JP5494084B2 - 液面検出装置の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、容器に貯留されている液体の液面の高さを検出する液面検出装置を製造する方法に関するものである。
従来、液体を貯留する容器に固定されるハウジングと、ハウジングに回転自在に支持され、容器に貯留される液体の液面に追従して相対回転するステータを用いて、容器に貯留された液体の液面の高さを検出する液面検出装置が知られている。このような液面検出装置の一種として、例えば、特許文献1には、ステータの角度を検出する検出素子及びターミナル等を有する回路部が、ハウジングの内部に埋設されたものが開示されている。このようにハウジングの内部に埋設されることで、回路部は当該ハウジングの成形材料で被覆され、容器に貯留される液体から保護される。
この回路部は、検出素子の他に、例えば当該回路部に入力されるノイズを除去するためのコンデンサや、検出素子から出力される信号のレベルを調整するための抵抗器等を有している。これらコンデンサ及び抵抗器等の電子部品も、検出素子とともにターミナルに接続され、当該検出素子及びターミナル等とともに、ハウジング内に埋設されている。
この特許文献1に開示のような回路部の埋設されたハウジングを製造するには、まず検出素子及び電子部品をターミナルに接続する。次に、検出素子及び電子部品が接続されたターミナルを金型内のキャビティに設置し、当該金型内のキャビティにゲートを通じて溶融されたハウジングの成形材料を充填する。以上により、回路部の埋設されたハウジングの外観が成形される。
特許第4138527号明細書
さて、特許文献1に記載の液面検出装置に用いられるハウジングを製造する際、溶融されたハウジングの成形材料が当該金型内に充填される。すると、溶融されたハウジングの成形材料の一部は、ターミナルに接続された電子部品を被覆するため、当該電子部品に向かって流動し、電子部品に接触する。ここで、ゲートから電子部品へと向かう流動が高い流動速度を維持したまま電子部品に接触した場合、溶融されたハウジングの成形材料は、電子部品に強い抵抗力を作用させる。すると、溶融された成形材料から受ける抵抗力に起因した損傷、具体的には、電子部品の裂け、及び電子部品とターミナルとの接続部分の剥がれ等が発生する。以上のような損傷が発生すると、当該電子部品は、ノイズの除去及び出力レベルの調整といった本来の機能を発揮することなく、検出素子によるステータの角度の検出を妨げるおそれがある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、その目的は、高い検出精度を維持できる液面検出装置の製造方法を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、液体を貯留する容器に固定される固定体と、固定体に回転自在に支持され、容器に貯留される液体の液面に追従して相対回転する回転体と、検出素子接続部及び電子部品接続部が設けられたターミナル、検出素子接続部に接続され回転体の角度を検出する検出素子、並びに電子部品接続部に接続される電子部品を有し、固定体の内部に埋設される回路部と、を備え、液面の高さを検出する液面検出装置を製造する方法であって、ターミナルを第一金型内のキャビティに設置し、キャビティに固定体の成形材料を溶融して充填することにより、電子部品接続部を露出させた状態でターミナルを被覆する被覆部とともに、壁部を成形する第一成形工程と、第一成形工程の後、電子部品を電子部品接続部に接続する接続工程と、接続工程による結果物を第二金型内のキャビティに設置し、キャビティに第二金型に設けられるゲートを通じて固定体の成形材料を溶融して充填することにより、電子部品を被覆し固定体の外観を成形する第二成形工程と、を含み、第二金型内のキャビティにおいて、電子部品とゲートとの間に壁部が位置する状態で結果物を設置することを特徴とする液面検出装置の製造方法とする。
この発明によれば、第二成形工程において、第二金型に設けられるゲートを通じて当該第二金型内のキャビティに充填される溶融された固定体の成形材料は、当該第二金型内を流動し、ターミナルの電子部品接続部に接続された電子部品に向かう。ここで、第二金型内のキャビティにおいて、電子部品とゲートとの間に、第一成形工程において成形された壁部が位置する状態で結果物が設置されている。故に、ゲートから電子部品へ向かう溶融された成形材料は、壁部によって流動を妨げられ、電子部品に接触するまでに流動速度が低下する。以上により、溶融された成形材料が電子部品を被覆する際に、溶融された成形材料から電子部品に作用する抵抗力は低減される。これにより、電子部品の損傷は発生し難くなる。
以上の製造方法によって製造される固定体に埋設された電子部品は、本来の機能を発揮することができるので、検出素子による回転体の角度の検出を妨げない。したがって、請求項1に記載の製造方法によって製造された液面検出装置は、高い検出精度を維持できる。
請求項2に記載の発明では、第一成形工程において成形される壁部の電子部品接続部からの距離は、接続工程において接続される電子部品の電子部品接続部からの距離よりも長いことを特徴とする。
