JP5497224B1 - 配管継手 - Google Patents

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Abstract

【課題】配管のスプールと抑制部材との係合を確認する確認部材を用いて、配管のスプールと抑制部材との係合を解除することができる配管継手を得る。
【解決手段】確認部材16の先端部96のZ方向の外側に突出した部分をZ方向の内側へ押圧すると、先端部96が突出部64をY方向のプラス側に引き上げて係合部62の開口62Aが広がり、スプール200Aと係合部62との係合が解除される。このように、配管200のスプール200Aと係合部62との係合を確認する確認部材16を用いて、配管200のスプール200Aと係合部62との係合を解除することができる。
【選択図】図15

Description

本発明は、配管継手に関する。
特許文献1に記載の配管継手では、円環状のスプールを有する配管を配管継手に取り付けると、スプールと配管継手の抑制部材(リテーナの脚部)とが係合して配管継手からの配管の抜去が抑制されるようになっている。
さらに、スプールと抑制部材とが係合状態となると、確認部材(プルタブ)が本体から引き抜き可能となる。つまり、確認部材を本体から引き抜くことで、スプールと抑制部材との係合が確認される。
特開2013−32801号公報
このように、従来の確認部材では、配管のスプールと抑制部材との係合を確認することしかできなかった。
本発明の課題は、配管のスプールと抑制部材との係合を確認する確認部材を用いて、配管のスプールと抑制部材との係合を解除することである。
本発明の請求項1に係る配管継手は、円環状のスプールを有する配管の端部が挿入される挿入孔が形成されるハウジングと、端部が前記挿入孔に挿入された前記配管の前記スプールと係合し、前記配管が前記挿入孔から抜去されるのを抑制する抑制部材と、仮止め位置に配置された状態で前記配管の端部が前記挿入孔へ挿入されて前記抑制部材が前記スプールと係合すると、前記配管の挿入方向に対して交差する交差方向の一側へ移動可能となり前記抑制部材と前記スプールとの係合状態が確認されると共に、前記交差方向の他側へ移動させると前記抑制部材と前記スプールとの係合解除させるように前記抑制部材変形させる確認解除部材と、を備えることを特徴とする。
上記構成によると、確認解除部材が仮止め位置に配置された状態で、配管の端部がハウジンの挿入孔へ挿入されて抑制部材がスプールと係合すると、確認解除部材の交差方向の一側へ移動が可能となり抑制部材とスプールとの係合状態が確認される。
一方、配管の端部がハウジンの挿入孔へ挿入されて抑制部材がスプールと係合した状態で、確認解除部材を交差方向の他側へ移動させると(持ち上げると)、抑制部材とスプールとの係合を解除するように抑制部材が変形する。
このように、配管のスプールと抑制部材との係合を確認する確認解除部材を用いて、配管のスプールと抑制部材との係合を解除することができる。
本発明の請求項2に係る配管継手は、請求項1に記載の配管継手において、前記抑制部材には、一部が離間して開口が形成された環状とされ、前記配管の径方向の外側から前記スプールに係合する係合部位と、前記係合部位から前記径方向の外側に突出する突出部位とが形成され、前記確認解除部材には、前記確認解除部材を前記交差方向の他側へ移動させると前記突出部位を引き上げて前記係合部位の開口が広がるように前記係合部位を変形させて前記スプールと前記係合部位との係合を解除する引上げ部位が形成されることを特徴とする。
上記構成によると、確認解除部材を交差方向の他側へ移動させると、確認解除部材に形成される引上げ部位が、抑制部材の突起部位を引き上げて係合部位の開口が広がるように抑制部材を変形させる。これにより、抑制部材とスプールとの係合が解除される。
このように、簡易な構成で、スプールと抑制部材との係合を解除することができる。
本発明の請求項3に係る配管継手は、請求項2に記載の配管継手において、前記係合部位が湾曲形状とされている。
本発明の請求項に係る配管継手は、請求項2又は請求項3に記載の配管継手において、前記確認解除部材を前記交差方向の他側へ移動させると、前記係合部位の開口が広がるように前記引上げ部位を案内する案内部位が備えられることを特徴とする。
上記構成によると、確認解除部材を交差方向の他側へ移動させると、案内部位が、係合部位の開口が広がるように引上げ部位を案内する。このため、案内部位が備えられていない場合と比して、容易に係合部位の開口が広がるように係合部位を変形させてスプールと係合部位との係合を解除することができる。
本発明の請求項に係る配管継手は、請求項2〜4のいずれか1項に記載の配管継手において、前記確認解除部材には、前記確認解除部材を前記交差方向の他側へ移動させて前記係合部位の開口が広がるように前記係合部位を変形させた状態で、前記ハウジングに係止されて前記確認解除部材の前記交差方向の一側への移動を規制する規制部位が形成されることを特徴とする。
