JP5487040B2 - 給排弁の安全機構 - Google Patents

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Description

この発明は、アキュムレータ等の圧力容器に用いられる給排弁の安全機構に関するものである。
アキュムレータは、高圧ガス、例えば、設定圧力20MPaの窒素ガスが封入されるブラダを備えた圧力容器なので、構造を丈夫にし、安全性を確保しなければならない。そこで、アキュムレータの安全性を確認するため、耐圧安全性試験(「破壊試験」とも言う)が行われている。この試験は、設定圧力を超える圧力を容器にかけて行われるが、該容器の構造が丈夫であると、最終的には破裂という結果で試験は終了する。
前記破壊試験では、最終的に容器が破裂するので、破裂音、破片の飛散などが発生する。そのため、危険であり、作業環境も悪化するので、専用のピット等の設備や作業員の安全確保措置が必要となる。また、試験中だけでなく、アキュムレータの運転中に安全率を超える圧力がかかると、容器が破裂する恐れがあり、危険である。
この発明は、上記事情に鑑み、圧力容器の内部圧力が異常に上昇しても破裂しないようにすることを目的とする。
この発明は、容器本体の給排筒嵌着部の内面に係止段部を形成し、該係止段部に給排筒の鍔部を係止させるとともに、前記係止段部と前記給排筒嵌着部の開口端部との間にOリングを嵌着した給排弁の安全構造において、前記係止段部と前記Oリング間のリング状通路は、流体連通孔を介して前記容器の内部に連通していることを特徴とする。
この発明の前記係止段部には、係止傾斜面が設けられ、該係止傾斜面には、前記給排筒の鍔部の係合傾斜面が面接触し、前記流体連通孔は、前記給排筒の壁部を貫通する安全孔であることを特徴とする。この発明の前記係止段部には、係止水平面が設けられ、該係止水平面には、前記給排筒の鍔部の係合水平面が面接触し、前記Oリングは、前記給排筒の外周面に形成されたOリング溝に嵌着され、該Oリング溝の、鍔部と反対側の溝壁は、前記Oリングが破壊圧力を受けた際に変形することを特徴とする。
この発明の前記流体連通孔は、前記給排筒の鍔部の外周面から前記Oリングに到る外面溝であることを特徴とする。この発明の前記外面溝は、軸方向の縦溝、螺旋状の旋回溝、又は、給排筒の軸心方向に伸びるフラット面、であることを特徴とする。
この発明は、係止段部と前記Oリング間のリング状通路は、流体連通孔を介して前記容器の内部に連通しているので、容器内が設計圧力を超えて、所定の危険高圧になると、前記容器内の流体は、前記流体連通孔を介して前記係止段部と前記Oリング間のリング状通路に圧入し、Oリングを強く押圧する。そうすると、Oリングは変形し、シール漏れが発生するので、前記容器内の圧力は降下する。そのため、該容器の破裂を防止できるので、安全に、かつ、作業環境を悪化させることなく、容器の破壊試験や運転を行うことができる。
本発明の第1実施形態を示す縦断面図である。 図1の要部拡大図である。 本発明の第2実施形態を示す縦断面拡大図であるで、図2に対応する図である。 本発明の第3実施形態を示す縦断面拡大図である。
圧力容器、例えば、アキュムレータAccの容器本体1の一端には、蓋体3が設けられ、その他端の給排筒嵌着部5には、給排弁7が設けられている。
前記給排筒嵌着部5は、円筒状に形成され、その内周面上部側には、係止段部9が設けられている。この係止段部9は、外向き上方に傾斜する係止傾斜面9aを備えているが、この傾斜角度は、必要に応じて適宜選択される。
給排弁7は、給排筒12と、該給排筒12に挿着されるポペット弁15と、該ポペット弁15を摺動可能に保持する支持機構16と、を備えている。前記給排筒12の先端部には、鍔部13が設けられている。この鍔部13は前記係止段部9に係合する係合段部14を備えており、該係合段部14の下面は、前記係止傾斜面9aと面接触する係合傾斜面14aとなっている。
前記係止段部9と給排筒嵌着部5の開口端部5aとの間には、リング状通路18が形成されているが、このリング状通路18は、Oリング20によりシールされている。このOリング20は、給排筒12の外周面に設けたOリング溝21に嵌着されている。
前記給排筒12には、安全孔23が設けられているが、この安全孔23は、前記係合段部14と前記Oリング20間に位置する壁部12aを貫通している。そのため、前記リング状通路18と前記容器の内部は、前記安全孔23を介して常時連通している。この安全孔23の位置、大きさ、形状等は必要に応じて適宜選択される。
なお、図において、25は給排筒12を給排筒嵌着部5に固定する締付けナット、27は窒素ガス等が充填されるブラダ(気体室)、29は給気弁、31は液体室、Cは容器本体1の軸心、をそれぞれ示す。
次に、本実施形態の作動について説明する。アキュムレータの破壊試験時、又は、運転中において、容器内の圧力が設定値以内の場合には、容器内の流体R、例えば、油、が安全孔23を通ってリング状通路18に入り込んでいるが、Oリング20によりシールされているので、機外に漏出することはない(図2の軸心Cの右側、参照)。前記容器内の圧力が、設定値を超え、所定の高圧、即ち、容器破壊を招来する恐れのある高圧、になると、給排筒12の鍔部13が大きな負荷を受けて圧縮変形するので、該鍔部13は係止傾斜面9a上を滑り落ちる様にしながら降下する。
この様にして、給排弁7の給排筒12は、全体として軸心C方向にずれてしまう(図2の軸心Cの左側、参照)ので、Oリング20の一部が給排筒嵌着部5の開口端部5aから露出し、Oリングシールが効かなくなる。そのため、前記容器内の高圧流体Rは、安全孔23、リング状通路18、Oリング20を通って機外に排出される。
このとき、前記係止傾斜面9aと前記係合傾斜面13aは、メタルシールしてしまう恐れがあるが、仮にメタルシールされても、安全孔23は、常時リング状通路18に連通しているので、前記高圧流体Rは、確実に機外に排出される。なお、前記係止段部9及び係合段部14の傾斜面の傾斜角度を調整することにより、リークする圧力をコントロールすることができる。
本発明の第2実施形態を図3により説明するが、図1、図2と同一図面符号はその名称及び機能も同一である。この実施形態と前記第1実施形態との相違点は、次の通りである。
(1)前記第1実施形態では、係止段部及び係合段部が傾斜面を備えているが、本実施形態では、係止段部39及び係合段部34が傾斜面の代わりに、水平面39a、34aとなっており、軸心C方向の位置ずれが発生しないこと、
(2)前記第1実施形態では、Oリング溝は変形しないが、本実施形態では、前記Oリング20の、安全孔23と反対側の溝壁(外側壁)21aを薄く形成し、該Oリング20が破壊圧力を受けた際に、該外側壁21aが変形し、Oリングシールが効かなくなること。
この実施形態では、アキュムレータの破壊試験時、又は、運転中において、容器内の圧力が設定値以内の場合には、容器内の流体R、例えば、油、が安全孔23を通ってリング状通路18に入り込むが、Oリング20によりシールされているので、機外に漏出することはない(図3の軸心Cの右側、参照)。
前記容器内の圧力が、設定値を超え、所定の高圧、即ち、容器破壊を招来する恐れのある高圧、になると、前記リング状通路18に流入する高圧液体Rが大きな力でOリング20を押圧する。
そうすると、Oリング溝21の安全孔23と反対側の溝壁(外側壁)21aは、変形するので、前記Oリング20の一部が前記Oリング溝21からはみ出してしまう。そのため、Oリングシールが効かなくなり、リング状通路18内の高圧流体Rは、締付けナット25の螺合部25a等を通って機外に排出される。なお、前記外側壁21aの厚さを調整することにより、リークする圧力をコントロールすることができる。
この発明の第3実施形態を図4により説明するが、図1、図2と同一図面符号は、その名称及び機能も同一である。この実施形態と第1実施形態との相違は、次の通りである。
前記第1実施形態では、流体連通孔が安全孔であるのに対し、本実施形態では、給排筒12の鍔部13の外周面からOリング溝21に到る外面溝にしたことである。
前記外面溝として、螺旋状の旋回溝43(図4(A)参照)、軸方向に伸びる縦溝44(図4(B)参照)、又は、軸方向に伸びるフラット面45(図4(C)参照)、が採用されるが、その形態は必要に応じて適宜変更することができる。
この発明の実施形態をアキュムレータについて説明したが、これに限定されるものではなく、他の圧力容器に適用することができることは勿論である。
1 容器本体
5 給排筒嵌着部
9 係止段部
12 給排筒
13 鍔部
14 係合段部
18 リング状通路
20 Oリング
21 Oリング溝
23 安全孔
C 軸心

Claims (5)

  1. 容器本体の給排筒嵌着部の内面に係止段部を形成し、該係止段部に給排筒の鍔部を係止させるとともに、前記係止段部と前記給排筒嵌着部の開口端部との間にOリングを嵌着した給排弁の安全構造において、
    前記係止段部と前記Oリング間のリング状通路は、流体連通孔を介して前記容器の内部に連通していることを特徴とする給排弁の安全機構。
  2. 前記係止段部には、係止傾斜面が設けられ、
    該係止傾斜面には、前記給排筒の鍔部の係合傾斜面が面接触し、
    前記流体連通孔は、前記給排筒の壁部を貫通する安全孔であることを特徴とする請求項1記載の給排弁の安全機構。
  3. 前記係止段部には、係止水平面が設けられ、
    該係止水平面には、前記給排筒の鍔部の係合水平面が面接触し、
    前記Oリングは、前記給排筒の外周面に形成されたOリング溝に嵌着され、該Oリング溝の、鍔部と反対側の溝壁は、前記Oリングが破壊圧力を受けた際に変形することを特徴とする請求項1記載の給排弁の安全機構。
  4. 前記流体連通孔は、前記給排筒の鍔部の外周面から前記Oリングに到る外面溝であることを特徴とする請求項1記載の給排弁の安全機構。
  5. 前記外面溝は、軸方向の縦溝、螺旋状の旋回溝、又は、給排筒の軸心方向に伸びるフラット面、であることを特徴とする請求項4記載の給排弁の安全機構。
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