JP5495973B2 - 液晶表示装置、液晶表示装置の駆動方法、及び、電子機器 - Google Patents

液晶表示装置、液晶表示装置の駆動方法、及び、電子機器 Download PDF

Info

Publication number
JP5495973B2
JP5495973B2 JP2010144151A JP2010144151A JP5495973B2 JP 5495973 B2 JP5495973 B2 JP 5495973B2 JP 2010144151 A JP2010144151 A JP 2010144151A JP 2010144151 A JP2010144151 A JP 2010144151A JP 5495973 B2 JP5495973 B2 JP 5495973B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
potential
inverter circuit
switch element
operation mode
capacitor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010144151A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012008338A (ja
Inventor
康幸 寺西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Display Inc
Original Assignee
Japan Display Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Display Inc filed Critical Japan Display Inc
Priority to JP2010144151A priority Critical patent/JP5495973B2/ja
Priority to TW100118363A priority patent/TWI444981B/zh
Priority to US13/159,625 priority patent/US8810495B2/en
Priority to CN201110164857.3A priority patent/CN102298915B/zh
Publication of JP2012008338A publication Critical patent/JP2012008338A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5495973B2 publication Critical patent/JP5495973B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)

Description

本発明は、液晶表示装置、液晶表示装置の駆動方法、及び、電子機器に関し、特に、画像データを記憶するメモリを画素内に持つ液晶表示装置、当該液晶表示装置の駆動方法、及び、当該液晶表示装置を有する電子機器に関する。
液晶表示装置の中には、画像データを記憶するメモリを画素内に持つものがある。メモリを画素に内蔵する液晶表示装置では、アナログ表示モードによる表示と、メモリ表示モードによる表示とを実現できる。ここで、アナログ表示モードとは、画素の階調をアナログ的に表示する表示モードである。また、メモリ表示モードとは、画素内のメモリに記憶されている2値情報(論理“1”/“0”)に基づいて、画素の階調をデジタル的に表示する表示モードである。
メモリ表示モードの場合、メモリに保持されている情報を用いるため、階調を反映した信号電位の書き込み動作をフレーム周期で実行する必要がない。そのため、メモリ表示モードの場合は、階調を反映した信号電位の書き込み動作をフレーム周期で実行する必要があるアナログ表示モードの場合に比べて消費電力が少なくて済む。
アナログ表示モードによる表示とメモリ表示モードによる表示の両方に対応可能な液晶表示装置としては、従来、画素に内蔵するメモリにSRAM(Static Random Access Memory)を用いた液晶表示装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
図21に、画素内のメモリにSRAMを用いた従来例に係る液晶表示装置の画素回路の一例を示す。本従来例に係る液晶表示装置における画素90は、液晶容量91、保持容量92、SRAM93、及び、5つのスイッチングトランジスタ94〜98を有する構成となっている。画素90には、階調を反映した信号電位Vsig、または、コモン電位VCOMとは異なる電位VXCSが信号線99を介して選択的に与えられる。
液晶容量91は、画素電極と当該画素電極に対向して形成される対向電極との間に液晶を封入したときに、画素電極-対向電極間で発生する容量を意味する。液晶容量91の対向電極には、コモン電位VCOMが全画素共通に与えられる。液晶容量91の画素電極は、保持容量92の一方の電極と電気的に共通に接続されている。保持容量92は、階調を反映した信号電位Vsigを保持する。保持容量92の他方の電極には、コモン電位VCOMとほぼ同電位のCS電位VCSが与えられる。
SRAM93は、正側の電源電位VRAMと負側の電源電位VSSとの間に設けられた2つのCMOSインバータからなり、これら2つのCMOSインバータの一方の入力端と他方の出力端とが共通に接続され、他方の入力端と一方の出力端とが共通に接続された構成となっている。
SRAM93を構成する2つのCMOSインバータのうち、一方のCMOSインバータは、電源電位VRAMと電源電位VSSとの間に直列に接続され、ゲート電極が共通に接続されたPchMOSトランジスタ931とNchMOSトランジスタ932とから構成されている。他方のCMOSインバータは、電源電位VRAMと電源電位VSSとの間に直列に接続され、ゲート電極が共通に接続されたPchMOSトランジスタ933とNchMOSトランジスタ934とから構成されている。
5つのスイッチングトランジスタ94〜98は、例えば、薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor)からなる。スイッチングトランジスタ94,95は、制御信号CTL1によって導通/非導通の制御が行われる。具体的には、スイッチングトランジスタ94,95は、階調を反映した信号電位Vsigを保持容量52に書き込む際にアクティブ(高電位)状態になる制御信号CTL1に応答して導通状態になる。
スイッチングトランジスタ96は、アナログ表示モードの場合に階調を反映した信号電位Vsigを書き込むときに、または、メモリ表示モードの場合にコモン電位VCOMとは異なる電位VXCSを書き込むときに導通状態になる。一方、スイッチングトランジスタ97は、メモリ表示モードにおいて、液晶容量91の対向電極に与えられるコモン電位VCOMとほぼ同電位のCS電位VCSを保持容量92に書き込む際に導通状態になる。
スイッチングトランジスタ96,97の導通/非導通の制御には、SRAM93の保持電位が用いられる。そして、この回路例の場合、スイッチングトランジスタ96が導通状態のときにスイッチングトランジスタ97が非導通状態となり、スイッチングトランジスタ96が非導通状態のときにスイッチングトランジスタ97が導通状態となる。
スイッチングトランジスタ98は、SRAM93に対する制御電位の書き込みの際にアクティブ(高電位)状態になる制御信号CTL2によって導通制御が行われる。具体的には、スイッチングトランジスタ98は、SRAM93に対して、アナログ表示モードの場合に信号電位Vsigを書き込むときに、または、メモリ表示モードの場合に電位VXCSを書き込むとき場合にアクティブ状態になる制御信号CTL2に応答して導通状態になる。
尚、ここでは、SRAM93を画素90毎に1対1の対応関係をもって設ける画素回路例を示したが、1つのSRAM93を複数の画素90に対して共通に設ける(共有する)構成を採ることも可能である。
一例として、図22に示すように、カラー表示対応の液晶表示装置において、1つの画素90を構成する例えばR(赤色),G(緑色),B(青色)の副画素90R,90G,90Bに対して、1つのSRAM93を共通に設けるようにすることも可能である。図22において、副画素90R,90G,90Bの各保持容量92R,92G,92Bについては図示しているが、副画素90R,90G,90Bの各液晶容量91については、図面の簡略化のために図示を省略している。
1つのSRAM53を副画素90R,90G,90Bで共有する構成を採る場合、スイッチングトランジスタ94(94R,94G,94B)については、副画素90R,90G,90B毎に配されることになる。そして、これらスイッチングトランジスタ94R,94G,94Bは、各色に対応した制御信号CTL1(R),CTL1(G),CTL1(B)によって時分割にて導通/非導通の制御が行われる。
特開2009−98234号公報
上述したように、画素内のメモリにSRAM93を用いた画素構成を採ると、SRAM93の構造が複雑であり、画素90内においてSRAM93が大きな面積を占めるため、画素90の微細化を図る上で妨げとなる。
一般的に、SRAMに比べて、DRAM(Dynamic Random Access Memory)の方が、構造が簡単であることが知られている。しかし、DRAMは、データ保持のためにメモリをリフレッシュする必要があるため、SRAMに比べて消費電力が大きい。
そこで、本発明は、信号電位を保持する容量素子をDRAMとして利用し、画素構造の簡略化を図るに当たり、消費電力の低減及びDRAMの動作マージンの改善を可能にした液晶表示装置、液晶表示装置の駆動方法、及び、電子機器を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明は、
液晶容量、
一方の電極が前記液晶容量の画素電極に接続され、信号線を介して与えられる、階調を反映した信号電位を保持するDRAMとして用いられる容量素子、
一端が前記信号線に接続され、前記信号電位を前記容量素子に書き込む第1の動作モードではオン状態となり、前記容量素子に保持されている保持電位を読み出した後当該保持電位の極性を反転して前記容量素子に再度書き込む第2の動作モードではオフ状態となる第1のスイッチ素子、
一端が前記第1のスイッチ素子の他端に接続され、他端が前記容量素子の一方の電極及び画素電極に接続され、前記第1の動作モード、前記第2の動作モードにおける前記容量素子からの保持電位の読み出し期間、及び、前記容量素子への反転電位の再書き込み期間にオン状態となる第2のスイッチ素子、
一端が前記第1のスイッチ素子の他端に接続され、前記第1の動作モードではオフ状態となり、前記第2の動作モードにおける前記読み出し期間にオン状態となって前記容量素子から保持電位を前記第2のスイッチ素子を通じて読み出す第3のスイッチ素子、
入力端が前記第3のスイッチ素子の他端に接続され、前記第2の動作モードにおける前記読み出し期間に前記第2のスイッチ素子及び前記第3のスイッチ素子を通じて前記容量素子から読み出された保持電位の極性を反転するインバータ回路、
及び、
一端が前記第1のスイッチ素子の他端に接続され、他端が前記インバータ回路の出力端に接続され、前記第1の動作モードではオフ状態となり、前記第2の動作モードにおける前記再書き込み期間にオン状態となって前記インバータ回路で極性反転された反転電位を前記第2のスイッチ素子を通じて前記容量素子に書き込む第4のスイッチ素子
を含む画素が配置されてなり、
前記インバータ回路は、CMOSインバータからなり、前記インバータ回路の入力容量は、前記容量素子との容量比が1:10程度になるように、前記CMOSインバータのPchMOSトランジスタ及びNchMOSトランジスタのチャネル長及びチャネル幅によって設定される液晶表示装置において、
前記画素に対して、前記第2の動作モードの前記読み出し期間に入る前に、前記インバータ回路の入力電位を当該インバータ回路の動作電源電圧範囲の中間電位に設定する駆動を行う
構成を採っている。
上記構成の液晶表示装置において、第1の動作モードでは、第3のスイッチ素子及び第4のスイッチ素子がオフ状態にある。従って、第1のスイッチ素子及び第2のスイッチ素子がオン状態になることで、これら第1,第2のスイッチ素子を通じて信号線から、階調を反映した信号電位(アナログ電位または2値電位)が容量素子に書き込まれる。一方、第2の動作モードでは、容量素子の保持電位をインバータ回路の入力端に読み出し、当該インバータ回路で極性反転(論理反転)した後、容量素子に再度書き込む動作(再書き込み動作)が行われる。
この第2の動作モードにおいて、容量素子からの保持電位の読み出し期間に入る前に、インバータ回路の入力端に対して当該インバータ回路の動作電源電圧範囲の中間電位を与える動作が行われる。そして、第1のスイッチ素子のオフ状態において、第2のスイッチ素子及び第3のスイッチ素子がオン状態になる一方、第4のスイッチ素子がオフ状態を維持する。このとき、容量素子の保持電位が第2のスイッチ素子及び第3のスイッチ素子を通じて読み出され、インバータ回路の入力端に与えられる。
ここで、インバータ回路の入力端は、入力電位を保持できるように容量(入力容量)をもっている。そして、容量素子からの保持電位の読み出し期間に入る前に、インバータ回路の入力端に上記中間電位を与えない場合は、容量素子の保持電位をインバータ回路の入力端に印加する際に、容量素子とインバータ回路の入力容量との間で容量分配が生ずる。すなわち、印加する保持電位とその印加前のインバータ回路の入力電位との間の電位差が大きいと、容量素子の保持電位をインバータ回路の入力端に印加する際に容量分配が生ずる。この容量分配により、インバータ回路の入力電位が、容量素子とインバータ回路の入力容量との容量比に応じた電位だけ低下するため、インバータ回路の動作マージンが小さくなる。
これに対して、容量素子からの保持電位の読み出し期間に入る前に、インバータ回路の入力電位を上記中間電位に設定することで、印加する保持電位とその印加前のインバータ回路の入力電位との間の電位差が、当該入力電位を中間電位に設定しない場合よりも小さくなる。これにより、容量素子の保持電位をインバータ回路の入力端に印加する際に、容量分配によって低下するインバータ回路の入力電位の低下分が、中間電位を与えない場合よりも小さくなる。
