JP5485032B2 - 見切りシール取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は、固定式のドアガラス(嵌め殺し式)をドアアウターパネルに取付けた自動車において、その固定ガラスとドアアウターパネルとの間に見切りシールを設けた見切りシールの取付構造に関するものである。
図1乃至図7を参照して説明する。自動車の観音式ドアには、その一方あるいは両方のドアアウターパネル2に固定ガラス3を、接着剤と、その接着剤の流れを規制するためのダムを介して取付けたものがある(図9乃至図11参照)。
こうした構成において、接着剤とダムを使用したことによって固定ガラス3とドアアウターパネル2との間に隙間Gが生じるため、この隙間Gを密閉状態で覆い隠すべく、および隣接するドア等との間のシール性を高めるために、シール部32と基部31とで構成される見切りシール30の基部31を、隙間Gに挿入して取付けたものがある。
この見切りシール30の基部31は、図4に示すように、その外周面に断面三角形状の突起33を複数設けたものや、図5に示すように、それに加えて中空部34を形成して取付け易くしたものがある。
また、図6に示すように、見切りシール30を両面接着テープTによって固定ガラス3にいわゆる先組みした後、その組付物をドアアウターパネル2に取付けるものもある。
さらに、図7に示すように、見切りシール30の基部31の片面のみに断面棒状の突片35を設けると共に、ドアアウターパネル2に、その突片35が係合する凹部36を形成し、見切りシール30の抜けを防止して組付き力を高めるものも考えられている。
なお、これまでにガラスとパネルとの間の隙間をモール材で密閉する手段が創案されているが(例えば、特許文献1参照)、これは接着剤を必要とするので製造上のさらなる改善が求められている。
実開昭57−22415号公報
しかし、図4と図5に示す構造は、断面三角形状である突起33が経時によってヘタリ変形(塑性変形)するため、組付き力が低下し易い。また、固定ガラス3とドアアウターパネル2との建付けのバラツキによって挿入性が悪くなり、また、挿入後の組付き力が低下し易いといった問題がある。
すなわち、固定ガラス3とドアアウターパネル2との間の隙間Gが設定値より狭いと、突起33はその根元部分(肉太部分)が弾性変形し難いので挿入が困難となり、また、隙間Gが設定値より広いと突起33はその先端部分(肉細部分)の剛性が小さいので、固定ガラス3およびドアアウターパネル2に対する弾接力が弱くなり、組付き力が不足する。従って、見切りシール30が所定位置からずれるなどして見栄えが低下する。
また、図6に示すものは、両面接着テープTといった別部材を使用する必要があるため製造コストが嵩み、また、取付け作業も厄介である。さらに、図7に示すものは、凹部36を形成し、その凹部36に突片35を係合させる必要があるので、製造コストおよび取付け作業性の点から好ましくない。
本発明はこうした問題に鑑み創案されたもので、固定ガラスとドアアウターパネルとの間の隙間に、見切りシールを容易に取付けることができると共に、取付け後の組付き性および見栄えに優れ、かつ、製造コストが廉価な見切りシールの取付構造を提供することを課題とする。
図1、図2、および図8乃至図14を参照して説明する。請求項1に記載の発明は、自動車のドアアウターパネル2の車外側面に固定ガラス3を取付け、前記ドアアウターパネル2の端部と固定ガラス3の端部との間に形成される隙間Gに、シール部20に基部10を一体設して形成した見切りシール1を、その基部10を圧入して取付ける見切りシールの取付構造である。
この見切りシール取付構造は、前記基部10を、前記隙間Gの奥行き方向に沿って延びる平板部11と、当該平板部11の両端部のそれぞれから、前記ドアアウターパネル2に向かって斜め方向に延びて先端部同士が連結され、前記平板部11とで空洞部15を形成する第一傾斜部12および第二傾斜部13を設けて形成している。
また、前記平板部11に前記固定ガラス3に弾接する凸部16を具備させると共に、前記第一傾斜部12と第二傾斜部13の連結部14から、前記ドアアウターパネル2に弾接する突出部17を突設している。
請求項2に記載の発明は、自動車のドアアウターパネル2の車外側面に固定ガラス3を取付け、前記ドアアウターパネル2の端部と固定ガラス3の端部との間に形成される隙間Gに、シール部20に基部10を一体設して形成した見切りシール1を、その基部10を圧入して取付ける見切りシールの取付構造である。
この見切りシール取付構造は、前記基部10を、前記隙間Gの奥行き方向に沿って延びる平板部11と、当該平板部11の両端部のそれぞれから、前記ドアアウターパネル2に向かって斜め方向に断面V字状を形成するように延びて先端部同士が連結され、前記平板部11とで空洞部15を有する断面三角形状を形成する第一傾斜部12および第二傾斜部13を設けて形成している。
また、前記平板部11に前記固定ガラス3に弾接する凸部16を具備させると共に、前記第一傾斜部12と第二傾斜部13の連結部14から、前記ドアアウターパネル2に弾接する突出部17を突設している。
請求項3に記載の発明は、自動車のドアアウターパネル2の車外側面に固定ガラス3を取付け、前記ドアアウターパネル2の端部と固定ガラス3の端部との間に形成される隙間Gに、シール部20に基部10を一体設して形成した見切りシール1を、その基部10を圧入して取付ける見切りシールの取付構造である。
この見切りシール取付構造は、前記基部10を、前記隙間Gの奥行き方向に沿って延びる平板部11と、当該平板部11の両端部のそれぞれから、前記ドアアウターパネル2に向かって斜め方向に断面V字状を形成するように延びて先端部同士が連結され、前記平板部11とで空洞部15を有する断面三角形状を形成する第一傾斜部12および第二傾斜部13を設けて形成している。
また、前記平板部11に前記固定ガラス3に弾接する凸部16を具備させると共に、前記第一傾斜部12と第二傾斜部13の連結部14から、前記ドアアウターパネル2に弾接する突出部17を突設して構成している。
また、前記ドアアウターパネル2が、観音開きドアの先閉めドアを構成するものとし、前記見切りシール1のシール部20に後閉めドアの端部が弾接するものとしている。
請求項4に記載の発明は、請求項1,2または3に記載の発明において、隙間Gの設定幅Wと、見切りシール1の平板部11の肉厚Aと、第一傾斜部12の肉厚Bとの関係を、W=A+B+0.5mm、または、W=A+B+(0.5mm+α)としている。
請求項1に記載の見切りシール取付構造は、見切りシール1の基部10を、隙間Gの奥行き方向に沿って延びる平板部11と、その平板部11の両端部のそれぞれから、ドアアウターパネル2に向かって斜め方向に延びて先端部同士が連結され、平板部11とで空洞部15を形成する第一傾斜部12および第二傾斜部13を設けて形成しているので、隙間Gに容易に取付けることができる。
すなわち、見切りシール1の基部10を隙間Gに圧入する際、この基部10には空洞部15が形成されているので、第一傾斜部12と第二傾斜部13が平板部11に近接するように弾性変形する。これよって、基部10は隙間Gに容易に圧入されるので、見切りシール1を隙間Gに容易に取付けることができる。
また、見切りシール1を、その基部10を、固定ガラス3をドアアウターパネル2に取付けた状態で形成される隙間Gに圧入するのみで取付けることができるので、取付け作業が極めて容易である。
また、この見切りシール取付構造は、見切りシール1の平板部11に、固定ガラス3に弾接する凸部16を具備させると共に、第一傾斜部12と第二傾斜部13の連結部14から、前記ドアアウターパネル2に弾接する突出部17を突設しているので、この凸部16が固定ガラス3に強く弾接し、突出部17がドアアウターパネル2に強く弾接する。これにより、見切りシール1を固定ガラス3とドアアウターパネル2の双方に強固に組付けることができ、隙間Gから離脱するなどの弊害を未然に阻止することができる。従って、見栄えの低下を併せて防ぐことができる。
なお、ドアアウターパネル2の基部10が圧入される部分は平坦面であり、従来技術のような凹部を形成する必要がないので、成形が容易であり、製造コストの低廉化を図ることができる。無論、より強固な組付けが必要な場合は、突出部17が係合する凹部をドアアウターパネル2に設けてもよい。(図示省略)
請求項2に記載の見切りシール取付構造は、請求項1に記載の発明の効果に加えて見切りシール1の基部10を、隙間Gの奥行き方向に沿って延びる平板部11と、その平板部11の両端部のそれぞれから、ドアアウターパネル2に向かって斜め方向に断面V字状を形成するように延びて先端部同士が連結され、平板部11とで空洞部15を有する断面三角形状を形成する第一傾斜部12および第二傾斜部13を設けて形成しているので、隙間Gへの取付けが一層容易確実になる。
請求項3に記載の見切りシール取付構造は、請求項1に記載の発明と同様に、見切りシール1を容易に取付けることができ、また、取付け後においては高い組付き力を発揮することができると共に見栄えにも優れ、さらに、製造コストを廉価に抑えることができる。
また、この見切りシール取付構造は、ドアアウターパネル2が、観音開きドアの先閉めドアを構成するものであり、見切りシール1のシール部20に後閉めドアの端部が弾接するものであるため、観音開きドアの外観を向上させることができると共に、その周辺部におけるシール性を高めることができる。
請求項4に記載の見切りシール取付構造は、請求項1,2または3に記載の発明と同様の効果を発揮する。また、隙間Gの設定幅Wと、見切りシール1の平板部11の肉厚Aと、第一傾斜部12の肉厚Bとの関係を、W=A+B+0.5mm、または、W=A+B+(0.5mm+α)以上としているので、固定ガラス3とドアアウターパネル2の建て付けのバラツキによって隙間Gの幅が変動しても、それに対応することができる。従って、隙間Gに容易に取付けることができると共に、取付け後の組付き力も大きなものとすることができる。
リヤドアとフロントドアで構成される観音開きドアを備えた自動車を示す斜視図である。 二つのバックドアで構成される観音開きドアを備えた自動車を示す斜視図である。 リヤドアに設けた見切りシールを示す側面図である。 従来例に係る見切りシール取付け構造を示すもので、図3のX−X線に対応する断面図である。 他の従来例に係る見切りシール取付け構造を示すもので、図3のX−X線に対応する断面図である。 さらに他の従来例に係る見切りシール取付け構造を示すもので、図3のX−X線に対応する断面図である。 またさらに他の従来例に係る見切りシール取付け構造を示すもので、図3のX−X線に対応する断面図である。 本発明の実施形態における見切りシールを示す断面図である。 図8に示す見切りシールを隙間に取付ける状態を示す断面図である。 図8に示す見切りシールを隙間に取付けた状態を示す断面図である。 図8に示す見切りシールを隙間に取付けた後、フロントドアを閉じた状態を示す断面図である(図3のX−X線に対応する断面図)。 図8に示す見切りシールを示す部分拡大断面図である。 図12の基部の変形図である。 図12の基部の別な変形図である。
本発明に係る見切りシール取付構造の実施形態を、図1、図3、および図8乃至図12に示す。この取付構造は、自動車のリヤドアRとフロントドアFで構成される観音開きドアに適用したものであり、リヤドアRのドアアウターパネル2の車外側面に固定ガラス3を取付けたものである。リヤドアRが先閉めドアであり、フロントドアFが後閉めドアである。
また、ドアアウターパネル2の端部と固定ガラス3の端部との間に形成される隙間Gに、見切りシール1の基部10を圧入している。この見切りシール1は、シール部20に基部10を一体設して形成したものであり、ベルトラインBLより上位において、リヤドアRの前端鉛直部分と後端傾斜部分に沿って設けられ、それらの上端部は、それぞれドアウエザーストリップ6に連結される(図3参照)。このシール部20には、ドア閉時に、フロントドアFの端部が弾接する(図11参照)。
なお、固定ガラス3はドアアウターパネル2に接着剤4によって取付けられ、両者の間には、当該接着剤4と、その接着剤4が流れるのを防止するダム5が存在する(図9等参照)。ダム5は、固定ガラス3をドアアウターパネル2に取付けるに先立って、当該固定ガラス3に両面接着テープTによって固定される。
そして、見切りシール1の基部10を、隙間Gの奥行き方向に沿って延びる平板部11と、その平板部11の両端部のそれぞれから、ドアアウターパネル2に向かって斜め方向に断面V字状を形成するように延びて先端部同士が連結される第一傾斜部12と第二傾斜部13を設けている。この第一傾斜部12と第二傾斜部13および平板部11とで、基部10を断面三角形状に設定し、その中央部に同じく断面三角形状(相似形)の空洞部15を形成している(図8等参照)。
また、平板部11の両端部と中間部の三箇所に、固定ガラス3に弾接する凸部16を具備させている。三つの凸部16は、その先端側の面を傾斜面Dとすると共に、少なくとも、その内の中間部の突出部16の基端側の面を略直角状の直角面Pとしている(図8参照)。これにより、見切りシール1の基部10を隙間Gに圧入し易くすると共に、抜け出しを防止している。なお、基端側とは、平板部11のシール部20と基部10を連結する部位を示している。
また、第一傾斜部12と第二傾斜部13の連結部14から、ドアアウターパネル2に弾接する突出部17を突設している。この突出部17も、先端側の面を傾斜面Dとすると共に基端側を略直角状の直角面Pとし、見切りシール1の圧入を容易にし、抜け出しを防止している。
また、本実施形態では、隙間Gの設定幅Wと、見切りシール1の平板部11の肉厚Aと、第一傾斜部12の肉厚Bとの関係を、W=A+B+0.5mmとしている(図12参照)。なお、0.5mm以上とすることができる。第一傾斜部12と第二傾斜部13の肉厚は同一に設定している。また、突出部17の突出長さLを0.3mmに設定している。なお、この突出長さLは0.3mm以上に設定することもできる。
なお、見切りシール1のシール部20は、基部10に連設する取付部21と、その車外側端部から連続する弾接部22とで形成した断面略U字状である。また、取付部21の基部10との連設部より室内側部分にノッチ18を形成し、取付部21がドアアウターパネル2に弾接した状態で弾性変形し易くしている(図11参照)。
上記構成とした本実施形態に係る見切りシール取付構造は、見切りシール1の取付けを容易に行うことができる。すなわち、見切りシール1の基部10を隙間Gに圧入する際、この基部10には空洞部15を形成しているので、第一傾斜部12と第二傾斜部13が平板部11に近接するように弾性変形する。これよって、基部10はその幅が小さくなるので隙間Gに円滑に圧入し、よって、見切りシール1を容易に取付けることができる(図9、図10参照)。
なお、この見切りシール1は、その基部10を、固定ガラス3をドアアウターパネル2に取付けた状態で形成される隙間Gに圧入する作業のみで取付けることができる。従って、取付け作業が極めて容易である。
また、見切りシール1の平板部11に、固定ガラス3に弾接する凸部16を具備させると共に、第一傾斜部12と第二傾斜部13の連結部14から、ドアアウターパネル2に弾接する突出部17を突設しているので、この凸部16が固定ガラス3に強く弾接し、突出部17がドアアウターパネル2に強く弾接する。これにより、見切りシール1を固定ガラス3とドアアウターパネル2の双方に強固に組付けることができる。従って、見切りシール1が所定位置からずれて見栄えが悪くなるといった弊害も未然に防止することができる。
なお、ドアアウターパネル2の基部10が圧入される部分は平坦面としているので、凹部などを形成する工程を必要としない。従って、成形が容易であり、製造コストを抑えることができる。
また、この見切りシール取付構造は、固定ガラス3を取付けたドアアウターパネル2が、観音開きドアのリヤドア(先閉めドア)Rを構成するものであり、見切りシール1のシール部20にフロントドア(後閉めドア)Fの端部が弾接するものである。従って、リヤドアRに取付けた固定ガラス3の外観を向上させることができると共に、その周辺部におけるシール性を高めることができる。
さらに、本実施形態においては、隙間Gの設定幅Wと、見切りシール1の平板部11の肉厚Aと、第一傾斜部12の肉厚Bとの関係を、W=A+B+0.5mmに設定しているので、固定ガラス3とドアアウターパネル2の建て付けのバラツキによって隙間Gの幅が変動しても、それに対応することができる。
すなわち、固定ガラス3とドアアウターパネル2との建て付けにバラツキがなく、隙間Gが設定幅の場合には、見切りシール1の基部10は、その第一傾斜部12と第二傾斜部13が平板部11に近づくように弾性変形する。このときの空洞部15の幅Hは上記の関係から約0.5mmとなる(図10参照)(このとき、突出部17は傾倒姿勢となるので、その突出長さLはほぼ0mmとなる)。この状態で、三つの凸部16が固定ガラス3に強く弾接すると共に、突出部17がドアアウターパネル2に強く弾接するので、見切りシール1は隙間Gに強く組付くことができる。
一方、建て付けのバラツキにより、隙間Gが設定幅より小さくなり最小幅W1になった場合、設定幅の際の空洞部15は約0.5mmの幅Hを備えているため、その変動に対応することができる。この状態でも、凸部16は固定ガラス3に強く弾接し、突出部17はドアアウターパネル2に強く弾接するので、強い組付き力を発揮する。
また、隙間Gが設定幅より大きくなり最大幅W2になった場合、第一傾斜部12および第二傾斜部13は、ドアアウターパネル2の側に弾性変形して、同様に、凸部16が固定ガラス3に強く弾接し、突出部17がドアアウターパネル2に強く弾接して十分な組付き力を発揮する(このとき、突出部17は傾倒姿勢から正立姿勢に近づくので、ドアアウターパネル2に強く弾接する)。
このように、建て付けのバラツキによって隙間Gの幅が変動しても、基部10がその変動に対応して弾性変形することができるので、見切りシール1を隙間Gに容易に取付けることができると共に、取付け後の組付き力を高く維持することができる。
また、第一傾斜部12及び第二傾斜部13は図8,図9,図12に示す直線状のものに代え、図13に示す如く凸円弧状に形成してもよく、また、図14に示す如く第一傾斜部には、凹円弧状に、第二傾斜部13は凸円弧状に形成してもよい。即ち、第一傾斜部12と第二傾斜部13は直線状でなくとも、少なくとも一方又は両方が円弧状であってもよい。
なお、上記実施形態は、本発明に係る見切りシール取付構造を、リヤドアRとフロントドアFで構成した観音開きドアの前記リヤドアRに適用したものを示すが、本発明はこれに限定されるものではない。従って、例えば、図2に示すように、二つのバックドアBDで構成した観音開きドアにも適用することができる。また、通常のヒンジ式ドアにも適用できる。
1 見切りシール
2 ドアアウターパネル
3 固定ガラス
4 接着剤
5 ダム
6 ドアウエザーストリップ
10 基部
11 平板部
12 第一傾斜部
13 第二傾斜部
14 連結部
15 空洞部
16 凸部
17 突出部
18 ノッチ
20 シール部
21 取付部
22 弾接部
30 見切りシール
31 基部
32 シール部
33 突起
34 中空部
35 突片
36 凹部
A 平板部の肉厚
B 第一傾斜部の肉厚
BD バックドア
BL ベルトライン
D 傾斜面
F フロントドア
G 隙間
H 空洞部の幅
L 突出長さ
P 直角面
R リヤドア
T 両面接着テープ
W 設定幅
W1 最小幅
W2 最大幅

Claims (4)

  1. 自動車のドアアウターパネル(2)の車外側面に固定ガラス(3)を取付け,前記ドアアウターパネルの端部と固定ガラスの端部との間に形成される隙間(G)に,シール部(20)に基部(10)を一体設して形成した見切りシール(1)を,その基部を圧入して取付ける見切りシールの取付構造であって、前記基部を,前記隙間の奥行き方向に沿って延びる平板部(11)と,該平板部の両端部のそれぞれから,前記ドアアウターパネルに向かって斜め方向に延びて先端部同士が連結され,前記平板部とで空洞部(15)を形成する第一傾斜部(12)および第二傾斜部(13)を設けて形成し、前記平板部に前記固定ガラスに弾接する凸部(16)を具備させると共に,前記第一傾斜部と第二傾斜部の連結部(14)から,前記ドアアウターパネルに弾接する突出部(17)を突設したことを特徴とする見切りシール取付構造。
  2. 自動車のドアアウターパネル(2)の車外側面に固定ガラス(3)を取付け,前記ドアアウターパネルの端部と固定ガラスの端部との間に形成される隙間(G)に,シール部(20)に基部(10)を一体設して形成した見切りシール(1)を,その基部を圧入して取付ける見切りシールの取付構造であって、前記基部を,前記隙間の奥行き方向に沿って延びる平板部(11)と,該平板部の両端部のそれぞれから,前記ドアアウターパネルに向かって斜め方向に断面V字状を形成するように延びて先端部同士が連結され,前記平板部とで空洞部(15)を有する断面三角形状を形成する第一傾斜部(12)および第二傾斜部(13)を設けて形成し、前記平板部に前記固定ガラスに弾接する凸部(16)を具備させると共に,前記第一傾斜部と第二傾斜部の連結部(14)から,前記ドアアウターパネルに弾接する突出部(17)を突設したことを特徴とする見切りシール取付構造。
  3. 自動車のドアアウターパネル(2)の車外側面に固定ガラス(3)を取付け,前記ドアアウターパネルの端部と固定ガラスの端部との間に形成される隙間(G)に,シール部(20)に基部(10)を一体設して形成した見切りシール(1)を,その基部を圧入して取付ける見切りシールの取付構造であって、前記基部を,前記隙間の奥行き方向に沿って延びる平板部(11)と,該平板部の両端部のそれぞれから,前記ドアアウターパネルに向かって斜め方向に断面V字状を形成するように延びて先端部同士が連結され,前記平板部とで空洞部15を有する断面三角形状を形成する第一傾斜部(12)および第二傾斜部(13)を設けて形成し、前記平板部に前記固定ガラスに弾接する凸部(16)を具備させると共に,前記第一傾斜部と第二傾斜部の連結部(14)から,前記ドアアウターパネルに弾接する突出部(17)を突設して構成し、前記ドアアウターパネルが,観音開きドアの先閉めドアを構成するものとし,前記見切りシールのシール部に後閉めドアの端部が弾接するものとしたことを特徴とする見切りシール取付構造。
  4. 隙間(G)の設定幅(W)と、見切りシール(1)の平板部(11)の肉厚(A)と、第一傾斜部(12)の肉厚(B)との関係を、W=A+B+0.5mm、またはW=A+B+(0.5mm+α)としたことを特徴とする請求項1,2または3に記載の見切りシール取付構造。
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