JP5494396B2 - バイオセンサ - Google Patents

バイオセンサ Download PDF

Info

Publication number
JP5494396B2
JP5494396B2 JP2010217874A JP2010217874A JP5494396B2 JP 5494396 B2 JP5494396 B2 JP 5494396B2 JP 2010217874 A JP2010217874 A JP 2010217874A JP 2010217874 A JP2010217874 A JP 2010217874A JP 5494396 B2 JP5494396 B2 JP 5494396B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
disposed
biosensor
electrode
insulating film
semiconductor film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010217874A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012073103A (ja
Inventor
樋口  拓也
克行 甕
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2010217874A priority Critical patent/JP5494396B2/ja
Publication of JP2012073103A publication Critical patent/JP2012073103A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5494396B2 publication Critical patent/JP5494396B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)
  • Thin Film Transistor (AREA)

Description

本発明はバイオセンサに関し、特に、電界効果トランジスタを利用したバイオセンサに関する。
血液や細胞等の生体試料やその中の特定成分について迅速かつ簡便に濃度等を測定する方法として、電気化学的検出手段によるバイオセンサが実用化されている。その一つとして、電界効果トランジスタ(Field Effect Transistor、以下、FETという)を用いたバイオセンサが知られ、特にISFET(Ion−sensitive FET)と呼ばれている。ISFETを用いたDNAやタンパク質等の生体成分、細胞などの検出系への応用が盛んに研究されている。
近年、バイオセンサに用いるトランジスタを差動対構成とし、差動対の片方をISFETとするバイオセンサが登場している(例えば、特許文献1)。差動対の片方をISFETとするバイオセンサでは、ISFETの変化をある基準電圧との電圧差として信号を取り出すことが可能となるともに、差動対の増幅度設定によりISFETの微小変化を増幅することが可能となる。
ISFETの変化を基準電圧との電圧差として信号を取り出したり、ISFETの微小変化を増幅したりするためには、差動対でトランジスタの特性のバラつきがあるのは好ましくない。差動対でトランジスタの特性にバラつきが存在すると、差動特性のオフセットとして、信号がシフトしてしまうことがあるが、そのシフト量がISFETの変化量に近いため、オフセットなのか、ISFETの変化なのか区別がつかないため、測定精度が低くなる、という問題がある。
特許第4063770号公報
そこで、本発明においては、差動増幅器タイプのバイオセンサにおいて、測定精度を高めることを目的とする。
本発明の一実施形態として、基材上のFETセンサ及びFETから成る差動対により構成されたバイオセンサであって、前記FETセンサは、前記基材上に配置された第1のソース電極及び第1のドレイン電極と、前記第1のソース電極および前記第1のドレイン電極にオーミック接触して前記基材上に配置された第1の半導体膜と、前記第1の半導体膜上に配置された第1の絶縁膜と、前記第1の絶縁膜上に配置された第1のゲート電極と、前記第1の半導体膜と第1のゲート電極との重畳部分に配置され、被測定物が配置される第2の絶縁膜と、前記第2の絶縁膜の上部に配置される前記被測定物の周囲に配置される隔壁と、を備え、前記FETは、前記基材上に配置された第2のソース電極及び第2のドレイン電極と、前記第2のソース電極および前記第2のドレイン電極にオーミック接触して前記基材上に配置された第2の半導体膜と、第2の半導体膜上に配置された第2のゲート電極と、を備え、前記第1のソース電極と前記第2のドレイン電極とは接続され、前記第1のゲート電極と前記FETセンサの特性測定を行うトランジスタ測定用電極とが配線を介して接続されることを特徴とするバイオセンサが提供される。
