JP5494358B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

この発明は、被写体像を撮像する撮像装置に関するものである。
従来、入射光を電気信号に変換する画素アレイを備えたセンサチップにあっては、ガラス基板上に直接的にマウントするいわゆるベアチップ実装が知られている。このベアチップ実装では、センサチップから出力された電気信号が、ガラス基板上に設けられた配線パターンを介してガラス基板外部に出力される(例えば、特許文献1,2参照)。
ところで近年、いわゆるデジタル一眼レフカメラに使用される大型のセンサチップにあっては、更なる高速動作が要望されており、同じチップ上に設けられた画素アレイのカラム毎にA/D変換器を設けて並列に信号処理を行うことで、A/D変換器の処理速度を比較的低く抑えて低消費電力化を図ることが行われている。しかし、更なる高速処理化を図った場合、ローノイズでダイナミックレンジが大きく電源電圧の高いセンサ部と、微細トランジスタを設けて低電源電圧で超高速動作を行うデジタル回路とが1チップで構成されるため、製造プロセスが複雑になり、歩留まりが悪くなってしまう。また、高速動作を行う場合には、チップの発熱、とりわけA/D変換器の発熱が大きくなり、画素アレイに温度上昇による画質低下などの悪影響がでてしまう虞がある。
そのため、上述した画素アレイに対するA/D変換器からの熱伝導を遮断すべく、A/D変換器を備えた信号処理部と画素アレイとを、それぞれ個別のチップにより構成して一つのガラスチップ上に実装するいわゆるマルチチップ実装が行われる場合がある。
この場合、基板の略中央にセンサチップが配置され、ガラス基板の一側に設けられた外部接続部にFPC(フレキシブルプリント基板)等が接続される。上述した信号処理チップは、センサチップと外部接続部との間に配置されて、信号処理チップから多数の信号線が外部接続部へ接続される。一方、FPCを介して供給されるセンサチップを駆動するための電源やクロック信号等は、外部接続部からガラス基板上のパターン配線を介してセンサチップへ直接的に供給される。
特開2010−62283号公報 特開2002−270859号公報
しかしながら、上述した従来の撮像装置にあっては、外部接続部とセンサチップとが離間して配置され、また、ガラス基板上のパターン配線の線路抵抗が比較的高いことで、電源の配線抵抗の増加による基準電位の変動等が生じてセンサチップの動作が不安定になり、画質の劣化が生じる虞があるという課題がある。また、ガラス基板上のパターン配線を太くするなど低抵抗化しようとすると実装上の制約が生じて、例えば、ガラス基板が大型化するなどの問題が生じてしまう。
この発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、基板が大型化すること無しに配線抵抗を低減して画質劣化を抑制することが可能な撮像装置を提供するものである。
上記の課題を解決するために、この発明は、入射光に応じた信号を信号線へ出力する複数の画素が配列された画素アレイと、前記画素アレイへ供給する電気信号を入力する入力端子とを有するセンサチップと、前記センサチップの受光面側に配置されるとともに、前記信号線に電気的に接続される第1配線パターンと、前記入力端子に電気的に接続される第2配線パターンとが形成された基板と、前記第1配線パターンを介して入力された前記信号を信号処理する信号処理回路と、前記信号処理回路により信号処理された前記信号を出力する出力端子と、前記第2配線パターンと電気的に並列接続される配線層とを有する信号処理チップと、前記信号処理チップの前記出力端子に電気的に接続される第1配線と、前記基板に形成された前記第2配線パターンに電気的に接続される第2配線とを有する外部接続部と、を備え、前記第2配線パターンと前記配線層とが並列接続されることを特徴としている。
本発明によれば、高速動作を行うために同一の基板上にセンサチップと信号処理チップとを設け、センサチップの画素アレイから出力された信号を、信号処理チップの信号処理回路により信号処理して、この信号処理チップで処理された信号を、外部接続部を介して基板の外部に伝送する一方、外部接続部を介してセンサチップの駆動に必要な、例えば電力等を、第2配線パターンを介して画素アレイに直接的に供給する場合に、信号処理チップの配線層を有効利用して第2配線パターンの途中にこの配線層を接続して設けることで、単に基板上の第2配線パターンのみを用いた場合と比較して低抵抗な配線層を利用した分だけ、配線抵抗を低減することができるため、基板が大型化すること無しに配線抵抗に起因する画質劣化を抑制することができる効果がある。
