JP5490825B2 - 電子機器、彩度調整方法、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

電子機器、彩度調整方法、プログラムおよび記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、カラー映像信号に色補正を施す電子機器、彩度調整方法、プログラムおよび記録媒体に関するものである。
カラー画像を表示する表示装置等の電子機器において、カラー映像信号に対して色補正を施し、元のカラー映像信号をより鮮やかに見せる技術が知られている。その技術として、R(赤色)、G(緑色)およびB(青色)の3原色の他に、これらの捕色であるY(黄色)、M(マゼンダ)およびC(シアン)を加えた6色の信号成分に基づいて色補正を行なう技術があり、例えば、特許文献1に開示されている。
特許文献1のカラー表示装置では、映像信号の彩度又は輝度を補正する際に、その上限を超えてしまわないように処理している。つまり、色補正をした結果、ある成分の彩度又は輝度が予め設定されている上限値を超えてしまうことがあり、特に単色に近い領域では期待通りの色補正ができない。この場合、ある成分について誤って色補正された映像は、正しく変換された画素と、誤って変換された画素とが混じった映像となるため、映像全体で見ると部分的に違和感のある映像になる。
そこで、特許文献1のカラー表示装置では、まず入力カラー映像信号の複数の色成分における各階調レベルの大小関係を判定する。次に、当該大小関係に基づき、複数の色成分のうち階調レベルが最小の成分を除く色成分のそれぞれに対して、複数の色成分における各階調レベルの大きさに基づき決定される変数を用いて演算処理することにより、色補正を行なっている。
日本国公開特許公報「特開2005−134866号(2005年5月26日公開)」
ところで、電子機器を屋外で使用する場合など、使用環境又は状況によっては、電子機器のディスプレイに外光が照射され得る。この場合、ディスプレイにおいて外光が照射されている領域では、表示されている画像の彩度が劣化し、この画像が見え難くなることがある。
つまり、図17に示すように、ディスプレイ40において外光41が照射されている領域42では、本来ディスプレイ40から放射される光源からの光に加え、ディスプレイ40の表面で反射された外光41が人間の目に入射する。図17は、電子機器のディスプレイに外光が照射された状態を示す図である。
これにより、ディスプレイ40自体の彩度特性が失われ、人間の目には鮮やかさが不足した状態の望ましくない画像が見えることになる。そのため、外光が照射されている環境下においても、彩度が保たれた状態で画像を表示することができる電子機器が求められている。
なお、特許文献1に開示された技術では電子機器を屋外で使用することは想定しておらず、表示部上に外光が照射された場合、適切な彩度に調整された画像を表示することができない。
本発明は、上記の課題を鑑みてなされたものであり、その目的は、外光の照射状態に応じて、ユーザが見易い画像を表示することができる電子機器を提供することにある。
本発明に係る電子機器は、上記の課題を解決するために、光センサと表示部とを備えている電子機器であって、上記光センサからの出力に基づき、上記光センサに対応する表示領域に照射された光の特性を検出する特性検出手段と、検出された上記特性に基づき、上記表示領域に表示される表示情報の彩度を調整する彩度調整手段とを備えていることを特徴としている。
また、本発明に係る電子機器の彩度調整方法は、上記の課題を解決するために、光センサと表示部とを備えている電子機器の彩度調整方法であって、上記光センサからの出力に基づき、上記光センサに対応する表示領域における光の特性を検出する特性検出ステップと、検出された上記特性に基づき、上記表示領域における彩度を調整する彩度調整ステップとを備えていることを特徴としている。
上記の構成によれば、本発明に係る電子機器は、光センサと表示部とを備え、当該光センサからの出力に基づき、表示情報の彩度を調整するので、外光の照射状態に応じて、ユーザが見易い画像を表示することができる。
つまり、本発明の電子機器では、まず、光センサが、当該光センサに対応する表示領域における外光の照射状態を検知して、特性検出手段に出力する。特性検出手段は、光センサからの出力に基づき、光センサに対応する領域、すなわち、光センサによって外光の照射状態が検知され得る領域に照射された、光の特性を検出する。その後、彩度調整手段は、検出された光の特性に基づいて、当該表示領域に表示される表示情報の彩度を調整する。
ここで、表示情報とは、例えば、外部機器から取得した、動画または静止画等の表示用のコンテンツが意図される。表示情報は、予め定められた彩度を有する情報として電子機器に送信されており、この彩度は、通常外光の照射状態が考慮された値ではない。この場合、電子機器を例えば屋外等の外光照射環境下において使用すると、表示画面上に表示される表示情報が見難いことがある。
これに対し、本発明の電子機器では、受信した表示情報の彩度を外光の照射状態に応じて調整する。したがって、ユーザが見易い状態で画像を表示することができる。
本発明に係る電子機器は、光センサと表示部とを備えている電子機器であって、上記光センサからの出力に基づき、上記光センサに対応する表示領域に照射された光の特性を検出する特性検出手段と、検出された上記特性に基づき、上記表示領域に表示される表示情報の彩度を調整する彩度調整手段とを備えているので、外光の照射状態に応じて、ユーザが見易い画像を表示することができる。
本発明の一実施形態に係る電子機器の構成を示すブロック図である。 図1に示す電子機器における、光センサの配置例を示す図である。 図1に示す電子機器における、光センサの配置例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る電子機器における彩度を調整する方法を説明するための図である。 本発明の一実施形態に係る電子機器における画面の表示例、および当該画面の彩度情報を示す図である。 本発明の一実施形態に係る電子機器において、外光の照射量に応じて彩度調整する様子を示す図である。 本発明の一実施形態に係る電子機器において、外光の分光特性に応じて彩度を調整する様子を示す図である。 本発明の一実施形態に係る電子機器における彩度を調整する際のタイミングを示す図である。 図8に示すタイミングA,Bにてそれぞれ彩度を調整したときの画面の表示例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る電子機器における彩度を調整する際の別のタイミングを示す図である。 フレーム数に応じて段階的に彩度調整する様子を示す図である。 本発明の一実施形態に係る電子機器における彩度を調整する際の別のタイミングを示す図である。 複数の表示領域ごとに異なる彩度調整を行なう様子を示す図である。 複数の表示領域ごとに異なる彩度調整を行なう別の例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る電子機器における光センサの別の配置例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る電子機器における温度センサの配置例を示す図である。 電子機器の画面に外光が照射された状態を示す図である。
