JP5497768B2 - テレビ会議システム、テレビ会議装置、テレビ会議制御方法およびプログラム - Google Patents

テレビ会議システム、テレビ会議装置、テレビ会議制御方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、双方向型のテレビ会議通信を実現するテレビ会議システム、テレビ会議装置、および、その制御方法に関するものである。
従来、テレビ会議システムのユーザが、テレビ会議を行っている場所から離れる必要がある場合に、携帯端末装置を使用して、テレビ会議システムからのコールを受信し、受信したコールに基づいて、音声による通信を行うテレビ会議システムが考えられている。
このような従来の技術として、例えば特許文献1に記載されたものが知られている。
特開2002−335502号公報
しかしながら、双方向型の動画通信技術を用いるテレビ会議システムにおいて、テレビ会議システムのユーザが場所を移動した場合に、相手側の映像が見えるようにテレビ会議通信を継続することは容易ではない。例えば、一旦、テレビ会議から退席して、再度、別の場所にあるテレビ会議装置を用いてテレビ会議に参加する方法が考えられる。しかし、この方法の場合、改めて接続し直す必要があり、それまでの会議に関する情報、画像の出力方法および接続条件などの設定情報が継続されないという課題がある。
さらに、特定の参加者のみが参加可能なテレビ会議の場合、ユーザがテレビ会議に参加するとき、参加認証が行われる場合がある。しかし、部屋が変わることで、IP(Internet Protocol)アドレスが変わる。したがって、ユーザが再接続するとき、他のユーザは、そのユーザが間違ってテレビ会議に入ってきたのか否かが分からない。すなわち、ユーザがテレビ会議装置を変更して再接続をする場合、同じユーザによる接続か、異なるユーザによる接続かが判別できない。このため、テレビ会議システムの利用が継続できないという課題がある。
本発明は、上記の課題を解決するものであり、テレビ会議システムのユーザが、別の場所に移動する場合であっても、テレビ会議システムの利用を継続できるテレビ会議システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係るテレビ会議システムは、第1テレビ会議装置、第2テレビ会議装置および第3テレビ会議装置を備えるテレビ会議システムであって、前記第1テレビ会議装置は、前記第1テレビ会議装置が前記第2テレビ会議装置とのテレビ会議に用いた画面構成の設定情報を含む引き継ぎ情報を生成する引き継ぎ情報生成部と、前記第1テレビ会議装置の前記引き継ぎ情報生成部が生成した前記引き継ぎ情報を送信する送信部とを備え、前記第3テレビ会議装置は、前記引き継ぎ情報を受信する受信部と、前記第3テレビ会議装置の前記テレビ会議への参加が認証された後に前記第3テレビ会議装置が前記画面構成を引き継いで前記第2テレビ会議装置との前記テレビ会議を実行するように、前記第3テレビ会議装置の前記受信部が受信した前記引き継ぎ情報を用いて前記第3テレビ会議装置の画面構成を設定する引き継ぎ設定部とを備える。
これにより、テレビ会議システムのユーザが、別の場所に移動する場合であっても、テレビ会議システムの利用を継続できる。
また、前記第1テレビ会議装置の前記引き継ぎ情報生成部は、前記第2テレビ会議装置を特定するための情報を含む前記引き継ぎ情報を生成し、前記第3テレビ会議装置の前記引き継ぎ設定部は、さらに、前記引き継ぎ情報によって特定される前記第2テレビ会議装置との前記テレビ会議を実行するように、前記引き継ぎ情報を用いて前記第3テレビ会議装置の接続先を設定してもよい。
これにより、引き継ぎ先のテレビ会議装置は、引き継ぎ情報を用いて、引き継ぎ元のテレビ会議装置が接続していたテレビ会議装置に接続できる。
また、前記第3テレビ会議装置の前記引き継ぎ設定部は、前記第3テレビ会議装置の物理的な画面の特性と前記第1テレビ会議装置の物理的な画面の特性とが同じ場合、前記引き継ぎ情報を用いて前記第3テレビ会議装置の前記画面構成を設定してもよい。
これにより、引き継ぎ先のテレビ会議装置は、画面構成を正常に引き継ぐことができる。
また、前記第2テレビ会議装置は、さらに、前記引き継ぎ情報を受信する受信部と、前記第2テレビ会議装置の前記受信部が受信した前記引き継ぎ情報を保存する引き継ぎ情報保存部と、前記第2テレビ会議装置の前記引き継ぎ情報保存部が保存した前記引き継ぎ情報を送信する送信部とを備え、前記第1テレビ会議装置の前記送信部は、前記第3テレビ会議装置が前記引き継ぎ情報を受信できない状態の場合、前記第2テレビ会議装置に前記引き継ぎ情報を送信し、前記第2テレビ会議装置の前記送信部は、前記第3テレビ会議装置が前記引き継ぎ情報を受信できる状態になった後、前記第3テレビ会議装置に前記引き継ぎ情報を送信してもよい。
これにより、引き継ぎ先の電源がオフになっている場合であっても、電源がオンになった後に、引き継ぎが行われる。
また、前記第2テレビ会議装置の前記送信部は、前記第2テレビ会議装置の前記受信部が前記引き継ぎ情報を受信してから、前記第3テレビ会議装置が前記引き継ぎ情報を受信できる状態になるまでの時間が、所定の制限時間の範囲内である場合、前記第3テレビ会議装置に前記引き継ぎ情報を送信し、前記第2テレビ会議装置の前記引き継ぎ情報保存部は、前記第2テレビ会議装置の前記受信部が前記引き継ぎ情報を受信してから、前記第3テレビ会議装置が前記引き継ぎ情報を受信できる状態になるまでの時間が、所定の制限時間を越えた場合、前記引き継ぎ情報を消去してもよい。
これにより、セキュリティが確保される。
また、前記第1テレビ会議装置の前記送信部は、前記第1テレビ会議装置から前記第3テレビ会議装置への引き継ぎを通知する接続拠点変更通知を前記第2テレビ会議装置に送信し、前記第3テレビ会議装置は、さらに、前記第3テレビ会議装置の前記受信部が前記引き継ぎ情報を受信した後、前記第2テレビ会議装置に接続要求を送信する送信部を備え、前記第2テレビ会議装置は、さらに、前記接続拠点変更通知および前記接続要求を受信する受信部と、前記第1テレビ会議装置から送信された前記接続拠点変更通知によって示される引き継ぎ先である前記第3テレビ会議装置と、前記接続要求を送信した前記第3テレビ会議装置とが一致する場合、前記第3テレビ会議装置の参加を認証するサーバ部とを備えてもよい。
これにより、正しい引き継ぎ先であるか否かが確認できる。
また、前記第2テレビ会議装置の前記サーバ部は、前記第1テレビ会議装置から送信された前記接続拠点変更通知によって示される引き継ぎ先である前記第3テレビ会議装置と、前記接続要求を送信した前記第3テレビ会議装置とが一致する場合、かつ、前記接続拠点変更通知が受信されてから、前記接続要求が受信されるまでの時間が、所定の制限時間の範囲内である場合、前記第3テレビ会議装置の参加を認証してもよい。
これにより、不正な接続が制限される。
また、前記第1テレビ会議装置は、さらに、前記テレビ会議への参加を認証するサーバとしての動作をするサーバ部を備え、前記第1テレビ会議装置の前記送信部は、前記第2テレビ会議装置に前記サーバとしての動作をするように指示する情報を送信し、前記第1テレビ会議装置の前記サーバ部は、前記サーバとしての動作を停止し、前記第2テレビ会議装置は、さらに、前記サーバとしての動作をするように指示する情報を受信する受信部と、前記第2テレビ会議装置の前記受信部が前記サーバとしての動作をするように指示する情報を受信した場合、前記サーバとしての動作を開始するサーバ部とを備えてもよい。
これにより、引き継ぎ元がテレビ会議システムのサーバである場合であっても、引き継ぎが行われる。
また、前記第2テレビ会議装置は、さらに、前記第3テレビ会議装置で撮影された映像を表示する画像出力部と、前記第3テレビ会議装置で撮影された前記映像が表示された後、前記第3テレビ会議装置の前記テレビ会議への参加を認証する情報を入力するための認証情報入力部と、前記第2テレビ会議装置の前記認証情報入力部で前記第3テレビ会議装置の前記テレビ会議への参加を認証する情報が入力された後、前記第2テレビ会議装置で撮影された映像を前記第3テレビ会議装置へ送信する送信部とを備えてもよい。
これにより、画面による認証が可能になる。したがって、より確実に認証が行われ、セキュリティが確保される。
また、前記テレビ会議システムは、さらに、第4テレビ会議装置を備え、前記第4テレビ会議装置は、前記第2テレビ会議装置で前記第3テレビ会議装置の参加が認証された後、前記第4テレビ会議装置で撮影された映像を前記第3テレビ会議装置へ送信する送信部を備えてもよい。
これにより、包括的な認証が可能になる。
また、前記テレビ会議システムは、さらに、第4テレビ会議装置を備え、前記第4テレビ会議装置は、前記第3テレビ会議装置で撮影された前記映像を表示する画像出力部と、前記第3テレビ会議装置で撮影された前記映像が表示された後、前記第3テレビ会議装置の前記テレビ会議への参加を認証する情報を入力するための認証情報入力部と、前記第4テレビ会議装置の前記認証情報入力部で前記第3テレビ会議装置の前記テレビ会議への参加を認証する情報が入力された後、前記第4テレビ会議装置で撮影された映像を前記第3テレビ会議装置へ送信する送信部とを備えてもよい。
これにより、それぞれのテレビ会議装置において、より柔軟な認証が可能になる。
また、本発明に係るテレビ会議装置は、第1テレビ会議装置および第2テレビ会議装置を備えるテレビ会議システムにおいて、前記第1テレビ会議装置として用いられるテレビ会議装置であって、前記第1テレビ会議装置が前記第2テレビ会議装置とのテレビ会議に用いた画面構成の設定情報を含む引き継ぎ情報を生成する引き継ぎ情報生成部と、前記第1テレビ会議装置の前記引き継ぎ情報生成部が生成した前記引き継ぎ情報を送信する送信部とを備えるテレビ会議装置でもよい。
これにより、テレビ会議システムの利用を継続するための情報が出力される。
また、本発明に係るテレビ会議装置は、第1テレビ会議装置、第2テレビ会議装置および第3テレビ会議装置を備えるテレビ会議システムにおいて、前記第3テレビ会議装置として用いられるテレビ会議装置であって、前記第1テレビ会議装置が前記第2テレビ会議装置とのテレビ会議に用いた画面構成の設定情報を含む引き継ぎ情報を受信する受信部と、前記第3テレビ会議装置の前記テレビ会議への参加が認証された後に前記第3テレビ会議装置が前記画面構成を引き継いで前記第2テレビ会議装置との前記テレビ会議を実行するように、前記第3テレビ会議装置の前記受信部が受信した前記引き継ぎ情報を用いて前記第3テレビ会議装置の画面構成を設定する引き継ぎ設定部とを備えるテレビ会議装置でもよい。
これにより、テレビ会議装置は、テレビ会議システムの利用が継続できるように設定される。
また、本発明に係るテレビ会議制御方法は、第1テレビ会議装置、第2テレビ会議装置および第3テレビ会議装置を備えるテレビ会議システムに用いられるテレビ会議制御方法であって、前記第1テレビ会議装置において、前記第1テレビ会議装置が前記第2テレビ会議装置とのテレビ会議に用いた画面構成の設定情報を含む引き継ぎ情報を生成する引き継ぎ情報生成ステップと、前記第1テレビ会議装置において、前記引き継ぎ情報生成ステップで生成された前記引き継ぎ情報を送信する送信ステップと、前記第3テレビ会議装置において、前記引き継ぎ情報を受信する受信ステップと、前記第3テレビ会議装置において、前記第3テレビ会議装置の前記テレビ会議への参加が認証された後に前記第3テレビ会議装置が前記画面構成を引き継いで前記第2テレビ会議装置との前記テレビ会議を実行するように、前記受信ステップで受信された前記引き継ぎ情報を用いて前記第3テレビ会議装置の画面構成を設定する引き継ぎ設定ステップとを含むテレビ会議制御方法でもよい。
これにより、テレビ会議システムのユーザが、別の場所に移動する場合であっても、テレビ会議システムの利用を継続できる。
また、本発明に係るテレビ会議制御方法は、第1テレビ会議装置および第2テレビ会議装置を備えるテレビ会議システムに用いられるテレビ会議制御方法であって、前記第1テレビ会議装置において、前記第1テレビ会議装置が前記第2テレビ会議装置とのテレビ会議に用いた画面構成の設定情報を含む引き継ぎ情報を生成する引き継ぎ情報生成ステップと、前記第1テレビ会議装置において、前記引き継ぎ情報生成ステップで生成された前記引き継ぎ情報を送信する送信ステップとを含むテレビ会議制御方法でもよい。
これにより、テレビ会議システムの利用を継続するための情報が出力される。
また、本発明に係るテレビ会議制御方法は、第1テレビ会議装置、第2テレビ会議装置および第3テレビ会議装置を備えるテレビ会議システムに用いられるテレビ会議制御方法であって、前記第3テレビ会議装置において、前記第1テレビ会議装置が前記第2テレビ会議装置とのテレビ会議に用いた画面構成の設定情報を含む引き継ぎ情報を受信する受信ステップと、前記第3テレビ会議装置において、前記第3テレビ会議装置の前記テレビ会議への参加が認証された後に前記第3テレビ会議装置が前記画面構成を引き継いで前記第2テレビ会議装置との前記テレビ会議を実行するように、前記受信ステップで受信された前記引き継ぎ情報を用いて前記第3テレビ会議装置の画面構成を設定する引き継ぎ設定ステップとを含むテレビ会議制御方法でもよい。
これにより、テレビ会議装置は、テレビ会議システムの利用が継続できるように設定される。
また、本発明に係るプログラムは、前記テレビ会議制御方法に含まれるステップをコンピュータに実行させるためのプログラムでもよい。
これにより、前記テレビ会議制御方法がプログラムとして実現される。
本発明によれば、テレビ会議システムのユーザが、別の場所に移動する場合であっても、テレビ会議システムの利用を継続できる。
図1は、実施の形態1におけるテレビ会議システムの概要図である。 図2は、実施の形態1における引き継ぎ処理の概念図である。 図3は、実施の形態1における拠点Aのテレビ会議装置の構成図である。 図4は、実施の形態1における拠点Bのテレビ会議装置の構成図である。 図5は、実施の形態1における拠点Eのテレビ会議装置の構成図である。 図6は、実施の形態1における拠点Cおよび拠点Dのテレビ会議装置の構成図である。 図7は、実施の形態1における引き継ぎ処理を示すシーケンス図である。 図8は、実施の形態1における引き継ぎ処理を示すシーケンス図である。 図9は、実施の形態1における引き継ぎ処理を示すシーケンス図である。 図10は、実施の形態1における引き継ぎ処理を示すシーケンス図である。 図11は、実施の形態1における引き継ぎ処理を示すシーケンス図である。 図12は、実施の形態1における拠点Aの処理を示すフローチャートである。 図13は、実施の形態1における拠点Aの処理を示すフローチャートである。 図14は、実施の形態1における拠点Bの処理を示すフローチャートである。 図15は、実施の形態1における拠点Bの処理を示すフローチャートである。 図16は、実施の形態1における拠点Cおよび拠点Dの処理を示すフローチャートである。 図17は、実施の形態1における拠点Eの処理を示すフローチャートである。 図18は、実施の形態1におけるRTPパケットのデータ構造図である。 図19は、実施の形態1におけるIPパケットのデータ構造図である。 図20は、実施の形態1における引き継ぎ情報のデータ構造図である。 図21は、実施の形態1における引き継ぎ情報のデータ構造図である。 図22は、実施の形態1における引き継ぎ情報のデータ構造図である。 図23は、実施の形態1におけるサーバ情報のデータ構造図である。 図24は、実施の形態1におけるサーバ情報のデータ構造図である。 図25は、実施の形態1におけるサーバ情報のデータ構造図である。 図26は、実施の形態1における拠点Aの引き継ぎ選択画面を示す図である。 図27は、実施の形態1における引き継ぎ中の拠点Bの表示画面を示す図である。 図28は、実施の形態1における引き継ぎ後の拠点Bの表示画面を示す図である。 図29は、実施の形態1における表示画面の遷移を示す図である。 図30は、実施の形態1の変形例における引き継ぎ処理を示すシーケンス図である。 図31は、実施の形態1の変形例における引き継ぎ処理を示すシーケンス図である。 図32は、実施の形態1の変形例における表示画面の遷移を示す図である。 図33は、実施の形態2におけるテレビ会議システムの概要図である。 図34は、実施の形態2における引き継ぎ前の拠点Aの表示画面を示す図である。 図35は、実施の形態2における拠点Aのテレビ会議装置の構成図である。 図36は、実施の形態2における拠点B、拠点Cおよび拠点Dのテレビ会議装置の構成図である。 図37は、実施の形態2における拠点Eのテレビ会議装置の構成図である。 図38は、実施の形態2における引き継ぎ処理を示すシーケンス図である。 図39は、実施の形態2における拠点Aの処理を示すフローチャートである。 図40は、実施の形態2における拠点Aの処理を示すフローチャートである。 図41は、実施の形態2における拠点B、拠点Cおよび拠点Dの処理を示すフローチャートである。 図42は、実施の形態2における拠点Eの処理を示すフローチャートである。 図43は、実施の形態2における引き継ぎ直後の拠点Eの表示画面を示す図である。 図44は、実施の形態3におけるテレビ会議システムの概要図である。 図45は、実施の形態3における拠点Aのテレビ会議装置の構成図である。 図46は、実施の形態3における拠点Bのテレビ会議装置の構成図である。 図47は、実施の形態3における拠点Eのテレビ会議装置の構成図である。 図48は、実施の形態3における引き継ぎ処理を示すシーケンス図である。 図49は、実施の形態3における拠点Aの処理を示すフローチャートである。 図50は、実施の形態3における拠点Bの処理を示すフローチャートである。 図51は、実施の形態3における拠点Eの処理を示すフローチャートである。 図52は、実施の形態4におけるテレビ会議システムの概要図である。 図53は、実施の形態4における拠点Aのテレビ会議装置の構成図である。 図54は、実施の形態4における拠点Bのテレビ会議装置の構成図である。 図55は、実施の形態4における拠点Eのテレビ会議装置の構成図である。 図56は、実施の形態4における引き継ぎ処理を示すシーケンス図である。 図57は、実施の形態4における拠点Aの処理を示すフローチャートである。 図58は、実施の形態4における拠点Bの処理を示すフローチャートである。 図59は、実施の形態4における拠点Eの処理を示すフローチャートである。 図60は、実施の形態4における引き継ぎ情報のデータ構造図である。 図61は、実施の形態5におけるテレビ会議システムの構成図である。 図62は、実施の形態5におけるテレビ会議システムの処理を示すフローチャートである。
(実施の形態1)
まず、本発明の実施の形態1について図面を用いて説明する。
実施の形態1におけるテレビ会議システムは、拠点Aにおけるテレビ会議を行うための設定を拠点Eへ引き継ぎ、テレビ会議を継続して行う。
図1は、実施の形態1におけるテレビ会議システムの概要図である。図1には、東京の拠点A、名古屋の拠点B、福岡の拠点Dおよび大阪の拠点Cにおいて、テレビ会議が行われている例が示されている。また、図1に示す通り、実施の形態1では、拠点Aにいるテレビ会議のユーザが拠点Eに移動した後、継続してテレビ会議を利用する場合を想定している。
