部14は、第1の通信装置107に対するインターフェイスをルーティング部13に提供する。
接続部15は、アクセスポイントに接続する処理を実行する。接続部15は、所定のタイミング毎で電波をスキャンして、アクセスポイントから送信されるビーコンを第2の通信装置108を介して受信する。接続部15は、ビーコンを受信すると、受信したビーコンに基づき、このビーコンをブロードキャストしたアクセスポイントと無線接続する。
無線LANネットワークIF部16は、第2の通信装置108に対するインターフェイスを設定部12、ルーティング部13、接続部15に提供する。なお、無線LANネットワークIF部16は、第2の通信装置108により受信された通信データを、通信データの内容に応じて、ルーティング部13、接続部15に出力する。ルーティング部13は、出力された通信データを、通信データの内容に応じて、ユーザソフトSF2や、判定部11に出力する。
[動作説明]
図4、図5を参照し、本実施の形態における端末装置1の動作について説明する。図4は、図1の端末装置1の動作を説明する第1の図である。
図4は、図1で説明したアクセスポイントの中で、第11のアクセスポイントAP11を示している。ここで、端末装置1の第1の通信装置107は、基地局BSと無線通信(符号C1参照)を実行している。端末装置1のユーザが、第11のアクセスポイントAP11の無線通信圏RN11内に移動する。すると、端末装置1の第2の通信装置108は、無線接続可能な第11のアクセスポイントAP11に無線接続する(符号C2参照)。
判定部11が、無線接続した第11のアクセスポイントAP11を用いてインターネットINTに接続しないと判定すると、以後も、第1の通信装置107は無線通信を実行(すなわち、継続)し、インターネットINTに接続する。
図5は、図1の端末装置1の動作を説明する第2の図である。図5は、図1で説明したアクセスポイントの中で、第1のアクセスポイントAP1を示している。ここで、端末装置1の第1の通信装置107は、基地局BSと無線通信を実行している。端末装置1のユーザが、第1のアクセスポイントAP1の無線通信圏RN1内に移動する。すると、端末装置1の第2の通信装置108は、無線接続可能な第1のアクセスポイントAP1に無線接続する(符号C2参照)。
判定部11が、無線接続した第1のアクセスポイントAP1を用いてインターネットINTに接続すると判定すると、第1の通信装置107は、モバイル通信を停止する。そして、第2の通信装置108は、無線LAN通信を実行しインターネットINTに接続する。
図4、図5で説明したように、本実施の形態における端末装置1は、複数の無線通信機能の中から、インターネットINTに接続できる最適な無線通信機能を自動的に選択することができる。
[フロー図]
図6は、第1の実施の形態の端末装置1の処理の流れを説明するフロー図である。以下のフロー図の説明において、"Ss"(小文字sは1以上の整数)は、ステップSsを意味し、このステップという文字を適宜省略する。また、同じ処理の内容には、同じ符号を付して、その処理の内容の説明を省略する。なお、S1の説明の前に、無線通信が許可されているアクセスポイントの接続情報(例えば、SSIDなど)がストレージ102に予め設定されている。
ステップS1:接続部15は、所定のタイミング毎で電波をスキャンして、アクセスポイントから送信されるビーコンを受信し、アクセスポイントを検出する。
ステップS2:接続部15は、接続可能なアクセスポイントを発見したか判定する。接続可能なアクセスポイントは、端末装置1に接続が許可されたアクセスポイントであって、このアクセスポイントの無線電波強度が所定の電波強度以上であるアクセスポイントである。接続可能なアクセスポイントを発見しない場合(S2/NO)、S1に戻る。
ステップS3: 接続部15は、第2の通信装置108を介して、S2で発見したアクセスポイント(以下、発見済みアクセスポイントと適宜記す)に接続要求を行い無線接続する。
この無線接続の後、ユーザ識別子、パスワードを入力するように、発見済みアクセスポイントから要求された場合、端末装置1のユーザは、端末装置1の入力装置106を介して、ユーザ識別子、パスワードを入力する。なお、ユーザ識別子の他に、SSIDを入力するように発見済みアクセスポイントから要求された場合、端末装置1のユーザは、端末装置1の入力装置106を介して、SSIDを入力する。以下、ユーザ識別子、パスワード、SSIDを含む情報を認証情報と適宜記す。
端末装置1の接続部15は、入力された認証情報を、発見済みアクセスポイントに送信する。発見済みアクセスポイントは、受信した認証情報に基づき、端末装置1を認証する。発見済みアクセスポイントは、認証が成功すると、端末装置1との接続を確立し、以後、接続が確立した端末装置1と無線通信を行う。発見済みアクセスポイントは、端末装置1用のIP(Internet Protocol)アドレスや、発見済みアクセスポイントが管理するデフォルトゲートウェイのIPアドレスを、端末装置1に送信する。接続部15は、端末装置1用のIPアドレス、デフォルトゲートウェイのIPアドレスを受信し、ストレージ102に記憶する。
ステップS4:判定部11は、S3で無線接続したアクセスポイント(以下、接続済みアクセスポイントと適宜記す)を用いてインターネットINTに接続するか判定する。すなわち、判定部11は、接続済みアクセスポイントを用いてインターネットINTに接続可能か判定する。
例えば、接続済みアクセスポイントが、インターネット用のアクセスポイント(例えば、図1の第1のアクセスポイントAP1)の場合(以下、第1の場合と適宜記す)を想定する。第1の場合、判定部11は、接続済みアクセスポイントを用いてインターネットINTに接続すると判定する(S4/YES)。接続する場合(S4/YES)、S5に移る。
すなわち、判定部11は、第2の通信装置108により無線接続したアクセスポイントを用いてインターネットINTに接続すると判定すると(S4/YES)、S5に移る。
一方、接続済みアクセスポイントが、ローカル用のアクセスポイント(例えば、図1の第11のアクセスポイントAP11)の場合(以下、第2の場合と適宜記す)を想定する。第2の場合、判定部11は、接続済みアクセスポイントを用いてインターネットINTに接続しないと判定する(S4/NO)。接続しない場合(S4/NO)、S7に移る。
すなわち、判定部11は、第2の通信装置108により無線接続したアクセスポイントを用いてインターネットINTに接続しないと判定すると(S4/NO)、S7に移る。
なお、S4の判定処理の様々な方法については、第2の実施の形態以下で詳細に説明する。
ステップS5:ルーティング部13は、全ての通信データを無線LAN通信の通信経路(以下、無線LAN経路と適宜記す)にルーティングする。すなわち、ルーティング部13は、送信用のデータを無線接続したアクセスポイントに第2の通信装置108を介して転送する。
具体的には、ルーティング部13は、ユーザソフトSF2が各種サーバ(例えば、インターネットサーバ、ローカルサーバ)に送信する通信データを無線LANネットワークIF部16を介して第2の通信装置108に転送する。第2の通信装置108は、転送されたデータを接続済みアクセスポイントに送信する。また、ルーティング部13は、第2の通信装置108が受信した通信データをユーザソフトSF2に出力する。なお、第2の通信装置108は、接続済みアクセスポイントから受信した通信データを無線LANネットワークIF部16に出力する。無線LANネットワークIF部16は、出力された通信データをルーティング部13や接続部15に出力する。
ステップS6:モバイルネットワークIF部14は、モバイルネットワーク(モバイル通信経路とも呼ぶ)を切断する。具体的には、モバイルネットワークIF部14は、動作の停止指示を第1の通信装置107に行う。第1の通信装置107は、この停止指示に応答して、無線通信(モバイル通信)を停止する。
ステップS7:ルーティング部13は、接続済みアクセスポイントのネットワークに送信する通信データのみを無線LAN経路にルーティングする。また、ルーティング部13は、接続済みアクセスポイントのネットワークに送信する通信データ以外の通信データをモバイル通信経路にルーティングする。
すなわち、ルーティング部13は、以下の第1の通信データ、第2の通信データを、第2の通信装置108を介して接続済みアクセスポイントに転送する。
第1の通信データは、接続済みアクセスポイントを送信先とするデータである。この接続済みアクセスポイントは、例えば、インターネットに対するアクセスを提供していない高機能アクセスポイントである。
第2の通信データは、接続済みアクセスポイントが接続している、インターネットINT以外のネットワーク(例えば、ローカルネットワークLNT)に接続する装置(ローカルサーバSVR2)を送信先とするデータである。
具体的には、ルーティング部13は、第1、第2の通信データを無線LANネットワークIF部16に転送する。無線LANネットワークIF部16は、転送された通信データを第2の通信装置108に出力する。第2の通信装置108は、出力された通信データを接続済みアクセスポイントに送信する。
また、ルーティング部13は、インターネットINTに接続する装置(例えば、インターネットサーバSVR1)を送信先とする第3の通信データを、第1の通信装置107を介して基地局BSに転送する。
具体的には、ルーティング部13は、第3の通信データをモバイルネットワークIF部14に転送する。モバイルネットワークIF部14は、転送された通信データを第1の通信装置107に出力する。第1の通信装置107は、出力された通信データを基地局BSに送信する。