また、本発明の一実施形態として、基材上のFETセンサ及びFETから成る差動対により構成されたバイオセンサであって、前記FETセンサは、前記基材上の第1のゲート電極と、前記第1のゲート電極上に第1の絶縁膜を介して配置される第1の半導体膜と、前記第1の半導体膜にオーミック接触して配置された第1のソース電極及び第1のドレイン電極と、前記第1のゲート電極と第1の半導体膜の重畳部分に配置され、被測定物が配置される第2の絶縁膜と、前記第2の絶縁膜の上部に配置される前記被測定物の周囲に配置される隔壁と、を備え、前記FETは、前記基材上の第2のゲート電極と、前記第2のゲート電極上に配置される第2の半導体膜と、前記第2の半導体膜にオーミック接触して配置された第2のソース電極及び第2のドレイン電極と、を備え、前記第1のソース電極と前記第2のドレイン電極とは接続され、前記第1のゲート電極は、前記バイオセンサによる前記被測定物の測定を行うセンシングの前には前記FETセンサの特性測定を行い、前記センシングを行う際にはフローティング状態となるトランジスタ測定用電極とが配線を介して接続されることを特徴とするバイオセンサが提供される。
本発明の一実施形態に係るバイオセンサにおいて、前記FETセンサは、前記第1のソース電極及び前記第1のドレイン電極と絶縁され、かつ、前記被測定物に可変電圧を印加する参照電極を備えてもよい。
本発明の一実施形態に係るバイオセンサにおいて、前記FETセンサにより測定される電圧の変化を増幅するカレントミラー回路及び差動増幅回路を備えてもよい。
本発明の一実施形態に係るバイオセンサにおいて、前記FETセンサにより測定される電圧の変化を増幅する増幅段を備えてもよい。
本発明の一実施形態に係るバイオセンサにおいて、前記第1の半導体膜、前記第2の半導体膜、前記第1のソース電極、前記第1のドレイン電極及び前記第1のゲート電極のうち1つ以上が透明であってもよい。
本発明の一実施形態に係るバイオセンサにおいて、前記第2の絶縁膜上に親水性を有する親水性領域を設けてもよい。
本発明の一実施形態に係るバイオセンサにおいて、前記第2の絶縁膜は、イオン感応膜であってもよい。
また、本発明の他の実施形態として、本発明の一実施形態に係るバイオセンサと、本発明の一実施形態に係るバイオセンサと電気的に接続される前記FETセンサ及び前記FETの特性測定用の測定装置と、本発明の一実施形態に係るバイオセンサと電気的に接続される被測定物測定用の測定装置とを備えることを特徴とするバイオセンサ装置が提供される。
本発明によると、差動対を構成するトランジスタについて、特性にバラつきのないトランジスタを選別し、選別された特性にバラつきのないトランジスタを用いて差動対を構成しバイオセンサとして使用して、センサの測定精度を高めることができる。
(a)は、本発明の一実施形態に係るバイオセンサ100の断面図であり、(b)はその上面図である。 (a)は本発明の他の実施形態に係るバイオセンサ200の配線パターンの一例を示す図であり、(b)は(a)のA−A’に沿った断面図であり、(c)は(a)のB−B’に沿った断面図である。 (a)は本発明の一実施形態に係るバイオセンサ100及び200の回路図であり、(b)は配線パターンを示す図である。 本発明の一実施形態に係るバイオセンサをカレントミラー構成として、差動増幅器型のバイオセンサとした回路の一例を示す回路図である。 図4の回路を用いてトランジスタの選別を行う際の入力電圧と出力電流との関係を示すグラフである。 本発明の一実施形態に係るバイオセンサに増幅段を設けた回路の一例を示す回路図である。 本発明の一実施形態に係るバイオセンサを用いた測定装置の例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明に係るバイオセンサ及びその製造方法について説明する。但し、本発明のバイオセンサは多くの異なる態様で実施することが可能であり、以下に示す実施の形態及び実施例の記載内容に限定して解釈されるものではない。なお、本実施の形態及び実施例で参照する図面において、同一部分又は同様な機能を有する部分には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
図1は本発明の一実施形態に係るバイオセンサ100の断面図である。
本実施形態に係るバイオセンサ100は、基材101の素子形成面である上部表面に、FETセンサ100a及びFET100bを有する。FETセンサ100aは、第1の半導体膜131a、第1のドレイン電極113a及び第1のソース電極115a、第1のゲート電極111a、第1の絶縁膜141、第2の絶縁膜151を有する。FET100bは、第2の半導体膜131b、第2のドレイン電極113b及び第2のソース電極115b、第2のゲート電極111b、第1の絶縁膜141を有する。バイオセンサ100は、第1の絶縁膜141及び第2の絶縁膜151の上部に被測定物191を配置するため、第1の絶縁膜141の上部に隔壁161をさらに形成してもよい。