この発明によれば、電子部品の電子部品接続部からの距離よりも壁部の電子部品接続部からの距離が長ければ、当該壁部は、ゲートから電子部品への向かう流れを確実に妨げられる。故に、溶融された固定体の成形材料から電子部品に作用する抵抗力を確実に低減できるので、電子部品の損傷は、確実に防がれ得る。以上により、電子部品の機能を発揮させ、高い検出精度を維持する液面検出装置が実現される。
請求項3に記載の発明では、ターミナルは板状であり、電子部品は、本体部と、本体部から延伸し、延伸方向の先端が電子部品接続部に接続される脚部と、を有し、接続工程において、脚部の延伸方向がターミナルの板面方向に沿うよう、電子部品を電子部品接続部に接続することを特徴とする。
この発明によれば、本体部から延伸する脚部の延伸方向が板状のターミナルの板面方向に沿うよう、電子部品接続部に接続された電子部品は、当該ターミナルに対して寝かされた状態となる。故に、電子部品接続部から電子部品の本体部までの距離は、短く抑えられる。ここで、溶融された成形材料の流動速度は、ターミナルに近い位置ほど、当該ターミナルとの摩擦によって低くなる。故に、電子部品接続部から本体部までの距離を短く抑えることで、溶融された成形材料から電子部品に作用する抵抗力は低減される。以上により、電子部品の損傷はさらに発生し難くなる。したがって、電子部品の機能を発揮させ、高い検出精度を維持する液面検出装置が実現される。
請求項4に記載の発明では、第二金型内のキャビティにおいて、電子部品の脚部が本体部からゲートに向かって延伸する状態で結果物を設置することを特徴とする。
この発明によれば、脚部が本体部からゲートに向かって延伸しているので、当該ゲートから電子部品に向かう溶融された成形材料の流動による抵抗力は、本体部を介して、当該本体部から延伸する脚部を、その延伸方向に沿って引っ張る。しかし、脚部は、その延伸方向と交差する方向には変形し易いが、引っ張り方向には変形し難い。故に、溶融された成形材料が本体部に接触した際に、本体部は、抵抗力と脚部とによって相反する方向に強く引っ張られることとなり、損傷し易くなる。したがって、第一成形工程において壁部を成形することで電子部品の損傷を抑制する作用は、本体部のゲート側に脚部が延伸する形態の固定体において、効果的に発揮される。
請求項5に記載の発明では、第一成形工程において、電子部品接続部を囲む壁部を成形することを特徴とする。
この発明によれば、壁部によって電子部品接続部を囲むことで、当該壁部は、あらゆる方向から電子部品に向かう溶融された成形材料の流動を妨げることができる。故に、成形材料から電子部品に作用する抵抗力を壁部は確実に低減できる。このように電子部品接続部を囲む壁部とすることによって、電子部品の破損は確実に防がれ得る。したがって、電子部品の機能を発揮させ、高い検出精度を維持する液面検出装置が実現される。
請求項6に記載の発明では、第二成形工程において、固定体の成形材料として樹脂材料を充填し、接続工程において、電子部品を電子部品接続部に溶接により接続することを特徴とする。
一般に、樹脂材料を成形する際の溶融温度は、溶接に要する温度よりも低い。故に、電子部品を溶接によりターミナルの電子部品接続部に接続することで、溶融された固定体の成形材料の熱によって、電子部品とターミナルとの接続が損傷する事態を防ぎ得る。故に、第二成形工程によって固定体に埋設された電子部品は、本来の機能を発揮することができるので、検出素子による回転体の角度の検出を妨げない。したがって、電子部品の機能を発揮させ、高い検出精度を維持する液面検出装置が実現される。
請求項7に記載の発明では、第一成形工程において、検出素子接続部を露出させた状態でターミナルを被覆する被覆部を成形し、接続工程において、検出素子を検出素子接続部に接続し、第二成形工程において、電子部品とともに検出素子を被覆することを特徴とする。
また、請求項8に記載の発明では、第一成形工程において、検出素子が検出素子接続部に接続されたターミナルを第一金型内のキャビティに設置し、ターミナルとともに検出素子を被覆する被覆部を成形することを特徴とする。
これらの発明のように、検出素子の検出素子接続部への接続は、接続工程においてなされてもよく、また第一成形工程よりも前になされていてもよい。接続工程において検出素子が検出素子接続部に接続される場合、当該検出素子は、第二成形工程において固定体の成形材料によって被覆される。また、第一成形工程よりも前において検出素子が検出素子接続部に接続される場合、当該検出素子は、第一成形工程において固定体の成形材料によって被覆される。
本発明の第一実施形態による製造方法により製造される燃料レベルゲージを示す正面図である。 図1のII−II線断面視図である。 ハウジングの特徴部分を説明するための図である。 図3のIV−IV線断面視図である。 本発明の第一実施形態による燃料レベルゲージの製造方法を詳しく説明するための図である。 本発明の第二実施形態による燃料レベルゲージの製造方法を詳しく説明するための図である。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づいて説明する。尚、各実施形態において対応する構成要素には同一の符号を付すことにより、重複する説明を省略する。
(第一実施形態)
以下、本発明の第一実施形態による液面検出装置を、車両の燃料タンク90内に設置されて、燃料タンク90に貯留されている燃料91の液面91aの高さを検出し、コンビネーションメータ(図示しない)等に向けて検出結果を出力する燃料レベルゲージに適用した例を示す。
