JP5481061B2 - 磁気共鳴イメージング装置および磁気共鳴イメージング方法 - Google Patents

磁気共鳴イメージング装置および磁気共鳴イメージング方法 Download PDF

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Description

本発明は、磁場の中の被検体から放射される磁気共鳴信号に基づいて前記被検体に関する画像を得る磁気共鳴イメージング装置および磁気共鳴イメージング方法に関する。
磁気共鳴イメージング(MRI)において、傾斜磁場の空間的な直線性は、被検体における空間的な位置関係を画像において再現する上で極めて重要な要素である。一般的な電磁気学の解法では無限長のモデルを仮定できる。しかし、現実の静磁場、傾斜磁場およびRF励起磁場の空間範囲については人体を撮影する有効視野に対しても有限長で妥協せざるを得ない。このため、各磁場の中心部はともかくも、周辺部では静磁場またはRF励起磁場の空間的な均一性や、傾斜磁場の直線性が劣化する。
上記したように、静磁場およびRF励起磁場の空間的な均一性、あるいは傾斜磁場の空間的な直線性については、有限長で撮影する限りは一定の制約がある。従来技術ではこれらを総合して有効視野範囲(有効FOV)として表し、おおむね50cm程度以内については画像化可能であることや、できるだけ磁石中心での画像化が画質向上のためには望ましいことをマニュアルやオペレータ教育などで強調する程度であった。
このため、良好な画像を確実に得ようとするオペレータは一般に、撮影領域が有効FOVに確実に納まるように小さめの撮影領域を設定することになる。つまり、実際に良好な撮影が可能である領域の一部のみが撮影に利用されることになり、効率が悪い。オペレータが、有効FOVよりも大きな領域まで良好に撮影が可能であることを見越して撮影領域を大きく設定した場合には、その撮影領域が実際に良好な撮影が可能である領域からはみ出してしまう恐れがあり、この場合には画質が劣化してしまう。
近年、患者の心理的な圧迫感を低減するために、ガントリは寝台方向に短軸化される傾向にあり、静磁場およびRF励起磁場の空間的な均一性が劣化している。またEPI(echo planar imaging)やSSFP(steady state free precession)系のシーケンスでは高いSR(slew rate)が要求される。また、傾斜磁場のスイッチングにより発生するdB/dt(磁場強度時間変化率)に由来する磁気刺激を低減することが要求される。これらの要求を両立するために、傾斜磁場コイルが非線形設計されることが多くなっており、傾斜磁場の空間的な直線性はますます劣化する傾向にある。なお磁気刺激とは、傾斜磁場のスイッチングにより発生する傾斜磁場の立ち上がりの磁束変化に伴う電流がパルス状になり神経に流れてしびれを生じさせることを言う。
特開平5−137707号公報
このように、良好な撮影を行うことができる領域が限られるため、この領域を有効に使うことが効率的な撮影のために重要であるが、そのように撮影領域を適切に設定することは困難であった。
本発明はこのような事情を考慮してなされたものであり、その目的とするところは、磁場の影響により画質が劣化する恐れのある領域が不用意に撮像領域として設定されることを防止することにある。
本発明の第1の態様による磁気共鳴イメージング装置は、静磁場を発生する静磁場発生手段と、前記静磁場に重畳するための傾斜磁場を発生する傾斜磁場発生手段と、前記傾斜磁場が重畳された前記静磁場中に載置された被検体に対して印加するための高周波磁場を発生する高周波磁場発生手段と、前記被検体から放射される磁気共鳴信号に基づいて、前記被検体に関する位置決め画像を前記傾斜磁場の非直線性に起因する歪みを補正せずに生成する再構成手段と、前記静磁場の強度の空間分布と前記傾斜磁場の非直線性に起因して前記位置決め画像に生じている歪みとに基づいて、前記位置決め画像に前記静磁場の強度のばらつきに起因して生じる画像劣化の度合いの分布を推定する推定手段と、前記度合いの分布を前記位置決め画像上で表した表示用画像を生成する生成手段とを備える。
本発明の第2の態様による磁気共鳴イメージング装置は、磁場を発生する発生手段と、前記発生手段が前記磁場を発生する精度に基づいて前記画像に生じる画質の劣化度合いの分布を推定する推定手段と、前記劣化度合いの分布に基づいて、許容量を超える画質の劣化が生じる不適領域を判定する判定手段と、被検体についての医用診断用の画像を再構成する対象とする撮像領域をオペレータの指示に応じて設定する設定手段と、前記撮像領域が前記不適領域を含む場合に、その旨を前記オペレータに通報する通報手段と、前記磁場の中の被検体から放射される磁気共鳴信号に基づいて前記被検体に関する画像を前記撮像領域に関して再構成する再構成手段とを備える。
本発明の第3の態様による磁気共鳴イメージング方法は、磁場を発生し、前記発生手段が前記磁場を発生する精度に基づいて前記画像に生じる画質の劣化度合いの分布を推定し、前記劣化度合いの分布に基づいて、許容量を超える画質の劣化が生じる不適領域を判定し、被検体についての医用診断用の画像を再構成する対象とする撮像領域をオペレータの指示に応じて設定し、前記撮像領域が前記不適領域を含む場合に、その旨を前記オペレータに通報し、前記磁場の中の被検体から放射される磁気共鳴信号に基づいて前記被検体に関する画像を前記撮像領域に関して再構成する。
本発明によれば、磁場の影響により画質が劣化する恐れのある領域が不用意に撮像領域として設定されることを防止できる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態につき説明する。
図1は本実施形態に係る磁気共鳴イメージング装置(MRI装置)100の構成を示す図である。このMRI装置100は、静磁場磁石1、傾斜磁場コイル2、傾斜磁場電源3、寝台4、寝台制御部5、送信RFコイル6、送信部7、受信RFコイル8、受信部9および計算機システム10を具備する。
静磁場磁石1は、中空の円筒形をなし、内部の空間に一様な静磁場を発生する。この静磁場磁石1としては、例えば永久磁石、超伝導磁石等が使用される。
傾斜磁場コイル2は、中空の円筒形をなし、静磁場磁石1の内側に配置される。傾斜磁場コイル2は、互いに直交するX,Y,Zの各軸に対応する3種類のコイルが組み合わされている。傾斜磁場コイル2は、上記の3つのコイルが傾斜磁場電源3から個別に電流供給を受けて、磁場強度がX,Y,Zの各軸に沿って変化する傾斜磁場を発生する。なお、Z軸方向は、例えば静磁場と同方向とする。X,Y,Z各軸の傾斜磁場は、例えば、スライス選択用傾斜磁場Gs、位相エンコード用傾斜磁場Geおよびリードアウト用傾斜磁場Grにそれぞれ対応する。スライス選択用傾斜磁場Gsは、任意に撮像断面を決めるために利用される。位相エンコード用傾斜磁場Geは、空間的位置に応じて磁気共鳴信号の位相を変化させるために利用される。リードアウト用傾斜磁場Grは、空間的位置に応じて磁気共鳴信号の周波数を変化させるために利用される。
被検体200は、寝台4の天板41に載置された状態で傾斜磁場コイル2の空洞(撮像空間)内に挿入される。寝台4の天板41は寝台制御部5により駆動され、その長手方向および上下方向に移動する。通常、この長手方向が静磁場磁石1の中心軸と平行になるように寝台4が設置される。
送信RFコイル6は、傾斜磁場コイル2の内側に配置される。送信RFコイル6は、送信部7から高周波パルスの供給を受けて、高周波磁場(RF磁場)を発生する。送信RFコイル6としては、例えば全身用(WB)コイルが利用される。
送信部7は、ラーモア周波数に対応する高周波パルスを送信RFコイル6に送信する。
受信RFコイル8は、傾斜磁場コイル2の内側に配置される。受信RFコイル8は、上記のRF磁場の影響により被検体から放射される磁気共鳴信号を受信する。受信RFコイル8からの出信号は、受信部9に入力される。
受信部9は、受信RFコイル8からの出力信号に基づいて磁気共鳴信号データを生成する。
計算機システム10は、インタフェース部10a、データ収集部10b、再構成部10c、記憶部10d、表示部10e、入力部10fおよび主制御部10gを有している。
インタフェース部10aには、傾斜磁場電源3、寝台制御部5、送信部7、受信RFコイル8および受信部9等が接続される。インタフェース部10aは、これらの接続された各部と計算機システム10との間で授受される信号の入出力を行う。
データ収集部10bは、受信部9から出力されるデジタル信号をインタフェース部10aを介して収集する。データ収集部10bは、収集したデジタル信号、すなわち磁気共鳴信号データを、記憶部10dに格納する。
再構成部10cは、記憶部10dに記憶された磁気共鳴信号データに対して、後処理、すなわちフーリエ変換等の再構成を実行し、被検体200内の所望核スピンのスペクトラムデータあるいは画像データを求める。再構成部10cは、記憶部10dに記憶された傾斜磁場マップ、静磁場マップおよびRF磁場マップを参照して、画像を再構成した領域についての静磁場強度やRF磁場強度の分布を反映したマスクデータを生成する。
記憶部10dは、磁気共鳴信号データと、スペクトラムデータあるいは画像データとを、患者毎に記憶する。また記憶部10dは、上記の傾斜磁場マップ、静磁場マップおよびRF磁場マップを記憶する。
傾斜磁場マップ傾斜磁場マップは、傾斜磁場コイル2によって実際に発生される傾斜磁場の理想的な傾斜磁場に対する歪みを表したデータテーブルである。静磁場マップは、静磁場強度の空間分布を表す。RF磁場マップは、RF磁場強度の空間分布を表す。
表示部10eは、スペクトラムデータあるいは画像データ等の各種の情報を主制御部10gの制御の下に表示する。表示部10eとしては、液晶表示器などの表示デバイスを利用可能である。
入力部10fは、オペレータからの各種指令や情報入力を受け付ける。入力部10fとしては、マウスやトラックボールなどのポインティングデバイス、モード切替スイッチ等の選択デバイス、あるいはキーボード等の入力デバイスを適宜に利用可能である。
主制御部10gは、図示していないCPUやメモリ等を有しており、MRI装置100を総括的に制御する。主制御部10gは、周知のMRI装置における周知の機能を実現するための制御機能の他に、次のような各種の機能を持つ。この機能の1つは、ずれ量の許容量のオペレータによる指定を入力部10fを介して取り込む。前記機能の1つは、再構成部10cで求められた画像データおよびマスクデータを利用して表示用データを生成する。
傾斜磁場マップは、傾斜磁場が形成される空間内の多数の位置に関連付けて、各位置における傾斜磁場強度から求まる座標(以下、検出座標と称する)と当該位置の実際の座標(以下、実座標と称する)との物理的なずれ量を記述する。検出座標の実座標に対するずれは、X,Y,Zの各軸方向にそれぞれ個別に生じる。すなわちずれ量は、X,Y,Zの各軸方向についてのずれ量dx,dy,dzを含んだベクトル量として表される。ただし、本実施形態においては検出座標の実座標に対するずれの大きさが分かれば良いので、ずれ量はスカラー量により表しても良い。
図2は傾斜磁場マップの一例を示す図である。この傾斜磁場マップでは、傾斜磁場が形成される空間内の中央を位置P(0,0,0)と置き、位置P(0,0,0)から位置P(32,32,32)までの各位置についてのずれ量を記述してある。なお座標値は、傾斜磁場マップの対象とするべき領域のX,Y,Zの各軸方向の幅を一定の間隔で区切って定められる。具体的には、320mm3の領域をX,Y,Zの各軸とも10mmの間隔で区切って32までの座標値を定めている。そして各位置のずれ量をスカラー量によりmm単位で表している。例えば位置P(32,0,0)についての検出座標の実座標に対するずれ量は5mmであることを示す。なお、傾斜磁場マップに記述される座標値の範囲は任意であって良い。すなわち、座標値は、負の値で示されたり、あるいは正の値と負の値とが混在していても良いし、座標値が表す領域が320mm3よりも小さくても、あるいは大きくても良いし、1つの座標値の変化に相当する間隔が10mmより小さくても、あるいは大きくても良い。
