JPH09305032A - 接触転写式画像形成装置 - Google Patents
接触転写式画像形成装置Info
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- JPH09305032A JPH09305032A JP14082196A JP14082196A JPH09305032A JP H09305032 A JPH09305032 A JP H09305032A JP 14082196 A JP14082196 A JP 14082196A JP 14082196 A JP14082196 A JP 14082196A JP H09305032 A JPH09305032 A JP H09305032A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 転写ベルトの一部を強制的に変形させて被転
写部材と転写ベルトとの分離を確実にし、被転写部材の
種類によらずに常に安定した分離放電が得られ、異常画
像の発生を防止する比較簡便構造の接触転写式画像形成
装置を提供する。 【解決手段】 転写ベルト部13のローラ15に縮径部
2を形成し、カム6で作動される押圧手段3のアーム部
4の先端部8を縮径部2側に押圧し転写ベルト17をへ
こませる。これにより被転写部材14と転写ベルト17
は分離される。またアーム部4の先端部8は回転ブラシ
11により清掃され、常に汚れない状態に保持される。
写部材と転写ベルトとの分離を確実にし、被転写部材の
種類によらずに常に安定した分離放電が得られ、異常画
像の発生を防止する比較簡便構造の接触転写式画像形成
装置を提供する。 【解決手段】 転写ベルト部13のローラ15に縮径部
2を形成し、カム6で作動される押圧手段3のアーム部
4の先端部8を縮径部2側に押圧し転写ベルト17をへ
こませる。これにより被転写部材14と転写ベルト17
は分離される。またアーム部4の先端部8は回転ブラシ
11により清掃され、常に汚れない状態に保持される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、FAX、
プリンタ等の事務機器に使用され接触転写法および電子
写真法により画像を形成する画像形成装置に係り、特
に、転写ベルトからの被転写部材側の分離放電を常時安
定させて異常画像の発生を防止するに好適な接触転写式
画像形成装置に関する。
プリンタ等の事務機器に使用され接触転写法および電子
写真法により画像を形成する画像形成装置に係り、特
に、転写ベルトからの被転写部材側の分離放電を常時安
定させて異常画像の発生を防止するに好適な接触転写式
画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真法により感光体にトナー画像を
感光させ、転写ベルト部上を移送される被転写部材に接
触転写法によりトナー画像を転写させ、定着部でトナー
画像を被転写部材上に定着させて排紙する接触転写式画
像形成装置は広く使用されている。転写ベルト部を用い
た接触転写法の場合には、転写ベルトにバイアスローラ
によって電圧を印加し感光体から被転写部材を分離する
方法がとられている。そのため、感光体からの分離時に
剥離放電が生じ、その電荷が転写ベルトに蓄電される。
従って、転写ベルト部の移送端において被転写部材が転
写ベルトから分離される時に前記電荷による放電が発生
する。この放電が不安定になるとトナー画像に乱れが生
じ良質の画像が得られない問題点がある。
感光させ、転写ベルト部上を移送される被転写部材に接
触転写法によりトナー画像を転写させ、定着部でトナー
画像を被転写部材上に定着させて排紙する接触転写式画
像形成装置は広く使用されている。転写ベルト部を用い
た接触転写法の場合には、転写ベルトにバイアスローラ
によって電圧を印加し感光体から被転写部材を分離する
方法がとられている。そのため、感光体からの分離時に
剥離放電が生じ、その電荷が転写ベルトに蓄電される。
従って、転写ベルト部の移送端において被転写部材が転
写ベルトから分離される時に前記電荷による放電が発生
する。この放電が不安定になるとトナー画像に乱れが生
じ良質の画像が得られない問題点がある。
【0003】図9は転写ベルト部13と被転写部材14
との移送端近傍における係合状態を示す模式図である。
ローラ15により転写ベルト17は矢印方向に移動し被
転写部材14を矢印方向に移動する。後に説明するが、
ローラ15の曲率半径を適宜設定することにより転写ベ
ルト部13の移送端では被転写部材14は点線のような
搬送経路を通り定着部18側に送られる。これにより極
力分離時における放電の不安定化を防止している。然し
乍ら、定着部18側の送り速度が転写ベルト部13の送
り速度より速い場合(一般にはこのように設定されてい
る)には被転写部材14は定着部18により引っ張ら
れ、図の一点鎖線のような経路となり、放電の不安定化
が生じ易い。そこで、以上の問題点を解消するためには
転写ベルトと被転写部材との分離を確実に、且つ安定し
て行わしめることが必要であり、従来より各種の分離方
法が採用されてきている。
との移送端近傍における係合状態を示す模式図である。
ローラ15により転写ベルト17は矢印方向に移動し被
転写部材14を矢印方向に移動する。後に説明するが、
ローラ15の曲率半径を適宜設定することにより転写ベ
ルト部13の移送端では被転写部材14は点線のような
搬送経路を通り定着部18側に送られる。これにより極
力分離時における放電の不安定化を防止している。然し
乍ら、定着部18側の送り速度が転写ベルト部13の送
り速度より速い場合(一般にはこのように設定されてい
る)には被転写部材14は定着部18により引っ張ら
れ、図の一点鎖線のような経路となり、放電の不安定化
が生じ易い。そこで、以上の問題点を解消するためには
転写ベルトと被転写部材との分離を確実に、且つ安定し
て行わしめることが必要であり、従来より各種の分離方
法が採用されてきている。
【0004】以上の目的のための公知技術としては、例
えば特開昭58−106581号公報,特開平3−19
6059号公報,特開平4−136967号公報が挙げ
られる。特開昭58−106581号公報の「転写紙分
離装置の分離爪」は、分離爪の下面に突出した可撓性の
ガイド部材を設け、ガイド部材の下面の厚さを非常に薄
く形成し、転写紙(前記被転写部材に担当するもの)の
トナー像によるこすれ跡の形成を最小にしトナー像の安
定化を図るものである。
えば特開昭58−106581号公報,特開平3−19
6059号公報,特開平4−136967号公報が挙げ
られる。特開昭58−106581号公報の「転写紙分
離装置の分離爪」は、分離爪の下面に突出した可撓性の
ガイド部材を設け、ガイド部材の下面の厚さを非常に薄
く形成し、転写紙(前記被転写部材に担当するもの)の
トナー像によるこすれ跡の形成を最小にしトナー像の安
定化を図るものである。
【0005】特開平3−196059号公報の「画像形
成装置」は、搬送ベルト(前記搬送ベルトに相当するも
の)の記録シートの分離位置で曲率半径と巻き付け角と
を安定し確実な分離を行わしめるようにしたものであ
る。
成装置」は、搬送ベルト(前記搬送ベルトに相当するも
の)の記録シートの分離位置で曲率半径と巻き付け角と
を安定し確実な分離を行わしめるようにしたものであ
る。
【0006】また、特開平4−136967号公報の
「転写装置」は、転写ベルトからの用紙分離部にDCコ
ロナ帯電器を設け、転写電荷と同極性の電荷を付加する
ことにより定着部における用紙のしわの発生やトナー像
の乱れおよび周辺部材のトナー汚れの発生を防止するも
のである。
「転写装置」は、転写ベルトからの用紙分離部にDCコ
ロナ帯電器を設け、転写電荷と同極性の電荷を付加する
ことにより定着部における用紙のしわの発生やトナー像
の乱れおよび周辺部材のトナー汚れの発生を防止するも
のである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記した公知技術は夫
々特徴を有しトナー画像の安定化に効果的のものである
が次のような問題点がある。即ち、特開昭58−106