図1および図2は、本発明の第一実施形態による燃料レベルゲージ100の正面図およびII‐II線断面視図であり、容器である燃料タンク90内に燃料レベルゲージ100を固定した状態を示している。この燃料レベルゲージ100は、燃料タンク90内に設置される燃料ポンプモジュール93の壁面に取り付けられており、当該燃料ポンプモジュール93を介して燃料タンク90に一体的に固定されている。ここで、燃料レベルゲージ100の燃料タインクへの取り付け方法は、上記の形態に限定されるものではなく、ステー等(図示しない)を介して燃料タンク90の内部に直接的に固定されていてもよい。
(基本構成)
まず、燃料レベルゲージ100の基本構成について図1及び図2に基づいて説明する。燃料レベルゲージ100は、フロート60、フロートアーム50、マグネットホルダ30、ハウジング20、回路部40、および配線70等を組み合わせてなる。
フロート60は、例えば発泡させたエボナイト等の比重の小さい材料により形成されている。フロート60は、液体である燃料91よりも比重が小さい材料から形成されることにより、燃料91の液面91aに浮揚可能に形成されている。フロート60は、燃料91の残量がごく僅かな状態においても液面91aの高さを検出できるよう、厚さの薄い直方体形状にされている。またフロート60には、貫通孔61がフロート60の重心を通るよう形成されている。尚、このフロート60は、上記した直方体形状に限らず、円柱状等であってもよい。
フロートアーム50は、ステンレス鋼等の金属材料からなる丸棒状の心材によって形成されている。フロートアーム50の両端部のうち、フロート60側の端部には、当該フロートアーム50をマグネットホルダ30の回転軸と同一方向に90度程度屈曲させることによって、フロート保持部53が形成されている。このフロート保持部53をフロート60の貫通孔61に挿通させることにより、フロートアーム50はフロート60を保持している。フロートアーム50のマグネットホルダ30側の端部には、当該フロートアーム50をマグネットホルダ30の回転軸と同一方向且つハウジング20側に90度程度屈曲させることによって、ストッパ部51が形成されている。
マグネットホルダ30は、耐油・耐溶剤性が良く、機械的性質に優れる、例えばポリアセタール(POM)樹脂等により円筒形状に成形されている。このマグネットホルダ30は、軸受け部33、マグネット31、ストッパ孔35を有するフランジ部34、およびフロートアーム固定部32を有している。マグネットホルダ30は、その内周面に形成される軸受け部33によってハウジング20に回転自在に支持されている。
マグネット31は、強磁性を示す円筒形状の部材であって、インサート成形によってマグネットホルダ30内に埋設されている。マグネット31は、その中心軸がマグネットホルダ30の中心軸と一致するよう埋設されており、マグネットホルダ30と一体に回転する。このマグネット31として、例えばフェライト磁石、希土類磁石、アルニコ磁石、ボンド磁石等の永久磁石が用いられる。
フランジ部34は、マグネットホルダ30の外周面に設けられており、ストッパ孔35を具備している。フロートアーム50は、ストッパ部51をストッパ孔35に挿通させた状態で、フロートアーム固定部32に固定される。
以上の構成により、一方の端部をマグネットホルダ30に支持されたフロートアーム50によって、燃料91の液面91aに追従して上下移動するフロート60の往復動作は、回転運動に変換されてフロートアーム50およびマグネットホルダ30よりなる一体要素に伝達される。故に、マグネットホルダ30は、燃料タンク90に貯留される燃料91の液面に追従しハウジング20に対して相対回転する。
ハウジング20は、燃料91のような有機溶剤に侵されることがなく、高温でも強度が低下しないポリフェニレンサルファイド(PPS)樹脂等によって矩形の板状に成形されている。ハウジング20は、その長手方向を鉛直方向に向けた状態で燃料ポンプモジュール93の壁面に取り付けられており、燃料レベルゲージ100を燃料タンク90に固定する。このハウジング20は、軸部21、及びストッパ壁24a,24bを有している。
軸部21は、ハウジング20の中央部付近に形成され、当該ハウジング20の板厚方向に突出する円柱形状の凸部である。この軸部21には、マグネットホルダ30の軸受け部33が外嵌されることで、マグネットホルダ30をハウジング20に回転自在に支持している。加えて、軸部21の外径が軸受け部33の内径よりも僅かに小径であることによれば、マグネットホルダ30はハウジング20に対して滑らかに回転可能となっている。
ストッパ壁24a,24bは、燃料ポンプモジュール93の壁面に取り付けられた状態で、水平方向において対向する二つの壁部に設けられている。これらストッパ壁24a,24bは、フロートアーム50のストッパ部51と当接するよう、当該ストッパ部51の回転軌道上となる位置に配置されている。一方のストッパ壁24aは、フロート60の燃料タンク90の底面90bへの接触を防止するためのものであって、燃料タンク90内の燃料91残量がごく僅かの状態(図1の実線)において、ストッパ部51と当接するよう設けられている。また、他方のストッパ壁24bは、フロート60の燃料タンク90の天井面90aへの接触を防止するためのものであって、燃料タンク90内に燃料91が最大量充填された状態(図1の二点鎖線)において、ストッパ部51と当接するよう設けられている。
