JP5487819B2 - 電気掃除機 - Google Patents

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Description

本発明は空気清浄効果の高い電気掃除機に関するものである。
従来、この種の微粒子発生手段を備えた電気掃除機に関しては、排気経路にイオン発生器を配置させる構成のものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−212389号公報 特開2006−68711号公報
しかしながら、前記従来のような電気掃除機の構成では、電動送風機の排気と共に部屋中にイオンを放出させる高電圧の放電電極で構成したイオン発生器と、塵埃を捕集する不織布を用いた集塵袋を内蔵する電気掃除機本体と、前記電動送風機に連通し塵埃を吸引する吸込み具を備え、前記電動送風機の排気で、イオンを部屋中に放出し、室内で対流させる事で、浮遊する塵埃を帯電させ、前記不織布を用いた集塵袋で、前記イオンで帯電された塵埃を捕集させる構成であり、イオンの帯電した室内に浮遊する微細塵埃が床面に落下するまでには時間を必要とするため、空気清浄効果が不十分な電気掃除機となっていた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、例えば、ナノイーイオン発生手段として、水に高電圧を印加することによって、微粒子水で包まれたマイナスイオンの微細粒子(例えば直径で略5〜20nm)であるナノメータサイズのマイナスイオンミストを生成する。ナノメータサイズのマイナスイオンミストは、マイナスイオン単独で存在する場合より空気中に長時間(マイナスイオンの約6倍の寿命で)存在することが可能であり、且つ、ナノメータサイズと非常に小さいので、空気中に長時間浮遊できると共に、拡散性が高いので、室内に満遍なく浮遊する。
そして、マイナスイオンミストは、被付着物に付着すると、該被付着物の脱臭、除菌を行う脱臭、除菌作用を果たすことが知られている(例えば、特許文献2参照)。
また、ナノメータサイズのマイナスイオンミストをイオンのように電動送風機の排気で放出すると、電動送風機の熱によって、ミストが消滅し効果が得られなくなってしまうため、送風ファンで外気を取り込み、熱のない空気でマイナスイオンミストを排出することで、安定してマイナスイオンミストの効果を得ることができる。
さらに電動送風機とは別の送風ファンでマイナスイオンミストを放出する構成の場合、送風ファンが異常停止してしまったり、外気を取り込む吸気穴が塵埃で塞がれたりした場合には、使用者は気がつかないで掃除を継続する可能性が高く、その場合、高電圧部でオゾンが発生し、電極部周辺が極小的にオゾン濃度が濃くなり、樹脂の劣化を加速させたり、オゾン濃度が濃い状態のまま排出されると、呼吸器系統、眼、粘膜等への刺激を与えたりする。さらに放熱フィンに冷却風が当たらなく、放熱フィンが高温状態となるため、電動送風機の空間と、ナノイーイオン発生手段の空間を連結させ、異常時においても最低限の風量を確保し、排出を行うようにすることによって、オゾン濃度の上昇を抑制と、放熱フィンの発熱を抑制し、使用者に不快感を与えない電気掃除機を提供することを目的とす
る。
前記従来の課題を解決するために、本発明の電気掃除機は、吸引風を発生する電動送風機と、前記電動送風機とは分離された場所に、高電圧が印加される電極と、前記電極のイオンが放出される側の電極を冷却して、水分を電極に結露させる電極冷却手段と、前記冷却の相殺の為に発生する熱を放熱する放熱フィンを有するイオンミスト(以下、「ナノイーイオン」と称す)発生手段と、前記放熱フィンを冷却し、電極から発生するナノイーイオンを排出する送風ファンと、前記ナノイーイオン発生手段を制御するナノイーイオン制御手段と、前記電動送風機の空間と、前記ナノイーイオン発生手段の空間とを連結する連結経路を備え、電動送風機の排気の一部が前記連結経路を通じ、ナノイーイオン発生手段を経由して排出され、この排出される排出風量は、前記送風ファンの風量よりも少ないことを特徴とするものである。
これによって、微粒子水の質量を室内の浮遊塵埃に付加して床面への落下を早くし、掃除中の吸込具から吸い取ることができ捕集率を向上させるナノイーイオンを安定して排出し、ナノイーイオンの付着した塵埃の脱臭、除菌に効果を果たし、空気清浄効果を良好にし、かつオゾン濃度の上昇と放熱フィンの発熱を抑制し、使用者に不快感を与えなくすることができ、かつ、送風ファンが正常に風量を確保しているときには、電動送風機からの微量の暖かい空気は、放熱フィンの空気にかき消され、ナノイーイオン発生には影響しないが、送風ファンの風量がなくなったときには、微量の暖かい風量によってオゾン濃度の上昇と放熱フィンの発熱を抑制し、使用者に不快感を与えない電気掃除機を提供できる。