581号公報のものは、使用される分離爪は密着してい
る感光体と被転写部材との間に無理に割り込ませる必要
があるため一般に鋭利な先端形状を有するものからな
り、これを比較的可撓性のあるゴム等からなる転写ベル
トと被転写部材との分離に適用すると、ひっかかり等の
問題点が生じ易く安定した分離ができない問題点があ
る。
々特徴を有しトナー画像の安定化に効果的のものである
が次のような問題点がある。即ち、特開昭58−106
581号公報のものは、使用される分離爪は密着してい
る感光体と被転写部材との間に無理に割り込ませる必要
があるため一般に鋭利な先端形状を有するものからな
り、これを比較的可撓性のあるゴム等からなる転写ベル
トと被転写部材との分離に適用すると、ひっかかり等の
問題点が生じ易く安定した分離ができない問題点があ
る。
【0008】また、特開平3−196059号公報のも
のはベルトを張架するローラの曲率を用いて被転写部材
をベルトから分離するものであるが、ある種類の被転写
部材に対しては効果的であっても、腰の強さ等に差のあ
る別の被転写部材に対しては分離点が移動し、安定した
分離が得られない問題点がある。
のはベルトを張架するローラの曲率を用いて被転写部材
をベルトから分離するものであるが、ある種類の被転写
部材に対しては効果的であっても、腰の強さ等に差のあ
る別の被転写部材に対しては分離点が移動し、安定した
分離が得られない問題点がある。
【0009】また、特開平4−136967号公報のも
のは、分離前にコロナ放電を用いて被転写部材上にある
電荷と逆の電荷を降らせて除電するため被転写部材と転
写ベルトの分離時における放電がなくなるが、専用のコ
ロナ放電器を採用するためコストアップとなり、且つコ
ロナ放電時におけるオゾンの発生があり、オゾン公害を
誘発させる。
のは、分離前にコロナ放電を用いて被転写部材上にある
電荷と逆の電荷を降らせて除電するため被転写部材と転
写ベルトの分離時における放電がなくなるが、専用のコ
ロナ放電器を採用するためコストアップとなり、且つコ
ロナ放電時におけるオゾンの発生があり、オゾン公害を
誘発させる。
【0010】本発明は、以上の事情に鑑みてなされたも
のであり、転写ベルトと被転写部材の分離放電を常に安
定させ異常画像の発生を防止すると共に、比較的安価に
形成され、転写ベルト部や被転写部材への損傷や永久歪
みの発生を防止し、長期間安定した分離性能を得ること
のできる接触転写式画像形成装置を提供することを目的
とする。
のであり、転写ベルトと被転写部材の分離放電を常に安
定させ異常画像の発生を防止すると共に、比較的安価に
形成され、転写ベルト部や被転写部材への損傷や永久歪
みの発生を防止し、長期間安定した分離性能を得ること
のできる接触転写式画像形成装置を提供することを目的
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の接触転
写式画像形成装置は、電子写真法により画像を感光する
感光体と、接触転写法により前記画像を転写した被転写
部材を定着部側に移送すべく転写ベルト部から分離する
分離手段と、前記被転写部材上のトナー画像を定着させ
る前記定着部とを備える画像形成装置であって、前記分
離手段が前記転写ベルト部の移送端近傍においてその転
写ベルトを内方側に変形させるベルト変形手段からなる
ことを特徴とする。
写式画像形成装置は、電子写真法により画像を感光する
感光体と、接触転写法により前記画像を転写した被転写
部材を定着部側に移送すべく転写ベルト部から分離する
分離手段と、前記被転写部材上のトナー画像を定着させ
る前記定着部とを備える画像形成装置であって、前記分
離手段が前記転写ベルト部の移送端近傍においてその転
写ベルトを内方側に変形させるベルト変形手段からなる
ことを特徴とする。
【0012】請求項2に記載の接触転写式画像形成装置
は、前記ベルト変形手段が、前記転写ベルト部の移送端
側のローラに形成される縮径部と、前記ローラの近傍に
配置され前記縮径部に接触自在に係合し転写ベルトを前
記縮径部側に押圧する押圧手段とからなることを特徴と
する。
は、前記ベルト変形手段が、前記転写ベルト部の移送端
側のローラに形成される縮径部と、前記ローラの近傍に
配置され前記縮径部に接触自在に係合し転写ベルトを前
記縮径部側に押圧する押圧手段とからなることを特徴と
する。
【0013】請求項3に記載の接触転写式画像形成装置
は、前記押圧手段の前記転写ベルトと係合する部位に
は、前記転写ベルトの移動に伴ってつれ廻りする回転部
材が設けられることを特徴とする。
は、前記押圧手段の前記転写ベルトと係合する部位に
は、前記転写ベルトの移動に伴ってつれ廻りする回転部
材が設けられることを特徴とする。
【0014】請求項4に記載の接触転写式画像形成装置
は、前記押圧手段は、前記縮径部側への押圧を解放され
た位置において、装置の不動側に配置される清掃手段に
より清掃されるものであることを特徴とする。
は、前記押圧手段は、前記縮径部側への押圧を解放され
た位置において、装置の不動側に配置される清掃手段に
より清掃されるものであることを特徴とする。
【0015】一対のローラ間に転写ベルトを張架してな
る転写ベルト部の移送端側のローラには縮径部が形成さ
れる。一方、装置の不動側に設けた押圧手段は転写ベル
トを縮径部側に押圧する。そのため、転写ベルトはその
移送端において内側に弾性変形され被転写部材と転写ベ
ルトとの間には間隙が強制的に与えられる。また、縮径
部の寸法を適宜設定することにより押圧部材と被転写部
材との干渉も回避される。以上により安定した分離が行
われる。また、押圧部材は縮径部側に接離自在に係合
し、そのタイミングを適宜設定することにより必要の時
点にのみ係合せしめ転写ベルトの常時押圧による永久歪
みを防止することができる。また、押圧部材と転写ベル
トとの係合部位に回転部材を設けることにより摩擦抵抗
が低減し、転写ベルトに加わる負荷が小さくなり転写ベ
ルトの円滑移送に悪影響を与えない。また、押圧手段は
縮径部側との係合を解放された位置で清掃手段により清
掃されるため常時清掃状態に保持され被転写部材側への
汚れ防止が確実に行われる。
る転写ベルト部の移送端側のローラには縮径部が形成さ
れる。一方、装置の不動側に設けた押圧手段は転写ベル
トを縮径部側に押圧する。そのため、転写ベルトはその
移送端において内側に弾性変形され被転写部材と転写ベ
ルトとの間には間隙が強制的に与えられる。また、縮径
部の寸法を適宜設定することにより押圧部材と被転写部
材との干渉も回避される。以上により安定した分離が行
われる。また、押圧部材は縮径部側に接離自在に係合
し、そのタイミングを適宜設定することにより必要の時
点にのみ係合せしめ転写ベルトの常時押圧による永久歪
みを防止することができる。また、押圧部材と転写ベル
トとの係合部位に回転部材を設けることにより摩擦抵抗
が低減し、転写ベルトに加わる負荷が小さくなり転写ベ
ルトの円滑移送に悪影響を与えない。また、押圧手段は
縮径部側との係合を解放された位置で清掃手段により清
掃されるため常時清掃状態に保持され被転写部材側への
汚れ防止が確実に行われる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の接触転写式画像形
成装置の実施の形態を図面を参照して詳述する。図1は
本発明に係る構成要素とこれに関連する装置の主要構成
要素との全体構造を示す構成図である。感光体19の下
方には被転写部材14を搭載する転写ベルト部13が配
置される。転写ベルト部13は駆動側と非駆動側の一対
のローラ15,16と、ローラ15,16間に張架され
る転写ベルト17とからなる。なお、転写ベルト17は
それに接触するバイアスローラ20により電圧が印加さ
れ、被転写部材14を感光体19から分離し得るように
している。転写ベルト部13の移送端側のローラ15の
近傍には被転写部材14を定着部18側に案内するガイ
ド板21が配置される。
成装置の実施の形態を図面を参照して詳述する。図1は
本発明に係る構成要素とこれに関連する装置の主要構成
要素との全体構造を示す構成図である。感光体19の下
方には被転写部材14を搭載する転写ベルト部13が配
置される。転写ベルト部13は駆動側と非駆動側の一対
のローラ15,16と、ローラ15,16間に張架され
る転写ベルト17とからなる。なお、転写ベルト17は
それに接触するバイアスローラ20により電圧が印加さ
れ、被転写部材14を感光体19から分離し得るように
している。転写ベルト部13の移送端側のローラ15の
近傍には被転写部材14を定着部18側に案内するガイ
ド板21が配置される。
【0017】本発明はの主要構成要素であるベルト変形
手段1は転写ベルト13の移送端近傍に配置され、大別
してローラ15側に形成される縮径部2と、ガイド板2
1側に保持される押圧手段3とからなる。また、ガイド
板21の近傍には押圧手段3を清掃するための清掃手段
の1つである回転ブラシ11が設けられている。
手段1は転写ベルト13の移送端近傍に配置され、大別
してローラ15側に形成される縮径部2と、ガイド板2
1側に保持される押圧手段3とからなる。また、ガイド
板21の近傍には押圧手段3を清掃するための清掃手段
の1つである回転ブラシ11が設けられている。
【0018】図2および図3に示すように、本例では縮
径部2はローラ15の中央部に段付き形成されるものか
らなる。縮径部2の深さは、後に説明する押圧手段3の
アーム部の先端又はアーム部の先端に設けた回転部材の
最上面が転写ベルト17を縮径部2側に押圧手段3によ
り押圧した際に転写ベルト17の下面に干渉しない程度
の寸法にすることが望ましい。また、縮径部2の軸線方
向の長さは特に限定するものでなく、実験的に設定され
る。また、縮径部2と縮径されない部分とは図示のよう
に極端な段で連結せずに傾斜面又は弧面で連結する方が
望ましい。また、ガイド板21には後に説明する押圧手
段3のアーム部の回転時における干渉を防止するための
逃げ溝22が形成される。
径部2はローラ15の中央部に段付き形成されるものか
らなる。縮径部2の深さは、後に説明する押圧手段3の
アーム部の先端又はアーム部の先端に設けた回転部材の
最上面が転写ベルト17を縮径部2側に押圧手段3によ
り押圧した際に転写ベルト17の下面に干渉しない程度
の寸法にすることが望ましい。また、縮径部2の軸線方
向の長さは特に限定するものでなく、実験的に設定され
る。また、縮径部2と縮径されない部分とは図示のよう
に極端な段で連結せずに傾斜面又は弧面で連結する方が
望ましい。また、ガイド板21には後に説明する押圧手
段3のアーム部の回転時における干渉を防止するための
逃げ溝22が形成される。
【0018】次に、図4により押圧手段3の一例を説明
する。押圧手段3は、大別してアーム部4と、支軸5
と、カム6およびカムフロアー7等とからなる。アーム
部4はL型の板部材からなり、その先端部8が前記の縮
径部2側に当接係合する。アーム部4の基端側には支軸
5が固定され、支軸5にはL型のカムフロアー板7のコ
ーナ部が固着される。カムフロアー板7には支点9で装
置の不動側に支持される偏芯状のカム6が接触し、カム
フロアー板7の他面側にはアーム部4とバランスする重
り10が固定される。
する。押圧手段3は、大別してアーム部4と、支軸5
と、カム6およびカムフロアー7等とからなる。アーム
部4はL型の板部材からなり、その先端部8が前記の縮
径部2側に当接係合する。アーム部4の基端側には支軸
5が固定され、支軸5にはL型のカムフロアー板7のコ
ーナ部が固着される。カムフロアー板7には支点9で装
置の不動側に支持される偏芯状のカム6が接触し、カム
フロアー板7の他面側にはアーム部4とバランスする重
り10が固定される。
【0019】以上の構造により図5,図6に示すように
カム6を図略の回転制御手段により回転することにより
アーム部4が支軸5を中心として回動し、アーム部4の
先端部8を図5の位置から図6の位置に順次変化させ
る。なお、図5に示した先端部6の位置が図1に示すよ
うに転写ベルト17をローラ15の縮径部2に押圧する
位置に相当し、図6に示す位置が縮径部2から先端部8
が最も離れた位置に相当する。なお、カム6のプロファ
イルは適宜のものが設定されるが、例えば被転写部材1
4の先端が転写ベルト17の移送端近傍に到達してから
被転写部材14の後端が移送端を通り抜けるまでアーム
部4の先端部8が図5の状態を保持し、次の被転写部材
14の先端が移送端の近傍に到達するまでの間は図6に
示した位置にくるように1/2回転ごとにカム6とカム
フロアー板7との当接状態を変えるようなプロファイル
が一例として設定される。
カム6を図略の回転制御手段により回転することにより
アーム部4が支軸5を中心として回動し、アーム部4の
先端部8を図5の位置から図6の位置に順次変化させ
る。なお、図5に示した先端部6の位置が図1に示すよ
うに転写ベルト17をローラ15の縮径部2に押圧する
位置に相当し、図6に示す位置が縮径部2から先端部8
が最も離れた位置に相当する。なお、カム6のプロファ
イルは適宜のものが設定されるが、例えば被転写部材1
4の先端が転写ベルト17の移送端近傍に到達してから
被転写部材14の後端が移送端を通り抜けるまでアーム
部4の先端部8が図5の状態を保持し、次の被転写部材
14の先端が移送端の近傍に到達するまでの間は図6に
示した位置にくるように1/2回転ごとにカム6とカム
フロアー板7との当接状態を変えるようなプロファイル
が一例として設定される。
【0020】図6に示すように、アーム部4の先端部8
が縮径部2側から離れた位置にくると先端部8は回転ブ
ラシ11に接触する。これにより先端部8はカム6の1
回転ごとに清掃され、常時綺麗の状態に保持される。
が縮径部2側から離れた位置にくると先端部8は回転ブ
ラシ11に接触する。これにより先端部8はカム6の1
回転ごとに清掃され、常時綺麗の状態に保持される。
【0021】図7および図8は押圧手段3のアーム部4
の別の実施の形態を示すものである。このアーム4aは
先端部8の位置に回転部材の1つである回転コロ12を
設けたものである。前記のアーム部4はアーム部4の先
端部8を直接転写ベルト17に接触させたが本例は回転
コロ12の外周が転写ベルト17に接触する。回転コロ
12は転写ベルト17の移動に伴ってつれ廻りするため
回転コロ12が転写ベルト17に強く押圧されても両着
間の摩擦抵抗が小さく、転写ベルト17の移送の円滑さ
に悪影響を与えない。
の別の実施の形態を示すものである。このアーム4aは
先端部8の位置に回転部材の1つである回転コロ12を
設けたものである。前記のアーム部4はアーム部4の先
端部8を直接転写ベルト17に接触させたが本例は回転
コロ12の外周が転写ベルト17に接触する。回転コロ
12は転写ベルト17の移動に伴ってつれ廻りするため
回転コロ12が転写ベルト17に強く押圧されても両着
間の摩擦抵抗が小さく、転写ベルト17の移送の円滑さ
に悪影響を与えない。
【0022】次に、本発明における分離方法について説
明する。感光体19からトナー画像が転写された被転写
部材14は図1に示すように転写ベルト17に搭載され
移送される。図3等に示すように、被転写部材14の先
端が転写ベルト部13の移送端近傍に接近するとカム6
によりアーム部4又はアーム部4aむがローラ15側に
回動され、アーム部4の先端部8およびアーム部4aの
回転コロ12が転写ベルト17を押圧し、図2,図3に
示すように転写ベルト17の一部をローラ15の縮径部
2内に押し込む。このため被転写部材14はこの押し込
みの分んだけ転写ベルト17と確実に分離されガイド板
21側に移送される。また押圧手段3のアーム部4,4
aの転写ベルト17の押し込みが機械的に行われるため
一定の変形が転写ベルト17に与えられ、転写ベルト1
7と被転写部材14との分離は安定して行われる。
明する。感光体19からトナー画像が転写された被転写
部材14は図1に示すように転写ベルト17に搭載され
移送される。図3等に示すように、被転写部材14の先
端が転写ベルト部13の移送端近傍に接近するとカム6
によりアーム部4又はアーム部4aむがローラ15側に
回動され、アーム部4の先端部8およびアーム部4aの
回転コロ12が転写ベルト17を押圧し、図2,図3に
示すように転写ベルト17の一部をローラ15の縮径部
