JP5484004B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複写機やレーザービームプリンタなどの電子写真技術を用いて像担持体に形成されたトナー像を記録材に転写する転写技術、更には、記録材を担持搬送する転写ベルトから薄い記録材を分離する分離技術に関するものである。
近年は、複写機やレーザービームプリンタなどの電子写真方式を用いた画像形成装置に対して幅広い記録材への対応が要求されてきている。その対象として、より薄紙となるような剛度の低い記録材への対応が要求されている。しかしながら、このような薄紙などは、剛度が低いためにより安定性を高められる記録材の搬送方式が求められる。
そこで、記録材を担持搬送する転写ベルトに記録材を静電的に吸着させて転写ニップ部を通過させる技術を用いて対応している。
しかし、より記録材の剛度が低くなる記録材に対応させる際には、記録材と転写ベルトとが分離する分離ローラの先端において、紙が転写ベルトに張り付いたままとなり、分離不良が生ずる。
そこで、分離位置において転写ベルトにうねりをつけることで記録材のこしを強くする構成により分離性を高める構成がある。即ち、分離位置において転写ベルトを支持する分離ローラ表面に一様に突起物を形成する構成(特許文献1)である。しかし、転写ベルトにうねりを形成するためにこのような構成を用いると、分離ローラから転写ベルトに常に局所的に大きな張力が働くことになる。その結果、転写ベルトの局所的な磨耗による抵抗ムラの影響で転写性が安定しなくなる。
そこで、シート状の転写ドラムを変形させつつも、変形による磨耗を低減する方法が特許文献2に記載されている。特許文献2には、転写ドラムのシート面を内側から持ち上げる位置と持ち上げない位置とに移動可能なコロを設けるものである。そして、記録材を分離しない間はシート面を持ち上げないが、記録材をシート面から分離する際に転写シート面を持ち上げる構成が記載されている。
特開平8−113408 特開平5−119636
このような構成を転写ベルトに適用する場合、分離ローラの上流側に、分離工程時に転写ベルトを局所的に押し上げる動作をすることができる押し上げ手段を配置する構成になる。記録材が極端に薄い場合に、転写ベルトが局所的に持ち上がった状態で記録材を搬送することにより転写ベルトと記録材とを変形させることで記録材のこしを強くすることが出来る。これを用いることで、記録材が極端に薄い場合であっても、記録材を転写ベルトから分離することができる。
しかし、押し上げ手段が転写ベルトを局所的に押し上げた際に生ずる転写ベルト面の変形の影響が転写部まで及ぶと、転写ニップ部が不安定となり、転写不良が生ずる虞がある。
そこで、本発明は、記録材の分離のために押し上げ手段により転写ベルトを局所的に押し上げる構成で、押し上げ手段により生ずる転写ベルトの変形の転写部への影響を小さくすることを目的とする。
上記課題を解決するための本発明は、トナー像が形成される像担持体と、張架される移動可能なベルト部材と、前記像担持体に形成されたトナー像を前記ベルト部材に担持搬送される記録材に転写する転写部と、前記ベルト部材を張架し、前記ベルト部材に担持された記録材を前記ベルト部材から分離可能である分離ローラと、前記ベルト部材の移動方向において前記分離ローラよりも上流側で前記転写部より下流側の前記ベルト部材の面を前記ベルト部材の移動方向に直交する幅方向において局所的に押し上げる押し上げ部材と、前記ベルト部材の移動方向において前記転写部よりも下流側であって、前記押し上げ部材と前記ベルト部材との当接部よりも上流側に設けられ少なくとも前記押し上げ部材が前記ベルト部材を押し上げる押し上げ位置にあるときに、第1の位置で前記ベルト部材を張架する分離前張架部材と、を有する画像形成装置において、前記押し上げ部材が前記ベルト部材から退避する退避位置にあるときに、前記分離前張架部材を前記ベルト部材から退避する第2の位置に移動可能な制御手段を有することを特徴とする。
本発明により、押し上げ手段により転写ベルトを押し上げて記録材を分離する構成で、押し上げ手段と転写部との間隔が小さくても押し上げ手段により生ずる転写ベルトの変形の転写部への影響を小さくできる。
画像形成装置の概略図である 分離装置と転写ベルトとの関係図及び分離装置の斜視図である 分離コロに関する図である 参考例における画像形成装置のブロック図である 参考例におけるフローチャート及びタイミングチャートである 分離前張架ローラの配置に関する図である 分離装置による転写ベルト上に生ずる波打ちの概略図である 実施例における分離前張架ローラが退避位置にある図である 実施例における画像形成装置のブロック図である 実施例におけるフローチャートである
参考例
<画像形成装置について>
参考例に係る画像形成装置について説明する。
まず、図1を用いて画像形成装置の構成及び動作について説明する。図1に示した画像形成装置は電子写真方式を用いたカラーの画像形成装置である。図1に示した画像形成装置は、4色の画像形成部を中間転写ベルト上に並べて配置した、所謂中間転写タンデム方式の画像形成装置の断面図である。
まずは、画像形成部(画像形成ユニット)100について説明する。本実施例では、周知の画像形成ユニット100Y、100M,100C,100Kを有するものである。次にそれぞれの画像形成部について説明する。
1Y、1M、1C、1kはそれぞれ矢線A方向へ回転可能である像担持体としての感光ドラムである。2Y、2M、2C、2kはそれぞれの感光ドラムを帯電するための帯電装置である。3Y、3M、3C、3kは入力された画像情報に基づいてそれぞれの感光ドラムを像露光する露光装置である。4Y、4M、4C、4kはそれぞれの感光ドラム上にトナー像を形成するための現像装置である。4Yはイエロー(Y)のトナーを用いて現像する現像装置、4Mはマゼンタ(M)のトナーを用いて現像する現像装置、4Cはシアン(C)のトナーを用いて現像する現像装置と、4Kはブラック(k)のトナーを用いて現像する現像装置である。11Y,11M,11C,11Kは、転写工程後に感光ドラムに残留したトナーを除去するためのクリーニング装置である。
次に、それぞれの感光ドラムに対向する中間転写体或いは像担持体である中間転写ベルト6について説明する。中間転写ベルト6は、張架部材である複数の張架ローラ20、21、22に張架され、矢印Gの方向へ回動するようになっている。本実施の形態では、張架ローラ20は中間転写ベルト6の張力を一定となるように中間転写ベルト6にテンションを与えるテンションローラである。張架ローラ22は中間転写ベルト6に駆動力を伝達する駆動ローラ、張架ローラ21は2次転写部を形成する内対向ローラである。この中間転写ベルト6の内部には、それぞれの感光ドラムに形成されたトナー像を中間転写ベルト6に転写するための1次転写部材である一次転写ローラ5Y、5M,5C,5Kが設けられている。以上の構成により、中間転写ベルト6上に4色のトナー像が重畳して転写され、二次転写部に搬送される。
次に中間転写ベルト6上に形成されたトナー像を記録材に転写する二次転写部Nの構成について説明する。二次転写部は、中間転写ベルト6の内面に設けられた第一転写部材である内対向ローラ21と、中間転写ベルト6と転写ベルト24とを介して中間転写ベルト6の外面側から内対向ローラ21を押圧する第二転写部材である外対向ローラ9とから形成される。また、外対向ローラ9に2次転写高圧電源13からトナーの正規の帯電極性と逆極性の電圧が印加されることで、トナーが記録材に転写される。記録材を搬送する搬送部については後述する。
中間転写ベルト6上に形成されたトナー像は、予め設定されたタイミングでレジストローラ8から転写ベルト24に送られ、二次転写部に搬送されてきた記録材上に二次転写される。その後、記録材Pは記録材ガイド29に搬送され、その後、定着装置600へと搬送される。定着装置は、図1では対向する定着ローラ615および加圧ローラ614が形成する定着ニップ内で所定の加圧力と熱量を与えて記録材上にトナー像を溶融固着させるものである。
<転写ベルトの構成>
24は記録材を担持搬送するベルト部材である転写ベルトである。転写ベルト24は、張架部材である複数の張架ローラ25、26、27、60に張架されおり、矢印Bの方向へ回動する。本実施の形態では、張架ローラ26が転写ベルト24に駆動力を伝達する駆動ローラとなっている。また、25,27、60は、転写ベルト24の回転に従動して回転する張架ローラである。張架ローラ25、26、27はそれぞれ円柱形状のローラである。
レジストローラ8から搬送された記録材Pは、転写ベルト24の移動方向において二次転写部Nよりも上流側にある転写ベルト25のベルト面で転写ベルト24と当接を開始する。本実施例では、記録材を転写ベルト24に静電的に吸着させるための吸着ローラ等の吸着手段を有しない構成であるが、吸着手段を用いて記録材Pを転写ベルト24に吸着させてもいい。
二次転写部Nよりも上流側で転写ベルト24表面に載せられた記録材Pは、転写ベルト24の移動と共に二次転写部Nに搬送される。この二次転写部Nでトナー像が記録材に転写された後は、記録材は転写ベルト24から分離される。本実施例では、記録材の坪量が所定の値よりも大きい場合には、後述する分離補助装置40は作動せずに、張架ローラ26による曲率により記録材は転写ベルト24から分離する。このように、張架ローラ26は、転写ベルト24に担持された記録材を転写ベルト24から分離可能である分離ローラの機能を有するものである。一方、記録材の坪量が小さい場合には、後述する分離補助装置40が作動することで、記録材が転写ベルト24から分離するものである。