上記構成によると、確認解除部材を交差方向の他側へ移動させて係合部位の開口が広がるように係合部位を変形させた状態で、規制部位がハウジングに係止されて確認解除部材の交差方向の一側への移動が規制される。
これにより、係合部位が変形した状態を維持するために確認解除部材に負荷される保持力を解除しても、配管を配管継手から取り外すことができる。
本発明によれば、配管のスプールと抑制部材との係合を確認する確認部材を用いて、配管のスプールと抑制部材との係合を解除することができる。
本発明の第1実施形態に係る配管継手を示した分解斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る配管継手において、確認部材を取り外した状態を示した分解斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る配管継手において、確認部材が仮止め位置に配置された状態を示した斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る配管継手において、確認部材が係合確認位置に配置された状態を示した斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る配管継手において、配管が挿入孔に挿入された状態を示した断面図である。 本発明の第1実施形態に係る配管継手において、配管が挿入孔に挿入された状態を示した断面図である。 本発明の第1実施形態に係る配管継手において、ハウジングとリテーナとの取付状態を示した断面図である。 本発明の第1実施形態に係る配管継手において、ハウジングとリテーナとの取付状態を示した断面図である。 (A)(B)本発明の第1実施形態に係る配管継手において、配管が挿入孔に挿入される際の状態を示した断面図である。 本発明の第1実施形態に係る配管継手において、確認部材が仮止め位置に配置された状態を示した断面図である。 (A)(B)本発明の第1実施形態に係る配管継手において、確認部材が仮止め位置から係合確認位置へ移動する際の状態を示した断面図である。 (A)(B)本発明の第1実施形態に係る配管継手において、確認部材を仮止め位置から持ち上げる際の状態を示した背面図である。 本発明の第1実施形態に係る配管継手において、確認部材が仮止め位置に配置された状態を示した断面図である。 (A)(B)本発明の第1実施形態に係る配管継手において、係合確認位置に配置された確認部材の先端部とレールの下端との係止を解除する際の状態を示した断面図である。 (A)(B)本発明の第1実施形態に係る配管継手において、確認部材を仮止め位置から持ち上げる際の状態を示した断面図である。 本発明の第2実施形態に係る配管継手に用いられる確認部材を示した斜視図である。 (A)(B)本発明の第2実施形態に係る配管継手において、確認部材を仮止め位置から持ち上げる際の状態を示した断面図である。 本発明の第2実施形態に係る配管継手において、確認部材を仮止め位置から持ち上げた状態が維持されているのを示した断面図である。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態に係る配管継手の一例について図1〜図15に従って説明する。
(全体構成)
配管継手10は、一方にチューブ(図示省略)が固定され、他方に円環状のスプール200Aを外周面に有する配管200の端部が後述する挿入孔20に挿入されることで、配管200の流路とチューブの流路とを連通させるようになっている。
配管継手10は、図1に示されるように、挿入孔20に挿入される配管200の挿入方向(以下「X方向」と記載する)に延びるハウジング12と、ハウジング12に取り付けられると共に、配管200のスプール200Aと係合して挿入孔20に挿入された配管200が抜去されるのを抑制する抑制部材の一例としてのリテーナ14と、を備えている。
さらに、配管継手10は、ハウジング12及びリテーナ14に仮止めされる仮止め位置に配置された状態(図3参照)で、配管200が挿入孔20に挿入されると、X方向に対して交差(本実施形態では直交)する交差方向(以下「Y方向」と記載する)のマイナス側(一側:図中下側)へ移動可能となる確認解除部材の一例としての確認部材16を備えている。
(ハウジング)
ハウジング12は、樹脂材料で一体的に成形されている。さらに、ハウジング12は、X方向に延びると共に配管200の端部が挿入される挿入孔20が形成される筒部位22と、リテーナ14が取り付けられる取付部位24とを備えている。
また、ハウジング12は、X方向から見て、挿入孔20のY方向に延びる中心線(各図に示す線C)に対して対称に形成されている(図12(A)(B)参照)。
〔筒部位〕
筒部位22の外周面においてX方向のプラス側(図中右側)には、図5、図6に示されるように、X方向のプラス側が先細りとなるテーパ部26が複数(本実施形態では3個)形成されている。これにより、筒部位22のX方向のプラス側が、図示せぬチューブに挿入され、筒部位22にチューブが固定されるようになっている。また、筒部位22の外周面には、チューブが筒部位22に固定された状態で、筒部位22の外周面とチューブの内周面とをシールするOリング(図示省略)が配置されている。