インバータ回路は、入力端に容量素子の保持電位が与えられると、当該保持電位の極性を反転する。その後、第3のスイッチ素子がオフ状態となり、第4のスイッチ素子がオン状態になる。そして、第4のスイッチ素子は、インバータ回路の出力電位、即ち、上記保持電位の反転電位を第2のスイッチ素子を通じて容量素子に再度書き込む動作(再書き込み動作)を行う。
この第2の動作モードにおける一連の動作、即ち、容量素子から保持電位を読み出す読み出し動作、及び、当該保持電位の極性を反転した反転電位を容量素子に再度書き込む再書き込み動作により、所謂、リフレッシュ動作が実行される。このリフレッシュ動作は、第1のスイッチ素子の作用によって、画素を信号線から切り離した状態で行われる。従って、リフレッシュ動作時に、大きな負荷容量を有する信号線に対する充放電が行われることはない。また、リフレッシュ動作の際に、インバータ回路の作用により、第2の動作モードの繰り返し周期で、容量素子に保持される電位の極性の反転動作が繰り返される。
本発明によれば、画素内の信号電位を保持する容量素子をDRAMとして利用し、画素構造の簡略化を図るに当たり、リフレッシュ動作時に大きな負荷容量を有する信号線の充放電が不要であるため、リフレッシュ動作に伴う消費電力を低く抑えることができる。更に、容量素子から保持電位を読み出す前に、インバータ回路の入力電位を中間電位に設定することで、容量分配による電位低下を抑えることができるため、中間電位に設定しない場合に比べてインバータ回路、ひいてはDRAMの動作マージンを改善(拡大)できる。
本発明が適用されるアクティブマトリクス型の液晶表示装置の構成の概略を示すシステム構成図である。 液晶表示パネル(液晶表示装置)の断面構造の一例を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る画素の回路構成例を示す回路図である。 画素構成例1に係る画素回路を示す回路図である。 画素構成例1に係る画素回路のアナログ表示モードの動作説明に供するタイミング波形図である。 アナログ表示モードにおいて、階調を反映した信号電位を信号線から書き込む際の画素内の状態を示す回路図である。 画素構成例1に係る画素回路のメモリ表示モードにおけるリフレッシュ動作の動作説明に供するタイミング波形図である。 画素構成例2に係る画素回路を示す回路図である。 画素構成例2に係る画素回路のアナログ表示モードの動作説明に供するタイミング波形図である。 画素構成例2に係る画素回路のメモリ表示モードにおけるリフレッシュ動作の動作説明に供するタイミング波形図である。 インバータ回路の入力端に中間電位を与えるための実施例1に係る駆動方法の動作説明に供するタイミング波形図である。 インバータ回路の入力端に中間電位を与えるための実施例2に係る駆動方法の動作説明に供するタイミング波形図である。 実施例1の場合のインバータ回路についての説明図である。 実施例2の場合のインバータ回路についての説明図である。 例として実施例2において、インバータ回路としてラッチ回路を用いた場合の回路図である。 本発明が適用されるテレビジョンセットの外観を示す斜視図である。 本発明が適用されるデジタルカメラの外観を示す斜視図であり、(A)は表側から見た斜視図、(B)は裏側から見た斜視図である。 本発明が適用されるノート型パーソナルコンピュータの外観を示す斜視図である。 本発明が適用されるビデオカメラの外観を示す斜視図である。 本発明が適用される携帯電話機を示す外観図であり、(A)は開いた状態での正面図、(B)はその側面図、(C)は閉じた状態での正面図、(D)は左側面図、(E)は右側面図、(F)は上面図、(G)は下面図である。 画素内のメモリにSRAMを用いた従来例に係る液晶表示装置の画素回路の一例を示す回路図である。 1つのSRAMをR,G,Bの副画素に対して共通に設けた従来例に係る液晶表示装置の画素回路の一例を示す回路図である。
以下、発明を実施するための形態(以下、「実施形態」と記述する)について図面を用いて詳細に説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.本発明が適用される液晶表示装置
1−1.システム構成
1−2.パネル断面構造
2.実施形態に係る液晶表示装置の説明
2−1.画素構成例1(画素毎にインバータ回路を配置する例)
2−2.画素構成例2(3つの副画素間で1つのインバータ回路を共有する例)
2−3.実施例1(インバータ回路の入力端に中間電位を与える例)
2−4.実施例2(インバータ回路の入出力端間を電気的に接続する例)
3.変形例
4.適用例(電子機器)
<1.本発明が適用される液晶表示装置>
[1−1.システム構成]
図1は、本発明が適用されるアクティブマトリクス型液晶表示装置の構成の概略を示すシステム構成図である。液晶表示装置は、少なくとも一方が透明な2枚の基板(図示せず)が所定の間隔をもって対向して配置され、これら2枚の基板間に液晶が封入されたパネル構造となっている。
本適用例に係る液晶表示装置10は、液晶容量を含む複数の画素20と、当該画素20が行列状に2次元配列されてなる画素アレイ部30と、当該画素アレイ部30の周辺に配置された駆動部とを有する構成となっている。当該駆動部は、信号線駆動部40、制御線駆動部50及び駆動タイミング発生部60などからなり、例えば、画素アレイ部30と同じ基板(液晶表示パネル11A)上に集積され、画素アレイ部30の各画素20を駆動する。
ここで、液晶表示装置10がカラー表示対応の場合は、1つの画素は複数の副画素(サブピクセル)から構成され、この副画素の各々が画素20に相当することになる。より具体的には、カラー表示用の液晶表示装置では、1つの画素は、赤色(R)光の副画素、緑色(G)光の副画素、青色(B)光の副画素の3つの副画素から構成される。
但し、1つの画素としては、RGBの3原色の副画素の組み合わせに限られるものではなく、3原色の副画素に更に1色あるいは複数色の副画素を加えて1つの画素を構成することも可能である。より具体的には、例えば、輝度向上のために白色光の副画素を加えて1つの画素を構成したり、色再現範囲を拡大するために補色光の少なくとも1つの副画素を加えて1つの画素を構成したりすることも可能である。
本適用例に係る液晶表示装置10は、画素20にメモリを内蔵し、アナログ表示モードによる表示とメモリ表示モードによる表示の両方に対応可能な構成となっている。前にも述べたように、アナログ表示モードとは、画素の階調をアナログ的に表示する表示モードである。また、メモリ表示モードとは、画素内のメモリに記憶されている2値情報(論理“1”/“0”)に基づいて、画素の階調をデジタル的に表示する表示モードである。
メモリ表示モードの場合、メモリに保持されている情報を用いるため、階調を反映した信号電位の書き込み動作をフレーム周期で実行する必要がない。そのため、メモリ表示モードの場合は、階調を反映した信号電位の書き込み動作をフレーム周期で実行する必要があるアナログ表示モードの場合に比べて消費電力が少なくて済む利点がある。
図1において、画素アレイ部30のm行n列の画素配列に対して、列方向に沿って信号線311〜31n(以下、単に「信号線31」と記述する場合もある)が画素列毎に配線されている。また、行方向に沿って制御線321〜32m(以下、単に「制御線32」と記述する場合もある)が画素行毎に配線されている。ここで、列方向とは画素列の画素の配列方向(即ち、垂直方向)を言い、行方向とは画素行の画素の配列方向(即ち、水平方向)を言う。
信号線311〜31nの各一端は、信号線駆動部40の列に対応した各出力端に接続されている。信号線駆動部40は、任意の階調を反映した信号電位(アナログ表示モードではアナログ電位Vsig、メモリ表示モードでは2値電位VXCS)を、対応する信号線31に対して出力するように動作する。また、信号線駆動部40は、例えばメモリ表示モードの場合でも、画素20内に保持する信号電位の論理レベルを入れ替える場合、必要な階調を反映した信号電位を対応する信号線31に対して出力するように動作する。
図1では、制御線321〜32mについて、1本の配線として示しているが、1本に限られるものではない。実際には、制御線321〜32mは複数本の配線からなる。この制御線321〜32mの各一端は、制御線駆動部50の行に対応した各出力端に接続されている。制御線駆動部50は、例えばアナログ表示モードの場合、信号線駆動部40から信号線311〜31nに出力された、階調を反映した信号電位の画素20に対する書き込み動作の制御を行う。
ここで、本適用例に係る液晶表示装置10は、画素20に内蔵するメモリとしてDRAMを用いる。DRAMは、SRAMに比べて構造が簡単であることが知られている。しかし、DRAMは、データ保持のためにメモリをリフレッシュする必要がある。そこで、制御線駆動部50は、画素20内に保持する信号電位のリフレッシュ動作と再書き込み動作のための制御を行う(その詳細については後述する)。
駆動タイミング発生部(TG;タイミングジェネレータ)60は、信号線駆動部40及び制御線駆動部50に対して、これら駆動部40,50を駆動するための各種の駆動パルス(タイミング信号)を供給する。
[1−2.パネル断面構造]
図2は、液晶表示パネル(液晶表示装置)の断面構造の一例を示す断面図である。図2に示すように、液晶表示パネル10Aは、所定の間隔をもって対向して設けられた2枚のガラス基板11,12と、これらガラス基板11,12間に封入された液晶層13とを有する構成となっている。
一方のガラス基板11の外側表面には偏光板14が設けられ、内側表面には配向膜15が設けられている。他方のガラス基板12についても同様に、外側表面には偏光板16が設けられ、内側表面には配向膜17が設けられている。配向膜15,17は、液晶層13の液晶分子群を一定方向に配列させるための膜である。この配向膜15,17としは、一般的に、ポリイミド膜が使用される。
また、他方のガラス基板12には、画素電極18及び対向電極19が透明導電膜によって形成されている。本構造例の場合、画素電極18は、櫛歯状に加工された例えば5本の電極枝18Aを有し、これら電極枝18Aの両端を連結部(図示せず)で連結した構造となっている。一方、対向電極19は、電極枝18Aよりも下側(ガラス基板12側)に画素アレイ部30の領域の全体を覆うように形成されている。
この櫛歯状の画素電極18及び対向電極19による電極構造により、電極枝18Aと対向電極19との間には、図2に破線で示すように、放射線状の電界が発生する。これにより、画素電極18の上面側の領域に対しても、電界の影響を与えることができる。このため、画素アレイ部30の領域全体に亘って、液晶層13の液晶分子群を所望の配向方向に向けることができる。
<2.実施形態に係る液晶表示装置の説明>
上記構成のアクティブマトリックス型液晶表示装置10において、本実施形態では、メモリを内蔵し、アナログ表示モードによる表示とメモリ表示モードによる表示の両方に対応可能な画素20の具体的な構成を特徴としている。図3に、本実施形態に係る画素20の回路構成例を示す。
図3に示すように、本実施形態に係る画素20は、液晶容量21、容量素子22、インバータ回路23、及び、第1〜第4のスイッチ素子24〜27を有し、容量素子22をDRAMとして利用する構成となっている。一般的に、DRAMはSRAMに比べて構造が簡単であることが知られている。従って、内蔵するメモリとしてDRAMを用いることにより、画素構造の簡略化を図ることができるため、画素20の微細化を図る上でSRAMを用いる場合よりも有利となる。
液晶容量21は、画素電極(図2の画素電極18に相当)と当該画素電極に対向して形成される対向電極(図2の対向電極19に相当)との間で画素単位で発生する容量を意味する。液晶容量21の対向電極には、コモン電位VCOMが全画素共通に与えられる。液晶容量21の画素電極は、容量素子22の一方の電極と電気的に共通に接続されている。
容量素子22は、信号線31(311〜31n)から後述する書き込み動作によって書き込まれる、階調を反映した信号電位(アナログ電位Vsigまたは2値電位VXCS)を保持する。以降、容量素子22を保持容量22と記述することとする。保持容量22の他方の電極には、当該保持容量22が保持する信号電位の基準となる電位(以下、「CS電位」と記述する)VCSが与えられる。CS電位VCSは、コモン電位VCOMとほぼ同電位に設定される。保持容量22は、メモリ表示モードではDRAMとして用いられる。
第1のスイッチ素子24は、一端が信号線31に接続され、当該信号線31を介して与えられる、階調を反映した信号電位(Vsig/VXCS)を保持容量22に書き込む第1の動作モードでオン(閉)状態となる。すなわち、第1のスイッチ素子24は、第1の動作モードでオン状態となることによって信号電位(Vsig/VXCS)を画素20内に書き込む(取り込む)。
第1のスイッチ素子24は、保持容量22に保持されている電位(以下、「保持電位」と記述する)を読み出した後、当該保持電位の極性をインバータ回路23で反転し、その反転電位を保持容量22に再度書き込む第2の動作モードではオフ(開)状態になる。第1のスイッチ素子24のオン/オフ制御は、制御信号GATE1によって行われる。
第2のスイッチ素子25は、一端が第1のスイッチ素子24の他端に接続され、他端が保持容量22の一方の電極及び液晶容量21の画素電極に接続されている。そして、第2のスイッチ素子25は、第1の動作モード、第2の動作モードにおける保持容量22からの保持電位の読み出し期間、及び、保持容量22への反転電位の再書き込み期間にオン(閉)状態となり、それ以外の期間ではオフ(開)状態になる。第2のスイッチ素子25のオン/オフ制御は、制御信号GATE2によって行われる。
第3のスイッチ素子26は、一端が第1のスイッチ素子24の他端(第2のスイッチ素子25の一端)に接続され、第1の動作モードではオフ(開)状態となる。また、第3のスイッチ素子26は、第2の動作モードにおける読み出し期間にオン(閉)状態となることで、保持容量22から保持電位を第2のスイッチ素子25を通じて読み出し、インバータ回路23の入力端に与える。第3のスイッチ素子26のオン/オフ制御は、制御信号SR1によって行われる。
インバータ回路23は、入力端が第3のスイッチ素子26の他端に接続され、第2の動作モードにおける読み出し期間に第2,第3のスイッチ素子25,26を通じて保持容量22から読み出された保持電位の極性を反転する、即ち、論理を反転する。
第4のスイッチ素子27は、一端が第1のスイッチ素子24の他端(第2のスイッチ素子25の一端)に接続され、他端がインバータ回路23の出力端に接続され、第1の動作モードではオフ(開)状態となる。また、第4のスイッチ素子27は、第2の動作モードにおける再書き込み期間にオン(閉)状態となってインバータ回路23で極性反転された反転電位を第2のスイッチ素子25を通じて保持容量22に書き込む(再書き込み)。第4のスイッチ素子27のオン/オフ制御は、制御信号SR2によって行われる。
スイッチ素子24〜27のオン/オフ制御を行うための制御信号GATE1、制御信号GATE2、制御信号SR1、及び、制御信号SR2は、図1の駆動タイミング発生部60によるタイミング制御の下に、制御線駆動部50から適宜出力される。
上記構成の本実施形態に係る液晶表示装置10において、第1の動作モードでは、第3のスイッチ素子26及び第4のスイッチ素子27がオフ状態にある。従って、第1のスイッチ素子24及び第2のスイッチ素子25がオン状態になることで、これら第1,第2のスイッチ素子24,25を通じて信号線31から、階調を反映した信号電位(アナログ電位Vsigまたは2値電位VXCS)が保持容量22に書き込まれる。すなわち、第1の動作モードは、階調を反映した信号電位(Vsig/VXCS)を信号線31から保持容量22に書き込む動作を行う動作モードである。
一方、第2の動作モードでは、第1のスイッチ素子24がオフ状態になる。この状態において、第2のスイッチ素子25及び第3のスイッチ素子26がオン状態になる一方、第4のスイッチ素子27がオフ状態を維持する。このとき、保持容量22の保持電位が第2のスイッチ素子25及び第3のスイッチ素子26を通じて読み出され、インバータ回路23の入力端に与えられる。
インバータ回路23は、保持容量22の保持電位の極性を反転し、その反転電位を出力する。その後、第3のスイッチ素子26がオフ状態となり、第4のスイッチ素子27がオン状態になる。そして、第4のスイッチ素子27は、インバータ回路23の反転電位を第2のスイッチ素子25を通じて保持容量22に書き込む(再書き込み動作)。すなわち、第2の動作モードは、保持容量22の保持電位を読み出し、インバータ回路23で極性反転(論理反転)して保持容量22に再度書き込む動作を行う動作モードである。
この第2の動作モードにおける一連の動作、即ち、保持容量22から保持電位を読み出す読み出し動作、及び、当該保持電位の極性を反転した反転電位を保持容量22に再度書き込む再書き込み動作により、所謂、リフレッシュ動作が実行される。このリフレッシュ動作は、第1のスイッチ素子24の作用によって、画素20を信号線31から切り離した状態で行われる。従って、リフレッシュ動作時に、大きな負荷容量を有する信号線31に対する充放電が行われることはない。
すなわち、上記の画素構成によれば、リフレッシュ動作時に大きな負荷容量を有する信号線31の充放電が不要であるため、リフレッシュ動作に伴う消費電力を低く抑えることができる。また、リフレッシュ動作の際に、インバータ回路23の作用により、第2の動作モードの繰り返し周期(例えば、1フレーム周期)で、保持容量22に保持される電位の極性の反転動作が繰り返される。その結果、1フレーム周期で液晶に対する印加電圧の極性が反転駆動される液晶表示装置において、メモリ表示モードでは、画素電極と対向電極との間の電位関係を適切な状態に維持し続けることができる。
上述したように、階調を反映した信号電位(Vsig/VXCS)を保持する保持容量22をDRAMとして利用し、アナログ表示モードによる表示とメモリ表示モードによる表示の両方に対応可能な液晶表示装置10において、本実施形態では次の構成を採ることを主な特徴としている。
具体的には、第2の動作モードにおいて、保持容量22から保持電位を読み出す読み出し期間に入る前に、画素20に対して、インバータ回路23の入力電位を、当該インバータ回路23の動作電源電圧範囲の中間電位に設定する構成を採る。ここで、インバータ回路23の動作電源電圧範囲とは、インバータ回路23の動作電源である、正側の電源電位VDDと負側の電源電位VSSとの間の電圧範囲を言う。
そして、インバータ回路23の動作電源電圧範囲の中間電位は、(VDD−VSS)/2で与えられる電位である。ここで言う「中間電位」の概念には、(VDD−VSS)/2で与えられる電位と厳密に一致する場合の他、実施例2で後述するインバータ回路の動作点となる電圧も含まれるし、種々の要因に起因する、例えば±0.3V程度の若干のばらつきの存在も勿論含まれるものとする。
インバータ回路23は、第3のスイッチ素子26がオフ状態となると、入力端がフローティング状態となる。従って、入力電位を一定期間に亘って保持するためにも、また、リーク電流等による入力電位の低下を抑えるためにも、インバータ回路23の入力容量をある程度大きく設定しておく必要がある。インバータ回路23の入力段が例えばCMOSインバータからなる場合、当該CMOSインバータを構成するPchMOSトランジスタ及びNchMOSトランジスタのチャネル幅W、チャネル長L、単位面積当たりのゲート容量Cox等によって入力容量が決まる。
そして、インバータ回路23の入力容量は、保持容量22との容量比が1:10程度になるように、PchMOSトランジスタ及びNchMOSトランジスタのチャネル幅W、チャネル長L、単位面積当たりのゲート容量Cox等によって決定される。インバータ回路23の入力容量と保持容量22との容量比については、厳密に1:10である場合の他、素子のばらつき等の種々の要因に起因して、1:10から多少前後する若干のばらつきの存在も含まれるものとする。
ここで、保持容量22からの保持電位の読み出し期間に入る前に、インバータ回路23の入力端に上記中間電位を与えない場合について考える。この場合は、保持容量22の保持電位をインバータ回路23の入力端に印加する際に、保持容量22とインバータ回路23の入力容量との間で容量分配が生ずる。
具体的には、印加する保持電位とその印加前のインバータ回路23の入力電位との間の電位差が大きいと、保持容量22の保持電位をインバータ回路23の入力端に印加する際に容量分配が生ずる。この容量分配により、インバータ回路23の入力電位が、保持容量22とインバータ回路23の入力容量との容量比に応じた電位だけ低下するため、インバータ回路23の動作マージンが小さくなる。
これに対して、保持容量22からの保持電位の読み出し期間に入る前に、インバータ回路23の入力電位を上記中間電位に設定することで、印加する保持電位とその印加前のインバータ回路23の入力電位との間の電位差が、中間電位に設定しない場合よりも小さくなる。これにより、保持容量22の保持電位をインバータ回路23の入力端に印加する際に、容量分配によるインバータ回路23の入力電位の低下分を、中間電位を与えない場合よりも小さく抑えることができる。その結果、中間電位を与えない場合に比べてインバータ回路23、ひいてはDRAMの動作マージンを改善(拡大)できる。
上述したように、本実施形態に係る画素20によれば、保持容量22をDRAMとして利用し、画素構造の簡略化を図るに当たり、リフレッシュ動作時に大きな負荷容量を有する信号線31の充放電が不要となる。従って、リフレッシュ動作に伴う消費電力を低く抑えることができる。
また、第2の動作モードにおいて、保持容量22から保持電位を読み出す前に、インバータ回路23の入力端に、インバータ回路23の動作電源電圧範囲の中間電位を与えることで、容量分配によるインバータ回路23の入力電位の電位低下を抑えることができる。従って、中間電位を与えない場合に比べて、インバータ回路23の動作マージン、ひいてはDRAMの動作マージンを改善できる。
尚、インバータ回路23については、画素20毎に1対1の対応関係をもって設ける構成(画素構成例1)を採ることも可能であるし、1つのインバータ回路23を複数の画素20に対して共通に設ける(共有する)構成(画素構成例2)を採ることも可能である。以下に、画素構成例1,2について具体的に説明する。
[2−1.画素構成例1]
図4は、画素構成例1に係る画素回路を示す回路図であり、図中、図3と同等部位には同一符号を付して示している。画素構成例1に係る画素回路は、インバータ回路23を画素20毎に1対1の対応関係をもって設ける回路構成例となっている。
(回路構成)
画素構成例1に係る画素回路では、第1〜第4のスイッチ素子24〜27として、例えば薄膜トランジスタを用いている。以下、第1〜第4のスイッチ素子24〜27を、第1〜第4のスイッチングトランジスタ24〜27と記述することとする。ここでは、第1〜第4のスイッチングトランジスタ24〜27としてNchMOSトランジスタを用いているが、PchMOSトランジスタを用いることも可能である。
第1〜第4のスイッチングトランジスタ24〜27は、各ゲート電極に与えられる制御信号GATE1、制御信号GATE2、制御信号SR1、及び、制御信号SR2によって導通/非導通の制御が行われる。これら制御信号GATE1、制御信号GATE2、制御信号SR1、及び、制御信号SR2は、図1の駆動タイミング発生部60によるタイミング制御の下に、制御線駆動部50から適宜出力される。
第1のスイッチングトランジスタ24は、一方の主電極(ドレイン電極/ソース電極)が信号線31に接続されている。そして、第1のスイッチングトランジスタ24は、制御信号GATE1による制御の下に、階調を反映した信号電位(Vsig/VXCS)を信号線31から画素20内に書き込む(取り込む)ときに導通状態となる。
第2のスイッチングトランジスタ25は、一方の主電極が液晶容量21の画素電極及び保持容量22の一方の電極に共通に接続され、他方の主電極が第1のスイッチングトランジスタ24の他方の主電極に接続されている。そして、第2のスイッチングトランジスタ25は、制御信号GATE2による制御の下に、階調を反映した信号電位(Vsig/VXCS)を信号線31から保持容量22に書き込むときに導通状態となる。
第3のスイッチングトランジスタ26は、一方の主電極が第1のスイッチングトランジスタ24の他方の主電極(第2のスイッチングトランジスタ25の他方の主電極)に接続され、他方の主電極がインバータ回路23の入力端に接続されている。そして、第3のスイッチングトランジスタ26は、制御信号SR1による制御の下に、信号線31から階調を反映した信号電位(Vsig/VXCS)を画素20内に書き込むときに非導通状態となる。
第3のスイッチングトランジスタ26は更に、制御信号SR1による制御の下に、メモリ表示モードにおけるリフレッシュ動作の実行時に、各フレームの終了直前の一定期間において導通状態となる。因みに、第3のスイッチングトランジスタ26が導通状態にあるときに、DRAMとして機能する保持容量22の保持電位が、第2のスイッチングトランジスタ25及び第3のスイッチングトランジスタ26を通してインバータ回路23の入力端に読み出される。
第4のスイッチングトランジスタ27は、一方の主電極が第1のスイッチングトランジスタ24の他方の主電極(第2のスイッチングトランジスタ25の他方の主電極)に接続され、他方の主電極がインバータ回路23の出力端に接続されている。そして、第4のスイッチングトランジスタ27は、制御信号SR2による制御の下に、階調を反映した信号電位(Vsig/VXCS)を信号線31から画素20内に書き込むときに非導通状態となる。
第4のスイッチングトランジスタ27は更に、制御信号SR2による制御の下に、メモリ表示モードにおけるリフレッシュ動作の実行時に、各フレームの開始直後の一定期間において導通状態となる。因みに、第4のスイッチングトランジスタ27が導通状態にあるときに、インバータ回路23で極性が反転(論理が反転)された、階調を反映した信号電位が、第4のスイッチングトランジスタ27及び第2のスイッチングトランジスタ25を通して保持容量22に書き込まれる。
インバータ回路23は、例えば、CMOSインバータによって構成されている。具体的には、インバータ回路23は、電源電位VDDの電源ラインと電源電位VSSの電源ラインとの間に直列に接続されたPchMOSトランジスタ231及びNchMOSトランジスタ232によって構成されている。
PchMOSトランジスタ231及びNchMOSトランジスタ232の各ゲート電極は共通に接続されてインバータ回路23の入力端となっている。この入力端は、第3のスイッチングトランジスタ26の他方の主電極に接続されている。また、PchMOSトランジスタ231及びNchMOSトランジスタ232の各ドレイン電極は共通に接続されてインバータ回路23の出力端となっている。この出力端は、第4のスイッチングトランジスタ27の他方の主電極に接続されている。
(回路動作)
次に、上記構成の画素構成例1に係る画素回路の回路動作について、表示モード別に説明する。
(1)アナログ表示モード
図5は、画素構成例1に係る画素回路のアナログ表示モードの動作説明に供するタイミング波形図である。図5には、(A)信号線31の電位(即ち、階調を反映した信号電位)、(B)制御信号GATE1/GATE2、及び、(C)制御信号SR1/SR2の各波形を示している。
本例の場合、液晶容量21の画素電極と対向電極との間に印加される電圧の極性が1水平期間(1H/1ライン)の周期で反転駆動される、即ち、ライン反転駆動される。周知の通り、液晶表示装置では、液晶に同極性の直流電圧が印加され続けることによって液晶の比抵抗(物質固有の抵抗値)等が劣化するのを防ぐために、コモン電位VCOMを中心にある周期にて液晶に対する印加電圧の極性を反転する交流駆動が行われる。
この交流駆動として、本例ではライン反転駆動が行われる。このライン反転駆動を実現するために、信号線31の電位である、階調を反映した信号電位の極性は、図5(A)に示すように、1H周期で反転する。図5(A)の波形において、High側電位はVDD1であり、Low側電位はVSS1である。また、図5(A)には、最大振幅VDD1−VSS1の場合の例を示している。実際には、信号線31の電位は、階調に応じてVDD1−VSS1の範囲内のいずれかの電位レベルをとる。