静磁場マップは例えば、MRI装置100の据え付けの際に球面データとして静磁場の均一性情報を取得し、それをルジャンドル球面関数展開して得ることができる。この静磁場マップのデータを用いて、級数展開により各座標点の磁場均一性を算出できる。もしくは静磁場マップは、X,Y,Zの座標位置毎の静磁場強度を表した座標テーブルとしても良い。
図3は静磁場マップの一例を示す図である。この静磁場マップでは、傾斜磁場マップと共通の座標系で表される各位置についての静磁場強度のずれ率を記述してある。ずれ率は、静磁場中心、すなわち位置P(0,0,0)における静磁場強度を基準値として、この基準値に対する各位置での静磁場強度のずれ率をppm単位で表している。例えば位置P(32,0,0)における静磁場強度の基準値に対するずれ率は3ppmであることを示している。
RF磁場マップのデータは、送信RFコイル6の設計時に把握している局所磁場B1の均一性データを基本に、据え付け時のファントム撮像に基づく補正項を取り入れてキャリブレーションを行うことにより得る。近年、高磁場タイプのMRI装置では、WB送信の複数分割が用いられることがある。この場合には、チャネルの組み合わせによりRF磁場強度の空間分布が変化するので、それぞれの組み合わせに対してRF磁場マップを用意する。
図4はRF磁場マップの一例を示す図である。このRF磁場マップでは、傾斜磁場マップと共通の座標系で表される各位置についてのRF磁場の合致率を記述してある。合致率は、位置P(0,0,0)におけるRF磁場強度を基準値として、この基準値に対する各位置でのRF磁場強度の合致率を%単位で表している。例えば位置P(32,0,0)におけるRF磁場強度の基準値に対する合致率は70%であることを示している。
ところで、静磁場マップおよびRF磁場マップは、被検体200の影響を受けて変動する。そこで静磁場マップおよびRF磁場マップは、被検体200を撮像空間内に配置した状態で収集した磁気共鳴信号に基づいて作成することが好ましい。ただし、被検体200の存在を考慮せずに作成した静磁場マップおよびRF磁場マップも、静磁場やRF磁場の強度分布の不均一性に起因する画像劣化の度合いの分布を大まかには表す。従って、被検体200の存在を考慮せずに作成した静磁場マップおよびRFマップをデフォルトの静磁場マップおよびRF磁場マップとして予め用意しておき、これを使用しても良い。
(第1の実施形態)
次に以上のように構成されたMRI装置100の第1の実施形態における動作について説明する。
被検体200を撮像するための動作は、従来よりあるMRI装置と同様で良いので、ここではその詳細な説明は省略する。
図5は第1の実施形態における主制御部10gの処理手順を示すフローチャートである。
被検体200を撮像して医用診断用の画像を得るのに先立って、ステップSa1において主制御部10gは、位置決め画像を撮像するように各部を制御する。
ステップSa2において主制御部10gは、マスクデータを生成する。そしてステップSa3において主制御部10gは、マスクデータにより処理した位置決め画像を表示部10eに表示させる。なお、このステップSa2およびステップSa3における処理の詳細については後述する。
ステップSa4において主制御部10gは、ステップSa3で表示した位置決め画像上にて医用診断用の画像を撮像する領域を、オペレータの指示に応じて設定する。
ステップSa5において主制御部10gは、ステップSa4で設定した領域を対象として医用診断用の画像を得るための本撮像を行う。
ステップSa2およびステップSa3の処理は、次の3つの処理のうちのいずれかとする。なお、主制御部10gは、次の3つの処理のうちの1つのみを実行する機能を備えていても良いし、2つまたは3つの処理を実行する機能を備えておき、ユーザの指示などに応じて選択的に実行しても良い。
(傾斜磁場の非直線性に起因する画像劣化の様子の表示)
本出願人が出願済みの特願2006−157658(特開2007−325665)に記載された技術によって生成される表示用データに基づく表示を行う。
すなわち、再構成部10cは、撮像した領域に含まれる位置に関するずれ量を傾斜磁場マップから取得する。そして再構成部10cは、取得した各位置のずれ量に基づいて、再構成画像を構成する各画素のそれぞれに相当する位置のずれ量(以下、ピクセル歪みと称する)を算出する。これにより再構成部10cは、再構成画像を構成する各画素のそれぞれに相当する位置についてのずれ量を1つのスカラー量でそれぞれ表したマップデータを得る。そして再構成部10cは、このマップデータに対して許容量(デフォルト値またはオペレータ指定値)を閾値とした二値化処理を施してマスクデータを生成する。
図6はマスクデータの一例を画像として示す図である。このマスクデータは、ずれ量が許容量以上である領域を黒で示している。
主制御部10gは、位置決め画像を表すデータにマスクデータを合成することによって、表示用データを生成する。このときに位置決め画像をマスクデータによってマスクすることにより、例えば図7に示すような画像を表す表示用データが生成できる。また、位置決め画像における各画素の輝度をn%、マスクデータが表す各画素の輝度を(100−n)%とするように各画素の画素値を調整した上で、両データの同一画素の画素値どうしを加算することによって、例えば図8に示すような画像を表す表示用データが生成できる。なお図8はnを「70」とした場合である。いずれの場合でも、ずれ量が許容量未満である領域の画素の輝度は100%になる。ずれ量が許容量以上である領域の画素の輝度は、n%に低減される。なお図7および図8では、位置決め画像およびマスクデータが表す情報の他に、撮影条件などを表す文字情報も重畳表示するものとしている。