一方、筒部位22に形成された挿入孔20は、X方向のプラス側に向かうに従って段状に小径化されている。また、挿入孔20におて、X方向のマイナス側(配管200が挿入される挿入側)の端部には、挿入孔20に挿入された配管200の外周面と接触して挿入孔20の内周面と配管200の外周面とをシールするOリング28が配置されている。
〔取付部位〕
取付部位24は、筒部位22のX方向のマイナス側に形成されている。
ハウジング12の外部からリテーナ14をY方向のマイナス側(図1の下側)に移動させることでリテーナ14が取付部位24に取り付けられるように、取付部位24の内部は、図1に示されるように、Y方向のプラス側(図1の上側)に開放されている。
具体的には、取付部位24は、X方向及びY方向に対して直交する幅方向(以下「Z方向」方向と記載する)に離間する一対の側壁部30と、一対の側壁部30のX方向のマイナス側を連結させると共に挿入孔20の端部と対向する対向壁部32と、一対の側壁部30のY方向のマイナス側に架け渡された架橋部34(図10参照)と、を備えている。
[側壁部]
夫々の側壁部30は、図5に示されるように、X方向のプラス側に配置されてX方向のプラス側の端部が筒部位22に固定された板状の側板38と、側板に対してX方向のマイナス側に配置されたレール部40とを備えている。このレール部40は、Y方向に延びる凹状のレール40Aと、レール40Aに対してX方向のプラス側に配置されるレール40Bとを備えている。
[対向壁部]
対向壁部32は、そのZ方向の両端部がレール部40に固定され、図12(A)(B)に示されるように、X方向からみて、略矩形状とされている。さらに、対向壁部32は、挿入孔20と同心円となる貫通孔42を備えている。
また、対向壁部32において貫通孔42に対してY方向のプラス側には、Z方向に離間する一対の案内溝44が形成されている。
一対の案内溝44のZ方向の外側(X方向から見て挿入孔20から離間する側)は開放され、一対の案内溝44は、Y方向のプラス側に向かうに従って互いに接近するようにY方向に対して傾斜している。
[架橋部]
架橋部34は、一対のレール部40のY方向のマイナス側を架け渡されている。この架橋部34は、図10に示されるように、X方向から見て、挿入孔20と同心の円弧面48Aと、円弧面48AのZ方向の両端部からY方向のマイナス側に延びると共にレール部40とZ方向で離間する一対の側面48Bとから囲まれるブロック48を備えている。
そして、円弧面48Aと側面48Bとで構成される頂部48Cが、後述する凹溝84Aと噛合って、確認部材16が仮止め位置に配置されるようになっている(詳細は後述する)。
(リテーナ)
リテーナ14は、図1、図2に示されるように、樹脂材料で一体的に成形され、前述したように、Y方向のマイナス側に移動させることでハウジング12の外側からハウジング12の取付部位24に取り付けられるようになっている。また、リテーナ14は、X方向から見て、挿入孔20のY方向に延びる中心線(各図に示す線C)に対して対称に形成されている。
さらに、リテーナ14は、X方向のプラス側に形成され、挿入孔20に配置されたOリング28(図5参照)のX方向の位置を規制する規制部位50と、挿入孔20に端部が挿入された配管200のスプール200Aと係合して配管200が挿入孔20から抜去されるのを抑制する抑制部位52とを有している。
そして、リテーナ14が取付部位24に取り付けられた状態で、リテーナ14は、図6に示されるように、X方向において対向壁部32と筒部位22とに挟まれるようになっている。
〔規制部位〕
規制部位50は、図5に示されるように、X方向のプラス側を向いて、X方向において挿入孔20に配置されたOリング28と接触してOリング28のX方向のマイナス側の移動を規制する規制面60を備えている。さらに、規制部位50は、挿入孔20に挿入される配管200が挿通する挿通孔54を備えている。
また、規制部位50は、図7に示されるように、リテーナ14がハウジング12の取付部位24に取り付けられた状態で、取付部位24の一対の側板38に挟み込まれるようになっている。
さらに、規制部位50においてZ方向の外側を向いた一対の側面56には、凹状の凹部56Aが夫々形成され、リテーナ14が取付部位24に取り付けられた状態で、この凹部56Aが、側板38に形成された突起38Aと噛合うようになっている。このように、凹部56Aと突起38Aとが噛合うことで、取付部位24に取り付けられたリテーナ14のY方向のプラス側への移動が規制されるようになっている(リテーナ14の取付状態が保持される)。
また、規制部位50のY方向のプラス側には、Z方向の外側に突出する突起50Aが夫々形成され、リテーナ14が取付部位24に取り付けられた状態で、この突起50Aが、側板38のY方向のプラス側の端面にY方向のプラス側から当たるようになっている。このように、突起50Aが側板38にY方向のプラス側から当たることで、取付部位24に取り付けられたリテーナ14のY方向のマイナス側への移動が規制されるようになっている(リテーナ14の取付状態が保持される)。
