JP5181235B2 - 画像処理装置、医用画像撮影装置、プログラムおよび画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置、医用画像撮影装置、プログラムおよび画像処理方法 Download PDF

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Description

本発明は、医用画像撮影装置の画像処理技術に係り、特に、複数の医用画像の位置合わせを行う際の、医用画像の位置ずれ、歪みを補正する技術に関する。
例えば、磁気共鳴イメージング装置(MRI装置)、X線CT装置等における医用画像処理装置では、同一対象部位に対して、撮影条件を変えて複数枚の画像を取得することがある。また、異なる種の医用画像処理装置で取得した同一対象部位の画像を合成する場合もある。
同一対象部位を撮影した画像であっても、医用画像処理装置の種類が異なる場合、互いの画像の位置が異なることがある。また、同一医用画像撮影処理装置であっても、撮影条件を変更することにより、画像毎に歪方向やコントラストが異なることがある。
特に、MRI装置を用いて撮影する拡散強調イメージング(DWI)及び拡散テンソルイメージング(DTI)ではモーションアーチファクトを避けるためシングルショットのスピンエコー(SE)−エコープラナーイメージング(EPI)が広く利用されている。しかし、DWI−SE−EPIでは、拡散によるMR信号の減衰を強調するため、強い拡散傾斜磁場(Motion Probing Gradient:MPG)を用いる。このMPGに起因する渦電流が誘起する不均一磁場によって画像に歪みが生じることがある。また、この画像の歪みは、MPGの印加のタイミング、大きさ、方向に依存するため、撮影毎に異なる
DWIでは、一般に、MPGの方向を変えて撮影した複数の画像(対象画像)とMPGを印加しないで得た画像(基準画像)とを基にADC(Apparent Diffusion Coefficient)や等方的拡散強調画像を算出し、診断に用いる。対象画像と基準画像との間には、上述の画像の歪みによる位置ずれが発生することがあり、この位置ずれにより、これらの画像から算出するADC画像にアーチファクトが発生し、分解能の低下につながる。また、一般にDTIでは、MPGの印加方向を変えて複数回撮影を行い、その後、数学的にテンソル解析を行って撮影対象を画像化する。ところが、上述のように、MPGの印加方向を変えて得た画像には、それぞれ異なる歪みが発生するため、正確なテンソル解析ができない。渦電流の影響を低減するものとして、パラレルイメージングがある。しかし、画像の歪みは残る。
上述のようなMPGに起因する画像の歪みを、画像空間で処理し、補正を行うものがある(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1に開示されている技術では、基準画像および対象画像それぞれの2値化画像を作成し、両2値化画像の重なりが最大となる変換係数を求め、当該変換係数で、対象画像を補正する。変換係数は、2値化された対象画像の画素を座標変換して移動させながら、基準画像の各点との画素値の差の2乗を計算し、画像全体の画素値の差の2乗の総和を計算し、得られる値が最小となる行列として算出される。
特開2007−167374号公報
特許文献1に記載の手法は、画像コントラストが異なる画像同士の画像の歪みおよびそれに起因する位置ずれの補正を自動的に高速に処理することができる。しかし、例えば、頭部のDTIでは、頭蓋底や頭頂部付近ではb=0(bは拡散による信号減衰の程度を表す傾斜磁場因子で、b=0は、MPGの印加が行われないことを示す。)の基準画像とMPGを印加する対象画像との間のコントラストの差が大きい。このように、基準画像と対象画像との間のコントラストの差が大きい画像間の補正に適用する場合、2値化によって抽出される対象物の形状に違いが生じる場合があり、正確な変換行列を求めることができず、その結果として画像の歪みおよび位置ずれの補正を良好に行えない場合がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、複数のスライスからなる同一対象部位の異種の画像間の位置合わせを行う際に、基準画像と対象画像との間でコントラストの差が大きいスライスがあっても、良好に画像の歪みおよび位置ずれの補正結果を得る技術を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明は2値化した対象画像を座標変換して2値化した基準画像との重なりが最大となるように変換係数を求める際に、それぞれのスライスで、従来の手法を用いて変換係数を求めた後に、さらに、その変換係数と予め定めたスライス順との相関関係に基づいて、それぞれのスライスの変換係数を補正する。
