JP2017175283A - 会議システム、テレビ会議装置およびプログラム - Google Patents

会議システム、テレビ会議装置およびプログラム Download PDF

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俊和 川口
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一美 澤柳
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Abstract

【課題】携帯端末を利用した通信から別のテレビ会議装置を利用した通信へと容易に移行することが可能な技術を提供する。【解決手段】携帯端末間通信からテレビ会議装置間通信への移行指示が受け付けられた後、携帯端末50a,50bは、各ユーザU1,U2による使用対象のテレビ会議装置(使用対象装置)を決定する(ステップS11,S12)。携帯端末50bは、ステップS12にて決定された使用対象装置の接続用情報Mbをテレビ会議装置10bから取得する(ステップS16)とともに、接続用情報Mbを携帯端末50aに送信する(ステップS17)。携帯端末50aは、携帯端末50bから受信した接続用情報Mbを、ステップS11にて決定された使用対象装置10aに対して送信する(ステップS18)。そして、テレビ会議装置10aは、当該接続用情報Mbを用いて特定されるテレビ会議装置10bに対して接続要求を送信する(ステップS21)。【選択図】図4

Description

本発明は、会議システムおよびそれに関連する技術に関する。
通信ネットワークを利用したテレビ会議システムが存在する(特許文献1等参照)。当該テレビ会議システムにおいては、一方の拠点側に配置されたテレビ会議装置と他方の拠点側に配置されたテレビ会議装置との間で、音声データおよび映像データが通信ネットワークを介して送受信される。当該テレビ会議システムにおいては、通信相手装置の装置情報(IPアドレス等)を利用して通信相手装置が特定され、ネットワーク通信が行われる。
特開2012−034020号公報
ところで、近年、携帯端末(携帯電話等)が普及しており、携帯端末を用いて音声通話およびメッセージ通信等が行われることがある。具体的には、一方の拠点側に存在する或るユーザと他方の拠点側に存在する別のユーザとが、各ユーザの携帯端末を利用して音声通話およびメッセージ通信等を行うことがある。
このような携帯端末を利用した通信を行っている状況において、両ユーザの議論が白熱し、両ユーザは、携帯端末を用いた通信から上述のようなテレビ会議システムを利用した通信へと移行したいと感じることがある。テレビ会議システムによれば、携帯端末を利用したコミュニケーションに比べて、比較的大きな画面を用いること等によって比較的柔軟なコミュニケーションを図ることが可能である等の事情が存在するためである。あるいは、テレビ会議システムの通信コストは固定料金制であり、当該通信コストは携帯端末同士の通信コストよりも安い、等の事情も存在する。
しかしながら、テレビ会議システムを利用するためには、一方の拠点のテレビ会議装置のIPアドレスを他方の拠点のテレビ会議装置に入力することが求められる。具体的には、各ユーザは、自分側の拠点のテレビ会議装置のIPアドレスを調べて相手側に通知すること、および/または、相手側の拠点のテレビ会議装置のIPアドレスを相手側から知得して自分側の拠点のテレビ会議装置に入力することが求められる。このような作業(特にIPアドレスの取得作業)は、煩雑なものであり、当該作業に相当程度の時間を要する場合には、携帯端末を利用した両ユーザの議論の継続性に悪影響を与えることもある。
そこで、この発明は、携帯端末を利用した通信から別のテレビ会議装置を利用した通信へと容易に移行することが可能な技術を提供することを課題とする。
上記課題を解決すべく、請求項1の発明は、会議システムであって、第1の通信を利用して互いに通信することが可能な2つの携帯端末と、第2の通信を利用して互いに通信することが可能な複数のテレビ会議装置と、を備え、前記2つの携帯端末の相互間での前記第1の通信から前記複数のテレビ会議装置のうちの2つのテレビ会議装置の相互間での前記第2の通信へと移行すべき旨のユーザ指示が、前記2つの携帯端末の少なくとも一方にて受け付けられた後、前記2つの携帯端末のうちの第1の携帯端末は、前記第1の携帯端末のユーザによる使用対象のテレビ会議装置である第1のテレビ会議装置を決定する第1の決定処理を実行し、前記2つの携帯端末のうちの第2の携帯端末は、前記第2の携帯端末のユーザによる使用対象のテレビ会議装置である第2のテレビ会議装置を決定する第2の決定処理を実行し、前記第2の携帯端末は、前記第2の決定処理にて決定された前記第2のテレビ会議装置の通信接続用の装置情報である第2の接続用情報を、前記第2の携帯端末と前記第2のテレビ会議装置との間の通信接続を介して前記第2のテレビ会議装置から取得するとともに、前記第2の接続用情報を前記第1の通信を用いて前記第1の携帯端末に送信し、前記第1の携帯端末は、前記第2の携帯端末から受信した前記第2の接続用情報を、前記第1の決定処理にて決定された前記第1のテレビ会議装置に対して、前記第1の携帯端末と前記第1のテレビ会議装置との間の通信接続を介して送信し、前記第1のテレビ会議装置は、前記第1の携帯端末から受信した前記第2の接続用情報を用いて特定される前記第2のテレビ会議装置に対して接続要求を送信することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1の発明に係る会議システムにおいて、前記第1の携帯端末と前記第1のテレビ会議装置との間の通信接続は、前記第1の通信とは別の通信方式を用いた通信接続であることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2の発明に係る会議システムにおいて、前記第2の携帯端末と前記第2のテレビ会議装置との間の通信接続は、前記第1の通信とは別の通信方式を用いた通信接続であることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1から請求項3のいずれかの発明に係る会議システムにおいて、前記第1のテレビ会議装置の映像表示画面は、前記第1の携帯端末の表示画面よりも大きく、前記第2のテレビ会議装置の映像表示画面は、前記第2の携帯端末の表示画面よりも大きいことを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1から請求項4のいずれかの発明に係る会議システムにおいて、前記第1の携帯端末は、前記第1の携帯端末の表示部に表示された特定の操作ボタンに対するユーザ操作が受け付けられたときに、前記ユーザ指示が受け付けられた旨を判定することを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1から請求項4のいずれかの発明に係る会議システムにおいて、前記第1の携帯端末は、前記第1の携帯端末に入力された音声に対する音声認識処理を行うことによって、前記第2の通信への遷移を実行すべき旨の指示音声が認識されたときに、前記ユーザ指示が受け付けられた旨を判定することを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項1から請求項6のいずれかの発明に係る会議システムにおいて、前記2つの携帯端末のうちの一の携帯端末は、当該一の携帯端末との接近度合いが所定程度以上である近距離接近状態を有するテレビ会議装置であって前記近距離接近状態が所定時間以上継続しているテレビ会議装置を、前記一の携帯端末のユーザによる使用対象のテレビ会議装置である使用対象装置として決定することを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項7の発明に係る会議システムにおいて、前記一の携帯端末は、近距離無線通信あるいは赤外線通信を利用して、前記近距離接近状態が所定時間以上継続しているテレビ会議装置を、前記使用対象装置として決定することを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項7の発明に係る会議システムにおいて、一のテレビ会議装置は、前記一のテレビ会議装置に設けられた撮像手段による撮影画像を利用して前記一のテレビ会議装置への接近状態が所定時間以上継続しているユーザの存否を判定し、当該ユーザが存在する旨が判定される場合には、前記一のテレビ会議装置に近接する前記一の携帯端末に対して決定要求を送信し、前記決定要求を受信した前記一の携帯端末は、前記決定要求の送信元のテレビ会議装置を前記使用対象装置として決定することを特徴とする。
請求項10の発明は、請求項1から請求項6のいずれかの発明に係る会議システムにおいて、前記2つの携帯端末のうちの一の携帯端末は、前記一の携帯端末に設けられた接触検知センサを利用して前記一の携帯端末に接触したテレビ会議装置である接触対象テレビ会議装置の存否を判定し、接触対象テレビ会議装置が存在する旨が判定される場合には、前記接触対象テレビ会議装置を、前記一の携帯端末のユーザによる使用対象のテレビ会議装置である使用対象装置として決定することを特徴とする。
請求項11の発明は、請求項1から請求項6のいずれかの発明に係る会議システムにおいて、一のテレビ会議装置は、前記一のテレビ会議装置に設けられた接触検知センサを利用して前記一のテレビ会議装置に対する接触物の存否を判定し、当該接触物が存在する旨が判定される場合には、前記一のテレビ会議装置に近接する前記一の携帯端末に対して決定要求を送信し、前記決定要求を受信した前記一の携帯端末は、前記決定要求の送信元のテレビ会議装置を、前記一の携帯端末のユーザによる使用対象のテレビ会議装置である使用対象装置として決定することを特徴とする。
請求項12の発明は、請求項7から請求項11のいずれかの発明に係る会議システムにおいて、前記一の携帯端末は、前記一の携帯端末に予め登録されたログイン情報を前記使用対象装置に対して自動的に送信することを特徴とする。
請求項13の発明は、請求項7から請求項11のいずれかの発明に係る会議システムにおいて、前記一の携帯端末は、前記使用対象装置が決定されると、ログイン情報の入力画面を表示し、当該入力画面を用いて入力されたログイン情報を前記使用対象装置に対して送信することを特徴とする。
請求項14の発明は、請求項1から請求項6のいずれかの発明に係る会議システムにおいて、一のテレビ会議装置は、ユーザによるログイン操作を検出する場合には、前記一のテレビ会議装置に近接する前記一の携帯端末に対して決定要求を送信し、前記決定要求を受信した前記一の携帯端末は、前記決定要求の送信元のテレビ会議装置を、前記一の携帯端末のユーザによる使用対象のテレビ会議装置である使用対象装置として決定することを特徴とする。
請求項15の発明は、請求項1から請求項14のいずれかの発明に係る会議システムにおいて、前記接続要求は、前記2つの携帯端末のうちの発呼側の携帯端末に対応するテレビ会議装置から発信され、前記2つの携帯端末のうちの非発呼側の携帯端末に対応するテレビ会議装置へと送信されることを特徴とする。
請求項16の発明は、請求項1から請求項14のいずれかの発明に係る会議システムにおいて、前記接続要求は、前記2つのテレビ会議装置のうち、比較的先に使用対象のテレビ会議装置として決定された一方のテレビ会議装置から発信され、他方のテレビ会議装置へと送信されることを特徴とする。
請求項17の発明は、請求項1から請求項14のいずれかの発明に係る会議システムにおいて、前記接続要求は、前記2つのテレビ会議装置のうち、比較的後に使用対象のテレビ会議装置として決定された一方のテレビ会議装置から発信され、他方のテレビ会議装置へと送信されることを特徴とする。