また、規制部位50は、図1に示されるように、凹部56Aに対してX方向のマイナス側に配置される引掛け部58を備えている。この引掛け部58は、図8に示されるように、Y方向に延びると共にY方向のマイナス側が自由端とされる支持棒58Aと、支持棒58AのY方向のマイナス側に形成されてZ方向の外側に突出する突起58Bとを備えている。
そして、リテーナ14がハウジング12に取り付けられた状態で、この突起58Bが、側板38の端縁に引っ掛けられるようになっている。これにより、取付部位24に取り付けられたリテーナ14のY方向のプラス側への移動が一層規制されるようになっている(リテーナ14の取付状態が保持される)。
〔抑制部位〕
抑制部位52は、図1に示されるように、規制部位50に対してX方向のマイナス側に配置され、抑制部位52のY方向のプラス側と規制部位50のY方向のプラス側とが連結されている。
そして、抑制部位52は、挿入孔20に挿入される配管200の径方向の外側からスプール200Aに係合する係合部位の一例としての係合部62と、係合部62から配管200の径方向の外側に突出する突出部位の一例としての突出部64とを備えている。
[係合部]
係合部62は、図13に示されるように、Y方向のマイナス側の一部が離間した開口62Aが形成された環状で、湾曲した形状(湾曲形状)とされている。さらに、係合部62には、配管200が挿入孔20に挿入される際に、配管200のスプール200Aに押圧される一対のテーパ面62Bが、図9(A)(B)に示されるように、形成されている。
テーパ面62Bは、X方向のプラス側に向かうに従って、Z方向の内側(X方向から見て挿入孔20に接近する側)に傾くように傾斜している。これにより、配管200が挿入孔20に挿入される際に、配管200のスプール200Aがテーパ面62BをX方向のプラス側に押圧すると、係合部62は開口62A(図13参照)が広がるように弾性変形するようになっている。
そして、スプール200AのX方向のプラス側への移動が許容され、図9(B)に示されるように、X方向のプラス側へ移動したスプール200Aは、規制部位50の端面と当たって停止するようになっている。この状態で、係合部62が弾性復帰してスプール200Aと係合し(係合状態)、挿入孔20からの配管200の抜去が抑制されるようになっている。
[突出部]
突出部64は、図13に示されるように、係合部62の外周面から、挿入孔20に挿入される配管200の径方向の外側に突出するように2個(一対)形成されている。
一対の突出部64は、X方向から見て、線Cに対して対称に形成され、夫々の突出部64は、Z方向に対して先端がY方向のプラス側に配置されるように傾斜する傾斜材64Aと、傾斜材64Aの先端からY方向のプラス側に延びる中間材64Bと、中間材64Bの先端からZ方向の外側に延びる突起64Cとを備えている。
(確認部材)
確認部材16は、樹脂材料で一体的に成形され、X方向から見て、線Cに対して対称に形成されている。また、確認部材16は、ハウジング12及びリテーナ14に仮止めされる仮止め位置に配置された状態で、配管継手10が出荷されるようになっている(図3参照)。なお、仮止め位置については、詳細を後述する。
さらに、確認部材16は、確認部材16が仮止め位置に配置された状態で、図3に示されるように、係合状態のスプール200Aと当たって確認部材16のY方向のマイナス側への移動を許容する確認部位70を備えている(図9(B)参照)。また、確認部材16は、確認部材16を仮止め位置からY方向のプラス側へ移動させるとリテーナ14の係合部62を変形させて係合部62とスプール200Aとの係合を解除させる解除部位72を備えている(図15(B)参照)。解除部位72は、確認部位70に対してX方向のマイナス側に配置され、解除部位72と確認部位70とはY方向のプラス側で連結されている。
〔確認部位〕
確認部位70は、図10に示されるように、Y方向に延びると共にレール40Bに嵌ってY方向に案内され、Y方向のマイナス側が自由端とされる一対のガイド部76と、一対のガイド部76のY方向のプラス側に架け渡される架橋部78とを備えている。
さらに、確認部材16は、ガイド部76に対してZ方向の内側に配置される一対の確認部80を備えている。確認部80は、基端部が架橋部78に固定され、Y方向のマイナス側に延びる延設材82と、延設材82の先端に形成されると共に延設材82に対してZ方向の内側へ広くされた先端材84とを夫々備えている。
先端材84のY方向のマイナス側の端部には、凹溝84Aが形成され、確認部材16が仮止め位置に配置された状態で、前述した架橋部34の頂部48CがY方向で凹溝84Aと嵌るようになっている。これにより、仮止め位置に配置された確認部材16のY方向のマイナス側への移動が規制されるようになっている。
また、X方向から見て、先端材84における凹溝84Aに対してZ方向の内側には、Y方向のプラス側に向けて傾斜する傾斜面84Bが形成されている。
さらに、先端材84には、図9(B)に示されるように、係合部62と係合状態のスプール200Aに押圧されるテーパ面84Cが形成されている。テーパ面84Cは、X方向のプラス側に向かうに従って、Z方向の内側に傾くように傾斜している。
