JP5492045B2 - 多段遠心圧縮機 - Google Patents

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Description

本発明は多段遠心圧縮機に係り、特に各段の圧縮機羽根車の下流側に、圧縮された作動流体を冷却する冷却器を備えた多段遠心圧縮機に関する。
従来の多段遠心圧縮機の例が、特許文献1に記載されている。この公報に記載の多段遠心圧縮機では、原動機の動力を増速機の2本の出力軸に伝達している。増速機は原動機軸に連結され、ブルギヤが取り付けられた入力軸と、このブルギヤにかみ合うピニオンが設けられ、入力軸と平行に配置された2本の出力軸とを有している。一方の出力軸の端部には、多段遠心圧縮機の初段を形成する遠心羽根車が取り付けられており、他方の出力軸の両端部には、多段遠心圧縮機の2段及び3段を形成する遠心羽根車が取り付けられている。
そしてこの多段遠心圧縮機では、初段羽根車で圧縮された高温のガスは、初段羽根車の下方に配置された第1のインタークーラで冷却されて2段羽根車に供給されている。また、2段羽根車で圧縮された高温のガスは、これも2段羽根車の下方に配置された第2のインタークーラで冷却されて第3段羽根車に供給されている。
従来の多段遠心圧縮機の他の例が、特許文献2、3に記載されている。この公報に記載の多段遠心圧縮機では、上記特許文献1に記載の多段遠心圧縮機と同様に、増速機として平行軸歯車装置を用い、2本の出力軸の軸端に各段の羽根車を取り付けて3段からなる遠心圧縮機を構成している。ただし、初段羽根車が取り付けられた増速機の一方の出力軸の反対端には2段羽根車が取り付けられており、3段羽根車が取り付けられた他方の出力軸では、3段羽根車の反対端には何も取り付けられていない点で、上記特許文献1とは相違している。さらに特許文献2では、増速機の入力軸が、原動機接続端とは反対端側で主オイルポンプに接続されている。
米国特許明細書第6488467号 特開2003−97489号公報 特開2004−308477号公報
上記特許文献1に記載の多段遠心圧縮機では、製作及び組み立ての費用を低減するために主としてケーシングに使用される鋳物部品の改良を図っている。この公報に記載の鋳物ケーシングでは、作動流体の流路を形成するボリュートと羽根車のハウジングとが鋳物で一体化されており、さらに段間冷却器も鋳物で一体化されている。
しかしながら、この特許文献1に記載の多段遠心圧縮機では、高温のガスが流通するアフタークーラや圧縮機の各潤滑部を潤滑して高温になった潤滑油を冷却するオイルクーラへの配管をも一体化ケーシングとともに鋳物で製作することについては、考慮されていない。これは、圧縮機の段配置において初段圧縮機用羽根車を一方の出力軸に配置し、2、3段圧縮機用羽根車を他方の出力軸に配置したため、吐出配管構成が複雑になるためと考えられる。
一方、特許文献2、3ではこの不具合を解消するために、初段圧縮機用羽根車と2段圧縮機用羽根車を同一の出力軸の両端部に配置し、3段圧縮機用羽根車のみ他の出力軸に配置しているので、吐出配管の取り回しの尤度ができ、アフタークーラまで鋳物で一体化したケーシング構造となっている。しかしながら、これら特許文献2、3に記載の多段圧縮機においても、同一の冷却源から導かれる冷却水が流通するオイルクーラへの配管をも一体化ケーシングに含めることについては、考慮されていない。オイルクーラーへの配管をも一体化すれば、多段遠心圧縮機が配置される場所からは通常離れた位置に配置される冷却源からの主配管を1個に集約することが可能となり、多段遠心圧縮機の設置が容易になる。
本発明は上記従来技術の不具合に鑑みなされたものであり、その目的は、冷却水配管を集約した多段遠心圧縮機を実現することにある。本発明の他の目的は、鋳物一体化構造を採用することにより、多段遠心圧縮機のレイアウトの尤度を増大させることにある。