拠点Aには、テレビ会議装置1100がある。拠点Bには、テレビ会議装置1200がある。拠点Cおよび拠点Dには、それぞれテレビ会議装置1400がある。そして、拠点Eには、テレビ会議装置1300がある。さらに、それらのテレビ会議装置は、ネットワークを介して相互に接続されている。
テレビ会議装置1100は、画像入力部1101、音声入力部1102、画像出力部1120および音声出力部1121等を備える。テレビ会議装置1200は、画像入力部1201、音声入力部1202、画像出力部1220および音声出力部1221等を備える。テレビ会議装置1400は、画像入力部1401、音声入力部1402、画像出力部1420および音声出力部1421等を備える。そして、テレビ会議装置1300は、画像入力部1301、音声入力部1302、画像出力部1320および音声出力部1321等を備える。
拠点Aにいるテレビ会議のユーザが拠点Eに移動する際、拠点Eにあるテレビ会議装置1300が、拠点Aにあるテレビ会議装置1100の設定を引き継ぐ。これにより、ユーザは、拠点Eでテレビ会議の利用を継続できる。
なお、以下では、拠点A、拠点B、拠点C、拠点Dおよび拠点Eにおけるそれぞれのテレビ会議装置が行う動作について、それぞれ単に拠点A、拠点B、拠点C、拠点Dおよび拠点Eが行う動作として記載する場合がある。また、テレビ会議システムにおいて用いられる動画データには、オーディオのデータが含まれる。
図2は、図1に示された実施の形態1における引き継ぎ処理の概念図である。まず、拠点A、拠点B、拠点Cおよび拠点Dにおいてテレビ会議通信が行われている。次に、実施の形態1におけるテレビ会議システムは、テレビ会議通信をするための設定情報である引き継ぎ情報を拠点Aから拠点Eに移動する。その後、拠点E、拠点B、拠点Cおよび拠点Dにおいてテレビ会議通信が行われる。
図3は、図1に示された実施の形態1における拠点Aのテレビ会議装置の構成図である。
図3に示されたテレビ会議装置1100は、画像入力部1101、音声入力部1102、符号化制御部1103、画像符号化部1104、音声符号化部1105、多重化部1106、出力パケット保存部1107、入力部1108、引き継ぎ情報生成部1109、サーバ部1110、ネットワーク送信部1111、ネットワーク受信部1112、接続拠点管理部1113、入力パケット保存部1114、多重化分離部1115、画像復号化部1116、音声復号化部1117、画像出力制御部1118、音声出力制御部1119、画像出力部1120、音声出力部1121および参加時間計測部1122を備える。
符号化制御部1103、画像符号化部1104、音声符号化部1105、多重化部1106、出力パケット保存部1107、引き継ぎ情報生成部1109、サーバ部1110、接続拠点管理部1113、入力パケット保存部1114、多重化分離部1115、画像復号化部1116、音声復号化部1117、画像出力制御部1118、音声出力制御部1119および参加時間計測部1122は、LSI(Large Scale Integration)1150によって実現されるものとしてもよい。
画像入力部1101は、カメラで撮影した画像をビデオ入力信号に変換する。
画像符号化部1104は、符号化制御部1103が設定する符号化条件に従い、例えば、画像入力部1101により得られたビデオ入力信号をMPEG(Moving Picture Experts Group)−4 AVC(Advanced Video Coding)/H.264で符号化し、ビデオ符号化ストリームを出力する。
音声入力部1102は、マイクから入力された音声をオーディオ入力信号に変換する。
音声符号化部1105は、符号化制御部1103が設定する符号化条件に従い、例えば、音声入力部1102により得られたオーディオ入力信号をMPEG−4 AAC(Advanced Audio Coding)−LD(Low Delay)で符号化し、オーディオ符号化ストリームを出力する。
多重化部1106は、画像符号化部1104により得られたビデオ符号化ストリームおよび音声符号化部1105により得られたオーディオ符号化ストリームをRTP(Real−time Transport Protocol)パケットにして、出力する。RTPパケットのデータ構造は、例えば、図18に示すデータ構造を用いてもよい。
出力パケット保存部1107は、多重化部1106により得られたRTPパケットを保存する。
入力部1108は、リモートコントローラまたはキーボード等であり、接続先、引き継ぎ先および引き継ぎ要求の入力を受け付ける。
引き継ぎ情報生成部1109は、入力部1108が受け付けた引き継ぎ要求により、接続拠点管理部1113が管理する拠点のIPアドレス、符号化制御部1103が設定する解像度、ビットレート、フレームレート、および、参加時間計測部1122が計測する接続時間に基づいて、拠点Eに対する引き継ぎ情報を生成する。引き継ぎ情報のデータ構造は、例えば、図20に示すデータ構造を用いてもよい。
また、引き継ぎ情報生成部1109は、サーバ機能がオンの状態の場合、すなわち、テレビ会議装置1100がテレビ会議システムのサーバとして動作している場合、サーバ機能を他の拠点に引き継ぐために、サーバ変更を示すサーバ情報を生成する。また、引き継ぎ情報生成部1109は、サーバ機能がオフの状態の場合、すなわち、テレビ会議装置1100がテレビ会議システムのサーバとして動作していない場合、サーバとして動作する別のテレビ会議装置に接続拠点変更を通知するために、接続拠点変更を示すサーバ情報を生成する。
サーバ部1110は、テレビ会議システムのサーバとして動作する。例えば、サーバ部1110は、各拠点からの接続に対し、テレビ会議への参加認証を行う。また、サーバ部1110は、テレビ会議に参加可能な拠点のIPアドレス、現在接続している拠点の数およびIPアドレス等からなるサーバ情報を管理する。
また、サーバ部1110は、ネットワーク受信部1112が受信した接続拠点変更を示すサーバ情報に基づいて、サーバ情報を更新する。さらに、この場合、接続拠点管理部1113に接続拠点変更の情報を出力し、また、ネットワーク送信部1111を介して、他の拠点へ接続拠点変更通知を送信する。
なお、サーバ部1110は、サーバ機能がオンの状態の場合、すなわち、テレビ会議装置1100がテレビ会議システムのサーバとして動作している場合に動作する。一方、サーバ部1110は、サーバ機能がオフの状態の場合、すなわち、テレビ会議装置1100がテレビ会議システムのサーバとして動作していない場合、動作しない。
また、サーバ機能のオンとオフは、切り替え可能である。例えば、サーバ機能がオフの場合に、ネットワーク受信部1112からサーバ変更を示すサーバ情報を受けることにより、サーバ機能がオンとなり、サーバ部1110は動作を開始する。
ネットワーク送信部1111は、サーバ部1110が生成した接続拠点変更通知、引き継ぎ情報生成部1109が生成した引き継ぎ情報およびサーバ情報をネットワークに送信する。また、ネットワーク送信部1111は、出力パケット保存部1107に保存されたRTPパケットをIPパケット化して、接続拠点管理部1113で管理されている拠点にネットワークを介して送信する。
ネットワーク受信部1112は、ネットワークを介して、他の拠点からのデータを受信する。そして、受信したデータがビデオまたはオーディオのデータであれば、IPパケットからUDP(User Datagram Protocol)パケットを取り出し、さらにRTPパケットの抽出を行い、入力パケット保存部1114に出力する。また、拠点B、拠点Cおよび拠点Dからの接続拠点変更を示すサーバ情報を受信した場合、サーバ部1110に出力する。また、サーバとして動作する他のテレビ会議装置から接続拠点変更通知を受信した場合、接続拠点管理部1113に出力する。
接続拠点管理部1113は、テレビ会議通信を行う接続拠点の情報を管理する。そして、管理された接続拠点の情報に基づいて、テレビ会議通信の接続先を制御する。また、接続拠点管理部1113は、サーバ部1110またはネットワーク受信部1112から接続拠点変更の情報を受けて、接続拠点の情報を変更する。
入力パケット保存部1114は、ネットワーク受信部1112により受信されたRTPパケットを保存する。
多重化分離部1115は、入力パケット保存部1114からRTPパケットを読み出す。さらに、RTPパケットのRTPヘッダを解析する。そして、符号化されたデータのタイプを示すペイロードタイプ(PT)がビデオの場合、多重化分離部1115は、符号化されたデータであるRTPペイロードからビデオ符号化ストリームを抽出し、画像復号化部1116に出力する。一方、ペイロードタイプ(PT)がオーディオの場合、多重化分離部1115は、RTPペイロードからオーディオ符号化ストリームを抽出し、音声復号化部1117に出力を行う。
画像復号化部1116は、多重化分離部1115により得られたビデオ符号化ストリームを復号化し、ビデオデータを画像出力制御部1118に出力する。
画像出力制御部1118は、RTPヘッダに書かれたタイムスタンプに基づくタイミングで、復号化されたビデオデータを表示するように画像出力部1120を制御する。また、設定された画面構成で表示するように画像出力部1120を制御する。さらに、必要に応じて、参加時間計測部1122により計測されたテレビ会議への参加時間を表示するように画像出力部1120を制御する。
画像出力部1120は、例えば、画面またはディスプレイ装置であって、画像出力制御部1118の制御に基づいて、画像を表示する。
音声復号化部1117は、多重化分離部1115により得られたオーディオ符号化ストリームを復号化し、オーディオデータを音声出力制御部1119に出力する。
音声出力制御部1119は、RTPヘッダに書かれたタイムスタンプに基づくタイミングで、復号化されたオーディオデータを音声として出力するように音声出力部1121を制御する。
音声出力部1121は、例えば、スピーカであって、音声出力制御部1119の制御に基づいて、オーディオデータを音声として出力する。
参加時間計測部1122は、最初の拠点との接続が確定した時間からの経過時間を計測する。また、参加時間計測部1122は、拠点Aにおいてテレビ会議の利用が開始した時間からの経過時間を計測してもよい。そして、計測された時間は、必要に応じて、画像出力制御部1118を介して、画像出力部1120に表示される。
図4は、図1に示された実施の形態1における拠点Bのテレビ会議装置の構成図である。
図4に示されたテレビ会議装置1200は、画像入力部1201、音声入力部1202、符号化制御部1203、画像符号化部1204、音声符号化部1205、多重化部1206、出力パケット保存部1207、サーバ部1210、ネットワーク送信部1211、ネットワーク受信部1212、接続拠点管理部1213、入力パケット保存部1214、多重化分離部1215、画像復号化部1216、音声復号化部1217、画像出力制御部1218、音声出力制御部1219、画像出力部1220、音声出力部1221、引き継ぎ表示設定部1223および引き継ぎ情報保存部1225を備える。
符号化制御部1203、画像符号化部1204、音声符号化部1205、多重化部1206、出力パケット保存部1207、サーバ部1210、接続拠点管理部1213、入力パケット保存部1214、多重化分離部1215、画像復号化部1216、音声復号化部1217、画像出力制御部1218、音声出力制御部1219、引き継ぎ表示設定部1223および引き継ぎ情報保存部1225は、LSI1250によって実現されるものとしてもよい。
テレビ会議装置1200の画像入力部1201、音声入力部1202、符号化制御部1203、画像符号化部1204、音声符号化部1205、多重化部1206、出力パケット保存部1207、サーバ部1210、ネットワーク送信部1211、ネットワーク受信部1212、接続拠点管理部1213、入力パケット保存部1214、多重化分離部1215、画像復号化部1216、音声復号化部1217、画像出力制御部1218、音声出力制御部1219、画像出力部1220および音声出力部1221は、図3に示されたテレビ会議装置1100の画像入力部1101、音声入力部1102、符号化制御部1103、画像符号化部1104、音声符号化部1105、多重化部1106、出力パケット保存部1107、サーバ部1110、ネットワーク送信部1111、ネットワーク受信部1112、接続拠点管理部1113、入力パケット保存部1114、多重化分離部1115、画像復号化部1116、音声復号化部1117、画像出力制御部1118、音声出力制御部1119、画像出力部1120および音声出力部1121と同様の動作をする。
さらに、ネットワーク受信部1212は、他の拠点へ転送する引き継ぎ情報であれば、引き継ぎ情報保存部1225に出力する。
また、引き継ぎ情報保存部1225は、他の拠点、例えば、拠点Eへ転送する引き継ぎ情報を保存する。そして、拠点Eへの接続が可能となった場合に、引き継ぎ情報保存部1225は、ネットワーク送信部1211を介して、保存された引き継ぎ情報を拠点Eへ送信する。
また、引き継ぎ表示設定部1223は、接続拠点管理部1213により管理されている接続拠点の変更情報を取得する。そして、画像出力制御部1218に対して、引き継ぎ元の拠点である拠点Aの表示箇所に引き継ぎ中であることを示す引き継ぎ画面表示指示を出力する。
また、画像出力制御部1218は、引き継ぎ表示設定部1223からの引き継ぎ画面表示指示により、図27に示す画面のように、画面レイアウトを維持したまま拠点Aの表示箇所に「引き継ぎ中」と表示するように画像出力部1220を制御する。さらに、拠点Eとのテレビ会議通信が開始した後、画像出力制御部1218は、図28に示す画面のように、拠点Aの表示箇所に拠点Eの表示をするように画像出力部1220を制御する。
また、テレビ会議装置1200は、認証情報入力部1226を備えてもよい。認証情報入力部1226は、拠点Eのテレビ会議への参加を認証する情報を入力するためのインタフェース部である。
例えば、拠点Bのユーザは、引き継ぎ先である拠点Eからの画像を確認した後、認証情報入力部1226を介して、拠点Eのテレビ会議への参加を認証する情報を入力する。ネットワーク送信部1211は、認証されるまで、拠点Eへ拠点Bの映像を送信せず、認証された後、拠点Eへ拠点Bの映像を送信する。また、ネットワーク送信部1211は、認証されるまで、拠点Eへ代替の画像を送信してもよい。これにより、セキュリティが確保される。
図5は、図1に示された実施の形態1における拠点Eのテレビ会議装置の構成図である。
図5に示されたテレビ会議装置1300は、画像入力部1301、音声入力部1302、符号化制御部1303、画像符号化部1304、音声符号化部1305、多重化部1306、出力パケット保存部1307、ネットワーク送信部1311、ネットワーク受信部1312、接続拠点管理部1313、入力パケット保存部1314、多重化分離部1315、画像復号化部1316、音声復号化部1317、画像出力制御部1318、音声出力制御部1319、画像出力部1320、音声出力部1321、参加時間計測部1322および引き継ぎ設定部1324を備える。
符号化制御部1303、画像符号化部1304、音声符号化部1305、多重化部1306、出力パケット保存部1307、接続拠点管理部1313、入力パケット保存部1314、多重化分離部1315、画像復号化部1316、音声復号化部1317、画像出力制御部1318、音声出力制御部1319、参加時間計測部1322および引き継ぎ設定部1324は、LSI1350によって実現されるものとしてもよい。
テレビ会議装置1300の画像入力部1301、音声入力部1302、符号化制御部1303、画像符号化部1304、音声符号化部1305、多重化部1306、出力パケット保存部1307、ネットワーク送信部1311、ネットワーク受信部1312、接続拠点管理部1313、入力パケット保存部1314、多重化分離部1315、画像復号化部1316、音声復号化部1317、画像出力制御部1318、音声出力制御部1319、画像出力部1320、音声出力部1321および参加時間計測部1322は、図3に示されたテレビ会議装置1100の画像入力部1101、音声入力部1102、符号化制御部1103、画像符号化部1104、音声符号化部1105、多重化部1106、出力パケット保存部1107、ネットワーク送信部1111、ネットワーク受信部1112、接続拠点管理部1113、入力パケット保存部1114、多重化分離部1115、画像復号化部1116、音声復号化部1117、画像出力制御部1118、音声出力制御部1119、画像出力部1120、音声出力部1121および参加時間計測部1122と同様の動作をする。
さらに、ネットワーク受信部1312は、ネットワークから受信したデータが拠点Aからの引き継ぎ情報であれば、引き継ぎ設定部1324に出力する。
また、引き継ぎ設定部1324は、ネットワーク受信部1312が受信した引き継ぎ情報から、通信している拠点のIPアドレスを抽出し、接続拠点管理部1313に出力する。また、引き継ぎ情報から、解像度、ビットレートおよびフレームレートを抽出し、符号化制御部1303に出力する。また、引き継ぎ情報から接続時間を抽出し、参加時間計測部1322に出力する。さらに、引き継ぎ情報から画面構成を抽出し、画像出力制御部1318に出力する。
また、参加時間計測部1322は、引き継ぎ設定部1324により得られた接続時間を初期値として、テレビ会議への参加時間を計測する。
また、画像出力制御部1318は、引き継ぎ設定部1324により得られた画面構成に従い、各拠点からの動画データを表示するように画像出力部1320を制御する。
図6は、図1に示された実施の形態1における拠点Cおよび拠点Dのテレビ会議装置の構成図である。
図6に示されたテレビ会議装置1400は、画像入力部1401、音声入力部1402、符号化制御部1403、画像符号化部1404、音声符号化部1405、多重化部1406、出力パケット保存部1407、ネットワーク送信部1411、ネットワーク受信部1412、接続拠点管理部1413、入力パケット保存部1414、多重化分離部1415、画像復号化部1416、音声復号化部1417、画像出力制御部1418、音声出力制御部1419、画像出力部1420、音声出力部1421および引き継ぎ表示設定部1423を備える。
符号化制御部1403、画像符号化部1404、音声符号化部1405、多重化部1406、出力パケット保存部1407、接続拠点管理部1413、入力パケット保存部1414、多重化分離部1415、画像復号化部1416、音声復号化部1417、画像出力制御部1418、音声出力制御部1419および引き継ぎ表示設定部1423は、LSI1450によって実現されるものとしてもよい。
