JP5489538B2 - 力覚センサ - Google Patents

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Description

本発明は、基部と、基部と連結された弾性支持部によって支持された作用部を有し、作用部に作用する外力及びモーメントの少なくとも一方を検出する力覚センサに関する。
外力を検出する力覚センサの方式として、歪みゲージ式(抵抗式)、静電容量式、光学式などが一般に知られており、歪みゲージを用いた方式(特許文献1)によるものが主流である。
一方、光学式の力覚センサには、光ディスクなどの情報記録再生装置に使用される光ピックアップのトラッキング制御及びフォーカス制御の技術を用いる方式(特許文献2)や、光源と4分割PD(フォトダイオード)を用いる方式(特許文献3)が知られている。
特開平10−274573号公報 特開2005−241353号公報 特開2005−98964号公報
ところで、力覚センサの主な用途として、産業用ロボットのアームやフィンガーなどに用いることが考えられる。このような産業用ロボットが行う作業に求められる精度は年々高まってきており、力覚センサとしてもより高精度、高感度な検出が可能なものが必要とされている。また、このような用途においては、ロボットのアームやフィンガーなどを高速に動作させるニーズがあるために、より高帯域の制御が必要とされる。その際、力覚センサの剛性を高めることが求められるが、一般に力覚センサの剛性を高めると検出感度は低くなる。
しかしながら、特許文献1乃至3に記載の力覚センサでは、外力等を算出するために必要な変位を検出する変位センサの分解能が低く、検出感度が十分ではないため、高剛性と高感度な検出とを両立させることは非常に困難である。
そこで、本発明は従来の力覚センサが持つ課題を鑑みてなされたものであり、高剛性と高感度な検出とを両立させることができる力覚センサを提供する。
上記課題を解決するために、本発明の力覚センサは、作用部に作用する外力及びモーメントの少なくとも一方を検出する検出部に作用部の変位を検出する光学式エンコーダを用い、光学式エンコーダで検出された変位に基づいて外力及びモーメントの少なくとも一方を検出するようにした。
つまり、本発明の力覚センサは、基部と、前記基部と連結された弾性支持部と、前記弾性支持部によって支持された作用部と、前記作用部に作用する外力及びモーメントの少なくとも一方を検出する検出部と、を有する力覚センサにおいて、
前記検出部は、前記基部または前記作用部の一方の所定面上に設けられている光源と、前記基部または前記作用部の他方に設けられている3つの回折格子と、前記所定面上に設けられ、前記3つの回折格子の各々に対応する3つの受光素子列群と、
前記3つの受光素子列群からの信号に基づいて前記作用部の前記基部に対する変位を算出し、前記変位に基づいて前記外力及びモーメントの少なくとも一方を算出する演算部と、
を備え、
前記3つの受光素子列群はそれぞれ、前記光源から射出され、前記3つの回折格子で回折した回折光による干渉像を受光し、互いに位相の異なる複数の信号を出力する受光素子列を有しており、
前記3つの受光素子列群に含まれる受光素子列の配列方向は、前記光源と前記受光素子列群を結ぶ直線に対して非平行であることを特徴としている。
本発明の力覚センサによると、受光素子列から出力される、変位に応じて位相が変化する正弦波(余弦波)状の信号に基づいて作用部の変位が算出されるため、より高感度な検出が可能になる。そのため、剛性を下げなくても十分な検出感度を得ることができ、高剛性と高感度な検出の両立が可能になる。
本発明における第一の実施形態の力覚センサを示す模式図。 単一の光源と単一の受光素子列及び反射型回折格子を用いた、変位センサの基本構成を示す模式図。 第一のアナログ信号、及び第二のアナログ信号を示す図。 第一のデジタル信号、及び第二のデジタル信号を示す図。 受光素子列と回折格子との距離(ギャップ)とアナログ信号の振幅値の関係を示す図。 第一のアナログ信号または第二のアナログ信号の振幅がVからV´へ変化する際のリサージュ曲線の一例を示す図。 受光素子列と回折格子との距離(ギャップ)と光源へ流れる電流値の関係を示す図。 受光素子列と回折格子との距離(ギャップ)とフーリエイメージのコントラストの関係を示す図。 受光素子列と回折格子との距離(ギャップ)とフーリエイメージのコントラストの関係におけるギャップに対するコントラストが単調減少する領域を拡大した図。 図1(e)の概略斜視図。 本発明における第二の実施形態の力覚センサを示す模式図。 単一の光源と2つの受光素子列用いた変位センサの基本構成を示す模式図。 本発明における第三の実施形態の力覚センサを示す模式図。 産業用ロボットにおけるピンセットハンドを示す模式図。