回路部40は、磁電変換素子42、ターミナル41a,41b,41c、コンデンサ44を有しており、マグネットホルダ30の回転角度を検出する。
磁電変換素子42は、マグネットホルダ30内に配置されたマグネット31の内周側に位置するように、ハウジング20の軸部21内に埋設されている。磁電変換素子42は、入力端子、接地端子および出力端子としての三つの入出力部42aを備えている。三つの入出力部42aは、それぞれターミナル41a,41b,41cと接続されている(図4参照)。磁電変換素子42はホール素子であり、電圧が印加された状態で外部から磁界の作用を受けることで、磁電変換素子42の通過磁束の密度に比例する電圧を検出結果として、入出力部42aのうち出力端子から出力する。
ターミナル41a,41b,41cは、導電性の高い燐青銅板又は黄銅板等によってなり、ハウジング20内に三つ、当該ハウジング20の水平方向に並列して埋設されている(図4参照)。各ターミナル41a,41b,41cは、ハウジング20の鉛直方向に沿って延びる板状である。尚、三つのターミナル41a,41b,41cのうち、ストッパ壁24aに最も近接するものをターミナル41aとし、ストッパ壁24bに最も近接するものをターミナル41cとする。また、ターミナル41aとターミナル41cとの間に挟まれた中央のものをターミナル41bとする。これら三つのターミナル41a〜41cは、延伸方向の両端部のうち、鉛直方向下側の端部で磁電変換素子42の各入出力部42aと電気的に接続されている。また、埋設された各ターミナル41a〜41cの両端部のうち、鉛直方向上側の端部は、ハウジング20の外部に突出している。
コンデンサ44は、予め定められた静電容量に応じた量の電荷を蓄積及び放出できる受動素子であって、回路部40に生じた又は入力されたノイズを除去している。このコンデンサ44は、板状の本体部44a及び二本の脚部44bを有している。二本の脚部44bは、金属材料よりなる線材であって、本体部44aの側面から、当該本体部44aの板面方向に沿って延伸している。コンデンサ44は、脚部44bの延伸方向の先端がターミナル41a〜41cに溶接されることにより、当該ターミナル41a〜41cに接続されている。第一実施形態では、回路部40には二つのコンデンサ44が設けられている。一方のコンデンサ44は、片方の脚部44bがターミナル41bに、もう片方の脚部44bがターミナル41aにそれぞれ接続されている。他方のコンデンサ44は、片方の脚部44bがターミナル41bに、もう片方の脚部44bがターミナル41cにそれぞれ接続されている。
ここで、ターミナル41a〜41cにおいて、磁電変換素子42の入出力部42aが接続される部分を検出素子接続部40aとする。加えて、ターミナル41a〜41cにおいて、コンデンサ44の脚部44bが接続される部分をコンデンサ接続部40bとする。
配線70は、三つ設けられており、それぞれターミターミナル41a〜41cに接続されている。磁電変換素子42によるマグネットホルダ30の回転角度の検出結果は、これら各配線70を介して、燃料タンク90外部の例えばコンビネーションメータ等の計測装置に伝達される。これら配線70は、それぞれ端子部72およびリード線73を有している。端子部72は、導電性の高い燐青銅板又は黄銅板等によって形成されており、かしめ又はヒュージング(熱かしめ)等が施されることによって、各ターミナル41a〜41cに確実に電気接続される。リード線73は、導電性の高い金属製の線材の外表面を、ゴム等の絶縁体で被覆してなる導線である。
以上によれば、一つのターミナル41aは、接続された配線70等を介してバッテリ(図示しない)に電気接続されて、磁電変換素子42の入力端子としての入出力部42aにバッテリ電圧を印加可能となっている。別のターミナル41bは、接続された配線70等を介して接地されており、磁電変換素子42の接地端子としての入出力部42aに接地電圧を提供可能となっている。さらに別のターミナル41cは、接続された配線70等を介して、コンビネーションメータ等の外部の計測装置と接続されており、磁電変換素子42の出力端子としての入出力部42aから検出結果を出力可能となっている。
これまで説明した構成によって、燃料レベルゲージ100は燃料91の液面91aのレベルに応じた電圧を出力する。具体的には、マグネットホルダ30と一体で回転変位するマグネット31による磁力線が磁電変換素子42の長手方向と直交する場合、磁電変換素子42を通過する磁束密度が最大となる。これにより、磁電変換素子42よって出力される検出結果としての電圧が最大となる。液面91aレベルの変化によってマグネット31が特定方向に回転し、磁電変換素子42を通過する磁束密度が減少した場合、磁電変換素子42より出力される検出結果としての電圧が減少する。さらに、マグネット31が特定方向に回転して、磁電変換素子42と磁力線の方向とが平行になる場合、磁電変換素子42を通過する磁束密度が最小となり、磁電変換素子42より出力される検出結果としての電圧が最低となる。
(製造方法)
