JP5493247B2 - 細断処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、紙等を細断処理する細断処理装置に関する。
例えば機密性のある文書を廃棄する際には、情報漏洩の防止やプライバシー保護等のためにその機密文書をいわゆるシュレッダで細断処理することが一般的に行われている。
このようなシュレッダでは、処理対象の紙等を供給する供給口を備える筐体の内部に細断機構を備えて構成される。
供給口の幅は細断機構が処理可能な幅に設定され、また、供給口の高さは細断機構の細断能力と安全を勘案して設定される。
シュレッダに関連する技術としては、特許文献1乃至2に開示のごときものがある。
特許文献1は、シュレッダの給紙装置に関するものであり、用紙を積載する積載台に前給紙ローラと、後給紙ローラと、前後給紙ローラで送り出す用紙束の厚さを検知する紙厚検知手段とを備え、給紙時に紙厚検知手段で用紙の厚さが一定以上であることを検知したとき、前給紙ローラによる用紙搬送を継続する一方、後給紙ローラによる用紙搬送を制限し、細断能力を超えた厚さの用紙束の送り込みによる細断部のロックを防ぐ構成が開示されている。
また、特許文献2には、細断用の主カッタの上方に設けられた投入口の側端部に、投入口の文書類等が至る前に投入口の幅よりはみ出る部分を切り取る副カッタを設け、事前に投入口の大きさに合わせて文書類等を折る等の作業をなくして使い勝手を向上させる技術が開示されている。
特開平8−131861号公報 特開平10−249229号公報
対象物を細断機構に供給するための供給口の幅は、前述のごとく細断機構が処理可能な幅に設定される。このため、その対象とする幅以上の紙等を細断しようとする場合には、折り畳んだり細断したりして処理可能な幅にするといった面倒な前作業が必要であった。また、適合する幅に対象物を自動的に細断するカッタ等を設けた構成とすると、構造の複雑化によってコストアップを招く。
また、近年、シュレッダの投入口は、書類以外のもの(例えば指)が入らぬよう安全上の理由で高さ幅を狭くする構成が取られている。しかしながら、高さ幅を狭くすると用紙の投入は制限されるため、投入口の縁の角に用紙の辺が当り易くなる可能性が高くなり、用紙の引き込みを妨げることがある。また、用紙の辺は縦方向に強く引くと切断力を持つことが知られており、この切断力によって例えば樹脂製の投入口を傷つけたり、傷が深くなると強度が不足して外部からの力で破損し易くなることが考えられる。
更に、例えば複数枚の紙が乱雑な状態で投入された場合や用紙が斜めに挿入された場合などのように、対象物である用紙の端が供給口の端部に当接した状態で挿入操作がなされた場合には、対象物の供給口での搬送が不十分となり、操作性が悪くなるとともに、用紙の引っ掛かり等によって用紙詰まりの発生も懸念される。
本発明は、以上のような技術的課題を解決するためになされたものであって、その目的とするところは、供給口の端にぶつかった状態で挿入操作がなされる対象物に対して、面倒な前作業を要することなく良好な挿入操作を実現した細断処理装置を提供することにある。
かかる目的のもと、本発明の細断処理装置は、対象物を細断する細断機構と、この細断機構に対象物を供給する供給口と、対象物を供給口に案内する案内部と、を備え、この案内部は、供給口より幅の広い対象物を丸めて供給口に案内するように構成されていることを特徴とする。
ここで、この案内部は、対象物を丸める屈曲操作部を備えることを特徴とすることができる。
また、この屈曲操作部は、案内部の側部内面によって構成されていることを特徴とすれば、対象物である用紙の辺の向きを変えながら丸めて用紙を供給口に案内できる点から好ましい。
また、屈曲操作部は、案内部の左右の側部内面によって構成され、左右の側部内面は対象物の両側端を上下に重ねて丸めるように高さ方向の内法(うちのり)が設定されていることを特徴とすれば、用紙の左右の先端を重ね合わせることができる点で優れている。
更に、この側部内面は、対象物を丸める曲面状に形成されていることを特徴とすれば、用紙の左右の先端を丸めながら重ね合わせることが可能となる。
また更に、この案内部は、案内する対象物の上側を開放する開放部を備えることを特徴とすれば、詰まった用紙の取り出しが容易となる。また、供給口に着脱可能に構成されていることを特徴とすれば、案内部を細断処理処置のオプション機能とすることができる点で好ましい。
