JP5484594B2 - 車載情報機器 - Google Patents

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Description

この発明は、意匠パネルを本体シャーシに組み付け、内部の回路基板同士を基板対基板接続用のコネクタで接続する車載情報機器に関する。
従来のカーナビゲーション装置においては、ナビゲーション機能を実現する電子回路を実装したナビゲーション用基板を収容した装置本体のシャーシに、液晶ディスプレイ(LCD;Liquid Crystal Display)の表示機能を実現する電子回路を実装したLCD用基板を取り付けた樹脂製の意匠パネルを、位置決めして締結していた。ただし、意匠パネルに直接LCD基板を固定しているのではなく意匠パネルに固定したシャーシにLCD基板を保持させる構成であり、シャーシ等の別部品が介在しているので、LCD基板とナビゲーション用基板の直接的な位置決めが行われておらず、両基板のコネクタ同士が位置ずれしやすかった。
他方、このような装置においては、ナビゲーション用基板とLCD用基板との間の情報伝達量が多く、それを満たすための接続コネクタのピン数も多く必要になる。コネクタは、ピン数が多くなるにつれてピン間のピッチが狭くなる等の理由から、構造上許容できる可動範囲も狭まる。可動範囲が狭いと、各部品の交差の集積等によりコネクタの位置ずれが生じた場合にコネクタ同士の接続が困難になったりして、装置組立の精度が低下してしまう。そのため、従来はピン数を多くする一方で可動範囲が狭まったBtoBコネクタ、いわゆる基板対基板コネクタを使用することができなかった。
そこで、従来は、可動範囲が広くピン数も多いFFC(Flexible Flat Cable)またはFPC(Flexible Printed Circuit)を使用して、位置ずれが生じてもコネクタ同士を接続できるようにしたり(例えば、特許文献1参照)、ピン数を減らして可動範囲を広げたBtoBコネクタを複数個使用して必要なピン数を確保したりしていた。
特開2001−127445号公報
しかしながら、FFCまたはFPCを使用した場合には引き回し等の処理が複雑になり、組立性が悪化してしまう課題があった。また、省スペース化が求められる車載用機器では、複数個のコネクタを基板に実装するスペースを確保することは困難であった。
また、従来は樹脂部材の意匠パネルと板金部材の本体シャーシとを締結しているため、LCD用基板のグラウンドを取るための部品(スプリング等)が別途必要であった。加えて、コネクタ同士が接続されているかを組立て後に確認できるように、コネクタを本体シャーシの壁面近くに配置し、かつ、本体シャーシに目視確認用の穴を開ける必要があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、仕上がり寸法を抑えて組立精度を向上させるようにして、ピン数が多くかつ可動範囲の狭いBtoBコネクタを利用できる車載情報機器を提供することを目的とする。
この発明の車載情報機器は、箱状の第1シャーシと、第1シャーシの内部に位置決めして固定された第1回路基板と、第1シャーシの一面を覆う意匠パネルの内部部品であり、前記第1シャーシに締結された板状の第2シャーシと、第2シャーシの第1シャーシを向く面に位置決めして固定された第2回路基板と、第1回路基板および第2回路基板の、第1シャーシと第2シャーシが組み付いた状態になると相対する位置にそれぞれ実装された一対の基板対基板コネクタと、第1シャーシの一対の対向する外壁面それぞれに2つずつ突設したボスと、第2シャーシの一対の対向する辺部それぞれから第1シャーシ側に突出し、第1シャーシの一対の対向する外壁面それぞれに当接すると共に、突出した先端部分を外壁面の2つのボスの間に差し込み、突出した先端部分に形成した両肩部を2つのボスに掛止して、第1シャーシと第2シャーシの位置決めを行う一対の突片と、第2シャーシの突片を第1シャーシの外壁面に固定する固定部とを備え、第2回路基板のグラウンドが接続された板金部材の第2シャーシの突片を、第1回路基板のグラウンドが接続された板金部材の第1シャーシの外壁面に当接して電気的に接続し、第1シャーシ及び第2シャーシを共通のグラウンドとすることを特徴とするものである。