表示用データが示す上記のような画像は、主制御部10gの制御の下に表示部10eにて表示される。
(静磁場強度の不均一性に起因する画像劣化の様子の表示)
図9は一断面における静磁場の強度分布の一例を示す図である。
静磁場マップは、このような静磁場の強度分布の傾向を表す。そこで主制御部10gは基本的には、上記の傾斜磁場の場合と同様に、静磁場マップに対して許容量(デフォルト値またはオペレータ指定値)を閾値とした二値化処理を施してのマスクデータの生成と、このマスクデータを位置決め画像を表すデータに合成することによっての表示用データの生成と、この表示用データに基づく表示部10eでの表示とが行われる。
しかしながら、傾斜磁場は例えば図10に示すような非直線性を有していて、図9の静磁場マップにはこの傾斜磁場の非直線性はなんら反映されていない。従って図9は、傾斜磁場の非直線性が補正されたのちの、例えば図11に示すような画像における各位置の静磁場強度の分布を示している。そしてこのため、傾斜磁場の非直線性が補正されていない、例えば図12に示すような画像における各位置の静磁場強度の分布を正しく示していない。なお、位置決め画像は傾斜磁場の非直線性が補正されていない画像である。
そこで再構成部10cは、記憶部10dに記憶された静磁場マップに傾斜磁場の非直線性の影響を適用して歪ませた後に、上記の傾斜磁場の場合と同様な二値化処理を行ってマスクデータを生成する。
これにより、位置決め画像およびマスクデータの双方が傾斜磁場の非直線性に起因した歪みを有しているから、位置決め画像に静磁場強度の不均一性が影響する様子を正しく表した表示用データが得られる。
ところで磁場不均一性の影響は、FSE(fast spin echo)などSE(spin echo)系シーケンスの場合、ETS(エコー間隔)もしくはTE(エコー時間)に依存する。すなわち、ETSもしくはTEが長いほど、磁場不均一により信号強度が低下する。また磁場不均一性の影響は、2次元(2D)マルチスライス撮像の場合はほぼスライス厚に依存し、3次元(3D)撮像の場合はピクセルサイズに依存する。すなわち、撮像対象のスライス厚が厚いほど、もしくはピクセルサイズが大きいほど、ピクセル内での磁場不均一により信号強度が低下する。たとえば、3ppm、4ppmおよび5ppmの磁場均一度では、それぞれ約10mm、5mmおよび3mmのスライスが撮像に必要な信号強度を得られる限界である。FE(field echo)の場合には、これがTEの関数として更に減少する。例えば5mmのスライスにおいては、撮像に必要な信号強度を得られる磁場均一度の限界は、TEが2.3msのときには3ppmであるが、TEが9msのときには1.5ppm程度となる。
また、リードアウト(RO)方向には、収集帯域に依存してピクセルずれを生じる。つまり、静磁場強度が1.5Tである場合、100Hz/ピクセルの帯域の収集では、1.5ppmの磁場不均一性に対応して1ピクセルの歪みを生じる。
従って、指定されるTE、スライス厚および撮像帯域に依存してピクセル歪みの量を計算できる。そこでさらに、このように計算される歪み量のガイドを示すようにすることが望ましい。具体的には、歪み量の分布を示したマップを求めて、さらにこのマップに対して二値化処理を施すことによってマスクデータを生成すれば良い。
このようにして静磁場強度の不均一性に起因する画像の歪みの様子を位置決め画像に重畳して表示することにより、オペレータは、容易かつ確実に、歪みの大きな領域を避けて撮像位置を設定できる。もしくは、オペレータは、表示画像を確認しながら画像化パラメータを変更することにより、撮像したい位置が歪みの小さな領域となるような画像化パラメータを見つけ出すことができる。
(RF磁場の不均一性に起因する画像劣化の様子の表示)
図13はMRI装置100の据え付け時にキャリブレーションのためにファントムを撮像して得られた画像の一例を示す図である。図13に示す画像の撮像に当たっては、傾斜磁場の非直線性の補正が実施される。
図14は図13に示した画像内のある位置におけるZ軸方向の輝度分布とこの輝度分布に基づいて求められるRF磁場の強度分布とを表す図である。図14において、細かな折れ線として示されているものが輝度分布である。この輝度分布の変化のうちの低周波な変化は主としてRF磁場の不均一性に起因する。このため、図13に示す輝度分布に基づいて求まる、図13になだらかな曲線として示されているものがRF磁場の強度分布と見なすことができる。そしてこのように求められるRF磁場の強度分布を加味して、記憶部10dに記憶されたRF磁場マップが生成されている。
そして主制御部10gは基本的には上記の傾斜磁場の場合と同様に、RF磁場マップに対して許容量(デフォルト値またはオペレータ指定値)を閾値とした二値化処理を施してのマスクデータの生成と、このマスクデータを位置決め画像を表すデータに合成することによっての表示用データの生成と、この表示用データに基づく表示部10eでの表示とが行われる。
しかしながら、RF磁場マップは、上記のように傾斜磁場強度の非直線性の影響が補正されている。従って図14のRF磁場マップは、例えば図12に示すように傾斜磁場の非直線性が補正されていない画像における各位置の静磁場強度の分布を正しく示していない。
図15は傾斜磁場の非直線性の補正を行わずにファントムを撮像して得られる画像の一例を示す図である。図16は図15に示した画像内のある位置におけるZ軸方向の輝度分布とこの輝度分布に基づいて求められるRF磁場マップとを表す図である。