これにより、配管200が挿入孔20に挿入されてスプール200Aと係合部62とが係合状態となると、スプール200Aがテーパ面84Cを押圧して、図11(A)に示されるように、延設材82の自由端部がZ方向の外側に弾性変形する。そして、凹溝84Aと頂部48Cとの嵌合が解除され、仮止め位置に配置された確認部材16のY方向のマイナス側へ移動が可能となるようになっている
つまり、確認部材16が仮止め位置に配置された状態とは、配管200を挿入孔20に挿入してスプール200Aに係合部62を係合させることができる状態であると共に、確認部材16のY方向のマイナス側への移動が規制されている状態である。所謂配管継手10の納入状態(初期状態)である。
〔解除部位〕
解除部位72は、図13に示されるように、Y方向に延びると共にレール40Aに嵌ってY方向に案内され、Y方向のマイナス側が自由端とされる一対のガイド部88と、一対のガイド部88のY方向のプラス側に架け渡される架橋部90とを備えている。この架橋部90が、確認部位70の架橋部78(図10参照)とX方向で連結されている。
このガイド部88の先端には、ガイド部88に対してZ方向の内側及びZ方向の外側に突出した引上げ部位の一例としての先端部96が形成されている。確認部材16が仮止め位置に配置された状態で、先端部96においてZ方向の内側に突出した部分は、抑制部位52の突起64CにY方向のマイナス側から接触するようになっている。これにより、仮止め位置に配置された確認部材16のY方向のプラス側への移動が規制されるようになっている。また、先端部96においてZ方向の外側に突出した部分は、X方向から見て取付部位24からZ方向の外側へ突出している(図12(A)参照)。
一方、前述したように、スプール200Aと係合部62とが係合状態となり、凹溝84Aと頂部48Cとの嵌合が解除された確認部材16のY方向のマイナス側へ移動が可能となる(図11(A)参照)。そこで、確認部材16をY方向のマイナス側へ移動させると、図14(A)に示されるように、架橋部90の内周面90A(抑止曲面の一例)と、係合部62の外周面62CとがY方向で面接触して、確認部材16が係合確認位置へ配置されるようになっている(図4参照)。
また、解除部位72は、確認部材16が係合確認位置に配置された状態で、突出部64の中間材64B及び突起64Cを夫々抱え込む凹部位の一例としての凹部92を2個備えている。
さらに、この係合確認位置に確認部材16が配置された状態で、先端部96においてZ方向の内側に突出した部分が、レール40Aの下端に係止されるようになっている。
これに対して、係合確認位置に配置された確認部材16をY方向のプラス側に移動させて仮止め位置に配置し(図15(A)参照)、さらに、確認部材16をY方向のプラス側に移動させると、図15(B)に示されるように、先端部96が突出部64をY方向のプラス側に引き上げるようになっている。
この際に、先端部96の移動を規制するために用いられる円筒状の突起94が、図3に示されるように、先端部96からX方向のマイナス側に突出して対向壁部32に形成された案内溝44内に配置されている(図12(A)参照)。
この構成により、確認部材16が仮止め位置に配置された状態で、先端部96のZ方向の外側に突出した部分を、Z方向の内側へ押圧する、又は、確認部材16をY方向のプラス側へ持ち上げると、図12(A)(B)に示されるように、突起94が、案内溝44の一端から他端へ移動する。これにより、先端部96の移動が規制されるようになっている。そして、先端部96が突出部64をY方向のプラス側に引き上げ、図15(B)に示されるように、係合部62の開口62Aが広がり、スプール200Aと係合部62との係合が解除されるようになっている。
以上より、確認部材16をY方向のプラス側へ移動させると、係合部62の開口62Aが広がるように突出部64を案内する案内部位46は、案内溝44と突起94とから構成されている(図12(A)(B)参照)。
(作用)
次に、本第1実施形態に係る配管継手10の作用を、配管200を配管継手10に取り付ける配管挿入作業、配管200が配管継手10に取り付けられているのを確認する確認作業、及び配管200を配管継手10から取り外す配管抜去作業に分けて説明する。
〔配管挿入作業〕
配管挿入作業では、配管継手10の確認部材16は、図3に示されるように、ハウジング12及びリテーナ14に仮止めされる仮止め位置に配置されている。そして、配管継手10の筒部位22の外周面に、チューブ(図示省略)を取り付ける。
確認部材16が仮止め位置に配置された状態では、図10に示されるように、確認部80の凹溝84Aと架橋部34の頂部48Cとが嵌合し、確認部材16のY方向のマイナス側への移動が規制されている。さらに、図13に示されるように、解除部位72の先端部96のZ方向の内側の部分が突起64CにY方向のマイナス側から接触し、確認部材16のY方向のプラス側への移動が規制されている。