この発明によれば、基板対基板コネクタを実装した第1および第2回路基板を固定している第1および第2シャーシ同士を位置決めおよび固定することにより、介在する部品数を最小にして部品の仕上がり寸法の影響を小さくできる。それにより、シャーシ同士の組立精度が向上し、ピン数が多く可動範囲の狭い基板対基板コネクタを用いることができる。また、シャーシ間のグラウンドをとることも可能である。
この発明の実施の形態1に係る車載情報機器の構成を示す外観斜視図である。 実施の形態1による機器本体の外観斜視図であり、ナビゲーション用基板の取り付け後の状態を示す。 実施の形態1による機器本体の外観斜視図であり、ナビゲーション用基板の取り付け前の状態を示す。 実施の形態1によるナビゲーション用基板ホルダの外観斜視図である。 実施の形態1による表示部の外観斜視図であり、組み立て後の状態を示す。 実施の形態1による表示部の外観斜視図であり、組み立て前の状態を示す。 実施の形態1による表示部シャーシの外観斜視図である。 機器本体と表示部の組み付け前の状態を示す外観斜視図である。 本体シャーシの位置決め部と表示部シャーシの位置決め用突片を拡大した図であり、図9(a)は組み付け前、図9(b)は組み付け後の状態を示す。
以下、この発明をより詳細に説明するために、この発明を実施するための形態について、添付の図面に従って説明する。
実施の形態1.
図1に示す車載情報機器は、カーナビゲーション装置およびカーオーディオ装置などである。この車載情報機器は、ナビゲーション機能(またはオーディオ機能など)を持ったナビゲーション用基板を内部に収容した機器本体100と、LCD202の表示機能を持ったLCD用基板を内部に収容した表示部200とを組み付けてなる。
先ず、機器本体100の構成を説明する。
図2および図3は機器本体100の構成を示す外観斜視図であり、図2がナビゲーション用基板107の取り付け後、図3が取り付け前の状態を示す。図4は、ナビゲーション用基板107を固定するためのナビゲーション用基板ホルダ108の構成を示す外観斜視図である。
機器本体100を構成する板金部材の本体シャーシ101は、底面102と、両側面103,104と、前面105(図1に示す)と、天面106(図1に示す)と、背面(図1〜図4では省略)とからなる。箱状の本体シャーシ101の内壁面にナビゲーション用基板ホルダ108が固定され、このナビゲーション用基板ホルダ108にナビゲーション用基板107が取り付けられる。ナビゲーション用基板107の端部にはナビゲーション側コネクタ109が実装されている。このナビゲーション側コネクタ109は、表示部200に設けたコネクタ(後述するLCD側コネクタ205)に接続するためのBtoB(基板対基板)コネクタである。
ここで、ナビゲーション用基板107(ひいてはナビゲーション側コネクタ109)と本体シャーシ101の位置決め構造を説明する。
図4に示すように、本体シャーシ101と一体になったナビゲーション用基板ホルダ108に、基板位置決め用凸部110a,110bを突設し、隣接してネジ穴111a,111bを開設する。一方のナビゲーション用基板107には、図2および図3に示すように、基板位置決め用凸部110a,110bに嵌合する基板位置決め用凹部112a,112bと、隣接するネジ穴113a,113bとを開設する。
そして、ナビゲーション用基板107をナビゲーション用基板ホルダ108に取り付ける際に、基板位置決め用凹凸部110a,112aを嵌合させると共に基板位置決め用凹凸部110b,112bを嵌合させて、両部品を位置決めする。続いて、嵌合部分と隣接したネジ穴111a,113aにネジ114aを締結すると共に、ネジ穴111b,113bにネジ114bを締結して、両部品を固定する。これにより、本体シャーシ101に対してナビゲーション側コネクタ109が位置決めされる。
なお、図示例では、基板位置決め用凹凸部を2組設けたが、3組以上設けてもよい。また、ネジ締結を3箇所以上で行ってもよい。さらに、ネジ締結に代えて爪嵌合にしてもよい。
基板位置決め用凹凸部110a,112aとネジ穴111a,113a、および基板位置決め用凹凸部110b,112bとネジ穴111b,113bをそれぞれ近接させて設けると共に、基板位置決め用凹凸部110b,112bとネジ穴111b,113bをナビゲーション側コネクタ109に近接させて設けることにより、ナビゲーション用基板ホルダ108に対するナビゲーション用基板107の位置精度、ひいてはナビゲーション用基板ホルダ108に対するナビゲーション側コネクタ109の位置精度を高めることができる。
続いて、本体シャーシ101の、表示部シャーシ203との位置決め構造を説明する。
車載情報機器は、本体シャーシ101と後述する表示部シャーシ203とを組み付けることにより、機器本体100と表示部200を一体化することになる。
そのために、本体シャーシ101の対向する両側面103,104に位置決め部115a,115bを設ける。位置決め部115a,115bそれぞれに2個1組の位置決め用ボス116(図4に示す)を設ける。なお、図4では側面104側の一対の位置決め用ボス116しか見えないが、側面103側にも一対の位置決め用ボス116が設けてある。また、位置決め部115a,115bそれぞれの、一対の位置決め用ボス116の間に挟まれる位置には、ネジ穴117および嵌合爪118を設ける。これらの詳細は後述する。
また、両側面103,104の、位置決め部115a,115bを設けた側の端部に、ネジ穴119a,119b(図2および図3に示す)を設ける。
なお、図示例では、位置決め部115a,115bを両側面103,104に設けたが、対向する一対の面であればよく、底面102と天面106に設けてもよい。
次に、表示部200の構成を説明する。
図5および図6は表示部200の構成を示す外観斜視図であり、図5が組み立て後、図6が組み立て前の状態を示す。図7は、表示部シャーシ203の外観斜視図である。
表示部200は、樹脂部材の意匠パネル201と、LCD202と、板金部材の表示部シャーシ203と、LCD用基板204とからなる。この表示部シャーシ203を本体シャーシ101に取り付けることにより、機器本体100と表示部200が一体になる。この表示部シャーシ203の表面には、LCD202と一体になった意匠パネル201が取り付けられ、裏面にはLCD用基板204が取り付けられる。LCD用基板204の機器本体100を向く面の、表示部200の中央付近に相当する位置には、機器本体100側のナビゲーション側コネクタ109に接続するためのLCD側コネクタ205が実装されている。
ここで、LCD用基板204(ひいてはLCD側コネクタ205)と表示部シャーシ203の位置決め構造を説明する。
図7に示すように、表示部シャーシ203に、基板位置決め用凸部206a,206bを突設し、隣接してネジ穴207a,207bを開設する。一方のLCD用基板204には、図5および図6に示すように、基板位置決め用凸部206a,206bに嵌合する基板位置決め用凹部208a,208bと、隣接するネジ穴209a,209bとを開設する。
そして、LCD用基板204を表示部シャーシ203に取り付ける際に、基板位置決め用凹凸部206a,208aを嵌合させると共に基板位置決め用凹凸部206b,208bを嵌合させて、両部品を位置決めする。続いて、嵌合部分と隣接したネジ穴207a,209aにネジ210aを締結すると共に、ネジ穴207b,209bにネジ210bを締結して、両部品を固定する。これにより、表示部シャーシ203に対してLCD側コネクタ205が位置決めされる。
なお、図示例では、基板位置決め用凹凸部を2組設けたが、3組以上設けてもよい。また、ネジ締結を3箇所以上で行ってもよい。さらに、ネジ締結に代えて爪嵌合にしてもよい。
基板位置決め用凹凸部206a,208aとネジ穴207a,209a、および基板位置決め用凹凸部206b,208bとネジ穴207b,209bをそれぞれ近接させて設けると共に、基板位置決め用凹凸部206a,208aとネジ穴207a,209aをLCD側コネクタ205に近接させて設けることにより、表示部シャーシ203に対するLCD用基板204の位置精度、ひいては表示部シャーシ203に対するLCD側コネクタ205の位置精度を高めることができる。
続いて、表示部シャーシ203の、本体シャーシ101との位置決め構造を説明する。
表示部シャーシ203の対向する両辺から本体シャーシ101側へ突出する位置決め用突片211a,211bを設ける。位置決め用突片211a,211bそれぞれに、ネジ穴212および本体シャーシ101の嵌合爪118に嵌合するための嵌合穴213を設ける。また、位置決め用突片211a,211bそれぞれの先端部分に、本体シャーシ101の一対の位置決め用ボス116に掛止するための両肩部214を形成する。
また、表示部シャーシ203の、位置決め用突片211a,211bを設けた2辺に、固定用突片215a,215bを突設してネジ穴216,216を設ける。
なお、図示例では、位置決め用突片211a,211bを表示部シャーシ203の両側辺に設けたが、上辺と下辺に設けてもよく、本体シャーシ101側の位置決め部115a,115bに相対する位置であればよい。
次に、機器本体100と表示部200の組み付け手順を説明する。
図8は、機器本体100と表示部200の組み付け前の状態を示す外観斜視図である。図9は、本体シャーシ101の位置決め部115bと表示部シャーシ203の位置決め用突片211bを拡大した図であり、図9(a)は組み付け前、図9(b)は組み付け後の状態を示す。なお、説明の簡略化のため、図8および図9の車載情報機器に対してX,Y,Z軸を定める。
組み付け手順としては、先ず機器本体100および表示部200をそれぞれ組み立てて、図8の状態にし、続いて本体シャーシ101の前面105に表示部シャーシ203を嵌め込むようにして位置決めし、位置決めすると自動的にナビゲーション側コネクタ109とLCD側コネクタ205とが接続されるので、その状態のままネジ217を2本、ネジ218を2本それぞれ締結して、図9のように本体シャーシ101と表示部シャーシ203を固定する。
なお、本体シャーシ101の前面105と両側面103,104それぞれとの間には適当な隙間が設けられており、位置決め用突片211a,211bおよび固定用突片215a,215bがその隙間を挿通して本体シャーシ101側に当接することになる。
以下、図9を用いて、本体シャーシ101と表示部シャーシ203の位置決めを説明する。
(1)X軸方向の位置決め
機器本体100と表示部200の組み付け時、本体シャーシ101の側面104において、位置決め部115bの一対の位置決め用ボス116の間に位置決め用突片211bを差し込み、両肩部214を当該一対の位置決め用ボス116に突き当てる。位置決め用ボス116が両肩部214を掛止することにより、本体シャーシ101と表示部シャーシ203のX軸方向の位置決めがされる。
なお、図9では図示を省略したが、対面側の位置決め部115aと位置決め用突片211aも同様にしてX軸方向の位置決めがされる。
(2)Y軸方向の位置決め
位置決め部115bの一対の位置決め用ボス116の間に、位置決め用突片211bの先端部分が挟持された状態となるので、本体シャーシ101と表示部シャーシ203のY軸方向の位置決めがされる。
ただし、各部品の仕上がり寸法によっては位置決め用突片211bを位置決め用ボス116の間に差し込みにくくなるので、位置決め用突片211bと位置決め用ボス116との間にそれぞれ一定のクリアランス(図9(b)の例では各0.1mm)を設けておく必要がある。
なお、図9では図示を省略したが、対面側の位置決め部115aと位置決め用突片211aも同様にしてY軸方向の位置決めがされる。
(3)Z軸方向の位置決め
