JP5482761B2 - 難染性金銀糸、およびそれを使用した繊維製品 - Google Patents

難染性金銀糸、およびそれを使用した繊維製品 Download PDF

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Description

本発明は、染料等によってほとんど染色される事のない難染性金銀糸、およびそれを使用した繊維製品に関する。
従来から、金属光沢を有する金属光沢糸として、少なくともプラスチックフイルムに金属薄膜層が積層された積層体をスリットしたスリット金銀糸(平金銀糸)、または該スリット金銀糸と任意の他の糸とを撚り合わせた撚り金銀糸が知られており、これらスリット金銀糸、撚り金銀糸を、和服、洋服、靴下、下着、カーテン、絨毯、寝具、服飾雑貨等の一部に使用して他の糸と製編織した繊維製品は、様々な用途で一般的に広く使用されている。
また、従来の前記撚り金銀糸や、前記各種繊維製品に所望の意匠を付与する目的で、該撚り金銀糸や各種繊維製品を、染料等で染色加工を行うが、その際には以下のような欠点があった。
(1)前記撚り金銀糸の場合は、撚り金銀糸に使用されているスリット金銀糸のプラスチックフイルム等が、染料等によって染色されてしまい、該スリット金銀糸は、染色加工前の外観や金属光沢を維持することができなかった。
その結果、本来染色したい撚り合わされた他の糸だけでなく、スリット金銀糸も、染料等によって染色されてしまい、撚り金銀糸に所望の意匠を付与することができなかった。
(2)前記各種繊維製品の場合も、製編織時に使用されているスリット金銀糸、および撚り金銀糸に使用されているスリット金銀糸のプラスチックフイルム等が、染料等によって染色されてしまい、該スリット金銀糸は、染色加工前の外観や金属光沢を維持することができなかった。
その結果、本来染色したい撚り金銀糸に使用した他の糸、および製編織された他の糸だけでなく、スリット金銀糸も染料等によって染色されてしまい、撚り金銀糸や各種繊維製品に所望の意匠を付与することができなかった。
そこで、金銀糸に難染性を付与させるために、難染性の効果を有しているフッ素フイルムを使用して、少なくとも該フッ素フイルム上に、金属薄膜層が積層された積層体をスリットすることや、少なくともプラスチックフイルム上に、金属薄膜層が積層された積層体の両面の最表層にフッ素フイルムを積層した積層体をスリットすることでも、難染性スリット金銀糸を得ることができる。
しかしながらこれらフッ素フイルムを使用する方法は、フッ素フイルムが非常に高価である為、得られる難染性スリット金銀糸は非常に高価なものとなり採算性が悪く実用的でない。
その他、少なくともプラスチックフイルム上に、金属薄膜層が積層された積層体の両面の最表層に、フッ素樹脂や、フッ素樹脂に硬化剤を添加したフッ化ウレタン樹脂皮膜等が積層された積層体をスリットした難染性スリット金銀糸が知られている。
そして、特許文献1には、金属蒸着層を片面に設けたベースフイルム2枚を、該金属蒸着層を外側にして接着剤層を介して積層し、かつ金属蒸着層上にフッ化ウレタン樹脂皮膜が形成されてなる構成の積層物(積層体)をスリットしたスリット金銀糸であることを特徴とする、難染金銀糸が記載されている。
特開昭58−23929号公報
特許文献1記載の難染金銀糸は、前記のとおり難染性(耐汚染性)の効果を付与する為に、金属薄膜層(金属蒸着層)上に、フッ化ウレタン樹脂皮膜が積層されている積層体をスリットしたスリット金銀糸であり、積層されているフッ化ウレタン樹脂皮膜は、フッ素樹脂に、硬化剤(ポリイソシアネート)を、フッ素樹脂の完全硬化当量添加した層(皮膜)である。