本発明に係る電子機器の一実施形態について、図1〜16を参照して以下に説明する。
〔電子機器1の構成〕
図1は、本発明の一実施形態に係る電子機器1の構成を示すブロック図である。図1に示すように、電子機器1は、表示部2、光特性検出部(特性検出手段)3、彩度調整部(彩度調整手段)4、光センサ5、調整値保持部(保持手段)6、色相選択部(色相選択手段)7およびタイミングコントローラ8を備えている。
電子機器1は、外光の照射状態に応じて、表示部2に表示する表示情報の彩度を調整する。
具体的には、電子機器1は、光センサ5と表示部2とを備えている。光センサ5は、当該光センサ5が配置された周囲における光の照射状態を検知し、光特性検出部3に出力する。光特性検出部3は、光センサ5からの出力に基づき、光センサ5に対応する表示領域に照射された光の特性を検出する。その後、彩度調整部4は、検出された光の特性に基づいて、当該表示領域に表示される表示情報の彩度を調整する。
ここで、光センサ5に対応する領域とは、表示部2の表示領域内において、光センサ5が光の照射状態を検知することができる領域が意図される。すなわち、光センサ5に対応する領域は、光センサ5の数または配置等によってその範囲が決まる。
また、光特性検出部3によって検出される光の特性は、例えば、光の照度および光の分光特性の少なくともいずれかを含む。よって、電子機器1では、外光の照射状態に応じて、ユーザが見易い画像を表示することができる。
電子機器1としては、特に限定されるものではなく、例えば、携帯情報端末、携帯電話、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、パーソナルコンピュータまたはテレビ等を含む。
本明細書において、表示情報とは、例えば、図示しない外部機器から取得した、動画または静止画等の表示用のコンテンツが意図される。表示情報は、予め定められた彩度を有する情報として電子機器1に送信されており、この彩度は、通常外光の照射状態が考慮された値ではない。
この場合、電子機器1を例えば屋外等の外光照射環境下において使用すると、表示画面上に表示される表示情報が見難いことがある。そのため、電子機器1では、受信した表示情報の彩度を、外光の照射状態に応じて調整することにより、ユーザが見易い状態で画像を表示することができる。
表示部2は、光センサ5を有し、表示領域において表示情報を表示する。具体的には、光センサ5からの出力に基づき彩度が調整された表示情報を表示する。ここで、表示部2における表示領域は、表示部2の表示画面全体を1つの表示領域としてもよいが、表示領域が表示画面における一部分であることが好ましい。これにより、表示画面全体における表示情報の彩度を調整するよりも、部分ごとに彩度の微調整をすることができるので、より表示品位を向上させることができる。表示部2としては、例えば、液晶パネルまたは有機ELパネル等を用いることができる。
光センサ5は、外光の照射状態を検知し、光特性検出部3に出力する。光センサ5としては、例えば、照度センサ等が挙げられる。本実施形態において光センサ5は表示部2に具備されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、表示部2の外側の筺体額縁領域に配置されていてもよい。また、光センサ5によって外光の照射状態が検知される領域の範囲は、光センサ5の数または配置によって適宜設定され得る。
光センサ5の数または配置は特に限定されるものではないが、互いに異なる位置に配置される複数の光センサ5を備えていることが好ましい。これにより、表示領域内の照射状態、例えば分布をより詳細に検知することができる。この場合、複数の光センサ5の配置は、例えば、表示部2の画素内に配置すればよいし、表示部2における表示画面外の額縁領域に配置してもよい。
光特性検出部3は、光センサ5からの出力に基づき、光の特性を検出する。ここで、光の特性としては、例えば、光の照度または光の分光特性を含む。また、例えば表示画面が複数の表示領域を含んでいる場合、光特性検出部3は、当該表示領域に対応する光センサ5の出力に基づき、表示領域ごとに光の特性を検出することが好ましい。これにより、表示画面の部分ごとに彩度の微調整をすることができるので、より表示品位を向上させることができる。
彩度調整部4は、光特性検出部3によって検出された光の特性に基づき、表示領域に表示される表示情報の彩度を調整する。ここで、光の特性に基づく調整とは、例えば、光の照射強度、照射時間または分光特性に応じて表示情報の彩度を調整することが意図される。なお、彩度調整部4による彩度の調整の詳細については後述する。
調整値保持部6は、彩度調整部4によって彩度が調整される際に用いられる、互いに異なる複数の調整値を保持する。調整値は、彩度を調整するために予め定められた値である。
色相選択部7は、検出された分光特性に基づき、互いに異なる複数の色相のうち、彩度を調整する対象となる色相を少なくとも1つ選択する。例えば、互いに異なる複数の色相のうち、光特性検出部3が検出した分光特性によって、赤色の成分が予め定められた基準量よりも多いと判定された場合、色相選択部7は赤色を選択する。彩度調整部4は、この選択に従って赤色の彩度を調整する。これにより、表示品位を向上させることができる。
予め定められた基準量は、特に限定されるものではなく、電子機器1ごとに適宜設定すればよい。なお、色相選択部7によって選択される色相は、当該基準量よりも多いと判定された色相であってもよいが、それ以外の色相であってもよい。色相選択部7によって選択される色相は、例えば、赤色、青色、緑色、黄色、水色、および紫色のうち少なくともいずれかを含み得る。
タイミングコントローラ8は、彩度調整部4が彩度を調整する際のタイミングを制御する。例えば、彩度調整部4がフレーム期間ごとに彩度を調整する場合、このタイミングを制御する。
また、電子機器1では、この他にも、特性に関わらず彩度を調整不可にする設定と、特性に関わらず彩度を調整可能にする設定と、特性に基づいて彩度調整部4が彩度を調整する設定とを切り換える、図示しない設定切換手段を備えていてもよい。