具体的には、被検体の所定の領域を複数のスライスで撮影して画像化する医用画像撮影装置で撮影された画像を処理する画像処理装置であって、同一対象部位を撮影して得られた基準画像と対象画像との位置合わせをするため、対象画像の位置ずれおよび/または画像歪みを補正する画像補正手段を備え、前記画像補正手段は、前記スライス毎の前記対象画像の画素位置を変換する変換式の変換係数を算出する変換係数算出手段と、前記スライス毎の変換係数を、予め定めたスライス順と前記変換係数との相関関係に基づいて補正する変換係数補正手段と、を備えることを特徴とする画像処理装置を提供する。
本発明によれば、複数のスライスからなる同一対象部位の異種の画像間の位置合わせを行う際に、基準画像と対象画像との間でコントラストの差が大きいスライスがあっても、良好に画像の歪みおよび位置ずれの補正結果を得ることができる。
<<第一の実施形態>>
以下、本発明を適用する第一の実施形態について図面を参照し説明する。なお、発明の実施形態を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。本実施形態では、基準画像および対象画像を取得する医用画像診断装置として、磁気共鳴イメージング(MRI)装置を用いる場合を例にあげて説明する。
まず、本実施形態のMRI装置の一例の全体概要を説明する。図1は、本実施形態のMRI装置の全体構成を示すブロック図である。MRI装置100は、NMR現象を利用して被検体の断層画像を得るもので、静磁場発生系2と、傾斜磁場発生系3と、送信系5と、受信系6と、信号処理系7と、シーケンサ4と、中央処理装置(CPU)8とを備える。
静磁場発生系2は、垂直磁場方式であれば、被検体1の周りの空間にその体軸と直交する方向に、水平磁場方式であれば、体軸方向に、均一な静磁場を発生させるもので、被検体1の周りに永久磁石方式、常電導方式あるいは超電導方式の静磁場発生源が配置されている。
傾斜磁場発生系3は、MRI装置100の座標系(静止座標系)において、X、Y、Zの3軸方向に巻かれた傾斜磁場コイル9と、それぞれの傾斜磁場コイルを駆動する傾斜磁場電源10とを備え、後述のシ−ケンサ4からの命令に従ってそれぞれのコイルの傾斜磁場電源10を駆動することにより、X、Y、Zの3軸方向に傾斜磁場Gx,Gy,Gzを被検体1に印加する。一般には、X、Y、Zのいずれか1方向にスライス方向傾斜磁場パルス(Gs)を印加して被検体1に対するスライス面(撮影断面)を設定し、残り2つの方向に位相エンコード方向傾斜磁場パルス(Gp)と周波数エンコード方向傾斜磁場パルス(Gf)とを印加して、エコー信号にそれぞれの方向の位置情報をエンコードする。
送信系5は、被検体1の生体組織を構成する原子の原子核スピンに核磁気共鳴を起こさせるために高周波磁場パルス(以下、「RFパルス」という。)を印加するもので、高周波発振器11と変調器12と高周波増幅器13と送信側の高周波コイル(送信コイル)14aとを備える。高周波発振器11から出力された高周波パルスをシーケンサ4からの指令によるタイミングで変調器12により振幅変調し、この振幅変調された高周波パルスを高周波増幅器13で増幅した後に被検体1に近接して配置された送信コイル14aに供給することにより、電磁波(RFパルス)が被検体1に印加される。
受信系6は、被検体1の生体組織を構成する原子核スピンの核磁気共鳴により放出されるNMR信号(エコー信号)を検出するもので、受信側の高周波コイル(受信コイル)14bと信号増幅器15と直交位相検波器16と、A/D変換器17とを備える。送信コイル14aから印加された電磁波によって誘起される被検体1の応答の電磁波(NMR信号)が被検体1に近接して配置された受信コイル14bで検出される。検出されたNMR信号は、信号増幅器15で増幅された後、シーケンサ4からの指令によるタイミングで直交位相検波器16により直交する二系統の信号に分割され、それぞれがA/D変換器17でディジタル量に変換されて、信号処理系7に送られる。
シーケンサ4は、RFパルスと傾斜磁場パルスとを所定のパルスシーケンスに従って印加するよう制御する。CPU8の制御で動作し、被検体1の断層画像のデータ収集に必要な種々の命令を送信系5、傾斜磁場発生系3、および受信系6に送る。なお、パルスシーケンスは、RFパルス、傾斜磁場パルス等のon/offのタイミング、振幅等の組み合わせのタイムチャートであり、撮影の目的に従って予め作成され、プログラムとしてメモリ(不図示)等に格納される。CPU8は、パルスシーケンスに従ってシーケンサ4を制御する。
信号処理系7は、各種データ処理と処理結果の表示及び保存等を行うもので、CPU8と、ROM、RAM等の記憶装置18と、光ディスク、磁気ディスク等の外部記憶装置19と、表示装置20とにより構成される。受信系6からのデータがCPU8に入力されると、CPU8が信号処理、画像再構成等の処理を実行し、その結果である被検体1の断層画像を表示装置20に表示すると共に、記憶装置18または外部記憶装置19に記録する。