図16において破線により示されたなだらかな曲線が図16に細かな折れ線として示されている輝度分布に基づいて求まるRF磁場の強度分布である。また図16において実線により示されたなだらかな曲線がRF磁場マップに反映されている強度分布である。このため記憶部10dに記憶されているRF磁場マップは、傾斜磁場の非直線性の補正を行わないRF磁場の強度分布とは相違する。
そこで再構成部10cは、記憶部10dに記憶されたRF磁場マップから傾斜磁場の非直線性の影響を除去した後に、上記の傾斜磁場の場合と同様な二値化処理を行ってマスクデータを生成する。
これにより、位置決め画像およびマスクデータの双方が傾斜磁場の非直線性に起因した歪みを有しているから、位置決め画像にRF磁場強度の不均一性が影響する様子を正しく表した表示用データが得られる。
ところで、RF磁場の不均一性の影響については、low flip角のFE、CPMG(Carr-Purcell-Meiboom-Gill)条件を活用できるFSEのT2強調(T2W)、FASE(fast advanced spin echo)などでは小さく、FA(flip angle)相当で3〜4割程度の減弱はほぼ許容範囲と考えられる。180度パルスにSNR(signal to noise ratio)が依存するSEでも1〜2割程度の変動では信号値としてはほとんど影響を受けない。一方、不均一性の影響を大きく受けるのはIR(inversion recovery)パルスおよび脂肪抑制(FatSat)パルスで、1割の誤差でも脂肪信号などの抑制が不均一となるため、影響が大きい。RF磁場の分布については、被検体200によっても変動する。
このため、マスクデータを生成する際に適用する閾値は、上記のような事情を考慮して適切に設定することが望ましい。そこで例えば、体重および撮像部位に対応付けて閾値を記述したデータベースを記憶部10dに記憶させておき、主制御部10gが被検体200の体重や撮像部位に応じた適切な閾値を自動的に適用すると便利である。あるいは、上記のデータベースに記憶する閾値候補の範囲を記述しておき、この範囲内の任意の閾値をオペレータに選択させてそれを適用しても良い。
具体的には、頭部撮像については、磁場中心における撮像が可能で、かつ撮像領域が狭いが、Z方向の均一性に分布を生じるため、Z方向の脂肪抑制パルス等の有効範囲を示すことが有用である(この狭い領域では、歪み補正の有無はほとんど影響を持たない)。
あるいは、腹部撮像等の大領域撮像の場合には、Z方向のRF磁場の強度分布の不均一性が問題となってくる。すなわち、Z=200mmのオフセンタでは、被検体200の体格にも依存し、RF磁場の不均一性が無視できない量になる。すなわち、3割程度の振幅減衰であり、FEおよびFSEでも信号低下の影響を受ける。さらに脂肪抑制パルスやIRパルスについては、相当の影響を受ける範囲となるので、抑制ムラ等が撮像断面で分かりやすいコロナル断面で考えてみる。すなわち、撮像シーケンスや撮像条件(IRパルスを使うか、脂肪抑制パルスを使うか)に応じて、感度ムラや抑制ムラが起きない範囲をコロナル断面のプラン上に表現する。脂肪抑制パルスが用いられる場合、均一な脂肪抑制が得られる領域をたとえば不均一性10%以下の領域として表示する。もしくはIRパルスが均一に付加される領域を同様の不均一性20%以下の領域として傾斜磁場線形性と同様、輝度を変えて表示するなどが可能である。
FE,FSEなどの場合は、40%以下の不均一領域であれば一応の画像化が可能なので、その領域範囲を表示する。
このようにしてRF磁場強度の不均一性に起因する輝度むらの様子を位置決め画像に重畳して表示することにより、オペレータは、容易かつ確実に、輝度むらの大きな領域を避けて撮像位置を設定できる。もしくは、オペレータは、表示画像を確認しながら画像化パラメータを変更することにより、撮像したい位置が輝度むらの小さな領域となるような画像化パラメータを見つけ出すことができる。
(第2の実施形態)
次にMRI装置100の第2の実施形態における動作について説明する。
図17は第2の実施形態における主制御部10gの処理手順を示すフローチャートである。なお、図5と同一の処理を行うステップには同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
ステップSa1において位置決め画像を撮像したのちに主制御部10gは、ステップSb1に移行する。ステップSb1において主制御部10gは、医用診断用の画像を撮像するのに不適な領域(以下、不適領域と称する)を判定する。不適領域は例えば、第1の実施形態におけるマスクデータにおいて閾値以下の領域として判定することができる。
ステップSb2において主制御部10gは、ステップSa1で得られた位置決め画像を、第1の実施形態において行ったような処理を行うことなしに表示部10eに表示させる。そして、この位置決め画像上にて医用診断用の画像を撮像する領域の指定をオペレータに行わせる。そこでこの指示に応じて主制御部10gは、ステップSa4において撮像領域を設定する。このときオペレータは、傾斜磁場の非直線性、静磁場強度の不均一性、あるいはRF磁場の不均一性に起因する画像劣化の様子のいずれも確認しないままで撮像領域の指定を行うこととなる。このため、不適領域を含むように撮像領域が設定されることがあり得る。
そこでステップSb3において主制御部10gは、ステップSa4で設定した撮像領域が不適領域を含むか否かを確認する。そして撮像領域が不適領域を含むならば、主制御部10gはステップSb3からステップSb4へ進む。
ステップSb4において主制御部10gは、撮像領域が不適領域を含むことをオペレータに通報するための警告表示を表示部10eに行わせる。この警告表示の内容は任意であって良いが、例えば次のいずれかとすることが考えられる。
(1) 単に撮像領域が不適領域を含むことをオペレータに通報する。
(2) 撮像領域のうちのどの部分が不適領域と重複するかをオペレータに通報する。