他の観点から捉えると、本発明が適用される細断処理装置は、対象物を細断する細断機構と、この細断機構に対象物を供給する供給口と、対象物を供給口に案内する案内部と、を備え、この案内部は、供給口にかかる対象物の辺の向きを変えて供給口に案内する屈曲操作部を備えることを特徴とする。
更に別の観点から捉えると、本発明が適用される細断処理装置は、対象物を細断する細断機構と、細断機構に対象物を供給する供給口と、対象物を供給口に案内する案内部と、を備え、この案内部は、供給口より幅の広い導入開口部と、対象物の一方の側端を規制する第1の側面部と、この第1の側面部と対向し対象物の他方の側端を規制する第2の側面部と、を有し、第1の側面部と第2の側面部とは非対称に形成されていることを特徴とする。
ここで、この第1の側面部と第2の側面部とは、高さ方向の内法が異なることを特徴とすれば、高さ方向の内法が非対称である第1の側面部と第2の側面部とを利用して、供給口にぶつかった対象物の辺の向きを各々変えて、例えば丸めた状態で供給口に案内することができる。
以上のように構成された本発明の細断処理装置によれば、例えば、細断機構が対象とする幅以上の用紙や斜めに挿入操作がなされた用紙などのように、供給口の端にぶつかった状態で挿入操作がなされる対象物に対して、面倒な前作業を要することなく細断することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は本実施の形態に係る細断処理装置としての紙処理装置10の外観図である。また、図2は紙処理装置10の内部を示す概略構成図である。
図1に示す紙処理装置10は、装置の本体を構成する本体部11の上面部に、細断処理する対象物としての紙が供給される供給部13が形成されている。そして、供給部13に供給された紙の処理(細断処理等)を行い、処理済みの細断片を本体部11の内部に一時的に収容する。本体部11には、その内部に収容された細断片を装置外へ排出する際に開閉する開閉扉14が設けられている。
供給部13は、本体部11の前面側から奥まった位置に開口形成され、細断の対象物である紙などを供給する供給口13Aと、この供給口13Aに向かって傾斜する導入面13Bと、によって形成されている。
供給口13Aは、その幅が後述する細断機構20(図2参照)が細断し得る最大紙幅より所定量小さく設定され、また、その高さは、使用者の安全を考慮しつつ、細断機構20が一度に細断処理し得る紙厚(枚数)に対して所定の寸法に設定されている。
また、供給部13には、案内部としてのシュート70が着脱可能に設けられている。このシュート70に関しては、後に詳述する。
紙処理装置10の本体部11の内部には、供給部13に投入された紙を細断する細断機構20と、この細断機構20によって細断された細断片を圧縮して塊化する圧縮ユニット40とが設けられている。細断機構20と圧縮ユニット40との間には、細断機構20によって細断された細断片を圧縮ユニット40に導くホッパ30が設けられている。
更に、圧縮ユニット40で塊化された細断片を移送するダクト50と、このダクト50により移送された細断片の塊を収容する収容ボックス60とを備えている。
細断機構20は、第1の回転刃軸21と第2の回転刃軸22とが略平行に配置されて成る細断部20Aと、この細断部20Aを駆動する細断モータ20Mと、を備えている。
細断部20Aは、長方形の平面形状を呈しており、細断モータ20Mはその側方に位置している。
細断部20Aの第1の回転刃軸21と第2の回転刃軸22には、それぞれ回転刃21a,22aが軸方向に所定間隔で複数設けられている。回転刃21a,22aは、円盤状でその周面に複数の刃が放射状に形成されており、両回転刃軸21,22に設けられた回転刃21a,22aは、交互に入り組んで配置されている。すなわち、第1の回転刃軸21の回転刃21aと第2の回転刃軸22の回転刃22aとは、それぞれ軸方向にずれて配置され、また、一方の回転刃21a,22aが他方の回転刃22a,21aの間に相互に所定量入り込んでいる。これにより、両回転刃軸21,22の回転刃21a,22aが軸方向に見て重なり合った重合域23を形成している。
第1の回転刃軸21および第2の回転刃軸22は、細断モータ20Mによって互いに逆回転に回転駆動される。
すなわち、例えば、通常(正回転時)には、図2中に矢印で示すように、第1の回転刃軸21は時計方向に回転し、第2の回転刃軸22は反時計方向に回転する。これにより、重合域23では下側から上側に向かって回転刃21a,22aが移動するようになっている。