この状態で先ず、配管200の端部を、対向壁部32の貫通孔42、及び規制部位50の挿通孔54を通過させ、挿入孔20に挿入する。
配管200の端部を挿入孔20に挿入すると、図9(A)に示されるように、配管200のスプール200Aが係合部62のテーパ面62BへX方向のマイナス側から接触する。さらに、配管200をX方向のプラス側へ移動させると、スプール200Aがテーパ面62BをX方向のプラス側に押圧し、これにより、係合部62は、開口62A(図13参照)が広がるように弾性変形する。
そして、スプール200AのX方向のプラス側への移動が許容され、配管200を、さらに、X方向のプラス側へ移動させると、図9(B)に示されるように、スプール200Aが確認部80のテーパ面84CをX方向のプラス側に押圧する。これにより、図11(A)に示されるように、延設材82の自由端がZ方向の外側に弾性変形する。そして、凹溝84Aと頂部48Cとの嵌合が解除され、仮止め位置に配置された確認部材16のY方向のマイナス側へ移動が可能となり、X方向のプラス側へ移動したスプール200Aは規制部位50の端面と当たって停止する(図9(B)参照)。この状態で、図9(B)に示されるように、係合部62が弾性復帰して、スプール200Aと係合し(係合状態)、挿入孔20からの配管200の抜去が抑制される。
また、この係合状態で、挿入孔20に配置されたOリング28が、挿入孔20に挿入された配管200の外周面と接触して挿入孔20の内周面と配管200の外周面とがシールされる。
このようにして、配管200が挿入孔20に挿入されて配管継手10に取り付けられ、配管200の流路とチューブの流路とが連通される。
〔確認作業〕
確認作業は、前述したように、配管200が配管継手10に取り付けられているのを確認する作業であり、換言すれば、スプール200Aと係合部62とが係合状態にあることを確認する作業である。
前述したように、スプール200Aと係合部62との係合状態では、図11(A)に示されるように、確認部80の凹溝84Aと架橋部34の頂部48Cとの嵌合が解除され、仮止め位置に配置されていた確認部材16のY方向のマイナス側への移動が可能となる。
そして、確認部材16をY方向のマイナス側へ移動させると、図11(B)、図14(A)に示されるように、架橋部90の内周面90Aと、係合部62の外周面62CとがY方向で面接触し、確認部材16のY方向のマイナス側への移動が規制される。これにより、確認部材16が係合確認位置へ配置される。
また、確認部材16が係合確認位置へ配置されると、図14(A)に示されるように、解除部位72に形成された夫々の凹部92が、突出部64の中間材64B及び突起64Cを夫々抱え込む。さらに、先端部96においてZ方向の内側に突出した部分が、レール40Aの下端に係止される。これにより、確認部材16のY方向のプラス側への移動が規制される。
このように、確認部材16を係合確認位置へ移動させることで、スプール200Aと係合部62との係合状態が確認される。
〔配管抜去作業〕
配管抜去作業は、前述したように、配管200を配管継手10から取り外す作業である。
確認部材16が係合確認位置へ配置された状態から、配管200の端部を挿入孔20から抜去して、配管200を配管継手10から取り外す場合には、先ず、図14(B)に示されるように、先端部96においてZ方向の外側に突出した部分を用いて、先端部96をZ方向の外側へ広げる。これにより、先端部96においてZ方向の内側に突出した部分とレール40Aの下端との係止が解除される。
先端部96とレール40Aの下端との係止が解除された状態で、確認部材16をY方向のプラス側へ移動させ、図15(A)に示されるように、確認部材16を仮止め位置へ移動させる。
そして、確認部材16が仮止め位置に配置された状態で、先端部96のZ方向の外側に突出した部分を、Z方向の内側へ押圧する、又は、確認部材16をY方向のプラス側へ持ち上げると、図12(A)(B)に示されるように、突起94が、案内溝44の一端から他端へ移動する。これにより、図15(B)に示されるように、先端部96が突出部64をY方向のプラス側に引き上げることで、係合部62の開口62Aが広がり(図中矢印参照)、スプール200Aと係合部62との係合が解除される。
さらに、スプール200Aと係合部62との係合が解除された状態で、配管200をX方向のマイナス側へ移動させると、配管200の端部が挿入孔20から抜去され、配管200が配管継手10から取り外される。
なお、配管が20を配管継手10から取り外した後、先端部96のZ方向の外側に突出した部分の押圧力(保持力の一例)、又は、確認部材16のY方向のプラス側へ持ち上力(保持力の一例)を解除すると、図10、図13に示されるように、係合部62が弾性復帰して、確認部材16が仮止め位置に移動する(配置される)。
(効果)
次に、本第1実施形態に係る配管継手10の効果について説明する。