上記目的を達成する本発明の特徴は、原動機と、この原動機で駆動されるブルギアおよびそのブルギアに噛み合うピニオンを2個収納する平行歯車増速機部と、これら各ピニオンが備えられる回転軸の端部の少なくとも3個の軸端に取り付けられた遠心羽根車と、前記遠心羽根車で圧縮された高温の作動ガスを冷却するクーラ部とが一体化された一体ケーシングと、を備えた多段遠心圧縮機において、前記一体ケーシングの下部は、初段圧縮機で圧縮されたガスを冷却する第1のインタークーラと、2段圧縮機で圧縮されたガスを冷却する第2のインタークーラと、3段圧縮機で圧縮されたガスを冷却するアフタークーラのケーシングが並んで鋳物一体で構成された一体クーラであり、前記第1のインタークーラの側部に前記一体クーラと鋳物一体で、前記ピニオンと前記ブルギアを潤滑する潤滑油を冷却するオイルクーラへ冷却水を供給するオイルクーラ冷却水供給流路および前記オイルクーラからのオイルクーラ冷却水戻り流路が形成されたオイルクーラ用一体化冷却水流路を設け、このオイルクーラ冷却水供給流路と前記各クーラへの冷却水供給流路を同一の冷却水供給流路に接続し、前記オイルクーラ冷却水戻り流路と前記各クーラへの冷却水戻り路を同一の冷却水戻り流路に接続して、冷却水系統を集約したことにある。
そしてこの特徴において、ブルギヤの回転軸に主潤滑油ポンプを接続し、この潤滑油ポンプに潤滑油を供給する流路の一部を前記アフタークーラのケーシングに並んで鋳物一体に設けるとともに、前記潤滑油ポンプから吐出される潤滑油を前記オイルクーラに導く流路の一部を、前記オイルクーラ冷却水供給流路と前記オイルクーラ冷却水戻り流路の上方であってこれら流路および前記一体クーラと鋳物一体に設けるのがよく、オイルクーラを前記オイルクーラ冷却水流路の背面であって原動機の側部に配置し、このオイルクーラの潤滑油出口のほぼ上方に、潤滑油出口配管を介して温度調整弁を接続するのがさらに望ましい。
また、温度調整弁に前記潤滑油ポンプから吐出される潤滑油を導き、温度調整された潤滑油を前記平行歯車増速機部に供給するようにしてもよく、前記一体ケーシングは、前記ピニオンおよび前記ブルギヤの回転軸の軸心を含む水平面で分割された水平分割構造であることが望ましい。
本発明によれば、多段遠心圧縮機において、冷却水が流通する各クーラ及びオイルクーラへの配管を鋳物で一体化したので、冷却水配管を集約した多段遠心圧縮機を実現できる。また、鋳物一体化構造を採用したので、多段遠心圧縮機のレイアウトの尤度を増大できる。
本発明に係る多段遠心圧縮機の一実施例の斜視図である。 図1に示した多段遠心圧縮機の冷却水流路を説明する平面図である。 図1に示した段遠心圧縮機の潤滑油流路の系統図である。
以下、本発明に係る多段遠心圧縮機の実施例を、図面を用いて説明する。図1は多段遠心圧縮機100の斜視図であり、流体(空気)配管及び冷却水配管を主として説明する図である。図2は図1に示した多段遠心圧縮機100の平面図である。これら図1および図2では、潤滑油配管の一部を省略している。図3は、潤滑油配管を説明するための系統図であり、水配管や空気配管等を省略した多段遠心圧縮機100の平面図である。
多段遠心圧縮機100は、原動機であるモータ3により駆動され、図示しない制御盤に格納された制御部で制御される。モータ3の出力軸には、カップリングを介して増速機部2の入力軸6が接続されている。入力軸6には、ブルギヤ20が取り付けられている。ブルギヤ20には、2個のピニオン21、22が噛み合っている(図3参照)。各ピニオン21、22は、出力軸と一体に形成されている。入力軸6と2本の出力軸はそれぞれ平行軸となっている。なお、各ピニオン21、22を出力軸と別体に作成し、それらを出力軸に固定するようにしてもよい。
入力軸6および出力軸、ブルギヤ20、ピニオン21、22は、一体ケーシング10の増速機部2に収容されている。一体ケーシング10の増速機部2は、水平面分割構造であり、入力軸6および出力軸の中心軸を含む水平面にほぼ等しい面で、上ケーシングと下ケーシングとに分かれる。上ケーシングと下ケーシングとは、ボルト結合される。