また、第1の回転刃軸21の回転速度(回転刃21aの周速度)と第2の回転刃軸22の回転速度(回転刃22aの周速度)とは異なっている。すなわち、紙投入側(供給部13)の第1の回転刃軸21は遅く(低速)回転し、紙投入側から遠い第2の回転刃軸22は速く(高速)回転するようになっている。その速度差は例えば2倍の値を採用することができる。
なお、細断モータ20Mは、正逆反転が可能なものであり、第1の回転刃軸21および第2の回転刃軸22を図2の矢印方向とは反対の方向に回転させることも可能となっている。
細断機構20の下方には、ホッパ30を挟んで、圧縮機構としての圧縮ユニット40が設けられている。
ホッパ30は、傾斜した周囲側板によって漏斗状に形成されている。そして、細断機構20から落下する細断片を受けて集合させ、圧縮ユニット40に供給する。
圧縮ユニット40は、ホッパ30の下部開口部に接続された略筒状のハウジング41と、ハウジング41の内部に回動自在に配置されたスクリュー42と、スクリュー42を回転駆動する圧縮モータ40Mとを備えている。そして、圧縮ユニット40は、スクリュー42が圧縮モータ40Mによって所定速度で回転駆動され、ホッパ30を介して供給される細断片を、圧縮して密度の高い塊状にして送り出す。
圧縮ユニット40に後続して、ダクト50および収容ボックス60が設けられている。
ダクト50は、詳細は図示しないが、略U字状を二つ組み合わせたように屈曲した管路であり、一方端が圧縮ユニット40のハウジング41の下流端に接続され、他端が収容ボックス60の上部に開口している。そして、圧縮ユニット40から送り出される細断片の塊を、収容ボックス60に至るように導く。
収容ボックス60は、ダクト50によって移送されて排出された細断片の塊を受け取るように配置されている。この収容ボックス60は、開閉扉14(図1参照)を開けて本体部11から取り出すことができるようになっている。
そして、上記のごとく構成された紙処理装置10は、供給部13に投入された紙を、細断機構20で細断片に細断し、その細断片を圧縮ユニット40によって塊状に圧縮して収容ボックス60に排出する。
すなわち、細断機構20は、第1の回転刃軸21と第2の回転刃軸22とが、その速度差で投入された紙を引きちぎって、図示しない所定間隔のフィルタを通過するまで破砕を繰り返して細断片とする。
その細断片は、ホッパ30に落下し、ホッパ30によって圧縮ユニット40に導かれる。
圧縮ユニット40は、ホッパ30から供給される細断片を、圧縮モータ40Mで回転駆動されるスクリュー42によってハウジング41内を移動させて圧縮し、塊状とする。圧縮ユニット40によって塊状とされた細断片は、圧縮ユニット40からの押し出し力によってダクト50内を移動し、収容ボックス60に排出される。
つぎに、本願発明の主要部分である供給部13に設けられたシュート70について、前述の図1乃至図2と、図3とを参照して詳細に説明する。
図3はシュート70を示し、(a)はその斜視図,(b)は正面図である。
シュート70は、下面板71と上面板72とを所定高さの側面部73によって一体に連続し、合成樹脂等によって所定の長さに形成されている。その前面側には紙が投入される投入開口部70Aを備え、後面側には紙を排出する供給排出口70Bを備えている。このシュート70は、前述のごとく、紙処理装置10の供給部13の側壁等に嵌合することで、その供給排出口70Bを供給口13Aに合致させて供給部13に装着され、着脱可能となっている。つまり、このシュート70を用いて細断作業を行うことも、シュート70を外して細断作業を行うことも、どちらも可能となっているものである。
シュート70の投入開口部70Aは、幅および高さ共に、供給口13Aより所定量大きく設定されている。例えば、供給口13Aの開口幅がA4の紙を縦に供給可能な幅(210mm+α)の場合、A3の紙を横にして投入可能な幅(420mm+α)となっている。
一方、供給排出口70Bは供給口13Aと対応する(ほぼ同じか小さい)大きさに設定されている。なお、投入開口部70Aは後述するごとく左右非対称であるが、この供給排出口70Bの開口高さは左右同じとなっている。
これにより、シュート70は、全体として投入開口部70Aから供給排出口70Bに向けて徐々に断面形状が小さくなる先細りの形状となっている。
下面板71と上面板72とは平坦な板状で、側面部73は円滑な曲面状(本実施の形態では円弧状)の内面で下面板71と上面板72とを連続している。この側面部73の内面が、本発明における側部内面である。なお、内面形状は円弧状に限るものではなく、後述するように紙P(図4参照)を屈曲することができる形状であれば良い。