参考例の転写ベルト24は、ポリイミド、ポリカーボネートなどの樹脂または各種ゴム等に帯電防止剤としてカーボンブラックを適当量含有させたものである。そして、その体積抵抗率を1E+9〜1E+14[Ω・cm]、厚みを0.07〜0.1[mm]としたものを用いている。また、引っ張り試験法(JIS K 6301)で測定したヤング率の値が0.5MPa以上10MPa以下となるような弾性体のものを使用している。また、転写ベルト24の引っ張り試験におけるヤング率を0.5MPa以上の部材を使用することで、ベルトの形状を十分に保って回転駆動ができる。一方で、10MPa以下程度の十分に弾性変形が可能な部材を使用することで、後述する分離補助装置40によって転写ベルト24を局所的に変形させて、転写ベルト24から記録材の分離することができる。また、弾性変形が可能にすることで、分離補助装置40を退避させたときの転写ベルト24の緩和現象も起こりやすいため、分離補助装置40による転写ベルト24の寿命低下を防止することが可能になる。
(分離補助装置40)
本実施形態では、転写ベルトからの記録材の分離を行うために局所的に転写ベルトを押し上げて変形させるための押し上げる手段として分離補助装置40を有する。分離補助装置40は、記録材搬送方向において2次転写部Nより下流側であって、張架ローラ26よりも上流側の転写ベルト24の内面側に設けられている。
分離補助装置40の詳細な構成および、動作を示しているのが図2(a)、図2(b),図2(c)である。分離補助装置40は分離補助部材である分離補助コロ(押し上げ部材)41と、分離補助コロ41を回転可能に支持するコロフレーム42を有する。更に、分離補助コロ41の揺動移動中心となるコロ揺動中心軸43と、分離補助コロ41を軸43を中心にして揺動移動させるコロ駆動ギア44と、コロ駆動ギア44に駆動力を伝達するためのモータ駆動伝達ギア45と、駆動源であるモータ46とからなる。モータ46からの駆動力がモータ駆動伝達ギア45によって、コロ駆動ギア44に伝達される。ここで、コロ駆動ギア44とコロ揺動中心軸43の間にはベアリングを設けているため、コロ揺動中心軸43は、モータ46による回転駆動の影響は受けず位置が動かないようになっている。
図2(c)は分離補助装置40の斜視図であり、分離補助コロ41が移動可能に、転写ベルト24の幅方向に複数並べて配置されている。ここで、幅方向とは、移動するベルト面の移動方向と直行する方向である。
分離補助コロ41、コロフレーム42はコロ揺動中心軸43を中心にモータ46の所定量の正回転により、図2(a)で示されるコロ収納位置からY1方向へ図2(b)で示されるコロ41が転写ベルト24の内面に当接する位置まで動く動作を行うことができる。さらに、モータ46の所定量の逆回転によりの図2(b)のベルト押し上げ位置(押し上げ位置)からY2方向へ図2(a)で示されるコロ41が転写ベルト24から離間したベルト押し上げ位置から退避した退避位置であるコロ収納位置へ動くことができる。すなわち、このような揺動運動を行うようになっている。
分離補助コロ41はエチレン−プロピレンゴム(EPDM)からなり、外径は6〜10mm、長幅は5〜15mm程度である。このような分離補助コロ41が転写ベルト24を押し上げると、転写ベルト24の幅方向に局所的な突出が転写ベルトに形成される。分離補助コロ41は、転写ベルト24の内面の磨耗を軽減するために、弾性部材であるゴムを使用することが望ましい。
ここで、図2(a)の状態(離間状態)で、分離補助コロ41から転写ベルト24までの距離は4〜8mmである。本実施例では、離間状態時に分離補助コロ41と転写ベルト24との接触を確実に防止できる間隔としてこのような距離に設定しているが、もちろん本発明はこの値に限定されるものではない。図2(b)の状態(押し上げ状態)では分離補助コロ41は転写ベルト24のベルト面を内面側から3〜6mm押し上げるように移動量が設定されている。本実施例では、押し上げ状態時に転写ベルト24のベルト面の押し上げを確保できる間隔としてこのような距離に設定しているが、もちろん本発明はこの値に限定されるものではない。なお、押し上げ量は、離間状態のベルト面を基準としている。そのための構成としては、移動量を規制する規制部材を設ける構成であってもいいし、モータ軸の移動量を予め設定する構成であってもいい。
また、図2(a)の状態では、複数の分離補助コロ41が転写ベルト24を局所的に押し上げるために、分離補助コロ41に押し上げられる部分と押し上げられない部分との間に段差が生じる。その結果、転写ベルト面がうねり、変形が生ずる。なお、本実施例では、離間状態では分離補助コロ41は、転写ベルト24と離間する構成であるが、もちろん転写ベルト面の形状に影響を与えない程度に接触している構成であってもいい。ここで、転写ベルト面の形状に影響を与えない程度とは、転写ベルト幅方向において、転写ベルト上に分離補助コロ41による凹凸が現れない程度、具体的には、最大段差が0.5mmに収まる範囲内にある必要がある。
予め設定された厚みの記録材が搬送されるときには、分離補助コロ41による押し上げによって転写ベルト24には幅方向に局所的な変形が生ずる。転写ローラ9により、転写ベルト24の内面にはトナーと逆極性の電荷が付与されるので、記録材は少なくとも二次転写部Nでの静電転写の影響で、転写ベルト24に吸着している状態である。さらに、剛度の低い記録材はこしが弱く、変形しやすい。そのため、図2(d)に示すように、転写ベルト24の変形に伴い記録材にも、うねりが生じることになる。その結果、記録材の断面二次モーメント、すなわち記録材のこしの強さ、が大きくなる。これによって、こしの弱い極端に薄い記録材を分離するために有効な分離効果を得ることができる。
図2(c)を参照してもわかるように、本参考例では、分離補助コロ41は幅方向に間隔をおいて複数設けられている構成である。本参考例の分離補助コロ41は、以下のような配置になっている。中央部の分離補助コロ41は、どの幅のサイズの記録材も幅方向の中央が共通の基準線に実質的に一致するように搬送される記録材の略中央部に位置するように配置されている。そして、両端部の分離補助コロ41は、予め設定されている通紙可能な最大サイズの記録材の幅方向の通過領域内部であって、それぞれ端部の位置に配置されているものである。ここで、予め設定されている通紙可能な最大サイズの記録材とは、画像形成装置の仕様の説明書等に記載されているその装置で画像形成に使用できる最大幅のサイズの記録材である。なお、記録材が通過する領域にひとつであってもよいが、記録材が通過する範囲内に複数あった方が好ましい。
なお、分離補助コロ41を複数配置する場合に分離補助コロ41の幅方向の配置間隔を狭くしすぎると、全体的に転写ベルトが持ち上がってしまい、局所的な突出が転写ベルト24に形成されなくなり、分離性を高めることができない。局所的な突出を形成するためには、ある程度間隔を広くとることが必要になる。そこで本実施形態では、分離補助コロ41の幅と、分離補助コロ41間の間隔が設定される。図3は、分離補助コロ41の幅と、分離補助コロ41間の間隔について説明する図である。L1はコロ先端同士で囲まれた部分の長さ、Wkはコロ先端の幅を示している。L2は、隣り合った二つのコロ41の対向する端面間の間隔であり、L1−2Wkによって得られる。本実施形態では、L2が2Wk以上と設定する。すなわち、分離補助コロ41で転写ベルト24に接触している長さより分離補助コロ41が転写ベルト24に接触していない長さの方が長くなり、全体的に持ち上がろうとするより局所的に変形して転写ベルト24に凹凸をつけやすくなる。
本実施形態では、分離補助コロ41が幅方向に3個設けられ、真ん中の分離補助コロ41と隣の分離補助コロ41の間隔を110mmとなっている。記録材Pは、記録材Pの幅方向の中心と中央の分離補助コロ41の幅方向の中心とが一致するように、搬送される。
このように分離補助コロ41が配置されることで、搬送を推奨される幅方向の記録材サイズとして、最小サイズのハガキサイズから最大サイズの330mm幅の記録材まで対応した、突出部が転写ベルト24上に複数形成される。例えば搬送する記録材の幅方向のサイズが最小サイズであるハガキサイズの100mmである場合には、中央1個の分離補助コロ41の押し上げによって転写ベルトに形成された突出部で、記録材に山型形状のうねりが形成される。このうねり形状により、記録材のこしの強さを大きくし、記録材を転写ベルト24から分離することができる。
また、幅方向の記録材サイズとして最大サイズの330mmの幅の記録材を搬送するときは、3個の分離補助コロ41により3個の突出が転写ベルトに形成されて、突出部と突出部の間で、記録材に谷形状のうねりが形成される。記録材のサイズが大きい場合には、小さいサイズの記録材と同じうねりを生じさせても、記録材自身の重量も増加するために重力の影響を大きくうけることで記録材のこしの強さは低下することになる。そのため、記録材のサイズが大きくなる場合には、複数の分離補助コロ41を用いることが望ましい。なお、本実施例では、記録材の幅方向の長さ330mmに対して、分離補助コロの両端の長さ220mmとなっており、分離補助コロの両端の長さの方が短くなっている。分離補助コロの両端の長さを記録材の幅方向の長さよりも短くすることで、分離補助コロの凸部の記録材に確実に形成できるため、このような長さ関係にする必要がある。