2内に押し込む。このため被転写部材14はこの押し込
みの分んだけ転写ベルト17と確実に分離されガイド板
21側に移送される。また押圧手段3のアーム部4,4
aの転写ベルト17の押し込みが機械的に行われるため
一定の変形が転写ベルト17に与えられ、転写ベルト1
7と被転写部材14との分離は安定して行われる。
【0023】また前記したようにアーム部4,4aによ
る転写ベルト17の縮径部2に対する押圧はカム6の一
回転毎に解除されるため、転写ベルト17側に永久歪み
を発生させない。また、アーム部材4,4aは被転写部
材14に干渉せず、且つ回転プラン11により常時清掃
されているため汚れが生じない。なお、回転コロ12を
用いたアーム部4aの場合、回転コロ12の清掃は特に
必要でない場合もあり、その分だけ構造の単純化が図れ
る。
る転写ベルト17の縮径部2に対する押圧はカム6の一
回転毎に解除されるため、転写ベルト17側に永久歪み
を発生させない。また、アーム部材4,4aは被転写部
材14に干渉せず、且つ回転プラン11により常時清掃
されているため汚れが生じない。なお、回転コロ12を
用いたアーム部4aの場合、回転コロ12の清掃は特に
必要でない場合もあり、その分だけ構造の単純化が図れ
る。
【0024】
1)本発明の請求項1の接触転写式画像形成装置によれ
ば、転写ベルトの一部を変形させて分離を行うベルト変
形手段を採用することにより被転写部材の種類や腰の強
さの大小に拘らず常に安定した分離放電が行われ、異常
画像の発生を防止することができる。
ば、転写ベルトの一部を変形させて分離を行うベルト変
形手段を採用することにより被転写部材の種類や腰の強
さの大小に拘らず常に安定した分離放電が行われ、異常
画像の発生を防止することができる。
【0025】2)本発明の請求項2の接触転写式画像形
成装置によれば、ベルト変形手段が転写ベルト分のロー
ラ側に設けた縮径部と、この縮径部に転写ベルトを押圧
する押圧手段とからなる簡便のものからなり、比較的安
価な手段により安定した分離放電が得られ、異常画像の
発生を防止することができる。また、アーム部材は転写
ベルト側に接離自在であり、転写ベルトは常時押圧され
ないため転写ベルトの永久歪みは防止される。
成装置によれば、ベルト変形手段が転写ベルト分のロー
ラ側に設けた縮径部と、この縮径部に転写ベルトを押圧
する押圧手段とからなる簡便のものからなり、比較的安
価な手段により安定した分離放電が得られ、異常画像の
発生を防止することができる。また、アーム部材は転写
ベルト側に接離自在であり、転写ベルトは常時押圧され
ないため転写ベルトの永久歪みは防止される。
【0026】3)本発明の請求項3の接触転写式画像形
成装置によれば、押圧手段の転写ベルトとの係合部に転
写ベルトの移動に伴ってつれ廻りする回転部材を設ける
ことにより摩擦抵抗の低減が図られ、転写ベルトの円滑
な移送が行われる。
成装置によれば、押圧手段の転写ベルトとの係合部に転
写ベルトの移動に伴ってつれ廻りする回転部材を設ける
ことにより摩擦抵抗の低減が図られ、転写ベルトの円滑
な移送が行われる。
【0027】4)本発明の請求項4の接触転写式画像形
成装置によれば押圧手段は清掃手段により常時清掃され
るため分離状態が変化せず、長期的に安定した分離放電
が得られ、異常画像の発生を常に防止することができ
る。
成装置によれば押圧手段は清掃手段により常時清掃され
るため分離状態が変化せず、長期的に安定した分離放電
が得られ、異常画像の発生を常に防止することができ
る。
【図1】本発明の主要構成部構造とそのまわり装置の主
要構成部を示す構成図。
要構成部を示す構成図。
【図2】本発明のベルト変形手段のローラ側の縮径部を
示す部分正面図。
示す部分正面図。
【図3】図2の上面図。
【図4】本発明の押圧手段の全体構造を示す斜視図。
【図5】本発明の押圧手段の押圧状態の位置関係を示す
側面図。
側面図。
【図6】本発明の押圧手段の押圧解除状態の位置関係を
示す側面図。
示す側面図。
【図7】押圧手段として回転部材を設けた本発明の別の
押圧手段を示す側面図。
押圧手段を示す側面図。