請求項18の発明は、請求項1から請求項14のいずれかの発明に係る会議システムにおいて、前記接続要求は、前記2つのテレビ会議装置のうち、ユーザ操作に基づいて予め指定された一方のテレビ会議装置から発信され、他方のテレビ会議装置へと送信されることを特徴とする。
請求項19の発明は、請求項1から請求項18のいずれかの発明に係る会議システムにおいて、前記第1の携帯端末は、前記第1のテレビ会議装置の通信接続用の装置情報である第1の接続用情報を取得するとともに、前記第1の接続用情報を前記第2の携帯端末に送信し、前記第2の携帯端末は、前記第1の携帯端末から受信した前記第1の接続用情報を前記第2のテレビ会議装置に送信し、前記第2のテレビ会議装置は、前記第2の携帯端末から受信した前記第1の接続用情報と前記第2のテレビ会議装置にて受信した接続要求である受信済み接続要求の送信元装置の装置情報との比較結果に基づいて、前記受信済み接続要求が、前記第2の携帯端末の通信相手である前記第1の携帯端末からの正規の接続要求であるか否かを判定し、前記受信済み接続要求が正規の接続要求であると判定されることを条件に、前記第1のテレビ会議装置との接続を許可することことを特徴とする。
請求項20の発明は、請求項1から請求項19のいずれかの発明に係る会議システムにおいて、各携帯端末は、前記2つのテレビ会議装置の相互間での通信接続の進捗状況を表示することを特徴とする。
請求項21の発明は、請求項20の発明に係る会議システムにおいて、前記進捗状況は、前記2つのテレビ会議装置に関する装置情報の取得処理の完了の是非を含むことを特徴とする。
請求項22の発明は、請求項1から請求項21のいずれかの発明に係る会議システムにおいて、前記2つの携帯端末の相互間の前記第1の通信は、前記2つのテレビ会議装置の相互間の通信接続確立に応答して、自動的に切断されることを特徴とする。
請求項23の発明は、請求項1から請求項22のいずれかの発明に係る会議システムにおいて、前記第1の携帯端末は、前記2つのテレビ会議装置の相互間の通信接続確立に応答して、前記第1のテレビ会議装置との通信接続を自動的に切断し、前記第2の携帯端末は、前記2つのテレビ会議装置の相互間の通信接続確立に応答して、前記第2のテレビ会議装置との通信接続を自動的に切断することを特徴とする。
請求項24の発明は、第1の携帯端末に内蔵されたコンピュータに、a)2つの携帯端末の相互間での第1の通信から複数のテレビ会議装置のうちの2つのテレビ会議装置の相互間での第2の通信へと移行すべき旨のユーザ指示を受け付けるステップと、b)前記2つの携帯端末のうちの前記第1の携帯端末のユーザによる使用対象のテレビ会議装置である第1のテレビ会議装置を決定し、前記第1の携帯端末と前記第1のテレビ会議装置との間での通信接続を確立するステップと、c)前記2つの携帯端末のうちの第2の携帯端末のユーザによる使用対象のテレビ会議装置として決定された第2のテレビ会議装置の通信接続用の装置情報である第2の接続用情報であって前記第2の携帯端末によって取得された第2の接続用情報を、前記第1の通信を用いて前記第2の携帯端末から受信するステップと、d)前記ステップc)にて受信した前記第2の接続用情報を、前記通信接続を介して前記第1のテレビ会議装置に対して送信し、前記第2の接続用情報を用いて特定される前記第2のテレビ会議装置に対する接続要求を前記第1のテレビ会議装置に送信させるステップと、を実行させるためのプログラムであることを特徴とする。
請求項25の発明は、テレビ会議装置であって、第1の携帯端末と第2の携帯端末との2つの携帯端末の相互間での第1の通信から複数のテレビ会議装置のうちの2つのテレビ会議装置の相互間での第2の通信へと移行すべき旨のユーザ指示が前記2つの携帯端末の少なくとも一方にて受け付けられた後において、前記第2の携帯端末のユーザによる使用対象のテレビ会議装置であるとして決定された別のテレビ会議装置の通信接続用の装置情報である第2の接続用情報であって前記第2の携帯端末によって取得され且つ前記第2の携帯端末から前記第1の携帯端末へと前記第1の通信を用いて前記第1の携帯端末に送信された第2の接続用情報を、前記第1の携帯端末との間の通信接続を介して前記第1の携帯端末から受信する受信手段と、前記第1の携帯端末から受信した前記第2の接続用情報を用いて特定される前記別のテレビ会議装置に対して接続要求を送信する送信手段と、を備えることを特徴とする。
請求項1から請求項25に記載の発明によれば、携帯端末を利用した通信から別のテレビ会議装置を利用した通信へと容易に移行することが可能である。
会議システムの概要を示すシステム構成図である。 テレビ会議装置の機能ブロックを示す図である。 携帯端末の機能ブロックを示す図である。 本システムの動作を示すタイミングチャートである。 ユーザの使用対象テレビ会議装置を決定する段階を示す概念図である。 一のテレビ会議装置の接続用情報が他のテレビ会議装置へと伝送される様子を示す図である。 他のテレビ会議装置の接続用情報が一のテレビ会議装置へと伝送される様子等を示す図である。 2つのテレビ会議装置相互間で通信が確立する様子を示す図である。 2つのテレビ会議装置相互間での通信接続確立後の動作を示す図である。 移行指示の受付画面を示す図である。 携帯端末による各使用対象テレビ会議装置の決定処理を示すフローチャートである。 確認画面を示す図である。 各携帯端末での表示内容を表形式で示す図である。 撮影画像に基づく近接判定処理を利用する変形例を示す図である。 接触検知センサを利用する変形例を示す図である。 テレビ会議装置側で確認画面が表示される変形例を示す図である。 ユーザがテレビ会議装置に対して手動でログインする様子を示す図である。 (図4と比較して)逆側の携帯端末が先に使用対象装置を見つける場合の動作を示すタイミングチャートである。 図18の場合における各携帯端末の各段階での表示内容を示す図である。 変形例に係る動作での表示内容を示す図である。 変形例に係る動作での表示内容を示す図である。 主装置の指定画面を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
<1.構成>
<1−1.システム概要>
図1は、会議システム1の概要を示すシステム構成図である。この会議システム1は、複数の携帯端末50と複数のテレビ会議装置10とを備える。
複数の携帯端末50(より詳細には、2つの携帯端末50a,50b)は、第1の通信(携帯電話通信回線(3G(第3世代)、LTE(Long Term Evolution)等))を利用して互いに通信することが可能である。各携帯端末50は、各ユーザによって携帯される通信端末である。たとえば、第1の拠点(たとえば、大阪事業所)L1内のユーザU1によって利用される携帯端末50aと、第2の拠点(たとえば、東京事業所)L2内のユーザU2によって利用される携帯端末50bとの間で、メッセージ通信、音声通話、あるいはテレビ電話通信等が行われる。第1の通信においては、各携帯端末50の装置識別情報(携帯電話番号あるいはIPアドレス等)を用いて、個々の携帯端末50が互いに識別される。
また、複数のテレビ会議装置10は、ここでは、互いに離れた2つの拠点(場所)L1,L2に分かれて配置されている。具体的には、テレビ会議装置10(30p,30q,...)は、第1の拠点L1(たとえば、大阪事業所)に配置され、テレビ会議装置10(40p,40q,...)は、第2の拠点L2(たとえば、東京事業所)に配置される。
また、各テレビ会議装置30p,30q,...は、第1の拠点L1内の複数の居室に分散されて配置される。たとえば、テレビ会議装置30pは第1の拠点L1内の第1の居室に配置され、テレビ会議装置30qは第1の拠点L1内の第2の居室に配置される。
同様に、各テレビ会議装置40p,40q,...は、第2の拠点L2内の複数の居室に分散されて配置される。たとえば、テレビ会議装置40pは第2の拠点L2内の第1の居室に配置され、テレビ会議装置40qは第2の拠点L2内の第2の居室に配置される。
各テレビ会議装置10は、図2にも示すように、撮影部(カメラ等の撮影機器)21、音声入力部(マイク等の音声入力機器)22、映像表示部(ディスプレイあるいはプロジェクタ等の表示出力機器)26、および音声出力部(スピーカ等の音声出力用機器)27を備える。なお、撮影部21、音声入力部22、映像表示部26、および音声出力部27は、それぞれ、テレビ会議装置10の本体に接続ケーブルを介して接続されるが、これに限定されず、テレビ会議装置10の本体に内蔵されてもよい。
複数のテレビ会議装置10は、ネットワーク108を介して互いに接続されており、互いに通信することが可能である。ネットワーク108は、LAN、WANおよび/またはインターネット等で構成される。
各テレビ会議装置10は、音声入出力機器(マイクおよびスピーカ等)、映像入出力機器(カメラおよびディスプレイ等)およびネットワーク108を用いて、通信先のテレビ会議装置10との間で各種のデータ(映像データおよび音声データ等)を授受する。
具体的には、テレビ会議装置10aは、相手側のテレビ会議装置10bの撮影部21(カメラ等)および音声入力部22(マイク等)を用いて撮影(および集音)等された映像および音声に関するデータを受信し、自装置側の映像表示部26(ディスプレイ等)および音声出力部27(スピーカ等)を用いて当該映像および音声を出力することが可能である。
同様に、テレビ会議装置10bは、相手側のテレビ会議装置10aの撮影部21および音声入力部22を用いて撮影等された映像(および音声)に関するデータを受信し、自装置側の映像表示部26および音声出力部27を用いて当該映像および音声を出力することが可能である。
このようなデータの送受信等に基づき、2つのテレビ会議装置10の相互間でテレビ会議を行うことが可能である。当該2つのテレビ会議装置10は、IPアドレス等を用いたネットワーク通信(第2の通信とも称する)を行う。第2の通信においては、各テレビ会議装置10の装置識別情報(IPアドレス等)を用いて、個々のテレビ会議装置10が互いに識別される。
なお、携帯端末50の相互間での通信(第1の通信)は、携帯電話回線向けの通信規格を用いた通信であり、テレビ会議装置10の相互間での通信(第2の通信)は、LAN等を用いたネットワーク通信である。また、携帯端末50aとテレビ会議装置10aとの間の通信、および携帯端末50bとテレビ会議装置10bとの間の通信(第3の通信)は、近距離無線通信(後述)である。これらの3種類の通信は、それぞれ、互いに異なる通信方式を用いた通信である。
<1−2.MFP(テレビ会議装置)10の構成>
図2は、テレビ会議装置10の機能ブロックを示す図である。ここでは、テレビ会議装置10として、MFP(マルチ・ファンクション・ペリフェラル(Multi-Functional Peripheral))を例示する。図2においては、MFP10の機能ブロックが示されている。MFP10は、画像形成装置(あるいは画像処理装置)とも称される。
MFP10は、スキャン機能、コピー機能、ファクシミリ機能およびボックス格納機能などを備える装置(複合機とも称する)である。具体的には、MFP10は、図2の機能ブロック図に示すように、画像読取部2、印刷出力部3、通信部4、格納部5、操作部6およびコントローラ9等を備えており、これらの各部を複合的に動作させることによって、各種の機能を実現する。このMFP10は、複合機として機能するとともに、テレビ会議装置(換言すれば、テレビ会議管理装置)としても機能する。たとえば、遠隔配置された2台のテレビ会議装置10は、ネットワーク通信を利用して、互いに通信することが可能である。
画像読取部2は、MFP10の所定の位置に載置された原稿を光学的に読み取って(すなわちスキャンして)、当該原稿の画像データ(原稿画像ないしスキャン画像とも称する)を生成する処理部である。この画像読取部2は、スキャン部であるとも称される。
印刷出力部3は、印刷対象に関するデータに基づいて紙などの各種の媒体に画像を印刷出力する出力部である。