S7において、例えば、ルーティング部13は、モバイルネットワークIF部14にデフォルトゲートウェイを設定し、一方、無線LANネットワークIF部16にデフォルトゲートウェイを設定しないようにしてもよい。この設定により、ルーティング部13は、接続済みアクセスポイントのネットワークに送信する通信データのみを無線LAN経路にルーティングできる。
なお、ルーティング部13は、モバイルネットワークIF部14にデフォルトゲートウェイを設定する場合、下記のシェルコマンドの実行指示をオペレーティングシステムに行う。例えば、オペレーティングシステムがAndroid(Androidは登録商標)の場合、このシェルコマンドは、"route add default dev rmnet0"で示すコマンドである。
このコマンドは、モバイルネットワークIF部14にデフォルトゲートウェイを設定するようにオペレーティングシステムに指示するものである。
なお、第1の通信装置107は、基地局BSから受信した通信データをモバイルネットワークIF部14に出力する。モバイルネットワークIF部14は、出力された通信データをルーティング部13に出力する。ルーティング部13は、出力された通信データを、ユーザソフトSF2に出力する。
同じく、第2の通信装置108は、アクセスポイントから受信した通信データを無線LANネットワークIF部16に出力する。無線LANネットワークIF部16は、出力された通信データを設定部12、ルーティング部13、モバイルネットワークIF部14に、通信データの内容に応じて選択的に出力する。ルーティング部13は、出力された通信データを、ユーザソフトSF2や判定部11に、通信データの内容に応じて選択的に出力する。
本実施の形態によれば、端末装置は、無線接続したアクセスポイントがインターネット用のアクセスポイントならば、このアクセスポイントを用いてインターネットにアクセスできる。そして、端末装置は、基地局BSとのモバイル通信を停止する。このモバイル通信の停止により、端末装置における消費電力を抑制することができる。さらに、通信トラフィックを、モバイルネットワーク以外のネットワーク(例えば、無線LANネットワーク)に迂回することができる。
一方、無線接続したアクセスポイントがローカル用のアクセスポイントならば、端末装置は、基地局BSとのモバイル通信を継続する。このモバイル通信の継続により、インターネットにアクセスできる。さらに、端末装置は、アクセスポイントと無線通信できるので、このアクセスポイントが提供するサービスや、このアクセスポイントのネットワークが提供するサービスを利用できる。
このように、端末装置は、複数の無線通信機能の中から、インターネットに接続できる最適な無線通信機能を選択できる。
[第2の実施の形態]
第2の実施の形態では、第1の実施の形態で説明した、接続済みアクセスポイントを用いてインターネットINTに接続するか判定する処理(図6のS4)の第1の例について説明する。
ストレージ102は、インターネットINTに接続しないアクセスポイントを識別する識別子(例えば、SSID、BSSID)を記憶する。
判定部11は、無線接続したアクセスポイントの識別子がストレージ102に記憶されていると、第2の通信装置108により無線接続したアクセスポイントを用いてインターネットINTに接続しないと判定する。一方、判定部11は、無線接続したアクセスポイントの識別子がストレージ102に記憶されていないと、第2の通信装置108により無線接続したアクセスポイントを用いてインターネットINTに接続すると判定する。
図7〜図9を参照して、前記した第1の例について説明する。
(設定画面)
図7は、図2の表示装置105に表示される設定画面の一例を示す図である。判定部11は、この設定画面を介して入力されたSSIDを参照して、判定処理(S4)を行う。
接続部15は、発見済みアクセスポイントに無線接続(S3)すると、図2の表示装置105に、図7で示す設定画面DSPを表示する。
設定画面DSPには、接続済みアクセスポイント(S3参照)のSSIDが"hoge"であることを示す"SSID:hoge"(符号STR1参照)が表示されている。そして、設定画面DSPには、無線接続したアクセスポイントの電波強度が非常に強いことを示す"電波強度:非常に強い"(符号STR2参照)が表示されている。
さらに、設定画面DSPには、前記したSSID("hoge")により特定できるアクセスポイントと端末装置1との通信におけるセキュリティ方式"WPA/WPA2 PSK"が表示されている(符号STR3参照)。なお、"WPA"は、"Wi-Fi(登録商標) Protected Access"の略語である。
さらに、設定画面DSPには、前記したSSID("hoge")により特定できるアクセスポイントに接続する際の認証用パスワード入力欄(符号STR4参照)が表示されている。なお、文字列"*********"は、入力されたパスワードを示している。
さらに、設定画面には、チェックボックスCHKと、前記したSSID("hoge")により特定できるアクセスポイントを用いてインターネットにアクセスしないことを示す文字列"インターネットを利用しない"(符号STR5参照)が表示されている。
ユーザは、設定画面DSPのパスワード入力欄(符号STR4参照)に入力装置106(図1参照)を介してパスワードを入力する。
ユーザは、前記したSSID("hoge")により特定できるアクセスポイントが、インターネットINTに対するアクセスを提供するアクセスポイントでないことを事前に認識している。そこで、ユーザは、チェックボックスCHKに触れて、チェックボックスCHKをオンにする。このオンにより、端末装置は、前記したSSID("hoge")により特定できるアクセスポイントが、インターネットINTに対するアクセスを提供するアクセスポイントでないと判定できる。
そして、ユーザが、設定ボタンBTにタッチすると、接続部15は、設定画面DSPに関する各種情報をSSIDテーブルに記憶する。
(SSIDテーブル)
図8は、SSIDテーブルの一例である。SSIDテーブルは、無線接続したアクセスポイントを用いてインターネットINTにアクセスできるか判定する際に参照されるテーブルである。
第1のSSIDテーブルT1は、SSID欄と、セキュリティ方式欄と、パスワード欄と、インターネット不利用欄とを有する。第1のSSIDテーブルT1は、図2のストレージ102のSSID記憶領域Rに記憶されている。
SSID欄は、接続可能なアクセスポイントのSSIDを記憶する欄である。セキュリティ方式欄は、このSSIDにより特定できるアクセスポイントと端末装置1との通信におけるセキュリティ方式を記憶する欄である。
パスワード欄は、このSSIDにより特定できるアクセスポイントに接続する際の認証用パスワードを記憶する欄である。インターネット不利用欄は、このSSIDにより特定できるアクセスポイントがインターネットに対するアクセスを提供するか否かを示す情報を記憶する欄である。ここで、このSSIDにより特定できるアクセスポイントがインターネットに対するアクセスを提供することをフラグ"false"で示す。一方、このSSIDにより特定できるアクセスポイントがインターネットに対するアクセスを提供しないことをフラグ"true"で示す。
ユーザが、図7で説明した設定画面DSPにおいて、パスワードを入力し(符号STR4参照)し、チェックボックスCHKをオンにして設定ボタンBTにタッチする。すると、接続部15は、図8に示すように、SSID欄にSSIDとして"hoge"を記憶し、セキュリティ方式欄に、セキュリティ方式として"WPA/WPA2 PSK"を記憶する。さらに、接続部15は、図8に示すように、パスワードとして、パスワード欄に"password"を記憶し、インターネット不利用欄には、フラグ"true"を記憶する。
以上説明したように、接続部15は、SSID欄、セキュリティ方式欄、パスワード欄のそれぞれに、設定画面DSPに表示されているSSID、セキュリティ方式、パスワードを記憶する。接続部15は、チェックボックスCHKがオンの場合には、インターネット不利用欄にフラグ"true"を記憶し、チェックボックスCHKがオフの場合には、インターネット不利用欄にフラグ"false"を記憶する。
なお、接続部15は、設定画面DSPを介して、各種情報を図8の第1のSSIDテーブルT1に記憶した。しかし、端末装置1は、設定画面DSPを介して各種情報を第1のSSIDテーブルT1に記憶しなくてもよい。例えば、図1のインターネットサーバSVR1や、図1のローカルサーバSVR2や、高機能アクセスポイント(例えば、図1の第20のアクセスポイントAP20)が、第1のSSIDテーブルT1を端末装置1に送信する。端末装置1の設定部12は、第1のSSIDテーブルT1を受信すると、ストレージ102に記憶する。
以上説明したように、ストレージ102は、アクセスポイントを識別する識別子(例えば、SSID)とこのアクセスポイントがインターネットINTに接続するか否かを示す情報(例えば、フラグ"true"、"false")とを対応付けて記憶する。
[フロー図]
図9は、第2の実施の形態の端末装置1の処理の流れを説明するフロー図である。図9のフロー図では、図6のS4を、S4aで置き換えたものである。S1〜S3、S5〜S7については、図6で説明したので、その説明を省略する。S3の終了後、S4aに移る。なお、S4aの前に、ストレージ102は、図8の第1のSSIDテーブルT1を記憶している。
ステップS4a:判定部11は、無線接続したアクセスポイントのSSIDが、指定されたSSIDか否か判定する。指定されたSSIDの場合(S4a/YES)、S7に移る。指定されたSSIDでない場合(S4a/NO)、S5に移る。この指定されたSSIDは、インターネットに対するアクセスを提供しないアクセスポイントがブロードキャストするSSIDである。
図8の例では、判定部11は、無線接続したアクセスポイントのSSIDが、図8の第1のSSIDテーブルT1におけるSSID欄に記憶され、かつ、このSSIDに対応付けられてフラグ"true"が記憶されているか判定する(S4a)。無線接続したアクセスポイントのSSIDが、図8の第1のSSIDテーブルT1におけるSSID欄に記憶されたSSIDに含まれ、かつ、このSSIDに対応付けられてフラグ"true"がインターネット不利用欄に記憶されている場合(S4a/YES)、S7に移る。
一方、無線接続したアクセスポイントのSSIDが、図8の第1のSSIDテーブルT1におけるSSID欄に記憶されていない場合(S4a/NO)、S5に移る。また、無線接続したアクセスポイントのSSIDが、図8の第1のSSIDテーブルT1におけるSSID欄に記憶されているが、このSSIDに対応付けられてフラグ"false"が記憶されている場合(S4a/NO)、S5に移る。
なお、無線接続したアクセスポイントを用いてインターネットINTにアクセスできるか判定(S4a)する他の例を説明する。この他の例としては、インターネットに対するアクセスを提供しないアクセスポイントであることを示す文字列を、図8の第1のSSIDテーブルT1におけるSSID欄に予め記憶する。この文字列は、例えば、"NONINTERNET_"である。そして、この文字列に対応付けられて"true"がインターネット不利用欄に予め記憶する。
また、インターネットに対するアクセスを提供しないアクセスポイントは、この文字列("NONINTERNET_")を含むSSIDをビーコンに含めてブロードキャストする。
判定部11は、SSIDの文字列の頭に、"NONINTERNET_"を有するSSIDを受信した場合に、接続済みのアクセスポイントのSSIDが、指定されたSSIDであると判定する(S4a/YES)。判定部11は、例えば"NONINTERNET_abc"や、"NONINTERNET_wlan"などのSSIDを受信すると、接続済みのアクセスポイントのSSIDが、指定されたSSIDであると判定する。
なお、前記した文字列"NONINTERNET_"やフラグ"true"は、前記したように、設定画面を介してユーザが設定してもよい。本実施の形態では、端末装置1のSSIDを利用したが、端末装置1のBSSIDでもよい。
本実施の形態で説明した判定処理により、端末装置1は無線接続したアクセスポイントを用いてインターネットINTにアクセスできるか判定することができる。この判定においては、端末装置1は、自装置に記憶されているSSIDと受信したSSIDとを比較しているだけなので、処理時間も短く、処理負荷も少ない。そのため、端末装置1の消費電力の増加を抑制することができる。
[第3の実施の形態]
第3の実施の形態では、第1の実施の形態で説明した、接続済みアクセスポイントを用いてインターネットINTに接続するか判定する処理(図6のS4)の第2の例について説明する。図10を参照して、前記した第2の例について説明する。
[フロー図]
図10は、第3の実施の形態の端末装置1の処理の流れを説明するフロー図である。図10のフロー図では、図6のS4を、S4bで置き換えたものである。S1〜S3、S5〜S7については、図6で説明したので、その説明を省略する。S3の終了後、S4bに移る。
ステップS4b:判定部11は、接続済みアクセスポイントを用いてインターネットサーバ(例えば、図1のインターネットサーバSVR1)にアクセス可能か判定する。インターネットサーバにアクセス可能と判定すると(S4b/YES)、S5に移る。インターネットサーバにアクセス可能と判定しないと(S4b/NO)、S7に移る。
例えば、図1のインターネットサーバSVR1のグローバルIPアドレスが"202.219.48.177"であると仮定する。まず、バックグラウンドで動作しているサービスによるネットワークアクセスを阻害しないために、ルーティング部13は、以下の設定を行う。すなわち、ルーティング部13は、グローバルIPアドレス"202.219.48.177"のインターネットサーバSVR1を送信先とする通信データのみを無線LAN経路にルーティングするように設定する。換言すれば、ルーティング部13は、このインターネットサーバSVR1を送信先とする通信データを、無線LANネットワークIF部16を介して第2の通信装置108に転送する。第2の通信装置108は、接続済みアクセスポイントに通信データを送信する。
この設定方法としては、例えば、ルーティング部13は、例えば、Android(Androidは登録商標)のOSが提供するシェルコマンドであれば、" route add 202.219.48.177 dev wlan0"で示すシェルコマンドの実行指示をオペレーティングシステムに行う。なお、" wlan0"は、モバイルネットワークのネットワークインタフェースを示すパラメータである。
前記した通信データは、例えば、いわゆるpingコマンドを含む通信データや、http(Hypertext Transfer Protocol)プロトコルのリクエストを示す通信データである。
判定部11は、通信データの送信後、所定の時間内に、インターネットサーバSVR1から応答を示す通信データを受信すると、接続済みアクセスポイントを用いてインターネットサーバSVR1にアクセス可能と判定する(S4b/YES)。
なお、無線LANネットワークIF部16は、応答を示す通信データを、設定部12を介して判定部11に転送する。
一方、判定部11は、通信データの送信後、所定の時間内に、インターネットサーバSVR1から応答を示す通信データを受信しないと、接続済みアクセスポイントを用いてインターネットサーバSVR1にアクセス可能と判定しない(S4b/NO)。
なお、S4bの終了後、ルーティング部13は、前記した設定をキャンセルする。前記の例では、ルーティング部13は、シェルコマンド" route add 202.219.48.177 dev wlan0"の実行をキャンセルするようにオペレーティングシステムに指示する。
以上説明したように、判定部11は、インターネットINTに属する第3の装置(例えば、インターネットサーバSVR1)に、応答を要求する第1の信号を送信する。第1の信号は、例えば、pingコマンドを含む通信データや、httpプロトコルのリクエストを示す通信データを含む信号である。判定部11は、第1の信号に応答した第2の信号を第3の装置から受信すると(S4b/YES)、第2の通信装置108により無線接続したアクセスポイントを用いてインターネットINTに接続すると判定する。第2の信号は、インターネットサーバSVR1からの応答を示す通信データを含む信号である。
判定部11は、第1の信号に応答した第2の信号を第3の装置から受信しないと(S4b/NO)、第2の通信装置108により無線接続したアクセスポイントを用いてインターネットINTに接続しないと判定する。
本実施の形態によれば、第2の実施の形態の図7で説明したSSIDの設定が不要になる。
また、本実施の形態によれば、インターネット用のアクセスポイントが、何らかの理由でインターネットに対するアクセスの提供を停止した場合でも、接続済みアクセスポイントを用いてインターネットINTに接続可能か否かを的確に判定できる。この的確な判定が可能なのは、実際に、接続済みアクセスポイントを用いて、インターネットサーバSVR1に、通信データを送信しているからである。
また、アクセスポイントを設置する事業者が、アクセスポイントに対する各種設定を簡略化するために、複数のアクセスポイントに同じSSIDをブロードキャストするように設定することがある。そして、事業者は、この同じSSIDをブロードキャストする複数のアクセスポイントについて、以下の設定を行うことがある。この設定とは、あるアクセスポイントは、インターネットに対するアクセスを提供するように設定し、他のアクセスポイントは、インターネットに対するアクセスを提供しないように設定することである。
本実施の形態の判定(S4b)によれば、実際に、接続済みアクセスポイントを用いて、インターネットサーバSVR1に、通信データを送信している。そのため、事業者が、前記した設定を行っても、接続済みアクセスポイントを用いてインターネットINTに接続可能か確実に判定できる。
[第4の実施の形態]
第3の実施の形態では、インターネットINTに接続しているインターネットサーバにより、接続済みアクセスポイントを用いてインターネットINTに接続するか判定した(図10のS4b)。本実施の形態では、接続済みのアクセスポイントにより、接続済みアクセスポイントを用いてインターネットINTに接続するか判定する処理について説明する。まず、図11、図12を参照して、アクセスポイントの構成について説明する。
[ハードウェア構成]
図11は、アクセスポイントのハードウェア構成を示すブロック図である。図11のアクセスポイントAPは、図1で説明したアクセスポイントの中の、例えば高機能アクセスポイントや、切り替え可能アクセスポイントである。
アクセスポイントAPは、バスBに接続された、CPU201と、ストレージ装置(記憶部)202と、RAM203と、ROM204とを有する。さらに、アクセスポイントAPは、第1の通信装置(第1の通信部)205と、第2の通信装置(第2の通信部)206と、外部接続IF装置207と、情報処理装置208とを有する。