分離補助装置40の動作位置は制御部50によって制御される。この制御の関係を示しているのが図4である。分離補助装置40の動作位置信号の制御は、ユーザーに指定された記録材坪量情報、レジストローラ対8の記録材送りタイミングにから取得される記録材先端位置情報、2次転写高圧電源13によって読み取られる2次転写電流値に基づく。ここで、ブロック図について説明する。本実施例では、制御部50はCPU、ROM、RAMを含む構成である。そして、ユーザーが画像形成部を操作する操作部102からの情報は制御部50に入力される。また、レジストローラ8の動作タイミングは制御部50に入力される。また、二次転写高圧電源からの二次転写電流値の情報が制御部50に入力される。一方、制御部50は、分離補助装置40のモータの動作を制御する。
次に、分離補助装置40の動作位置制御は、図5(a)で示されるフローで行われる。
ここで、分離補助装置40の動作位置制御は、記録材の坪量に応じて行われる。
参考例では、以下の二通りのパターンがROMに予め記憶されている。
・坪量40g/m以下の場合には、分離補助コロ41が転写ベルト24を局所変形・坪量40g/mより大きい場合には、分離補助コロ41を転写ベルト24から離間また、記録材の坪量について説明する。坪量とは、1m当り(単位面積当り)の記録材の重量である。この坪量は、操作部102でユーザーが入力する場合や、記録材を収容する収容部に収容された記録材の坪量を画像形成装置にユーザーが入力する場合等により画像形成装置に入力された坪量の情報に基づいて制御部(制御手段)50が分離補助装置40の動作を決定する。なお、本実施例では、記録材の剛度として坪量を用いたが、記録材に厚みに対応させてもいい。坪量が大きくなると、記録材の剛度は高くなり、坪量が小さくなると、記録材の剛度は低くなる。記録材の剛度を記録材の厚みに関連つけると、記録材の厚みが大きくなると、記録材の剛度が高くなる。逆に、記録材の厚みが小さくなると、記録材の剛度が低くなる。このように、記録材の厚みを用いる場合には、従来から知られている記録材の厚みを検知する厚み検知部材を記録材の搬送方向においてレジストローラよりも上流側に設け、その出力に基づいて分離補助装置40の動作を制御部50が制御する構成であってもいい。
次に、分離補助装置40の動作を制御するフローチャートを、図5(a)を用いて説明する。まず、図5(a)で示されるように、画像形成信号が入力されることでスタートすると(S01),制御部50は画像形成に使用される記録材の坪量に関する情報、即ち、本実施例ではユーザー操作部102でユーザーが設定した記録材の坪量情報を読み取る(S02)。制御部50は、読み取った坪量が40g/mより大きいかどうかが判断される(S03)。ここで、制御部50は、記録材の坪量が40g/m以下の場合には、転写ベルト24から記録材を分離するために、分離補助装置40により転写ベルトを押し上げて突出を形成する動作を行う。分離補助コロ41はY1方向へ動かされて、転写ベルト24を押し上げた、押し上げ位置に配置される(S04)。分離補助コロ41により変形された転写ベルト上で、記録材Pは、うねりがつけられてこしの強さが大きくなり、張架ローラ26に到達する前に、転写ベルトから分離される。
制御部50がS03で記録材の坪量が40g/mより大きいと判断した場合には、制御部50は分離コロを収容位置に配置する(S06)。次に、記録材の先端が記録材ガイド29に到達しているかどうかの判断を行う(S05)。本実施例では、記録材ガイド29には不図示が記録材検知センサーが設けられている構成であり、この記録材検知センサーにより記録材の先端が記録材ガイド29に達しているかどうかの判断が行われる。もちろんこの記録材検知センサーを記録材ガイド29に設けずに、所定のポイントからカウントすることで記録材の位置を検知する等の他の方法であってもいい。記録材が記録材ガイド29に到達している場合には、制御部50は分離が行われたと判断して、分離コロを収容位置に移動させて(S06)、終了する(S07)。一方、記録材検知センサーが記録材を検知しない場合には、制御部50は、記録材が記録材ガイド29に到達していない判断し、分離コロを押し上げる(S04)ことで、分離補助コロ41を用いた分離を行う。
参考例では、特定の場合に、分離補助コロ41を押し上げる構成とした。本実施例は一例であり、他の坪量の値としても問題ない。
このような構成にすることで、多くの記録材に対して転写ベルト24からの分離が可能となる。
分離補助装置40の動作位置制御を行うときの時間的なタイミングについて、図5(b)を用いて説明する。分離補助装置40を押し上げる動作時には、分離補助装置40は転写ベルトを押し上げて極端に薄い記録材を転写ベルトから分離するものである。ここで、図5(b)に示されるように、記録材の先端が記録材ガイド60に到達した時点で、転写ベルト24を押し上げた位置から退避位置へ分離補助装置40を収納する動作を行うための信号が、制御部50より分離補助装置40に伝達される。なお、転写ベルト24を押し上げた状態は、図2(a)であり、収納された状態を示すのが、図2(b)である。分離補助装置40は記録材が画像形成装置から排出されときの画像形成終了後に退避位置へ動くようになっているため、次の画像形成動作時は、分離補助装置40が退避位置にある状態になっている。なお、記録材Pの先端が記録材ガイド29に達したかどうかは、記録材ガイド29に設けられた記録材検知センサーにより検知される。
<分離前張架ローラ>
次に、図1に示されている、本発明の特徴となる、分離補助装置40と転写ベルト24との当接部と二次転写部との間に設けられた分離前張架部材である分離前張架ローラ60の構成を以下に説明する。2次転写部Nと分離補助装置40の間に転写ベルト24を張架するローラ60を配置する。本実施例では、分離前張架ローラ60は、径が8mmのステンレススチール製ストレートローラである。なお、本実施例では、径が8mmのステンレススチール製ストレートローラとした。しかし、分離前張架ローラが転写ベルト24を張架した際に、ローラが撓まないこと、張架しているベルト面が平坦になることを満足するような剛性を有する金属ローラであれば、他の構成であっても問題ない。分離前張架ローラ60は、転写ベルト24の移動方向と直行する方向を軸方向とする円柱状ローラである。また、前記移動方向と直行する方向に関して分離前張架ローラ60の長さは転写ベルト24の幅以上であり、転写ベルト24の内面に当接している。なお、本実施例では、分離前張架ローラ60の位置は固定されている構成である。
分離補助コロ41、2次転写部Nと分離前張架ローラ60の位置関係を図6(a)に示す。先ず分離前張架ローラ60は分離補助コロ41が転写ベルトを押し上げることで生ずる転写ベルト24の波打ち形状の二次転写部Nへの影響を低減するものである。転写ベルト24の波打ち形状とは、図7に示すような状態である。分離前張架ローラ60が配置されていない場合には、図6(a)を参照すると、外対向ローラ9と内対向ローラ21間のニップ部の出口を通り、押し上げられた状態の分離補助コロ41の円周面に外接する仮想直線Lに転写ベルト24が張られる。この場合には、分離補助装置40が分離補助コロ41を押し上げたときの転写ベルト24の波打ちの影響が二次転写部Nに影響する。その影響を排除するため、分離前張架ローラ60が二次転写部Nと分離前張架ローラ60の間の転写ベルト24を張架する。これにより、分離補助コロ41により転写ベルト24に生ずる波打ちが転写ベルト24の回転方向において分離前張架ローラ60よりも上流側に及ぶことを低減させる。そのために、分離前張架ローラ60と転写ベルト24との当接部が図6(a)の仮想直線Lよりもベルト表面側(上方側)に位置する。この位置に配置することで、分離前張架ローラ60は転写ベルト24の全幅にわたって、転写ベルト24の内面に圧接するため、転写ベルト24の波打ちがニップ部Nに届くことを防止できる。
一方で、分離前張架ローラ60と転写ベルト24との当接部と直線Lとの距離に関しては、この距離が大きいほど波打ちをせき止める効果は大きい。しかし、本実施例では、どの厚さの記録材も分離前張架ローラ60の張架位置を通過する構成であるため、この距離が大きすぎると、転写ベルト24のベルト面の分離前張架ローラ60の曲率が大きくなる。その結果、厚い記録材を搬送する際には、転写ベルト24の移動方向において分離補助コロ41よりも下流側にある張架ローラ26で分離を行うものが、分離前張架ローラ60の部分で転写ベルト24から浮いてしまうため搬送性が悪化することがある。また、分離前張架ローラ60の位置を上げすぎると、分離前張架ローラ60の位置と二次転写部Nとにより形成されるベルト面が中間転写ベルト6に近づくことになる。その結果、二次転写部Nにおける記録材の中間転写ベルト6に対する分離性が低下することになる。これらの問題を防止するために、本実施例では、分離前張架ローラ60の位置は、分離前張架ローラ60の位置と二次転写部Nとにより形成されるベルト面が、二次転写部Nのニップ部の先端と後端を結ぶ直線の延長線より下方に位置している。