次に、第一実施形態による燃料レベルゲージ100の製造方法について、図3〜5を用いて詳細に説明する。この燃料レベルゲージ100の製造方法には、磁電変換素子接続工程、第一成形工程、コンデンサ接続工程、第二成形工程、組立工程が含まれている。
<磁電変換素子接続工程>
まず、磁電変換素子接続工程では、ターミナル41a〜41cの各々の検出素子接続部40aに、入力端子、接地端子および出力端子としての磁電変換素子42の三つの入出力部42aをそれぞれ接続する(図4参照)。第一実施形態では、各検出素子接続部40aと各入出力部42aとは、溶接によって接続される。具体的には、一対の棒状の電極を用意し、当該一対の電極で検出素子接続部40aと入出力部42aとを挟持する。このように電極間で検出素子接続部40a及び入出力部42aを圧着させた状態下、電極間に電流を印加することにより、検出素子接続部40a及び入出力部42aの互いの接触部分に抵抗熱を生じさせる。この抵抗熱によって検出素子接続部40a及び入出力部42aの接触部分を溶すことにより、これらターミナル41a〜41c及び磁電変換素子42を溶接により接続する。
<第一成形工程>
図5(a)に示すように、磁電変換素子接続工程後の第一成形工程では、まず磁電変換素子接続工程の結果物87である磁電変換素子42が接続されたターミナル41a〜41cを、第一金型81内のキャビティ82に設置する。そして、第一金型81内のキャビティ82にハウジング20(図3及び図4参照)の成形材料であるPPS樹脂を溶融して充填することで、磁電変換素子42及びターミナル41a〜41cを被覆する被覆部26を成形する(図5(b)参照)。尚、溶融されたPPS樹脂をキャビティ82に充填するためのゲートは、図5(a)では省略している。
この第一成形工程で成形される被覆部26は、図5(b)に示すように、コンデンサ接続部40bを露出させた状態でターミナル41a〜41cを被覆している。そして、露出したコンデンサ接続部40bを囲むように、壁部27が成形される。この壁部27によって周囲を囲まれた空間が、次のコンデンサ接続工程においてコンデンサ44が収容される収容部28となる。
また、ターミナル41a〜41cの板厚方向において、収容部28と反対側には、電極孔29が形成されている。この電極孔29は、被覆部26に設けられた円筒穴であって、その底部に各ターミナル41a〜41cが露出している。この電極孔29の形状は、次のコンデンサ接続工程において用いられる電極89の形状に対応している。
<コンデンサ接続工程>
第一成形工程の後のコンデンサ接続工程では、コンデンサ44の脚部44bを収容部28の底部に露出しているコンデンサ接続部40bに接続する。コンデンサ44は、本体部44aから延伸する脚部44bの延伸方向が、ターミナル41a〜41cの板面方向に沿うよう、ターミナル41a〜41cに対して寝かされた状態でコンデンサ接続部40bに接続される。
このコンデンサ接続工程において、各コンデンサ接続部40bとコンデンサ44の各脚部44bとは、溶接によって接続される。具体的には、一対の棒状の電極89を用意し、当該一対の電極89でコンデンサ接続部40bと脚部44bの延伸方向の先端とを挟持する。被覆部26に収容部28及び電極孔29が設けられていることにより、一対の電極による要素40b,44bの挟持は妨げられない。このように電極89間でコンデンサ接続部40b及び脚部44bの先端を圧着させた状態下、電極89間に電流を印加することにより、コンデンサ接続部40b及び脚部44bの互いの接触部分に抵抗熱を生じさせる。この抵抗熱によってコンデンサ接続部40b及び脚部44bの接触部分を溶すことにより、これらターミナル41a〜41c及びコンデンサ44を溶接により接続する。
<第二成形工程>
図5(c)に示すように、コンデンサ接続工程後の第二成形工程では、まずコンデンサ接続工程の結果物88を、第二金型84内のキャビティ85に設置する。そして、第二金型84内のキャビティ85に、第二金型84に設けられるゲート86を通じて、ハウジング20の成形材料であるPPS樹脂を溶融して充填することにより、コンデンサ44を被覆するとともに、ハウジング20の外観(図3及び図4参照)を成形する。
この第二成形工程では、第二金型84内のキャビティ85において、コンデンサ接続工程による結果物88を、コンデンサ44とゲート86との間に壁部27が位置する状態で設置する。これにより、ゲート86からキャビティ85に充填される溶融されたPPS樹脂は、コンデンサ44に向かう流動を壁部27によって妨げられることとなる。
加えて、ターミナル41a〜41cの板厚方向において、壁部27のコンデンサ接続部40bからの距離は、コンデンサ44の本体部44aのコンデンサ接続部40bからの距離よりも長くされている。より具体的に説明すると、コンデンサ接続部40bから壁部27の頂面27aまでの高さは、当該接続部40bから本体部44aの上端までの高さよりも高くされている。故に、ゲート86からコンデンサ44に向かう溶融されたPPS樹脂は、一旦壁部27に衝突した後、当該壁部27を跨いでコンデンサ44と接触する。
また、第二金型84内のキャビティ85において、コンデンサ44の脚部44bが本体部44aからゲート86に向かって延伸する状態で結果物88は設置される。このようにキャビティ85に結果物88を配置することで、コンデンサ44は、溶融されたPPS樹脂から、脚部44bを延伸方向に沿って引っ張る方向の抵抗力を受ける。