以下、ストレージ装置(記憶部)202をストレージ202、第1の通信装置(第1の通信部)205を第1の通信装置205、第2の通信装置(第2の通信部)206を第2の通信装置206と適宜記す。
CPU201は、アクセスポイントAPの全体を制御する中央演算処理装置である。ストレージ202は、例えばハードディスクドライブや、ソリッドステートドライブや、不揮発性の半導体メモリなどの大容量記憶装置である。
RAM203は、CPU201が実行する処理や、制御ソフトSF3や情報処理ソフトSF4が実行する各ステップにおいて生成(算出)されたデータなどを一時的に記憶する。RAM203は、例えばDRAMなどの半導体メモリである。
制御ソフトSF3は、各種制御を実行するソフトウェアである。制御ソフトSF3の詳細については、図12で説明する。情報処理ソフトSF4は、アクセスポイントAPに接続した端末装置1に各種情報処理を提供するソフトウェアである。情報処理ソフトSF4は、例えば、アクセスポイントAPが店舗に設置されている場合、かかる店舗に関する情報や、かかる店舗で使用できるクーポン券を表示出力するデータを、無線接続した端末装置に送信する情報処理を行う。
CPU201は、アクセスポイントAPの起動時に、ROM204から制御ソフトSF3、情報処理ソフトSF4の実行ファイルを読み出し、RAM203に展開する。なお、これらの実行ファイルを外部記憶媒体MDに記憶してもよい。
ROM204は、各種データ、例えば、制御ソフトSF3、情報処理ソフトSF4の実行ファイル(プログラム)を記憶する。
第1の通信装置205は、ネットワーク(例えばインターネットINT)と通信する通信装置である。ただし、本実施の形態の説明では、第1の通信装置205の動作は停止状態、または、第1の通信装置205とネットワークとの接続は行われていない状態である。
第2の通信装置206は、いわゆる無線LANのアクセスポイントとしての機能を実行する装置である。具体的には、第2の通信装置206は、アンテナ206aにより無線電波を送受信し、端末装置1と無線接続し、無線接続の確立後、端末装置1と無線通信する。第2の通信装置206は、図1で説明したビーコンと通常呼ばれるパケットを定期的にブロードキャストする。
そして、端末装置1から送信された認証情報を受信し、受信した認証情報に基づき、端末装置1を認証する。認証が成功すると、以後、端末装置1と無線通信を実行する。一方、認証が失敗すると、端末装置1との無線通信を実行しない。
外部接続IF装置207は、アクセスポイントAPと、外部記憶媒体MDとを接続するためのインターフェイスとして機能する装置である。外部接続IF装置207は、例えば、カードスロットや、USBのポートである。
なお、外部接続IF装置207を介して、記憶媒体に記憶されたデータを読み取る記憶媒体読み取り装置(図示しない)と接続する構成としても良い。この記憶媒体(記録媒体とも呼ばれる)は、例えば、CD-ROM、DVDなどの可搬型記憶媒体である。
情報処理装置208は、情報処理ソフトSF4と同じ機能を有するハードウェアである。すなわち、情報処理装置208は、アクセスポイントAPに接続した端末装置1に各種情報処理を提供する装置である。情報処理装置208がアクセスポイントAPに設けられている場合には、情報処理ソフトSF4のプログラムがROM204に記憶されていない。一方、情報処理ソフトSF4のプログラムがROM204に記憶されている場合には、情報処理装置208はアクセスポイントAPに設けられていない。このように情報処理装置が設けられていない場合もあるので、情報処理装置208のブロックを一点鎖線で示している。
[ソフトウェア構成]
図12は、図11のアクセスポイントAPのソフトウェア構成の第1の例を説明するブロック図である。制御ソフトSF3は、応答部21と、ルーティング情報配信部22とを有する。
応答部21は、アクセスポイントAPがインターネットINTに対するアクセスを提供するか否かを問い合わせるコマンドを端末装置1から受信すると、この問い合わせコマンドに応答する処理を実行する。
なお、応答部21は、端末装置1がアクセスポイントAPに無線接続したタイミングで、この問い合わせコマンドを受信したと見なして、前記した応答する処理を実行してもよい。
ところで、アクセスポイントAPがインターネットINTに対するアクセスを提供している場合、アクセスポイントAPの第2の通信装置206は、無線接続を確立または認証した端末装置1に各種設定情報を提供する。各種設定情報は、例えば、DNS(Domain Name System)サーバの設定情報や、デフォルトゲートウェイの設定情報である。DNSサーバの設定情報やデフォルトゲートウェイの設定情報は、例えばアクセスポイントAPが提供するDHCPサーバ機能、または、アクセスポイントAPが接続しているネットワークのDHCPサーバから提供される。なお、DHCPは、" Dynamic Host Configuration Protocol "の略語である。
このDNSサーバの設定情報は、DNSサーバのIPアドレスを含む。また、このデフォルトゲートウェイの設定情報は、アクセスポイントAPがデフォルトゲートウェイであることを示す情報を含む。
このように、前記した設定情報を端末装置1に提供するのは、端末装置1がインターネットサーバに対するアクセスを行うためである。従って、アクセスポイントAPがインターネットINTに対するアクセスを提供していない場合、アクセスポイントAPの第2の通信装置206は、前記した設定情報を無線接続した端末装置1に提供しない。
応答部21は、アクセスポイントAPがインターネットINTに対するアクセスを提供している場合、この問い合わせコマンドを受信すると、前記した各種設定情報を端末装置1に送信する。一方、応答部21は、アクセスポイントAPがインターネットINTに対するアクセスを提供していない場合、この問い合わせコマンドを受信すると、前記した各種設定情報を端末装置1に送信しない。
ルーティング情報配信部22は、前記した問い合わせコマンドを端末装置1から受信すると、インターネットINTに接続していないネットワークドメインをアクセスポイントAPが有している場合に、ルーティング情報を端末装置1に配信する。このルーティング情報は、このネットワークドメインのIPアドレスを示す情報である。このネットワークドメインは、例えば、図1のローカルネットワークLNTに相当する。
このルーティング情報は、インターネットINT以外の他のネットワーク(例えば、ローカルネットワーク)に接続する装置に設定されている、この他のネットワークにおいてこの装置を識別する情報(例えば、IPアドレス)の一例である。
ルーティング情報は、ルーティングファイルとして、アクセスポイントAPのストレージ202に記憶されている。
なお、ルーティング情報配信部22は、端末装置1がアクセスポイントAPに無線接続したタイミングで、この問い合わせコマンドを受信したと見なしてもよい。
ルーティングファイルは、例えば、第1のシェルコマンド、第2のシェルコマンドを格納するファイルである。第1、第2のシェルコマンドは、端末装置1のオペレーティングシステムがAndroid(Androidは登録商標)の場合のシェルコマンドである。
第1のシェルコマンドは、"route add 192.168.1.0 netmask 255.255.255.0 dev wlan0"である。第1のシェルコマンドは、"192.168.1.x"(xは1〜254の整数)のネットワークドメインに、無線接続したアクセスポイントを用いて端末装置1がアクセスできることを示している。
第2のシェルコマンドは、"route add 192.168.2.0 netmask 255.255.255.0 dev wlan0"である。第2のシェルコマンドは、"192.168.2.x"(xは1〜254の整数)のネットワークドメインに、無線接続したアクセスポイントを用いて端末装置1がアクセスできることを示している。
このシェルコマンドは、"netmask "の前のIPアドレスと、" netmask "の後のマスク用IPアドレスとの論理積演算の結果であるIPアドレスに無線接続したアクセスポイントを用いて端末装置1がアクセスできることを示す。
端末装置1のルーティング部13は、第1、第2のシェルコマンドを受信すると、これらのシェルコマンドの実行指示をオペレーティングシステムに行う。その結果、ルーティング部13は、前記したネットワークドメインに接続する装置のIPアドレスを送信先とする通信データを無線LAN経路にルーティングする。なお、ルーティングファイルは、第1、第2のシェルコマンドの何れかのシェルコマンドを格納するファイルであってもよい。
ルーティング情報配信部22は、アクセスポイントAPが、インターネットINTに対するアクセスを提供している場合、前記したルーティングファイルを送信しない。
なお、図の説明の重複を避けるため、図12のソフトウェアブロック図において、制御ソフトSF3が、応答部21と、ルーティング情報配信部22とを有するように構成した。しかし、制御ソフトSF3は、応答部21、ルーティング情報配信部22の何れか1つの機能を有するようにしてもよい。
[フロー図]
図13は、第4の実施の形態の端末装置1の処理の流れを説明する第1のフロー図である。図13のフロー図では、図6のS4を、S4cで置き換えたものである。S1〜S3、S5〜S7については、図6で説明したので、その説明を省略する。S3の終了後、S4cに移る。なお、判定部11は、図12で説明した問い合わせコマンドを、接続済みアクセスポイントに送信してもよい。