操作部25は、MRI装置100自体の各種制御情報および信号処理系7で行う処理の各種制御情報の入力を受け付けるもので、トラックボール又はマウス23、および、キーボード24を備える。操作部25は表示装置20に近接して配置され、オペレータは、表示装置20を見ながら操作部25を介してインタラクティブにMRI装置100の各種処理に必要な情報を入力する。
なお、図1において、送信コイル14aと傾斜磁場コイル9とは、被検体1が挿入される静磁場発生系2の静磁場空間内に、垂直磁場方式であれば被検体1に対向して、水平磁場方式であれば被検体1を取り囲むようにして設置される。また、受信コイル14bは、被検体1に対向して、或いは被検体1を取り囲むように設置される。
現在MRI装置の撮像対象核種は、臨床で普及しているものとしては、被検体の主たる構成物質である水素原子核(プロトン)である。MRI装置では、プロトン密度の空間分布や、励起状態の緩和時間の空間分布に関する情報を画像化することで、人体頭部、腹部、四肢等の形態または、機能を2次元もしくは3次元的に撮像する。
本実施形態では、MRI装置100で、同一の対象部位を複数のスライスで、第一の条件および第二の条件で撮影し、それぞれた第一の画像群(基準画像群)と第二の画像群(対象画像群)とを得る。そして、基準画像と対象画像との位置合わせをするために、各スライスについて、対象画像に対し、画像歪みおよび/または位置ずれの補正(以後、両者をあわせて歪み補正と呼ぶ。)を行う。
図2は、本実施形態の画像処理の概要を説明するための図である。なお、ここでは、スライス数をn枚とし、対象部位である頭部領域を、DTIでMPGの印加せずに基準画像を取得し、DTIでMPGを印加して対象画像を取得する場合を例にあげて説明する。取得した基準画像SL1、SL2、・・・SLnと位置合わせをするため、対象画像SL’1、SL’2、・・・SL’nに対し、それぞれ歪み補正を行う(補正後の対象画像SL”1、SL”2、・・・SL”n)。
歪み補正は、対象画像のそれぞれのスライスについて、座標変換式を算出し、その座標変換式を用いて行う。本実施形態では、拡散強調画像を対象としているため、主要の位置ずれや画像の歪みは、シフト(移動)、伸縮、シェア(剪断)の成分を持つ。このため、アフィン変換により変換し、補正することができる。すなわち、座標点(x、y)は、以下の式(1)で表される変換式で座標点(x’、y’)に変換し、補正する。
x’=ax+by+e
y’=cx+dy+f (1)
なお、座標変換式の各係数(変換係数)は、基準画像と対象画像との対応するスライス(図2では、SL1とSL’1、・・・SLnとSL’n)を用いて算出する。すなわち、基準画像と対象画像との対応するスライスをそれぞれ2値化し、スライス毎に対象画像が基準画像に対して最も重なるように算出する。
ところが、上述のように、基準画像と対象画像とのコントラストの差の大きいスライスの場合、2値化によって抽出される対象物の形状に違いが生じるため、それに基づいて算出する変換係数にも誤差が生じる可能性が高い。例えば、本実施形態のように同一対象部位を複数のスライスで撮影する場合、撮影条件によって、局所的にコントラストの差の大きいスライスが生じ得る。例えば、頭部の撮影の場合、頭蓋底や頭頂部などにコントラストの差の大きいスライスが生じやすい。そこで、本実施形態では、算出した変換係数を、変換係数と予め定めたスライス順との相関関係を用いて補正し、コントラストの差の大きいスライスの変換係数の精度を高める。
以上の処理を実現するために、本実施形態のMRI装置100は、これらの処理を行う画像処理部200を備える。図3は、本実施形態の画像処理部200の構成図である。本図に示すように、本実施形態の画像処理部200は、MRI装置100で撮影された基準画像および対象画像を、記憶装置18または外部記憶装置19から受け取り、保持するメモリ210と、歪み補正のための演算を行う演算器220と、演算結果を表示する表示装置230と、演算条件等の各種の指示を受け付ける入力装置240とを備える。なお、メモリ210、演算器220、表示装置230、入力装置240を、それぞれ、MRI装置100の、記憶装置18および/または外部記憶装置19、CPU8、表示装置20、操作部25が兼用してもよい。また、画像処理部200は、MRI装置100と画像データの送受信が可能な、独立した情報処理装置上に構築されていてもよい。
以上の処理を実現するため、本実施形態の画像処理部200は、画像2値化処理部231と、変換係数算出処理部232と、変換係数補正処理部233と、歪み補正処理部234とを備える。これらの各機能は、演算器20がメモリ210に格納されたプログラムを実行することにより実現される。以下、各機能の詳細を説明する。
画像2値化処理部231は、MRI装置100で取得した画像を2値化する。画像2値化処理部231による処理は、基本的に特許文献1に記載の方法と同様である。すなわち、判別分析法を用い、閾値を決定し、決定した閾値に従って、各画素に予め定めた値または0を設定する。