本発明の実施形態における撮像装置の斜視図である。 本発明の実施形態におけるマルチチップモジュールの概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態におけるマルチチップモジュールを示す図であり(a)は正面図、(b)は図3(a)のA−A線に沿う部分断面図である。 本発明の実施形態におけるマルチチップモジュールの配線の概略を示す正面図である。 本発明の実施形態における図4のB方向から見た矢視図である。 本発明の実施形態における図4のC−C線に沿う断面図である。 本発明の変形例における図6に相当する断面である。
次に、この発明の実施形態の撮像装置について図面を参照しながら説明する。
図1は、この実施形態の撮像装置1を示している。この撮像装置1は、いわゆるデジタル一眼レフカメラであって、カメラボディ2のレンズマウント(不図示)にレンズ鏡筒3が着脱自在に取り付けられ、このレンズ鏡筒3のレンズ4を通した光がカメラボディ2の背面側に配置されたマルチチップモジュール5のセンサチップ6上に結像される。このセンサチップ6は、いわゆるCMOSイメージセンサ等のチップである。
図2は、上述したマルチチップモジュール5を示している。このマルチチップモジュール5は、センサチップ6、上側信号処理チップ7、および、下側信号処理チップ8を備えて構成される。
センサチップ6は、入射光に応じた信号(以下、単に画素信号と称す)を出力する複数の画素が2次元的に列方向および行方向に沿って格子状に配列してなる画素アレイ10と、この画素アレイ10を駆動する画素駆動ドライバ11と、画素アレイ10の出力を増幅する2つのカラムプリアンプ12a,12bと、外部からの制御信号(Vref-pix)に基づきセンサチップ6の主にカラムプリアンプ12a,12bへバイアス用の基準電圧および電流を供給するセンサ用バイアス回路13とを備えて構成される。センサチップ6は、さらに画素駆動ドライバ11用の駆動制御バス14を備え、この駆動制御バス14が上側信号処理チップ7および下側信号処理チップ8にも接続される。
上述したカラムプリアンプ12a,12bのうち、一方のカラムプリアンプ12aは、画素アレイ10の奇数列の画素信号を列毎に並列に増幅して、この増幅した画素信号を上側信号処理チップ7に向けて出力し、他方のカラムプリアンプ12bは、画素アレイ10の偶数列の画素信号を列毎に並列に増幅して、この増幅した画素信号を下側信号処理チップ8に向けて出力する。
上側信号処理チップ7は、入力された信号を信号処理する信号処理回路として、センサチップ6のカラムプリアンプ12aから出力されるカラム毎のアナログ電気信号を並列にデジタル変換する複数のアナログデジタル変換器(以下、単にカラムADCと称す)20aと、カラムADC20aから出力されるデジタル信号用のデジタル出力バス21aと、このデジタル出力バス21aの信号を小振幅化してチップ外部に差動伝送(data-out-A)するデジタル小振幅差動出力回路22aと、カラムADC20aのバイアス回路23aと、これらカラムADC20a、デジタル出力バス21a、デジタル小振幅差動出力回路22aおよびバイアス回路23aを制御する制御回路(CONT.-N)24aを備えて構成される。
同様に下側信号処理チップ8は、入力された信号を信号処理する信号処理回路として、センサチップ6のカラムプリアンプ12bから出力されるカラム毎のアナログ電気信号を並列にデジタル変換する複数のカラムADC20bと、カラムADC20bから出力されるデジタル信号用のデジタル出力バス21bと、このデジタル出力バス21bの信号を小振幅化してチップ外部に差動伝送(data-out-B)するデジタル小振幅差動出力回路22bと、カラムADC20bのバイアス回路23bと、これらカラムADC20b、デジタル出力バス21b、デジタル小振幅差動出力回路22bおよびバイアス回路23bを制御する制御回路(CONT.-S)24bを備えて構成される。