(3) 撮像領域のうちの不適領域と重複しない領域をまず撮像し、撮像領域のうちの不適領域と重複する領域を条件を変更した上で別途に撮像するようにオペレータに提案する。
ステップSb5において主制御部10gは、撮像領域の変更をオペレータが要求しているか否かを確認する。そして撮像領域の変更が要求されたならば、主制御部10gはステップSb5からステップSb6へ進む。
ステップSb6において主制御部10gは、撮像領域を変更設定する。この撮像領域の変更設定は、オペレータによる指示に応じて行っても良いし、不適領域を除外するように主制御部10gが自動的に行っても良い。そして撮像領域を変更設定し終えたならば、主制御部10gはステップSb3以降の処理を繰り返す。
ステップSb3にて撮像領域が不適領域を含まないことを確認した場合、あるいはステップSb5にて撮像領域の変更をオペレータが要求しないことを確認した場合、主制御部10gはステップSa5へ進む。そしてステップSa5において主制御部10gは、その時点で設定されていた撮像領域を対象として本撮像を行うように各部を制御する。
かくして本実施形態によれば、オペレータは傾斜磁場の非直線性、静磁場強度の不均一性、あるいはRF磁場の不均一性に起因する画像劣化の様子を何ら意識することなく撮像領域の指定を行うことができる。そして、この指定に応じて設定される撮像領域が許容量を越える画像劣化が生じる恐れのある領域を含んでしまった場合には、そのことを警告表示によってオペレータに認識させることができる。
この実施形態は、次のような種々の変形実施が可能である。
(1) 再構成部10cは、静磁場強度やRF磁場の不均一性に起因する画像劣化範囲を表すマスクデータを生成する際に適用する閾値として、オペレータにより任意に指定された値を適用しても良い。具体的には再構成部10cは、MRI装置100の精度保証範囲を指定するため許容される歪み量や信号低下量を予め設定するパラメータを入力し、このパラメータに応じた閾値を設定することが考えられる。また静磁場強度やRF磁場の不均一性に起因する画像劣化範囲を表すマスクデータを位置決め画像に合成する際のマスクデータの輝度を、傾斜磁場の非直線性に起因する画像劣化範囲を表すマスクデータの場合と同様に変化させるようにしても良い。具体的には、画像歪みの程度として傾斜磁場による歪みと磁場均一性による歪み(こちらは位相エンコード、周波数エンコード方向の判別を含む)を考慮して、例えば、磁場直線性による歪みについて3mmの位置精度を指定し、位置決め画像上でそれより歪みの大きい部分については、ピクセルの輝度をたとえば50%に低減させる。これにより、ヘアライン状に境界領域が表示されると同時に、歪みの大きな領域についても情報を得ることができる。
(2) 静磁場不均一性とRF磁場不均一性の重ね合わせとしての画質劣化の表示を行っても良い。
静磁場不均一性とRF磁場不均一性とが影響を及ぼす臨床的な側面として、例えば脂肪抑制が考えられる。脂肪抑制の場合、RF磁場の均一性について通常のイメージングの信号低下量としてよりも高い精度が求められる。例えば、不均一性10%以下の信号低下領域ではなく、コントラスト不十分領域として位置決め画面上に表示し、その範囲で撮像位置を決められることが望ましい。静磁場不均一性についても、通常のFEなどで磁場不均一性によるピクセル内信号打消しに起因する信号低下をきたす範囲よりも、脂肪抑制のムラとして現れる範囲のほうがより高い精度を求められるので、脂肪抑制不十分領域として、同じく位置決め画面上に表示し、その範囲で撮像位置を決められることが望ましい。結局、この2つの領域のANDの領域として画質劣化範囲を表すと良い。
一方、ASL(arterial spin labeling)法のように、RFの均一性に対する要求は厳しいが、読み出し部分のFFEなどについては特に静磁場不均一性の影響を大きく受けない撮像方法については、RF均一性のみで推奨する撮像領域を表すことができる。
シングルショットEPI法などではその逆で、RFの均一性に関する要求はあまり厳しくなく、画像歪の点で静磁場の均一性に対する要求が厳しい。
実際の運用としてはこれら両者の均一性の影響がイメージングや脂肪抑制などのプリパルスに及ぼす影響を勘案して撮像領域を図示することが望ましい。また、均一性の影響度合いはRF励起パルスの帯域や、データ収集時間、TE、スライス厚などでも変化するので、これらのパラメータが更新されるごとに自動的に再計算することが望ましい。再計算の計算コストが高い場合には、Refreshボタンの押下をトリガとして再計算を行っても良い。
(3) 領域としての画質劣化の表示を行っても良い。
位置決め断面としてコロナルとアキシャルの直交断面、あるいはアキシャルの並行断面など複数断面を用い、それぞれに領域表示を行えば大まかに3次元的な均一領域の表示が可能となる。
(4) 静磁場マップに傾斜磁場の非直線性の影響を適用して歪ませたのちの歪み付き静磁場マップを記憶部10dに記憶しておき、この記憶部10dに記憶された静磁場マップに二値化処理を施してマスクデータを生成しても良い。
(5) 記憶部10dには、傾斜磁場の非直線性の影響を適用して歪ませた静磁場マップを記憶させておき、これを二値化処理してマスクデータを生成しても良い。
(6) 記憶部10dには、傾斜磁場の非直線性の影響を除去したRF磁場マップ、あるいは傾斜磁場の非直線性の補正を行わずにファントムを撮像して得られる画像から求められるRF磁場の強度分布を加味して生成したRF磁場マップを記憶させておき、これを二値化処理してマスクデータを生成しても良い。
(7) 静磁場発生手段は、静磁場磁石1の他に、鉄シムや補正コイルなどの補正手段を含んでも良い。
(8) 歪みが許容量以上である領域については、輝度を変化させる他に、表示パラメータ種、表示色、あるいは彩度などを変化させるなどして、歪みが許容量未満である領域と画像を異ならせるようにしても良いし、境界線のみを重畳しても良い。
