JP5485101B2 - 取り付け管の撤去工法およびその装置 - Google Patents
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Description
図1は、本実施形態による取り付け管の撤去装置を示す。図1において、参照番号10は、地中に埋設されている下水道本管を示し、参照番号12は不要になって撤去することになる既設の取り付け管を示している。この取り付け管12は、下水道本管10の流入口11に接続されている。
参照番号14は、地表に設置される推進装置を示す。この推進装置14は、従来からある取り付け管の推進装置を次のように改良したものである。
図2において、参照番号32が閉塞パッキンである。この閉塞パッキン32は、ゴム製の袋状のパッキンであり、固結剤を充填することで膨らませることができる。この閉塞パッキン32の開口側は、保持板33に焼き付けにより固着されている。この保持板33は、継手35に固定されている。この場合、継手35の内部には、逆止弁を構成しているボール36とスプリング37が収容されており、スプリング37の弾性力によってボール36は吐出口38に押し付けられ、この吐出口38を閉止している。そして、ロッド21の内部の流路を送られてくる固結剤の圧力でボール36が押し出され、固結剤は閉塞パッキン32に充填させるようになっている。
図1に示すように、固結剤は、地上に設置された固結剤用ポンプユニット44から圧送される。この場合、固結剤用ポンプユニット44から延びる結剤供給管チューブ45は、推進機本体17に設けているスイベル46に接続され、このスイベル46からロッド21に固結剤を供給するようになっている。なお、スイベル46は、二重スイベルになっていて、そのうち1つのスイベルは固結剤および充填剤用であり、充填剤を送り込むときには、逆回転させ、継手の抜きを行う。もう1つのスイベルは、次に説明するカッター部24に圧油を供給する油圧ライン用である。
先頭のロッド21には、閉塞パッキン32が装着された閉塞パッキン部22、カッター部24およびガイド26が取り付けられる。まず、先頭のロッド21を取り付け管10に挿入してから、一本ずつロッド21を継ぎ足しながら押し込んでいく。やがて先頭のロッド21に取り付けられている閉塞パッキン32が下水道本管10の流入口11に到達する。この段階では、閉塞パッキン32には何も充填されておらず空である。
まず、推進装置本体17の回転機構を作動させてロッド21を僅かだけ回転させて、先端接続部39のピン40の位置を継手35のL字形溝42のロック側溝42aから離脱側の溝42bに合わせる。そして、推進装置本体17を図示しないシリンダで引っ張って、図4に示すように、先端接続部39を継手35から引き抜く。
取り付け12の切断が完了した後も、カッター50は圧油の圧力で外側に伸びたままの状態を以後保持しておく。これは、取り付け管12の切断端部をカッター50で支えながら取り付け管12を引き上げられるようにするためである。
スクリュー28は、取り付け管12の外径よりも若干大きな内径を有する管体の外周面に螺旋状に延びる羽根56を固着したものである。そしてスクリュー28の先端には、土砂を掻き出す複数の爪58が固定されている。ケーシング30は、スクリュー28の羽根56が円滑に回転することができ、また羽根56による土砂の排出空間を確保できるだけの内径を有するケーシングである。これらスクリュー28、ケーシング30の後方端部は、推進装置本体17に接続され、スクリュー28には回転トルクと推進力が与えらながら、ケーシング30を押し込むことができる。
この取り付け管12の抜管工程では、上述した推進工程とは逆の手順で、スクリュー28、ケーシング30およびロッド21を一本ずつ回収しながら、取り付け管12を地中から引き抜いていく。
Claims (8)
- 建物から下水道の本管に接続している取り付け管を非開削工法で実施するための撤去工法であって、
流体通路を有する1本のロッド軸を地表から継ぎ足しながら前記ロッド軸の最先端に取り付けてある閉塞部材とその後方にあるカッター部を前記取り付け管に挿入し、前記閉塞部材を前記本管に接続している流入口まで到達させる工程と、
前記ロッド軸を通して流動物を前記閉塞部材に送り、前記流動物によって前記閉塞部材を膨張させて前記流入口を閉塞する工程と、
前記ロッド軸を回転させ、前記流入口に近い位置で前記取り付け管を前記カッター部によって切断する工程と、
前記取り付け管の内側に前記ロッド軸を残したまま、外側にケーシングを継ぎ足しながら該ケーシングで前記取り付け管全体を覆うまで推進する工程と、
前記ケーシングおよびロッド軸といっしょに前記取り付け管を引き抜いて、前記取り付け管を撤去する工程と、
からなることを特徴とする取り付け管の撤去工法。 - 前記ロッド軸の先端にある前記カッター部と、前記閉塞部材とを着脱自在な継手により接続し、前記閉塞部材による前記流入口の閉塞が完了した痕、前記カッター部の先端部を前記継手から離脱させるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の取り付け管の撤去工法。
- 前記ケーシングを推進する工程では、前記取り付け管と前記ケーシングの間に外周面に螺旋状の羽根を有するスクリューを挿入し、前記スクリューの回転により前記取り付け管と前記ケーシングの間の土砂を排土しながらケーシングを推進することを特徴とする請求項1に記載の取り付け管の撤去工法。
- 前記取り付け管を引き抜きながら、同時に前記ロッド軸の先端から充填剤を吐出しながら残った穴に前記充填剤を充填することを特徴とする請求項1に記載の取り付け管の撤去工法。
- 前記閉塞部材には、流動物として時間の経過により固化する固着剤を充填することを特徴とする請求項1に記載の取り付け管の撤去工法。
- 建物から下水道の本管に接続している取り付け管の撤去作業を非開削工法で実施するための撤去装置であって、
軸方向に連結された複数本のロッドからなり、前記取り付け管が前記本管に接続している流入口まで地表から到達する1本のロッド軸と、
前記ロッド軸の最先端に接続され、前記ロッド軸を通路にして供給される流動物により膨張し前記流入口を閉塞する閉塞部材を有する流入口閉塞部と、
前記流入口閉塞部の後方位置で前記ロッド軸の先端に接続され、前記流入口に近い位置で前記取り付け管を切断するカッター部と、
前記取り付け管の外径よりも大きな内径を有し、外周面に螺旋状の羽根が形成された単位スクリューを複数本接続してなるスクリューと、
前記スクリューを収容可能な内径を有する単位管を複本接続してなるケーシングと、
前記ロッド軸、前記スクリュー、前記ケーシンクの後端部が接続され、これらを推進させまた回収する推進装置と、
からなることを特徴とする取り付け管の撤去装置。 - 前記カッター部と前記流入口閉塞部とは着脱可能に継手を介して接続され、前記 継手には、前記流入口閉塞部からの流動物の逆流を防止する逆止弁が内蔵されていることを特徴とする請求項6に記載の取り付け管の撤去装置。
- 前記カッター部は、前記取り付け管の半径方向にカッターを後退位置から突出させるピストンを複数有することを特徴とする請求項6に記載の取り付け管の撤去装置。
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