基材101は絶縁性の材料である。例えば、ガラスなどの無機材料や、PENまたはPETなどのプラスチック(ポリエステル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ABS樹脂、ナイロン、アクリル樹脂、フッ素樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリウレタン樹脂、メチルペンテン樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、塩化ビニル樹脂)に代表される有機材料であってもよい。基材101は、透明であることが好ましい。この透明とは、顕微鏡などの観察機器を用いて基材101から第2の絶縁膜151上に配置された被測定物191を観察することができる程度に透明であればよく、半透明のものは含まれない。
また、基材101の形状は特に限定されることはなく、平板、平膜、フィルム、多孔質膜などの平坦な形状、シリンダ、スタンプ、マルチウェルプレート、マイクロ流路などの立体的な形状であってもよい。フィルムを使用する場合には、その厚さは特に限定されることはないが、例えば、1μm以上1mm以下であってもよい。
基材101がフレキシブルな材料である場合には、基材101を曲げることが可能となり、測定時のFETセンサの設置などの自由度が増加する。また、ロールトゥロールでのバイオセンサの形成が可能となり、低コストでのバイオセンサの製造が可能となる。
なお、基材101上に他の絶縁膜が配置され形成されていてもよい。この場合には、FETセンサはその基材101上の他の絶縁膜上に形成される。基材101が導電性を有する場合に、基材101を流れる電流を小さくすることなどができる。また、この場合には、他の絶縁膜の材料は透明であることが好ましい。
以下、FETセンサ100aの構成について説明する。
第1のソース電極115a及び第1のドレイン電極113aは、基材101上に配置される。
第1のドレイン電極113a及び第1のソース電極115aには、導電性材料を用いる。例えば、チタン、アルミ、銅、金等を用いることができるが、特に透明な導電性材料を用いることが好ましく、例えば、酸化インジウムスズ(ITO)、酸化亜鉛(ZnO)、酸化インジウム亜鉛(IZO)、ガリウムを添加した酸化亜鉛(GZO)等を用いることができる。第1のドレイン電極113a及び第1のソース電極115aの厚さは、20nm〜200nmが好ましい。
第1の半導体膜131aは、基材101上に配置されている。また、第1の半導体膜131aは、第1のソース電極115aと第1のドレイン電極113aとの間に、配置されている。そして、第1の半導体膜131aは、第1のソース電極115aと第1のドレイン電極113aとにオーミック接触している。
第1の半導体膜131aの材料としては、第1の絶縁膜141を積層可能な材料であればよく、例えばアモルファス酸化物を用いることができる。そのようなアモルファス酸化物の主成分は、InMZnOと表すことができ、ここで、Mは、Ga(ガリウム)、Al(アルミニウム)、Fe(鉄)のうち少なくとも1種である。この中でも、アモルファス酸化物としては、MがGaであるInGaZnO系のものを用いるのが好ましい。InGaZnO系のアモルファス酸化物は、室温から150°C程度の低温で成膜が可能であることから、基材101が耐熱性に乏しいプラスチックやガラスにより構成されている場合でも使用することができる。また、InGaZnO系のアモルファス酸化物には、必要に応じて、Al、Fe、Snなどが加えられていてもよい。
また、第1の半導体膜131aの別の材料としては、酸化物亜鉛(ZnO)を主成分とする酸化物半導体から用いられていてもよい。ZnOを主成分とする場合には、真性の酸化物亜鉛の他に、必要に応じて、リチウム(Li)、ナトリウム(Na)、窒素(N)及び炭素(C)等のp型ドーパント及びホウ素(B)、アルミニウム(Al)、ガリウム(Ga)、インジウム(In)等のn型ドーパントがドーピングされた酸化亜鉛及びマグネシウム(Mg)、ベリリウム(Be)などがドーピングされた酸化亜鉛を加えたものであってもよい。さらに、第1の半導体膜131は、錫を添加した酸化インジウム(インジウム錫オキサイド:ITO)、インジウム亜鉛オキサイド(IZO)または酸化マグネシウム(MgO)などの酸化物半導体から形成されていてもよい。
第1の半導体膜131は、透明であることが好ましい。この透明とは、基材101と同様に、顕微鏡などの観察機器を用いて基材101から第2の絶縁膜151に配置された被測定物191が観察することができる程度に透明であればよく、半透明のものは含まれない。
第1の絶縁膜141は、第1のソース電極115a、第1のドレイン電極113aおよび第1の半導体膜131aの上に積層して配置される。