なお、上述した制御回路24a,24b、画素駆動ドライバ11、カラムプリアンプ12a,12bには、外部からマルチチップモジュール5の動作テスト用の制御信号(Pix-test i/o)が入力可能となっている。
次に、上述したチップ構成を備えるマルチチップモジュール5の動作について説明する。なお、上記動作テストの動作の説明は省略する。
まず、マルチチップモジュール5の外部から2つの制御線(図2中、「cont.-A-i/o」,「cont.-B-i/o」で示す)を介して制御信号が入力されると、上側信号処理チップ7の制御回路24aと、下側信号処理チップ8の制御回路24bとの少なくとも何れか一方により制御信号が駆動制御バス14を介して画素駆動ドライバ11に入力される。すると、画素駆動ドライバ11により画素アレイ10が駆動されて、1行ずつ選択された画素信号が、カラム毎のカラムプリアンプ12a,12bに並列に入力される。カラムプリアンプ12a,12bに入力された画素信号は、必要なゲインを施された後にセンサチップ6から出力される。このセンサチップ6から出力された画素信号は、カラム毎に並列に形成された配線パターン32(図2中に2点鎖線で囲む配線)を介して上側信号処理チップ7および下側信号処理チップ8へそれぞれ入力される。なお、上側信号処理チップ7と下側信号処理チップ8とは入力される画素アレイ10の出力信号が偶数列か奇数列かの違いだけ同様な構成であり同様な動作を行うため、以下、上側信号処理チップ7についてのみ説明し、下側信号処理チップ8についての説明を省略する。
上側信号処理チップ7に入力された画素信号は、カラム毎のカラムADC20aに並列に入力されて、制御回路24aの制御信号に基づいて、アナログデジタル変換される。このアナログデジタル変換されたデジタル画素信号は、制御回路24aの制御信号に基づき、デジタル出力バス21aを通じてデジタル小振幅差動出力回路22aへ入力され、小振幅化されて差動出力(図2中、「DATA-OUT-A」で示す)される。ここで、上側信号処理チップ7および下側信号処理チップ8からの出力(「DATA-OUT-A」および「DATA-OUT-B」)は、予め設定された所定の順番で出力され、これら上側信号処理チップ7および下側信号処理チップ8より出力されたデジタル画素信号は、後述する第1配線パターン32bおよびフレキシブルプリント基板(外部接続部)Fを介してマルチチップモジュール5の外部へと伝送される。
なお、上述した説明ではデジタル小振幅差動出力回路22a,22bが上側信号処理チップ7と下側信号処理チップ8とに各々設けられる場合について説明したが、必要な画素出力速度に応じて複数個(複数レーン)のデジタル小振幅差動出力回路22a〜22nを設けて、制御回路24a又は制御回路24bにより出力順を切換えてデジタル画素信号を伝送するようにしてもよい。また、上述したカラムADC20a,20bでは、アナログデジタル変換のみを行う場合について説明したが、必要に応じてより高度なデジタル演算を行う信号処理回路を内蔵させて、データのオフセット値の付加、フィキストパターンノイズ(FPN)の減算補正、カラムADC20a,20b毎の誤差ばらつきを補正する演算を行わせるようにしてもよい。
ところで、図3(a),(b)に示すように、上述したマルチチップモジュール5は、センサチップ6が、このセンサチップ6の受光面37側に配置される透明なガラス基板31上にバンプ30を介して直接的に実装される、いわゆるベアチップ実装されて構成される。ガラス基板31は、例えば、上述した画素アレイ10(図4参照)のカラムの方向が長手方向となる略長方形の板状に形成され、このガラス基板31の長手方向の略中央にセンサチップ6が実装される。
センサチップ6は、いわゆる35mmフルサイズ等の比較的大型なセンサチップであって、このセンサチップ6が実装される同一のガラス基板31上には、上側信号処理チップ7、および、下側信号処理チップ8が実装される。ここで、バンプ30を介してセンサチップ6がガラス基板31に実装されることで、センサチップ6の受光面37は、上述したバンプ30の高さ分だけガラス基板31からやや離間して配置される。そして、センサチップ6とガラス基板31との間のバンプ30の周囲には、封止樹脂(不図示)が充填されており、ガラス基板31へのセンサチップ6の取り付け剛性およびセンサチップ6の受光面37の気密性が確保されている。
上側信号処理チップ7および下側信号処理チップ8は、それぞれガラス基板31の幅方向に沿う上面視略長方形に形成され、センサチップ6を中心としたガラス基板31の長手方向両外側にそれぞれ配置される。
図4に示すように、センサチップ6は、画素アレイ10の奇数列の画素信号を並列に出力する複数のパッド電極35、および、画素アレイ10の偶数列の画素信号を出力する複数のパッド電極36をそれぞれ備えている。奇数列のパッド電極35は、上側信号処理チップ7側の縁部に沿って配列され、偶数列のパッド電極36は、下側信号処理チップ8側の縁部に沿って配列される。ここで、センサチップ6には、画素アレイ10の画素信号が出力される複数の信号線(不図示)が設けられ、この信号線の途中に上述したカラムプリアンプ12a、12bが介装され、これら信号線の画素アレイ10と反対側の端部にパッド電極35,36が接続される。これらパッド電極35,36は、それぞれバンプ30(図3(b)参照)を介してガラス基板31上に形成された第1配線パターン32aの一端に接続される。
一方、上側信号処理チップ7および下側信号処理チップ8は、センサチップ6側の長辺に沿って複数のパッド電極38を配列して備えるとともに、センサチップ6とは反対側の長辺に沿って複数のパッド電極39を配列して備える。パッド電極38は上述した第1配線パターン32aの他端にバンプ30を介して接続される。パッド電極38は、それぞれ上述した信号処理回路の入力側に接続され、パッド電極39は、信号処理回路の出力側に接続される。またパッド電極39は、それぞれバンプ30を介して第1配線パターン32bの一端に接続される。
このように、上側信号処理チップ7および下側信号処理チップ8の長辺に沿ってパッド電極38を配列してセンサチップ6のパッド電極35,36に対向配置させることで、並列に数千本の配線が配列される第1配線パターン32aを最短距離で接続することが可能となっている。なお、センサチップ6から画素信号を出力する第1配線パターン32aは、奇数列または偶数列だけでも数千本となるが、図示都合上、図4では、第1配線パターン32aを簡略化して示している。
ガラス基板31上には、上側信号処理チップ7のセンサチップ6とは反対側の縁部、および、下側信号処理チップ8のセンサチップ6とは反対側の縁部に、上述したパッド電極39の配列方向と略平行となるように複数のパッド電極34が配列される。複数のパッド電極34は、それぞれ上述した第1配線パターン32bの他端に接続されており、これら複数のパッド電極34により外部接続端子33が構成される。
外部接続端子33には、ガラス基板31の外部へ接続されるフレキシブルプリント基板Fが接続される。フレキシブルプリント基板Fは、可撓性を有し、略直線状に形成され互いに略平行に配列された複数のFPC配線40を一体的に備え、これら複数のFPC配線40の一端が複数のパッド電極34にそれぞれ接続される。これにより、上述したデジタル変換された画素信号は、パッド電極34およびFPC配線40を介してマルチチップモジュール5の外部へ出力されることとなる。
フレキシブルプリント基板Fは、上述したFPC配線40に加えて、画素アレイ10の駆動電源等の電気信号を画素アレイ10へ供給するためのFPC配線42を備えている。このFPC配線42は、上述した画素信号を外部に出力するFPC配線40と同様に、外部接続端子33のパッド電極34に接続される。このパッド電極34には、ガラス基板31上に形成された第2配線パターン45の一端が接続され、この第2配線パターン45の他端がセンサチップ6の入力端子であるパッド電極41に接続される。パッド電極41は、画素アレイ10へ供給する電気信号を入力する端子であり、センサチップ6内部の信号線43を介して画素アレイ10に接続される。なお、ガラス基板31上に形成される配線パターン(第1配線パターン32a,32bおよび第2配線パターン45)は、断面積の大きさ等の制約が生じるため、同一長さであれば、通常、上述したFPC配線40やFPC配線42よりも抵抗値が一桁程度大きくなる。
図4、図5に示すように、第2配線パターン45は、上側信号処理チップ7とガラス基板31との間、および、下側信号処理チップ8とガラス基板31との間のガラス基板31上を通って配索されている。そして、図6に示すように、第2配線パターン45の途中には、バンプ30,30が分岐接続され、これらバンプ30,30がそれぞれ上側信号処理チップ7および下側信号処理チップ8の幅方向外側に配置された2つのパッド電極51,51に接続される。
上側信号処理チップ7および下側信号処理チップ8には、上述したカラムADC20a,20b等の信号処理回路が集積回路として形成されるSi層50が設けられる。このSi層50のガラス基板31側には、複数の配線層として、例えば3層のメタル層52a〜52cが設けられる。これらメタル層52a〜52cは例えばアルミニウム(Al)等の高導電性の金属で形成され、適宜、スルーホール54を介してチップ内の内部配線として利用される。メタル層52a〜52cは、第2配線パターン45よりも単位長さ辺りの配線抵抗が低く、Si層50に近い方から必要に応じて順次利用されるようになっている。ここで、図6ではメタル層52b,52cが内部配線として利用され、最もガラス基板31側のメタル層52aが内部配線として利用されていない場合を示している。
上記集積回路の配線として利用されていないメタル層52aは、信号処理回路の配線として利用されるメタル層52b,52cとは電気的に切り離され、上述した2つのバンプ30,30に接続される。これにより、第2配線パターン45は、バンプ30,30と接続される部分から分岐されてメタル層52aと接続され、第2配線パターン45とメタル層52aとが並列接続される。つまり、これら第2配線パターン45とメタル層52aとにより並列部53が構成されることとなる。なお、メタル層が3層ある場合を一例に説明したが、3層に限られるものではない。
したがって、上述した実施形態の撮像装置1によれば、高速動作を行うために同一のガラス基板31上にセンサチップ6と上側信号処理チップ7と下側信号処理チップ8とを設け、センサチップ6の画素アレイ10から出力された画素信号を、上側信号処理チップ7および下側信号処理チップ8により列毎に並列に信号処理して、この上側信号処理チップ7と下側信号処理チップ8とで処理された画素信号を、フレキシブルプリント基板Fを介してマルチチップモジュール5の外部に伝送し、また、フレキシブルプリント基板Fを介してセンサチップ6の画素アレイ10に直接的に電気信号を供給する場合に、センサチップ6と外部接続端子33との間に配置された上側信号処理チップ7および下側信号処理チップ8のメタル層52aを有効利用して第2配線パターン45の途中にメタル層52aを接続して設けることで、単にガラス基板31上の第2配線パターン45のみを用いて画素アレイ10に電気信号を供給する場合と比較して、低抵抗なメタル層52aを利用した分だけ、配線抵抗を低減することができるため、ガラス基板31が大型化すること無しに配線抵抗に起因する画質劣化を抑制することができる。
また、第2配線パターン45とメタル層52aとが並列接続されて並列部53が構成されることで、第2配線パターン45とメタル層52aが直列接続される場合よりも、更なる配線抵抗の低減を図ることが可能となる。
なお、この発明は上述した実施形態の撮像装置1の構成に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で設計変更可能である。
例えば、上述した実施形態では、ガラス基板31上の第2配線パターン45と上側信号処理チップ7および下側信号処理チップ8のメタル層52aとにより並列部53を構成する場合について説明したが、例えば、他の実施例として、複数のメタル層(例えば、メタル層52a,52b)が信号処理回路の配線として利用されていない場合には、複数のメタル層を用いて並列部53の並列数を増やしても良い。この場合、メタル層同士(例えば、メタル層52a,52b)を、その幅方向の両外側にてスルーホール54,54(図6中、破線で示す)等を介して互いに接続する。
また、図7に示すように、複数のメタル層により並列部53を構成し、バンプ30,30間の第2配線パターン45を省略するようにしてもよい。
さらに、上述した実施形態では並列部53を設ける場合について説明したが、第2配線パターン45と一つの配線層(例えば、メタル層52a)とを直列接続して並列部53を省略してもよい。
また、上記実施形態では、画素アレイ10の駆動電源を供給する第2配線パターン45(電源ライン)に配線層(メタル層52a)を接続する場合を一例にして説明したが、比較的大きな電流が流れるラインであれば駆動電源を供給する場合に限られるものではなく、配線抵抗が大きいことで悪影響が生じるもの、例えば、センサチップ6にクロック信号を供給する配線パターン(クロックライン)に対して配線層(例えば、メタル層52a)を接続するようにしても良い。
さらに、上述した実施形態では撮像装置がデジタル一眼レフカメラの場合について説明したが、撮像装置は、デジタル一眼レフカメラに限られず、例えばビデオカメラやデジタルコンパクトカメラ等の撮像装置にも適用可能である。
6 センサチップ
7 上側信号処理チップ(信号処理チップ)
8 下側信号処理チップ(信号処理チップ)
10 画素アレイ
20a,20b カラムADC(信号処理回路、デジタル変換器)
21a,21b デジタル出力バス(信号処理回路)
22a,22b デジタル小振幅差動出力回路(信号処理回路)
23a,23b バイアス回路(信号処理回路)
31 ガラス基板(基板)
32a,32b 第1配線パターン
37 受光面
39 パッド電極(出力端子)
40 FPC配線(第1配線)
41 パッド電極(入力端子)
42 FPC配線(第2配線)
43 信号線
45 第2配線パターン
52a〜52c メタル層(配線層)
53 並列部
F フレキシブルプリント基板(外部接続部)

Claims (8)

  1. 入射光に応じた信号を信号線へ出力する複数の画素が配列された画素アレイと、前記画素アレイへ供給する電気信号を入力する入力端子とを有するセンサチップと、
    前記センサチップの受光面側に配置されるとともに、前記信号線に電気的に接続される第1配線パターンと、前記入力端子に電気的に接続される第2配線パターンとが形成された基板と、
    前記第1配線パターンを介して入力された前記信号を信号処理する信号処理回路と、前記信号処理回路により信号処理された前記信号を出力する出力端子と、前記第2配線パターンと電気的に接続される配線層とを有する信号処理チップと、
    前記信号処理チップの前記出力端子に電気的に接続される第1配線と、前記基板に形成された前記第2配線パターンに電気的に接続される第2配線とを有する外部接続部と、
    を備え
    前記第2配線パターンと前記配線層とが並列接続される
    ことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記信号処理チップは、複数の前記配線層を有し、2層以上の前記配線層を並列接続し、前記並列接続された2層以上の前記配線層が前記第2配線パターンに接続されることを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  3. 前記外部接続部は、フレキシブルプリント基板であることを特徴とする請求項1又2に記載の撮像装置。
  4. 前記第2配線パターンは、前記センサチップへ電力を供給する電源ラインであることを特徴とする請求項1乃至の何れか一項に記載の撮像装置。
  5. 前記第2配線パターンは、前記センサチップへクロック信号を供給するクロックラインであることを特徴とする請求項1乃至の何れか一項に記載の撮像装置。
  6. 前記画素アレイは、前記画素を列方向および行方向に沿って格子状に配列して備え、前記信号処理チップは、前記画素アレイにより出力された前記信号を並列に信号処理することを特徴とする請求項1乃至の何れか一項に記載の撮像装置。
  7. 前記センサチップの列方向の両側に前記外部接続部が各々設けられると共に、前記センサチップと前記外部接続部との間にそれぞれ前記信号処理チップが設けられ、これら2つの信号処理チップのうち、一方の信号処理チップには前記画素アレイの偶数列が接続され、他方の信号処理チップには前記画素アレイの奇数列が接続されることを特徴とする請求項1乃至の何れか一項に記載の撮像装置。
  8. 前記信号処理チップは、前記画素アレイの列毎の前記信号をデジタル変換する複数のデジタル変換器を備えることを特徴とする請求項1乃至の何れか一項に記載の撮像装置。
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