通信部4は、公衆回線等を介したファクシミリ通信を行うことが可能な処理部である。さらに、通信部4は、各種の無線通信(Bluetooth(登録商標) Low Energy(Bluetooth LEとも称する))による無線通信等を含む)を行うことも可能である。具体的には、通信部4は、無線LAN(IEEE 802.11等)による無線通信を行う無線LAN通信部4aと、近距離無線通信(Bluetooth LEによる無線通信等)を行う近距離無線通信部4bとを備える。MFP10には、近距離無線通信部4bの一部または全部として機能する通信用チップ(近距離無線通信用チップ(あるいは単に通信チップ)とも称される)が内蔵されている(図1も参照)。通信用チップは、アドバタイジングデータ(Advertising Data)をブロードキャスト送信することが可能である。アドバタイジングデータには、MFP10のMACアドレス(Media Access Control address)等が含まれている。
格納部5は、ハードディスクドライブ(HDD)等の記憶装置で構成される。
操作部6は、MFP10に対する操作入力を受け付ける操作入力部6aと、各種情報の表示出力を行う表示部6bとを備えている。
このMFP10においては、略板状の操作パネル部6c(不図示)が設けられている。また、操作パネル部6cは、その正面側にタッチパネル25(不図示)を有している。タッチパネル25は、操作入力部6aの一部としても機能するとともに、表示部6bの一部としても機能する。タッチパネル25は、液晶表示パネルに各種センサ等が埋め込まれて構成され、各種情報を表示するとともに操作者からの各種の操作入力を受け付けることが可能である。
コントローラ9は、MFP10に内蔵され、MFP10を統括的に制御する制御装置である。コントローラ9は、CPUおよび各種の半導体メモリ(RAMおよびROM)等を備えるコンピュータシステムとして構成される。コントローラ9は、CPUにおいて、ROM(例えば、EEPROM(登録商標))内に格納されている所定のソフトウエアプログラム(以下、単にプログラムとも称する)を実行することによって、各種の処理部を実現する。なお、当該プログラム(詳細にはプログラムモジュール群)は、USBメモリなどの可搬性の記録媒体に記録され、当該記録媒体から読み出されてMFP10にインストールされるようにしてもよい。あるいは、当該プログラムは、ネットワークを経由してダウンロードされてMFP10にインストールされるようにしてもよい。
具体的には、図2に示すように、コントローラ9は、上記のプログラムの実行により、通信制御部11と入力制御部12と表示制御部13と認証制御部14と動作制御部15とを含む各種の処理部を実現する。
通信制御部11は、他の装置(携帯端末50等)との間の通信動作を通信部4等と協働して制御する処理部である。通信制御部11は、各種データの送信動作を制御する送信制御部と各種データの受信動作を制御する受信制御部とを有する。
入力制御部12は、操作入力部6a(タッチパネル25等)に対する操作入力動作を制御する制御部である。たとえば、入力制御部12は、タッチパネル25に表示された操作画面に対する操作入力(ユーザからの指定入力等)を受け付ける動作を制御する。
表示制御部13は、表示部6b(タッチパネル25等)における表示動作を制御する処理部である。表示制御部13は、MFP10を操作するための操作画面(遠隔操作画面)200等をタッチパネル25に表示させる。
認証制御部14は、ユーザ認証動作を制御する処理部である。
動作制御部15は、各種の動作(印刷出力動作、スキャン動作および会議管理動作等)を制御する処理部である。
<1−3.携帯端末50の構成>
次に携帯端末50の構成について説明する。
携帯端末50は、テレビ会議装置10との連携動作を行うことが可能な装置である。
具体的には、携帯端末50は、テレビ会議装置10との間でのネットワーク通信が可能な情報入出力端末装置(情報端末)である。また、携帯端末50は、他の携帯端末50との間でも通信(データ通信および音声通話通信等)を行うことが可能である。ここでは、携帯端末50として、スマートフォンを例示する。ただし、これに限定されず、携帯端末50は、タブレット型端末等であってもよい。
図3は、携帯端末50の概略構成を示す機能ブロック図である。
携帯端末50は、図3の機能ブロック図に示すように、通信部54、格納部55、操作部56、およびコントローラ59等を備えており、これらの各部を複合的に動作させることによって、各種の機能を実現する。
通信部54は、各種の無線通信を行うことが可能である。具体的には、通信部54は、無線LAN(IEEE 802.11等)による無線通信を行う無線LAN通信部54aと、近距離無線通信よる無線通信(Bluetooth LEによる無線通信等を含む)を行う近距離無線通信部54bと携帯電話回線を用いた通信を行う携帯電話回線通信部54cとを備える。近距離無線通信部54bは、MFP10に内蔵された近距離無線通信用チップからブロードキャスト送信されてくるアドバタイジングデータ(Advertising Data)を受信するとともに、そのデータ送信用電波の強度を測定する。携帯電話回線通信部54cは、携帯電話回線(3Gあるいは4GLTE等)を用いて他の携帯電話等との通信を行うことが可能である。
格納部55は、不揮発性の半導体メモリ等の記憶装置で構成される。
操作部56は、携帯端末50に対する操作入力を受け付ける操作入力部56aと、各種情報の表示出力を行う表示部56bとを備えている。この携帯端末50においては、液晶表示パネルに各種センサ等が埋め込まれて構成されたタッチパネル75(図1参照)が設けられている。このタッチパネル75は、操作入力部56aの一部としても機能するとともに、表示部56bの一部としても機能する。
たとえば、タッチパネル75は、各種の操作画面等を表示する。また、タッチパネル75は、当該操作画面に対する操作入力等を受け付ける。
図3のコントローラ59は、携帯端末50に内蔵され、携帯端末50を統括的に制御する制御装置である。コントローラ59は、CPUおよび各種の半導体メモリ(RAMおよびROM)等を備えるコンピュータシステムとして構成される。コントローラ59は、CPUにおいて、記憶部(半導体メモリ等)内に格納されている所定のソフトウエアプログラム(以下、単にプログラムとも称する)を実行することによって、各種の処理部を実現する。なお、当該プログラム(詳細にはプログラムモジュール群)は、USBメモリなどの可搬性の記録媒体に記録され、当該記録媒体から読み出されて携帯端末50にインストールされるようにしてもよい。あるいは、当該プログラムは、ネットワークを経由してダウンロードされて携帯端末50にインストールされるようにしてもよい。
携帯端末50には、他の携帯端末50等との音声通信および/またはメッセージ通信等を行うためのプログラムP1等がインストールされている。また、携帯端末50には、テレビ会議装置10との連携を図るためのプログラム(連携用プログラムP2)等もインストールされている。当該連携用プログラムP2は、テレビ会議装置への簡易な移行処理を実現するアプリケーションソフトウエアプログラム(単に、アプリケーションとも称する)である。
具体的には、コントローラ59は、上述のプログラムP1,P2(特に連携用プログラムP2)等の実行により、通信制御部61と入力制御部62と表示制御部63と決定部64と取得部65と移行制御部66とを含む各種の処理部を実現する。
通信制御部61は、通信部54等と協働して、MFP10等との通信動作を制御する処理部である。
入力制御部62は、操作入力部56a(タッチパネル75等)に対する操作入力動作を制御する制御部である。
表示制御部63は、表示部56b(タッチパネル75等)における表示動作を制御する処理部である。表示制御部63は、たとえば、確認メッセージ(確認メッセージ表示画面とも称する)500,700(後述)の表示動作等を制御する。
決定部64は、当該携帯端末50の連携先のテレビ会議装置を決定する処理部である。
取得部65は、装置特定用情報(後述)を取得する処理部である。取得部65は、テレビ会議装置10との近距離無線通信等を利用して、テレビ会議装置10の装置特定用情報を取得する。
移行制御部66は、携帯端末50相互間の通信からテレビ会議装置10相互間の通信への移行動作を制御する処理部である。
<2.動作>
<2−1.概要>
図4は、本システム1の動作を示すタイミングチャートである。以下では、図4を参照しながら、本システム1の動作について説明する。詳細には、2つの携帯端末50a,50bを利用した通信から別の装置(具体的には、テレビ会議装置10a,10b)を利用した通信へと容易に移行することが可能な技術について説明する。
<2−2.携帯端末同士の通信>
まず、ステップS1(図4参照)において、携帯端末50aと携帯端末50bとの間の通信が開始される。たとえば、携帯端末50aが電話アプリケーションP1(P11)を利用して携帯端末50bに対して発呼信号を送信することなどによって、携帯端末50aと携帯端末50bとの間で携帯電話回線を介して音声通話が開始される。あるいは、携帯電話回線を介してインターネット等の通信ネットワークへの接続が実現され、携帯端末50aと携帯端末50bとの間でのネットワーク通信において、或るアプリケーション(コミュニケーションツール)P1(P12)を利用して文字データ(あるいは音声データ)等が送受信される。
このような携帯電話回線等を介した通信(携帯端末50相互間での通信)を利用して、携帯端末50aのユーザU1と携帯端末50bのユーザU2とは、互いに情報および意見等を交換する。
<2−3.携帯端末同士の通信からテレビ会議装置同士の通信への移行通知>
このような携帯端末50を用いた通信が行われている状況において、両ユーザの議論が白熱し、両ユーザは、テレビ会議装置10を利用した通信へと移行する旨を合意したものとする(ステップS2)。
このような状況において、この実施形態では、各ユーザU1,U2は、それぞれ、各携帯端末50a,50bにて、テレビ会議装置への簡易移行ツールとして機能する特定のアプリケーションP2の操作画面210(図10参照)を操作する。各携帯端末50a,50bにおいては、主にアプリケーションP2によって以後の各種処理が実行される。なお、ここでは、各ユーザU1,U2が各携帯端末50a,50bにおいてアプリケーションP2を新たに起動して実行させるものとするが、これに限定されない。たとえば、各ユーザU1,U2の各携帯端末50a,50bにおいてアプリケーションP2が予め起動されていてもよい(常駐されていてもよい)。
図10は、各携帯端末50a,50bの各表示部56bにそれぞれ表示される各操作画面210等を示す図である。各操作画面210は、2つの携帯端末50の相互間での通信(第1の通信とも称する)から(複数のテレビ会議装置のうちの)2つのテレビ会議装置10の相互間での通信(第2の通信とも称する)へと移行すべき旨のユーザ指示(以後、単に「移行指示」とも称する)を受け付ける操作画面である。なお、この移行指示は、携帯端末間通信からテレビ会議装置間通信への移行指示である、とも表現される。
具体的には、操作画面210においては、「テレビ会議に切り換えますか?」の文字列が表示されるとともに、「はい」ボタンおよび「いいえ」ボタンが表示される。
そして、各ユーザU1,U2は、それぞれの携帯端末50において、操作画面210内の「はい」ボタンを押下して、(テレビ会議への)移行指示を付与する(ステップS2)。
このようにして、2つの携帯端末50a,50bにて移行指示が受け付けられると、ステップS11(図4参照)以降に進む。より詳細には、携帯端末50aにて移行指示が受け付けられると、携帯端末50aはステップS11(使用対象装置10aの決定処理)に進む。また、携帯端末50bにて移行指示が受け付けられると、携帯端末50bはステップS12(使用対象装置10bの決定処理)に進む。なお、使用対象装置は、後述するように、各携帯端末50のユーザによる使用対象のテレビ会議装置10である。
