JP5495747B2 - 高周波発振源 - Google Patents
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Description
図1はこの発明の実施の形態1に係る高周波発振器の構成を示した構成図である。図において、11,12は電圧制御発振器(VCO)、21はダブルバランスミクサ、31は位相制御手段である。図1に示すように、この発明の実施の形態1に係る高周波発振器においては、電圧制御発振器11,12に、それらの発振器の位相を制御するための位相制御手段31が接続されており、電圧制御発振器11,12からの出力はダブルバランスミクサ21に接続されている。
周波数変換器としてのダブルバランスミクサ21には、入力端子として、第1および第2の端子が設けられている。このとき、当該ダブルバランスミクサ21の第1の端子(IF端子)に電圧制御発振器11から出力される周波数f1の波が入力され、第2の端子(LO端子)に電圧制御発振器12から出力される周波数f2の波が入力されると、ダブルバランスミクサ21の非線形性のために高調波および混合波を生じる。
3f1;3θ1
3f2;3θ2+270度
2f1+f2;2θ1+θ2+90度
f1+2f2;θ1+2θ2+180度
3f1;3θ1+270度
3f2;3θ2
2f1+f2;2θ1+θ2+180度
f1+2f2;θ1+2θ2+90度
3f1;3θ1
3f2;3θ1+270度
2f1+f2;3θ1+90度
f1+2f2;3θ1+180度
3f1;3θ1+270度
3f2;3θ1
2f1+f2;3θ1+180度
f1+2f2;3θ1+90度
3f1;3θ1
3f2;3θ1+90度
2f1+f2;3θ1+270度
f1+2f2;3θ1+180度
3f1;3θ1+270度
3f2;3θ1+180度
2f1+f2;3θ1
f1+2f2;3θ1+90度
図4に示すように、電圧制御発振器11から出力された波はダブルバランスミクサ21の第1の入力端子に入力されるとともに、電力の一部がカプラ61を介して分周器71に入力される。分周器71に入力された波はN分周されて位相比較器81の第1の入力端子に入力され、基準源41の出力波が位相比較器81の第2の入力端子に入力される。入力された2つの波は位相比較器81において位相を比較され、その差異に応じて位相比較器81から電圧(または電流)が出力される。位相比較器81から出力された電圧はループフィルタ91により高周波成分が取り除かれ、電圧制御発振器11の制御電圧に入力される。これにより、電圧制御発振器11の出力周波数および位相は基準源41の周波数と位相に同期する。これは電圧制御発振器12と位相同期回路52に関しても同様である。ここで、位相同期回路51を構成している分周器71の出力端子を同相端子とするとともに、位相同期回路52を構成している分周器72の出力端子も同相端子として、一つの基準源41で、2つの電圧制御発振器11,12に位相同期をかけることで、電圧制御発振器11,12の位相はともに基準源41の位相のN倍となり、ダブルバランスミクサ21への入力を同相とすることができる。
Claims (5)
- 2つの入力端子を第1および第2の入力端子として備え、当該第1および第2の入力端子から同一の周波数を入力することが可能で、かつ、第1および第2の単位ミクサを備え、前記第1の入力端子からの入力波は0度(第1の基準位相)と90度差をもって2分配されて、それぞれ前記第1および第2の単位ミクサに入力され、前記第2の入力端子からの入力波は0度(第2の基準位相)と90度差をもって2分配されて、それぞれ前記第2および第1の単位ミクサに入力され、前記第1および第2の単位ミクサの出力の合成により、前記第1の入力端子からの入力波周波数と前記第2の入力端子からの入力波周波数との和の周波数を同相で合成して出力する周波数変換器と、
前記周波数変換器の前記第1および第2の入力端子にそれぞれ接続され、同一の周波数を出力する第1および第2の発振器と、
前記第1および第2の発振器の位相が同相または逆相となるように制御する位相制御手段と
を備えたことを特徴とする高周波発振源。 - 2つの入力端子を第1および第2の入力端子として備え、当該第1および第2の入力端子から同一の周波数を入力することが可能で、かつ、第1および第2の単位ミクサを備え、前記第1の入力端子からの入力波は0度(第1の基準位相)と90度差をもって2分配されて、それぞれ前記第1および第2の単位ミクサに入力され、前記第2の入力端子からの入力波は0度(第2の基準位相)と90度差をもって2分配されて、それぞれ前記第2および第1の単位ミクサに入力され、前記第1および第2の単位ミクサの出力の合成により、前記第1の入力端子からの入力波周波数と前記第2の入力端子からの入力波周波数との和の周波数を同相で合成して出力する周波数変換器と、
前記周波数変換器の前記第1および第2の入力端子にそれぞれ接続され、同一の周波数を出力する第1および第2の発振器と、
前記第1および第2の発振器を、同一の基準源に位相同期させて、前記周波数変換器に対して同相で出力されるように制御する位相同期回路と
を備えたことを特徴とする高周波発振源。 - 2つの入力端子を第1および第2の入力端子として備え、当該第1および第2の入力端子から同一の周波数を入力することが可能で、かつ、第1および第2の単位ミクサを備え、前記第1の入力端子からの入力波は0度(第1の基準位相)と90度差をもって2分配されて、それぞれ前記第1および第2の単位ミクサに入力され、前記第2の入力端子からの入力波は0度(第2の基準位相)と90度差をもって2分配されて、それぞれ前記第2および第1の単位ミクサに入力され、前記第1および第2の単位ミクサの出力の合成により、前記第1の入力端子からの入力波周波数と前記第2の入力端子からの入力波周波数との和の周波数を同相で合成して出力する周波数変換器と、
前記周波数変換器の前記第1および第2の入力端子にそれぞれ接続され、同一の周波数を出力する第1および第2の発振器と、
前記第1および第2の発振器を、同一の基準源に位相同期させて、前記周波数変換器に対して同相または逆相で出力されるように制御する位相同期回路と
を備えたことを特徴とする高周波発振源。 - 2つの入力端子を第1および第2の入力端子として備え、当該第1および第2の入力端子から同一の周波数を入力することが可能で、かつ、第1および第2の単位ミクサを備え、前記第1の入力端子からの入力波は0度(第1の基準位相)と90度差をもって2分配されて、それぞれ前記第1および第2の単位ミクサに入力され、前記第2の入力端子からの入力波は0度(第2の基準位相)と90度差をもって2分配されて、それぞれ前記第2および第1の単位ミクサに入力され、前記第1および第2の単位ミクサの出力の合成により、前記第1の入力端子からの入力波周波数と前記第2の入力端子からの入力波周波数との和の周波数を同相で合成して出力する周波数変換器と、
前記周波数変換器の前記第1の入力端子に対して、180度または360度の整数倍の移相量をもつ移相器を介して接続された第1の発振器と、
前記第1の発振器と同一の周波数を出力し、前記周波数変換器の前記第2の入力端子に接続された第2の発振器と、
前記第1および第2の発振器を、同一の基準源に位相同期させて、前記周波数変換器に対して同相または逆相で出力されるように制御する位相同期回路と
を備えたことを特徴とする高周波発振源。 - 前記第1または第2の発振器のうち少なくとも1つが、差動で動作する差動発振器であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の高周波発振源。
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