制御信号GATE1/GATE2の波形を示す図5(B)において、High側電位はVDD2であり、Low側電位はVSS2である。制御信号GATE1/GATE2は、信号線31から保持容量22に対して、階調を反映した信号電位を書き込む書き込み期間においてHigh側電位VDD2になる。
制御信号SR1/SR2の波形を示す図5(C)においても、High側電位はVDD2であり、Low側電位はVSS2である。制御信号SR1/SR2は、アナログ表示モードでは常にLow側電位はVSS2の状態にある。
図6に、アナログ表示モードにおいて、階調を反映した信号電位を信号線31から書き込む際の画素20内の状態を示す。図6では、理解を容易にするために、第1〜第4のスイッチングトランジスタ24〜27をスイッチのシンボルを用いて表している。
階調を反映した信号電位の書き込み期間では、第1,第2のスイッチングトランジスタ24,25が共に導通状態(スイッチ閉状態)となる。一方、第3,第4のスイッチングトランジスタ26,27は共に全期間に亘って非導通状態(スイッチ開状態)となって、液晶容量21の画素電極や保持容量22側とインバータ回路23側とを電気的に完全に分離する。これにより、図6に一点鎖線の矢印で示すように、階調を反映した信号電位が、第1のスイッチングトランジスタ24及び第2のスイッチングトランジスタ25を通して保持容量22に書き込まれる。
(2)メモリ表示モード
メモリ表示モードでは、階調を反映した信号電位を信号線31から保持容量22に書き込む書き込み動作と、保持容量22の保持電位をリフレッシュするリフレッシュ動作とが行われる。このうち、書き込み動作は、表示内容を変更する場合等に実行される動作である。なお、信号線31から階調を反映した信号電位を保持容量22に書き込む動作については、アナログ表示モードの場合と同じであるので、ここではその説明については省略する。
図7は、画素構成例1に係る画素回路のメモリ表示モードにおけるリフレッシュ動作の動作説明に供するタイミング波形図であり、1フレーム(1F)単位での駆動動作の関係を示している。図7には、(A)制御信号GATE2、(B)制御信号SR1/SR2、(C)CS電位VCS、及び、(D)保持容量22に書き込む信号電位PIXの各波形を示している。
図7のタイミング波形図から明らかなように、制御信号GATE2及び制御信号SR1/SR2は、1フレーム周期でHigh側電位がパルス状に発生する。CS電位VCSは、1フレーム周期で交互にHigh側電位とLow側電位になる。保持容量22に書き込む信号電位PIXは、交流駆動を実現するために1フレーム周期で極性が反転する。
尚、メモリ表示モードでは、制御信号GATE1は常にLow側電位の状態にある。これにより、第1のスイッチングトランジスタ24は非導通状態(スイッチ開状態)となって画素20を信号線31から電気的に切り離す。
[2−2.画素構成例2]
図8は、画素構成例2に係る画素回路を示す回路図であり、図中、図4と同等部位には同一符号を付して示している。画素構成例2に係る画素回路は、カラー表示対応の画素であり、例えば、R,G,Bの3つの副画素20R,20G,20Bにより1つの画素を構成している。そして、1つのインバータ回路23を3つの副画素20R,20G,20Bで共有する構成を採っている。
(回路構成)
画素構成例2に係る画素回路でも、画素構成例1に係る画素回路の場合と同様に、第1〜第4のスイッチ素子である第1〜第4のスイッチングトランジスタ24〜27として、例えば薄膜トランジスタを用いている。
赤色(R)に対応する副画素20Rは、液晶容量21R及び保持容量22Rに加えて、第2のスイッチングトランジスタ25Rを有している。第2のスイッチングトランジスタ25Rは、一方の主電極が液晶容量21Rの画素電極及び保持容量22Rの一方の電極に共通に接続され、他方の主電極が第1のスイッチングトランジスタ24の他方の主電極に接続されている。そして、第2のスイッチングトランジスタ25Rは、赤色に対応する制御信号GATE2Rによる制御の下に、階調を反映した信号電位(Vsig/VXCS)を保持容量22Rに書き込むときに導通状態となる。
同様に、緑色(G)に対応する副画素20Gは、液晶容量21G及び保持容量22Gに加えて、第2のスイッチングトランジスタ25Gを有している。第2のスイッチングトランジスタ25Gは、一方の主電極が液晶容量21Gの画素電極及び保持容量22Gの一方の電極に共通に接続され、他方の主電極が第1のスイッチングトランジスタ24の他方の主電極に接続されている。そして、第2のスイッチングトランジスタ25Gは、緑色に対応する制御信号GATE2Gによる制御の下に、階調を反映した信号電位(Vsig/VXCS)を保持容量22Gに書き込むときに導通状態となる。
同様に、青色(B)に対応する副画素20Bは、液晶容量21B及び保持容量22Bに加えて、第2のスイッチングトランジスタ25Bを有している。第2のスイッチングトランジスタ25Bは、一方の主電極が液晶容量21Bの画素電極及び保持容量22Bの一方の電極に共通に接続され、他方の主電極が第1のスイッチングトランジスタ24の他方の主電極に接続されている。そして、第2のスイッチングトランジスタ25Bは、青色に対応する制御信号GATE2Bによる制御の下に、階調を反映した信号電位(Vsig/VXCS)を保持容量22Bに書き込むときに導通状態となる。
これら副画素20R,20G,20Bに対して、インバータ回路23、第1のスイッチングトランジスタ24、及び、第3,第4のスイッチングトランジスタ26,27が共通に設けられている。インバータ回路23の回路構成、第1のスイッチングトランジスタ24、及び、第3,第4のスイッチングトランジスタ26,27の接続関係、並びに、それらの機能については、実施例1の場合と基本的に同じである。
すなわち、第1のスイッチングトランジスタ24は、一方の主電極(ドレイン電極/ソース電極)が信号線31に接続されている。そして、第1のスイッチングトランジスタ24は、制御信号GATE1による制御の下に、信号線31から階調を反映した信号電位(Vsig/VXCS)を画素20内に書き込む(取り込む)ときに導通状態となる。
第3のスイッチングトランジスタ26は、一方の主電極が第1のスイッチングトランジスタ24の他方の主電極(第2のスイッチングトランジスタ25R,25G,25Bの各他方の主電極)に接続され、他方の主電極がインバータ回路23の入力端に接続されている。そして、第3のスイッチングトランジスタ26は、制御信号SR1による制御の下に、信号線31から階調を反映した信号電位(Vsig/VXCS)を画素20内に書き込むときに非導通状態となる。
第3のスイッチングトランジスタ26は更に、制御信号SR1による制御の下に、メモリ表示モードにおけるリフレッシュ動作の実行時に、各フレームの終了直前の一定期間において導通状態となる。因みに、第3のスイッチングトランジスタ26が導通状態にあるときに、DRAMとして機能する保持容量22R,22G,22Bの各保持電位が、第2のスイッチングトランジスタ25R,25G,25B及び第3のスイッチングトランジスタ26を通してインバータ回路23の入力端に読み出される。
第4のスイッチングトランジスタ27は、一方の主電極が第1のスイッチングトランジスタ24の他方の主電極(第2のスイッチングトランジスタ25R,25G,25Bの各他方の主電極)に接続され、他方の主電極がインバータ回路23の出力端に接続されている。そして、第4のスイッチングトランジスタ27は、制御信号SR2による制御の下に、信号線31から階調を反映した信号電位(Vsig/VXCS)を画素20内に書き込むときに非導通状態となる。
第4のスイッチングトランジスタ27は更に、制御信号SR2による制御の下に、メモリ表示モードにおけるリフレッシュ動作の実行時に、各フレームの開始直後の一定期間において導通状態となる。因みに、第4のスイッチングトランジスタ27が導通状態にあるときに、インバータ回路23で極性が反転(論理が反転)された、階調を反映した信号電位が、第4のスイッチングトランジスタ27及び第2のスイッチングトランジスタ25R,25G,25Bを通して保持容量22に書き込まれる。
インバータ回路23は、例えば、CMOSインバータによって構成されている。具体的には、インバータ回路23は、電源電位VDDの電源ラインと電源電位VSSの電源ラインとの間に直列に接続されたPchMOSトランジスタ231及びNchMOSトランジスタ232によって構成されている。
PchMOSトランジスタ231及びNchMOSトランジスタ232の各ゲート電極は共通に接続されてインバータ回路23の入力端となっている。この入力端は、第3のスイッチングトランジスタ26の他方の主電極に接続されている。また、PchMOSトランジスタ231及びNchMOSトランジスタ232の各ドレイン電極は共通に接続されてインバータ回路23の出力端となっている。この出力端は、第4のスイッチングトランジスタ27の他方の主電極に接続されている。
(回路動作)
次に、上記構成の画素構成例2に係る画素回路、即ち、副画素20R,20G,20Bの回路動作について、表示モード別に説明する。
(1)アナログ表示モード
図9は、画素構成例2に係る画素回路のアナログ表示モードの動作説明に供するタイミング波形図である。図9には、(A)信号線31の電位、(B)制御信号GATE1、(C)赤色に対応した制御信号GATE2R、(D)緑色に対応した制御信号GATE2G、(E)青色に対応した制御信号GATE2B、及び、(F)制御信号SR1/SR2の各波形を示している。
本例の場合、液晶容量21R,21G,21Bの画素電極と対向電極との間に印加される電圧の極性が1水平期間(1H/1ライン)の周期で反転駆動される、即ち、ライン反転駆動される(交流駆動)。このライン反転駆動を実現するために、信号線31の電位である、階調を反映した信号電位の極性は、図9(A)に示すように、1Hの周期で反転する。
図9(A)に示す、階調を反映した信号電位の波形において、High側電位はVDD1であり、Low側電位はVSS1である。また、図9(A)には、最大振幅VDD1−VSS1の場合の例を示している。実際には、信号線31の電位は、階調に応じてVDD1−VSS1の範囲内のいずれかの電位レベルをとる。
制御信号GATE1の波形を示す図9(B)において、High側電位はVDD2であり、Low側電位はVSS2である。制御信号GATE1は、信号線31から保持容量22R,22G,22Bに対して、階調を反映した信号電位を書き込む書き込み期間においてHigh側電位VDD2になる。
制御信号GATE2R,GATE2G,GATE2Bの各波形を示す図9(C),(D),(E)においても、High側電位はVDD2であり、Low側電位はVSS2である。制御信号GATE2R,GATE2G,GATE2Bは、信号線31から保持容量22R,22G,22Bに対して、階調を反映した信号電位を書き込む書き込み期間、即ち、制御信号GATE1がHigh側電位VDD2になる期間において、例えばR→G→Bの順番でHigh側電位VDD2になる。
尚、制御信号GATE2R,GATE2G,GATE2BがHigh側電位VDD2になる期間は互いに重複しないように設定されている。また、制御信号GATE2R,GATE2G,GATE2BがHigh側電位VDD2になる各期間には、各色に対応する、階調を反映した信号電位Vsigが、図1の信号線駆動部40から信号線31に対して出力されることになる。
制御信号SR1/SR2の波形を示す図9(F)においても、High側電位はVDD2であり、Low側電位はVSS2である。制御信号SR1/SR2は、アナログ表示モードでは常にLow側電位はVSS2の状態にある。
(2)メモリ表示モード
メモリ表示モードでは、信号線31から階調を反映した信号電位を保持容量22R,22G,22Bに書き込む書き込み動作と、保持容量22R,22G,22Bの保持電位をリフレッシュするリフレッシュ動作とが行われる。このうち、書き込み動作は、表示内容を変更する場合等に実行される動作である。なお、信号線31から階調を反映した信号電位を保持容量22R,22G,22Bに書き込む動作については、アナログ表示モードの場合と同じであるので、ここではその説明を省略する。
図10は、画素構成例2の画素回路のメモリ表示モードにおけるリフレッシュ動作の動作説明に供するタイミング波形図であり、1フレーム(1F)単位での駆動動作の関係を示している。図10には、(A)制御信号GATE2R、(B)制御信号GATE2G、(C)制御信号GATE2B、(D)制御信号SR1/SR2、及び、(E)CS電位VCSの各波形を示している。図10には更に、(F)保持容量22Rに書き込む信号電位PIXR、(G)保持容量22Gに書き込む信号電位PIXG、及び、(H)保持容量22Bに書き込む信号電位PIXBの各波形を示している。
図10のタイミング波形図から明らかなように、制御信号GATE2R,GATE2G,GATE2Bは、3フレーム周期でHigh側電位がパルス状に発生する。制御信号SR1/SR2は、1フレーム周期でHigh側電位がパルス状に発生する。CS電位VCSは、1フレーム周期で交互にHigh側電位とLow側電位になる。
また、図10(F),(G),(H)において、点線で示す波形がCS電位VCSの波形であり、実線で示す波形が階調を反映した信号電位PIXR,PIXG,PIXBの波形である。CS電位VCSの1フレーム周期での変化に伴って、階調を反映した信号電位PIXR,PIXG,PIXBも1フレーム周期で変化するが、CS電位VCSと信号電位PIXR,PIXG,PIXBとの電位関係は、3フレーム周期で変化する。
すなわち、各色の保持容量22R,22G,22Bの保持電位PIXR,PIXG,PIXBに対する、極性反転動作及びリフレッシュ動作は3フレーム周期で実行される。勿論、前回の極性反転動作及びリフレッシュ動作から今回の極性反転動作及びリフレッシュ動作までは、副画素20R,20G,20Bにおける電位関係が維持される。従って、本例の場合、保持容量22R,22G,22Bには、リフレッシュレートが3フレーム周期になっても、階調を反映した信号電位PIXR,PIXG,PIXBを保持できるだけの容量が求められる。
尚、メモリ表示モードでは、制御信号GATE1は常にLow側電位の状態にある。これにより、第1のスイッチングトランジスタ24は非導通状態(スイッチ開状態)となって副画素20R,20G,20Bの各々を信号線31から電気的に切り離す。