前記フッ化ウレタン樹脂皮膜に使用しているフッ素樹脂自体は、難染性(耐汚染性)に効果を有している。しかしながら、仮に前記フッ化ウレタン樹脂皮膜に代えて、フッ素樹脂のみからなるフッ素樹脂層を金属薄膜層上に積層する場合に、該フッ素樹脂層を金属薄膜層上に均一な厚さで積層することが非常に困難であるだけでなく、該フッ素樹脂層を積層した積層フイルムを広幅かつ長尺で加工しロール状とした場合に、該積層フイルム同士が密着してしまう現象(ブロッキング)が発生してしまう。さらに、フッ素樹脂層が積層されている積層体をスリットしたスリット金銀糸を使用した撚り金銀糸や繊維製品を、染料等で染色加工した場合に、金属薄膜層とフッ素樹脂層との密着力も弱くなり、フッ素樹脂層がスリット金銀糸から剥離してしまう。
これら上記欠点を補う為に、フッ素樹脂に硬化剤を添加してフッ化ウレタン樹脂皮膜としている。このようにすることで金属薄膜層上に積層する場合の加工性や作業性、金属薄膜層とフッ化ウレタン樹脂皮膜との密着力が向上する。
しかしながら、特許文献1記載の難染金銀糸を使用した撚り金銀糸や繊維製品を、染料等で染色加工した場合に、フッ化ウレタン樹脂皮膜には、前記のとおり硬化剤がフッ素樹脂の完全硬化当量添加されている為、特許文献1記載の難染金銀糸は、従来の金銀糸と比較すると難染性の効果をある程度発揮していたが、やはり染料等によって染色されて実用上使用するには不十分なレベルであり、染色加工前の所望の外観や金属光沢を維持することができない欠点があった。
また、前記難染金銀糸と他の糸とを撚り合わせて得た撚り金銀糸や、前記難染金銀糸および/または撚り金銀糸と他の糸とを製編織した各種繊維製品は、該撚り金銀糸や各種繊維製品を染料等で染色加工した場合にも、撚り金銀糸や各種繊維製品に使用された前記難染金銀糸には、上記のとおり難染性の効果に欠点があるため、難染金銀糸が染料等によって染色されてしまい、染色加工前の所望の外観や金属光沢を得ることができず、撚り金銀糸や各種繊維製品を所望の意匠にすることができなかった。特に染色する方法を高圧染色加工とした場合には、上記欠点はより顕著であった。
また、特許文献1には、耐久性にすぐれた金銀糸を所望する場合に、尿素樹脂系、メラミン樹脂系、エポキシ樹脂系、ウレタン樹脂系等の樹脂塗料からなるトップコート層を、0.5〜1.5μm程度の厚さで、金属薄膜層(金属蒸着層)とフッ化ウレタン樹脂皮膜との間に介在させるとの記載がある。
しかしながら、該トップコート層が露出している難染金銀糸の両端部から染料等が浸透し、トップコート層が、染料等によって染色されたり、またはフッ化ウレタン樹脂皮膜を通過した染料等が浸透してトップコート層が、染料等によって染色されてしまい、難染金銀糸が、染色加工前の所望の外観や金属光沢を維持することができず、所望の難染性を得ることができなかった。さらに、トップコート層の厚さが上記範囲だと、トップコート層が染料等によって染色されていると視認されやすくなり、難染金銀糸が染色されていると視認されやすかった。
[1]本発明は、プラスチックフイルムの片面に、少なくとも金属薄膜層、および難染層が順次積層された積層フイルム2枚を、プラスチックフイルムを内側にして接着層を介して貼り合せた積層体をスリットしたスリット金銀糸であって、難染層が少なくとも水酸基を有する四フッ化エチレン・ビニルモノマーの共重合体と硬化剤とからなり、かつ硬化剤の添加量が、水酸基を有する四フッ化エチレン・ビニルモノマーの共重合体の完全硬化当量未満であることを特徴とする難染性スリット金銀糸である。
[2]本発明は、[1]記載の難染性スリット金銀糸と他の糸とを撚り合わせたことを特徴とする難染性撚り金銀糸である。
[3]本発明は、[1]記載の難染性スリット金銀糸および/または[2]記載の難染性撚り金銀糸を、少なくとも一部に使用していることを特徴とする繊維製品である。
本発明の難染性スリット金銀糸は、プラスチックフイルムの片面に、少なくとも金属薄膜層、および難染層が順次積層された積層フイルム2枚を、プラスチックフイルムを内側にして接着層を介して貼り合せた積層体をスリットしたスリット金銀糸であって、難染層が少なくともフッ素樹脂と硬化剤とからなり、かつ硬化剤の添加量が、フッ素樹脂の完全硬化当量未満であることを特徴とする難染性スリット金銀糸である。