図6(b)を用いて、ニップ部の先端と後端を結ぶ直線について説明する。本参考例では、内対向ローラ21と中間転写ローラ6との硬度が外対向ローラ9の硬度よりも高い構成である。そのため、内対向ローラ21は中間転写ベルト6を介して外対向ローラ9に侵入するニップ形状となっている。ニップ部の先端P1と後端P2とを結ぶ線L2が、ニップ部の先端と後端を結ぶ直線である。なお、本参考例では、転写ベルト面とL2の延長線とが一致している構成となっている。
このように、分離前張架ローラの位置は、転写ベルト24の移動方向における上流側に関しては外対向ローラによる電気的な影響を重視するために印加される転写電圧に対して放電が生じない所定の間隔を維持する必要がある。そして、分離補助コロ41と分離前張架ローラ60と間隔をできるだけ広げる構成にすることが望ましい。
このように、分離前張架ローラを配置することで、分離コロが転写ベルトを局所的に変形させても、転写ベルトの変形が転写部に及ぼす影響を小さくすることが出来る。
<実施例>
比較例では、分離前張架ローラ60の位置は固定方式であったが、実施例は、分離前張架ローラ60の移動機構600を設けることを特徴とするものである。その他の構成は、比較例と同様の構成であるため、比較例と共通する個所については説明を省略し、相違点となる部分について説明する。
本実施例では、分離補助装置40の分離補助コロ41の転写ベルト24への接離動作に対応して張架ローラ60を転写ベルト24に対して接離動作を行うための移動機構600を有するものである。図8に、移動機構600を示す。移動機構600は、制御部50からの信号に基づいて転写前張架ローラ60を転写ベルトを押し上げる位置(第一位置)と第一位置から退避した位置、本実施例は、非接触の位置、へと移動させるためのモータMを有するものである。
記録材の厚みが大きく、剛度が高い記録材は、実施例1にように分離前張架ローラ60が転写ベルト24を常時張架している状態では、分離前張架ローラ60に曲率を与えられたベルト面で転写ベルト24から分離し、搬送性が悪化する虞がある。従って、本実施例では、分離補助装置40により分離補助コロ41の転写ベルト24への押し上げ動作を行う際には、分離前張架ローラ60を転写ベルト24に当接させて、転写ベルト24を張架する。そして、分離補助コロ41が転写ベルト24への押し上げ動作を行わないときには、分離前張架ローラ60の押し上げ動作を行わない構成とする。また、分離補助コロ41が転写ベルト24を押し上げた状態は、図6(a)の関係となっている。
次に、ここで、本実施例のブロック図について図9を用いて説明する。本実施例では、制御部50等に関しては比較例と同様の構成であり、比較例と異なる部分は移動機構600が設けられている点である。制御部50により移動機構600に設けられているモータMの動作が制御される。
分離前張架ローラ60と分離補助コロ41の押し上げ動作、退避動作について図10のフローチャートを用いて説明する。
なお、本実施例では、比較例と同様に、以下の二通りのパターンがROMに予め記憶されている。
・坪量40g/m以下の場合には、分離補助コロ41が転写ベルト24を局所変形・坪量40g/mより大きい場合には、分離補助コロ41を転写ベルト24から離間
上記に基づいて、分離補助コロ41を押し上げる動作を行う際にこのフローチャートはスタートする(S001)。制御部50は記録材がレジストローラを通過後で二次転写部Nに到達する前の所定の位置に記録材が到達したかを検知する(S002)。ここで、二次転写部Nに記録材が到達した後に分離前張架ローラ60を押し上げる(ON)と、二次転写部Nのニップ部の形状が転写ベルト24の押し上げにより変化する。記録材が通紙中にニップ部が変化すると、転写状態が変化するために、画像状態が変化する虞がある。これを回避するために、制御部50は記録材が二次転写部Nに突入する前に移動機構600は分離前張架ローラ60をモータMが動作することで押し上がる(S003)。その後、制御部50は分離補助コロ41を押し上げる(ON)動作を行う(S004)。ここで、分離補助コロ41の押し上げ動作よりも分離前張架ローラ60を先にONする理由は、分離補助コロ41を先にONすると、転写ベルト24に波打ちが二次転写部Nにまで到達する虞がある。その後に、分離前張架ローラ60をONすると、波打ちが分離前張架ローラ60と二次転写部Nとの間に残存する虞があるため、その問題を回避するために、分離前張架ローラ60を先にONすることが望ましい。また、分離前張架ローラ60を押し上げる動作と分離補助コロ41を押し上げる動作との時間差は、予め設定された時間である。具体的には、制御部50による分離前張架ローラ60を動作する信号の出力後の予め設定された時間後に、分離補助コロ41を押し上げる信号が出力されるものである。本実施例では、分離前張架ローラ60が動作開始から確実に動作が完了する時間である3秒とした。