第1の絶縁膜141は、絶縁性材料が用いられるが、特に、透明な絶縁性材料を用いることが好ましく、例えば、酸化ケイ素、窒化ケイ素、酸化窒化ケイ素等を用いることができる。また、プラスチック基板のような透明な有機樹脂からなる基板、ポリプロピレン、ポリエステル、ビニル、ポリフッ化ビニル、塩化ビニル、ポリエステル、ポリアミドのような透明なフィルム等を用いてもよい。第1の絶縁膜141の厚さは、50nm〜1μmの範囲で適宜選択することができる。なお、この透明とは、基材101と同様に、顕微鏡などの観察機器を用いて基材101から第2の絶縁膜151に配置された被測定物191が観察することができる程度に透明であればよく、半透明のものは含まれない。
第2の絶縁膜151は、第1の絶縁膜141と接触し、第1の半導体膜131aと前記第1のゲート電極111aとの重畳部分の上方に配置される。また、第2の絶縁膜151は、第1の絶縁膜141を介して、間接的に第1の半導体膜131aと接触して配置される。例えば、第2の絶縁膜151は、第1の絶縁膜141を覆って配置されてもよい。第2の絶縁膜151は、被測定物191に添加された試料に含まれる被検出物、例えば、細胞、DNA、糖鎖、タンパク質等を配置可能なものである。イオン感応層151は、透明な絶縁材料を用い、例えば、酸化ケイ素、窒化ケイ素、酸化窒化ケイ素、酸化タンタル、酸化アルミニウム等を用いることができる。
第1のゲート電極111aは、第1の絶縁膜141と第2の絶縁膜151との間に配置される。第1のゲート電極111aには、導電性材料を用いる。例えば、チタン、アルミ、銅、金等を用いることができるが、特に透明な導電性材料を用いることが好ましく、例えば、酸化インジウムスズ(ITO)、酸化亜鉛(ZnO)、酸化インジウム亜鉛(IZO)、ガリウムを添加した酸化亜鉛(GZO)等を用いることができる。第1のゲート電極111a、第1のドレイン電極113a及び第1のソース電極115aの厚さは、20nm〜200nmが好ましい。
また、第1のゲート電極111aは、バイオセンサによる被測定物の特性測定時には、フローティング電極として用いることができる。
第1のゲート電極111a、第1のドレイン電極113a及び第1のソース電極115aの電極材料が透明であると、より確実にサンプルを顕微鏡で観察することが可能となるため、被測定物191の配置箇所に応じて、これらの電極の電極材料の1つ以上が透明であることが好ましい。この透明とは、基材101と同様に、顕微鏡などの観察機器を用いて基材101から第2の絶縁膜151に配置された被測定物191が観察することができる程度に透明であればよく、半透明のものは含まれない。
隔壁161は、被測定物191を配置するためのもので、例えば、ガラス、プラスチック等を用いることができる。なお、図1(b)においては、隔壁161を上方から見た場合に、四角くなっているが、これに限られず、例えば円形などでもよい。
本発明の一実施形態に係るバイオセンサ100は、第1のドレイン電極113a及び第1のソース電極115aと絶縁された参照電極117を被測定物191に接触させることで被測定物191から出力される電気信号の測定を行ってもよい。参照電極117は、被測定物191に挿入してもよいし、パターンとして形成してもよい。
次に、FET101bの構成について説明する。第2のソース電極115b及び第2のドレイン電極113bは、基材101上に配置される。第2の半導体膜131bは、基材101上に配置されている。また、第2の半導体膜131bは、第2のソース電極115bと第2のドレイン電極113bとの間に、配置されている。そして、第2の半導体膜131bは、第2のソース電極115bと第1のドレイン電極113bとにオーミック接触している。第1の絶縁膜141は、第2のソース電極115b、第2のドレイン電極113bおよび第2の半導体膜131bの上にも積層して配置される。第1の絶縁膜141上に、第2のゲート電極111bが配置される。
FET100bを構成する第2のソース電極115b、第2のドレイン電極113b、第2の半導体膜131b、第2のゲート電極111bに用いられる材料については、それぞれ第1のソース電極115a、第1のドレイン電極113a、第1の半導体膜131a、第1のゲート電極111aと同様であるから、説明を省略する。
なお、FETセンサ100a及びFET100bの第1、第2のドレイン電極113a、b及び第1・第2のソース電極115a、bの配置は一例であって、図1においては、第1のソース電極115aと第2のドレイン電極113bが一体形成されているが、これに限られず、例えばFETセンサ100a及びFET100bの第1のソース電極115aと第2のソース電極115bとが隣接するように配置してもよいし、一体に形成せず分離して配置してもよい。
