JP5489527B2 - 撮像装置及びその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、撮像装置におけるノイズの補正に関し、特に縞状ノイズの補正に関する。
近年、デジタル一眼レフカメラやビデオカメラにCMOS撮像素子が多く使用されている。このCMOS撮像素子に関しては、多画素化、高速撮像化、高ISO化(高感度化)が要求されている。
多画素化により、画素サイズが縮小傾向にあるが、これは1画素で蓄積できる電荷が少なくなることを意味する。一方、高ISO化に対応するために、得られた電荷に対してより大きなゲインをかける必要がある。ゲインをかけると本来の光信号分はもちろん増幅されるが、回路等で発生するノイズも増幅されてしまうため、高ISOの画像は低ISOの画像よりもランダムノイズが大きくなる。
また、高速撮像を実現する方法の一つとして撮像素子の出力経路を複数設けて複数画素の読み出しを同時に行う多チャネル化がある。しかし、出力経路によってノイズ量にバラつきがあるため、CH毎(チャンネル毎)にノイズ量が異なるといった問題もある。
以下にCMOS撮像素子の構成とノイズの発生原因について説明する。図9にCMOS撮像素子の全体レイアウトを示す。図9に示すように、CMOS撮像素子は、開口画素(有効画素)を有する開口画素領域(有効画素領域)903と、遮光画素(基準画素)を有する垂直オプティカルブラック領域(VOB、第1の基準画素領域)902及び水平オプティカルブラック領域(HOB、第2の基準画素領域)901とを有する。HOB901は、開口画素領域903の水平方向の先頭(左側)に隣接して設けられ、光が入射しないように遮光された領域である。また、VOB902は、開口画素領域903の垂直方向の先頭(上側)に隣接して設けられ、光が入射しないように遮光された領域である。開口画素領域903及びオプティカルブラック領域901と902は同じ構造を有し、開口画素領域903は遮光されず、オプティカルブラック領域901、902は遮光されている。以下、各オプティカルブラック領域の画素をOB画素と呼ぶ。通常、OB画素は信号レベルの基準信号、すなわち黒基準信号を得るために用いられる。そして、である。開口画素領域903の開口画素は、入射光に応じて発生した電荷を蓄積して出力する。
図10にCMOS撮像素子の単位画素(1画素分)の回路の一例を示す。フォトダイオード(以下PDと称する)1001は、撮影レンズによって結像された光学像を受けて電荷を発生し蓄積する。1002は転送スイッチでありMOSトランジスタで構成されている。1004はフローティングディフュージョン(以下FDと称する)である。PD1001で蓄積された電荷は転送MOSトランジスタ1002を介してFD1004に転送されて電荷が電圧に変換され、ソースフォロワアンプ1005から出力される。1006は選択スイッチであり、一行分の画素信号を一括して垂直出力線1007に出力する。1003はリセットスイッチであり、FD1004の電位、及び転送スイッチ1002を介してPD1001の電位を電源VDDでリセットする。
図11は、CMOS撮像素子の構成例を示すブロック図である。なお、図11は3×3画素の構成で示してあるが、通常は数百万、数千万と多画素である。垂直シフトレジスタ1101は、行選択線Pres1、Ptx1、Psel1等の信号を画素領域1108に出力する。画素領域1108は、図9の構成を有し、複数の画素セルPixelを有する。各画素セルPixelは、偶数列と奇数列で各々CH1、CH2の垂直信号線に画素信号を出力する。電流源1107は、各垂直信号線に負荷として接続される。読み出し回路1102は、垂直信号線上の画素信号が入力され、画素信号をnチャネルMOSトランジスタ1103を介して差動増幅器1105に出力し、ノイズ信号をnチャネルMOSトランジスタ1104を介して差動増幅器1105に出力する。水平シフトレジスタ1106は、トランジスタ1103及び1104のオン/オフを制御し、差動増幅器1105は、画素信号とノイズ信号との差分を出力する。なお、図11では出力経路はCH1とCH2の2チャネル構成であるが、出力経路を増やすことにより、高速処理が可能となる。例えば、出力経路を撮像素子構成の上下にそれぞれ4つ、計8つ設ければ一度に8画素処理することができる。
上記で説明した差動増幅器を用いることにより、CMOS撮像素子固有のノイズを除去して出力信号を得ることはできる。しかし、CH1とCH2の出力アンプの特性にばらつきがあると列ごとにほぼ一様のレベル差が発生する。これを垂直方向のパターンノイズと呼ぶ。