シュート70の上面を形成する上面板72の中央には、開放部としてのスリット70Sが形成されている。
スリット70Sは、供給排出口70Bの近傍から投入開口部70Aに開放するように形成されており、幅は投入開口部70Aに向かって徐々に広がっている。なお、シュート70全体の剛性を保つことができれば、スリット70Sを供給排出口70Bの側にも開放する構成としても良い。また、このスリット70Sは必ず備えなければならないものではない。
ここで、シュート70は、スリット70Sを挟んで図中左側が一次曲げ域70L、図中右側が二次曲げ域70Rとなっており、この一次曲げ域70Lと二次曲げ域70Rとでは、上面板72の下面板71からの高さ(内法)が異なる。
すなわち、上面板72は、スリット70Sを挟んで図中左側の一次側上面板72Lと図中右側の二次側上面板72Rとに分かれ、二次曲げ域70Rを構成する二次側上面板72Rの方が、一次側上面板72Lより所定量(x)高く設定されている。換言すると、一次曲げ域70Lの内法HLに対して、二次曲げ域70Rの内法HRが所定量(x)大きい。これに伴って、一次曲げ域70Lの側面部73(第1の側面部としての一次側面部73L)の円弧半径は、二次曲げ域70Rの側面部73(第2の側面部としての二次側面部73R)の円弧半径より小さくなっている。
つまり、一次曲げ域70Lと二次曲げ域70Rとは、非対称(すなわち左右非対称)に形成されているものである。なお、スリット70Sを備えない構成とした場合には、上面板72を左右方向に斜めにすることでこのような条件に設定できる。
つぎに、このように構成されたシュート70の作用を説明する。図4はシュート70の作用説明図、図5は紙Pの屈曲状態を段階的に示す図である。なお、図中に示さないシュート70の各部の符号については、図3参照のこと。
上記のごとき構成のシュート70は、本体部11の供給部13の供給口13A(図1または図2参照)によって規定されるより幅の広い紙Pを、供給口13Aより幅の広い投入開口部70Aで受け入れ、供給排出口70Bに案内する。なお、シュート70内での紙Pの移動は、投入開口部70Aへの紙Pの投入と、紙Pの先端が供給口13Aから本体部11の内部の細断機構20(細断部20A)に噛み込まれて引き込まれることで行われるものである。
この紙Pを案内する際、シュート70は、左右の形状の異なる一次曲げ域70Lと二次曲げ域70Rとによって、紙Pの側縁部を円滑に丸めて(屈曲させて)、供給排出口70Bに対応する(供給部13の供給口13Aに対応する)幅にする。
すなわち、図4(a)に示すように、投入開口部70Aに投入された紙Pは、(b)に示すようにその側縁の先端が側面部73に当接し、その曲面に沿って上側且つ内側に屈曲する。このようにして側面部73は供給口13Aにかかる対象物の辺の向きを変えて供給口13Aに案内する屈曲操作部として機能する。
ここで、一次曲げ域70Lは、二次曲げ域70Rより上下の内法が小さく、一次曲げ域70Lの一次側面部73Lの円弧半径は、二次曲げ域70Rの二次側面部73Rの円弧半径より小さい。このため、図5(a)〜(d)に段階的に示すように、紙Pの一次曲げ域70Lに位置する側縁PLの方が二次曲げ域70Rに位置する側縁PRより先に、且つ、上下方向に低く屈曲することとなる。そして、その側縁PLの上側に、他方の側縁PRが重なるように屈曲する。これにより、紙Pを供給排出口70Bに対応する幅に円滑に丸めて、供給排出口70Bに導くことができる。
つまり、仮に、一次曲げ域70Lと二次曲げ域70Rとを上下の内法を同じとした場合には、紙Pの左右両側縁が同じ状態で屈曲するために中央で先端が衝突し、円滑に丸めることができないことが生じ得る。本構成では、左右非対称の構成とすることで、円滑に丸めることが可能となる。
シュート70の上面には投入開口部70A側に開放するスリット70Sが形成されており、これによって紙Pの投入が行い易い。また、スリット70Sは、紙Pの側縁PLの上側に側縁PRが重なる際にその先端の衝突を避けて(側縁PRが上側に逃げられる)円滑に重ならせるようにも作用する。更に、シュート70の内部で紙Pが円滑に屈曲しなかったり詰まったりした場合には、このスリット70Sを介して容易に解消することができる。