<組立工程>
次の組立工程では、上述した第二成形工程によって成形されたハウジング20の軸部21に、マグネットホルダ30を嵌合する。さらに、マグネットホルダ30にフロートアーム50を取り付け、ターミナル41a〜41cに配線70を接続することにより、燃料レベルゲージ100が完成する(図2及び図4参照)。
ここまで説明した第一実施形態では、第二金型84内のキャビティ85において(図5(c)参照)、コンデンサ44とゲート86との間に、壁部27が位置する状態で結果物88は設置される。故に、ゲート86からコンデンサ44へ向かう溶融されたPPS樹脂は、壁部27によって流動を妨げられ、コンデンサ44に接触するまでにその流動速度が低下する。以上により、溶融されたPPS樹脂がコンデンサ44を被覆する際に、溶融されたPPS樹脂からコンデンサ44に作用する抵抗力は低減される。これにより、コンデンサ44の損傷は発生し難くなる。
以上の製造方法によって製造される図1〜図4に示すハウジング20に埋設されたコンデンサ44は、本来のノイズを除去する機能を発揮することができるので、磁電変換素子42によるマグネットホルダ30の角度の検出を妨げない。したがって、第一実施形態による製造方法によって製造された燃料レベルゲージ100は、高い検出精度を維持できる。
加えて、第一実施形態では、コンデンサ44の高さよりも、コンデンサ接続部40bから壁部27の頂面27aまでの高さが高いことにより、当該壁部27は、ゲート86(図5(c)参照)からコンデンサ44への向かう流れを確実に妨げることができる。故に、溶融されたPPS樹脂からコンデンサ44に作用する抵抗力を確実に低減できるので、当該コンデンサ44の損傷は、確実に防がれ得る。以上により、コンデンサ44にノイズを除去する作用を確実に発揮させ、高い検出精度を維持する燃料レベルゲージ100が実現される。
また、第一実施形態では、脚部44bの延伸方向が板状のターミナル41a〜41cの板面方向に沿うようコンデンサ接続部40bに接続されたコンデンサ44は、当該ターミナル41a〜41cに対して寝かされた状態となる。故に、コンデンサ接続部40bからコンデンサ44の本体部44aまでの距離は、短く抑えられる。ここで、PPS樹脂の流動速度は、ターミナル41a〜41cに近い位置ほど、これらターミナルとの摩擦によって低くなる。故に、コンデンサ接続部40bから本体部44aまでの距離を短く抑えることで、溶融されたPPS樹脂からコンデンサ44に作用する抵抗力は低減される。以上により、コンデンサ44の損傷はさらに発生し難くなる。したがって、コンデンサ44のノイズを除去する機能を確実に発揮させ、高い検出精度を維持する燃料レベルゲージ100が実現される。加えて、コンデンサ44を寝かせた状態で接続することにより、ハウジング20を薄型化することも可能になる。
さらに、第一実施形態では、脚部44bが本体部44aからゲート86(図5(c)参照)に向かって延伸している。そのため、ゲート86からコンデンサ44に向かう溶融されたPPS樹脂の流動による抵抗力は、本体部44aを介して、脚部44bその延伸方向に沿って引っ張る。しかし、脚部44bは、その延伸方向と交差する方向には変形し易いが、引っ張り方向には変形し難い。故に、溶融されたPPS樹脂が本体部44aに接触した際に、本体部44aは、抵抗力と脚部44bとによって相反する方向に強く引っ張られることとなる。すると、本体部44aは、二つの脚部44bが互いに離間する方向に向かって力を受け、裂かれるように損傷し易くなる。したがって、第一成形工程において壁部27を成形することでコンデンサ44の損傷を抑制する作用は、本体部44aのゲート側に脚部44bが延伸する形態のハウジング20において、効果的に発揮される。
また加えて、第一実施形態では、壁部27によってコンデンサ接続部40bを囲むことで、当該壁部27は、あらゆる方向からコンデンサ44に向かう溶融されたPPS樹脂の流動を妨げることができる。故に、PPS樹脂からコンデンサ44に作用する抵抗力を壁部27は確実に低減できる。このようにコンデンサ接続部40bを囲む壁部27とすることによって、コンデンサ44の破損は確実に防がれ得る。したがって、コンデンサ44のノイズを除去する機能を確実に発揮させ、高い検出精度を維持する燃料レベルゲージ100が実現される。
そして、一般に、PPS樹脂を成形する際の溶融温度は、摂氏300度程度であり、溶接に要する温度よりも低い。故に、コンデンサ44の脚部44bを溶接によりターミナルターミナル41a〜41cのコンデンサ接続部40b接続することで、溶融されたPPS樹脂の熱によって、コンデンサ44とターミナル41a〜41cとの接続が損傷する事態を防ぎ得る。以上により、第二成形工程によってハウジング20に埋設されたコンデンサ44は、ノイズを除去する機能を確実に発揮することができるので、磁電変換素子42によるマグネットホルダ30の角度の検出を妨げない。したがって、コンデンサ44の機能を発揮させ、高い検出精度を維持する燃料レベルゲージ100が実現される。