テレビ会議装置1400の画像入力部1401、音声入力部1402、符号化制御部1403、画像符号化部1404、音声符号化部1405、多重化部1406、出力パケット保存部1407、ネットワーク送信部1411、ネットワーク受信部1412、接続拠点管理部1413、入力パケット保存部1414、多重化分離部1415、画像復号化部1416、音声復号化部1417、画像出力制御部1418、音声出力制御部1419、画像出力部1420、音声出力部1421および引き継ぎ表示設定部1423は、図4に示されたテレビ会議装置1200の画像入力部1201、音声入力部1202、符号化制御部1203、画像符号化部1204、音声符号化部1205、多重化部1206、出力パケット保存部1207、ネットワーク送信部1211、ネットワーク受信部1212、接続拠点管理部1213、入力パケット保存部1214、多重化分離部1215、画像復号化部1216、音声復号化部1217、画像出力制御部1218、音声出力制御部1219、画像出力部1220、音声出力部1221および引き継ぎ表示設定部1223と同様の動作をする。
さらに、ネットワーク受信部1412は、拠点Bからの接続拠点変更通知を接続拠点管理部1413に出力する。
また、接続拠点管理部1413は、ネットワーク受信部1412が受信した接続拠点変更通知に基づいて、接続拠点の情報を変更する。
また、テレビ会議装置1400は、認証情報入力部1426を備えてもよい。認証情報入力部1426は、拠点Eのテレビ会議への参加を認証する情報を入力するためのインタフェース部である。
例えば、拠点Cまたは拠点Dのユーザは、引き継ぎ先である拠点Eからの画像を確認した後、認証情報入力部1426を介して、拠点Eのテレビ会議への参加を認証する情報を入力する。ネットワーク送信部1411は、認証されるまで、拠点Eへ拠点Cまたは拠点Dの映像を送信せず、認証された後、拠点Eへ拠点Cまたは拠点Dの映像を送信する。また、ネットワーク送信部1411は、認証されるまで、拠点Eへ代替の画像を送信してもよい。これにより、セキュリティが確保される。
以上が、実施の形態1における各拠点に配置されたテレビ会議装置の構成である。なお、実施の形態1においては、拠点Aまたは拠点Bがテレビ会議システムのサーバとして動作している状態を想定している。また、実施の形態1においては、引き継ぎ先の拠点Eの電源がオンまたはオフである状態を想定している。
次に、以上のように構成されたテレビ会議装置における引き継ぎ動作について説明する。
実施の形態1における動作は、拠点B、拠点Cおよび拠点Dとのテレビ会議通信をしている拠点Aが、拠点Eにテレビ会議通信を引き継ぎ、拠点Eがテレビ会議通信を継続する場合の動作を想定している。
ここで、拠点Aは、拠点B、拠点Cおよび拠点Dとのテレビ会議通信を開始するとき、次のように処理を行う。拠点Aは、テレビ会議の接続拠点となる拠点B、拠点Cおよび拠点Dを選択し、拠点B、拠点Cおよび拠点Dに対して接続を行う。拠点Aのネットワーク受信部1112が、拠点B、拠点Cおよび拠点Dからの接続確認を受信した後、サーバ部1110に前記接続確認を通知する。サーバ部1110は、前記接続確認を受け、テレビ会議への接続拠点の管理を行いサーバとして動作をする。また、サーバ部1110は、接続拠点を認証するための鍵情報の管理を行う。
なお、拠点Aの代わりに、拠点Bが上記と同様の動作をすることで、拠点Bがテレビ会議システムのサーバとして動作する場合もある。
図7は、図1に示された実施の形態1において、拠点Aから拠点Eへの引き継ぎ処理を示すシーケンス図である。図7で示された引き継ぎ処理では、拠点Eが電源オンの状態であり(S1101)、拠点Bがサーバ機能オンの状態である(S1102)ことを前提としている。
この場合、まず、拠点Aは、引き継ぎ情報を拠点Eに送信する(S1103)。
次に、拠点Aは、接続拠点変更を示すサーバ情報を拠点Bに送信する(S1104)。
次に、拠点Bは、各拠点に引き継ぎ元の拠点である拠点Aとの接続を切断させるために、各拠点に切断要求を送信する(S1105)。これにより、拠点Aとの接続が、切断される。
次に、拠点Eは、拠点Bに接続要求を送信する(S1106)。
次に、拠点Bは、拠点Eのテレビ会議への参加を認証する(S1107)。このとき、拠点Bは、拠点Aから受信した拠点Eを特定するための情報と、接続要求を送信した拠点Eとが一致するか否かにより、拠点Eのテレビ会議への参加を認証するか否かを判定する。拠点Eを特定するための情報は、IPアドレス、MACアドレス、電話番号、または、テレビ会議装置のシリアル番号等である。
さらに、このとき、拠点Bは、拠点Eのテレビ会議装置が、拠点Aのテレビ会議装置に対応している機器であるか否か、または、拠点Eのテレビ会議装置が、拠点Aのテレビ会議装置と互換性を有する機器であるか否かを確認してもよい。そして、拠点Eを特定するための情報が一致する場合であって、拠点Eのテレビ会議装置が、拠点Aのテレビ会議装置に対応している機器である場合、または、拠点Eのテレビ会議装置が、拠点Aのテレビ会議装置と互換性を有する機器である場合に、拠点Bは、拠点Eの参加を認証してもよい。
次に、拠点Bは、拠点Eと接続する。そして、拠点Bは、拠点Cおよび拠点Dに拠点Eとの接続要求を送信する。これにより、拠点Cおよび拠点Dは、拠点Eと接続する(S1108)。
次に、拠点B、拠点Cおよび拠点Dは、拠点Eとの通信を開始する(S1109)。
これによって、拠点Eがテレビ会議通信を引き継ぐ。
図8は、図7と同様に、拠点Aから拠点Eへの引き継ぎ処理を示すシーケンス図である。図8で示された引き継ぎ処理では、拠点Eが電源オフの状態であり(S1201)、拠点Bがサーバ機能オンの状態である(S1202)ことを前提としている。
この場合、まず、拠点Aは、引き継ぎ情報を拠点Bに送信する(S1203)。
次に、拠点Aは、接続拠点変更を示すサーバ情報を拠点Bに送信する(S1204)。
次に、拠点Bは、各拠点に引き継ぎ元の拠点である拠点Aとの接続を切断させるために、各拠点に切断要求を送信する(S1205)。これにより、拠点Aとの接続が、切断される。
次に、拠点Eは、電源オンの状態となる(S1206)。
次に、拠点Eは、拠点Bに接続要求を送信する(S1207)。
次に、拠点Bは、図7に示した例と同様に、拠点Eのテレビ会議への参加を認証する(S1208)。
次に、拠点Bは、拠点Eと接続する。そして、拠点Bは、拠点Cおよび拠点Dに拠点Eとの接続要求を送信する。これにより、拠点Cおよび拠点Dは、拠点Eと接続する(S1209)。
次に、拠点Bは、引き継ぎ情報を拠点Eに送信する(S1210)。
次に、拠点B、拠点Cおよび拠点Dは、拠点Eとの通信を開始する(S1211)。
これによって、拠点Eが電源オフの状態であっても、拠点Eが電源オンになった後に、引き継ぎ情報を受け取ることができる。
図9は、図7と同様に、拠点Aから拠点Eへの引き継ぎ処理を示すシーケンス図である。また、図9で示された引き継ぎ処理では、図8と同様に、拠点Eが電源オフの状態であり(S1201)、拠点Bがサーバ機能オンの状態である(S1202)ことを前提としている。そして、図9では、拠点Eからの接続要求が遅延した場合が示されている。
まず、拠点Aは、引き継ぎ情報を拠点Bに送信する(S1203)。
次に、拠点Aは、接続拠点変更を示すサーバ情報を拠点Bに送信する(S1204)。
次に、拠点Bは、各拠点に引き継ぎ元の拠点である拠点Aとの接続を切断させるために、各拠点に切断要求を送信する(S1205)。拠点Aとの接続は、切断される。ここまで、図9に示された例は、図8に示された例と同様である。
図9に示された例では、拠点Eから拠点Bへの接続要求が、制限時間を超過して、送信されている。
拠点Bは、制限時間を超過した時、引き継ぎ情報を消去する(S1221)。
次に、拠点Eは、電源オンの状態となる(S1222)。
次に、拠点Eは、拠点Bに接続要求を送信する(S1223)。
次に、拠点Bは、接続を拒否する(S1224)。
つまり、セキュリティ確保のため、制限時間を超過した場合、拠点Bは、拠点Eの参加を認証しない。そして、引き継ぎ情報は、セキュリティ確保のために、消去される。
図10は、図7と同様に、拠点Aから拠点Eへの引き継ぎ処理を示すシーケンス図である。図10で示された引き継ぎ処理では、拠点Eが電源オンの状態であり(S1301)、拠点Aがサーバ機能オンの状態である(S1302)ことを前提としている。
この場合、まず、拠点Aは、引き継ぎ情報を拠点Eに送信する(S1303)。
次に、拠点Aは、サーバ変更および接続拠点変更を示すサーバ情報を拠点Bに送信する(S1304)。
次に、拠点Bは、サーバ機能オンの状態となる(S1305)。
次に、拠点Aは、サーバ機能オフの状態となる(S1306)。
次に、拠点Bは、各拠点に引き継ぎ元の拠点である拠点Aとの接続を切断させるために、各拠点に切断要求を送信する(S1307)。これにより、拠点Aとの接続が、切断される。
次に、拠点Eは、拠点Bに接続要求を送信する(S1308)。
次に、拠点Bは、図7の例と同様に、拠点Eのテレビ会議への参加を認証する(S1309)。
次に、拠点Bは、拠点Eと接続する。そして、拠点Bは、拠点Cおよび拠点Dに拠点Eとの接続要求を送信する。これにより、拠点Cおよび拠点Dは、拠点Eと接続する(S1310)。
次に、拠点B、拠点Cおよび拠点Dは、拠点Eとの通信を開始する(S1311)。
これによって、拠点Aがサーバとして動作している場合でも、拠点Aは、サーバとしての動作を拠点Bに引き継ぎ、画面構成等の設定を拠点Eに引き継ぐことができる。
図11は、図7と同様に、拠点Aから拠点Eへの引き継ぎ処理を示すシーケンス図である。図11で示された引き継ぎ処理では、拠点Eが電源オフの状態であり(S1401)、拠点Aがサーバ機能オンの状態である(S1402)ことを前提としている。
この場合、まず、拠点Aは、引き継ぎ情報を拠点Bに送信する(S1403)。
次に、拠点Aは、サーバ変更および接続拠点変更を示すサーバ情報を拠点Bに送信する(S1404)。
次に、拠点Bは、サーバ機能オンの状態となる(S1405)。
次に、拠点Aは、サーバ機能オフの状態となる(S1406)。
次に、拠点Bは、各拠点に引き継ぎ元の拠点である拠点Aとの接続を切断させるために、各拠点に切断要求を送信する(S1407)。これにより、拠点Aとの接続が、切断される。
次に、拠点Eは、電源オンの状態となる(S1408)。
次に、拠点Eは、拠点Bに接続要求を送信する(S1409)。
次に、拠点Bは、図7に示した例と同様に、拠点Eのテレビ会議への参加を認証する(S1410)。
次に、拠点Bは、拠点Eと接続する。そして、拠点Bは、拠点Cおよび拠点Dに拠点Eとの接続要求を送信する。これにより、拠点Cおよび拠点Dは、拠点Eと接続する(S1411)。
次に、拠点Bは、引き継ぎ情報を拠点Eに送信する(S1412)。
次に、拠点B、拠点Cおよび拠点Dは、拠点Eとの通信を開始する(S1413)。
これによって、拠点Eが電源オフの状態であって、拠点Aがサーバとして動作している場合でも、テレビ会議システムは、引き継ぎ処理を行うことができる。
図12および図13は、図1に示された実施の形態1における拠点Aの処理を示すフローチャートである。
まず、テレビ会議中の拠点Aにおいて、入力部1108は、テレビ会議の引き継ぎボタン押下を受け付ける(S1501)。
次に、画像出力制御部1118は、図26に示す画面を表示するように画像出力部1120を制御する。入力部1108は、拠点Eへテレビ会議の引き継ぎを行うため、引き継ぎ先である拠点EのIPアドレスの入力を受け付ける(S1502)。また、引き継ぎ処理を行うか否かの選択を受け付ける。
引き継ぎ情報生成部1109は、入力部1108が受け付けた情報を取得する。そして、引き継ぎ先である拠点Eが電源オンの状態であるかを判定する(S1503)。例えば、引き継ぎ情報生成部1109は、ネットワーク送信部1111を介して接続要求を拠点Eに送信し、拠点Eから応答があるかにより、電源オンの状態であるかを判定する。
ここで、引き継ぎ先が電源オンの場合(S1503でYes)、引き継ぎ情報生成部1109は、図22に示す転送の必要なしとする引き継ぎ情報を生成する(S1504)。
一方、引き継ぎ先が電源オンではない場合(S1503でNo)、引き継ぎ情報生成部1109は、図21に示す転送の必要ありとする引き継ぎ情報を生成する(S1505)。
ここで、引き継ぎ情報生成部1109は、接続拠点管理部1113が管理する拠点B、拠点Cおよび拠点DのIPアドレス、参加時間計測部1122が測定する接続時間、画像出力制御部1118が制御する画面構成から、図21または図22に示す引き継ぎ情報を生成する(S1504、S1505)。
次に、引き継ぎ情報生成部1109は、サーバ部1110が動作しているか、すなわち、拠点Aのサーバ機能がオンであるかを判定する(S1506)。
ここで、拠点Aのサーバ機能がオンである場合(S1506でYes)、引き継ぎ情報生成部1109は、図25に示すサーバ変更および接続拠点変更の情報を含むサーバ情報を生成する(S1507)。
一方、拠点Aのサーバ機能がオンでない場合(S1506でNo)、引き継ぎ情報生成部1109は、図24に示す接続拠点変更の情報を含むサーバ情報を生成する(S1508)。
次に、引き継ぎ情報生成部1109は、ネットワーク送信部1111を介して、生成された引き継ぎ情報とサーバ情報を送信する(S1509)。
ここで、引き継ぎ先である拠点Eの電源がオンであれば、引き継ぎ情報生成部1109は、ネットワーク送信部1111を介して、拠点Eに転送の必要なしとする引き継ぎ情報を送信する。一方、引き継ぎ先である拠点Eの電源がオンでなければ、例えば、引き継ぎ情報生成部1109は、ネットワーク送信部1111を介して、転送の必要ありとする引き継ぎ情報を拠点Bに送信する。
また、拠点Aのサーバ機能がオンであれば、引き継ぎ情報生成部1109は、ネットワーク送信部1111を介して、サーバ変更および接続拠点変更の情報を含むサーバ情報を拠点Bに送信する。なお、引き継ぎ情報生成部1109がサーバ変更の情報を含むサーバ情報を拠点Cまたは拠点Dに送信した場合、拠点Cまたは拠点Dがサーバとなる。
一方、拠点Aのサーバ機能がオンでなければ、引き継ぎ情報生成部1109は、ネットワーク送信部1111を介して、サーバとして動作する拠点Bに接続拠点変更の情報を含むサーバ情報を送信する。
次に、拠点Aのサーバ機能がオンであれば(S1510でYes)、引き継ぎ情報生成部1109は、拠点Aのサーバ機能をオフにする(S1511)。すなわち、サーバ部1110は、動作を停止する。
次に、拠点Aは、拠点Bからの切断要求を受けて、接続していた拠点との接続を切断する(S1512)。
このようにして、拠点Aは、引き継ぎ情報を送信し、拠点B、拠点Cおよび拠点Dとのテレビ会議通信を終了する。
図14および図15は、図1に示された実施の形態1における拠点Bの処理を示すフローチャートである。
まず、拠点Bのネットワーク受信部1212は、拠点Aからサーバ情報または引き継ぎ情報を受信したかを判定する(S1601)。なお、ネットワーク受信部1212が引き継ぎ情報を受信した場合、引き継ぎ情報保存部1225は、引き継ぎ情報を保存する。
ここで、ネットワーク受信部1212がサーバ情報または引き継ぎ情報を受信しなかった場合(S1601でNo)、拠点Bの処理は終了する。
一方、ネットワーク受信部1212がサーバ情報または引き継ぎ情報を受信した場合(S1601でYes)、ネットワーク受信部1212は、受信した情報がサーバ変更を示す情報を含むかを判定する(S1602)。
ここで、受信した情報が、図25に示すサーバ情報、すなわち、サーバ変更を示す情報を含む場合(S1602でYes)、サーバ部1210は、サーバ情報を管理する動作を開始する。すなわち、拠点Bのサーバ機能がオンとなる(S1603)。
一方、受信した情報が、サーバ変更を示す情報を含まない場合(S1602でNo)、拠点Bは、次の処理(S1604)を行う。なお、この場合は、既に拠点Bがサーバとして動作している場合である。
次に、ネットワーク受信部1212は、受信した情報が接続拠点変更を示す情報を含むかを判定する(S1604)。そして、受信した情報が、接続拠点変更を示す情報を含まない場合(S1604でNo)、拠点Bの処理は終了する。
一方、受信した情報が、図24または図25に示すサーバ情報、すなわち、接続拠点変更を示す情報を含む場合(S1604でYes)、サーバ部1210は、ネットワーク受信部1212が受信した情報を用いて、サーバ情報として管理されている接続拠点情報を更新する(S1605)。さらに、サーバ部1210は、拠点Cおよび拠点Dに対して、拠点Aとの切断要求の通知を行う(S1606)。
次に、接続拠点管理部1213は、サーバ部1210から接続拠点変更の情報を取得して、接続拠点情報を更新する。そして、接続拠点管理部1213は、ネットワーク送信部1211を介して、引き継ぎ元拠点である拠点Aへ切断要求を送信する。これにより、引き継ぎ元拠点である拠点Aとの接続を切断する(S1607)。
次に、サーバ部1210は、経過時間が制限時間内であるか否かを判定する(S1608)。経過時間が制限時間を超過している場合(S1608でNo)、拠点Bの処理は終了する。このとき、引き継ぎ情報が既に受信されていた場合(S1616でYes)、引き継ぎ情報保存部1225は、引き継ぎ情報を消去する(S1617)。
経過時間が制限時間内である場合(S1608でYes)、サーバ部1210は、ネットワーク受信部1212が引き継ぎ先拠点である拠点Eからの接続要求を受信したか否かを判定する(S1609)。ネットワーク受信部1212が接続要求を受信していない場合(S1609でNo)、再度、サーバ部1210は、経過時間が制限時間内であるか否かを判定する(S1608)。
ネットワーク受信部1212が接続要求を受信した場合(S1609でYes)、サーバ部1210は、拠点Eのテレビ会議への参加を認証する。このとき、サーバ部1210は、拠点Aから受信した拠点Eを特定するための情報と、接続要求を送信した拠点Eとが一致するか否かにより、拠点Eのテレビ会議への参加を認証するか否かを判定する。拠点Eを特定するための情報は、IPアドレス、MACアドレス、電話番号、または、テレビ会議装置のシリアル番号等である。
さらに、このとき、サーバ部1210は、拠点Eのテレビ会議装置が、拠点Aのテレビ会議装置に対応している機器であるか否か、または、拠点Eのテレビ会議装置が、拠点Aのテレビ会議装置と互換性を有する機器であるか否かを確認してもよい。そして、拠点Eを特定するための情報が一致する場合であって、拠点Eのテレビ会議装置が、拠点Aのテレビ会議装置に対応している機器である場合、または、拠点Eのテレビ会議装置が、拠点Aのテレビ会議装置と互換性を有する機器である場合に、サーバ部1210は、拠点Eの参加を認証してもよい。
ここで、拠点Eが正しく認証されなかった場合(S1611でNo)、再度、サーバ部1210は、経過時間が制限時間内であるか否かを判定する(S1608)。
一方、拠点Eが正しく認証された場合(S1611でYes)、拠点Bは、拠点Eと接続する(S1612)。
次に、ネットワーク受信部1212は、受信した情報が引き継ぎ情報を含むかを判定する(S1613)。
受信した情報が図21に示す引き継ぎ情報、すなわち、引き継ぎ先拠点である拠点Eへ転送するための引き継ぎ情報を含む場合(S1613でYes)、引き継ぎ情報保存部1225は、引き継ぎ先拠点である拠点Eへ、ネットワーク送信部1211を介して、引き継ぎ情報を送信する(S1614)。
次に、拠点Bは、引き継ぎ先拠点である拠点Eとのテレビ会議通信を開始する(S1615)。
このようにして、拠点Bは、拠点Aに代えて拠点Eとテレビ会議通信を行い、また、サーバとして動作する。