以下に、第2の動作モードにおいて、保持容量22から保持電位を読み出す読み出し期間に入る前に、インバータ回路23の入力端に、その動作電源電圧範囲の中間電位を与えるための具体的な実施例について説明する。
[2−3.実施例1]
図11は、インバータ回路23の入力端に中間電位を与えるための実施例1に係る駆動方法の動作の説明、具体的には、ある走査線についてのメモリ表示モードにおける動作の説明に供するタイミング波形図である。
ここでは、一例として、先述した画素構成例2の画素回路において、緑色に対応した副画素20Gの場合を例に挙げて説明するが、他の色の副画素20R,20Bの場合、更には、画素構成例1の画素回路の場合にも副画素20Gの場合と同様の動作が行われる。
図11には、図10のフレームの境界部分における、(A)信号線31の電位、(B)制御信号GATE1、(C)Gに対応した制御信号GATE2G、(D)制御信号SR1、及び、(E)制御信号SR2の各波形を拡大した状態で表している。図11には更に、保持容量22Gに保持されている電位(保持電位)PIXG、インバータ回路23の入力電位INVin、及び、出力電位INVoutの各波形についても拡大した状態で表している。
尚、図11では、現フレームをフレームNで表し、次フレームをフレームN+1で表している。また、本例では、制御信号GATE1、制御信号GATE2G、制御信号SR1、及び、制御信号SR2のパルス幅については、例えば1Hを単位としている。
第2のスイッチングトランジスタ25Gの導通/非導通の制御を行う制御信号GATE2Gは、現フレームNの終了直前(本例では、2H前)から、次フレームN+1の開始直後(本例では、2H後)までの一定期間(本例では、4H期間)でHigh側電位VDD2となる。制御信号GATE2GがHigh側電位VDD2となり、第2のスイッチングトランジスタ25Gが導通状態になることで、第2の動作モードに入ることになる。
この第2の動作モードに入る前における以下に説明する動作が、本実施例1の特徴とする点となる。すなわち、第2の動作モードの読み出し期間に入る前(本例では、2H前)において、制御信号GATE1及び制御信号SR1が一定期間(本例では、1H期間)だけHigh側電位VDD2となる。このとき、図1の信号線駆動部40から信号線31に対して、インバータ回路23の動作電源電圧範囲の中間電位Vmidが出力されている。
従って、制御信号GATE1及び制御信号SR1に応答して、第1,第3のスイッチングトランジスタ24,26が導通状態になることで、中間電位Vmidが第1,第3のスイッチングトランジスタ24,26を通してインバータ回路23の入力端に書き込まれる。これにより、インバータ回路23の入力電位INVinが中間電位Vmidになる。このようにして、インバータ回路23の入力電位INVinが中間電位Vmidに設定された後、制御信号GATE2GがHigh側電位VDD2となり、第2のスイッチングトランジスタ25Gが導通状態になることで、第2の動作モードに入る。
ここで、第3のスイッチングトランジスタ26の導通/非導通の制御を行う制御信号SR1は、中間電位Vmidの書き込み期間以外にも、各フレームの終了直前(本例では、2H前)に一定期間(本例では、1H期間)だけHigh側電位VDD2となる。第4のスイッチングトランジスタ27の導通/非導通の制御を行う制御信号SR2は、各フレームの開始直後(本例では、1H後)に一定期間(本例では、2H期間)だけHigh側電位VDD2となる。
制御信号GATE2GがHigh側電位VDD2となり、第2のスイッチングトランジスタ25Gが導通状態になるフレームの境界部分において、先ず、制御信号SR1がHigh側電位VDD2となることによって第3のスイッチングトランジスタ26が導通状態になる。これにより、保持容量22Gの保持電位PIXGが第2,第3のスイッチングトランジスタ25G,26を通して読み出され、インバータ回路23の入力端に与えられる。
ここで、保持容量22からの保持電位PIXGの読み出し期間に入る前に、インバータ回路23の入力端に中間電位Vmidを与えない場合について考える。この場合は、保持容量22の保持電位PIXGをインバータ回路23の入力端に印加する際に、保持容量22とインバータ回路23の入力容量との間で容量分配が生ずる。
具体的には、インバータ回路23の入力電位INVinが例えばLow側電位VSS1にある状態で、High側電位VDD1の保持電位PIXGを書き込むと、その書き込み時の電位差が大きいために、保持容量22とインバータ回路23の入力容量との間で容量分配が生ずる。この容量分配により、インバータ回路23の入力電位INVinが、図11に破線で示すように、その電位差と保持容量22とインバータ回路23の入力容量との容量比に応じた電位ΔV1だけ低下するため、インバータ回路23の動作マージンが小さくなる。
これに対して、実施例1に係る駆動方法では、上述したように、保持容量22からの保持電位PIXGの読み出し期間に入る前に、インバータ回路23の入力端に中間電位Vmidを与えるようにしている。これにより、インバータ回路23の入力端に印加する保持電位PIXGとその印加前の入力電位INVin(即ち、中間電位Vmid)との間の電位差が、中間電位Vmidを与えない場合よりも小さくなる。
従って、保持容量22の保持電位PIXGをインバータ回路23の入力端に印加する際に、容量分配によるインバータ回路23の入力電位INVinの低下分ΔV2を、中間電位Vmidを与えない場合の低下分ΔV1よりも小さく抑えることができる。その結果、インバータ回路23の入力端に中間電位Vmidを与えない場合に比べて、当該入力端に中間電位Vmidを与える場合の方がインバータ回路23、ひいてはDRAMの動作マージンを改善(拡大)できる。
インバータ回路23は、保持容量22Gから読み出された保持電位PIXGの極性(論理)を反転する。このインバータ回路23の作用により、入力電位INVin(=VDD1−ΔV2)が、Low側電位VSS1の出力電位INVoutに極性反転される。インバータ回路23の入出力電位INVin,INVoutにおいて、High側電位VDD1は図8の正側の電源電位VDDに相当し、Low側電位VSS1は負側の電源電位VSSに相当する。
ここで、第3のスイッチングトランジスタ26のゲート−ソース間には寄生容量が存在する。従って、制御信号SR1がHigh側電位VDD2からLow側電位VSS2に遷移するタイミングでは、当該寄生容量によるカップリングにより、インバータ回路23の入力電位INVinは、(VDD1−ΔV2)なる電位から若干降下(低下)する。
次フレームN+1に入り、制御信号SR2がHigh側電位VDD2となることによって第4のスイッチングトランジスタ27が導通状態になる。これにより、インバータ回路23で極性反転(論理反転)された信号電位、即ち、インバータ回路23の出力電位INVoutが、第4,第2のスイッチングトランジスタ27,25Gを通して保持容量22Gに書き込まれる。その結果、保持容量22Gの保持電位PIXGの極性が反転する。この一連の動作により、保持容量22Gの保持電位PIXGの極性反転動作及びリフレッシュ動作が実行される。
そして、リフレッシュ動作では、大きな負荷容量を有する信号線31の充放電は行われない。換言すれば、インバータ回路23及び第1〜第4のスイッチングトランジスタ24〜27の作用により、大きな負荷容量を有する信号線31に対する充放電を行わずに、保持容量22Gの保持電位PIXGのリフレッシュ動作を行うことができる。
上述した保持容量22Gの保持電位PIXGの極性反転動作及びリフレッシュ動作が、メモリ表示モードの期間において、3フレーム周期で繰り返して実行される。ここでは、副画素20Gの場合を例に挙げて説明したが、以上の動作が、フレーム毎に、赤色表示に対応する副画素20R、緑色表示に対応する副画素20G、青色表示に対応する副画素20Bについて順番に実行される。但し、その順番は任意である。
以上説明したように、実施例1に係る駆動方法によれば、保持容量22からの保持電位PIXGの読み出し期間に入る前に、インバータ回路23の入力端に中間電位Vmidを与えることにより、次のような作用、効果を得ることができる。すなわち、インバータ回路23の入力端に印加する保持電位PIXGとその印加前の入力電位INVin(即ち、中間電位Vmid)との間の電位差が中間電位Vmidを与えない場合よりも小さくなる。
これにより、保持容量22の保持電位PIXGをインバータ回路23の入力端に印加する際に、容量分配によるインバータ回路23の入力電位INVinの低下分ΔV2を、中間電位Vmidを与えない場合よりも小さく抑えることができる。従って、インバータ回路23の入力端に中間電位Vmidを与えない場合に比べてインバータ回路23、ひいてはDRAMの動作マージンを改善(拡大)できる。
上述した動作説明から明らかなように、実施例1の場合、第1,第3のスイッチングトランジスタ24,26を駆動する制御信号GATE1及び制御信号SR1を生成する、図1に示す制御線駆動部50が、中間電位Vmidをインバータ回路23の入力端に与える駆動を行う駆動部となる。
[2−4.実施例2]
図12は、インバータ回路23の入力端に中間電位を与えるための実施例2に係る駆動方法の動作の説明、具体的には、ある走査線についてのメモリ表示モードにおける動作の説明に供するタイミング波形図である。
ここでも、一例として、先述した画素構成例2の画素回路において、緑色に対応した副画素20Gの場合を例に挙げて説明するが、他の色の副画素20R,20Bの場合、更には、画素構成例1の画素回路の場合にも副画素20Gの場合と同様の動作が行われる。
図12には、図10のフレームの境界部分における、(A)信号線31の電位、(B)制御信号GATE1、(C)Gに対応した制御信号GATE2G、(D)制御信号SR1、及び、(E)制御信号SR2の各波形を拡大した状態で表している。図12には更に、保持容量22Gに保持されている電位(保持電位)PIXG、インバータ回路23の入力電位INVin、及び、出力電位INVoutの各波形についても拡大した状態で表している。
尚、図12では、現フレームをフレームNで表し、次フレームをフレームN+1で表している。また、本例では、制御信号GATE1、制御信号GATE2G、制御信号SR1、及び、制御信号SR2のパルス幅については、例えば1Hを単位としている。
実施例1の場合と同様に、制御信号GATE2GがHigh側電位VDD2となり、第2のスイッチングトランジスタ25Gが導通状態になることで、第2の動作モードに入ることになる。この第2の動作モードに入る前における以下に説明する動作が、本実施例2の特徴とする点となる。すなわち、第2の動作モードの読み出し期間に入る前(本例では、2H前)において、制御信号SR1,SR2が共にHigh側電位VDD2となる。
本例の場合には、制御信号SR1は、3H期間に亘ってHigh側電位VDD2となり、3H目の期間では制御信号GATE2GとHigh側電位VDD2の期間がオーバーラップする。制御信号SR2は、1H期間だけHigh側電位VDD2となる。
尚、制御信号SR1についても、1H期間だけHigh側電位VDD2とし、その後、実施例1の場合と同様に、制御信号GATE2GがHigh側電位VDD2になるときに、再度、制御信号SR1をHigh側電位VDD2とすることも可能である。但し、制御信号SR1を3H期間に亘って継続してHigh側電位VDD2とする方が、第3のスイッチングトランジスタ26のスイッチング動作の回数が少なくて済むため、消費電力を抑える観点からすると好ましい。
第2の動作モードの読み出し期間に入る前に、制御信号SR1,SR2が共にHigh側電位VDD2になることで、第3,第4のスイッチングトランジスタ26,27が共に導通状態になる。これにより、インバータ回路23の入出力端間が、第3,第4のスイッチングトランジスタ26,27を通して電気的に接続(短絡)される。
そして、インバータ回路23の特性から、入出力端間が短絡されることで、インバータ回路23の入力電位INVinがその動作電源電圧範囲の中間電位Vmidになる。このようにして、インバータ回路23の入力電位INVinが中間電位Vmidに設定された後、制御信号GATE2GがHigh側電位VDD2となり、第2のスイッチングトランジスタ25Gが導通状態になることで、第2の動作モードに入る。
制御信号GATE2GがHigh側電位VDD2となり、第2のスイッチングトランジスタ25Gが導通状態になるフレームの境界部分において、制御信号SR1が継続してHigh側電位VDD2にあることで、第3のスイッチングトランジスタ26が導通状態にある。これにより、保持容量22Gの保持電位PIXGが第2,第3のスイッチングトランジスタ25G,26を通して読み出され、インバータ回路23の入力端に与えられる。
ここで、保持容量22Gからの保持電位PIXGの読み出し期間に入る前に、インバータ回路23の入力電位INVinが中間電位Vmidに設定されている。これにより、インバータ回路23の入力端に印加する保持電位PIXGと、その印加前の入力電位INVin(即ち、中間電位Vmid)との間の電位差が、入力電位INVinを中間電位Vmidに設定しない場合よりも小さくなる。
従って、保持容量22の保持電位PIXGをインバータ回路23の入力端に印加する際に、容量分配によるインバータ回路23の入力電位INVinの低下分ΔV2を、入力電位INVinを中間電位Vmidに設定しない場合の低下分ΔV1よりも小さく抑えることができる。その結果、インバータ回路23の入力電位INVinを中間電位Vmidに設定しない場合に比べて、当該入力電位INVinを中間電位Vmidに設定する場合の方がインバータ回路23、ひいてはDRAMの動作マージンを改善(拡大)できる。
次フレームN+1に入り、制御信号SR2がHigh側電位VDD2となることによって第4のスイッチングトランジスタ27が導通状態になる。これにより、インバータ回路23で極性反転(論理反転)された信号電位、即ち、インバータ回路23の出力電位INVoutが、第4,第2のスイッチングトランジスタ27,25Gを通して保持容量22Gに書き込まれる。その結果、保持容量22Gの保持電位PIXGの極性が反転する。この一連の動作により、保持容量22Gの保持電位PIXGの極性反転動作及びリフレッシュ動作が実行される。