本発明の電気掃除機は、微粒子水の質量を室内の浮遊塵埃に付加して床面への落下を早くし、掃除中の吸込具から吸い取る捕集率を向上させ、ナノイーイオンの付着した塵埃の脱臭、除菌に効果を果たし、空気清浄効果を良好にするとともに、オゾン濃度の上昇と放熱フィンの発熱を抑制し、使用者に不快感を与えなくすることができ、かつ、送風ファンが正常に風量を確保しているときには、電動送風機からの微量の暖かい空気は、放熱フィンの空気にかき消され、ナノイーイオン発生には影響しないが、送風ファンの風量がなくなったときには、微量の暖かい風量によってオゾン濃度の上昇と放熱フィンの発熱を抑制し、使用者に不快感を与えなくすることができる。
本発明の実施の形態1における電気掃除機の制御ブロック図 同、電気掃除機の外観斜視図 同、電気掃除機の断面図 同、電気掃除機のナノイーイオン発生装置のイメージ図 同、電気掃除機の空気清浄効果を示すグラフ (a)本発明の実施の形態2における送風ファンからの風量が有るときの電気掃除機の要部断面図(b)同、送風ファンからの風量が無くなったときの電気掃除機の要部断面図
の発明は、吸引風を発生する電動送風機と、前記電動送風機とは分離された場所に、高電圧が印加される電極と、前記電極のイオンが放出される側の電極を冷却して、水分を電極に結露させる電極冷却手段と、前記冷却の相殺の為に発生する熱を放熱する放熱フィンを有するイオンミスト(以下、「ナノイーイオン」と称す)発生手段と、前記放熱フィンを冷却し、電極から発生するナノイーイオンを排出する送風ファンと、前記ナノイーイオン発生手段を制御するナノイーイオン制御手段と、前記電動送風機の空間と、前記ナノイーイオン発生手段の空間とを連結する連結経路を備え、電動送風機の排気の一部が前記連結経路を通じ、ナノイーイオン発生手段を経由して排出され、この排出される排出風量を、前記送風ファンの風量よりも少なくしたもので、微粒子水の質量を室内の浮遊塵埃に付加して床面への落下を早くし、掃除中の吸込具から吸い取る捕集率を向上させるナノイーイオンを安定して排出し、ナノイーイオンの付着した塵埃の脱臭、除菌に効果を果たし、空気清浄効果を良好にするとともに、かつオゾン濃度の上昇と放熱フィンの発熱を抑制し、使用者に不快感を与えなくすることができ、かつ、送風ファンが正常に風量を確保しているときには、電動送風機からの微量の暖かい空気は、放熱フィンの空気にかき消され、ナノイーイオン発生には影響しないが、送風ファンの風量がなくなったときには、微量の暖かい風量によってオゾン濃度の上昇と放熱フィンの発熱を抑制し、使用者に不快感を与えなくすることができる。
の発明は、第1の発明のナノイーイオン発生手段側に塵埃が入らないように連結経路の電動送風機側および送風ファンの吸引側にフィルターを備えたもので、電極部やナノイーイオン制御手段に塵埃が付着しないため、確実に制御が行え、ナノイーイオンを発生させることができる。
の発明は、第1または第2の発明に加えて、放熱フィンまたはその周辺の温度によって形状が可変する温度可変手段を連結経路に設け、温度によって連結経路の風量を可変することにより、送風ファンが正常に風量を確保し、放熱フィンを冷却しているときには、連結経路は閉じられて、電動送風機からの風量はほとんどなく、送風ファンの風量がなくなり、放熱フィンが発熱してきたときには連結経路が開口され、オゾン濃度の上昇と放熱フィンのさらなる発熱を抑制し、使用者に不快感を与えなくすることができる。
の発明は、第1または第2の発明に加えて、送風ファンから発生する風量によって移動量が可変する風量可変手段を連結経路に設け、送風ファンの風量によって連結経路の風量を可変することにより、送風ファンが正常に風量を確保しされているときには、風力によって連結経路は閉じられて、電動送風機からの風量はほとんどなく、送風ファンの風量がなくなり、風力がなくなってきたときには連結経路が開口され、オゾン濃度の上昇と放熱フィンのさらなる発熱を抑制し、使用者に不快感を与えなくすることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態における電気掃除機の制御ブロック図、図2は同電気掃除機の外観斜視図、図3は同電気掃除機の断面図、図4はナノイーイオン発生装置のイメージ図を、それぞれ示すものである。
図2の1は電気掃除機本体で、後部に吸引風を発生する電動送風機2を内蔵し、その前部に、着脱自在で塵埃を捕集するエレクトレット加工された集塵袋3を配置している。集塵袋3の材質はポリプロピレン等の熱可塑性繊維で構成されており、空気等の摩擦で帯電することになる。後方下部の両側に1対の走行用の車輪4が回転自在に取着され、底面前部には、同じく走行用のキャスター5が取着されている。電気掃除機本体1には、着脱自在に接続されるホース8がある。このホース8の手元には操作手段6があり、各種の動作モード(例えば強・中・弱・切等の吸込み力)を選択できるようになっている。ホース8の電気掃除機本体1との接続部には、塵埃検出手段7が設置されている。塵埃検出手段7は、発光素子7aと受光素子7bを互いに対向させて配置して構成され、発光素子7aと受光素子7bの間を塵埃が通過すると、一時的に受光素子7bによる受光が遮られて、パルス波形が発生する。そして、ホース8は、その片方を伸縮自在或いは継ぎ自在の延長管9と接続する。延長管9は、掃除面に接して被掃除面の塵埃等を吸引するための吸込み具10と接続される。吸引具10は、被掃除面の塵埃を掻き上げる回転ブラシ11と、回転ブラシ11をベルト12を介して回転駆動する電動機13を内蔵している。
図3において、電動送風機2の収納空間20とは樹脂等で分離された上方空間部21に、ナノメータサイズの微粒子水で包まれたマイナスイオンを発生させる為のナノイー制御手段22と、電極冷却手段のペルチェ素子23、放熱フィン24、電極などからなるナノイーイオン発生手段33と、マイナスイオンミストを部屋中に放出し、拡散させるための気流を起こす送風ファン35が収納され、各々が保持固定されている。
ナノイーイオン発生手段33は、図4に示すように針状電極25とアース電極26が保持固定されており、針状電極24は電気的には絶縁されているが、温度伝達的にペルチェ素子23と接続されていて、ペルチェ素子23の電圧印加によって、針状電極24が冷却され。さらに、ペルチェ素子23は放熱フィン24とも温度伝達的に接続されており、針状電極25の冷却と相殺される発熱を放熱フィン24に放熱するようになっている。
ナノイー制御装置21は、針状電極25とアース電極26間に高圧を印加させる高圧発装置27と針状電極25を冷却させるペルチェ素子23に電圧を印加する直流電源手段28があり、針状電極25に周辺の水分が結露する温度に制御させている。この構成により、ナノイーイオン発生手段33の高電圧(例えば略6000V)を印加された針状電極25は、内蔵するペルチェ素子23のペルチェ効果によって冷却されて、空気中の水分を結露させ、コロナ放電によって微粒子水で包まれたマイナスイオンの微細粒子(例えば直径で略5〜20nmのマイナスイオンミスト)が発生するものである。
送風ファン35は、ナノイーイオンを部屋中に放出し、拡散させるための気流を起こす放出手段で、室内の空気を取り入れ口36より取り込み、ナノイーイオン発生手段33に送風し、ナノイーイオン放出口37よりナノイーイオンを部屋に放出する。29は電動送風機2の排気を排出させる主排気口であり、放出されたナノイーイオンを室内に拡散させる気流を発生させる。
ここで電動送風機2の収納空間20とナノイーイオン発生手段33の収納空間21とを連結させる連結経路50(連結穴でもよい)があり、電動送風機2の排気の一部がナノイーイオン発生手段33を経由して、ナノイーイオン放出口37より放出される。この連結経路50から排出される風量は送風ファン35から排出される風量より極めて少なく、熱を帯びた電動送風機2からの風量は送風ファン35からの風量で打ち消してしまう程度である。51は送風ファン35での室内の空気の取り込みによって塵埃がナノイーイオン発生手段33の収納空間21に入らないようにするためのフィルターAで送風ファン35の吸気側で使用者が塵埃を取り除けるように取り外しできるようになっている。52は連結経路50からの塵埃の侵入を防止するフィルターBである。
図1は、この電気掃除機の制御ブロック図で、31は電動送風機2を駆動するための双方向性サイリスタなどで構成された電動送風機駆動手段であり、電動送風機2を位相制御し吸込み力を可変させる。32は回転ブラシ11をベルト12を介して回転駆動する電動機13を位相制御するための電動機駆動手段である。30はマイクロコンピュータなどで構成される制御手段である。制御手段30は、使用者が操作する操作手段6のスイッチ操作情報を取り込み、その情報をもとに、電動機駆動手段32および電動送風機駆動手段31へ位相制御するための点弧パルスを出力する制御を行う。40はナノイー制御手段21を動作させるナノイー駆動手段で、制御手段30が駆動することでナノイー制御手段21に電力が供給される。ナノイー制御手段21に電力が供給されると、高電圧装置34によって電極に高電圧を印加し、さらに冷却手段26であるペルチェ素子23に電圧を印加する。35は送風ファンで制御手段30によって制御されている。41は、電気掃除機に電力を供給する商用電源である。
以上のように構成された電気掃除機について、以下その動作、作用を説明する。
使用者が、操作手段6を操作し、例えば、「中」を選択すると、制御手段30は、操作手段6からの情報を基に、駆動手段31及び電動機駆動手段32に予め定められた信号を送り、電動送風機2及び電動機13を駆動させる。そして、制御手段30は、送風ファン35を動作させ、送風ファン35は取り外し可能なフィルター51によって塵埃が取り除かれた室内の空気を取り入れ口36より取り込み、ナノイーイオン発生手段33を経由してナノイーイオン放出口37より放出される。また、電動送風機2で発生した風量の一部もフィルターB52にて塵埃が取り除かれた排気が、連結経路50からナノイーイオン発生手段33の収納空間21に入り、ナノイーイオン発生手段33を経由してナノイーイオン放出口37より放出される。次に制御手段30は、ナノイー駆動手段40に信号を送り、ナノイー制御手段22に電力が印加される。電力が印加されたナノイー制御手段22は高電圧装置34にて高圧を出力し、ナノイーイオン発生手段33の針状電極25とアース電極26間に印加される。また、直流電源手段28にて、ペルチェ素子23に電圧を出力して、針状電極25を冷却させる。針状電極25が冷却されると周辺の水分が結露して、針状電極25に水が生成され、水に高電圧が印加されるとナノイーイオンが発生する。発生したナノイーイオンは送風ファン35や、電動送風機2の排気の一部の風量によってナノイーイオン放出口37より排出される。
ここで送風ファン35が異常停止したときや、空気取り入れ口36が大きなゴミで塞がれて、風量がなくなった場合の動作は、針状電極25とアース電極26に高電圧が印加されているため、オゾンが発生しているが、ナノイーイオンは電動送風機2の排気の一部の風量によっても放出口37より排出されているため、オゾンも放出口37より排出され、ナノイーイオン発生手段33の収納空間21に滞って、オゾン濃度が濃くなることはない。
ナノイーイオン放出口37から放出されたナノイーイオンは、送風ファン35の送風と電動送風機2の排気によって室内に拡散され、室内に浮遊する微細な塵埃に付着帯電して、床面に落下させることができる。 落下したナノイーイオンの付着帯電した塵埃は、吸込み具10から吸引され、延長管9、ホース8を通過した後、エレクトレット加工された集塵袋3に捕集される。
また、ナノメータサイズのナノイーイオンは、反応性が高く、臭い成分に作用して無臭成分に分解する能力を持つことが知られており、室内のカーテンや浮遊塵埃等の脱臭の効果が得られると共に、室内に浮遊または付着しているアレルゲン、ウイルス等の不活化やカビ、細菌等の殺菌に対しても高い効果も得られる。
ここで、従来の電気掃除機と本実施の形態の電機掃除機を用いて、空気清浄機の規格JEM1467の試験法に準じた試験結果を示す。試験は20〜30mの測定室内でタバコ吸煙機でタバコ5本を発煙させ、タバコ吸煙機と同程度の撹拌ファンを運転させながら濃度分布を一定にする。その後、電気掃除機を運転させながら、粒子径0.3μmのタバコの煙の減衰率を時間毎に測定するものである。図5が試験結果をグラフにしたもので、運転時間5分後の比較では本実施の形態の電気掃除機の除去率が、従来の電気掃除機より約20%良い結果であった。これは従来の電気掃除機に比べ、タバコの煙をより早く床面に沈降させて、集塵していることが、グラフより読み取れる。今回用いたタバコの煙も浮遊塵埃のひとつであるが、浮遊塵埃としては、様々な粒子径の物が存在し、最大では約1μmの大きさの物まで存在する。また、沈降性塵埃でも花粉等は、数十μmの粒子径で浮遊している時間も長い。浮遊している粒子径の大きなものほど、より多くのマイナスイオンミストが付着帯電できるので、床面へのより早い沈降が期待できるものである。
以上のように、本実施の形態によれば、電動送風機2の収納空間20とナノイーイオン
発生手段33の収納空間21を分離し、送風ファン35と、送風ファン35の風量よりも極めて小さい電動送風機2からの風量が得られる連結経路50を設けることで、ナノイーイオン発生手段33の空間の温度を上げることがなく、微粒子水の質量を付加して床面への落下を早くし、掃除中の吸込具から吸い取ることができる捕集率を向上させるナノイーイオンを安定して排出することができる。また送風ファン35からの風量がなくなった場合においても、電動送風機2からの排出があるため、オゾンが空間に滞らず、オゾン濃度の上昇と放熱フィンの発熱を抑制し、使用者に不快感を与えなくすることができる。
(実施の形態2)
本発明の第2の実施の形態における電気掃除機について、図6を用いて説明する。図6は、本実施の形態における連結経路の開閉説明図である。
60は温度によって形状が可変する温度可変手段であり、連結経路50を覆うように固定保持されており、ナノイーイオン発生手段33の収納空間21の温度が上昇してくるといる開口されるようになっている。
以上のように構成された電気掃除機について、以下その動作、作用を説明する。
送風ファン35からの風量が得られている場合には、ナノイーイオン発生手段33の収納空間21は温度が室温で低くなっているため、連結経路50は温度可変手段60にて覆われて、電動送風機2からの風量はないが、送風ファン35が異常停止したときや、空気取り入れ口36が大きなゴミで塞がれて、風量がなくなった場合の動作は、放熱フィン23の冷却ができなくなるため、放熱フィン23の温度が上昇し、それに伴い収納空間21も温度が上昇してくる。収納空間21の温度が温度可変手段60に伝わり、温度可変手段60は徐々に開口され、電動送風機2からの風量が増える。
本実施の形態においては温度によって徐々に風量を増やす説明を行ったが、設定した温度に達したときに一気に開口してもよいことは言うまでもない。
さらに放熱フィン23または収納空間21の温度によって連結経路50の開口面積を可変させる説明を行ったが、バネと連結経路50を覆う板材を用いて、送風ファン35の風量があるときには、風量で板材を押すことで連結経路50を塞ぎ、風量がなくなったらバネ力で開口することで同様な動作を行える。
以上のように、本実施の形態によれば、送風ファン35の風量変化によって、連結経路50の風量が制御できるため、連結経路50の開口面積を増やすことができ、異常時の電動送風機2からの排出を増やすことができ、よりオゾン濃度の上昇を抑制することができる。
さらに通常時には連結経路50は塞がれているため、電動送風機2からの熱伝達がなく、さらに安定して、ナノイーイオンを放出することができる。
以上のように、本発明にかかる電気掃除機は、簡便な手段により空気清浄効果の優れた各種家庭用、業務用電気掃除機等に広く適用できる。
2 電動送風機
22 ナノイーイオン制御手段
23 電極冷却手段(ペルチェ素子)
24 放熱フィン
25 針状電極
26 アース電極
33 ナノイーイオン発生手段
35 送風ファン
50 連結手段
60 温度可変手段

Claims (4)

  1. 吸引風を発生する電動送風機と、前記電動送風機とは分離された場所に、高電圧が印加される電極と、前記電極のイオンが放出される側の電極を冷却して、水分を電極に結露させる電極冷却手段と、前記冷却の相殺の為に発生する熱を放熱する放熱フィンを有するイオンミスト(以下、「ナノイーイオン」と称す)発生手段と、前記放熱フィンを冷却し、電極から発生するナノイーイオンを排出する送風ファンと、前記ナノイーイオン発生手段を制御するナノイーイオン制御手段と、前記電動送風機の空間と、前記ナノイーイオン発生手段の空間とを連結する連結経路を備え、電動送風機の排気の一部が前記連結経路を通じ、ナノイーイオン発生手段を経由して排出され、この排出される排出風量は、前記送風ファンの風量よりも少ないことを特徴とする電気掃除機。
  2. ナノイーイオン発生手段側に塵埃が入らないように連結経路の電動送風機側および送風ファンの吸引側にフィルターを備えることを特徴とする請求項1に記載の電気掃除機。
  3. 放熱フィンまたはその周辺の温度によって形状が可変する温度可変手段を連結経路に設け、温度によって連結経路の風量を可変することを特徴とする請求項1または2に記載の電気掃除機。
  4. 送風ファンから発生する風量によって移動量が可変する風量可変手段を連結経路に設け、送風ファンの風量によって連結経路の風量を可変することを特徴とする請求項1または2に記載の電気掃除機。
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