図16は、図1に示された実施の形態1における拠点Cおよび拠点Dの処理を示すフローチャートである。
まず、ネットワーク受信部1412は、引き継ぎ元拠点である拠点Aとの切断要求を受信したかを判定する(S1701)。
ここで、ネットワーク受信部1412が切断要求を受信した場合(S1701でYes)、拠点Cおよび拠点Dは、それぞれ、拠点Aとの接続を切断する(S1702)。
次に、ネットワーク受信部1412は、引き継ぎ先拠点である拠点Eとの接続要求を受信したかを判定する(S1703)。
ここで、ネットワーク受信部1412が接続要求を受信した場合(S1703でYes)、拠点Cおよび拠点Dは、それぞれ、拠点Eと接続する(S1704)。そして、拠点Cおよび拠点Dは、それぞれ、拠点Eとのテレビ会議通信を開始する(S1705)。
このようにして、拠点Cおよび拠点Dは、拠点Aに代えて拠点Eとテレビ会議通信を行う。
図17は、図1に示された実施の形態1における拠点Eの処理を示すフローチャートである。
まず、拠点Eの電源が、オンであるか否かで処理が異なる(S1801)。
拠点Eの電源がオンでなければ(S1801でNo)、拠点Eの処理は終了する。
一方、拠点Eの電源がオンであれば(S1801でYes)、ネットワーク送信部1311は、サーバとして動作する拠点Bに接続要求を送信する(S1802)。そして、拠点Eの参加が認証される。
ここで、参加が正常に認証されなかった場合(S1803でNo)、拠点Eの処理は終了する。
一方、参加が正常に認証された場合(S1803でYes)、拠点Eは、各拠点と接続する(S1804)。
次に、ネットワーク受信部1312は、拠点Bから引き継ぎ情報を受信する(S1805)。図17に示された例では、拠点Eは、認証された後、拠点Bから引き継ぎ情報を取得しているが、認証される前に、拠点Aから引き継ぎ情報を取得してもよい。
次に、引き継ぎ設定部1324は、ネットワーク受信部1312が受信した引き継ぎ情報に基づいて、テレビ会議装置1300の設定をする(S1806)。
具体的には、引き継ぎ設定部1324は、引き継ぎ情報に含まれるビットレート、解像度およびフレームレートを符号化制御部1303に出力する。符号化制御部1303は、出力されたビットレート、解像度およびフレームレートに基づき、画像符号化部1304および音声符号化部1305の符号化条件を設定する。
また、引き継ぎ設定部1324は、引き継ぎ情報に含まれる接続時間を参加時間計測部1322に出力する。参加時間計測部1322は、引き継ぎ設定部1324により得られた接続時間を初期値として、引き続き、接続時間を計測する。そして、画像出力制御部1318は、参加時間計測部1322が計測した接続時間を表示するように、画像出力部1320を制御する。
また、引き継ぎ設定部1324は、引き継ぎ情報に含まれる画面構成を画像出力制御部1318に出力する。画像出力制御部1318は、引き継ぎ設定部1324が出力した画面構成を受け、当該画面構成で表示するように画像出力部1320を制御する。
さらに、引き継ぎ設定部1324は、引き継ぎ情報に含まれる接続拠点の情報を接続拠点管理部1313に出力する。接続拠点管理部1313は、引き継ぎ設定部1324が出力した接続拠点の情報を受け、テレビ会議通信を行う接続拠点の情報を更新する。
次に、拠点Eは、各拠点とのテレビ会議通信を開始する(S1807)。
これにより、拠点Eは、拠点Aにおける設定を引き継いで、テレビ会議通信を開始する。
つまり、画像符号化部1304および音声符号化部1305は、拠点Aと同様に設定された符号化制御部1303からの制御を受けて、符号化を行う。多重化部1306は、画像符号化部1304および音声符号化部1305が符号化したビデオ符号化ストリームおよびオーディオ符号化ストリームを、多重化し、RTPパケット化する。出力パケット保存部1307は、RTPパケット化されたパケットを保存する。ネットワーク送信部1311は、保存されたRTPパケットを拠点B、拠点Cおよび拠点Dへ送信する。
また、ネットワーク受信部1312は、拠点B、拠点Cおよび拠点Dからテレビ会議のデータを受信する。入力パケット保存部1314は、受信したデータをRTPパケットとして保存する。多重化分離部1315は、保存されたRTPパケットをビデオ符号化ストリームとオーディオ符号化ストリームに分離する。
そして、画像復号化部1316および音声復号化部1317は、それぞれ、符号化されたストリームを復号化する。画像出力制御部1318および音声出力制御部1319は、それぞれ、復号化されたデータを出力するように画像出力部1320および音声出力部1321を制御する。
以上のように、拠点Eは、拠点Aにおいてテレビ会議を行っていた拠点とテレビ会議通信を継続する。このとき、引き継ぎ設定部1324が、拠点Aにおける設定を拠点Eに反映しているため、拠点Eは、拠点Aと同様の設定に基づいてテレビ会議通信が可能となる。
図18は、図1に示された実施の形態1におけるRTPパケットのデータ構造を示す図である。図18に示されるように、RTPパケットは、RTPヘッダ、および、符号データであるRTPペイロードからなる。
そして、RTPヘッダは、RTPのバージョン情報を示すバージョン(V)、パディング・データの有無を示すパディング(P)、拡張ヘッダの有無を示す拡張ヘッダ(X)、通信の開始や再開時などを示すマーカー(M)、伝送する符号データの種類を示すペイロードタイプ(PT)、RTPパケットの順番を示すシーケンス番号、再生時のタイミングを示すタイムスタンプ、RTPの送信元を示す同期送信元(SSRC)識別子、複数のストリームを混ぜて送信する場合に、それぞれのストリームを識別する寄与送信元(CSRC)識別子、および、ペイロードタイプによって必要となる情報を記述する拡張ヘッダを含む。
テレビ会議装置1100、テレビ会議装置1200、テレビ会議装置1300およびテレビ会議装置1400は、動画データを扱うために、図18に示されたRTPパケットを用いる。
図19は、図1に示された実施の形態1におけるRTPパケットをIPパケット化した場合のIPパケットのデータ構造を示す図である。
RTPパケットは、RTPヘッダ、および、符号化されたデータを含む。UDPパケットは、RTPパケットをデータとして含み、さらに、UDPヘッダを含む。IPパケットは、UDPパケットをデータとして含み、さらに、IPヘッダを含む。
テレビ会議装置1100、テレビ会議装置1200、テレビ会議装置1300およびテレビ会議装置1400は、テレビ会議通信のために、図19に示されたIPパケットを用いる。
図20は、図1に示された実施の形態1における引き継ぎ情報のデータ構造の例を示す図である。
図20に示された引き継ぎ情報は、転送の必要あり、または、転送の必要なしを示す転送情報を含む。そして、転送情報が、転送の必要ありを示す場合、引き継ぎ情報は、転送先アドレスを含む。また、引き継ぎ情報は、引き継ぎ元の拠点が接続していた接続拠点数、および、引き継ぎ元の拠点で表示されていた画面構成を含む。
また、引き継ぎ情報は、引き継ぎ元の拠点が接続していた拠点のIPアドレスを含む。また、引き継ぎ情報は、引き継ぎ元の拠点が接続していた拠点に対応する解像度、ビットレートおよびフレームレートを含む。また、引き継ぎ情報は、テレビ会議への参加時間等を示す接続時間を含む。
また、引き継ぎ元の拠点がメモリカードおよび電子ファイル等を用いていた場合には、引き継ぎ情報は、メモリカードおよび電子ファイル等の情報を示す共有情報を含んでもよい。さらに、引き継ぎ元の拠点がメモリカードおよび電子ファイル等によって動画データを再生していた場合には、引き継ぎ情報は、再生された再生時間を含んでもよい。
さらに、引き継ぎ情報は、テレビ会議装置1100における画像のズーム情報を含んでもよい。これにより、引き継ぎ後のテレビ会議装置1300における画像は、テレビ会議装置1100と同様にズームされる。
図21は、転送の必要ありとする引き継ぎ情報のデータ構造の例を示す図である。
図21に示された引き継ぎ情報は、転送の必要ありを示す転送情報を含む。そして、引き継ぎ情報は、転送先アドレスを含む。
そして、図20に示された引き継ぎ情報と同様に、図21に示された引き継ぎ情報は、接続拠点数および画面構成を含む。
また、図20に示された引き継ぎ情報と同様に、図21に示された引き継ぎ情報は、IPアドレス、解像度、ビットレート、フレームレートおよび接続時間を含む。
また、図20に示された引き継ぎ情報と同様に、図21に示された引き継ぎ情報は、共有情報および再生時間を含んでもよい。
図22は、転送の必要なしとする引き継ぎ情報のデータ構造の例を示す図である。
図22に示された引き継ぎ情報は、転送の必要なしを示す転送情報を含む。
そして、図20に示された引き継ぎ情報と同様に、図22に示された引き継ぎ情報は、接続拠点数および画面構成を含む。
また、図20に示された引き継ぎ情報と同様に、図22に示された引き継ぎ情報は、IPアドレス、解像度、ビットレート、フレームレートおよび接続時間を含む。
また、図20に示された引き継ぎ情報と同様に、図22に示された引き継ぎ情報は、共有情報および再生時間を含んでもよい。
図23は、実施の形態1におけるサーバ情報のデータ構造の例を示す図である。
図23に示されたサーバ情報は、接続拠点変更、または、サーバ変更を示すサーバ情報種別を含む。
そして、サーバ情報種別が接続拠点変更を示す場合、サーバ情報は、引き継ぎ元アドレスおよび引き継ぎ先アドレスを含む。さらに、サーバ情報は、引き継ぎ有効期間を含んでもよい。
一方、サーバ情報種別がサーバ変更を示す場合、サーバ情報は、接続拠点変更あり、または、接続拠点変更なしを示す接続拠点変更区分を含む。さらに、接続拠点変更区分が接続拠点変更ありを示す場合、サーバ情報は、引き継ぎ元アドレスおよび引き継ぎ先アドレスを含む。さらに、サーバ情報は、引き継ぎ有効期間を含んでもよい。
さらに、サーバ情報種別がサーバ変更を示す場合、サーバ情報は、接続拠点のアドレスを含む。
なお、サーバ情報は、引き継ぎを通知するための接続拠点変更通知として用いられる場合がある。
図24は、接続拠点変更を示すサーバ情報のデータ構造の例を示す図である。
図24に示されたサーバ情報は、接続拠点変更を示すサーバ情報種別を含む。
そして、サーバ情報は、引き継ぎ元アドレスおよび引き継ぎ先アドレスを含む。さらに、サーバ情報は、引き継ぎ有効期間を含んでもよい。
図25は、サーバ変更を示すサーバ情報のデータ構造の例を示す図である。
図25に示されたサーバ情報は、サーバ変更を示すサーバ情報種別を含む。
そして、サーバ情報は、接続拠点変更ありを示す接続拠点変更区分を含む。さらに、サーバ情報は、引き継ぎ元アドレスおよび引き継ぎ先アドレスを含む。さらに、サーバ情報は、引き継ぎ有効期間を含んでもよい。
さらに、サーバ情報は、接続拠点のアドレスを含む。
図26は、図1に示された実施の形態1における拠点Aの引き継ぎ選択画面を示す図である。図3に示された拠点Aにおけるテレビ会議装置1100は、図26に示された引き継ぎ選択画面を表示する。
具体的には、入力部1108が引き継ぎ要求の入力を受け付けると、引き継ぎ情報生成部1109は、画像出力制御部1118を介して、図26に示された引き継ぎ選択画面を画像出力部1120に表示する。
図26に示された引き継ぎ選択画面のように、画像出力部1120は、引き継ぎ元である拠点AのIPアドレスを表示する。そして、入力部1108は、引き継ぎ先である拠点EのIPアドレスの入力を受け付ける。
さらに、画像出力部1120は、引き継ぎ選択画面に、引き継ぎを行うか否かの確認メッセージを表示する。そして、入力部1108は、引き継ぎを行うか否かの入力を受け付ける。
これにより、入力部1108は、ユーザから引き継ぎ要求の入力を受け付ける。
図27は、図1に示された実施の形態1における引き継ぎ中の拠点Bの表示画面を示す図である。図4に示された拠点Bにおけるテレビ会議装置1200は、図27に示された画面を表示する。
具体的には、まず、拠点Bにおけるテレビ会議装置1200の引き継ぎ表示設定部1223は、接続拠点管理部1213からの接続拠点変更の通知を受ける。そして、引き継ぎ表示設定部1223は、画像出力制御部1218および画像出力部1220を介して、引き継ぎ元拠点である拠点Aの画像が表示されていた箇所に、引き継ぎ中と表示する。
拠点Cおよび拠点Dにおけるテレビ会議装置1400は、接続拠点変更により、図27に示された画面と同様の画面を表示する。なお、拠点B、拠点Cおよび拠点Dは、それぞれ別の画面構成で表示してもよい。
図28は、実施の形態1における引き継ぎ後の拠点Bの表示画面を示す図である。図4に示された拠点Bにおけるテレビ会議装置1200は、接続拠点変更によって、図27に示された画面が表示された後、引き継ぎ先拠点である拠点Eとのテレビ会議通信が可能になれば、図28に示された画面を表示する。なお、拠点Cおよび拠点Dにおけるテレビ会議装置1400は、図28に示された画面と同様の画面を表示する。拠点B、拠点Cおよび拠点Dは、それぞれ別の画面構成で表示してもよい。
図29は、実施の形態1における表示画面の遷移を示す図である。図29に示された(1)から(4)までの各フェーズは、図7、図8、図10および図11に示された(1)から(4)までの各フェーズに対応する。
まず、引き継ぎ開始前において、各拠点では、それぞれ、自身の拠点以外の他の拠点が表示される。
次に、拠点Aが離脱した場合、拠点B、拠点Cおよび拠点Dの画面において、それぞれ、拠点Aが表示されていた位置には、引き継ぎ中と表示される。
次に、拠点Eがテレビ会議に参加しようとする時に、拠点Eの画面には、認証中と表示される。
次に、拠点Eが認証され、拠点Eでは、拠点Aに表示されていた画面が表示される。また、拠点B、拠点Cおよび拠点Dにおいて、それぞれ、拠点Aが表示されていた位置には、拠点Eが表示される。
これにより、拠点B、拠点Cおよび拠点Dは、拠点Aから拠点Eへの引き継ぎが行われた後、拠点Aの画像が表示されていた箇所に、拠点Eの画像を表示する。また、拠点Eには、拠点Aの画面構成が引き継がれる。
図30および図31は、実施の形態1の変形例における引き継ぎ処理を示すシーケンス図である。
図30および図31で示された引き継ぎ処理では、図8と同様に、拠点Eが電源オフの状態であり(S1901)、拠点Bがサーバ機能オンの状態である(S1902)ことを前提としている。図30および図31に示された例では、図8に示された例と比較して、認証の処理が変更されている。
まず、拠点Aは、引き継ぎ情報を拠点Bに送信する(S1903)。
次に、拠点Aは、接続拠点変更を示すサーバ情報を拠点Bに送信する(S1904)。
次に、拠点Bは、各拠点に引き継ぎ元の拠点である拠点Aとの接続を切断させるために、各拠点に切断要求を送信する(S1905)。これにより、拠点Aとの接続が、切断される。
次に、拠点Eは、電源オンの状態となる(S1906)。
次に、拠点Eは、拠点Bに接続要求を送信する。これにより、拠点Bは、拠点Eと接続する。そして、拠点Bは、拠点Cおよび拠点Dに、拠点Eとの接続要求を送信する。これにより、拠点Cおよび拠点Dは、拠点Eと接続する(S1907)。拠点Bは、拠点Cおよび拠点Dに、拠点Eとの接続要求を送信する時、拠点Cおよび拠点Dから拠点Eへのデータ送信を制限する通知を送信する。
次に、拠点Bは、引き継ぎ情報を拠点Eに送信する(S1908)。
次に、拠点Eは、拠点B、拠点Cおよび拠点Dに、拠点Eの映像データおよび音声データを送信する。一方、拠点B、拠点Cおよび拠点Dは、拠点Eに、それぞれの拠点の映像データおよび音声データを送信しない。すなわち、通信は、拠点Eから、拠点B、拠点Cおよび拠点Dへの一方向通信になる(S1909)。このとき、拠点B、拠点Cおよび拠点Dは、それぞれの拠点の映像データおよび音声データの代わりに、黒画面および無音等を送信してもよい。
次に、拠点Bのユーザは、拠点Eからの参加者を画面で確認することにより、テレビ会議への参加を認証する。そして、拠点Bのユーザは、認証情報を入力する。拠点Eのテレビ会議への参加が認証された後、拠点Bは、拠点Eに、拠点Bの映像データおよび音声データを送信する。これにより、拠点Bと拠点Eとの間の通信は、双方向通信になる(S1910)。
すなわち、拠点Bのテレビ会議装置1200の画像出力部1220は、拠点Eのテレビ会議装置1300の認証前に、テレビ会議装置1300で撮影された映像を表示する。そして、テレビ会議装置1200の認証情報入力部1226は、テレビ会議装置1300の認証情報の入力を受け付ける。認証情報が入力された後、テレビ会議装置1200のネットワーク送信部1211は、テレビ会議装置1200で撮影された映像をテレビ会議装置1300に送信する。
次に、拠点Dのユーザは、拠点Eからの参加者を画面で確認することにより、テレビ会議への参加を認証する。そして、拠点Dのユーザは、認証情報を入力する。拠点Eのテレビ会議への参加が認証された後、拠点は、サーバである拠点Bに認証情報を送信する。拠点Bは、拠点に映像データおよび音声データの送信許可を通知する。そして、拠点は、拠点Eに、拠点の映像データおよび音声データを送信する。これにより、拠点と拠点Eとの間の通信は、双方向通信になる(S1911)。
すなわち、拠点Dのテレビ会議装置1400の画像出力部1420は、拠点Eのテレビ会議装置1300の認証前に、テレビ会議装置1300で撮影された映像を表示する。そして、テレビ会議装置1400の認証情報入力部1426は、テレビ会議装置1300の認証情報の入力を受け付ける。認証情報が入力された後、テレビ会議装置1400のネットワーク送信部1411は、テレビ会議装置1400で撮影された映像をテレビ会議装置1300に送信する。
拠点Cも、拠点Dと同様に、認証後、拠点Eとの双方向通信を開始する(S1912)。
図32は、図30および図31に示された実施の形態1の変形例における表示画面の遷移を示す図である。図32に示された(1)から(6)までの各フェーズは、図30および図31に示された(1)から(6)までの各フェーズに対応する。
まず、引き継ぎ開始前において、各拠点では、それぞれ、自身の拠点以外の他の拠点が表示される。
次に、拠点Aが離脱した場合、拠点B、拠点Cおよび拠点Dの画面において、それぞれ、拠点Aが表示されていた位置には、引き継ぎ中と表示される。
次に、拠点Eが、拠点B、拠点Cおよび拠点Dに接続した後、拠点Eの画面には、認証中と表示される。拠点B、拠点Cおよび拠点Dの画面には、それぞれ、拠点Aの画像が表示されていた箇所に、拠点Eの画像が表示される。
次に、拠点Bで拠点Eが認証され、拠点Eでは、引き継ぎ前の拠点Aで拠点Bの画像が表示されていた箇所に拠点Bの画像が表示される。
次に、拠点Dで拠点Eが認証され、拠点Eでは、引き継ぎ前の拠点Aで拠点Dの画像が表示されていた箇所に拠点Dの画像が表示される。
次に、拠点Cで拠点Eが認証され、拠点Eでは、引き継ぎ前の拠点Aで拠点Cの画像が表示されていた箇所に拠点Cの画像が表示される。
このように、図30、図31および図32に示された例では、拠点Eの参加者等が確認された後に、参加が認証される。したがって、セキュリティが確保される。