(光センサ5の配置例)
図2及び図3は、電子機器1における、光センサ5の配置例を示す図である。上述したように、電子機器1では光センサ5を互いに異なる位置に複数配置することが好ましく、図2では、光センサ5が表示部2の表示画面9の画素10内に配置されている。このように、画素10内に光センサ5を配置することにより、外光が表示領域内のどの部位にどのような状態で照射されているのかを容易に検出することができる。
ここで、光センサ5は、表示画面9の全ての画素10内に配置されていてもよいし、ある一定の領域のみに配置されていてもよい。また、RGBそれぞれの画素10に対して、均等に光センサ5を配置する必要はなく、配置数および配置密度はそれぞれ異なっていてもよい。
一方、図3に示すように、光センサ5を表示部2における表示画面9外の額縁領域に配置してもよい。このように、表示部2の額縁領域の互いに異なる位置に複数の光センサ5を配置することにより、表示画面9内のある領域に対する外光の照射状態を検知することができる。この場合、配置する場所は1箇所以上であれば特に限定されるものではなく、例えば図3に示すように額縁領域の四隅であってもよいし、四辺であってもよい。
〔電子機器1における動作〕
次に、電子機器1における動作の一例について説明する。
(彩度調整方法)
図4は、電子機器1における彩度を調整する方法を説明するための図である。電子機器1では、以下に説明するように表示情報の彩度を調整する。なお、以下において、彩度の調整方法の一つとしてYCrCb色空間を用いた方法について説明するが、本発明の彩度調整方法はこの方法に限定されるものではない。
本実施形態の彩度調整では、まず、電子機器1が、例えば図示しない外部機器から表示情報を受信すると、当該表示情報に含まれる色情報を輝度信号(明度)「Y」と、色差信号「Cr,Cb」とに分離する。すなわち、RGB色空間から、受信した表示情報におけるRGBの階調値を用いて、YCrCb色空間に変換する。このときの変換式を図4の(a)に示す。ここで、Yは明度、Crは赤〜緑成分の色差信号、およびCbは青〜黄色成分の色差信号を表す。
次に、変換して得られたCr値およびCb値に対して彩度調整するために、Cr値に対してKrを乗算し、Cb値に対してKbを乗算する(図4の(b))。例えば、赤成分を強くする、すなわち緑成分を弱くする場合には、Cr成分に1よりも大きい値Krを乗算する。一方、赤成分を弱くする、すなわち緑成分を強くする場合には、Cr成分に0〜1の値Krを乗算する。また、青成分を強くする、すなわち黄色成分を弱くする場合には、Cb成分に1よりも大きい値Kbを乗算する。一方、青成分を弱くする、すなわち黄色成分を強くする場合には、Cb成分に0〜1の値Kbを乗算する。これらの演算結果は、それぞれCr’またはCb’となる。
最後に、Y、Cr’およびCb’の値を、再度RGBの値に変換する(図4の(c))。この処理を、受信した画像信号の各画素に対して行なうことにより、彩度が調整された表示情報が得られる。
なお、彩度調整の際に適用される色空間としては上述のYCrCb色空間に限定されるものではなく、他にも、例えばYUV、YIQ、Lab、HLS、HSV、HSB、HSI等、様々な方法を用いることができる。
また、電子機器1では、例えばデジタルスチルカメラ(DSC)またはデジタルビデオカメラ(DVC)のように、画像信号が入力されるとき、RGB階調値ではなく、YUB等の輝度信号と色差信号とに分かれて入力される入力手段を備えていることもある。この場合、図4の(a)に示すステップ、すなわちRGB色空間をYCrCb色空間に変換する処理は省略され得る。
このように彩度が調整されるときの画面の様子を図5に示す。図5は、電子機器1における画面の表示例、および当該画面の彩度情報を示す図である。
図5の(a)は、外光の照射強度がさほど高くない状態における画面である。この状態では、彩度の調整をしなくても視認性は良好である。このとき、彩度情報を画面の右側に示す。この彩度情報は、画面中の四角で囲った領域の彩度を表しており、矢印の長さ(絶対値)が彩度を示し、θで示す角度が色相である。このように、電子機器1において表示される画像中のある一つの画素に着目し、当該画素の彩度情報(色情報ともいう)を有していることがわかる。
ここで、図5の(b)に示すように外光が照射されると、画面全体において白く見える。このとき、彩度調整をする、すなわち彩度を強調することにより、表示品位を保った画像を表示することができる(図5の(c))。
(外光の照射量に応じた彩度調整)
図6は、電子機器1において、外光の照射量に応じて彩度調整する様子を示す図である。図6に示すように、電子機器1では、調整値保持部6が、彩度を調整する際に用いられる、互いに異なる複数の調整値を保持しており、彩度調整部4は、彩度を複数の調整値のうち検出した特性に応じたいずれかの調整値を用いて調整することが好ましい。
例えば、外光の照射強度が高いとき、図6の(a)に示すように、彩度が大きく劣化して、見栄えも色褪せた表示になることがある。この場合、単に彩度を強調させても、表示する画像が所望の彩度に至らないことがある(図6の(b))。
そこで、彩度調整部4は、調整値保持部6が保持している複数の調整値の中から、光特性検出部3によって検出された特性に応じた調整値、すなわち、外光の照射量に応じた調整値を選択し、さらに彩度が強調されるように表示情報を調整する。これにより、図6の(c)に示すように、所望の彩度を有する画像にすることができる。
また、彩度調整部4は、検出された照度がより高いほど、彩度の強調度合いをより高い値に調整することがより好ましく、検出された照度がより低いほど、彩度の強調度合いをより低い値に調整することがより好ましい。つまり、外光の照射量が多い場合には、彩度の強調度合いの調整値を高くし、外光の照射量が少ない場合には、彩度の強調度合いの調整値を1に近づける。これにより、より見栄えよい表示をすることができる。
このように、複数段階に渡る彩度の強調度合いの調整値を保持し、光センサ5によって検出された光特性に応じたいずれかの調整値を用いて調整することにより、電子機器1を使用するシチュエーションに応じて最適な画像調整をすることができる。
(分光特性に応じた彩度調整)
図7は、外光の分光特性に応じて彩度を調整する様子を示す図である。図7に示すように、電子機器1では、照射されている外光の分光特性に応じて、彩度を調整するための色相を選択することが好ましい。