また、この実施形態では、各携帯端末50a,50bの使用対象装置10a,10bのうちの何れの装置から(他方の装置に対して)テレビ会議準備のための接続要求(ステップS21参照)が送出(発信)されるかは、2つの携帯端末50a,50bの相互間での通信経緯に応じて自動的に決定されるものとする。ここでは、2つの携帯端末50a,50bのうち発信側(音声通話等の発呼側)の携帯端末50(ここでは50a)に対応する使用対象テレビ会議装置(ここでは10a)が、2つのテレビ会議装置10a,10bの相互間での通信接続における「主装置」(接続要求の発信側の装置)として自動的に決定される。より具体的には、発呼側の携帯端末50aは、自端末の使用対象装置10aを「主装置」(接続要求の発信側装置)として自動的に決定する。一方、非発呼側の携帯端末50bは、自端末の使用対象装置10bを「(接続要求の)受信側装置」(次述)として自動的に決定する。なお、2つのテレビ会議装置10a,10bのうち、接続要求(ステップS21)の発信側のテレビ会議装置(ここでは10a)(主装置)は発信側装置とも称され、非発信側(受信側)のテレビ会議装置(ここでは10b)は、非発信側装置(受信側装置)とも称される。
なお、この実施形態においては、2つの携帯端末50の双方にて移行指示が受け付けられた後にステップS11以降の動作が開始されるが、これに限定されない。たとえば、2つの携帯端末50のうちの一方の携帯端末50a(あるいは50b)のみにて移行指示が受け付けられた後に、ステップS11(あるいはS12)の動作等が直ちに開始されてもよい。この場合には、その後に、他方の携帯端末50b(あるいは50a)にて移行指示が受け付けられた後に、ステップS12(あるいはS11)の動作等が開始されればよい。あるいは、一方の携帯端末50がそのユーザから移行指示を受け付けた時点で当該一方の携帯端末50が他方の携帯端末50に対して当該移行指示を転送し、当該他方の携帯端末50は、(転送されてきた)当該移行指示を受信した時点でステップS11(あるいはS12)の動作を開始するようにしてもよい。このようにして、2つの携帯端末の双方若しくは一方にて移行指示が受け付けられた後に、ステップS11以降の動作が実行される。
また、(テレビ会議への)移行指示が付与(ステップS2)された後においては、プログラムP2によって各種の処理が実行される。たとえば、携帯端末50相互間の通信も、プログラムP2によって自動的に行われる。より具体的には、携帯端末50aのプログラムP2は、携帯端末50aのプログラムP1(P11,P12等)から、携帯端末50aの通信相手先の携帯端末50bの装置識別情報(携帯電話番号等)を取得する。そして、携帯端末50aの当該プログラムP2は、当該装置識別情報を利用して通信相手先(情報送信先)を特定し、(通信相手先である)携帯端末50bとの間で各種の情報(転送される「移行指示」、あるいは、各テレビ会議装置10a,10bの接続用情報Ma,Mb(後述))を送信する。なお、携帯端末50bのプログラムP2についても同様である。
<2−4.使用対象テレビ会議装置の決定>
ステップS11,S12においては、各携帯端末50(詳細には、アプリケーションP2)は、使用対象のテレビ会議装置を決定する処理(会議装置決定処理)を実行する。
具体的には、携帯端末50aは、ステップS11において、複数のテレビ会議装置10の中から、当該携帯端末50aのユーザによる使用対象のテレビ会議装置(使用対象テレビ会議装置あるいは使用対象装置とも称する)を決定する。また、携帯端末50bは、ステップS12において、複数のテレビ会議装置10の中から、当該携帯端末50bのユーザによる使用対象テレビ会議装置を決定する。ステップS11とステップS12とは、例えば同時並列的に実行される。
図5は、各ユーザU1,U2(より詳細には、その携帯端末50a,50b)が各使用対象テレビ会議装置10a,10bをそれぞれ決定する段階を示す概念図である。また、図11は、携帯端末50(50a等)による各使用対象テレビ会議装置10の決定処理を示すフローチャートである。
たとえば、ユーザU1は、図5に示すように、(自分が存在する)拠点L1内の複数のテレビ会議装置10のうち、使用したいテレビ会議装置(30p等)に接近していく。これに応じて、携帯端末50aは、テレビ会議装置10への接近を検出する(ステップS51(図11))。
ここにおいて、各テレビ会議装置10は、たとえば近距離無線通信用(詳細には、Bluetooth LE通信用)の電波(詳細には、アドバタイジングデータ)を微少時間間隔で発信している。ユーザU1の携帯端末50aは、当該アドバタイジングデータを受信するとともに、受信されたアドバタイジングデータの送信用電波強度を測定する。ユーザU1の携帯端末50aは、受信されたアドバタイジングデータの送信用電波強度が一定程度以上であるときには、当該携帯端末50aとの接近度合いが所定程度以上である近距離接近状態(相互間の距離が所定値以下(たとえば、2メートル以下)の状態)を有するテレビ会議装置(たとえば30p)が存在する旨を判定する。換言すれば、当該携帯端末50aとテレビ会議装置30pとは、互いに近距離に接近した状態(近距離接近状態)を有する旨が判定される。さらに、当該近距離接近状態が所定時間(たとえば、5秒)以上継続しているテレビ会議装置(30p)が存在する場合、携帯端末50aは、当該テレビ会議装置を使用対象テレビ会議装置の候補として決定する。そして、携帯端末50aは、その表示部に操作画面230(図12)を表示する。当該操作画面230においては、「テレビ会議装置が近くに存在します。このテレビ会議装置を使いますか?」等の文字列が表示されるとともに、「はい」ボタンおよび「いいえ」ボタンが表示される。
「はい」ボタンがユーザU1によって押下されると、携帯端末50aは、当該テレビ会議装置30p(使用対象テレビ会議装置の候補装置)を使用対象テレビ会議装置10aとして決定(確定)し、当該テレビ会議装置10a(30p)との間で近距離無線通信(Bluetooth LE通信)を確立する(ステップS52(図11))。たとえば、携帯端末50aは、当該テレビ会議装置10a(連携先装置とも称される)からの近距離無線通信用電波(詳細にはアドバタイジングデータ)に含まれている装置識別情報(各装置を互いに識別するための情報)を、当該アドバタイジングデータから抽出する。具体的には、テレビ会議装置10aのMACアドレス(Media Access Control address)等が装置識別情報として抽出される。そして、携帯端末50aは、テレビ会議装置10aの装置識別情報を利用して、当該テレビ会議装置10aとの間で無線通信(たとえばBluetooth LE無線通信)を確立する。
なお、「いいえ」ボタンがユーザU1によって押下された場合には、当該携帯端末50aは、当該テレビ会議装置10aとは近距離無線通信を確立せずに、別の接続候補装置の検索を継続する。
「はい」ボタンが押下されると、上述のように、携帯端末50aとテレビ会議装置10aとの間の近距離無線通信が確立される。
その後、当該近距離無線通信を利用して、携帯端末50aは、テレビ会議装置10aに対してログイン情報を送信して、テレビ会議装置10aにログインする(ステップS53(図11))。具体的には、ユーザU1のログイン情報(ユーザIDおよびパスワード)が携帯端末50aの格納部55に予め格納(登録)されており、携帯端末50aは、当該ログイン情報を格納部55から抽出して、当該ログイン情報をテレビ会議装置10aに対して自動的に送信する。テレビ会議装置10aは、当該ログイン情報と正規のユーザ情報とに基づく認証処理を実行し、受信したログイン情報が正規の情報であることが確認(認証)されると、ユーザU1のログインが許可される。
なお、ここでは、携帯端末50aによる自動的なログイン処理(端的に言えば、自動ログイン処理)が行われているが、これに限定されず、ユーザU1によってステップS53にて改めて入力されるログイン情報を用いてログイン処理(端的に言えば、手動ログイン処理)が行われてもよい。より詳細には、ユーザU1は、携帯端末50aの表示部56bに表示されたログイン情報入力画面を用いてログイン情報を入力し、携帯端末50aは、入力されたログイン情報をテレビ会議装置10aに対して送信すればよい。
さらに、ステップS13(図4)において、当該近距離無線通信を利用してテレビ会議装置10aから携帯端末50aへとテレビ会議装置10aのIPアドレス等(テレビ会議装置10aの通信接続用の装置情報Ma(接続用情報とも称する))が送信される。テレビ会議装置10aの当該接続用情報Maは、たとえば、テレビ会議装置10aのMACアドレス、テレビ会議装置10aのIPアドレスおよびサブネットアドレス、テレビ会議装置10aのゲートウエイのIPアドレス、テレビ会議装置10aの装置名(テレビ会議装置名称(「1号機等」)、テレビ会議装置10aの所在場所(会議室名))等を含む。
このようにして、ユーザU1の携帯端末50aは、連携先のテレビ会議装置10a(使用対象テレビ会議装置)を決定するとともに、当該テレビ会議装置10aの接続用情報Maをテレビ会議装置10aから受信(取得)する(ステップS11,S13)。
同様にして、ユーザU2の携帯端末50bは、使用対象テレビ会議装置10bの決定処理を実行するとともに、当該テレビ会議装置10bの接続用情報Mbをテレビ会議装置10bから受信(取得)する(ステップS12,S16)。なお、ステップS12においては、上述のステップS51〜S53と同様の動作が行われる。
たとえば、ユーザU2は、拠点L2内の複数のテレビ会議装置10のうち、使用したいテレビ会議装置(40p(図1参照)等)に接近していく。そして、携帯端末50bは、近距離接近状態が所定時間以上継続しているテレビ会議装置(たとえば40p)が存在する旨を判定すると、携帯端末50bの表示部56bに操作画面230(図12参照)を表示する(ステップS51)。操作画面230内の「はい」ボタンがユーザU2によって押下されると、携帯端末50bは、当該テレビ会議装置40pを使用対象テレビ会議装置10bとして決定(確定)し、当該テレビ会議装置10bとの間で近距離無線通信(Bluetooth LE通信等)を確立する(ステップS52)。携帯端末50bとテレビ会議装置10bとの間の近距離無線通信が確立されると、携帯端末50bは、当該近距離無線通信を介してテレビ会議装置10bに対してログイン情報を送信し、テレビ会議装置10bにログインする(ステップS53)。また、当該近距離無線通信を利用してテレビ会議装置10bから携帯端末50bへとテレビ会議装置10bのIPアドレス等(テレビ会議装置10bの接続用情報Mb)が送信される(ステップS16)。テレビ会議装置10bの当該接続用情報Mbは、テレビ会議装置10aの接続用情報Maと同様の種類の情報を有する。
このようにして、ユーザU2の携帯端末50bは、連携先のテレビ会議装置10b(使用対象テレビ会議装置)を決定するとともに、当該テレビ会議装置10bの接続用情報Mbをテレビ会議装置10bから受信(取得)する(ステップS12,S16)。
<2−5.準備情報の送信>
図6は、一のテレビ会議装置10aの接続用情報Maが他のテレビ会議装置10bへと伝送される様子(ステップS13,S14,S15(図4も参照))を示す図である。
図4および図6に示すように、携帯端末50aは、当該携帯端末50aとテレビ会議装置10aとの間の通信接続(近距離無線通信接続)を介して、テレビ会議装置10aの接続用情報Maをテレビ会議装置10aから取得する(ステップS13)。次に、携帯端末50aは、携帯端末50a,50bの相互間の通信(第1の通信)を用いて、テレビ会議装置10aの当該接続用情報Maを携帯端末50bに送信する(ステップS14)。具体的には、携帯端末50aのアプリケーションP2は、携帯端末50aのOS(オペレーティングシステム)および/または利用中の他のアプリケーションP1等から、通信相手の携帯端末50bの装置識別情報(携帯電話番号などの通信用情報)を取得する。そして、携帯端末50aの当該アプリケーションP2は、当該装置識別情報を用いて特定された携帯端末50bに対して、テレビ会議装置10aの当該接続用情報Maを(携帯電話回線等を介して)送信する。