変換係数算出処理部232は、画像2値化処理部231で2値化された画像について、基準画像および対象画像の同一スライスについて、スライス毎に変換係数を決定する。基本的に特許文献1に記載の方法と同様である。すなわち、対象画像が基準画像に対して最も重なるような座標変換式の変換係数を求める。本実施形態では、拡散強調画像を対象としているため、座標変換式は、上述の式(1)であり、求める変換係数は、a、b、c、d、e、fの6つである。また、変換係数算出処理部232は、得られた各変換係数を、各スライスを特定する情報(スライス情報)に対応づけて記録する。
変換係数補正処理部233は、変換係数算出処理部232により、スライス毎に算出された各変換係数から、上述のようなコントラストの差などによる誤差の影響を排除する変換係数補正処理を行う。変換係数補正処理は、スライス毎の変換係数を線形回帰することにより行う。変換係数補正処理の詳細は後述する。
歪み補正処理部234は、変換係数補正処理部233で補正された各変換係数を用いて対象画像を補正する。補正の手法は、基本的に特許文献1の方法と同様である。すなわち、対象画像に対して、変換係数補正処理部233が算出した変換係数を有する座標変換式(式(1))を適用する。対象画像の各点(各画素)について座標変換式(1)で座標変換を行い、変換後の点(画素)の画素値に、座標変換前の点の画素値を設定する。ただし、変換後の点(画素)の座標値は整数にはならないので、整数となる画素値を補間して求める。この補間は公知の補間方法を用いて行う。
次に、変換係数補正処理部233による変換係数補正処理について説明する。変換係数補正処理は、変換係数算出処理部232が記録したスライス毎の各変換係数(本実施形態では、上述の6つの変換係数)について、それぞれ行う。本実施形態では、スライス毎の変換係数を、予め定めたスライス情報の順にプロットする。そして、プロットされた変換係数それぞれが予め定めた閾値の範囲内であるか否か判別する。範囲内と判別された変換係数のみを用いて、回帰により近似曲線を求める。そして、範囲内と判別された変換係数は、そのまま用い、範囲外と判別された変換係数は近似曲線上の値に変更する。
閾値は、拡散強調画像における一般的に想定可能な位置ずれおよび/または画像歪みの量を基に設定する。装置の特性等を考慮して経験的に定める値である。例えば、シフト(c、f)は±5ピクセル、伸縮(a、e)は0.8と1.2(1/ピクセル)、シェア(b、d)は−0.2と+0.2(1/ピクセル)のように、上記a、b、c、d、e、fの各係数の上限および下限値を閾値として設定する。
予め定めたスライス情報の順序としては、スライス方向のスライスの並び順(スライス位置順)、スライスの計測順(励起順)などが考えられる。
また、近似曲線として線形関数を用いることができる。拡散強調画像の位置ずれ、画像歪みは、上述のように、渦電流の影響によるものである。渦電流による磁場不均一は、空間的に0次および1次の成分が支配的であると考えられ、これによって引き起こされる画像歪みは、スライス方向またはスライスの励起順に一次の関係があるためである。
次に、変換係数補正処理部233による変換係数補正処理の、プロット後の詳細について、図を用いて説明する。図4は、本実施形態の変換係数補正処理の処理フローである。以下、本処理フローでは、変換係数として、上記式(1)の6つの係数のうち、aを補正する場合を例にあげて説明する。残りの係数についても、それぞれ、同様の処理を行う。また、スライス数は、M枚とし、予め定めたスライス情報の順序(プロット順)に従って、各スライスにスライス番号m(m=1〜M)が付与されるものとする。また、それぞれのスライスに対応する変換係数をamとし、近似直線をl1、近似直線l1上のスライス番号mに対応する値をl1mとする。
まず、スライス番号mをカウントするカウンタmcを1とする(ステップS301)。次に、m=mcの変換係数amcが閾値の範囲内であるか否かを判別する(ステップS302)。閾値の範囲外であれば、無効とし(ステップS303)、閾値の範囲内であれば、有効とする(ステップS304)。その後、全ての変換係数について処理を終えたか判断し(mc=M?)(ステップS305)、終えていないければ、mcの値を1インクリメントし(ステップS306)、ステップS302にもどる。
全ての変換係数について処理を終えている場合、有効とされた変換係数amのみを用い、近似直線l1を決定する(ステップS307)。無効とされた変換係数amについて、近似直線l1上の値l1mに置き換える(ステップS308)。
以上の手順を、各変換係数(a,b,c,d,e,f)について行い各変換係数の補正を行う。そして、補正後の変換係数を用いた座標変換式により、各スライスの歪み補正を行う。