例えば、日中の外光の照射状態が図7の(a)に示すような状態であるのに対し、朝焼けまたは夕焼け等の赤成分が多い外光の照射を受けると、画面の表示状態は図7の(b)に示すように、彩度が落ちると共に、赤みを帯びる。この場合、彩度調整部4は、表示画面全体において、赤成分の彩度が下がるように調整するか、または赤以外の彩度が上がるように調整する。これにより、図7の(c)に示すように、表示領域の全体的な色味のバランスが取れて、好ましい画像を表示することができる。
このとき、色相選択部7は、複数の色相のうち、予め定められた基準量よりも多い量の色相以外の色相を少なくとも1つ選択し、彩度調整部4は、選択された少なくとも1つの色相の彩度を調整すればよく、この場合、彩度調整部4は、選択された少なくとも1つの色相の彩度を、より高い値に調整することが好ましい。
また、色相選択部7は、複数の色相のうち、予め定められた基準量よりも多い量の色相を少なくとも1つ選択し、彩度調整部4は、選択された少なくとも1つの色相の彩度を調整してもよく、この場合、彩度調整部4は、選択された少なくとも1つの色相の彩度を、より低い値に調整することが好ましい。
これにより、外光の分光特性に応じて、表示情報を好ましい彩度に調整し、表示品位を向上させることができる。
なお、本発明に係る電子機器では、予め定められた基準量よりも多い量の上記色相は、赤色に限定されるものではなく、この他にも、例えば、青色、緑色、黄色、水色、および紫色のうち少なくともいずれかであってもよい。
(彩度調整のタイミング)
図8は、電子機器1における彩度を調整する際のタイミングを示す図であり、図9は、図8に示すタイミングA,Bにてそれぞれ彩度を調整したときの画面の表示例を示す図である。以下においては、光特性検出部3によって検出される特性が照度であることを想定する。
これらの図に示すように、電子機器1では、彩度調整部4が、あるフレーム期間において検出された特性に応じて、当該あるフレーム期間の次のフレーム期間において、彩度を調整することが好ましい。すなわち、彩度をフレーム単位にて調整することが好ましい。
例えば、光特性検出部3が1フレーム期間の途中(図8中、矢印12で示す)で光センサ5からの出力に基づき、照度を検出したとき、彩度調整部4がこの結果に基づいて彩度を調整してしまうと、図9の(a)に示す状態となる。
つまり、図8に示すタイミングAにて彩度を調整してしまうと、図9の(a)に示すように、彩度調整が反映されていない領域13と、彩度調整が反映されている領域14とに分かれて表示され得る。このように、1フレーム期間の途中のタイミングにて彩度調整を行なうと、画像の上下で彩度が異なる表示をすることがあり、画面のちらつきが起こる。
そこで、図8に示すタイミングB、すなわち、光特性検出部3が光特性を検出したフレーム期間の次のフレーム期間において彩度調整部4が彩度を調整することにより、図9の(b)に示すように、画面上の全ての表示領域15において均一に彩度が調整された画像を表示することができる。
なお、光特性検出部3は、検出した特性を、1フレーム期間に1回のみ彩度調整部4に出力することが好ましい。これにより、画面のちらつきを防ぐことがでできる。
(フレーム数に応じた段階的な彩度調整)
図10は、電子機器1における彩度を調整する際の別のタイミングを示す図であり、図11は、フレーム数に応じて段階的に彩度調整する様子を示す図である。
これらの図に示すように、電子機器1では、複数の連続したフレーム期間に渡って、彩度を段階的に調整することが好ましい。
例えば、図10に示すように、光センサ5が出力する光特性の変化を光特性検出部3が第nフレームの途中(図10中、矢印13で示す)検出したとき、検出した第nフレームに続く第n+1フレームにおいて最終目標とする彩度まで一度に調整すると、第nフレームから第n+1フレームに移る際に瞬間的に見栄えが変わることになる。その結果、人間の目には画面がちらついているように感じられる。
そこで、光センサ5から出力される光特性の変化の情報を光特性検出部3が検出した後、複数のフレーム期間に渡って段階的に彩度の値を調整していく。
例えば、光特性検出部3が光センサ5から出力される光の特性を検出したとき、すなわち第nフレームの画像を図11の(a)に示す。この表示状態から、次の第n+1フレームに移るときには、第nフレームにおける彩度よりも最終目標の彩度に近づくように調整する(図11の(b))。また、続く第n+2フレームに移るときには、第n+1フレームにおける彩度よりもさらに最終目標の彩度に近づくように調整する(図11の(c))。その後、第n+3フレームでは、最終目標の彩度となるように調整する(図11の(d))。これにより、ちらつきを抑えた表示をすることができる。
このような段階的な彩度調整は、彩度をより高い値に調整する際と、より低い値に調整する際とにおいて、互いに異なる数の連続したフレーム数に渡って、彩度を段階的に調整することがより好ましい。
これにより、彩度を強調するときと弱めるときで異なる速度で彩度を調整することができ、人間の目にちらつきを感じさせない。
また、表示部2として液晶パネルを用いた場合、表示部2の表面温度ごとに設定された数の、連続するフレーム期間において段階的に彩度を調整することがより好ましい。
つまり、液晶パネルでは、表面が高温になると応答特性が速くなり、低温になると遅くなるというように、液晶の応答特性が温度によって変化することが知られている。そのため、例えば、電子機器1が図示しない温度センサと、当該温度センサからの出力に基づき、表示部2の表面温度を検出する温度検出手段とを備えていれば、彩度調整の遷移時間を周囲温度に応じて変えることにより、液晶パネルを用いたとしても好ましい彩度で表示させることができる。
この場合、例えば、表示部2の表面が高温の場合には遷移時間を長くし、低温の場合は遷移時間を短くする、すなわち、高温の場合には、段階的に調整するフレームの数を増加させ、低温の場合には、段階的に調整するフレームの数を減少させる等により調整することがより好ましい。これにより、液晶パネルの応答特性に適した彩度調整を行なうことができる。
(光の照射状態に応じた彩度調整)
図12は、電子機器1における彩度を調整する際の別のタイミングを示す図である。図12に示すように、電子機器1では、光センサ5からの出力が一旦変化した後において、予め定められた基準の時間内に変化前の状態に戻った場合、彩度調整部4は彩度を調整しないことが好ましい。
例えば、図12の(a)に示すように、複数の連続するフレーム期間において、外光の照射状態が第nフレームでは「照射状態A」であり、第n+1フレームでは「照射状態B」であり、第n+2フレームでは再び「照射状態A」に戻る場合、この照射状態の変化に応じて調整すると、画面にちらつきが生じる。
そこで、第nフレームを基準としたとき、図12の(b)に示すように、一旦照射状態が変化した後において、予め定められた基準の時間内に変化前の状態、すなわち第nフレームと同じ照射状態に戻った場合、彩度調整部4は彩度を調整せず、これらの期間に渡って同じ調整状態を保つ。これにより、ちらつきを抑え、自然に彩度が変化していくように表示することができる。
基準の期間としては特に限定されるものではないが、例えば1フレーム期間であれば、さらに好ましい状態で表示することができる。
(表示領域ごとの彩度調整)
図13は、複数の表示領域ごとに異なる彩度調整を行なう様子を示す図である。図13に示すように、電子機器1では、彩度を調整する対象となる表示領域が、表示部2の表示画面における一部分であること、すなわち、表示画面が複数の表示領域を含んでいることが好ましい。この場合、光特性検出部3は、表示領域ごとに、表示領域に対応する光センサ5からの出力に基づき、表示領域における特性を検出し、彩度調整部4は、表示領域ごとに、表示領域における特性に応じて彩度を調整することがより好ましい。
例えば、図13の(a)に示すように、照射光の強度が異なる2つの外光が、画面の一部領域16,17をそれぞれ照射している場合、それぞれの領域16,17を照射している光の強度に合わせて、それぞれの領域16,17において異なる値を用いて彩度調整を行なう。すなわち、図13の(b)に示す領域19,20では、それぞれ異なる値で彩度を調整し、外光が照射されていない領域21では彩度を調整しない。その結果、図13の(c)に示すように画像が表示される。
このように、表示画面全体において一律、同じように彩度調整を行なうのではなく、各照射領域に対して最適な彩度調整量を設定することにより、さらに表示品位の劣化を防止することができる。
また、複数の表示領域のうちいずれかの表示領域における特性の値が、いずれかの表示領域に隣接する他の表示領域における特性と異なる場合、彩度調整部4は、いずれかの表示領域と他の表示領域との境界付近の彩度を、いずれかの表示領域における特性に応じた彩度の調整値と、他の表示領域における照度に応じた調整値との中間の調整値を用いて調整することがより好ましい。
図14は、複数の表示領域ごとに異なる彩度調整を行なう別の例を示す図である。
つまり、図14の(a)に示すように、照射光強度の異なる2つの外光が照射されている領域25,27が隣接していない場合には、それぞれの領域25,27に応じた彩度調整を行なう。
一方、図14の(b)に示すように、照射光強度の異なる2つの外光が照射されている領域28,30が隣接している場合、領域ごとに彩度調整を行なうと、その境目付近の領域29では急峻な彩度の変化になり、ちらつきが生じることがある。そのため、この境目付近の領域29では、領域28,30に対して調整する値の中間値を用いて彩度を調整することにより、急峻な変化を和らげ、図14の(c)に示すように全体の見栄えを損なうことなく、各領域の彩度を調整することができる。
なお、上述した実施形態においては、光センサ5が表示部2に備えられている例を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば図15に示すように、表示部2よりも外側の筺体額縁領域に配されていてもよい。図15は、電子機器1における光センサ5の別の配置例を示す図である。
また、図16に示すように、電子機器1が温度センサ52を備えている場合、光センサ5と同様に、表示部2の外側の筺体額縁領域に配されていればよい。図16は、電子機器1における温度センサ52の配置例を示す図である。
(プログラムおよび記録媒体)
最後に、電子機器1に含まれている各ブロックは、ハードウェアロジックによって構成すればよい。または、次のように、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
すなわち、電子機器1は、各機能を実現する制御プログラムの命令を実行するCPU、この制御プログラムを格納したROM(Read Only Memory)、上記制御プログラムを実行可能な形式に展開するRAM(Random Access Memory)、および、上記制御プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)を備えている。
この構成により、本発明の目的は、所定の記録媒体によっても、達成できる。この記録媒体は、上述した機能を実現するソフトウェアである電子機器1の制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録していればよい。電子機器1にこの記録媒体を供給する。これにより、コンピュータとしての電子機器1(またはCPUやMPU)が、供給された記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し、実行すればよい。
プログラムコードを電子機器1に供給する記録媒体は、特定の構造または種類のものに限定されない。すなわち、この記録媒体は、たとえば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系などとすることができる。
また、電子機器1を、通信ネットワークと接続可能に構成しても、本発明の目的を達成できる。この場合、上記のプログラムコードを、通信ネットワークを介して電子機器1に供給する。この通信ネットワークは、電子機器1にプログラムコードを供給できるものであればよく、特定の種類または形態に限定されない。たとえば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(Virtual Private Network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等であればよい。
この通信ネットワークを構成する伝送媒体も、プログラムコードを伝送可能な任意の媒体であればよく、特定の構成または種類のものに限定されない。たとえば、IEEE1394、USB(Universal Serial Bus)、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
また、本発明に係る電子機器では、上記彩度を調整する際に用いられる、互いに異なる複数の調整値を保持している保持手段をさらに備えており、上記彩度調整手段は、上記彩度を、上記複数の調整値のうち上記特性に応じたいずれかの調整値を用いて調整することが好ましい。また、上記特性は、上記光の照度であることが好ましい。
上記の構成によれば、本発明の電子機器は、互いに異なる複数の調整値を保持している保持手段をさらに備え、彩度調整手段は、保持手段が保持している複数の調整値のうち、検出した特性に応じたいずれかの調整値を用いて調整する。
例えば、外光の照射強度が強いとき、彩度が大きく劣化して、見栄えも色褪せた表示になることがある。この場合、単に彩度を強調させても、表示する画像が所望の彩度に至らないことがある。
そこで、彩度調整手段は、保持手段が保持している複数の調整値の中から、特性検出手段によって検出された特性に応じた調整値、すなわち、外光の照射量に応じた調整値を選択し、さらに彩度が強調されるように表示情報を調整する。これにより、所望の彩度を有する画像にすることができる。
また、本発明に係る電子機器では、上記彩度調整手段は、検出された上記照度がより高いほど、上記彩度の強調度合いをより高い値に調整することが好ましく、検出された上記照度がより低いほど、上記彩度の強調度合いをより低い値に調整することが好ましい。
上記の構成によれば、彩度調整手段は、検出された照度がより高いほど、彩度の強調度合いをより高い値に調整し、検出された照度がより低いほど、彩度の強調度合いをより低い値に調整する。つまり、外光の照射量が多い場合には、彩度の強調度合いの調整値を高くし、外光の照射量が少ない場合には、彩度の強調度合いの調整値を低くする。これにより、さらに見栄えよい表示をすることができる。
このように、複数段階に渡る彩度の強調度合いの調整値を保持し、光センサによって検出された光特性に応じたいずれかの調整値を用いて調整することにより、電子機器を使用するシチュエーションに応じて最適な画像調整をすることができる。
また、本発明に係る電子機器では、上記特性は、上記光の分光特性であることが好ましい。また、検出された上記分光特性に基づき、互いに異なる複数の色相のうち、上記彩度を調整する対象の色相を少なくとも1つ選択する色相選択手段をさらに備えており、上記彩度調整手段は、選択された少なくとも1つの上記色相の上記彩度を調整することが好ましい。
上記の構成によれば、電子機器において、検出される特性は分光特性であり、電子機器は、検出された分光特性に基づき、互いに異なる複数の色相のうち、彩度を調整する対象の色相を少なくとも1つ選択する色相選択手段をさらに備えている。
例えば、日中の外光の照射状態に対し、朝焼けまたは夕焼け等の赤成分が多い外光の照射を受けた状態では、画面の表示は彩度が落ちると共に、赤みを帯びる。この場合、彩度調整手段は、表示画面全体において、赤成分の彩度が下がるように調整するか、または赤以外の彩度が上がるように調整する。これにより、表示領域の全体的な色味のバランスが取れて、好ましい画像を表示することができる。
また、本発明に係る電子機器では、上記色相選択手段は、上記複数の色相のうち、予め定められた基準量よりも多い量の上記色相以外の上記色相を少なくとも1つ選択し、上記彩度調整手段は、選択された少なくとも1つの上記色相の上記彩度を調整することが好ましく、上記彩度調整手段は、選択された少なくとも1つの上記色相の上記彩度を、より高い値に調整することが好ましい。
上記の構成によれば、外光の分光特性に応じて、表示情報を好ましい彩度に調整し、表示品位を向上させることができる。
また、本発明に係る電子機器では、上記色相選択手段は、上記複数の色相のうち、予め定められた基準量よりも多い量の上記色相を少なくとも1つを選択し、上記彩度調整手段は、選択された少なくとも1つの上記色相の上記彩度を、より低い値に調整することが好ましい。
上記の構成によれば、外光の分光特性に応じて、表示情報を好ましい彩度に調整し、表示品位を向上させることができる。
また、本発明に係る電子機器では、予め定められた基準量よりも多い量の上記色相は、赤色、青色、緑色、黄色、水色、および紫色のうち少なくともいずれかであることが好ましい。
また、本発明に係る電子機器では、上記彩度調整手段は、あるフレーム期間において検出された上記特性に応じて、当該あるフレーム期間の次のフレーム期間において、上記彩度を調整することが好ましい。
また、本発明に係る電子機器では、上記特性検出手段は、検出した上記特性を、1フレーム期間に1回のみ、上記彩度調整手段に出力することが好ましい。
上記の構成によれば、本発明の電子機器では、彩度調整手段があるフレーム期間において検出された特性に応じて、当該あるフレーム期間の次のフレーム期間において、彩度を調整する。すなわち、彩度をフレーム単位にて調整する。
例えば、特性検出手段が1フレーム期間の途中で光センサからの出力に基づき、照度を検出したとき、彩度調整手段がこの結果に基づいて彩度を調整してしまうと、彩度調整が反映されていない領域と、彩度調整が反映されている領域とに分かれて表示され得る。このように、1フレーム期間の途中のタイミングにて彩度調整を行なうと、画像の上下で彩度が異なる表示をすることがあり、画面のちらつきが起こる。
そこで、特性検出手段が光特性を検出したフレーム期間の次のフレーム期間において彩度調整手段が彩度を調整することにより、画面上の全ての表示領域において均一に彩度が調整された画像を表示することができる。
さらに、光特性検出手段が、検出した特性を、1フレーム期間に1回のみ彩度調整手段に出力することにより、画面のちらつきを防ぐことがでできる。
また、本発明に係る電子機器では、上記彩度調整手段は、複数の連続したフレーム期間に渡って、上記彩度を段階的に調整することが好ましい。
例えば、光センサが出力する光特性の変化を特性検出手段があるフレームの途中検出したとき、検出したあるフレームに続くフレームにおいて最終目標とする彩度まで一度に調整すると、あるフレームから次のフレームに移る際に瞬間的に見栄えが変わることになる。その結果、人間の目には画面がちらついているように感じられる。
そこで、光センサから出力される光特性の変化の情報を特性検出手段が検出した後、複数のフレーム期間に渡って段階的に彩度の値を調整していくことにより、ちらつきを抑えた表示をすることができる。
また、本発明に係る電子機器では、上記彩度調整手段は、上記彩度をより高い値に調整する際と、より低い値に調整する際とにおいて、互いに異なる数の連続したフレーム数に渡って上記彩度を段階的に調整することが好ましい。
上記の構成によれば、彩度を強調するときと弱めるときで異なる速度で彩度を調整することができ、人間の目にちらつきを感じさせない。
また、本発明に係る電子機器では、温度センサと、上記温度センサからの出力に基づき、上記表示部の表面温度を検出する温度検出手段をさらに備えており、上記彩度調整手段は、検出された上記表面温度ごとに設定された数の、連続した上記フレーム期間に渡って上記彩度を調整することが好ましい。
上記の構成によれば、本発明の電子機器では、表示部の表面温度に応じて、複数の連続するフレーム期間において段階的に彩度を調整する。つまり、検出した表示部の表面温度がより高い場合とより低い場合とにおいて、それぞれ異なるフレーム数で段階的に彩度を調整する。
例えば、表示部として液晶パネルを用いた場合、表面が高温になると応答特性が速くなり、低温になると遅くなるというように、液晶の応答特性が温度によって変化する。そのため、電子機器が温度センサを備えていれば、彩度調整の遷移時間を周囲温度に応じて変えることにより、液晶パネルを用いたとしても好ましい彩度で表示させることができる。
また、本発明に係る電子機器では、上記彩度調整手段は、検出された上記表面温度がより低いほど、より多い数の連続した上記フレーム期間に渡って上記彩度を調整することが好ましい。
また、本発明に係る電子機器では、上記彩度調整手段は、検出された上記表面温度がより高いほど、より少ない数の連続した上記フレーム期間に渡って上記彩度を調整することが好ましい。
上記の構成によれば、電子機器では、表示部の表面が高温の場合には遷移時間を長くし、低温の場合は遷移時間を短くする。すなわち、高温の場合には、段階的に調整するフレームの数を増加させ、低温の場合には、段階的に調整するフレームの数を減少させる等により調整する。
これにより、液晶パネルを用いた場合であっても、応答特性に適した彩度調整を行なうことができる。
また、本発明に係る電子機器では、上記光センサからの出力が、一旦変化した後において、予め定められた基準の時間内に、変化前の状態に戻った場合、上記彩度調整手段は上記彩度を調整しないことが好ましい。
例えば、複数の連続するフレーム期間において、はじめのフレームにおける外光の照射状態が次のフレームで変化し、さらに次のフレームにおいてはじめのフレームと同じ外光の照射状態に戻った場合、この照射状態の変化に応じて彩度を調整すると、画面にちらつきが生じる。
そこで、はじめのフレームを基準としたとき、一旦照射状態が変化した後において、予め定められた基準の時間内に変化前の状態、すなわちはじめのフレームと同じ照射状態に戻った場合、彩度調整手段は彩度を調整せず、これらの期間に渡って同じ調整状態を保つ。これにより、ちらつきを抑え、自然に彩度が変化していくように表示することができる。
また、本発明に係る電子機器では、上記基準の時間は、1フレーム期間であることが好ましい。上記の構成によれば、さらに好ましい状態で表示することができる。
また、本発明に係る電子機器では、上記表示領域は、上記表示部の表示画面における一部分であることが好ましい。
また、上記表示画面は、複数の上記表示領域を含んでおり、上記特性検出手段は、上記表示領域ごとに、当該表示領域に対応する上記光センサからの上記出力に基づき、当該表示領域における上記特性を検出し、上記彩度調整手段は、上記表示領域ごとに、当該表示領域における上記特性に応じて上記彩度を調整することが好ましい。
上記の構成によれば、表示画面全体において一律、同じように彩度調整を行なうのではなく、各照射領域に対して最適な彩度調整量を設定することにより、さらに表示品位の劣化を防止することができる。
また、本発明に係る電子機器では、複数の表示領域のうちいずれかの表示領域における上記特性の値が、当該いずれかの表示領域に隣接する他の上記表示領域における上記特性と異なる場合、上記彩度調整手段は、当該いずれかの表示領域と当該他の表示領域との境界付近の上記彩度を、当該いずれかの表示領域における上記特性に応じた上記彩度の調整値と、当該他の表示領域における光の照度に応じた上記彩度の調整値との中間の上記調整値を用いて調整することが好ましい。
例えば、照射光強度の異なる2つの外光が照射されている領域が隣接している場合、領域ごとに彩度調整を行なうと、その境目付近の領域では急峻な彩度の変化になり、ちらつきが生じることがある。そのため、この境目付近の領域では、隣接する領域に対して調整する値の中間値を用いて彩度を調整することにより、急峻な変化を和らげ、全体の見栄えを損なうことなく、各領域の彩度を調整することができる。
また、本発明に係る電子機器では、互いに異なる位置に配置される複数の上記光センサを備えていることが好ましい。
上記の構成によれば、表示領域内の照射状態、例えば分布をより詳細に検知することができる。
また、本発明に係る電子機器では、複数の上記光センサが、上記表示部の画素内に配置されていることが好ましい。
上記の構成によれば、光センサは表示部の表示画面の画素内に配置されている。このように、画素内に光センサを配置することにより、外光が表示領域内のどの部位にどのような状態で照射されているのかを容易に検出することができる。
また、本発明に係る電子機器では、複数の上記光センサが、上記表示部における表示画面外の額縁領域に配置されていることが好ましい。
上記の構成によれば、表示部の額縁領域の互いに異なる位置に複数の光センサを配置することにより、表示領域内の照射状態、例えば分布をより詳細に検知することができる。
また、本発明に係る電子機器では、上記表示部は液晶パネルであることが好ましい。
上記の構成によれば、液晶パネルの応答特性に応じた好ましい彩度調整を行なうことができる。
また、本発明に係る電子機器では、上記特性に関わらず上記彩度を調整不可にする設定と、上記特性に関わらず上記彩度を調整可能にする設定と、上記特性に基づいて上記彩度調整手段が上記彩度を調整する設定とを切り換える設定切換手段とをさらに備えていることが好ましい。
なお、本発明に係る電子機器は、コンピュータによって実現してもよい。この場合、コンピュータを上記各手段として動作させることにより電子機器をコンピュータにおいて実現するプログラム、およびそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明は、携帯情報端末、携帯電話、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、パーソナルコンピュータまたはテレビ等の電子機器に適用することができる。
1 電子機器
2 表示部
3 光特性検出部(特性検出手段)
4 彩度調整部(彩度調整手段)
5 光センサ
6 調整値保持部(保持手段)
7 色相選択部(色相選択手段)
8 タイミングコントローラ

Claims (27)

  1. 光センサと表示部とを備えている電子機器であって、
    上記光センサからの出力に基づき、上記光センサに対応する表示領域に照射された光の特性を検出する特性検出手段と、
    検出された上記特性に基づき、上記表示領域に表示される表示情報の彩度を調整する彩度調整手段とを備え、
    上記彩度調整手段は、複数の連続したフレーム期間に渡って、上記彩度を段階的に調整し、
    上記電子機器は、
    温度センサと、
    上記温度センサからの出力に基づき、上記表示部の表面温度を検出する温度検出手段と、をさらに備えており、
    上記彩度調整手段は、検出された上記表面温度ごとに設定された数の、連続した上記フレーム期間に渡って上記彩度を調整することを特徴とする電子機器。
  2. 上記彩度を調整する際に用いられる、互いに異なる複数の調整値を保持している保持手段をさらに備えており、
    上記彩度調整手段は、上記彩度を、上記複数の調整値のうち上記特性に応じたいずれかの調整値を用いて調整することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 上記特性は、上記光の照度であることを特徴とする請求項1又は2に記載の電子機器。
  4. 上記彩度調整手段は、検出された上記照度がより高いほど、上記彩度の強調度合いをより高い値に調整することを特徴とする請求項3に記載の電子機器。
  5. 上記彩度調整手段は、検出された上記照度がより低いほど、上記彩度の強調度合いをより低い値に調整することを特徴とする請求項3に記載の電子機器。
  6. 上記特性は、上記光の分光特性であることを特徴とする請求項1又は2に記載の電子機器。
  7. 検出された上記分光特性に基づき、互いに異なる複数の色相のうち、上記彩度を調整する対象の色相を少なくとも1つ選択する色相選択手段をさらに備えており、
    上記彩度調整手段は、選択された少なくとも1つの上記色相の上記彩度を調整することを特徴とする請求項6に記載の電子機器。
  8. 上記色相選択手段は、上記複数の色相のうち、予め定められた基準量よりも多い量の上記色相以外の上記色相を少なくとも1つ選択し、
    上記彩度調整手段は、選択された少なくとも1つの上記色相の上記彩度を調整することを特徴とする請求項7に記載の電子機器。
  9. 上記彩度調整手段は、選択された少なくとも1つの上記色相の上記彩度を、より高い値に調整することを特徴とする請求項8に記載の電子機器。
  10. 上記色相選択手段は、上記複数の色相のうち、予め定められた基準量よりも多い量の上記色相を少なくとも1つを選択し、
    上記彩度調整手段は、選択された少なくとも1つの上記色相の上記彩度を、より低い値に調整することを特徴とする請求項7に記載の電子機器。
  11. 予め定められた基準量よりも多い量の上記色相は、赤色、青色、緑色、黄色、水色、および紫色のうち少なくともいずれかであることを特徴とする請求項8〜10のいずれか1項に記載の電子機器。
  12. 上記彩度調整手段は、あるフレーム期間において検出された上記特性に応じて、当該あるフレーム期間の次のフレーム期間において、上記彩度を調整することを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の電子機器。
  13. 上記彩度調整手段は、上記彩度をより高い値に調整する際と、より低い値に調整する際とにおいて、互いに異なる数の連続したフレーム数に渡って上記彩度を段階的に調整することを特徴とする請求項1〜12の何れか1項に記載の電子機器。
  14. 上記彩度調整手段は、検出された上記表面温度がより低いほど、より多い数の連続した上記フレーム期間に渡って上記彩度を調整することを特徴とする請求項1〜13の何れか1項に記載の電子機器。
  15. 上記彩度調整手段は、検出された上記表面温度がより高いほど、より少ない数の連続した上記フレーム期間に渡って上記彩度を調整することを特徴とする請求項1〜13の何れか1項に記載の電子機器。
  16. 上記表示領域は、上記表示部の表示画面における一部分であることを特徴とする請求項1〜15のいずれか1項に記載の電子機器。
  17. 上記表示画面は、複数の上記表示領域を含んでおり、
    上記特性検出手段は、上記表示領域ごとに、当該表示領域に対応する上記光センサからの上記出力に基づき、当該表示領域における上記特性を検出し、
    上記彩度調整手段は、上記表示領域ごとに、当該表示領域における上記特性に応じて上記彩度を調整することを特徴とする請求項16に記載の電子機器。
  18. 複数の表示領域のうちいずれかの表示領域における上記特性の値が、当該いずれかの表示領域に隣接する他の上記表示領域における上記特性と異なる場合、上記彩度調整手段は
    、当該いずれかの表示領域と当該他の表示領域との境界付近の上記彩度を、当該いずれかの表示領域における上記特性に応じた上記彩度の調整値と、当該他の表示領域における光の照度に応じた上記彩度の調整値との中間の上記調整値を用いて調整することを特徴とする請求項16に記載の電子機器。
  19. 互いに異なる位置に配置される複数の上記光センサを備えていることを特徴とする請求項1〜18のいずれか1項に記載の電子機器。
  20. 複数の上記光センサが、上記表示部の画素内に配置されていることを特徴とする請求項19に記載の電子機器。
  21. 複数の上記光センサが、上記表示部における表示画面外の額縁領域に配置されていることを特徴とする請求項19に記載の電子機器。
  22. 上記特性検出手段は、検出した上記特性を、1フレーム期間に1回のみ、上記彩度調整手段に出力することを特徴とする請求項1〜21のいずれか1項に記載の電子機器。
  23. 上記表示部は液晶パネルであることを特徴とする請求項1〜22のいずれか1項に記載の電子機器。
  24. 上記特性に関わらず上記彩度を調整不可にする設定と、上記特性に関わらず上記彩度を調整可能にする設定と、上記特性に基づいて上記彩度調整手段が上記彩度を調整する設定とを切り換える設定切換手段をさらに備えていることを特徴とする請求項1〜23のいずれか1項に記載の電子機器。
  25. 光センサと表示部と温度センサとを備えている電子機器の彩度調整方法であって、
    上記光センサからの出力に基づき、上記光センサに対応する表示領域における光の特性を検出する特性検出ステップと、
    検出された上記特性に基づき、上記表示領域における彩度を調整する彩度調整ステップとを含み、
    上記彩度調整ステップにおいて、複数の連続したフレーム期間に渡って、上記彩度を段階的に調整し、
    上記彩度調整方法は、上記温度センサからの出力に基づき、上記表示部の表面温度を検出する温度検出ステップをさらに含んでおり、
    上記彩度調整ステップにおいて、検出された上記表面温度ごとに設定された数の、連続した上記フレーム期間に渡って上記彩度を調整することを特徴とする電子機器の彩度調整方法。
  26. 請求項1から24のいずれか1項に記載の電子機器を動作させるプログラムであって、コンピュータを上記の各手段として機能させるためのプログラム。
  27. 請求項26に記載のプログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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