(9) 歪みが許容量以上である領域についての輝度などの変化を、歪みが許容量未満である領域との境界から離れるに従い変化させることにより、グラデーション表示しても良い。これは歪の度合いの許容値を複数設け、それぞれにn1,n2等の割合を適用することで、画像歪の許容度合いを段階的に表示する方法である。つまり、2mm許容に対して90%、3mm許容に対して80%、5mm許容に対して70%、10mm許容に対して50%などとすれば、グラデーションで歪の度合いを表現できる。
(10) 歪みが許容量以上である領域での位置決めを禁止しても良い。
(11) 第1の実施形態における位置決め画像の表示と、第2の実施形態における警告表示との双方を実施しても良い。
(12) 第2の実施例における具体的な不適領域の回避方法としては、寝台の頭尾方向に撮影プロトコル間で移動可能な自由度を活用する。つまり傾斜磁場線形性、静磁場均一性、RF均一性に優れる中心付近での画像化のために寝台を頭尾方向に適宜移動させて、均一範囲で撮像をおこなっても良い。
これを発展させるといわゆる広領域撮像として一定量の寝台移動と複数プロトコルの撮像を繰り返すことで全身領域での撮像を行うケースがあるが、この際に用いられる複数プロトコルにおいて、許容範囲をそれぞれのプロトコルとして一番厳しいものに全体を合わせることで、順次寝台を移動させては撮像を行う際の寝台移動量を合理的に決めるなどの拡張を考慮してもよい。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明の一実施形態に係る磁気共鳴イメージング装置(MRI装置)100の構成を示す図。 傾斜磁場マップの一例を示す図。 静磁場マップの一例を示す図。 RF磁場マップの一例を示す図。 第1の実施形態における主制御部10gの処理手順を示すフローチャート。 マスクデータの一例を画像として示す図。 表示用データが表す画像の一例を示す図。 表示用データが表す画像の一例を示す図。 図1中の記憶部10dに記憶された静磁場マップの一例を示す図である。 傾斜磁場の非直線性の一例を示す図。 傾斜磁場の非直線性が補正されたのちの画像の一例を示す図。 傾斜磁場の非直線性が補正されていない位置決め画像の一例を示す図。 MRI装置の据え付け時にキャリブレーションのためにファントムを撮像して得られた画像の一例を示す図。 図13に示した画像内のある位置におけるZ軸方向の輝度分布とこの輝度分布に基づいて定められるRF磁場の強度分布とを表す図。 傾斜磁場の非直線性の補正を行わずにファントムを撮像して得られる画像の一例を示す図。 図15に示した画像内のある位置におけるZ軸方向の輝度分布とこの輝度分布に基づいて定められるRF磁場マップとを表す図。 第2の実施形態における主制御部10gの処理手順を示すフローチャート。
符号の説明
100…磁気共鳴イメージング装置(MRI装置)、1…静磁場磁石、2…傾斜磁場コイル、3…傾斜磁場電源、4…寝台、5…寝台制御部、6…送信RFコイル、7…送信部、8…受信RFコイル、9…受信部、10…計算機システム、10a…インタフェース部、10b…データ収集部、10c…再構成部、10d…記憶部、10e…表示部、10f…入力部、10g…制御部。

Claims (16)

  1. 静磁場を発生する静磁場発生手段と、
    前記静磁場に重畳するための傾斜磁場を発生する傾斜磁場発生手段と、
    前記傾斜磁場が重畳された前記静磁場中に載置された被検体に対して印加するための高周波磁場を発生する高周波磁場発生手段と、
    前記被検体から放射される磁気共鳴信号に基づいて、前記被検体に関する位置決め画像を前記傾斜磁場の非直線性に起因する歪みを補正せずに生成する再構成手段と、
    前記静磁場の強度の空間分布と前記傾斜磁場の非直線性に起因して前記位置決め画像に生じている歪みとに基づいて、前記位置決め画像に前記静磁場の強度のばらつきに起因して生じる画像劣化の度合いの分布を推定する推定手段と、
    前記度合いの分布を前記位置決め画像上で表した表示用画像を生成する生成手段とを具備したことを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  2. 前記静磁場の強度の空間分布を表した静磁場マップを記憶する記憶手段をさらに備え、
    前記推定手段は、前記静磁場マップを前記傾斜磁場の非直線性に起因して前記位置決め画像に生じる歪みに応じて歪ませた歪み付き静磁場マップに基づいて前記度合いの分布を推定することを特徴とする請求項に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  3. 前記静磁場の強度の空間分布を表した静磁場マップを前記傾斜磁場の非直線性に起因して前記位置決め画像に生じる歪みに応じて歪ませた歪み付き静磁場マップを記憶する記憶手段をさらに備え、
    前記推定手段は、前記歪み付き静磁場マップに基づいて前記度合いの分布を推定することを特徴とする請求項に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  4. 前記推定手段は、前記歪み付き静磁場マップを二値化処理して前記度合いを二値で表したマスクデータを生成し、
    前記生成手段は、前記位置決め画像に前記マスクデータを合成することにより前記表示用画像を生成することを特徴とする請求項に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  5. 前記推定手段は、前記歪み付き静磁場マップに示された前記静磁場の強度の空間分布に基づいて、設定された撮像条件でのピクセル歪み量の空間分布を示す歪み量マップを生成し、さらに前記歪み量マップを二値化処理して前記度合いを二値で表したマスクデータを生成し、