以上説明したように、本実施形態によれば、閾値を用いて、不合理な値と考えられる変換係数を排除し、合理的な値の変換係数が算出されたスライスの変換係数から算出された近似直線上の値に置き換える。すなわち、不合理な値の変換係数を、合理的な値の変換係数と予め定めたスライス順との相関を用いて補正する。また、閾値の設定により、変換係数のばらつきによる影響を低減することができる。従って、基準画像と対象画像との間でコントラストの差が大きいスライスがあっても、適切な変換係数を有する座標変換式を得ることができ、歪み補正の精度を高めることができる。
本実施形態の補正後の変換係数を用いて、拡散テンソル画像の基となる拡散強調画像の歪み補正を行うことにより、拡散テンソル解析の結果が良好となる。例えば、カラーマップでは、本実施形態の補正処理を行わない変換係数を用いて対象画像の歪み補正を行った場合、スライス毎に行ったとしても、頭蓋底と頭頂部付近のスライスでは輪郭のずれが残存するが、本実施形態の補正処理を行った変換係数を用いて行うと、輪郭のずれが改善する。
なお、スライス情報の順序として、スライスの励起順を用いると、撮影時の繰り返し時間が短い場合に蓄積する渦電流の影響を低減することができる。
なお、本実施形態では、有効とした変換係数は、そのまま用いるよう構成しているが、有効とした変換係数も、近似直線上の値に置き換えるよう構成してもよい。
<<第二の実施形態>>
次に、本発明を適用する第二の実施形態について説明する。本実施形態の第一の実施形態と異なる構成は、変換係数補正処理部による変換係数補正処理である。従って、他の構成は基本的に第一の実施形態と同様であるため、ここでは、変換係数補正処理についてのみ説明する。
本実施形態においても、変換係数補正処理は、スライス毎の各変換係数(6つの変換係数)についてそれぞれ行う。本実施形態では、スライス毎の変換係数を、予め定めたスライス情報の順にプロットする。そして、プロットされた変換係数から近似曲線を求める。各変換係数について、近似曲線上の値との差を求め、それぞれ予め定めた有効範囲内であるか判別する。有効範囲内の変換係数は、そのまま用い、有効範囲外の変換係数は、近似曲線上の値に変更する。
本実施形態においても、近似曲線として線形関数を用いることができる。また、予め定めたスライス情報の順序としては、スライスの位置順、計測順などが考えられる。
また、有効範囲は、近似曲線の値を中心として、各変換係数の標準偏差の定数倍の範囲として設定することができる。定数としては、例えば、0.7などを用いることができる。
次に、本実施形態の変換係数補正処理部233−2(不図示)による変換係数補正処理の、プロット後の詳細について、図を用いて説明する。図5は、本実施形態の変換係数補正処理の処理フローである。以下、本処理フローでは、変換係数として、上記式(1)の6つの係数のうち、aを補正する場合を例にあげて説明する。残りの係数についても、それぞれ、同様の処理を行う。また、スライス数は、M枚とし、予め定めたスライス情報の順序に従って、各スライスにスライス番号m(m=1〜M)が付与されるものとする。また、それぞれの変換係数をamとし、近似直線をl2、近似直線l2上のスライス番号mに対応する値をl2mとする。
全ての変換係数amを用い、近似直線l2を決定する(ステップS401)。次に、各スライスについて、算出された変換係数amと、近似直線l2上の点l2mとの差kmを算出し、kmの標準偏差σを求め、定数N倍した有効範囲Nσを算出する(ステップS402)。
スライス番号をカウントするカウンタmcを1とする(ステップS403)。次に、m=mcの変換係数amcの近似直線l2上の値からの差の絶対値(|mc−l2mc|)が有効範囲Nσ内であるか否かを判別する(ステップS404)。有効範囲Nσ外であれば、無効とし(ステップS405)、範囲内であれば、有効とする(ステップS406)。その後、全ての変換係数について処理を終えたか判断し(mc=M?)(ステップS407)、終えていないければ、mcの値を1インクリメントし(ステップS408)、ステップS404にもどる。
全ての変換係数について処理を終えている場合、無効とされた変換係数amについて、近似直線l2上の値l2mに置き換える(ステップS409)。
以上の手順を、各変換係数(a,b,c,d,e,f)について行い各変換係数の補正を行う。そして、補正後の変換係数を用いた座標変換式により、各スライスの歪み補正を行う。
以上説明したように、本実施形態によれば、各スライスの変換係数から算出された近似直線上の値から大きく離れた変換係数については、近似直線上の値にに置き換える。すなわち、不合理な値の変換係数を、合理的な値の変換係数と予め定めたスライス順との相関を用いて補正する。また、有効範囲の設定により、変換係数のばらつきによる影響を低減することができる。従って、基準画像と対象画像との間でコントラストの差が大きいスライスがあっても、適切な変換係数を有する座標変換式を得ることができ、歪み補正の精度を高めることができる。