ステップS4c:判定部11は、接続済みアクセスポイントから、前記したDNSサーバの設定情報、または、デフォルトゲートウェイの設定情報を受信しないか判定する。
前記したDNSサーバの設定情報、デフォルトゲートウェイの設定情報の何れかの情報、または、両情報を受信した場合(S4c/YES)、S5に移る。前記したDNSサーバの設定情報、デフォルトゲートウェイの設定情報の何れかの情報も受信しない場合(S4c/YES)、S7に移る。
以上説明したように、判定部11は、無線接続したアクセスポイントから、このアクセスポイントがインターネットINTに接続することを示す情報を受信すると、S4cでNOと判定する。この情報は、例えば、DNSサーバの設定情報、デフォルトゲートウェイの設定情報である。この判定(S4c/NO)は、第2の通信装置108により無線接続したアクセスポイントを用いてインターネットINTに接続すると判定することである。
一方、判定部11は、この情報を受信しないと、S4cでYESと判定する。この判定(S4c/YES)は、第2の通信装置108により無線接続したアクセスポイントを用いてインターネットINTに接続しないと判定することである。
図13で説明した処理によれば、アクセスポイントAPは、自装置がインターネットに対するアクセスを提供しているかを示す情報を端末装置1に提供することができる。そのため、端末装置1は、この情報に基づき、接続済みアクセスポイントがインターネットに対するアクセスを提供しているか否かを判定できる。
図14は、第4の実施の形態の端末装置1の処理の流れを説明する第2のフロー図である。図14のフロー図では、図6のS4を、S4dで置き換えたものである。S1〜S3、S5〜S7については、図6で説明したので、その説明を省略する。S3の終了後、S4dに移る。なお、判定部11は、図12で説明した問い合わせコマンドを、接続済みアクセスポイントに送信してもよい。
ステップS4d:判定部11は、接続済みアクセスポイントからルーティング情報が配信されたか判定する。換言すれば、判定部11は、ルーティング情報を受信したか判定する。接続済みアクセスポイントからルーティング情報が配信されない場合(S4d/NO)、S5に移る。一方、接続済みアクセスポイントからルーティング情報が配信された場合(S4d/YES)、S8に移る。
以上説明したように、判定部11は、無線接続したアクセスポイントから、このアクセスポイントがインターネットINTに接続しないことを示す情報を受信しないと、S4dでNOと判定する。この情報は、例えば、ルーティング情報である。この判定(S4d/NO)は、第2の通信装置108により無線接続したアクセスポイントを用いてインターネットINTに接続すると判定することである。
一方、判定部11は、この情報を受信すると、S4dでYESと判定する。この判定(S4d/YES)は、第2の通信装置108により無線接続したアクセスポイントを用いてインターネットINTに接続しないと判定することである。
ステップS8:端末装置1のルーティング部13は、第2の通信装置108を介してルーティング情報を受信し、受信したルーティング情報をストレージ102に記憶する。
ステップS9:端末装置1のルーティング部13は、受信したルーティング情報に基づき、通信データをルーティングする。具体的には、ルーティング部13は、受信したルーティング情報に含まれるシェルコマンドの実行指示をオペレーティングシステムに行う。その結果、ルーティング部13は、前記したネットワークドメインを送信先とする通信データを無線LAN経路にルーティングする。
換言すれば、ルーティング部13は、ルーティング情報の識別子を送信先アドレスとして含むデータを、第2の通信装置108を介して、接続済みアクセスポイントに転送する。このルーティング情報の識別子は、例えば、前記したシェルコマンドにおける、"netmask "の前に記述されているIPアドレスと、" netmask "の後に記述されているマスク用のIPアドレスとの論理積演算の結果であるIPアドレスである。
図14で説明した処理によれば、アクセスポイントAPは、自装置がインターネットに対するアクセスを提供しているか否かを示す情報を端末装置1に提供することができる。さらに、接続済みアクセスポイントを用いてアクセスできる装置が複数のネットワークドメインに属している場合にも、端末装置1は、無線LAN経路を経由して、かかる装置にアクセスすることができる。この装置は、例えば、インターネットに接続していないローカルサーバである。
[第5の実施の形態]
第1の通信装置107が実行する無線通信(モバイル通信)の消費電力は、第2の通信装置108が実行する無線通信(無線LAN通信)の消費電力に比べて大きい。また、第1の通信装置107が実行するモバイル通信において、1ヶ月や1日単位で使用できる通信量が制限されていることがある。
このように、消費電力をより削減するためや、前記した通信量をより削減するため、第1の通信装置107が実行するモバイル通信を速やかに停止することが好ましい。そこで、本実施の形態では、モバイル通信を速やかに停止する端末装置1について説明する。
図15は、第5の実施の形態の端末装置1の処理の流れを説明するフロー図である。端末装置1の接続部15は、アクセスポイントを検出し(図6のS1)、接続可能なアクセスポイントを発見したか判定する(S2)。接続可能なアクセスポイントを発見した場合(図6のS2/YES)、接続部15は、第2の通信装置108を介して、S2で発見したアクセスポイントに無線接続する(図6のS3)。
S3の終了後、ルーティング部13は、全ての通信データを無線LAN経路にルーティングする(S5)。次いで、モバイルネットワークIF部14は、モバイルネットワークを切断する(S6)。この切断により、第1の通信装置107が実行するモバイル通信が停止する。
S6の終了後、判定部11は、接続済みアクセスポイントを用いてインターネットサーバ(例えば、図1のインターネットサーバSVR1)にアクセス可能か判定する(S4b)。
インターネットサーバにアクセス可能と判定すると(S4b/YES)、処理を終了する。この処理の終了により、第1の通信装置107は、無線通信の停止を継続する。
一方、インターネットサーバにアクセス可能と判定しないと(S4b/NO)、S11に移る。
ステップS11:第1の通信装置107は、モバイルネットワークへの接続を再開する。具体的には、モバイルネットワークIF部14は、第1の通信装置107に、モバイル通信を再開するように指示する。第1の通信装置107は、この動作指示に応答して、モバイル通信を再開する。
S11の処理を行うのは、端末装置1は、接続済みアクセスポイントを利用してインターネットINTに接続できないからである。そこで、端末装置1は、第1の通信装置107を用いて、インターネットINTに接続する。
ステップS12:ルーティング部13は、接続済みアクセスポイントのネットワークに送信する通信データのみを無線LAN経路にルーティングする。S12の処理は、図6で説明したS7と同じ処理である。
モバイルネットワークの切断(図15のS6)により、第1の通信装置107が実行するモバイル通信が停止する。そのため、速やかにモバイル通信を停止することができる。詳しく説明すると、例えば、第1の実施の形態で説明した端末装置1がモバイル通信を停止するまで、図6のフロー図に示したように、S3の終了から、S4、S5の処理を経た後、モバイル通信が停止する(S6)。しかし、本実施の形態における端末装置1の場合、S3の終了後、S5の処理を経た後、モバイル通信が停止する(S6)。すなわち、判定ステップ(S4)の処理を省いて、モバイル通信を停止することができる。
このように判定ステップ(S4)を省略できるので、本実施の形態の端末装置1によれば、第2〜第4の実施の形態における端末装置1に比べて、速やかにモバイル通信を停止することができる。
[第6の実施の形態]
本実施の形態における端末装置1は、インターネットINTにアクセスを提供するアクセスポイントと無線接続の確立後、無線通信すると、このアクセスポイントを識別する識別子を記憶する。かかる識別子の記憶により、端末装置1は、再度、このアクセスポイントに接続した場合、この識別子に基づき、このアクセスポイントがインターネットINTにアクセスを提供していると判定できる。
端末装置1の判定部11は、第2の通信装置108により無線接続したアクセスポイントAPを用いてインターネットINTに接続すると判定すると、アクセスポイントAPを識別する識別子(例えば、SSID、BSSID)をストレージ102に記憶する。
判定部11は、再度無線接続したアクセスポイントAPの識別子がストレージ102に記憶されていると、再度無線接続したアクセスポイントAPを用いてインターネットINTに接続すると判定する。
一方、判定部11は、再度無線接続したアクセスポイントAPの識別子がストレージ102に記憶されていないと、再度無線接続したアクセスポイントAPを用いてインターネットINTに接続しないと判定する。
以下、前記した識別子の記憶について具体的に説明する。判定部11は、無線接続したアクセスポイントAPを用いてインターネットINTに接続すると判定すると、このアクセスポイントがブロードキャストしたSSIDとBSSIDとを対応付けてストレージ102に記憶する。
図16は、SSIDとBSSIDとを記憶するテーブルの一例である。第2のSSIDテーブルT2は、SSID欄と、BSSID欄と、インターネット不利用欄とを有する。第2のSSIDテーブルT2は、図2のストレージ102のSSID記憶領域Rに記憶されている。
SSID欄は、インターネットINTにアクセスを提供しているアクセスポイントのSSIDを記憶する。BSSID欄は、このアクセスポイントのBSSIDを記憶する。
図16では、SSID欄にSSIDとして"hoge"が記憶され、BSSID欄にBSSIDとして" 01:02:03:04:05:06"が記憶され、インターネット不利用欄にフラグ"false"が記憶されている。
端末装置1の判定部11は、接続済みアクセスポイントを用いてインターネットINTに接続すると判定する(図6のS4/YES)。判定部11は、この判定(S4/YES)を行うと、フラグ"false"と、受信した接続済みアクセスポイントのSSIDとBSSIDとを対応付けてストレージ102に記憶する。
例えば、端末装置1の接続部15が、接続済みアクセスポイントがブロードキャストしたSSID"hoge"と、この接続済みアクセスポイントのBSSID"01:02:03:04:05:06"とを受信する。判定部11は、前記した判定(S4/YES)を行うと、第2のSSIDテーブルT2に示すように、SSID"hoge"とBSSID"01:02:03:04:05:06"とフラグ"false"とを対応付けてストレージ102に記憶する。
端末装置1は、このSSIDとBSSIDとを記憶した後、例えば、接続済みアクセスポイントの無線通信圏から外に出る。なお、端末装置1が、接続済みアクセスポイントの無線通信圏の外に出ると、第1の通信装置107がモバイル通信を開始する。
そして、端末装置1の接続部15は、アクセスポイントの検出処理(図6のS1)を開始する。接続部15は、この検出において、接続可能なアクセスポイントのSSID(例えば、"hoge")とBSSID(例えば、"01:02:03:04:05:06")とを受信し、例えばRAM103に記憶している。
接続部15は、接続可能なアクセスポイントを発見すると(S2/YES)、このアクセスポイントに無線接続する(S3)。
判定部11は、S3で再度無線接続したアクセスポイント(接続済みアクセスポイント)を介してインターネットINTに接続するか判定する(S4)。判定部11は、図16の第2のSSIDテーブルT2がストレージ102に記憶されている場合には、下記の判定を行う。すなわち、判定部11は、フラグ"false"と、受信した接続済みアクセスポイントのSSIDとBSSIDとが、第2のSSIDテーブルT2の同一行に記憶されているか判定する。
判定部11は、フラグ"false"と、受信した接続済みアクセスポイントのSSIDとBSSIDとが、第2のSSIDテーブルT2の同一行に記憶されている場合、接続済みアクセスポイントを用いてインターネットINTに接続すると判定する(S4/YES)。
一方、判定部11は、フラグ"false"と、受信した接続済みアクセスポイントのSSIDとBSSIDとが、第2のSSIDテーブルT2の同一行に記憶されていない場合、接続済みアクセスポイントを用いてインターネットINTに接続しないと判定する(S4/NO)。
例えば、受信した接続済みアクセスポイントのSSID、BSSIDがそれぞれ"hoge"、"01:02:03:04:05:06"の場合、受信した接続済みアクセスポイントのSSIDとBSSIDと、フラグ"false"とが、第2のSSIDテーブルT2の同一行に記憶されている。従って、判定部11は、前記した判定(S4)で、接続済みアクセスポイントを用いてインターネットINTに接続すると判定する(S4/YES)。
なお、上記の説明では、SSIDだけではなく、BSSIDも記憶した。このように、SSIDとBSSIDとを記憶する理由について説明する。例えば、第3の実施の形態で説明したように、事業者は、同じSSIDをブロードキャストする複数のアクセスポイントについて、以下の設定を行うことがある。この設定とは、あるアクセスポイントは、インターネットに対するアクセスを提供するように設定し、他のアクセスポイントは、インターネットに対するアクセスを提供しないように設定することである。なお、同じSSIDをブロードキャストする複数のアクセスポイントの各々には、各アクセスポイントを一意に識別するBSSIDが割り振られている。
事業者が、かかる設定を行った場合、判定部11が、インターネットINTに対するアクセスを提供している第1のアクセスポイントのSSIDをストレージ102に記憶した場合を想定(第1の想定)する。
さらに、第2のアクセスポイントは、インターネットに対するアクセスを提供しないが、前記した第1のアクセスポイントのSSIDと同じSSIDをブロードキャストしているとする想定(第2の想定)する。
判定部11は、再接続した接続済みアクセスポイントから受信したSSIDが、ストレージ102に記憶したSSIDと一致する場合、接続済みアクセスポイントがインターネットに対するアクセスを提供すると判定する(S4/YES)。なお、ストレージ102に記憶したSSIDは、前記した第1のアクセスポイントのSSIDである。
ここで、再接続した接続済みアクセスポイントが第1のアクセスポイントの場合、接続済みアクセスポイントがインターネットに対するアクセスを提供すると判定することは正しい判定である。しかし、再接続した接続済みアクセスポイントが第2のアクセスポイントの場合、接続済みアクセスポイントがインターネットに対するアクセスを提供すると判定することは誤判定である。このような誤判定が起こるのは、第2のアクセスポイントが、第1のアクセスポイントのSSIDと同じSSIDをブロードキャストしているからである(第2の想定参照)。
そこで、かかる誤判定を防ぐため、インターネットに対するアクセスを提供するアクセスポイントを一意に識別するBSSIDをストレージ102に記憶し、このBSSIDも比較対象としている。
本実施の形態によれば、接続済みアクセスポイントがインターネットに対するアクセスを提供するアクセスポイントであるとする判定結果として、この接続済みアクセスポイントのSSIDとBSSIDとを対応付けて記憶している。そのため、端末装置1が、再度、この接続済みアクセスポイントに無線接続した場合、この記憶したSSIDとBSSIDとを参照すれば、この接続済みアクセスポイントがインターネットに対するアクセスを提供するアクセスポイントであると判定できる。
この判定によれば、端末装置1は、無線通信を実行し外部の装置(例えば、インターネットサーバ)と通信しなくてもよいので、通信のデータ量を削減できる。さらに、端末装置1は、外部の装置と通信しなくてもよいので、通信による電力消費を削減できる。
[第7の実施の形態]
本実施の形態では、図1で説明した切り替え可能アクセスポイントについて説明する。切り替え可能アクセスポイントは、図1の第21のアクセスポイントAP21のように、無線接続する端末装置に応じて、端末装置にインターネットINTに対するアクセスを提供するか否かを切り替える機能を有するアクセスポイントである。この切り替え可能アクセスポイントのハードウェア構成は、図11のハードウェアブロック図で説明したハードウェア構成と同様である。
図11のアクセスポイントAPのストレージ202は、図18のステップS103で説明する認証情報や、図18のステップS104で説明するインターネットに対するアクセスを提供する端末装置1の識別子を記憶する。
図11のアクセスポイントAPの第1の通信装置205は、インターネットINTと通信する。
[アクセスポイントの構成]
図17は、図11で説明したアクセスポイントのソフトウェア構成の第2の例を説明するブロック図である。制御ソフトSF3は、インターネットアクセス提供判定部31と、インターネット中継切替部32と、インターネット中継部33とを有する。なお、図17において、各部(31〜33)は、相互に各種信号の送受信が可能であるとする。図17において、ハードウェアである第1の通信装置205、第2の通信装置206については点線で示している。
インターネットアクセス提供判定部31は、端末装置から送信された端末装置1の識別子(例えば、ユーザ識別子)と、ストレージ202に記憶されたユーザ識別子とに基づき、端末装置1にインターネットINTに対するアクセスを提供するか否かを判定する。
インターネット中継切替部32は、ネットワークと端末装置との通信の中継の切り替えをインターネット中継部33に指示する。具体的には、インターネット中継切替部32は、インターネットに対するアクセスを提供する端末装置1(以下、アクセス許可の端末装置1と適宜記す)とインターネットとの通信を中継するようにインターネット中継部33に指示する。インターネット中継部33は、この指示に応答して、アクセス許可の端末装置1とインターネットとの通信を中継する。インターネット中継部33は、データの中継を行う中継部の一例である。
[フロー図]
図18は、高機能アクセスポイントの処理の流れを説明するフロー図である。図18の説明においては、高機能アクセスポイントをアクセスポイントAPとして説明する。
ステップS101:アクセスポイントAPの第2の通信装置206は、端末装置1からの無線接続を待つ。具体的には、第2の通信装置206は、図1で説明したビーコンと通常呼ばれるパケットを定期的にブロードキャストする。
ステップS102:第2の通信装置206は、端末装置1からの接続要求を受信すると、端末装置1に無線接続する。
ステップS103:第2の通信装置206は、端末装置1の認証を行う。具体的には、第2の通信装置206は、認証情報の送信要求を行う。端末装置1の接続部15は、この送信要求に応答して、ユーザ識別子、パスワード、SSIDを含む認証情報をアクセスポイントAPに送信する。なお、ユーザ識別子は、端末装置1のユーザ、または、端末装置1を一意に識別する識別子である。