    前記生成手段は、前記位置決め画像に前記マスクデータを合成することにより前記表示用画像を生成することを特徴とする請求項に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  6. 前記推定手段は、前記二値化処理のための閾値をオペレータにより指定された値とすることを特徴とする請求項に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  7. 前記生成手段は、前記位置決め画像の明度および彩度の少なくともいずれか一方を前記劣化度合いの分布に応じて部分的に変化させて前記表示画像を生成することを特徴とする請求項に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  8. 記傾斜磁場の非直線性の影響を含んで生成され、前記高周波磁場の強度の分布を表した高周波磁場マップを記憶する記憶手段をさらに備え、
    前記推定手段は、前記高周波磁場マップから前記傾斜磁場の非直線性の影響を除去して前記位置決め画像に前記高周波磁場の強度のばらつきに起因して生じる画像劣化の度合いの分布を推定することを特徴とする請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  9. 前記推定手段は、前記傾斜磁場の非直線性の影響を除去したのちの前記高周波磁場マップを二値化処理して前記度合いを二値で表したマスクデータを生成し、
    前記生成手段は、前記位置決め画像に前記マスクデータを合成することにより前記表示用画像を生成することを特徴とする請求項に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  10. 前記推定手段は、前記二値化処理のための閾値をオペレータにより指定された値とすることを特徴とする請求項に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  11. 前記推定手段は、前記二値化処理のための閾値を撮像条件に応じた値とすることを特徴とする請求項に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  12. 記傾斜磁場の非直線性の影響を含んで生成され、前記高周波磁場の強度の分布を表した高周波磁場マップを記憶する記憶手段をさらに備え、
    前記推定手段は、前記静磁場の強度の空間分布と前記傾斜磁場の非直線性に起因して前記位置決め画像に生じている歪みとに基づいて、前記位置決め画像に前記静磁場の強度のばらつきに起因して生じる第1の画像劣化の度合いの分布を推定するとともに、前記高周波磁場マップから前記傾斜磁場の非直線性の影響を除去して前記位置決め画像に前記高周波磁場の強度のばらつきに起因して生じる第2の画像劣化の度合いの分布を推定し、
    前記表示手段は、前記第1の画像劣化の度合いの分布および前記第2の画像劣化の度合いの分布を前記位置決め画像上で表した表示用画像を生成することを特徴とする請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  13. 前記静磁場の強度の空間分布を表した静磁場マップを記憶する手段をさらに備え、
    前記推定手段は、前記静磁場マップを前記傾斜磁場の非直線性に起因して前記位置決め画像に生じる歪みに応じて歪ませた歪み付き静磁場マップを二値化処理して前記第1の画像劣化の度合いを二値で表した第1のマスクデータを生成し、
    前記推定手段は、前記傾斜磁場の非直線性の影響を除去したのちの前記高周波磁場マップを二値化処理して前記第2の画像劣化の度合いを二値で表した第2のマスクデータを生成し、
    前記生成手段は、前記位置決め画像に前記第1および第2のマスクデータを合成することにより前記表示用画像を生成することを特徴とする請求項12に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  14. 前記第1のマスクデータを生成するための二値化処理に使用する第1の閾値と前記第2のマスクデータを生成するための二値化処理に使用する第2の閾値とを独立に設定する設定手段をさらに備えたたことを特徴とする請求項13に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  15. 磁場を発生する発生手段と、
    前記発生手段が前記磁場を発生する精度に基づいて前記画像に生じる画質の劣化度合いの分布を推定する推定手段と、
    前記劣化度合いの分布に基づいて、許容量を超える画質の劣化が生じる不適領域を判定する判定手段と、
    被検体についての医用診断用の画像を再構成する対象とする撮像領域をオペレータの指示に応じて設定する設定手段と、
    前記撮像領域が前記不適領域を含む場合に、その旨を前記オペレータに通報する通報手段と、
    前記磁場の中の被検体から放射される磁気共鳴信号に基づいて前記被検体に関する画像を前記撮像領域に関して再構成する再構成手段とを具備したことを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  16. 磁場を発生し、
    前記発生手段が前記磁場を発生する精度に基づいて前記画像に生じる画質の劣化度合いの分布を推定し、
    前記劣化度合いの分布に基づいて、許容量を超える画質の劣化が生じる不適領域を判定し、
    被検体についての医用診断用の画像を再構成する対象とする撮像領域をオペレータの指示に応じて設定し、
    前記撮像領域が前記不適領域を含む場合に、その旨を前記オペレータに通報し、
    前記磁場の中の被検体から放射される磁気共鳴信号に基づいて前記被検体に関する画像を前記撮像領域に関して再構成することを特徴とする磁気共鳴イメージング方法。
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