一対の位置決め用ボス116の間に位置決め用突片211bを差し込むと、位置決め用突片211bが位置決め部115bの外壁面に当接することにより、一対の位置決め用突片211a,211bが側面103,104から抱持する状態となるので、本体シャーシ101と表示部シャーシ203のZ軸方向の位置決めがされる。
ただし、側面103の外壁面および側面104の外壁面にそれぞれ位置決め用突片211a,211bを当接させると、各部品の仕上がり寸法によっては組み付けができなくなるので、側面103と位置決め用突片211aの間、または側面104と位置決め用突片211bの間のいずれか一方にZ軸方向の一定のクリアランス(例えば0.2mm)を設けておく必要がある。たとえクリアランスを設けても、ネジ穴117,212にネジ217を締結する際に位置決め用突片211a,211bの両肩部214より先端部分が撓みながら固定されるので、位置ずれが生じることはない。
なお、一対の位置決め用ボス116の間に位置決め用突片211bを差し込んだ際に、位置決めした状態で嵌合爪118と嵌合穴213とが嵌合して仮固定し、ずれを防止する。嵌合穴213が嵌合爪118に嵌まり込まずに乗り上げたりしないように、嵌合部分には一定のクリアランス(図9(b)の例では0.2mm)を設ける。また、この嵌合爪118と嵌合穴213の嵌合により、ナビゲーション側コネクタ109とLCD側コネクタ205の反力で本体シャーシ101と表示部シャーシ203が押し戻されないようにもできる。
本体シャーシ101と表示部シャーシ203を位置決めおよび仮固定した状態で、先ず、位置決めした側面側のネジ穴117,212にネジ217を締結して、位置精度を保つようにする。続いてクリアランスを設けた対面側のネジ穴117,212にもネジ217を締結する。
さらに続いて、固定用突片215a,215bの各ネジ穴216,216を本体シャーシ101の各ネジ穴119a,119bに当接させ、ネジ218,218を締結する。固定用突片215a,215bの部分にて位置決めされないように、側面103と固定用突片215aの間および側面104と固定用突片215bの間に各々0.2mm程度のクリアランスを設け、ネジ218を締結する際に固定用突片215a,215bの先端部分を撓ませる。図8の例では、この先端部分を0.2mm撓む程度の剛性にするため、固定用突片215aの先端部分の幅を20mm、先端部分の端からネジ穴216の中心までの距離を12mmに設定している。固定用突片215bも同様である。
なお、本体シャーシ101と表示部シャーシ203のネジ固定は位置決め用突片211a,211bでも行うので、強度等が確保できれば、固定用突片215a,215bのネジ固定を省略してもよい。また、位置決め用突片211a,211bのネジ固定および固定用突片215a,215bのネジ固定に代えて、爪嵌合でもよい。
このように、ナビゲーション側コネクタ109とLCD側コネクタ205が実装されたナビゲーション用基板107とLCD用基板204を固定している本体シャーシ101と表示部シャーシ203同士により位置決めおよび固定を行うようにしたので、関係する部品を最小にでき、部品の仕上がり寸法の影響を小さくできる。そのため、ナビゲーション側コネクタ109とLCD側コネクタ205の位置精度を高めることができる。
また、上述したように、基板位置決め用凹凸部110b,112bの嵌合により本体シャーシ101に対してナビゲーション側コネクタ109が高精度に位置決めされており、かつ、基板位置決め用凹凸部206a,208aの嵌合により表示部シャーシ203に対してLCD側コネクタ205が高精度に位置決めされているため、本体シャーシ101と表示部シャーシ203同士を位置決めおよび固定することによっても、ナビゲーション側コネクタ109とLCD側コネクタ205の位置精度を高めることができる。
これらの構成により、ピン数を多くする一方で可動範囲が狭まったBtoBコネクタを、ナビゲーション側コネクタ109およびLCD側コネクタ205に用いることができる。ピン数を多くできるので、従来のように複数個のコネクタでピン数を確保する必要がなく、省スペース化を図ることができる。また、FFCおよびFPCのように配線を引き回す等の複雑な処理が不要になり、組立性が向上する。