その後、携帯端末50bは、携帯端末50aからステップS14にて受信した接続用情報Maを、携帯端末50bとテレビ会議装置10bとの間の通信接続を介して、テレビ会議装置10bに対して送信する(ステップS15)。具体的には、携帯端末50bは、ステップS16で取得された接続用情報Mbに基づいて連携先のテレビ会議装置10bを特定し、当該テレビ会議装置10bに対して(テレビ会議装置10aの)接続用情報Maを送信する。なお、ステップS14の処理の完了時点でステップS16の処理が未だ完了していない場合には、ステップS15の処理は、ステップS16の処理の完了を待って実行されればよい。すなわち、テレビ会議装置10bへの接続用情報Maの送信処理(ステップS15)は、接続用情報Mbの(携帯端末50bによる)受信完了(ステップS16後に実行されればよい。
ステップS15で受信された接続用情報Maは、後述するステップS22で利用される。
<2−6.一方のテレビ会議装置から他方のテレビ会議装置への接続要求>
図7は、テレビ会議装置10bの接続用情報Mbがテレビ会議装置10aへと伝送される様子(ステップS16,S17,S18(図4も参照))を示すとともに、テレビ会議装置10aからテレビ会議装置10bへと接続要求が送信される様子(ステップS21参照)を示す図である。
図4および図7に示すように、携帯端末50bは、携帯端末50bとテレビ会議装置10bとの間の通信接続を介して、テレビ会議装置10b(使用対象装置)の接続用情報Mbを当該テレビ会議装置10bから取得する(ステップS16)。つぎに、携帯端末50bは、携帯端末50a,50bの相互間の通信(第1の通信)を用いて、テレビ会議装置10bの当該接続用情報Mbを携帯端末50aに送信する(ステップS17)。
具体的には、携帯端末50bのアプリケーションP2は、携帯端末50bのOS(オペレーティングシステム)および/または他のアプリケーションP1等から、通信相手の携帯端末50aの装置識別情報(携帯電話番号などの通信用情報)を取得する。そして、携帯端末50bの当該アプリケーションP2は、当該装置識別情報を用いて特定された携帯端末50aに対して、テレビ会議装置10bの当該接続用情報Mbを(携帯電話回線等を介して)送信する。
その後、ステップS18において、携帯端末50aは、携帯端末50bからステップS17にて受信した接続用情報Mbを、携帯端末50aの使用対象装置としてステップS11にて決定されたテレビ会議装置10a(30p)に対して送信する。当該接続用情報Mbは、新たな通信先のテレビ会議装置の装置情報として送信される。また、携帯端末50aは、テレビ会議装置10a(「主装置」(接続要求の発信元装置))に対して、接続用情報Mbで特定されるテレビ会議装置10bへの「接続要求」の送信指令(接続要求送信指令)をも送信する。これらの情報は、携帯端末50aとテレビ会議装置10aとの間の通信接続(近距離無線通信)を介して、携帯端末50aからテレビ会議装置10aへと送信される。
次に、ステップS21において、テレビ会議装置10aは、当該接続要求送信指令に基づき、接続用情報Mbを用いて特定されるテレビ会議装置(10b)に対して、「接続要求」を送信する。具体的には、テレビ会議装置10aは、携帯端末50aから受信した接続用情報Mb(テレビ会議装置10bの装置識別情報)を用いて通信先装置を特定し、当該通信先装置(すなわちテレビ会議装置10b)に対して接続要求を送信する。ステップS21の接続要求は、2つのテレビ会議装置10a,10bの相互間での通信(第2の通信)を用いて送受信される。
<2−7.接続確立>
図8は、テレビ会議装置10aからテレビ会議装置10bへと接続要求が送信され、確認処理の後、テレビ会議装置10aとテレビ会議装置10bとの間での通信が確立する様子(ステップS21,S22,S24(図4も参照))を示す図である。
図8および図4に示すように、ステップS21の処理が完了すると、ステップS22において、テレビ会議装置10bは、ステップS21で受信された接続要求(受信済み接続要求)が正規の接続要求であるか否かを判定する。テレビ会議装置10bは、ステップS22の判定処理において、ステップS15で受信された接続用情報Maを利用する。
具体的には、テレビ会議装置10bは、携帯端末50bからステップS15にて受信した接続用情報Maと、当該テレビ会議装置10bにてステップS21で受信された接続要求(受信済み接続要求)の送信元装置の装置情報(装置識別情報等)との比較結果に基づいて、当該受信済み接続要求が正規の接続要求であるか否かを判定する。より詳細には、ステップS21で受信された接続要求(受信済み接続要求)の送信元装置のIPアドレス(装置情報)が、携帯端末50bからステップS15にて受信したIPアドレス(接続用情報Ma)に一致する場合、当該受信済み接続要求は、携帯端末50bの通信相手である携帯端末50aからの正規の接続要求である旨が判定される。すなわち、当該受信済み接続要求が正規の接続要求である旨が判定される。
なお、ここでは、受信済み接続要求が正規の接続要求であるか否かがIPアドレスに基づいて判定されているが、これに限定されない。たとえば、他の接続用情報(たとえば、MACアドレス、会議装置名(「1号機等」)、および/または会議装置の所在場所(会議室名)等)が一致するか否か等に基づいて、当該事項が判定されてもよい。あるいは、各テレビ会議装置10に対するログインユーザのユーザ情報もが接続用情報とともに装置間等で送受信され、当該ログインユーザのユーザ情報に関する一致性に基づいて、当該事項が判定されてもよい。
そして、受信済み接続要求が正規の接続要求であると判定される(ステップS22)ことを条件に、テレビ会議装置10bは、受信済み接続要求に応じて、テレビ会議装置10aとの接続を許可する(ステップS24)。
これにより、テレビ会議装置10a,10bの相互間での通信接続が(実質的に)確立される。そして、映像データおよび音声データの送受信を伴って、テレビ会議装置10a,10bを利用したテレビ会議が開始(実行)される。
<2−8.接続確立までの表示>
ステップS11以後においては、図13に示すような内容が携帯端末50a,50bにおいて表示される。図13においては、その左列に携帯端末50aの表示内容が示され、その右列に携帯端末50bの表示内容が示されている。また、各列においては、処理の進捗に応じて変更される3つの表示内容が、上段、中段および下段に分かれて示されている。各表示内容には、2つのテレビ会議装置10a,10bの相互間での通信接続の進捗状況、より詳細には各テレビ会議装置に関する装置情報の取得処理の完了の是非(当該取得処理が完了したか否かに関する情報)等、が含まれている。
携帯端末50aから携帯端末50bへと、テレビ会議装置10aの接続用情報Maが送信される(ステップS14)と、携帯端末50aの表示部56bにおいては、上段左列の表示内容が表示される。なお、この時点では、携帯端末50a,50bの相互間での(テレビ会議装置10bの)接続用情報Mbの送受信(ステップS17)は未だ開始されていないものとする。
上段左列において、「当方側装置情報:送付完」は、当方側装置(携帯端末50a側の使用対象装置10a)の接続用情報Maの送付が完了していることを表している。「相手側装置情報:探索中」は、相手側装置(携帯端末50b側の使用対象装置10b)の接続用情報Mbの探索中であり、当該接続用情報Mbが未だ取得されていないことを表している。「接続:保留」は、テレビ会議装置相互間での接続が未だ開始されていないこと(「保留」状態であること)を表している。
このような表示によれば、携帯端末50aのユーザU1は、当方側の処理は完了しており且つ相手側の処理が未完了であること等を容易に把握することができる。
一方、携帯端末50bの表示部56bにおいては、上段右列の表示内容が表示される。「相手側装置情報:入手完」は、相手側装置(携帯端末50a側の使用対象装置10a)の接続用情報Maの入手(取得)が完了したことを表している。「当方側装置情報:探索中」は、当方側装置(携帯端末50b側の使用対象装置10b)の接続用情報Mbの探索中であり、当該接続用情報が未だ取得されていないことを表している。「接続要求:待ち」は、テレビ会議装置相互間での接続が未だ開始されておらず他のテレビ会議装置からの接続要求を待機していること(「待機」状態であること)を表している。
このような表示によれば、携帯端末50bのユーザU2は、相手側の処理は完了しており且つ当方側の処理が未完了であること等を容易に把握することができる。
次に、携帯端末50a,50bの相互間での(テレビ会議装置10bの)接続用情報Mbの送受信(ステップS17)が行われると、中段の表示内容が表示される。
具体的には、携帯端末50aの表示部56bにおいては、中段左列の表示内容が表示される。上段左列の表示内容と比較すると、「相手側装置情報」が「探索中」から「入手完」に変更され且つ「接続」が「保留」から「開始」に変更されている。「相手側装置情報:入手完」は、相手側装置(携帯端末50b側の使用対象装置10b)の接続用情報Mbの入手(取得)が完了したことを表している。また、「接続:開始」は、テレビ会議装置相互間での接続処理が開始されたこと(「開始」状態(且つ未完了)であること)を表している。
このような表示によれば、携帯端末50aのユーザU1は、双方の送信処理は完了しており且つ接続処理が開始された状態であることを容易に把握することができる。
また、携帯端末50bの表示部56bにおいては、中段右列の表示内容が表示される。上段右列の表示内容と比較すると、「当方側装置情報」が「探索中」から「送信完」に変更され且つ「接続要求」が「待ち」から「受信」に変更されている。「当方側装置情報:送信完」は、当方側装置(携帯端末50b側の使用対象装置10b)の接続用情報Mbの送信(携帯端末50aへの送信)が完了したことを表している。また、「接続要求:受信」は、相手側のテレビ会議装置からの接続要求が受信されたことであること(且つ接続未完了であること)を表している。
このような表示によれば、携帯端末50bのユーザU2は、双方の送信処理は完了しており且つ接続処理が開始された状態であることを容易に把握することができる。
その後に、テレビ会議装置10a,10bの相互間での接続が確立される(ステップS24)と、下段の表示内容が表示される。具体的には、携帯端末50aの表示部56aにおいて下段左側の内容(「接続:OK」)が表示され、携帯端末50bの表示部56bにおいて下段右列の内容(「接続:OK」)が表示される。「接続:OK」は、テレビ会議装置10a,10bの相互間での接続処理が完了したことを表している。
このような表示によれば、両ユーザU1,U2は、テレビ会議装置10a,10bの相互間での接続処理が完了したことを容易に把握することができる。
<2−9.接続確立後の処理>
また、図4および図9に示すように、テレビ会議装置10a,10bの相互間の通信接続が確立される(ステップS24)と、当該通信接続確立に応答して、テレビ会議装置10a,10bの相互間以外の通信接続が自動的に切断される。
具体的には、携帯端末50a,50bの相互間の通信(携帯電話回線を介した通信)が自動的に切断される(ステップS25)。また、携帯端末50aとテレビ会議装置10aとの通信(近距離無線通信)が自動的に切断される(ステップS26)とともに、携帯端末50bとテレビ会議装置10bとの通信(近距離無線通信)が自動的に切断される(ステップS27)。各携帯端末50a,50bのプログラムP2は、各携帯端末50a,50bのプログラムP1と協働して、これらの切断処理を実行する。
<2−10.携帯端末50bが先に使用対象装置を見つけた場合>
なお、上述の図4においては、携帯端末50aが先に使用対象装置を見つける場合の動作が示されている。これとは逆に、携帯端末50bが先に使用対象装置を見つけることもある。
図18は、携帯端末50bが先に使用対象装置10bを見つける場合の動作を示すタイミングチャートである。また、図19は、その場合における各携帯端末50の各段階(時点)での表示内容を示す図である。
図18においては、テレビ会議装置10bの決定処理(ステップS12)がテレビ会議装置10aの決定処理(ステップS11)よりも先に完了する。
そして、テレビ会議装置10bの決定処理(ステップS12)の完了後に、まずテレビ会議装置10bの接続用情報Mbが、テレビ会議装置10bから携帯端末50bを介して携帯端末50aへと送信される(ステップS16,S17)。
図19の上段においては、この時点での各携帯端末50の表示内容が示されている。具体的には、携帯端末50aの表示内容は上段左列に示されており、携帯端末50bの表示内容は上段右列に示されている。
図19の上段と図13の上段とを比較すると判るように、図19においては、テレビ会議装置10bの接続用情報Mbの送受信が完了していることが表示されている。また、テレビ会議装置10aの接続用情報Maの送受信は完了していないことも表示されている。
その後、テレビ会議装置10aの決定処理(ステップS11)が完了すると、テレビ会議装置10aの接続用情報Maが、テレビ会議装置10aから携帯端末50aを介して携帯端末50bへと送信される(ステップS13,S14)。
図19の中段においては、この時点での各携帯端末50の表示内容が示されている。具体的には、携帯端末50aの表示内容は中段左列に示されており、携帯端末50bの表示内容は中段右列に示されている。具体的には、テレビ会議装置10aの接続用情報Maの送受信が完了したことが表示されている。なお、図19の中段と図13の中段とは同じ内容を有している。
以後においては、図4と同様の動作が行われる。なお、図19の下段と図13の下段とは同じ内容を有している。
<2−11.実施形態の効果等>
以上のような態様(特に、図4および図18等参照)によれば、2つの携帯端末50a,50bの相互間での第1の通信から複数のテレビ会議装置10のうちの2つのテレビ会議装置10a,10bの相互間での第2の通信へと移行すべき旨のユーザ指示が、2つの携帯端末の少なくとも一方にて受け付けられた後に次のような動作が実行される。
まず、2つの携帯端末のうちの携帯端末50aは、当該携帯端末50aのユーザU1による使用対象のテレビ会議装置(使用対象装置)を決定する(ステップS11)。また、2つの携帯端末のうちの携帯端末50bは、当該携帯端末50bのユーザU2による使用対象のテレビ会議装置(使用対象装置)を決定する(ステップS12)。携帯端末50bは、ステップS12にて決定された使用対象装置の接続用情報Mb(通信先装置情報)をテレビ会議装置10bから取得する(ステップS16)とともに、当該接続用情報Mbを携帯端末50aに送信する(ステップS17)。また、携帯端末50aは、携帯端末50bから受信した接続用情報Mbを、ステップS11にて決定された使用対象装置10aに対して送信する(ステップS18)。さらに、テレビ会議装置10aは、携帯端末50aから受信した接続用情報Mbを用いて特定されるテレビ会議装置10bに対して接続要求を送信する(ステップS21)。
なお、ステップS16以後の動作は、次のようにも表現される。
ステップS16において、非発信側装置10aの使用ユーザU2に対応する携帯端末50bは、当該非発信側装置10bの通信接続用の装置情報である非発信側装置情報(通信先装置情報Mb)を非発信側装置10bとの通信を介して取得する。また、当該携帯端末50bは、2つのテレビ会議装置10a,10bのうちの発信側のテレビ会議装置(発信側装置(主装置))10aの使用ユーザU1に対応する携帯端末50aに対して非発信側装置情報(Mb)を送信する(ステップS17)。さらに、携帯端末50aは、携帯端末50bから受信した非発信側装置情報Mbを、携帯端末50aのユーザU1によって使用される発信側装置10aに対して送信する。そして、2つのテレビ会議装置のうちの発信側装置(主装置)10aは、携帯端末50aから受信した非発信側装置情報Mbを用いて特定される非発信側装置10bに対して接続要求を送信する。
このような動作によれば、携帯端末50a,50bを利用した通信から別のテレビ会議装置10a,10bを利用した通信へと容易に移行することが可能である。特に、携帯端末50bは、ステップS12にて決定されたテレビ会議装置10bの接続用情報Mbを自動的にテレビ会議装置10bから取得し、当該接続用情報Mbを携帯端末50aに自動的に送信するとともに、携帯端末50aは、ステップS11にて決定されたテレビ会議装置10aに対して当該接続用情報Mbで特定されるテレビ会議装置10bに対して接続要求を自動的に送信する(ステップS21)。
したがって、各ユーザU1,U2自身はIPアドレス等の接続用情報(IPアドレス等)を調べることを要することなく、テレビ会議装置10a,10bの相互間の通信接続が確立されるので、ユーザの操作は非常に容易である。また、各ユーザU1,U2自身が当該IPアドレスを入力する操作をも要しないので、ユーザの操作は非常に容易である。また、携帯端末50a,50bの相互間での通信からテレビ会議装置10a,10bの相互間での通信への移行が比較的簡易に且つ比較的短時間で進行するので、両ユーザU1,U2の議論の継続性に与える悪影響を回避ないし抑制することが可能である。
また、テレビ会議装置10aの映像表示部26による映像表示画面(たとえば、30インチの画面)は、携帯端末50aの表示画面(たとえば、5インチの画面)よりも大きく、テレビ会議装置10bの映像表示部26による映像表示画面(たとえば、30インチの画面)は、携帯端末50bの表示画面(たとえば、5インチの画面)よりも大きい。したがって、テレビ会議装置10を用いたテレビ会議への移行後においては、比較的大きな表示画面(各携帯端末50の表示部56bよりも大きな表示画面)を利用して、比較的柔軟なコミュニケーションを図ること等が可能である。
<3.変形例等>
以上、この発明の実施の形態について説明したが、この発明は上記説明した内容のものに限定されるものではない。
<3−1.使用対象のテレビ会議装置決定手法>
<無線通信等>
たとえば、上記実施形態等においては、近距離無線通信としてBluetooth LE通信が例示されているが、これに限定されず、その他の近距離無線通信(近接場型無線通信(NFC:Near field radio communication)等)が利用されてもよい。また、近距離無線通信に代えて他の無線通信(赤外線通信等)が利用されてもよい。
また、上記実施形態においては、近距離無線通信(Bluetooth LE通信等)を利用して、各携帯端末50の使用対象テレビ会議装置が決定されているが、これに限定されない。たとえば、他の無線通信(赤外線通信等)を利用して、各携帯端末50の使用対象テレビ会議装置が決定されてもよい。より詳細には、各携帯端末50との近距離接近状態が所定時間以上継続しているテレビ会議装置の有無が赤外線通信を利用して判定され、当該テレビ会議装置が使用対象装置として決定されてもよい。
<テレビ会議装置の撮影画像に基づく近接判定>
また、上記実施形態においては、近距離接近状態が所定時間以上継続しているテレビ会議装置が近距離無線通信を利用して検出され、当該テレビ会議装置が使用対象テレビ会議装置として決定されているが、これに限定されない。
たとえば、各テレビ会議装置への近距離接近状態が所定時間以上継続しているユーザの存否が、各テレビ会議装置の各撮像手段(カメラ等)による撮影画像を利用して判定されるようにしてもよい。そして、当該ユーザが存在する旨を判定したテレビ会議装置10は、当該テレビ会議装置10に近接する携帯端末50(たとえば50a)に対して「決定要求」(使用対象装置として決定すべき旨の要求)を送信し、当該決定要求を受信した携帯端末50(50a)は、当該決定要求の送信元のテレビ会議装置10(10a)を使用対象テレビ会議装置として決定するようにしてもよい。
図14は、このような態様を説明する図である。
たとえば、ステップS51(図11参照)において、ユーザU1は、拠点L1内の複数のテレビ会議装置10のうち、使用したいテレビ会議装置(30p(図1参照)等)に接近していく。
各テレビ会議装置10は、その撮像部(カメラ等)によって撮影された画像(撮影画像)に基づき、当該撮影画像内に人物が含まれているか否か(換言すれば、当該テレビ会議装置10への近距離接近状態のユーザが存在するか否か)等を判定する。また、当該撮影画像内の人物が所定時間以上存在するか否かもが判定する。
そして、或るテレビ会議装置(たとえば30p)への近距離接近状態が所定時間以上継続しているユーザの存在が判定されると、当該テレビ会議装置10(30p)は、当該テレビ会議装置10(30p)の最も近くに存在する携帯端末50に対して「決定要求」を送信する。ここでは、アドバタイジングデータは携帯端末50から発信されており、テレビ会議装置10(30p)は、アドバタイジングデータの送信用電波強度に基づき、最も近くに存在する携帯端末50(50a)を特定することが可能であるものとする。
携帯端末50aは、当該決定要求を受信すると、操作画面240(図14)をその表示部56bに表示し、ユーザ操作を受け付ける。操作画面240は、操作画面230(図12)と同様の画面である。
操作画面240内の「はい」ボタンがユーザU1によって押下されると、当該テレビ会議装置10(30p)と当該携帯端末50(50a)との関連付けが確認される。そして、携帯端末50aは、当該テレビ会議装置30p(使用対象テレビ会議装置の候補装置)を使用対象テレビ会議装置10aとして決定(確定)し、当該テレビ会議装置10a(30p)との間で近距離無線通信を確立する(ステップS52(図11))。
その後、第1実施形態と同様の動作が行われる。
<携帯端末の接触検知センサを利用>
あるいは、各携帯端末50は、当該各携帯端末50に設けられた接触検知センサを利用して、当該各携帯端末に接触したテレビ会議装置(「接触対象テレビ会議装置」あるいは「近傍テレビ会議装置」とも称する)の存否を判定するようにしてもよい。そして、接触対象テレビ会議装置が存在する旨が判定される場合には、各携帯端末50は、当該接触対象テレビ会議装置を、使用対象テレビ会議装置として決定すればよい。
図15は、このような態様を説明する図である。
図15においては、ユーザU1がテレビ会議装置10a(30p)に接近するとともに、自らの携帯端末50aをテレビ会議装置10aに物理的に接触(軽く衝突)させる。携帯端末50aは、接触検出センサ(内蔵の加速度センサ等)を用いて当該接触(衝突)を検出すると、当該携帯端末50aの近傍のテレビ会議装置10に対して当該携帯端末50aが接触した旨を判定する(ステップS51)。換言すれば、接触対象テレビ会議装置が存在する旨が判定される。そして、携帯端末50aは、操作画面250(図15)を表示してユーザによる確認操作(「はい」ボタンの押下)を経た後に、最も近くに存在する(最も近接する)テレビ会議装置30pを、接触対象テレビ会議装置として判定するとともに、ユーザU1の使用対象のテレビ会議装置10aとして決定する。また、携帯端末50aは、当該テレビ会議装置10a(30p)との間で近距離無線通信を確立する(ステップS52(図11))。その後、第1実施形態と同様の動作が行われる。
<テレビ会議装置の接触検知センサを利用>
あるいは、各テレビ会議装置10は、当該各テレビ会議装置10に設けられた接触検知センサを利用して、当該各テレビ会議装置10に対する接触物(携帯端末50あるいはユーザの手指等)の存否を判定するようにしてもよい。そして、当該接触物が存在する旨が判定される場合には、接触を検知した各テレビ会議装置は、当該各テレビ会議装置10に近接する携帯端末50に対して「決定要求」を送信し、「決定要求」を受信した携帯端末50は、当該決定要求の送信元のテレビ会議装置を、使用対象装置(使用対象のテレビ会議装置)として決定すればよい。