そして、リフレッシュ動作では、大きな負荷容量を有する信号線31の充放電は行われない。換言すれば、インバータ回路23及び第1〜第4のスイッチングトランジスタ24〜27の作用により、大きな負荷容量を有する信号線31に対する充放電を行わずに、保持容量22Gの保持電位PIXGのリフレッシュ動作を行うことができる。
上述した保持容量22Gの保持電位PIXGの極性反転動作及びリフレッシュ動作が、メモリ表示モードの期間において、3フレーム周期で繰り返して実行される。ここでは、副画素20Gの場合を例に挙げて説明したが、以上の動作が、フレーム毎に、赤色表示に対応する副画素20R、緑色表示に対応する副画素20G、青色表示に対応する副画素20Bについて順番に実行される。但し、その順番は任意である。
以上説明したように、実施例2に係る駆動方法によれば、保持容量22からの保持電位PIXGの読み出し期間に入る前に、インバータ回路23の入力電位INVinを中間電位Vmidに設定することにより、実施例1の場合と同様の作用、効果を得ることができる。すなわち、インバータ回路23の入力電位INVinを中間電位Vmidに設定することにより、当該入力電位INVinを中間電位Vmidに設定しない場合に比べて、容量分配による入力電位INVinの低下を抑えることができるため、DRAMの動作マージンを改善できる。
上述した動作説明から明らかなように、実施例2の場合、第3,第4のスイッチングトランジスタ26,27を駆動する制御信号SR1,SR2を生成する、図1に示す制御線駆動部50が、中間電位Vmidをインバータ回路23の入力端に与える駆動を行う駆動部となる。
上記の作用、効果に加えて、実施例2の場合は、インバータ回路23の入出力端間を短絡することによってインバータ回路23の入力電位INVinを中間電位Vmidに設定する構成を採ることにより、実施例1の場合には得られない作用、効果を得ることができる。すなわち、インバータ回路23を構成するトランジスタの特性ばらつきの影響を受けずに、反転動作を確実に行うことができる。このことについて、以下に具体的に説明する。
先ず、インバータ回路23の入力端に対して固定電位、即ち、中間電位Vmidを入力する(与える)実施例1の場合には、インバータ回路23の入出力特性は、図13(A)に示すようになる。図13(A)において、実線(a)は典型的な入出力特性を示し、一点鎖線(b),(c)はインバータ回路23のトランジスタ特性にばらつきがある場合の入出力特性を示している。また、点線の○で囲んだ点は、インバータ回路23の動作点を示している。
インバータ回路23の入出力端に固定電位を入力する実施例1の場合は、固定電位(中間電位Vmid)を入力した後、入力電位INVinが少しHigh側に変動したとき、トランジスタの特性ばらつきの影響を受けて出力電位INVoutが十分Low側電位になりきらない場合がある。その様子を図13(B)に示す。
一方、インバータ回路23の入出力端間を短絡する実施例2の場合には、インバータ回路23の入出力特性は、図14(A)に示すようになる。図14(A)において、実線(a)は典型的な入出力特性を示し、一点鎖線(b),(c)はインバータ回路23のトランジスタ特性にばらつきがある場合の入出力特性を示している。また、点線の○で囲んだ点は、インバータ回路23の動作点を示している。
インバータ回路23の入出力端間を短絡する実施例2の場合は、入力電位INVinを中間電位Vmidに設定した後、入力電位INVinが少しHigh側に変動したとき、トランジスタの特性ばらつきがあっても、出力電位INVoutが十分Low側電位になりきる。その様子を図14(B)に示す。
上述したことから明らかなように、インバータ回路23の入出力端間を短絡する実施例2によれば、インバータ回路23の入出力端に固定電位を入力する実施例1に比べて、インバータ回路23のトランジスタ特性ばらつきの影響を受けずに、反転動作を確実に行うことができる。
<3.変形例>
上記実施形態では、画素20毎に1対1の対応関係をもってインバータ回路23を設ける例(画素構成例1)、3つの副画素20R,20G,20Bに対して1つのインバータ回路23を共通に設ける例(画素構成例2)について説明したが、これらは一例に過ぎない。例えば、1つのインバータ回路23を4つ以上の画素(副画素)間で共有する構成を採ることも可能である。
具体的には、カラー表示対応の液晶表示装置において、R,G,Bの副画素からなる単位画素について、例えば2つの単位画素間、即ち、6つの副画素間で1つのインバータ回路23を共有する構成等を採ることも可能である。1つのインバータ回路23を共有する画素(副画素)の数が多くなればなるほど、液晶表示パネル10Aを構成する回路素子数を削減でき、その分だけ液晶表示パネル10Aの歩留りを向上できる。
なお、『インバータ回路』として、図15に示すようなラッチ回路を用いてもよい。図15は、変形例として実施例2において、インバータ回路としてラッチ回路を用いた場合の回路図であり、図中、図8と同等部位には同一符号を付して示している。
本変形例に係る画素回路において、極性反転部24は、ラッチ回路244、第3のスイッチ素子242、及び、第4のスイッチ素子243を有する構成となっている。本変形例2でも、スイッチ素子であるスイッチングトランジスタ231,232R,232G,232B,242,243として、例えば薄膜トランジスタを用いている。また、スイッチングトランジスタ231,232R,232G,232B,242,243としてNchMOSトランジスタを用いているが、PchMOSトランジスタを用いることも可能である。
(回路構成)
図15において、セレクタ部23の回路構成については、実施例2の場合と全く同じである。すなわち、第1のスイッチングトランジスタ231は、一方の主電極(ドレイン電極/ソース電極)が信号線31に接続されている。そして、第1のスイッチングトランジスタ231は、制御信号GATE1による制御の下に、階調を反映した信号電位(Vsig/VXCS)を信号線31から画素20内に書き込む(取り込む)ときに導通状態となる。
第2のスイッチングトランジスタ232Rは、一方の主電極が液晶容量21Rの画素電極及び保持容量22Rの一方の電極に共通に接続され、他方の主電極が第1のスイッチングトランジスタ231の他方の主電極に接続されている。そして、第2のスイッチングトランジスタ232Rは、赤色に対応する制御信号GATE2Rによる制御の下に、階調を反映した信号電位(Vsig/VXCS)を保持容量22Rに書き込むときに導通状態となる。
第2のスイッチングトランジスタ232Gは、一方の主電極が液晶容量21Gの画素電極及び保持容量22Gの一方の電極に共通に接続され、他方の主電極が第1のスイッチングトランジスタ231の他方の主電極に接続されている。そして、第2のスイッチングトランジスタ232Gは、緑色に対応する制御信号GATE2Gによる制御の下に、階調を反映した信号電位(Vsig/VXCS)を保持容量22Gに書き込むときに導通状態となる。
第2のスイッチングトランジスタ232Bは、一方の主電極が液晶容量21Bの画素電極及び保持容量22Bの一方の電極に共通に接続され、他方の主電極が第1のスイッチングトランジスタ231の他方の主電極に接続されている。そして、第2のスイッチングトランジスタ232Bは、青色に対応する制御信号GATE2Bによる制御の下に、階調を反映した信号電位(Vsig/VXCS)を保持容量22Bに書き込むときに導通状態となる。
極性反転部24において、ラッチ回路244は、2つのCMOSインバータによって構成されている。具体的には、一方のCMOSインバータは、電源電位VDDの電源ラインと電源電位VSSの電源ラインとの間に直列に接続されたPchMOSトランジスタQp11及びNchMOSトランジスタQn11によって構成されている。他方のCMOSインバータも同様に、電源電位VDDの電源ラインと電源電位VSSの電源ラインとの間に直列に接続されたPchMOSトランジスタQp12及びNchMOSトランジスタQn12によって構成されている。
PchMOSトランジスタQp11及びNchMOSトランジスタQn11の各ゲート電極は共通に接続されてラッチ回路244の入力端となっている。この入力端は、第3のスイッチングトランジスタ242の他方の主電極に接続されている。PchMOSトランジスタQp12及びNchMOSトランジスタQn12の各ゲート電極は共通に接続されてラッチ回路244の出力端となっている。この出力端は、第4のスイッチングトランジスタ243の他方の主電極に接続されている。
また、PchMOSトランジスタQp11及びNchMOSトランジスタQn11の各ゲート電極は、制御トランジスタQn13を介して、PchMOSトランジスタQp12及びNchMOSトランジスタQn12の各ドレイン電極に接続されている。PchMOSトランジスタQp12及びNchMOSトランジスタQn12の各ゲート電極は直接、PchMOSトランジスタQp11及びNchMOSトランジスタQn11の各ドレイン電極に接続されている。
制御トランジスタQn13は、制御信号SR3による制御の下に、メモリ表示モードにおけるリフレッシュ動作の実行の際に、ラッチ回路244を選択的に活性化状態にする。具体的には、制御トランジスタQn13が導通状態のときに、2つのCMOSインバータからなるラッチ回路244が活性化状態となる。ラッチ回路244は活性化状態になることで、保持容量22R,22G,22Bの保持電位についての極性反転動作及びリフレッシュ動作を行う。また、制御トランジスタQn13が非導通状態のときは、2つのCMOSインバータはそれぞれ独立した増幅回路として動作する。
第3のスイッチングトランジスタ242は、一方の主電極が第1のスイッチングトランジスタ231の他方の主電極に接続され、他方の主電極がラッチ回路244の入力端(即ち、MOSトランジスタQp11,Qn11の各ゲート電極)に接続されている。そして、第3のスイッチングトランジスタ242は、制御信号SR1による制御の下に、信号線31から信号電位(Vsig/VXCS)を画素20内に書き込むときに非導通状態となる。
<4.適用例>
以上説明した本発明による液晶表示装置は、電子機器に入力された映像信号、または、電子機器内で生成した映像信号を、画像若しくは映像として表示するあらゆる分野の電子機器の表示装置に適用することが可能である。一例として、図15〜図19に示す様々な電子機器、例えば、デジタルカメラ、ノート型パーソナルコンピュータ、携帯電話等の携帯端末装置、ビデオカメラなどの表示装置に適用することが可能である。
このように、あらゆる分野の電子機器の表示装置として本発明による液晶表示装置を用いることにより、各種の電子機器における表示装置の高精細化及び電子機器の消費電力の低減に寄与できる。すなわち、先述した実施形態の説明から明らかなように、本発明による液晶表示装置は、画素内の保持容量をDRAMに利用することで、SRAMを用いる場合に比べて画素構造を簡略化できるため、画素の微細化を図ることができる。しかも、液晶表示装置の消費電力を小さく抑えることができる。このような理由から、各種の電子機器における表示装置の高精細化及び電子機器の消費電力の低減に寄与できる。
本発明による液晶表示装置は、封止された構成のモジュール形状のものをも含む。例えば、画素アレイ部を囲むようにシーリング部(図示せず)が設けられ、このシーリング部を接着剤として透明なガラス等の対向部が貼り付けられて形成された表示モジュールが該当する。この透明な対向部には、カラーフィルタ、保護膜等、更には、上記した遮光膜が設けられてもよい。尚、表示モジュールには、外部から画素アレイ部への信号等を入出力するための回路部やFPC(フレキシブルプリントサーキット)等が設けられていてもよい。
以下に、本発明が適用される電子機器の具体例について説明する。
図15は、本発明が適用されるテレビジョンセットの外観を示す斜視図である。本適用例に係るテレビジョンセットは、フロントパネル102やフィルターガラス103等から構成される映像表示画面部101を含み、その映像表示画面部101として本発明による表示装置を用いることにより作製される。
図16は、本発明が適用されるデジタルカメラの外観を示す斜視図であり、(A)は表側から見た斜視図、(B)は裏側から見た斜視図である。本適用例に係るデジタルカメラは、フラッシュ用の発光部111、表示部112、メニュースイッチ113、シャッターボタン114等を含み、その表示部112として本発明による表示装置を用いることにより作製される。
図17は、本発明が適用されるノート型パーソナルコンピュータの外観を示す斜視図である。本適用例に係るノート型パーソナルコンピュータは、本体121に、文字等を入力するとき操作されるキーボード122、画像を表示する表示部123等を含み、その表示部123として本発明による表示装置を用いることにより作製される。
図18は、本発明が適用されるビデオカメラの外観を示す斜視図である。本適用例に係るビデオカメラは、本体部131、前方を向いた側面に被写体撮影用のレンズ132、撮影時のスタート/ストップスイッチ133、表示部134等を含み、その表示部134として本発明による表示装置を用いることにより作製される。
図19は、本発明が適用される携帯端末装置、例えば携帯電話機を示す外観図であり、(A)は開いた状態での正面図、(B)はその側面図、(C)は閉じた状態での正面図、(D)は左側面図、(E)は右側面図、(F)は上面図、(G)は下面図である。本適用例に係る携帯電話機は、上側筐体141、下側筐体142、連結部(ここではヒンジ部)143、ディスプレイ144、サブディスプレイ145、ピクチャーライト146、カメラ147等を含んでいる。そして、ディスプレイ144やサブディスプレイ145として本発明による表示装置を用いることにより本適用例に係る携帯電話機が作製される。
10…液晶表示装置、10A…液晶表示パネル、20…画素、20R,20G,20B…副画素、21,21R,21G,21B…液晶容量、22,22R,22G,22B…容量素子(保持容量)、23…インバータ回路、24〜27…第1〜第4のスイッチ素子(スイッチングトランジスタ)、30…画素アレイ部、31(311〜31n)…信号線、32(321〜32m)…制御線、40…信号線駆動部、50…制御線駆動部、60…駆動タイミング発生部