図2(a)は本発明の他の実施形態に係るバイオセンサ200の配線パターンを示す図であり、図2(b)は図2(a)のA−A’に沿った断面図、図2(c)は図2(a)のB−B’に沿った断面図である。第1のゲート電極111aをフローティング電極として利用することで、第1のゲート電極111aを延伸し、第2の絶縁膜151を第1の半導体膜131aの真上ではない箇所へと被測定物191を自由に配設することができる。また、本発明の他の実施形態に係るバイオセンサ200においては、第1の半導体膜131aや第1のゲート電極111aを透明にすることにより、被測定物を顕微鏡等で観察することが可能となる。
バイオセンサ200のFETセンサ200a及びFET200bに用いられる材料の特徴は、上述したバイオセンサ100と同様であるため、記載を省略する。
ここで、図3を参照して、本発明の実施形態に係るバイオセンサの回路構成について説明する。図3(a)は本発明の一実施形態に係るバイオセンサ100及び200の回路図であり、(b)は配線パターンを示す図である。
本発明の一実施形態に係るバイオセンサ100及びバイオセンサ200においては、図3に示されているように、トランジスタ選別用電極180を有する。FETセンサ100aの第1のゲート電極111aが、トランジスタ選別用電極180として用いられ、参照電極117と選択的にFETセンサ100a、200aに接続される。この構成により、被測定物191の特性測定を行う前に、トランジスタ選別用電極180を用いて、差動対を構成するFETセンサ100a、200a及びFET100b、200bとして用いるトランジスタの特性を測定し、バイオセンサによるセンシングの事前にトランジスタの選別を行うことができる。これにより、バラつきのないトランジスタにより差動対が構成されたバイオセンサを用いて、高精度の測定を行うことができる。
また、トランジスタの選別に用いたゲート電極111aは、前述のとおり、バイオセンサによりセンシングを行う際には、フローティング電極として用いてもよい。
図4の回路図に示すように、本発明の一実施形態に係るバイオセンサにカレントミラー回路410を加えるとともに、増幅回路400を設け、差動増幅器型のバイオセンサとしてもよい。これにより、FETセンサ100a、200aにおける変化を電圧信号として出力することができるとともに、出力された電圧信号を増幅し、微小な電圧変化を測定することが可能となり、被測定物191における微小な変化が測定可能となる。
ここで、図5を参照して、図4の差動増幅器型のバイオセンサにおけるトランジスタ選別動作の一例を説明する。
図4の差動増幅器型のバイオセンサにおいて、トランジスタ選別用電極180より、入力信号を送ると、Qより出力される。トランジスタ選別用電極180へと0からVddの電圧を順次印加した場合、差動対を構成するトランジスタ素子がオフセットを生じないしきい値電圧特性にバラつき(しきい値電圧特性の差)がないトランジスタ素子の場合には、曲線mに示すように、Vdd/2を中心に、出力電流が急激に変化する。一方、しきい値電圧特性にバラつきのあるトランジスタ素子の場合、オフセットが生じ、曲線nに示すように、出力電流が急激に変化する点がVdd/2とは異なる点となる。従って、出力電流が変化するのが、Vdd/2の電圧を印加した時点であるか否かにより、トランジスタ素子のしきい値電圧特性にバラつきがないかを判別することができ、トランジスタ素子の選別が可能となる。
さらに、図6の回路図に示すように、本発明の一実施形態に係るバイオセンサについて、図4に示された増幅器400に加えて増幅段500a、500bを設けてもよい。
これにより、FETセンサ100a、200aにより出力された電圧信号をさらに増幅することが可能となり、より信号の変化が確認しやすくなる。
本発明の一実施形態に係るバイオセンサは、第2の絶縁膜106の上部に親和層171(図示せず)を備えてもよい。
親和層171は、第2の絶縁膜151に被測定物191に対する親和性を付与するものであって、第2の絶縁膜151における検出効率を向上させるものである。被測定物191に対する親和性を付与するために、親和層171は、例えば、親水性を有する。親和層171は、親水性高分子で形成することができ、イオン感応層151に親水性の官能基を化学修飾することで形成することもできる。また、親和層171は、被検出物に対する結合特性を有する透明な材料を用いて形成してもよい。親和層171の材料は、被検出物との結合特性を考慮して適宜設定可能である。逆に、親和層171を形成せずに、第2の絶縁膜151以外の第1の絶縁膜141に疎水性の材料を用い、第2の絶縁膜151には疎水性の材料を用いず、第1の絶縁膜141の上部表面に疎水性膜を形成したりしてもよい。例えば、第1の絶縁膜141をシリコーンでコーティングしてもよい。また、第1の絶縁膜141に被検出物に対する結合阻害特性、例えば、細胞接着阻害特性を有する材料を用いて形成してもよい。
