JP5488331B2 - 駆動回路、光送信装置、駆動方法および光送信方法 - Google Patents

駆動回路、光送信装置、駆動方法および光送信方法 Download PDF

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Description

本発明は、駆動回路、光送信装置、駆動方法および光送信方法に関する。
近年、データ通信の高速化に伴い、データ通信の通信媒体として従来広く用いられていた電気信号に代わり、高速で長距離の伝送でも劣化の小さい光信号の適用が進められている。長距離の光伝送などの高品質の光信号が求められる場合は、光電変換素子として信号品質の高い外部変調器が用いられることが多い。しかし、外部変調器を用いる方式はコスト増などの問題があるため、短距離用などではLD(Laser Diode:レーザダイオード)などの光電変換素子(発光素子)を直接オンオフすることで電気信号を光信号に変換する直接変調が用いられている。
LDを電気信号で直接変調した場合に、LDのもつ緩和振動などの性質から、立ち上がりと立ち下がりが対称な電気信号を入力した場合でも、LD出力は立ち上がりと立ち下がりが非対称な波形となり、伝送特性を劣化させるという問題がある。これに対して、立ち上がりに比べて劣化の大きい立ち下がりを駆動電気信号の段階であらかじめ強調(立ち下がりピーキング)することによって劣化分を補償する非対称プリエンファシスが用いられている(たとえば、下記特許文献1参照。)。
また、LDを電気信号で直接変調した場合に、光信号の品質向上や高速駆動を行う観点から、信号の立ち下がりだけでなく立ち上がりもあらかじめ強調する(立ち上がり立ち下がりピーキング)非対称プリエンファシスを用いる場合もある。この場合も立ち上がりと立ち下がりが非対称であるため、下記特許文献1のように、立ち下がり側の強調量を特に大きくするなどの手法が用いられている。
特開2006−40974号公報
しかしながら、上述した従来技術では、非対称プリエンファシスを実現する回路構成が複雑であるため、駆動回路の規模が大きくなり、寄生容量が増加して高速駆動が困難になるという問題がある。また、駆動回路の規模が大きくなることにより、消費電力が増加するという問題もある。
開示の駆動回路、光送信装置、駆動方法および光送信方法は、上述した問題点を解消するものであり、高速駆動を可能にすることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、開示技術は、第1の信号のデューティ比を変更し、デューティ比が変更された信号と、位相と振幅が前記第1の信号と異なる第2の信号と、のうちいずれか一方から他方を減算または両方を加算する。
開示の駆動回路、光送信装置、駆動方法および光送信方法によれば、高速駆動を可能にすることができるという効果を奏する。
実施の形態にかかる駆動回路の構成例を示す図である。 実施の形態にかかる光送信装置の構成例を示す図である。 発光素子の電気光特性の一例を示すグラフである。 駆動回路へ入力される駆動信号の波形の例を示す図である。 駆動回路へ入力される駆動信号のアイパターンの例を示す図である。 駆動信号を整形しないと仮定した場合に発光素子から出力される光信号の波形の例を示す参考図である。 駆動信号を整形しないと仮定した場合に発光素子から出力される光信号のアイパターンの例を示す参考図である。 駆動信号の整形例1を示す図(その1)である。 駆動信号の整形例1を示す図(その2)である。 駆動信号の整形例2を示す図(その1)である。 駆動信号の整形例2を示す図(その2)である。 駆動信号の整形例3を示す図(その1)である。 駆動信号の整形例3を示す図(その2)である。 デューティ調整回路の構成例1を示す図である。 デューティ調整回路の構成例1によるデューティ比の調整例を示す図である。 デューティ調整回路の構成例2を示す図である。 デューティ調整回路の構成例2によるデューティ比の調整例を示す図である。 デューティ調整回路によってデューティ比を調整された駆動信号のアイパターンの例を示す図である。 駆動回路の変形例1を示す図である。 駆動回路の変形例2を示す図である。 駆動回路の変形例3を示す図である。 駆動回路の変形例4を示す図である。
以下に添付図面を参照して、開示技術の好適な実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態)
(駆動回路の構成例)
図1は、実施の形態にかかる駆動回路の構成例を示す図である。図1に示す駆動回路100は、たとえば発光素子(たとえば図2参照)の駆動信号を整形する。具体的には、駆動回路100は、分岐部110と、アンプ120と、遅延回路130と、アンプ140と、デューティ調整回路150と、減算回路160と、アンプ170と、を備えている。
分岐部110には駆動信号が入力される。駆動信号は、シングルエンド信号であってもよいし、正相信号および逆相信号を含む差動信号であってもよい。分岐部110は、入力された駆動信号を分岐し、分岐した各駆動信号をそれぞれアンプ120および遅延回路130へ出力する。アンプ120は、分岐部110から出力された駆動信号の強度を調整し、強度を調整した駆動信号を減算回路160へ出力する。
遅延回路130は、分岐部110によって分岐された各駆動信号に遅延差を与える遅延調整部である。各駆動信号の遅延差とは、たとえば、各駆動信号における立ち上がりと立ち下がりの間の中央点の遅延差である。遅延回路130は、具体的には、分岐部110から出力された駆動信号を遅延量τ1(>0)だけ遅延させ、遅延させた駆動信号をアンプ140へ出力する。アンプ140は、遅延回路130から出力された駆動信号の強度を調整し、強度を調整した駆動信号をデューティ調整回路150へ出力する。
デューティ調整回路150は、分岐部110によって分岐された各駆動信号にデューティ比の差(デューティオフセット)を与えるデューティ比調整回路である。具体的には、デューティ調整回路150は、アンプ140から出力された駆動信号のデューティ比を調整する。たとえば、デューティ調整回路150は、駆動信号の立ち上がり領域(オンの領域)を時間方向において前後対称に変化させてデューティ比を調整する。デューティ調整回路150は、デューティ比を調整した駆動信号を減算回路160へ出力する。
減算回路160は、アンプ120から出力された駆動信号を、デューティ調整回路150から出力された駆動信号によって減算する演算部である。また、減算回路160は、アンプ120およびデューティ調整回路150から出力された各駆動信号をそれぞれ重み付けしてから減算してもよい。減算回路160は、減算した駆動信号をアンプ170へ出力する。アンプ170は、減算回路160から出力された駆動信号の強度を調整し、強度を調整した駆動信号を出力する。
これにより、駆動回路100は、入力された駆動信号を整形して出力することができる。駆動回路100から出力された駆動信号は、たとえば発光素子へ入力される。なお、駆動回路100について、遅延回路130、アンプ140、デューティ調整回路150の順に接続する構成について説明したが、これらの順序は入れ替えた構成にしてもよい。
遅延回路130における遅延量τ1は、可変であってもよいし、固定であってもよい。たとえば、遅延回路130における遅延量τ1は、調整者(たとえばユーザ)の操作によって変化するようにする。この場合は、分岐された各駆動信号の遅延差を、調整者の操作によって変化させることができる。これにより、駆動信号によって駆動される発光素子などのデバイスの特性に応じて遅延量τ1を調整することができる。
デューティ調整回路150によって調整されるデューティ比は、可変であってもよいし、固定であってもよい。たとえば、デューティ調整回路150によって調整されるデューティ比は、調整者の操作によって変化するようにする。この場合は、分岐された各駆動信号のデューティ比の差を、調整者の操作によって変化させることができる。これにより、駆動信号によって駆動される発光素子などのデバイスの特性に応じて、デューティ調整回路150によってデューティ比を調整することができる。
(光送信装置の構成例)
図2は、実施の形態にかかる光送信装置の構成例を示す図である。図2に示す光送信装置200は、入力された駆動信号に基づく光信号を送信する。具体的には、光送信装置200は、図1に示した駆動回路100と、発光素子210と、を備えている。駆動回路100は、入力された駆動信号を整形し、整形した駆動信号を発光素子210へ出力する。
発光素子210は、たとえばVCSEL(Vertical Cavity Surface Emitting Laser:直共振器面発光レーザ)などのLDである。発光素子210は、一端が駆動回路100に接続され、他端が接地されている。発光素子210は、駆動回路100から出力された駆動信号に基づく光信号を出力する。これにより、光送信装置200は、入力された駆動信号に基づく光信号を送信することができる。
図3は、発光素子の電気光特性の一例を示すグラフである。図3において、横軸は発光素子210への入力電圧[V]を示し、縦軸は発光素子210の出力光パワー[mW]を示している。電気光特性300は、発光素子210の入力電圧に対する出力光パワーの特性である。駆動信号310は、発光素子210へ入力される駆動信号(電気信号)を示している。光信号320は、発光素子210から出力される光信号を示している。図2に示した光送信装置200は、図3に示すように、発光素子210へ駆動信号310を入力することで発光素子210を直接変調し、光信号320を出力する。
(各信号の波形の例)
図4−1は、駆動回路へ入力される駆動信号の波形の例を示す図である。図4−1において、横軸は時間を示し、縦軸は電圧を示している。波形410は、駆動回路100へ入力される駆動信号の波形を示している。図4−2は、駆動回路へ入力される駆動信号のアイパターンの例を示す図である。図4−2において、横軸は時間[bit period]を示し、縦軸は振幅[a.u.]を示している。アイパターン420は、駆動回路100へ入力される駆動信号のアイパターンを示している。図4−1および図4−2に示すように、駆動回路100には、たとえば、立ち上がりおよび立ち下がりが補正(たとえば強調)されていない駆動信号が入力される。
図5−1は、駆動信号を整形しないと仮定した場合に発光素子から出力される光信号の波形の例を示す参考図である。図5−1において、横軸は時間を示し、縦軸は電圧を示している。波形510は、図4−1および図4−2に示した駆動信号を駆動回路100によって整形しないで発光素子210へ入力したと仮定した場合に発光素子210から出力される光信号の波形を参考として示している。
図5−2は、駆動信号を整形しないと仮定した場合に発光素子から出力される光信号のアイパターンの例を示す参考図である。図5−2において、横軸は時間[bit period]を示し、縦軸は振幅[a.u.]を示している。アイパターン520は、図4−1および図4−2に示した駆動信号を駆動回路100によって整形しないで発光素子210へ入力したと仮定した場合に発光素子210から出力される光信号のアイパターンを参考として示している。
図5−1および図5−2に示すように、発光素子210は、立ち上がりおよび立ち下がりが対称な駆動信号(図4−1,図4−2参照)が入力されると、立ち上がりおよび立ち下がりが非対称な光信号を出力する特性を有する。たとえば、発光素子210が出力する光信号は、緩和振動などの要因によって、立ち下がりが立ち上がりよりも緩やかになる。この場合は、たとえば光信号の伝送特性が劣化する。
(駆動信号の整形例)
図6−1および図6−2は、駆動信号の整形例1を示す図である。図6−1に示す駆動信号610,620,630は、駆動回路100の各部における駆動信号を波形で示している。駆動信号610は、アンプ120から減算回路160へ出力される駆動信号である。立ち上がり611は、駆動信号610の立ち上がりである。立ち下がり612は、駆動信号610の立ち下がりである。中央点613は、駆動信号610の立ち上がり611と立ち下がり612の間の中央点である。
駆動信号620は、デューティ調整回路150から減算回路160へ出力される駆動信号である。立ち上がり621は、駆動信号620の立ち上がりである。立ち下がり622は、駆動信号620の立ち下がりである。中央点623は、駆動信号620の立ち上がり621と立ち下がり622の間の中央点である。
駆動信号630は、アンプ170から出力される駆動信号である。立ち上がり631は、駆動信号630の立ち上がりである。立ち下がり632は、駆動信号630の立ち下がりである。ここでは、図6−1に示す駆動信号610,620,630の先頭の立ち上がり、立ち下がりおよび中央点について説明するが、駆動信号610,620,630の他の立ち上がり、立ち下がりおよび中央点についても同様である。
図6−1に示す例では、デューティ調整回路150は、駆動信号620のデューティ比を駆動信号610より高く調整している。また、遅延回路130は、駆動信号610の中央点613と駆動信号620の中央点623との間に遅延差640を与えるように駆動信号620を遅延させる。これにより、遅延回路130は、駆動信号610の立ち上がり611と、駆動信号620の立ち上がり621と、のタイミングを合わせている。
このように、遅延回路130が、各駆動信号の立ち上がりのタイミングを合わせるように遅延差640を調整することで、駆動信号630は、立ち下がり632が強調された駆動信号になる。図6−2に示すアイパターン650は、図6−1に示した駆動信号630のアイパターンである。このように立ち下がりが強調された駆動信号630を発光素子210へ入力することで、光信号の立ち下がりが立ち上がりよりも緩やかになる発光素子210において、立ち下がりと立ち上がりが均等な光信号を出力することができる。
図7−1および図7−2は、駆動信号の整形例2を示す図である。図7−1において、図6−1に示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。図7−1に示す例では、デューティ調整回路150は、駆動信号620のデューティ比を駆動信号610より高く調整している。
また、遅延回路130は、駆動信号610の中央点613と駆動信号620の中央点623との間に遅延差710を与えるように駆動信号620を遅延させる。これにより、遅延回路130は、立ち上がり611と立ち上がり621とのタイミングをずらすとともに、立ち下がり612と立ち下がり622とをずらしている。
このように、遅延回路130が、各駆動信号の立ち上がりのタイミングをずらすとともに、各駆動信号の立ち下がりのタイミングをずらすように遅延差710を調整する。これにより、駆動信号630は、立ち上がり631および立ち下がり632が強調されるとともに、立ち上がり631と立ち下がり632の補正量(ここでは強調量)が非対称な駆動信号になる。ここでは、駆動信号630の立ち下がり632の強調量が立ち上がり631より大きくなっている。図7−2に示すアイパターン750は、図7−1に示した駆動信号630のアイパターンである。
このように立ち上がり631および立ち下がり632が強調された駆動信号630を発光素子210へ入力することで、発光素子210に高速応答性の制限があっても、発光素子210によって高速で高品質な光信号を生成することができる。また、立ち下がり632の強調量が立ち上がり631より大きな駆動信号630を発光素子210へ入力することで、光信号の立ち下がりが立ち上がりよりも緩やかになる発光素子210において、立ち下がりと立ち上がりが均等な光信号を出力することができる。
図8−1および図8−2は、駆動信号の整形例3を示す図である。図8−1において、図6−1に示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。図8−1に示す例では、デューティ調整回路150は、駆動信号620のデューティ比を駆動信号610より低く調整している。また、遅延回路130は、駆動信号610の中央点613と駆動信号620の中央点623との間に遅延差810を与えるように駆動信号620を遅延させる。これにより、遅延回路130は、駆動信号610の立ち下がり612と、駆動信号620の立ち下がり622と、のタイミングを合わせている。
このように、遅延回路130が、各駆動信号の立ち下がりのタイミングを合わせるように遅延差810を調整することで、駆動信号630は、立ち上がり631が強調された駆動信号になる。図8−2に示すアイパターン850は、図8−1に示した駆動信号630のアイパターンである。
(デューティ調整回路の構成例)
図9は、デューティ調整回路の構成例1を示す図である。図9に示すデューティ調整回路150は、たとえば駆動信号がシングルエンド信号である場合に適用できる。図9に示すデューティ調整回路150は、入力端子910と、差動回路920,940と、閾値レベル調整回路930,950と、出力端子960と、を備えている。
入力端子910には、アンプ140から出力された駆動信号が入力される(in)。差動回路920は、LTP(Long−Tailed Pair)型の差動増幅回路である。具体的には、差動回路920は、トランジスタ921,922と、抵抗923,924と、電流源925と、を備えている。トランジスタ921,922のそれぞれは、たとえばFET(Field Effect Transistor)やBJT(Bipolar Junction Transistor)などである。ここではトランジスタ921,922のそれぞれがFETであるとして説明する。
トランジスタ921のゲートは入力端子910に接続されている。トランジスタ921のドレインは抵抗923に接続されている。トランジスタ921のソースは電流源925に接続されている。トランジスタ922のゲートは閾値レベル調整回路930に接続されている。トランジスタ922のドレインは抵抗924に接続されている。トランジスタ922のソースは電流源925に接続されている。
抵抗923の一端はトランジスタ921のドレインに接続され、他端は電源(不図示)に接続されている。抵抗924の一端はトランジスタ922のドレインに接続され、他端は電源(不図示)に接続されている。トランジスタ922と抵抗924との間の部分は、差動回路920から駆動信号が出力される出力部926となる。電流源925は、一端がトランジスタ921およびトランジスタ922に接続され、他端が接地されている。
閾値レベル調整回路930は、差動回路920の出力の閾値レベルを調整する回路である。具体的には、閾値レベル調整回路930は、可変電流源931と、抵抗932と、を備えている。可変電流源931は、一端がトランジスタ922のゲートおよび抵抗932に接続されており、他端が接地されている。抵抗932の一端は可変電流源931に接続され、他端は電源(不図示)に接続されている。
トランジスタ922のゲートに対する印加電圧は、出力部926から出力される駆動信号のオンオフを切り替える閾値Vth1となる。可変電流源931の電流値を変化させることで、閾値Vth1が変化し、出力部926から出力される駆動信号のオンオフの切り替わり点であるクロスポイント(差分がゼロになる点)のタイミングがシフトする。このため、出力部926から出力される駆動信号のデューティ比を変化させることができる。
差動回路940は、差動回路920と同様の構成である。具体的には、差動回路940は、トランジスタ941,942と、抵抗943,944と、電流源945と、を備えている。差動回路940のトランジスタ941,942、抵抗943,944および電流源945は、それぞれ差動回路920のトランジスタ921,922、抵抗923,924および電流源925と同様である。
ただし、トランジスタ941のゲートは、差動回路920の出力部926に接続されている。トランジスタ941と出力部926の間の点をA点とする。また、トランジスタ941と抵抗943との間の部分は、差動回路940から駆動信号が出力される出力部946となる。
閾値レベル調整回路950は、差動回路940の出力の閾値レベルを調整する回路である。具体的には、閾値レベル調整回路950は、可変電流源951と、抵抗952と、を備えている。可変電流源951は、一端がトランジスタ942のゲートおよび抵抗952に接続されており、他端が接地されている。抵抗952の一端は可変電流源951に接続され、他端は電源(不図示)に接続されている。
トランジスタ942のゲートに対する印加電圧は、出力部946から出力される駆動信号のオンオフを切り替える閾値Vth2となる。可変電流源951の電流値を変化させることで、閾値Vth2が変化し、出力部946から出力される駆動信号のオンオフの切り替わり点であるクロスポイントのタイミングがシフトする。このため、出力部946から出力される駆動信号のデューティ比を変化させることができる。
出力端子960は、差動回路940の出力部946に接続されている。出力端子960は、駆動信号をデューティ調整回路150の後段へ出力する(out)。なお、図9に示したデューティ調整回路150において、差動回路940および閾値レベル調整回路950を省いた構成にしてもよい。この場合は、出力端子960は、たとえば差動回路920の出力部926に接続される。
図10は、デューティ調整回路の構成例1によるデューティ比の調整例を示す図である。図10に示す駆動信号1010は、図9に示した入力端子910へ入力される駆動信号(in)を波形で示している。駆動信号1020は、図9に示したA点の駆動信号を波形で示している。駆動信号1030は、図9に示した出力端子960から出力される駆動信号(out)を波形で示している。
電位1011は、駆動信号1010の電位の中央値である。可変電流源931の電流値を変化させることで閾値Vth1を電位1011より低くし、閾値Vth1と電位1011との間にDCオフセット1012(直流オフセット)を与える。これにより、差動回路920の出力部926から出力される駆動信号1020は、駆動信号1010よりデューティ比が高くなる。
電位1021は、駆動信号1020の電位の中央値である。可変電流源951の電流値を変化させることで閾値Vth2を電位1021より低くし、閾値Vth2と電位1021との間にDCオフセット1022を与える。これにより、差動回路940の出力部946から出力される駆動信号1030は、駆動信号1020よりデューティ比が高くなる。
また、図示しないが、可変電流源931の電流値を変化させることで閾値Vth1を電位1011より高くしてもよい。この場合は、差動回路920の出力部926から出力される駆動信号1020は、駆動信号1010よりデューティ比が低くなる。同様に、可変電流源951の電流値を変化させることで閾値Vth2を電位1021より高くしてもよい。この場合は、差動回路940の出力部946から出力される駆動信号1030は、駆動信号1020よりデューティ比が低くなる。
このように、可変電流源931および可変電流源951の各電流値に応じてデューティ比が調整された駆動信号が出力端子960から出力される。また、図9に示したデューティ調整回路150においては、駆動信号1020は、駆動信号1010に対して、立ち上がり領域(オンの領域)が時間方向において前後対称に変化する。
図11は、デューティ調整回路の構成例2を示す図である。図11に示すデューティ調整回路150は、たとえば駆動信号が差動信号である場合に適用できる。図11に示すデューティ調整回路150は、入力端子1111,1112と、差動回路1120,1130と、オフセット調整回路1140と、出力端子1151,1152と、を備えている。
入力端子1111には、アンプ140から出力された駆動信号の正相信号が入力される(in)。入力端子1112には、アンプ140から出力された駆動信号の逆相信号が入力される(inx)。差動回路1120は、LTP型の差動増幅回路である。具体的には、差動回路1120は、トランジスタ1121,1122と、抵抗1123,1124と、電流源1125と、を備えている。トランジスタ1121,1122のそれぞれは、たとえばFETやBJTなどである。ここではトランジスタ1121,1122のそれぞれがFETであるとして説明する。
トランジスタ1121のゲートは入力端子1111に接続されている。トランジスタ1121のドレインは抵抗1123に接続されている。トランジスタ1121のソースは電流源1125に接続されている。トランジスタ1122のゲートは入力端子1112に接続されている。トランジスタ1122のドレインは抵抗1124に接続されている。トランジスタ1122のソースは電流源1125に接続されている。
抵抗1123の一端はトランジスタ1121のドレインに接続され、他端は電源(不図示)に接続されている。トランジスタ1121と抵抗1123との間の部分は、差動回路1120から正相信号が出力される出力部1126となる。抵抗1124の一端はトランジスタ1122のドレインに接続され、他端は電源(不図示)に接続されている。トランジスタ1122と抵抗1124との間の部分は、差動回路1120から逆相信号が出力される出力部1127となる。電流源1125は、一端がトランジスタ1121およびトランジスタ1122に接続され、他端が接地されている。
差動回路1130は、差動回路1120と同様の構成である。具体的には、差動回路1130は、トランジスタ1131,1132と、抵抗1133,1134と、電流源1135と、を備えている。差動回路1130のトランジスタ1131,1132、抵抗1133,1134および電流源1135は、それぞれ差動回路1120のトランジスタ1121,1122、抵抗1123,1124および電流源1125と同様である。
ただし、トランジスタ1131のゲートは、差動回路1120の正相信号の出力部1126に接続されている。トランジスタ1131と出力部1126の間の点をA点とする。また、トランジスタ1131と抵抗1133との間の部分は、差動回路1130から正相信号が出力される出力部1136となる。
また、トランジスタ1132のゲートは、差動回路1120の逆相信号の出力部1127に接続されている。トランジスタ1132と出力部1127の間の点をAx点とする。また、トランジスタ1132と抵抗1134との間の部分は、差動回路1130から逆相信号が出力される出力部1137となる。
オフセット調整回路1140は、差動回路1120および差動回路1130のDCオフセットを調整する回路である。具体的には、オフセット調整回路1140は、可変電流源1141,1142を備えている。可変電流源1141は、一端がA点に接続され、他端が接地されている。可変電流源1142は、一端がAx点に接続され、他端が接地されている。可変電流源1141および可変電流源1142の各電流値を変化させることで、差動回路1120および差動回路1130のDCオフセットを調整することができる。
出力端子1151は、差動回路1130の正相信号の出力部1136に接続されている。出力端子1151は、正相信号をデューティ調整回路150の後段へ出力する(out)。出力端子1152は、差動回路1130の逆相信号の出力部1137に接続されている。出力端子1152は、逆相信号をデューティ調整回路150の後段へ出力する(outx)。これにより、正相信号および逆相信号を含む差動信号を出力することができる。
このように、図11に示すデューティ調整回路150は、差動信号である駆動信号に対して、差動回路1120およびオフセット調整回路1140によってDCオフセットを与える。そして、デューティ調整回路150は、DCオフセットを与えた駆動信号を、差動回路1130によって差動増幅する。これにより、駆動信号のデューティ比を変化させることができる。
図12は、デューティ調整回路の構成例2によるデューティ比の調整例を示す図である。図12に示す正相信号1211は、図11に示した入力端子1111へ入力される正相信号(in)を波形で示している。逆相信号1212は、図11に示した入力端子1112へ入力される逆相信号(inx)を波形で示している。正相信号1211および逆相信号1212の各DCレベルはともにDCレベル1213であるとする。
正相信号1221は、図11に示したA点の正相信号を波形で示している。逆相信号1222は、図11に示したAx点の逆相信号を波形で示している。正相信号1231は、図11に示した出力端子1151から出力される正相信号(out)を波形で示している。逆相信号1232は、図11に示した出力端子1152から出力される逆相信号(out)を波形で示している。
可変電流源1141および可変電流源1142の各電流値を変化させることで、正相信号1221のDCレベル1223と、逆相信号1222のDCレベル1224と、が変化する。これにより、正相信号1221と逆相信号1222との間にDCオフセット1225を与えることができる。このため、正相信号1231および逆相信号1232は、それぞれ正相信号1211および逆相信号1212よりデューティ比が高くなる。
ここでは、正相信号1221のDCレベル1223を逆相信号1222のDCレベル1224より高くすることで、正相信号1231および逆相信号1232のデューティ比を高くする場合について説明した。これに対して、正相信号1221のDCレベル1223を逆相信号1222のDCレベル1224より低くすることで、正相信号1231および逆相信号1232のデューティ比を低くしてもよい。
このように、可変電流源1141および可変電流源1142の各電流値に応じてデューティ比が調整された正相信号1231および逆相信号1232が出力端子1151,1152から出力される。また、図11に示したデューティ調整回路150においては、正相信号1231および逆相信号1232は、それぞれ正相信号1211および逆相信号1212に対して、立ち上がり領域(オンの領域)が時間方向において前後対称に変化する。
図13は、デューティ調整回路によってデューティ比を調整された駆動信号のアイパターンの例を示す図である。図13に示すアイパターン1300は、デューティ調整回路150によってデューティ比を調整されて出力される駆動信号を示している。アイパターン1300に示すように、デューティ調整回路150によれば、駆動信号のデューティ比を、図4−2のアイパターン420に示した駆動信号に比べて変化させることができる。なお、デューティ調整回路150の構成は、図9または図11に示した構成に限らず、駆動信号のデューティ比を調整できる構成であればよい。
(駆動回路の変形例)
図14は、駆動回路の変形例1を示す図である。図14において、図1に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図14に示すように、駆動回路100は、図1に示した構成に加えて遅延回路1410を備えていてもよい。遅延回路1410は、分岐部110からアンプ120へ出力される駆動信号を遅延量τ2(≠τ1かつ>0)だけ遅延させる。この場合は、遅延回路130および遅延回路1410が、分岐部110によって分岐された各駆動信号に遅延差を与える遅延調整部である。
また、図14に示すように、駆動回路100は、図1に示した構成に加えてデューティ調整回路1420を備えていてもよい。デューティ調整回路1420は、アンプ120から出力された駆動信号のデューティ比を調整し、デューティ比を調整した駆動信号を減算回路160へ出力する。この場合は、デューティ調整回路150およびデューティ調整回路1420が、分岐部110によって分岐された各駆動信号にデューティ比の差を与えるデューティ調整部である。デューティ調整回路1420には、たとえば、図9または図11に示したデューティ調整回路150と同様の構成を用いることができる。
また、図14に示した駆動回路100の構成において、遅延回路130を省いた構成にしてもよい。この場合は、遅延回路1410が、分岐部110によって分岐された各駆動信号に遅延差を与える遅延調整部である。また、図14に示した駆動回路100の構成において、デューティ調整回路150を省いた構成にしてもよい。この場合は、デューティ調整回路1420が、分岐部110によって分岐された各駆動信号にデューティ比の差を与えるデューティ調整部である。
図15は、駆動回路の変形例2を示す図である。図15において、図1に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図15に示すように、駆動回路100は、図1に示した遅延回路130およびデューティ調整回路150に代えてデューティ調整回路1510を備えていてもよい。
デューティ調整回路1510は、アンプ140から出力された駆動信号の立ち上がり領域(オンの領域)を時間方向において前後非対称に変化させてデューティ比を調整する。これにより、デューティ調整回路1510によってデューティ比を調整された駆動信号は、立ち上がりと立ち下がりの間の中央点がずれる。このため、デューティ調整回路1510によって、分岐部110によって分岐された各駆動信号に遅延差を与える遅延調整部を実現することができる。このため、図1に示した遅延回路130を省いた構成にしても、非対称プリエンファシスを実現することができる。
たとえば、デューティ調整回路1510は、駆動信号の立ち上がり領域の後方を広げる。これにより、駆動信号を、図6−1に示した駆動信号620と同様の駆動信号にすることができる。または、デューティ調整回路1510は、駆動信号の立ち上がり領域の前方を縮め、後方を広げる。これにより、駆動信号を、図7−1に示した駆動信号620と同様の駆動信号にすることができる。または、デューティ調整回路1510は、駆動信号の立ち上がり領域の前方を縮める。これにより、駆動信号を、図8−1に示した駆動信号620と同様の駆動信号にすることができる。
図16は、駆動回路の変形例3を示す図である。図16において、図1に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図16に示すように、駆動回路100は、図1に示した減算回路160に代えて加算回路1610を備えていてもよい。加算回路1610は、アンプ120から出力された駆動信号を、デューティ調整回路150から出力された駆動信号と加算する演算部である。加算回路1610は、加算した駆動信号をアンプ170へ出力する。
この場合は、駆動回路100から出力される駆動信号は、図1に示した駆動回路100とは異なるプリエンファシスが行われたものとなる。たとえば、図6−1に示した例のように、駆動信号620のデューティ比を高く調整するとともに、駆動信号610と駆動信号620の各立ち上がりのタイミングを合わせた場合は、駆動信号630は、立ち下がり632が抑制された駆動信号になる。
図17は、駆動回路の変形例4を示す図である。図17において、図1に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図17に示すように、駆動回路100は、図1に示した構成に加えて、遅延回路1710およびアンプ1720を備えていてもよい。遅延回路130は、分岐部110から出力された駆動信号を遅延量τ1だけ遅延させ、遅延させた駆動信号をアンプ140および遅延回路1710へ出力する。
遅延回路1710は、遅延回路130から出力された駆動信号を遅延量τ2だけ遅延させる。遅延量τ2は遅延量τ1と同じであってもよいし異なっていてもよい。遅延回路1710は、遅延させた駆動信号をアンプ1720へ出力する。アンプ1720は、遅延回路1710から出力された駆動信号の強度を調整し、強度を調整した駆動信号を減算回路160へ出力する。減算回路160は、アンプ120から出力された駆動信号を、デューティ調整回路150およびアンプ1720から出力された各駆動信号によって減算する。
このように、駆動回路100へ入力された駆動信号を3分岐し、分岐した各駆動信号にそれぞれ異なる遅延量を与える構成としてもよい。また、図示しないが、駆動回路100へ入力された駆動信号を4つ以上に分岐し、分岐した各駆動信号にそれぞれ異なる遅延量を与える構成としてもよい。これにより、駆動信号のプリエンファシスを柔軟に行うことができる。この場合においても、分岐した各駆動信号の少なくともいずれかのデューティ比を変化させることで非対称プリエンファシスを実現することができる。
図14〜図17において、図1に示した駆動回路100の各変形例について説明したが、図14〜図17に示した駆動回路100をそれぞれ組み合わせた構成としてもよい。また、駆動回路100において、アンプ120,140,170の少なくともいずれかを省いた構成としてもよい。
(駆動信号の調整)
つぎに、駆動回路100における遅延差やデューティ比の差の調整について説明する。たとえば、駆動回路100の調整者(たとえばユーザ)は、発光素子210から出力される光信号を測定する測定器を光送信装置200に接続し、光信号の波形510(たとえば図5−1参照)やアイパターン520(たとえば図5−2参照)を測定する。
そして、調整者は、光信号の波形510やアイパターン520が所望の形状になるように、駆動回路100における遅延差やデューティ比の差を調整する。たとえば、調整者は、波形510やアイパターン520の立ち上がりおよび立ち下がりが対称になるように調整を行う。これにより、光信号の伝送特性を向上させることができる。
たとえば、図1に示した駆動回路100においては、調整者は、遅延回路130における遅延量τ1と、デューティ調整回路150におけるデューティ比と、を調整する。デューティ比の調整は、たとえば、図9に示した可変電流源931,951や、図11に示した可変電流源1141,1142の電流値を変化させることによって行うことができる。
これにより、調整者は、発光素子210の特性に応じて、発光素子210へ入力する駆動信号の立ち上がりおよび立ち下がりの補正(プリエンファシス)を行い、発光素子210から出力される光信号の伝送特性を向上させることができる。
このように、実施の形態にかかる駆動回路100によれば、分岐した各駆動信号に遅延差およびデューティ比の差を与えて加算または減算することで、立ち上がりおよび立ち下がりを非対称に補正する非対称プリエンファシスを簡単な構成で実現することができる。これにより、従来技術より回路規模を縮小(たとえばトランジスタの数を削減)して寄生ゲート容量を低減し、高速駆動に対応させることができる。
また、駆動回路100によれば、回路規模を縮小することで、消費電力を低減することができる。また、駆動回路100によれば、構成が簡単なため、駆動信号が高速であっても回路内のタイミング調整が容易になり、高速駆動に対応させることができる。なお、駆動回路100を発光素子210の駆動信号の整形に用いる場合について説明したが、駆動回路100は、発光素子以外のデバイスの駆動信号の整形にも用いることができる。
以上説明したように、駆動回路、光送信装置、駆動方法および光送信方法によれば、高速駆動を可能にすることができる。
上述した実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)第1の信号のデューティ比を変更するデューティ比調整回路と、
前記デューティ比調整回路でデューティ比が変更された信号と、位相と振幅が前記第1の信号と異なる第2の信号と、のうちいずれか一方から他方を減算または両方を加算する演算部と、
を備えることを特徴とする駆動回路。
(付記2)さらに入力信号を分岐する分岐部を有し、
前記第1の信号及び第2の信号は、前記分岐部で分岐された信号に基づいて生成されることを特徴とする付記1に記載の駆動回路。
(付記3)さらに遅延回路及び増幅器または減衰器を有し、
前記遅延回路は前記第1の信号と第2の信号を異なる位相とし、
前記増幅器または減衰器は第1の信号と第2の信号を異なる振幅としていることを特徴とする付記1または2に記載の駆動回路。
(付記4)前記遅延回路は、前記第1の信号と第2の信号に可変の遅延差を与えることを特徴とする付記3に記載の駆動回路。
(付記5)前記遅延回路は、調整者による操作によって前記遅延差を変化させることを特徴とする付記4に記載の駆動回路。
(付記6)前記遅延回路は、前記第1の信号と第2の信号の立ち上がりタイミングを合わせる遅延差を前記第1の信号と第2に与えることを特徴とする付記3〜5のいずれか一つに記載の駆動回路。
(付記7)前記デューティ比調整回路は、前記第1の信号と第2に可変のデューティ比の差を与えることを特徴とする付記1〜6のいずれか一つに記載の駆動回路。
(付記8)前記デューティ比調整回路は、調整者による操作によって前記デューティ比の差を変化させることを特徴とする付記7に記載の駆動回路。
(付記9)前記デューティ比調整回路は、前記第1の信号と第2の少なくともいずれかのオンオフを切り替える閾値を変化させることで前記デューティ比の差を変化させることを特徴とする付記1〜8のいずれか一つに記載の駆動回路。
(付記10)前記信号は差動信号であり、
前記デューティ比調整回路は、前記第1の信号と第2の少なくともいずれかの差動信号に直流オフセットを与えて差動増幅することで前記デューティ比の差を変化させることを特徴とする付記1〜8のいずれか一つに記載の駆動回路。
(付記11)前記入力信号は、発光素子の駆動信号であることを特徴とする付記2に記載の駆動回路。
(付記12)第1の信号のデューティ比を変更するデューティ比調整回路と、
前記デューティ比調整回路でデューティ比が変更された信号と、位相と振幅が前記第1の信号と異なる第2の信号と、のうちいずれか一方から他方を減算または両方を加算する演算部と、
前記演算部によって加算または減算された信号に基づく光信号を出力する発光素子と、
を備えることを特徴とする光送信装置。
(付記13)第1の信号のデューティ比を変更し、
デューティ比が変更された信号と、位相と振幅が前記第1の信号と異なる第2の信号と、のうちいずれか一方から他方を減算または両方を加算する駆動方法。
(付記14)第1の信号のデューティ比を変更し、
デューティ比が変更された信号と、位相と振幅が前記第1の信号と異なる第2の信号と、のうちいずれか一方から他方を減算または両方を加算し、
加算または減算された信号に基づく光信号を出力することを特徴とする光送信方法。
110 分岐部
120,140,170,1720 アンプ
130,1410,1710 遅延回路
160 減算回路
210 発光素子
300 電気光特性
310,610,620,630,1010,1020,1030 駆動信号
320 光信号
410,510 波形
420,520,650,750,850,1300 アイパターン
611,621,631 立ち上がり
612,622,632 立ち下がり
613,623 中央点
640,710,810 遅延差
910,1111,1112 入力端子
920,940,1120,1130 差動回路
921,922,941,942,1121,1122,1131,1132 トランジスタ
923,924,932,943,944,952,1123,1124,1133,1134 抵抗
925,945,1125,1135 電流源
926,946,1126,1127,1136,1137 出力部
930,950 閾値レベル調整回路
931,951,1141,1142 可変電流源
960,1151,1152 出力端子
1011,1021 電位
1012,1022,1225 DCオフセット
1140 オフセット調整回路
1211,1221,1231 正相信号
1212,1222,1232 逆相信号
1213,1223,1224 DCレベル
1610 加算回路

Claims (12)

  1. 第1の信号のデューティ比を変更するデューティ比調整回路と、
    前記デューティ比調整回路でデューティ比が変更された信号と、位相と振幅が前記第1の信号と異なる第2の信号と、のうちいずれか一方から他方を減算または両方を加算する演算部と、
    を備えることを特徴とする駆動回路。
  2. さらに入力信号を分岐する分岐部を有し、
    前記第1の信号及び第2の信号は、前記分岐部で分岐された信号に基づいて生成されることを特徴とする請求項1に記載の駆動回路。
  3. さらに遅延回路及び増幅器または減衰器を有し、
    前記遅延回路は前記第1の信号と第2の信号を異なる位相とし、
    前記増幅器または減衰器は第1の信号と第2の信号を異なる振幅としていることを特徴とする請求項1または2に記載の駆動回路。
  4. 前記遅延回路は、前記第1の信号と第2の信号に可変の遅延差を与えることを特徴とする請求項3に記載の駆動回路。
  5. 前記遅延回路は、前記第1の信号と第2の信号の立ち上がりタイミングを合わせる遅延差を前記第1の信号と第2に与えることを特徴とする請求項3または4に記載の駆動回路。
  6. 前記デューティ比調整回路は、前記第1の信号と第2に可変のデューティ比の差を与えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の駆動回路。
  7. 前記デューティ比調整回路は、前記第1の信号と第2の少なくともいずれかのオンオフを切り替える閾値を変化させることで前記デューティ比の差を変化させることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の駆動回路。
  8. 前記信号は差動信号であり、
    前記デューティ比調整回路は、前記第1の信号と第2の少なくともいずれかの差動信号に直流オフセットを与えて差動増幅することで前記デューティ比の差を変化させることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の駆動回路。
  9. 前記入力信号は、発光素子の駆動信号であることを特徴とする請求項2に記載の駆動回路。
  10. 第1の信号のデューティ比を変更するデューティ比調整回路と、
    前記デューティ比調整回路でデューティ比が変更された信号と、位相と振幅が前記第1の信号と異なる第2の信号と、のうちいずれか一方から他方を減算または両方を加算する演算部と、
    前記演算部によって加算または減算された信号に基づく光信号を出力する発光素子と、
    を備えることを特徴とする光送信装置。
  11. 第1の信号のデューティ比を変更し、
    デューティ比が変更された信号と、位相と振幅が前記第1の信号と異なる第2の信号と、のうちいずれか一方から他方を減算または両方を加算する駆動方法。
  12. 第1の信号のデューティ比を変更し、
    デューティ比が変更された信号と、位相と振幅が前記第1の信号と異なる第2の信号と、のうちいずれか一方から他方を減算または両方を加算し、
    加算または減算された信号に基づく光信号を出力することを特徴とする光送信方法。
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