以上説明したように、シュート70を備えた紙処理装置10は、本体部11の供給口13A(図1または図2参照)によって規定されるより幅の広い紙Pを、シュート70の投入開口部70Aで受け入れて、供給排出口70Bに向けて案内しつつ丸めて供給口13Aに供給可能な幅にする。このため、供給口13Aより幅の大きな紙Pであっても、単に投入開口部70Aに投入するのみで良く、予め折り畳んだり適合する幅に細断したりといった面倒な前作業を要することがない。また、例えば複数枚の紙を乱雑な状態で投入した場合や、例えば斜めの状態のまま無造作に紙を投入する場合などのように、紙の大きさが供給口13Aの幅よりも小さい場合であっても、紙の辺の向きを変えて供給口13Aに供給することができることから、紙を揃えて投入することや、供給口13Aに位置合わせして挿入するといった面倒がなくなる。更に、構成が簡単であり、コストアップを招来することもない。
また、本実施の形態によれば、投入口の投入方向に対して使用者が少々斜めに用紙を投入した場合であっても、用紙の辺がガイド(シュート70)の曲面に沿って移動することができる。とりわけ複数の用紙を乱雑に重ね合わせて投入する際や、投入口の幅より小さな用紙(例えばメモ用紙など)を重ねて用紙の辺が目立つものを投入する際、更にはそれらを短時間に勢いよく投入する際などにおいても、用紙の辺を揃えなくともスムーズに用紙が搬送されるようになる。また、用紙の辺が直線的に当る力の向きを変えて逃がす働きにより、用紙辺によって与えられる投入口へのダメージを軽減できる。
また更に、例えば投入口の角などに、板金曲げなどの構造上の「切れ込み」が存在するような場合には、用紙の辺がその溝に引っ掛かるという問題もあった。しかしながら、本実施の形態によれば、用紙の辺がガイド(シュート70)の曲面に沿ってスムーズに搬送されることで、これらの問題を軽減することも可能となる。
なお、本願発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、適宜変更可能なものである。
例えば、上記構成例の紙処理装置10の細断機構20は、紙を引きちぎって細断片とするものであるが、細断対象物は紙に限らず、また、カッタによって切断して短冊状や矩形の細断片とするものに適用しても良いものである。
更に、シュート70の形状も上記実施の形態に限定されるものではない。例えば、上記実施の形態ではシュート70の側面部73を屈曲操作部として円弧状に形成したが、屈曲作用する部材を側面部73とは独立して別個に設けても良く、形状も円弧状でなくても紙の側縁を屈曲(丸める)ように案内する事ができれば良い。
更に、上記実施の形態は、シュート70を供給部13に着脱可能に構成したものであるが、紙処理装置10の本体部11に一体に構成しても良いものである。
本実施の形態に係る紙処理装置の外観斜視図である。 紙処理装置の内部を示す概略構成図である。 シュートを示し、(a)はその斜視図,(b)は正面図である。 シュートの作用説明図である。 紙の屈曲状態を段階的に示す図である。
符号の説明
10…紙処理装置(細断処理装置)、13…供給部、13A…供給口、20…細断機構、70…シュート(案内部)、70S…スリット(開放部)、73…側面部(屈曲操作部,側部内面)、73L…一次側面部(第1の側面部)、73R…二次側面部(第2の側面部)、P…紙(対象物)

Claims (5)

  1. 用紙を細断する細断機構と、
    前記細断機構に用紙を供給する供給口と、
    前記供給口より幅の広い用紙を丸めて当該供給口に案内する案内部と、を備え、
    前記案内部は、当該案内部の高さ方向の内法が左右で異なる側部内面によって構成される屈曲操作部を有することを特徴とする細断処理装置。
  2. 前記案内部は、用紙を入口から前記供給口に案内し、当該供給口から当該入口に向けて設けられる上側の面を有することを特徴とする請求項1に記載の細断処理装置。
  3. 前記側部内面は、用紙を丸める曲面状に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の細断処理装置。
  4. 前記案内部は、案内する用紙の上側を開放する開放部を備え、前記供給口に着脱可能に構成されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の細断処理装置。
  5. 前記案内部は、用紙の左右方向の端部を異なるタイミングで丸めることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の細断処理装置。
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