なお、この時間は一例であり、記録材が分離前張架ローラ60に到達する前に分離前張架ローラ60の押し上げ動作が完了していればいい。次に、制御部50は、記録材の先端が記録材ガイド29に到達し、記録材の後端が二次転写部Nを通過したかを判断する(S005)。なお、本実施例では、記録材の先端が記録材ガイド29に到達したかどうかは、記録材ガイド29に予め設けられた記録材検知センサーにより検知される。もちろん、記録材を検知する構成は記録材検知センサーに限定されるものではない。S005でYESが選択されると、制御部50は、分離補助装置40のモータ46を制御することにより、分離補助コロ41が退避位置に移動する(OFF)動作が行われる(S006)。次に、制御部50が移動機構600のモータMを制御することで、分離前張架ローラが避位置に移動する(OFF)動作が行われる(S007)。そして、エンドになる(S008)。ここで、分離補助コロ41を分離前張架ローラ60よりも先にOFFする理由は、分離補助コロ41による波打ちの二次転写部へ及ぶことを防止するためである。なお、分離補助コロ41を動作させる記録材を連続して通紙する際には、分離補助コロ41と分離前張架ローラ60を押し上げる位置に配置した状態にして、連続画像形成を行ってもいい。その際に、押し上げ位置への移動開始と退避位置への移動開始時にこのフローチャートの順序で動作を行う構成にすればいい。
なお、上記の実施例では、表1に基づいて、分離補助コロ41を動作させる構成であったが、このテーブルに限定されるものではなく、他の要素に応じて分離補助コロ41を動作させるテーブルを変更してもいい。
なお、本実施例では、中間転写ベルトと転写ベルトが当接する構成であったが、感光ドラムと当接する転写ベルトに対して、本発明の構成を採用しても、同様の効果を得られる。
以上本発明の実施例について説明したが、本発明は上記実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の技術思想内であらゆる変形が可能である。
40 分離装置
41 分離コロ
50 制御部
60 分離前張架ローラ
N 二次転写部

Claims (4)

  1. トナー像が形成される像担持体と、
    張架される移動可能なベルト部材と、
    前記像担持体に形成されたトナー像を前記ベルト部材に担持搬送される記録材に転写する転写部と、
    前記ベルト部材を張架し、前記ベルト部材に担持された記録材を前記ベルト部材から分離可能である分離ローラと、
    前記ベルト部材の移動方向において前記分離ローラよりも上流側で前記転写部より下流側の前記ベルト部材の面を前記ベルト部材の移動方向に直交する幅方向において局所的に押し上げる押し上げ部材と、
    前記ベルト部材の移動方向において前記転写部よりも下流側であって、前記押し上げ部材と前記ベルト部材との当接部よりも上流側に設けられ少なくとも前記押し上げ部材が前記ベルト部材を押し上げる押し上げ位置にあるときに、第1の位置で前記ベルト部材を張架する分離前張架部材と、を有する画像形成装置において、
    前記押し上げ部材が前記ベルト部材から退避する退避位置にあるときに、前記分離前張架部材を前記ベルト部材から退避する第2の位置に移動可能な制御手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、記録材が前記転写部に到達する前に、前記分離前張架部材を前記第2の位置から前記第1の位置に移動させ、前記分離前張架部材が前記第1の位置に移動してから前記押し上げ部材を前記退避位置から前記押し上げ位置に移動させる動作を開始することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記転写部はローラ対により形成されるニップ部であり、
    前記分離前張架部材が前記第1の位置にあるときの前記ベルト部材との当接部は、前記押し上げ部材が前記押し上げ位置にあるときの前記ベルト部材との当接部と記録材の搬送方向における前記ニップ部の出口とを結ぶ直線よりも前記像担持体の側にあることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、予め設定された剛度以下の記録材が搬送されるときに前記押し上げ部材を前記押し上げ位置に移動させ、予め設定された剛度よりも大きい記録材が搬送されるときに前記押し上げ部材を前記退避位置に移動させることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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