なお、認証時に比較対象となる、アクセスポイントAPと通信を行う端末装置の認証情報は、アクセスポイントAPのストレージ202に記憶されている。
第2の通信装置206は、端末装置1から受信した認証情報と、ストレージ202に記憶されている認証情報とを比較し、一致している場合、端末装置1を認証する。そして、第2の通信装置206は、認証した端末装置1との無線通信を行う。一方、第2の通信装置206は、端末装置1から受信した認証情報と、ストレージ202に記憶されている認証情報とが一致しない場合、端末装置1を認証せず、以後、端末装置1との無線通信を行わない。
ステップS104:アクセスポイントAPのインターネットアクセス提供判定部31は、無線接続した端末装置1に、インターネットに対するアクセスを提供するか判定する。ここで、アクセスポイントAPのストレージ202は、インターネットに対するアクセスを提供する端末装置1の識別子(以下、プレミアムユーザの識別子と適宜記す)を記憶している。
インターネットアクセス提供判定部31は、ストレージ202に記憶されているプレミアムユーザの識別子と、受信した認証情報のユーザ識別子(S103参照)とを比較する。
インターネットアクセス提供判定部31は、プレミアムユーザの識別子と、認証情報のユーザ識別子とが一致する場合、無線接続した端末装置1に、インターネットに対するアクセスを提供すると判定する(S104/YES)。そして、S105に移る。
インターネットアクセス提供判定部31は、プレミアムユーザの識別子と、認証情報のユーザ識別子とが一致しない場合、無線接続した端末装置1に、インターネットに対するアクセスを提供しないと判定する(S104/NO)。そして、S106に移る。
ステップS105:インターネット中継切替部32は、インターネットINTと端末装置1との通信の中継の切り替えをインターネット中継部33に指示する。インターネット中継切替部32は、無線接続した端末装置1とインターネットINTとの通信を中継するようにインターネット中継部33に指示する。
インターネット中継部33は、この指示に応答して、無線接続した端末装置1とインターネットとの通信を中継する。
具体的には、インターネット中継部33は、無線接続した端末装置1から受信した、通信データの送信先のIPアドレスがインターネットINTに接続する装置のIPアドレスの場合、この通信データを第1の通信装置205に出力する。インターネットINTに接続する装置は、例えば、図1のインターネットサーバSVR1である。第1の通信装置205は、この通信データをインターネットINTに送信する。
以上説明したように、インターネット中継部33は、第2の通信装置206により無線接続した端末装置1から送信された、インターネットINTに接続する装置を送信先とするデータを、第1の通信装置205を介してこの装置に中継する。
なお、インターネット中継部33は、無線接続した端末装置1から受信した通信データの送信先のIPアドレスが自装置の場合、この通信データを情報処理ソフトSF4に出力する。
ステップS106:インターネット中継切替部32は、インターネットINTと端末装置1との通信の中継の切り替えをインターネット中継部33に指示しない。その結果、インターネット中継部33は、無線接続した端末装置1から受信した、通信データの送信先のIPアドレスがインターネットINTに接続する装置のIPアドレスの場合、この通信データを例えば破棄する。インターネット中継部33は、無線接続した端末装置1に、インターネットに対するアクセスを提供しない旨を通知してもよい。
なお、インターネットアクセス提供判定部31は、無線接続した端末装置1に、インターネットに対するアクセスを提供すると判定すると(S104/YES)、無線接続した端末装置1に、図12で説明した各種設定情報を送信する。なお、各種設定情報は、DNSサーバの設定情報や、デフォルトゲートウェイの設定情報である。
また、インターネットアクセス提供判定部31は、無線接続した端末装置1に、インターネットに対するアクセスを提供しないと判定すると(S104/NO)、無線接続した端末装置1に、図12で説明したルーティング情報を送信してもよい。このルーティング情報により、図14で説明したように、接続済みアクセスポイントを用いてアクセスできる装置が複数のネットワークドメインに属している場合にも、端末装置1は、無線LAN経路を経由してかかる装置にアクセスすることができる。
アクセスポイントAPを用いてインターネットにアクセスする端末装置が多い場合、例えばアクセスポイントAPの第2の通信装置206における処理が増大する。その結果、アクセスポイントAPと端末装置との通信の速度が低下することがある。また、端末装置に対する応答が遅延することがある。
しかし、本実施の形態によれば、インターネットに対するアクセスを提供するユーザ(プレミアムユーザ)を予め指定し、このユーザの端末装置にはインターネットに対するアクセスを提供する。一方、本実施の形態によれば、プレミアムユーザ以外のユーザの端末装置にはインターネットに対するアクセスを提供しない。
その結果、アクセスポイントAPを用いてインターネットにアクセスする端末装置の数の増加を抑えて、前記した通信速度の低下、前記した応答の遅延を抑制することができる。
さらに、プレミアムユーザ以外のユーザの端末装置でも、前記したようにルーティング情報を受信できるので、この端末装置は、このルーティング情報に基づき、アクセスポイントAPが属するネットワークドメインにアクセスできる。
以上の実施の形態をまとめると、次の付記のとおりである。
(付記1)
ネットワークに接続する第1の装置と第1の無線通信を行う第1の通信部と、
第2の装置と第2の無線通信を実行する第2の通信部と、
前記第2の通信部により無線接続した前記第2の装置を用いて前記ネットワークに接続するか否かを判定する判定部とを有し、
前記第2の通信部は、無線接続可能な前記第2の装置に無線接続し、
前記第1の通信部は、前記判定部の判定結果に応じて、前記第1の無線通信を実行または停止する
ことを特徴とする端末装置。
(付記2)
付記1において、
前記判定部が、無線接続した前記第2の装置を用いて前記ネットワークに接続しないと判定すると、前記第1の通信部は、前記第1の無線通信を実行し、前記ネットワークに接続する
ことを特徴とする端末装置。
(付記3)
付記1において、
前記判定部が、無線接続した前記第2の装置を用いて前記ネットワークに接続すると判定すると、
前記第1の通信部は、前記第1の無線通信を停止すると共に、前記第2の通信部は、前記第2の無線通信を実行し前記ネットワークに接続する
ことを特徴とする端末装置。
(付記4)
付記1において、
さらに、前記ネットワークに接続しない第2の装置を識別する識別子を記憶する記憶部を有し、
前記判定部は、無線接続した前記第2の装置から受信した当該第2の装置の識別子が前記記憶部に記憶されていると、前記第2の通信部により無線接続した前記第2の装置を用いて前記ネットワークに接続しないと判定し、無線接続した前記第2の装置から受信した当該第2の装置の識別子が前記記憶部に記憶されていないと、前記第2の通信部により無線接続した前記第2の装置を用いて前記ネットワークに接続すると判定する
ことを特徴とする端末装置。
(付記5)
付記1において、
前記判定部は、前記ネットワークに属する第3の装置に、応答を要求する第1の信号を送信し、前記第1の信号に応答した第2の信号を前記第3の装置から受信すると、前記第2の通信部により無線接続した前記第2の装置を用いて前記ネットワークに接続すると判定し、前記第2の信号を前記第3の装置から受信しないと、前記第2の通信部により無線接続した前記第2の装置を用いて前記ネットワークに接続しないと判定する
ことを特徴とする端末装置。
(付記6)
付記1において、
前記判定部は、無線接続した前記第2の装置から、当該第2の装置が前記ネットワークに接続することを示す情報を受信すると、前記第2の通信部により無線接続した前記第2の装置を用いて前記ネットワークに接続すると判定し、前記情報を受信しないと、
記第2の通信部により無線接続した前記第2の装置を用いて前記ネットワークに接続しないと判定する
ことを特徴とする端末装置。
(付記7)
付記6において、
前記情報は、前記ネットワークに接続する装置と通信する際に前記端末装置に設定される情報である
ことを特徴とする端末装置。
(付記8)
付記1において、
前記判定部は、無線接続した前記第2の装置から、当該第2の装置が前記ネットワークに接続しないことを示す情報を受信しないと、前記第2の通信部により無線接続した前記第2の装置を用いて前記ネットワークに接続すると判定し、前記情報を受信すると、前記第2の通信部により無線接続した前記第2の装置を用いて前記ネットワークに接続しないと判定する
ことを特徴とする端末装置。
(付記9)
付記8において、
前記情報は、前記ネットワーク以外の他のネットワークに接続する装置に設定されている、当該他のネットワークにおいて当該装置を識別する情報である
ことを特徴とする端末装置。
(付記10)
付記2において、
さらに、データの転送を行う転送部を有し、
前記転送部は、前記ネットワークに接続する装置を送信先とするデータを、前記第1の通信部を介して前記第1の装置に転送し、無線接続した前記第2の装置を送信先とするデータ、または、前記ネットワーク以外のネットワークに接続する装置を送信先とするデータを、前記第2の通信部を介して前記第2の装置に転送する
ことを特徴とする端末装置。
(付記11)
付記3において、
さらに、データの転送を行う転送部を有し、
前記転送部は、送信用のデータを前記第2の通信部を介して前記第2の装置に転送する
ことを特徴とする端末装置。
(付記12)
ネットワークに接続する第1の装置と第1の無線通信を行う第1の通信部と、
第2の装置と第2の無線通信を実行する第2の通信部と、
前記第2の通信部により無線接続した前記第2の装置を用いて前記ネットワークに接続するか否かを判定する判定部とを有し、
前記第2の通信部は、無線接続可能な前記第2の装置に無線接続し、
前記第1の通信部は、前記第1の無線通信を停止し、
前記判定部が、無線接続した前記第2の装置を用いて前記ネットワークに接続すると判定すると、前記第1の通信部は、前記第1の無線通信の停止を継続する
ことを特徴とする端末装置。
(付記13)
付記12において、
前記判定部が、無線接続した前記第2の装置を用いて前記ネットワークに接続しないと判定すると、前記第1の通信部は、前記第1の無線通信を実行する
ことを特徴とする端末装置。
(付記14)
付記1において、
前記判定部は、前記第2の通信部により無線接続した前記第2の装置を用いて前記ネットワークに接続すると判定すると、前記第2の装置を識別する識別子を記憶部に記憶し、前記判定部は、再度無線接続した第2の装置の識別子が前記記憶部に記憶されていると、再度無線接続した前記第2の装置を用いて前記ネットワークに接続すると判定し、再度無線接続した前記第2の装置の識別子が前記記憶部に記憶されていないと、再度無線接続した前記第2の装置を用いて前記ネットワークに接続しないと判定する
ことを特徴とする端末装置。
(付記15)
ネットワークと通信する第1の通信部と、
前記ネットワークに接続する第1の装置と無線通信を行う第1の無線通信部と、第2の装置と無線通信を行う第2の無線通信部と、前記第2の無線通信部により無線接続した前記第2の装置を用いて前記ネットワークに接続するか否かを判定する接続判定部とを有する端末装置に対して無線通信する第2の通信部と、
データの中継を行う中継部と、
前記ネットワークに対するアクセスを提供する端末装置の識別子を記憶する記憶部と、
前記端末装置から送信された当該端末装置の識別子と、前記記憶部に記憶された前記識別子とに基づき、前記端末装置に前記ネットワークに対するアクセスを提供するか否かを判定する提供判定部とを有し、
前記提供判定部が、前記第2の通信部により無線接続した端末装置に前記ネットワークに対するアクセスを提供すると判定すると、前記中継部は、前記第2の通信部により無線接続した端末装置から送信された、前記ネットワークに接続する装置を送信先とするデータを、前記第1の通信部を介して前記装置に中継することを特徴とする
ことを特徴とする無線通信装置。
(付記16)
ネットワークに接続する第1の装置と第1の無線通信を行う第1の通信部と、第2の装置と第2の無線通信を実行する第2の通信部とを有する通信端末の接続方法であって、
無線接続可能な前記第2の装置に無線接続し、
前記第2の通信部により無線接続した前記第2の装置を用いて前記ネットワークに接続するか否かを判定し、
前記判定の判定結果に応じて、前記第1の無線通信を実行または停止する
ことを特徴とする端末装置の接続方法。
(付記17)
ネットワークに接続する第1の装置と第1の無線通信を行う第1の通信部と、第2の装置と第2の無線通信を実行する第2の通信部とを有する通信端末の接続プログラムであって、
前記端末装置のコンピュータに、
前記第2の通信部に、無線接続可能な前記第2の装置に無線接続させ、
前記第2の通信部により無線接続した前記第2の装置を用いて前記ネットワークに接続するか否かを判定させ、
前記第1の通信部に、前記判定の判定結果に応じて、前記第1の無線通信を実行または停止させる
ことを特徴とする端末装置の接続プログラム。
1…端末装置、BS…基地局、INT…インターネット、LNT…ローカルネットワーク、SVR1…インターネットサーバ、SVR2…ローカルサーバ、AP1〜AP23…第1のアクセスポイント、第23のアクセスポイント、AP…アクセスポイント、101…CPU、102…ストレージ装置(記憶部)、103…RAM、104…ROM、105…表示装置、106…入力装置、107…第1の通信装置(第1の通信部)、107a…アンテナ、108…第2の通信装置(第2の通信部)、108a…アンテナ、109…外部接続IF装置、SF1…接続制御ソフト、SF2…ユーザソフト、MD…外部記憶媒体、11…判定部、12…設定部、13…ルーティング部、14…モバイルネットワークIF部、15…接続部、16…無線LANネットワークIF部、201…CPU、202…ストレージ装置(記憶部)、203…RAM、204…ROM、205…第1の通信装置(第1の通信部)、206…第2の通信装置(第2の通信部)、206a…アンテナ、207…外部接続IF装置、208…情報処理装置、SF3…制御ソフト、SF4…情報処理ソフト、21…応答部、22…ルーティング情報配信部、31…インターネットアクセス提供判定部、32…インターネット中継切替部、33…インターネット中継部。

Claims (3)

  1. ネットワークに接続する第1の装置と第1の無線通信を行う第1の通信部と、
    第2の装置と第2の無線通信を実行する第2の通信部と、
    データの転送を行う転送部と、
    前記第2の通信部により無線接続した前記第2の装置を用いて前記ネットワークに接続するか否かを、前記第1の通信部によって前記第1の無線通信を停止し、前記第2の通信部によって前記第2の装置に無線接続し、前記第2の装置に前記ネットワーク宛てのデータを送信し、前記データが正常に送信できるか否かで判定する判定部とを有し
    記第1の通信部は、前記判定部が無線接続した前記第2の装置を用いて前記ネットワークに接続しないと判定する場合、前記第1の無線通信を実行し、前記ネットワークに接続し、前記判定部が無線接続した前記第2の装置を用いて前記ネットワークに接続すると判定する場合、前記第1の無線通信の停止を継続し、
    前記転送部は、前記判定部が無線接続した前記第2の装置を用いて前記ネットワークに接続しないと判定する場合、前記ネットワークに接続する装置を送信先とするデータを、前記第1の通信部を介して前記第1の装置に転送し、無線接続した前記第2の装置を送信先とするデータ、または、前記ネットワーク以外のネットワークに接続する装置を送信先とするデータを、前記第2の通信部を介して前記第2の装置に転送する
    ことを特徴とする端末装置
  2. ネットワークに接続する第1の装置と第1の無線通信を行う第1の通信部と、第2の装置と第2の無線通信を実行する第2の通信部とを有する端末装置の接続方法であって
    記第2の通信部により無線接続した前記第2の装置を用いて前記ネットワークに接続するか否かを、前記第1の通信部によって前記第1の無線通信を停止し、前記第2の通信部によって前記第2の装置に無線接続し、前記第2の装置に前記ネットワーク宛てのデータを送信し、前記データが正常に送信できるか否かで判定し、
    前記判定の判定結果が、無線接続した前記第2の装置を用いて前記ネットワークに接続しない場合、前記第1の無線通信を実行し、前記ネットワークに接続し、
    前記判定の判定結果が、無線接続した前記第2の装置を用いて前記ネットワークに接続する場合、前記第1の無線通信の停止を継続し、
    前記判定の判定結果が、無線接続した前記第2の装置を用いて前記ネットワークに接続しない場合、前記ネットワークに接続する装置を送信先とするデータを、前記第1の通信部を介して前記第1の装置に転送し、無線接続した前記第2の装置を送信先とするデータ、または、前記ネットワーク以外のネットワークに接続する装置を送信先とするデータを、前記第2の通信部を介して前記第2の装置に転送する
    ことを特徴とする端末装置の接続方法。
  3. ネットワークに接続する第1の装置と第1の無線通信を行う第1の通信部と、第2の装置と第2の無線通信を実行する第2の通信部とを有する端末装置の接続プログラムであって、
    前記端末装置のコンピュータに、
    前記第2の通信部に、無線接続可能な前記第2の装置に無線接続させ、
    前記第2の通信部により無線接続した前記第2の装置を用いて前記ネットワークに接続するか否かを、前記第1の通信部によって前記第1の無線通信を停止し、前記第2の通信部によって前記第2の装置に無線接続し、前記第2の装置に前記ネットワーク宛てのデータを送信し、前記データが正常に送信できるか否かで判定させ
    前記判定の判定結果が、無線接続した前記第2の装置を用いて前記ネットワークに接続しない場合、前記第1の無線通信を実行させ、前記ネットワークに接続させ、
    前記判定の判定結果が、無線接続した前記第2の装置を用いて前記ネットワークに接続する場合、前記第1の無線通信の停止を継続させ、
    前記判定の判定結果が、無線接続した前記第2の装置を用いて前記ネットワークに接続しない場合、前記ネットワークに接続する装置を送信先とするデータを、前記第1の通信部を介して前記第1の装置に転送させ、無線接続した前記第2の装置を送信先とするデータ、または、前記ネットワーク以外のネットワークに接続する装置を送信先とするデータを、前記第2の通信部を介して前記第2の装置に転送させる
    ことを特徴とする端末装置の接続プログラム。
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