本実施形態の補正後の変換係数を用いて、拡散テンソル画像の基となる拡散強調画像の歪み補正を行うことにより、拡散テンソル解析の結果が良好となる。例えば、カラーマップでは、本実施形態の補正処理を行わない変換係数を用いて対象画像の歪み補正を行った場合、スライス毎に行ったとしても、頭蓋底と頭頂部付近のスライスでは輪郭のずれが残存するが、本実施形態の補正処理を行った変換係数を用いて行うと、輪郭のずれが改善する。
なお、本実施形態の変換係数補正処理を所定回数、繰り返すよう構成してもよい。繰り返すことで、変換係数のばらつきを抑制することができる。
なお、本実施形態では、有効とした変換係数は、そのまま用いるよう構成しているが、有効とした変換係数も、近似直線上の値に置き換えるよう構成してもよい。
<<第三の実施形態>>
次に、本発明を適用する第三の実施形態について説明する。本実施形態の第一の実施形態と異なる構成は、変換係数補正処理部による変換係数補正処理である。従って、他の構成は基本的に第一の実施形態と同様であるため、ここでは、変換係数補正処理についてのみ説明する。
本実施形態においても、変換係数補正処理は、スライス毎の各変換係数(6つの変換係数)についてそれぞれ行う。本実施形態では、スライス毎の変換係数を、予め定めたスライス情報の順にプロットする。プロット後の処理は、第一の実施形態の変換係数補正処理と第二の実施形態の変換係数の補正処理との組み合わせである。
すなわち、プロットされた変換係数それぞれが予め定めた閾値の範囲内であるか否か判別する。範囲内と判別された変換係数のみを用いて、線形回帰により近似曲線を求める。そして、範囲内と判別された変換係数は、そのまま用い、範囲外と判別された変換係数は近似曲線上の値に置き換える。範囲内と判別された変換係数と置き換え後の変換係数とを再度スライス情報の順にプロットし、新たな近似曲線を求める。そして、各変換係数について、近似曲線上の値との差を求め、それぞれ予め定めた有効範囲内であるか判別する。有効範囲内の変換係数は、そのまま用い、有効範囲外の変換係数は、近似曲線上の値に変更する。
本実施形態において、閾値、近似曲線、スライス情報の順序、有効範囲は、上記第一および第二の実施形態と同様である。
次に、本実施形態の変換係数補正処理部233−3(不図示)による変換係数補正処理の詳細について説明する。図6は、本実施形態の変換係数補正処理の処理フローである。以下、本処理フローでは、変換係数として、上記式(1)の6つの係数のうち、aを補正する場合を例にあげて説明する。残りの係数についても、それぞれ、同様の処理を行う。また、スライス数は、M枚とし、予め定めたスライス情報の順序に従って、各スライスにスライス番号m(m=1〜M)が付与され、それぞれの変換係数をamとする。また、近似直線をl1、l2、近似直線l1、l2上のスライス番号mに対応する値をそれぞれl1m、l2mとする。
まず、スライス番号mをカウントするカウンタmcを1とする(ステップS501)。次に、m=mcの変換係数amcが閾値の範囲内であるか否かを判別する(ステップS502)。閾値の範囲外であれば、無効とし(ステップS503)、閾値の範囲内であれば、有効とする(ステップS504)。その後、全ての変換係数について処理を終えたか判断し(mc=M?)(ステップS505)、終えていないければ、mcの値を1インクリメントし(ステップS506)、ステップS502にもどる。
全ての変換係数について処理を終えている場合、有効とされた変換係数amのみを用いて線形回帰し、第一の近似直線l1を決定する(ステップS507)。無効とされた変換係数amについて、第一の近似直線l1上の値l1mに置き換える(ステップS508)。
次に、有効とされた変換係数amと、l1mに置き換えられた変換係数と、の全ての変換係数を線形回帰し、第二の近似直線l2を決定する(ステップS509)。次に、各スライスについて、算出された変換係数amと、近似曲線上の点l2mとの差kmを算出し、kmの標準偏差σを求め、定数N倍した有効範囲Nσを算出する(ステップS510)。
スライス番号をカウントするカウンタmcを1とする(ステップS511)。次に、m=mcの変換係数amcの近似直線l2上の値からの差の絶対値(|mc−l2mc|)が有効範囲Nσ内であるか否かを判別する(ステップS512)。有効範囲Nσ外であれば、無効とし(ステップS513)、範囲内であれば、有効とする(ステップS514)。その後、全ての変換係数について処理を終えたか判断し(mc=M?)(ステップS515)、終えていないければ、mcの値を1インクリメントし(ステップS516)、ステップS512にもどる。
全ての変換係数について処理を終えている場合、無効とされた変換係数amについて、第二の近似直線l2上の値l2mに置き換える(ステップS517)。
以上の手順を、各変換係数(a,b,c,d,e,f)について行い各変換係数の補正を行う。そして、補正後の変換係数を用いた座標変換式により、各スライスの歪み補正を行う。