なお、拠点Bが、拠点B、拠点Cおよび拠点Dを代表して、拠点Eを認証してもよい。例えば、拠点Bは、拠点Eを認証した後、拠点Cに、映像データおよび音声データの送信許可を通知する。これにより、拠点Cのネットワーク送信部1411は、拠点Bで拠点Eの参加が認証された後、拠点Cで撮影された映像を拠点Eへ送信する。すなわち、拠点Eは、拠点Bで包括的に認証された後、双方向で各拠点とのテレビ会議通信を行うことができる。
以上のように、実施の形態1によれば、引き継ぎ元である拠点Aが引き継ぎ先である拠点Eへ引き継ぎ情報を渡し、拠点Eがテレビ会議システムに接続する。これにより、実施の形態1におけるテレビ会議システムは、それまで実行されていたテレビ会議の状態を保持して、テレビ会議の引き継ぎを行うことができる。
また、拠点Aがサーバとなっている場合であっても、拠点Bにサーバ機能を引き継ぐことにより、テレビ会議の継続が可能である。さらに、拠点Aが接続拠点変更に伴う通知を行い、通知を受けた拠点が接続拠点の変更を反映することで、参加認証を必要とするテレビ会議システムにおいても、テレビ会議の継続が可能である。
また、引き継ぎを行う拠点Eは、拠点Aが接続回線の状態により決定していた符号化方法を維持して符号化を開始することができる。これにより、テレビ会議システムのユーザは、接続回線の状態に合わせて符号化方法を調整する手間を省くことができる。
また、引き継ぎ先の拠点Eは、引き継ぎ元の拠点Aの画面構成を維持することができ、再接続により画面構成を変えずに、拠点Aと同条件でテレビ会議を継続することができる。
また、テレビ会議に継続して参加している拠点B、拠点Cおよび拠点Dは、引き継ぎ元の拠点Aの位置に引き継ぎ先の拠点Eを表示することで、同じ参加者を同じ位置に表示することができる。これにより、画面構成を変えずに、テレビ会議の継続が可能である。
なお、接続先のアドレスを示す情報として、典型的にはIPアドレスを用いるが、MAC(Media Access Control)アドレスを用いてよい。接続拠点管理部は、このようなアドレス情報を用いて、テレビ会議への参加認証を行ってもよい。また、アドレス情報の代わりに、各テレビ会議装置を特定するための情報が、用いられてもよい。例えば、各テレビ会議装置を特定するための情報として、各テレビ会議装置のシリアル番号等のように、一意の識別子が用いられてもよい。
また、引き継ぎ情報は、ネットワークを介さず、メモリカード等の記憶媒体を介して、受け渡されるものとしてもよい。このような方法によっても、引き継ぎ先の拠点が電源オフの場合、設定情報である引き継ぎ情報の維持ができる。
また、引き継ぎ情報は、引き継ぎのときに利用されるだけではなく、設定情報の維持に利用されるものとしてもよい。すなわち、引き継ぎ情報は、引き継ぎ先の拠点Eに適用するだけに限られない。例えば、拠点Aにおいてテレビ会議に参加していたユーザが、一時的にテレビ会議を退席した後、再度、拠点Aにおいてテレビ会議に参加する場合、引き継ぎ情報は、拠点Aに適用されるものとしてもよい。
また、引き継ぎ情報には、図20に示された例に加えて、OSD(On Screen Display)表示のオンまたはオフの情報が含まれてもよい。また、各拠点からの画像の表示位置、表示サイズおよび表示比率が、画面構成として、引き継ぎ情報に含まれてもよい。
また、各テレビ会議装置のネットワーク送信部またはネットワーク受信部は、無線により通信を行う無線送信部または無線受信部等の送信部または受信部に置き換えられてもよい。そして、各テレビ会議装置は、無線によりテレビ会議通信および引き継ぎ処理を行うものとしてもよい。
また、テレビ会議装置1300の引き継ぎ設定部1324は、テレビ会議装置1300の物理的な画面の特性とテレビ会議装置1100の物理的な画面の特性とが同じ場合、引き継ぎ情報を用いてテレビ会議装置1300の画面構成を設定してもよい。
ここで、物理的な画面の特性は、例えば、画面の縦横比、または、画面の大きさ等、画面構成に影響を及ぼす特性である。このような特性が異なる場合、引き継ぎ前と引き継ぎ後で、画面構成が同じにならない場合がある。逆に、物理的な画面の特性が同じ場合、画面構成が正しく引き継がれる。物理的な画面の特性が同じであるか否かは、引き継ぎ先のテレビ会議装置が認証されるときに、テレビ会議装置が対応する機器であるか否かとして、確認されてもよい。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2について図面を用いて説明する。
図33は、実施の形態2におけるテレビ会議システムの概要図である。図33には、拠点A、拠点B、拠点Cおよび拠点Dにおいて、テレビ会議が行われている例が示されている。また、実施の形態2では、実施の形態1と同様に、拠点Aにいるテレビ会議のユーザが、拠点Eに移動した後、継続してテレビ会議を利用する場合を想定している。
さらに、実施の形態2では、参加認証の管理をするサーバ機能を持つ拠点Aが、拠点Eへサーバ機能も引き継ぐ場合を想定している。そして、メモリカード2000には、「東京vs大阪」のサッカーの試合が動画データとして保存されている。引き継ぐ前、拠点Aは、メモリカード2000に保存された動画データを再生している。そして、拠点Aは、動画データを拠点B、拠点Cおよび拠点Dに配信している。拠点A、拠点B、拠点Cおよび拠点Dにいるサッカーファンは、同時にサッカーの試合を視聴しながら、試合内容について意見交換を行っている。
なお、図33に示す通り、拠点Aには、テレビ会議装置2100がある。拠点B、拠点Cおよび拠点Dには、それぞれテレビ会議装置2200がある。そして、拠点Eには、テレビ会議装置2300がある。
また、拠点Aのテレビ会議装置2100は、拠点Eのテレビ会議装置2300に引き継ぎ情報およびサーバ情報を送信することにより、設定およびサーバ機能をテレビ会議装置2300に引き継ぐ。さらに、メモリカード2000は、テレビ会議装置2100からテレビ会議装置2300に移動される。これにより、実施の形態2のテレビ会議システムは、テレビ会議を継続する。
図34は、図33で示された実施の形態2における引き継ぎ前の拠点Aの表示画面を示す図である。拠点Aは、拠点A、拠点B、拠点Cおよび拠点Dの状況を表示する。さらに、サッカーの試合の動画データを表示する。
なお、拠点B、拠点Cおよび拠点Dは、拠点Aにおける画面構成と同じ画面構成で画面を表示してもよいし、異なる画面構成で画面を表示してもよい。
図35は、図33で示された実施の形態2における拠点Aのテレビ会議装置の構成図である。
テレビ会議装置2100は、画像入力部2101、音声入力部2102、符号化制御部2103、画像符号化部2104、音声符号化部2105、多重化部2106、出力パケット保存部2107、入力部2108、引き継ぎ情報生成部2109、サーバ部2110、ネットワーク送信部2111、ネットワーク受信部2112、接続拠点管理部2113、入力パケット保存部2114、多重化分離部2115、画像復号化部2116、音声復号化部2117、画像出力制御部2118、音声出力制御部2119、画像出力部2120、音声出力部2121、参加時間計測部2122、有効期間生成部2131、メモリカード復号化部2132および再生位置保持部2133を備える。
符号化制御部2103、画像符号化部2104、音声符号化部2105、多重化部2106、出力パケット保存部2107、引き継ぎ情報生成部2109、サーバ部2110、接続拠点管理部2113、入力パケット保存部2114、多重化分離部2115、画像復号化部2116、音声復号化部2117、画像出力制御部2118、音声出力制御部2119、参加時間計測部2122、有効期間生成部2131および再生位置保持部2133は、LSI2150によって実現されるものとしてもよい。
テレビ会議装置2100の画像入力部2101、音声入力部2102、符号化制御部2103、画像符号化部2104、音声符号化部2105、多重化部2106、出力パケット保存部2107、入力部2108、引き継ぎ情報生成部2109、サーバ部2110、ネットワーク送信部2111、ネットワーク受信部2112、接続拠点管理部2113、入力パケット保存部2114、多重化分離部2115、画像復号化部2116、音声復号化部2117、画像出力制御部2118、音声出力制御部2119、画像出力部2120、音声出力部2121および参加時間計測部2122は、図3に示された実施の形態1におけるテレビ会議装置1100の画像入力部1101、音声入力部1102、符号化制御部1103、画像符号化部1104、音声符号化部1105、多重化部1106、出力パケット保存部1107、入力部1108、引き継ぎ情報生成部1109、サーバ部1110、ネットワーク送信部1111、ネットワーク受信部1112、接続拠点管理部1113、入力パケット保存部1114、多重化分離部1115、画像復号化部1116、音声復号化部1117、画像出力制御部1118、音声出力制御部1119、画像出力部1120、音声出力部1121および参加時間計測部1122と同様の動作をする。
さらに、有効期間生成部2131は、引き継ぎ情報生成部2109が引き継ぎ情報を生成する時、テレビ会議の引き継ぎのための有効期間を生成し、ネットワーク送信部2111を介して、引き継ぎ先の拠点である拠点Eに送信する。
また、メモリカード復号化部2132は、メモリカード2000に保持されたデータを読み出し、データの圧縮方式に応じて復号化を行う。メモリカード復号化部2132は、復号化されたデータのうち、ビデオデータを画像符号化部2104に、オーディオデータを音声符号化部2105に出力する。また、メモリカード復号化部2132は、再生位置を再生位置保持部2133に出力する。
また、再生位置保持部2133は、メモリカード復号化部2132により復号化されたデータの再生位置を保持する。また、再生位置保持部2133は、再生位置を引き継ぎ情報生成部2109に出力する。
また、画像符号化部2104は、符号化制御部2103が設定する符号化条件に従い、例えば、画像入力部2101により得られたビデオ入力信号およびメモリカード復号化部2132により得られたビデオデータをMPEG−4 AVC/H.264で符号化し、ビデオ符号化ストリームを出力する。
また、音声符号化部2105は、符号化制御部2103が設定する符号化条件に従い、例えば、音声入力部2102により得られたオーディオ入力信号およびメモリカード復号化部2132により得られたオーディオデータをMPEG−4 AAC−LDで符号化し、オーディオ符号化ストリームを出力する。
図36は、図33で示された実施の形態2における拠点B、拠点Cおよび拠点Dのテレビ会議装置の構成図である。
テレビ会議装置2200は、画像入力部2201、音声入力部2202、符号化制御部2203、画像符号化部2204、音声符号化部2205、多重化部2206、出力パケット保存部2207、ネットワーク送信部2211、ネットワーク受信部2212、接続拠点管理部2213、入力パケット保存部2214、多重化分離部2215、画像復号化部2216、音声復号化部2217、画像出力制御部2218、音声出力制御部2219、画像出力部2220、音声出力部2221、引き継ぎ表示設定部2223および有効期間計測部2234を備える。
符号化制御部2203、画像符号化部2204、音声符号化部2205、多重化部2206、出力パケット保存部2207、接続拠点管理部2213、入力パケット保存部2214、多重化分離部2215、画像復号化部2216、音声復号化部2217、画像出力制御部2218、音声出力制御部2219、引き継ぎ表示設定部2223および有効期間計測部2234は、LSI2250によって実現されるものとしてもよい。
テレビ会議装置2200の画像入力部2201、音声入力部2202、符号化制御部2203、画像符号化部2204、音声符号化部2205、多重化部2206、出力パケット保存部2207、ネットワーク送信部2211、ネットワーク受信部2212、接続拠点管理部2213、入力パケット保存部2214、多重化分離部2215、画像復号化部2216、音声復号化部2217、画像出力制御部2218、音声出力制御部2219、画像出力部2220、音声出力部2221および引き継ぎ表示設定部2223は、図6に示された実施の形態1におけるテレビ会議装置1400の画像入力部1401、音声入力部1402、符号化制御部1403、画像符号化部1404、音声符号化部1405、多重化部1406、出力パケット保存部1407、ネットワーク送信部1411、ネットワーク受信部1412、接続拠点管理部1413、入力パケット保存部1414、多重化分離部1415、画像復号化部1416、音声復号化部1417、画像出力制御部1418、音声出力制御部1419、画像出力部1420、音声出力部1421および引き継ぎ表示設定部1423と同様の動作をする。
さらに、有効期間計測部2234は、ネットワーク受信部2212が受信した拠点Aからの有効期間に基づいて、有効期間を計測する。拠点Eとのテレビ会議が有効期間内に再開されなければ、有効期間計測部2234は、拠点Eとのテレビ会議通信を無効と判定する。
図37は、図33で示された実施の形態2における拠点Eのテレビ会議装置の構成図である。
テレビ会議装置2300は、画像入力部2301、音声入力部2302、符号化制御部2303、画像符号化部2304、音声符号化部2305、多重化部2306、出力パケット保存部2307、サーバ部2310、ネットワーク送信部2311、ネットワーク受信部2312、接続拠点管理部2313、入力パケット保存部2314、多重化分離部2315、画像復号化部2316、音声復号化部2317、画像出力制御部2318、音声出力制御部2319、画像出力部2320、音声出力部2321、参加時間計測部2322、引き継ぎ設定部2324、メモリカード復号化部2332および再生位置設定部2335を備える。
符号化制御部2303、画像符号化部2304、音声符号化部2305、多重化部2306、出力パケット保存部2307、サーバ部2310、接続拠点管理部2313、入力パケット保存部2314、多重化分離部2315、画像復号化部2316、音声復号化部2317、画像出力制御部2318、音声出力制御部2319、参加時間計測部2322、引き継ぎ設定部2324および再生位置設定部2335は、LSI2350によって実現されるものとしてもよい。
テレビ会議装置2300の画像入力部2301、音声入力部2302、符号化制御部2303、画像符号化部2304、音声符号化部2305、多重化部2306、出力パケット保存部2307、ネットワーク送信部2311、ネットワーク受信部2312、接続拠点管理部2313、入力パケット保存部2314、多重化分離部2315、画像復号化部2316、音声復号化部2317、画像出力制御部2318、音声出力制御部2319、画像出力部2320、音声出力部2321、参加時間計測部2322および引き継ぎ設定部2324は、図5に示された実施の形態1におけるテレビ会議装置1300の画像入力部1301、音声入力部1302、符号化制御部1303、画像符号化部1304、音声符号化部1305、多重化部1306、出力パケット保存部1307、ネットワーク送信部1311、ネットワーク受信部1312、接続拠点管理部1313、入力パケット保存部1314、多重化分離部1315、画像復号化部1316、音声復号化部1317、画像出力制御部1318、音声出力制御部1319、画像出力部1320、音声出力部1321、参加時間計測部1322および引き継ぎ設定部1324と同様の動作をする。
また、サーバ部2310は、図4に示された実施の形態1におけるテレビ会議装置1200のサーバ部1210と同様の動作をする。
また、メモリカード復号化部2332は、図35に示されたテレビ会議装置2100のメモリカード復号化部2132と同様の動作をする。
さらに、引き継ぎ設定部2324は、引き継ぎ情報から再生位置を抽出し、再生位置設定部2335に出力する。
また、再生位置設定部2335は、前記再生位置をメモリカード復号化部2332に通知する。
また、メモリカード復号化部2332は、再生位置設定部2335により通知された再生位置から、メモリカード2000に保持された動画データを復号化する。
次に、以上のように構成されたテレビ会議装置における引き継ぎ動作について説明する。
ここで、実施の形態2では、実施の形態1と同様に、拠点A、拠点B、拠点Cおよび拠点Dがテレビ会議を行っていることを前提としている。そして、拠点Aがサーバとなっていることを前提としている。
さらに、拠点Aは、メモリカード2000に保存されたデータの内容を拠点B、拠点Cおよび拠点Dと共有する。そのため、メモリカード復号化部2132は、メモリカード2000に保持されたデータを復号化し、ネットワーク送信部2111等を介して、拠点B、拠点Cおよび拠点Dに送信する。また、再生位置保持部2133は、メモリカード復号化部2132により得られる再生位置を保持する。
さらに、図34に示された画面の通り、拠点Aは、内容に詳しいサッカーファンがいる拠点Dの表示を他の拠点よりも大きくなるように、入力部2108から指示を受けて、画像出力部2120の表示を調整している。これにより、拠点Aのユーザの嗜好に合わせた画面構成により画面が表示されている。
図38は、図33に示された実施の形態2における引き継ぎ処理を示すシーケンス図である。実施の形態2では、拠点Eが電源オンの状態であり(S2101)、拠点Aがサーバ機能オンの状態である(S2102)ことを前提としている。
まず、拠点Aは、引き継ぎ先の指定を受け付ける。そして、引き継ぎ先である拠点Eを認証する。このとき、拠点Aは、拠点Eのテレビ会議装置2300が拠点Aのテレビ会議装置2100と互換性を有するか否かを確認することにより、拠点Eを認証する。また、拠点Aは、テレビ会議装置2300の物理的な画面の特性とテレビ会議装置2100の物理的な画面の特性とが同じであるか否かを確認することにより、拠点Eを認証してもよい。
次に、拠点Aは、引き継ぎ情報を拠点Eに送信する(S2104)。
次に、拠点Aは、サーバ変更および接続拠点変更を示すサーバ情報を拠点Eに送信する(S2105)。
次に、拠点Eは、サーバ機能オンの状態となる(S2106)。
次に、拠点Aは、サーバ機能オフの状態となる(S2107)。
次に、拠点Aは、有効期間を拠点B、拠点Cおよび拠点Dに送信する(S2108)。
次に、拠点Eは、拠点B、拠点Cおよび拠点Dに、拠点Aとの切断要求を送信する(S2109)。これにより、拠点Aとの接続が切断される。
次に、拠点Eは、拠点B、拠点Cおよび拠点Dに、拠点Eとの接続要求を送信する(S2110)。そして、拠点B、拠点Cおよび拠点Dは、拠点Eと接続し、通信を開始する(S2111)。
これによって、拠点Aがサーバとして動作している場合でも、サーバとしての動作を拠点Eに引き継ぐことで、テレビ会議システムの拠点としての動作を拠点Eに引き継ぐことができる。
図39および図40は、図33に示された実施の形態2における拠点Aの処理を示すフローチャートである。
まず、テレビ会議中の拠点Aにおいて、入力部2108は、テレビ会議の引き継ぎボタン押下を受け付ける(S2201)。
次に、画像出力制御部2118は、図26に示された画面を表示するように画像出力部2120を制御する。入力部2108は、拠点Eへテレビ会議の引き継ぎを行うため、引き継ぎ先である拠点EのIPアドレスの入力を受け付ける(S2202)。また、引き継ぎするか否かの選択を受け付ける。そして、受け付けた情報を引き継ぎ情報生成部2109に通知する。
次に、サーバ部2110は、引き継ぎ先である拠点Eの参加を認証する(S2203)。例えば、サーバ部2110は、拠点Aのテレビ会議装置2100と拠点Eのテレビ会議装置2300とが互換性を有するか否か等を確認することによって、引き継ぎ先である拠点Eの参加を認証する。拠点Eの参加が正しく認証されなかった場合(S2204でNo)、拠点Aは、処理を終了する。
拠点Eの参加が正しく認証された場合(S2204でYes)、引き継ぎ情報生成部2109は、図22に示された転送の必要なしとする引き継ぎ情報を生成する(S2205)。
ここで、引き継ぎ情報生成部2109は、接続拠点管理部2113が管理する拠点B、拠点Cおよび拠点DのIPアドレス、参加時間計測部2122が測定する接続時間、画像出力制御部2118が制御する画面構成から、図22に示された引き継ぎ情報を生成する。そして、実施の形態2において生成される引き継ぎ情報には、メモリカード2000、および、再生されていたファイルの情報を示す共有情報が含まれる。また、引き継ぎ情報には、再生された再生時間が含まれる。
次に、引き継ぎ情報生成部2109は、図25に示されたサーバ変更および接続拠点変更の情報を含むサーバ情報を生成する(S2206)。
次に、引き継ぎ情報生成部2109は、ネットワーク送信部2111を介して、拠点Eに生成された引き継ぎ情報とサーバ情報を送信する(S2207)。
次に、引き継ぎ情報生成部2109は、拠点Aのサーバ機能をオフにする(S2208)。すなわち、サーバ部2110は、動作を停止する。
次に、有効期間生成部2131は、テレビ会議の引き継ぎのための有効期間を生成する(S2209)。ここで、引き継ぎ情報生成部2109は、図25に示されたサーバ情報のように、有効期間生成部2131により生成された有効期間をサーバ情報に含めてもよい。
次に、ネットワーク送信部2111は、有効期間生成部2131により生成された有効期間についての通知を、接続していた拠点である拠点B、拠点Cおよび拠点Dに送信する(S2210)。
次に、拠点Aは、各拠点との接続を切断する(S2211)。
このようにして、拠点Aは、引き継ぎ情報を送信し、拠点B、拠点Cおよび拠点Dとのテレビ会議通信を終了する。
その後、ユーザは、メモリカード復号化部2132からメモリカード2000を取り出し、拠点Eへ移動する。
図41は、図33に示された実施の形態2における拠点B、拠点Cおよび拠点Dの処理を示すフローチャートである。
まず、ネットワーク受信部2212は、有効期間の通知を受信したかを判定する(S2301)。
ここで、ネットワーク受信部2212が有効期間の通知を受信しなかった場合(S2301でNo)、処理は終了する。
一方、ネットワーク受信部2212が有効期間の通知を受信した場合(S2301でYes)、ネットワーク受信部2212は、引き継ぎ先である拠点から引き継ぎ元である拠点との切断要求を受信する(S2302)。そして、拠点B、拠点Cおよび拠点Dは、それぞれ、拠点との接続を切断する(S2303)。また、ネットワーク受信部2212は、有効期間計測部2234に有効期間を出力する。
次に、有効期間計測部2234は、経過時間が有効期間内であるか否かを判定する(S2304)。経過時間が有効期間を超過している場合(S2304でNo)、拠点B、拠点Cおよび拠点Dの処理は終了する。
経過時間が有効期間内である場合(S2304でYes)、ネットワーク受信部2212は、引き継ぎ先拠点である拠点Eからの接続要求を受信したか否かを判定する(S2305)。ネットワーク受信部2212が接続要求を受信していない場合(S2305でNo)、再度、有効期間計測部2234は、経過時間が有効期間内であるか否かを判定する(S2304)。
拠点B、拠点Cおよび拠点Dは、それぞれ、拠点Eからの接続要求を受信した場合(S2305でYes)、拠点Eと接続する(S2306)。
次に、拠点B、拠点Cおよび拠点Dは、引き継ぎ先である拠点Eとのテレビ会議通信を開始する(S2307)。
これにより、拠点B、拠点Cおよび拠点Dは、接続先を拠点Aから拠点Eに切り替える。
図42は、図33に示された実施の形態2における拠点Eの処理を示すフローチャートである。
まず、ネットワーク受信部2312が、サーバ情報および引き継ぎ情報を受信したかを判定する(S2401)。
ここで、ネットワーク受信部2312がサーバ情報および引き継ぎ情報を受信しなかった場合(S2401でNo)、拠点Eの処理は終了する。
一方、ネットワーク受信部2312がサーバ情報および引き継ぎ情報を受信した場合(S2401でYes)、サーバ部2310は、サーバ情報を用いて、サーバとしての動作を開始する。すなわち、拠点Eのサーバ機能がオンとなる(S2402)。
次に、サーバ部2310は、サーバ情報を用いて、管理されている接続拠点情報を更新する(S2403)。
次に、引き継ぎ設定部2324は、ネットワーク受信部2312が受信した引き継ぎ情報に基づいて、テレビ会議装置2300の設定をする(S2404)。ここでの処理は、図17に示された実施の形態1における拠点Eの処理(S1806)と同様である。
実施の形態2では、さらに、引き継ぎ設定部2324は、引き継ぎ情報に含まれるメモリカード2000の情報、ファイルの情報および再生位置の情報を再生位置設定部2335に出力する。そして、メモリカード復号化部2332は、メモリカード2000が挿入された後、再生位置設定部2335に出力された情報を初期値として、メモリカード2000に格納されたデータを復号化する。
次に、サーバ部2310は、ネットワーク送信部2311を介して、引き継ぎ元である拠点Aとの切断要求を各拠点に送信する(S2405)。次に、サーバ部2310は、ネットワーク送信部2311を介して、拠点Eとの接続要求を各拠点に送信する(S2406)。これにより、拠点Eは、各拠点に接続する(S2407)。次に、拠点Eは、各拠点とのテレビ会議通信を開始する(S2408)。
これにより、拠点Eは、拠点Aにおける設定を引き継いで、テレビ会議通信を開始する。
図43は、図33に示された実施の形態2における引き継ぎ直後の拠点Eの表示画面を示す図である。
画像出力部2320は、再生位置設定部2335が、記憶媒体、ファイルおよび再生位置等の情報を保持している場合、それらの情報を出力してもよい。図43では、ファイル名である「東京vs大阪」を表示する例が示されている。
さらに、ユーザが拠点Eのメモリカード復号化部2332にメモリカード2000を挿入すると、再生位置設定部2335が保持する、記憶媒体、ファイルおよび再生位置等の情報に基づいて、拠点Eのテレビ会議装置2300は、拠点Aのテレビ会議装置2100で再生されていたデータを再生されていた時点から再生する。
以上のように、拠点Eは、拠点Aにおいてテレビ会議を行っていた拠点とテレビ会議通信を継続する。このとき、引き継ぎ設定部2324が、拠点Aにおける設定を拠点Eに反映しているため、拠点Eは、拠点Aと同様の設定に基づいてテレビ会議通信が可能となる。
なお、上記の説明では、3拠点以上の接続について説明をしたが、2拠点においても引き継ぎ元と引き継ぎ先を同じとすることで、切断時の状態を維持することができる。
また、上記の説明では、メモリカード2000に記録された動画データを共有する例について説明したが、静止画像や文字ファイルについても、同様の手段により、ファイル名やファイル位置を引き継ぐことができる。
また、実施の形態2で示された有効期間は、実施の形態1で示された制限時間に対応する。つまり、有効期間は、制限時間に置き換えられてもよい。
以上のように、実施の形態2によれば、引き継ぎ元である拠点Aは、引き継ぎ先である拠点Eへ、引き継ぎ情報とサーバ情報を送信する。また、拠点Aは、他の拠点へ接続の有効期間を通知する。そして、他の拠点が、有効期間内に、拠点Eに接続することで、拠点Eは、それまで行われていたテレビ会議の状態とサーバ機能を引き継ぐことができる。また、拠点Eは、切断時に共有していた情報を簡単に再現することができる。
(実施の形態3)
次に、本発明の実施の形態3について図面を用いて説明する。
図44は、実施の形態3におけるテレビ会議システムの概要図である。図44には、拠点Aおよび拠点Bにおいて、テレビ会議が行われている例が示されている。また、実施の形態3では、拠点Aのテレビ会議装置3100が参加認証の管理をするサーバ機能を持つ拠点Bのテレビ会議装置3200とテレビ会議通信を行っているとき、拠点Eのテレビ会議装置3300が、拠点Aのテレビ会議装置3100におけるテレビ会議通信を引き継ぐ場合を想定している。テレビ会議装置3300は、移動体端末である。
図45は、図44に示された実施の形態3における拠点Aのテレビ会議装置の構成図である。
図45に示されたテレビ会議装置3100は、画像入力部3101、音声入力部3102、符号化制御部3103、画像符号化部3104、音声符号化部3105、多重化部3106、出力パケット保存部3107、引き継ぎ情報生成部3109、ネットワーク送信部3111、ネットワーク受信部3112、接続拠点管理部3113、入力パケット保存部3114、多重化分離部3115、画像復号化部3116、音声復号化部3117、画像出力制御部3118、音声出力制御部3119、画像出力部3120、音声出力部3121、参加時間計測部3122、無線送信部3141および無線受信部3142を備える。
符号化制御部3103、画像符号化部3104、音声符号化部3105、多重化部3106、出力パケット保存部3107、引き継ぎ情報生成部3109、接続拠点管理部3113、入力パケット保存部3114、多重化分離部3115、画像復号化部3116、音声復号化部3117、画像出力制御部3118、音声出力制御部3119および参加時間計測部3122は、LSI3150によって実現されるものとしてもよい。
テレビ会議装置3100の画像入力部3101、音声入力部3102、符号化制御部3103、画像符号化部3104、音声符号化部3105、多重化部3106、出力パケット保存部3107、引き継ぎ情報生成部3109、ネットワーク送信部3111、ネットワーク受信部3112、接続拠点管理部3113、入力パケット保存部3114、多重化分離部3115、画像復号化部3116、音声復号化部3117、画像出力制御部3118、音声出力制御部3119、画像出力部3120、音声出力部3121および参加時間計測部3122は、図3に示された実施の形態1におけるテレビ会議装置1100の画像入力部1101、音声入力部1102、符号化制御部1103、画像符号化部1104、音声符号化部1105、多重化部1106、出力パケット保存部1107、引き継ぎ情報生成部1109、ネットワーク送信部1111、ネットワーク受信部1112、接続拠点管理部1113、入力パケット保存部1114、多重化分離部1115、画像復号化部1116、音声復号化部1117、画像出力制御部1118、音声出力制御部1119、画像出力部1120、音声出力部1121および参加時間計測部1122と同様の動作をする。
さらに、無線受信部3142は、移動体端末であるテレビ会議装置3300から引き継ぎ要求を受信する。
また、引き継ぎ情報生成部3109は、無線受信部3142が受信した引き継ぎ要求を受けて、接続拠点管理部3113が管理する拠点のIPアドレス、符号化制御部3103が設定する解像度、ビットレート、フレームレート、および、参加時間計測部3122が計測する接続時間に基づいて、拠点Eに対する引き継ぎ情報を生成する。
また、無線送信部3141は、引き継ぎ情報生成部3109により生成された引き継ぎ情報を、移動体端末であるテレビ会議装置3300に送信する。
図46は、図44に示された実施の形態3における拠点Bのテレビ会議装置の構成図である。
図46に示されたテレビ会議装置3200は、画像入力部3201、音声入力部3202、符号化制御部3203、音声符号化部3205、多重化部3206、出力パケット保存部3207、サーバ部3210、ネットワーク送信部3211、ネットワーク受信部3212、接続拠点管理部3213、入力パケット保存部3214、多重化分離部3215、画像復号化部3216、音声復号化部3217、画像出力制御部3218、音声出力制御部3219、画像出力部3220、音声出力部3221、引き継ぎ表示設定部3223、第1画像符号化部3243および第2画像符号化部3244を備える。
符号化制御部3203、音声符号化部3205、多重化部3206、出力パケット保存部3207、サーバ部3210、接続拠点管理部3213、入力パケット保存部3214、多重化分離部3215、画像復号化部3216、音声復号化部3217、画像出力制御部3218、音声出力制御部3219、引き継ぎ表示設定部3223、第1画像符号化部3243および第2画像符号化部3244は、LSI3250によって実現されるものとしてもよい。
テレビ会議装置3200の画像入力部3201、音声入力部3202、符号化制御部3203、音声符号化部3205、多重化部3206、出力パケット保存部3207、サーバ部3210、ネットワーク送信部3211、ネットワーク受信部3212、接続拠点管理部3213、入力パケット保存部3214、多重化分離部3215、画像復号化部3216、音声復号化部3217、画像出力制御部3218、音声出力制御部3219、画像出力部3220、音声出力部3221および引き継ぎ表示設定部3223は、図4に示された実施の形態1におけるテレビ会議装置1200の画像入力部1201、音声入力部1202、符号化制御部1203、音声符号化部1205、多重化部1206、出力パケット保存部1207、サーバ部1210、ネットワーク送信部1211、ネットワーク受信部1212、接続拠点管理部1213、入力パケット保存部1214、多重化分離部1215、画像復号化部1216、音声復号化部1217、画像出力制御部1218、音声出力制御部1219、画像出力部1220、音声出力部1221および引き継ぎ表示設定部1223と同様の動作をする。
さらに、第1画像符号化部3243および第2画像符号化部3244は、それぞれ、符号化制御部3203が設定する符号化条件に従い、ビデオ入力信号を符号化する。第1画像符号化部3243および第2画像符号化部3244は、互いに異なる解像度でビデオ入力信号を符号化する。例えば、第2画像符号化部3244は、移動体端末であるテレビ会議装置3300のために、低い解像度で符号化する。
また、ネットワーク受信部3212は、移動体端末であるテレビ会議装置3300から解像度情報を受信する。
また、符号化制御部3203は、ネットワーク受信部3212が受信した解像度情報により、第1画像符号化部3243および第2画像符号化部3244の動作を制御する。すなわち、符号化制御部3203は、解像度情報がテレビ会議装置3100の解像度に対応するものであれば、第1画像符号化部3243にビデオ入力信号を符号化させる。また、符号化制御部3203は、解像度情報が移動体端末であるテレビ会議装置3300の解像度に対応するものであれば、第2画像符号化部3244にビデオ入力信号を符号化させる。
なお、テレビ会議装置3300は無線により通信するが、テレビ会議装置3200は、ネットワークを介して、テレビ会議装置3300と通信することが可能である。
図47は、図44に示された実施の形態3における拠点Eのテレビ会議装置の構成図である。
図47に示されたテレビ会議装置3300は、画像入力部3301、音声入力部3302、符号化制御部3303、画像符号化部3304、音声符号化部3305、多重化部3306、出力パケット保存部3307、入力部3308、接続拠点管理部3313、入力パケット保存部3314、多重化分離部3315、画像復号化部3316、音声復号化部3317、画像出力制御部3318、音声出力制御部3319、画像出力部3320、音声出力部3321、参加時間計測部3322、引き継ぎ設定部3324、無線送信部3341、無線受信部3342および引き継ぎ要求情報生成部3345を備える。
符号化制御部3303、画像符号化部3304、音声符号化部3305、多重化部3306、出力パケット保存部3307、接続拠点管理部3313、入力パケット保存部3314、多重化分離部3315、画像復号化部3316、音声復号化部3317、画像出力制御部3318、音声出力制御部3319、参加時間計測部3322、引き継ぎ設定部3324および引き継ぎ要求情報生成部3345は、LSI3350によって実現されるものとしてもよい。
テレビ会議装置3300の画像入力部3301、音声入力部3302、符号化制御部3303、画像符号化部3304、音声符号化部3305、多重化部3306、出力パケット保存部3307、接続拠点管理部3313、入力パケット保存部3314、多重化分離部3315、画像復号化部3316、音声復号化部3317、画像出力制御部3318、音声出力制御部3319、画像出力部3320、音声出力部3321、参加時間計測部3322および引き継ぎ設定部3324は、図5に示された実施の形態1におけるテレビ会議装置1300の画像入力部1301、音声入力部1302、符号化制御部1303、画像符号化部1304、音声符号化部1305、多重化部1306、出力パケット保存部1307、接続拠点管理部1313、入力パケット保存部1314、多重化分離部1315、画像復号化部1316、音声復号化部1317、画像出力制御部1318、音声出力制御部1319、画像出力部1320、音声出力部1321、参加時間計測部1322および引き継ぎ設定部1324と同様の動作をする。
さらに、無線送信部3341および無線受信部3342は、無線によってデータ送信およびデータ受信を行い、図5に示されたネットワーク送信部1311およびネットワーク受信部1312と同様の動作をする。
また、入力部3308は、例えば、引き継ぎ要求ボタン押下を受け付けることにより、ユーザから引き継ぎの要求を受け付ける。
また、引き継ぎ要求情報生成部3345は、入力部3308が受け付けた引き継ぎの要求により、引き継ぎ要求情報を生成する。
また、無線送信部3341は、引き継ぎ要求情報生成部3345により生成された引き継ぎ要求情報を送信する。また、無線送信部3341は、無線受信部3342が引き継ぎ情報を受信すると、テレビ会議装置3300の解像度情報をテレビ会議装置3200に送信する。
以上のように構成されたテレビ会議装置における引き継ぎ動作について説明する。
図48は、図44に示された実施の形態3における引き継ぎ処理を示すシーケンス図である。実施の形態3では、拠点Eが電源オンの状態であり(S3101)、拠点Bがサーバ機能オンの状態である(S3102)ことを前提としている。
まず、拠点Eは、引き継ぎ要求情報を拠点Aに送信する(S3103)。
次に、拠点Aは、拠点Eの参加を認証する(S3104)。
次に、拠点Aは、引き継ぎ情報を拠点Eに送信する(S3105)。
次に、拠点Aは、接続拠点変更を示すサーバ情報を拠点Bに送信する(S3106)。
次に、拠点Bは、拠点Aに切断要求を送信する(S3107)。
次に、拠点Eは、拠点Bに接続要求を送信する(S3108)。これにより、拠点Eと拠点Bとが接続する(S3109)。
次に、拠点Bは、拠点Eとの通信を開始する(S3110)。
これによって、拠点Eは拠点Aからテレビ会議通信を引き継ぐことができる。
図49は、図44に示された実施の形態3における拠点Aの処理を示すフローチャートである。
まず、無線受信部3142は、テレビ会議装置3300からの引き継ぎ要求情報を受信する(S3201)。
次に、引き継ぎ情報生成部3109は、拠点Eのテレビ会議装置が拠点Aのテレビ会議装置と互換性を有することを確認することにより、拠点Eを認証する(S3202)。または、拠点Aのユーザが、引き継ぎ要求情報を画面で確認し、認証してもよい。拠点Eが正しく認証されなかった場合(S3203でNo)、拠点Aは処理を終了する。
拠点Eが正しく認証された場合(S3203でYes)、引き継ぎ情報生成部3109は、無線受信部3142が受信した引き継ぎ要求情報により、転送の必要なしとする引き継ぎ情報を生成する(S3204)。
次に、引き継ぎ情報生成部3109は、接続拠点変更の情報を含むサーバ情報を生成する(S3205)。
次に、無線送信部3141は、生成された引き継ぎ情報を拠点Eに送信し、生成されたサーバ情報を拠点Bに送信する(S3206)。
次に、拠点Aは、サーバである拠点Bからの切断要求を受けて、拠点Bとの接続を切断する(S3207)。
図50は、図44に示された実施の形態3における拠点Bの処理を示すフローチャートである。
まず、拠点Bのネットワーク受信部3212は、拠点Aからサーバ情報を受信したかを判定する(S3301)。
ここで、ネットワーク受信部3212がサーバ情報を受信しなかった場合(S3301でNo)、拠点Bの処理は終了する。
一方、ネットワーク受信部3212がサーバ情報を受信した場合(S3301でYes)、サーバ部3210は、ネットワーク受信部3212が受信した情報を用いて、サーバ情報として管理されている接続拠点情報を更新する(S3302)。
次に、接続拠点管理部3213は、サーバ部3210から接続拠点変更の情報を取得して、接続拠点情報を更新する。そして、ネットワーク送信部3211を介して、引き継ぎ元拠点である拠点Aへ切断要求を送信する(S3303)。これにより、拠点Aとの接続が切断される(S3304)。
次に、サーバ部3210は、経過時間が制限時間内であるか否かを判定する(S3305)。経過時間が制限時間を超過している場合(S3305でNo)、拠点Bの処理は終了する。
経過時間が制限時間内である場合(S3305でYes)、サーバ部3210は、ネットワーク受信部3212が引き継ぎ先拠点である拠点Eからの接続要求を受信したか否かを判定する(S3306)。ネットワーク受信部3212が接続要求を受信していない場合(S3306でNo)、再度、サーバ部3210は、経過時間が制限時間内であるか否かを判定する(S3305)。
ネットワーク受信部3212が接続要求を受信した場合(S3306でYes)、拠点Bは、拠点Eと接続する(S3307)。
次に、拠点Bは、引き継ぎ先である拠点Eとのテレビ会議通信を開始する(S3308)。
図51は、図44に示された実施の形態3における拠点Eの処理を示すフローチャートである。
まず、入力部3308は、引き継ぎの要求を受け付ける。そして、引き継ぎ要求情報生成部3345は、受け付けた要求により引き継ぎ要求情報を生成する。無線送信部3341は、引き継ぎ要求情報を送信する(S3401)。そして、引き継ぎ元である拠点Aによって、拠点Eが正常に認証されなかった場合(S3402でNo)、拠点Eは処理を終了する。
拠点Eが正常に認証された場合(S3402)、無線受信部3342は、引き継ぎ情報を受信する(S3403)。
次に、無線受信部3342は、引き継ぎ設定部3324に対して引き継ぎ情報を出力する。そして、引き継ぎ設定部3324は、引き継ぎ情報に基づいて、テレビ会議装置3300の設定をする(S3404)。この処理は、図17に示された実施の形態1における処理(S1806)と同様である。ここでは、拠点Aと拠点Eにおける相互の環境の違いにより、引き継ぎ設定部3324は、一部の設定を除外してもよい。
次に、無線送信部3341は、拠点Bに接続要求を送信する(S3405)。そして、拠点Eは、拠点Bと接続し(S3406)、通信を開始する(S3407)。
これにより、拠点Eは、拠点Aにおける設定を引き継いで、テレビ会議通信を開始する。
以上のように、実施の形態3によれば、引き継ぎ元である拠点Aと引き継ぎ先である拠点Eの解像度が異なる場合、接続先である拠点Bは各拠点に適した解像度で符号化を行うことできる。また、引き継ぎ先である拠点Eから拠点Aへ引き継ぎの要求を行うことができる。
(実施の形態4)
次に、本発明の実施の形態4について図面を用いて説明する。実施の形態4は、比較的簡単な構成によって実現される。
図52は、実施の形態4におけるテレビ会議システムの概要図である。図52には、拠点Aおよび拠点Bにおいて、テレビ会議が行われている例が示されている。また、実施の形態4では、拠点Aのテレビ会議装置4100が、サーバ機能を持つ拠点Bのテレビ会議装置4200とテレビ会議通信を行っているとき、拠点Eのテレビ会議装置4300が、拠点Aのテレビ会議装置4100におけるテレビ会議通信を引き継ぐ場合を想定している。
図53は、図52に示された実施の形態4における拠点Aのテレビ会議装置の構成図である。
図53に示されたテレビ会議装置4100は、画像入力部4101、音声入力部4102、符号化制御部4103、画像符号化部4104、音声符号化部4105、多重化部4106、出力パケット保存部4107、入力部4108、引き継ぎ情報生成部4109、ネットワーク送信部4111、ネットワーク受信部4112、接続拠点管理部4113、入力パケット保存部4114、多重化分離部4115、画像復号化部4116、音声復号化部4117、画像出力制御部4118、音声出力制御部4119、画像出力部4120、音声出力部4121および参加時間計測部4122を備える。
符号化制御部4103、画像符号化部4104、音声符号化部4105、多重化部4106、出力パケット保存部4107、引き継ぎ情報生成部4109、接続拠点管理部4113、入力パケット保存部4114、多重化分離部4115、画像復号化部4116、音声復号化部4117、画像出力制御部4118、音声出力制御部4119および参加時間計測部4122は、LSI4150によって実現されるものとしてもよい。
テレビ会議装置4100の画像入力部4101、音声入力部4102、符号化制御部4103、画像符号化部4104、音声符号化部4105、多重化部4106、出力パケット保存部4107、入力部4108、引き継ぎ情報生成部4109、ネットワーク送信部4111、ネットワーク受信部4112、接続拠点管理部4113、入力パケット保存部4114、多重化分離部4115、画像復号化部4116、音声復号化部4117、画像出力制御部4118、音声出力制御部4119、画像出力部4120、音声出力部4121および参加時間計測部4122は、図3に示された実施の形態1におけるテレビ会議装置1100の画像入力部1101、音声入力部1102、符号化制御部1103、画像符号化部1104、音声符号化部1105、多重化部1106、出力パケット保存部1107、入力部1108、引き継ぎ情報生成部1109、ネットワーク送信部1111、ネットワーク受信部1112、接続拠点管理部1113、入力パケット保存部1114、多重化分離部1115、画像復号化部1116、音声復号化部1117、画像出力制御部1118、音声出力制御部1119、画像出力部1120、音声出力部1121および参加時間計測部1122と同様の動作をする。
図54は、図52に示された実施の形態4における拠点Bのテレビ会議装置の構成図である。
図54に示されたテレビ会議装置4200は、画像入力部4201、音声入力部4202、符号化制御部4203、画像符号化部4204、音声符号化部4205、多重化部4206、出力パケット保存部4207、サーバ部4210、ネットワーク送信部4211、ネットワーク受信部4212、接続拠点管理部4213、入力パケット保存部4214、多重化分離部4215、画像復号化部4216、音声復号化部4217、画像出力制御部4218、音声出力制御部4219、画像出力部4220、音声出力部4221および引き継ぎ表示設定部4223を備える。
符号化制御部4203、画像符号化部4204、音声符号化部4205、多重化部4206、出力パケット保存部4207、サーバ部4210、接続拠点管理部4213、入力パケット保存部4214、多重化分離部4215、画像復号化部4216、音声復号化部4217、画像出力制御部4218、音声出力制御部4219および引き継ぎ表示設定部4223は、LSI4250によって実現されるものとしてもてもよい。
テレビ会議装置4200の画像入力部4201、音声入力部4202、符号化制御部4203、画像符号化部4204、音声符号化部4205、多重化部4206、出力パケット保存部4207、サーバ部4210、ネットワーク送信部4211、ネットワーク受信部4212、接続拠点管理部4213、入力パケット保存部4214、多重化分離部4215、画像復号化部4216、音声復号化部4217、画像出力制御部4218、音声出力制御部4219、画像出力部4220、音声出力部4221および引き継ぎ表示設定部4223は、図4に示された実施の形態1におけるテレビ会議装置1200の画像入力部1201、音声入力部1202、符号化制御部1203、画像符号化部1204、音声符号化部1205、多重化部1206、出力パケット保存部1207、サーバ部1210、ネットワーク送信部1211、ネットワーク受信部1212、接続拠点管理部1213、入力パケット保存部1214、多重化分離部1215、画像復号化部1216、音声復号化部1217、画像出力制御部1218、音声出力制御部1219、画像出力部1220、音声出力部1221および引き継ぎ表示設定部1223と同様の動作をする。
図55は、図52に示された実施の形態4における拠点Eのテレビ会議装置の構成図である。
図55に示されたテレビ会議装置4300は、画像入力部4301、音声入力部4302、符号化制御部4303、画像符号化部4304、音声符号化部4305、多重化部4306、出力パケット保存部4307、ネットワーク送信部4311、ネットワーク受信部4312、接続拠点管理部4313、入力パケット保存部4314、多重化分離部4315、画像復号化部4316、音声復号化部4317、画像出力制御部4318、音声出力制御部4319、画像出力部4320、音声出力部4321、参加時間計測部4322および引き継ぎ設定部4324を備える。
符号化制御部4303、画像符号化部4304、音声符号化部4305、多重化部4306、出力パケット保存部4307、接続拠点管理部4313、入力パケット保存部4314、多重化分離部4315、画像復号化部4316、音声復号化部4317、画像出力制御部4318、音声出力制御部4319、参加時間計測部4322および引き継ぎ設定部4324は、LSI4350によって実現されるものとしてもよい。
テレビ会議装置4300の画像入力部4301、音声入力部4302、符号化制御部4303、画像符号化部4304、音声符号化部4305、多重化部4306、出力パケット保存部4307、ネットワーク送信部4311、ネットワーク受信部4312、接続拠点管理部4313、入力パケット保存部4314、多重化分離部4315、画像復号化部4316、音声復号化部4317、画像出力制御部4318、音声出力制御部4319、画像出力部4320、音声出力部4321、参加時間計測部4322および引き継ぎ設定部4324は、図5に示された実施の形態1におけるテレビ会議装置1300の画像入力部1301、音声入力部1302、符号化制御部1303、画像符号化部1304、音声符号化部1305、多重化部1306、出力パケット保存部1307、ネットワーク送信部1311、ネットワーク受信部1312、接続拠点管理部1313、入力パケット保存部1314、多重化分離部1315、画像復号化部1316、音声復号化部1317、画像出力制御部1318、音声出力制御部1319、画像出力部1320、音声出力部1321、参加時間計測部1322および引き継ぎ設定部1324と同様の動作をする。
以上のように構成されたテレビ会議装置における引き継ぎ動作について説明する。
図56は、図52に示された実施の形態4における引き継ぎ処理を示すシーケンス図である。実施の形態4では、拠点Eが電源オンの状態であり(S4101)、拠点Bがサーバ機能オンの状態である(S4102)ことを前提としている。
まず、拠点Aは、引き継ぎ情報を拠点Eに送信する(S4103)。
次に、拠点Aは、接続拠点変更を示すサーバ情報を拠点Bに送信する(S4104)。
次に、拠点Bは、拠点Aに切断要求を送信する(S4105)。これにより、拠点Aとの接続は、切断される。
次に、拠点Eは、拠点Bに接続要求を送信する(S4106)。次に、拠点Bは、実施の形態1と同様に、拠点Eのテレビ会議への参加を認証する(S4107)。次に、拠点Bは、拠点Eと接続する(S4108)。
次に、拠点Bは、拠点Eとの通信を開始する(S4109)。
これによって、拠点Eは拠点Aからテレビ会議通信を引き継ぐことができる。
図57は、図52に示された実施の形態4における拠点Aの処理を示すフローチャートである。
まず、テレビ会議中の拠点Aにおいて、入力部4108は、テレビ会議の引き継ぎボタン押下を受け付ける(S4201)。
次に、画像出力制御部4118は、図26に示された画面を表示するように画像出力部4120を制御する。入力部4108は、新たな拠点Eへテレビ会議の引き継ぎを行うため、引き継ぎ先である拠点EのIPアドレスの入力を受け付ける(S4202)。また、入力部4108は、引き継ぎ処理を行うか否かの選択を受け付ける。そして受け付けた情報を引き継ぎ情報生成部4109に通知する。
次に、引き継ぎ情報生成部4109は、入力部4108が受け付けた引き継ぎの要求により、図60に示された転送の必要なしとする引き継ぎ情報を生成する(S4203)。
次に、引き継ぎ情報生成部4109は、接続拠点変更の情報を含むサーバ情報を生成する(S4204)。
次に、ネットワーク送信部4111は、生成された引き継ぎ情報を拠点Eに送信し、生成されたサーバ情報を拠点Bに送信する(S4205)。
次に、ネットワーク受信部4112が切断要求を受けて、拠点Aは、拠点Bとの接続を切断する(S4206)。
図58は、図52に示された実施の形態4における拠点Bの処理を示すフローチャートである。
まず、拠点Bのネットワーク受信部4212は、拠点Aからサーバ情報を受信したかを判定する(S4301)。
ここで、ネットワーク受信部4212がサーバ情報を受信しなかった場合(S4301でNo)、拠点Bの処理は終了する。
一方、ネットワーク受信部4212がサーバ情報を受信した場合(S4301でYes)、サーバ部4210は、ネットワーク受信部4212が受信した情報を用いて、サーバ情報として管理されている接続拠点情報を更新する(S4302)。
次に、接続拠点管理部4213は、サーバ部4210から接続拠点変更の情報を取得して、接続拠点情報を更新する。そして、ネットワーク送信部4211を介して、引き継ぎ元である拠点Aへ切断要求を送信する(S4303)。これにより、引き継ぎ元である拠点Aとの接続が切断される(S4304)。
次に、サーバ部4210は、経過時間が制限時間内であるか否かを判定する(S4305)。経過時間が制限時間を超過している場合(S4305でNo)、拠点Bの処理は終了する。
経過時間が制限時間内である場合(S4305でYes)、サーバ部4210は、ネットワーク受信部4212が引き継ぎ先拠点である拠点Eからの接続要求を受信したか否かを判定する(S4306)。ネットワーク受信部4212が接続要求を受信していない場合(S4306でNo)、再度、サーバ部4210は、経過時間が制限時間内であるか否かを判定する(S4305)。
ネットワーク受信部4212が接続要求を受信した場合(S4306でYes)、サーバ部4210は、実施の形態1と同様に、拠点Eのテレビ会議への参加を認証する(S4307)。
ここで、拠点Eが正しく認証されなかった場合(S4308でNo)、再度、サーバ部4210は、経過時間が制限時間内であるか否かを判定する(S4305)。
一方、拠点Eが正しく認証された場合(S4308でYes)、拠点Bは、拠点Eと接続する(S4309)。次に、拠点Bは、引き継ぎ先である拠点Eとのテレビ会議通信を開始する(S4310)。
図59は、図52に示された実施の形態4における拠点Eの処理を示すフローチャートである。
まず、ネットワーク受信部4312は、引き継ぎ情報を受信したかを判定する(S4401)。
ここで、ネットワーク受信部4312が引き継ぎ情報を受信しなかった場合(S4401でNo)、拠点Eは処理を終了する。
一方、ネットワーク受信部4312が引き継ぎ情報を受信した場合(S4401でYes)、ネットワーク受信部4312は、引き継ぎ設定部4324に対して引き継ぎ情報を出力する。そして、引き継ぎ設定部4324は、引き継ぎ情報に基づいて、テレビ会議装置4300の設定をする(S4402)。この処理は、図17に示された実施の形態1における拠点Eの処理(S1806)と同様である。
次に、ネットワーク送信部4311は、サーバとして動作する拠点Bに接続要求を送信する(S4403)。そして、拠点Eの参加が認証される。
ここで、参加が正常に認証されなかった場合(S4404でNo)、拠点Eの処理は終了する。
一方、参加が正常に認証された場合(S4404でYes)、拠点Eは、拠点Bと接続し(S4405)、拠点Bとの通信を開始する(S4406)。
これにより、拠点Eは、拠点Aにおける設定を引き継いで、テレビ会議通信を開始する。
図60は、図52に示された実施の形態4における引き継ぎ情報のデータ構造図である。
図60に示された引き継ぎ情報は、転送の必要なしを示す転送情報を含む。また、引き継ぎ情報は、引き継ぎ元の拠点が接続していた接続拠点数、および、引き継ぎ元の拠点で表示されていた画面構成を含む。
また、引き継ぎ情報は、引き継ぎ元の拠点が接続していた拠点のIPアドレスを含む。また、引き継ぎ情報は、引き継ぎ元の拠点が接続していた拠点に対応する解像度、ビットレートおよびフレームレートを含む。また、引き継ぎ情報は、テレビ会議への参加時間等を示す接続時間を含む。
以上のように、比較的簡単な構成である実施の形態4によっても、拠点Aから拠点Eへの引き継ぎができる。
なお、図53、図54および図55に示された各テレビ会議装置の構成要素の全てが、課題解決に必要というわけではない。図53に示された引き継ぎ情報生成部4109が、テレビ会議装置に応じた各構成要素から引き継ぎ情報を生成し、ネットワーク送信部4111が引き継ぎ情報を送信し、図55に示されたネットワーク受信部4312が引き継ぎ情報を受信し、引き継ぎ設定部4324が引き継ぎ情報を用いて、テレビ会議装置に応じた各構成要素を設定することにより、テレビ会議通信の引き継ぎが行われる。
(実施の形態5)
図61は、実施の形態5におけるテレビ会議システムの構成図である。
図61に示されたテレビ会議システムは、第1テレビ会議装置5100、第2テレビ会議装置5200および第3テレビ会議装置5300を備える。第1テレビ会議装置5100は、引き継ぎ情報生成部5109および送信部5111を備える。第3テレビ会議装置5300は、受信部5312および引き継ぎ設定部5324を備える。
引き継ぎ情報生成部5109は、第1テレビ会議装置5100が第2テレビ会議装置5200とのテレビ会議に用いた画面構成の設定情報を含む引き継ぎ情報を生成する。