【図8】図7における回転部材の詳細構造を示す側面図
および正面図。
および正面図。
【図9】一般の接触転写式画像形成装置における被転写
部材と転写ベルトとの分離状態を示す模式図。
部材と転写ベルトとの分離状態を示す模式図。
1 ベルト変化手段 2 縮径部 3 押圧手段 4 アーム部 4a アーム部 5 支軸 6 カム 7 カムフロアー板 8 先端 9 支点 10 重り 11 回転ブラシ 12 回転コロ 13 転写ベルト部 14 被転写部材 15 ローラ 16 ローラ 17 転写ベルト 18 定着部 19 感光体 20 バイアスローラ 21 ガイド板 22 逃げ溝
Claims (4)
- 【請求項1】 電子写真法により画像を感光する感光体
と、接触転写法により前記画像を転写した被転写部材を
定着部側に移送すべく転写ベルト部から分離する分離手
段と、前記被転写部材上のトナー画像を定着させる前記
定着部とを備える画像形成装置であって、前記分離手段
が前記転写ベルト部の移送端近傍においてその転写ベル
トを内方側に変形させるベルト変形手段からなることを
特徴とする接触転写式画像形成装置。 - 【請求項2】 前記ベルト変形手段が、前記転写ベルト
部の移送端側のローラに形成される縮径部と、前記ロー
ラの近傍に配置され前記縮径部に接触自在に係合し転写
ベルトを前記縮径部側に押圧する押圧手段とからなるこ
とを特徴とする請求項1に記載の接触転写式画像形成装
置。 - 【請求項3】 前記押圧手段の前記転写ベルトと係合す
る部位には、前記転写ベルトの移動に伴ってつれ廻りす
る回転部材が設けられるものであることを特徴とする請
求項2に記載の接触転写式画像形成装置。 - 【請求項4】 前記押圧手段は、前記縮径部側への押圧
を解放された位置において、装置の不動側に配置される
清掃手段により清掃されるものであることを特徴とする
請求項2又は3に記載の接触転写式画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14082196A JPH09305032A (ja) | 1996-05-10 | 1996-05-10 | 接触転写式画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14082196A JPH09305032A (ja) | 1996-05-10 | 1996-05-10 | 接触転写式画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09305032A true JPH09305032A (ja) | 1997-11-28 |
Family
ID=15277511
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14082196A Pending JPH09305032A (ja) | 1996-05-10 | 1996-05-10 | 接触転写式画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09305032A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8478174B2 (en) | 2009-11-09 | 2013-07-02 | Canon Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus |
-
1996
- 1996-05-10 JP JP14082196A patent/JPH09305032A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8478174B2 (en) | 2009-11-09 | 2013-07-02 | Canon Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus |
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