一方、各画素の電源やGNDは共通である。読み出し動作中に電源やGNDが変動すると、その際に読み出されていた画素はほぼ一様のレベル差が生じる。通常、撮像素子の読み出しは画面左上から1行ずつ左から右へと読み出される。電源やGNDの変動によって発生した、レベル差はほぼ行ごとのレベル差となって現れる。これを水平方向のパターンノイズと呼ぶ。
上記で説明したように、CMOS撮像素子の構造に起因して縞状のノイズが発生するという課題があり、スペックの向上を図るほどこの縞状のノイズが目立つ傾向にある。垂直方向のパターンノイズは出力アンプ特性によって決まる固有のパターンノイズであるため、出力アンプごとのばらつき補正により補正可能である。一方、水平方向のパターンノイズについては、電源やGNDの変動がランダムであれば、パターンノイズもランダムになる。
このようなランダムなパターンノイズを補正する手法として、特許文献1には、OB画素の画素信号のライン平均の値を算出し、その行の開口画素の画素信号からライン平均値を減算する方法が開示されている。
ところで、ランダムノイズが多い画像中においては、縞状ノイズを補正するための補正値を算出するのが困難である。このことは特許文献1や特許文献2などでも指摘されている。特許文献2によれば、縞状ノイズをランダムノイズの1/8から1/10に低減すれば、縞状ノイズはランダムノイズに埋もれて見えにくくなる。そこで、特許文献2ではランダムノイズを付加することにより、ノイズを緩和する方法が開示されている。
特開平7−67038号公報 特開2005−167918号公報
しかしながら、OB画素の画素信号のライン平均値を減算する補正方法では、補正残りや過補正により縞状ノイズを発生させてしまうなど、補正が不十分となることがしばしば発生する。この現象は高ISOでの撮影時といったランダムノイズを多く含む画像で多く見受けられる。ランダムノイズが多い画像ほど、正しい補正値を求めるには多くのOB画素を必要とする。また、前述の特許文献2に記された通り、ランダムノイズの値の1/8から1/10以下であれば縞状ノイズが見えにくくなるとしても、縞状ノイズが見えなくなる補正値を算出するには1行あたり約400画素以上のOB画素が必要という計算になる。しかし、CMOS撮像素子のレイアウトとして、OB画素に400列以上割り当てるのは多画素化、高速撮影の要求に対して現実的とはいえない。
本発明は上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、基準画素が少ない場合でも、効果的に横縞状ノイズを補正できるようにすることである。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る撮像装置は、被写体像を光電変換する有効画素からなる有効画素領域と、基準となる画素信号を出力する基準画素からなる基準画素領域とを有する撮像素子と、前記基準画素領域から出力される画素信号の標準偏差を算出する第1の算出手段と、前記基準画素領域から出力される画素信号の行毎の積分値を算出する第2の算出手段と、前記第2の算出手段により算出された行毎の積分値の平均値を算出し、算出した平均値から所定の黒基準レベルを減算した結果に対して補正係数を乗じることにより行毎の補正値を算出する第3の算出手段と、前記第3の算出手段により算出された行毎の補正値を用いて前記有効画素領域から出力される画素信号を行毎に補正する補正手段と、を備え、前記補正係数は、前記第1の算出手段により算出される前記基準画素領域から出力される画素信号の標準偏差に基づいて決定されることを特徴とする。
また、本発明に係る撮像装置の制御方法は、被写体像を光電変換する有効画素からなる有効画素領域と、基準となる画素信号を出力する基準画素からなる基準画素領域とを有する撮像素子を備える撮像装置の制御方法であって、前記基準画素領域から出力される画素信号の標準偏差を算出する第1の算出工程と、前記基準画素領域から出力される画素信号の行毎の積分値を算出する第2の算出工程と、前記第2の算出工程により算出された行毎の積分値の平均値を算出し、算出した平均値から所定の黒基準レベルを減算した結果に対して補正係数を乗じることにより行毎の補正値を算出する第3の算出工程と、前記第3の算出工程により算出された行毎の補正値を用いて前記有効画素領域から出力される画素信号を行毎に補正する補正工程と、を備え、前記補正係数は、前記第1の算出工程により算出される前記基準画素領域から出力される画素信号の標準偏差に基づいて決定されることを特徴とする。
本発明によれば、基準画素が少ない場合でも、効果的に横縞状ノイズを補正することが可能となる。
本発明の第1の実施形態に係わる撮像装置の構成を示す全体ブロック図である。 CMOS撮像素子の断面図である。 図5に示した読み出し回路のブロック1列分の回路例を示す図である。 CMOS撮像素子の動作例を示すタイミングチャートである。 撮像装置によって得られた画像の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態の横縞状ノイズの補正処理のフローチャートである。 本発明の第2の実施形態の横縞状ノイズの補正処理のフローチャートである。 本発明の第3の実施形態の横縞状ノイズの補正処理のフローチャートである。 CMOS撮像素子の全体レイアウトを示す図である。 CMOS撮像素子の単位画素(1画素分)の回路の一例を示す図である。 CMOS撮像素子の構成例を示すブロック図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係わる撮像装置の構成を示す全体ブロック図である。図1において、撮像素子101は、CMOS撮像素子であり、不図示の撮影レンズで結像された被写体像を光電変換する。AFE102は、アナログフロントエンド(Analog Front End)であり、撮像素子101からの信号の増幅や黒レベルの調整(OBクランプ)などを行う信号処理回路である。タイミング発生回路110からOBクランプタイミングやOBクランプ目標レベルなどを受け取り、それに従って処理を行う。そして、処理を行ったアナログ信号をデジタル信号に変換する。DFE103は、デジタルフロントエンド(Digital Front End)であり、AFE102で変換された各画素のデジタル信号を受けて画像信号の補正や画素の並び替え等のデジタル処理などを行っている。105は画像処理装置であり、現像処理を行って表示回路108に画像を表示する、制御回路106を介して画像を記録媒体109に記録する、といった処理を行う。なお、制御回路106はその他、操作部107からの指示を受けて、タイミング発生回路110に命令を送るなどの制御も行う。また、記録媒体109にはコンパクトフラッシュ(登録商標)メモリなどが用いられる。メモリ回路104は、画像処理装置105の現像段階での作業用メモリに使用される。また、撮像が続いて行われて現像処理が間に合わないときのバッファメモリとしても使用される。操作部107は、デジタルカメラを起動させるための電源スイッチ、及び測光処理、測距処理などの撮影準備動作開始やミラー、シャッターを駆動して撮像素子101から読み出した信号を処理して記録媒体109に書き込む一連の撮像動作の開始を指示するシャッタースイッチなどが含まれる。
撮像素子101の画素領域の構成は、図9と同様であり、開口画素(有効画素)を有する開口画素領域(有効画素領域)903と、光が入射しないように遮光された遮光画素(基準画素)を有する垂直オプティカルブラック領域(VOB、第1の基準画素領域)902及び水平オプティカルブラック領域(HOB、第2の基準画素領域)901とを有する。
図2は、CMOS撮像素子の断面図である。AL1、AL2、AL3(図中205、204、203)は配線層であり、例えばアルミなどを使用する。AL3(203)は遮光にも兼用されており、OB画素である画素1、画素2はAL3で遮光されている。一方、画素3、画素4はAL3で遮光されておらず、開口画素となる。ML(201)はマイクロレンズであり光をフォトダイオードPD(207)に集光する。CF(202)はカラーフィルタである。PTX(206)は転送スイッチであり、PD(207)に蓄積された電荷をFD(208)に転送する。
本実施形態におけるCMOS撮像素子の単位画素(1画素分)の回路構成は、図10と同様であるため、詳細な説明を省略する。本実施形態におけるCMOS撮像素子の全体構成は、図11と同様である。
図10の転送MOSトランジスタ1002のゲートは、横方向に延長して配置される第1の行選択線Ptx1(図11)に接続される。同じ行に配置された他の画素セルPixelの同様な転送MOSトランジスタ1002のゲートも上記第1の行選択線Ptx1に共通に接続される。図10のリセットMOSトランジスタ1003のゲートは、横方向に延長して配置される第2の行選択線Pres1(図11)に接続される。同じ行に配置された他の画素セルPixelの同様なリセットMOSトランジスタ1003のゲートも上記第2の行選択線Pres1に共通に接続される。図10の選択MOSトランジスタ1006のゲートは、横方向に延長して配置される第3の行選択線Psel1に接続される。同じ行に配置された他の画素セルPixelの同様な選択MOSトランジスタ1006のゲートも上記第3の行選択線Psel1に共通に接続される、これら第1〜第3の行選択線Ptx1、Pres1、Psel1は、垂直シフトレジスタ1101に接続されて駆動される。
図11に示されている残りの行においても同様な構成の画素セルPixelと、行選択線が設けられる。これらの行選択線には、上記垂直シフトレジスタ1101により形成された行選択線Ptx2〜Ptx3、Pres2〜Pres3、Psel2〜Pres3が供給される。
上記選択MOSトランジスタ1006のソースは、縦方向に延長して配置される垂直信号線の端子Voutに接続される。同じ列に配置される画素セルPixelの同様な選択MOSトランジスタ1006のソースも上記垂直信号線の端子Voutに接続される。図11において、上記垂直信号線の端子Voutは負荷である定電流源1007に接続される。
図3は、図10に示した読み出し回路1002のブロック1列分の回路例を示す図である。破線で囲った部分が列分だけあり、各垂直信号線には端子Voutが接続される。
図4は、CMOS撮像素子の動作例を示すタイミングチャートである。フォトダイオード1001からの信号電荷の読み出しに先立って、リセットMOSトランジスタ1003のゲート線Pres1がハイレベルとなる。これによって、増幅MOSトランジスタのゲートがリセット電源電圧にリセットされる。リセットMOSトランジスタ1003のゲート線Pres1がローレベルに復帰すると同時にクランプスイッチのゲート線Pc0r(図3)がハイレベルになった後に、選択MOSトランジスタ1006のゲート線Psel1がハイレベルとなる。これによって、リセットノイズが重畳されたリセット信号(ノイズ信号)が垂直信号線Voutに読み出され、各列のクランプ容量C0にクランプされる。次に、クランプスイッチのゲート線Pc0rがローレベルに復帰した後、ノイズ信号側転送スイッチのゲート線Pctnがハイレベルとなり、各列に設けられたノイズ保持容量Ctnにリセット信号が保持される。次に、画素信号側転送スイッチのゲート線Pctsをハイレベルにした後、転送MOSトランジスタ1002のゲート線Ptx1がハイレベルとなり、フォトダイオード1001の信号電荷が、アンプ1005のゲートに転送されると同時に信号電荷が垂直信号線Voutに読み出される。次に転送MOSトランジスタ1002のゲート線Ptx1がローレベルに復帰した後、画素信号側転送スイッチのゲート線Pctsがローレベルとなる。これによって、リセット信号からの変化分(光信号成分)が各列に設けられた信号保持容量Ctsに読み出される。ここまでの動作で、第1行目に接続された画素Pixelの信号電荷がそれぞれの列に接続された信号保持容量Ctn、Ctsに保持される。
この後、水平シフトレジスタ1106から供給される信号Phによって、各列の水平転送スイッチゲートが順次ハイレベルとなる。信号保持容量Ctn,Ctsに保持されていた電圧は、順次水平出力線Chn,Chsに読み出され、出力アンプで差分処理されて出力端子OUTに順次出力される。各列の信号読み出しの合間でリセットスイッチによって水平出力線Chn,Chsがリセット電圧VCHRN、VCHRSにリセットされる。以上で、第1行目に接続された画素セルPixelの読み出しが完了する。以下同様に、垂直シフトレジスタ1101からの信号によって第2行目以降に接続された画素セルPixelの信号が順次読み出され、全画素セルPixelの読み出しが完了する。
上述した処理によって得られた画像の一例を図5に示す。PctnとPctsには時間差があり、この間に電源やGNDが変動した場合、その行全体の信号レベルが一様に変化する。この変動が行毎に異なるため、横縞状のノイズになる。この横縞状ノイズは高ISO撮影時(高感度撮影時)ほどゲインを多くかけるため、ノイズも増幅されることになり、目立つようになる。
図6は、本発明の第1の実施形態の横縞状ノイズの補正処理のフローチャートである。以下、このフローチャートに従って本実施形態の縞状ノイズの補正方法を説明する。なお、本実施形態では、現像前の画像を取得した後に補正することを前提として説明する。ここで、以下の説明に出てくる、補正値と補正係数について定義しておく。補正値とは、行毎にHOB信号から求める値のことであり、後述する式に従ってその行の画素の補正を行う。補正係数とは、ここではHOB信号から算出した黒基準値からのずれ量に対して乗算する係数のことと定義する。
まず、ステップS601で読み出しを開始する。読み出しは図5及び図9に示した画素構成レイアウトに対し、左上から1行ずつ、左から右に行う。図5及び図9の画素構成では画面上部にVOB領域を設けているが、まずこのVOB領域から出力される画素信号の標準偏差σVOBを算出する(ステップS602:第1の算出工程))。計算対象とする画素領域はOB画素であればどこでも良いが、画像の状態を正しく判定するためにはできるだけ多くの画素(第1の所定領域)の画素信号から算出した方が良い。多くの画素を領域として選択することで、σVOBは画像全体の標準偏差σとほぼ等しくなる(σHOBも同様。すなわち、σVOB≒σHOB≒画像全体のσ)。
続いてステップS603において、算出したσVOBの値によって、補正を行うか行わないかの判定を行う。あらかじめ設定しておいた閾値、σth_VOBに対しσVOBがσth_VOB以下であればステップS604へ進み、補正を行う。σth_VOBに対してσVOBが大きければステップS609へ進み、補正は実施しない。なぜなら、画像のσ(ここではσVOB)が大きい場合、補正値が正しく求まりにくく、間違った補正、すなわちノイズを増やしてしまう恐れがあるからである。
σVOBが閾値以下の場合、ステップS604に進む。σVOBの値により補正係数αを決定する。通常、HOB信号から算出した黒基準値からのずれ量を補正値とすると誤補正になる傾向があるため、補正係数を1以下の値として補正値を決定し、補正を実施する方が良好な補正結果が得られる。特に、HOBの列数が少ないほど、また画像のランダムノイズ量が多いほど、過補正になる傾向は強い。すなわち、σVOBが大きいほどαは小さいほうが望ましい(1)。例えば、σVOBが40であった時はα=0.5、20であった時はα=0.7などとする。更に、補正係数αはHOBの幅も反映させても良い(2)。例えば、σVOBが40の時、HOBの幅が100ならα=0.5、400ならα=1.0といったように設定できる。この補正係数αは、(1)、(2)についてのテーブルや関数にしても良い。
ステップS605でi行目の補正値を決定するために、HOB(第2の所定領域)から出力される画素信号の積分値Siを算出する(iは垂直方向の座標:第2の算出工程)。補正は有効画素のみで良いので、ステップS605は読み出し行が有効画素領域に達した時から実施しても良い。また、図11のように出力経路が複数チャンネルある場合、HOBから出力される画素信号の積分値は出力経路ごとに算出しても良いし、横縞はCH(チャンネル)や色によらず行毎に一定であるため出力経路に関係なくその行のHOB画素から出力されるすべての画素信号の積分値としても良い。または、算出のしやすさなどを考慮して、R、G、Bそれぞれの色ごとに算出しても良い。
続いて、ステップS606でi行目の補正値Viを決定する(iは垂直方向の座標)。補正値は式(1)に従って算出する(第3の算出工程)。すなわち、ステップS605で算出した積分値に対し、それを算出するのに使用したデータ数で除算して平均値を算出し、予め設定しておいた黒基準レベルで減算する。これに対し、ステップS604で決定された補正係数αで乗じたものがその行の補正値となる。
補正値Vi=α×(Si/データ数−黒基準値) …(1)
そして、ステップS607で、補正値Viを用いて式(2)にしたがってi行の有効画素部の補正を行う。
補正後の画素信号x ’(j,i)=画素信号(j,i)−補正値Vi
(jは水平方向の座標) …(2)
有効画素の信号の補正計算をその行の最後まで行ったら、その行の処理は終了である。またステップS605に戻って画像の最後の行までこの処理を繰り返す(ステップS608)。
以上の処理を行うことにより、画像のランダムノイズの状態を反映して補正値を決定するため、新たにノイズを増やすことなく縞状ノイズの補正を実施することができる。すなわち、画像のランダムノイズが大きい時は補正しない、もしくは補正係数を小さくすることで補正量を小さくする処理を実施するため、新たにノイズを増やさずに補正処理を実行することができる。なぜなら、新たにノイズを増やしてしまう状況としては、補正値が正解よりも大きい値になってしまう場合であり、画像のランダムノイズが大きいために生じていることが多く、本実施形態はこの課題を解決している。
なお、本実施形態では、ステップS605において、HOBの積分値は補正を行う行の画素の信号のみで算出していたが、前後の行のHOB画素を数行用いて算出しても良い。また、時折異常にシグナルが大きい画素や小さい画素がある場合がある。その画素は、あるレベルにクリップして積分値の算出を行う、もしくは積分値の算出に使用しない(スキップ)、といった処理を付加した方がより正しく補正値を算出することができる。
また、本実施形態では、画像を取得してから補正処理を行うように記載したが、読み出しと同時にAFE102内でこれらの処理を行っても良い。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態について、図7に示すフローチャートに従って説明する。なお、現像前の画像を取得するまでは第1の実施形態と同様であるため、説明を省略する。
まず、ステップS701で読み出しを開始する。読み出しは第1の実施形態と同様に、図5及び図9に示した画素構成レイアウトに対し、左上から1行ずつ、左から右に行う。続いて、VOB領域から出力される画素信号の標準偏差σVOBを算出する(ステップS702)。計算対象とする画素領域は、第1の実施形態と同様にOB画素であればどこでも良いが、画像の状態を正しく判定するためにはできるだけ多くの画素から算出した方が良い。
続いて、ステップS703でi行目のHOBから出力される画素信号の積分値Siを算出する(iは垂直方向の座標。i=0,1,2,…,n)。なお、ここでは異常データを積分値計算に使用しないように、例えば画素信号が黒基準レベル±256から大きい場合は、黒基準レベル+256に、小さい場合は黒基準レベル−256にクリップすることとする。積分値Siはメモリに保持しておき、画像の最終行まで積分値計算を実施する。また、ここでは説明を簡潔にするために出力経路及び色によらずHOB画素の行積分値を算出することとしているが、チャンネル分離して実施しても良い。また、i行目のHOB画素から出力される画素信号の積分値Siの算出には、i行目のHOBから出力される画素信号だけでなく、さらに前後の行数行のHOB画素から出力される信号を使用しても良い。
ステップS704で、ステップS703で算出したHOBから出力される画素信号の積分値S0からSnの標準偏差σVlineを求める(第4の算出工程)。ステップS702で求めたσVOBとステップS704で求めたσVlineの値から、補正を実施するかどうかの判定を行う(ステップ705)。σVline/σVOBを算出し、判定値K以上であればステップS706に進み、補正を実施する。判定値Kより小さければステップS710に進み、補正は実施しない。このσVlineは、画像中の縞状ノイズの大きさや量を反映しており、画像のランダムノイズ成分を反映しているσVOBと比較して約0.1倍以上であれば、視覚的にも縞状ノイズが確認できるため補正を実施する。一方、σVlineがσVOBの0.1倍より小さい時は、縞状ノイズは目立たない。ここで、補正を実施すると逆に縞状ノイズを作り出してしまう恐れがあるので、補正は実施しない。
補正を実施する場合、まず補正係数αをσVOBの値により決定する(ステップS710)。補正係数の算出は第1の実施形態と同様に行う。続いて、ステップS707でi行目の補正値Viを決定する(iは垂直方向の座標)。補正値は第1の実施形態で示した式(1)に従って算出する。すなわち、ステップS704で算出した積分値に対し、それを算出するのに使用したデータ数で除算して平均値を算出し、予め設定しておいた黒基準レベルで減算する。これに対し、ステップS706で決定された補正係数αで乗じたものがその行の補正値となる。
そして、ステップS708で、補正値Viを用いて式(2)にしたがってi行の有効画素部の補正を行う。
有効画素の信号の補正計算をその行の最後まで行ったら、その行の処理は終了である。またステップS707に戻って画像の最後の行までこの処理を繰り返す(ステップS709)。
以上の処理を行うことにより、第1の実施形態と同様に画像のランダムノイズの大きさを考慮して補正量を調整するため、新たにノイズを増やすことなく横縞状ノイズの補正を行うことができる。更に、画像の横縞状ノイズの状態を判断して補正を行うために、縞状ノイズが画像に対して少ない(目立たない)ときには無駄な処理を行わずに済む。
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態について、図8に示すフローチャートに従って説明する。なお、全画素の読み出しまでは第1の実施形態と同様である。また、補正実施の有無判定までの処理は第2の実施形態とほぼ同様である。
まず、ステップS801で読み出しを開始する。読み出しは第1の実施形態と同様に、図5及び図9に示した画素構成レイアウトに対し、左上から1行ずつ、左から右に行う。続いて、VOB領域から出力される画素信号の標準偏差σVOBを算出する(ステップS802)。計算対象とする画素領域は、第1の実施形態と同様にOB画素であればどこでも良いが、画像の状態を正しく判定するためにはできるだけ多くの画素から算出した方が良い。
続いて、ステップS803でi行目のHOBから出力される画素信号の積分値Si及び標準偏差σiを算出する(iは垂直方向の座標。i=0,1,2,…,n)。なお、ここでは異常データを積分値及び標準偏差の計算に使用しないように、例えば画素信号が黒基準レベル±256から大きい場合は、黒基準レベル+256に、小さい場合は黒基準レベル−256にクリップすることとする。積分値Si及び標準偏差σiはメモリに保持しておき、画像の最終行まで積分値計算を実施する。また、ここでは説明を簡潔にするために出力経路及び色によらずHOB画素の行積分値を算出することとしているが、チャンネル分離して実施しても良い。また、i行目のシグナル積分値Si及び標準偏差σiの算出には、i行目のHOBから出力される画素信号だけでなく、さらに前後の行、数行のHOB画素の信号を使用しても良い。
ステップS804で、ステップS803で算出したHOBから出力される画素信号の積分値S0からSnの標準偏差σVlineを求める。ステップS802で求めたσVOBとステップS804で求めたσVlineの値から、補正を実施するかどうかの判定を行う(ステップS805)。σVline/σVOBを算出し、判定値K以上であればステップS806に進み、補正を実施する。判定値Kより小さければステップS810に進み、補正は実施しない。
補正を実施する場合、ステップS806に進む。補正係数αiを補正する行ごとに算出する(iは垂直方向の座標。i=0,1,2,…,n)。I行目の補正係数αiは、ステップS803で算出したσiから算出する。σiが大きい場合、i行目のHOB積分値Siはばらつきの多い画素データから算出しているため信頼度が低い。そのため、補正係数αiを小さく設定する。一方、σiが小さい場合、i行目のHOB積分値Siはばらつきの少ない画素データから算出しているため信頼度が高い。そのため、補正係数αiは1、もしくは1以下のそれに近い数値とする。このI行目の補正係数αiは、σiに対するテーブルで定めても良いし、更にσVOBをパラメータに加えてσiとσVOBとの関数で決定しても良い。補正係数算出の関数としては、例えば式(3)や式(4)などがあげられる。
補正係数αi=β×σVOB/σi …(3)
補正係数αi=β×σVOB/√σi …(4)
ここで、βは任意に定める定数である。また、式(3)、式(4)を用いて算出した値が1を超えた場合は、補正係数が1を超えると過補正の恐れがあるため、補正係数αi=1とする。なお、本実施形態の補正係数を算出する式は、1例に過ぎずこれに限られるものではない。
続いて、ステップS808でi行目の補正値Viを決定する(iは垂直方向の座標。i=0,1,2,…,n)。補正値は式(5)に従って算出する。すなわち、ステップS803で算出した積分値に対し、それを算出するのに使用したデータ数で除算して平均値を算出し、予め設定しておいた黒基準レベルで減算する。これに対し、ステップS806で決定された補正係数αiで乗じたものがその行の補正値となる。
補正値Vi=αi×(Si/データ数−黒基準値) …(5)
そして、ステップS808で、補正値Viを用いてi行の有効画素部の補正を式(2)に従って行う。
有効画素の信号の補正計算をその行の最後まで行ったら、その行の処理は終了である。またステップS806に戻って画像の最後の行までこの処理を繰り返す(ステップS809)。
以上の処理を行うことにより、各行のHOB画素の信号のばらつきを反映して補正値を決定するため新たにノイズを増やすことなく縞状ノイズの補正を実施することができる。なお、これらの処理はカメラ内部でなく、PC(パーソナルコンピュータ)上で行っても良い。なお、以上説明した実施形態では、基準画素領域が開口画素領域と同じ構造を有し、遮光されている例について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。たとえば、基準画素領域に含まれる基準画素がフォトダイオードを備えていなくても良い。その場合には、基準画素は遮光されていなくても良い。
以上説明したように、上記の実施形態によれば、基準となる画素信号の標準偏差の値によって補正を行うかの決定を行うため、誤補正により画像中に新たな縞状ノイズを発生させるのを抑制することができる。また、標準偏差の値に応じて補正係数を変えることにより、効果的に横縞状ノイズを補正することができる。

Claims (14)

  1. 被写体像を光電変換する有効画素からなる有効画素領域と、基準となる画素信号を出力する基準画素からなる基準画素領域とを有する撮像素子と、
    前記基準画素領域から出力される画素信号の標準偏差を算出する第1の算出手段と、
    前記基準画素領域から出力される画素信号の行毎の積分値を算出する第2の算出手段と、
    前記第2の算出手段により算出された行毎の積分値の平均値を算出し、算出した平均値から所定の黒基準レベルを減算した結果に対して補正係数を乗じることにより行毎の補正値を算出する第3の算出手段と、
    前記第3の算出手段により算出された行毎の補正値を用いて前記有効画素領域から出力される画素信号を行毎に補正する補正手段と、を備え
    前記補正係数は、前記第1の算出手段により算出される前記基準画素領域から出力される画素信号の標準偏差に基づいて決定されることを特徴とする撮像装置。
  2. さらに、前記第1の算出手段により算出される標準偏差に基づいて前記補正手段による補正を行うか否かを制御する制御手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記基準画素領域は、前記有効画素領域の上側に隣接して設けられた第1の基準画素領域と、前記有効画素領域の各行に隣接して設けられた第2の基準画素領域とから構成され、
    前記第1の算出手段は、前記第1の基準画素領域又は前記第2の基準画素領域から出力される画素信号の標準偏差を算出し、
    前記第2の算出手段は、前記第2の基準画素領域から出力される画素信号の行毎の積分値を算出することを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  4. 前記補正係数は、前記第1の算出手段により算出される前記第1の基準画素領域から出力される画素信号の標準偏差に基づいて決定されることを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記第1の算出手段は、さらに前記第2の基準画素領域から出力される画素信号の行毎の標準偏差を算出し、
    前記補正係数は、前記第1の算出手段により算出される前記第2の基準画素領域から出力される画素信号の行毎の標準偏差に基づいて行毎に決定されることを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  6. 前記補正係数は、前記第1の算出手段により算出される前記第1の基準画素領域から出力される画素信号の標準偏差と前記第2の基準画素領域から出力される画素信号の行毎の標準偏差とに基づいて決定されることを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
  7. 前記基準画素領域は、光が入射しないように遮光された遮光画素からなるオプティカルブラック領域であることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の撮像装置。
  8. 被写体像を光電変換する有効画素からなる有効画素領域と、基準となる画素信号を出力する基準画素からなる基準画素領域とを有する撮像素子を備える撮像装置の制御方法であって、
    前記基準画素領域から出力される画素信号の標準偏差を算出する第1の算出工程と、
    前記基準画素領域から出力される画素信号の行毎の積分値を算出する第2の算出工程と、
    前記第2の算出工程により算出された行毎の積分値の平均値を算出し、算出した平均値から所定の黒基準レベルを減算した結果に対して補正係数を乗じることにより行毎の補正値を算出する第3の算出工程と、
    前記第3の算出工程により算出された行毎の補正値を用いて前記有効画素領域から出力される画素信号を行毎に補正する補正工程と、を備え
    前記補正係数は、前記第1の算出工程により算出される前記基準画素領域から出力される画素信号の標準偏差に基づいて決定されることを特徴とする撮像装置の制御方法。
  9. さらに、前記第1の算出工程により算出される標準偏差に基づいて前記補正工程による補正を行うか否かを制御する制御工程を備えることを特徴とする請求項8に記載の撮像装置の制御方法。
  10. 前記基準画素領域は、前記有効画素領域の上側に隣接して設けられた第1の基準画素領域と、前記有効画素領域の各行に隣接して設けられた第2の基準画素領域とから構成され、
    前記第1の算出工程では、前記第1の基準画素領域又は前記第2の基準画素領域から出力される画素信号の標準偏差を算出し、
    前記第2の算出工程では、前記第2の基準画素領域から出力される画素信号の行毎の積分値を算出することを特徴とする請求項8又は9に記載の撮像装置の制御方法。
  11. 前記補正係数は、前記第1の算出工程により算出される前記第1の基準画素領域から出力される画素信号の標準偏差に基づいて決定されることを特徴とする請求項10に記載の撮像装置の制御方法。
  12. 前記第1の算出工程では、さらに前記第2の基準画素領域から出力される画素信号の行毎の標準偏差を算出し、
    前記補正係数は、前記第1の算出工程により算出される前記第2の基準画素領域から出力される画素信号の行毎の標準偏差に基づいて行毎に決定されることを特徴とする請求項10に記載の撮像装置の制御方法。
  13. 前記補正係数は、前記第1の算出工程により算出される前記第1の基準画素領域から出力される画素信号の標準偏差と前記第2の基準画素領域から出力される画素信号の行毎の標準偏差とに基づいて決定されることを特徴とする請求項12に記載の撮像装置の制御方法。
  14. 前記基準画素領域は、光が入射しないように遮光された遮光画素からなるオプティカルブラック領域であることを特徴とする請求項乃至13のいずれか1項に記載の撮像装置の制御方法。
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