入力軸6およびブルギヤ20は、一体ケーシング10の増速機部2に保持されたラジアル加重およびスラスト加重を支持する複合軸受により、回転可能に支持される。一方、各出力軸およびピニオン21、22は、一体ケーシング10の増速機部2に保持されたラジアル軸受で、回転可能に支持されている。なお、各出力軸で発生したスラスト力は、スラストカラーで支持されている。
これら各軸受およびブルギヤ20、ピニオン21、22を潤滑するために、詳細を後述する主潤滑油ポンプ24系統から潤滑油が供給される。各軸受やブルギヤ20、ピニオン21、22等を潤滑した潤滑油は、モータ3の下部に形成されたオイルタンク36に戻された後、モータ3の近傍に配置したオイルクーラ35で冷却される。なお、この潤滑油の系統については、詳細を後述する。
一方の出力軸の両軸端には、遠心羽根車1a、1bが取り付けられており、それぞれ多段遠心圧縮機100の初段及び2段目を構成する。他方の出力軸の一方端にも遠心羽根車1cが取り付けられており、多段遠心圧縮機100の3段目を構成する。初段羽根車1aの吸込み側には、吸込みガス配管14aが設けられており、図示しない吸込みフィルタを経た外気を多段遠心圧縮機100内に導いている。
一体ケーシング10の下部は下ケーシングを構成しており、主としてクーラ部15となっている。クーラ部15の上面には、増速機部2を挟んで、一方側に初段羽根車1a及び3段目羽根車1cのケーシング16a、16cが、他方側に2段目羽根車1bのケーシング16bが配置されている。
クーラ部15は、直方体状の3個のケーシングが一体化された直方体状のケーシングであり、各ケーシング内の流れが入力軸6に平行になるよう配置されている。直方体状のケーシングの各々には、フィンチューブ型の熱交換器ネストが収容されており、それぞれインタークーラ13a、13b及びアフタークーラ13cを構成している。
各段の羽根車1a〜1cと各クーラ13a〜13cとを接続する接続配管は、下ケーシング12の上面に接続部を有している。この結果、吸込みガス配管14aから導かれた外部空気は、初段羽根車1aで圧縮されて温度上昇し、インタークーラ13aに導かれる。インタークーラ13aで冷却された加圧空気は、2段目羽根車1bに導かれ、さらに圧力を増すとともに温度上昇する。温度上昇した加圧空気は、第2のインタークーラ13bに導かれて冷却され、3段目羽根車1cに導かれる。3段目羽根車1cで圧縮され高温になった加圧空気は、アフタークーラ13cで冷却されて、吐出配管14bより需要元に送られる。
各クーラ13a〜13cの反モータ側面(前面)には、これらクーラ13a〜13cに冷却水を供給する際にヘッダとして作用する冷却水供給配管30と、クーラ13a〜13c内で圧縮空気と熱交換して高温になった冷却水を戻す冷却水戻り配管31が配置されている。
すなわち、各クーラ13a〜13cへは、冷却水供給配管30から分岐したインタークーラ冷却水供給配管30a、30bおよびアフタークーラ冷却水供給配管30cから工業用水またはクーリングタワー等で冷却された冷水が供給される。一方、各段羽根車1a〜1cで圧縮されて高温となった流体(空気)は、各クーラの冷却水供給配管30a〜30cから導かれた冷却水と各クーラ13a〜13c内で熱交換して、40℃程度の低温のガスになる。この高温のガスと熱交換して温度上昇した冷却水は、インタークーラ冷却水戻り配管31a、31bおよびアフタークーラ冷却水戻り配管31cから冷却水戻り配管31へ導かれる。
ここで、一体ケーシング10のインタークーラ13aに隣り合うとともにインタークーラ13aに沿って、一体ケーシング10と鋳物で一体化されたオイルクーラ用一体化冷却水流路32が形成されている。このオイルクーラ用一体化冷却水流路32はその一端側で、オイルクーラ冷却水供給配管30dにより冷却水供給配管30に、オイルクーラ冷却水戻り配管31dで冷却水戻り配管31に接続されている。オイルクーラ用一体化冷却水流路32の反対端側では、オイルクーラ用冷却水供給配管35a、オイルクーラ用冷却水戻り配管35bでオイルクーラ35に接続されている。
これにより、本実施例に示した多段遠心圧縮機100に必要な冷却水は、すべて冷却水供給配管30および冷却水戻り配管31に集約される。したがって、多段遠心圧縮機100が設置される工場等が備える工業用水またはクーリングタワー等で冷却された冷水等を冷却水供給配管に接続するだけで冷却系を実現でき、従来は工数の多かった冷却配管系の組み立てを簡略化できる。
次に、主として図を用いて、潤滑油系の集約について説明する。一体化ケーシング10の両側、すなわちインタークーラ13aおよびアフタークーラ13cの側部には、それらクーラ13a、13cに沿って一体化潤滑油配管33、34が、一体化ケーシング10と鋳物一体で形成されている。なお、インタークーラ13aの側面にはすでにオイルクーラ用一体化冷却水流路32が形成されているので、一体化潤滑油配管34をオイルクーラ用一体化冷却水流路32の上方に形成する。
アフタークーラ13c側に設けた一体化潤滑油配管33は、冷却水配管30、31に接続される側の上面に潤滑油の出口部33bが、モータ3側の端面に潤滑油の入口部33aが形成されている。潤滑油の入口部33aは、分岐部42を有するオイルタンク取付け配管41に接続されている。オイルタンク取付け配管41の他方は、オイルタンク36に取り付けた補助潤滑油ポンプ40に接続されている。潤滑油の出口部33bには、主潤滑油ポンプ供給配管44を介して、主潤滑油ポンプ24の入口部24aに接続されている。主潤滑油ポンプ24の出口部24bは主潤滑油ポンプ吐出配管45を介して、一体化潤滑油配管34の入口部34aに接続されている。
インタークーラ13a側に設けた一体化潤滑油配管34では、冷却水配管30、31側の上面に入口部34aが形成されており、モータ3側端部には、出口部34bが形成されている。この出口部34bは、オイルクーラ用潤滑油供給配管49を介してオイルクーラ35の入口部50に接続されている。
オイルクーラ用潤滑油供給配管49は、途中の2箇所に分岐部を有しており、一方には補助潤滑油ポンプ40とを接続する補助潤滑油ポンプ用配管43が接続されている。他方の分岐部では、下方に分岐管が延びており、それに温度調整弁48が取り付けられている。温度調整弁48は2入力、1出力となっており、オイルクーラ用潤滑供給配管49からは高温の潤滑油が、この温度調整弁48の下方に配置され、オイルクーラ35の出口部51に接続される配管からは低温の潤滑油が入力される。そして、途中にオイルフィルタ47を備えた増速機潤滑用配管46a、46bに温度調整された潤滑油を出力する。
増速機潤滑用配管46bを経た温度調整された潤滑油は、一体ケーシング10の増速機部2に導かれ、軸受やピニオン21、22、ブルギヤ20を潤滑する。増速機部2内の各潤滑部位を潤滑した潤滑油は、増速機部2の下部に形成されるギヤケース油溜り2aから排油配管37を介してオイルタンク36に戻される。その他、モータ3の潤滑部にも潤滑油が潤滑油供給管から供給され、排油管を介してオイルタンク36に戻されるが、図示を省略する。
ここで、一般の運転時には主潤滑油ポンプ24が、オイルタンク36から潤滑油を汲み取り、オイルクーラ35へと潤滑油を導いて、冷却された潤滑油を潤滑部位に供給する。ただし、本多段遠心圧縮機100では、主潤滑油ポンプ24をモータ3の回転軸に連結された増速機の入力軸6に接続しているので、多段遠心圧縮機100の起動時や何らかの原因でモータ3が停止すると、主潤滑油ポンプ24も停止し、潤滑油の供給も停止する。そこで、起動時やモータの停止時等には、補助潤滑油ポンプ40を駆動する。補助潤滑油ポンプ40は、図示しないバッテリー等で駆動される。
このように構成した本実施例の多段遠心圧縮機100では、潤滑油配管の一部を鋳物一体ケーシングと一体化しているので、配管支持用の部材が不要となり、配管の振動(共振)等を防止できる。本実施例に示した多段遠心圧縮機では、配管類の固有振動数が50Hz程度になり、電動機と共振を起こすおそれがある。そこで、配管の一部をケーシングと一体化することにより、共振を回避できる。また、鋼管製の配管に比べ鋳物製の流路構造となるので、騒音が鋳物で吸収され、低騒音化される。さらに、本実施例ではオイルクーラと温度調整弁とを支持体兼用の配管で接続する構造としたので、温度調整弁周りの構成が簡素化される。