以下、本発明に関る実施形態について、図面を用いて説明する。
(第一の実施形態)
図1〜図10を用いて、本発明の第一の実施形態について説明する。なお、各図面で用いている座標軸(x軸、y軸、z軸)はいずれも共通するものとする。
図1(a)は、本発明の第一の実施形態に係る光学式力覚センサの概略斜視図である。本実施形態の力覚センサ1は、基部2と、基部2に対して相対的に移動可能な作用部3と、基部2と作用部3とを連結する弾性支持部4a〜4fと、作用部3に作用する外力及びモーメントの少なくとも一方を算出する演算部8を有する。基部2は、基部底部2aと基部側部2bにより構成されている。
そして、検出部は、光源5と、3つの受光素子列6a〜6c(PD:フォトダイオードアレイ)と、3つの回折格子(変位スケール)7a〜7cと、演算部8を有する。そして、光源5及び3つの受光素子列6a〜6cはz軸に直交する同一平面内(xy面内)に配置されており、いずれも基部2に配置されている。一方、3つの回折格子7a〜7cは、光源5、及び3つの受光素子列6a〜6cに対向してz軸に直交する面内に配置されており、いずれも作用部3に配置されている。なお、本実施形態では3つの受光素子列6a〜6cは、光源5を中心とした同一平面内の円周上に互いに120度の角をなすように配置された例を示している。
図1(b)は図1(a)の概略平面図を示す。図1(c)は図1(a)の基部側部2b及び、弾性支持部4d〜4f、演算部8を取り外した際の、概略斜視図である。図1(d)は図1(c)の概略平面図を示す。図1(e)は図1(c)における、作用部3及び弾性支持部4a〜4c、演算部8を取り外した概略平面図を示す。図1における弾性支持部4a〜4fに関して、弾性支持部4a〜4cは、図1におけるxyz座標系において、xyz各軸方向の弾性変形が可能な弾性部材を示し、弾性支持部4d〜4fは、コイルばね状の弾性支持部を示している。弾性支持部4a〜4fの構造は多種多様であり、弾性支持部に求められる機械的性質(剛性等)に応じて、弾性支持部の構造が選定される。
演算部8は、3つの受光素子列6a〜6cから出力される信号に基づいて、各回折格子7a〜7cの格子配列方向の作用部3の変位、または回折格子が形成される面に垂直な方向の作用部3の変位を算出する。そして、算出された変位に基づいて作用部に作用する外力及びモーメントの少なくとも一方を算出する。
次に、検出部が行う作用部の変位検出方法について説明するが、まず回折格子の格子配列方向への変位検出方法について説明する。
図2には図1に示されている光源、1つの受光素子列、回折格子に対応するものとして、光源14、受光素子列13、回折格子15を含む変位センサ11が示されている。図2(a)は光源14、受光素子列13及び回折格子15が1つずつ配置された変位センサの模式図の概略斜視図を示し、図2(b)はその概略右側面図を示す。
光源14は、点光源とみなせる発光中心より回折格子15を直接照射する。光源14から射出された光は回折格子15で反射され、反射した回折光によるフーリエイメージ(回折干渉像)は受光素子列13により受光される。光源14と受光素子列13が同一平面内にあり、回折格子15が反射型であるため、受光素子列13上で観測されるフーリエイメージの明暗の空間的周期は、回折格子15の配列ピッチの2倍となる。そのため、例えば、受光素子列13の配列ピッチを回折格子15の配列ピッチの2倍となるように設定することで、受光素子列13を用いて出力信号の振幅値を最大とすることが可能である。また、例えば受光素子列13が所定のピッチで等間隔に配列されている場合、空間的に離れた位置の受光素子の信号を得ることで、異なる位相を持つ複数の信号を得ることが可能である。
図2(c)は、図2(a)に示されている受光素子列13を拡大した概略平面図である。受光素子列13は、17a〜17dの隣接する4つの受光素子列を図のように5つ配列することによって形成され、空間的に離れた5つの同一受光素子の総和を用いて信号が出力される。図2(a)において、受光素子列13に対する反射型回折格子15の相対的な移動に伴い、反射型回折格子15のフーリエイメージは受光素子列上を受光素子の配列方向へ移動する。17a、17b、17c、17dの順にフーリエイメージが移動する場合、17b、17c、17dの各受光素子より得られる信号は、受光素子17aより得られる信号に対し、それぞれ90度、180度、270度の位相差を持つ信号となる。この場合、最大4つの位相の異なる信号を得ることが可能である。受光素子列13はフォトダイオードを直線状に配列したものであり、以上述べた原理に従うと、図3、図4に示されているような位相差を持つ複数の信号21〜24を出力することが可能である。
図3は、図2に示されている変位センサ11より出力されるアナログ信号の一例を示し、第一のアナログ信号21及び、第一のアナログ信号21に対して90度の位相差を持つ第二のアナログ信号22を示す。第一及び第二のアナログ信号21、22は正弦波、余弦波に近似するため、例えば両信号の値のアークタンジェントを求める等の方法により、1周期内の信号の位相を正確に算出(電気分割)することができる。そして算出した信号の位相と、カウントした第一あるいは第二のアナログ信号の波数とにより、受光素子列13に対する反射型回折格子15の相対変位を算出することができる。また、両信号の位相差を、例えば上述する90度など、180度以外の値に設定することにより、各受光素子列での変位量を符号付きで得ることが可能である。また、原点マークと原点マーク検出手段など原点検出機能を設けることにより絶対位置を検出するようにすることも可能である。
また、図4は図2に示されている変位センサ11より出力されるデジタル信号の一例を示し、図3に示されているアナログ信号をある閾値により2値化することにより得られる第一のデジタル信号23及び、第二のデジタル信号24を示す。上述する信号の波数をカウントする場合にはデジタル信号を用いて行う方が好ましい。
また、回折格子の格子ピッチ及び受光素子列の配列ピッチを小さくすることにより、分解能を高め、より精密な変位の検出が可能になる。
次に、回折格子が設けられている面に垂直な方向の変位検出方法について説明する。
第一の方法として、光源5へ流れる単位電流あたりの、光量変化により検出する方法がある。この方法は、受光素子列と回折格子の距離(ギャップ)の変化によらず、受光素子列で受光する総光量を一定とするように、光源で消費する電流値を制御するAPC(Auto Power Control)駆動の動作・非動作によって2つの方法がある。
APC駆動が非動作の場合、ギャップと、図3に示されているアナログ信号21、22の振幅値の関係は、図5に示されているようにギャップの増加に対し、振幅値は単調減少となる。アナログ信号振幅値の変化δVを検出することで、回折格子のz軸方向の変位δz(ギャップ変化)を検出することが可能である。アナログ振幅の検出方法の例として、リサージュ曲線を用いる方法がある。図6に示されている、第一のアナログ信号21と第二のアナログ信号22が90度の位相差を持つ場合、二つの信号21、22を用いて図6に示されているようなリサージュ曲線を得ることが出来る。リサージュ曲線の半径は信号振幅値を示すため、半径の変化(図6ではVからV´へ変化)を検出することにより、振幅値を得ることができる。
一方、APC駆動が動作している場合、光源へ流れる電流値はギャップの増加により、図7のように単調増加となる。この電流値の変化δiを検出することで、回折格子のz軸方向の変位δz(ギャップ変化)を検出することが可能である。
第二の方法として、発散光束照明下での三光束干渉によるフーリエイメージコントラストを利用する方法がある。一般に、フーリエイメージのコントラストが高くなれば、図2に示されている受光素子列13より出力されるアナログ信号の信号振幅値は増大し、フーリエイメージのコントラストが低くなれば、受光素子列13より出力されるアナログ信号の信号振幅値は減少する。つまり、フーリエイメージのコントラストに対し、アナログ信号の信号振幅値が一意的に定まるため、アナログ信号の信号振幅値の変化からフーリエイメージのコントラストの変化を検出することが可能である。一般に、発散光束照明下におけるフーリエイメージのコントラストの、ギャップに対する関係は図8に示されているように周期性を持つことが知られている。図8において、ギャップがゼロの状態から、次のコントラストが極大となるまでの周期Lは、次式で与えられる。
Figure 0005489538
ここで、Pは回折格子のピッチ、λは光源波長である。
変位センサのAPC駆動を動作させた状態において、受光素子列6a〜6cと反射型回折格子7a〜7cの間の距離(ギャップ)を変化させることにより、フーリエイメージのコントラストが低下すると、信号振幅も同時に減少する。すなわち、フーリエイメージのコントラストに対し、信号振幅値が一意的に定まる関係を利用する。図9に示されているように、ギャップ(距離)の増加に対し、フーリエイメージのコントラスト(信号振幅)が単調に減少する領域を用いると、アナログ信号振幅値の変化δVを検出することで、基準点からのz軸方向の変位δzを検出することが可能である。
次に、以上に説明した作用部の変位検出方法によって検出された変位を用いて、作用部に作用する外力及びモーメントを算出する方法について説明する。
第一の実施形態において、光源5と、配列方向が互いに異なる3つ以上の受光素子列6a〜6cが配置されている場合、以下の演算方法を基本として6軸の外力及び、モーメントを検出することが可能である。算出方法を説明する図として、図1(e)の概略斜視図である図10を用いる。図10では、光源の重心Oを原点し、xyz直交座標系を用いる。3つの受光素子列6a、6b、6cそれぞれの重心位置をA、B、Cと定め、∠AOB=∠BOC=∠COA=120°、OA=OB=OC=rの場合を考える。6a、6b、6c各々の受光素子列で検出される変位をそれぞれs、s、sとし、A、B、C各点におけるz軸方向の変位をそれぞれδz、δz、δzとする。また、作用部全体のx軸、y軸、z軸方向の各変位をそれぞれΔx、Δy、Δzとし、原点Oを中心とした作用部全体のx軸、y軸、z軸周りの各回転角をそれぞれθ、θ、θとする。
xy平面内で検出される3つの各受光素子列6a、6b、6cから得られる変位s、s、sを用いて、Δx、Δy、θは次式で表される。
Figure 0005489538
Figure 0005489538
Figure 0005489538
一方、3つの各受光素子列6a、6b、6cから得られるz軸方向の変位δz、δz、δzを用いて、Δz、θ、θは次式で表される。
Figure 0005489538
Figure 0005489538
Figure 0005489538
第一の実施形態において、6軸の外力及びモーメントの検出を可能とするためには、A、B、C各点におけるz軸方向の変位δz、δz、δzをそれぞれ独立に検出する必要がある。従って、受光素子列の垂直方向の変位を検出する方法について、前述した第一の方法である光源へ流れる電流で規格化された光量変化を用いる場合、次の注意が必要である。APC駆動が動作時の光源へ流れる電流値の変化δiを検出する方法を用いる際は、3つの受光素子列6a、6b、6c各々に対応する3つの光源を設ける必要がある。
以上、6軸の変位Δx、Δy、Δz、θ、θ、θをもとに、x軸、y軸、z軸方向に働く各外力F、F、F及び、x軸、y軸、z軸周りの各モーメントM、M、Mは、例えば次のように算出される。
Figure 0005489538
Figure 0005489538
Figure 0005489538
Figure 0005489538
Figure 0005489538
Figure 0005489538
ここで、K、K、Kは各軸のばね定数、G、G、Gは各軸のせん断弾性率、Ipx、Ipy、Ipzは各軸の断面二次極モーメントである。なお、ここで示す外力及びモーメントを算出する方法は一例である。この算出方法は、各軸方向に働く外力と変位の間にフックの法則が成り立ち、x軸、y軸、z軸の各軸周りのねじれθ、θ、θを原点Oを中心としたx軸、y軸、z軸の各軸周りの比ねじれ角とみなすことができる場合の算出方法である。
このように、各軸のばね定数、せん断弾性率、断面二次極モーメントを予め求めておく、あるいは算出することにより、これらの定数と算出された各軸の変位に基づいて各軸に作用する外力及び各軸周りのモーメントを算出することができる。
以上に説明するように、本実施形態の力覚センサは、光学式エンコーダの原理を用いて電気分割により高精度に作用部の変位を算出し、その変位に基づいて作用部に作用する外力及びモーメントの少なくとも一方を算出する。そのため、力覚センサの剛性が高くてもより高感度な外力等の検出を行うことができる。また、光学式エンコーダの原理を用いているため、光源から射出される光の波長変動などの外乱による影響も少なく、安定した検出が可能である。
また、本実施形態では、複数の受光素子列及び複数の回折格子をそれぞれ平面的に配置しており、さらに受光素子列及び回折格子はいずれも平板状の部材として構成できるため、力覚センサを薄型化する効果もある。
なお、特許文献1のように歪みゲージを用いた方式では、多くの歪みゲージを手作業によって貼り付けることで製造されるのが一般的である。手作業により歪みゲージの貼り付けを行うことが一般的であることから、力覚センサの小型化には限界がある。そのため、より精密な作業を行うロボットのフィンガーなどへの応用は難しい。さらに、多くの歪みゲージを貼り付けた後の配線作業も困難であることが多く、製造工程の多さからコストも増大してしまう。また、歪みゲージの貼り付け枚数の多さから、複雑なキャリブレーション手段が必要となることも課題の一つである。
これに対して、本発明の力覚センサは、抵抗式センサにおける歪みゲージのように貼り付け作業、貼り付け後の配線作業が不要であり、力覚センサの小型化、製造コストにおいて優れている。
また、特許文献2のように光ピックアップ原理を用いた方式では、集光用のレンズとそのフォーカス駆動機構が必要であり、変位センサ自身の小型化及びアライメントが困難となるため、より精密な作業を行うロボットのフィンガーなどへの応用は難しい。さらに、構成部品の多さは、製造過程における工程数を増大させ、コスト上昇へ繋がる懸念がある。
これに対して、本発明の力覚センサは、光ピックアップ原理を用いた光学式センサと異なり、集光用レンズとそのフォーカス駆動機構が不要であり、力覚センサの小型化、製造コストにおいて優れている。
また、特許文献3のように光軸の面内変位を4分割PDによる位置検出で行う方式では、高感度化のためには、光源より射出されるビームのスポット径を小さくすることが求められる。しかしながら、スポット径を小さくするほど、スポットの中心をPD中心と位置合わせすることが困難となる。
これに対して、本発明の力覚センサは、4分割PDを用いた光学式センサに比べて、同様の感度で検出する場合、光源から射出される光の照射位置の許容範囲が広いため、製造がより容易になる。
(第二の実施形態)
図11及び図12を用いて、本発明の第二の実施形態について説明する。本実施形態については第一の実施形態とは異なる点を中心に説明し、同様の点については説明を省略する。なお、各図面で用いている座標軸(x軸、y軸、z軸)はいずれも共通するものとする。
図11(a)は、本発明の第二の実施形態に係る光学式力覚センサの概略斜視図であり、図11(b)はその概略平面図である。図11(a)、(b)において、31は第二の実施形態を表した光学式力覚センサ、32は基部、32aは基部底部、32bは基部側部、33は作用部、34は弾性支持部を示す。図11の弾性支持部34は、ここでは基部32と作用部33を連結しており、基部32に対し、作用部33は相対的に三次元的に変位可能である。なお、本実施の形態における弾性支持部34は、1つの部材であり、光源35a〜35cや受光素子列36a〜36fの周りを囲うように形成されている。また、本実施形態においても第一の実施形態と同様に演算部(不図示)を有している。
図11(c)は、図11(a)の反射型回折格子37a〜37fを備えた作用部33を非表示とした概略斜視図であり、図11(d)はその概略平面図である。図11(c)、図11(d)において、35a〜35cは光源を示し、36a、36bは光源35aに対する受光素子列、36c、36dは光源35bに対する受光素子列、36e、36fは光源35cに対する受光素子列を表す。光源35a、35b、35cの発光点は、それぞれ受光素子列36a−36b、36c−36d、36e−36fと同一平面上に形成されている例を示す。ここでは、3つの受光素子列の組み合わせ36a−36b、36c−36d、36e−36fに対し、それぞれ光源を設けた例を示したが、光ファイバーなどの構成要素を用いて、単一の光源に対し3つの発光点を形成してもよい。また図11(e)は、反射型回折格子37a〜37fを備えた作用部33について表示した概略斜視図であり、図11(f)はその概略平面図である。
次に、図12に示されている変位センサの基本構成要素を用いて、作用部の変位検出方法について説明する。
図12では、光源35aの重心Oを原点とした、xyz直交座標系を用いる。2つの受光素子列36a、36b、それぞれの重心位置をA、Bと定める。各々の受光素子列36a、36bで検出される変位をそれぞれs、s、作用部全体のx軸、y軸、z軸方向の各変位をそれぞれΔx、Δy、Δz、原点を中心とした作用部全体のx軸、y軸、z軸周りの各回転角をそれぞれθ、θ、θとする。
二つの受光素子列36a、36bで検出される変位s、sを用いて、Δx、θは以下のように表される。
Figure 0005489538
Figure 0005489538
なお、ここではΔx、θの算出方法のみについて記載したが、Δy、θ及び、Δz、θの算出方法についても同様である。
このように、第二の実施形態は、図12に示されている変位センサ(反射型回折格子37a、37bは非表示)を独立な(非平行な)3つの平面上で1つずつ用いた、6軸検出力覚センサの一例を示してある。この方法を用いれば、回折格子の格子配列方向の変位のみを検出しているため、6軸Δx、Δy、Δz、θ、θ、θの検出感度をほぼ同等に得ることが可能である。なお、受光素子列より出力される各変位を用いた外力及びモーメントの算出方法については、第一の実施形態に記載した方法に従う。
なお、第一の実施形態で示した、回折格子面に垂直な方向の変位検出方法を用いると、以下に示すように、Δz、θの変位検出も検出可能である。36a、36b各々の受光素子列重心A、B各点におけるz軸方向の変位をそれぞれδz、δzとすると、Δz、θはδz、δzを用いて以下のように表される。
Figure 0005489538
Figure 0005489538
上記の方法を用いれば、図12に示されている構成、つまり1つの光源と平行に配列された2つの受光素子列からなる構成で最大Δx、θ、Δz、θの4軸の検出が可能である。
このように、本発明においては、図11に示されている形態だけでなく、必要な検出軸数及び、検出感度に応じ、構成要素を適宜変更することが可能である。
また、本実施形態の力覚センサについても、第一の実施形態の力覚センサと同様に特許文献1乃至3に対する優位性を有している。
(第三の実施形態)
図13を用いて、本発明の第三の実施形態について説明する。本実施形態については第一及び第二の実施形態とは異なる点を中心に説明し、同様の点については説明を省略する。なお、各図面で用いている座標軸(x軸、y軸、z軸)はいずれも共通するものとする。
図13(a)は、本発明の第三の実施形態に係る光学式力覚センサ51の概略斜視図であり、図13(b)はその概略平面図である。図13(a)、図13(b)において、52は基部、52aは基部底部、52bは基部側部、53は作用部、54は弾性支持部を示している。図13に示されている弾性支持部54は、ここでは基部52と作用部53を連結しており、基部52に対し、作用部53は相対的に三次元的に変位可能である。なお、本実施の形態における弾性支持部54は、1つの部材であり、光源55や受光素子列56a〜56fの周りを囲うように形成されている。また、本実施形態においても第一の実施形態と同様に演算部(不図示)を有している。
図13(c)は、図13(a)の反射型回折格子57a〜57fを備えた作用部53、基部側部52bを非表示とした概略斜視図であり、図13(d)はその概略平面図、図13(e)はその概略右側面図である。また、図13(f)は、反射型回折格子57a〜57fを備えた作用部53を示す概略斜視図であり、図13(g)はその概略平面図、図13(h)はその概略右側面図である。
図13に示されている本発明の第三の実施形態は、光源55とその周りに6個の受光素子列56a〜56fを配列したものである。6個の受光素子列56a〜56fのうち、受光素子列56a〜56cは光源の発光面と同一平面上に配置されている。一方、他の受光素子列56d〜56fは、図13(e)に示されているように、光源55の発光面と0度以上90度未満の角φをなすように、受光素子列56d〜56fの重心D、E、Fが原点Oを含む発光面と同一平面となるように配置されている。また、図13(f)に示されている作用部53には、基部52に配置された6個の受光素子列56a〜56fと平行に、6つの反射型回折格子57a〜57fがそれぞれ設けられている。
図13に示した第三の実施形態は一例であり、それぞれの受光素子列56a〜56fに光源が各々設けられていてもよいし、発光面に対して傾斜角をもって配置された3個の受光素子列56d〜56fの傾斜角がそれぞれ異なっていてもよい。
次に、図13に示されている変位センサを用いた作用部の変位検出方法について説明する。
図13(c)では、光源55の発光点(重心)Oを原点とし、xyz直交座標系を用いる。6つの受光素子列56a、56b、56c、56d、56e、56fそれぞれの重心位置をA、B、C、D、E、Fとする。そして、∠AOB=∠BOC=∠COA=120°、∠DOE=∠EOF=∠FOD=120°、OA=OB=OC=OD=OE=OF=rの場合を考える。各々の受光素子列56a、56b、56c、56d、56e、56fで検出される変位をそれぞれs、s、s、s、s、sとする。また、作用部のx軸、y軸、z軸方向の各変位をそれぞれΔx、Δy、Δz、原点を中心としたx軸、y軸、z軸周りの各回転角をそれぞれθ、θ、θとする。
xy平面内で検出される3つの各受光素子列56a、56b、56cから得られる変位s、s、sを用いて、Δx、Δy、θは次式で表される。
Figure 0005489538
Figure 0005489538
Figure 0005489538
点D、E、Fにおけるz軸方向の各変位をそれぞれδz、δz、δzとすると、δz、δz、δzと、3つの各受光素子列56d、56e、56fから得られる変位s、s、sとの関係は以下のように表される。
Figure 0005489538
従って、3つの各受光素子列56d、56e、56fから得られる変位s、s、sを用いて、Δz、θ、θは次式で表される。
Figure 0005489538
Figure 0005489538
Figure 0005489538
このように第三の実施形態によれば、受光素子列と平行な変位により、外力及びモーメントを算出するので、6軸の検出感度をほぼ同等に得ることが可能である。また、三次元実装技術などを適用することで、さらなる力覚センサの小型化及び、アライメントの容易化が期待できる。なお、受光素子列より出力される各変位を用いた外力及びモーメントの算出方法については、第一の実施形態に記載した方法に従う。
また、本実施形態の力覚センサについても、第一の実施形態の力覚センサと同様に特許文献1乃至3に対する優位性を有している。
以上、本発明の力覚センサの実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
例えば、上述の実施形態では、光源の数が受光素子アレイの数よりも少なく、1つの光源を複数の変位センサで共用することにより小型化を図っているが、各変位センサにそれぞれ光源を設けてもよい。
例えば、上述の実施形態では、3つあるいは6つの受光素子列が設けられているが、受光素子の数は検出する軸数に応じて適宜変更してもよい。
例えば、上述の実施形態では、各受光素子列及び回折格子は、xy面内における力覚センサの中心に対して120度回転させると同様の配置になるように構成されているが、この構成に限られるものではない。第一、第三の実施形態においては、各受光素子列の配列方向は互いに異なっていればよく、また各回折格子の格子配列方向についても異なっていればよい。第二の実施形態においては、2つの受光素子列と1つの光源がそれぞれ配置されている3つの面が平行でなければよい。
例えば、上述の実施形態では、基部に光源が設けられ、作用部に回折格子が設けられているが、基部に回折格子が設けられ、作用部に光源が設けられていてもよい。つまり、基部と作用部の一方に光源が設けられ、他方に回折格子が設けられていればよい。受光素子列は、光源と共に基部または作用部に設けられていてもよいし、例えば回折格子が透過型の場合等には、基部、作用部とは異なる部材に設けられていてもよい。
例えば、上述の実施形態では、回折格子と受光素子列とが平行に向き合っているが、プリズムや反射部材等の光束を折り曲げる部材を設けることにより、平行に向き合わないようにしてもよい。例えば、第一の実施の形態のように同一平面(xy平面)内に複数の受光素子列を設けつつ、その平面に垂直な方向(z軸方向)の変位をエンコーダの原理により検出するために、一部の回折格子の格子配列方向がz軸方向になるように配置してもよい。
例えば、回折格子は、樹脂成型技術を用いて基部又は作用部と一体で形成してもよいし、基部又は作用部へ別の構成要素として取り付けてもよい。
例えば、上述の実施形態では、ばね構造を持つ弾性部材あるいは樹脂やゴム等の弾性体が弾性支持部に用いられているが、弾性支持部に求められる機械的性質に応じて、弾性支持部の構造を選定すればよい。第二あるいは第三の実施形態のように、光源、受光素子列、回折格子の周りに一体となった弾性支持部が形成され、基部、作用部、弾性支持部によって光源、受光素子列、回折格子を封止されることにより、封止された部材を外部環境から保護することができる。この場合、光源や、受光素子列の上に別途保護部材を形成する必要が無いため、保護部材の界面で反射するゴースト光の影響を回避することもできる。
また、本発明は、以上に説明した力覚センサを用いて産業ロボットを構成することもできる。この場合、図14に示す産業用ロボット100は、力覚センサ61の他に、ロボットアーム(被駆動部)62及び、その駆動部63と、力覚センサ61で検出された外力及びモーメントの少なくとも一方に基づいて駆動部63の駆動を制御する制御部64と、を有する。力覚センサ61は、ロボットアーム62全体に加わる力及び、モーメントを検出する。また、図14に示すように、力覚センサ61の先端部(作用部または基部)に小さな物体の把持が可能なピンセットハンド72と、その駆動部73、ピンセットハンド全体に加わる力及びモーメントを検出する力覚センサ71、力覚センサ71で検出された外力及びモーメントの少なくとも一方に基づいて駆動部73の駆動を制御する制御部74、を有していても良い。本発明の産業用ロボットは、高感度かつ高剛性の力覚センサを用いることにより、より高精度、高速な駆動を実現できる。
1 力覚センサ
2 基部
3 作用部
4a〜4f 弾性支持部
5,14 光源
6a〜6c,13 受光素子列
7a〜7c,15 回折格子
8 演算部
17a〜17d 受光素子
21 第一のアナログ信号
22 第二のアナログ信号
23 第一のデジタル信号
24 第二のデジタル信号

Claims (6)

  1. 基部と、前記基部と連結された弾性支持部と、前記弾性支持部によって支持された作用部と、前記作用部に作用する外力及びモーメントの少なくとも一方を検出する検出部と、を有する力覚センサにおいて、
    前記検出部は、
    前記基部または前記作用部の一方に設けられている光源と、
    前記基部または前記作用部の他方に設けられている回折格子と、
    前記光源から射出され、前記回折格子で回折した回折光による干渉像を受光し、互いに位相の異なる複数の信号を出力する受光素子列と、
    前記複数の信号に基づいて前記作用部の前記基部に対する変位を算出し、前記変位に基づいて前記外力及びモーメントの少なくとも一方を算出する演算部と、
    を備え、
    前記演算部は、前記受光素子列が設けられている面に垂直な方向の移動に伴う前記干渉像のコントラストの変化に基づいて前記作用部の前記垂直な方向の変位を算出し、前記垂直な方向の変位に基づいて前記作用部の前記垂直な方向に作用する外力を算出することを特徴とする力覚センサ。
  2. 基部と、前記基部と連結された弾性支持部と、前記弾性支持部によって支持された作用部と、前記作用部に作用する外力及びモーメントの少なくとも一方を検出する検出部と、を有する力覚センサにおいて、
    前記検出部は、
    前記基部または前記作用部の一方の所定面上に設けられている光源と、
    前記基部または前記作用部の他方に設けられている3つの回折格子と、
    前記所定面上に設けられ、前記3つの回折格子の各々に対応する3つの受光素子列群と、
    前記3つの受光素子列群からの信号に基づいて前記作用部の前記基部に対する変位を算出し、前記変位に基づいて前記外力及びモーメントの少なくとも一方を算出する演算部と、
    を備え、
    前記3つの受光素子列群はそれぞれ、前記光源から射出され、前記3つの回折格子で回折した回折光による干渉像を受光し、互いに位相の異なる複数の信号を出力する受光素子列を有しており、
    前記3つの受光素子列群に含まれる受光素子列の配列方向は、前記光源と前記受光素子列群を結ぶ直線に対して非平行である
    ことを特徴とする力覚センサ。
  3. 前記3つの受光素子列群に含まれる受光素子列の配列方向は、前記光源を中心とする円の円周方向と一致する、ことを特徴とする請求項2に記載の力覚センサ。
  4. 前記演算部は、前記受光素子列が設けられている面に垂直な方向の移動に伴う前記受光素子列で受光する光量の変化に基づいて前記作用部の前記垂直な方向の変位を算出し、前記垂直な方向の変位に基づいて前記作用部の前記垂直な方向に作用する外力を算出することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の力覚センサ。
  5. 前記演算部は、前記受光素子列が設けられている面に垂直な方向の移動に伴う前記干渉像のコントラストの変化に基づいて前記作用部の前記垂直な方向の変位を算出し、前記垂直な方向の変位に基づいて前記作用部の前記垂直な方向に作用する外力を算出することを特徴とする請求項2又は3に記載の力覚センサ。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の力覚センサと、
    前記作用部に設けられている被駆動部と、
    前記被駆動部を駆動するための駆動部と、
    前記力覚センサで検出された外力及びモーメントの少なくとも一方に基づいて前記駆動部の駆動を制御する制御部と、を有することを特徴とする産業用ロボット。
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