そして、本発明の難染性スリット金銀糸、または本発明の難染性撚り金銀糸、ならびに本発明の繊維製品を、染料等で染色加工した場合に、それぞれ以下(1)〜(3)のような効果が得られる。
(1)本発明の難染性スリット金銀糸は染色されず、染色加工前の外観や金属光沢を維持している。
(2)本発明の難染性撚り金銀糸は、使用した本発明の難染性スリット金銀糸は染色されず、染色加工前の外観や金属光沢を維持しており、撚り合わされた他の糸のみが染料等によって染色される。
(3)本発明の繊維製品は、製編織された本発明の難染性スリット金銀糸、または本発明の難染性撚り金銀糸に使用している本発明の難染性スリット金銀糸は染色されず、染色加工前の外観や金属光沢を維持しており、製編織された他の糸、本発明の難染性撚り金銀糸に使用した他の糸のみが染料等によって染色される。
したがって、本発明の撚り金銀糸や本発明の繊維製品を、染料等で染色加工した場合に、本発明の難染性スリット金銀糸が、染料等によって染色されることなく、本発明の難染性撚り金銀糸や本発明の繊維製品に使用した他の糸のみを染色することができ、本発明の難染性撚り金銀糸や本発明の繊維製品を本発明の難染性スリット金銀糸の外観や金属光沢を維持したまま、所望の意匠を付与することができる。
特に、本発明の難染性スリット金銀糸とポリエステル系繊維糸とを撚り合わせた本発明の難染性撚り金銀糸、または、本発明の難染性スリット金銀糸および/または本発明の難染性撚り金銀糸とポリエステル系繊維糸とを製編織した本発明の繊維製品等のように他の糸にポリエステル系繊維糸を使用し高圧染色加工を行った場合であっても、本発明の難染性スリット金銀糸は、染料等によって染色されること無く、染色加工前の外観と金属光沢を維持しており、使用したポリエステル系繊維糸のみが染料等によって染色された本発明の難染性撚り金銀糸や本発明の繊維製品を得ることができる。
したがって、従来予め染料等で染色(先染め)したポリエステル系繊維糸を準備し、スリット金銀糸と撚り合わせする、または製編織する必要があったが、撚り合わせ後、または製編織後に染色(後染め)することができ、予め先染めしたポリエステル系繊維糸を用意する必要がなくなる為、効率的に染色加工を行うことができる。
尚、厳密には、本発明の難染性撚り金銀糸や本発明の繊維製品を染料等で染色加工した場合に、以下(1)および(2)のように本発明の難染性スリット金銀糸が染色されていると視認できないレベルを、本明細書では本発明の難染性スリット金銀糸が染色されていないこととする。
(1)本発明の難染性撚り金銀糸や本発明の繊維製品に使用されている本発明の難染性スリット金銀糸に積層されている難染層は全面で極僅かに染料等によって染色される場合がある。また、本発明の難染性スリット金銀糸に積層されているトップコート層も露出している両端部のみが極僅かに染料等によって染色される場合がある。しかしながら、仮に上記のように難染層、トップコート層が極僅かに染料等によって染色されている状態であれば、本発明の難染性スリット金銀糸が染色されていると視認することができないレベルである。
(2)本発明の難染性スリット金銀糸に使用しているプラスチックフイルムは染料等によって全面で染色される場合がある。しかしながら、仮にプラスチックフイルム全面が染料等によって染色されていたとしても、露出しているのがプラスチックフイルムの両端部のみの極僅かである為、本発明の難染性スリット金銀糸が染色されていると視認することができないレベルである。
また、本発明の難染性撚り金銀糸や本発明の繊維製品を染料等で染色加工した場合に、仮に本発明の難染性スリット金銀糸の難染層、またはトップコート層が、染料等によって僅かに染色されている場合や、染料等によって染色されたプラスチックフイルムの両端部のみが露出している場合に、本発明の難染性スリット金銀糸が僅かに染色されていると視認できるレベルであっても、本発明の難染性撚り金銀糸や本発明の繊維製品に使用されている本発明の難染性スリット金銀糸が染料等によって染色されていると視認できなければ、実用上問題ないレベルである。
本発明の難染性スリット金銀糸は、プラスチックフイルムの片面に、少なくとも金属薄膜層、および難染層が順次積層された積層フイルム2枚を、プラスチックフイルムを内側にして接着層を介して貼り合せた積層体を所望の目的に応じて0.1〜2.5mmの幅にスリットしたスリット金銀糸であって、難染層が少なくともフッ素樹脂と硬化剤とからなり、かつ硬化剤の添加量が、フッ素樹脂の完全硬化当量未満であることを特徴とする難染性スリット金銀糸である。
そして、本発明の難染性撚り金銀糸は、本発明の難染性スリット金銀糸と、セルロース系繊維糸、綿糸、絹糸、アクリル系繊維糸、ポリエステル系繊維糸、ポリアミド系繊維糸等の他の糸とを丸撚り、羽衣撚り、タスキ撚り等の従来公知の撚り方法で撚り合わせたものである。
さらに、本発明の繊維製品は以下のものである。
(1)本発明の難染性スリット金銀糸同士、または本発明の難染性撚り金銀糸同士をそれぞれ製編織した織編物。
(2)本発明の難染性スリット金銀糸と本発明の難染性撚り金銀糸とを製編織した織編物。
(3)本発明の難染性スリット金銀糸および/または本発明の難染性撚り金銀糸と、セルロース系繊維糸、綿糸、絹糸、アクリル系繊維糸、ポリエステル系繊維糸、ポリアミド系繊維糸等の他の糸とを製織編した織編物。
また、前記(1)〜(3)の織編物を加工して得た、和服、洋服、靴下、下着、カーテン、絨毯、布団カバー、シーツ、刺繍、レース、服飾雑貨品等も本発明の繊維製品に含まれる。
本発明の難染性スリット金銀糸に使用する、プラスチックフイルムは、ポリエチレンテレフタレートフイルム、ポリエチレンフイルム、ポリプロピレンフイルム、ポリアミドフイルム等従来金銀糸に使用しているプラスチックフイルムであれば特に制限無く使用できる。
プラスチックフイルムは、無延伸、一軸延伸、二軸延伸の何れでもよく、また、帯電防止剤、熱安定剤等の各種添加剤を含んでいてもかまわない。
プラスチックフイルムの厚さは、3〜25μmの範囲が好ましく、より好ましくは6〜13μmである。
厚さが3μmよりも薄いと、広幅、長尺で取り扱うことが困難であり、プラスチックフイルムにシワ等が発生し歩留まりも悪くなる。したがって、生産性が悪くなるおそれがある為、好ましくない。また、厚さが25μmよりも厚いと、プラスチックフイルムのコシが強く、本発明の難染性スリット金銀糸とした場合に、柔らかくしなやかな風合いが損なわれてしまうおそれがある為、好ましくない。
本発明の難染性スリット金銀糸に積層されている金属薄膜層は、本発明の難染性スリット金銀糸に金属光沢を付与する目的で、プラスチックフイルム上に積層される。
使用する金属は、アルミニウム、クロム、錫、金、銀、銅、ニッケル等の各種金属が使用でき、所望の目的により適宜選択すれば良い。また、金属薄膜層は1層でも良く、異種または同種の2層以上の複数層としても構わない。
特に、抗菌性のある、銀、または銅を使用して、銀薄膜層、または銅薄膜層とすると、金属光沢を付与するだけでなく、優れた抗菌性も付与することができる。
金属薄膜層の厚さは35〜200nmの範囲が好ましい。35nmよりも薄いと、プラスチックフイルムに所望の金属光沢を付与することができなくなるおそれがある為、好ましくなく、200nmよりも厚いと、プラスチックフイルム上に金属薄膜層を積層する際の熱によってプラスチックフイルムが変形、変質してしまう恐れがあり、または金属薄膜層にクラックが発生しやすくなってしまうおそれがある為、好ましくない。
金属薄膜層を積層する方法は、真空蒸着法、スパッタリング法、CVD法等、従来公知の金属薄膜層を積層する方法が使用でき、所望の目的に応じて適宜選択すればよい。
また、プラスチックフイルムと金属薄膜層の間に、密着性、耐熱性、耐腐食性等の向上を目的として、ウレタン系樹脂、アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、メラミン系樹脂、エポキシ系樹脂等、従来公知の樹脂を、従来公知のコーティング方法で積層してアンカー層を積層しても構わない。
尚、アンカー層に使用する樹脂の種類、アンカー層の厚さ、アンカー層を積層する方法は、特に制限なく使用でき、それぞれ所望の目的、用途に応じて適宜選択すれば良い。
本発明の難染性スリット金銀糸に積層されている難染層は、プラスチックフイルム上に、少なくとも金属薄膜層、および難染層が順次積層された積層フイルムの最表層に積層されており、前記積層フイルム2枚を、プラスチックフイルムを内側にして接着層を介して貼り合せた積層体をスリットした本発明の難染性スリット金銀糸の最表層には、前記難染層が積層されている。
また、前記難染層は、少なくともフッ素樹脂と硬化剤とからなる層であり、かつ硬化剤の添加量は、フッ素樹脂の完全硬化当量未満である。その為、前記難染層が積層された前記積層体をスリットした本発明の難染性スリット金銀糸は、難染性スリット金銀糸を使用している本発明の難染性撚り金銀糸や繊維製品を、染料等で染色加工した場合であっても、染料等によって染色されることなく、染色加工前の所望の外観や金属光沢を維持することができる。
難染層に使用する、フッ素樹脂は四フッ化エチレン、四フッ化エチレン・六フッ化エチレン共重合体、四フッ化エチレン・パーフルオロアルコキシエチレン共重合体、三フッ化塩化エチレン、ポリフッ化ビニリデン、エチレン・四フッ化エチレン共重合体、四フッ化エチレン・ビニルモノマーの共重合体等、従来公知のフッ素樹脂が使用できるが、溶剤への可溶性、染料等による難染性、染色加工時に使用する酸、アルカリ等への耐薬品性が優れていることから、四フッ化エチレン・ビニルモノマーの共重合体を使用することが好ましい。
また、難染層に使用する、硬化剤は、特に制限無く、イソシアネート等、従来公知の硬化剤が使用でき、使用するフッ素樹脂の種類に応じて適宜選択すれば良い。
硬化剤の添加量は、フッ素樹脂の完全硬化当量未満であることが好ましい。具体的には、下記計算式により算出したフッ素樹脂の完全硬化当量に対して、30〜98%の範囲であることが好ましく、45〜80%の範囲であればより好ましい。
添加量が30%よりも少ないと、難染層の硬化が不十分となり、前記積層フイルムを広幅かつ長尺で加工しロール状にした場合に、積層フイルム同士が密着してしまう、いわゆるブロッキングが発生しやすくなるだけでなく、均一な厚さで積層することが困難となる為、好ましくない。そして、添加量が98%よりも多いと、本発明の難染性撚り金銀糸や繊維製品を染料等で染色加工行った場合に、使用している本発明の難染性スリット金銀糸が、染料等によって染色されてしまい、所望の難染性の効果を得ることができなくなる為、好ましくない。
[フッ素樹脂重量(A)に対する硬化剤の完全硬化当量(B)の計算式]
B=〔A×フッ素樹脂水酸基価×硬化剤反応基式量×(硬化剤反応基/OHモル比)〕/〔KOH分子量×1000×(硬化剤反応基含量/100)〕
仮に硬化剤にイソシアネートを使用した場合には、硬化剤反応基式量は、イソシアネート基式量(42)となる。
また、前記難染層に、帯電防止、紫外線吸収、熱安定、着色、スベリ性等の効果を付与する目的として、各種添加剤を1種類以上添加しても構わず、各種添加剤の添加量は、所望の目的に応じて適宜決定すればよい。
前記難染層に染料や顔料を添加した場合に、予め着色された金属光沢を有する本発明の難染性スリット金銀糸を得ることができ、該難染性スリット金銀糸を、染料等で染色加工を行った場合に、難染性スリット金銀糸は染料等によって染色されることなく、染色加工前の外観や着色された金属光沢を維持することができる。
例えば、難染層に黄色の顔料を添加し難染層を薄い黄色に着色した前記積層フイルムは、難染層側から見た場合にゴールド色をしている。
さらに、該積層フイルム2枚を、プラスチックフイルムを内側にして接着層を介して貼り合わせた積層体をスリットすると、ゴールド色をした本発明の難染性スリット金銀糸を得ることができ、該難染性スリット金銀糸を染料等で染色加工を行った場合であっても、難染性スリット金銀糸は、染色加工に使用した染料等によって染色されることなく、染色加工前のゴールド色を維持している。