送信部5111は、引き継ぎ情報生成部5109が生成した引き継ぎ情報を送信する。
受信部5312は、引き継ぎ情報を受信する。
引き継ぎ設定部5324は、第3テレビ会議装置5300のテレビ会議への参加が認証された後に第3テレビ会議装置5300が画面構成を引き継いで第2テレビ会議装置5200とのテレビ会議を実行するように、受信部5312が受信した引き継ぎ情報を用いて第3テレビ会議装置5300の画面構成を設定する。
図62は、実施の形態5におけるテレビ会議システムの処理を示すフローチャートである。
まず、引き継ぎ情報生成部5109は、第1テレビ会議装置5100が第2テレビ会議装置5200とのテレビ会議に用いた画面構成の設定情報を含む引き継ぎ情報を生成する(S5001)。
次に、送信部5111は、引き継ぎ情報生成部5109が生成した引き継ぎ情報を送信する(S5002)。
次に、受信部5312は、引き継ぎ情報を受信する(S5003)。
次に、引き継ぎ設定部5324は、第3テレビ会議装置5300のテレビ会議への参加が認証された後に第3テレビ会議装置5300が画面構成を引き継いで第2テレビ会議装置5200とのテレビ会議を実行するように、受信部5312が受信した引き継ぎ情報を用いて第3テレビ会議装置5300の画面構成を設定する(S5004)。
以上、本発明に係るテレビ会議システムおよびテレビ会議装置について、実施の形態1〜5に基づいて説明したが、本発明はこれらの実施の形態に限定されるものではない。これらの実施の形態に対して当業者が思いつく変形を施して得られる形態、および、これらの実施の形態における構成要素を任意に組み合わせて実現される別の形態も本発明に含まれる。例えば、各テレビ会議装置が備える構成要素を全て含むテレビ会議装置も本発明に含まれる。
なお、図3、図4、図5および図6等に示されたテレビ会議装置のように、テレビ会議装置の主な構成要素は、集積回路であるLSIとして実現されてもよい。これらの主な構成要素は、個別に1チップ化されてもよいし、一部または全てを含むように1チップ化されてもよい。
ここでは、LSIとしたが、集積度の違いにより、IC(Integrated Circuit)、システムLSI、スーパーLSIまたはウルトラLSIと呼称されることもある。
また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路または汎用プロセッサで実現してもよい。プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)、または、LSI内部の回路セルの接続および設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサを利用してもよい。
さらには、半導体技術の進歩または派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて、テレビ会議装置の構成要素の集積化を行ってもよい。
また、テレビ会議装置の構成要素のうち、データを格納する手段だけ1チップ化せずに別構成としてもよい。
また、本発明は、テレビ会議システムおよびテレビ会議装置として実現できるだけでなく、テレビ会議システムおよびテレビ会議装置を構成する処理手段をステップとする方法として実現したり、それらステップをコンピュータに実行させるプログラムとして実現したり、そのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能なCD−ROMなどの記録媒体として実現したり、そのプログラムを示す情報、データおよび信号として実現したりすることもできる。そして、それらプログラム、情報、データおよび信号は、インターネット等の通信ネットワークを介して配信してもよい。
本発明は、テレビ会議システムのユーザが、別の場所に移動する場合であっても、テレビ会議システムの利用を継続できるテレビ会議システムおよびテレビ会議装置として利用できる。
1100、1200、1300、1400、2100、2200、2300、3100、3200、3300、4100、4200、4300 テレビ会議装置
1101、1201、1301、1401、2101、2201、2301、3101、3201、3301、4101、4201、4301 画像入力部
1102、1202、1302、1402、2102、2202、2302、3102、3202、3302、4102、4202、4302 音声入力部
1103、1203、1303、1403、2103、2203、2303、3103、3203、3303、4103、4203、4303 符号化制御部
1104、1204、1304、1404、2104、2204、2304、3104、3304、4104、4204、4304 画像符号化部
1105、1205、1305、1405、2105、2205、2305、3105、3205、3305、4105、4205、4305 音声符号化部
1106、1206、1306、1406、2106、2206、2306、3106、3206、3306、4106、4206、4306 多重化部
1107、1207、1307、1407、2107、2207、2307、3107、3207、3307、4107、4207、4307 出力パケット保存部
1108、2108、3308、4108 入力部
1109、2109、3109、4109、5109 引き継ぎ情報生成部
1110、1210、2110、2310、3210、4210 サーバ部
1111、1211、1311、1411、2111、2211、2311、3111、3211、4111、4211、4311 ネットワーク送信部
1112、1212、1312、1412、2112、2212、2312、3112、3212、4112、4212、4312 ネットワーク受信部
1113、1213、1313、1413、2113、2213、2313、3113、3213、3313、4113、4213、4313 接続拠点管理部
1114、1214、1314、1414、2114、2214、2314、3114、3214、3314、4114、4214、4314 入力パケット保存部
1115、1215、1315、1415、2115、2215、2315、3115、3215、3315、4115、4215、4315 多重化分離部
1116、1216、1316、1416、2116、2216、2316、3116、3216、3316、4116、4216、4316 画像復号化部
1117、1217、1317、1417、2117、2217、2317、3117、3217、3317、4117、4217、4317 音声復号化部
1118、1218、1318、1418、2118、2218、2318、3118、3218、3318、4118、4218、4318 画像出力制御部
1119、1219、1319、1419、2119、2219、2319、3119、3219、3319、4119、4219、4319 音声出力制御部
1120、1220、1320、1420、2120、2220、2320、3120、3220、3320、4120、4220、4320 画像出力部
1121、1221、1321、1421、2121、2221、2321、3121、3221、3321、4121、4221、4321 音声出力部
1122、1322、2122、2322、3122、3322、4122、4322 参加時間計測部
1150、1250、1350、1450、2150、2250、2350、3150、3250、3350、4150、4250、4350 LSI
1223、1423、2223、3223、4223 引き継ぎ表示設定部
1225 引き継ぎ情報保存部
1226、1426 認証情報入力部
1324、2324、3324、4324、5324 引き継ぎ設定部
2000 メモリカード
2131 有効期間生成部
2132、2332 メモリカード復号化部
2133 再生位置保持部
2234 有効期間計測部
2335 再生位置設定部
3141、3341 無線送信部
3142、3342 無線受信部
3243 第1画像符号化部
3244 第2画像符号化部
3345 引き継ぎ要求情報生成部
5100 第1テレビ会議装置
5111 送信部
5200 第2テレビ会議装置
5300 第3テレビ会議装置
5312 受信部

Claims (18)

  1. 第1テレビ会議装置、第2テレビ会議装置および第3テレビ会議装置を備えるテレビ会議システムであって、
    前記第1テレビ会議装置は、
    前記第1テレビ会議装置が前記第2テレビ会議装置とのテレビ会議に用いた画面構成の設定情報を含む引き継ぎ情報を生成する引き継ぎ情報生成部と、
    前記第1テレビ会議装置の前記引き継ぎ情報生成部が生成した前記引き継ぎ情報を送信する送信部とを備え、
    前記第3テレビ会議装置は、
    前記引き継ぎ情報を受信する受信部と、
    前記第3テレビ会議装置の前記テレビ会議への参加が認証された後に前記第3テレビ会議装置が前記画面構成を引き継いで前記第2テレビ会議装置との前記テレビ会議を実行するように、前記第3テレビ会議装置の前記受信部が受信した前記引き継ぎ情報を用いて前記第3テレビ会議装置の画面構成を設定する引き継ぎ設定部とを備える
    テレビ会議システム。
  2. 前記第1テレビ会議装置の前記引き継ぎ情報生成部は、前記第2テレビ会議装置を特定するための情報を含む前記引き継ぎ情報を生成し、
    前記第3テレビ会議装置の前記引き継ぎ設定部は、さらに、前記引き継ぎ情報によって特定される前記第2テレビ会議装置との前記テレビ会議を実行するように、前記引き継ぎ情報を用いて前記第3テレビ会議装置の接続先を設定する
    請求項1に記載のテレビ会議システム。
  3. 前記第3テレビ会議装置の前記引き継ぎ設定部は、前記第3テレビ会議装置の物理的な画面の特性と前記第1テレビ会議装置の物理的な画面の特性とが同じ場合、前記引き継ぎ情報を用いて前記第3テレビ会議装置の前記画面構成を設定する
    請求項1または請求項2に記載のテレビ会議システム。
  4. 前記第2テレビ会議装置は、さらに、
    前記引き継ぎ情報を受信する受信部と、
    前記第2テレビ会議装置の前記受信部が受信した前記引き継ぎ情報を保存する引き継ぎ情報保存部と、
    前記第2テレビ会議装置の前記引き継ぎ情報保存部が保存した前記引き継ぎ情報を送信する送信部とを備え、
    前記第1テレビ会議装置の前記送信部は、前記第3テレビ会議装置が前記引き継ぎ情報を受信できない状態の場合、前記第2テレビ会議装置に前記引き継ぎ情報を送信し、
    前記第2テレビ会議装置の前記送信部は、前記第3テレビ会議装置が前記引き継ぎ情報を受信できる状態になった後、前記第3テレビ会議装置に前記引き継ぎ情報を送信する
    請求項1〜3のいずれか1項に記載のテレビ会議システム。
  5. 前記第2テレビ会議装置の前記送信部は、前記第2テレビ会議装置の前記受信部が前記引き継ぎ情報を受信してから、前記第3テレビ会議装置が前記引き継ぎ情報を受信できる状態になるまでの時間が、所定の制限時間の範囲内である場合、前記第3テレビ会議装置に前記引き継ぎ情報を送信し、
    前記第2テレビ会議装置の前記引き継ぎ情報保存部は、前記第2テレビ会議装置の前記受信部が前記引き継ぎ情報を受信してから、前記第3テレビ会議装置が前記引き継ぎ情報を受信できる状態になるまでの時間が、所定の制限時間を越えた場合、前記引き継ぎ情報を消去する
    請求項4に記載のテレビ会議システム。
  6. 前記第1テレビ会議装置の前記送信部は、前記第1テレビ会議装置から前記第3テレビ会議装置への引き継ぎを通知する接続拠点変更通知を前記第2テレビ会議装置に送信し、
    前記第3テレビ会議装置は、さらに、前記第3テレビ会議装置の前記受信部が前記引き継ぎ情報を受信した後、前記第2テレビ会議装置に接続要求を送信する送信部を備え、
    前記第2テレビ会議装置は、さらに、
    前記接続拠点変更通知および前記接続要求を受信する受信部と、
    前記第1テレビ会議装置から送信された前記接続拠点変更通知によって示される引き継ぎ先である前記第3テレビ会議装置と、前記接続要求を送信した前記第3テレビ会議装置とが一致する場合、前記第3テレビ会議装置の参加を認証するサーバ部とを備える
    請求項1〜3のいずれか1項に記載のテレビ会議システム。
  7. 前記第2テレビ会議装置の前記サーバ部は、前記第1テレビ会議装置から送信された前記接続拠点変更通知によって示される引き継ぎ先である前記第3テレビ会議装置と、前記接続要求を送信した前記第3テレビ会議装置とが一致する場合、かつ、前記接続拠点変更通知が受信されてから、前記接続要求が受信されるまでの時間が、所定の制限時間の範囲内である場合、前記第3テレビ会議装置の参加を認証する
    請求項6に記載のテレビ会議システム。
  8. 前記第1テレビ会議装置は、さらに、前記テレビ会議への参加を認証するサーバとしての動作をするサーバ部を備え、
    前記第1テレビ会議装置の前記送信部は、前記第2テレビ会議装置に前記サーバとしての動作をするように指示する情報を送信し、
    前記第1テレビ会議装置の前記サーバ部は、前記サーバとしての動作を停止し、
    前記第2テレビ会議装置は、さらに、
    前記サーバとしての動作をするように指示する情報を受信する受信部と、
    前記第2テレビ会議装置の前記受信部が前記サーバとしての動作をするように指示する情報を受信した場合、前記サーバとしての動作を開始するサーバ部とを備える
    請求項1〜3のいずれか1項に記載のテレビ会議システム。
  9. 前記第2テレビ会議装置は、さらに、
    前記第3テレビ会議装置で撮影された映像を表示する画像出力部と、
    前記第3テレビ会議装置で撮影された前記映像が表示された後、前記第3テレビ会議装置の前記テレビ会議への参加を認証する情報を入力するための認証情報入力部と、
    前記第2テレビ会議装置の前記認証情報入力部で前記第3テレビ会議装置の前記テレビ会議への参加を認証する情報が入力された後、前記第2テレビ会議装置で撮影された映像を前記第3テレビ会議装置へ送信する送信部とを備える
    請求項1〜3のいずれか1項に記載のテレビ会議システム。
  10. 前記テレビ会議システムは、さらに、第4テレビ会議装置を備え、
    前記第4テレビ会議装置は、前記第2テレビ会議装置で前記第3テレビ会議装置の参加が認証された後、前記第4テレビ会議装置で撮影された映像を前記第3テレビ会議装置へ送信する送信部を備える
    請求項9に記載のテレビ会議システム。
  11. 前記テレビ会議システムは、さらに、第4テレビ会議装置を備え、
    前記第4テレビ会議装置は、
    前記第3テレビ会議装置で撮影された前記映像を表示する画像出力部と、
    前記第3テレビ会議装置で撮影された前記映像が表示された後、前記第3テレビ会議装置の前記テレビ会議への参加を認証する情報を入力するための認証情報入力部と、
    前記第4テレビ会議装置の前記認証情報入力部で前記第3テレビ会議装置の前記テレビ会議への参加を認証する情報が入力された後、前記第4テレビ会議装置で撮影された映像を前記第3テレビ会議装置へ送信する送信部とを備える
    請求項9に記載のテレビ会議システム。
  12. 第1テレビ会議装置および第2テレビ会議装置を備えるテレビ会議システムにおいて、前記第1テレビ会議装置として用いられるテレビ会議装置であって、
    前記第1テレビ会議装置が前記第2テレビ会議装置とのテレビ会議に用いた画面構成の設定情報を含む引き継ぎ情報を生成する引き継ぎ情報生成部と、
    前記第1テレビ会議装置の前記引き継ぎ情報生成部が生成した前記引き継ぎ情報を送信する送信部とを備える
    テレビ会議装置。
  13. 第1テレビ会議装置、第2テレビ会議装置および第3テレビ会議装置を備えるテレビ会議システムにおいて、前記第3テレビ会議装置として用いられるテレビ会議装置であって、
    前記第1テレビ会議装置が前記第2テレビ会議装置とのテレビ会議に用いた画面構成の設定情報を含む引き継ぎ情報を受信する受信部と、
    前記第3テレビ会議装置の前記テレビ会議への参加が認証された後に前記第3テレビ会議装置が前記画面構成を引き継いで前記第2テレビ会議装置との前記テレビ会議を実行するように、前記第3テレビ会議装置の前記受信部が受信した前記引き継ぎ情報を用いて前記第3テレビ会議装置の画面構成を設定する引き継ぎ設定部とを備える
    テレビ会議装置。
  14. 第1テレビ会議装置、第2テレビ会議装置および第3テレビ会議装置を備えるテレビ会議システムに用いられるテレビ会議制御方法であって、
    前記第1テレビ会議装置において、前記第1テレビ会議装置が前記第2テレビ会議装置とのテレビ会議に用いた画面構成の設定情報を含む引き継ぎ情報を生成する引き継ぎ情報生成ステップと、
    前記第1テレビ会議装置において、前記引き継ぎ情報生成ステップで生成された前記引き継ぎ情報を送信する送信ステップと、
    前記第3テレビ会議装置において、前記引き継ぎ情報を受信する受信ステップと、
    前記第3テレビ会議装置において、前記第3テレビ会議装置の前記テレビ会議への参加が認証された後に前記第3テレビ会議装置が前記画面構成を引き継いで前記第2テレビ会議装置との前記テレビ会議を実行するように、前記受信ステップで受信された前記引き継ぎ情報を用いて前記第3テレビ会議装置の画面構成を設定する引き継ぎ設定ステップとを含む
    テレビ会議制御方法。
  15. 第1テレビ会議装置および第2テレビ会議装置を備えるテレビ会議システムに用いられるテレビ会議制御方法であって、
    前記第1テレビ会議装置において、前記第1テレビ会議装置が前記第2テレビ会議装置とのテレビ会議に用いた画面構成の設定情報を含む引き継ぎ情報を生成する引き継ぎ情報生成ステップと、
    前記第1テレビ会議装置において、前記引き継ぎ情報生成ステップで生成された前記引き継ぎ情報を送信する送信ステップとを含む
    テレビ会議制御方法。
  16. 第1テレビ会議装置、第2テレビ会議装置および第3テレビ会議装置を備えるテレビ会議システムに用いられるテレビ会議制御方法であって、
    前記第3テレビ会議装置において、前記第1テレビ会議装置が前記第2テレビ会議装置とのテレビ会議に用いた画面構成の設定情報を含む引き継ぎ情報を受信する受信ステップと、
    前記第3テレビ会議装置において、前記第3テレビ会議装置の前記テレビ会議への参加が認証された後に前記第3テレビ会議装置が前記画面構成を引き継いで前記第2テレビ会議装置との前記テレビ会議を実行するように、前記受信ステップで受信された前記引き継ぎ情報を用いて前記第3テレビ会議装置の画面構成を設定する引き継ぎ設定ステップとを含む
    テレビ会議制御方法。
  17. 請求項15に記載のテレビ会議制御方法に含まれるステップをコンピュータに実行させるための
    プログラム。
  18. 請求項16に記載のテレビ会議制御方法に含まれるステップをコンピュータに実行させるための
    プログラム。
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