本実施形態の変換係数補正処理における、第一の近似直線l1および第二の近似直線l2の例を図7に示す。ここでは、拡散強調画像で最も重要な歪み成分である変換係数f(シフト)の例を示す。図7(a)は、第一の近似直線l1の例であり、横軸は、スライス順、縦軸は変換係数fの値である。また、図7(b)は、第二の近似直線l2の例であり、横軸は、スライス順、縦軸は変換係数fの値である。
以上説明したように、本実施形態によれば、閾値を用いて、不合理な値と考えられる変換係数を排除し、合理的な値の変換係数が算出されたスライスの変換係数から算出された近似直線上の値に置き換える。さらに、不合理な値を排除後の各スライスの変換係数から近似直線を算出し、当該近似直線から大きく離れた変換係数を、当該近似直線上の値に置き換える。このように、不合理な値の変換係数を、合理的な値の変換係数と予め定めたスライス順との相関を用いて2重に補正を行う。また、閾値と有効範囲との設定により、変換係数のばらつきによる影響を低減することができる。従って、第一、第二の実施形態の手法に比べ、さらに、高精度に変換係数を補正することができる。従って、歪み補正の精度を高めることができる。
なお、本実施形態の変換係数補正処理においても、変換係数のばらつきを抑制するため、ステップ509からステップS517の処理を所定回数繰り返すよう構成してもよい。
また、本実施形態では、第1の近似直線l1は、閾値で変換係数を有効、無効と判別せず、全ての変換係数を用いて算出してもよい。さらに、ステップS508およびステップS517において、全ての変換係数を、近似直線l1、l2上の値に置き換えるよう構成してもよい。
なお、上記実施形態では、x方向、y方向の2方向に位置ずれ、画像歪みが発生する場合を例にあげて説明した。しかし、エコープラナーイメージング(EPI)では、周波数エンコード方向には歪みは発生しにくい。従って、x方向またはy方向の1方向だけ、座標変換するよう構成してもよい。
上記各実施形態では、対象画像が1種である場合を例にあげて説明しているが、対象画像は複数あってもよい。例えば、基準画像は、拡散強調イメージングでMPGを印加しない画像とし、対象画像を、MPGをそれぞれ異なる方向に印加した複数の画像とする。このような場合であっても、それぞれの対象画像について、上記処理により得られた変換係数を有する座標変換式を用いて補正する。
また、上記各実施形態では、基準画像および対象画像ともにMRI装置で取得する場合を例にあげて説明しているが、これらの画像を取得する医用画像診断装置は、MRI装置に限られない。また、基準画像と対象画像とを異種の医用画像診断装置で取得するよう構成してもよい。
また、上記各実施形態では、閾値、有効範囲は、予め設定されているものとしているが、変換係数を補正する際に、オペレータが入力可能なように構成してもよい。この場合は、スライス順にプロットされた変換係数を表示装置230に表示する機能と、オペレータが表示を見ながら閾値、有効範囲を設定可能なGUIとを用意する。なお、閾値、有効範囲だけでなく、近似直線を算出する際に用いるスライス、スライス順、変換係数補正処理の繰り返し回数、等もGUIで設定可能としてもよい。
上記GUIを用意することで、変換係数補正処理の微調整が可能となり、より正確な変換係数を得ることができる。また、用いるスライスを選択可能なように構成することにより、スライス枚数が多い場合は、計算時間の短縮が可能となる。
第一の実施形態のMRI装置の全体構成を示すブロック図である。 第一の実施形態の画像処理の概要を説明するための図である。 第一の実施形態の画像処理部の構成図である。 第一の実施形態の変換係数補正処理の処理フローである。 第二の実施形態の変換係数補正処理の処理フローである。 第三の実施形態の変換係数補正処理の処理フローである。 第三の実施形態の近似直線を説明するための図である。
符号の説明
1:被検体、2:静磁場発生系、3:傾斜磁場発生系、4:シーケンサ、5:送信系、6:受信系、7:信号処理系、8:中央処理装置(CPU)、9:傾斜磁場コイル、10:傾斜磁場電源、11:高周波発信器、12:変調器、13:高周波増幅器、14a:高周波コイル(送信コイル)、14b:高周波コイル(受信コイル)、15:信号増幅器、16:直交位相検波器、17:A/D変換器、18:記憶装置、19:外部記憶装置、20:表示装置、23:トラックボール又はマウス、24:キーボード、25:操作部、100:MRI装置、200:画像処理部、210:メモリ、220:演算器、230:表示装置、240:入力装置、231:画像2値化処理部、232:変換係数算出処理部、233:変換係数補正処理部、234:歪み補正処理部

Claims (15)

  1. 被検体の所定の領域を複数のスライスで撮影して画像化する医用画像撮影装置で撮影された画像を処理する画像処理装置であって、
    同一対象部位を撮影して得られた基準画像と対象画像との位置合わせをするため、対象画像の位置ずれおよび/または画像歪みを補正する画像補正手段を備え、
    前記画像補正手段は、
    前記スライス毎の前記対象画像の画素位置を変換する変換式の変換係数を算出する変換係数算出手段と、