Claims (7)

  1. 液晶容量、
    一方の電極が前記液晶容量の画素電極に接続され、信号線を介して与えられる、階調を反映した信号電位を保持するDRAMとして用いられる容量素子、
    一端が前記信号線に接続され、前記信号電位を前記容量素子に書き込む第1の動作モードではオン状態となり、前記容量素子に保持されている保持電位を読み出した後当該保持電位の極性を反転して前記容量素子に再度書き込む第2の動作モードではオフ状態となる第1のスイッチ素子、
    一端が前記第1のスイッチ素子の他端に接続され、他端が前記容量素子の一方の電極及び画素電極に接続され、前記第1の動作モード、前記第2の動作モードにおける前記容量素子からの保持電位の読み出し期間、及び、前記容量素子への反転電位の再書き込み期間にオン状態となる第2のスイッチ素子、
    一端が前記第1のスイッチ素子の他端に接続され、前記第1の動作モードではオフ状態となり、前記第2の動作モードにおける前記読み出し期間にオン状態となって前記容量素子から保持電位を前記第2のスイッチ素子を通じて読み出す第3のスイッチ素子、
    入力端が前記第3のスイッチ素子の他端に接続され、前記第2の動作モードにおける前記読み出し期間に前記第2のスイッチ素子及び前記第3のスイッチ素子を通じて前記容量素子から読み出された保持電位の極性を反転するインバータ回路、
    及び、
    一端が前記第1のスイッチ素子の他端に接続され、他端が前記インバータ回路の出力端に接続され、前記第1の動作モードではオフ状態となり、前記第2の動作モードにおける前記再書き込み期間にオン状態となって前記インバータ回路で極性反転された反転電位を前記第2のスイッチ素子を通じて前記容量素子に書き込む第4のスイッチ素子
    を含む画素が配置されてなる画素アレイ部と、
    前記画素に対して、前記第2の動作モードの前記読み出し期間に入る前に、前記インバータ回路の入力電位を当該インバータ回路の動作電源電圧範囲の中間電位に設定する駆動を行う駆動部と
    を備え
    前記インバータ回路は、CMOSインバータからなり、
    前記インバータ回路の入力容量は、前記容量素子との容量比が1:10程度になるよう
    に、前記CMOSインバータのPchMOSトランジスタ及びNchMOSトランジスタ
    のチャネル長及びチャネル幅によって設定される
    液晶表示装置。
  2. 前記駆動部は、前記第2の動作モードの前記読み出し期間に入る前に前記第1のスイッチ素子及び前記第3のスイッチ素子をオン状態にし、これらスイッチ素子を通して前記信号線から前記中間電位を前記インバータ回路の入力端に与える
    請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 前記駆動部は、前記第2の動作モードの前記読み出し期間に入る前に前記第3のスイッ
    チ素子及び前記第4のスイッチ素子をオン状態にし、これらスイッチ素子を通して前記イ
    ンバータ回路の入出力端間を電気的に接続する
    請求項1に記載の液晶表示装置。
  4. 前記インバータ回路は、画素毎に1つずつ設けられる
    請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の液晶表示装置。
  5. 前記インバータ回路は、複数の画素に対して1つ共通に設けられる
    請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の液晶表示装置。
  6. 液晶容量、
    一方の電極が前記液晶容量の画素電極に接続され、信号線を介して与えられる、階調を反映した信号電位を保持するDRAMとして用いられる容量素子、
    一端が前記信号線に接続され、前記信号電位を前記容量素子に書き込む第1の動作モードではオン状態となり、前記容量素子に保持されている保持電位を読み出した後当該保持電位の極性を反転して前記容量素子に再度書き込む第2の動作モードではオフ状態となる第1のスイッチ素子、
    一端が前記第1のスイッチ素子の他端に接続され、他端が前記容量素子の一方の電極及び画素電極に接続され、前記第1の動作モード、前記第2の動作モードにおける前記容量素子からの保持電位の読み出し期間、及び、前記容量素子への反転電位の再書き込み期間にオン状態となる第2のスイッチ素子、
    一端が前記第1のスイッチ素子の他端に接続され、前記第1の動作モードではオフ状態となり、前記第2の動作モードにおける前記読み出し期間にオン状態となって前記容量素子から保持電位を前記第2のスイッチ素子を通じて読み出す第3のスイッチ素子、
    入力端が前記第3のスイッチ素子の他端に接続され、前記第2の動作モードにおける前記読み出し期間に前記第2のスイッチ素子及び前記第3のスイッチ素子を通じて前記容量素子から読み出された保持電位の極性を反転するインバータ回路、
    及び、
    一端が前記第1のスイッチ素子の他端に接続され、他端が前記インバータ回路の出力端に接続され、前記第1の動作モードではオフ状態となり、前記第2の動作モードにおける前記再書き込み期間にオン状態となって前記インバータ回路で極性反転された反転電位を前記第2のスイッチ素子を通じて前記容量素子に書き込む第4のスイッチ素子
    を含む画素が配置されてなり、
    前記インバータ回路は、CMOSインバータからなり、
    前記インバータ回路の入力容量は、前記容量素子との容量比が1:10程度になるよう
    に、前記CMOSインバータのPchMOSトランジスタ及びNchMOSトランジスタ
    のチャネル長及びチャネル幅によって設定され、
    前記画素に対して、前記第2の動作モードの前記読み出し期間に入る前に、前記インバータ回路の入力電位を当該インバータ回路の動作電源電圧範囲の中間電位に設定する駆動を行う
    液晶表示装置の駆動方法。
  7. 液晶容量、
    一方の電極が前記液晶容量の画素電極に接続され、信号線を介して与えられる、階調を反映した信号電位を保持するDRAMとして用いられる容量素子、
    一端が前記信号線に接続され、前記信号電位を前記容量素子に書き込む第1の動作モードではオン状態となり、前記容量素子に保持されている保持電位を読み出した後当該保持電位の極性を反転して前記容量素子に再度書き込む第2の動作モードではオフ状態となる第1のスイッチ素子、
    一端が前記第1のスイッチ素子の他端に接続され、他端が前記容量素子の一方の電極及び画素電極に接続され、前記第1の動作モード、前記第2の動作モードにおける前記容量素子からの保持電位の読み出し期間、及び、前記容量素子への反転電位の再書き込み期間にオン状態となる第2のスイッチ素子、
    一端が前記第1のスイッチ素子の他端に接続され、前記第1の動作モードではオフ状態となり、前記第2の動作モードにおける前記読み出し期間にオン状態となって前記容量素子から保持電位を前記第2のスイッチ素子を通じて読み出す第3のスイッチ素子、
    入力端が前記第3のスイッチ素子の他端に接続され、前記第2の動作モードにおける前記読み出し期間に前記第2のスイッチ素子及び前記第3のスイッチ素子を通じて前記容量素子から読み出された保持電位の極性を反転するインバータ回路、
    及び、
    一端が前記第1のスイッチ素子の他端に接続され、他端が前記インバータ回路の出力端に接続され、前記第1の動作モードではオフ状態となり、前記第2の動作モードにおける前記再書き込み期間にオン状態となって前記インバータ回路で極性反転された反転電位を前記第2のスイッチ素子を通じて前記容量素子に書き込む第4のスイッチ素子
    を含む画素が配置されてなる画素アレイ部と、
    前記画素に対して、前記第2の動作モードの前記読み出し期間に入る前に、前記インバータ回路の入力電位を当該インバータ回路の動作電源電圧範囲の中間電位に設定する駆動を行う駆動部と、を備え、
    前記インバータ回路は、CMOSインバータからなり、
    前記インバータ回路の入力容量は、前記容量素子との容量比が1:10程度になるよう
    に、前記CMOSインバータのPchMOSトランジスタ及びNchMOSトランジスタ
    のチャネル長及びチャネル幅によって設定される
    液晶表示装置を有する電子機器。
JP2010144151A 2010-06-24 2010-06-24 液晶表示装置、液晶表示装置の駆動方法、及び、電子機器 Active JP5495973B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010144151A JP5495973B2 (ja) 2010-06-24 2010-06-24 液晶表示装置、液晶表示装置の駆動方法、及び、電子機器
TW100118363A TWI444981B (zh) 2010-06-24 2011-05-25 顯示器件,驅動顯示器件之方法及電子裝置
US13/159,625 US8810495B2 (en) 2010-06-24 2011-06-14 Display device having a pixel circuit, method for driving display device, and electronic apparatus including display device
CN201110164857.3A CN102298915B (zh) 2010-06-24 2011-06-17 显示装置、用于驱动显示装置的方法以及电子设备

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010144151A JP5495973B2 (ja) 2010-06-24 2010-06-24 液晶表示装置、液晶表示装置の駆動方法、及び、電子機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012008338A JP2012008338A (ja) 2012-01-12
JP5495973B2 true JP5495973B2 (ja) 2014-05-21

Family

ID=45538964

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010144151A Active JP5495973B2 (ja) 2010-06-24 2010-06-24 液晶表示装置、液晶表示装置の駆動方法、及び、電子機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5495973B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6256059B2 (ja) * 2014-01-31 2018-01-10 株式会社Jvcケンウッド 液晶表示装置
CN117437891B (zh) * 2023-11-20 2024-04-26 广州文石信息科技有限公司 墨水屏的清屏显示方法、装置、电子设备以及存储介质

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3724301B2 (ja) * 1999-12-09 2005-12-07 セイコーエプソン株式会社 電気光学装置の駆動方法、その駆動回路、電気光学装置および電子機器
JP2002297100A (ja) * 2001-03-29 2002-10-09 Mitsubishi Electric Corp 液晶表示装置ならびにそれを備える携帯電話機および携帯情報端末機器
JP2004191574A (ja) * 2002-12-10 2004-07-08 Seiko Epson Corp 電気光学パネル、走査線駆動回路、データ線駆動回路、電子機器及び電気光学パネルの駆動方法
JP4287768B2 (ja) * 2004-03-16 2009-07-01 パナソニック株式会社 半導体記憶装置
JP4897225B2 (ja) * 2005-02-17 2012-03-14 株式会社 日立ディスプレイズ 画像表示装置
JP5002914B2 (ja) * 2005-06-10 2012-08-15 ソニー株式会社 表示装置および表示装置の駆動方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012008338A (ja) 2012-01-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN102298915B (zh) 显示装置、用于驱动显示装置的方法以及电子设备
US9417495B2 (en) Liquid crystal display panel and electronic device
KR101012604B1 (ko) 액정 표시 장치 및 액정 표시 장치 구동 방법
US9384712B2 (en) Liquid crystal display device, method of driving liquid crystal display device, and electronic apparatus
KR100991684B1 (ko) 액정 디스플레이 디바이스 및 액정 디스플레이 디바이스 구동 방법
JP4560275B2 (ja) アクティブマトリクス型表示装置とその駆動方法
US8294662B2 (en) Electro-optical device, scan line driving circuit, and electronic apparatus
TWI482146B (zh) 液晶顯示裝置,液晶顯示裝置之驅動方法,及電子設備
JP2005018088A (ja) 液晶表示装置
US20080018578A1 (en) Display devices and driving method thereof
US20100220045A1 (en) Display device
JP5271383B2 (ja) 液晶表示パネル及び電子機器
JP2009092787A (ja) 表示装置、表示装置の駆動方法および電子機器
JP5495973B2 (ja) 液晶表示装置、液晶表示装置の駆動方法、及び、電子機器
JP4637467B2 (ja) 液晶表示装置および液晶表示装置の駆動方法
JP5495974B2 (ja) 液晶表示装置、液晶表示装置の駆動方法、及び、電子機器
JP5386441B2 (ja) 液晶表示装置、液晶表示装置の駆動方法、及び、電子機器
JP2009204868A (ja) 液晶パネル、半導体デバイス、電子機器及び液晶パネルの駆動方法
JP2009093048A (ja) 表示装置、表示装置の駆動方法および電子機器

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20120330

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130304

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20130328

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130612

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130702

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130828

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20130828

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131015

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131210

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140225

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140304

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5495973

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250