1a〜1c…羽根車、2…(平行歯車)増速機部、2a…ギヤケース油溜り、3…原動機(モータ)、6…入力軸、10…一体ケーシング、12…下ケーシング、13a、13b…インタークーラ、13c…アフタークーラ、14a…吸込みガス配管、14b…吐出ガス配管、15…クーラ部、16a…初段ケーシング、16b…2段ケーシング、16c…3段ケーシング、20…ブルギヤ、21、22…ピニオン、24…主潤滑油ポンプ、24a…入口部、24b…出口部、30…冷却水供給配管、30a、30b…インタークーラ冷却水供給配管、30c…アフタークーラ冷却水供給配管、30d…オイルクーラ冷却水供給配管、31…冷却水戻り配管、31a、31b…インタークーラ冷却水戻り配管、31c…アフタークーラ冷却水戻り配管、31d…オイルクーラ冷却水戻り配管、32…オイルクーラ用一体化冷却水流路、33…一体化潤滑油配管、33a…入口部、33b…出口部、34…一体化潤滑油配管、34a…入口部、34b…出口部、35…オイルクーラ、35a…オイルクーラ用冷却水供給配管、35b…オイルクーラ用冷却水戻り配管、36…オイルタンク、37…排油配管、40…補助潤滑油ポンプ、41…オイルタンク取付け配管、42…分岐部、43…補助潤滑油ポンプ用配管、44…主潤滑油ポンプ供給配管、45…主潤滑油ポンプ吐出配管、46a、46b…増速機潤滑用配管、47…オイルフィルタ、48…温度調整弁、49…オイルクーラ用潤滑油供給配管、50…入口部、51…出口部、100…多段遠心圧縮機。

Claims (5)

  1. 原動機と、この原動機で駆動されるブルギアおよびそのブルギアに噛み合うピニオンを2個収納する平行歯車増速機部と、これら各ピニオンが備えられる回転軸の端部の少なくとも3個の軸端に取り付けられた遠心羽根車と、前記遠心羽根車で圧縮された高温の作動ガスを冷却するクーラ部とが一体化された一体ケーシングと、を備えた多段遠心圧縮機において、前記一体ケーシングの下部は、初段圧縮機で圧縮されたガスを冷却する第1のインタークーラと、2段圧縮機で圧縮されたガスを冷却する第2のインタークーラと、3段圧縮機で圧縮されたガスを冷却するアフタークーラのケーシングが並んで鋳物一体で構成された一体クーラであり、前記第1のインタークーラの側部に前記一体クーラと鋳物一体で、前記ピニオンと前記ブルギアを潤滑する潤滑油を冷却するオイルクーラへ冷却水を供給するオイルクーラ冷却水供給流路および前記オイルクーラからのオイルクーラ冷却水戻り流路が形成されたオイルクーラ用一体化冷却水流路を設け、前記オイルクーラ冷却水供給流路と前記各クーラへの冷却水供給流路を同一の冷却水供給流路に接続し、前記オイルクーラ冷却水戻り流路と前記各クーラへの冷却水戻り路を同一の冷却水戻り流路に接続して、冷却水系統を集約したことを特徴とする多段遠心圧縮機。
  2. 前記ブルギヤの回転軸に主潤滑油ポンプを接続し、この潤滑油ポンプに潤滑油を供給する流路の一部を前記アフタークーラのケーシングに並んで鋳物一体に設けるとともに、前記潤滑油ポンプから吐出される潤滑油を前記オイルクーラに導く流路の一部を、前記オイルクーラ冷却水供給流路と前記オイルクーラ冷却水戻り流路の上方であってこれら流路および前記一体クーラと鋳物一体に設けたことを特徴とする請求項1に記載の多段遠心圧縮機。
  3. 前記オイルクーラを前記オイルクーラ冷却水流路の背面であって原動機の側部に配置し、このオイルクーラの潤滑油出口のほぼ上方に、潤滑油出口配管を介して温度調整弁を接続したことを特徴とする請求項2に記載の多段遠心圧縮機。
  4. 前記温度調整弁に前記潤滑油ポンプから吐出される潤滑油を導き、温度調整された潤滑油を前記平行歯車増速機部に供給することを特徴とする請求項3に記載の多段遠心圧縮機。
  5. 前記一体ケーシングは、前記ピニオンおよび前記ブルギヤの回転軸の軸心を含む水平面で分割された水平分割構造であることを特徴とする請求項4に記載の多段遠心圧縮機。
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