    前記スライス毎の変換係数を、予め定めたスライス順と前記変換係数との相関関係に基づいて補正する変換係数補正手段と、を備えること
    を特徴とする画像処理装置。
  2. 請求項1記載の画像処理装置であって、
    前記変換係数補正手段は、予め定められた上限および下限の閾値の範囲内の変換係数を用いて、前記スライス順と前記変換係数との相関関係を特定し、前記範囲外の変換係数を当該相関関係を用いて補正する閾値補正手段を備えること
    を特徴とする画像処理装置。
  3. 請求項1または2記載の画像処理装置であって、
    前記変換係数補正手段は、前記スライス順と前記変換係数との相関関係から特定される所定の範囲外の変換係数を、当該相関関係を用いて補正する有効範囲補正手段を備えること
    を特徴とする画像処理装置。
  4. 請求項3記載の画像処理装置であって、
    前記有効範囲補正手段は、前記閾値補正手段による補正後の変換係数を用いて、前記スライス順と前期変換係数との相関関係を算出し、当該相関関係から特定される所定の範囲外の変換係数を、当該相関関係を用いて補正すること
    を特徴とする画像処理装置。
  5. 請求項3または4記載の画像処理装置であって、
    前記変換係数補正手段は、前記有効範囲補正手段による補正を、所定回数繰り返すこと
    を特徴とする画像処理装置。
  6. 請求項3から5のいずれか1項記載の画像処理装置であって、
    前記所定の範囲は、各変換係数の前記相関関係を特定する関数上の値との差の標準偏差の定数倍で規定されること
    を特徴とする画像処理装置。
  7. 請求項1からのいずれか1項記載の画像処理装置であって、
    前記予め定めたスライス順は、スライスの位置に従った並び順であること
    を特徴とする画像処理装置。
  8. 請求項1からのいずれか1項記載の画像処理装置であって、
    前記予め定めたスライス順は、スライスの励起順であること
    を特徴とする画像処理装置。
  9. 請求項1から8のいずれか1項記載の画像処理装置であって、
    前記相関関係は、線形関数で近似されるものであること
    を特徴とする画像処理装置。
  10. 請求項1から9のいずれか1項記載の画像処理装置であって、
    前記基準画像と前記対象画像とは、異なる医用画像撮影装置で撮影されたものであること
    を特徴とする画像処理装置。
  11. 請求項1から10のいずれか1項記載の画像処理装置であって、
    前記医用画像撮影装置は、磁気共鳴イメージング装置であり、
    前記基準画像は、拡散強調イメージングで、MPG(Motion Probing Gradient)を印加せずに撮影された画像であり、
    前記対象画像は、拡散強調イメージングで、前記MPGを印加して撮影された画像であること
    を特徴とする画像処理装置。
  12. 請求項1から10のいずれか1項記載の画像処理装置であって、
    前記医用画像撮影装置は、磁気共鳴イメージング装置であり、
    前記基準画像は、拡散強調イメージングで、MPG(Motion Probing Gradient)を印加して撮影された画像であり、
    前記対象画像は、拡散強調イメージングで、前記基準画像を撮影する際に印加した方向と異なる方向に前記MPGを印加して撮影された画像および前記MPGを印加せずに撮影された画像であること
    を特徴とする画像処理装置。
  13. 請求項1から12のいずれか1項記載の画像処理装置を備える、医用画像撮影装置。
  14. コンピュータを、
    同一対象部位を複数のスライスでそれぞれ撮影して得られた基準画像と対象画像との位置合わせをするため、対象画像の位置ずれおよび/または画像歪みを補正する画像補正手段であって、
    前記スライス毎の前記対象画像の画素位置を変換する変換式の変換係数を算出する変換係数算出手段と、
    前記スライス毎の変換係数を、予め定めたスライス順と前記変換係数との相関関係に基づいて補正する変換係数補正手段と、を備える画像処理手段と
    して機能させるためのプログラム。
  15. 被検体の所定の領域を複数のスライスで撮影して画像化する医用画像撮影装置で撮影された画像を処理する画像処理方法であって、
    同一対象部位を撮影して得られた基準画像と対象画像との位置合わせをするため、対象画像の位置ずれおよび/または画像歪みを補正する画像処理ステップを備え、
    前記画像処理ステップは、
    前記スライス毎の前記対象画像の画素位置を変換する変換式の変換係数を算出する変換係数算出ステップと、
    前記スライス毎の変換係数を、予め定めたスライス順と前記変換係数との相関関係に基づいて補正する変換係数補正ステップと、を備えること
    を特徴とする画像処理方法。
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