本第1実施形態に係る配管継手10では、リテーナ14は、図1に示されるように、挿入孔20に配置されたOリング28(図5参照)の位置を規制する規制部位50と、配管200のスプール200Aと係合して配管200が挿入孔20から抜去されるのを抑制する抑制部位52とを備えている。さらに、リテーナ14をY方向のマイナス側に移動させてリテーナ14を取付部位24に取り付けることで、リテーナ14は、図6に示されるように、X方向において対向壁部32と筒部位22とに挟まれる。つまり、リテーナ14のX方向の移動が、対向壁部32と筒部位22によって規制されている。
これにより、部品点数を削減した上で、配管継手10内をX方向に流れる流体の圧力により、Oリング28の位置を規制するリテーナ14がX方向に移動してしまうのを抑制することができる。
また、リテーナ14は、樹脂材料で一体的に成形されている。このため、複数の部材を組み合わせてリテーナを構成する場合と比して、安価な構成とすることができる。また、形状を工夫することで、アンダーカットを無くし、簡易な金型構造とすることができる。
また、前述した配管挿入確認作業において、確認部材16が係合確認位置へ配置されると、架橋部90の内周面90Aと、係合部62の外周面62Cとが面接触する。これにより、係合部62の開口62Aが広がるような係合部62の変形が抑止されてスプール200Aと係合部62との係合が解除されるのを抑制する。換言すれば、配管200のスプール200Aと係合部62との係合を確認する確認部材16を用いて、配管継手10が配管200を保持する際の保持力を向上させることができる。
また、前述した配管挿入確認作業において、確認部材16が係合確認位置へ配置されると、解除部位72に形成された夫々凹部92が、突出部64の中間材64B及び突起64Cを夫々抱え込む。これにより、係合部62の開口62Aが広がるような係合部62の変形が抑止されてスプール200Aと係合部62との係合が解除されるのを抑制する。このように、スプール200Aと係合部62との係合が解除されるのを効果的に抑制することができる。
また、前述した配管挿入確認作業において、確認部材16が係合確認位置へ配置されると、先端部96においてZ方向の内側に突出した部分が、レール40Aの下端に係止される。そして、確認部材16のY方向のプラス側への移動が規制される。これにより、係合確認位置に配置された確認部材16が意図せずY方向のプラス側に移動して、配管継手10が配管200を保持する際の保持力が低下するのを抑制することができる。
また、前述した配管抜去作業において、確認部材16の先端部96のZ方向の外側に突出した部分をZ方向の内側へ押圧する、又は、確認部材16をY方向のプラス側へ持ち上げると、図12(A)(B)に示されるように、突起94が、案内溝44の一端から他端へ移動する。これにより、図15(B)に示されるように、先端部96が突出部64をY方向のプラス側に引き上げて係合部62の開口62Aが広がり、スプール200Aと係合部62との係合が解除される。このように、配管200のスプール200Aと係合部62との係合を確認する確認部材16を用いて、配管200のスプール200Aと係合部62との係合を解除することができる。換言すれれば、専用の工具を用いることなく、簡易な構成で、スプール200Aと係合部62との係合を解除することができる。
また、前述した配管抜去作業において、確認部材16の先端部96のZ方向の外側に突出した部分をZ方向の内側へ押圧する、又は、確認部材16をY方向のプラス側へ持ち上げると、図12(A)(B)に示されるように、突起94が、案内溝44の一端から他端へ移動する。つまり、案内部位46は、確認部材16の先端部96のZ方向の外側に突出した部分をZ方向の内側へ押圧する、又は、確認部材16をY方向のプラス側へ持ち上げると、係合部62の開口62Aが広がるように先端部96を案内する。このため、案内部位46が備えられていない場合と比して、容易に係合部62の開口62Aが広がるように係合部62を変形させてスプール200Aと係合部62との係合を解除することができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態に係る配管継手の一例について図16〜図18に従って説明する。なお、第1実施形態と同一部材については、同一符号を付してその説明を省略し、第1実施形態と異なる部分を主に説明する。
第2実施形態に係る配管継手100における確認部材106の確認部108は、図16に示されるように、先端材84よりもX方向に幅広の延設材110を備えている。
夫々の延設材110には、Y方向のプラス側に延びると共に先端部がZ方向の外側に突出する規制部位の一例としての規制爪112が一体的に形成されている。具体的には、規制爪112は、基端が延設材110に固定されてY方向のプラス側の先端が自由端とされる棒材112Aと、棒材112Aの先端部からZ方向の外側に突出する突起112Bとを備えている。
以上の構成により、確認部材106が仮止め位置に配置された状態で、配管継手100に配管200を挿入すると、図17(A)(B)に示されるように、延設材110の自由端部がZ方向の外側に弾性変形する。そして、凹溝84Aと頂部48Cとの嵌合が解除され、仮止め位置に配置された確認部材106のY方向のマイナス側へ移動が可能となる。この状態では、規制爪112の突起112Bがレール40Bの内壁と接触し、棒材112Aの先端がZ方向の内側に弾性変形して撓む。また、配管200のスプール200Aと係合部62とが係合状態となっている。
スプール200Aと係合部62との係合を解除しようとして、確認部材106の先端部96のZ方向の外側に突出した部分をZ方向の内側へ押圧する、又は、確認部材106をY方向のプラス側へ持ち上げると、図18に示されるように、規制爪112の突起112BもY方向のプラス側へ移動する。そして、突起112Bがレール40BよりもY方向のプラス側へ到達すると、規制爪112が弾性復帰して、突起112Bがレール40Bの端部に係止される。
突起112Bがレール40Bの端部に係止された状態では、第1実施形態で図15(B)を用いて説明したように、先端部96が突出部64をY方向のプラス側に引き上げ、係合部62の開口62Aが広がり、スプール200Aと係合部62との係合が解除されている。そして、開口62Aを広げられた係合部62が弾性復帰しよとして、確認部材106は、Y方向のマイナス側へ移動しようとする。
しかし、図18で示されるように、突起112Bがレール40Bの端部に係止されているため、確認部材106のY方向のマイナス側への移動は規制され、スプール200Aと係合部62との係合が解除されている状態が維持される。
これにより、係合部62が変形した状態を維持するために先端部96のZ方向の外側に突出した部分を押圧する押圧力(保持力の一例)、又は、確認部材106をY方向のプラス側へ持ち上げる持ち上力(保持力の一例)を解除しても、配管200を挿入孔20から抜去することができる。
なお、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明は係る実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、上記実施形態では、リテーナ14をY方向のマイナス側に移動させて取付部位24に取り付けることで、X方向においてリテーナ14が対向壁部32と筒部位22とに挟まれるようにし、これにより、リテーナ14のX方向の移動を抑制したが、特にこれに限定されず、リテーナ14をY方向のマイナス側に移動させて取付部位24に取り付けることで、リテーナ14のX方向の移動を抑制する構成であれば他の構成であってもよい。
また、上記実施形態では、リテーナ14をハウジング12に固定するために、一対の凹部56A(図7参照)と、一対の引掛け部58(図8参照)とを用いたが、どちらか一方でもよい。
また、上記第2実施形態では、特に説明しなかったが、配管200のスプール200Aと係合部62とが係合状態となった後、確認部材106を係合確認位置に移動させてから確認部材106をY方向のプラス側に移動させてもよい。
10 配管継手
12 ハウジング
14 リテーナ(抑制部材の一例)
16 確認部材(確認解除部材の一例)
20 挿入孔
46 案内部位
62 係合部(係合部位の一例)
62A 開口
64 突出部(突出部位の一例)
96 先端部(引上げ部位の一例)
112 規制爪(規制部位の一例)
200 配管
200A スプール

Claims (5)

  1. 円環状のスプールを有する配管の端部が挿入される挿入孔が形成されるハウジングと、
    端部が前記挿入孔に挿入された前記配管の前記スプールと係合し、前記配管が前記挿入孔から抜去されるのを抑制する抑制部材と、
    仮止め位置に配置された状態で前記配管の端部が前記挿入孔へ挿入されて前記抑制部材が前記スプールと係合すると、前記配管の挿入方向に対して交差する交差方向の一側へ移動可能となり前記抑制部材と前記スプールとの係合状態が確認されると共に、前記交差方向の他側へ移動させると前記抑制部材と前記スプールとの係合解除させるように前記抑制部材変形させる確認解除部材と、
    を備える配管継手。
  2. 前記抑制部材には、一部が離間して開口が形成された環状とされ、前記配管の径方向の外側から前記スプールに係合する係合部位と、前記係合部位から前記径方向の外側に突出する突出部位とが形成され、
    前記確認解除部材には、前記確認解除部材を前記交差方向の他側へ移動させると前記突出部位を引き上げて前記係合部位の開口が広がるように前記係合部位を変形させて前記スプールと前記係合部位との係合を解除する引上げ部位が形成される請求項1に記載の配管継手。
  3. 前記係合部位が湾曲形状とされた請求項2に記載の配管継手。
  4. 前記確認解除部材を前記交差方向の他側へ移動させると、前記係合部位の開口が広がるように前記引上げ部位を案内する案内部位が備えられる請求項2又は請求項3に記載の配管継手。
  5. 前記確認解除部材には、前記確認解除部材を前記交差方向の他側へ移動させて前記係合部位の開口が広がるように前記係合部位を変形させた状態で、前記ハウジングに係止されて前記確認解除部材の前記交差方向の一側への移動を規制する規制部位が形成される請求項2〜4のいずれか1項に記載の配管継手。
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