親和層171の材料は、例えば、水溶性高分子、水溶性オリゴマー、水溶性有機化合物、界面活性物質、両親媒性物質等を用いることができる。水溶性高分子材料としては、ポリアルキレングリコール及びその誘導体、ポリアクリル酸及びその誘導体、ポリメタクリル酸及びその誘導体、ポリアクリルアミド及びその誘導体、ポリビニルアルコール及びその誘導体、双性イオン型高分子、多糖類、等を挙げることができる。分子形状は、直鎖状、分岐を有するもの、デンドリマー等を挙げることができる。具体的には、ポリエチレングリコール、ポリエチレングリコールとポリプロピレングリコールの共重合体、例えば、Plutonic F108、Plutonic F127、ポリ(N−イソプロピルアクリルアミド)、ポリ(N−ビニル−2−ピロリドン)、ポリ(2−ヒドロキシエチルメタクリレート)、ポリ(メタクリロイルオキシエチルフォスフォリルコリン)、メタクリロイルオキシエチルフォスフォリルコリンとアクリルモノマーの共重合体、デキストラン、及びヘパリンが挙げられるがこれらには限定されない。水溶性オリゴマー材料や水溶性低分子化合物としては、アルキレングリコールオリゴマー及びその誘導体、アクリル酸オリゴマー及びその誘導体、メタクリル酸オリゴマー及びその誘導体、アクリルアミドオリゴマー及びその誘導体、酢酸ビニルオリゴマーの鹸化物及びその誘導体、双性イオンモノマーからなるオリゴマー及びその誘導体、アクリル酸及びその誘導体、メタクリル酸及びその誘導体、アクリルアミド及びその誘導体、双性イオン化合物、水溶性シランカップリング剤、水溶性チオール化合物等を挙げることができる。具体的には、エチレングリコールオリゴマー、(N−イソプロピルアクリルアミド)オリゴマー、メタクリロイルオキシエチルフォスフォリルコリンオリゴマー、低分子量デキストラン、低分子量ヘパリン、オリゴエチレングリコールチオール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、2−〔メトキシ(ポリエチレンオキシ)−プロピルトリメトキシシラン、及びトリエチレングリコール−ターミネーティッド−チオールが挙げられるがこれらには限定されない。
親和層171の平均厚さは、0.8nm以上500μm以下が好ましく、0.8nm以上100μm以下がより好ましく、1nm以上10μm以下がより好ましく、1.5nm以上1μm以下が最も好ましい。平均厚さが0.8nm以上であれば、タンパク質の吸着や細胞の接着において、親和層171で覆われていない領域の影響を受けにくいため好ましい。また、平均厚さが500μm以下であればコーティングが比較的容易である。親和層171の形状や面積は、配置する被測定物191の面積、性質を考慮して適宜設定可能である。例えば、被測定物が細胞である場合、親和層171の凹部の大きさを細胞1つが配置可能な大きさとすることで、1つの細胞だけからの測定が可能である。
なお、図示しないが、本実施形態に係る親和層171は、バイオセンサ200にも適用可能である。すなわち、第2の絶縁膜151の上部表面に親和層171を形成してもよい。
本実施形態に係るバイオセンサでは、親和層により被検出物に対する親和性を第2の絶縁膜に付与することで、被測定物をイオン感応層の上部に選択的に設置することが可能で、高精度の測定が可能となる。
図7を参照して、本発明の一実施形態に係るバイオセンサを用いた測定装置の一例を示す。
図7に示されるように、バイオセンサ100やバイオセンサ200を例として説明したバイオセンサを、外部の測定装置と接続することにより、トランジスタ選別用装置及び被測定物の特性測定用装置として用いることができる。
すなわち、図7に示されるように、FETセンサやFETとして用いられるトランジスタの選別時には、カレントミラー構成としたバイオセンサと、測定装置1000とを接続する。測定装置1000は、トランジスタ素子選別時には、トランジスタの特性を測定する測定装置として用いることができる。また、バイオセンサによる被測定物の特性測定時には、被測定物の特性測定用装置として用いることができる。バイオセンサの外部の測定装置に、特性測定のための回路の大半をもたせることにより、バイオセンサ自体の回路が簡略化され、バイオセンサの量産が容易になるとともに、バイオセンサの製造についてのコストが低減される。
以上説明したように、本発明に係るバイオセンサは、差動対において特性のバラつきのないトランジスタを選別し、特性のバラつきのないトランジスタを差動増幅器タイプのバイオセンサとして使用して測定精度を高めることが出来る。
100 バイオセンサ
100a FETセンサ
100b FET
101 基材
111a 第1のゲート電極
111b 第2のゲート電極
113a 第1のドレイン電極
113b 第2のドレイン電極
115a 第1のソース電極
115b 第2のソース電極
117 参照電極
131a 第1の半導体膜
131b 第2の半導体膜
141 第1の絶縁膜
151 第2の絶縁膜
161 隔壁
180 トランジスタ選別用電極
191 被測定物
200 バイオセンサ
200a FETセンサ
200b FET

Claims (9)

  1. 基材上のFETセンサ及びFETから成る差動対により構成されたバイオセンサであって、
    前記FETセンサは、
    前記基材上に配置された第1のソース電極及び第1のドレイン電極と、
    前記第1のソース電極および前記第1のドレイン電極にオーミック接触して前記基材上に配置された第1の半導体膜と、
    前記第1の半導体膜上に配置された第1の絶縁膜と、
    前記第1の絶縁膜上に配置された第1のゲート電極と、
    前記第1の半導体膜と前記第1のゲート電極との重畳部分に配置され、被測定物が配置される第2の絶縁膜と、
    前記第2の絶縁膜の上部に配置される前記被測定物の周囲に配置される隔壁と、
    を備え、
    前記FETは、
    前記基材上に配置された第2のソース電極及び第2のドレイン電極と、
    前記第2のソース電極および前記第2のドレイン電極にオーミック接触して前記基材上に配置された第2の半導体膜と、
    前記第2の半導体膜上に配置された第2のゲート電極と、
    を備え、
    前記第1のソース電極と前記第2のドレイン電極とは接続され、前記第1のゲート電極と前記FETセンサの特性測定を行うトランジスタ測定用電極とが配線を介して接続される
    ことを特徴とするバイオセンサ。
  2. 基材上のFETセンサ及びFETから成る差動対により構成されたバイオセンサであって、
    前記FETセンサは、
    前記基材上の第1のゲート電極と、
    前記第1のゲート電極上に第1の絶縁膜を介して配置される第1の半導体膜と、
    前記第1の半導体膜にオーミック接触して配置された第1のソース電極及び第1のドレイン電極と、
    前記第1のゲート電極と前記第1の半導体膜の重畳部分に配置され、被測定物が配置される第2の絶縁膜と、
    前記第2の絶縁膜の上部に配置される前記被測定物の周囲に配置される隔壁と、
    を備え、
    前記FETは、
    前記基材上の第2のゲート電極と、
    前記第2のゲート電極上に配置される第2の半導体膜と、
    前記第2の半導体膜にオーミック接触して配置された第2のソース電極及び第2のドレイン電極と、
    を備え、
    前記第1のソース電極と前記第2のドレイン電極とは接続され、
    前記第1のゲート電極は、前記バイオセンサによる前記被測定物の測定を行うセンシングの前には前記FETセンサの特性測定を行い、前記センシングを行う際にはフローティング状態となるトランジスタ測定用電極とが配線を介して接続される
    ことを特徴とするバイオセンサ。
  3. 前記FETセンサは、前記第1のソース電極及び前記第1のドレイン電極と絶縁され、かつ、前記被測定物に可変電圧を印加する参照電極を備えることを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載のバイオセンサ。
  4. 前記FETセンサにより測定される電圧の変化を増幅するカレントミラー回路及び差動増幅回路を備えることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のバイオセンサ。
  5. 前記FETセンサにより測定される電圧の変化を増幅する増幅段を備えることを特徴とする請求項4に記載のバイオセンサ。
  6. 前記第1の半導体膜、前記第2の半導体膜、前記第1のソース電極、前記第1のドレイン電極及び前記第1のゲート電極のうち1つ以上が透明であることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のバイオセンサ。
  7. 前記第2の絶縁膜上に親水性を有する親水性領域を設けたことを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のバイオセンサ。
  8. 前記第2の絶縁膜は、イオン感応膜であることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載のバイオセンサ。
  9. 請求項1からのいずれかに記載のバイオセンサと、
    前記請求項1からのいずれかに記載のバイオセンサと電気的に接続される前記FETセンサ及び前記FETの特性測定用の測定装置と、
    前記請求項1からのいずれかに記載のバイオセンサと電気的に接続される被測定物測定用の測定装置と
    を備えることを特徴とするバイオセンサ装置。
JP2010217874A 2010-09-28 2010-09-28 バイオセンサ Expired - Fee Related JP5494396B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010217874A JP5494396B2 (ja) 2010-09-28 2010-09-28 バイオセンサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010217874A JP5494396B2 (ja) 2010-09-28 2010-09-28 バイオセンサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012073103A JP2012073103A (ja) 2012-04-12
JP5494396B2 true JP5494396B2 (ja) 2014-05-14