尚、上記第一実施形態において、燃料91が請求項に記載の「液体」に、燃料タンク90及び燃料ポンプモジュール93が請求項に記載の「容器」に、ハウジング20が請求項に記載の「固定体」に、マグネットホルダ30が請求項に記載の「回転体」に、磁電変換素子42が請求項に記載の「検出素子」に、コンデンサ接続部40bが請求項に記載の「電子部品接続部」に、コンデンサ44が請求項に記載の「電子部品」に、PPS樹脂が請求項に記載の「成形材料」に、電子部品接続工程が請求項に記載の「接続工程」に、燃料レベルゲージ100が請求項に記載の「液面検出装置」に、それぞれ相当する。
(第二実施形態)
図6に示す本発明の第二実施形態は、第一実施形態の変形例である。第二実施形態による燃料レベルゲージ100の製造方法では、第一実施形態における磁電変換素子接続工程が省略されている。そして、第一成形において、第一金型281内のキャビティ282には、ターミナル41a〜41cが設置される。以下、第二実施形態による燃料レベルゲージ100の製造方法について、図6に基づいて、図3及び図4を参照しつつ詳細に説明する。
<第一成形工程>
図6(a)に示すように、第一成形工程では、ターミナル41a〜41cを、第一金型281内のキャビティ282に設置する。そして、キャビティ282にハウジング20(図3及び図4参照)の成形材料であるPPS樹脂を溶融して充填することで、ターミナル41a〜41cを被覆する被覆部226を成形する(図6(b)参照)。
この第一成形工程で成形される被覆部226は、図6(b)に示すように、コンデンサ接続部40bとともに、検出素子接続部40aを露出させた状態でターミナル41a〜41cを被覆している。そして、磁電変換素子42が収容される素子収容部228aが被覆部226に設けられる。
<コンデンサ接続工程>
第一成形工程の後のコンデンサ接続工程では、コンデンサ44の脚部44bを収容部28の底部に露出しているコンデンサ接続部40bに接続する。さらに第二実施形態では、磁電変換素子42を素子収容部228aに収容した後、当該磁電変換素子42の入出力部42aを検出素子接続部40aに接続する。この入出力部42aと検出素子接続部40aとの接続は、溶接によって行われる。
<第二成形工程>
図6(c)に示すように、コンデンサ接続工程後の第二成形工程では、まずコンデンサ接続工程の結果物288を、第二金型284内のキャビティ285に設置する。そして、第二金型284内のキャビティ285に、第二金型284に設けられるゲート286を通じて、ハウジング20(図3及び図4参照)の成形材料であるPPS樹脂を溶融して充填することにより、コンデンサ44及び磁電変換素子42を被覆するとともに、ハウジング20の外観(図3及び図4参照)を成形する。
ここまで説明した第二実施形態のように、コンデンサ44とターミナル41a〜41cとが接続されるコンデンサ接続工程において、磁電変換素子42とターミナル41a〜41cとを接続してもよい。このような接続のための工程を集約することによれば、さらに燃料レベルゲージ100の製造に要する工程の低減を図り得る。したがって、高い検出精度を維持した燃料レベルゲージ100をさらに安価に提供することができる。
(他の実施形態)
以上、本発明による複数の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定して解釈されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施形態に適用することができる。
上記実施形態においては、第一成形工程によって成形される壁部27は、コンデンサ接続部40bの周囲を囲む形態であった。しかし、ハウジング20の成形材料であるPPS樹脂の流動を妨げる壁部の形態は、上記実施形態のものに限定されない。例えば、コンデンサ44とゲート86との間に、ゲート86からコンデンサ44に向かう流動の流動方向と直交する方向に延びる壁部のみが第一成形工程において成形されてもよい。
上記実施形態では、壁部27の高さは、コンデンサ44の高さよりも高くなるよう成形されていた。しかし、ゲート86からコンデンサ44までのPPS樹脂の流動を妨げることができれば、壁部の高さは適宜変更されてよい。加えて、コンデンサ44は、寝かされた状態で接続されていなくてもよく、脚部44bの延伸方向をターミナルの板面方向と直交した方向に向けられた状態で接続されていてもよい。
上記実施形態では、請求項に記載の電子部品として、回路部40のノイズを除去するためのコンデンサ44を用いた例で説明した。しかし、電子部品は、コンデンサ44に限定されるものではなく、例えば、磁電変換素子42の出力レベルを調整するための抵抗器等であってもよい。また、上記実施形態では、本体部44aから細い棒状の脚部44bが延伸している形態のコンデンサを例に説明したが、電子部品は、直方体形状の本体部から帯状の脚部が延伸している所謂チップタイプの形態であってもよい。
上記実施形態では、第二金型84のキャビティ85において、コンデンサ44の脚部44bが本体部44aのゲート86側に延伸するよう、結果物88は設置されていた。しかし、本体部44aに対する脚部44bの延伸方向と、第二金型84のゲート86の位置との関係は、上記実施形態に限定されるものではなく、適宜変更されてよい。
上記実施形態では、ハウジング20の材料としてPPS樹脂を例に説明した。しかし、ハウジング20の材料は、PPS樹脂に限定されるものではなく、他の樹脂材料であってもよい。また、ターミナルと磁電変換素子及び電子部品との接続は、溶接によるものでなくてもよい。