図15と同様にして、ユーザU1は、テレビ会議装置10a(30p)に接近するとともに、自らの携帯端末50aをテレビ会議装置10aに物理的に接触(軽く衝突)させる。テレビ会議装置10aは、当該テレビ会議装置10aの接触検出センサ(加速度センサ、機械式スイッチ等)を用いて当該接触(衝突)を検出(接触物の存在を検出)すると、或る携帯端末50(あるいはそのユーザ)がテレビ会議装置10aに接触(接近)している旨を判定する(ステップS51)。そして、当該テレビ会議装置10(30p)は、当該テレビ会議装置10(30p)の最も近くに存在する携帯端末50に対して決定要求を送信する。なお、テレビ会議装置10(30p)は、携帯端末50からのアドバタイジングデータの送信用電波強度に基づき、最も近くに存在する携帯端末50(50a)を特定することが可能である。
携帯端末50aは、当該決定要求を受信すると、操作画面250(図15)をその表示部56bに表示し、ユーザ操作を受け付ける。操作画面250内の「はい」ボタンがユーザU1によって押下されると、当該テレビ会議装置10(30p)と当該携帯端末50(50a)との関連付けが確認される。そして、携帯端末50aは、当該テレビ会議装置30p(使用対象テレビ会議装置の候補装置)を使用対象テレビ会議装置10aとして決定(確定)し、当該テレビ会議装置10a(30p)との間で近距離無線通信を確立する(ステップS52(図11))。
その後、第1実施形態と同様の動作が行われる。
なお、ここでは、テレビ会議装置10aに対する接触物の存在が検出されたことに応答して、操作画面250が携帯端末50aに表示されているが、これに限定されず、操作画面260(図16)が「テレビ会議装置10a」に表示されてもよい。具体的には、テレビ会議装置10aは、内蔵の接触検出センサを用いて当該接触(衝突)を検出すると、操作画面260(図16)をテレビ会議装置10aの映像表示部26(あるいは表示部6b)に表示してもよい。そして、操作画面260内の「はい」ボタンが押下されると、テレビ会議装置10a(30p)は、当該テレビ会議装置10a(30p)の最も近くに存在する携帯端末50(50a)に対して、決定要求を送信する。当該携帯端末50aは、当該決定要求の送信元装置であるテレビ会議装置30pを使用対象テレビ会議装置10aとして決定(確定)し、当該テレビ会議装置10a(30p)との間で近距離無線通信を確立する(ステップS52(図11))。このような態様であってもよい。
また、これらの各種改変例においてはステップS11(S12)にて自動ログイン処理が行われているが、これに限定されず、これらの各種改変例においてステップS11(S12)にて手動ログイン処理がそれぞれ行われてもよい。より詳細には、各携帯端末50は、使用対象装置10に関するログイン情報の入力画面を表示し、当該入力画面を用いて入力されたログイン情報を当該使用対象装置10に対して送信すればよい。そして、当該使用対象装置(テレビ会議装置)10は、受信されたログイン情報に基づいて認証処理を行えばよい。
<手動ログイン操作を利用>
あるいは、ステップS11(S12)(より詳細には、ステップS51)において、所望のテレビ会議装置10(30p)に接近したユーザU1(U2)が当該所望のテレビ会議装置10(30p)に対してログイン操作(手動操作)を行う場合(図17参照)、次のような処理が行われてもよい。具体的には、携帯端末50は、当該ログイン操作が(ステップS51にて)検出されることに応答して、当該テレビ会議装置10(30p)を使用対象テレビ会議装置として決定するようにしてもよい。なお、図17は、ユーザがテレビ会議装置10に対して手動でログインする様子を示す図である。
より詳細には、テレビ会議装置10(30p)は、ユーザによるログイン操作を検出すると、当該テレビ会議装置10(30p)に近接する(詳細には、最も近くに存在する)携帯端末50(50a)に対して「決定要求」を送信する。当該携帯端末50aは、「決定要求」の送信元装置であるテレビ会議装置30pを使用対象テレビ会議装置10aとして決定(確定)し、当該テレビ会議装置10a(30p)との間で近距離無線通信を確立する(ステップS52(図11))。その後、(ステップS53の処理は実行されず)ステップS13以後の処理が実行される。このような態様であってもよい。
あるいは、ログイン操作を検出したテレビ会議装置10(30p)は、ログイン操作を行ったユーザ(ログインユーザ)(たとえばU1)の使用端末として予め登録された携帯端末50aの使用対象テレビ会議装置として、当該テレビ会議装置10(30p)自身を決定するようにしてもよい。
<3−2.接続要求の実行装置(主装置)の決定>
上記実施形態においては、2つの携帯端末50(50a,50b)のうち発信側(音声通話等の発呼側)の携帯端末50(50a)に対応する使用対象テレビ会議装置10(10a)が、2つのテレビ会議装置10a,10bの相互間での通信接続における「主装置」(接続要求(ステップS21)の発信側の装置)として自動的に決定されているが、これに限定されない。
<非発呼側の携帯端末に対応するテレビ会議装置を主装置として決定>
たとえば、逆に、2つの携帯端末50a,50bのうち非発呼側の携帯端末50bに対応する使用対象テレビ会議装置10bが、「主装置」(接続要求の発信側の装置)として自動的に決定されてもよい。具体的には、非発呼側の携帯端末50bは、自端末の使用対象装置10bを「主装置」として自動的に決定すればよい。また、発呼側の携帯端末50aは、自端末の使用対象装置10aを「(接続要求の)受信側装置」として自動的に決定すればよい。なお、使用対象テレビ会議装置10bが「主装置」として決定される場合には、携帯端末50bは、相手側の携帯端末50aの使用対象テレビ会議装置10aの接続用情報Maとともに接続要求の送信指示をも、テレビ会議装置10bに対して送信すればよい。
図20および図21は、テレビ会議装置10bが主装置として決定される場合における、各携帯端末50の表示内容を示す図である。図20は、図13と同様の順序で使用対象装置10a,10bが決定されるとき(すなわち、携帯端末50aが先に使用対象装置10aを決定し、次に携帯端末50bが使用対象装置10bを決定するとき)の表示内容を示している。また、図21は、図19と同様の順序で使用対象装置10b,10aが決定されるとき(すなわち、携帯端末50bが先に使用対象装置10bを決定し、次に携帯端末50aが使用対象装置10aを決定するとき)の表示内容を示している。
図20と図13とを比較すると、図20においては、携帯端末50bが「主装置」であり、当該携帯端末50bが接続要求を発信し(「接続:開始」)且つ携帯端末50aが接続要求を受信している(「接続要求:受信」)している点等において、図13と相違する。また、図21も、同様の点において図19と相違する。
<先に決定された使用対象装置を主装置として決定>
あるいは、2つのテレビ会議装置10a,10bのうち、2つの携帯端末50a,50bによる決定処理(使用対象テレビ会議装置の決定処理(ステップS11,S12参照))において「比較的先に」決定されたテレビ会議装置が、「主装置」(接続要求の発信側の装置)として自動的に決定されてもよい。
より具体的には、携帯端末50aによってテレビ会議装置10aが使用対象装置として決定された時点が、携帯端末50bによってテレビ会議装置10bが使用対象装置として決定された時点よりも先の時点である場合には、テレビ会議装置10aが「主装置」として決定される。なお、この場合、各段階(進捗段階)での各携帯端末50の表示内容は、図13と同様である。
逆に、携帯端末50bによってテレビ会議装置10bが使用対象装置として決定された時点が、携帯端末50aによってテレビ会議装置10aが使用対象装置として決定された時点よりも先の時点である場合には、テレビ会議装置10bが「主装置」として決定される。なお、この場合、各段階(進捗段階)での各携帯端末50の表示内容は、図21と同様である。
<後に決定された使用対象装置を主装置として決定>
あるいは、逆に、2つのテレビ会議装置10a,10bのうち、2つの携帯端末50a,50bによる決定処理(使用対象テレビ会議装置の決定処理(ステップS11,S12参照))において「比較的後に」決定されたテレビ会議装置が、「主装置」(接続要求の発信側の装置)として自動的に決定されてもよい。
より具体的には、携帯端末50aによってテレビ会議装置10aが使用対象装置として決定された時点が、携帯端末50bによってテレビ会議装置10bが使用対象装置として決定された時点よりも後の時点である場合には、テレビ会議装置10aが「主装置」として決定される。なお、この場合、各段階(進捗段階)での各携帯端末50の表示内容は、図19と同様である。
逆に、携帯端末50bによってテレビ会議装置10bが使用対象装置として決定された時点が、携帯端末50aによってテレビ会議装置10aが使用対象装置として決定された時点よりも後の時点である場合には、テレビ会議装置10bが「主装置」として決定される。なお、この場合、各段階(進捗段階)での各携帯端末50の表示内容は、図20と同様である。
<ユーザ指定に基づいて主装置を決定>
あるいは、ユーザによる指定操作に基づいて「主装置」が決定されてもよい。より詳細には、操作画面210(図10)にて「はい」ボタンが押下された直後に、「主装置」決定用の操作画面220(図22)が表示され、当該操作画面220にて「主装置」を指定するユーザ操作が行われればよい。たとえば、ユーザU1が、携帯端末50aの操作画面220内の2つの選択肢のうち、一方の選択肢「こちら側の使用対象テレビ会議装置を主装置に設定する」のラジオボタンを押下することに応じて、携帯端末50a側の使用対象テレビ会議装置10aが「主装置」として指定される。あるいは、ユーザU2が携帯端末50bの操作画面220において、2つの選択肢のうち、他方の選択肢「相手側の使用対象テレビ会議装置を主装置に設定する」のラジオボタンを押下することによっても、携帯端末50a側の使用対象テレビ会議装置10aが「主装置」として指定され得る。なお、ユーザU1,U2の指定が互いに矛盾する場合には、先に行われた指定内容を優先させる(および/または、確認表示を少なくとも一方のユーザに対応する携帯端末50に表示する)等の対策がとられればよい。
<3−3.その他>
また、上記各実施形態においては、図10に示されるように、各携帯端末50は、当該各携帯端末の表示部に表示された特定の操作ボタン(操作画面210内の「はい」ボタン)に対するユーザ操作が受け付けられたときに、移行指示(ユーザ指示)が受け付けられた旨が判定されているが、これに限定されない。
たとえば、各携帯端末50は、当該各携帯端末50に入力された音声に対する音声認識処理を行うことによって、第1の通信から第2の通信への遷移を実行すべき旨の指示音声が認識されたときに、当該移行指示(ユーザ指示)が受け付けられた旨を判定するようにしてもよい。より詳細には、各携帯端末50で実行されるアプリケーションP2は、携帯端末50a,50bの相互間で送受信される音声データ(音声通話内容)をリアルタイムで解析し、特定の指示語が認識されたときに、当該移行指示(ユーザ指示)が受け付けられた旨を判定すればよい。
1 会議システム
10,10a,10b テレビ会議装置
50,50a,50b 携帯端末
Ma (テレビ会議装置10aの)接続用情報
Mb (テレビ会議装置10bの)接続用情報
U1,U2 ユーザ

Claims (25)

  1. 会議システムであって、
    第1の通信を利用して互いに通信することが可能な2つの携帯端末と、
    第2の通信を利用して互いに通信することが可能な複数のテレビ会議装置と、
    を備え、
    前記2つの携帯端末の相互間での前記第1の通信から前記複数のテレビ会議装置のうちの2つのテレビ会議装置の相互間での前記第2の通信へと移行すべき旨のユーザ指示が、前記2つの携帯端末の少なくとも一方にて受け付けられた後、
    前記2つの携帯端末のうちの第1の携帯端末は、前記第1の携帯端末のユーザによる使用対象のテレビ会議装置である第1のテレビ会議装置を決定する第1の決定処理を実行し、
    前記2つの携帯端末のうちの第2の携帯端末は、前記第2の携帯端末のユーザによる使用対象のテレビ会議装置である第2のテレビ会議装置を決定する第2の決定処理を実行し、
    前記第2の携帯端末は、前記第2の決定処理にて決定された前記第2のテレビ会議装置の通信接続用の装置情報である第2の接続用情報を、前記第2の携帯端末と前記第2のテレビ会議装置との間の通信接続を介して前記第2のテレビ会議装置から取得するとともに、前記第2の接続用情報を前記第1の通信を用いて前記第1の携帯端末に送信し、
    前記第1の携帯端末は、前記第2の携帯端末から受信した前記第2の接続用情報を、前記第1の決定処理にて決定された前記第1のテレビ会議装置に対して、前記第1の携帯端末と前記第1のテレビ会議装置との間の通信接続を介して送信し、
    前記第1のテレビ会議装置は、前記第1の携帯端末から受信した前記第2の接続用情報を用いて特定される前記第2のテレビ会議装置に対して接続要求を送信することを特徴とする会議システム。
  2. 請求項1に記載の会議システムにおいて、
    前記第1の携帯端末と前記第1のテレビ会議装置との間の通信接続は、前記第1の通信とは別の通信方式を用いた通信接続であることを特徴とする会議システム。
  3. 請求項1または請求項2に記載の会議システムにおいて、
    前記第2の携帯端末と前記第2のテレビ会議装置との間の通信接続は、前記第1の通信とは別の通信方式を用いた通信接続であることを特徴とする会議システム。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の会議システムにおいて、
    前記第1のテレビ会議装置の映像表示画面は、前記第1の携帯端末の表示画面よりも大きく、
    前記第2のテレビ会議装置の映像表示画面は、前記第2の携帯端末の表示画面よりも大きいことを特徴とする会議システム。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の会議システムにおいて、
    前記第1の携帯端末は、前記第1の携帯端末の表示部に表示された特定の操作ボタンに対するユーザ操作が受け付けられたときに、前記ユーザ指示が受け付けられた旨を判定することを特徴とする会議システム。
  6. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の会議システムにおいて、
    前記第1の携帯端末は、前記第1の携帯端末に入力された音声に対する音声認識処理を行うことによって、前記第2の通信への遷移を実行すべき旨の指示音声が認識されたときに、前記ユーザ指示が受け付けられた旨を判定することを特徴とする会議システム。
  7. 請求項1から請求項6のいずれかに記載の会議システムにおいて、
    前記2つの携帯端末のうちの一の携帯端末は、当該一の携帯端末との接近度合いが所定程度以上である近距離接近状態を有するテレビ会議装置であって前記近距離接近状態が所定時間以上継続しているテレビ会議装置を、前記一の携帯端末のユーザによる使用対象のテレビ会議装置である使用対象装置として決定することを特徴とする会議システム。
  8. 請求項7に記載の会議システムにおいて、
    前記一の携帯端末は、近距離無線通信あるいは赤外線通信を利用して、前記近距離接近状態が所定時間以上継続しているテレビ会議装置を、前記使用対象装置として決定することを特徴とする会議システム。
  9. 請求項7に記載の会議システムにおいて、
    一のテレビ会議装置は、前記一のテレビ会議装置に設けられた撮像手段による撮影画像を利用して前記一のテレビ会議装置への接近状態が所定時間以上継続しているユーザの存否を判定し、当該ユーザが存在する旨が判定される場合には、前記一のテレビ会議装置に近接する前記一の携帯端末に対して決定要求を送信し、
    前記決定要求を受信した前記一の携帯端末は、前記決定要求の送信元のテレビ会議装置を前記使用対象装置として決定することを特徴とする会議システム。
  10. 請求項1から請求項6のいずれかに記載の会議システムにおいて、
    前記2つの携帯端末のうちの一の携帯端末は、前記一の携帯端末に設けられた接触検知センサを利用して前記一の携帯端末に接触したテレビ会議装置である接触対象テレビ会議装置の存否を判定し、接触対象テレビ会議装置が存在する旨が判定される場合には、前記接触対象テレビ会議装置を、前記一の携帯端末のユーザによる使用対象のテレビ会議装置である使用対象装置として決定することを特徴とする会議システム。
  11. 請求項1から請求項6のいずれかに記載の会議システムにおいて、
    一のテレビ会議装置は、前記一のテレビ会議装置に設けられた接触検知センサを利用して前記一のテレビ会議装置に対する接触物の存否を判定し、当該接触物が存在する旨が判定される場合には、前記一のテレビ会議装置に近接する前記一の携帯端末に対して決定要求を送信し、
    前記決定要求を受信した前記一の携帯端末は、前記決定要求の送信元のテレビ会議装置を、前記一の携帯端末のユーザによる使用対象のテレビ会議装置である使用対象装置として決定することを特徴とする会議システム。
  12. 請求項7から請求項11のいずれかに記載の会議システムにおいて、
    前記一の携帯端末は、前記一の携帯端末に予め登録されたログイン情報を前記使用対象装置に対して自動的に送信することを特徴とする会議システム。
  13. 請求項7から請求項11のいずれかに記載の会議システムにおいて、
    前記一の携帯端末は、前記使用対象装置が決定されると、ログイン情報の入力画面を表示し、当該入力画面を用いて入力されたログイン情報を前記使用対象装置に対して送信することを特徴とする会議システム。
  14. 請求項1から請求項6のいずれかに記載の会議システムにおいて、
    一のテレビ会議装置は、ユーザによるログイン操作を検出する場合には、前記一のテレビ会議装置に近接する前記一の携帯端末に対して決定要求を送信し、
    前記決定要求を受信した前記一の携帯端末は、前記決定要求の送信元のテレビ会議装置を、前記一の携帯端末のユーザによる使用対象のテレビ会議装置である使用対象装置として決定することを特徴とする会議システム。
  15. 請求項1から請求項14のいずれかに記載の会議システムにおいて、
    前記接続要求は、前記2つの携帯端末のうちの発呼側の携帯端末に対応するテレビ会議装置から発信され、前記2つの携帯端末のうちの非発呼側の携帯端末に対応するテレビ会議装置へと送信されることを特徴とする会議システム。
  16. 請求項1から請求項14のいずれかに記載の会議システムにおいて、
    前記接続要求は、前記2つのテレビ会議装置のうち、比較的先に使用対象のテレビ会議装置として決定された一方のテレビ会議装置から発信され、他方のテレビ会議装置へと送信されることを特徴とする会議システム。
  17. 請求項1から請求項14のいずれかに記載の会議システムにおいて、
    前記接続要求は、前記2つのテレビ会議装置のうち、比較的後に使用対象のテレビ会議装置として決定された一方のテレビ会議装置から発信され、他方のテレビ会議装置へと送信されることを特徴とする会議システム。
  18. 請求項1から請求項14のいずれかに記載の会議システムにおいて、
    前記接続要求は、前記2つのテレビ会議装置のうち、ユーザ操作に基づいて予め指定された一方のテレビ会議装置から発信され、他方のテレビ会議装置へと送信されることを特徴とする会議システム。
  19. 請求項1から請求項18のいずれかに記載の会議システムにおいて、
    前記第1の携帯端末は、前記第1のテレビ会議装置の通信接続用の装置情報である第1の接続用情報を取得するとともに、前記第1の接続用情報を前記第2の携帯端末に送信し、
    前記第2の携帯端末は、前記第1の携帯端末から受信した前記第1の接続用情報を前記第2のテレビ会議装置に送信し、
    前記第2のテレビ会議装置は、前記第2の携帯端末から受信した前記第1の接続用情報と前記第2のテレビ会議装置にて受信した接続要求である受信済み接続要求の送信元装置の装置情報との比較結果に基づいて、前記受信済み接続要求が、前記第2の携帯端末の通信相手である前記第1の携帯端末からの正規の接続要求であるか否かを判定し、前記受信済み接続要求が正規の接続要求であると判定されることを条件に、前記第1のテレビ会議装置との接続を許可することことを特徴とする会議システム。
  20. 請求項1から請求項19のいずれかに記載の会議システムにおいて、
    各携帯端末は、前記2つのテレビ会議装置の相互間での通信接続の進捗状況を表示することを特徴とする会議システム。
  21. 請求項20に記載の会議システムにおいて、
    前記進捗状況は、前記2つのテレビ会議装置に関する装置情報の取得処理の完了の是非を含むことを特徴とする会議システム。
  22. 請求項1から請求項21のいずれかに記載の会議システムにおいて、
    前記2つの携帯端末の相互間の前記第1の通信は、前記2つのテレビ会議装置の相互間の通信接続確立に応答して、自動的に切断されることを特徴とする会議システム。
  23. 請求項1から請求項22のいずれかに記載の会議システムにおいて、
    前記第1の携帯端末は、前記2つのテレビ会議装置の相互間の通信接続確立に応答して、前記第1のテレビ会議装置との通信接続を自動的に切断し、
    前記第2の携帯端末は、前記2つのテレビ会議装置の相互間の通信接続確立に応答して、前記第2のテレビ会議装置との通信接続を自動的に切断することを特徴とする会議システム。
  24. 第1の携帯端末に内蔵されたコンピュータに、
    a)2つの携帯端末の相互間での第1の通信から複数のテレビ会議装置のうちの2つのテレビ会議装置の相互間での第2の通信へと移行すべき旨のユーザ指示を受け付けるステップと、
    b)前記2つの携帯端末のうちの前記第1の携帯端末のユーザによる使用対象のテレビ会議装置である第1のテレビ会議装置を決定し、前記第1の携帯端末と前記第1のテレビ会議装置との間での通信接続を確立するステップと、
    c)前記2つの携帯端末のうちの第2の携帯端末のユーザによる使用対象のテレビ会議装置として決定された第2のテレビ会議装置の通信接続用の装置情報である第2の接続用情報であって前記第2の携帯端末によって取得された第2の接続用情報を、前記第1の通信を用いて前記第2の携帯端末から受信するステップと、
    d)前記ステップc)にて受信した前記第2の接続用情報を、前記通信接続を介して前記第1のテレビ会議装置に対して送信し、前記第2の接続用情報を用いて特定される前記第2のテレビ会議装置に対する接続要求を前記第1のテレビ会議装置に送信させるステップと、
    を実行させるためのプログラム。
  25. テレビ会議装置であって、
    第1の携帯端末と第2の携帯端末との2つの携帯端末の相互間での第1の通信から複数のテレビ会議装置のうちの2つのテレビ会議装置の相互間での第2の通信へと移行すべき旨のユーザ指示が前記2つの携帯端末の少なくとも一方にて受け付けられた後において、前記第2の携帯端末のユーザによる使用対象のテレビ会議装置であるとして決定された別のテレビ会議装置の通信接続用の装置情報である第2の接続用情報であって前記第2の携帯端末によって取得され且つ前記第2の携帯端末から前記第1の携帯端末へと前記第1の通信を用いて前記第1の携帯端末に送信された第2の接続用情報を、前記第1の携帯端末との間の通信接続を介して前記第1の携帯端末から受信する受信手段と、
    前記第1の携帯端末から受信した前記第2の接続用情報を用いて特定される前記別のテレビ会議装置に対して接続要求を送信する送信手段と、
    を備えることを特徴とするテレビ会議装置。
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