このように、難染層に染料や顔料で予め着色することは可能であるが、難染層が金属薄膜層上等に積層され硬化した後は、染料等によって染色されることなく染色加工前の外観や金属光沢を維持している。
また、金属薄膜層が酸化され変色、変質してしまうことを防ぐ目的のほか、金属薄膜層をキズ等から保護する等の目的で、金属薄膜層と難染層の間に、樹脂からなるトップコート層を、従来公知のコーティング方法で金属薄膜層上に積層しても構わない。
トップコート層の厚さは、使用している樹脂が染料等によって染色されていても、トップコート層が染色されたと視認できないようにする為には極力薄い方が好ましく、厚さは0.05μm以上0.5μm未満の範囲が好ましく、0.05〜0.3μmとすればより好ましい。
トップコート層の厚さが0.05μmよりも薄いと、前記トップコート層を設ける目的の効果を発揮することができなくなるおそれがある為、好ましくなく、厚さが0.5μm以上だと、得られた本発明の難染性スリット金銀糸を染料等で染色加工した場合に、該難染性スリット金銀糸が明らかに染色されたと視認できるレベルで、トップコート層が、染料等によって染色されるおそれがあり、その結果、本発明の難染性スリット金銀糸が、所望の難染性を発揮することができなくなるおそれがある為、好ましくない。
また、トップコート層に使用する樹脂の種類、トップコート層を積層する方法は、それぞれアンカー層に使用する樹脂の種類、アンカー層を積層する方法と同じものが使用でき、それぞれ所望の目的、用途に応じて適宜選択すれば良い。
本発明の難染性スリット金銀糸に積層されている接着層は、使用する接着剤に特に制限無く、ウレタン系樹脂、アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、エポキシ系樹脂等、従来公知の接着剤が使用できる。また、使用する樹脂は1種類だけでも良く、2種類以上の樹脂を混合したものであっても構わない。
接着層に使用する接着剤の種類、接着層の厚さ、積層する方法は、前記積層フイルムを2枚貼り合せした積層体をスリットするスリット加工や、本発明の難染性撚り金銀糸や繊維製品を染色する染色加工等の後加工時に、前記積層フイルム同士が剥がれず密着させておく目的を満足することができる範囲で適宜選択すれば良い。
本発明の難染性撚り金銀糸や繊維製品を所望の意匠とする目的で染色加工を行う場合に使用する染料としては、酸性染料、アルカリ染料、カチオン染料、直接染料等、従来公知の染料が使用でき、染色する他の糸や所望の意匠により、適宜選択すれば良い。
また、本発明の難染性撚り金銀糸や繊維製品を、前記選択した染料を使用して、染色する方法は酸性染色、カチオン染色、反応染色、高圧染色等、従来公知の染色方法が使用でき、染色する他の糸や所望の意匠により、適宜選択すれば良い。
特に、本発明の難染性スリット金銀糸とポリエステル系繊維糸とを撚り合わせた本発明の難染性撚り金銀糸、または、本発明の難染性スリット金銀糸および/または難染性撚り金銀糸とポリエステル系繊維糸とを製編織した本発明の繊維製品に所望の意匠を付与する為に、高圧染色加工を行った場合であっても、該難染性撚り金銀糸や繊維製品に使用されているポリエステル系繊維糸のみが、染料等によって染色されて、本発明の難染性スリット金銀糸は染料等によって染色されず、染色加工前の外観や金属光沢を維持しており、本発明の難染性撚り金銀糸や繊維製品に所望の意匠を付与することができる。
以上のことから、プラスチックフイルムの片面に、少なくとも金属薄膜層、および難染層が順次積層された積層フイルム2枚を、プラスチックフイルムを内側にして接着層を介して貼り合せた積層体をスリットした本発明の難染性スリット金銀糸の難染層を、少なくともフッ素樹脂と硬化剤とからなり、かつ硬化剤の添加量が、フッ素樹脂の完全硬化当量未満とすれば、本発明の難染性スリット金銀糸を使用した本発明の難染性撚り金銀糸や本発明の繊維製品を、染料等によって染色加工を行った場合であっても、染色加工前の所望の外観や金属光沢を維持し、所望の難染性の効果を有する本発明の難染性スリット金銀糸を得ることができる。