以上、本発明を車両用の燃料レベルゲージ100に適用した例に基づいて説明したが、本発明の適用対象は、燃料レベルゲージ100に限る必要はなく、車両に搭載される他の液体、例えばブレーキフルード、エンジン冷却水、エンジンオイル等の容器内の液面検出装置であってもよい。さらに、車両用に限らず、各種民生用機器、各種輸送機械が備える液体容器内の液面検出装置に、本発明を適用してもよい。
20 ハウジング(固定体)、21 軸部、24a,24b ストッパ壁、26,226 被覆部、27 壁部、27a 頂面、28 収容部、228a 素子収容部、29 電極孔、30 マグネットホルダ(回転体)、31 マグネット、32 フロートアーム固定部、33 軸受け部、34 フランジ部、35 ストッパ孔、40 回路部、40a 検出素子接続部、40b コンデンサ接続部(電子部品接続部)、41a,41b,41c ターミナル、42 磁電変換素子(検出素子)、42a 入出力部、44 コンデンサ(電子部品)、44a 本体部、44b 脚部、50 フロートアーム、51 ストッパ部、53 フロート保持部、60 フロート、61 貫通孔、70 配線、72 端子部、73 リード線、81,281 第一金型、82,282 キャビティ、84,284 第二金型、85,285 キャビティ、86,286 ゲート、87,88,288 結果物、89 電極、90 燃料タンク(容器)、90a 天井面、90b 底面、91 燃料(液体)、91a 液面、93 燃料ポンプモジュール(容器)、100 燃料レベルゲージ(液面検出装置)

Claims (8)

  1. 液体を貯留する容器に固定される固定体と、
    前記固定体に回転自在に支持され、前記容器に貯留される液体の液面に追従して相対回転する回転体と、
    検出素子接続部及び電子部品接続部が設けられたターミナル、前記検出素子接続部に接続され前記回転体の角度を検出する検出素子、並びに前記電子部品接続部に接続される電子部品を有し、前記固定体の内部に埋設される回路部と、を備え、
    前記液面の高さを検出する液面検出装置を製造する方法であって、
    前記ターミナルを第一金型内のキャビティに設置し、前記キャビティに前記固定体の成形材料を溶融して充填することにより、前記電子部品接続部を露出させた状態で前記ターミナルを被覆する被覆部とともに、壁部を成形する第一成形工程と、
    前記第一成形工程の後、前記電子部品を前記電子部品接続部に接続する接続工程と、
    前記接続工程による結果物を第二金型内のキャビティに設置し、前記キャビティに前記第二金型に設けられるゲートを通じて前記固定体の成形材料を溶融して充填することにより、前記電子部品を被覆し前記固定体の外観を成形する第二成形工程と、を含み、
    前記第二金型内の前記キャビティにおいて、前記電子部品と前記ゲートとの間に前記壁部が位置する状態で前記結果物を設置することを特徴とする液面検出装置の製造方法。
  2. 前記第一成形工程において成形される前記壁部の前記電子部品接続部からの距離は、前記接続工程において接続される前記電子部品の前記電子部品接続部からの距離よりも長いことを特徴とする請求項1に記載の液面検出装置の製造方法。
  3. 前記ターミナルは板状であり、
    前記電子部品は、本体部と、前記本体部から延伸し、延伸方向の先端が前記電子部品接続部に接続される脚部と、を有し、
    前記接続工程において、前記脚部の前記延伸方向が前記ターミナルの板面方向に沿うよう、前記電子部品を前記電子部品接続部に接続することを特徴とする請求項1又は2に記載の液面検出装置の製造方法。
  4. 前記第二金型内の前記キャビティにおいて、前記電子部品の前記脚部が前記本体部から前記ゲートに向かって延伸する状態で前記結果物を設置することを特徴とする請求項3に記載の液面検出装置の製造方法。
  5. 前記第一成形工程において、前記電子部品接続部を囲む前記壁部を成形することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の液面検出装置の製造方法。
  6. 前記第二成形工程において、前記固定体の成形材料として樹脂材料を充填し、
    前記接続工程において、前記電子部品を前記電子部品接続部に溶接により接続することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の液面検出装置の製造方法。
  7. 前記第一成形工程において、前記検出素子接続部を露出させた状態で前記ターミナルを被覆する前記被覆部を成形し、
    前記接続工程において、前記検出素子を前記検出素子接続部に接続し、
    前記第二成形工程において、前記電子部品とともに前記検出素子を被覆することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の液面検出装置の製造方法。
  8. 前記第一成形工程において、前記検出素子が前記検出素子接続部に接続された前記ターミナルを前記第一金型内のキャビティに設置し、前記ターミナルとともに前記検出素子を被覆する前記被覆部を成形することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の液面検出装置の製造方法。
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