Family

ID=46169440

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010217874A Expired - Fee Related JP5494396B2 (ja) 2010-09-28 2010-09-28 バイオセンサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5494396B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102011076977A1 (de) * 2011-06-06 2012-12-06 Robert Bosch Gmbh Verfahren und Vorrichtung zum Ermitteln eines Messwerts eines chemosensitiven Feldeffekttransistors
JP6506592B2 (ja) * 2015-04-01 2019-04-24 日立オートモティブシステムズ株式会社 センサ装置
WO2017018434A1 (ja) * 2015-07-30 2017-02-02 シャープ株式会社 バイオセンサ
KR101878848B1 (ko) * 2016-11-29 2018-07-16 서울대학교산학협력단 다층 절연막을 갖는 전계효과 트랜지스터 기반의 바이오센서 및 그 제조방법

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB0105831D0 (en) * 2001-03-09 2001-04-25 Toumaz Technology Ltd Method for dna sequencing utilising enzyme linked field effect transistors
EP1851331B1 (fr) * 2005-02-25 2016-02-24 Commissariat à l'Énergie Atomique et aux Énergies Alternatives Procede et dispositif pour separer des cibles moleculaires dans un melange complexe
JP2006242900A (ja) * 2005-03-07 2006-09-14 Mitsubishi Chemicals Corp センサユニット及び反応場セルユニット並びに分析装置
WO2008007716A1 (en) * 2006-07-13 2008-01-17 National University Corporation Nagoya University Material detection device

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012073103A (ja) 2012-04-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5488372B2 (ja) バイオセンサ
JP4962599B2 (ja) 電界効果トランジスタ型バイオセンサ
ES2321118T3 (es) Dispositivo y procedimiento para la deteccion de macromoleculas cargadas.
JP4768226B2 (ja) 検体の高感度検出のために特別に構成されたゲート電極を有するfetセンサー
WO2013049463A2 (en) Double gate ion sensitive field effect transistor
JP5494396B2 (ja) バイオセンサ
US20120138458A1 (en) Cell-based transparent sensor capable of real-time optical observation of cell behavior, method for manufacturing the same and multi-detection sensor chip using the same
Sinha et al. A comprehensive review of FET‐based pH sensors: materials, fabrication technologies, and modeling
KR101515491B1 (ko) 수소이온 감지센서
US8679308B2 (en) Biosensor membrane and methods related thereto
Chen et al. Contacting versus insulated gate electrode for Si nanoribbon field-effect sensors operating in electrolyte
US20140295573A1 (en) Biosensor with dual gate structure and method for detecting concentration of target protein in a protein solution
JP5903872B2 (ja) トランジスタ型センサ、およびトランジスタ型センサの製造方法
KR20160096817A (ko) 다중 진단용 터널링 전계효과 트랜지스터 바이오 센서
JP5392344B2 (ja) 電界効果トランジスタ型バイオセンサ
CN116936640A (zh) 离子敏感薄膜晶体管及生物传感芯片
CN109952154B (zh) 样本分析芯片及其制造方法
JP5494395B2 (ja) バイオセンサ
JP5447858B2 (ja) カレントミラー型バイオセンサ
KR20160134111A (ko) 바이오 센서
JP5445778B2 (ja) カレントミラー型バイオセンサ及びカレントミラー型バイオセンサの製造方法
JP5413607B2 (ja) カレントミラー型バイオセンサ
JP5472013B2 (ja) トランジスタ型センサ
Mendes et al. Applications and perspectives of biosensors for diagnostics in infectious diseases
US11733203B2 (en) Sensing cell and sensing device

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130722

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131112

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131115

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140109

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140204

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140217

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5494396

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees