JP5488284B2 - 車両用シート - Google Patents
車両用シート Download PDFInfo
- Publication number
- JP5488284B2 JP5488284B2 JP2010160479A JP2010160479A JP5488284B2 JP 5488284 B2 JP5488284 B2 JP 5488284B2 JP 2010160479 A JP2010160479 A JP 2010160479A JP 2010160479 A JP2010160479 A JP 2010160479A JP 5488284 B2 JP5488284 B2 JP 5488284B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat
- vehicle
- seat body
- state
- raised state
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Seats For Vehicles (AREA)
Description
先ず、第1の発明は、シート本体は、着座者の座面部となるシートクッションと、着座者の背もたれとなるシートバックとから成っており、前記シート本体は、前記シートバックが前記シートクッションに対し起立して車体フロア上に載置されて乗員を着座可能とする着座状態と、前記着座状態の前記シートバックを前記シートクッションの上に車体フロア上で折り畳んだ折り畳み状態と、前記折り畳み状態の前記シートバック及びシートクッションを、車体フロア面から車体壁部への回動動作により車体壁面に沿った起こし上げ状態として格納する起上状態と、に配置切替可能とされる車両用シートであって、前記シート本体には、前記起上状態を保持するための被係合部が設けられており、該シート本体に設けられた被係合部に対応した係合部を備えたロック部材が、前記起上状態のシート本体に向けて回動可能とされて車両天井部に配設されており、前記シート本体の折り畳み状態から起上状態への回動動作と前記ロック部材の前記シート本体の起上状態位置に向けての回動動作とを連動して行う連動機構が両回動機構間に配設されており、前記シート本体の折り畳み状態から起上状態への配置切替動作に連動して前記連動機構により前記ロック部材がシート本体の起上状態位置に向けて作動して、ロック部材の係合部がシート本体の被係合部と係合して前記シート本体の起上状態が保持される構成となっていることを特徴とする。
先ず、上記第1の発明の車両用シートによれば、シート本体を起こし上げた後、その起上状態の保持を確実かつ容易に行うことができる。
次に、上記第2の発明の車両用シートによれば、ロック部材の回動とシート本体の回動とが干渉することがないため、シート本体の格納作業は、より一層容易となり作業性の向上を図ることができる。
次に、上記第3の発明の車両用シートによれば、起上状態におけるシート本体の凹凸面を隠すことによって、車室内をすっきりした空間とすることで、見栄えの向上を図ると共に、シート又は荷物が傷ついたり破損するおそれを防止することができる。
次に、上記第4の発明の車両用シートによれば、シート本体の起上状態の保持がより一層容易となって作業性の向上を図ることができる。また、板状部材が、車体フロア面から退避・収納されるまでは、ロック部材の係合部とシート本体の被係合部との係合は解除されない構成となっており、より一層確実にシート本体の起上状態を保持することができるため、信頼性の向上を図ることができる。
図14に図示されるように、シャッター部材33、34は、断面が略波状に形成された板状部材である。ここで、ロック部材30は、シート本体10が着座状態10A及び折り畳み状態10Bにおいては、2枚のシャッター部材33、34(複数の板状部材)が箱型部材32(平板状部材)に収納された状態で、車両天井部Cの一部としてこの車両天井部Cに沿って配設されている。一方、シート本体10が折り畳み状態10Bから起上状態10Cへ配置切替されると、ロック部材30は、シート本体10の起上状態10Cの位置に向けて作動して、フック31(係合部)がシート本体10のストライカ12s(被係合部)と係合すると共に、箱型部材32(平板状部材)から2枚のシャッター部材33、34(複数の板状部材)が車体フロア面Fまで引き出されて、起上状態10Cのシート本体10を覆う構成とされている。
図4に図示されるように、このロック部材30は、板部材で区画された扁平な箱型部材32(平板状部材)が形成されている(図14参照)。図4及び図10に図示されるように、この扁平な箱型部材32(平板状部材)の車両幅方向における一端側は、この箱型部材32(平板状部材)の中空部位を塞ぐとともに車両天井部Cに沿って湾曲形成されるアーム部36aが構成されており、車両天井部Cに対して回動可能に支持されてヒンジ機構36を構成している。また、図4及び図14に図示されるように、扁平な箱型部材32(平板状部材)の車両幅方向における他端側は、この箱型部材32(平板状部材)の中空部位内に収納された2枚のシャッター部材33、34(複数の板状部材)が引き出し可能な開口部として構成されている。
なお、ここで、上記ワイヤーケーブル20の他端側20bのインナーケーブル24bの先端26bへの引きの作動力の伝達は、ヒンジ機構16のスリット16b(図9参照)に接続される構成によって、シート本体10の折り畳み状態10Bから起上状態10Cへの作動当初に作動遊びが付与されている。これにより、ロック部材30は、この作動遊び分だけ遅れて作動する構成となっている。上述のように、シート本体10の車体壁部Bに対する姿勢角度Dが40度以内(図7参照)に到達するまでの作動遊びが付与されていることが好ましく、ロック部材30の回動とシート本体10の回動とが干渉することなく行われるように構成されている。
図1に図示されるように、3列目の車両用シートに乗員を着座させる場合には、シート本体10のシートバック14をシートクッション12に対し起立して車体フロア面Fの上に載置されて乗員を着座可能とする着座状態10Aの構成とする。一方、図2及び図5に図示されるように、この3列目の車両用シートの設置スペースを荷室として利用する場合には、リクライニング装置13を作動させて、着座状態10Aのシートバック14を前倒しにして、シートクッション12の上に車体フロア面Fの上で折り畳んだ折り畳み状態10Bの構成とする。そして、図6に図示されるように、シート本体10に設けられた操作レバー(図示省略)の操作を行うことによって、支持機構18のフック(図示省略)と車体フロア面F上に設置されたストライカFsとの係合を解除して、折り畳み状態10Bのシートバック14及びシートクッション12を、車体フロア面Fから車体壁部Bへ起こし上げる。このとき、シートクッション12の側部と車体壁部Bとをヒンジ連結するヒンジ機構16の回転軸16cの回りには、シート本体10を車体フロア面Fから起こし上げる方向に附勢するバネ部材(図示省略)が組み付けられており、シート本体10を起こし上げる操作がバネ部材(図示省略)の附勢力によって補助される。
例えば、本実施例の車両用シートは、ロック部材30の構成として箱型部材32と2枚のシャッター部材33、34の構成であった。しかしながら、これに限定されず、本発明の車両用シートは、起上状態のシート本体を車体フロア面まで覆うことができる構成として、シャッター部材は2枚以上あってもよい。また、箱型部材に収納されるもの以外にも、板状部材がすべて重ねあわされてロック部材として構成するものでもよい。また、シャッター部材33、34は断面が略波状に形成された板状部材のものについて示したが、変形例1として、図15に図示されるように、板状部材にリブが立設されたシャッター部材33a、34aであってもよい。
10 シート本体
10A 着座状態
10B 折り畳み状態
10C 起上状態
12 シートクッション
12a 収納凹部
12s ストライカ
13 リクライニング装置
14 シートバック
16 ヒンジ機構
16a アーム部
16b スリット
16c 回転軸
18 支持機構
18t 支持板
19 連動機構
20 ワイヤーケーブル
20a ワイヤーケーブルの一端側
20d ワイヤーケーブルの他端側
22 アウターケーシング
22a ワイヤーケーブルの一端側のアウターケーシング
22b ワイヤーケーブルの他端側のアウターケーシング
24 インナーケーブル
24a ワイヤーケーブルの一端側のインナーケーブル
24b ワイヤーケーブルの他端側のインナーケーブル
26a ワイヤーケーブルの一端側のインナーケーブルの先端
26b ワイヤーケーブルの他端側のインナーケーブルの先端
30 ロック部材
31 フック
31a ストッパー部位
31b ねじりバネ
31c ヒンジ部
31f 係合爪
32 箱型部材
33 シャッター部材
33a シャッター部材
34 シャッター部材
34a シャッター部材
36 ヒンジ機構
36a アーム部
36b ねじりバネ
36c 回転軸
37 フック
37a ストッパー部位
37b ねじりバネ
37c ヒンジ部
37g 係合凹部
37f 係合爪
B 車体壁部
Bt タイヤハウス
C 車両天井部
D 姿勢角度
F 車体フロア面
Fs ストライカ
Claims (4)
- シート本体は、着座者の座面部となるシートクッションと、着座者の背もたれとなるシートバックとから成っており、
前記シート本体は、前記シートバックが前記シートクッションに対し起立して車体フロア上に載置されて乗員を着座可能とする着座状態と、
前記着座状態の前記シートバックを前記シートクッションの上に車体フロア上で折り畳んだ折り畳み状態と、
前記折り畳み状態の前記シートバック及びシートクッションを、車体フロア面から車体壁部への回動動作により車体壁面に沿った起こし上げ状態として格納する起上状態と、に配置切替可能とされる車両用シートであって、
前記シート本体には、前記起上状態を保持するための被係合部が設けられており、
該シート本体に設けられた被係合部に対応した係合部を備えたロック部材が、前記起上状態のシート本体に向けて回動可能とされて車両天井部に配設されており、
前記シート本体の折り畳み状態から起上状態への回動動作と前記ロック部材の前記シート本体の起上状態位置に向けての回動動作とを連動して行う連動機構が両回動機構間に配設されており、
前記シート本体の折り畳み状態から起上状態への配置切替動作に連動して前記連動機構により前記ロック部材がシート本体の起上状態位置に向けて作動して、ロック部材の係合部がシート本体の被係合部と係合して前記シート本体の起上状態が保持される構成となっていることを特徴とする車両用シート。 - 請求項1に記載の車両用シートであって、
前記両回動機構間に配設される連動機構の伝達部材はワイヤーケーブルであって、該ワイヤーケーブルによる前記両回動機構間の接続には、前記シート本体の折り畳み状態から起上状態への作動当初に作動遊びが付与されて接続されており、前記ロック部材は該作動遊び分だけ遅れて作動する構成となっており、前記ロック部材の回動は前記シート本体の回動と干渉することなく行われるようになっていることを特徴とする車両用シート。 - 請求項1又は請求項2に記載の車両用シートであって、
前記ロック部材は、外面が平板状部材として構成されており、車両天井部面に沿って配設可能とされていると共に、起上状態のシート本体を覆うことができる大きさとして形成されていることを特徴とする車両用シート。 - 請求項3に記載の車両用シートであって、
前記平板状部材のロック部材は、起上状態のシート本体を車体フロア面まで覆うことができるように複数の板状部材が重ね合わされることにより伸縮可能に構成されており、
前記ロック部材を構成する板状部材は、前記起上状態のシート本体を車体フロア面まで覆うために伸張する際、自重作用によりロック部材に設けられた係合部がシート本体に設けられた被係合部に係合してシート本体の起上状態が保持される構成となっており、
前記板状部材が、車体フロア面から退避・収納されることで、前記ロック部材の係合部とシート本体の被係合部との係合が解除可能な構成とされていることを特徴とする車両用シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010160479A JP5488284B2 (ja) | 2010-07-15 | 2010-07-15 | 車両用シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010160479A JP5488284B2 (ja) | 2010-07-15 | 2010-07-15 | 車両用シート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012020666A JP2012020666A (ja) | 2012-02-02 |
JP5488284B2 true JP5488284B2 (ja) | 2014-05-14 |
Family
ID=45775289
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010160479A Expired - Fee Related JP5488284B2 (ja) | 2010-07-15 | 2010-07-15 | 車両用シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5488284B2 (ja) |
-
2010
- 2010-07-15 JP JP2010160479A patent/JP5488284B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2012020666A (ja) | 2012-02-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5345792B2 (ja) | 車両用格納シート | |
JP5193552B2 (ja) | 車両用格納シート | |
JP6794905B2 (ja) | 乗物用シート | |
JP5181866B2 (ja) | 車両用シートの切換機構 | |
JP5141680B2 (ja) | 車両用シート | |
WO2009104586A1 (ja) | 車両用格納シート | |
JP5164514B2 (ja) | 車両用格納シート | |
JP5873862B2 (ja) | 車両用シート装置 | |
WO2009128509A1 (ja) | 誤操作防止装置及び車両用格納シート | |
WO2009119741A1 (ja) | 車両用格納シート | |
JP2008207699A (ja) | 車両用格納式シートのロック構造 | |
WO2009111451A2 (en) | Vehicle seat stow release system and method | |
JP4633583B2 (ja) | 車両用シートのロック解除操作機構 | |
JP5647437B2 (ja) | 座席シート | |
JP4586672B2 (ja) | 車両用シートのロック解除操作機構 | |
JP5488284B2 (ja) | 車両用シート | |
JP5200560B2 (ja) | 車両用シート | |
JP2007313977A (ja) | 車両用シート | |
JP4241224B2 (ja) | 車両用シート | |
JP5193646B2 (ja) | 車両用格納シート | |
JP5193645B2 (ja) | 車両用格納シート | |
JP2009051233A (ja) | 車両用跳ね上げ式シート | |
JP6711143B2 (ja) | シート装置 | |
JP2008201235A (ja) | 車両用シートのロック解除操作機構 | |
JP4389826B2 (ja) | 車両用格納式シート |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130124 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140121 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140128 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140210 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5488284 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |