JP5482597B2 - 離床判定装置 - Google Patents

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本発明は、就寝者がベッド等の寝具から離床したかどうかを判定する離床判定装置に関するものである。
従来、就寝者の寝床への出入りを検出する装置が開発されている(例えば特許文献1を参照)。特許文献1の例では、就寝者の動きに起因する空気圧の変動を電気信号に変換し、前記電気信号から体動信号とそれ以外の生体情報信号とを分離している。そして、体動信号の入力をトリガとして、所定期間待機した後の所定期間、生体情報信号の入力の有無を検出している。
特開2004−159804号公報
しかしながら、前記文献の例では、体動信号の入力を判定のトリガとしているので、例えば就寝者がそろりと離床した場合には、そのトリガを検出できず、正確な判定ができない可能性がある。
本発明は前記の問題に着目してなされたものであり、就寝者がそろりと離床した場合にも、正確に離床判定ができるようにすることを目的としている。
前記の課題を解決するため、第1の発明は、
就寝者の生体活動に応じて振幅が変化する生体情報信号(S2)を検出する生体信号検出部(41)と、
前記就寝者の体動の大きさに応じて振幅が変化する体動信号(S1)を検出する体動信号検出部(20,33)と、
前記生体情報信号(S2)の振幅が生体情報閾値(V2)を下回ったことをトリガとして、前記就寝者の離床の判定を行う判定部(44)を備え、
前記判定部(44)は、前記生体情報信号(S2)の振幅が前記生体情報閾値(V2)を下回っている状態が出床生体情報判定時間(t3)以上継続し、且つ、前記トリガの直前に前記体動信号(S1)の振幅が体動閾値(V1)を超えている状態が出床体動判定時間(t4)以上継続していた場合、又は、前記トリガの後の検出期間(t5)中に、前記生体情報信号(S2)の振幅が前記生体情報閾値(V2)を下回った時間の積算時間が、積算判定時間(t6)以上の場合に、前記就寝者が離床したと判定することを特徴とする。
この構成では、生体情報信号(S2)の振幅が、生体情報閾値(V2)を下回ったことをトリガとして、判定部(44)が前記就寝者の出床の判定を行う。具体的には、前記トリガの後の検出期間(t5)中に、前記生体情報信号(S2)の振幅が前記生体情報閾値(V2)を下回った時間の積算時間が、積算判定時間(t6)以上か否かを判定する。この判定条件では、体動が比較的小さな場合(すなわち、就寝者がそろりと出床した場合)に就寝者の出床が検出される。
また、第2の発明は、
第1の発明の離床判定装置において、
前記出床生体情報判定時間(t3)及び前記出床体動判定時間(t4)は、それぞれ2分間であることを特徴とする。
この構成では、出床生体情報判定時間(t3)、出床体動判定時間(t4)をそれぞれ2分間とし、合計4分間で出床の判定が行われる。
また、第3の発明は、
第1又は第2の発明の離床判定装置において、
前記検出期間(t5)は、15分間であり、
前記積算判定時間(t6)は、12分間であることを特徴とする。
この構成では、検出期間(t5)を15分、積算判定時間(t6)を12分とし、15分間で出床の判定が行われる。
また、第4の発明は、
第1から第3の発明のうちの何れか1つの離床判定装置において、
前記生体情報信号(S2)は、前記就寝者の呼吸、又は心拍を示す信号であることを特徴とする。
この構成では、就寝者の心拍の振幅をトリガとして出床の判定が行われる。
第1の発明によれば、就寝者がそろりと離床した場合にも、正確に離床判定を行うことが可能になる。
また、第2、3の発明によれば、それぞれ、より確実、且つ迅速に出床を判定することが可能になる。
また、第4の発明によれば、前記の各発明と同様の効果を得ることが可能になる。
図1は、本実施形態における入床出床判定装置の概略構成を説明する図である。 図2は、入床出床判定装置の使用状態を説明する図である。 図3は、本実施形態における回路ユニットの構成を示すブロック図である。 図4は、(A)が入床の判定における、体動信号と入床体動判定時間の関係、(B)が心拍信号と入床生体情報判定時間の関係をそれぞれ説明するタイミングチャートである。 図5は、第1出床判定条件の判定における、体動信号、心拍信号、出床生体情報判定時間、及び出床体動判定時間の関係を説明するタイミングチャートである。 図6は、第2出床判定条件の判定における、体動信号、心拍信号、検出期間、及び積算判定時間の関係を説明するタイミングチャートである。 図7は、入床出床判定装置における、就寝者の入床の判断動作を説明するフローチャートである。 図8は、第1出床判定条件が成立するか否か判定する際の動作(第1出床判定動作)を説明するフローチャートである。 図9は、第2出床判定条件が成立するか否か判定する際の動作(第2出床判定動作)を説明するフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
《発明の実施形態》
本発明の離床判定装置の実施形態として、就寝者の出床(離床)と就寝者の入床を判定する入床出床判定装置の例を説明する。本実施形態の入床出床判定装置は、空調システムに用いられ、入床や出床の判定結果は、例えば、空調システムの制御を行うための情報として使用される。図1は、本実施形態における入床出床判定装置(10)の概略構成を説明する図である。また、図2は、入床出床判定装置(10)の使用状態を説明する図である。図1に示すように、入床出床判定装置(10)は、感圧ユニット(20)と本体ユニット(30)とを備えている。なお、図1や図2では、入床出床判定装置(10)の判定結果を利用する空調システムは、図示を省略してある。
〈感圧ユニット(20)〉
感圧ユニット(20)は、就寝者から生起する体動を本体ユニット(30)へ伝達する。この例では、感圧ユニット(20)は、感圧部(21)と圧力伝達部(22)とを備えている。感圧部(21)は、一端が閉塞して他端が開口する細長の中空状のチューブにより構成されている。感圧部(21)は、寝室(5)のベッド等の寝具(6)内に設置されている(図2を参照)。また、圧力伝達部(22)は、両端が開口する細長の中空状のチューブにより構成されている。この圧力伝達部(22)は、感圧部(21)よりも小径である。圧力伝達部(22)は、一端が感圧部(21)の開口部(23)に接続され他端が本体ユニット(30)に接続されている。
〈本体ユニット(30)〉
本体ユニット(30)は、ケーシング(31)、取付部(32)、受圧部(33)、及び回路ユニット(40)を備えている(回路ユニット(40)は、図1、2では現れていない)。ケーシング(31)は、扁平な箱状に形成され、例えば寝室(5)内の床面に設置される。取付部(32)は、ケーシング(31)の側面に形成されている。取付部(32)は、内方に向かって凹んだ略円環状の凹部(32a)と、該凹部(32a)内から外方へ突出する凸部(32b)とを有している。凸部(32b)には、ケーシング(31)の外部と内部とを連通するように軸方向に貫通穴(32c)が形成されている。凸部(32b)には、圧力伝達部(22)の他端部を外嵌してある。これにより、感圧部(21)の内部と圧力伝達部(22)の内部と貫通穴(32c)とが連通する。
受圧部(33)は、貫通穴(32c)の背面側に位置するようにケーシング(31)に内蔵されている。受圧部(33)は、マイクロフォンや圧力センサ等によって構成されている。寝具(6)上の就寝者から体動が生起すると、この体動が感圧部(21)に作用する。これにより、感圧部(21)の内圧は、圧力伝達部(22)および貫通穴(32c)を介して受圧部(33)に作用する。受圧部(33)は、この内圧を電気的な信号に変換し、体動信号(S1)として、本体ユニット(30)内の回路ユニット(40)へ出力する。この体動信号(S1)は、就寝者の体動の大きさに応じて振幅が変化する。受圧部(33)と感圧ユニット(20)の両者で、本発明の体動信号検出部の一例を構成している。
〈回路ユニット(40)〉
図3は、回路ユニット(40)の構成例を示すブロック図である。回路ユニット(40)は、図3に示すように、生体信号検出部(41)、メモリ(42)、タイマ(43)、及び判定部(44)を備え、ケーシング(31)に収容されている。
−生体信号検出部(41)−
生体信号検出部(41)は、就寝者の心拍数を検出し、検出結果(心拍信号(S2))を判定部(44)に出力する。この例では、生体信号検出部(41)は、受圧部(33)から出力された体動信号(S1)を所定の周波数帯域の体動信号に変調する。生体信号検出部(41)は、変調した体動信号の周波数帯域から心拍の周波数帯域の信号を抽出し、1分間毎の心拍数を導出する。生体信号検出部(41)は、導出した心拍数を、就寝者の生体活動に応じて振幅が変化する心拍信号(S2)として出力する。心拍信号(S2)は、本発明の生体情報信号の一例である。
−メモリ(42)−
メモリ(42)は、一定期間に読み取られた体動信号(S1)を保持するためのメモリである。この例では、メモリ(42)は、最新の一定期間分(後述の出床生体情報判定時間(t3))の体動信号(S1)が保持される。なお、本実施形態では、出床生体情報判定時間(t3)は2分間であり、前記メモリ(42)は、その2分間に読み込まれた数の体動信号(S1)を保持する。
−タイマ(43)−
タイマ(43)は、第1、第2カウンタ(43a,43b)を備え、それぞれのカウンタ(43a,43b)で並行してカウント動作を行えるようになっている。それぞれのカウンタ(43a,43b)は、判定部(44)の制御に応じて、時間のカウントを開始し、カウント結果を判定部(44)に出力する。
−判定部(44)−
判定部(44)は、就寝者の寝具(6)への入床、及び寝具(6)からの出床(離床)を判定する。判定結果は、判定信号(S3)として、回路ユニット(40)の外部(例えば、空調システムの制御装置等)に出力する。
入床の判定では、判定部(44)は、次の2つの判定条件の何れか一方が成立した場合に、就寝者が入床したと判定する。まず、1つ目の判定条件(第1入床判定条件)は、「体動信号(S1)の振幅が体動閾値(V1)を、所定時間(入床体動判定時間(t1))連続して超えたこと」である。また、2つ目の判定条件(第2入床判定条件)は、「心拍信号(S2)の振幅が生体情報閾値(V2)を所定時間(入床生体情報判定時間(t2))連続して超えたこと」である。図4は、(A)が入床の判定における、体動信号(S1)と入床体動判定時間(t1)の関係、(B)が心拍信号(S2)と入床生体情報判定時間(t2)の関係をそれぞれ説明するタイミングチャートである。
一方、出床の判定では、判定部(44)は、心拍信号(S2)の振幅が生体情報閾値(V2)を下回ったことをトリガとして、次の2つの判定条件(第1及び第2出床判定条件)の何れか一方が成立した場合に、前記就寝者が離床した判定する。この例では、第1出床判定条件は、「心拍信号(S2)の振幅が生体情報閾値(V2)を下回っている状態が出床生体情報判定時間(t3)以上継続し、且つ、前記トリガの直前に体動信号(S1)の振幅が体動閾値(V1)を超えている状態が出床体動判定時間(t4)以上継続していたこと」である。また、第2出床判定条件は、「前記トリガの後の検出期間(t5)中に、心拍信号(S2)の振幅が生体情報閾値(V2)を下回った時間の積算時間が、所定の積算判定時間(t6)以上であること」である。図5は、第1出床判定条件の判定における、体動信号(S1)、心拍信号(S2)、出床生体情報判定時間(t3)、及び出床体動判定時間(t4)の関係を説明するタイミングチャートである。また、図6は、第2出床判定条件の判定における、体動信号(S1)、心拍信号(S2)、検出期間(t5)、及び積算判定時間(t6)の関係を説明するタイミングチャートである。
なお、本実施形態では、図4〜6に示すように、入床体動判定時間(t1)は2分、入床生体情報判定時間(t2)は10分、出床生体情報判定時間(t3)は前記の通り2分、出床体動判定時間(t4)は2分、検出期間(t5)は15分、積算判定時間(t6)は12分である。これらの値は、入床や出床の判定の確実性と、判定の迅速性のバランスを勘案して、実験を重ねて設定したものである。そのため、これらの値を用いると、より確実、且つ、より迅速に入床や出床を判定することが可能になる。勿論、例示した以外の値を採用することは可能である。
《入床出床判定装置(10)の動作》
〈入床の判定〉
図7は、入床出床判定装置(10)における、就寝者の入床の判断動作を説明するフローチャートである。入床出床判定装置(10)における入床判定では、第1入床判定条件の成立、不成立の判定(ステップST01〜07、以下、第1入床判定動作)と、第2入床判定条件の成立、不成立の判定(ステップST11〜17、以下、第2入床判定動作)とが並行で行われる。
−第1入床判定動作−
まず、第1入床判定動作では、体動信号(S1)が体動閾値(V1)を超えたことを入床判定のトリガとしている(図4を参照)。このトリガの検出は、ステップST01,02で行う。具体的には、判定部(44)は、ステップST01において、受圧部(33)が出力した体動信号(S1)を取り込む。次に、ステップST02において、判定部(44)は、ステップST01で取り込んだ体動信号(S1)の振幅と体動閾値(V1)とを比較する。比較の結果、体動信号(S1)の振幅が体動閾値(V1)以上の場合には、ステップST03の処理に進み、そうでない場合にはステップST01の処理に戻る。
ステップST03〜06では、判定部(44)は、体動信号(S1)の振幅が、体動閾値(V1)を入床体動判定時間(t1)連続して超えたか否か、すなわち、前記第1入床判定条件が成立するか否かを判定する。具体的には、ステップST03では、判定部(44)は、タイマ(43)の第1カウンタ(43a)をリセット(カウント値(T)をゼロに設定)した後、第1カウンタ(43a)にカウント動作を開始させる。そして、ステップST04において、判定部(44)は、体動信号(S1)を取り込む。ステップST05では、判定部(44)は、ステップST04で取り込んだ体動信号(S1)の振幅と体動閾値(V1)とを比較する。比較の結果、体動信号(S1)の振幅が体動閾値(V1)以上の場合には、判定部(44)は、ステップST06の処理に進み、そうでない場合にはステップST03の処理(タイマ(43)の操作)に戻る。
ステップST06に進んだ場合には、判定部(44)は、タイマ(43)(第1カウンタ(43a))の現時点のカウント値(T)と、入床体動判定時間(t1)とを比較する。比較の結果、カウント値(T)が入床体動判定時間(t1)以上の場合には、判定部(44)は、ステップST07の処理に進み、そうでない場合には、ステップST04の処理(体動信号(S1)の取り込み)に進む。ステップST07に進むのは、前記第1入床判定条件が成立した場合である。このステップST07では、判定部(44)は、就寝者が入床したことを示す判定信号(S3)を出力する。
−第2入床判定動作−
一方、第2入床判定動作では、心拍信号(S2)が生体情報閾値(V2)を超えたことを入床判定のトリガとしている(図4を参照)。このトリガの検出は、ステップST11,12で行う。具体的には、まず、判定部(44)は、ステップST11において、生体信号検出部(41)が出力した心拍信号(S2)を取り込む。ステップST12では、判定部(44)は、ステップST11で取り込んだ心拍信号(S2)の振幅と生体情報閾値(V2)とを比較し、心拍信号(S2)の振幅が生体情報閾値(V2)以上の場合には、ステップST13の処理に進み、そうでない場合にはステップST11の処理に戻る。
ステップST13〜16では、判定部(44)は、心拍信号(S2)の振幅が生体情報閾値(V2)を所定時間(入床生体情報判定時間(t2))連続して超えたか否か、すなわち、前記第2入床判定条件が成立するか否かを判定する。具体的には、ステップST13では、判定部(44)は、タイマ(43)の第2カウンタ(43b)をリセット(カウント値(T)をゼロに設定)した後、その第2カウンタ(43b)にカウント動作を開始させる。そして、判定部(44)は、ステップST14において、心拍信号(S2)を取り込む。ステップST15では、判定部(44)は、ステップST14で取り込んだ心拍信号(S2)の振幅と生体情報閾値(V2)とを比較し、心拍信号(S2)の振幅が生体情報閾値(V2)以上の場合には、ステップST16の処理に進み、そうでない場合にはステップST13の処理(タイマ(43)の操作)に戻る。
ステップST16に進んだ場合には、判定部(44)は、タイマ(43)(第2カウンタ(43b))の現時点のカウント値(T)と入床生体情報判定時間(t2)とを比較する。比較の結果、カウント値(T)が入床生体情報判定時間(t2)以上の場合には、判定部(44)は、ステップST17の処理に進み、そうでない場合には、ステップST14の処理(心拍信号(S2)の取り込み)に進む。ステップST17に進むのは、前記第2入床判定条件が成立した場合である。このステップST17では、判定部(44)は、就寝者が入床したことを示す判定信号(S3)を出力する。
このように、入床出床判定装置(10)では、2種類の入床判定動作が並行して行われ、何れか一方の方法によって、入床と判断された場合に、就寝者が入床したことを示す判定信号(S3)を出力するのである。
〈出床の判定〉
図8は、第1出床判定条件が成立するか否かを判定する際の動作(第1出床判定動作)を説明するフローチャートである。また、図9は、第2出床判定条件が成立するか否か判定する際の動作(第2出床判定動作)を説明するフローチャートである。入床出床判定装置(10)では、主に判定部(44)が、それぞれのフローチャートに従って動作する。
−第1出床判定動作−
第1出床判定動作(ステップST21〜33)では、心拍信号(S2)の振幅が生体情報閾値(V2)を下回ったことをトリガとし(図5を参照)、そのトリガよりも前の体動信号(S1)の振幅に応じて前記就寝者の離床の判定を行う。そのため、入床出床判定装置(10)では、最新の一定期間分の体動信号(S1)を保持する。具体的には、判定部(44)は、受圧部(33)が出力した体動信号(S1)を一定間隔で取り込んで、その値をメモリ(42)に格納する(ステップST31〜33)。このメモリ(42)には、直近の2分間(出床生体情報判定時間(t3))に取り込んだ体動信号(S1)の値を格納する。
ステップST21〜22では、判定部(44)は、前記トリガの検出を行う。まず、判定部(44)は、ステップST21において、生体信号検出部(41)が出力した心拍信号(S2)を取り込む。ステップST22では、判定部(44)は、ステップST21で取り込んだ心拍信号(S2)の振幅と生体情報閾値(V2)とを比較し、心拍信号(S2)の振幅が生体情報閾値(V2)以下の場合には、ステップST23の処理に進み、そうでない場合にはステップST21の処理に戻る。
ステップST23〜28では、判定部(44)は、前記第1出床判定条件が成立するか否かを判定する。具体的には、ステップST23では、判定部(44)は、タイマ(43)のカウンタ(例えば第1カウンタ(43a))をリセットした後、その第1カウンタ(43a)にカウント動作を開始させる。そして、ステップST24において、判定部(44)は、心拍信号(S2)を取り込む。ステップST25では、判定部(44)は、心拍信号(S2)の振幅と生体情報閾値(V2)とを比較し、心拍信号(S2)の振幅が生体情報閾値(V2)以下の場合には、ステップST26の処理に進み、そうでない場合にはステップST23の処理に戻る。
ステップST26では、心拍信号(S2)の振幅が生体情報閾値(V2)以下である時間が、出床生体情報判定時間(t3)以上かどうかを判定する。具体的には、ステップST26では、判定部(44)は、第1カウンタ(43a)のカウント値と出床生体情報判定時間(t3)とを比較する。比較の結果、第1カウンタ(43a)におけるカウント値が出床生体情報判定時間(t3)以上の場合には、判定部(44)は、ステップST27の処理に進み、そうでない場合にはステップST24の処理に戻る。
ステップST27では、判定部(44)は、直近の出床生体情報判定時間(t3)における体動信号(S1)をメモリ(42)から読み出し、ステップST28の処理に進む。ステップST28では、判定部(44)は、メモリ(42)から読み出した体動信号(S1)の振幅が体動閾値(V1)以上である時間が、出床体動判定時間(t4)以上か否かを判定する。ステップST28で判定条件が成立した場合には、判定部(44)は、ステップST29に進み、そうでない場合にはステップST21に戻る。ステップST29に進むのは、前記第1出床判定条件が成立した場合である。判定部(44)は、このステップST29において、就寝者が出床したことを示す判定信号(S3)を出力する。
−第2出床判定動作−
第2出床判定動作(ステップST40〜49)でも、心拍信号(S2)の振幅が生体情報閾値(V2)を下回ったことをトリガとして、前記就寝者の離床の判定を行う(図6を参照)。このトリガの検出は、ステップST40,41で行う。具体的には、判定部(44)は、ステップST40において、生体信号検出部(41)が出力した心拍信号(S2)を取り込む。ステップST41では、判定部(44)は、ステップST40で取り込んだ心拍信号(S2)の振幅と生体情報閾値(V2)とを比較し、心拍信号(S2)の振幅が生体情報閾値(V2)以下の場合には、ステップST42の処理に進み、そうでない場合にはステップST40の処理に戻る。
ステップST42〜48では、判定部(44)は、前記第2出床判定条件が成立するか否かを判定する。具体的には、ステップST42では、判定部(44)は、タイマ(43)の2つのカウンタ(43a,43b)をリセットした後、それぞれのカウンタ(43a,43b)にカウント動作を開始させる。この例では、第1カウンタ(43a)は、検出期間をカウントし(カウント値をT5とする)、第2カウンタ(43b)は、前記検出期間(t5)中に、心拍信号(S2)の振幅が生体情報閾値(V2)を下回った時間の積算時間(積算時間をT6とする)カウントする。
ステップST43において、判定部(44)は、心拍信号(S2)を取り込む。また、ステップST44では、判定部(44)は、心拍信号(S2)の振幅と生体情報閾値(V2)とを比較する。比較の結果、心拍信号(S2)の振幅が生体情報閾値(V2)以下の場合には、判定部(44)は、ステップST45の処理に進み、そうでない場合にはステップST46の処理に進む。
ステップST45では、判定部(44)は、T6(積算時間、すなわち第2カウンタ(43b)の値)をインクリメントし、ステップST46では、T5(検出時間のカウント値、すなわち第1カウンタ(43a)の値)をインクリメントする。
ステップST47では、判定部(44)は、T5と検出期間(t5)を比較し、検出期間が満了したかどうかを判定する。判定の結果、検出期間(t5)が満了していない場合には、判定部(44)は、ステップST43に戻り、満了した場合にはステップST48の処理に進む。
ステップST48では、判定部(44)は、積算時間(すなわちT6)と積算判定時間(t6)とを比較する。ステップST48で判定条件が成立した場合には、判定部(44)は、ステップST49に進み、そうでない場合にはステップST40に戻る。ステップST49に進むのは、前記第2出床判定条件が成立した場合である。判定部(44)は、このステップST49において、就寝者が出床したことを示す判定信号(S3)を出力する。
《本実施形態における効果》
以上のように、本実施形態では、心拍信号(S2)(生体情報信号)の振幅が、生体情報閾値(V2)を下回ったことをトリガとして前記就寝者の出床の判定を行う。出床時における就寝者の体動が比較的大きな場合には、前記第1出床判定条件が成立するので、前記第1出床判定動作が行われることで、就寝者の出床が検出される。一方、就寝者がそろりと出床した場合(すなわち、体動が比較的小さな場合)には、前記第2出床判定条件が成立するので、前記第2出床判定動作が行われることで、就寝者の出床が検出される。それゆえ、本実施形態では、就寝者がそろりと離床した場合にも、正確に離床判定を行うことが可能になる。
また、入床の判定においても、入床時における就寝者の体動が比較的大きな場合には、前記第1出床判定条件が成立するので、前記第1出床判定動作が行われることで、就寝者の入床が検出される。一方、就寝者がそろりと入床した場合(すなわち、体動が比較的小さな場合)には、前記第2入床判定条件が成立するので、前記第2入床判定動作が行われることで、就寝者の出床が検出される。すなわち、就寝者がそろりと入床した場合にも、やはり、正確に入床判定を行うことが可能になる。
なお、生体情報信号(S2)は、前記の心拍信号(S2)には限定されない。例えば、心拍信号(S2)の他にも、例えば、前記就寝者の呼吸を示す信号を生体情報信号として用いてもよい。
また、体動信号検出部(20,33)、生体信号検出部(41)の構成は例示である。
また、出床のみを判定するように装置を構成してもよい。
本発明は、就寝者がベッド等の寝具から離床したかどうかを判定する離床判定装置として有用である。
10 入床出床判定装置(離床判定装置)
20 感圧ユニット
33 受圧部
41 生体信号検出部
44 判定部

Claims (4)

  1. 就寝者の生体活動に応じて振幅が変化する生体情報信号(S2)を検出する生体信号検出部(41)と、
    前記就寝者の体動の大きさに応じて振幅が変化する体動信号(S1)を検出する体動信号検出部(20,33)と、
    前記生体情報信号(S2)の振幅が生体情報閾値(V2)を下回ったことをトリガとして、前記就寝者の離床の判定を行う判定部(44)を備え、
    前記判定部(44)は、前記生体情報信号(S2)の振幅が前記生体情報閾値(V2)を下回っている状態が出床生体情報判定時間(t3)以上継続し、且つ、前記トリガの直前に前記体動信号(S1)の振幅が体動閾値(V1)を超えている状態が出床体動判定時間(t4)以上継続していた場合、又は、前記トリガの後の検出期間(t5)中に、前記生体情報信号(S2)の振幅が前記生体情報閾値(V2)を下回った時間の積算時間が、積算判定時間(t6)以上の場合に、前記就寝者が離床したと判定することを特徴とする離床判定装置。
  2. 請求項1の離床判定装置において、
    前記出床生体情報判定時間(t3)及び前記出床体動判定時間(t4)は、それぞれ2分間であることを特徴とする離床判定装置。
  3. 請求項1又は請求項2の離床判定装置において、
    前記検出期間(t5)は、15分間であり、
    前記積算判定時間(t6)は、12分間であることを特徴とする離床判定装置。
  4. 請求項1から請求項3のうちの何れか1つの離床判定装置において、
    前記生体情報信号(S2)は、前記就寝者の呼吸、又は心拍を示す信号であることを特徴とする離床判定装置。
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