さらに、難染層に使用しているフッ素樹脂に、四フッ化エチレン・ビニルモノマー共重合体を使用すれば万全である。
また、本発明の難染性スリット金銀糸と他の糸を撚り合わせた本発明の難染性撚り金銀糸、または本発明の難染性撚り金銀糸および/または本発明の難染性撚り金銀糸を、少なくとも一部に使用している本発明の繊維製品は、該難染性撚り金銀糸や繊維製品を、染料等で染色加工した場合に、本発明の難染性撚り金銀糸、または本発明の繊維製品に使用している他の糸のみが染色されて、本発明の難染性スリット金銀糸は染色されず、染色加工前の外観や金属光沢を維持しており、本発明の難染性撚り金銀糸や繊維製品を所望の意匠にすることができる。
[金銀糸の作成]
[実施例1]
以下(1)〜(4)の各工程を順次行い、厚さ12μmのポリエチレンテレフタレートフイルムの片面に、アンカー層、銀薄膜層、トップコート層、および難染層が順次積層された積層フイルムを作成した。
(1)ポリエチレンテレフタレートフイルムと銀薄膜層の密着を良くする目的で、ポリエチレンテレフタレートフイルムの片面に、ポリエステル系樹脂をグラビアコート法でコーティングして、厚さ0.5μmのアンカー層を積層した。
(2)金属薄膜層として、銀を使用し、真空蒸着法を用いて厚さ60nmの銀薄膜層を積層した。
(3)銀薄膜層の酸化を防ぐ目的で、メラミン系樹脂をグラビアコート法でコーティングして厚さ0.1μmのトップコート層を積層した。
(4)難染層として、フッ素樹脂として四フッ化エチレン・ビニルモノマー共重合体50重量部(ダイキン工業社製 ゼッフルGK−510、水酸基価:60mgKOH/g)に、硬化剤としてイソシアネート15.6重量部(三井化学社製 タケネートD−140N、イソシアネート基式量:42、イソシアネート反応基含量:10.5mass%)を添加し、フッ素樹脂の完全硬化当量に対して73%の割合で硬化剤を添加した樹脂をグラビアコート法でコーティングし厚さ1μmの難染層を積層した。
尚、フッ素樹脂重量(A)に対する硬化剤(イソシアネート)の完全硬化当量(B)は下記計算式により算出した。この場合、イソシアネート反応基/OHモル比は1.0、KOH分子量は56.1である。
[完全硬化当量計算式]
B=〔A×フッ素樹脂水酸基価×イソシアネート基式量(NCO式量)×(イソシアネート反応基/OHモル比)〕/〔KOH分子量×1000×(イソシアネート反応基含量/100)〕
=〔50×60×42×1.0〕/〔56.1×1000×(10.5/100)〕
=21.4
[73%硬化当量計算式]
21.4×0.73=15.6
上記工程で得られた積層フイルム2枚を、ポリエチレンテレフタレートフイルムを内側にして、ウレタン系樹脂とポリエステル系樹脂の混合樹脂からなる厚さ1.5μmの接着層を介して貼り合せた積層体を得た後、該積層体を0.25mmの幅にスリットして本発明の難染性スリット金銀糸を得た。
[実施例2]
実施例1の(3)工程でトップコート層の厚さを1.2μmとしたこと以外は実施例1と同様にして実施例2の本発明の難染性スリット金銀糸を得た。
[実施例3、4]
実施例1、および実施例2で得た本発明の難染性スリット金銀糸を、それぞれ本発明の難染性スリット金銀糸とナイロン糸(ポリアミド系繊維糸)とを、本発明の難染性スリット金銀糸を芯糸としてタスキ撚りの撚り方法を用いて撚り合わせ、それぞれ実施例3、および実施例4の本発明の難染性撚り金銀糸を得た。
[比較例1]
実施例1で使用した難染層に代えて、フッ素樹脂である四フッ化エチレン・ビニルモノマー共重合体50重量部(ダイキン工業社製 ゼッフルGK−510)に、硬化剤としてイソシアネート21.4重量部(三井化学社製 タケネートD−140N)を添加した樹脂(硬化剤をフッ素樹脂の完全硬化当量添加したもの)からなる層としたこと以外は実施例1と同様にして比較例1のスリット金銀糸を得た。
[比較例2]
比較例1のトップコート層の厚さを1.2μmとしたこと以外は比較例1と同様にして比較例2のスリット金銀糸を得た。
[比較例3]
実施例1で得た本発明の難染性スリット金銀糸の難染層を積層しないことと、トップコート層の厚さを1.2μmとしたこと以外は実施例1と同様にして比較例3のスリット金銀糸を得た。
[比較例4〜6]
実施例3で使用した実施例1の本発明の難染性スリット金銀糸に代えて、比較例1〜3で得たスリット金銀糸を使用したこと以外は実施例3と同様にして、それぞれ比較例4〜6の撚り金銀糸を得た。
[繊維製品の作成]
[実施例5、6]
実施例1、および実施例2で得た本発明の難染性スリット金銀糸を、それぞれポリエステル系繊維糸と製編して、それぞれ実施例5、および実施例6の本発明の繊維製品であるセーターを得た。
[実施例7、8]
実施例3、および実施例4で得た本発明の難染性撚り金銀糸を、それぞれポリエステル系繊維糸と製編して、それぞれ実施例7、および実施例8の本発明の繊維製品であるセーターを得た。
[比較例7〜12]
比較例1〜3で得たスリット金銀糸、および比較例4〜6で得た撚り金銀糸を、それぞれポリエステル糸と製編して、それぞれ比較例7〜12の繊維製品であるセーターを得た。
[難染性評価]
(試験試料A)
実施例1、および実施例2で得た本発明の難染性スリット金銀糸、比較例1〜3で得たスリット金銀糸をそれぞれ2mの長さで1本準備した。
(試験試料B)
実施例3、および実施例4で得た本発明の難染性撚り金銀糸、比較例4〜6で得た撚り金銀糸をそれぞれ2mの長さで1本準備した。
(試験試料C)
実施例5〜8で得た本発明の本発明の繊維製品であるセーター、比較例7〜12で得た繊維製品であるセーターをそれぞれ1つ準備した。
(染色加工)
それぞれの試験試料に下記分散染料をそれぞれ使用して高圧染色加工(130℃×60分)を行った。
試験試料A:黒色の分散染料を使用
試験試料B:赤色の分散染料を使用
試験試料C:青色の分散染料を使用
(難染性評価方法)
染色加工されたそれぞれの試験試料を目視にて難染性を評価した。
また、評価結果は、染色加工後のスリット金銀糸を、染色加工前のものと比較して、外観、および金属光沢に変化無く全く染色されていないと確認できる場合は◎、染色加工後のスリット金銀糸を、染色加工前のものと比較して、僅かに染色されていると確認できる場合は○、染色加工後のスリット金銀糸を、染色加工前のものと比較して、染色加工前の外観、および金属光沢を維持しておらず、明らかに染色されていると確認できる場合は×とした。
尚、難染性評価が◎または○であれば実用上問題ないレベルである。
(評価結果)
試験試料Aの結果を表1に示す。
試験試料Bの結果を表2に示す。
試験試料Cの結果を表3に示す。
Figure 0005482761
Figure 0005482761
Figure 0005482761

Claims (3)

  1. プラスチックフイルムの片面に、少なくとも金属薄膜層、及び難染層が順次積層された積層フイルム2枚を、プラスチックフイルムを内側にして接着層を介して貼り合せた積層体をスリットしたスリット金銀糸であって、難染層が少なくとも水酸基を有する四フッ化エチレン・ビニルモノマーの共重合体と硬化剤とからなり、かつ硬化剤の添加量が、水酸基を有する四フッ化エチレン・ビニルモノマーの共重合体の完全硬化当量未満であることを特徴とする難染性スリット金銀糸。
  2. 請求項1記載の難染性スリット金銀糸と他の糸とを撚り合わせたことを特徴とする難染性撚り金銀糸。
  3. 請求項1記載の難染性スリット金銀糸および/または請求項2記載の難染性撚り金銀糸を、少なくとも一部に使用していることを特徴とする繊維製品
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