また、本体シャーシ101とナビゲーション側コネクタ109の位置精度が高く、かつ、表示部シャーシ203とLCD側コネクタ205の位置精度も高いので、本体シャーシ101と表示部シャーシ203を仮固定すれば、ナビゲーション側コネクタ109とLCD側コネクタ205が接続できていることになる。そのため、嵌合爪118と嵌合穴213とが嵌合していることを確認すれば、コネクタ接続ができていることが推定できる。
これに対し、従来はコネクタ接続を目視確認する必要があったため、シャーシ外壁に目視確認用の穴を開設すると共にコネクタをシャーシ外壁付近に実装する必要があった。
さらに、従来は樹脂部材の意匠パネル201を板金部材の本体シャーシ101に固定する構成であったが、本実施の形態1では板金部材の表示部シャーシ203と本体シャーシ101を固定する構成にしたので、シャーシ間の結合によるグラウンドをとることも可能である。
車載情報機器を分解する場合、表示部200を機器本体100の側面103(または側面104)から引き剥がすように取り外すことになる。その場合に、ナビゲーション側コネクタ109とLCD側コネクタ205の接続部分に負荷がかかることが懸念されるが、図8に示すように前面105の中央付近にナビゲーション側コネクタ109を実装すると共に表示部シャーシ203の中央付近にLCD側コネクタ205を実装することにより、中央付近はシャーシ外壁付近に対して傾きが最小になり、負荷を最小限に抑えることができる。これにより、分解時のコネクタ破損リスクを最小限に抑えることができる。
これに対し、従来は上述のようにシャーシ外壁付近にコネクタを実装する必要があったので、破損リスクが高かった。
以上より、実施の形態1に係る車載情報機器を、箱状の本体シャーシ101と、本体シャーシ101の内部(ナビゲーション用基板ホルダ108)に基板位置決め用凹凸部110,112を設けて位置決めして固定されたナビゲーション用基板107と、本体シャーシ101の前面105を覆う板状の表示部シャーシ203と、表示部シャーシ203の本体シャーシ101を向く面に基板位置決め用凹凸部206,208を設けて位置決めして固定されたLCD用基板204と、ナビゲーション用基板107とLCD用基板204の、本体シャーシ101と表示部シャーシ203が組み付いた状態になると相対する位置にそれぞれ実装されたナビゲーション側コネクタ109およびLCD側コネクタ205と、本体シャーシ101の両側面103,104それぞれに2つずつ突設した位置決め用ボス116と、表示部シャーシ203の一対の対向する辺部それぞれから本体シャーシ101側へ突出し、位置決め部115a,115bそれぞれに当接すると共に、当該突出した先端部分を位置決め部の2つの位置決め用ボス116の間に差し込み、当該突出した先端部分に形成した両肩部214を2つの位置決め用ボス116に掛止して、本体シャーシ101と表示部シャーシ203の位置決めを行う一対の位置決め用突片211a,211bと、位置決め用突片211a,211bを位置決め部115a,115bに固定するネジ穴117,212およびネジ217とを備えるように構成した。このため、介在する部品数を最小にして部品の仕上がり寸法の影響を小さくでき、シャーシ同士の組立精度を向上できる。その結果、ピン数が多く可動範囲の狭いBtoBコネクタをナビゲーション用基板107およびLCD側コネクタ205に利用することができ、組立性の向上および省スペース化を図ることができる。
また、実施の形態1によれば、LCD用基板204のグラウンドが接続された板金部材の位置決め用突片211a,211bを、ナビゲーション用基板107のグラウンドが接続された板金部材の位置決め部115a,115bに当接して電気的に接続するように構成したので、別途部品を用いることなくLCD用基板204のグラウンドを取ることができる。
また、実施の形態1によれば、位置決め部115a,115bに設けた嵌合爪118と、位置決め用突片211a,211bに設け、本体シャーシ101と表示部シャーシ203が位置決めしてナビゲーション側コネクタ109とLCD側コネクタ205が互いに接続した位置になると嵌合爪118に嵌合する嵌合穴213とを備えるように構成したので、コネクタ同士の接続成否をシャーシ穴から目視確認する必要がなくなる。そのため、コネクタの配置に制限がなくなり、装置中央付近に配置することが可能になる。この構成にすれば、装置分解の際に表示部シャーシ203が本体シャーシ101に対して傾いて取り外された場合でもコネクタのピンへの負荷を減らすことができる。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは実施の形態の任意の構成要素の省略が可能である。
100 機器本体、101 本体シャーシ(第1シャーシ)、102 底面、103,104 側面、105 前面、106 天面、107 ナビゲーション用基板(第1回路基板)、108 ナビゲーション用基板ホルダ(第1シャーシ)、109 ナビゲーション側コネクタ(基板対基板コネクタ)、110a,110b 基板位置決め用凸部、111a,111b,113a,113b ネジ穴、112a,112b 基板位置決め用凹部、114a,114b ネジ、115a,115b 位置決め部、116 一対の位置決め用ボス、117,119a,119b ネジ穴(固定部)、118 嵌合爪、200 表示部、201 意匠パネル、202 LCD、203 表示部シャーシ(第2シャーシ)、204 LCD用基板(第2回路基板)、205 LCD側コネクタ(基板対基板コネクタ)、206a,206b 基板位置決め用凸部、207a,207b,209a,209b ネジ穴、208a,209b 基板位置決め用凹部、210a,210b ネジ、211a,211b 位置決め用突片、212,216 ネジ穴(固定部)、213 嵌合穴、214 両肩部、215a,215b 固定用突片、217,218 ネジ(固定部)。

Claims (2)

  1. 箱状の第1シャーシと、
    前記第1シャーシの内部に位置決めして固定された第1回路基板と、
    前記第1シャーシの一面を覆う意匠パネルの内部部品であり、前記第1シャーシに締結された板状の第2シャーシと、
    前記第2シャーシの前記第1シャーシを向く面に位置決めして固定された第2回路基板と、
    前記第1回路基板および前記第2回路基板の、前記第1シャーシと前記第2シャーシが組み付いた状態になると相対する位置にそれぞれ実装された一対の基板対基板コネクタと、
    前記第1シャーシの一対の対向する外壁面それぞれに2つずつ突設したボスと、
    前記第2シャーシの一対の対向する辺部それぞれから前記第1シャーシ側へ突出し、前記第1シャーシの一対の対向する外壁面それぞれに当接すると共に、当該突出した先端部分を前記外壁面の前記2つのボスの間に差し込み、当該突出した先端部分に形成した両肩部を前記2つのボスに掛止して、前記第1シャーシと前記第2シャーシの位置決めを行う一対の突片と、
    前記第2シャーシの前記突片を前記第1シャーシの外壁面に固定する固定部とを備え
    前記第2回路基板のグラウンドが接続された板金部材の前記第2シャーシの突片を、前記第1回路基板のグラウンドが接続された板金部材の前記第1シャーシの外壁面に当接して電気的に接続し、前記第1シャーシおよび前記第2シャーシを共通のグラウンドとすることを特徴とする車載情報機器。
  2. 前記第2シャーシの突片および当該突片が当接する前記第1シャーシの外壁面のうちのいずれか一方に設けた嵌合爪と、
    いずれか他方に設け、前記第1シャーシと前記第2シャーシが位置決めして前記一対の基板対基板コネクタが互いに接続した位置になると前記嵌合爪に嵌合する嵌合穴とを備え、
    前記嵌合爪と前記嵌合穴との嵌合により、前記一対の基板対基板コネクタの位置関係を把握することができると共に、嵌合時の抜け防止を行うことができる
    ことを特徴とする請求項1記載の車載情報機器。
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